JP2011055241A - 高周波電力増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチバンド、かつ各バンドにおいてマルチモードで動作するアイソレーションの高い高周波電力増幅器を提供する。
【解決手段】本発明に係る高周波電力増幅器は、第1周波数帯域内の第1高周波信号を線形動作により増幅する電力増幅器AMP1と、第1周波数帯域よりも低い第2周波数帯域内の第2高周波信号を線形動作により増幅する電力増幅器AMP2と、第1周波数帯域内の第3高周波信号を非線形動作により増幅する電力増幅器AMP3と、第2周波数帯域内の第4高周波信号を非線形動作により増幅する電力増幅器AMP4とを有し、電力増幅器AMP1〜AMP4の入力配線は、半導体基板120及び130において互いに交差せず、電力増幅器AMP1〜AMP4の出力配線は、半導体基板120及び130において互いに交差しない。
【選択図】図2a

Description

本発明は、高周波信号の電力増幅に用いられる高周波電力増幅器に関わり、特に異なる複数の周波数帯域や異なる複数の無線通信方式に対応したマルチバンド・マルチモード高周波電力増幅器に関するものである。
デジタル方式の携帯電話端末ではグローバルな使用が可能となるように、マルチバンドの周波数帯域(例えば、2GHzを中心とした帯域と900MHzを中心とした帯域)や、マルチモードのシステム(例えば、GSM:Global System for Mobile Communications/DCS:Digital Communication System/UMTS:Universal Mobile Transmission Standard)に対応した端末の普及が急速に進んでいる。携帯電話端末において高出力の電力増幅を行う送信電力増幅器は、通常2〜3個の高周波増幅用の半導体トランジスタを多段接続した構成が用いられている。マルチバンド・マルチモードに対応するため、様々な電力増幅器やそれを用いた無線通信装置の検討が進んでいる(例えば、特許文献1〜4参照)。
一般的に電力増幅器の送信出力電力は、GSMモードではおおよそ+35dBm、DCSモードではおおよそ+33dBm、UMTSモードではおおよそ+27dBmから−50dBmの広範囲にわたる。特に、携帯電話端末内で出力電力が最大となる+35dBm(GSM)、+33dBm(DCS)や+27dBm(UMTS)付近で、携帯電話端末内において受信部への影響が最も大きくなる。よって、受信部への影響を抑えることが必要となる。
マルチバンド・マルチモードに対応した携帯電話用電力増幅器としては、高周波特性を確保するため、電力増幅器を含む複数の高周波送信回路を並列接続させた構成が用いられる。このような従来の高周波電力増幅器及びそれを用いた特許文献1に記載の無線通信装置の構成を図7に示す。
図7に示す無線通信装置800は、マイクロホン801、スピーカ806、高周波電力増幅器810、アンテナスイッチ813、アンテナ814、ベースバンド信号を高周波信号に変換する、あるいは高周波信号をベースバンド信号に変換するRFIC(Radio Frequency IC)815、ベースバンド信号処理装置816、デュプレクサ817a、フィルタ818a及び818b、整合回路820及び821、スイッチ830、フィルタ840b、840c、840d及び840f、利得調整制御装置860、高周波受信回路装置8120〜8122、及び、送信回路8130を含む。なお、点線で囲まれた構成要素は第1の送信経路8110、一点鎖線で囲まれた構成要素の組み合わせのうちフィルタ818aを含む組み合わせは第2の送信経路8111、一点鎖線で囲まれた構成要素の組み合わせのうちフィルタ818bを含む組み合わせは第3の送信経路8112である。
この無線通信装置800では、アクセス方式がCDMA(符号分割多元接続)であるUMTSモード(例えば、2GHz帯域を利用)の通信を行うには、デュプレクサ817aを含む第1の送信経路8110を用い、アクセス方式がTDMA(時分割多元接続)であるGSMモード(例えば、900MHz帯域を利用)やDCS(Digital Communication System)モード(例えば、1.8GHz帯域を利用)の通信を行うには、フィルタ818bを含む第3の送信経路8112及びフィルタ818aを含む第2の送信経路8111をそれぞれ用いている。
またマルチバンド・マルチモード移動体通信端末の課題としてあげられるのが、小型化と低コスト化であり、それに対応するために近年では、RFIC815から高周波電力増幅器810へ入力される高周波信号の周波数帯域が比較的近い(例えば、2GHz帯域と1.8GHz帯域や、850MHz帯域と900MHz帯域など)場合、それらの周波数帯域が近い2つの帯域を1つの入力経路で共通化して入力する取り組みがなされている。
例えば、図6におけるRFIC815から高周波電力増幅器810への2つの高周波信号入力(UMTSモード2GHz帯域とDCSモード1.8GHz帯域)を、フィルタ840cを削除し1つの入力経路で共通化して入力することが考えられている。このような場合、RFIC815の性能向上が求められるが、RFIC815と高周波電力増幅器810とのインターフェースが簡略化されると共に、端子数が削減されることでサイズ及びコストの改善が期待される。つまり、このような構成にすることで小型・低コストかつマルチバンド・マルチモードに対応して電力を増幅して送信できる無線通信装置の実現を可能としている。
特開2005−294894号公報 特開2003−174111号公報 米国特許第7528062号明細書 特開2007−188916号公報
図8は、上述した従来の無線通信装置に対して、さらに、UMTSモード(例えば850MHz帯域)を1経路追加した場合の無線通信装置におけるRFICの出力から整合回路921及びフィルタまでに挿入される高周波電力増幅器の構成の一例を示す図である。言い換えると、この高周波電力増幅器は、低周波側の周波数帯域内の850MHz帯域の高周波信号と、低周波側の周波数帯域内の900MHz帯域の高周波信号と、高周波側の周波数帯域内の1.8GHz帯域の高周波信号と、高周波側の周波数帯域内の2GHz帯域の高周波信号とを増幅する。また、低周波側の周波数帯域においてUMTSモード及びDCSモードに対応し、高周波側の周波数帯域においてUMTSモード及びGSMモードに対応する。つまり、図8に示す高周波電力増幅器は、複数の周波数帯域(マルチバンド)かつ、各周波数帯域(各バンド)において複数のモード(マルチモード)で動作する。なお、同図に示す高周波電力増幅器900は、近傍の周波数帯域をまとめて1つの入力端子とし、出力端子はモード毎及び周波数帯域毎に設けられている。
同図に示す高周波電力増幅器900は、電力増幅器901.902.903及び904と、入力端子IN1及びIN2と、出力端子OUT_A1、OUT_A2、OUT_B1、OUT_B2とを含む。
電力増幅器901は2GHz帯域のUMTSモードの信号を増幅し、電力増幅器902は850MHz帯域のUMTSモードの信号を増幅し、電力増幅器903は1.8GHz帯域のDCSモードの信号を増幅し、電力増幅器904は900MHz帯域のGSMモードの信号を増幅する。
高周波電力増幅器900へ入力される高周波信号は、比較的周波数帯域が近い2GHz帯域と1.8GHz帯域とが入力端子IN1へ、850MHz帯域と900MHz帯域とが入力端子IN2へ、モードに関わらずそれぞれ入力される。
入力端子IN1に入力される2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、電力増幅器901で増幅され出力端子OUT_A1へ出力される。同様に、入力端子IN1に入力される1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号は、電力増幅器903で増幅され出力端子OUT_B1へ出力される。また、入力端子IN2に入力される900MHz帯域のGSMモードの高周波信号は、電力増幅器904で増幅され出力端子OUT_B2へ出力される。同様に、入力端子IN2に入力される850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、電力増幅器902で増幅され出力端子OUT_A2へ出力される。
この図8に示すように、2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号を出力する出力端子OUT_A1と850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号を出力する出力端子OUT_A2とは、隣接するようにあるいは他の出力端子を間に挟まないように配置され、1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号を出力する出力端子OUT_B1と900MHz帯域のGSMモードの高周波信号を出力する出力端子OUT_B2とは、隣接するようにあるいは他の出力端子を間に挟まないように配置される。言い換えると、出力端子OUT_A1と出力端子OUT_A2とは隣り合って配置され、出力端子OUT_B1と出力端子OUT_B2とは隣り合って配置される。
ここで、電力増幅器901から出力端子OUT_A1への出力ライン、電力増幅器902から出力端子OUT_A2への出力ライン、電力増幅器903から出力端子OUT_B1への出力ライン及び電力増幅器904から出力端子OUT_B2への出力ラインは、それぞれ他のラインと交差が生じないよう十分なアイソレーションを確保してレイアウトを行う。
このように高周波電力増幅器900の構成及び配置レイアウトをとることで、出力端子OUT_A1とデュプレクサとの接続、及び、出力端子OUT_A2とデュプレクサとの接続を無線通信装置の基板上に集約して配置することが可能となり、シンプルなレイアウトで小型・低コストの無線通信装置の実現が可能となる。また、出力端子OUT_B1とフィルタとの接続、及び、出力端子OUT_B2とフィルタとの接続も、同様に無線通信装置の基板上に集約して配置することが可能となり、よりシンプルなレイアウトで小型・低コストの無線通信装置の実現が可能となる。
この高周波電力増幅器900を用いた無線通信装置において、出力端子OUT_A1から出力された2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号はデュプレクサで帯域制限されて、スイッチを介してアンテナから送信される。出力端子OUT_A2から出力される850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号はデュプレクサで帯域制限されて、スイッチを介してアンテナから送信される。
また、出力端子OUT_B1から出力される1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号はフィルタで帯域制限されて、スイッチを介してアンテナから送信される。出力端子OUT_B2から出力される900MHz帯域のGSM送信信号はフィルタで帯域制限されて、アンテナスイッチを介してアンテナから送信される。
以上のことから、本例の高周波電力増幅器及びそれを用いた無線通信装置は、UMTSモードに対応したデュプレクサからの配線が、GSMモード、DCSモードの送信経路と交差することがなくDCSモードの送信経路と、UMTSモードのデュプレクサからの受信経路の交差による、受信部の受信感度劣化などの高周波特性の劣化問題を回避し、小型、抵抗コストで良好な無線通信特性の実現が可能となる。
高周波電力増幅器900において、電力増幅器901〜904は半導体チップ上にトランジスタなどの能動素子や抵抗などの受動素子が多数配置されることにより構成されている。ここで、これらの能動、受動素子や配線、外部接続パッド間は、金属や高濃度に不純物ドープされた低抵抗の半導体などからなる配線により接続されている。これらの配線は、半導体の多層配線技術により形成されている。また、交差部911のように、2本以上の配線が交差するような部分におけるそれぞれの配線は、絶縁層、例えば、シリコン酸化膜やシリコン窒化合膜によって上層下層に絶縁分離されている。
しかし交差部911の上下の配線間に寄生容量による電気信号の結合が存在し、電気的に独立であるべき配線間に電気信号の影響が生じ、ノイズとして混合してしまう。特に高周波信号を扱う半導体チップでは、高周波信号の周波数が高くなるにつれて他の配線を伝播する高周波信号の影響を受けてしまい、電気特性が劣化するという問題がある。
電気特性の劣化としてアイソレーションの悪化が挙げられる。高周波信号の中でも100MHz程度の比較的低い周波数である中間周波数信号(IF)帯であれば、上記の構造でもアイソレーションが悪化することはないが、高周波の中でも800MHz以上の周波数ではアイソレーションが悪化してしまう。より深刻な問題であるのは、アイソレーションが悪化することによりオフしている高周波電力増幅器の負荷が見えてしまい、インピーダンスが変動し寄生発振の原因になる事である。
本発明は、マルチバンド、かつ各バンドにおいてマルチモードで動作するアイソレーションの高い高周波電力増幅器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、2つの周波数帯域の高周波信号を増幅する高周波電力増幅器であって、第1周波数帯域内の第1高周波信号を線形動作により増幅する第1電力増幅回路と、前記第1周波数帯域よりも低い第2周波数帯域内の第2高周波信号を線形動作により増幅する第2電力増幅回路と、前記第1周波数帯域内の第3高周波信号を非線形動作により増幅する第3電力増幅回路と、前記第2周波数帯域内の第4高周波信号を非線形動作により増幅する第4電力増幅回路とを有し、前記第1電力増幅回路は、半導体基板に形成された第1入力パッドと、前記半導体基板に形成され、一端が前記第1入力パッドに接続された第1入力配線と、前記半導体基板に形成され、前記第1入力配線の他端に接続された第1電力増幅器と、前記半導体基板に形成され、一端が前記第1電力増幅器に接続された第1出力配線と、前記半導体基板に形成され、前記第1出力配線の他端に接続された第1出力パッドとを有し、前記第2電力増幅回路は、前記半導体基板に形成された第2入力パッドと、前記半導体基板に形成され、一端が前記第2入力パッドに接続された第2入力配線と、前記半導体基板に形成され、前記第2入力配線の他端に接続された第2電力増幅器と、前記半導体基板に形成され、一端が前記第2電力増幅器に接続された第2出力配線と、前記半導体基板に形成され、前記第2出力配線の他端に接続された第2出力パッドとを有し、前記第3電力増幅回路は、前記半導体基板に形成された第3入力パッドと、前記半導体基板に形成され、一端が前記第3入力パッドに接続された第3入力配線と、前記半導体基板に形成され、前記第3入力配線の他端に接続された第3電力増幅器と、前記半導体基板に形成され、一端が前記第3電力増幅器に接続された第3出力配線と、前記半導体基板に形成され、前記第3出力配線の他端に接続された第3出力パッドとを有し、前記第4電力増幅回路は、前記半導体基板に形成された第4入力パッドと、前記半導体基板に形成され、一端が前記第4入力パッドに接続された第4入力配線と、前記半導体基板に形成され、前記第4入力配線の他端に接続された第4電力増幅器と、前記半導体基板に形成され、一端が前記第4電力増幅器に接続された第4出力配線と、前記半導体基板に形成され、前記第4出力配線の他端に接続された第4出力パッドとを有し、前記第1出力パッドと前記第2出力パッドとは隣り合って配置され、前記第3出力パッドと前記第4出力パッドとは隣り合って配置され、前記第1〜第4入力配線は、前記半導体基板上で互いに交差せず、前記第1〜第4出力配線は、前記半導体基板上で互いに交差しない。
これにより、半導体基板において第1〜第4入力配線間、及び、第1〜第4出力配線間に寄生容量による高周波信号の結合が生じない。その結果、本発明に係る高周波電力増幅器は、高いアイソレーションを有し、第1周波数帯域及び第2周波数帯域で動作し、第1周波数帯域及び第2周波数帯域のそれぞれにおいてマルチモードで動作できる。
また、前記高周波電力増幅器は、さらに、前記半導体基板が実装される基板を有し、前記基板は、前記第1入力パッドにバンプ接続される第1接続パッドと、前記第2入力パッドにバンプ接続される第2接続パッドと、前記第3入力パッドにバンプ接続される第3接続パッドと、前記第4入力パッドにバンプ接続される第4接続パッドと、前記第1及び第3高周波信号が入力される第1入力端子と、前記第2及び第4高周波信号が入力される第2入力端子と、前記第1入力端子と前記第1接続パッドとを接続する第1基板配線と、前記第1接続パッドと前記第3接続パッドとを接続する第2基板配線と、前記第2入力端子と前記第2接続パッドとを接続する第3基板配線と、前記第2接続パッドと前記第4接続パッドとを接続する第4基板配線とを有してもよい。
これにより、半導体基板を基板にフリップチップ実装することができ、ワイヤーボンディング接続により実装する場合と比較して、小型化できる。
また、前記高周波電力増幅器は、さらに、前記半導体基板に実装された第1サブ基板を有し、前記第1サブ基板は、前記第1入力パッドにバンプ接続される第1サブパッドと、前記第2入力パッドにバンプ接続される第2サブパッドと、前記第3入力パッドにバンプ接続される第3サブパッドと、前記第4入力パッドにバンプ接続される第4サブパッドと、前記第1サブパッドと前記第3サブパッドとを接続する第1サブ配線と、前記第2サブパッドと前記第4サブパッドとを接続する第2サブ配線とを有してもよい。
これにより、第1入力パッド又は第3入力パッドに第1周波数帯域内の第1高周波信号及び第3高周波信号を入力し、第2入力パッド又は第4入力パッドに第2周波数帯域内の第2高周波信号又は第4高周波信号を入力すればよいので、半導体基板の外部から当該半導体基板へ各高周波信号を入力するための端子を削減できる。
また、第1入力パッドと第3入力パッド、及び、第2入力パッドと第4入力パッドは、第1サブ基板を介して接続されているので、第1〜第4高周波信号のアイソレーションの悪化を抑圧できる。
また、前記高周波電力増幅器は、さらに、前記半導体基板に形成され、前記第1入力パッドに接続された前記第1及び第3高周波信号が入力される第5入力パッドと、前記半導体基板に形成され、前記第1入力パッドに接続された前記第2及び第4高周波信号が入力される第6入力パッドとを有し、前記第5及び第6入力パッドは、ワイヤーボンディング用であってもよい。
これにより、ワイヤーボンディング可能となる。
また、前記高周波電力増幅器は、さらに、前記半導体基板が実装される基板と、一端が前記第5入力パッドにワイヤーボンディングされた第1ワイヤと、一端が前記第6入力パッドにワイヤーボンディングされた第2ワイヤとを有し、前記基板は、前記第1及び第3高周波信号が入力される第1入力端子と、一端が前記第1入力端子に接続された第1基板配線と、前記第1基板配線の他端及び前記第1ワイヤの他端にワイヤーボンディングされた第1基板パッドと、前記第2及び第4高周波信号が入力される第2入力端子と、一端が前記第2入力端子に接続された第2基板配線と、前記第2基板配線の他端及び前記第2ワイヤの他端にワイヤーボンディングされた第2基板パッドとを有し、前記第1入力端子、前記第1基板パッド、前記第5入力パッド、前記第1入力パッド及び前記第1電力増幅器は、前記第1入力端子から前記第1電力増幅器までの距離が最短となるように配置され、前記第2入力端子、前記第2基板パッド、前記第6入力パッド、前記第2入力パッド及び前記第2電力増幅器は、前記第2入力端子から前記第2電力増幅器までの距離が最短となるように配置されてもよい。
これにより、第1入力端子から第1電力増幅器までの距離、すなわち第1高周波信号の信号経路の長さにより生じる第1高周波信号の位相回転を抑圧できる。同様に、第2入力端子から第2電力増幅器までの距離、すなわち第2高周波信号の信号経路の長さにより生じる第2高周波信号の位相回転を抑圧できる。よって、高い精度でインピーダンス整合をとることができ、高い精度で歪特性を得られる。その結果、第1電力増幅器および第2電力増幅器の利得が向上する。
また、前記第1サブ基板は、前記第5及び第6入力パッドと前記第1〜第4出力パッドに重ならないように配置されてもよい。
これにより、半導体基板をワイヤーボンディング接続により実装される場合に、第1サブ基板が第5及び第6入力パッドと、第1〜4出力パッドに重なり実装出来ないことを防止する。
また、前記高周波電力増幅器は、さらに、前記半導体基板に形成され、前記第1〜第4電力増幅器へ電源を供給する第1電源線と、前記半導体基板に形成され、前記第1電源線に接続された第1電源パッドとを有し、前記第1サブ基板は、さらに、電源回路と、前記第1電源パッドにバンプ接続される第2電源パッドと、前記電源回路と前記第2電源パッドとを接続する第2電源線とを有してもよい。
これにより、半導体基板内において、第1電源線と第1〜第4入力配線及び第1〜第4出力配線とが重ならないように配置することができるので、電源回路からの影響を受けて第1〜第4電力増幅器が発振することを防止する。
また、前記高周波電力増幅器は、さらに、前記半導体基板に形成され、前記第1〜第4電力増幅器へ電源を供給する第1電源線と、前記半導体基板に形成され、前記第1電源線に接続された第1電源パッドと、前記第1基板を介し前記半導体基板に電源を供給する第2サブ基板とを有し、前記第1サブ基板は、さらに、前記第1電源パッドにバンプ接続される第2電源パッドと、一端が前記第2電源パッドに接続された第2電源線と、前記第2電源線の他端に接続された第3電源パッドとを有し、前記第2サブ基板は、電源回路と、前記第3電源パッドにバンプ接続される第4電源パッドと、前記電源回路と前記第4電源パッドとを接続する第3電源線とを有してもよい。
また、前記半導体基板は、第1半導体チップと第2半導体チップとからなり、前記第1電力増幅回路及び前記第2電力増幅回路は、前記第1半導体チップに形成され、前記第3電力増幅回路及び前記第4電力増幅回路は、前記第2半導体チップに形成されてもよい。
また、前記半導体基板は、第1〜3半導体チップからなり、前記第3電力増幅回路及び前記第4電力増幅回路は、前記第1半導体チップに形成され、前記第1電力増幅回路は、前記第2半導体チップに形成され、前記第2電力増幅回路は、前記第3半導体チップに形成されてもよい。
また、前記半導体基板は、第1〜3半導体チップからなり、前記第1電力増幅回路及び前記第2電力増幅回路は、前記第1半導体チップに形成され、前記第3電力増幅回路は、前記第2半導体チップに形成され、前記第4電力増幅回路は、前記第3半導体チップに形成されてもよい。
また、前記半導体基板は、第1〜3半導体チップからなり、前記第2電力増幅回路及び前記第3電力増幅回路は、前記第1半導体チップに形成され、前記第1電力増幅回路は、前記第2半導体チップに形成され、前記第4電力増幅回路は、前記第3半導体チップに形成されてもよい。
また、前記半導体基板は、4つの半導体チップからなり、前記第1〜4電力増幅回路のそれぞれは、互いに異なる半導体チップに形成されてもよい。
また、前記半導体基板は、1つの半導体チップであってもよい。
また、前記半導体基板は、少なくとも2つの半導体チップからなり、前記第1電力増幅回路と前記第3電力増幅回路とは互いに異なる半導体チップに形成され、前記第2電力増幅回路と前記第4電力増幅回路とは互いに異なる半導体チップに形成され、前記第1電力増幅回路が形成されている半導体チップは、前記第3電力増幅回路が形成されている半導体チップに重なって配置され、前記第2電力増幅回路が形成されている半導体チップは、前記第4電力増幅回路が形成されている半導体チップに重なって配置され、前記第1入力パッドと前記第3入力パッドとはバンプ接続され、前記第2入力パッドと前記第4入力パッドとはバンプ接続されてもよい。
これにより、小型化できる。また、第1サブ基板を用いて第1入力パッドと第3入力パッドとを接続、及び、第1サブ基板を用いて第2入力パッドと第4入力パッドとを接続する場合と比較して実装回数を減らせるので、異なる高周波電力増幅器間での特性のばらつきを抑制できる。
また、前記高周波電力増幅器は、さらに、前記半導体基板に形成され、前記第3入力パッドに接続された第5入力パッドと、前記半導体基板に形成され、前記第4入力パッドに接続された第6入力パッドと、前記半導体基板が実装される基板と、一端が前記第5入力パッドにワイヤーボンディング接続された第1ワイヤと、一端が前記第6入力パッドにワイヤーボンディング接続された第2ワイヤとを有し、前記基板は、前記第1及び第3高周波信号が入力される第1入力端子と、一端が前記第1入力端子に接続された第1基板配線と、前記第1基板配線の他端及び前記第1ワイヤの他端にワイヤーボンディング接続された第1基板パッドと、前記第2及び第4高周波信号が入力される第2入力端子と、一端が前記第2入力端子に接続された第2基板配線と、前記第2基板配線の他端及び前記第2ワイヤの他端にワイヤーボンディング接続された第2基板パッドとを有し、前記第1入力端子、前記第1基板パッド、前記第5入力パッド、前記第3入力パッド及び前記第3電力増幅器は、前記第1入力端子から前記第3電力増幅器までの距離が最短となるように配置され、前記第2入力端子、前記第2基板パッド、前記第6入力パッド、前記第4入力パッド及び前記第4電力増幅器は、前記第2入力端子から前記第4電力増幅器までの距離が最短となるように配置されてもよい。
本発明によれば、マルチバンド、かつ各バンドにおいてマルチモードで動作するアイソレーションの高い高周波電力増幅器を提供できる。
無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトの一例を示す図である。 高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトの他の一例を示す図である。 実施の形態2に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトの一例を示す図である。 実施の形態3に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトの一例を示す図である。 実施の形態4に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトの一例を示す図である。 実施の形態5に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトの一例を示す図である。 従来の無線通信装置の構成を示す図である。 従来の無線通信装置に対して、さらに、UMTSモード(例えば850MHz帯域)を1経路追加した場合の高周波電力増幅器の構成の一例を示す図である。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態に係る高周波電力増幅器が適用される無線通信装置について説明する。図1は、無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。
同図に示す無線通信装置10は、UMTSモードの2つの周波数帯域(850MH帯域及び2GHz帯域)、GSMモード(900MHz帯域)、およびDCSモード(1.8GHz帯域)に対応する。言い換えると、この無線通信装置10は、4バンド・3モードへの対応を例とする。この無線通信装置10は、高周波電力増幅器11と、受信部12と、スイッチ13と、アンテナ14と、RFIC15と、ベースバンドLSI16とを備える。
高周波電力増幅器11は、RFIC15から出力された高周波信号を増幅する。この高周波電力増幅器11の詳細な構成については後述する。
受信部12は、アンテナ14で受信された受信信号を、スイッチ13を介して受信する。
スイッチ13は、アンテナに接続された1つの出力端子と、デュプレクサ17a及び17bとフィルタ18a及び18bと受信部12のいずれかに接続された6つの入力端子とを有し、入力端子といずれかの出力端子とを電気的に接続することにより、送信信号及び受信信号を伝播する。なお、受信部12に接続された入力端子は2つである。
アンテナ14は、スイッチ13を介して伝播された送信信号を送信する。また、他の無線通信装置から送信された信号を受信信号として受信する。
RFIC15は、ベースバンドLSI16から出力されたベースバンド信号を高周波信号に変換する。また、受信部12で受信された受信信号を復調してベースバンドLSI16へ出力する。
ベースバンドLSI16は、例えば音声信号に対して圧縮及びコーディングなどの信号処理を施し、ベースバンド信号を生成する。この生成したベースバンド信号をRFIC15へ出力する。また、RFIC15から入力されたベースバンド信号に対して、例えばサンプリングなどの信号処理を施し、音声信号に変換する。
デュプレクサ17a、17bは、高周波電力増幅器11からのUMTSモードの送信信号を帯域制限し、スイッチ13を介してアンテナ14から送信を行う。また、スイッチ13から受信部12への受信信号を帯域制限行う。
フィルタ18a、18bは、高周波電力増幅器11からのDCSモード及びGSMモードの送信信号を帯域制限し、スイッチ13を介してアンテナ14から送信を行う。
以上のような構成により、図1に示す無線通信装置10は、4バンド・3モードに対応して通信を行う。
次に、上述の高周波電力増幅器11の詳細な構成の一例について説明する。
本実施の形態に係る高周波電力増幅器は、2つの周波数帯域の高周波信号を増幅する高周波電力増幅器であって、第1周波数帯域内の第1高周波信号を線形動作により増幅する第1電力増幅回路と、前記第1周波数帯域よりも低い第2周波数帯域内の第2高周波信号を線形動作により増幅する第2電力増幅回路と、前記第1周波数帯域内の第3高周波信号を非線形動作により増幅する第3電力増幅回路と、前記第2周波数帯域内の第4高周波信号を非線形動作により増幅する第4電力増幅回路とを有し、各電力増幅回路(第1〜4電力増幅回路)は、半導体基板に形成された入力パッドと、半導体基板に形成され、一端が入力パッドに接続された入力配線と、半導体基板に形成され、入力配線の他端に接続された電力増幅器と、半導体基板に形成され、一端が電力増幅器に接続された出力配線とを有し、半導体基板に形成され、出力配線の他端に接続された出力パッドとを有し、第1電力増幅回路の出力パッドと第2電力増幅回路の出力パッドとは隣り合って配置され、第3電力増幅回路の出力パッドと第4電力増幅回路の出力パッドとは隣り合って配置され、各電力増幅回路の入力配線は、半導体基板上で互いに交差せず、各電力増幅回路の出力配線は、半導体基板上で互いに交差しない。
これにより、本実施の形態に係る高周波電力増幅器は、高いアイソレーションを有し、マルチバンド、かつ各バンドにおいてマルチモードで動作できる。
図2aは、高周波電力増幅器11の一例を示す実施の形態1に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトを示す図である。
同図に示す高周波電力増幅器100aは、基板110aと、半導体基板120及び130とを備え、基板110aと半導体基板120及び130はバンプ140によりバンプ接続される。
なお、本実施の形態は、周波数帯域およびモードそれぞれの数が少なくとも2つ以上であればよく、説明の簡便性を考慮して以下の説明においては、欧州・アジアを中心に広く用いられている1.8GHz帯域のDCSモード、900MHz帯域のGSMモード、2GHz帯域のUMTSモード、850MHz帯域のUMTSモードの4バンド・3モードへの対応を例とする。言い換えると、高周波電力増幅器100aは、周波数帯域が高周波側の第1周波数帯域と、周波数帯域が低周波側の第2周波数帯域とにおいて動作し、第1周波数帯域においてDCSモード及びUMTSモードに対応し、第2周波数帯域においてGSMモード及びUMTSモードに対応する。つまり、第1周波数帯域及び第2周波数帯域を含むマルチバンドで動作し、かつ各バンド(第1周波数帯域及び第2周波数帯域)においてマルチモードで動作する。
まず、基板110aについて説明する。この基板110aは、入力端子IN1及びIN2と、出力端子OUT_A1、OUT_A2、OUT_B1及びOUT_B2と、パッド101a〜104aと、パッド111a〜114aと、配線L1及びL2aとを有する。
入力端子IN1は、本発明の第1入力端子であって、周波数帯域が高周波側の2つの周波数帯域の信号である1.8GHz帯域のDCSモード及び2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号が入力される。一方、入力端子IN2は、本発明の第2入力端子であって、周波数帯域が低周波側の2つの周波数帯域の信号である900MHz帯域のGSMモード及び850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号が入力される。
出力端子OUT_A1は、電力増幅器AMP1で増幅された2GHz帯域のUMTSモードの信号を出力する。出力端子OUT_A2は、出力端子OUT_A1と隣り合って配置され、電力増幅器AMP2で増幅された850MHz帯域のUMTSモードの信号を出力する。出力端子OUT_B1は、AMP3で増幅された1.8GHz帯域のDCSモードの信号を出力する。出力端子OUT_B2は、出力端子OUT_B1と隣り合って配置され、AMP4で増幅された900MHz帯域のGSMモードの信号を出力する。
このように各出力端子(出力端子OUT_A1、出力端子OUT_A2、出力端子OUT_B1及び出力端子OUT_B2)の配置レイアウトをとることで、出力端子OUT_A1とデュプレクサ17aの接続及び出力端子OUT_A2とデュプレクサ17bの接続を無線通信装置の基板上に集約して配置することが可能となり、よりシンプルなレイアウトで小型・低コストが可能となる。また、出力端子OUT_B1とフィルタ18aの接続及び出力端子OUT_B2とフィルタ18bの接続も、同様に無線通信装置の基板上に集約して配置することが可能となり、よりシンプルなレイアウトで小型・低コストが可能となる。
パッド101a〜104bとパッド111a〜114aとは、半導体基板120及び130をバンプ接続するためのパッドである。なお、パッド101a、パッド102a、パッド103a及びパッド104aは、それぞれ本発明の第1接続パッド、第2接続パッド、第3接続パッド及び第4接続パッドである。また、本発明の第1基板配線は、配線L1のうち、入力端子IN1からパッド101aまでの配線であり、第2基板配線は、配線L1のうち、パッド101aからパッド103aまでの配線である。また、本発明の第3基板配線は、配線L2aのうち、入力端子IN2からパッド102aまでの配線であり、第4基板配線は、配線L2aのうち、パッド102aからパッド104aまでの配線である。
次に、半導体基板120及び130について説明する。
この半導体基板120は、裏面(図2aにおいて下面)に形成されたパッド101b、102b、111b及び112bと、電力増幅器AMP1及びAMP2とを有し基板110aにバンプ接続された、例えばプラスチック基板である。また、半導体基板130は、裏面(図2aにおいて下面)に形成されたパッド103a、104a、113b及び114bと、電力増幅器AMP3及びAMP4とを有する。
電力増幅器AMP1は、入力側がパッド101bと接続され、パッド101bから入力された2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号を増幅する。同様に、電力増幅器AMP2はパッド102bから入力された850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号を増幅し、電力増幅器AMP3はパッド103bから入力された1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号を増幅し、電力増幅器AMP4はパッド104bから入力された900MHz帯域のGSMモードの高周波信号を増幅する。また、電力増幅器AMP1の出力側はパッド111bと接続され、電力増幅器AMP2の出力側はパッド112bと接続され、電力増幅器AMP3の出力側はパッド113bと接続され、電力増幅器AMP4の出力側はパッド114bと接続されている。これら電力増幅器AMP1〜AMP4は、例えばトランジスタである。
パッド101bは、バンプ140を介して基板110aのパッド101aと電気的に接続されている、言い換えるとバンプ接続されている。同様に、パッド102bはパッド102aと、パッド103bはパッド103aと、パッド104bはパッド104aと、それぞれバンプ140を介して電気的に接続されている。また、同様に、パッド111bはパッド111aと、パッド112bはパッド112aと、パッド113bはパッド113aと、パッド114bはパッド114aと、それぞれバンプ140を介して電気的に接続されている。
なお、パッド101b、パッド102b、パッド103b及びパッド104bは、それぞれ本発明の第1入力パッド、第2入力パッド、第3入力パッド及び第4入力パッドである。また、パッド101aと電力増幅器AMP1とを接続する配線は第1入力配線、パッド102aと電力増幅器AMP2とを接続する配線は第2入力配線、パッド103aと電力増幅器AMP3とを接続する配線は第3入力配線、パッド104aと電力増幅器AMP4とを接続する配線は第4入力配線である。また、電力増幅器AMP1、電力増幅器AMP2、電力増幅器AMP3及び電力増幅器AMP4は、それぞれ本発明の第1電力増幅器、第2電力増幅器、第3電力増幅器及び第4電力増幅器である。また、電力増幅器AMP1とパッド111bとを接続する配線は第1出力配線、電力増幅器AMP2とパッド112bとを接続する配線は第2出力配線、電力増幅器AMP3とパッド113bとを接続する配線は第3出力配線、電力増幅器AMP4とパッド114bとを接続する配線は第4出力配線である。また、パッド111b、パッド112b、パッド113b及びパッド114bは、それぞれ本発明の第1出力パッド、第2出力パッド、第3出力パッド及び第4出力パッドである。
ここで、図2aに示すように、電力増幅器AMP1からパッド111bまでの配線、電力増幅器AMP2からパッド112bまでの配線、電力増幅器AMP3からパッド113bまでの配線、および、電力増幅器AMP4からパッド114までの配線は、互いに交差しない。また、パッド101aから電力増幅器AMP1までの配線、パッド102bから電力増幅器AMP2までの配線、パッド103bから電力増幅器AMP3までの配線、および、パッド104bから電力増幅器AMP4までの配線は、互いに交差しない。
このように、半導体基板120及び130において、高周波信号を伝播する配線が交差することがないので、配線間の寄生容量によるパッド111b〜114b間における高周波信号のアイソレーションの劣化を防止できる。
さらに、パッド111aから出力端子OUT_A1への配線、パッド112a〜出力端子OUT_A2への配線、パッド113a〜出力端子OUT_B1への配線、及び、パッド114aから出力端子OUT_B2への配線は、互いに交差しない。よって、電力増幅器AMP1から出力端子OUT_A1への出力ライン、電力増幅器AMP2から出力端子OUT_A2への出力ライン、電力増幅器AMP3から出力端子OUT_B1への出力ライン及び電力増幅器AMP4から出力端子OUT_B2への出力ラインは、それぞれ他の出力ラインと交差が生じない。よって、各電力増幅器(電力増幅器AMP1、電力増幅器AMP2、電力増幅器AMP3及び電力増幅器AMP4)により増幅された3バンド・4モード(1.8GHz帯域のDCSモード、900MHz帯域のGSMモード、2GHz帯域のUMTSモード、850MHz帯域のUMTSモード)の高周波信号は、十分なアイソレーションが確保される。
以下に本実施の形態に係る高周波電力増幅器100aの動作を説明する。
RFIC15から高周波電力増幅器100aへ出力された高周波信号は、比較的周波数帯域が近い2GHz帯域と1.8GHz帯域との高周波信号が入力端子IN1へ、850MHz帯域と900MHz帯域との高周波信号が入力端子IN2へ、モードに関わらずそれぞれ入力される。
入力端子IN1に入力される2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、基板110a上に形成されているパッド1aからバンプ140を介して半導体基板120上のパッド101bに入力される。パッド101bに入力された2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、半導体基板120上の配線を介して電力増幅器AMP1で増幅され出力端子OUT_A1へ出力される。
同様に、入力端子IN1に入力される1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号は、基板110a上に形成されているパッド103aからバンプ140を介して半導体基板130上のパッド103bに入力される。パッド103bに入力された1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号は、半導体基板130上の配線を介して電力増幅器AMP3で増幅され出力端子OUT_B1へ出力される。
また同様に、入力端子IN2に入力される900MHz帯域のGSMモードの高周波信号は、基板110a上の配線L2aを介してパッド104aに入力される。パッド104aに入力された900MHz帯域のGSMモードの高周波信号は、バンプ140を介して半導体基板130上のパッド104bに入力され、電力増幅器AMP4で増幅され出力端子OUT_B2へ出力される。
また同様に、入力端子IN2に入力される850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、基板110a上の配線L2aを介してパッド102aに入力される。パッド102aに入力された850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、バンプ140を介して半導体基板120上のパッド102bに入力され、電力増幅器AMP2で増幅され出力端子OUT_A2へ出力される。
以上のように、本実施の形態に係る高周波電力増幅器100aは、2つの周波数帯域の高周波信号を増幅する高周波電力増幅器であって、高周波側の周波数帯域である2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号を線形動作により増幅する第1電力増幅回路と、低周波側の周波数帯域である850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号を線形動作により増幅する第2電力増幅回路と、高周波側の周波数帯域である1,8GHz帯域のDCSモードの高周波信号を非線形動作により増幅する第3電力増幅回路と、低周波側の周波数帯域である900MHz帯域のGSMモードの高周波信号を非線形動作により増幅する第4電力増幅回路とを有し、各電力増幅回路(第1〜4電力増幅回路)は、半導体基板に形成された入力パッドと、半導体基板に形成され、一端が入力パッドに接続された入力配線と、半導体基板に形成され、入力配線の他端に接続された電力増幅器と、半導体基板に形成され、一端が電力増幅器に接続された出力配線とを有し、半導体基板に形成され、出力配線の他端に接続された出力パッドとを有し、第1電力増幅回路の出力パッドと第2電力増幅回路の出力パッドとは隣り合って配置され、第3電力増幅回路の出力パッドと第4電力増幅回路の出力パッドとは隣り合って配置され、各電力増幅回路の入力配線は、半導体基板上で互いに交差せず、各電力増幅回路の出力配線は、半導体基板上で互いに交差しない。つまり、電力増幅器AMP1〜AMP4から出力端子OUT_A1、OUT_A2、OUT_B1、OUT_B2までの複数の配線が、互いに交差しない。なお、第1電力増幅回路は、パッド101bから電力増幅器AMP1を介してパッド111bまでの回路であり、第2電力増幅回路は、パッド102bから電力増幅器AMP2を介してパッド112bまでの回路であり、第3電力増幅回路は、パッド103bから電力増幅器AMP3を介してパッド113bまでの回路であり、第4電力増幅回路は、パッド104bから電力増幅器AMP4を介してパッド114bまでの回路である。
これにより、高周波電力増幅器100aは、電力増幅器AMP1〜AMP4の出力側のアイソレーションを高くできるので、高いアイソレーションを有し、マルチバンド、かつ各バンドにおいてマルチモードで動作できる。具体的には、電力増幅器AMP1〜AMP4は出力電力が大きいので、この電力増幅器AMP1〜AMP4の出力側のアイソレーションが高周波電力増幅器100aのアイソレーションに大きく寄与する。つまり、電力増幅器AMP1〜4の出力側のアイソレーションを高くすることにより、高周波電力増幅器100aのアイソレーションを効果的に高めることができる。
また、入力端子IN1及びIN2から電力増幅器AMP1〜AMP4までの配線は、半導体基板120及び130において、互いに交差しない。言い換えると、パッド101b〜104bから電力増幅器AMP1〜AMP4までの配線は、互いに交差しない。これにより、電力増幅器AMP1〜AMP4の入力側の信号経路におけるアイソレーションを高くできる。例えば、入力端子IN1から電力増幅器AMP3までの信号経路は基板110a上のパッド101aと103aとの間を接続する配線を通っているが、入力端子IN2から電力増幅器AMP2までの信号経路は半導体基板120上の配線を通る。そのため、例えば誘電体で構成されている多層基板の表層と内層に配置された配線で交差する場合にくらべて、本実施の形態に係る高周波電力増幅器100aは、配線間の空間の誘電率が小さく、また、多層基板の層間に比べて大きな距離を確保する事ができる。その結果、電力増幅器AMP1〜AMP4の入力側のアイソレーションが高くなる。
また、半導体基板120上に形成されている電力増幅器AMP1及びAMP2がUMTSモード、すなわち歪特性が必要な電力増幅器であり、半導体基板130上に形成されている電力増幅器AMP3及びAMP4がDCSモードとGSMモード、すなわち歪特性が不要な電力増幅器という構成になっている。このように、歪特性が必要な非飽和領域で動作する、つまり線形動作する電力増幅器AMP1及びAMP2と、歪特性が不要な飽和領域で動作する、つまり非線形動作する電力増幅器AMP3及びAMP4とを別の半導体基板に形成することで、各々の電力増幅器に要求される特性に応じてそれぞれの半導体基板の構造を変える事ができるので、高周波特性を向上させることができる。
また、入力端子IN1からパッド101aまでの配線よりも、入力端子IN1からパッド102aまでの配線の方が、長く形成されている。同様に、入力端子IN2からパッド102aまでの配線よりも、入力端子IN2からパッド104aまでの配線の方が、長く形成されている。これにより、飽和動作を行う電力増幅器AMP3及びAMP4は、基板110a上の引き回し配線分のインダクタンスにより生じる位相回転が起こりインピーダンス整合をよりとりにくく、また、引き回し配線で生じるばらつきによるインダクタンスのばらつきによる整合ばらつきも大きくなる。しかしながら、飽和動作する電力増幅器AMP3及びAMP4は、線形動作をする電力増幅器AMP1及びAMP2に比べて歪特性を得るための精度の高いインピーダンス整合が不要である。一方、精度の高いインピーダンス整合が必要な線形動作をする電力増幅器AMP1及びAMP2は引き回し配線を介していないので、インピーダンス整合を容易にとることができる。
なお、入力端子IN1及びIN2からパッド101a〜104aまでの配線は、上記説明に限らない。例えば、入力端子IN2からパッド102aまでの配線が、入力端子IN2からパッド104aまでの配線の方が、長くてもよい。
図2bは、入力端子IN2と基板110b上のパッド104aとが、入力端子IN2とパッド102aよりも短く接続された高周波電力増幅器の構成を示す図である。同図に示す高周波電力増幅器100bは、本構成を取る事により、電力増幅器AMP2に入力される850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号の位相は、基板110b上のパッド104aと102aとの間の配線の長さに相当する位相だけ回転する。つまり、入力端子IN2における位相に対して、配線L2bだけ位相が回転する。その結果、入力インピーダンスが不整合になり歪特性などが悪化する。一方、900MHz帯域のGSMモードの電力増幅器AMP4は、パッド102aと104aとの間分の配線損失や位相回転により生じる損失が生じない為、利得が向上する。
なお、電力増幅器AMP1〜AMP4は、化合物半導体ヘテロ接合バイポーラトランジスタ及び電界効果トランジスタを用いてもよい。
また、本発明の実施の形態1に係る高周波電力増幅器100aは、1.8GHz帯域のDCSモード、900MHz帯域のGSMモード、2GHz帯域のUMTSモード、850MHz帯域のUMTSモードの4バンド・3モードへの対応を例としていたが、電力増幅器を増やすことで、さらに周波数帯域やモードの追加に対応してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る高周波電力増幅器は、実施の形態1に係る高周波電力増幅器100aと比較して、2つの半導体基板がフェイスアップに実装され、その2つの半導体基板のパッドを接続するサブ基板を備える点が異なる。以下、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図3は、本発明の実施の形態2に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトを示す図である。同図に示す高周波電力増幅器200は、図2aに示した高周波電力増幅器100aと比較して、半導体基板120に代わりフェイスアップに実装された半導体基板220を有し、半導体基板130がフェイスアップに実装され、さらに基板240及びワイヤ231及び232を有する点が異なり、また、それら異なる点に対応する構造が異なる。
基板210は、基板110aと比較して、パッド103a及び104aを有さない。また、実施の形態1においてパッド101a及び102aは半導体基板120をフリップチップ実装するため、すなわちバンプ接続用であったが、本実施の形態においては、ワイヤーボンディング用である。つまり、本実施の形態において、パッド101aは本発明の第1基板パッドであり、パッド102aは本発明の第2基板パッドである。また、パッド111a〜114aは、実施の形態1においてはフリップチップ実装用であったが、本実施の形態においてはワイヤーボンディング用である。
半導体基板220は、基本的には、図1に示した半導体基板120を反転させた構成であるが、さらに、パッド221及び222と、パッド221及び222とパッド101b及び102bとを接続する配線を有する。なお、パッド101b及びパッド102bは、基板240にバンプ接続される。また、パッド221は本発明の第5入力パッドであり、パッド222は本発明の第6入力パッドである。
パッド221は、半導体基板220に形成され、当該パッド221とパッド101bとを接続する半導体基板220に形成された配線を介して、パッド101bと電気的に接続される。同様に、パッド222は、半導体基板220に形成され、当該パッド222とパッド102bとを接続する半導体基板220に形成された配線を介して、パッド102bと電気的に接続される。
基板240は、本発明における第1サブ基板であって、半導体基板220上及び半導体基板130上に実装され、パッド101bにバンプ接続される第1サブパッドであるパッド241と、パッド102bにバンプ接続される第2サブパッドであるパッド242と、パッド103bにバンプ接続される第3サブパッドであるパッド243と、パッド104bにバンプ接続される第4サブパッドであるパッド244と、パッド241とパッド243とを接続する第1サブ配線と、パッド242とパッド244とを接続する第2サブ配線とを有する。これらのパッド241〜244と各配線とは、基板240の裏面(図中下方向)に形成されている。
ワイヤ231は、パッド101aとパッド221とを接続する。また、パッド102aとパッド222を接続する。なお、パッド101aとパッド221とを接続するワイヤ231は、本発明における第1ワイヤであり、パッド102aとパッド222とを接続するワイヤ231は、本発明における第2ワイヤである。
ワイヤ232は、パッド111bとパッド111a、パッド112bとパッド112a、パッド113bとパッド113a、及び、パッド114bとパッド114aを接続する。
以上のような構成を有する高周波電力増幅器200において、入力端子IN1、パッド101a、パッド221、パッド101b及び電力増幅器AMP1は、入力端子IN1から電力増幅器AMP1までの距離が最短となるように配置され、入力端子IN2、パッド102a、パッド222、パッド102b及び電力増幅器AMP2は、入力端子IN2から電力増幅器AMP2までの距離が最短となるように配置される。
これにより、入力端子IN1から電力増幅器AMP1までの距離、すなわち2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号が伝播する信号経路の長さにより生じる高周波信号の位相回転を抑圧できる。同様に、入力端子IN2から電力増幅器AMP1までの距離、すなわち850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号が伝播する信号経路の長さにより生じる高周波信号の位相回転を抑圧できる。よって、高い精度でインピーダンス整合をとることができ、高い精度で歪特性を得られる。その結果、電力増幅器AMP1およびAMP2の利得が向上する。
次に、本実施の形態に係る高周波電力増幅器200の動作について説明する。
入力端子IN1に入力される2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、ワイヤ231を介して、半導体基板220上に形成されているパッド221に入力される。そして、パッド221から半導体基板220上の配線を介して電力増幅器AMP1に入力され、増幅される。増幅された2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、パッド111b、ワイヤ232及びパッド111aを介して、出力端子OUT_A1へ出力される。
同様に、入力端子IN1に入力される1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号は、ワイヤ231を介して半導体基板220上のパッド221に入力される。そして、パッド221から半導体基板220上の配線を介してパッド101bに入力される。ここで、パッド101bは、バンプ140を介して、基板240上のパッド241と電気的に接続されている。さらに、パッド241は、基板240上の配線を介して、パッド243と電気的に接続され、パッド243は、バンプ140を介して、半導体基板130上のパッド103bと電気的に接続されている。よって、パッド101bに入力された1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号は、基板240を介してパッド103bに入力される。パッド103bに入力された1.8GHz帯域のDCSモードの高周波信号は、電力増幅器AMP3で増幅され、パッド113b、ワイヤ232及びパッド113aを介して出力端子OUT_B1へ出力される。
また、入力端子IN2に入力される900MHz帯域のGSMモードの信号は、ワイヤ231を介して半導体基板220上のパッド222に入力される。そして、パッド222から半導体基板220上の配線を介してパッド102bに入力される。ここで、パッド101bは、バンプ140を介して基板240上のパッド242と電気的に接続されている。このパッド242は、基板240上の配線を介してパッド244と電気的に接続され、パッド244は、バンプ140を介して半導体基板130上のパッド104bと電気的に接続されている。よって、パッド102bに入力された900MHz帯域のGSMモードの高周波信号は、基板240を介してパッド104bに入力される。パッド104bに入力された900MHz帯域のGSMモードの高周波信号は、電力増幅器AMP4で増幅され、パッド114b、ワイヤ232及びパッド114bを介して出力端子OUT_B2へ出力される。
同様に、入力端子IN2に入力される850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、ワイヤ231を介して半導体基板220上のパッド222に入力される。そして、パッド222から半導体基板220上の配線を介して電力増幅器AMP2に入力され、増幅される。増幅された850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、パッド112b、ワイヤ232及びパッド112aを介して、出力端子OUT_A2へ出力される。
以上のように、本実施の形態に係る高周波電力増幅器200は、電力増幅器AMP1〜AMP4から出力端子OUT_A1、OUT_A2、OUT_B1、OUT_B2までの複数の配線が、互いに交差しない。これにより、電力増幅器AMP1〜AMP4の出力側のアイソレーションを高くできる。
また、入力端子IN1及びIN2から電力増幅器AMP1〜AMP4までの配線は、半導体基板120及び130において、互いに交差しない。言い換えると、パッド221及び222とパッド103b及び104bとから電力増幅器AMP1〜AMP4までの配線は、互いに交差しない。これにより、電力増幅器AMP1〜AMP4の入力側の信号経路におけるアイソレーションを高くできる構成となっている。例えば、入力端子IN1から電力増幅器AMP3までの信号経路は基板240上のパッド241とパッド243の間を接続する配線を通っているが、入力端子IN2から電力増幅器AMP2までの信号経路は半導体基板220上の配線を通る。そのため、例えば誘電体で構成されている多層基板の表層と内層に配置された配線で交差する場合にくらべて、本実施の形態に係る高周波電力増幅器200は、配線間の空間の誘電率が小さく、また、多層基板の層間に比べて大きな距離を確保する事ができる。その結果、電力増幅器AMP1〜AMP4の入力側のアイソレーションが高くなる。
また、半導体基板220上に形成されている電力増幅器AMP1及びAMP2がUMTSモード、すなわち歪特性が必要な電力増幅器であり、半導体基板220上に形成されている電力増幅器AMP3及びAMP4がDCSモードとGSMモード、すなわち歪特性が不要な電力増幅器という構成であり、半導体基板130上に形成されている。このうち、飽和動作を行う電力増幅器AMP3及びAMP4は、基板240上に形成された配線、およびバンプ140による接続分のインダクタンスにより生じる位相回転が起こりインピーダンス整合をよりとりにくく、また、引き回し配線およびバンプ接続部で生じるばらつきによるインダクタンスのばらつきによる整合ばらつきも大きくなる。しかしながら、飽和動作する電力増幅器AMP3及びAMP4は、線形動作をするAMP1及びAMP2に比べて歪特性を得るための精度の高いインピーダンス整合が不要である。一方、精度の高いインピーダンス整合が必要な線形動作をする電力増幅器AMP1及びAMP2は基板240の配線である引き回し配線を介していないので、インピーダンス整合を容易にとることができる。
また、動作時に熱が発生する電力増幅器AMP1〜AMP4を含む半導体基板130及び220は、ダイスボンドで基板210に密着して接合されているので、実施の形態1に比べて電力増幅器AMP1〜AMP4の熱抵抗が小さくなるというメリットがある。
なお、電力増幅器AMP1、電力増幅器AMP2、電力増幅器AMP3及び電力増幅器AMP4を半導体基板に個別に集積、あるいは、全て集積、あるいは、組み合わせて集積した場合、それぞれの半導体基板間のアイソレーションが増大するのはいうまでもない。すなわち、上記説明では、電力増幅器AMP1及びAMP2が同一の半導体基板220、電力増幅器AMP3及びAMP4が同一の半導体基板130に形成されていたが、この組み合わせに限らずいかなる組み合わせでもよいし、全ての電力増幅器AMP1〜AMP4が同一の半導体基板に形成されていてもよい。
なお、電力増幅器AMP1〜AMP4は、化合物半導体ヘテロ接合バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタを用いてもよい。
また、本実施の形態では、1.8GHz帯域のDCSモード、900MHz帯域のGSMモード、2GHz帯域のUMTSモード、850MHz帯域のUMTSモードの4バンド・3モードに対応する高周波電力増幅器200を例としていたが、電力増幅器を増やすことで、さらに周波数帯域やモードの追加に対応してもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態に係る高周波電力増幅器は、実施の形態1に係る高周波電力増幅器100aと比較して、2つの半導体基板がスタック構造を有する点が異なる。具体的には、2つの半導体基板のうち基板側すなわち下側の半導体基板は、基板にワイヤーボンディング接続され、基板と反対側すなわち上側の半導体基板は、下側の半導体基板にバンプ接続されている。以下、実施の形態1と異なる点を中心に述べる。
図4は、本発明の実施の形態3に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトを示す図である。
同図に示す高周波電力増幅器300は、図2aに示した高周波電力増幅器100aと比較して、半導体基板130に代わり半導体基板130が反転された構成を有し基板310とワイヤ231及び232によりワイヤーボンディング接続された半導体基板330を有し、半導体基板120に代わり半導体基板320を有する点が主に異なる。
基板310は、基板110aと比較して、パッド101a及び102aを有さない。また、実施の形態1においてパッド103a及び104aはバンプ接続用であったが、本実施の形態においてはワイヤーボンディング用である。同様に、パッド111a〜114aも、実施の形態1においてはフリップチップ実装用であったが、本実施の形態においてはワイヤーボンディング用である。
半導体基板320は、基本的には、図2aに示した半導体基板120と同じ構成であるが、電力増幅器AMP2とパッド112bとを接続する配線が曲がっている点が異なる。また、この半導体基板320は、半導体基板330に重なるように実装されている。
半導体基板330は、基本的には、図2aに示した半導体基板130を反転した構成を有するが、さらに、パッド331〜336を有する。また、パッド113b及び114bは、実施の形態1においてはフリップチップ実装用であったが、本実施の形態においてはワイヤーボンディング用である。また、パッド103bは、バンプ140によりパッド101bとバンプ接続され、パッド104bは、バンプ140によりパッド102bとバンプ接続される。
パッド331はパッド103bと接続され、かつ、一端がパッド103aにワイヤーボンディング接続されたワイヤ231の他端と接続される。同様に、パッド332はパッド104bと接続され、かつ、パッド104aにワイヤーボンディング接続されたワイヤ231の他端と接続される。
パッド333は、バンプ140によりパッド111bとバンプ接続される。また、このパッド333はパッド335と接続される。同様に、パッド334は、バンプ140によりパッド112bとバンプ接続される。また、このパッド333はパッド336と接続される。
パッド335及びパッド336は、ワイヤーボンディング用である。具体的には、パッド335はワイヤ232を介してパッド111aとワイヤーボンディング接続され、パッド336はワイヤ232を介してパッド112aとワイヤーボンディング接続される。なお、パッド113bはワイヤ232を介してパッド113aと、パッド114bはワイヤ232を介してパッド114aと、それぞれワイヤーボンディング接続される。
このように構成された高周波電力増幅器300の動作について説明する。
入力端子IN1に入力される2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、ワイヤ231を介して半導体基板330上に形成されているパッド331を経由して、パッド103bに入力される。このパッド103bは、パッド101bにバンプ接続されている。よって、パッド103bに入力された2GHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、電力増幅器AMP1に入力されて増幅され、出力端子OUT_A1へ出力される。
同様に、入力端子IN2に入力される850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、ワイヤ231を介して半導体基板330上に形成されているパッド332を経由して、パッド104bに入力される。このパッド104bは、パッド102bにバンプ接続されている。よって、パッド102bに入力された850MHz帯域のUMTSモードの高周波信号は、電力増幅器AMP2に入力されて増幅され、出力端子OUT_A2へ出力される。
以上のように、本実施の形態に係る高周波電力増幅器300は、少なくとも2つの半導体基板320及び330からなり、電力増幅器AMP1と電力増幅器AMP3とは互いに異なる半導体基板320及び330に形成され、電力増幅器AMP2と電力増幅器AMP4とは互いに異なる半導体基板320及び330に形成され、電力増幅器AMP1が形成されている半導体基板320は、電力増幅器AMP3が形成されている半導体基板330に重なって配置され、電力増幅器AMP2が形成されている半導体基板320は、電力増幅器AMP4が形成されている半導体基板330に重なって配置され、パッド101bとパッド103bとはバンプ140により接続され、パッド102bとパッド104bとはバンプ140により接続される。
このように、フェイスダウンの半導体基板320とフェイスアップの半導体基板330とをスタック状に重ねているので、実装面積が小さくて済むというメリットがある。
また、飽和動作する電力増幅器AMP3及びAMP4がフェイスアップ実装されることにより、実施の形態2同様に熱抵抗が小さくなり、一方、比較的熱発生の少ない線形動作をしている電力増幅器AMP1及びAMP2が熱抵抗の比較的大きいフェイスダウン構成にする事で熱的安定性を得ている。
また、本実施の形態においては、実施の形態2に比べて接続の基板が少なくて済むので実装回数が少なく、ばらつきに強く、また、コスト的にもメリットがある。
なお、電力増幅器AMP1〜AMP4は、化合物半導体ヘテロ接合バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタを用いてもよい。
また、高周波電力増幅器300は、3つ以上の半導体基板からなり、電力増幅器AMP1と電力増幅器AMP2とは互いに異なる半導体基板に形成されてもよいし、電力増幅器AMP3と電力増幅器AMP4とは互いに異なる半導体基板に形成されてもよい。
(実施の形態4)
本実施の形態に係る高周波電力増幅器は、実施の形態2に係る高周波電力増幅器と比較して、さらに、第1サブ基板を介して半導体基板に電源を供給する第2サブ基板を有し、電力増幅器AMP1〜AMP4が同一の半導体基板に形成されている点が異なる。以下、実施の形態2と異なる点を中心に説明する。
ところで、GSMモード等の携帯電話に使用される高周波電力増幅器では、基地局との距離によって出力電力の大きさが制御されている。
例えば、バイポーラトランジスタを用いた電力増幅器の場合、バイポーラトランジスタのベース端子への入力電力が十分に大きく、飽和増幅器として動作するときには、一定の入力電力に対し、コレクタ電圧Vccのほぼ2乗に比例した出力電力が得られるので、Vccを制御することで出力電力を制御することができる。一般にこの目的のためにはDC/DCコンバータが用いられている。なお、EDGE(Enhanced Data Rate for GSM Evolution)等の通信方式においては、ポーラー変調と呼ばれる手法を用いて、振幅変調信号を電力制御信号としてコレクタ端子に入力し、振幅変調を行っている。
また、高周波電力増幅器では、コレクタ電圧Vccとベース電圧Vbbが一定であっても、出力電力はバイポーラトランジスタのデバイス温度によって変動してしまう。よって、ベースバイアス回路において、温度に応じてベース電圧Vbbを調整することにより、温度に依存した出力電力のばらつきを抑制している。この目的の為には、一般に低ドロップアウト(LDO)レギュレータ等が用いられている。
図5は、本発明の実施の形態4に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトを示す図である。
図5に示すとおり、本実施の形態では、実施の形態1〜3では記載していなかった電力増幅器の周辺回路である上記のDC/DCコンバータやLDOレギュレータを含めた構成となっている。なお、本実施の形態では、電力増幅器AMP1〜AMP4は半導体基板420に全て集積された構成をとっているが、個別の半導体基板に構成されたものであっても同様であるのはいうまでもない。
図5に示す高周波電力増幅器400は、図3に示した高周波電力増幅器200と比較して、半導体基板130及び220に代わり、電力増幅器AMP1〜AMP4が形成された半導体基板420を有し、基板240に代わり基板440を有し、さらに、基板440を介し半導体基板420へ電源を供給する半導体基板450を有する。
半導体基板420上のパッドP1およびパッドP2は、本発明の第1電源パッドであって、電力増幅器AMP1〜AMP4のそれぞれに含まれるバイポーラトランジスタのベース端子およびコレクタ端子と接続されている。このパッドP1及びP2のそれぞれは、バンプ140を介して基板440にバンプ接続されている。なお、本発明の第1電源線は、パッドP1及びP2からAMP1〜AMP4までの配線である。
基板440は、本発明の第1サブ基板であって、基板240と比較してさらに、本発明の第2電源パッドであるパッド441及び442と、本発明の3電源パッドであるパッド443及び444と、パッド441とパッド443とを接続する配線と、パッド442とパッド444とを接続する配線とを有する。なお、パッド441とパッド443とを接続する配線と、パッド442とパッド444とを接続する配線とはそれぞれ、本発明の第2電源線である。また、パッド441は、バンプ140によりパッドP1とバンプ接続され、パッド442は、バンプ140によりパッドP2とバンプ接続される。
半導体基板450は、本発明の第2サブ基板であって、LDOレギュレータ451と、DC/DCコンバータ452と、パッド453と、パッド454とを有する、例えば半導体基板である。なお、LDOレギュレータ451及びDC/DCコンバータ452はそれぞれ本発明の電源回路であり、パッド453及び454はそれぞれ本発明の第4電源パッドである。このパッド453は、バンプ140によりパッド443とバンプ接続され、パッド454は、バンプ140によりパッド444とバンプ接続される。
また、LDOレギュレータ451とパッド453とは配線で接続され、DC/DCコンバータ452とパッド454とは他の配線で接続されている。このLDOレギュレータ451とパッド453とを接続する配線、及び、DC/DCコンバータ452とパッド454とを接続する配線は、それぞれ、本発明の第3電源線である。
このような構成により、LDOレギュレータ451及びDC/DCコンバータ452は、基板440を介して、半導体基板420へ電源を供給する。
以上のように、本実施の形態に係る高周波電力増幅器400は、半導体基板420に形成され、電力増幅器AMP1〜AMP4へ電源を供給する第1電源線と、半導体基板420に形成され、第1電源線に接続されたパッドP1と、基板440を介し半導体基板420に電源を供給する半導体基板450とを有する。この基板440は、図3に示した基板240と比較して、さらに、パッドP1にバンプ接続されるパッド441と、一端がパッド441に接続された第2電源線と、第2電源線の他端に接続されたパッド443とを有し、半導体基板450は、LDOレギュレータ451と、パッド443にバンプ接続されるパッド453と、LDOレギュレータ451とパッド453とを接続する第3電源線とを有する。
これにより、従来の構成では、バイアス回路、つまり電源回路の配線の引き回しは半導体基板420または基板210上を通らなければならなかったが、本実施の形態に係る高周波電力増幅器400は、UMTS系入力配線と同じ基板440上を経由してバイアス回路の配線を施されるので、バイアス配線と高周波信号線路との間に半導体基板420内において交差部がない。本実施の形態では非常に簡略化されて記載されているが、例えば個々の電力増幅器AMP1〜AMP4は、電力利得を得るために多段構成になっている事が多く、それぞれ、あるいは組み合わせてバイアス配線が施されているため、従来の構成では、非常に複雑な配線を半導体基板420あるいは基板210に配置しなければならない。
しかしながら、本実施の形態では、半導体基板450から基板440を介して半導体基板420に電源を供給するので非常にシンプルな構成にでき、その結果としてバイアス配線と高周波信号配線、あるいはバイアス配線同士のアイソレーションを得やすいという特徴がある。特に、バイアス回路を構成するLDOレギュレータ451及びDC/DCコンバータ452は、低周波とはいえ交流動作させているため発振しやすいという特徴があるが、本実施の形態ではアイソレーションが確保できているので発振に対して強い特徴がある。また、前記のポーラーシステムではDC/DCコンバータで変調を行うのでアイソレーションは極めて重要である。
なお、電力増幅器AMP1〜AMP4は、本実施の形態ではバイポーラトランジスタを用いた例を示したが、化合物半導体ヘテロ接合バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタを用いてもよいのはいうまでもない。
(実施の形態5)
本実施の形態に係る高周波電力増幅器は、実施の形態4に係る高周波電力増幅器400と比較して、電源回路が第1サブ基板に形成されている点が異なる。以下、実施の形態4と異なる点を中心に述べる。
図5は、本発明の実施の形態5に係る高周波電力増幅器の回路構成及び配置レイアウトを示す図である。図5に示すとおり、実施の形態4に係る高周波電力増幅器500と比較して、基板440に代わり、LDOレギュレータ451及びDC/DCコンバータ452が形成された半導体基板540を有する。
この半導体基板540は、基板440と比較して、パッド443及び444を有さず、LDOレギュレータ451及びDC/DCコンバータが形成されている。また、LDOレギュレータ451とパッド441とは配線で接続され、DC/DCコンバータ452とパッド444とは他の配線で接続されている。なお、LDOレギュレータ451とパッド441とを接続する配線は、本発明の第2電源線である。
半導体基板540の短辺(図中横方向)はフェイスアップの半導体基板420のパッド221及び222とパッド111b〜114bとよりも内側に入る事を特徴としている。言い換えると、半導体基板540は、パッド221及び222とパッド111b〜114bとに重ならないように配置される。これは、半導体基板420のパッドからのワイヤ231及び232が半導体基板540にぶつからないようにするためである。
このような構成により、LDOレギュレータ451及びDC/DCコンバータ452は、半導体基板420へ電源を供給する。
以上のように、本実施の形態に係る高周波電力増幅器500は、半導体基板420に形成され、電力増幅器AMP1〜4へ電源を供給する第1電源線と、半導体基板420に形成され、電源線に接続されたパッドP1とを有し、半導体基板540は、LDOレギュレータ451と、パッドP1にバンプ接続されるパッド441と、電源回路LDOレギュレータ451とパッド441とを接続する第2電源線とを有する。
これにより、本実施の形態では、基板210上の配線、およびワイヤを介さずにバイアス回路、すなわち、LDOレギュレータ451及びDC/DCコンバータ452と接続されているので、ワイヤや基板上の配線抵抗による電圧ドロップオフなく電力増幅器AMP1〜AMP4に電流を供給する事ができ、電力増幅器AMP1〜AMP4の高効率化が実現できる。
また、本実施の形態に係る高周波電力増幅器500は、実施の形態4に係る高周波電力増幅器400に比べて実装回数がすくなくてすみ、また半導体基板450と基板440とを一つの半導体基板540に集積化したことにより、製造工程が簡略化でき生産性およびコストのメリットがある。また、集積化したことにより、実装面積を小型化することができる。
なお、半導体基板540がSi基板あるいは化合物半導体基板のいずれでも同様の効果が得られるのはいうまでもない。
以上、本発明に係る高周波電力増幅器について、実施の形態1〜5に基づき説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を当該実施の形態に施したものも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記説明において、出力端子OUT_A1と出力端子OUT_A2とは隣り合って配置されるとしたが出力端子OUT_A1と出力端子OUT_A1との間に他の端子(例えば、出力端子OUT_B1及び出力端子OUT_B2)が配置されていなければ離れていてもよい。
また、上記説明において、本発明に係る高周波電力増幅器は、電力増幅器AMP1〜AMP4が形成された半導体基板を実装するための基板を備えたが、基板に代わり、半導体パッケージに用いられる多数の金属性の接続端子であるリードフレーム、フレキシブルケーブル及びフレキシブルシートのいずれかを備えてもよい。具体的には、半導体基板のバンプと、リードフレームとを接続することにより、基板を備えなくても、上記説明と同様の効果が得られる。同様に、半導体基板のバンプと、フレキシブルケーブルとを接続することにより、上記説明と同様の効果が得られる。同様に、半導体基板のバンプとフレキシブルシートとを接続することにより、上記説明と同様の効果が得られる。また、リードフレーム、フレキシブルケーブル及びフレキシブルシートを組み合わせて実装しても、当然、上記説明と同様の効果が得られる。
本発明に係る高周波電力増幅器は、マルチバンド化又はマルチモード化に適しており、移動端末装置等に適用される。
10、800 無線通信装置
11、100a、100b、200、300、400、500、810、900 高周波電力増幅器
12 受信部
13 スイッチ
14、814 アンテナ
15 RFIC
16 ベースバンドLSI
17a、17b、817a デュプレクサ
18a、18b、818a、818b、840b、840c フィルタ
L1、L2a、L2b 配線
101a〜104a、101b〜104b、111a〜114a、111b〜114b、221、222、241〜244、331〜336、441〜444、453、454、P1、P2 パッド
110a、110b、210、240、310、440 基板
120、130、220、320、330、420、450、540 半導体基板
140 バンプ
231、232 ワイヤ
451 LDOレギュレータ
452 DC/DCコンバータ
801 マイクロホン
806 スピーカ
813 アンテナスイッチ
816 ベースバンド信号処理装置
820 整合回路
830 スイッチ
860 利得調整制御装置
901、902、903、904、AMP1、AMP2、AMP3、AMP4 電力増幅器
911 交差部
921 整合回路
8110 第1の送信経路
8111 第2の送信経路
8112 第3の送信経路
8120 高周波受信回路装置
8130 送信回路
IN1、IN2 入力端子
OUT_A1、OUT_A2、OUT_B1、OUT_B2 出力端子

Claims (16)

  1. 2つの周波数帯域の高周波信号を増幅する高周波電力増幅器であって、
    第1周波数帯域内の第1高周波信号を線形動作により増幅する第1電力増幅回路と、
    前記第1周波数帯域よりも低い第2周波数帯域内の第2高周波信号を線形動作により増幅する第2電力増幅回路と、
    前記第1周波数帯域内の第3高周波信号を非線形動作により増幅する第3電力増幅回路と、
    前記第2周波数帯域内の第4高周波信号を非線形動作により増幅する第4電力増幅回路とを有し、
    前記第1電力増幅回路は、
    半導体基板に形成された第1入力パッドと、
    前記半導体基板に形成され、一端が前記第1入力パッドに接続された第1入力配線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第1入力配線の他端に接続された第1電力増幅器と、
    前記半導体基板に形成され、一端が前記第1電力増幅器に接続された第1出力配線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第1出力配線の他端に接続された第1出力パッドとを有し、
    前記第2電力増幅回路は、
    前記半導体基板に形成された第2入力パッドと、
    前記半導体基板に形成され、一端が前記第2入力パッドに接続された第2入力配線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第2入力配線の他端に接続された第2電力増幅器と、
    前記半導体基板に形成され、一端が前記第2電力増幅器に接続された第2出力配線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第2出力配線の他端に接続された第2出力パッドとを有し、
    前記第3電力増幅回路は、
    前記半導体基板に形成された第3入力パッドと、
    前記半導体基板に形成され、一端が前記第3入力パッドに接続された第3入力配線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第3入力配線の他端に接続された第3電力増幅器と、
    前記半導体基板に形成され、一端が前記第3電力増幅器に接続された第3出力配線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第3出力配線の他端に接続された第3出力パッドとを有し、
    前記第4電力増幅回路は、
    前記半導体基板に形成された第4入力パッドと、
    前記半導体基板に形成され、一端が前記第4入力パッドに接続された第4入力配線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第4入力配線の他端に接続された第4電力増幅器と、
    前記半導体基板に形成され、一端が前記第4電力増幅器に接続された第4出力配線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第4出力配線の他端に接続された第4出力パッドとを有し、
    前記第1出力パッドと前記第2出力パッドとは隣り合って配置され、
    前記第3出力パッドと前記第4出力パッドとは隣り合って配置され、
    前記第1〜第4入力配線は、前記半導体基板上で互いに交差せず、
    前記第1〜第4出力配線は、前記半導体基板上で互いに交差しない
    高周波電力増幅器。
  2. 前記高周波電力増幅器は、さらに、
    前記半導体基板が実装される基板を有し、
    前記基板は、
    前記第1入力パッドにバンプ接続される第1接続パッドと、
    前記第2入力パッドにバンプ接続される第2接続パッドと、
    前記第3入力パッドにバンプ接続される第3接続パッドと、
    前記第4入力パッドにバンプ接続される第4接続パッドと、
    前記第1及び第3高周波信号が入力される第1入力端子と、
    前記第2及び第4高周波信号が入力される第2入力端子と、
    前記第1入力端子と前記第1接続パッドとを接続する第1基板配線と、
    前記第1接続パッドと前記第3接続パッドとを接続する第2基板配線と、
    前記第2入力端子と前記第2接続パッドとを接続する第3基板配線と、
    前記第2接続パッドと前記第4接続パッドとを接続する第4基板配線とを有する
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  3. 前記高周波電力増幅器は、さらに、
    前記半導体基板に実装された第1サブ基板を有し、
    前記第1サブ基板は、
    前記第1入力パッドにバンプ接続される第1サブパッドと、
    前記第2入力パッドにバンプ接続される第2サブパッドと、
    前記第3入力パッドにバンプ接続される第3サブパッドと、
    前記第4入力パッドにバンプ接続される第4サブパッドと、
    前記第1サブパッドと前記第3サブパッドとを接続する第1サブ配線と、
    前記第2サブパッドと前記第4サブパッドとを接続する第2サブ配線とを有する
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  4. 前記高周波電力増幅器は、さらに、
    前記半導体基板に形成され、前記第1入力パッドに接続された前記第1及び第3高周波信号が入力される第5入力パッドと、
    前記半導体基板に形成され、前記第1入力パッドに接続された前記第2及び第4高周波信号が入力される第6入力パッドとを有し、
    前記第5及び第6入力パッドは、ワイヤーボンディング用である
    請求項3記載の高周波電力増幅器。
  5. 前記高周波電力増幅器は、さらに、
    前記半導体基板が実装される基板と、
    一端が前記第5入力パッドにワイヤーボンディングされた第1ワイヤと、
    一端が前記第6入力パッドにワイヤーボンディングされた第2ワイヤとを有し、
    前記基板は、
    前記第1及び第3高周波信号が入力される第1入力端子と、
    一端が前記第1入力端子に接続された第1基板配線と、
    前記第1基板配線の他端及び前記第1ワイヤの他端にワイヤーボンディングされた第1基板パッドと、
    前記第2及び第4高周波信号が入力される第2入力端子と、
    一端が前記第2入力端子に接続された第2基板配線と、
    前記第2基板配線の他端及び前記第2ワイヤの他端にワイヤーボンディングされた第2基板パッドとを有し、
    前記第1入力端子、前記第1基板パッド、前記第5入力パッド、前記第1入力パッド及び前記第1電力増幅器は、前記第1入力端子から前記第1電力増幅器までの距離が最短となるように配置され、
    前記第2入力端子、前記第2基板パッド、前記第6入力パッド、前記第2入力パッド及び前記第2電力増幅器は、前記第2入力端子から前記第2電力増幅器までの距離が最短となるように配置される
    請求項4記載の高周波電力増幅器。
  6. 前記第1サブ基板は、前記第5及び第6入力パッドと前記第1〜第4出力パッドに重ならないように配置される
    請求項4記載の高周波電力増幅器。
  7. 前記高周波電力増幅器は、さらに、
    前記半導体基板に形成され、前記第1〜第4電力増幅器へ電源を供給する第1電源線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第1電源線に接続された第1電源パッドとを有し、
    前記第1サブ基板は、さらに、
    電源回路と、
    前記第1電源パッドにバンプ接続される第2電源パッドと、
    前記電源回路と前記第2電源パッドとを接続する第2電源線とを有する
    請求項3〜6のいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  8. 前記高周波電力増幅器は、さらに、
    前記半導体基板に形成され、前記第1〜第4電力増幅器へ電源を供給する第1電源線と、
    前記半導体基板に形成され、前記第1電源線に接続された第1電源パッドと、
    前記第1基板を介し前記半導体基板に電源を供給する第2サブ基板とを有し、
    前記第1サブ基板は、さらに、
    前記第1電源パッドにバンプ接続される第2電源パッドと、
    一端が前記第2電源パッドに接続された第2電源線と、
    前記第2電源線の他端に接続された第3電源パッドとを有し、
    前記第2サブ基板は、
    電源回路と、
    前記第3電源パッドにバンプ接続される第4電源パッドと、
    前記電源回路と前記第4電源パッドとを接続する第3電源線とを有する
    請求項3〜6のいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  9. 前記半導体基板は、第1半導体チップと第2半導体チップとからなり、
    前記第1電力増幅回路及び前記第2電力増幅回路は、前記第1半導体チップに形成され、
    前記第3電力増幅回路及び前記第4電力増幅回路は、前記第2半導体チップに形成される
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  10. 前記半導体基板は、第1〜3半導体チップからなり、
    前記第3電力増幅回路及び前記第4電力増幅回路は、前記第1半導体チップに形成され、
    前記第1電力増幅回路は、前記第2半導体チップに形成され、
    前記第2電力増幅回路は、前記第3半導体チップに形成される
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  11. 前記半導体基板は、第1〜3半導体チップからなり、
    前記第1電力増幅回路及び前記第2電力増幅回路は、前記第1半導体チップに形成され、
    前記第3電力増幅回路は、前記第2半導体チップに形成され、
    前記第4電力増幅回路は、前記第3半導体チップに形成される
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  12. 前記半導体基板は、第1〜3半導体チップからなり、
    前記第2電力増幅回路及び前記第3電力増幅回路は、前記第1半導体チップに形成され、
    前記第1電力増幅回路は、前記第2半導体チップに形成され、
    前記第4電力増幅回路は、前記第3半導体チップに形成される
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  13. 前記半導体基板は、4つの半導体チップからなり、
    前記第1〜4電力増幅回路のそれぞれは、互いに異なる半導体チップに形成される
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  14. 前記半導体基板は、1つの半導体チップである
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  15. 前記半導体基板は、少なくとも2つの半導体チップからなり、
    前記第1電力増幅回路と前記第3電力増幅回路とは互いに異なる半導体チップに形成され、
    前記第2電力増幅回路と前記第4電力増幅回路とは互いに異なる半導体チップに形成され、
    前記第1電力増幅回路が形成されている半導体チップは、前記第3電力増幅回路が形成されている半導体チップに重なって配置され、
    前記第2電力増幅回路が形成されている半導体チップは、前記第4電力増幅回路が形成されている半導体チップに重なって配置され、
    前記第1入力パッドと前記第3入力パッドとはバンプ接続され、
    前記第2入力パッドと前記第4入力パッドとはバンプ接続される
    請求項1記載の高周波電力増幅器。
  16. 前記高周波電力増幅器は、さらに、
    前記半導体基板に形成され、前記第3入力パッドに接続された第5入力パッドと、
    前記半導体基板に形成され、前記第4入力パッドに接続された第6入力パッドと、
    前記半導体基板が実装される基板と、
    一端が前記第5入力パッドにワイヤーボンディング接続された第1ワイヤと、
    一端が前記第6入力パッドにワイヤーボンディング接続された第2ワイヤとを有し、
    前記基板は、
    前記第1及び第3高周波信号が入力される第1入力端子と、
    一端が前記第1入力端子に接続された第1基板配線と、
    前記第1基板配線の他端及び前記第1ワイヤの他端にワイヤーボンディング接続された第1基板パッドと、
    前記第2及び第4高周波信号が入力される第2入力端子と、
    一端が前記第2入力端子に接続された第2基板配線と、
    前記第2基板配線の他端及び前記第2ワイヤの他端にワイヤーボンディング接続された第2基板パッドとを有し、
    前記第1入力端子、前記第1基板パッド、前記第5入力パッド、前記第3入力パッド及び前記第3電力増幅器は、前記第1入力端子から前記第3電力増幅器までの距離が最短となるように配置され、
    前記第2入力端子、前記第2基板パッド、前記第6入力パッド、前記第4入力パッド及び前記第4電力増幅器は、前記第2入力端子から前記第4電力増幅器までの距離が最短となるように配置される
    請求項15記載の高周波電力増幅器。
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