JP2011044455A - 半導体装置、半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ゲート電極下部のダメージを低減することによって高いデバイス特性が得られることができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 基板101上にGaN緩衝層102を形成する工程と、GaN緩衝層102上にun−AlGaN障壁層103を形成する工程と、un−AlGaN障壁層103上に再成長用マスク110を形成する工程と、un−AlGaN障壁層103上に、n−InAlNコンタクト層109を再成長させる工程と、un−AlGaN障壁層103上の再成長用マスク110を除去する工程と、n−InAlNコンタクト層109上にソース電極107及びドレイン電極108を形成する工程と、再成長用マスク110が除去されたun−AlGaN障壁層103上の領域に、ゲート電極106を形成する工程と、によって半導体装置を製造する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体装置、半導体装置の製造方法に係り、特に、窒化物半導体材料を使った半導体装置、半導体装置の製造方法に関する。
現在、GaN系の高電子移動度トランジスタ(HEMT(High-Electron-Mobility-Transistor)、あるいはヘテロFET(HFET、hetero-FET))において、高い相互コンダクタンス(g)、高い周波数特性を得るため、ゲートリセス構造を持った変調ドープAlGaN/GaNヘテロ構造のトランジスタがある。
図13(a)、(b)は、ゲートリセスFET構造を持った一般的な変調ドープAlGaN/GaNヘテロ構造のトランジスタを示した図である。図13(a)、(b)のいずれにおいても、基板1上にGaN緩衝層2、アンドープのAlGaN障壁層3が形成されている。図13(a)に示したトランジスタではAlGaN障壁層3上にn型の不純物がドーピングされたAlGaN層4がコンタクト層として形成されていて、AlGaN層4にはゲートリセス4aが形成されている。AlGaN層4上にはソース電極7、ドレイン電極8が形成されている。
また、図13(b)では、n型の不純物がドーピングされたGaN層5がコンタクト層として形成されていて、GaN層5にはゲートリセス5aが形成されている。GaN層5上にはソース電極7、ドレイン電極8が形成されている。
このようなトランジスタは、例えば、非特許文献1に記載されている。非特許文献1に記載されているトランジスタは、ゲート長0.15μmのゲートリセスFETである。非特許文献1によれば、このゲートリセスFETは、450mS/mmという高いgm、遮断周波数fT67GHz、最大発振周波数fmax126GHzと、優れた特性が得られることが報告されている。
また、このゲートリセスFETでは、ゲート直下のゲートリセスにより、600−700mS/mmという高い真性gmが得られる。また、ソース電極7、ドレイン電極8とコンタクト層との接合面に高濃度のn型不純物がドーピングされているため、接触抵抗が低減されて、1Wmm以下という低いソース抵抗が得られる。
H.Okita et al. High transconductance AlGaN/GaN-HMET with recessed gate onsapphire substrate, Phys. Stat. Sol. (a) 200 (2003) p. 187-190
しかしながら、窒化物半導体材料は、他のIII−V族半導体材料と異なり、ウェットエッチングすることが不可能である。このため、ゲートリセスの形成にあたってドライエッチングを用いざるを得ない。ドライエッチングは、周知のように、ウェットエッチングよりも被エッチング物に与えるダメージが大きい。
そして、ゲートリセスの形成時にゲート電極下部にダメージを与えると、そのダメージの程度によってゲートのしきい値電圧や相互コンダクタンス、周波数特性等にばらつきが生じるという不具合がある。したがって、窒化物半導体材料のゲートリセス形成のエッチングには、よりエッチングダメージを低減することが望まれている。
また、図13(a)、(b)に示したように、ゲートリセスは、AlGaN障壁層3をその途中までエッチングすることによって形成される。このため、ゲートリセスの形成には、その深さの制御が困難であるという欠点がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであって、ゲート電極下部のダメージを低減することによって高いデバイス特性が得られ、しかもゲートリセスの深さを正確に制御することができる半導体装置、半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の半導体装置の製造方法は、基板(例えば図1に示した基板101)上に窒化物半導体材料でなる緩衝層(例えば図1に示したGaN緩衝層102)を形成する工程と、前記緩衝層上に窒化物半導体材料でなる第1窒化物半導体層(例えば図1に示したun−AlGaN障壁層103)を形成する工程と、前記第1窒化物半導体層上においてゲート電極が形成される領域に再成長用マスク(例えば図2(b)に示した再成長用マスク110)を形成する工程と、前記第1窒化物半導体層上の前記再成長用マスクを除く領域に、窒化物半導体材料でなる第2窒化物半導体層(例えば図1に示したn−InAlNコンタクト層109)を再成長させる工程と、前記第2窒化物半導体層の再成長後、前記第1窒化物半導体層上の前記再成長用マスクを除去する工程と、前記第2窒化物半導体層上にソース電極(例えば図1に示したソース電極107)及びドレイン電極(例えば図1に示したドレイン電極108)を形成する工程と、前記再成長用マスクが除去された前記第1窒化物半導体層上の領域に、ゲート電極(例えば図1に示したゲート電極106)を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1窒化物半導体層上においてゲート電極が形成される領域に再成長用マスクを形成し、再成長用マスクを除く領域に第2窒化物半導体層を再成長させ、再成長用マスクが除去された第1窒化物半導体層上の領域にゲート電極を形成しているため、ゲート電極下の第1窒化物半導体層にプラズマエッチングのダメージを与えることがない。
このため、ゲートのしきい値電圧や相互コンダクタンス、周波数特性等のばらつきを防ぎ、高いデバイス特性の半導体装置が得られる半導体装置の製造方法を提供することができる。また、ゲートリセスの深さを第2窒化物半導体層の厚さによって高精度に制御できる半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の半導体装置の製造方法は、請求項1において、前記緩衝層がGaNを材料とし、前記第1窒化物半導体層がAlGaNを材料とする障壁層であり、前記第2窒化物半導体層がInAlNを材料とするコンタクト層であることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、適切な材料によって本発明の半導体装置を製造することができる。
請求項3に記載の半導体装置の製造方法は、請求項1または2において、前記第2窒化物半導体層を再成長させる工程は、前記再成長用マスクを除く領域において、前記第1窒化物半導体層上に不純物を含まないアンドープ第2窒化物半導体層を再成長させる工程と、前記アンドープ第2窒化物半導体層上に、不純物を含むドープ第2窒化物半導体層を再成長させる工程と、を含むことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、第2窒化物半導体層の表面から前記第1窒化物半導体層との界面まで不純物を注入する場合には、第2窒化物半導体層を低抵抗化することができる。また、第2窒化物半導体層の下層にアンドープ層を形成する場合には、第1窒化物半導体層への不純物の拡散を防ぎ、電子走行層における電子の走行速度の低下を防ぐことができる。
請求項4に記載の半導体装置の製造方法は、請求項1から3のいずれか1項において、前記第1窒化物半導体層上の前記再成長用マスクが除去された領域及び前記第2窒化物半導体層上に、絶縁膜(例えば図11に示した絶縁膜112)を形成する工程をさらに含み、前記ゲート電極を形成する工程において、前記ゲート電極は前記絶縁膜に接して形成されることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、ゲート電極下のリーク電流をさらに低減することができる。
請求項5に記載の半導体装置は、基板上に形成されたGaNを材料とする緩衝層と、前記緩衝層上に形成されたAlGaNを材料とする障壁層と、前記障壁層上に再成長された、InAlNを材料とするコンタクト層と、前記コンタクト層の前記再成長によって形成されたゲートリセス内に形成されたゲート電極と、前記コンタクト層上に設けられたソース電極及びドレイン電極と、を備えることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、第1窒化物半導体層上に第2窒化物半導体層を再成長させているため、ゲート電極下の第1窒化物半導体層にプラズマエッチングのダメージを与えることがない。このため、ゲートのしきい値電圧や相互コンダクタンス、周波数特性等のばらつきを防ぎ、高いデバイス特性の半導体装置を提供することができる。
請求項6に記載の半導体装置は、請求項5において、前記コンタクト層は、表面から前記障壁層との界面まで不純物を含む、または表面から所定の深さまで不純物を含み、前記障壁層との界面との間に不純物を含まないアンドープ層を含むことを特徴とする。
請求項6の発明によれば、第2窒化物半導体層の表面から前記第1窒化物半導体層との界面まで不純物を注入する場合には、第2窒化物半導体層を低抵抗化することができる。また、第2窒化物半導体層の下層にアンドープ層を形成する場合には、第1窒化物半導体層への不純物の拡散を防ぎ、電子走行層における電子の走行速度の低下を防ぐことができる。
請求項7に記載の半導体装置は、請求項5または6において、前記ゲートゲートリセスの内面及び前記コンタクト層上の前記ソース電極及び前記ドレイン電極を含まない領域に、絶縁膜を有することを特徴とする。
請求項7の発明によれば、ゲート電極下のリーク電流をさらに低減することができる。
本発明は、再成長用マスクを使ってゲートリセスを有するコンタクト層を形成している。このため、ゲートリセスの形成にあたってプラズマによるドライエッチング処理する必要がなく、ゲート直下にプラズマダメージを与えず、ゲートしきい値電圧の制御を容易にすることができる。そのため、高いデバイス性能及び、この特性の高い再現性を実現できる半導体装置、この半導体装置の製造方法を提供することができる。
また、コンタクト層の膜厚をそのままゲートリセスの深さとすることができる。このため、ゲートリセスの深さを正確に制御することができる。
本発明の一実施形態の窒化物半導体FETの断面を模式的に示した図である。 図1に示した窒化物FETの製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態の窒化物半導体FETのしきい値電圧とun−AlGaN障壁層の厚さとの関係を示した図である。 窒化物半導体FETのチャネルのシート抵抗の、n−InAlNコンタクト層の厚さ依存性を調べるために行った実験の結果を説明するための図である。 窒化物半導体FETのチャネルのシート抵抗の、n−InAlNコンタクト層のIn組成に対する依存性を調査するために行った実験の結果を説明するための図である。 本発明の一実施形態の窒化物半導体FETの、n−InAlNコンタクト層へのSiドーピング濃度とチャネルの接触抵抗率との関係を調べるために行った実験の結果を説明するための図である。 本実施形態の窒化物半導体FETの、n−InAlNコンタクト層へのSiドーピング濃度とチャネルの接触抵抗との関係を調べるために行った実験の結果を説明するための図である。 本実施形態の窒化物半導体FETの、寄生成分であるソース抵抗と、n−InAlNコンタクト層へのSiドーピング濃度との関係を調査するために行った実験の結果を示した図である。 本発明の一実施形態の窒化物半導体FETと従来の窒化物半導体FETとの特性を比較して示したテーブルを表している。 本発明の一実施形態の変形例を説明するための図である。 本発明の一実施形態の他の変形例を説明するための図である。 本発明の一実施形態の他の変形例を説明するための図である。 ゲートリセスFET構造を持った一般的な変調ドープAlGaN/GaNヘテロ構造のトランジスタを示した図である。
以下、本発明の一実施形態の半導体装置、半導体装置の製造方法ついて説明する。
(素子構造)
図1は、本実施形態の半導体装置である、窒化物でなる電界効果トランジスタ(以下、窒化物半導体FET(Field-Effect
Transistor)とも記す)の断面を模式的に示した図である。本実施形態の窒化物半導体FETは、基板101上に設けられたGaN緩衝層102、GaN緩衝層102上に設けられたアンドープのAlGaN障壁層(以下、un−AlGaN障壁層と記す)103を有している。
さらに、本実施形態の窒化物半導体FETは、un−AlGaN障壁層103上に設けられたInAlNコンタクト層が設けられている。InAlNコンタクト層にはn型の不純物がドーピングされていて、以降、n型の不純物がドーピングされているInAlNコンタクト層を、n−InAlNコンタクト層109と記す。
n−InAlNコンタクト層109にはゲートリセス109aが形成されていて、ゲート電極106がゲートリセス109aを通じてun−AlGaN障壁層103にコンタクトされている。n−InAlNコンタクト層109上には、ソース電極107、ドレイン電極108が形成されている。n−InAlNコンタクト層109のソース電極107、ドレイン電極108下の領域aは、窒化物半導体FETのアクセス領域となっている。
以上の構造により、GaN緩衝層102とun−AlGaN障壁層103のヘテロ界面には、2次元電子ガスが形成される。2次元電子ガスが形成された界面は、電子走行層(チャネル)となる。
(製造方法)
図2(a)〜(g)は、本実施形態の窒化物半導体FETの製造工程を説明するための図である。先ず、本実施形態では、基板101上にGaN緩衝層102、un−AlGaN障壁層103が順に形成される。この結果、GaN緩衝層102、un−AlGaN障壁層103の界面にAlGaN/GaNヘテロ構造が形成される。
次に、本実施形態では、再成長用マスク110が形成される。この形成にあたっては、先ず、酸化ケイ素、窒化ケイ素等のアモルファス膜またはタングステンを材料にして再成長用マスクがアクティブ領域の全面に堆積される。そして、ゲート領域にのみ再成長用マスクのエッチングの保護膜(図示せず)を形成し、保護膜上からエッチングすることによって再成長用マスクを形成する。さらに、ゲート領域に残った再成長用マスク110上の保護膜(図示せず)を除去する。保護膜の除去後の状態を、図2(b)に示す。
本実施形態では、再成長用マスク110の長さを0.4μm、幅を110μmとしている。なお、本実施形態の再成長用マスク110は、このようなサイズに限定されるものでなく、任意のサイズに設定されるものであってよい。
次に、本実施形態では、図2(b)に示した状態の再成長用マスク110上から、MOCVD(metal organic chemical vapor deposition)によって格子整合近傍のn−InAlNコンタクト層109を再成長させる。原料分解の選択性により、再成長用マスク110上にはn−InAlNコンタクト層109は再成長せず、AlGaN103上にのみn−InAlNコンタクト層109が再成長する。この結果、MOCVDの工程後に得られる形状を、図2(c)として示す。
なお、本実施形態では、MOCVDの際、不純物としてSiを導入して、SiドープのInAlNを再成長させるものとする。この結果、本実施形態では、n−InAlNコンタクト層109の表面からun−AlGaN障壁層103との界面までが、SiドープのInAlNとなっている。
図2(d)は、再成長用マスク110を取り除いた状態を示している。再成長用マスク110の除去により、n−InAlNコンタクト層109にゲートリセス109aが形成される。再成長用マスク110の除去後、図2(e)に示すように、FETのデザインに合わせメサエッチングが行われる。
次に、本実施形態では、フォトリソグラフィー工程、リフトオフ工程を経てn−InAlNコンタクト層109上にソース電極107、ドレイン電極108が形成される。ソース電極107、ドレイン電極108を図2(f)に示す。ソース電極107、ドレイン電極108は、必要に応じて熱処理が行われることにより、オーミック電極となる。
オーミック電極形成の条件としては、ソース電極107、ドレイン電極108をTi/Alとし、600℃で熱処理するものがある。また、ソース電極107、ドレイン電極108をTi/Al/Ni/Auとし、700〜850℃で熱処理するものがある。ただし、本実施形態は、このような電極材料や熱処理のプロセスに限定されるものでなく、オーミック電極を形成できる条件であればどのようなプロセスを用いるものであってもよい。
次に、本実施形態では、図2(g)に示すように、フォトリソグラフィー工程、リフトオフ工程によってゲートリセス109a内にゲート電極106が形成される。なお、本実施形態では、Ni/Auを用い、ゲート長0.15μm、ゲート幅100μmのゲート電極106を形成した。ただし、本実施形態は、このようなゲート電極材料やサイズに限定されるものでなく、任意の材料で適正なサイズのゲート電極を形成することができる。
(実験)
次に、以上述べた本実施形態が窒化物半導体FETの素子特性に与える効果を説明するため行った実験の結果について説明する。
図3は、本実施形態の窒化物半導体FETのしきい値電圧とun−AlGaN障壁層103の厚さとの関係を示した図である。図3の縦軸はしきい値電圧(V)、横軸はun−AlGaN障壁層103の厚さ(nm)を表している。また、図中に示した4つの直線は、各々Al組成が異なる4種類のun−AlGaN障壁層103のデータを示している。
図示するように、本実施形態の窒化物半導体FETのしきい値電圧は、un−AlGaN障壁層103のAl組成や厚さによって変化する。un−AlGaN障壁層103のAl組成が高くなると、un−AlGaN障壁層103の分極電荷が増すため、しきい値電圧の絶対値が高くなる。一方、un−AlGaN障壁層103の厚さが薄くなると、しきい値電圧は空乏化の影響によって絶対値が小さくなる。本実施形態では、窒化物半導体FETの目的等に応じてしきい値電圧を図3に示した範囲内で制御することが可能である。
図4は、窒化物半導体FETのチャネルのシート抵抗(以下、単にシート抵抗とも記す)の、InAlNコンタクト層109の厚さ依存性を調べるために行った実験の結果を説明するための図である。図4の縦軸はシート抵抗(Rsh:W/sq.)、横軸はInAlN層の厚さ(nm)を表している。
プロット●で示すデータは、InAlN層を5nm〜15nm再成長させた場合のものである。図4では、InAlN層は、GaN上に設けられた厚さ5nmのAlGaN層上に形成されている。AlGaN層のAl組成は0.25に固定されている。
また、プロット○で示すデータは、InAlN層のデータと比較するためのデータであって、GaN上に設けられた厚さ5nmのAlGaN層上に、さらにAlGaN層を5nm〜15nm再成長させた構成のシート抵抗を示している。
プロット○で示したように、GaN層上に厚さ5nmのAlGaN層を設けたAlGaN/GaNへテロ構造では、表面の空乏化の影響によってチャネルでのキャリア濃度が低くなるので、その抵抗値は約2500W/sq.であった。しかし、AlGaN層を15nmの厚さまで再成長させた場合には、AlGaN層の分極電荷のためにキャリア濃度が上昇し、シート抵抗は520W/sq.まで低減した。
一方、プロット●で示したように、厚さ5nmのAlGaN層上にInAlN層(In組成0.17)を再成長させると、InAlN層の厚さによらず、シート抵抗をInAlN層を設けない場合よりも低下させられることが分かった。
このような現象は、格子整合のInAlNの分極電荷が0.046C/m2とAlGaNの2倍近く大きいために起こる。さらに、InAlNはAlGaN層と異なり格子整合であるため、格子歪みによるデバイスの劣化が抑制されるという利点もある。
以上の実験により、本実施形態は、n−InAlNコンタクト層109を15nmの厚さに再成長することにより、窒化物半導体FETのチャネルのシート抵抗を240W/sq.にまで低減し得ることが分かる。
図5は、窒化物半導体FETのチャネルのシート抵抗の、n−InAlNコンタクト層109のIn組成に対する依存性を調査するために行った実験の結果を説明するための図である。図5の縦軸はシート抵抗(Rsh:W/sq.)、横軸はInAlN層のIn組成を表している。
プロット●で示すデータは、Al組成0.25、厚さ5nmのAlGaN層上に、In組成0.13〜0.25までのInAlN層を厚さ15nm再成長させた構成のシート抵抗を示したものである。また、図5中に示したプロットが示されていない直線は、本実施形態の結果と比較するためのものであり、厚さ5nmのAlGaN層上に、さらにAlGaNを厚さ15nm再成長させた場合のシート抵抗を示したデータである。
図5によれば、InAlN層のIn組成が低いほど、ピエゾ分極、自発分極電荷が共に向上するため、より高濃度のキャリア濃度が誘起されてシート抵抗が低下することが分かる。また、InAlN層のIn組成を0.25から0.13まで低減することにより、シート抵抗を550Ω/sq.から190Ω/sq.まで低減させることができることが分かった。
また、InAlN層のIn組成が0.24以下であれば、AlGaN障壁層を再成長させた場合よりもシート抵抗を低減できることが確認できた。
なお、本実施形態のInAlN層のIn組成は、格子歪みの生じない0.17〜0.18が好ましいものの、図5に示したIn組成の範囲で本実施形態は有効であることが分かった。
図6は、本実施形態の窒化物半導体FETの、n−InAlNコンタクト層109へのSiドーピング濃度とチャネルの接触抵抗率との関係を調べるために行った実験の結果を説明するための図である。図6は、格子整合のInAlN層(再成長によって形成されている)に対して行われたSiドーピングの不純物濃度と接触低効率との関係を示していて、縦軸は接触抵抗率(ρc:Ωcm2)を、横軸はSiドーピング濃度(×1018cm-3)を表している。
図6に結果を示した実験では、Siドーピングによってn型になったInAlN層は、ノンドープのAlGaN層上に設けられている。また、本実施形態では、InAlN層の結果との比較のため、ノンドープのAlGaN層上に設けられたAlGaNにSiをドーピングした場合の接触抵抗率を調べている。図6中の実線はInAlN層についての接触抵抗率を示し、図6中の破線は、AlGaN層についての接触低効率を示している。
Siドープが行われていない状態では、InAlN層の接触抵抗率は約1×10-5Wcm2であり、この接触抵抗率はAlGaN層の接触抵抗率は約2×10-6Wcm2と比べて約一桁高い。これは、InAlNの障壁高さがAlGaNよりも高いことによるものと考えられる。Siのドーピングにより、InAlN層内の空乏層の薄層化が起こる。空乏層の薄層化によってトンネル効果が生じ、接触抵抗率が低減する。
本実施形態では、図6に示したように、1×1018cm-3以上の濃度のSiをInAlNにドーピングすることにより、接触抵抗率を1×10-6Wcm2以下にすることができた。また、InAlNに1×1019cm-3以上の濃度のSiドーピングすることにより、接触抵抗率を3×10-7Wcm2以下にすることができた。
なお、破線で示したAlGaNも、Siドーピングによって接触抵抗率を低減することが可能である。AlGaNにSiドーピングするとInAlNにSiドーピングした場合に得られる接触抵抗率以下の接触抵抗率が得られるが、ドーピングによって得られるAlGaNとInAlNとの接触抵抗の差は、ドーピングを行わない場合に比べて小さくなる。
図7は、本実施形態の窒化物半導体FETの、n−InAlNコンタクト層109へのSiドーピング濃度とチャネルの接触抵抗との関係を調べるために行った実験の結果を説明するための図である。図7の縦軸は接触抵抗(Rc:Ωcm)を、横軸はSiドーピング濃度(×1018cm-3)を表している。
図7に結果を示した実験では、Siドーピングによってn型になったInAlN層は、ノンドープのAlGaN層上に設けられている。また、InAlN層の結果との比較のため、ノンドープのAlGaN層上に設けられたAlGaNにSiをドーピングした場合の接触抵抗を調べている。図7中の実線はInAlN層についての接触抵抗を示し、図7中の破線は、AlGaN層についての接触低効を示している。
図示したように、本実施形態では、InAlN層を1×1018cm-3以上の濃度にSiドーピングすることにより、AlGaNよりも低い接触抵抗を得られることが分かった。1×1018cm-3以上の濃度にSiドーピングされたInAlN層の接触抵抗は、約0.1Wmmと極めて低い値であった。このような結果は、図6に示した接触低効率ρcの低減及び、図4に示したシート抵抗Rshの低減によって得られたものである。接触抵抗Rは近似的に(Rsh・ρc)1/2に等しく、InAlNの接触低効率ρcはAlGaNとほぼ同等の値である。したがって、InAlNのシート抵抗RshがAlGaNのシート抵抗と比べて極めて低い値であったため、本実施形態はAlGaNよりも低い接触抵抗Rを得ることができる。
図8は、本実施形態の窒化物半導体FETの、寄生成分であるソース抵抗と、図1に示したn−InAlNコンタクト層109へのSiドーピング濃度との関係を調査するために行った実験の結果を示した図である。図8の縦軸は窒化物半導体FETのソース抵抗Rsを、横軸はSiのドーピング濃度を表している。図8中の実線はAlGaN層上に設けられたInAlN層についての結果を示している。また、本実施形態では、InAlNについての結果と比較するため、AlGaN層上にさらに設けられたAlGaN層にSiドーピングを行い、対応するソース抵抗を調べている。破線は、AlGaN層上についての実験の結果を示している。
なお、図8に結果を示した実験では、InAlN層にSiドーピングしたFETもAlGaN層にSiドーピングしたFETもソースとゲート電極との間隔は0.5μmである。本実施形態の窒化物半導体FET(InAlN層にSiドーピングしたFET)では、図4に示した低いシート抵抗Rsh、図7に示した低い接触抵抗Rcにより、1×1018cm-3以上のSiドーピング濃度において、0.2Ωmmのソース抵抗が得られた。このソース抵抗は、AlGaN層にSiドーピングしたFETのソース抵抗の約1/2である。
以上の実験から、本実施形態の窒化物半導体FETの構造は、n−InAlNコンタクト層109へのSiドーピング濃度を1×1018cm-3以上とすることにより、図13(a)に示した従来技術よりも低いソース抵抗が得られることが確かめられた。
(素子特性)
図9は、本実施形態の半導体装置である窒化物半導体FETと従来の窒化物半導体FETとの特性を比較して示したテーブルを表している。なお、従来の窒化物半導体FETは、図13(a)に示したコンタクト層にAlGaN層を用いたゲートリセスを有する(ゲートリセス構造の)FETである。本実施形態の窒化物半導体FETと、従来の窒化物半導体FETとで比較された特性は、最大相互コンダクタンス(gm)、ウェハ面内におけるしきい値電圧のばらつき、リーク電流の3項目である。
本実施形態の窒化物半導体FETは、上記したソース抵抗の低減により、従来技術の420mS/mmよりも高い500mS/mmの最大相互コンダクタンスを得た。また、従来の窒化物半導体FETのしきい値電圧のウェハ面内のばらつきが±0.64Vであるのに対し、本実施形態は、しきい値電圧のウェハ面内のばらつきを、±0.11Vに抑えることができる。さらに、従来の窒化物半導体FETのリーク電流が1×10-3A/mmであったのに対し、本実施形態は、リーク電流を1×10-5A/mmに低減させることができた。なお、リーク電流の低減は、本実施形態が従来よりもゲートリセス形成時のプラズマエッチングによるダメージを低減することができたことによると考えられる。
(変形例)
図10〜12は、以上説明した本実施形態の窒化物半導体FETの変形例を説明するための図である。なお、図10〜図12のいずれにおいても、図1に示した部材と同様の部材については同様の符号を付して説明を一部略すものとする。
図10に示した窒化物半導体FETは、図1に示した窒化物半導体FETと同様に、基板101上にGaN緩衝層102、un−AlGaN障壁層103が形成されている。そして、un−AlGaN障壁層103上には、再成長されたInAlNコンタクト層119が設けられている。
ただし、図10に示した窒化物半導体FETは、窒化物半導体FETのInAlNコンタクト層119が、上層(表面に近い層)が、不純物がドーピングされたドーピング層119aとなり、下層(un−AlGaN障壁層103との界面に近い層)が不純物のドーピングがされていないアンドープ層119bとなっている。なお、このような構成は、MOCVDによってun−AlGaN障壁層103上にアンドープ層119bを再成長させる工程の後、ドープ層119aを再成長させる工程を実施することによって実現される。
なお、図10に示した構成は、本発明によって得られる効果をなんら損なうものではない。また、図10に示した構成によれば、電子供給層であるInAlNコンタクト層119から電子走行層であるun−AlGaN障壁層103への不純物の拡散を抑えることができる。したがって、図10に示した変形例は、電子走行層における電子の走行速度を高いまま維持して高速応答を得ることができる。
図11に示した窒化物半導体FETは、図1に示した窒化物半導体FETと同様に、基板101上にGaN緩衝層102、un−AlGaN障壁層103が形成されている。un−AlGaN障壁層103上には、ゲートリセス109aを有するn−InAlNコンタクト層109が形成されている。ただし、図11に示した窒化物半導体FETは、ゲート電極106とun−AlGaN障壁層103との間と、ゲート電極106とn−InAlNコンタクト層109との間に絶縁膜112が挿入されている点で図1に示した窒化物半導体FETと相違する。
図11に示した窒化物半導体FETによれば、図1に示した窒化物半導体FETよりもゲートリーク電流を抑制することができる。絶縁膜112の材料としては、例えば、窒化珪素、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジリコニウムを適用することができる。このような材料のうち、絶縁膜112として、いずれの材料を用いても、本実施形態の効果を損なうことはない。
なお、図11に示した窒化物FETは、図2に示した窒化物半導体FETの製造工程に、un−AlGaN障壁層103上の再成長用マスク110が除去された領域及びn−InAlNコンタクト層109上に、絶縁膜112を形成する工程を加え、この工程において、ゲート電極106が絶縁膜112に接して形成されることによって実現する。
図12に示した窒化物半導体FETは、図10に示した窒化物半導体FET同様に、基板101上にGaN緩衝層102、un−AlGaN障壁層103が形成されている。そして、un−AlGaN障壁層103上には、再成長されたInAlNコンタクト層119が設けられている。InAlNコンタクト層119は、アンドープ層119b、ドーピング層119aを含んでいる。
図12に示した窒化物半導体FETでは、ゲート電極106がゲートリセスの内面に接触していて、再成長されたInAlNコンタクト層119に接触するように構成されている。このため、図1に示した窒化物半導体FETよりもリーク電流が若干増えるものの、ソースからゲート下のチャネル部分へ流れ込むキャリアの振舞を反映する指標である、アクセス抵抗をさらに低減することができる。このような本実施形態によれば、格子整合系InAlNの高い自発分極電荷により、アクセス抵抗が低い窒化物半導体を提供することができる。
以上説明したように、本実施形態は、従来のゲートリセスFETと異なり、再成長用マスクを使ってゲートリセスを有するInAlNコンタクト層を形成している。このため、プラズマによるドライエッチング処理する必要がなく、ゲート直下にプラズマダメージを与えず、ゲートしきい値電圧の制御を容易にすることができる。そのため、高い再現性の下、高い相互コンダクタンス、高い周波数特性といった高いデバイス性能を持った半導体装置を提供することができる。
また、InAlNコンタクト層の膜厚をそのままゲートリセスの深さとすることができる。このため、ゲートリセスの深さを正確に制御することができる。
本発明は、GaN系の高電子移動度トランジスタにおいて、ゲートリセス構造を有する半導体装置に適用することができる。
101 基板
102 GaN緩衝層
103 un−AlGaN障壁層
106 ゲート電極
107 ソース電極
108 ドレイン電極
109,119 n−InAlNコンタクト層
109a ゲートリセス
110 再成長用マスク
112 絶縁膜
119a ドーピング層
119b アンドープ層

Claims (7)

  1. 基板上に窒化物半導体材料でなる緩衝層を形成する工程と、
    前記緩衝層上に窒化物半導体材料でなる第1窒化物半導体層を形成する工程と、
    前記第1窒化物半導体層上においてゲート電極が形成される領域に再成長用マスクを形成する工程と、
    前記第1窒化物半導体層上の前記再成長用マスクを除く領域に、窒化物半導体材料でなる第2窒化物半導体層を再成長させる工程と、
    前記第2窒化物半導体層の再成長後、前記第1窒化物半導体層上の前記再成長用マスクを除去する工程と、
    前記第2窒化物半導体層上にソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
    前記再成長用マスクが除去された前記第1窒化物半導体層上の領域に、ゲート電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記緩衝層がGaNを材料とし、前記第1窒化物半導体層がAlGaNを材料とする障壁層であり、前記第2窒化物半導体層がInAlNを材料とするコンタクト層であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2窒化物半導体層を再成長させる工程は、
    前記再成長用マスクを除く領域において、前記第1窒化物半導体層上に不純物を含まないアンドープ第2窒化物半導体層を再成長させる工程と、前記アンドープ第2窒化物半導体層上に、不純物を含むドープ第2窒化物半導体層を再成長させる工程と、を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1窒化物半導体層上の前記再成長用マスクが除去された領域及び前記第2窒化物半導体層上に、絶縁膜を形成する工程をさらに含み、
    前記ゲート電極を形成する工程において、前記ゲート電極は前記絶縁膜に接して形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 基板上に形成されたGaNを材料とする緩衝層と、
    前記緩衝層上に形成されたAlGaNを材料とする障壁層と、
    前記障壁層上に再成長された、InAlNを材料とするコンタクト層と、
    前記コンタクト層の前記再成長によって形成されたゲートリセス内に形成されたゲート電極と、
    前記コンタクト層上に設けられたソース電極及びドレイン電極と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  6. 前記コンタクト層は、
    表面から前記障壁層との界面まで不純物を含む、または表面から所定の深さまで不純物を含み、前記障壁層との界面との間に不純物を含まないアンドープ層を含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記ゲートゲートリセスの内面及び前記コンタクト層上の前記ソース電極及び前記ドレイン電極を含まない領域に、絶縁膜を有することを特徴とする請求項5または6に記載の半導体装置。
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