JP2011040916A - 広域無線通信網の端末に対して衛星通信網を介して発呼する発呼方法及びシステム - Google Patents

広域無線通信網の端末に対して衛星通信網を介して発呼する発呼方法及びシステム Download PDF

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孝明 松嶋
Kazuyuki Tasaka
和之 田坂
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Abstract

【課題】IPネットワークに接続された発呼端末から、携帯電話網に接続された着呼端末を呼び出し、携帯電話網を介したIP通信を実現する発呼方法等を提供する。
【解決手段】着呼端末は、衛星通信用端末番号を有すると共に、携帯電話網を用いてIPパケットを送受信可能である。発呼端末が、IPネットワークを介して、宛先となる第2の端末の衛星通信用端末番号を含み、発呼端末の第1のIPアドレスを送信元アドレスとする発呼トリガメッセージを、衛星通信網を介して着呼端末へ送信する。次に、着呼端末が、携帯電話網へ発呼し、該携帯電話網に接続されたアドレス割り当てサーバから、第2のIPアドレスを取得する。そして、着呼端末が、第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットを、携帯電話網及びIPネットワークを介して、第1の端末へ送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、広域無線通信網の端末に対する発呼方法及びシステムに関する。
代表的な広域無線通信網として携帯電話網があり、その携帯電話網に接続する携帯電話機毎に、電話番号が対応付けられている。発呼側携帯電話機は、着呼側携帯電話機の電話番号を指定することによって、携帯電話網へ発呼する。携帯電話網は、その電話番号に対応する携帯電話機の位置を検索し、特定された無線基地局から着呼側携帯電話機へ着呼する。携帯電話網では、音声通信機能及びデータ通信機能が実装されており、それぞれ自網、及び他の網と相互接続して通信することができる。
また、データ通信で利用される代表的な相互接続網として、IP(Internet Protocol)ネットワーク(インターネット)がある。IPネットワークと携帯電話網とは、ゲートウェイを介して相互に接続される。これによって、IPネットワークに接続された端末と、携帯電話網に接続された携帯電話機との間で、IP通信を実現することができる。
現在のところ、携帯電話網に接続される携帯電話機は、常時接続可能な固定IPアドレスを保持していない。通常、携帯電話機のIPアドレスは、携帯電話網に配置されたアドレス割当サーバから動的に割り当てられる。例えばIPCP(Internet Protocol Control Protocol)のような機能が用いられる。従って、IPネットワークに接続された発呼端末は、広域無線通信網に接続された着呼端末へ、直接的に呼び出すことができない。そのために、携帯端末に固定IPアドレスを自動的に付与する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、NIC(Network Interface Card)インタフェースに記録されたIPアドレスを、その携帯端末のIPアドレスとして設定する。
更に、携帯電話網よりも更に広域の無線通信を実現するシステムとして、衛星通信網がある。衛星通信網に接続される衛星通信端末には、衛星通信用の端末番号が対応付けられている。発呼側衛星通信端末は、着呼側衛星通信端末の端末番号を指定することによって、衛星通信網へ発呼する。衛星通信網は、その端末番号を含む発呼信号を、衛星から地球局の衛星通信端末へ向けて送信する。
携帯電話機について、携帯電話網に接続すると共に、衛星通信網にも接続することができるデュアルモード型移動端末の技術もある(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、IPネットワークに接続された発呼端末から、衛星通信網に接続された着呼端末へ発呼することができる。
特開2007−028174号公報 WO98/39859
しかしながら、特許文献1に記載された技術によれば、携帯端末に、固定IPアドレスを付与することになる。この場合、携帯電話網が、その携帯端末に付与された固定IPアドレスを常に管理する必要がある。
また、特許文献2に記載された技術によれば、衛星通信網における発呼シーケンスと、広域通信網における発呼シーケンスは別個独立に動作する。従って、衛星通信網を介して発呼した場合、衛星通信網を介した通信しか確立できない。即ち、広域無線通信網を介してIP通信を実現することはできない。
そこで、本発明は、IPネットワークに接続された発呼端末から、広域無線通信網に接続された着呼端末を呼び出した後、広域無線通信網を介したIP通信を実現する発呼方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明によれば、IPネットワークに接続された第1の端末と、該IPネットワークに接続された衛星通信網と、IPネットワークに接続された広域無線通信網と、衛星通信網及び広域無線通信網に接続される第2の端末とを有するシステムにおける発呼方法であって、
第2の端末は、衛星通信網における衛星通信用端末番号を有すると共に、広域無線通信網を用いてIPパケットを送受信可能であり、
第1の端末が、IPネットワークを介して、宛先となる第2の端末の衛星通信用端末番号を含み、第1の端末の第1のIPアドレスを送信元アドレスとする発呼トリガメッセージを、衛星通信網へ送信する第1のステップと、
衛星通信網が、衛星を介して、衛星通信用端末番号の第2の端末へ、第1のIPアドレスを含む発呼トリガメッセージを送信する第2のステップと、
第2の端末が、広域無線通信網へ発呼し、該広域無線通信網に接続されたアドレス割り当てサーバから、第2のIPアドレスを取得する第3のステップと、
第2の端末が、第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットを、広域無線通信網及びIPネットワークを介して、第1の端末へ送信する第4のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の発呼方法における他の実施形態によれば、
衛星通信網は、IPネットワークに接続された衛星回線側ゲートウェイと、該衛星回線側ゲートウェイに接続された衛星地球局と、衛星地球局及び第2の端末との間を中継する衛星とを有し、
広域通信網は、IPネットワークに接続された地上通信回線側ゲートウェイと、第2の端末と無線で通信する無線基地局とを有し、
第1のステップについて、第1の端末は、発呼トリガメッセージを、衛星回線側ゲートウェイへ送信し、該衛星回線ゲートウェイは、発呼トリガメッセージを、衛星地球局へ転送し、
第4のステップについて、第2の端末は、第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットをデータ領域に含むパケットを、広域無線通信網を介して地上通信回線側ゲートウェイへ送信し、該地上通信回線側ゲートウェイは、IPパケットを、IPネットワークを介して第1の端末へ送信する
ことも好ましい。
本発明の発呼方法における他の実施形態によれば、
衛星通信網は、イリジウム衛星又はインマルサット衛星を用いたネットワークシステムであり、
広域通信網は、携帯電話網、PHS(Personal Handyphone System)又はWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を用いたネットワークシステムであることも好ましい。
本発明によれば、IPネットワークに接続された第1の端末と、該IPネットワークに接続された衛星通信網と、IPネットワークに接続された広域無線通信網と、衛星通信網及び広域無線通信網に接続される第2の端末とを有するシステムであって、
第1の端末は、
IPネットワークに接続し、第1のIPアドレスを有するIPネットワークインタフェース手段と、
宛先となる第2の端末の衛星通信用端末番号を含み、第1の端末の第1のIPアドレスを送信元アドレスとする発呼トリガメッセージを、衛星通信網へ送信する発呼トリガメッセージ送信手段と
を有し、
衛星通信網は、衛星を介して、衛星通信用端末番号の第2の端末へ、第1のIPアドレスを含む発呼トリガメッセージを送信し、
第2の端末は、
衛星通信網に接続し、衛星通信用端末番号を有する衛星回線インタフェース手段と、
広域無線通信網に接続し、IPパケットを送受信可能な地上通信回線インタフェース手段と、
地上通信回線インタフェース手段を用いて、広域無線通信網に接続されたアドレス割り当てサーバから、第2のIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、
第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットを、広域無線通信網及びIPネットワークを介して、第1の端末へ送信する着呼応答パケット送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
衛星通信網は、IPネットワークに接続された衛星回線側ゲートウェイと、該衛星回線側ゲートウェイに接続された衛星地球局と、衛星地球局及び第2の端末との間を中継する衛星とを有し、
広域通信網は、IPネットワークに接続された地上通信回線側ゲートウェイと、第2の端末と無線で通信する無線基地局とを有し、
衛星回線ゲートウェイは、第1の端末から受信した発呼トリガメッセージを、衛星地球局へ転送し、
第2の端末は、第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットをデータ領域に含むパケットを、広域無線通信網を介して地上通信回線側ゲートウェイへ送信し、
地上通信回線側ゲートウェイは、第2の端末から受信したIPパケットを、IPネットワークを介して第1の端末へ転送することも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
衛星通信網は、イリジウム衛星又はインマルサット衛星を用いたネットワークシステムであり、
広域通信網は、携帯電話網、PHS又はWiMAXを用いたネットワークシステムであることも好ましい。
本発明の発呼方法及びシステムによれば、IPネットワークに接続された発呼端末から、広域無線通信網に接続された着呼端末を呼び出した後、広域無線通信網を介したIP通信を実現することができる。即ち、本発明によれば、IPネットワークに接続された端末から、固定IPアドレスを保持せず且つ通信状態に無い携帯電話機を呼び出すことができる。
また、着呼端末が、地上通信回線の通信圏外に存在する場合であっても、より広域で利用可能な衛星回線を介して、発呼トリガメッセージを送信することが可能となる。発呼トリガメッセージを受信した着呼端末は、地上通信回線の通信圏内では地上通信回線を介して、又は、地上通信回線の通信圏外では通信圏内へ移動後に、速やかにアドレス割り当て要求を送信することができる。
本発明におけるシステム構成図である。 本発明におけるシーケンス図である。 衛星回線を介するメッセージのフレーム構成図である。 地上通信回線を介するメッセージのフレーム構成図である。 本発明における発呼端末及び着呼端末の機能構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明におけるシステム構成図である。
図1によれば、発呼端末1は、IPネットワーク3に接続されており、IPパケットを送受信する。IPネットワーク3は、例えばインターネットである。一方で、着呼端末2は、広域無線通信網50に接続可能であるが、常時、通信状態に有るわけではない。広域無線通信網は、例えば携帯電話網、PHS又はWiMAXであってもよい。
着呼端末2は、衛星回線用インタフェースによって衛星40からの電波を受信すると共に、地上通信回線用インタフェースによって無線基地局52と通信することができる。本発明によれば、IPネットワーク3に接続された発呼端末1が、衛星回線を介して、広域無線通信網50に接続可能な着呼端末2を呼び出すことができる。その後、着呼端末2は、広域無線通信網50及びIPネットワーク3を介して、発呼端末1とIP通信を実現することができる。
図1によれば、IPネットワーク3に接続される衛星通信側システムとして、衛星40と、衛星回線側ゲートウェイ41と、衛星地球局42とを有する。衛星回線側ゲートウェイ41は、IPネットワーク3と衛星地球局42との間を相互接続する。衛星地球局42は、衛星40を介して、相手方衛星通信端末との間で、電波を放送し又は通信する。
衛星40には、イリジウム衛星及びインマルサット衛星がある。イリジウム衛星は,地上780kmの低い軌道を周回する66機の現用衛星によって実現される。インマルサット衛星は,地上36,000kmの静止衛星によって実現される。インマルサット衛星のサービス種類として、陸上向けのBGAN(Broadband Global Area Network)と、海上向けのFB(Fleet Broadband)とがある。BGANの場合、最大伝送速度492kbpsのデータ通信と、音声通話とが可能となる。
イリジウム衛星を用いた衛星通信システムでは、個別のイリジウム端末毎に端末番号が割り当てられており、衛星地球局から特定のイリジウム端末と通信することができる。衛星回線側ゲートウェイが宛先情報の相互変換を実行することによって、IPネットワークから個別のイリジウム端末を呼び出すこともできる。
また、IPネットワーク3に接続される広域無線通信側システムとして、携帯電話網50と、地上通信回線側ゲートウェイ51と、無線基地局52と、アドレス割当サーバ53とを有する。地上通信回線側ゲートウェイ51は、IPネットワーク3と携帯電話網50との間を相互接続する。無線基地局52は、着呼端末2と無線リンクを接続する。アドレス割当サーバ53は、携帯電話網50に接続可能な携帯電話機に対して、IPアドレスを割り当てる。アドレス割当サーバ53は、携帯電話機に対するIPCPの機能を有する。
図2は、本発明におけるシーケンス図である。
図3は、衛星回線を介するメッセージのフレーム構成図である。
図4は、地上通信回線を介するメッセージのフレーム構成図である。
本発明によれば、IPネットワーク3に接続された発呼端末1が、携帯電話網50(広域無線通信網)に接続可能な着呼端末2を呼び出す。発呼端末1が、衛星回線を介して発呼トリガメッセージを着呼端末2へ送信し、これに対し、着呼端末2が、地上通信回線を介して着呼応答パケットを、発呼端末1へ返信する。
(S201)発呼端末1は、着呼端末2に対する発呼トリガメッセージを、衛星回線側ゲートウェイ41へ送信する。この発呼トリガメッセージのフレーム構成は、図3(a)に表されている。発呼トリガメッセージは、レイヤ2ヘッダと、IPヘッダ(送信元IPアドレス、宛先IPアドレス)と、データ領域とを有する。送信元IPアドレスは、発呼端末1のIPアドレスであり、宛先IPアドレスは、衛星地球局42(又は衛星通信設備)のIPアドレスである。また、データ領域には、発呼トリガ識別子と、衛星用宛先端末番号とを含む。発呼トリガ識別子は、本発明における衛星回線を介した発呼のトリガを意味する。衛星用宛先端末番号は、宛先端末の衛星回線用インタフェースに予め付与された端末番号である。ここでは、衛星用宛先端末番号は、着呼端末2の端末番号となる。
(S202)衛星回線側ゲートウェイ41は、受信した発呼トリガメッセージを、衛星地球局42へ転送する。この発呼トリガメッセージのフレーム構成は、図3(b)に表されている。
(S203)衛星地球局42は、受信した発呼トリガメッセージを、衛星40を介して、着呼端末2へ放送する。この発呼トリガメッセージのフレーム構成は、図3(c)に表されている。図3(c)によれば、IPヘッダとしての送信元IPアドレス及び宛先IPアドレスは削除され、衛星用レイヤ2ヘッダが付加される。衛星用レイヤ2ヘッダには、衛星用宛先端末番号が含まれる。また、データ領域には、発呼トリガ識別子と、送信元IPアドレスとが含まれる。衛星地球局42は、受信した発呼トリガメッセージのIPヘッダに含まれる送信元IPアドレス(発呼端末1のIPアドレス)を、データ領域に記述する。
ここで、発呼トリガメッセージは、着呼端末2に対して、ユニキャストで送信されてもよいし、ブロードキャストで送信されてもよい。従って、衛星40は、通信衛星であってもよいし、放送衛星であってもよい。放送衛星である場合、放送データ内に、着呼端末2に対する発呼トリガメッセージが含まれる。
着呼端末2は、衛星40からの電波から、発呼トリガメッセージを受信する。これによって、着呼端末2は、他の端末から発呼を受けていることを認識する。
(S211)着呼端末2は、IPアドレス割当要求を、無線基地局52を介して携帯電話機網50へ送信する。このIPアドレス割当要求のフレーム構成は、図4(a)に表されている。IPアドレス割当要求は、携帯電話網50に配置されたアドレス割当サーバ53によって受信される。図4(a)によれば、例えば携帯電話網用のレイヤ2ヘッダと、携帯電話網における送信元端末番号及び宛先端末番号とを含む。また、データ領域には、例えばIPCPに基づく要求コマンドが含まれる。
(S212)アドレス割当サーバ53は、着呼端末2に対して割り当てるIPアドレスを導出する。そして、そのIPアドレスを含むIPアドレス割当応答を、無線基地局52を介して着呼端末2へ送信する。このIPアドレス割当応答のフレーム構成は、図4(b)に表されている。図4(b)によれば、データ領域に、IPCPレスポンスである旨の識別子と、割り当てられたIPアドレスとが含まれる。
(S213)着呼端末2は、着呼応答パケットを、無線基地局52を介して、地上通信回線側ゲートウェイ51へ送信する。着呼応答パケットは、例えば携帯電話網用のレイヤ2ヘッダを含む。また、IPヘッダとして送信元IPアドレス及び宛先IPアドレスを含む。ここで、送信元IPアドレスは、S203の発呼トリガメッセージのデータ領域によって受信した送信元IPアドレス(発呼端末1のIPアドレス)であり、IPネットワークに接続する場合は、端末番号を上記送信元アドレスに変更して通信する。また、着呼応答パケットのデータ領域には、発呼トリガ識別子に基づく着呼応答パケットである旨の識別子も記述される。
(S214)地上通信回線側ゲートウェイ51は、受信した着呼応答パケットを、発呼端末1へ送信する。地上通信回線側ゲートウェイ51は、着呼端末2から受信した着呼応答パケットから、携帯電話網用のレイヤ2ヘッダと送信元端末番号及び宛先端末番号とを取り除く。そして、その着呼応答パケットには、IPネットワーク3におけるレイヤ2ヘッダが付加される。この着呼応答パケットのフレーム構成は、図4(d)に表されている。地上通信回線側ゲートウェイ51は、その着呼応答パケットを、IPネットワーク3を介して、発呼端末1へ送信する。
これによって、発呼端末1は、受信した着呼応答パケットの送信元IPアドレスが、着呼端末2のIPアドレスであることを認識する。その後、発呼端末1と着呼端末2との間で、IP通信のセッションが確立され、IPパケットを送受信することができる。
図5は、本発明における発呼端末及び着呼端末の機能構成図である。
図5によれば、発呼端末1は、IPネットワークインタフェース部11と、発呼トリガメッセージ送信部13と、IP通信部16とを有する。発呼トリガメッセージ送信部13及びIP通信部16は、端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
IPネットワークインタフェース部11は、当該発呼端末のIPアドレスを有し、IPネットワークに接続する。発呼トリガメッセージ送信部13は、発呼トリガメッセージを衛星通信システムへ送信する。発呼トリガメッセージの送信元アドレスは、当該発呼端末1のIPアドレスである。また、発呼トリガメッセージのデータ領域には、宛先となる第2の端末の衛星通信用端末番号を含む。IP通信部16は、IPネットワークインタフェース部11を介して、着呼端末2との間で、セッションを確立し、IPパケットを送受信する。
また、図5によれば、着呼端末2は、衛星回線インタフェース部21と、地上通信回線インタフェース部22と、発呼トリガメッセージ受信部23と、IPアドレス取得部24と、着呼応答パケット送信部25と、IP通信部26とを有する。発呼トリガメッセージ受信部23と、IPアドレス取得部24と、着呼応答パケット送信部25と、IP通信部26とは、端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
衛星回線インタフェース部21は、衛星通信網に接続し、衛星通信用端末番号を有する。地上通信回線インタフェース部22は、広域無線通信網に接続し、IPパケットを送受信する。
発呼トリガメッセージ受信部23は、衛星回線インタフェース部21から発呼トリガメセージを受信する。発呼トリガメッセージに含まれる第1のIPアドレス(発呼端末1の送信元IPアドレス)が、IPアドレス取得部24へ通知される。
IPアドレス取得部24は、地上通信回線インタフェース部22を介して、広域無線通信網に接続されたアドレス割当サーバ53から、当該着呼端末2で使用する第2のIPアドレスを取得する。取得された第2のIPアドレスは、着呼応答パケット送信部25へ通知される。
着呼応答パケット送信部25は、第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットを、地上通信回線インタフェース部22を介して、発呼端末1へ送信する。
IP通信部26は、地上通信回線インタフェース部22を介して、発呼端末1との間で、セッションを確立し、IPパケットを送受信する。
以上、詳細に説明したように、本発明の発呼方法及びシステムによれば、IPネットワークに接続された発呼端末から、広域無線通信網に接続された着呼端末を呼び出した後、広域無線通信網を介したIP通信を実現することができる。即ち、本発明によれば、IPネットワークに接続された端末から、固定IPアドレスを保持せず且つ通信状態に無い携帯電話機を呼び出すことができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 発呼端末
11 IPネットワークインタフェース部
13 発呼トリガメッセージ送信部
16 IP通信部
2 着呼端末、携帯電話機
21 衛星回線インタフェース部
22 地上通信回線インタフェース部
23 発呼トリガメッセージ受信部
24 IPアドレス取得部
25 着呼応答パケット送信部
26 IP通信部
3 IPネットワーク、インターネット
40 衛星
41 衛星回線側ゲートウェイ
42 衛星地球局
50 広域無線通信網、携帯電話網
51 地上通信回線側ゲートウェイ
52 無線基地局
53 アドレス割当サーバ

Claims (6)

  1. IP(Internet Protocol)ネットワークに接続された第1の端末と、該IPネットワークに接続された衛星通信網と、前記IPネットワークに接続された広域無線通信網と、前記衛星通信網及び前記広域無線通信網に接続される第2の端末とを有するシステムにおける発呼方法であって、
    第2の端末は、前記衛星通信網における衛星通信用端末番号を有すると共に、前記広域無線通信網を用いてIPパケットを送受信可能であり、
    第1の端末が、前記IPネットワークを介して、宛先となる第2の端末の衛星通信用端末番号を含み、第1の端末の第1のIPアドレスを送信元アドレスとする発呼トリガメッセージを、前記衛星通信網へ送信する第1のステップと、
    前記衛星通信網が、前記衛星を介して、前記衛星通信用端末番号の第2の端末へ、第1のIPアドレスを含む発呼トリガメッセージを送信する第2のステップと、
    第2の端末が、前記広域無線通信網へ発呼し、該広域無線通信網に接続されたアドレス割り当てサーバから、第2のIPアドレスを取得する第3のステップと、
    第2の端末が、第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットを、前記広域無線通信網及び前記IPネットワークを介して、第1の端末へ送信する第4のステップと
    を有することを特徴とする発呼方法。
  2. 前記衛星通信網は、前記IPネットワークに接続された衛星回線側ゲートウェイと、該衛星回線側ゲートウェイに接続された衛星地球局と、前記衛星地球局及び第2の端末との間を中継する衛星とを有し、
    前記広域通信網は、前記IPネットワークに接続された地上通信回線側ゲートウェイと、第2の端末と無線で通信する無線基地局とを有し、
    第1のステップについて、第1の端末は、前記発呼トリガメッセージを、前記衛星回線側ゲートウェイへ送信し、該衛星回線ゲートウェイは、前記発呼トリガメッセージを、前記衛星地球局へ転送し、
    第4のステップについて、第2の端末は、第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットをデータ領域に含むパケットを、前記広域無線通信網を介して前記地上通信回線側ゲートウェイへ送信し、該地上通信回線側ゲートウェイは、前記IPパケットを、前記IPネットワークを介して第1の端末へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発呼方法。
  3. 前記衛星通信網は、イリジウム衛星又はインマルサット衛星を用いたネットワークシステムであり、
    前記広域通信網は、携帯電話網、PHS(Personal Handyphone System)又はWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を用いたネットワークシステムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の発呼方法。
  4. IPネットワークに接続された第1の端末と、該IPネットワークに接続された衛星通信網と、前記IPネットワークに接続された広域無線通信網と、前記衛星通信網及び前記広域無線通信網に接続される第2の端末とを有するシステムであって、
    第1の端末は、
    前記IPネットワークに接続し、第1のIPアドレスを有するIPネットワークインタフェース手段と、
    宛先となる第2の端末の衛星通信用端末番号を含み、第1の端末の第1のIPアドレスを送信元アドレスとする発呼トリガメッセージを、前記衛星通信網へ送信する発呼トリガメッセージ送信手段と
    を有し、
    前記衛星通信網は、前記衛星を介して、前記衛星通信用端末番号の第2の端末へ、第1のIPアドレスを含む前記発呼トリガメッセージを送信し、
    第2の端末は、
    前記衛星通信網に接続し、衛星通信用端末番号を有する衛星回線インタフェース手段と、
    前記広域無線通信網に接続し、IPパケットを送受信可能な地上通信回線インタフェース手段と、
    前記地上通信回線インタフェース手段を用いて、前記広域無線通信網に接続されたアドレス割り当てサーバから、第2のIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、
    第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットを、前記広域無線通信網及び前記IPネットワークを介して、第1の端末へ送信する着呼応答パケット送信手段と
    を有することを特徴とするシステム。
  5. 前記衛星通信網は、前記IPネットワークに接続された衛星回線側ゲートウェイと、該衛星回線側ゲートウェイに接続された衛星地球局と、前記衛星地球局及び第2の端末との間を中継する衛星とを有し、
    前記広域通信網は、前記IPネットワークに接続された地上通信回線側ゲートウェイと、第2の端末と無線で通信する無線基地局とを有し、
    前記衛星回線ゲートウェイは、第1の端末から受信した前記発呼トリガメッセージを、前記衛星地球局へ転送し、
    第2の端末は、第2のIPアドレスを送信元アドレスとし且つ第1のIPアドレスを宛先アドレスとするIPパケットをデータ領域に含むパケットを、前記広域無線通信網を介して前記地上通信回線側ゲートウェイへ送信し、
    前記地上通信回線側ゲートウェイは、第2の端末から受信した前記IPパケットを、前記IPネットワークを介して第1の端末へ転送する
    ことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 前記衛星通信網は、イリジウム衛星又はインマルサット衛星を用いたネットワークシステムであり、
    前記広域通信網は、携帯電話網、PHS又はWiMAXを用いたネットワークシステムであることを特徴とする請求項4又は5に記載のシステム。
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