JP2011025008A - パッドホルダー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のパッドホルダー1は、ウエスト領域A及び本体部分Hを有し、股下部の肌対向面上に吸収性パッドを配して着用されるパンツ型のパッドホルダーであり、縦方向に伸長性を有し、幅方向に伸縮性を有しており、少なくとも前身頃2に、股下領域b2から胴部領域b1の両側縁部それぞれに向けて延びて設けられ前記縦方向の伸長性を抑制しうる一対の前身頃第1伸長抑制部21,22と、パッドホルダーの幅方向に延び且つパッドホルダーの縦方向に間欠に配置された複数本の前身頃第2伸長抑制部23〜25とを有しており、前身頃第2伸長抑制部23〜25は、一対の前身頃第1伸長抑制部21,22間に亘って形成されている。
【選択図】図1
Description
そして、特許文献3には、目の粗い編地を目の詰んだ編地で覆うことが記載されている。
本発明の一実施形態のパッドホルダー1は、ウエスト領域A及び本体部分Hを有し、該本体部分Hの略全体が伸縮性を備えている。
図1に示すように、パッドホルダー1は、パンツ型の形態を有し、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6を有している。また、パッドホルダー1は、パッドホルダー1の着用時に着用者の腹側に配される前身頃2と、パッドホルダー1の着用時に着用者の背側に配される後身頃3とを有している。
ウエスト領域Aは、ウエスト開口部5の開口周縁端から5cm下方の位置までの範囲であり、本体部分Hは、ウエスト領域Aより下方に位置する部分である。
本体部分Hは、着用時に着用者の胴回りに配される筒状の胴回り部と、着用時に着用者の脚廻りに配される2つの筒状の大腿領域Cとからなる。胴回り部は、前身頃2側の胴回り部分Bと、後身頃3側の胴回り部分Dとからなる。
パッドホルダー1は、図1に示すように、パッドホルダーの縦方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されている。
吸収性パッド7は、一般に、液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の裏面シート及びこれら両シート間に挟持固定された吸収性コアを備えている。吸収性パッド7は、前記裏面シート側の面に、パッドホルダー1に固定するための固定手段(粘着部等)を有するものでも有しないものであっても良い。
ウエスト開口弾性部51は、ウエスト開口部5の周方向に伸縮する。レッグ開口弾性部61は、レッグ開口部6の周方向に伸縮する。
本実施形態におけるウエスト開口弾性部51は、ウエスト開口部5の開口周縁部にウエスト部弾性部材を配することによって形成されている。また、本実施形態におけるレッグ開口弾性部61は、レッグ開口部6の開口周縁部にレッグ部弾性部材を配することによって形成されている。ウエスト部弾性部材及びレッグ部弾性部材は、パッドホルダー1を構成する伸縮性シートに重ねた状態に取り付けても良いし、伸縮性シートの端縁に該端縁から延出するように取り付けても良い。
ウエスト部弾性部材及びレッグ部弾性部材としては、例えば、ポリウレタン繊維を含む伸縮性織布や不織布、合成ゴムシート、天然ゴムシート等が用いられる。レッグ開口弾性部61とウエスト開口弾性部51とで使用する弾性部材が同じでも良く、異なっていても良い。
ウエスト開口弾性部51及びレッグ開口弾性部61は、各弾性部材を重ねることに代えて、パッドホルダーを構成する伸縮性シートを折り返し、その端部をホルダー内面(又は外面)に固定することによって形成することもできる。
股下領域b2は、図1に示すように、前身頃2における、ウエスト領域Aと股下領域の下端1bとの間の長さ(中央線CL上にて測定)を2等分する直線L21より下方に位置する部分であり、胴部領域b1は、ウエスト領域Aより下方で且つ直線L21より上方に位置する部分である。
胴部領域b1の両側縁部1a,1aは、図1に示すように、パッドホルダー1を、前身頃2と後身頃3の肌対向面同士を面接させて平面状の自然状態としたときにホルダーの側部に生じる折曲線1a,1aの位置である。股下領域の下端1bは、同様に、パッドホルダー1を、前身頃2と後身頃3の肌対向面同士を面接させて平面状の自然状態としたときに股下部4に生じる折曲線1bの位置である。
パッドホルダーの幅方向における一対のレッグ開口部6,6間の距離L4(図1参照)は、パッドホルダー1および吸収性パッド7の着用者の股間部への密着性向上の観点から、3〜15cmであることが好ましく、6〜12cmであることがより好ましい。また、前身頃第1伸長抑制部21,22は、前身頃の股下領域b2において互いに交差しないことが好ましい。
前身頃第2伸長抑制部は、パッドホルダーの幅方向に延びて形成されるものであるが、ここで、「幅方向に延びて形成」とは、幅方向の軸方向に沿う形態に限定されず、幅方向に向かって延在する形態であればよく、縦方向上方あるいは下方に向けて凸状、幅方向一側部側から他側部側に向かって縦方向上方へ延びる形態、あるいは波状等の形状を有していても良い。具体例としては、U字形状、V字形状、W字形状、X字形状が挙げられる。パッド保持性や着用者へのフィット性の観点から直線状であるか又は下方に向けて凸状であることが好ましい。なお、「前身頃第2伸長抑制部の縦方向に沿った長さ」とは前身頃第2伸長抑制部の正中線上における縦方向に沿った長さを指す。
3本の前身頃第2伸長抑制部23〜25は、それぞれ、一対の前身頃第1伸長抑制部21,22間に亘って形成されている。より具体的には、前身頃第2伸長抑制部23〜25は、何れもその両端部が、前身頃第1伸長抑制部21,22の位置にある。
また、前身頃第1伸長抑制部21,22は、最もウエスト領域A寄りの前身頃第2伸長抑制部23の位置よりウエスト領域側(上側)に延出している。
最大伸長率とは、それ以上伸ばせない長さ(材破する直前の長さ)まで伸長したときの伸長率であり、最大伸長率は、下記式(1)で求められる。
最大伸長率(%)={(伸長後の長さ−伸長前の長さ)/伸長前の長さ}×100%・・・(1)
前身頃第2伸長抑制部23〜25の最大伸長率は、200%未満であることが好ましく、50〜180%がより好ましく、70〜160%が更に好ましい。
前身頃2の胴回り部Bにおける、前身頃第1及び前身頃第2伸長抑制部21〜25以外の高伸長性部分、すなわち伸長抑制部よりも相対的に伸長性が高い部分、例えば前身頃第1伸長抑制部21(22)を挟んでその両側に位置する部分のうちの少なくとも一方に存在する高伸長性の部分の最大伸長率(Y方向)は、パッドホルダーの着脱容易性や装着感の点から、120%以上であることが好ましく、より好ましくは125%以上であり、更に好ましくは180%以上であり、また、前身頃第1伸長抑制部21(22)の最大伸長率との差が、30%以上、特に50〜150%であることが好ましい。なお、前身頃第1伸長抑制部を挟んでその両側に位置する部分がそれぞれ上記範囲であることがより好ましい。
また、例えば前身頃第2伸長抑制部23〜25を挟んでその上下に位置する部分のうちの少なくとも一方に存在する高伸長性の部分の最大伸長率(X方向)は、パッドホルダーの着脱容易性や装着感、吸収パッドの保持性の点から、160%以上であることが好ましく、より好ましくは180%以上であり、更に好ましくは200%以上であり、また、伸長抑制部23〜25の最大伸長率との差が、20%以上、特に30〜130%であることが好ましい。なお、前身頃第2伸長抑制部を挟んでその両側に位置する部分がそれぞれ上記範囲であることがより好ましい。
前身頃第2伸長抑制部23〜25の最大伸長率は、伸長抑制部23〜25を、パッドホルダーの幅方向(X方向)に伸長させて測定する。
他方、前身頃第1伸長抑制部21(22)以外の高伸長性部分の最大伸長率(Y方向)は、該高伸長性部分を、パッドホルダーの縦方向(Y方向)に伸長させて測定する。
前身頃第2伸長抑制部23〜25以外の高伸長性部分の最大伸長率(X方向)は、該高伸長性部分を、パッドホルダーの幅方向(X方向)に伸長させて測定する。
測定対象のパッドホルダーから、自然状態において、その縦方向(Y方向)に100mm、幅方向(X方向)に50mmの寸法の長方形形状で、かつ、測定用サンプルの長手方向(Y方向)中央に少なくとも60mmの範囲に亘って伸長抑制部21(22)が含まれるように切り出し、この切り出された長方形形状を測定用サンプルとする。なお、上記サンプル調整方法は60mmの範囲全長に亘り連続して前身頃第1伸長抑制部21(22)が配置していることを前提としているが、前身頃第1伸長抑制部21(22)がその一部で分断されて断続的に高伸長性部分を含んでいる場合もこの範疇に含めるものとする。
この測定サンプルを、その長手方向(Y方向相当)が引っ張り方向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。このとき、上下のチャックのいずれにおいても伸長抑制部21(22)が挟まれていることを確認する。チャック間距離は50mm(チャック部は測定用サンプルの前後25mmの部分)とする。測定サンプルを300mm/minで引っ張り、測定用サンプルの少なくとも一部が材破した時のチャック間距離を測定する。
ただし、100N荷重後も測定用サンプルが材破しない場合は、100N荷重時のチャック間距離を測定する。
測定対象のパッドホルダーから上記のようにサンプルが取り出せない場合は、適宜サンプル長さ、サンプル幅、チャック間距離、チャック幅、を変更しても良い。
測定対象のパッドホルダーから、自然状態において、その幅方向(X方向)に100mm、長手方向(Y方向)に50mmの寸法の長方形形状で、かつ、測定用サンプルの長手方向(X方向相当)中央に、少なくとも一つの前身頃第2伸長抑制部23〜25が、少なくとも60mmの範囲に亘って含まれるように切り出し、この切り出された長方形形状を測定用サンプルとする。なお、上記サンプル調製方法では、60mmの範囲全長に亘り連続して前身頃第2伸長抑制部23〜25が配置していることを前提としているが、前身頃第2伸長抑制部23〜25がその一部で分断されて高伸長性部分を含んでいる形態もこの範疇に含めるものとする。
この測定サンプルを、その長手方向(X方向相当)が引っ張り方向となるように、引張試験機のチャックに取り付ける。このとき、上下のチャックのいずれにおいても伸長抑制部23〜25の少なくとも一つが挟まれていることを確認する。チャック間距離は50mm(チャック部は測定用サンプルの前後25mmの部分)とする。測定サンプルを300mm/minで引っ張り、測定用サンプルの少なくとも一部が材破した時のチャック間距離を測定する。ただし、100N荷重後も測定用サンプルが材破しない場合は、100N荷重時のチャック間距離を測定する。
測定対象のパッドホルダーから上記のようにサンプルが取り出せない場合は、適宜サンプル長さ、サンプル幅、チャック間距離、チャック幅、を変更しても良い。
伸長抑制部21〜25の幅は特に制限されないが、例えば図示例のものの幅は0.5〜5cm程度である。
更に、前身頃第2伸長抑制部23〜25それぞれと前身頃第1伸長抑制部21、22との交差部(交点)で、吸収性パッドの揺れが吸収され、吸収性パッドの位置ずれや、吸収性パッドの揺れによる本体の歪みを防止することができる(梁の効果)。
これらの効果は、本実施形態のように、複数の前身頃第2伸長抑制部24,25が前身頃の股下領域b2に存在する場合により効果的である。
前身頃第2伸長抑制部23〜25は胴部領域b1の上部領域(胴部領域b1のうち、胴部領域b1の長手方向中央部からウエスト開口部5に向かう側の領域)には存在しないことが好ましい。胴部領域b1の上部領域において前身頃第2伸長抑制部による吸収性パッドの位置ずれや、吸収性パッドの揺れによる本体の歪み防止の効果(梁の効果)は小さく、むしろ腹囲変化を制限し着用者に圧迫感を与える懸念があり好ましくない。
前身頃第2伸長抑制部が前身頃第1伸長抑制部21、22間に亘っているとは、連続していることとともに類似の作用を有することから10mm未満の間隔をおいて間欠していることも含む。ただし、確実な効果を得るためには前身頃第2伸長抑制部が前身頃第1伸長抑制部21、22間に連続して配されていることが好ましい。
また、最もウエスト領域A寄りの前身頃第2伸長抑制部23は、前記折曲線1bから伸長抑制部23の中央位置までの距離L23が、ウエスト領域Aの下端から前記折曲線1bまでの距離L2(図1参照)の30〜90%、特に45〜75%の範囲内となる位置に存することが好ましく、それ以外の少なくとも一つの前身頃第2伸長抑制部は、前記折曲線1bから伸長抑制部23の中央位置までの距離が、前記L2の10〜50%、特に20〜40%の範囲内となる位置に存することが好ましい。寸法的には、前記距離L23は、例えば8〜20cmとすることができ、特に13〜18cmとすることが好ましい。
しかし、一方で、本実施形態におけるように、前身頃第2伸長抑制部23〜25を、前身頃第1伸長抑制部21,22の位置よりホルダー幅方向外方に延出させない場合には、脚廻りの締め付けを小さくすることができ、それにより、レッグ開口部6,6への脚の挿入や該開口部6からの脚の引き出しが容易となることから好ましい。
また、吸収性パッドの前後端は左右方向に大きくずれやすいが、ウエスト領域Aに近づくほど、前身頃第1伸長抑制部21,22間の長さ(前身頃第2伸長抑制部の長さ)が長くなるため、吸収性パッドの前後端の左右方向のずれを効果的に抑制することができ、また、脚廻りの過度な締め付けを防止することもできる。
この場合、前身頃第1伸長抑制部21,22がそけい部と交差しないので、歩行等の脚部の動きがそけい部を通じて前身頃第1伸長抑制部21,22に伝達され難く、ひいては前身頃第1伸長抑制部を通じて前身頃第2伸長抑制部23〜25に伝達されにくくなるので、各伸長抑制部21〜25が位置ズレを有効に抑制することが容易になる。このため、吸収パッドの位置ズレを抑制することが容易となり、かつ、そけい部および各伸長抑制部当接部位に違和感を生じさせることを有効に抑制することが可能となる。
前身頃第1伸長抑制部21,22が、このような態様で配されていると、吸液による吸収性パッド7の重量増加等により、パッドホルダー1の着用時に、パッドホルダー1を下方に引き下げる力が働いても、前身頃第1伸長抑制部21,22が、上前腸骨棘8,8に引っ掛かり、しかも、伸長が抑制された前身頃第1伸長抑制部21,22が、伸縮性シートからなる高伸長性部分の伸長に抗して、股下部4の下方への移動を抑制するため、吸収性パッド7やパッドホルダー1の下方へのずり落ちを一層効果的に防止することができる。
吸収性パッド7やパッドホルダー1の下方へのずり落ちを効果的に防止するとともに、パッドホルダー1が呼吸等による腹囲変化に柔軟に対応するために、伸長抑制部21,22は、少なくとも前身頃の胴部領域b1において互いに交差しないことが好ましい。
より具体的に説明すると、後身頃における、股下領域d2から胴部領域d1の両側縁部1a,1aそれぞれに向けて延びる一対の後身頃第1伸長抑制部31,32と、股下領域d1からウエスト領域Aに向かって延びる一対の後身頃中間伸長抑制部33,34とが形成されている。
股下領域d2は、図3に示すように、後身頃3における、ウエスト領域Aと股下領域の下端1bとの間の長さ(CL上にて測定)を2等分する直線L31より下方に位置する部分であり、胴部領域d1は、ウエスト領域Aより下方で且つ直線L31より上方に位置する部分である。
伸長抑制部31,32,33,34は、それら以外の高伸長性部分よりも最大伸長率が低くなされている。伸長抑制部31〜34の好ましい伸長性は、前述した前身頃2側の前身頃第1伸長抑制部21,22と同様である。
恥骨結合部とは、骨盤の下方において左右両側に位置している恥骨が股下中央で結合している部分をいう。
例えば、前身頃第1伸長抑制部21,22は、全長に亘って円弧状のものに代えて、直線部と円弧状部とを有するものや、角度をなして連接された2本又は3本以上の直線部からなるもの等を設けることもできる。
また、パッドホルダー1の前身頃2の前身頃第1伸長抑制部21,22は、折曲線1a,1a及び/又は折曲線1bに達しないものであっても良く、後身頃3の後身頃第1伸長抑制部31,32及び後身頃中間伸長抑制部33,34は、何れか一方又は両方を省略することもできる。
また、前身頃第1伸長抑制部及び前身頃第2伸長抑制部各々は連続に延びている必要はなく、伸長抑制部がその一部で分断されて高伸長性部分を一部に含んでいる場合、たとえば、伸長抑制部と高伸長性部分が交互に配列していても良い。
全光線透過率は、JIS K7150(測定法A)に準処して、例えば(株)村上色彩技術研究所製 HR−100を用いて測定される。
このようにすることで、パッドホルダー1は、吸収性パッド7が適切な位置に配されているか否かを、介護者等が、高光通過率部を通してパッドホルダー1の外表面(非肌対向面側)から認識できる。また、吸収性パッド7に、インジケーター処理部を設けた場合、要介護者が排尿した場合には、吸収性パッド7のインジケーター処理部が高光通過率部を通してパッドホルダー1の外表面(非肌対向面側)から、介護者によって、認識できる。
吸収性パッド7の固定の観点から、吸収性パッド7は、裏面シート側の面に、パッドホルダー1に固定するための固定手段を有していることが好ましく、固定手段としては装着簡便性、ズレ防止性の観点からメカニカルファスナー(オス材)が好ましい。メカニカルファスナー(オス材)はインジケーター処理部の視認性を阻害しないように、吸収性パッド7の前後端近傍に配されていることが好ましい。
2 前身頃
21,22 前身頃第1伸長抑制部
23〜25 前身頃第2伸長抑制部
3 後身頃
31,32 後身頃第1伸長抑制部
33,34 後身頃中間伸長抑制部
35〜38 後身頃第2伸長抑制部
4 股下部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
7 吸収性パッド
8 上前腸骨棘
A ウエスト領域
H 本体部分
B 前身頃の胴回り部分
b1 前身頃側の胴部領域
b2 前身頃側の股下領域
C 太腿領域
D 後身頃の胴回り部分
d1 後身頃側の胴部領域
d2 後身頃側の股下領域
Claims (6)
- ウエスト領域及び本体部分を有し、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部と、着用者股間部に対応する股下部を備え、該ウエスト開口部から股下部に向かう方向である縦方向と、該縦方向と直交する方向である幅方向を有し、股下部の肌対向面上に吸収性パッドを配して着用されるパンツ型のパッドホルダーであって、
前記縦方向に伸長性を有し、前記幅方向に伸縮性を有しており、
少なくとも前身頃に、股下領域から胴部領域の両側縁部それぞれに向けて延びて設けられ前記縦方向の伸長性を抑制しうる一対の前身頃第1伸長抑制部と、パッドホルダーの幅方向の伸長性を抑制しうる、パッドホルダーの縦方向に間欠に配置された複数本の前身頃第2伸長抑制部とを有しており、
前身頃第2伸長抑制部は、一対の前身頃第1伸長抑制部間に亘って形成されている、パッドホルダー。 - 前記前身頃第1伸長抑制部は、最もウエスト領域寄りに存在する前記前身頃第2伸長抑制部の位置よりウエスト領域側に延出している、請求項1記載のパッドホルダー。
- 前記前身頃第2伸長抑制部が、前身頃の股下領域に複数本配されている、請求項1又は2記載のパッドホルダー。
- 一対の前身頃第1伸長抑制部は、それぞれの一部が、着用時に着用者の上前腸骨棘の上方に位置しうるように形成されている、請求項1〜3の何れかに記載のパッドホルダー。
- 後身頃に、股下領域から胴部領域の両側縁部それぞれに向けて延びる一対の後身頃第1伸長抑制部が設けられており、前記前身頃第1伸長抑制部と前記後身頃第1伸長抑制部とが環状に連続している、請求項1〜4の何れかに記載のパッドホルダー。
- 後身頃に、股下領域から胴部領域の両側縁部それぞれに向けて延びる一対の後身頃第1伸長抑制部と、股下領域からウエスト領域に向かって延びる一対の後身頃中間伸長抑制部とが形成されており、左右の同じ側の、後身頃第1伸長抑制部と後身頃中間伸長抑制部との間隔が、パッドホルダーの下方から上方に向かうに連れて漸増している、請求項1〜5の何れかに記載のパッドホルダー。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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