JP2011020132A - 積層鉄心製造装置 - Google Patents
積層鉄心製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011020132A JP2011020132A JP2009166024A JP2009166024A JP2011020132A JP 2011020132 A JP2011020132 A JP 2011020132A JP 2009166024 A JP2009166024 A JP 2009166024A JP 2009166024 A JP2009166024 A JP 2009166024A JP 2011020132 A JP2011020132 A JP 2011020132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation
- servo motor
- degrees
- squeeze ring
- output shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 37
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 16
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 84
- 230000009467 reduction Effects 0.000 claims description 68
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 61
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 61
- 238000004080 punching Methods 0.000 claims description 32
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 12
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 10
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 abstract description 5
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 abstract 1
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 3
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000750 progressive effect Effects 0.000 description 2
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 2
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000576 Laminated steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
【課題】スクイズリングの回転角度を容易に変更可能なインデックス装置を有し、且つインデックス装置の大型化を抑制し且つ安定制御が可能な積層鉄心製造装置を提供すること。
【解決手段】インデックス装置5は、サーボモータ32と、このサーボモータの出力軸の回転を減速する減速ギヤ機構と、この減速ギヤ機構の減速出力軸の回転角を検出するエンコーダ36と、サーボモータを制御する制御手段40とを有し、主軸の特定回転位相を示す同期信号を発生する同期信号発生手段27とを設け、制御手段は、同期信号と同期して主軸の1回転毎の所定タイミングにスクイズリングを所定角度回転させるようにサーボモータを制御する。
【選択図】図1
【解決手段】インデックス装置5は、サーボモータ32と、このサーボモータの出力軸の回転を減速する減速ギヤ機構と、この減速ギヤ機構の減速出力軸の回転角を検出するエンコーダ36と、サーボモータを制御する制御手段40とを有し、主軸の特定回転位相を示す同期信号を発生する同期信号発生手段27とを設け、制御手段は、同期信号と同期して主軸の1回転毎の所定タイミングにスクイズリングを所定角度回転させるようにサーボモータを制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は積層鉄心製造装置に関して、特に電磁鋼板の外形打ち抜き加工において、減速ギヤ機構を有するインデックス装置により、上金型の昇降駆動に同期するように、下金型のスクイズリングとこのスクイズリングに保持された鋼板片を間欠的に所定角度回動させる積層鉄心製造装置に関する。
従来、ロボットや工作機械などの機械装置或いは自動車や鉄道車両などにおいては、駆動源として電動モータが使用されている。この電動モータは、一般的に、本体ケースと、この本体ケースに回転自在に支持された回転軸と、この回転軸に外嵌状に固定されたロータとこのロータと相互作用して回転モーメントを発生させる本体ケースに固定されたステータとからなるモータコアなどから構成されている。このモータコアは、複数枚の電磁鋼板(例えば、厚さ0.15mm〜0.5mm)を積層状態にして相互に固着した積層鉄心から構成されている。
ここで、上記のモータコアとなる積層鉄心を製造するための順送り金型を用いた積層鉄心製造装置がある。この積層鉄心製造装置においては、先ず、帯状の電磁鋼板からなる被加工材を材料送り手段によりテーブル上を間欠移送させながら、各ステージに設けた各種形状の上金型側の外形打ち抜きパンチと下金型側の外形打ち抜きダイにより、電磁鋼板に対して所望の形状の型抜き加工を順次施していく。
次に、最終工程の外形打ち抜き加工において、外形打ち抜きパンチで帯状の電磁鋼板から打ち抜かれた鋼板片を、外形打ち抜きダイに固定されて下方へ延びるスクイズリング内に落とし、このスクイズリング内に鋼板片を係止保持して積層状態にする。そして、その後スクイズリング内から取り出してから、何らかの固定手段によって鋼板片の積層体をカシメ係合により相互に固着することで、積層鉄心を製造する。
ところで、上記の帯状の電磁鋼板は、規格に適合したものでも、電磁鋼板の局部的な厚みに数μm程度の偏差があることがある。そのため、この帯状の電磁鋼板を順次打ち抜いて例えば100枚程度積層すると、積層鉄心に1mm程度の板厚偏差を生じることがある。ここで、特許文献1,2の積層鉄心製造装置のように、電磁鋼板から鋼板片が打ち抜かれる毎に、電動モータを含む回転駆動機構によりベルト式伝達機構を介して、スクイズリングを鋼板片と共に所定角度回転させながら順次鋼板片を積層していくことで、積層鉄心の板厚偏差を改善する技術がある。
しかし、特許文献1,2のスクイズリングの回転駆動機構は、一般に、電動モータでインデックスカムを介して減速するメカカム式減速機構が採用されている。このようなメカカム式減速機構を採用するのは、スクイズリングを含む回転駆動対象物の重量が100トン以上もあって慣性モーメントも非常に大きく、大トルクの電動モータが必要になるからである。
しかし、上記のメカカム式減速機構を採用した場合には、スクイズリングの回転角度(割り出し角度)は、カムの形状に依存して固定されてしまう。このため、ロータやステータの形状や積層条件に応じて、スクイズリングの回転角度を変更したい場合は、インデックスカムを交換する必要があり、手間がかかるうえ、インデックスカムは特殊な構造なのでその製造コストが高価になる。
ところで、帯状の電磁鋼板を打ち抜く毎に、スクイズリングを所定角度回転させるには、上金型の昇降駆動に追従して回転駆動機構の電動モータを制御しなければならない。
従来の制御方法では、上金型の昇降駆動の開始直後から電動モータの追従制御が開始されている。しかし、この作動開始時に上金型を昇降駆動させる主軸駆動モータは、加速中の過渡状態であるため、インデックス装置を主軸駆動モータに追従させる制御が複雑になり、その制御が不安定な状態になりやすく、この過渡状態の主軸駆動モータに対するインデックス装置の電動モータの追従性を確保するには、高性能の大型の電動モータが必要になり、製作コストが非常に高価になる。
従来の制御方法では、上金型の昇降駆動の開始直後から電動モータの追従制御が開始されている。しかし、この作動開始時に上金型を昇降駆動させる主軸駆動モータは、加速中の過渡状態であるため、インデックス装置を主軸駆動モータに追従させる制御が複雑になり、その制御が不安定な状態になりやすく、この過渡状態の主軸駆動モータに対するインデックス装置の電動モータの追従性を確保するには、高性能の大型の電動モータが必要になり、製作コストが非常に高価になる。
本発明の目的は、スクイズリングの回転角度を容易に変更可能なインデックス装置を有する積層鉄心製造装置を提供すること、インデックス装置の大型化を抑制し且つ安定制御が可能な積層鉄心製造装置を提供すること、などである。
請求項1の積層鉄心製造装置は、打ち抜きパンチを含む上金型と、この打ち抜きパンチに対応する外形打ち抜きダイとこのダイに固定されて下方へ延びるスクイズリングとを含む下金型と、主軸と主軸駆動モータとを有し上金型を昇降駆動する為の昇降駆動機構と、上金型の昇降駆動に同期してスクイズリングを間欠的に回動駆動するインデックス装置とを備え、電磁鋼板から鋼板片を打ち抜いて積層した積層鉄心を製造する積層鉄心製造装置において、前記インデックス装置は、サーボモータと、このサーボモータの出力軸の回転を減速する減速ギヤ機構と、この減速ギヤ機構の減速出力軸の回転角を検出するエンコーダと、サーボモータを制御する制御手段とを有し、前記減速ギヤ機構の出力回転をスクイズリングに伝達するベルト式伝動機構と、前記主軸の特定回転位相を示す同期信号を発生する同期信号発生手段とを設け、前記制御手段は、前記同期信号と同期して前記主軸の1回転毎の所定タイミングにスクイズリングを所定角度回転させるように前記サーボモータを制御することを特徴としている。
請求項2の積層鉄心製造装置は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記昇降駆動機構の作動開始時に上金型が最初に下死点に達する時には、電磁鋼板を打ち抜かない空打ちを実行するように電磁鋼板を順送りする材料送り手段に指令することを特徴としている。
請求項3の積層鉄心製造装置は、請求項1又は2の発明において、前記減速ギヤ機構は、夫々非円形歯車からなる駆動側ピニオンと従動側ギヤとを備え、且つ、前記ピニオンが前記所定角度回転のスタート点である0度から180度回転する間は減速比が1/3から1/5に変化し、前記ピニオンが180度から270度回転する間は減速比を1/5に維持され、前記ピニオンが270度から360度回転する間は減速比が1/5から1/3に変化することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記インデックス装置は、サーボモータと、このサーボモータの出力軸の回転を減速する減速ギヤ機構と、この減速ギヤ機構の減速出力軸の回転角を検出するエンコーダと、サーボモータを制御する制御手段とを有し、前記減速ギヤ機構の出力回転をスクイズリングに伝達するベルト式伝動機構を設けたので、この制御手段により、サーボモータを制御することで、減速ギヤ機構とベルト式伝動機構を介して、主軸1回転毎のスクイズリングの回転角度を自在に変更することができる。本願の減速ギヤ機構は、安価に製造可能なギヤ部材から構成できるため安価に製造できる。
前記主軸の特定回転位相を示す同期信号を発生する同期信号発生手段とを設け、前記制御手段は、前記同期信号と同期して前記主軸の1回転毎の所定タイミングにスクイズリングを所定角度回転させるように前記サーボモータを制御する。制御手段は、同期信号と同期してサーボモータを制御するので、昇降駆動機構の主軸駆動モータにサーボモータを時々刻々追従制御させる必要がなく、高性能の大型のサーボモータを必要とせずに、サーボモータの制御を簡単化し安定させることができる。
請求項2の発明によれば、前記制御手段は、前記昇降駆動機構の作動開始時に上金型が最初に下死点に達する時には、電磁鋼板を打ち抜かない空打ちを実行するように電磁鋼板を順送りする材料送り手段に指令するので、この制御手段により、昇降駆動機構の主軸駆動モータの駆動が安定状態(定常状態)になってからインデックス装置の制御を開始すればよい。従って、不安定な過渡状態の主軸駆動モータにインデックス装置のサーボモータを追従制御させる必要がなく、高性能の大型のサーボモータを必要としないので、インデックス装置の大型化を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、前記減速ギヤ機構は、夫々非円形歯車からなる駆動側ピニオンと従動側ギヤとを備えたので、サーボモータの回転数が最も高くて負荷がかかる状態の時に、減速ギヤ機構の減速比を下げて、減速出力軸の出力を増力させることで消費電力を抑制し、インデックス装置を省エネ化することができる。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
先ず、本発明の積層鉄心製造装置1の全体構成について説明する。
図1に示すように、積層鉄心製造装置1は、外形打ち抜きパンチ11を含む上金型2と、この打ち抜きパンチ11に対応する外形打ち抜きダイ16とこのダイ16に固定されて下方へ延びるスクイズリング20とを含む下金型3と、クランク軸24と主軸駆動モータ25とを有し上金型2を昇降駆動する為の昇降駆動機構4と、上金型2の昇降駆動に同期してスクイズリング20を間欠的に回動駆動するインデックス装置5と、帯状の電磁鋼板Wを間欠移送する材料送り手段6と、インデックス装置5の出力をスクイズリング20に伝達するベルト式伝動機構7などを備えている。この積層鉄心製造装置1は、電磁鋼板Wから鋼板片を打ち抜いて積層した積層鉄心10を製造する。
図1に示すように、積層鉄心製造装置1は、外形打ち抜きパンチ11を含む上金型2と、この打ち抜きパンチ11に対応する外形打ち抜きダイ16とこのダイ16に固定されて下方へ延びるスクイズリング20とを含む下金型3と、クランク軸24と主軸駆動モータ25とを有し上金型2を昇降駆動する為の昇降駆動機構4と、上金型2の昇降駆動に同期してスクイズリング20を間欠的に回動駆動するインデックス装置5と、帯状の電磁鋼板Wを間欠移送する材料送り手段6と、インデックス装置5の出力をスクイズリング20に伝達するベルト式伝動機構7などを備えている。この積層鉄心製造装置1は、電磁鋼板Wから鋼板片を打ち抜いて積層した積層鉄心10を製造する。
この積層鉄心製造装置1は、順送り金型を使用した最終工程において、外形打ち抜きパンチ11と外形打ち抜きダイ16により、材料送り手段6により間欠移送されてくる帯状の電磁鋼板Wのコア用打ち抜き部に対して外形打ち抜き加工を行うものである。この打ち抜かれた鋼板片は、スクイズリング20内にて順次積層されて積層体10を構成する。尚、電磁鋼板Wを打ち抜く毎に、後述するインデックス装置5によりスクイズリング20が所定角度回転される。
電磁鋼板Wから打ち抜かれた鋼板片は、図示は省略するが、電動モータの回転軸が固着される軸孔以外にも、複数のかしめ用突起(これの裏面側がかしめ用凹部である)が設けられている。積層された鋼板片を相互に固着する場合は、スクイズリング20内の積層体10に対して、例えば、外形打ち抜きパンチ11と下方の支持台(図示略)とで押圧し、上下に隣接する鋼板片のかしめ用突起を嵌合状態にすることで固着することができる。こうして、コアモータとなる積層鉄心10を製造する。
次に、上金型2について説明する。
図1に示すように、上金型2は、外形打ち抜きパンチ11と、上金型ホルダ12と、パンチプレート13と、ストリッパプレート14などから構成され、ラム8の下部に設けられている。上金型2は、昇降駆動機構4により昇降駆動される。
外形打ち抜きパンチ11は、上金型ホルダ13を介してパンチプレート12に設けられている。打ち抜きパンチ11の先端は、ストリッパプレート14を摺動可能に挿通されている。ストリッパプレート14は、ガイド部材を介して上下動可能に上金型ホルダ13の下部に設けられている。ストリッパプレート14の下面には電磁鋼板Wを押える為の押え板14aが固定されている。
図1に示すように、上金型2は、外形打ち抜きパンチ11と、上金型ホルダ12と、パンチプレート13と、ストリッパプレート14などから構成され、ラム8の下部に設けられている。上金型2は、昇降駆動機構4により昇降駆動される。
外形打ち抜きパンチ11は、上金型ホルダ13を介してパンチプレート12に設けられている。打ち抜きパンチ11の先端は、ストリッパプレート14を摺動可能に挿通されている。ストリッパプレート14は、ガイド部材を介して上下動可能に上金型ホルダ13の下部に設けられている。ストリッパプレート14の下面には電磁鋼板Wを押える為の押え板14aが固定されている。
次に、下金型3について説明する。
図1に示すように、下金型3は、外形打ち抜きダイ16と、下金型ホルダ17と、ダイプレート18と、支持受け台19と、スクイズリング20などから構成され、機台(図示略)に設けられている。
外形打ち抜きダイ16は、スクイズリング20内周の上部に嵌合固定されている。ダイプレート18は、下金型ホルダ17の上部に設けられている。スクイズリング20の外周には、後述するベルト式伝達機構7の従動側プーリ46が装着されている。
図1に示すように、下金型3は、外形打ち抜きダイ16と、下金型ホルダ17と、ダイプレート18と、支持受け台19と、スクイズリング20などから構成され、機台(図示略)に設けられている。
外形打ち抜きダイ16は、スクイズリング20内周の上部に嵌合固定されている。ダイプレート18は、下金型ホルダ17の上部に設けられている。スクイズリング20の外周には、後述するベルト式伝達機構7の従動側プーリ46が装着されている。
ここで、スクイズリング20について説明する。
図1に示すように、スクイズリング20は、複数のベアリング22を介して下金型ホルダ17に設けられた支持受け台19に回転可能に支持されている。このスクイズリング20は、順次打ち抜かれて上端開口から内部に抜き落とされてくる鋼板片を積層状態に保持するものである。スクイズリング20の内周には、鋼板片の平面視形状と同形状の断面形状を有し、上方から圧入された鋼板片を摩擦力で保持できる保持孔20aが形成されている。
図1に示すように、スクイズリング20は、複数のベアリング22を介して下金型ホルダ17に設けられた支持受け台19に回転可能に支持されている。このスクイズリング20は、順次打ち抜かれて上端開口から内部に抜き落とされてくる鋼板片を積層状態に保持するものである。スクイズリング20の内周には、鋼板片の平面視形状と同形状の断面形状を有し、上方から圧入された鋼板片を摩擦力で保持できる保持孔20aが形成されている。
電磁鋼板Wを打ち抜くときは、上金型2を下降させて、ストリッパプレート14を電磁鋼板Wに当接させ、電磁鋼板Wをダイプレート18との間に固定した後に、打ち抜きパンチ11と打ち抜きダイ16とで電磁鋼板Wを打ち抜き、鋼板片をスクイズリング20内に抜き落とす。この打ち抜き加工は、1回の打ち抜きに対してコンマ数秒で行われる。尚、これら上金型2と下金型3の具体的な構成については、公知な構成であるため詳細な説明は省略する。
次に、昇降駆動機構4について説明する。
図1に示すように、昇降駆動機構4は、駆動機構本体8内部に設けられたクランク軸24(主軸に相当する)を含むクランク機構と、このクランク軸24を回転駆動する主軸駆動モータ25などから構成されている。このクランク軸24は、クランク軸24のクランクピンが1回転する毎に、上金型2が1回昇降駆動されて、電磁鋼板Wから1枚の鋼板片が打ち抜かれる。このクランク軸24には、クランク軸24の特定回転位相(例えば、クランク軸の基準回転位置から240度回転した位置)を示す同期信号を発生する同期信号発生手段27が設けられている。
図1に示すように、昇降駆動機構4は、駆動機構本体8内部に設けられたクランク軸24(主軸に相当する)を含むクランク機構と、このクランク軸24を回転駆動する主軸駆動モータ25などから構成されている。このクランク軸24は、クランク軸24のクランクピンが1回転する毎に、上金型2が1回昇降駆動されて、電磁鋼板Wから1枚の鋼板片が打ち抜かれる。このクランク軸24には、クランク軸24の特定回転位相(例えば、クランク軸の基準回転位置から240度回転した位置)を示す同期信号を発生する同期信号発生手段27が設けられている。
次に、インデックス装置5について説明する。
図1,図2に示すように、インデックス装置5は、本体ケース31と、この本体ケース31の下部に固定されたサーボモータ32と、このサーボモータ32のモータ出力軸33の回転を減速する減速ギヤ機構34と、この減速ギヤ機構34の減速出力軸35の回転角を検出するエンコーダ36と、サーボモータ32を制御する制御ユニット40(制御手段に相当する)とを有している。このサーボモータ32の出力は、サーボモータ32の垂直なモータ出力軸33から減速ギヤ機構34に伝達される。モータ出力軸33は、回転可能に複数のベアリング37を介して本体ケース31に支持されている。この減速出力軸35は、複数のベアリング38により回転自在に本体ケース31に支持されている。
図1,図2に示すように、インデックス装置5は、本体ケース31と、この本体ケース31の下部に固定されたサーボモータ32と、このサーボモータ32のモータ出力軸33の回転を減速する減速ギヤ機構34と、この減速ギヤ機構34の減速出力軸35の回転角を検出するエンコーダ36と、サーボモータ32を制御する制御ユニット40(制御手段に相当する)とを有している。このサーボモータ32の出力は、サーボモータ32の垂直なモータ出力軸33から減速ギヤ機構34に伝達される。モータ出力軸33は、回転可能に複数のベアリング37を介して本体ケース31に支持されている。この減速出力軸35は、複数のベアリング38により回転自在に本体ケース31に支持されている。
次に、減速ギヤ機構34について説明する。
減速ギヤ機構34は、駆動側ピニオン41と、駆動側ピニオン41に噛合した従動側ギヤ42から構成されている。駆動側ピニオン41は、サーボモータ32のモータ出力軸33に固定されている。従動側ギヤ42は、減速出力軸35に固定されている。減速出力軸35は中空状に形成され、上端部に後述するベルト式伝達機構7の駆動側プーリ45が固着されている。エンコーダ36は、減速出力軸35の1回転あたり例えば720のエンコーダ信号を発生する。この減速ギヤ機構34の減速比は1/4である。モータ出力軸33の回転駆動力は約1/4に減速され、且つモータ出力軸33のトルクは約4倍に増力されて減速出力軸35に伝達される。
減速ギヤ機構34は、駆動側ピニオン41と、駆動側ピニオン41に噛合した従動側ギヤ42から構成されている。駆動側ピニオン41は、サーボモータ32のモータ出力軸33に固定されている。従動側ギヤ42は、減速出力軸35に固定されている。減速出力軸35は中空状に形成され、上端部に後述するベルト式伝達機構7の駆動側プーリ45が固着されている。エンコーダ36は、減速出力軸35の1回転あたり例えば720のエンコーダ信号を発生する。この減速ギヤ機構34の減速比は1/4である。モータ出力軸33の回転駆動力は約1/4に減速され、且つモータ出力軸33のトルクは約4倍に増力されて減速出力軸35に伝達される。
次に、制御ユニット40について説明する。
図1に示すように、制御ユニット40は、帯状の電磁鋼板Wを間欠移送する材料送り手段6と、同期信号発生手段27と、エンコーダ36と、サーボモータ32の駆動部39と、外部から情報が入力される操作パネル49などに電気的に接続されている。この制御ユニット40は、エンコーダ36からのエンコーダ信号を受け、同期信号発生手段27からの同期信号と同期してクランク軸24の1回転毎の所定タイミングにスクイズリング20を所定角度(例えば、鋼板片のかしめ用突起の位置に応じて、60度又は90度又は120度など)回転させるようにサーボモータ32を制御する。この制御ユニット40は、昇降駆動機構4の作動開始時に上金型2が最初に下死点に達する時には、電磁鋼板Wを打ち抜かない空打ちを実行するように電磁鋼板Wを順送りする材料送り手段6に指令する。
図1に示すように、制御ユニット40は、帯状の電磁鋼板Wを間欠移送する材料送り手段6と、同期信号発生手段27と、エンコーダ36と、サーボモータ32の駆動部39と、外部から情報が入力される操作パネル49などに電気的に接続されている。この制御ユニット40は、エンコーダ36からのエンコーダ信号を受け、同期信号発生手段27からの同期信号と同期してクランク軸24の1回転毎の所定タイミングにスクイズリング20を所定角度(例えば、鋼板片のかしめ用突起の位置に応じて、60度又は90度又は120度など)回転させるようにサーボモータ32を制御する。この制御ユニット40は、昇降駆動機構4の作動開始時に上金型2が最初に下死点に達する時には、電磁鋼板Wを打ち抜かない空打ちを実行するように電磁鋼板Wを順送りする材料送り手段6に指令する。
次に、ベルト式伝動機構7について説明する。
図1,図2に示すように、ベルト式伝動機構7は、減速出力軸35に固定された駆動側プーリ45と、スクイズリング20の外周に固定された従動側プーリ46と、駆動側プーリ45と従動側プーリ46とに亙って装着されたタイミングベルト47を有している。駆動側プーリ45と従動側プーリ46の直径は等しく形成されている。このベルト式伝動機構7により、インデックス装置5の減速出力軸35の回転をスクイズリング20に伝達する。
図1,図2に示すように、ベルト式伝動機構7は、減速出力軸35に固定された駆動側プーリ45と、スクイズリング20の外周に固定された従動側プーリ46と、駆動側プーリ45と従動側プーリ46とに亙って装着されたタイミングベルト47を有している。駆動側プーリ45と従動側プーリ46の直径は等しく形成されている。このベルト式伝動機構7により、インデックス装置5の減速出力軸35の回転をスクイズリング20に伝達する。
次に、積層鉄心製造装置1の作用について、図3〜図5に基づいて説明する。
図3において、縦軸はクランク軸24のクランクピンの高さ位置、横軸はクランク軸24の回転角度を示し、図4において、縦軸は主軸駆動モータ25の回転数、横軸はクランク軸24の回転角度を示し、図5において、縦軸はサーボモータ32の回転数、横軸はクランク軸24の回転角度を示している。尚、図3の縦軸の上死点、下死点は、上金型2のストリッパプレート14の上限位置、下限位置を夫々示している。
図3において、縦軸はクランク軸24のクランクピンの高さ位置、横軸はクランク軸24の回転角度を示し、図4において、縦軸は主軸駆動モータ25の回転数、横軸はクランク軸24の回転角度を示し、図5において、縦軸はサーボモータ32の回転数、横軸はクランク軸24の回転角度を示している。尚、図3の縦軸の上死点、下死点は、上金型2のストリッパプレート14の上限位置、下限位置を夫々示している。
この積層鉄心製造装置1の作動開始時において、上金型2が最大限上昇している上死点(クランク軸回転角度0度)に位置している。主軸駆動モータ25の作動開始により、クランク軸24が回転駆動され始めると、上金型2が上死点から徐々に下降して、ストリッパプレート14に固定された押え板14aの下面が、電磁鋼板Wを介在させ又は介在させずに、下金型3のダイプレート18に当接する下死点(クランク軸回転角度120度)に到達する。尚、本実施例で示す昇降駆動機構4のクランク軸24の種々の回転角度は、1例を示しているに過ぎず、種々の積層鉄心製造装置の構成に応じて設定変更可能である。
次に、クランク軸回転角度120度から240度の間は、打ち抜きパンチ11が下死点を下回って打ち抜きダイ16に挿入される。最初に上金型2が下死点に達する時には、制御ユニット40により材料送り手段6に材料を送らないように指令して、電磁鋼板Wを打ち抜かない空打ちを実行する。クランク軸24の回転角度180度から、打ち抜きパンチ11は上昇を開始し、回転角度240度で打ち抜きパンチ11が打ち抜きダイ16から離脱し、その後、上金型2は上死点まで上昇する。
尚、クランク軸24の回転角度が作動開始時の0度から最初の240度に到達する間は、主軸駆動モータ25は徐々に回転数を増加させていく不安定な過渡状態である。このとき、この主軸駆動モータ25が、安定状態(例えば、最大回転数300rpm)に達するまでの時間T0は、電磁鋼板Wを打ち抜き加工する周期Tよりも長い。
次に、主軸駆動モータ25が安定状態に達した後(最初の打ち抜きが終了した主軸回転角度240度以降)は、同期信号発生手段27から特定回転位相(クランク軸回転角度240度)を示す同期信号が制御ユニット40に送信され、制御ユニット40により、材料送り手段6に電磁鋼板Wを周期Tで間欠移送するように指令する。同時に、インデックス装置5にスクイズリング20を同期信号と同期するように周期Tで間欠回動するように指令して、周期Tで電磁鋼板Wを順次打ち抜いていく(図5参照)。このとき、打ち抜きパンチ11により、打ち抜かれた鋼板片はスクイズリング20内にて所定の角度回転された状態で順次積層されていく。
尚、1周期Tは打ち抜き加工が終了した240度から次の打ち抜き加工が終了する240度までのクランク軸24の1回転の時間である。本実施例では、主軸駆動モータ25が安定状態になってからの打ち抜き加工の周期Tは、0.2秒であるが、特にこの時間に限定する必要はなく種々設定が可能である。スクイズリング20内の鋼板片が所定枚数積層されたら、相互に固着させて積層鉄心10を製造する。
ここで、インデックス装置5の作用について説明する。
図5に示すように、積層鉄心製造装置1の作動開始時から最初に下死点に達して空打ちを実行している過渡状態の時間T0内(クランク軸回転角度240度まで)では、インデックス装置5によりスクイズリング20は回動駆動されないように制御ユニット40により制御される。最初の打ち抜きが終わると、制御ユニット40は、クランク軸24に設けられた同期信号発生手段27から、クランク軸回転角度240度を示す同期信号を受けて、インデックス装置5の同期運転が開始するように指令する。尚、これ以降は、主軸駆動モータ25は安定状態になるので、同期信号発生手段27は、同期信号を周期Tで制御ユニット40に送信することになる。同様に、この同期信号発生手段27は、打ち抜き加工が開始されるクランク軸回転角度120度を示す位相信号を、クランク軸24の1回転毎に制御ユニット40に送信する。
図5に示すように、積層鉄心製造装置1の作動開始時から最初に下死点に達して空打ちを実行している過渡状態の時間T0内(クランク軸回転角度240度まで)では、インデックス装置5によりスクイズリング20は回動駆動されないように制御ユニット40により制御される。最初の打ち抜きが終わると、制御ユニット40は、クランク軸24に設けられた同期信号発生手段27から、クランク軸回転角度240度を示す同期信号を受けて、インデックス装置5の同期運転が開始するように指令する。尚、これ以降は、主軸駆動モータ25は安定状態になるので、同期信号発生手段27は、同期信号を周期Tで制御ユニット40に送信することになる。同様に、この同期信号発生手段27は、打ち抜き加工が開始されるクランク軸回転角度120度を示す位相信号を、クランク軸24の1回転毎に制御ユニット40に送信する。
主軸駆動モータ25が安定状態になってからは、制御ユニット40は、同期信号発生手段27から送信されてくる同期信号と同期するように、スクイズリング20が周期Tで間欠的に回動駆動するようにサーボモータ32を駆動させる。このときのスクイズリング20の所定角度の回転は、例えば、クランク軸24の2/3回転(クランク軸回転角度240度から120度)以内に実行される。エンコーダ36は、減速出力軸35が例えば0.5度回転する毎にエンコーダ信号を制御ユニット40に出力する。制御ユニット40は、同期信号発生手段7からの同期信号と同期してクランク軸24の1回転毎の所定タイミングにスクイズリング20を所定角度(例えば、90度又は60度又は120度)だけ回転するようにサーボモータ32の回転数を制御する。この制御の具体例は、図5に示すとおりである。尚、このときのサーボモータ32の最大回転数は915rpmに達する。
インデックス装置5の減速ギヤ機構34においては、スクイズリング20を、例えば90度回転させる場合は、従動側ギヤ42が1/4回転するようにサーボモータ32の回転数を例えばクランク軸24の2/3回転以内に制御する。また、例えば60度回転させる場合は、従動側ギヤ42が1/6回転するようにサーボモータ32の回転数を例えばクランク軸24の2/3回転以内に制御する。このように、制御ユニット40によりサーボモータ32の回転数を制御して、クランク軸24の1回転毎の所定タイミングにスクイズリング20を回転させる回転角度を、鋼板片のかしめ用突起の位置に応じて自由に設定することができる。
こうして、インデックス装置5によりスクイズリング20を所定の角度回転駆動しながら鋼板片をスクイズリング20内に順次積層していくことで、帯状の電磁鋼板Wの圧延時における板圧偏差を解消して均一化し、積層鉄心10の上下面平行度や内外径の揺れ精度などを向上することがきる。
制御ユニット40により、周期Tで回転駆動される減速出力軸35の回転角をエンコーダ36で検出して、エンコーダ信号を制御ユニット40に送信するが、何らかの原因でこの減速出力軸35の回転が遅れたりすると、スクイズリング20の設定された回転角度を示すエンコーダ信号が、クランク軸回転角度120度を示す位相信号より遅れて制御ユニット40に送信される可能性がある。この場合、クランク軸24の回転位相とスクイズリング20の回転位相との間にズレが生じるので、警報などの報知手段により報知すると共に積層鉄心製造装置を停止させる。また、クランク軸の周期Tの一定回転が何らかの原因で遅れたりすると、同期信号発生手段により発生される同期信号や位相信号の制御ユニット40への送信が遅れるので、上記と同様に、報知手段により報知すると共に積層鉄心製造装置を停止させる。
次に、本発明の積層鉄心製造装置1の効果について説明する。
この積層鉄心製造装置1において、インデックス装置5は、サーボモータ32と、このサーボモータ32の出力軸33の回転を減速する減速ギヤ機構34と、この減速ギヤ機構34の減速出力軸35の回転角を検出するエンコーダ36と、サーボモータ32を制御する制御手段40とを有し、減速ギヤ機構34の出力回転をスクイズリング20に伝達するベルト式伝動機構7を設けたので、この制御手段40により、サーボモータ32の回転数を制御するだけで、減速ギヤ機構34とベルト式伝動機構7を介して、スクイズリング20の回動角度を自在に変更することができる。本願の減速ギヤ機構34は、安価に製造可能な既存のギヤ部材から構成可能なので製造コストを抑制することができる。
この積層鉄心製造装置1において、インデックス装置5は、サーボモータ32と、このサーボモータ32の出力軸33の回転を減速する減速ギヤ機構34と、この減速ギヤ機構34の減速出力軸35の回転角を検出するエンコーダ36と、サーボモータ32を制御する制御手段40とを有し、減速ギヤ機構34の出力回転をスクイズリング20に伝達するベルト式伝動機構7を設けたので、この制御手段40により、サーボモータ32の回転数を制御するだけで、減速ギヤ機構34とベルト式伝動機構7を介して、スクイズリング20の回動角度を自在に変更することができる。本願の減速ギヤ機構34は、安価に製造可能な既存のギヤ部材から構成可能なので製造コストを抑制することができる。
クランク軸24の特定回転位相を示す同期信号を発生する同期信号発生手段27とを設け、制御手段40は、同期信号と同期してクランク軸24の1回転毎の所定タイミングにスクイズリング20を所定角度回転させるようにサーボモータ32を制御するので、クランク軸24の1回転毎の所定タイミングにサーボモータ32を駆動して、スクイズリング20を所定角度回転させることができる。
制御手段40は、同期信号と同期してサーボモータ32を制御するので、昇降駆動機構4の主軸駆動モータ25にサーボモータ32を時々刻々連続的に追従制御させる必要がないため、高性能の大型のサーボモータを必要とせずに、サーボモータ32の制御を簡単化し安定させることができる。
制御手段40は、昇降駆動機構4の作動開始時に上金型2が最初に下死点に達する時には、電磁鋼板Wを打ち抜かない空打ちを実行するように電磁鋼板Wを順送りする材料送り手段6に指令するので、この制御手段40により、昇降駆動機構4の主軸駆動モータ25の駆動が安定状態になってからスクイズリング20の回転駆動を開始することができる。
従って、不安定な状態の主軸駆動モータ25にインデックス装置5のサーボモータ32を追従させる追従制御をする必要がなく、高性能の大型のサーボモータを必要としないので、インデックス装置5の大型化を抑制することができる。
従って、不安定な状態の主軸駆動モータ25にインデックス装置5のサーボモータ32を追従させる追従制御をする必要がなく、高性能の大型のサーボモータを必要としないので、インデックス装置5の大型化を抑制することができる。
減速ギヤ機構34の減速比が1/4であるので、モータ出力軸33の回転駆動力は1/4に減速され、且つモータ出力軸33のトルクは約4倍に増力されて減速出力軸35に伝達される。尚、本実施例では、減速ギヤ機構34の減速比を1/4と規定しているが、特に減速比の比率はこれに限定する必要はなく、減速比を1/2や1/5などの他の比率を採用して減速ギヤ機構を構成するようにしても良い。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
[1]図6に示すように、減速ギヤ機構34Aは、夫々非円形歯車からなる駆動側ピニオン41Aと従動側ギヤ42Aとを備えている。図6,7に示すように、この減速ギヤ機構34Aにおいては、ピニオン41Aが回転開始するスタート点である0度から図6の矢印方向へ180度回転する間は減速比が約1/3から1/5に変化し、モータ出力軸33の回転駆動力は約1/3から1/5に減速され、且つモータ出力軸33のトルクは約3倍から約5倍に増力されて減速出力軸35に伝達される(図6,図7の範囲A)。
[1]図6に示すように、減速ギヤ機構34Aは、夫々非円形歯車からなる駆動側ピニオン41Aと従動側ギヤ42Aとを備えている。図6,7に示すように、この減速ギヤ機構34Aにおいては、ピニオン41Aが回転開始するスタート点である0度から図6の矢印方向へ180度回転する間は減速比が約1/3から1/5に変化し、モータ出力軸33の回転駆動力は約1/3から1/5に減速され、且つモータ出力軸33のトルクは約3倍から約5倍に増力されて減速出力軸35に伝達される(図6,図7の範囲A)。
ピニオン41Aが180度から270度回転する間は減速比を約1/5に維持され、モータ出力軸33の回転駆動力は約1/5の減速に維持され、且つモータ出力軸33のトルクも約5倍に増力された状態を維持して減速出力軸35に伝達される(図6,図7の範囲B)。ピニオン41Aが270度から360度回転する間は減速比が約1/5から1/3に変化し、モータ出力軸33の回転駆動力は約1/5から1/3に減速され、且つモータ出力軸33のトルクは約5倍から約3倍に減力されて減速出力軸35に伝達される(図6,図7の範囲C)。この減速機構34Aは、駆動側ピニオン41Aが1回転する毎に、従動側ギヤ42Aは1/4回転され、スクイズリング20は90度回転される。
このように、減速ギヤ機構34Aは、夫々非円形歯車からなる駆動側ピニオン41Aと従動側ギヤ42Aとを備えたので、サーボモータ32の回転数が最も高くて負荷がかかる状態の時に、減速ギヤ機構34Aの減速比を下げて、減速出力軸35の出力を増力させることで消費電力を抑制し、インデックス装置5を省エネ化することができる。尚、減速ギヤ機構34Aの非円形歯車の形状は、上記の形状に限定されずに種々の形状を適用することができる。
[2]本実施例の上金型2や下金型3の構造は1例に過ぎず、特にこの構造に限定されるものではなく、種々の構造の上金型や下金型を適用しても良い。
[3]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において前記実施例に種々の変形を付加した形態で実施することができる。
[3]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において前記実施例に種々の変形を付加した形態で実施することができる。
本発明は、電動モータに組み込まれる積層鉄心を製造するための種々の積層鉄心製造装置に適用することができる。
W 電磁鋼板
1 積層鉄心製造装置
2 上金型
3 下金型
4 昇降駆動機構
5 インデックス装置
6 材料送り手段
7 ベルト式伝達機構
10 積層鉄心(積層体)
11 外形打ち抜きパンチ
16 外形打ち抜きダイ
20 スクイズリング
24 クランク軸(主軸)
25 主軸駆動モータ
27 同期信号発生手段
32 サーボモータ
33 モータ出力軸
34,34A 減速ギヤ機構
35 減速出力軸
36 エンコーダ
40 制御ユニット(制御手段)
41,41A 駆動側ピニオン
42,42A 従動側ギヤ
1 積層鉄心製造装置
2 上金型
3 下金型
4 昇降駆動機構
5 インデックス装置
6 材料送り手段
7 ベルト式伝達機構
10 積層鉄心(積層体)
11 外形打ち抜きパンチ
16 外形打ち抜きダイ
20 スクイズリング
24 クランク軸(主軸)
25 主軸駆動モータ
27 同期信号発生手段
32 サーボモータ
33 モータ出力軸
34,34A 減速ギヤ機構
35 減速出力軸
36 エンコーダ
40 制御ユニット(制御手段)
41,41A 駆動側ピニオン
42,42A 従動側ギヤ
Claims (3)
- 外形打ち抜きパンチを含む上金型と、この打ち抜きパンチに対応する外形打ち抜きダイとこのダイに固定されて下方へ延びるスクイズリングとを含む下金型と、主軸と主軸駆動モータとを有し上金型を昇降駆動する為の昇降駆動機構と、上金型の昇降駆動に同期してスクイズリングを間欠的に回動駆動するインデックス装置とを備え、電磁鋼板から鋼板片を打ち抜いて積層した積層鉄心を製造する積層鉄心製造装置において、
前記インデックス装置は、サーボモータと、このサーボモータの出力軸の回転を減速する減速ギヤ機構と、この減速ギヤ機構の減速出力軸の回転角を検出するエンコーダと、サーボモータを制御する制御手段とを有し、
前記減速ギヤ機構の出力回転をスクイズリングに伝達するベルト式伝動機構と、
前記主軸の特定回転位相を示す同期信号を発生する同期信号発生手段とを設け、
前記制御手段は、前記同期信号と同期して前記主軸の1回転毎の所定タイミングにスクイズリングを所定角度回転させるように前記サーボモータを制御することを特徴とする積層鉄心製造装置。 - 前記制御手段は、前記昇降駆動機構の作動開始時に上金型が最初に下死点に達する時には、電磁鋼板を打ち抜かない空打ちを実行するように電磁鋼板を順送りする材料送り手段に指令することを特徴とする請求項1に記載の積層鉄心製造装置。
- 前記減速ギヤ機構は、夫々非円形歯車からなる駆動側ピニオンと従動側ギヤとを備え、且つ、前記ピニオンが前記所定角度回転のスタート点である0度から180度回転する間は減速比が1/3から1/5に変化し、前記ピニオンが180度から270度回転する間は減速比を1/5に維持され、前記ピニオンが270度から360度回転する間は減速比が1/5から1/3に変化することを特徴とする請求項1又は2に記載の積層鉄心製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009166024A JP2011020132A (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 積層鉄心製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009166024A JP2011020132A (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 積層鉄心製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011020132A true JP2011020132A (ja) | 2011-02-03 |
Family
ID=43630646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009166024A Pending JP2011020132A (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 積層鉄心製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2011020132A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2492057A1 (en) * | 2011-02-23 | 2012-08-29 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot, robot system, and rotating electrical machine |
| JP2013043195A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Sankyo Mfg Co Ltd | 転積ユニット及び転積装置 |
| JP2013116497A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Mitsui High Tec Inc | 積層鉄心の転積方法及び転積装置 |
| KR101325774B1 (ko) * | 2012-08-16 | 2013-11-04 | 주식회사 포스코티엠씨 | 라미나 부재를 소정 매수씩 적층된 상태로 배출하는 블랭킹 유니트 |
| KR101368977B1 (ko) * | 2012-05-03 | 2014-02-28 | 주식회사 포스코티엠씨 | 라미나 부재 사이의 억지끼움 결합이 분리되는 것을 방지하는 스퀴즈 링 및, 이를 구비하는 블랭킹 유니트 |
| WO2015155559A1 (en) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | Šturm Boštjan | System and method for improving flatness and compactness of interlocking packages by means of a quick- release rotary spindle head and a threaded spindle |
| JP2016192862A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社三井ハイテック | 回転子積層鉄心の製造方法及びその製造装置 |
| US20170018993A1 (en) * | 2015-07-13 | 2017-01-19 | Sankyo Seisakusho Co. | Buildup device |
| WO2017159926A1 (ko) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 주식회사 포스코티엠씨 | 접착식 적층코어 제조장치 및 이를 위한 코어 라미네이터 |
| CN107470426A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-12-15 | 晋江高讯建筑设备有限公司 | 一种可调节式智能冲压系统及其控制方法 |
| WO2019146686A1 (ja) | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 株式会社三共製作所 | 転積金型及び転積金型を備えるプレス装置 |
| CN111246949A (zh) * | 2017-10-18 | 2020-06-05 | Hsf自动化有限责任公司 | 驱动装置、用于冲口的设备及驱动用于冲口的设备的方法 |
| CN113029206A (zh) * | 2021-04-13 | 2021-06-25 | 上海思博机械电气有限公司 | 一种游标齿轮式磁敏多圈编码器 |
| CN116020955A (zh) * | 2023-02-13 | 2023-04-28 | 浙江东精智能装备有限公司 | 一种转子冲片防翻倒装置 |
-
2009
- 2009-07-14 JP JP2009166024A patent/JP2011020132A/ja active Pending
Cited By (32)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2492057A1 (en) * | 2011-02-23 | 2012-08-29 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot, robot system, and rotating electrical machine |
| CN102649271A (zh) * | 2011-02-23 | 2012-08-29 | 株式会社安川电机 | 机器人、机器人系统及旋转电机 |
| JP2013043195A (ja) * | 2011-08-23 | 2013-03-04 | Sankyo Mfg Co Ltd | 転積ユニット及び転積装置 |
| JP2013116497A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Mitsui High Tec Inc | 積層鉄心の転積方法及び転積装置 |
| KR101368977B1 (ko) * | 2012-05-03 | 2014-02-28 | 주식회사 포스코티엠씨 | 라미나 부재 사이의 억지끼움 결합이 분리되는 것을 방지하는 스퀴즈 링 및, 이를 구비하는 블랭킹 유니트 |
| KR101325774B1 (ko) * | 2012-08-16 | 2013-11-04 | 주식회사 포스코티엠씨 | 라미나 부재를 소정 매수씩 적층된 상태로 배출하는 블랭킹 유니트 |
| WO2015155559A1 (en) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | Šturm Boštjan | System and method for improving flatness and compactness of interlocking packages by means of a quick- release rotary spindle head and a threaded spindle |
| JP2016192862A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社三井ハイテック | 回転子積層鉄心の製造方法及びその製造装置 |
| US20170018993A1 (en) * | 2015-07-13 | 2017-01-19 | Sankyo Seisakusho Co. | Buildup device |
| KR20170008184A (ko) * | 2015-07-13 | 2017-01-23 | 가부시끼가이샤 산쿄 세이사쿠쇼 | 회전 적층 장치 |
| CN106345884A (zh) * | 2015-07-13 | 2017-01-25 | 株式会社三共制作所 | 旋转层叠装置 |
| EP3117917A3 (en) * | 2015-07-13 | 2017-01-25 | Sankyo Seisakusho Co. | Buildup device |
| JP2017018998A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | 株式会社三共製作所 | 転積装置 |
| KR102203827B1 (ko) * | 2015-07-13 | 2021-01-15 | 가부시끼가이샤 산쿄 세이사쿠쇼 | 회전 적층 장치 |
| CN106345884B (zh) * | 2015-07-13 | 2020-08-07 | 株式会社三共制作所 | 旋转层叠装置 |
| US10541585B2 (en) * | 2015-07-13 | 2020-01-21 | Sankyo Seisakusho Co. | Buildup device |
| CN108781028A (zh) * | 2016-03-18 | 2018-11-09 | 株式会社Posco大宇 | 粘合式层叠芯制造装置及其芯层压机 |
| CN108781028B (zh) * | 2016-03-18 | 2020-10-20 | 株式会社Posco大宇 | 粘合式层叠芯制造装置及其芯层压机 |
| KR101876292B1 (ko) * | 2016-03-18 | 2018-07-10 | 주식회사 포스코대우 | 접착식 적층코어 제조장치 및 이를 위한 코어 라미네이터 |
| US10923995B2 (en) | 2016-03-18 | 2021-02-16 | Posco Daewoo Corporation | Adhesive laminate core manufacturing apparatus and core laminator therefor |
| WO2017159926A1 (ko) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 주식회사 포스코티엠씨 | 접착식 적층코어 제조장치 및 이를 위한 코어 라미네이터 |
| CN107470426B (zh) * | 2017-07-31 | 2019-12-31 | 东莞虹日金属科技有限公司 | 一种可调节式智能冲压系统及其控制方法 |
| CN107470426A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-12-15 | 晋江高讯建筑设备有限公司 | 一种可调节式智能冲压系统及其控制方法 |
| CN111246949A (zh) * | 2017-10-18 | 2020-06-05 | Hsf自动化有限责任公司 | 驱动装置、用于冲口的设备及驱动用于冲口的设备的方法 |
| CN111246949B (zh) * | 2017-10-18 | 2022-07-26 | Hsf自动化有限责任公司 | 驱动装置、用于冲口的设备及驱动用于冲口的设备的方法 |
| KR20200108438A (ko) | 2018-01-26 | 2020-09-18 | 가부시끼가이샤 산쿄 세이사쿠쇼 | 회전 적층 금형 및 회전 적층 금형을 구비하는 프레스 장치 |
| CN111417474A (zh) * | 2018-01-26 | 2020-07-14 | 株式会社三共制作所 | 旋转层叠模具及具备旋转层叠模具的冲压装置 |
| WO2019146686A1 (ja) | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 株式会社三共製作所 | 転積金型及び転積金型を備えるプレス装置 |
| CN111417474B (zh) * | 2018-01-26 | 2022-04-15 | 株式会社三共制作所 | 旋转层叠模具及具备旋转层叠模具的冲压装置 |
| US11951523B2 (en) | 2018-01-26 | 2024-04-09 | Sankyo Seisakusho Co. | Rotating-layering mold and press apparatus comprising rotating-layering mold |
| CN113029206A (zh) * | 2021-04-13 | 2021-06-25 | 上海思博机械电气有限公司 | 一种游标齿轮式磁敏多圈编码器 |
| CN116020955A (zh) * | 2023-02-13 | 2023-04-28 | 浙江东精智能装备有限公司 | 一种转子冲片防翻倒装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2011020132A (ja) | 積層鉄心製造装置 | |
| US8720039B2 (en) | Laminated core punching apparatus | |
| KR101257358B1 (ko) | 액셜 에어갭형 전동기용 고정자 철심의 제조방법 | |
| CN102611257B (zh) | 电机转子斜槽制造装置、电机制造装置及电机制造方法 | |
| KR100876157B1 (ko) | 로테이션 다이 조립체 및 이를 구비한 적층 코아 제조 장치 | |
| JP2010089148A (ja) | サーボモータ駆動プレスおよびその成形方法 | |
| JPWO2016098145A1 (ja) | 順送り金型装置用の逆押え装置及びこれを備えた順送り金型装置 | |
| EP3503360B1 (en) | Laminated core manufacturing apparatus capable of heating inner diameter of laminated core | |
| EP3503359A1 (en) | Heat sealing-type rotational laminated core manufacturing apparatus | |
| US8959978B2 (en) | Forging press and method of controlling same | |
| JP2011156585A (ja) | 積層鉄心の製造装置及び製造方法 | |
| CN103545992A (zh) | 电机定子铁芯的冲片整形机 | |
| JP2018011417A (ja) | 固定子鉄心の製造装置、固定子鉄心の製造方法 | |
| KR101292275B1 (ko) | 하프 블랭킹을 이용한 적층코아 제조장치 | |
| JP2005334893A (ja) | カシメ積層金型装置 | |
| CN203589944U (zh) | 电机定子铁芯的冲片整形机 | |
| CN202043004U (zh) | 电机转子斜槽制造装置和电机制造装置 | |
| JP5018734B2 (ja) | 外歯成形ローラー | |
| CN203589946U (zh) | 电机定子铁芯冲片整形的上模装置 | |
| JP4581296B2 (ja) | 回転機能付プレスユニット | |
| JP5557691B2 (ja) | 鉄心製造方法及び鉄心製造装置 | |
| CN117644162B (zh) | 一种电机转子冲片加工用叠压装置 | |
| JP2003094120A (ja) | 積層コアの加工装置 | |
| KR100924395B1 (ko) | 회전자 제조용 하이브리드 프레스 장치 | |
| JP2005211964A (ja) | 積層体の製造方法およびその装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120518 |