JP2011017334A - タービン燃焼器燃料ノズル内の保炎及び逆火のアクティブ制御 - Google Patents

タービン燃焼器燃料ノズル内の保炎及び逆火のアクティブ制御 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスタービンエンジン用の燃料ノズルに関し、燃料ノズルに関連した逆火および保炎が発生した場合、燃焼熱に起因する損傷が生じる可能性があるため、逆火および保炎の排除が必要である。
【解決手段】システムは、タービン燃焼器燃料ノズルを含む。タービン燃焼器燃料ノズルは、空気経路67と、燃料経路69と、空気経路67から空気を受け取り、燃料経路69から燃料を受け取る燃料−空気混合領域と、タービン燃焼器燃料ノズル内の炎の指標となる状態の検出に応答して、燃料−空気混合領域内に流体を噴射するように構成された流体噴射穴84とを含む。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガスタービンエンジン用の燃料ノズルに関する。より具体的には、本発明は、燃料ノズルに関連した逆火及び保炎の排除に関する。
ガスタービンエンジンは、燃料と空気の混合物を燃焼して、高温の燃焼ガスを発生させ、この高温の燃焼ガスが、1つ以上のタービンを駆動する。具体的には、この高温の燃焼ガスがタービン動翼を回転させ、それにより、シャフトを駆動して、1つ以上の負荷、例えば発電機を回転させる。理解されるとおり、燃料と空気の可燃性混合物を有する燃焼域では、炎が発生する。残念なことに、この炎は、潜在的に、上流に向かって燃焼域から燃料ノズル内へ伝播する可能性があり、これにより、燃焼熱に起因する損傷が生じる可能性がある。この現象は一般に逆火と呼ばれている。同様に、この炎は、時に、表面又は表面付近で発生することがあり、これによっても、燃焼熱に起因する損傷が生じる可能性がある。この現象は一般に保炎と呼ばれている。例えば、保炎は、燃料ノズル又は燃料ノズルの近くの低速領域で起こることがある。具体的には、空気流中への燃料流の噴射によって、燃料流の噴射点の近くに低速領域が生じることがあり、これが保炎につながることがある。
米国特許出願公開第2009/0031731号明細書
本願出願当初の特許請求の範囲に記載された発明の幾つかの実施形態について要約する。これらの実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明の可能な形態を簡単にまとめたものである。実際、本発明は、以下に記載する実施形態と同様のものだけでなく、異なる様々な実施形態を包含する。
第1の実施形態では、本システムは、タービン燃焼器燃料ノズルを含み、このタービン燃焼器燃料ノズルは、旋回羽根と、タービン燃焼器燃料ノズル内の炎の指標となる状態の検出に応答して、旋回羽根の下流領域内に流体を噴射するように構成された噴射穴とを備える。
第2の実施形態では、本システムは、タービン燃焼器燃料ノズルを含み、このタービン燃焼器燃料ノズルは、空気経路と、燃料経路と、空気経路から空気を受け取り、燃料経路から燃料を受け取る燃料−空気混合領域と、タービン燃焼器燃料ノズル内の炎の指標となる状態の検出に応答して、燃料−空気混合領域内に流体を噴射するように構成された流体噴射穴とを備える。
第3の実施形態では、本システムは、タービン燃焼器燃料ノズル内の炎の指標となる状態を検出するように構成された燃料ノズル炎センサと、その状態を示す燃料ノズル炎センサからの信号に応答して、タービン燃焼器燃料ノズル内への流体の噴射を制御するように構成された燃料ノズル炎コントローラとを含む。
本技術の一実施形態に基づくガスタービンシステムの概略ブロック図である。 本技術の一実施形態に基づく図1に示したガスタービンエンジンの破断側面図である。 本技術の一実施形態に基づく複数の燃料ノズルを示す、図2に示したガスタービンエンジンの燃焼器の破断側面図である。 本技術の一実施形態に基づく図3に示した燃料ノズルのブロック図である。 本技術の一実施形態に基づく図4に示した燃料ノズルの予混合器の透視破断図である。 本技術の一実施形態に基づく図3に示した燃料ノズルの透視破断図である。
本発明の上記その他の特徴、態様及び利点については、図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって理解を深めることができるであろう。図面を通して、同様の部材には同様の符号を付した。
以下、本発明の1以上の特定の実施形態について説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するため、現実の実施に際してのあらゆる特徴について本明細書に記載しないこともある。実施化に向けての開発に際して、あらゆるエンジニアリング又は設計プロジェクトの場合と同様に、実施毎に異なる開発者の特定の目標(システム及び業務に関連した制約に従うことなど)を達成すべく、実施に特有の多くの決定を行う必要があることは明らかであろう。さらに、かかる開発努力は複雑で時間を要することもあるが、本明細書の開示内容に接した当業者にとっては日常的な設計、組立及び製造にすぎないことも明らかである。
本発明の様々な実施形態の構成要素について言及する際、単数形で記載したものであっても、その構成要素が1以上存在することを意味する。「含む」、「備える」及び「有する」という用語は内包的なものであり、記載した構成要素以外の追加の要素が存在していてもよいことを意味する。
ある実施形態では、後に詳細に論じるとおり、ガスタービンエンジンが、逆火及び/又は保炎に関連した熱損傷を阻止する流体噴射穴(例えば空気噴射穴)を有する1つ以上の燃料ノズルを含む。具体的には、燃料ノズルはそれぞれ、空気流路内に円周形に配置された複数の旋回羽根を有する燃料−空気予混合器を含むことができる。燃料ノズルはさらに、燃料ノズルの縦軸及び燃料ノズルを通過する主空気流の方向に対して直角の流れ又は角度の付いた流れを生み出す流体噴射穴(例えば空気噴射穴)を含むことができる。例えば、流体(例えば空気)噴射穴は、燃料ノズルの中心ボディ(例えばハブ)及び外壁(例えばシュラウド)上に、縦軸に対して半径方向内側及び半径方向外側へ空気を導くように配置することができる。さらに、噴射穴を、燃料ノズル内のそれぞれの旋回羽根の後縁の直前に配置することができる。噴射穴は、炎が旋回羽根の後縁にあろうと、燃料出口の背後にあろうと、炎を吹き消すことによって、保炎限界を向上させ、逆火の可能性を低下させる。これは、空気を間断なく噴射することによって、又は噴射穴を通過する空気を変調させることによって実行することができる。これらの方法はそれぞれ、羽根の後縁のところで炎を2つ以上の領域に分割することによって、又は炎をはためかせることによって、燃料穴の背後で炎全体が安定することを妨げることができる。したがって、噴射された空気は、炎のエネルギーを弱めることによって炎を引き離すことができ、それによって燃焼室で炎を安定させることができる。さらに、噴射された空気は、保炎領域内の温度を低下させて、保炎領域内の位置における再点火の可能性を排除することができる。この流体の噴射は、低速領域、すなわち炎が発生する可能性がある停滞領域内へ流体を高速で噴射することによって、低速領域を減らすことができる。これによって、炎が発生しにくく、且つ/又は持続しにくい高速領域を生み出すことができる。
次に図面に移る。最初に図1を参照すると、タービンシステム10の一実施形態のブロック図が示されている。この図は、1つ以上の燃料ノズル12、燃料供給源14、空気供給源16、希釈剤供給源18及び燃焼器20を含む。図示のとおり、燃料供給源14は、天然ガスなどの液体燃料又は気体燃料を、燃料ノズル12を通して、タービンシステム10の燃焼器20内へ送る。矢印22によって示された加圧空気との混合の後、燃焼器20内で点火し、生じた排出ガスによって、タービン24内の動翼が回転する。タービン24内の動翼とシャフト26とが結合されていることにより、シャフト26が回転する。示されているように、シャフト26はさらに、タービンシステム10内の幾つかの構成要素に結合されている。例えば、示されたシャフト26は、圧縮機28及び負荷30に駆動可能に結合されている。理解されるとおり、負荷30は、タービンシステム10の回転出力によってパワーを生み出すことができる、発電設備、車両などの任意の適切な装置とすることができる。
空気供給源31は、導管を介して空気取入口32に空気を送ることができ、空気取入口32は次いで、この空気を圧縮機28内へ送る。圧縮機28は、シャフト26に駆動可能に結合された複数の動翼を含み、それにより空気取入口32からの空気を圧縮し、その空気を、空気供給源16を介して、燃料ノズル12及び燃焼器20へ送る。この連結部で、希釈剤源18から燃料ノズル12へ、希釈剤を送ることもできる。希釈剤は例えば、空気/燃料混合物の燃焼中の望ましくない放出の低減、又は燃焼器内での燃焼に対する適切な圧力レベルの発生を促進することができる窒素などの不活性ガスとすることができる。或いは、この希釈剤を水又は他の流体とすることもできる。燃料ノズル12は次いで、加圧空気と燃料(及び必要ならば希釈剤)を混合して、燃焼のために最適な混合比、例えば燃料を浪費したり、又は過大な放出を引き起こしたりしないよう燃料がより完全に燃える燃焼のために最適な混合比を生成することができる。この燃焼の結果、排出ガスが発生し、この排出ガスは、タービン24を通り、排出口33からシステム10を出る。後に詳細に論じるとおり、燃料ノズル12の一実施形態は、タービン燃焼器燃料ノズル12内の炎の指標となる状態の検出に応答して、旋回羽根の下流側領域内に流体(例えば空気)を噴射するように構成された1つ以上の流体噴射穴(例えば空気噴射穴)を含む。
このタービン燃焼器燃料ノズル12内の炎の指標となる状態の検出を、1つ以上のセンサ36(例えば炎センサ)に接続された炎モニタ34によって記録することができる。センサ36は、燃料ノズル12内の圧力の変化を検出する圧力センサ、燃料ノズル12内の温度の変化を検出する熱センサ、及び/又は燃料ノズル12内の光の変化を検出する光センサとすることができる。このようにして、センサ36は、燃料ノズル12内の逆火又は保炎の指標となる状態を感知することができる。センサ36は、この炎状態に応答して、炎モニタ34に信号を送信することができる。
炎モニタ34は例えば、センサ36から信号を受け取り、燃料ノズル12内で炎が検出されたことを示す指示を生成することができる特定用途向けIC(ASIC)又は他の検出デバイスとすることができる。この指示を、コントローラ38に送信することができる。コントローラ38は、燃料ノズル12内で炎が検出されたことを示す指示を、炎モニタ34から受け取ることができる。コントローラ38は、例えばプロセッサ又はASICとすることができる。一実施形態では、炎モニタ34及びコントローラ38を、単一のプロセッサの部分とすることができる。コントローラ38は例えば、燃料ノズル12に影響を及ぼす条件を変化させるように動作することができる。例えば、コントローラ38は、燃料供給源14を調整することにより、燃料ノズル12に供給する燃料を増減し、空気供給源16を調整することにより、燃料ノズル12に供給する空気を増減し、且つ/又は希釈剤源18を調整することにより、燃料ノズル12に供給する希釈剤を増減するように、動作することができる。燃料ノズル内で混合される成分を調整することによって、コントローラ38は、燃焼器20内の燃焼条件を変化させ、それによって、1つ以上の燃料ノズル12内で検出された炎を消すことができる。さらに、コントローラ38は、逆火又は保炎を誘起する条件、或いは実際の逆火又は保炎事象を減らし、又は排除するような向きに具体的には向けられた1つ以上の流体(例えば空気、燃料、希釈剤など)噴射穴を選択的に制御することができる。例えば、後に論じるとおり、コントローラ38は、これらの流体噴射穴を通る流体流れを選択的に活動化し、且つ/又は変調させて、低速領域を排除し、直交流を生み出し、又は燃料ノズル12内の炎を全体的に乱し、吹き消すことができる。
図2は、前述の流体噴射穴を利用することができる、図1に概略的に示したタービンシステム10の一実施形態の側断面図を示す。タービンシステム10は、1つ以上の燃焼器20内に位置する1つ以上の燃料ノズル12を含む。動作時、空気は、空気取入口32からタービンシステム10に入る。この空気を、圧縮機28で加圧することができる。この圧縮空気を次いで燃料と混合して、燃焼器20内で燃焼させることができる。例えば、燃料ノズル12は、最適な燃焼、放出、燃料消費及びパワー出力を生み出すのに適した比で、燃料−空気混合物を燃焼器20内へ噴射することができる。この燃焼により、加圧された高温の排出ガスが発生し、この排出ガスは次いで、タービン24内の1つ以上の動翼を駆動して、シャフト26、したがって圧縮機28及び負荷30を回転させる。タービン動翼40の回転によりシャフト26が回転し、それにより、圧縮機28内の動翼42が、取入口32が受け取った空気を引き入れ、加圧する。
図3は、複数の燃料ノズル12を有する燃焼器20の一実施形態の破断側面図を示し、燃料ノズル12はそれぞれ、流体噴射穴を利用して、低速領域を排除し、直交流を生み出し、又は燃料ノズル12内の炎を全体的に乱し、吹き消すことができる。ある種の実施形態では、燃焼器20のヘッドエンド44がエンドカバー46を含む。燃焼器20のヘッドエンド44はさらに、燃焼室50を閉め切り、燃料ノズル12を収容する燃焼器キャップアセンブリ48を含むことができる。燃料ノズル12は、燃料、空気及び他の流体を燃焼器20に送る。この図では、複数の燃料ノズル12が、燃焼器20の基部の近くのエンドカバー46に取り付けられており、燃焼器キャップアセンブリ48を貫通している。例えば、燃焼器キャップアセンブリ48は、1つ以上の燃料ノズル12を受け取り、燃焼室50との境界を形成する。それぞれの燃料ノズル12は、加圧空気と燃料の混合を容易にし、燃焼器キャップアセンブリ48を通して、燃焼器20の燃焼室50内へ混合物を導く。燃料−空気混合物は次いで、燃焼室50内で燃焼することができ、それによって加圧された高温の排出ガスが発生する。これらの加圧された排出ガスは、タービン24内の動翼40の回転を駆動する。燃焼器20は、燃焼室50を形成するフロースリーブ52及び燃焼器ライナ54を含む。ある種の実施形態では、中空環状空間56を画定するために、フロースリーブ52とライナ54が互いに同軸又は同心であり、中空環状空間56は、冷却用の空気の通過及び(例えばライナ54及び/又は燃料ノズル12の穴を通した)燃焼域50内への入場を可能にすることができる。ライナ54の設計は、タービン24に向かう方向線60に沿った、トランジションピース58(例えば収束セクション)への燃料−空気混合物の最適な流れを提供する。例えば、燃料ノズル12は、加圧された燃料−空気混合物を燃焼室50内へ分配することができ、そこで混合物が燃焼する。その結果発生した排出ガスは、トランジションピース58を通過し、方向線60に沿って、タービン24へと流れ、それにより、タービン24の動翼40が、シャフト26とともに回転する。
この過程の間に、燃焼室50内での燃焼によって発生した炎が逆火となる可能性がある(例えば、燃焼室50から1つ以上の燃料ノズル12内へ炎が伝播する可能性がある)。燃料ノズルからのこの炎の除去を促進するため、コントローラ38を、流体(例えば空気、燃料、水、希釈剤など)噴射穴とともに利用して、燃料ノズル12内の逆火及び保炎を誘起する条件を減らし、又は排除することができる。すなわち、流体噴射穴は、例えば、炎が発生する可能性がある低速領域内に流体を高速で噴射して、炎が持続しにくい高速領域を生み出すことによって、低速領域を減らすことができる。
図4は、図3に示した燃料ノズル12、並びに圧縮機28、空気供給源16、炎モニタ34、センサ36及びコントローラ38のブロック図である。前述のとおり、圧縮機28は、空気供給源16に圧縮空気を供給することができ、この圧縮空気を、プレナム62と、ノズル12の上流部66のノズル空気取入口64の両方に送ることができる。さらに、希釈剤源18から、ノズル12の中心ボディ部分68(例えば環状ボディ)内の方向矢印67によって示された流体経路に沿って、希釈剤を送ることができる。この流体経路67は、ノズル12の中心ボディ68内に位置する燃料通路70(例えば環状通路)内の方向矢印69によって示された燃料経路に沿って、燃料供給源14から流れる燃料を冷却する働きをすることができる。後に論じるとおり、希釈剤、燃料及び空気は混合して、燃焼室50内で燃焼する燃焼混合物(例えば燃料−空気混合物)を形成することができる。
示されているとおり、ノズル12は、1枚以上の旋回羽根72を含むことができる。それぞれの旋回羽根72は、燃料ノズル12内で旋回流を発生させることができる中空ボディ、例えば中空エーロフォイル形ボディとすることができる。したがって、この旋回(swirl)特徴を考慮して、燃料ノズル(nozzle)12を、スオズル(swozzle)と記述することができる。燃料ノズル12の様々な態様を、軸方向又は軸方向軸73、半径方向又は半径方向軸74及び円周方向又は円周方向軸75に関して記述することができることに留意されたい。例えば、軸73は、縦中心線又は縦方向に対応し、軸74は、縦中心線に対して直角の方向又は半径方向に対応し、軸75は、縦中心線の周りの円周方向に対応する。
燃料は、燃料通路70の壁76に当たるまで、燃料通路70を通って軸方向73に流れることができる。壁76に当たると、燃料は、半径方向74に流れて、中空旋回羽根72の燃料区画78に入り、燃料穴80(例えば燃料噴射穴)を通って燃料区画78を出、旋回羽根72の周囲の混合領域に流入することができる。この混合領域で、燃料は、方向矢印81に沿って移動している空気供給源16から送られた圧縮空気と相互作用する。前述のとおり、この燃料−空気混合物を、旋回羽根72によって旋回させて、適切に燃焼するように、燃料と空気の混合を促進することができる。
上で指摘したとおり、燃料ノズル12内、具体的には燃料ノズル12の下流部82において、逆火が発生することがある。逆火の発生を減らすため、流体噴射穴84(例えば空気噴射穴)を利用して、燃料ノズル12の下流部82内へ流体(例えば空気)を噴射することができる。これらの噴射穴84は例えば、燃料穴80の直径の約80、70、60、50、40、30、20又は10パーセント未満の直径を有することができる。流体噴射穴84は、旋回羽根72の流体区画86、プレナム62、及び/又は燃料ノズル12の中心ボディ68に含めることができる。これらの穴84から噴射する流体(例えば空気)は、方向流れ線81に対して角度を付けて、又は直角に噴射することができる。穴84は例えば、燃料ノズル12内へ空気を噴射することができることに留意されたい。或いは、穴84を通して空気を噴射する代わりに、又は穴84を通して空気を噴射するのに加えて、窒素、水及び/又は燃料などの他の流体を利用することもできる。したがって、凹面上の旋回羽根の後縁の直前から噴射された流体、並びに中心ボディ及び外壁から噴射された流体は、方向矢印81に沿った主空気の方向流れ81に対して約20度未満及び30から90度の角度で、ノズル12の下流部82に流入することができる。一実施形態では、流体は、方向矢印81に沿った主空気の方向流れ81に対して約20度未満又は約30から90度の角度で、ノズル12の下流部82に流入することができる。図から分かるとおり、中心ボディ68(例えばハブ)上の穴84への空気の送達は、羽根72の流体区画86を通して実施することができ、プレナム62は、燃料ノズル12の外壁88(例えば環状壁)の穴84に空気を供給することができる。中心ボディ68と外壁88は互いに同軸又は同心とすることができることに留意されたい。中心ボディ68上の穴84は、方向線67に沿って移動する希釈剤を通して流体を受け取ることができる。さらに、中心ボディ68上の穴84への空気の送達を、外壁88の穴84の空気送達管に接続された送達管に結合することができる。一実施形態では、コントローラ38が制御することができる調整可能な弁をこれらの送達管間に配置して、燃料ノズル12内で炎が検出されたことを示す指示を炎モニタ34から受け取ったときに、それぞれの送達管に対する流体(例えば空気流)の流量を調整することができる。コントローラ38はさらに、主空気弁90を操作して、燃料ノズル12の上流部66への空気流と、穴84に送るためにプレナム62へ渡す空気(又は流体)の両方を制御することができる。
流体(又は空気)は、穴84を通して連続的に流すことができ、又は、この空気を変調させる(例えばパルス化する)ことができることに留意されたい。或いは、この流体を「オフ」状態にしておき、炎が検出されたとき「オン」状態にしてもよい。流体を穴84を通して連続的に流す場合には、炎を消すために高速ジェットが必要なときに、流体流れを増大させることができる。例えば、ジェットに通す流れの速度を、方向線81に沿った主空気流の速度の約1.25、1.3、1.5、1.75、2、2.5、3、3.5倍又はそれ以上に増大させることができる。同様に、穴84を通して流体を流していないときに、流体を穴84に通して導入する場合には、流体を、方向線81に沿った主空気流の速度の約1.05倍又はそれ以上の速度で流すことができる。
穴84からの流体をパルス化する場合には、流体を、約20Hz未満の振動数で変調させることができる。穴84から出る流体の変調は、約10Hz未満とすることができる。他の実施形態では、穴84から出る流体の変調を、約1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10Hzとすることができる。この変調は、ノズル内の炎の状態を変化させて、燃料ノズルの下流領域82、例えば羽根72の下流側から炎を引き離すのに十分なものとすることができる。連続的に又は変調されて穴を出る流体の速度は、主空気流の速度の約1.25、1.3、1.5、1.75、2、2.5、3、3.5倍又はそれ以上とすることができることにも留意されたい。さらに、連続的に又は変調されて穴を出る流体の速度は、主空気流の速度の約1.3から3倍とすることができる。
図5は、図4の弧形線5−5の内側を描いた、燃料ノズル12の予混合器セクション92の一実施形態の透視破断図である。予混合器92は、ノズルの中心ボディ68の周囲に沿って円周方向75に配置された複数の旋回羽根72を含み、羽根72は、ノズルの中心ボディ68から外壁88まで、半径方向74、外側に延びる。示されているように、それぞれの旋回羽根72は、燃料区画78、流体区画86及び区画78と86の間の仕切り94を有する中空ボディ、例えば中空エーロフォイル形ボディである。燃料は、燃料穴80から燃料区画78を出る。
コントローラ38は、ノズル12内の炎を防ぎ、又は能動的に排除するように動作することができる。例えば、燃料ノズル12内の逆火又は炎保持が炎モニタ34によって検出された場合、コントローラ38は、上で論じた1つ以上の弁によって、噴射穴84を通って流れる空気を調整することができる。噴射穴84は、逆火又は保炎を排除する善後策として機能することができる消火力を提供することができる。具体的には、旋回羽根72の下流端96(例えば下流側先端)に、熱損傷が生じることがある。したがって、この端部96の近くに噴射穴84を配置することによって、旋回羽根72に対する熱損傷を低減又は排除することができ、燃料ノズル12(例えばさらに上流側66)に対するさらなる損傷の可能性も低下させることができる。
示された実施形態では、予混合器92が、ノズルの中心ボディ68の周囲75に沿って、45度の等間隔で配置された8枚の旋回羽根72を含む。ある実施形態では、予混合器92が、ノズルの中心ボディ68の周囲75に沿って等間隔又は異なる間隔で配置された任意の数(例えば8又は10枚)の旋回羽根72を含むことができる。旋回羽根72は、流れを旋回させ、したがって燃料−空気混合を誘起するように構成される。示されているように、それぞれの旋回羽根72は、上流端部98から下流端部96に向かって曲がっている、又は湾曲している。具体的には、上流端部98は一般に、軸73に沿った軸方向を向き、下流端部96は一般に、軸73に沿った軸方向から遠ざかるように角度が付けられ、湾曲し、又は向けられる。例えば、上流端部98に対して、下流端部96を、約5から60度、又は約10から45度、傾けることができる。その結果、それぞれの旋回羽根72の下流端部96は、流れを、軸73の周りの回転経路へとバイアス又は誘導する(例えば流れを旋回させる)。この旋回流は、燃焼器20内へ送達する前の燃料ノズル12内での燃料−空気混合を促進する。
さらに、羽根72の下流端部96並びに中心ボディ68及び/又は外壁88に、1つ以上の噴射穴84を配置することができる。例えば、これらの噴射穴84の直径は、約40ミル(例えば直径50ミルの燃料穴の80%)、45ミル又は50ミルとすることができる。旋回羽根72はそれぞれ、1つ、2つ、3つ又はそれ以上の噴射穴84を含むことができ、旋回羽根が10枚の場合には、羽根の後縁に10個、或いは中心ボディ68上及び/又は外壁88上(例えばプレナム62の内側及び外壁88に沿って)にそれよりも多くの噴射穴84を配置することができる。
さらに、それぞれの噴射穴84を、軸73に沿った軸方向、及び/又は軸74に沿った半径方向に向けることができる。言い換えれば、それぞれの噴射穴84は、旋回羽根72並びに/又は中心ボディ68及び外壁88の表面に対して単一の角度又は複合角を有することができる。例えば、噴射穴84は、空気が、主空気81の方向流れに対して約20度未満及び30から90度の角度で予混合器92へ流入するようにすることができる。このように噴射穴84に角度を持たせることによって、予混合器92内の炎をより完全に消火することができる。したがって、噴射穴84を通した流体の噴射は、主燃料−空気流に平行であってもよいし、縦軸及び主燃料−空気流に対して斜めにしてもよい。このようにして、穴84は、空気、水、窒素、燃料又は別の流体をノズル12内へ噴射することによって、逆火及び保炎(例えば低速領域)を誘起する条件を減らし、又は排除することができる。
図6は、燃料ノズル12の透視破断図である。図6に示すように、燃料ノズルは、プレナム62、中心ボディ68、羽根72、燃料穴80及び外壁88を含むことができる。中心ボディ68は、燃料区画102を流体区画104から分離する仕切り100を含むことができる。燃料区画102は、燃料供給源14から燃料を受け取り、この燃料を、燃料出口106を通して羽根72に送り、次いで、以前に説明した穴80を通して送出することができる。流体区画104は、羽根72の流体区画86に結合された入口108を通して、プレナム62から空気を受け取ることができる。このように、流体(例えば空気)は、プレナム62から、羽根72を通って、流体区画104に流入することができる。この流体は、軸方向73に沿って流体区画104内を移動し、(例えば図4に関して以前に論じた中心ボディ68の噴射穴84と同種の穴とすることができる)ハブ側面穴110と中心ボディ先端穴112の両方を通って流体区画104から出て、ノズル12の燃料−空気混合物との混合を続けることができる。さらに、(例えば図4に関して以前に論じた外壁88の噴射穴84と同種の穴とすることができる)シュラウド側面穴114を利用して、燃料ノズル12内へ流体を、連続的に又は変調して噴射し、それによって(前述のとおりに)炎を消すことができる。このようにして、燃料ノズル12内の炎を消すために燃料ノズル12内へ噴射する流体の全てを、プレナム62によって供給することができる。
このように、穴84は、空気、希釈剤(例えば水、窒素など)及び/又は燃料などの流体を、ノズルを通過する主燃料−空気流の方向に実質的に平行又は斜めに噴射することができる。この噴射は、中心ボディ68、羽根72及び/又は外壁88(例えばプレナム62内)から実施することができる。流体を例えば、燃料ノズル12の縦軸に対して半径方向内側、半径方向外側、軸方向、或いは特定の角度に向けることができる。さらに、コントローラ38は、燃料ノズル12の特定の領域で炎が検出されたときにだけ噴射をトリガしてもよく、且つ/又は、常に噴射を継続しておき、その特定の領域で炎が検出されたときに、噴射の速度を増大させてもよい。すなわち、コントローラは、穴を通過するベースライン流量の流れを増大させる(例えば穴84を通して噴射される流体の速度を、約50%、100%、150%、200%又はそれ以上増大させる)ことができ、又は、コントローラは、穴84を通過する流体流れの変調(例えばパルス化)を制御することができる。
本発明をその最良の形態を含めて開示するため、並びに任意の装置又はシステムを製作し、使用すること、及び組み込まれた任意の方法を実行することを含め、当業者が本発明を実施することを可能にするために、本明細書は幾つかの例を使用する。特許を受けられる本発明の範囲は、下記の特許請求の範囲によって定義され、この範囲が、当業者が思いつくその他の例を含むことがある。このようなその他の例は、それらが特許請求の範囲の文字表現と異ならない構造要素を有する場合、又はそれらが特許請求の範囲の文字表現との差異が実質的にない等価の構造要素を含む場合に、特許請求の範囲に含まれる。
10 タービンシステム
12 燃料ノズル
14 燃料供給源
16 空気供給源
18 希釈剤供給源
20 燃焼器
22 矢印
24 タービン
26 シャフト
28 圧縮機
30 負荷
31 空気供給源
32 空気取入口
33 排出口
34 炎モニタ
36 センサ
38 コントローラ
40 タービン動翼
42 動翼
44 ヘッドエンド
46 エンドカバー
48 燃焼器キャップアセンブリ
50 燃焼室
52 フロースリーブ
54 ライナ
56 中空環状空間
58 トランジションピース
60 方向線
62 プレナム
64 ノズル空気取入口
66 上流部
67 流体経路
68 環状ボディ
69 方向矢印
70 環状通路
72 旋回羽根
73 軸方向
74 半径方向
75 円周方向
76 壁
78 燃料区画
80 燃料噴射穴
81 方向流れ線
82 下流部
84 流体噴射穴
86 流体区画
88 環状壁
90 主空気弁
92 予混合器
94 仕切り
96 下流端部
98 上流端部
100 仕切り
102 燃料区画
104 流体区画
106 燃料出口
108 入口
110 ハブ側面穴
112 中心ボディ先端穴
114 側面穴

Claims (10)

  1. タービン燃焼器燃料ノズル(12)を備えるシステムであって、上記タービン燃焼器燃料ノズル(12)が、
    空気経路(81)と、
    燃料経路(69)と、
    上記空気経路(81)から空気(31)を受け取り、上記燃料経路(69)から燃料(14)を受け取る燃料−空気混合領域(92)と、
    タービン燃焼器燃料ノズル(12)内の炎の指標となる状態の検出に応答して、燃料−空気混合領域(92)内に流体を噴射するように構成された流体噴射穴(84)と
    を備えている、システム。
  2. 燃料−空気混合領域(92)内に配置された旋回羽根(72)を備える、請求項1記載のシステム。
  3. 前記流体噴射穴(84)が、タービン燃焼器燃料ノズル(12)の軸に沿った軸流方向(73)に対して斜めに向けられている、請求項1又は請求項2記載のシステム。
  4. 前記流体噴射穴(84)が、タービン燃焼器燃料ノズル(12)の軸に沿った軸流方向(73)に対して約30〜90度の角度に向けられている、請求項3記載のシステム。
  5. 前記流体噴射穴(84)が、タービン燃焼器燃料ノズル(12)の軸に沿った軸流方向(73)に対してある角度をなす羽根(72)の凹面から、少なくとも約20度未満の角度に向けられている、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のシステム。
  6. 炎の指標となる状態を検出するように構成されたセンサ(36)を備え、該センサ(36)がタービン燃焼器燃料ノズル(12)内に配置されている、請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のシステム。
  7. 前記センサ(36)が、圧力センサ、温度センサ、光センサ又はこれらの組合せを含む、請求項6記載のシステム。
  8. 前記流体噴射穴(84)が、燃料−空気混合領域(92)を通過する燃料−空気流よりも大きな速度又は変調振動数、或いはこれらの組合せを有する流体として、空気(31)を噴射するように構成された噴射穴(84)を含む、請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載のシステム。
  9. 前記流体噴射穴(84)が、流体として不燃性流体を噴射するように構成された、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載のシステム。
  10. 前記タービン燃焼器燃料ノズル(12)を有する燃焼器(20)、タービン燃焼器燃料ノズル(12)を有するタービンエンジン(10)、又はこれらの組合せを備える、請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載のシステム。
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