JP2011003828A - 光半導体装置、及びそれを用いた光ピックアップ装置、並びに電子機器 - Google Patents

光半導体装置、及びそれを用いた光ピックアップ装置、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】中空領域を備えたCSPの検査において、検査用プローブの荷重で半導体基板が破壊しない高信頼性で小型の光半導体装置、及びこれを用いた光ピックアップ装置、並びに電子機器を提供する。
【解決手段】光半導体装置100は、半導体基板101、ガラス102、接着層103、補強用接着層104、及びバンプ106で構成されている。半導体基板101とガラス102とは、半導体基板101の周辺部で接着層103により接着され、半導体基板101とガラス102と接着層103で囲まれた部分に中空領域105が形成さる。この中空領域105には、半導体基板101の裏面で等間隔に配置されたバンプ106のそれぞれと対応する位置に補強用接着層104が形成される。補強用接着層104により検査用プローブ200の荷重に対しても耐えうる強度を半導体基板101に持たせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、チップサイズパッケージを用いた光半導体装置に関し、詳しくは、検査時にバンプ部分に加わる物理的応力を緩和して応力破壊を低減する光半導体装置、及びこのような光半導体装置を用いた光ピックアップ装置、並びに電子機器に関するものである。
近年、半導体集積回路装置の高集積化、高機能化に伴って、回路の大規模化が進み、半導体チップの大型化、ひいては半導体パッケージの大型化に繋がっている。一方で、電子機器は益々小型化が進んでいるため、電子機器に対する半導体パッケージの大きさが課題となってきている。
光ピックアップ装置用の受光増幅回路は、レーザ光をCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)、更にはBD(Blu-ray Disc)の光ディスク媒体へ照射することによって発生する反射光を複数の受光素子で受光し、光電流を電圧に変換して出力する数チャンネルのアンプから構成されている。
また、CDには赤外レーザ素子、DVDには赤色レーザ素子、BDには青紫レーザ素子が光源として使用されている。近年では赤外と赤色の2つの波長のレーザ素子をモノリシックに形成したモノリシック2波長レーザ素子が普及している。このようなモノリシック2波長レーザ素子では、各々の発光位置が決められた間隔で配置され、光軸が2系統になるため、受光側もそれぞれの波長に対応する専用の受光素子及び増幅回路を同一半導体基板上に形成する必要があり、アンプのチャンネル数は増加している。さらに、BDの対応も必要のため、アンプのチャンネル数は益々多くなり、半導体チップは大きくなり、これをモールドするパッケージはこれまでの大きさでは許容できなくなってきた。また特に、BD対応の場合、使用波長が化学変化を起こさせやすい405nm近辺の青紫光のため、パッケージ内部に使用する部材についても十分な注意が必要となってきている。
そのため近年では、パッケージサイズを小さくする構造として、特許文献1のようなチップサイズパッケージ(以下、CSPと略称する)が提案されている。図5を用いてCSPの構造について説明する。
図5(a)及び(b)に示すように、光半導体装置1は、平面視が矩形の半導体基板11を備える。半導体基板11は、例えばシリコンを用いてなる平板であり、半導体基板11の一面には、複数の受光素子を配置する受光領域17が形成されている。
ここで、半導体基板11に関し、受光領域17が形成された一面を半導体基板11の表面とし、受光領域17が形成されていない他面を半導体基板11の裏面とする。半導体基板11は、各々が半導体基板11の表面及び裏面を貫通する複数の貫通電極19を備える。貫通電極19は、互いに適当な間隔をおいて設けられるとともに、適当な間隔をおいて受光領域17を囲むように配置されている。貫通電極19の個数及び配置は、受光領域17(受光素子)に対する配線の必要性に応じて設定されている。
また、光半導体装置1の上には、平面視の寸法が半導体基板11の寸法に略等しい矩形平板状のガラス12(光透過性部材)が形成されている。半導体基板11及びガラス12は、スペーサー層14と接着層13を介して接合されている。接着剤はレーザ光が長時間照射することによって変質し、例えば光透過率が低下するという現象が発生するため、スペーサー層14と接着層13からなる封止材料部は、レーザ光が封止材料に照射しないように、ガラス12と受光領域17との間に設けられている。
また、半導体基板11の裏面には、貫通電極19に各々接続されるバンプ16が配置されており、バンプ16の配列により受光領域17が形成された半導体基板11の裏面直下にもバンプ16が配置されている。
特開2006−228837号公報
ところで、CSP構造の光半導体装置1の電気的特性を検査する場合、半導体基板11の裏面に配置された全てのバンプ16に同時に検査用プローブ(図示せず)を押し当てて、バンプ16と検査用プローブとの電気的コンタクトを取るため、検査用プローブの荷重が各バンプ16に加わる。このとき図5に示すように、半導体基板11の中空領域15を設けた領域の裏面に配置されたバンプ16aに検査用プローブの荷重が加わると、この荷重は半導体基板11にも加わるが、半導体基板11の表面側には半導体基板11を支持する封止材料部(接着層13,スペーサー層14)がないため、半導体基板11のみで検査用プローブの荷重を吸収することとなる。
その結果、半導体基板11は検査用プローブの荷重に耐えきれず、半導体基板11のバンプ16aの周辺にクラックが発生し、最悪の場合は半導体基板11が破壊する。また、バンプ端子のように基板表面から突出した端子でなくても、プローブを使用する検査においては、プローブ荷重によって基板が破壊することは発生しうる。
一方、半導体基板11の表面に形成された受光領域17とガラス12との間は、前述のとおり、光の透過率を劣化させないために封止材料部を形成していないが、受光領域17の周辺に形成された信号処理回路部(図示せず)とガラス12との間に封止材料部を形成した場合、封止材料部による応力により信号処理回路部の特性が変化するため、信号処理回路部上にも封止材料部を形成することは避けるべきである。したがって、封止材料部(接着層13,スペーサー層14)は半導体基板11の周辺部のみに形成されるため、半導体基板11の中心付近は検査用プローブの荷重に対しては更に弱くなる。
今後、CSPの更なる小型化を図るにはCSP構造における厚みを薄くするため、小型・薄型化と堅牢性とを実現するCSP構造が必要となる。
そこで、本発明は、前記の課題に鑑み、CSPの検査において、検査用プローブの荷重で半導体基板が破壊しない信頼性の高い光半導体装置、及びこれを用いた光ピックアップ装置、並びに電子機器を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1の光半導体装置は、第1の主面上に能動素子が形成された半導体基板と、前記第1の主面上に前記能動素子と対向するように間隔をおいて設けられた光透過性部材と、前記半導体基板上で前記能動素子と前記光透過性部材との間に形成された中空領域と、前記半導体基板の他の主面に複数の電極端子とを備えた光半導体装置であって、前記中空領域は、前記半導体基板上の周辺部に形成された封止部と、該封止部で囲まれた前記中空領域内に少なくとも1箇所以上形成された緩衝部とを備えている。
この構成によれば、半導体基板の周辺部だけでなく、中空領域においても検査用プローブの荷重を分散できる緩衝部を配置しているため、半導体基板の検査用プローブの荷重による破壊は低減できる。
また、請求項2,3に記載のように、前記半導体基板の第1の主面上における前記封止部の設置領域には、能動素子及び受動素子を形成しないこと、更に、前記半導体基板の第1の主面上における前記緩衝部の設置領域には、能動素子及び受動素子を形成しないことが好ましい。
この構成によれば、封止部及び緩衝部の応力による信号処理回路の特性変化を低減できる。
また、請求項4に記載のように、前記緩衝部は、前記中空領域内に等間隔に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、半導体基板における検査用プローブの荷重を均等に分散させることができ、半導体基板の検査用プローブの荷重による破壊を更に低減できる。
また、請求項5に記載のように、前記緩衝部は、前記半導体基板の他の主面上に配置された少なくとも1つ以上の電極端子に対向する前記半導体基板の第1の主面上の位置に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、検査用プローブの荷重を直接受ける半導体基板上の位置に緩衝部を配置するため、半導体基板の検査用プローブの荷重による破壊を更に低減できる。
また、請求項6に記載のように、前記半導体基板の第1の主面上における前記緩衝部の設置面積は、該緩衝部のそれぞれに対応する電極端子の前記半導体基板の他の主面に接する面積より大きいことが好ましい。
この構成によれば、マスク位置合わせずれにより緩衝部の位置がそれぞれに対応する電極端子位置と多少ずれていたとしても、緩衝部の設置領域内直下に電極端子が配置されるため、半導体基板の検査用プローブの荷重による破壊を低減できる。
また、請求項7に記載のように、前記半導体基板上に形成された能動素子のうち、少なくとも1つは入射光量に応じて光電流を出力する受光素子であって、該受光素子が形成された位置に対して前記半導体基板を介した直下には電極端子を形成しないことが好ましい。
この構造によれば、受光素子と光透過性部材との間に緩衝部を配置しないため、受光素子領域は検査用プローブの荷重を低減できないが、受光素子の直下に電極端子が配置されていなければ、検査用プローブの荷重を直接受けることはなく、半導体基板の検査用プローブの荷重による破壊を低減できる。
また、請求項8に記載のように、前記封止部は接着層からなることが好ましい。
この構成によれば、半導体基板と光透過性部材を接着層で貼り合わせることができ、空間領域へのダストの侵入も防止することができる。
また、請求項9に記載のように、前記封止部は支持体の上下に接着層を有する構成であることが好ましい。
この構成によれば、半導体基板と光透過性部材との配置間隔を一定に保つことができる。
また、請求項10に記載のように、前記緩衝部は接着層からなることが好ましい。
この構成によれば、封止部と同一の製造工程で形成することができるため、工程の簡略化、及び低コスト化が図れる。
また、請求項11に記載のように、前記緩衝部は支持体の上下に接着層を有する構成であることが好ましい。
この構成によれば、封止部と同一の製造工程で形成することができ、また、半導体基板と光透過性部材との配置間隔を一定に保つことができる。
また、本発明の請求項12の光ピックアップ装置は、請求項1〜11の何れか1項に記載の光半導体装置を備えている。
この構成によれば、前述した光半導体装置を備えていることから、光ピックアップ装置の高信頼性化、及び小型化が可能となる。
また、本発明の請求項13の電子機器は、請求項1〜11の何れか1項に記載の光半導体装置を備えている。
この構成によれば、前述した光半導体装置を備えていることから、電子機器の高信頼性化、及び小型化が可能となる。
本発明によれば、CSPの検査において、検査用プローブの荷重により半導体基板が破壊しない高信頼性で小型の光半導体装置、及びこれを用いた光ピックアップ装置、並びに電子機器を提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の構成を示す断面図 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の構成を示す平面図 本発明の第2の実施形態に係る光半導体装置の構成を示す平面図 本発明の第3の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 従来の光半導体装置の構成を示す(a)は平面図、(b)は断面図
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における光半導体装置及び光半導体装置の検査時に用いる検査用プローブを示す断面図である。また、図2は本第1の実施形態の光半導体装置を示す平面図である。
図1に示すように光半導体装置100は、半導体基板101、ガラス(光透過性部材)102、封止部として接着層103、緩衝部として補強用接着層104、及び電極端子のバンプ106で構成されている。
半導体基板101の表面(第1の主面)には受光領域107、信号処理回路108が形成されており、受光領域107の中に光信号を受光し、光電流を発生する複数の受光素子107aが配置されている。半導体基板101とガラス102とは、半導体基板101の周辺部で接着層103により接着されており、半導体基板101とガラス102と接着層103で囲まれた部分は中空領域105が形成されている。
受光領域107の上に接着層103を接着すると、接着層103の光特性により光の透過率が低減するか、あるいは、波長が405nm近辺の青紫レーザ光を照射すると、特に接着層103の物性が変化し、変色や変形を起こすため、受光領域107の上には接着層103を形成することは望ましくない。
また、信号処理回路108の上に接着層103を接着すると、接着層103の硬化による応力で、受動素子である抵抗や容量の値がシフトし、能動素子であるトランジスタやダイオードの特性がシフトするため、信号処理回路108の上にも接着層103を形成することは望ましくない。したがって、これらの特性劣化を防止するため、受光領域107及び信号処理回路108の上には接着層103を接着せず、中空領域105としている。
また、この中空領域105には等間隔に配置されたバンプ106のそれぞれ対応する位置に補強用接着層104が形成されており、補強用接着層104の半導体基板101との接着面積は、バンプ106の半導体基板101との接合面積より大きい。すなわち、半導体基板101の裏面(他の主面)に配置されているバンプ106の位置が半導体基板101の表面の中空領域105の範囲内にある場合、バンプ106の位置と同じ位置の半導体基板101表面に補強用接着層104を形成する。
中空領域105を備えたCSP構造の光半導体装置100を検査する場合、光半導体装置100の裏面に配置されたバンプ106に検査用プローブ200を押し当てて、バンプ106と検査用プローブ200との電気的コンタクトを取るため、バンプ106には検査用プローブ200の荷重(例えば、1プローブ当たり50g)が加わる。
図2において、中空領域105の中にはバンプ106が8個あるため、中空領域105における半導体基板101にはトータルで、50g×8個=400gの荷重が加わることとなる。この400gの荷重が加わった中空領域105は、半導体基板101の周辺部に形成された接着層103のみで支持されていた場合、半導体基板101は強度不足でクラックが発生するか、最悪の場合は破壊する。検査用プローブ200の荷重による破壊を防止するため、8個のバンプ106の直上に半導体基板101を支持するための補強用接着層104を形成している。
この補強用接着層104により、検査用プローブ200の荷重に対しても耐えうる強度を半導体基板101に持たせることができる。また、マスク合わせずれによって、バンプ106の位置に対して補強用接着層104の位置がバンプ106の直上からずれた場合でも半導体基板101の強度を確保するため、補強用接着層104の大きさはバンプ106の大きさより大きく設定することが望ましい。
なお、本第1の実施形態では封止部及び緩衝部に、それぞれ接着層及び補強用接着層を使用したが、例えば絶縁体であるセラミックを支持体とし、上下に接着層を有する構造体を使用しても、同様の効果を奏することができる。また、CSP裏面端子として、基板から突出したバンプについて説明したが、単なる平坦な端子の場合でも、プローブ検査における基板破壊防止の観点からは、同様の効果を奏することができる。
また、前述したように光の透過率が低減したり、特に波長が405nm近辺の青紫レーザ光を照射すると、物性が変化し変色や変形を起こしたりするため、受光領域107の上には、補強用接着層104を形成することができない。したがって、検査用プローブ200の荷重に対する半導体基板101の強度を確保するためには、受光領域107の直下にはバンプ106aを配置しないことが望ましい。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る光半導体装置を示す平面図である。第1の実施形態と比べ、緩衝部の配置、及びそれに伴う信号処理回路108の配置の点が異なる。また更に、本第2の実施形態では緩衝部として、基板上にめっきもしくは蒸着で形成した金属層を使用している。金属層の厚みは封止部に使用する接着層の厚み以下としている。緩衝部設置の目的は、前述のように検査プローブの荷重を分散させることにあるため、半導体基板に対向するガラスと接着している必要はなく、荷重によって発生する半導体基板の変形が抑制されるのであれば問題ない。
金属層である金めっき層109は、中空領域105において補助線110で示す対角線上で、中空領域105の中心から放射状に同一距離で、検査用プローブの総荷重が均等に分散される位置に4箇所形成されている。
図1に示す中空領域105における検査用プローブ200の荷重に対して半導体基板101の強度を確保するためには、検査用プローブ200の総荷重が均等に分散されればよいからである。
また、緩衝部を金めっき層109として説明したが、荷重によって発生する半導体基板の変形が抑制されるのであれば、金めっき層109に限定されずどのような材質のものであってもよい。例えば、セラミックやガラスであっても本発明の目的は達成される。
また、この構成であれば、バンプ106の数や位置によらず金めっき層109を配置でき、信号処理回路108の領域を有効に使用できるため、回路レイアウトの自由度も向上し、チップサイズの小型化、ひいてはパッケージサイズの更なる小型化も可能となる。また、緩衝部が有機材料である接着剤を含有していないため、BD用の青紫レーザ光に対するパッケージ内部の変質は抑制することができる。
なお、前述した説明では、半導体基板101上の封止部及び緩衝部の設置領域には、受動素子及び能動素子を配置しないとしているが、回路レイアウトの工夫で応力に対して特性がシフトしない素子や、特性がシフトしても光半導体装置150の全体の特性に影響を与えない素子、及びアルミニウム配線は、封止部及び緩衝部の設置領域に配置してもかまわないことは言うまでもない。
また、緩衝部(金めっき層109)は半導体基板101が検査用プローブ200の荷重に対して破壊しない場所であれば、中空領域105のどの位置に何箇所配置してもかまわない。さらに、緩衝部は封止部と接触した位置、あるいは一部がオーバーラップした位置に配置してもかまわない。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す図である。図4に示すように、光ピックアップ装置50は、レーザ光を用いてDVD及びCDの光ディスク媒体58からの情報の読み出し、及び光ディスク媒体58への情報の書き込みを行う装置である。
光ピックアップ装置50は、CDに使用される光源としての赤外レーザ素子51と、DVDに使用される光源としての赤色レーザ素子52と、3ビームグレーティング53と、ビームスプリッタ54aと、ビームスプリッタ54bと、コリメータレンズ55と、ミラー56と、対物レンズ57a、57bと、受光用IC59とから構成される。
光ピックアップ装置50では、光ディスク媒体58がCDである場合において、赤外レーザ素子51から出射されたレーザ光は、3ビームグレーティング53により、3ビームに分割された後、ビームスプリッタ54a、コリメータレンズ55及びビームスプリッタ54bを順次通って、ミラー56で反射されて対物レンズ57aに入射する。
その後、対物レンズ57aで集光された光が光ディスク媒体58(CD)に入射した後、反射され、反射光は対物レンズ57a、ミラー56及びビームスプリッタ54bを順次通って戻ってくる。
光ディスク媒体58からの反射光は、ビームスプリッタ54bによってその方向が曲げられ、対物レンズ57bを通って受光用IC59の受光面上に照射される。受光用IC59は、光ディスク媒体58の情報を電気信号として出力する。
ここで、受光用IC59は、図示しない受光部を有する受光素子、及び受光素子で発生した光電流を増幅する信号処理回路が同じシリコン基板上に形成されたICであり、第1の実施形態あるいは第2の実施形態で説明した光半導体装置である。
光ディスク媒体58からの反射光には、光ディスク媒体58の面上のピット情報等が含まれており、受光素子で発生した光電流を演算処理することにより、光ディスク媒体58の情報信号、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号等が得られる。
これらの信号は光ディスク媒体58の情報の読み取りや光ピックアップ装置50の位置制御等に用いられる。
したがって、第1の実施形態あるいは第2の実施形態の光半導体装置により、光ピックアップ装置の高信頼性化、及び小型化が可能となる。
また、光ピックアップ装置50では、光ディスク媒体58がDVDである場合において、赤色レーザ素子52から出射されたレーザ光は、ビームスプリッタ54a、コリメータレンズ55及びビームスプリッタ54bを順次通って、ミラー56で反射されて対物レンズ57aに入射する。
その後、対物レンズ57aで集光された光が光ディスク媒体58(DVD)に入射した後、反射され、反射光は対物レンズ57a、ミラー56及びビームスプリッタ54bを順次通って戻ってくる。
光ディスク媒体58からの反射光は、ビームスプリッタ54bによってその方向が曲げられ、対物レンズ57bを通って受光用IC59の受光面上に照射される。受光用IC59は、光ディスク媒体58の情報を電気信号として出力する。
光ディスク媒体58からの反射光に起因する電気信号が、光ディスク媒体58の情報の読み取りや光ピックアップ装置50の位置制御等に用いられる点は前記と同じであるが、光ディスク媒体58がCDの場合には、レーザ光が3ビームに分割されているのに対して、光ディスク媒体58がDVDの場合には1ビームであるため、CDからの反射光とDVDからの反射光とは受光部上の異なった位置に照射される。
よって、受光用IC59では、CDからの情報を得るために使用される受光部と、DVDからの情報を得るために使用される受光部とが一部異なってくる。
前述の光ピックアップ装置50において、赤外レーザ素子51から出射されたレーザ光及び赤色レーザ素子52から出射されたレーザ光はそれぞれ、ビームスプリッタ54aから光ディスク媒体58に至る光路、及び光ディスク媒体58から受光用IC59に至る光路において、光軸がほぼ同じになるように調整されている。
よって、光ディスク媒体58がCD及びDVDの何れであっても同じ光学素子、及び同じ受光系を使用することができ、光ピックアップ装置50の小型化及び組立て時の調整等が容易となる。
以上のように本第3の実施形態の光ピックアップ装置によれば、第1の実施形態あるいは第2の実施形態の光半導体装置が用いられる。よって、信頼性が高く小型の光ピックアップ装置を実現することができる。
なお、前記光ピックアップ装置50では、レーザ光、受光用IC等の構造及び各部品の配置関係等は、適宜、設計に応じて変更されてもよい。
以上、本発明の光半導体装置及びこれを用いた光ピックアップ装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。例えば、本発明の光半導体装置は光ピックアップ装置以外の様々な電子機器にも好適に用いられる。これにより、信頼性が高く小型の電子機器を実現することができる。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、光半導体装置及びこれを用いた光ピックアップ装置、並びに電子機器に利用でき、特に光ディスク媒体の情報読み取りを行う光半導体装置及びこれを用いた光ピックアップ装置等に利用することができる。
1,100,150 光半導体装置
11,101 半導体基板
12,102 ガラス
13,103 接着層
14,14a スペーサー層
15,105 中空領域
16,16a,106,106a バンプ
17,107 受光領域
19 貫通電極
50 光ピックアップ装置
51 赤外レーザ素子
52 赤色レーザ素子
53 3ビームグレーティング
54a,54b ビームスプリッタ
55 コリメータレンズ
56 ミラー
57a,57b 対物レンズ
58 光ディスク媒体
59 受光用IC
104 補強用接着層
107a 受光素子
108 信号処理回路
109 金めっき層
110 補助線
200 検査用プローブ

Claims (13)

  1. 第1の主面上に能動素子が形成された半導体基板と、前記第1の主面上に前記能動素子と対向するように間隔をおいて設けられた光透過性部材と、前記半導体基板上で前記能動素子と前記光透過性部材との間に形成された中空領域と、前記半導体基板の他の主面に複数の電極端子とを備えた光半導体装置であって、
    前記中空領域は、前記半導体基板上の周辺部に形成された封止部と、該封止部で囲まれた前記中空領域内に少なくとも1箇所以上形成された緩衝部とを備えていることを特徴とする光半導体装置。
  2. 前記半導体基板の第1の主面上における前記封止部の設置領域には、能動素子及び受動素子を形成しないことを特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
  3. 前記半導体基板の第1の主面上における前記緩衝部の設置領域には、能動素子及び受動素子を形成しないことを特徴とする請求項1または2記載の光半導体装置。
  4. 前記緩衝部は、前記中空領域内に等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の光半導体装置。
  5. 前記緩衝部は、前記半導体基板の他の主面上に配置された少なくとも1つ以上の電極端子に対向する前記半導体基板の第1の主面上の位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光半導体装置。
  6. 前記半導体基板の第1の主面上における前記緩衝部の設置面積は、該緩衝部のそれぞれに対応する電極端子の前記半導体基板の他の主面に接する面積より大きいことを特徴とする請求項5記載の光半導体装置。
  7. 前記半導体基板上に形成された能動素子のうち、少なくとも1つは入射光量に応じて光電流を出力する受光素子であって、該受光素子が形成された位置に対して前記半導体基板を介した直下には電極端子を形成しないことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の光半導体装置。
  8. 前記封止部は接着層からなることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の光半導体装置。
  9. 前記封止部は支持体の上下に接着層を有する構成であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の光半導体装置。
  10. 前記緩衝部は接着層からなることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の光半導体装置。
  11. 前記緩衝部は支持体の上下に接着層を有する構成であることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の光半導体装置。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載の光半導体装置を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  13. 請求項1〜11の何れか1項に記載の光半導体装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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