JP2011002014A - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011002014A
JP2011002014A JP2009145059A JP2009145059A JP2011002014A JP 2011002014 A JP2011002014 A JP 2011002014A JP 2009145059 A JP2009145059 A JP 2009145059A JP 2009145059 A JP2009145059 A JP 2009145059A JP 2011002014 A JP2011002014 A JP 2011002014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
spring
side member
central disk
intermediate member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009145059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5246877B2 (ja
Inventor
Masahiro Ishikawa
雅裕 石川
Tatsuro Ogata
達郎 小形
Koji Maeda
浩司 前田
Kazuyoshi Ito
一能 伊藤
Toshifumi Nitta
俊史 新田
Hideki Seki
秀基 関
Katsunori Tanaka
克典 田中
Yusuke Yamamoto
祐輔 山本
Tatsuya Iida
達也 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Aisin AW Industries Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Aisin AW Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Aisin AW Industries Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2009145059A priority Critical patent/JP5246877B2/ja
Publication of JP2011002014A publication Critical patent/JP2011002014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5246877B2 publication Critical patent/JP5246877B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0205Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type two chamber system, i.e. without a separated, closed chamber specially adapted for actuating a lock-up clutch
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0221Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
    • F16H2045/0226Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers
    • F16H2045/0231Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers arranged in series
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

【課題】 ダンパスプリングの圧縮ストロークを大きくすることで、小さなトルク振動を吸収すると共に、大きな振動も低減することが出来るロックアップダンパ装置の提供。
【解決手段】 ロックアップダンパ装置4は半径が異なる外周側と内周側に複数本のダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・を配置して入力側部材と出力側部材の間の相対捩れ角に応じて圧縮変形し、入力側部材は2枚の外プレート14,14で構成すると共に、出力側部材と成る中央ディスク15を両外プレート14,14で挟み込み、そして補助ダンパスプリング10を外プレート14外周に取付けている。
【選択図】 図1

Description

本発明はトルクコンバータなどにおいて、衝撃トルク及びトルク変動を緩和することが出来ると共に、強度の向上を図ったダンパ装置に関するものである。
トルクコンバータとは周知の通りエンジンの動力を、作動流体を媒体としてトランスミッションへ伝えることが出来る一種の継手であり、エンジンによって回されるポンプインペラ、そして該ポンプインペラの回転により送り出される作動流体の動きを受けて回るタービンランナ、さらにタービンランナから出た作動流体の向きを変えてポンプインペラへ導くステータから構成されている。
トルクコンバータとしての構造は色々知られているが、図11は出願人が平成21年3月31日付けで特許出願したロックアップダンパ装置を備えたトルクコンバータである。同図の(イ)はポンプインペラ、(ロ)はタービンランナ、(ハ)はステータ、そして(ニ)はロックアップダンパ装置をそれぞれ示し、これらは外殻(ホ)内に収容されている。そこでエンジンからの動力を得てフロントカバー(ヘ)が回転し、該フロントカバー(ヘ)と一体となっているポンプインペラ(イ)が回転し、その結果、作動流体を媒介としてタービンランナ(ロ)が回る。
そしてタービンランナ(ロ)のタービンハブ(ト)には軸(図示なし)が嵌って、タービンランナ(ロ)の回転をトランスミッション(図示なし)へ伝達することが出来る。トルクコンバータは一種の流体継手である為、ポンプインペラ(イ)の回転速度が高くなるにしたがってタービンランナ(ロ)は回り始め、さらに高速になるにしたがってタービンランナ(ロ)の速度はポンプインペラ(イ)の回転速度に近づく。しかし作動流体を媒介としているトルクコンバータでは、タービンランナ(ロ)の回転速度はポンプインペラ(イ)と同一速度にはなり得ない。
そこで、同図にも示しているようにロックアップダンパ装置(ニ)が設けられていて、タービンランナ(ロ)の回転速度が所定の領域を越えた場合には、ロックアップダンパ装置(ニ)のピストン(チ)が軸方向に移動してフロントカバー(ヘ)に係合するように作動する。ピストン外周には摩擦材(リ)が取り付けられている為に、該ピストン(チ)は滑ることなくフロントカバー(ヘ)と同一速度で回転することが出来る。そしてロックアップダンパ装置(ニ)はタービンランナ(ロ)と連結しているために、タービンランナ(ロ)はフロントカバー(ヘ)によって直接回されることになり、エンジンからの動力をトランスミッションへ、流体を介することによるロスを伴うことなくほぼ100%の高効率で伝達することが出来る。
このように、タービンランナ(ロ)の回転速度が高くなって、ある条件になった時に、ピストン(チ)はフロントカバー(ヘ)に係合するが、しかし係合前は、タービンランナ(ロ)とフロントカバー(ヘ)の回転速度は完全に同一ではない為に、ピストン(チ)がフロントカバー(ヘ)に係合することで、速度差に基づく衝撃トルクが発生する。最近では燃費の向上を図るために低速度域でピストン(チ)を作動してフロントカバー(ヘ)との間でスリップするように制御する場合いが多いが、何れにしても発生する衝撃トルクを緩和し、一方では係合状態でのエンジンのトルク変動を吸収する為にフロントカバー(ヘ)とタービンランナ(ロ)との間にはダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・・、(ル)、(ル)・・・を備えたロックアップダンパ装置(ニ)が取り付けられている。
そこで、タービンランナ(ロ)と共に同一速度で回転しているピストン(チ)が僅かに速いフロントカバー(ヘ)に接触してスリップする際、又は係合する際にはピストン(チ)の速度は瞬間的に高くなってタービンランナ(ロ)をより速く回そうとするトルクが作用する。この衝撃的トルクをダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、(ル)、(ル)・・が圧縮変形して吸収するように構成している。
従来において、ダンパー装置の構造は色々知られているが、例えば特開平10−169714号に係る「ダンパー機構」は、広い捩れ角特性確保の為に中間部材を介して直列に連結された複数の弾性部材(ダンパスプリング)を外周部に配置したダンパー機構で、中間部材を含む弾性部材の連結部分の移動を規制し、ダンパー特性を安定させることを目的としている。
そこで、該ダンパー機構は、リティニングプレートと、ドリブン部材と、外周部において直列に配置されるコイルスプリングと、中間部材と、中間部材の軸方向の移動を規制する押さえプレートとを備えている。コイルスプリングは、リティニングプレートとドリブン部材とを弾性的に連結する。この場合、中間部材は、リティニングプレート及びドリブン部材に対して相対回転可能で、コイルスプリング間に配置される中間支持部と、中間支持部の径方向外側への移動を規制する環状の連結部とを有している。
図12は前記図11のトルクコンバータのダンパ装置(ニ)を示す1具体例であり、同図の(オ)は外プレート、(ワ)は中央ディスク、(カ)は中間部材を夫々表し、上記外プレート(オ)、(オ)は中央ディスク(ワ)を挟み込み、中央ディスク(ワ)は2枚のプレート(ヨ)、(ヨ)を重ね合わせて構成している。そして、この2枚のプレート(ヨ)、(ヨ)で構成した中央ディスク(ワ)は、その間に上記中間部材(カ)を挟んでいる。
上記外プレート(オ)、(オ)は外側に膨らんだ外周バネ収容部(タ)、(タ)・・と内周バネ収容部(レ)、(レ)・・を設け、2枚の外プレート(オ)、(オ)を重ね合わせて構成される上記外周バネ収容部(タ)、(タ)・・にて形成される外周バネ収容空間(ネ)、(ネ)・・にはダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・が収容される。一方、内周バネ収容部(レ)、(レ)・・にて形成される内周バネ収容空間(ス)、(ス)・・にはダンパスプリング(ル)、(ル)・・が収容される。ところで、このように外周側と内周側にダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、(ル)、(ル)・・をセパレータ(メ)、(メ)・・、(ソ)、(ソ)・・を介して配列することで、大きな衝撃トルクを緩和することが出来ると共に、入力側部材と出力側部材間の捩れ角を十分に確保することが可能と成る。
ここで、円弧状に湾曲した1つの外周バネ収容空間(タ)には2本のダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)が直列状態で配列され、両ダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)の間には中間部材(カ)のセパレータ(メ)が介在している。同じく、1つの内周バネ収容空間(ス)には2本のダンパスプリング(ル)、(ル)が直列状態で配列され、両ダンパスプリング(ル)、(ル)の間には中間部材(カ)のセパレータ(ソ)が介在している。
そして、外周バネ収容空間(タ)に収容された2本のダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)は中央ディスク(ワ)の外周バネ押え(ラ)、(ラ)の間に挟まれ、同じく内周バネ収容空間(ス)に収容された2本のダンパスプリング(ル)、(ル)は中央ディスク(ワ)の内周バネ押え(ム)、(ム)の間に挟まれている。さらに、直列状態のダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)の間には中間部材(カ)のセパレータ(メ)が介在し、同じく直列状態のダンパスプリング(ル)、(ル)の間にはセパレータ(ソ)が介在している。
又、外プレート(オ)の外周部にはバネ定数の高い補助ダンパスプリング(ツ)、(ツ)・・を取付けており、上記ダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、ダンパスプリング(ル)、(ル)・・では吸収出来ない大きな衝撃トルクが発生した際には補助ダンパスプリング(ツ)、(ツ)・・・が圧縮されるように機能する。ここで、上記補助ダンパスプリング(ツ)、(ツ)・・は外プレート(オ)に固定されている保持金具(ナ)、(ナ)・・にて保持されている。
そこで、タービンランナ(ロ)と共に回転しているロックアップダンパ装置(ニ)は、所定の回転速度に達したところでピストン(チ)が作動してより高速で回転しているフロントカバー(ヘ)に係合するならば、両者の速度差に基づく衝撃トルクによってダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、(ル)、(ル)・・は圧縮変形する。この際に、ダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、(ル)、(ル)・・の圧縮変形に伴って中間部材(カ)が回転することで、直列している全てのダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、(ル)、(ル)・・は均等に圧縮変形される。
このように、ロックアップダンパ装置(ニ)を組み込んだトルクコンバータはピストン(チ)がフロントカバー(ヘ)に係合する際の衝撃トルクを緩和し、係合状態でのエンジントルク変動を吸収することが出来る。ピストン係合時の衝撃トルクの緩和、及びピストン係合状態でのエンジントルク変動の吸収は全て上記ダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、(ル)、(ル)・・、さらには補助ダンパスプリング(ツ)、(ツ)・・の圧縮変形に基づいて行われる。
ところで、ロックアップダンパ装置(ニ)はダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、(ル)、(ル)・・のバネ特性に大きく左右され、基本的には所定の荷重に対して圧縮ストロークの大きなダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、(ル)、(ル)・・が用いられ、その為にも前記図12に示すごとく、中間部材(カ)のセパレータ(メ)、(ソ)を介して2本のダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)及び(ル)、(ル)を直列に配置している。
ところで、このダンパ装置には次のような幾つかの改善すべき点が残されている。
(1)補助ダンパスプリングを保持している保持金具の強度
補助ダンパスプリング(ツ)をダンパ装置(ニ)の外周に取付けたことで、該ダンパ装置の回転に伴って発生する遠心力は大きくなり、保持金具(ナ)は変形する。すなわち、保持金具(ナ)はその両側端が外プレート(オ)にリベット止めされているが、補助ダンパスプリング(ツ)に作用する遠心力によって該保持金具(ナ)の内周側が外プレート(オ)から浮上する。
(2)外プレートのセンタリング
中央ディスク(ワ)はタービンハブ(ト)に嵌ってセンタリングされた状態でリベット止めされているが、外プレート(オ)、(オ)はタービンハブ(ト)にセンタリングさせていない。その為に、外周バネ収容空間(タ)、(タ)・・に収容されるダンパスプリング(ヌ)、(ヌ)・・、及び内周バネ収容空間(ス)、(ス)・・に収容されるダンパスプリング(ル)、(ル)・・の位置が正確に定まらず、バラツキを生じている。
(3)中央ディスク(ワ)の強度
中央ディスク(ワ)は2枚のプレート(ヨ)、(ヨ)を重ね合わせた構造と成っている。そして、両プレート(ヨ)、(ヨ)の間には中間部材(カ)を挟み込んだ構造としている。ところで、2枚のプレート(ヨ)、(ヨ)が重ね合わされることで、厚さ寸法は大きくなるが、その割りに強度は十分確保されない。
特開平10−169714号に係る「ダンパー機構」
このように従来のトルクコンバータに組み込まれているロックアップダンパ装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、ダンパスプリングのバネ定数を比較的小さくすることで小さな振動を吸収すると共に、大きな振動に対しても減衰効果を高め、又各ダンパスプリングの位置がバラ付くことなく正しく配置され、そして強度の向上を図ったダンパ装置を提供する。ここで、ダンパ装置が取付けられる対象物はトルクコンバータに限るものではない。
本発明が対象とするダンパ装置は、エンジンのトルク変動に伴う小さな振動を吸収出来るダンパスプリングを備え、しかもピストンがフロントカバーに係合する際の大きな衝撃的トルクをも緩和し、その振動を直ちに減衰するように構成している。そこで、本発明のダンパ装置ではダンパスプリングを基準として入力側部材のイナーシャを大きくし、逆に出力側部材のイナーシャを小さくした構造としている。
そこで、本発明では2枚の外プレートで構成する入力側部材を出力側部材の両側に位置して挟み込んだ構造としている。その為に、入力側部材のイナーシャを大きく、出力側部材のイナーシャが小さくなる。さらに、入力側部材であるプレート外周に補助ダンパスプリングを取付けて、イナーシャの増大を図っている。この点は、前記図12に示したダンパ装置と共通している。
一方、入力側部材と出力側部材との間には複数本のダンパスプリングを介在しているが、その為に入力側部材の両外プレートに形成したバネ収容空間にダンパスプリングを嵌め、このダンパスプリングの両端を出力側部材である中央ディスクのバネ押えにて挟んでいる。そして、該バネ押えはリング状の中央ディスクに形成している。
ところで、本発明のダンパ装置は上記中央ディスクを1枚の金属板で構成し、その為に中間部材と組み合わせるために重なり合う部分を凹凸化している。すなわち、ダンパスプリングを外周側と内周側に配列する場合、中央ディスクは外周バネ押えと内周バネ押えを有し、同じく中間部材も外周セパレータと内周セパレータを上記内外バネ押えと同一面内に有している為に、凹凸部を設けて組み合わせた構造と成っている。ただし、本発明のダンパ装置におけるダンパスプリング配列形態は内周側と外周側の2重構造に限定するものではなく、3重構造として配列する場合、又は同一半径上にのみ配列する場合もある。
そして、補助ダンパスプリングに作用する遠心力によって保持金具が外プレートから浮き上がらないようにする為に、該保持金具の内周部をリベット止めした止着構造としている。さらに、本発明では中央ディスクのみならず外プレートはタービンハブに嵌ってセンタリングした取付け構造としている。一方、中央ディスクの外周バネ押え、及び中間部材の外周セパレータの外周部は肉抜きを設けて質量を軽減を図って、発生する遠心力を抑えた形態としている。
本発明では2枚の外プレートで構成する入力側部材で出力側部材を挟み込んだ構造としている為に、入力側部材のイナーシャは大きく、出力側部材のイナーシャは小さくなる。すなわち、ダンパスプリングを基準とした入力側部材のイナーシャが大きい為に、ダンパスプリングに入るまでのトルク振動が小さくなり、そしてダンパスプリングによって、さらにトルク振動が低減される。又、固有振動数は所定のダンパスプリングに対してイナーシャの1/2乗に反比例する為に、本発明のダンパ装置では低い回転速度の段階でロックアップ状態にすることが出来る。
本発明のダンパ装置では2本のダンパスプリングがセパレータを介して直列状態で配列している為に、ダンパスプリングの圧縮ストロークは大きく成って、小さな振動が吸収される。特に、直列した2本一組のダンパスプリングの配列を外周側と内周側に設けることで、圧縮ストロークは一段と大きくなり、小さな振動の吸収を可能とする。すなわち、ピストンがフロントカバーに係合したロックアップ状態でのエンジンのトルク変動に伴う振動を十分吸収することが出来る。又、ピストンがフロントカバーに係合する際の衝撃トルクに基づく比較的大きな振動は入力側部材のイナーシャを大きくすることで低減される。
一方、本発明では中央ディスク、該中央ディスクを挟み込んでいる外プレートはタービンハブに嵌ってセンタリングされている為に、外プレートに形成したバネ収容空間に収容されるダンパスプリングの半径方向の位置は一定し、中央ディスクのバネ押えに押圧される各ダンパスプリングの圧縮変形は均一化する。そして、各ダンパスプリングが位置ズレしない為に、回転に伴って発生する遠心力は等しくなり、外プレートの各バネ収容部に均一に作用して回転耐久性が向上する。
タービンハブはピストン、中央ディスク、外プレート、及びタービンシェルをセンタリングしている為に、回転に伴うアンバランスは殆ど発生しない構造となる。
又、中央ディスクは1枚の金属板にて構成すると共に凹凸部を形成することで中間部材と組み合わされているが、従来のように中間部材を挟み込む為に2枚で構成することなく1枚にすることでトータルの厚さが同一であっても、その強度・剛性は高くなる。
本発明に係るダンパ装置を備えたトルクコンバータを示す実施例。 本発明のロックアップダンパ装置の原理を示す構造図。 ダンパスプリングの圧縮変形に伴う捩れ角とトルクの関係。 ダンパ装置の実施例。 入力側部材である外プレートの具体例。 中間部材の具体例。 中央ディスクの具体例。 補助ダンパスプリングを圧縮するディスクの具体例。 タービンシェルにディスクを取付けた場合。 ダンパ装置の正面図とタービンランナと連結した縦断面図。 従来のトルクコンバータ。 従来のダンパ装置。
図1は本発明に係るダンパ装置を備えたトルクコンバータを示す実施例である。同図の1はポンプインペラ、2はタービンランナ、3はステータ、4はダンパ装置、5は外殻、6はピストン、7はフロントカバーを夫々表している。トルクコンバータとしての基本構造及び基本動作は従来のトルクコンバータと共通し、本発明では上記ダンパ装置の構造に特徴がある。
図2は本発明に係るロックアップダンパ装置の構想図である。同図に示すように、ピストン6と連結する入力側部材とタービンランナ2と連結する出力側部材の間には、複数本のダンパスプリング8a,8a、8b,8b・・が設けられ、ピストン6がフロントカバー7に係合することで大きな衝撃トルクが発生し、この衝撃トルクを緩和する為にダンパスプリング8a,8a、8b,8b・・は圧縮変形することが出来る。
同図では、並列状態にある2本のダンパスプリング8a,8aが1組となり、セパレータ9を介して接続し、合計4本のダンパスプリング8a,8a・・が配列している。そして、該セパレータ9を介して接続した2本1組のダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・は内周側と外周側に設けられている。従って、同図のロックアップダンパ装置4には合計8本のダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・が取付けられている。
セパレータ9を介して直列状態に配列されるダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・は、入力側部材と出力側部材とで捩れが生じるならば、(同図の場合、入力側部材と出力側部材間の距離が縮小するならば)各ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・は均等に圧縮変形する。本発明のロックアップダンパ装置は、これら8本のダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・の圧縮変形によって、ピストン6がフロントカバー7に係合する際に発生する衝撃トルクが緩和される。同時に、係合したロックアップ状態では、エンジンのトルク変動がダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・の圧縮変形にて吸収される。
そして、入力側部材には上記ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・の他に、バネ定数の高い補助ダンパスプリング10が取付けられ、ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・が大きく圧縮変形して入力側部材と出力側部材との捩れ角が大きくなれば、該補助ダンパスプリング10は出力側部材に設けた当り部材11に当接して圧縮される。さらに、入力側部材と出力側部材にはストッパー12,13が設けられ、上記補助ダンパスプリング10が限界まで圧縮するならば、両ストッパー12,13は互いに当接する。
従って、これ以上の捩れが生じることはない。上記補助ダンパスプリング10を設けること、又ストッパー12,13を設けることは、従来のロックアップダンパ装置にも共通することであるが、ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・を外周側と内周側に取付けて配列することは本発明の1つの特徴としている。
図3は上記ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・、及び補助ダンパスプリング10の圧縮変形に伴う捩れ角とトルクの関係を示している。ピストン6がフロントカバー7に係合することで衝撃トルクが発生し、ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・は圧縮変形して入力側部材と出力側部材とは互いに捩れる。この捩れ角度がθの範囲内では、ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・だけが圧縮変形する。
勿論、この場合に内周側に設けたダンパスプリング8b,8b・・と外周側に設けたダンパスプリング8a,8a・・は共に圧縮変形するが、負担するトルクの大きさは互いに異なることもある。すなわち、寸法が異なるダンパスプリングを使用することもあり、又、内周側と外周側とでは同じ捩れ角度に対する圧縮変形量は違ってくる。例えば、外周側と内周側の荷重配分を約3:7とすることで、入力側と出力側の捩れに対して発生する伝達トルクの負荷を均等化出来る。しかし、ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・の圧縮変形に伴う荷重を外周側と内周側とで均等にすることが理想ではあるが、この場合には外周側と内周側での発生トルクは違ってくる。
図4は本発明に係るダンパ装置を示す具体例である。同図の14は外プレート、15は中央ディスク、16は中間部材を夫々表し、上記外プレート14,14は中央ディスク15と中間部材16を挟み込んだ構造としている。外プレート14,14は外側に膨らんだ外周バネ収容部18,18・・と内周バネ収容部19,19・・を設け、2枚の外プレート14,14を重ね合わせて構成される上記外周バネ収容部18,18・・にて形成される外周バネ収容空間20にはダンパスプリング8a,8a・・が収容される。
一方、内周バネ収容部19,19・・にて形成される内周バネ収容空間21にはダンパスプリング8b,8b・・が収容されている。ところで、このように外周側と内周側にダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・を上記中間部材16の外周セパレータ9a,9a・・、内周セパレータ9b,9b・・を介して配列することで、大きな衝撃トルクを緩和することが出来ると共に、入力側部材と出力側部材間の捩れ角を十分に確保することが可能と成る。
ここで、円弧状に湾曲した1つの外周バネ収容空間20には2本のダンパスプリング8a,8aが直列状態で配列され、両ダンパスプリング8a,8aの間には中間部材16の外周セパレータ9aが介在している。同じく、円弧状に湾曲した1つの内周バネ収容空間21には2本のダンパスプリング8b,8bが直列状態で配列され、両ダンパスプリング8b,8bの間には中間部材16の内周セパレータ9bが介在している。
図5には上記外プレート14を示しているように、外周バネ収容空間20,20・・を3ヶ所に形成し、内周バネ収容空間21,21・・も3ヶ所に設けている。そして、これら外周バネ収容空間20,20・・及び内周バネ収容空間21,21・・は中心から所定の半径上に設けられている。外周にはピストン6が係合する為の係合溝22,22・・を設け、又、両外プレート14,14を組合せる為にリベットが嵌るリベット穴23,23・・を複数個設けている。そして、内周にはストッパー12,12・・を突出している。
図6は中間部材16を示している具体例である。該中間部材16はリング24の外周側に外周セパレータ9a,9a・・を3ヶ所に突出し、又、内周側には内周セパレータ9b,9b・・を3ヶ所に延ばしている。そして、外周セパレータ9a,9a・・と内周セパレータ9b,9b・・とはリング24の同一位置に設けられている。又、外周セパレータ9aの外周部を切欠いて肉抜き部17を設けている。すなわち、肉抜き部を設けることで回転に伴う遠心力の軽減を図ることが出来る。そして、上記外周セパレータ9a,9a・・・、内周セパレータ9b,9b・・・はリング24と同一面ではなく片面側に突出している。
図7は中央ディスク15を示す具体例である。該中央ディスク15は概略円板状を成し、中央円板27と同心を成すリング28を有し、その外周の3ヶ所に外周バネ押え29,29・・を突出している。そして、リング28と中央円板27とは内周バネ押え30,30・・にて繋がれ、外周バネ押え29,29・・の間には外周バネ空間31,31・・が形成され、又内周バネ押え30,30・・の間には内周バネ空間32,32・・が形成されている。又、中央円板27にはタービンハブ33に固定する為のリベット穴34,34・・が設けられ、そして、ストッパー13,13・・を設けている。
ところで、中央ディスク15のリング28と外周バネ押え29,29・・、及び内周バネ押え30,30・・とは同一面でなく、リング28の領域は片側へ突出している。該中央ディスク15と中間部材16とは互いに重なり合った状態で両外プレート14,14に挟まれている。そして、互いに重なり合った中央ディスク15と中間部材16の外周バネ押え29と外周セパレータ9aが同一面に成るように、同じく内周バネ押え30と内周セパレータ9bが同一面に成るようにリング28とリング24は片側へ突出している。
ところで、ポンプインペラ1が回転し、同時にタービンランナ2もポンプインペラ1に追従して回転し、タービンランナ2と共にタービンハブ33に取着されているダンパ装置4も同速で回転する。そして、該タービンランナ2の回転速度が所定の領域を越えたところでピストン6が作動してフロントカバー7に係合し、タービンハブ33の軸穴に嵌っている出力軸はピストン6にて直接回転駆動される。
ピストン6がフロントカバー7に係合する際に発生する衝撃トルクは、ダンパ装置4のダンパスプリング8a,8a・・及びダンパスプリング8b,8b・・が圧縮変形することで緩和され、係合後のロックアップ状態ではエンジントルク変動を上記ダンパスプリング8a,8a・・及びダンパスプリング8b,8b・・にて吸収される。
ピストン係合時の衝撃トルクを緩和し、ロックアップ状態でのエンジントルク変動を吸収することは従来のダンパ装置の場合と同じであるが、図4に示すダンパ装置は外周側と内周側に夫々ダンパスプリング8a,8a・・及びダンパスプリング8b,8b・・を取付けた構造としている。そして、外周側には中間部材16の外周セパレータ9aを介して直列した2本のダンパスプリング8a,8aが1組と成って3箇所に取付けられ、同じく内周側には中間部材16の内周セパレータ9bを介して直列した2本のダンパスプリング8b,8bが1組と成って3箇所に取付けられている。
この実施例に示しているダンパ装置4は、外周側と内周側にダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・を取付けることで、バネ定数を大きくすることなく大きな衝撃トルクを緩和することが出来る。しかも、バネ定数が大きくない為に比較的小さなトルク変動も吸収することが出来る。そして、ダンパ装置全体は、ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・がほぼ全域にわたって配置されることで、これらダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・の圧縮変形に基づくバネ力にて局部的な応力が働くことはない。
一方、これら各ダンパスプリング8a,8a、8b,8b・・が大きく圧縮変形して所定の領域を越えるならば、補助ダンパスプリング10が働くようになる。補助ダンパスプリング10は入力側部材である外プレート14と出力側部材である中央ディスク15の相対捩れ角度が一定領域を越えた時に働くことが出来、補助ダンパスプリング10は図1、図4に示ごとく外プレート14の外周に取着されている。
前記図4に示すダンパ装置4には補助ダンパスプリング10が保持金具37にて取付けられている。該保持金具37は概略三角形を成し、両側部と内周側に位置する頂部がリベット止めにて固定されている。すなわち3ヶ所が外プレート14の外周部に固定されることで、回転に伴う遠心力が働いても該保持金具37が外プレート14から浮き上がることはない。
そして、図8はタービンランナ2に固定されるディスク38を示している。ディスク38はリング44の外周にバネ押え39,39・・を突出した形状とし、該リング44は図9に示すようにタービンランナ2のタービンシェル42にロウ付けにて固定されている。該ディスク38は別の出力側部材であって、ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・が大きく圧縮変形して外プレート14との間に発生する相対捩れ角が所定の領域を越えるならば、該補助ダンパスプリング10が働いて衝撃トルクの一部を吸収することが出来る。すなわち、ディスク外周に突出して設けているバネ押え39が補助ダンパスプリング10に当接して圧縮変形する。
さらに、補助ダンパスプリング10が働いても吸収出来ない大きな衝撃トルクの場合には、最終的にはストッパー12,13が働いて入力側部材と出力側部材のそれ以上の捩れ回転が阻止される。本実施例の場合、一方のストッパー12は外プレート14の内周側に設けられ、他方のストッパー13は中央ディスク15の内周側に設けている。
図10はダンパ装置4の正面図(一部断面を含む)とタービンランナ2とダンパ装置4の縦断面図を夫々表している。正面図の一部断面にはディスク外周に設けているバネ押え39を示しているが、このバネ押え39と中央ディスク15に形成するストッパー13とは位置合わせされて組み付けられる。すなわち、バネ押え39が補助ダンパスプリング10を圧縮して限度を越えたところで、ストッパー12,13が互いに当接して捩れ回転を阻止することが出来る。
ところで、本発明に係るロックアップダンパ装置4はダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・に入るまでのトルク振動を小さくし、しかもダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・に伝達されるトルク振動を低減するように成っている。そこで、図2の構想図に示す入力側部材のイナーシャを大きくし、出力側部材のイナーシャを小さくなるように構成している。
図4において入力側部材とはピストン6と連結している両外プレート14,14であり、出力側部材とは中央ディスク15である。外プレート14,14の外径は大きく成っていて、その為にイナーシャは大きくなる。又、外プレート14の外周には補助ダンパスプリング10,10・・が保持金具37,37・・を介して取付けられている為に、そのイナーシャはさらに増大する。
これに対して、図7に示す中央ディスク15は外周バネ押え29,29・・を突出して外周バネ空間31,31・・を有している為に外周側質量は小さくなり、リング28の内周側には内周バネ空間32,32・・を設けている。すなわち、大きな外周バネ空間31,31・・と内周バネ空間32,32・・・を形成していることでそのイナーシャは小さくなる。
従って、エンジンから伝わる小さなトルク振動は直列状態にあって圧縮ストロークが大きくなるダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・によって十分吸収される。しかも、振幅が大きいトルク振動の場合には、入力側部材のイナーシャが大きい為に、該入力側部材によってこの振幅は小さくされ、小さなトルク振動としてダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・に伝達され、該ダンパスプリング8a,8a・・、8b,8b・・によって吸収される。すなわち、本発明のダンパ装置4はトルク振動の大小に係わらず効果的に吸収することが出来る。
ところで、本発明のダンパ装置4はタービンハブ33に取付けられるが、図1、図10に示しているように中央ディスク15の中心穴40には該タービンハブ33が嵌ってセンタリングされ、この状態でリベット止めされている。そして、片側の外プレート14の中心穴41にもタービンハブ33が嵌っている。さらにタービンランナ2のタービンシェル42の中心穴43にもタービンハブ33が嵌っている。
このように、中央ディスク15、外プレート14、タービンシェル42は共にタービンハブ33に嵌ってセンタリングされている。特に外プレート14,14は、その外周に形成した係合溝22,22・・にピストン6が係合しているが、タービンハブ33が中心穴41に嵌ることでセンタリングされ、その結果、外周バネ収容空間20及び内周バネ収容空間21に収容されるダンパスプリング8a,8bは正しく位置決めされ、すなわち、半径方向のバラツキが無くなり、回転に伴う遠心力は均一化される。勿論、全てのダンパスプリング8a,8a・・・、8b,8b・・・の伸縮変形はスムーズに行われ、ダンパ装置4のダンパ機能は安定する。
このように外プレート14の中心穴41にはタービンハブ33が嵌ることでセンタリングされるが、同時に段差を設けて受け45を形成している。この受け45に外プレート14の内周縁部が当接した状態でセンタリングされ、その為に、保持金具37,37・・・に取付けられた補助ダンパスプリング10,10・・の回転に伴う遠心力にて内周縁部はタービン側へ移動しようとするが、該受け45に当って阻止される。
1 ポンプインペラ
2 タービンランナ
3 ステータ
4 ダンパ装置
5 外殻
6 ピストン
7 フロントカバー
8 ダンパスプリング
9 セパレータ
10 補助ダンパスプリング
11 当り部材
12 ストッパー
13 ストッパー
14 外プレート
15 中央ディスク
16 中間部材
17 肉抜き部
18 外周バネ収容部
19 内周バネ収容部
20 外周バネ収容空間
21 内周バネ収容空間
22 係合溝
23 リベット穴
24 リング
27 中央円板
28 リング
29 外周バネ押え
30 内周バネ押え
31 外周バネ空間
32 内周バネ空間
33 タービンハブ
34 リベット穴
37 保持金具
38 ディスク
39 バネ押え
40 中心穴
41 中心穴
42 タービンシェル
43 中心穴
44 リング
45 受け

Claims (4)

  1. トルクコンバータなどの流体継手外殻内に収容され、ピストンがフロントカバーに係合する場合の衝撃トルクを緩和し、上記ピストンがフロントカバーに係合したロックアップ状態においてはエンジンのトルク変動を吸収するダンパ装置において、該ダンパ装置は複数本のダンパスプリングを配置してピストンと連結する入力側部材とタービンランナと連結する出力側部材の間の相対捩れ角に応じて圧縮変形し、そして、ダンパスプリングは2本を1組として直列に連結すると共に、間には回転自在に軸支されている中間部材に形成したセパレータを介在し、又、入力側部材である外プレートと出力側部材である中央ディスク間の相対捩れ角度が所定の領域を越えた場合に働く補助ダンパスプリングを上記外プレートの外周に取付け、さらに外プレートと中央ディスク間の相対捩れ角度が限界領域を越えた場合に相対捩れを阻止するストッパーを備え、上記入力側部材は2枚の外プレートで構成して外周を締結し、セパレータを介して直列状態にある上記ダンパスプリングを両外プレートに形成したバネ収容空間に収容し、そして出力側部材である中央ディスク及び中間部材は両外プレートに挟み込んだ構造とし、さらに上記中央ディスクの中心穴、外プレートの中心穴にタービンハブを嵌めてセンタリングしたことを特徴とするダンパ装置。
  2. トルクコンバータなどの流体継手外殻内に収容され、ピストンがフロントカバーに係合する場合の衝撃トルクを緩和し、上記ピストンがフロントカバーに係合したロックアップ状態においてはエンジンのトルク変動を吸収するダンパ装置において、該ダンパ装置は複数本のダンパスプリングを配置してピストンと連結する入力側部材とタービンランナと連結する出力側部材の間の相対捩れ角に応じて圧縮変形し、そして、ダンパスプリングは2本を1組として直列に連結すると共に、間には回転自在に軸支されている中間部材に形成したセパレータを介在し、又、入力側部材である外プレートと出力側部材である中央ディスク間の相対捩れ角度が所定の領域を越えた場合に働く補助ダンパスプリングを上記外プレートの外周に取付け、さらに外プレートと中央ディスク間の相対捩れ角度が限界領域を越えた場合に相対捩れを阻止するストッパーを備え、上記入力側部材は2枚の外プレートで構成して外周を締結し、セパレータを介して直列状態にある上記ダンパスプリングを両外プレートに形成したバネ収容空間に収容し、そして出力側部材である中央ディスク及び中間部材は両外プレートに挟み込んだ構造とし、さらに上記補助ダンパスプリングを概略三角形の保持金具を介して外プレート外周部に取付け、保持金具はその両側部と内周側に位置する頂部をリベット止めしたことを特徴とするダンパ装置。
  3. トルクコンバータなどの流体継手外殻内に収容され、ピストンがフロントカバーに係合する場合の衝撃トルクを緩和し、上記ピストンがフロントカバーに係合したロックアップ状態においてはエンジンのトルク変動を吸収するダンパ装置において、該ダンパ装置は同一半径上に又は異なる半径上に複数本のダンパスプリングを配置してピストンと連結する入力側部材とタービンランナと連結する出力側部材の間の相対捩れ角に応じて圧縮変形し、そして、これらダンパスプリングは2本を1組として直列に連結すると共に、間には回転自在に軸支されている中間部材に形成したセパレータを介在し、又、入力側部材である外プレートと出力側部材である中央ディスク間の相対捩れ角度が所定の領域を越えた場合に働く補助ダンパスプリングを上記外プレートの外周に取付け、さらに外プレートと中央ディスク間の相対捩れ角度が限界領域を越えた場合に相対捩れを阻止するストッパーを備え、上記入力側部材は2枚の外プレートで構成して外周を締結し、セパレータを介して直列状態にある上記ダンパスプリングを両プレートに形成したバネ収容空間に収容し、そして出力側部材である中央ディスクは両外プレートに挟み込んだ構造とし、所定の半径上に配列されたダンパスプリングの端面中心に中央ディスクのバネ押え及び中間部材のセパレータが当るように、中央ディスク及び中間部材のリングを凹凸化して重ね合わせた状態で両外プレートにて挟み込んだ構造としたことを特徴とするダンパ装置。
  4. 上記中央ディスクの外周バネ押えと中間部材の外周セパレータ、及び中央ディスクの内周バネ押えと中間部材の内周セパレータが同一面に位置して外周側のダンパスプリングと内周側のダンパスプリングの端面中心に当るように中央ディスク及び中間部材のリングを凹凸化して重ね合わせた状態で両外プレートにて挟み込んだ構造とした請求項3記載のダンパ装置。
JP2009145059A 2009-06-18 2009-06-18 ダンパ装置 Active JP5246877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009145059A JP5246877B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 ダンパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009145059A JP5246877B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 ダンパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011002014A true JP2011002014A (ja) 2011-01-06
JP5246877B2 JP5246877B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=43560137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009145059A Active JP5246877B2 (ja) 2009-06-18 2009-06-18 ダンパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5246877B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012140938A1 (ja) * 2011-04-14 2012-10-18 株式会社エクセディ トルクコンバータ用のロックアップ装置
JP2013036587A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Aisin Aw Industries Co Ltd 流体式トルク伝達装置
JP2018531351A (ja) * 2015-10-20 2018-10-25 ヴァレオ アンブラヤージュ 直列接続した内側及び外側弾性減衰部材を有する流体動力学的トルク結合装置用ねじり振動ダンパー

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08312751A (ja) * 1995-05-23 1996-11-26 Toyota Motor Corp 直結クラッチのダンパ装置
JP2001082577A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Exedy Corp トルクコンバータ用ロックアップ装置
JP2006183776A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Exedy Corp 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
WO2007028366A2 (de) * 2005-09-08 2007-03-15 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Mehrstufiger reihen-/parallel-dämpfer für einen drehmomentwandler
JP2008144885A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Valeo Unisia Transmission Kk 捩り振動低減装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08312751A (ja) * 1995-05-23 1996-11-26 Toyota Motor Corp 直結クラッチのダンパ装置
JP2001082577A (ja) * 1999-09-17 2001-03-27 Exedy Corp トルクコンバータ用ロックアップ装置
JP2006183776A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Exedy Corp 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
WO2007028366A2 (de) * 2005-09-08 2007-03-15 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Mehrstufiger reihen-/parallel-dämpfer für einen drehmomentwandler
JP2008144885A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Valeo Unisia Transmission Kk 捩り振動低減装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012140938A1 (ja) * 2011-04-14 2012-10-18 株式会社エクセディ トルクコンバータ用のロックアップ装置
JP2012219999A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Exedy Corp トルクコンバータ用のロックアップ装置
US8978853B2 (en) 2011-04-14 2015-03-17 Exedy Corporation Lock-up device for torque converter
JP2013036587A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Aisin Aw Industries Co Ltd 流体式トルク伝達装置
JP2018531351A (ja) * 2015-10-20 2018-10-25 ヴァレオ アンブラヤージュ 直列接続した内側及び外側弾性減衰部材を有する流体動力学的トルク結合装置用ねじり振動ダンパー

Also Published As

Publication number Publication date
JP5246877B2 (ja) 2013-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5081611B2 (ja) トルクコンバータのロックアップダンパ装置
JP5009646B2 (ja) トルクコンバータのロックアップダンパ装置
KR101698014B1 (ko) 토크 컨버터의 록업 장치
JP5344471B2 (ja) ロックアップダンパ装置
JP7208826B2 (ja) 回転装置
JP5607405B2 (ja) ダンパ装置
JP6605280B2 (ja) ダンパ装置
JP5246877B2 (ja) ダンパ装置
WO2014167955A1 (ja) トルクコンバータ用のロックアップ装置
JP4911670B2 (ja) トルクコンバータのロックアップダンパ装置
JP2019056461A (ja) ダンパ装置
JP2011252584A (ja) トルクコンバータ用のロックアップ装置
JP6409874B2 (ja) 発進装置
KR102076499B1 (ko) 차량용 토크 컨버터
JP5684846B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP5522650B2 (ja) ロックアップダンパ装置
JP5662121B2 (ja) トルクコンバータ等のダンパ装置
JP4791582B2 (ja) トルクコンバータ用のロックアップ装置
CN112585377B (zh) 减振装置及其设计方法
JP5775407B2 (ja) トルク変動吸収装置
JP5424305B2 (ja) ロックアップダンパ装置
JP5106555B2 (ja) トルクコンバータ用のロックアップ装置
JP5419015B2 (ja) ダンパ装置
CN111396525A (zh) 用于变矩器的锁止装置
JP6477154B2 (ja) ダンパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5246877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250