JP2010536994A - 可塑剤を含み低複屈折である混合セルロースエステル組成物およびそれから液晶ディスプレイ用に形成されるフィルム - Google Patents
可塑剤を含み低複屈折である混合セルロースエステル組成物およびそれから液晶ディスプレイ用に形成されるフィルム Download PDFInfo
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Abstract
Description
セルロースエステル,例えばセルローストリアセテート(CTA)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)、およびセルロースアセテートブチレート(CAB)は、液晶ディスプレイ(LCD)工業における多様なフィルムにおいて使用されている。例えば、これらは、保護膜および補償膜として、偏光子シートと併用できる。これらのシートは、典型的には、溶媒キャストによって形成し、そして次いで、配向させたヨウ化ポリビニルアルコール(PVOH)偏光フィルムのどの側でもラミネートして、PVOH層をスクラッチおよび湿気の侵入から保護する一方で、構造的な剛直性も増大させる。これに代わり、補償膜の場合には、これらを偏光子積層物とラミネートするか、またはそうでなければ偏光子と液晶層との間に含ませることができる。セルロースは多くの性能上の利点を、他の物質(例えばシクロオレフィン、ポリカーボネート、ポリイミド等(これらもディスプレイフィルムにおいて使用する))に対して有する。しかし、光学複屈折の要求は、現在しばしば、むしろ後者の使用を決定付けている。
(1a) Δe=nx−ny
(1b) Δth=nz−(nx+ny)/2
と定義される。
(2a) Re=Δed=(nx−ny)d
(2b) Rth=Δthd=[nz−(nx+ny)/2]d
(3a) nx>ny;nx>nz;およびny〜nz
(3b) nx<ny;nx<nz;およびny〜nz
(4a)nz>ny=nx“+C”板
(4b)nz<ny=nx“−C”板
(5) Nz=(nx−nz)/(nx−ny)
と定義される。
本発明は、混合セルロースエステルおよび混合セルロースエステル組成物[1つまたは複数の偏光子を含むもの]に関する。本発明は更にこれから形成される物品に関する。加えて、本発明はこれから形成されるフィルムに関する。更に、本発明はこれから形成されるLCDフィルムに関する。
本発明は、セルロース混合エステル組成物に関し、該セルロース混合エステル組成物は、低いヒドロキシル含有量を有し、溶媒キャストおよび溶融押出しの両者が可能である。セルロースエステルは少なくとも2つのエステル型,例えば、アセチル、プロピオニル、およびブチリル、を含有し、そして非アセチル置換度(例えばプロピオニルおよび/またはブチリル)の比のヒドロキシル置換度に対する比が10以上であり、そして非アセチルエステル置換度(例えばプロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5超、例えば1.1超である。このようなフィルムは、液晶ディスプレイ用途において、補償フィルム、更に偏光子保護フィルムとして有用である。更に、このようなレジンは、例えば、モールド成形光学部品、レンズ、光学コネクター等において使用でき、残留応力中でのモールド成形は最小限に保つことが必要である。本件全体を通じ、非アセチル置換度は(DSNAC)といい、そしてヒドロキシル置換度を(DSOH)ということがある。
本発明のレジンは、低いヒドロキシル含有量、および、非アセチルエステルDSのヒドロキシルDSに対する規定の比を有するセルロースエステルを含む。これらのレジンは、溶媒キャストおよび溶融押出しの両者が可能である。このようなレジンが、従来のセルロースエステルと比べて極めて低い固有複屈折を示し、そしてより幅広い設備で製造できることを見出した。更に、ヒドロキシルレベルが十分低く形成され、非アセチルエステルDSが適切に制御される場合には、固有複屈折は正からゼロを越え、そして場合により負の大きさになり、よって+C型および−A型のレタデーション板を形成する能力が与えられる。
SOC値は、応力と複屈折との間の相関を与えるが、どの程度大きな応力が存在するかの決定はされていない。溶融押出しの場合、応力源は主に2つある:ダイ中の流れからの剪断応力およびダイとキャスティングロールとの間の伸張応力である。これらは図1に表される。ポリマーは、押出機(1)からダイ(2)内に流れ、ここでダイリップ(3)を通って出る。ダイリップ間のギャップは、典型的には極めて小さい(すなわち、2〜50mil(0.08〜2mm)の間)。十分な背圧を与えてダイの全幅を均一に埋めるためである。このような流れの分布は、通常、コートハンガーまたはT型チャネル、続いて薄いダイリップ領域によって対処する。ダイの中で剪断応力が最も生じやすいのはこの狭いダイリップ領域であり、そしてこれはより詳細にまもなく扱う。伸張応力は、ポリマーがダイ(4)から出る場所と、これがキャスティングロール(5)に点(6)で最初に接触する場所との間で生じる。ダイとロールとの間のギャップ間隔は、通常極めて小さい(数センチメートル)が、生じる顕著な伸長応力が存在する。ダイから出るポリマーは、ダイギャップよりも若干大きいのみの厚み(ダイ膨潤に起因する)を有し、そしてこれは典型的には、最終所望厚みよりもかなり厚い。よって、フィルムをその最終厚みまでダイとロールとの間の小さいギャップで「引き下げ」る。この引きにより、第2の応力源が生じる。本発明の一態様において、ダイギャップLは0.1〜5cmであり、ウエブの不安定性およびドローダウンを最小化する。
一般的に、より低粘度の流体はより低い残留配向およびより低い複屈折を有する。剪断応力がダイ内でより低いからである。これは一般的な意味では真実であるが、まだ全ての配向源を完全に扱うわけではない。更に、物質の粘度を単純に下げること(例えば、可塑剤レベルを増大させることによって)は、通常、他の特性(例えば剛性およびガラス転移温度)に不利に影響し、従って、フィルムを許容できなくする。同様の様式で、溶融温度を上昇させることによって粘度を低減させることは、典型的には、過度の熱分解を招来し、これは黄変を生じさせ、これも許容できない。問題を更に複雑にすることに、セルロース誘導体は、高度にシアシニング流体(ダイから現れる流動力学および配向分布を極めて複雑にする)である傾向がある。流体の粘度の大きさは、ダイ中心ではダイ壁近傍と比べて何桁か大きい可能性がある。これは剪断速度の差に起因する。可塑剤の使用もまた、流動挙動を複雑にする傾向がある。これらはダイ表面での「潤滑」効果(これは経時的に変化する可能性がある)の原因となる可能性があり、よって光学性能のために最大粘度を評価することがせいぜい推測になるからである。幸運にも、形成するこれらの応力は、急速に消え去り(分子レベルの緩和によって)、そして、最終フィルム複屈折においてより大きい役割を果たすのは、この緩和、更には伸張応力(ダイ外部で形成するもの)である。
前記の剪断応力は、複屈折に寄与する一方、これらの効果は、伸張応力の効果よりも小さい。剪断応力の大きさは伸張応力よりも大幅に高い傾向がある一方、これらはまた、緩和のための大幅により大きい時間を有する。これに対し、伸張応力は、これらが生じた後殆ど直ちに止まる。これらの応力は、ダイとキャストロールとの間で生じるドローダウンを原因とする。フィルムは、ダイから、ダイギャップh0とほぼ等しい厚みで出て、次いで最終所望厚みhfまで延伸して下げられなければならない。値hfは、典型的には、殆どの市販のディスプレイフィルムについて、40〜200ミクロン(0.004〜0.02cm)であるが、我々はこのようなものに限定しない。質量保存により、フィルムが薄く下がると、同時にスピードを上げなければならない。この速度の加速は、フィルム内の引張歪み度(これは伸張応力を生じさせる)に対応する。
本発明のセルロースエステルは、混合エステルであり、例えば、アセチル、プロピオニル、および/またはブチリルを基にするが、より長鎖の酸もまた使用できる。混合エステルは、加工のための適切な溶解性を与え、そしてゲル形成を低減させる。非アセチル置換度は、本件全体を通じてDSNACという。プロピオニル/ブチリル置換度(DS(Pr+Bu))は、DSNACの亜属であり、非アセチル置換度(ここで非アセチル基はプロピオニル基および/またはブチリル基である)を意味する。本発明の一態様において、アセチルは、第一エステル形成性基である。別の態様において、セルロースエステルは、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)エステルである。別の態様において、セルロースエステルは、セルロースアセテートブチレート(CAB)エステルである。別の態様において、セルロースエステルはセルロースアセテートプロピオネートブチレート(CAPB)エステルである。別の態様において、セルロースエステルは、2種以上のエステルのブレンド物である。別の態様において、セルロースエステルは、CAP、CAB、およびCAPBエステルから選択される2種以上のエステルのブレンド物である。別の態様において、セルロースエステルは、アセテートの混合セルロースエステルであり、そして、4個より多い炭素原子を有する酸鎖の少なくとも1種のエステル残基(例えばペントノイルまたはヘキサノイル等)を含む。このような高級酸鎖エステル残基としては、これらに限定するものではないが、例えば、5,6,7,8,9,10,11,および12個の炭素原子を有する酸鎖エステルを挙げることができる。これらとしては、12個より多い炭素原子を有する酸鎖エステルも挙げることができる。本発明の別の態様において、4個より多い炭素原子を有する酸鎖の少なくとも1種のエステル残基を有する混合セルロースアセテートエステルは、プロピオニル基および/またはブチリル基を含むこともできる。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10以上、例えば10〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5超、例えば1.1超である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10以上、例えば10〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5〜1.75、または1.1〜1.75である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10以上、例えば10〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が1.0〜1.6、または1.1〜1.6である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10超、例えば10超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5超、例えば1.1超である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10超、例えば10超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5〜1.75、または1.1〜1.75である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10超、例えば10超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が1.0〜1.6、または1.1〜1.6である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が15以上、例えば15〜200、例えば15超、または例えば15超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5超、例えば1.1超である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が15以上、例えば15〜200、例えば15超、または例えば15超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5〜1.75、または1.1〜1.75である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が15以上、例えば15〜200、例えば15超、または例えば15超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が1.0〜1.6、または1.1〜1.6である。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10以上、例えば10〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5超、例えば1.1超であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10以上、例えば10〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5〜1.75、または1.1〜1.75であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10以上、例えば10〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が1.0〜1.6、または1.1〜1.6であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10超、例えば10超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5超、例えば1.1超であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10超、例えば10超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5〜1.75、または1.1〜1.75であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が10超、例えば10超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が1.0〜1.6、または1.1〜1.6であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が15以上、例えば15〜200、例えば15超、または例えば15超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5超、例えば1.1超であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が15以上、例えば15〜200、例えば15超、または例えば15超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が0.5〜1.75、または1.1〜1.75であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
(a)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル基とブチリル基との和のDSであるが、より高級の炭素原子の基,例えばペンタノイル、ヘキサノイル等も包含できる)の、ヒドロキシル置換度に対する比(「ヒドロキシル比」という)が15以上、例えば15〜200、例えば15超、または例えば15超〜200であり;そして
(b)非アセチルエステル置換度(例えば、プロピオニル(Pr)基とブチリル(Bu)基との和)が1.0〜1.6、または1.1〜1.6であり;
該フィルムが可塑剤を用いて作製され、そして任意に、可塑剤が、C2〜C10の二塩基酸残基およびC2〜C10のジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む。
下記で例において記録したセルロースエステルの置換度は、1HNMRによって、JEOL Model 600 NMR分光計(600MHzで操作)を用いて評価した。サンプル管サイズは5mm、サンプル温度は80℃、ジメチルスルホキシド−d6を溶媒としての重水素化トリフルオロ酢酸2滴とともに用いた。パルス遅延は5秒であり、64スキャンを各実験について得た。
Ci=((Fi*Ai)/Fs*As))*R(100)
式中:Ci=I(アシル基)の濃度
Fi=成分Iについての相対応答因子
Fs=イソ吉草酸についての相対応答因子
Ai=成分Iの面積
As=イソ吉草酸の面積
R=(イソ吉草酸のグラム)/(サンプルのg)
に従って算出した。
レジンを12時間50℃にて減圧下で乾燥させて任意の過剰の水分を除去した。次に、18グラムの乾燥レジンを180グラムの90/10溶媒混合物(塩化メチレンおよびメタノール)に添加した。その後、2グラムのトリフェニルホスフェート(TPP)可塑剤を混合物に添加した。混合物をシールし、ローラ上に置き、そして24時間混合して、固形分約10wt%の均一なドープを形成した。混合後、ドープを、ガラス板上に、約80ミクロンの最終厚みを与えるように調整したドクターブレードを用いてキャストした。キャストは、相対湿度を50%(+/−10%)に制御したドラフト内で実施した。キャスト後、フィルムおよびガラスを、1時間、カバー蓋下で乾燥させて溶媒蒸発の速度を最小化した。この初期の乾燥の後、フィルムをガラスから剥がし、そして強制換気オーブン内で10分間100℃にてアニールした後140℃で20分間アニールした。アニールは、任意の更なる収縮を防止するように拘束したフィルムで実施した。混合エステルの幾つかの場合、これらが「ブラッシュ」すること(これらの種々の溶解性(セルロースアセテートに対して)に起因して)は一般的であった。これらの場合、1wt%のブタノールを溶媒混合物に添加して、乾燥を遅くし、そしてフィルムキャストの品質を制御することを助けた。
フィルムの光学レタデーションReおよびRthは、Woollam偏光解析器を用いて波長633nmで測定した。80ミクロンまたはこれを超えるフィルム厚みについては、Rth値はまた、複屈折が厚みに依存しないという仮定に基づいて80μm等価厚みに規格化した。実際には、溶媒キャストにおいては、より厚いフィルムは、より薄いフィルムよりも低いレタデーションを有するという若干の厚み依存性が存在する。これはキャスト中に形成される応力の相違に起因する。この規格化されたRthは、測定されるRthと区別するために「R80」といい、
(6) R80=80*Rth/d
のように算出し、式中、dは実際のフィルム厚み(ミクロン単位)である。フィルムについての複屈折値もまた、光学異方性の別の「厚み規格化」指標として含む。
セルロース(75g)を金属ラボブレンダー内で3バッチにて毛羽立てた(fluff)。この毛羽立てたセルロースを以下の3つの予処理のうち1つにて処理した。
追加のCAPは、種々のDS範囲のアセチル、プロピオニルおよびヒドロキシルを生成した以外は例1と同様に以下の手順に従って形成した。種々の範囲のアセチルおよびプロピオニルは、反応混合物中のアセチル種およびプロピオニル種の比を変えることによって生成した。ヒドロキシルのDS範囲は、酢酸水混合物の添加と酢酸マグネシウム溶液の添加との間の時間を変動させることによって変えた。全てのサンプルについてのレジンIV値は、約0.8〜約1.2の間の範囲であった。フィルムをこれらの物質からキャストし、そしてレタデーション値を表3に示す。プロピオニルDSのヒドロキシルDSに対する比(すなわち、「ヒドロキシル比」)が5未満の場合、Rth値が負になることが観察された(レジンが高い正の複屈折を有するため)。同様に、ヒドロキシル比の値が約10〜20の間では、フィルムはゼロにより近いレタデーション性能を示した。約20超の比では、物質は、顕著な負の複屈折および大きい正のRthの値を示し始めた。
一連のCABは、例1に記載する合成に従って生成したが、プロピオン酸または無水プロピオン酸に代えて酪酸または無水酪酸を用いた。種々のDS範囲を、アセチル、ブチリルおよびヒドロキシルのために形成した。そしてレタデーションおよびDSのデータを表1に挙げる。レタデーションの傾向はCABでCAPとほぼ同じであり、TgはCABでより低い傾向である。CAPサンプルと同様、ブチリルDSのヒドロキシルDSに対する比(すなわち「ヒドロキシル比」)が約5未満の場合、Rth値が極めて大きく、そして負になることを観察した。同様に、ヒドロキシル比が10超である例34について、レタデーション値は、複屈折が低下するに従ってゼロに近づき始める。
比較の目的で、市販のセルローストリアセテート(Eastman Cellulose Triacetate CA−436−80S)を、例1〜7と同様の手法で試験した(プロピオン酸を引いた)。トリアセテートのDSは2.84でDS(OH)は0.16であり、そして、TACフィルムベースとして用いる典型的な市販のトリアセテートを代表する。フィルムのヒドロキシル比はゼロであり(付いている非アセチルエステルが無いことを示す)、そしてまた極めて高い負のレタデーションを有していた。この例のレジンは溶融加工可能ではない。
例14において生成した溶媒キャストフィルムを1/2インチ(1.25cm)幅のストリップに切断し、そして一軸に1.75×で、引張試験機を用いて延伸した。延伸した領域のゲージ長さは約2インチ(5.5cm)であり、そしてフィルムは、そのTgよりも高温に、延伸前に高温エアガンを用いて加熱した。初期フィルム厚みは100ミクロンであり、そして延伸後の厚みは75ミクロンであった。延伸後のフィルムのレタデーションReは−80nmであり(すなわち、より高い屈折率が延伸方向と直角に並んだ)、物質がA型補償フィルムの形成において使用するために好適であることを確認した。
有効なアセチルスプレッドを、サンプル13および14で、比較例29における市販セルローストリアセテートとともに評価した。分析は、Hamilton PRP−1カラム(75×4.6,10μm,P/N 070−500)(Sedex蒸発光散乱検出器を備える)を用いて実施した。カラムの流速は0.8mL/分であり、そして試験は30℃で、10μlの注入体積を用いて実施した。サンプルの準備は、0.1gのセルロース誘導体を35mLのn−メチルピロリドン中で希釈することからなっていた。時間ゼロでの移動相は、12.5%メタノール、50%のアセトンおよび37.5%の水の溶液であった;そしてこれは、純粋アセトン溶液まで、15分の時間間隔をかけて線形的に変化させた。サンプルの分布の半幅を分単位で記録した。これはアセチル分布における「有効」スプレッドの指標である。サンプル中に存在するプロピオニル基もまた、溶出時間に影響するからである。
溶融押出し前に、セルロース粉末を、30mm Werner Pfleider共回転二軸押出機でコンパウンドし、可塑剤および0.5wt%のEastman 15304安定剤を添加できるようにした。可塑剤レベルは、名目5または10%であり、そして、ジエチルフタレート(DEP)またはResoflex R296可塑剤(Broadview Technologies Inc.から得た)からなっていた。「中剪断」スクリュー構成を、バレルゾーン温度230〜240℃の間およびスクリュー速度250〜300rpmの間とともに用いた。押出し速度は、名目30〜40lbs毎時(14〜19kg/時)であった。可塑剤は、バレルの供給口から約1/3下に取付けた液体フィーダーを用いて供給した。二軸による押出物は、ペレット化棒型に通し、そして後続の単軸押出しの間に使用するのに好適なペレットに切った。押出し例で使用したベースレジンを表4に纏める。
設計した実験を行なって溶融温度、ロール温度、ダイギャップ、およびRPMの、ReおよびRthに対する効果を評価した。フィルム厚みは、一定に、約80ミクロンに、巻取り速度を変動させることにより保った。種々の運転条件下でのこれらのサンプルについてのデータを表5に纏める。各運転条件は小文字の英数字で指定している。表5中の全サンプルは、5%のDEP可塑剤を含有していた。
これらの例においては、フィルムをCE101およびCE102と同様の手法で、以下の変更を伴い、押出した。質量スループット速度(すなわちRPM)およびロール温度は、レタデーションに顕著に影響するとは見出されなかったため、これらを一定に53RPMおよび110℃でそれぞれ保持した。ダイギャップもまた、10mil(0.025cm)で固定した。フィルムの伸張延伸はレタデーションに影響する主要な因子であるため、巻取り機の取上げ速度は初期に18〜36フィート毎分(5.5〜11m/分)の間で変動させた。RPMを一定に保持したため、これは、フィルムの厚みの低減の原因となったが、この厚みの影響は、R80値に規格化することによって、またはこれらを直接複屈折に変換することによって、部分的に補償できる。結果を表6に、サンプル103〜107について一覧にする。
応力光学係数の値を、表4に、用いたレジンの各々について挙げる。フィルムSOCは、CE101およびCE102についてDOP可塑剤を基にし、残りがResoflex可塑剤であることに留意されたい。低ヒドロキシルレジンは、ゼロに極めて近い応力光学係数を有し、これに対し他のレジンは大幅により高かったことを見出した。SOCは可塑剤(および場合によりキャストモード)に応じて変わる(TPPを基にする溶媒キャストフィルムは、より負の複屈折挙動を有するものとして現れたため)ことに留意すべきである。
例103a,CE106a,およびCE107aにおいて生成したフィルムサンプルを、Brucknerラボフィルム延伸機を用いて、延伸温度150℃で延伸した。フィルムを可塑化し、延伸前に約50%RHに平衡させ、そのTgが、表4中の可塑化していない値に対して低くなるようにした。各物質を1.5×および1.75×で面内(一定幅)モードにて延伸した。レタデーションを、各フィルムについて延伸後に測定し、そして結果は表7に纏める。フィルムの厚みが、延伸で延伸比との関係でどのように変わるかに留意されたい。
種々の可塑剤(キシリトールペンタプロピオネート(XPP)、Resoflex 296(R296),ソルビトールヘキサプロピオネート(SHP)、およびアラビトールペンタプロピオネート(APP)を含む)を、DS(Ac)1.46、DS(Pr)1.45、およびDS(OH)0.09を有するCAPに添加した。可塑剤を、5wt%、10wt%および15wt%の使用量で添加し、そしてレジンを12時間50℃で減圧下で乾燥させて任意の過剰の水分を除去した。可塑剤を5wt%で評価するために、19グラムの乾燥レジンを180グラムの90/10溶媒混合物(塩化メチレンおよびメタノール)に添加した。その後、1グラムの可塑剤を混合物に添加した。混合物をシールし、ローラ上に置き、そして24時間混合して、固形分約10wt%の均一なドープを形成した。同様の手順を、より高い可塑剤使用量について、可塑剤のレベルを然るべく調整することにより用いた。混合後、ドープを、ガラス板上に、前記した手順に従ってキャストした。結果を表8に示す。
有効なアセチルスプレッドを、サンプル7および8で、更に比較例29において市販セルローストリアセテートにつき、評価した。分析は、Hamilton PRP−1カラム(75×4.6,10μm,P/N 070−500)(Sedex蒸発光散乱検出器を備える)を用いて実施した。カラムの流速は0.8mL/分であり、そして試験は30℃で、10μlの注入体積を用いて実施した。サンプルの準備は、0.1gのセルロース誘導体を35mLのn−メチルピロリドン中で希釈することからなっていた。時間ゼロでの移動相は、12.5%メタノール、50%のアセトンおよび37.5%の水の溶液であった;そしてこれは、純粋アセトン溶液まで、15分の時間間隔をかけて線形的に変化させた。サンプルの分布の半幅を分単位で記録した。これはアセチル分布における「有効」スプレッドの指標である。サンプル中に存在するプロピオニル基もまた、溶出時間に影響するからである。
レジンのコンパウンドおよび押出し加工
溶融押出し前に、セルロース粉末を、30mm Werner Pfleider共回転二軸押出機でコンパウンドし、可塑剤および0.5wt%のEastman 15304安定剤を添加できるようにした。可塑剤レベルは、名目5または10%であり、そして、ジエチルフタレート(DEP)またはResoflex R296可塑剤(Broadview Technologies Inc.から得た)からなっていた。「中剪断」スクリュー構成を、バレルゾーン温度230〜240℃の間およびスクリュー速度250〜300rpmの間とともに用いた。押出し速度は、名目30〜40lbs毎時(14〜19kg/時)であった。可塑剤は、バレルの供給口から約1/3下に取付けた液体フィーダーを用いて供給した。二軸による押出物は、ペレット化棒型に通し、そして後続の単軸押出しの間に使用するのに好適なペレットに切った。押出し例で使用したベースレジンを表IIに纏める。
設計した実験を行なって溶融温度、ロール温度、ダイギャップ、およびRPMの、ReおよびRthに対する効果を評価した。フィルム厚みは、一定に、約80ミクロンに、巻取り速度を変動させることにより保った。種々の運転条件下でのこれらのサンプルについてのデータを表IIIに纏める。各運転条件は小文字の英数字で指定している。表III中の全サンプルは、5%のDEP可塑剤を含有していた。
これらの例においては、フィルムをCE101およびCE102と同様の手法で、以下の変更を伴い、押出した。質量スループット速度(すなわちRPM)およびロール温度は、レタデーションに顕著に影響するとは見出されなかったため、これらを一定に53RPMおよび110℃でそれぞれ保持した。ダイギャップもまた、10mil(0.025cm)で固定した。フィルムの伸張延伸はレタデーションに影響する主要な因子であるため、巻取り機の取上げ速度は初期に18〜36フィート毎分(5.5〜11m/分)の間で変動させた。RPMを一定に保持したため、これは、フィルムの厚みの低減の原因となったが、この厚みの影響は、R80値に規格化することによって、またはこれらを直接複屈折に変換することによって、部分的に補償できる。結果を表IVに、サンプル103〜107について一覧にする。
応力光学係数の値を、表IIに、用いたレジンの各々について挙げる。フィルムSOCは、CE101およびCE102についてDOP可塑剤を基にし、残りがResoflex可塑剤であることに留意されたい。低ヒドロキシルレジンは、ゼロに極めて近い応力光学係数を有し、これに対し他のレジンは大幅により高かったことを見出した。SOCは可塑剤(および場合によりキャストモード)に応じて変わる(TPPを基にする溶媒キャストフィルムは、より負の複屈折挙動を有するものとして現れたため)ことに留意すべきである。
例103a,CE106a,およびCE107aにおいて生成したフィルムサンプルを、Brucknerラボフィルム延伸機を用いて、延伸温度150℃で延伸した。フィルムを可塑化し、延伸前に約50%RHに平衡させ、そのTgが、表II中の可塑化していない値に対して低くなるようにした。各物質を1.5×および1.75×で面内(一定幅)モードにて延伸した。レタデーションを、各フィルムについて延伸後に測定し、そして結果は表Vに纏める。フィルムの厚みが、延伸で延伸比との関係でどのように変わるかに留意されたい。
Claims (49)
- (1)少なくとも1つのアセチル基を、非アセチル基の置換度(DSNAC)のヒドロキシル基の置換度(DSOH)に対する比10以上、および非アセチル置換度1.1〜1.75で、ならびに(2)可塑剤、を含む、混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、ホスフェート可塑剤、フタレート可塑剤、グリコール酸エステル、クエン酸エステル可塑剤、およびヒドロキシル官能性可塑剤の少なくとも1つから選択される、請求項1に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジフェニルビフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、およびトリブチルホスフェート;ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、およびジベンジルフタレート;ブチルフタリルブチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート、またはメチルフタリルエチルグリコレート;ならびにトリエチルシトレート、トリ−n−ブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリ−n−ブチルシトレート、およびアセチルトリ−n−(2−エチルヘキシル)シトレートの少なくとも1つから選択される、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、(i)フタル酸、アジピン酸、トリメリット酸、コハク酸、安息香酸、アゼライン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、酪酸、グルタル酸、クエン酸、またはリン酸のうち1種以上の残基を含む酸残基;および(ii)約20個以下の炭素原子を含有する、脂肪族、脂環式または芳香族のアルコールのうち1種以上の残基を含むアルコール残基、を含むエステルの少なくとも1つから選択される、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジフェニルビフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、およびトリブチルホスフェート;ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、およびジベンジルフタレート;ブチルフタリルブチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート、またはメチルフタリルエチルグリコレート;ならびにトリエチルシトレート、トリ−n−ブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリ−n−ブチルシトレート、およびアセチルトリ−n−(2−エチルヘキシル)シトレートの少なくとも1つから選択される、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、フェノール、ベンジルアルコール、ハイドロキノン、カテコール、レゾルシノール、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、およびジエチレングリコールの少なくとも1つから選択されるアルコール残基を含む、請求項4に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、ベンゾエート、フタレート、ホスフェート、アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)、およびイソフタレートの少なくとも1種を含む、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、C2−C10二塩基酸残基およびC2−C10ジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 二塩基酸残基が、C2−C10二塩基酸:マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、およびセバシン酸の1つの残基である、請求項8に記載の混合セルロースエステル組成物。
- ジオール残基が、C2−C10ジオール:エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,5−ペンチレングリコール、トリエチレングリコール、およびテトラエチレングリコールの1つの残基である、請求項8に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、Resoflex R296、Resoflex 804、ソルビトールヘキサプロピオネート、キシリトールペンタプロピオネート、キシリトールペンタアセテート、グルコースペンタアセテート、グルコースペンタプロピオネートおよびアラビトールペンタプロピオネートの少なくとも1種を含む、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、Resoflex R804およびResoflex R296の少なくとも1種を含む、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、アジピン酸残基およびジエチレングリコール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、コハク酸残基およびジエチレングリコール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む、請求項2に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、A)炭水化物が約1〜約3モノサッカライド単位を含む、約5〜約95質量%のC2−C12炭水化物有機エステル;およびB)ポリオールがC5またはC6の炭水化物に由来する、約5〜約95質量%のC2−C12ポリオールエステル;およびb)DS約0.7〜約3.0を有する、約5〜約95質量%のセルロースのC2−C10エステル;の1つ以上を含むことのうち少なくとも1つから選択され、該パーセントは成分(A)と成分(B)との和の総質量基準である、請求項1に記載の混合セルロースエステル組成物。
- ポリオールエステルが1種または複数種のポリオールアセテートを含まずまたは含有しない、請求項15に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、少なくとも1種の炭水化物エステルを含み、そして該炭水化物エステルの炭水化物部分が、グルコース、ガラクトース、マンノース、キシロース、アラビノース、ラクトース、フルクトース、ソルボース、スクロース、セロビオース、セロトリオース、およびラフィノースの1種以上に由来する、請求項15に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、少なくとも1種の炭水化物エステルを含み、そして該炭水化物エステルの炭水化物部分が、α−グルコースペンタアセテート、β−グルコースペンタアセテート、α−グルコースペンタプロピオネート、β−グルコースペンタプロピオネート、α−グルコースペンタブチレート、およびβ−グルコースペンタブチレートの1種以上を含む、請求項15に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 可塑剤が、少なくとも1種の炭水化物エステルを含み、そして該炭水化物エステルの炭水化物部分が、α−アノマー、β−アノマーまたはこれらの混合物を含む、請求項15に記載の混合セルロースエステル組成物。
- 混合セルロースエステル組成物を含むフィルムであって、該混合セルロースエステル組成物が、(1)少なくとも1つのアセチル基を、非アセチル基の置換度(DSNAC)のヒドロキシル基の置換度(DSOH)に対する比10以上、および非アセチル置換度1.1〜1.75で、ならびに(2)可塑剤、を含む、フィルム。
- 可塑剤が、ホスフェート可塑剤、フタレート可塑剤、グリコール酸エステル、クエン酸エステル可塑剤、およびヒドロキシル官能性可塑剤の少なくとも1つから選択される、請求項20に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジフェニルビフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、およびトリブチルホスフェート;ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、およびジベンジルフタレート;ブチルフタリルブチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート、またはメチルフタリルエチルグリコレート;ならびにトリエチルシトレート、トリ−n−ブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリ−n−ブチルシトレート、およびアセチルトリ−n−(2−エチルヘキシル)シトレートの少なくとも1つから選択される、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、(i)フタル酸、アジピン酸、トリメリット酸、コハク酸、安息香酸、アゼライン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、酪酸、グルタル酸、クエン酸、またはリン酸のうち1種以上の残基を含む酸残基;および(ii)約20個以下の炭素原子を含有する、脂肪族、脂環式または芳香族のアルコールのうち1種以上の残基を含むアルコール残基、を含むエステルの少なくとも1つから選択される、請求項20に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジフェニルビフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、およびトリブチルホスフェート;ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、およびジベンジルフタレート;ブチルフタリルブチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート、またはメチルフタリルエチルグリコレート;ならびにトリエチルシトレート、トリ−n−ブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリ−n−ブチルシトレート、およびアセチルトリ−n−(2−エチルヘキシル)シトレートの少なくとも1つから選択される、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、(i)フタル酸、アジピン酸、トリメリット酸、コハク酸、安息香酸、アゼライン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、酪酸、グルタル酸、クエン酸、またはリン酸のうち1種以上の残基を含む酸残基;および(ii)約20個以下の炭素原子を含有する、脂肪族、脂環式または芳香族のアルコールのうち1種以上の残基を含むアルコール残基、を含むエステルの少なくとも1つから選択される、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、フェノール、ベンジルアルコール、ハイドロキノン、カテコール、レゾルシノール、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、およびジエチレングリコールの少なくとも1つから選択されるアルコール残基を含む、請求項25に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、ベンゾエート、フタレート、ホスフェート、アリーレン−ビス(ジアリールホスフェート)、およびイソフタレートの1種以上を含む、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、C2−C10二塩基酸残基およびC2−C10ジオール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 二塩基酸残基が、C2−C10二塩基酸:マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、およびセバシン酸の1つの残基である、請求項28に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- ジオール残基が、C2−C10ジオール:エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,5−ペンチレングリコール、トリエチレングリコール、およびテトラエチレングリコールの1つの残基である、請求項28に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、Resoflex R296、Resoflex 804、ソルビトールヘキサプロピオネート、キシリトールペンタプロピオネート、キシリトールペンタアセテート、グルコースペンタアセテート、グルコースペンタプロピオネートおよびアラビトールペンタプロピオネートの少なくとも1種を含む、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、Resoflex R804およびResoflex R296の少なくとも1種を含む、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、アジピン酸残基およびジエチレングリコール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、コハク酸残基およびジエチレングリコール残基を含む脂肪族ポリエステルを含む、請求項21に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、A)炭水化物が約1〜約3モノサッカライド単位を含む、約5〜約95質量%のC2−C12炭水化物有機エステル;およびB)ポリオールがC5またはC6の炭水化物に由来する、約5〜約95質量%のC2−C12ポリオールエステル;およびb)DS約0.7〜約3.0を有する、約5〜約95質量%のセルロースのC2−C10エステル;の1つ以上を含み、該パーセントは成分(A)と成分(B)との和の総質量基準である、請求項20に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- ポリオールエステルが1種または複数種のポリオールアセテートを含まずまたは含有しない、請求項35に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、少なくとも1種の炭水化物エステルを含み、そして該炭水化物エステルの炭水化物部分が、グルコース、ガラクトース、マンノース、キシロース、アラビノース、ラクトース、フルクトース、ソルボース、スクロース、セロビオース、セロトリオース、およびラフィノースの1種以上に由来する、請求項35に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、少なくとも1種の炭水化物エステルを含み、そして該炭水化物エステルの炭水化物部分が、α−グルコースペンタアセテート、β−グルコースペンタアセテート、α−グルコースペンタプロピオネート、β−グルコースペンタプロピオネート、α−グルコースペンタブチレート、およびβ−グルコースペンタブチレートの1種以上を含む、請求項35に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 可塑剤が、少なくとも1種の炭水化物エステルを含み、そして該炭水化物エステルの炭水化物部分が、α−アノマー、β−アノマーまたはこれらの混合物を含む、請求項35に記載の混合セルロースエステル組成物を含むフィルム。
- 溶液キャストされた、請求項20および35のいずれかに記載のフィルム。
- 溶融押出しされた、請求項20および35のいずれかに記載のフィルム。
- 少なくとも1種の混合セルロースエステルを含むLCDフィルムであって、該混合セルロースエステルが、少なくとも1つのアセチル基を、非アセチル基の置換度(DSNAC)のヒドロキシル基の置換度(DSOH)に対する比10以上、および非アセチル置換度1.1〜1.75で含む、LCDフィルム。
- 溶液キャストされた、請求項42に記載のLCDフィルム。
- 溶融押出しされた、請求項42に記載のLCDフィルム。
- (a)少なくとも1つのアセチル基を、非アセチル基の置換度(DSNAC)のヒドロキシル基の置換度(DSOH)に対する比10以上、および非アセチル置換度1.1〜1.75で含む、少なくとも1種の混合セルロースエステル;ならびに(b)少なくとも1種の可塑剤、を含む混合セルロースエステル組成物を含む、LCDフィルム。
- 可塑剤が、ホスフェート可塑剤、フタレート可塑剤、グリコール酸エステル、クエン酸エステル可塑剤、およびヒドロキシル官能性可塑剤の少なくとも1つから選択される、請求項45に記載のLCDフィルム。
- 可塑剤が、A)炭水化物が約1〜約3モノサッカライド単位を含む、約5〜約95質量%のC2−C12炭水化物有機エステル;およびB)ポリオールがC5またはC6の炭水化物に由来する、約5〜約95質量%のC2−C12ポリオールエステル;およびb)DS約0.7〜約3.0を有する、約5〜約95質量%のセルロースのC2−C10エステル;の1つ以上を含み、該パーセントは成分(A)と成分(B)との和の総質量基準である、請求項45に記載のLCDフィルム。
- 溶液キャストされた、請求項20および35のいずれかに記載のフィルム。
- 溶融押出しされた、請求項20および35のいずれかに記載のフィルム。
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