JP2010526878A - 化学物質嗜癖のための新たな治療 - Google Patents

化学物質嗜癖のための新たな治療 Download PDF

Info

Publication number
JP2010526878A
JP2010526878A JP2010508338A JP2010508338A JP2010526878A JP 2010526878 A JP2010526878 A JP 2010526878A JP 2010508338 A JP2010508338 A JP 2010508338A JP 2010508338 A JP2010508338 A JP 2010508338A JP 2010526878 A JP2010526878 A JP 2010526878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ghs
ghrelin receptor
ethyl
indol
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010508338A
Other languages
English (en)
Inventor
エル ディクソン、スザンヌ
エンゲル、イェルゲン
エゲシオグル、エミール
イェルハグ、エリザベット
Original Assignee
エル ディクソン、スザンヌ
エンゲル、イェルゲン
エゲシオグル、エミール
イェルハグ、エリザベット
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エル ディクソン、スザンヌ, エンゲル、イェルゲン, エゲシオグル、エミール, イェルハグ、エリザベット filed Critical エル ディクソン、スザンヌ
Publication of JP2010526878A publication Critical patent/JP2010526878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • A61K38/22Hormones
    • A61K38/25Growth hormone-releasing factor [GH-RF], i.e. somatoliberin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/04Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • A61K38/08Peptides having 5 to 11 amino acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/30Drugs for disorders of the nervous system for treating abuse or dependence
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/30Drugs for disorders of the nervous system for treating abuse or dependence
    • A61P25/32Alcohol-abuse
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/30Drugs for disorders of the nervous system for treating abuse or dependence
    • A61P25/36Opioid-abuse
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/68Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
    • G01N33/6803General methods of protein analysis not limited to specific proteins or families of proteins
    • G01N33/6845Methods of identifying protein-protein interactions in protein mixtures

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Addiction (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Bioinformatics & Computational Biology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)

Abstract

本発明は、ヒトにおけるグレリン活性を選択的に阻害することにより化学物質乱用を治療する方法であって、それを必要とするヒトに治療有効量のグレリン受容体リガンド(GHS−RL)を投与するステップを含む方法を提供する。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)からなる群から選択することができる。より具体的には、本発明は、ヒトにおけるアルコール関連障害を治療する方法であって、それを必要とするヒトに、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)などのグレリン受容体リガンド(GHS−RL)である治療有効量の化合物を投与するステップを含む方法を提供する。

Description

本発明は、化学物質嗜癖の治療、特にアルコール関連障害の治療に関する。より具体的には、本発明は、グレリン作用を遮断する化合物を投与することにより化学物質嗜癖、特にアルコール関連障害を治療する方法に関する。
世界保健機構(WHO)は、診断可能なアルコール使用障害を有する約7,630万の人がいると推算している。公衆衛生の見地から、アルコール摂取に関する全世界的な負担は、罹病率及び死亡率の両方に関連し、世界の大抵の地域でかなりのものがある。アルコール摂取は、中毒(泥酔)、アルコール依存性、及びアルコールの他の生化学的影響により、健康及び社会的重要性を有する。多年の大量飲用後に飲酒者に及ぼす恐れのある慢性疾患の他に、アルコールは、比較的若い年令における殺人又は不具という精神的に衝撃的な結果の一因となり、死亡又は身体障害のため何年もの寿命を失う結果となる。アルコールの量の他に、飲酒のパターンが健康結果に関連しているとの益々増大する証拠がある。全体として見ると、アルコール摂取と60種を超える型の疾患及び障害との因果関係が存在する。アルコールは、世界中で約20〜30%の食道癌、肝癌、肝硬変、殺人、てんかん発作、及び自動車事故の原因であると推算される(WHO、2002年)。アルコールは、180万人の死者(全体の3.2%)、並びに障害調整生命年(DALY)の5,830万(全体の4%)損失の原因となっている(WHO、2002年)。偶発的傷害だけで、死者180万人の約3分の1を占め、一方神経精神病状態が5830万DALYの40%近くを占める。この負担は、国別に同等に分布しているものではない。アルコール摂取は、低死亡率の開発途上国では疾患負担の首位の危険因子であり、先進国では3番目に大きい危険因子である。ヨーロッパだけで、アルコール摂取は、1999年の年令15〜29才の若者の中における55000人を超える死者の原因となっていた(Rehm S & Eschmann J、Soz Praventivmed.2002;47:48〜58)。
世界保健機構が集めたアルコール乱用の経済的コストの推算値は、一国のGDPの1〜6パーセントにわたる。あるオーストラリア人は、ペグドアルコール(pegged alcohol)の社会的コストを、全薬物乱用コストの24パーセントと推算し、同様のカナダの研究ではアルコールの占有率を41パーセントと結論した。ある研究では、英国にとって、全て形態のアルコール乱用のコストは、年額185〜200億ポンドとされていた(2001年の数字)。スウェーデンでは、アルコール使用障害の全コストは年額800〜1000億SEKの高額であると推算されている。
アルコール関連障害を治療する現在の治療戦略は、全く不十分なものである。より今日的な取組みには、なかんずくジスルフィラム療法が含まれ、この療法は、患者がアルコールを摂取する場合、嘔吐若しくは吐き気などの不愉快な効果を体験させる薬物の使用に依存するものである。このような嫌忌性戦略は、嗜癖過程それ自体の底流にある機序を阻むものではないので、しばしば失敗がある。本発明者らは以前に、アルコールがコリン作動性中脳辺縁系ドーパミン作動性報酬リンクを活性化し、それが、一般に乱用及び嗜癖行動性薬物に共通の神経化学的共通因子であるように思われることを示している。アカンプロセート及びナルトレキソンなどの、このリンクを間接的に阻止する薬剤が、アルコール使用障害の治療のために治療的価値があることが示されている。しかしこれらの薬剤の治療効果の大きさは不十分であり、アルコール使用障害の新たな治療法への緊急な必要性が強調される。さらに、アルコール中毒は、多岐にわたる神経化学的基礎を有する異質性疾患である。このことは、脳報酬系を阻止する様々な方式による薬理学的戦略を開発する必要性を含意するものである。
成長ホルモン放出ペプチド(GHRP)は、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)の発見(Momany FAら、Endocrinology 108:31〜39,1981、Bowers CYら、Endocrinology 1984;114:1537〜1545)の前に、Bowers及び共同研究者により1981年に初めて記述された。Bowersのグループは、このようなペプチドが、分離された脳下垂体からの成長ホルモン(GH)放出を刺激することができることを実証したが、生体内にGHRPが投与される場合の、より大きいGH応答をほとんどいつも報告していた。これらのデータは、1980年代初期に報告され、このようなGHRPが視床下部及び下垂体の両方に作用を有することを示唆していた。ほとんど10年後に、非ペプチド性のGH分泌促進物質(GHS)が報告され、又GHSの効力、生体適合性及び薬動学におけるさらなる改良が行われている(Smith RGら、Science 1993;260:1640〜1643)。
Smith及び共同研究者は、GHSを同定した後、下垂体及び視床下部の両方からGHS受容体(GHS−R)cDNAを分離した(Howard ADら、Science 1996;273:974〜977)。1999年12月に、GHS−Rについての内因性リガンドが同定され、グレリン(ghrelin)と名づけられた(Kojima Mら、Nature 1999;402:656〜60)。彼らは、それが胃組織から分泌され、又そのmRNAが視床下部においても発現されることを実証した。したがってここにおいて、GHS−Rはグレリン受容体とみなすことができる。この話題の総説については:Bowers CY、J.Clin.Endocrinol.Metab.2001:86:1464〜1469を参照されたい。
大抵のGHS及びGHRPの研究は、ソマトトロピン軸の刺激について開拓するように計画されたが、これらの産生分子が食物摂取を誘発することが実証されている(Locke Wら、Life Sci.1995;56:1347〜1352;Okada Kら、Endocrinology 1996;137:5155〜5158)。その上、Bennettら(Endocrinology 1997.8:4552〜4557)は、GHS−Rが、弓状核において高度に発現されることを実証した。1993年、本発明者らは、GHRPの末梢投与後における、このような視床下部ニューロンの活性化を観察した(Dickson SLら、Neuroscience 1993;53:303〜306)。本発明者らは、また、大多数のこれらの活性化ニューロンが、ニューロペプチド−Y mRNAを発現するものであることを実証した(Dickson SL及びLuckman SM、Endocrinology 1997;138:771〜777)。グレリン及びGHSは体脂肪を増加させることが示されている(Tschop Mら、Nature 2000;407:908〜913;Lall Sら、Biochem Biophys Res Commun.2001;280:132〜138)。グレリンレベルの鋭い摂食前上昇に基づいて、飢餓の開始におけるグレリンの役割が提示されている(Cummings DEら、Diabetes 2001;50:1714〜1719)。このことにも拘らず、肥満症患者における循環グレリンレベルは低く、肥満防止療法としてグレリン阻害剤、例えばグレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)及びグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)を使用する限界を示唆している。1つの注目に値する例外は、Pradder−Willi患者であり、この場合高グレリンレベルが強迫性摂食行動及びその後の肥満の原因と考えられる(Cummings DEら、Nature Medicine 2002;8:643〜4)。
動物(及びヒト)を働き、食物を探すように駆り立てる行動は高度に動機付けられ、ある程度まで報酬的であるに違いない。摂食への報酬は、なかんずく中脳皮質辺縁系ドーパミンシステムによって制御される。報酬系の共通因子であるこの神経系は、天然の報酬によって、並びに全ての依存性形成性薬物によって活性化することができ、側座核(N.Acc.)におけるドーパミン放出をもたらす。この側座性(accumbal)ドーパミン放出が、天然並びに人工的な快感のインセンティブをもたらすものであることが示唆されている。さらに、側座性ドーパミン放出が、口当りのよい食物刺激を提示している間の食物への欲望に関連しており、摂食への動機付けにおけるドーパミンの役割を提供することが示されている。その上、ドーパミン報酬系は、強迫性過食、病的賭博及び薬物中毒などの嗜癖性行動に係わっている。さらに、腹側被蓋野(VTA)における中脳側座ドーパミン作動性ニューロンへのコリン作動性入力、すなわちコリン作動性−ドーパミン作動性報酬リンクが媒介して、天然の報酬、例えば食物摂取並びにアルコールなどの嗜癖性薬物を勢い付けること(reinforcement)が示唆されている。中脳辺縁系がグレリンへの標的であるとの、蓄積されている証拠が存在する。視床下部の他に、グレリン受容体GHS−Rは、報酬及び勢い付け効果である強迫性嗜癖行動のために重要な領域であるVTA及びLDTgにおいても特定されている。本発明者らは、報酬追求行動に包含される食物摂取へのグレリンの効果が、中脳辺縁系ドーパミンシステムにより一部媒介されることを示す研究成果を有する(Jerlhag Eら、Addict Biol.2006 11:45〜54;Jerlhag Eら、Addict Biol.2007 12:6〜16)。
グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)を含む、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、例えばWO 01/87335、WO 01/92292、WO 02/08250、WO 2003/004518、WO 2004/004772、WO 2004/013274、WO 2005/112903、WO 2005/114180、WO 2007/020013、WO 2005/097788、WO 2006/020959、WO 2005/012331、WO 2008/008286、及び対応するUS 2003/0211967、US 2005/0201938、US 6,967,237、US 2003/0186844、US 2002/0187938、US 2006/0276381、US 2006/0257867、US 60/707,941、US 60/787,543、US 2005/0171132、US 2005/0070712、 US 2006/0089398、US 2005/0261332、US 2006/0199796、US 2005/0137127、US 2005/0272648中に記載され、これらは本明細書において参照によりここに組み込まれている。
グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)は、例えば、Holst Bら、Mol Pharmacol.2006.70(3):936〜46中に、又US 60/707,941、US 60/787,543に基づくWO 2007/020013中に記載されている。
WO 02/08250は、下式を有するペプチドを開示しており
Gly−Ser−Ser(オクタノイル)−Phe−A
(式中、Aは−OH、−NH、−Leu−Ser−Pro−Glu−B又は−Ala−Lys−Leu−Gln−Pro−Arg−Bであり、
この場合Bは−OH又は−NHである)、これらはグレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)である。
本発明は、ヒトにおけるグレリン活性を選択的に阻害することにより化学物質乱用を治療する方法であって、それを必要とするヒトに治療有効量のグレリン受容体リガンド(GHS−RL)を投与するステップを含む方法を提供する。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)からなる群から選択することができる。より具体的には、本発明は、ヒトにおけるアルコール関連障害を治療する方法であって、それを必要とするヒトに、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)からなる群から選択されたグレリン受容体リガンド(GHS−RL)である治療有効量の化合物を投与するステップを含む方法を提供する。
定義
本発明の目的のため、治療する(treating)若しくは治療(treatment)は、疾患、状態又は障害と戦う目的のための患者の管理及び世話を記述している。治療するには、症状若しくは合併症の始まりを防ぐための本発明の化合物の投与、症状若しくは合併症を軽減すること、又は疾患、状態又は障害を無くすことが含まれる。したがって、アルコール関連障害を治療することには、アルコール摂取量の減少、アルコール依存性の抑制、依存性過程の進展の阻止及び再発防止が含まれる。
グレリン受容体は、成長ホルモン分泌促進物質受容体(GHS−R)と同義語である。
cDNAコード化されたヒト成長ホルモン分泌促進物質受容体は、クローン化されており、GHS−R1Aと呼ばれる。Genbankアクセス番号U60179。タンパク質配列はSwissProtエントリーQ92847、GHSR_HUMAN中に見出すことができる。
成長ホルモン分泌促進物質受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体リガンドと同義語である。成長ホルモン分泌促進物質受容体アンタゴニスト(GHS−RA)は、グレリン受容体アンタゴニストと同義語である。成長ホルモン分泌促進物質受容体インンバースアゴニスト(GHS−RIA)は、グレリン受容体インバースアゴニストと同義語であり、又成長ホルモン分泌促進物質受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)は、グレリン受容体部分アゴニストと同義語である。
グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体(GHS−R)に結合する化合物であり、この受容体の活性を阻害及び/又は刺激し、且つ/又は結合性アッセイにおいて受容体を求める天然のリガンドと競合する。
グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)は、グレリン受容体(GHS−R)へのグレリンの生物学的作用を部分的に若しくは完全に拮抗、遮断、又はそうでなければ阻害する化合物である。
グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)は、グレリン受容体(GHS−R)の基底構成性活性を低下させる化合物である。この用語には、グレリン受容体(GHS−R)の基底活性をあるレベルまでのみ低下させ、完全には低下させないグレリン受容体部分インバースアゴニストも含まれる。
グレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)は、グレリン受容体(GHS−R)の機能的活性を、グレリンが存在する状態などの完全なアゴニストが存在する状態で得ることができる完全レベルの活性と比較して、あるレベルまで、しかし完全にではなく増加させる化合物である。
個々のグレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリンが不在の状態ではアゴニスト、又グレリンが存在する状態ではアンタゴニストとして、両様に作用することができる。
本発明の目的のため、用語「アルコール関連障害(alcohol related disorder)」には、アルコールの過摂取、大量飲酒、アルコール依存性の発現、アルコールの使用中止、アルコールへの欲求及び再発が含まれるが、これらに限定されない。
本明細書で使用する用語「投与する(administering)」若しくは「投与(administration)」には、GHS−RL、GHS−RA、GHS−RPA又はGHS−RIAを、この物質がGHS−Rすなわち分泌されるグレリンと相互作用するような形で、体内に導入する任意の手段が含まれる。好ましい投与経路により、この物質は体循環中に導入されるであろう。例には、経口、経鼻、経皮、又は皮下、静脈内及び筋肉内注射が含まれるが、これらに限定されない。
本発明の活性剤は、大量瞬時投与などの静脈内投与、又はある時間的期間にわたる連続注入による、筋肉内、腹腔内、皮下、関節内、滑膜内、腱鞘内、眼内、病巣内、鼻腔内、経口、局所、吸入による、或いは持続放出によるなどの知られている方法に従ってヒトに投与される。
治療有効量は、ヒトに治療の利益を付与するのに必要な活性剤の少なくとも最小用量、しかし有毒な用量未満のものである。言い換えると、治療有効量は、アルコール摂取量を減少させ、アルコール依存性を抑制する改善、依存過程の進行の阻止、及び再発防止を誘発し、回復し、若しくは他の方法でもたらす量である。
本明細書で使用する用語「担体(carriers)」には、使用される投与量及び濃度でそれに曝される細胞又は哺乳動物に無毒である、医薬として許容できる担体、賦形剤又は安定剤が含まれる。しばしば薬理学的に許容できる担体は、pH緩衝水溶液である。薬理学的に許容できる担体の例には、リン酸塩、クエン酸塩及び他の有機酸などの緩衝液;アスコルビン酸を含む酸化防止剤;低分子量(残基約10個未満)ポリペプチド;血清アルブミン、ゼラチン若しくは免疫グロブリンなどのタンパク質;ポリビニルピロリドンなどの親水性ポリマー;グリシン、グルタミン、アスパラギン、アルギニン又はリシンなどのアミノ酸;単糖、二糖、及びグルコース、マンノース若しくはデキストリンを含む他の炭水化物;EDTAなどのキレート化剤;マンニトール若しくはソルビトールなどの糖アルコール;ナトリウムなどの塩形成性対イオン;並びに/又はTWEEN、ポリエチレングリコール(PEG)及びPLURONICSなどの非イオン性界面活性剤が含まれる。
マウスにおけるアルコール摂取量(A)及びアルコール嗜好性(B)に及ぼす中枢グレリン注射の影響を示すグラフである(動物8〜10匹の平均±SEMが示される)。 野生型(wt/wt)及びヘテロ接合体(wt/−)と比較した、グレリン受容体ノックアウトマウス(GHS−R −/−)におけるアルコール誘発性運動活動の抑止を示すグラフである。■アルコール1.0g/kgi.p.、□担体(動物6〜13匹の平均±SEMが示される)。 野生型(wt/wt)△及びヘテロ接合体(wt/−)○と比較し、グレリン受容体ノックアウトマウス(GHS−R −/−)□において、側座核におけるアルコール誘発性ドーパミン放出の欠如を示すグラフである(動物6〜13匹の平均±SEMが示される)。
本発明者らは、グレリンの脳室内投与が、動物モデルにおけるアルコール摂取量及びアルコール嗜好性の両方を増加させることを発見している(実施例4)。その上、本発明者らは、野生型マウスと異なり、グレリン受容体ノックアウトマウスは、アルコール誘発性運動活動を示さないことを発見している(実施例5)。アルコールが小脳辺縁系ドーパミンシステムを活性化するには、グレリン受容体(GHS―R)を介したグレリンシグナル伝達を必要とすることが結論され、又このシグナル伝達を阻止する化合物である、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)を使用して、アルコール関連障害、及び他の化学物質嗜癖関連障害を治療することができると結論される。
一態様において、本発明は、ヒトにおける化学物質嗜癖関連障害を治療する方法であって、それを必要とするヒトに、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)である治療有効量の化合物を投与するステップを含む方法を提供する。化学物質嗜癖関連障害は、アルコール関連障害、コカイン嗜癖、アンフェタミン嗜癖、ヘロイン嗜癖、カンナビノイド嗜癖及びニコチン嗜癖から選択することができる。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
好ましい一態様において、本発明は、ヒトにおけるアルコール関連障害を治療する方法であって、それを必要とするヒトに、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)である治療有効量の化合物を投与するステップを含む方法を提供する。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
他の好ましい態様において、本発明は、ヒトにおけるアルコール嗜癖を治療する方法であって、それを必要とするヒトに、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)である治療有効量の化合物を投与するステップを含む方法を提供する。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
他の態様において、本発明は、化学物質嗜癖関連障害を治療するためのグレリン受容体リガンド(GHS−RL)を含む医薬組成物を提供する。化学物質嗜癖関連障害は、アルコール関連障害、コカイン嗜癖、アンフェタミン嗜癖、ヘロイン嗜癖、カンナビノイド嗜癖及びニコチン嗜癖から選択することができる。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
好ましい一態様において、本発明は、アルコール関連障害を治療するためのグレリン受容体リガンド(GHS−RL)を含む医薬組成物を提供する。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
好ましい一態様において、本発明は、アルコール嗜癖を治療するためのグレリン受容体リガンド(GHS−RL)を含む医薬組成物を提供する。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
他の態様において、本発明は、化学物質嗜癖関連障害を治療するための薬物の製造における、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)の使用を提供する。化学物質嗜癖関連障害は、アルコール関連障害、コカイン嗜癖、アンフェタミン嗜癖、ヘロイン嗜癖、カンナビノイド嗜癖及びニコチン嗜癖から選択することができるが、それらに限定されない。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
好ましい一態様において、本発明は、アルコール関連障害を治療するための薬物の製造における、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)の使用を提供する。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
好ましい一態様において、本発明は、アルコール嗜癖を治療するための薬物の製造における、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)の使用を提供する。グレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)から選択することができる。
さらに他の態様において、本発明は、化学物質嗜癖関連障害を治療するのに適した化合物を特定する方法であって、
a)試験用化合物を提供するステップと、
b)前記試験用化合物をグレリン受容体と接触させるステップと、
c)グレリン受容体についての前記試験用化合物の、インバースアゴニズム(逆作用性)についてのIC50、部分アゴニズム(部分作用性)についてのIC50、及び/又はアンタゴニズム(拮抗作用)についてのIC50を測定するステップと、
d)前記インバースアゴニズムについてのIC50、部分アゴニズムについてのIC50、及び/又はアンタゴニズムについてのIC50を、知られているグレリン受容体のリガンドについての対応するIC50値と比較するステップと、
d)前記試験用化合物が、化学物質嗜癖関連障害を治療するのに適していることを決定するステップと
を含む方法を提供する。
化学物質嗜癖関連障害は、アルコール関連障害、アルコール嗜癖、コカイン嗜癖、アンフェタミン嗜癖、ヘロイン嗜癖、カンナビノイド嗜癖及びニコチン嗜癖から選択することができる。
本発明による方法において使用されるグレリン受容体は、ヒトグレリン受容体(SwissProtエントリーQ92847)、任意のそのオルソログ(ヒトでないグレリン受容体などの(マウス(SwissProtエントリーQ99P50)、ラット(SwissProtエントリーO08725)、ウサギ(SwissProtエントリーA5A4K9)、ブタ(SwissProtエントリーQ95254)及び霊長類グレリン受容体など))、並びに任意のそれらの遺伝的若しくは対立形質変異体とすることができる。
このグレリン受容体は、ヒトグレリン受容体、或いはその変異体(ヒトグレリン受容体SwissProtエントリーQ92847のアミノ酸配列と比較して85%を超える、好ましくは90%を超える、より一層好ましくは95%を超えるなどの80%を超える配列同一性を有するアミノ酸配列を有するポリペプチドなど)であって、グレリンに結合することができるこのようなポリペプチドの断片、又は融合タンパク質などの、このような断片を含むポリペプチドを含むものが好ましい。
2つのアミノ酸配列の間の同一性百分率は、次のように決定される。最初に、アミノ酸配列は、例えば、BLASTN版2.0.14及びBLASTP版2.0.14を含むBLASTZのスタンドアローン版からのBLAST2配列(Bl2seq)プログラムを使用してSwissProtエントリーQ92847と比較される。このBLASTZのスタンドアローン版は、ncbi.nlm.nih.govの米国政府の国立生化学情報センターウエブサイトから入手することができる。Bl2seqプログラムの使い方を説明する指示書は、BLASTZを伴うリードミーファイル中に見出すことができる。Bl2seqにより、BLASTPアルゴリズムを使用し2つのアミノ酸配列の間の比較が実行される。2つのアミノ酸配列を比較するため、Bl2seqの選択項目を次のように設定する:−iを比較しようとする第1のアミノ酸配列を含むファイル(例えば、C:\seq1.txt)に設定する;−jを比較しようとする第2のアミノ酸配列を含むファイル(例えば、C:\seq2.txt)に設定する;−pをblastpに設定する;−oを任意の所望するファイル名に設定する(例えばC:\output.txt);全ての他の選択項目を、それらのデフォルト設定に残す。例えば、次のコマンドを使用して、2つのアミノ酸配列の間の比較を含む出力ファイルを作成することができる:C:\Bl2seq−i c:\seq1.txt−j c:\seq2.txt−p blastp−o c:\output.text。2つの比較した配列が相同性を共有する場合、指定された出力ファイルは、位置の合った(aligned)配列として相同性領域を提供するであろう。2つの比較した配列が相同性を共有しない場合、指定された出力ファイルは、位置の合った(aligned)配列として相同性領域を提供しないであろう。一旦位置が合うと、両配列中に同じヌクレオチド又はアミノ酸残基が提示される位置の数を数えることにより、一致したものの数が測定される。同一性百分率は、一致したものの数を、同一配列として示される配列の長さで除し、続いて得られた値に100を乗じることにより決定される。例えば、ある配列を、SwissProtエントリーQ92847(この配列の長さは366)において示される配列と比較する場合で、一致したものの数が359である場合、この配列は、SwissProtエントリーQ92847による配列に対して、同一性百分率98(すなわち360÷366100=98.087)を有する。
本発明により使用することができるグレリン受容体リガンド(GHS−RL)は、グレリンと競合的結合について、100nM未満、より好ましくは30nM未満、又より一層好ましくは10nM未満であるIC50を有することが好ましい。本発明による、可能性のあるグレリン受容体リガンド(GHS−RL)の競合的結合についてのIC50は、実施例2中で記述されるように測定することができる。
本発明により使用することができるグレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)は、アンタゴニズムについて、100nM未満、より好ましくは30nM未満、又より一層好ましくは10nM未満であるIC50を有することが好ましい。本発明による、可能性のあるグレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)のアンタゴニズムについてのIC50は、実施例2中で記述されるように測定することができる。
本発明により使用することができるグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)は、インバースアゴニズムについて、300nM未満、より好ましくは100nM未満、又より一層好ましくは30nM未満であるIC50を有することが好ましい。本発明による、可能性のあるグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)のインバースアゴニズムについてのIC50は、実施例2中で記述されるように測定することができる。
本発明により使用することができるグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)は、アンタゴニズムについて、100nMを超える、好ましくは300nMを超える、又より一層好ましくは1μMを超えるIC50を有することが好ましい。本発明による、可能性のあるグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)のアンタゴニズムについてのIC50は、実施例2中で記述されるように測定することができる。
本発明により使用することができるグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)のインバースアゴニズムについてのIC50と、アンタゴニズムについてのIC50との比率は、1:1000〜1:10の範囲に、好ましくは1:200〜1:50の比率にあることが好ましい。
本発明により使用することができるグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)は、部分アゴニズムについて、300nM未満、より好ましくは100nM未満、又より一層好ましくは30nM未満であるIC50を有することが好ましい。本発明による、可能性のあるグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)の部分アゴニズムについてのIC50は、実施例1中で記述されるように測定することができる。
本発明により使用することができるグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)は、アンタゴニズムについて、100nMを超える、好ましくは300nMを超える、又より一層好ましくは1μMを超えるIC50を有することが好ましい。
本発明により使用することができるグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)のインバースアゴニズムについてのIC50と、アンタゴニズムについてのIC50との比率は、1:1000〜1:10の範囲に、好ましくは1:200〜1:50の比率にあることが好ましい。
本発明により使用することができるグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)の最大応答は、グレリン10μMにより得られる応答の90%未満、80%未満、70%未満、60%未満若しくは50%未満など、グレリン10μMにより得られる応答の95%未満であることが好ましく、又グレリン10μMにより得られる応答の、30%未満若しくは20%未満など40%未満であることがより一層好ましい。
現在特許請求されている本方法において有用なGHS−RL、(GHS−RA、GHS−RIA及びGHS−RPA)には、天然生成物、合成有機化合物、ペプチド、タンパク質、抗体、抗体断片、単鎖抗体、及び抗体に基づく構成物が含まれるが、それらに限定されない。受容体結合及びグレリン受容体アッセイの技術における現在のスキルレベルにより、GHS−RLは、十分に当業者の通常の把握の範囲内に置かれている。GHS−RLを特定するための、いくつかの定型的取組みが存在する。1つの基本的スキームは、実施例1による受容体競合的結合性アッセイを包含する。このスキームにおいて、GHS−RLの試験用化合物は、最初にそれがGHS−Rに結合するかどうか決めるようにチェックされる。これは、定型的放射化結合方法を使用して達成される。
GHS−Rアンタゴニズム及びアゴニズムのためのアッセイには、実施例2において記述されるイノシトールリン酸蓄積量などの二次メッセンジャーレポーターアッセイと、実施例3において記述されるカルシウムフラックス並びにCRE及びNEATレポーターアッセイとが含まれる。
GHS−Rアンタゴニズム及びアゴニズムのためのバイオアッセイには、弓状核におけるグレリン誘発によるFos誘導の抑止、又はグレリン誘発による食物摂取の抑止が含まれる。
アルコール摂取、アルコール誘発による運動活動増加、ドーパミン放出、及び条件付け場所嗜好性(CPP)に及ぼす、本発明によるグレリン受容体リガンド(GHS−RL)の影響を測定するバイオアッセイは、実施例5、6及び7で概説されている。
本発明により使用することができる化合物は、下記の化合物、又は下記の化合物のいずれかの医薬として許容できる塩若しくはプロドラッグから選択することができるが、それらに限定されないものである:
式(A)を有する化合物
Figure 2010526878

(式中、Rは、水素、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールアルキル、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ及び−NRからなる群から選択されるメンバーであり;
及びRは、それぞれ独立に、水素、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールアルキル及びホルミルからなる群から選択されるメンバーであり;
は、水素、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アリールアルキル、シアノ、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、−NR及び(NR)アルキルからなる群から選択されるメンバーであり;
及びRは、それぞれ独立に、水素、アルコキシカルボニル、アルケニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ホルミル及びヒドロキシアルキルからなる群から選択されるメンバーであり;
は、アルケニル、アルケニルアルコキシアルキル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルコキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニ、アルコキシカルボニルアルキル、アルコキシスルホニル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アルキニル、アルキニルアルコキシアルキル、アルキニルオキシ、アルキニルオキシアルキル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアルコキシアルキル、アリールアルキル、アリールアルキルチオ、アリールアルキルチオアルキル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル、アリールチオ、アリールチオアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシアルキル、シクロアルケニルアルキル、シクロアルケニルアルキルチオ、シクロアルケニルアルキルチオアルキル、シクロアルケニルオキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルケニルチオ、シクロアルケニルチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルキルアルコキシアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキルチオ、シクロアルキルアルキルチオアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルチオ、シクロアルキルチオアルキル、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルキルチオ、ヘテロアリールアルキルチオアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロサイクル、ヘテロシクレアルコキシ、ヘテロシクレアルコキシアルキル、ヘテロシクレアルキル、ヘテロシクレアルキルチオ、ヘテロシクレアルキルチオアルキル、ヘテロシクレオキシ、ヘテロシクレオキシアルキル、ヘテロサイクルチオ、ヘテロサイクルチオアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、ニトロ、−NR、(NR)アルキル、(NR)カルボニルアルケニル、(NR)カルボニルアルキル、(NR)スルホニル、及び(NR)スルホニルアルキルからなる群から選択されるメンバーであり;
及びRは、それぞれ独立に、水素、アルコキシアルキル、アルコキシアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルチオアルキルカルボニル、アルキルチオカルボニル、アリール、アリールアルコキシアルキル、アリールアルキル、アリールカルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルカルボニル、ホルミル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロサイクル、ヘテロシクレアルキル、ヘテロサイクルカルボニル、(NZ)アルキル、及び(NZ)カルボニルからなる群から選択されるメンバーであり;
及びZは、それぞれ独立に、水素、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールアルキル、アリールカルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルカルボニル、ホルミル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロサイクル、ヘテロシクレアルキル、及びヘテロサイクルカルボニルからなる群から選択されるメンバーであり;
は、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルコキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アルキニル、アルキニルオキシ、アルキニルオキシアルキル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアルコキシアルキル、アリールアルキル、アリールアルキルチオ、アリールアルキルチオアルキル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル、アリールチオ、アリールチオアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シアノアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルコキシ、シクロアルケニルアルコキシアルキル、シクロアルケニルアルキル、シクロアルケニルアルキルチオ、シクロアルケニルアルキルチオアルキル、シクロアルケニルオキシ、シクロアルケニルオキシアルキル、シクロアルケニルチオ、シクロアルケニルチオアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルコキシ、シクロアルキルアルコキシアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルキルチオ、シクロアルキルアルキルチオアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルオキシアルキル、シクロアルキルチオ、シクロアルキルチオアルキル、ホルミル、ホルミルアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルキルチオ、ヘテロアリールアルキルチオアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールオキシアルキル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールチオアルキル、ヘテロサイクル、ヘテロシクレアルコキシ、ヘテロシクレアルコキシアルキル、ヘテロシクレアルキル、ヘテロシクレアルキルチオ、ヘテロシクレアルキルチオアルキル、ヘテロシクレオキシ、ヘテロシクレオキシアルキル、ヘテロサイクルチオ、ヘテロサイクルチオアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、ニトロ、−NR、(NR)アルキル、(NR)カルボニル、及び(NR)スルホニルからなる群から選択されるメンバーであり;
及びRは、それぞれ独立に、水素、アルコキシアルキル、アルコキシアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルチオアルキルカルボニル、アルキルチオカルボニル、アリール、アリールアルコキシアルキル、アリールアルキル、アリールカルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルカルボニル、ホルミル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロサイクル、ヘテロシクレアルコキシアルキル、ヘテロシクレアルキル、ヘテロサイクルカルボニル、(NZ)アルキル、及び(NZ)カルボニルからなる群から選択されるメンバーであり;
及びZは、それぞれ独立に、水素、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールアルキル、アリールカルボニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルカルボニル、ホルミル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロサイクル、ヘテロシクレアルキル、及びヘテロサイクルカルボニルからなる群から選択されるメンバーであり;
Aは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール及び複素環からなる群から選択されるメンバーであり、
A1、RA2、RA3及びRA4は、それぞれ独立に、水素、アルケニル、アルケニルオキシ、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルコキシアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルアルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、アルキニル、アリール、カルボキシ、カルボキシアルキル、シアノ、シアノアルキル、シクロアルキル、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロサイクル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、ニトロ、−NR、(NR)アルキル、(NR)カルボニル、及び(NR)スルホニルからなる群から選択されるメンバーであり;
及びRは、それぞれ独立に、水素、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキルスルホニル、アリール、アリールアルキル、及びホルミルからなる群から選択されるメンバーである)。
特定の式(A)の化合物には:
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−(メトキシメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(2−フルオロ−3−メチルベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−(3−フェニルプロピル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−(フェノキシメチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(3−メチルベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(2−メトキシベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(3−メトキシベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(4−メトキシベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(2−フルオロベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(4−フルオロベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(2−クロロベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(4−クロロベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−{[(2−ブロモベンジル)オキシ]メチル}−5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−({[3−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}メチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−({[4−(メチルチオ)ベンジル]オキシ}メチル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(2,4−ジメチルベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(3,5−ジメチルベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(2,3−ジクロロベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(2,5−ジクロロベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(1,3−ベンゾジオキソール−4−イルメチル)アミノ]フェニル}−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
tert−ブチル2−[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)アミノ]エチルカルバマート;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(3−フリルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
4−クロロ−N−(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)ベンズアミド;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(ピリジン−3−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(1H−イミダゾール−4−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−(メチルアミノ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−(エチルアミノ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−(プロピルアミノ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−(イソブチルアミノ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−(ネオペンチルアミノ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(シクロプロピルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
2−ブトキシ−N−(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)アセトアミド;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−テトラヒドロフラン−2−イルピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(2−ブトキシエトキシ)メチル]−5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(1−エチルプロピル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
4−{[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)アミノ]メチル}ベンゾニトリル;
4−{[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)(メチル)アミノ]メチル}ベンゾニトリル;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−[(3−メチルブトキシ)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)プロパンアミド;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(ピリジン−4−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(4−クロロベンジル)−N−(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)アセトアミド;
4−クロロベンジル(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)ホルムアミド;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(1H−イミダゾール−2−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(4−{[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]アミノ}フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N−ベンジル−3−(2,6−ジアミノ−5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−4−イル)プロパンアミド;
3−(2,6−ジアミノ−5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−4−イル)−N−フェニルプロパンアミド;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(1−ピリジン−4−イルエチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
4−{1−[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)アミノ]エチル}ベンゾニトリル;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(4−メトキシベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(4−{[1−(4−クロロフェニル)エチル]アミノ}フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(シクロヘキシルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
N−ブチル−3−(2,6−ジアミノ−5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−4−イル)プロパンアミド;
3−(2,6−ジアミノ−5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−4−イル)−N−(3−メチルフェニル)プロパンアミド;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(4−クロロベンジル)オキシ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(4−{[(4−クロロベンジル)アミノ]メチル}フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−[4−(ベンジルアミノ)フェニル]−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(4−{[(4−ニトロフェニル)アミノ]メチル}フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
N−(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}ベンジル)−N’−プロピル尿素;
4−{[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(シクロブチルメトキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)アミノ]メチル}ベンゾニトリル;
4−[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェノキシ)メチル]ベンゾニトリル;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメトキシ)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−({[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]メチル}アミノ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
4−[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}ベンジル)アミノ]ベンゾニトリル;
3−[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェノキシ)メチル]ベンゾニトリル;
5−{[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)アミノ]メチル}ピリジン−2−カルボニトリル;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[2−(4−クロロフェニル)エトキシ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−(ピリジン−3−イルメトキシ)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(4−{[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミノ}フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−[(シクロヘキシルメトキシ)メチル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
4−{[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}フェニル)アミノ]メチル}ピリジン−2−カルボニトリル;
6−[(4−{2,4−ジアミノ−6−[(ベンジルオキシ)メチル]ピリミジン−5−イル}ベンジル)アミノ]ニコチノニトリル;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(3−クロロベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−{[(2−メチルベンジル)オキシ]メチル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(4−ニトロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(4−{[(2−クロロピリジン−4−イル)メチル]アミノ}フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(ピリミジン−5−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(チエン−2−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(チエン−3−イルメチル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−[4−({[1−(4−クロロフェニル)エチル]アミノ}メチル)フェニル]ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(4−{[2−(4−ニトロフェニル)エチル]アミノ}フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−(4−{[2−(4−クロロフェニル)エチル]アミノ}フェニル)ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−[(ベンジルオキシ)メチル]−5−{4−[(シクロヘプチルアミノ)メチル]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
6−ベンジルオキシメチル−5−[4−(ピリジン−4−イルメトキシ)−フェニル]−ピリミジン−2,4−ジアミン。
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−エチルピリミジン−2,4−ジアミン;
4−({[4−(2,4−ジアミノ−6−エチルピリミジン−5−イル)フェニル]アミノ}メチル)ベンゾニトリル;
5−{4−[(3,4−ジクロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−エチルピリミジン−2,4−ジアミン;
5−{4−[(4−クロロベンジル)アミノ]フェニル}−6−プロピルピリミジン−2,4−ジアミン;
5−(4−{[2−(ベンジルオキシ)エチル]アミノ}フェニル)−6−エチルピリミジン−2,4−ジアミン;及び
6−エチル−5−{4−[(4−ニトロベンジル)アミノ]フェニル}ピリミジン−2,4−ジアミン;
が含まれるが、それらに限定されない;
式(B)を有する化合物
Figure 2010526878

(式中、Rは、アルコキシアルキル、アルキル、アルキルC(O)NHアルキル、アルキルS(O)NHアルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシアルキル、RN−、RNアルキル、RNカルボキシアルキルからなる群から選択されるメンバーであり、この場合前記アリールアルキルのアルキル基及び前記複素環アルキルのアルキル基は、ハロゲン及びヒドロキシからなる群から選択されるメンバーである0、1若しくは2個の基により置換することができ;
は、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロアルケニルアルキルからなる群から選択されるメンバーであり、
及びRはそれぞれ、水素、アルキル、アルコキシ、アリール、ハロゲン、ハロアルキル、シクロアルキル、シアノ及びニトロからなる群から独立に選択されるメンバーであり、
及びRはそれぞれ、水素、アルコキシアルキル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アリールオキシアルキル及びRカルボキシアルキルカルボニルからなる群から独立に選択されるメンバーであり;
及びRはそれぞれ、水素及びアルキルからなる群から独立に選択されるメンバーである);
特定の式(B)の化合物には:
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
5−ブト−3−エニル−3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(3,4−ジヒドロキシブチル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−エチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2−クロロ−6−ニトロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(4−ヒドロキシブチル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)−2−メチルフェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−メチル−3−(2−ニトロフェニル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−{4−[エチル(イソプロピル)アミノ]フェニル}−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
5−(4−アミノブチル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2−ブロモフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−プロピルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−イソプロピルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(2−フリル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)−2−メトキシフェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
N−{4−[tert−ブチル(エチル)アミノ]フェニル}−3−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシフェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
N−{4−[(2−クロロエチル)(エチル)アミノ]フェニル}−3−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−{4−[エチル(プロピル)アミノ]フェニル}−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
N−{4−[ブチル(エチル)アミノ]フェニル}−3−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)−2−メチルフェニル]−5−プロピルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)−2−(ピペリジン−1−イルカルボニル)フェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
[3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(2−フェニルエチル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)−2−エチルフェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[3−(ジメチルアミノ)−3−オキソプロピル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[2−(1,3−ジオキサン−2−イル)エチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
5−[4−(アセチルアミノ)ブチル]−3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−{4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル}イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[3−(1,3−ジオキサン−2−イル)プロピル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(3−ヒドロキシプロピル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(2−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルエチル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
5−ブチル−3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−5−[2−(1,3−ジオキサン−2−イル)エチル]−N−{2−[(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−イル)メチル]フェニル}イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[(2−オキソピロリジン−1−イル)メチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
N−(2−{[(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−3−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[2−(3−メチル−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)エチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[2−(3,3−ジメチル−2−オキソピロリジン−1−イル)エチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)シクロヘキシル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)−2−メチルフェニル]−5−[2−(1,3−ジオキサン−2−イル)エチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(2−メトキシエチル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−(2−テトラヒドロフラン−2−イルエチル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[2−(3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イルカルボニル)フェニル]−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−(2−{[(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イルメチル)アミノ]カルボニル}フェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−{(1R)−1−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]エチル}−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−5−[2−(2−オキソピペリジン−1−イル)エチル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
5−{2−[アセチル(メチル)アミノ]エチル}−3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]イソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−(4−{2−[(3−エトキシプロピル)アミノ]エチル}フェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;
3−(2,6−ジクロロフェニル)−N−(4−{2−[(3−イソプロポキシプロピル)アミノ]エチル}フェニル)−5−メチルイソオキサゾール−4−カルボキサミド;及び
3−(2,6−ジクロロフェニル)−5−メチル−N−(4−{2−[(2−フェノキシエチル)アミノ]エチル}フェニル)イソオキサゾール−4−カルボキサミド
が含まれるが、それらに限定されない;
式(C)を有する化合物
Figure 2010526878

(式中、R及びRは、互いに独立に、水素若しくはC1〜6アルキルであり、又はR及びRは、一緒になってC2〜5アルキレン基を形成し、
Jは、1個又は複数のC1〜6アルキル又はハロゲンで場合によって置換されている基
Figure 2010526878

であり;
mは2又は3であり;Rは、C1〜6アルキルであり;pは1、2又は3であり;
Gは、1個又は複数のC1〜6アルキル又はハロゲンで場合によって置換されている基
Figure 2010526878

であり;
及びRは、互いに独立に、水素又はC1〜6アルキルであり;
は、水素又はC1〜6アルキル、好ましくは水素である)。
特定の式(C)の化合物には:
(2E)−4−アミノ−4−メチルペント−2−エン酸{(R)−1−[N−[1−(3−(N−メチルカルバモイル)−1,2,4.−オキサジアゾール−5−イル)−2−フェニルエチル]−N−メチルカルバモイル]−2−(2−ナフチル)エチル}アミド:
(2E)−4−アミノ−4−メチルペント−2−エン酸{1−[N−[1−(3−(N,N−ジメチルカルバモイル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2−フェニルエチル]−N−メチルカルバモイル]−2−(2−ナフチル)エチル]アミド
(2E)−4−アミノ−4−メチルペント−2−エン酸アシドン−{(R)−1−[N−[1−(3−(N,N−ジ−メチルカルバモイル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2−フェニルエチル]−N−メチルカルバモイル]−2−(2−ナフチル)−エチル}−N−メチルアミド
(R,E)−5−(1−(2−(4−アミノ−N,4−ジメチルペント−2−エンアミド)−N−メチル−3−(ナフタレン−2−イル)プロパンアミド)−2−フェニルエチル)−N,N−ジメチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−カルボキサミド
が含まれるが、それらに限定されない;
式(D)を有する化合物
Figure 2010526878

(式中、R1及びR2は、互いに独立に「水素原子、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アルキルスルホ[パイ]イル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル」(これらは、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル及び/若しくはヘテロシクリルアルキル基において、「ハロゲン、−F、−Cl、−Br、−I、−N、−CN、−NR7R8、−OH、−NO、アルキル、アリール、アリールアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アリールアルキル」からなる群から独立に選択される3個までの置換基により場合によって置換されている)からなる群から選択され;好ましくは、「ハロゲン、−F、−Cl、−Br、−I、−N、−CN、−NR7R8、−OH、−NO、アルキル、アリール、アリールアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アリールアルキル」からなる群から独立に選択される3個までの置換基により場合によって置換されている「アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル」からなる群から選択され;
基R3及びR4の一方は水素原子であるが、他方の基は、「水素原子、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−O−アリール、−アルキル−O−アリールアルキル、−アルキル−O−ヘテロアリール、−アルキル−O−ヘテロアリールアルキル、−アルキル−O−ヘテロシクリル、−アルキル−O−ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−CO−アリール、−アルキル−CO−アリールアルキル、−アルキル−CO−ヘテロアリール、−アルキル−CO−ヘテロアリールアルキル、−アルキル−CO−ヘテロシクリル、−アルキル−CO−ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−C(O)O−アリール、−アルキル−C(O)O−アリールアルキル、−アルキル−C(O)O−ヘテロアリール、−アルキル−C(O)O−ヘテロアリールアルキル、−アルキル−C(O)O−ヘテロシクリル、−アルキル−C(O)O−ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−CO−NH、−アルキル−CO−OH、−アルキル−NH、−アルキル−NH−C(NH)−NH2、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル、アルキル−S−アルキル、アルキル−S−H」(これらは、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル及び/若しくはヘテロシクリルアルキル基において、「ハロゲン、−F、−Cl、−Br、−I、−N、−CN、−NR7R8、−OH、−NO、アルキル、アリール、アリールアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アリールアルキル」からなる群から独立に選択される3個までの置換基により場合によって置換されている)からなる群から選択され;好ましくは、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル及び/若しくはヘテロシクリルアルキル基において「ハロゲン、−F、−Cl、−Br、−I、−N、−CN、−NR7R8、−OH、−NO、アルキル、アリール、アリールアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アリールアルキル」からなる群から独立に選択される3個までの置換基により場合によって置換されている「アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−O−アリール、−アルキル−O−アリールアルキル、−アルキル−O−ヘテロアリール、−アルキル−O−ヘテロアリールアルキル、−アルキル−O−ヘテロシクリル、−アルキル−O−ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−CO−アリール、−アルキル−CO−アリールアルキル、−アルキル−CO−ヘテロアリール、−アルキル−CO−ヘテロアリールアルキル、−アルキル−CO−ヘテロシクリル、−アルキル−CO−ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−C(O)O−アリール、−アルキル−C(O)O−アリールアルキル、−アルキル−C(O)O−ヘテロアリール、−アルキル−C(O)O−ヘテロアリールアルキル、−アルキル−C(O)O−ヘテロシクリル、−アルキル−C(O)O−ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−CO−NH、−アルキル−CO−OH、−アルキル−NH、−アルキル−NH−C(NH)−NH」からなる群から選択され;
R5は、「水素原子、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−CO−アルキル、−CO−シクロアルキル、−CO−シクロアルキルアルキル、−CO−アリール、−CO−アリールアルキル、−CO−ヘテロアリール、−CO−ヘテロアリールアルキル、−CO−ヘテロシクリル、−CO−ヘテロシクリルアルキル、−CO−C(R9R10)−NH2、−CO−CH2−C(R9R10)−NH2、−CO−C(R9R10)−CH2−NH2、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル」(これらは、「ハロゲン、−F、−Cl、−Br、−I、−N、−CN、−NR7R8、−OH、−NO、アルキル、アリール、アリールアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アリールアルキル」からなる群から独立に選択される3個までの置換基により場合によって置換されている)からなる群から選択され;好ましくは、「ハロゲン、−F、−Cl、−Br、−I、−N、−CN、−NR7R8、−OH、−NO、アルキル、アリール、アリールアルキル、−O−アルキル、−O−アリール、−O−アリールアルキル」からなる群から独立に選択される3個までの置換基により場合によって置換されている「水素原子、−CO−アルキル、−CO−シクロアルキル、−CO−アリール、−CO−ヘテロアリール、−CO−アリールアルキル、−CO−ヘテロアリールアルキル、−CO−ヘテロシクリル、−CO−C(R9R10)−NH、−CO−CH2−C(R9R10)−NH、−CO−C(R9R10)−CH2−NH、からなる群から選択され;
R6は、「水素原子、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル」からなる群から選択され、又好ましくは水素原子であり;
R7及びR8は、互いに独立に、「水素原子、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル」からなる群から選択され、又好ましくは水素原子であり;
R9及びR10は、互いに独立に、「水素原子、アルキル、天然アルファ−アミノ酸側鎖、非天然アルファ−アミノ酸側鎖」からなる群から選択され、又好ましくは「水素原子、アルキル」からなる群から選択され;
mは、0、1又は2であり、又好ましくは0であり;は、キラルである場合、R又はS配置の炭素原子を意味する);
特定の式(D)の化合物には:
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−ベンジル−4−(ナフタレン−1−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(ナフタレン−1−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(3−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(3−メトキシベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(3−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(ナフタレン−1−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(4−ブロモベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−ヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル−4−ヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4,5−ビス(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(S)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(3−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(3,5−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−(3−フェニルプロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2−メトキシ)ベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(2−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−(ナフタレン−1−イルメチル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(3,4−ジクロロベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−フルオロベンジル)−4H−1,2,4トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−フルオロベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−3−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メチルベンジル)−5−(3−フェニルプロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メチルベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノベンズアミド、
(R)−N−(1−(5−ベンジル−4−(ピリジン−2−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(2S,4R)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボキサミド、
(S)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−3−カルボキサミド、
(R)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−3−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
(S)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
(S)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−1)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノアセトアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−4−イル)アセトアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)シクロヘキサンカルボキサミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−3−アミノプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−3−アミノプロパンアミド、
(S)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−3−イル)アセトアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−3−(ピリジン−3−イル)プロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド、
(R)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
(R)−N−1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
(R)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)イソニコチンアミド、
(R)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピラジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペラジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノアセトアミド、
(S)−N−((R)−1−(5−(2−(1W−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピラジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペラジン−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
(R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エタンアミン、
(R)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノアセトアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピラジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)イソニコチンアミド、
(R)−N−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペラジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペラジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
(R)−N−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペラジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピラジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−cis−アミノシクロヘキサンカルボキサミド、
(S)−N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−3−カルボキサミド)
(R)−N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−2−カルボキサミクル、
(S)−N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−ブロモベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フェニルエチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−(チオフェン−2−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
(R)−N−(1−(4−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−((1H−インドール−3−イル)メチル)−4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−((1H−インドール−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−((1AV−インドール−3−イル)メチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−((1H−インドール−3−イル)メチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−((1H−インドール−3−イル)メチル)−4−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−ベンジル−4−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−ベンジル−4−(2,2−ジフェニルエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,2−ジフェニルエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(3,5−ジメトキシベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4,5−ジベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(5−ベンジル−4−ヘキシル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(S)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(3,5−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−ブロモベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(2−メトキシベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(S)−N−(1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4,5−ジフェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−(R)−N−(1−(4−(3,4−ジクロロベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エタンアミン、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−フェニルエチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−フルオロベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(3,4−ジクロロベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メチルベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(S)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−(3−フェニルプロピル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(S)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−ベンジル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
N−((R)−1−(4−(4−ニトロベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(S)−N−(1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(1−(4−(4−メトキシフェネチル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−(チオフェン−2−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−(ピリジン−2−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(R)−N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−(ピリジン−2−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピペリジン−3−カルボキサミド、
(S)−N−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノアセトアミド、
N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−4−イル)アセトアミド、
(2R)−N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノピリジン−3−カルボキサミド、
(2S)−N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノプロパンアミド、
N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)イソニコチンアミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
(2S)−N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)−2−アミノアセトアミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−フェネチル−4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−エチルフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−エチルフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド、
N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−エチルフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノアセトアミド、
(2S)−N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−エチルフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノアセトアミド、
N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−trans−アミノシクロヘキサンカルボキサミド、
N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−3−イル)アセトアミド、
(3S)−N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−3−カルボキサミド、
N−((R)−1−(4−(4−エチルベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノベンズアミド、
N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−y1)エチル)−4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)−2−(ピリジン−2−イル)アセトアミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−フェネチル−H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピラジン−2−カルボキサミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)−2−アミノアセトアミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−(2,4−ジメトキシフェニル)−5−フェネチル−4H−,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
N−((R)−1−(5−ベンジル−4−((ピリジン−2−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−1−(5−ベンジル−4−((ピリジン−2−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−アセトアミド、
N−((R)−1−(5−ベンジル−4−((ピリジン−2−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
N−((R)−1−(5−ベンジル−4−((ピリジン−4−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
N−((R)−1−(5−(4−メトキシベンジル)−4−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
N−((R)−1−(5−ベンジル−4−((ピリジン−4−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−1−(5−ベンジル−4−((ピリジン−4−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)2−アミノ−アセトアミド、
(R)−ベンジル−3−(2−アミノイソブチルアミド)−3−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−プロパノアート、
N−((R)−1−(5−ベンジル−4−((ピリジン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
N−((R)−1−(4−ベンジル−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
N−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−メチル−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−フェニル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ベンズアミド、
(R)−1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)−N−フェニルメタンスルホニルアミン、
(R)−1−(4−(2,4−ジメトキシベン2イル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)−N−トシルエタンアミン、
N−((R)−1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
N−1−((R)−1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)エタン−1,2−ジアミン、
N−((R)−1−(4−((フラン−2−イル)メチル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
N−((R)−1−(4−((フラン−2−イル)メチル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピコリンアミド、
N−((R)−1−(4−((フラン−2−イル)メチル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)ピペリジン−4−カルボキサミド、
N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−テトラヒドロ−2W−ピラン−4−カルボキサミド
N−((R)−1−(5−((1H−インドール−3−イル)メチル)−4−(3−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、
(2S)−N−((R)−1−(4−(4−メトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2−アミノ−3−フェニルプロパンアミド、
(R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(2,4−ジメトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)−N−トシルエタンアミン、
N−((R)−1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−アジドベンズアミド、
N−ベンジル−(R)−1−(4−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−フェネチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エタンアミン、
(2S)−N−((R)−1−(5−(2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−4−(4−メトキシベンジル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−2−カルボキサミド;
が含まれるが、それらに限定されない;
式(E)を有するペプチド
Gly−Ser−Ser(オクタノイル)−Phe−A (E)
(式中、Aは−OH、−NH、−Leu−Ser−Pro−Glu−B、又は−Ala−Lys−Leu−Gln−Pro−Arg−Bであり、
この場合Bは−OH又は−NHである);
ペプチドは
rPKPfQwFwLL−NH
PKPfQwFwLL−NH
KPfQwFwLL−NH
PfQwFWLL−NH
fQwFwLL−NH
rPKPAQwFwLL−NH
rPKPfAwFwLL−NH
rPKPfQwAwLL−NH
rPKPfQwFwLA−NH
rPKPfQWFwLL−NH
rPKPFQwFwLL−NH
rPKPyQwFwLL−NH
rPKPwQwFwLL−NH
rPKPQwFwLL−NH2;
(rはD−アルギニンであり、Pはプロリンであり、Kはリシンであり、Fはフェニルアラニンであり、fはD−フェニルアラニンであり、Qはグルタミンであり、wはD−トリプトファンであり、Lはロイシンであり、Aはアラニンであり、yはD−チロシンである)からなる群から選択される;
式(F)を有する化合物
Figure 2010526878

(式中、Xは、
(1)結合、
(2)−(CH−、
(3)−(CHヘテロシクロアルキル−、
(4)−(CHヘテロシクロアルキル−(CH−NR−、
(5)−NR−(CHシクロアルキル−(CH−NR−、
(7)−NR−(CH−、
(8)−(CH−NR−(CH−NR−、
(9)−NR−Cアルケニル−、
(10)−NR−Cアルキニル−、
(11)−NR−フェニル−、
(12)−NR−フェニル−NR−、
(13)−NR−(CH−Cヘテロシクロアルキル−、
(14)−NR−(CH)n−ヘテロアリール−、及び
(15)−NR−ヘテロアリール−NR
(アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニル、ヘテロアリール及び(CH)は非置換であり、又はオキソ、ハロゲン及びC1〜4アルキルから選択された1〜4個の置換基で置換されている)からなる群から選択され;
は、
(1)水素、
(2)−CF
(3)ハロゲン、
(4)−Cアルキル、
(5)−Cアルケニル、
(6)−Cアルキニル、
(7)−(CHOH、
(8)−(CHフェニル、
(9)−(CHヘテロアリール、
(10)−(CHシクロアルキル、
(11)−(CH2)ヘテロシクロアルキル、
(12)−(CHN(R)CHフェニル、
(13)−(CHN(R)C(O)フェニル、
(14)−(CH2)N(R)C(O)ヘテロアリール、
(15)−CN、
(16)−C(O)R
(17)−C(O)Cアルケニル、
(18)−C(O)Cアルキニル、
(19)−C(O)Cシクロアルキル、
(20)−C(O)Cヘテロシクロアルキル、
(21)−CO
(22)−C(O)N(R、及び
(23)−(CH
(アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル及びシクロアルキルは非置換であり、又はCF、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル、ハロゲン及びフェニルから独立に選択された1〜3個の基で置換されており、この場合フェニル置換基は非置換若しくはCF、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキル及びハロゲンで置換されている)からなる群から選択され;
は、
(1)水素、
(2)−Cアルキル、
(3)−Cアルケニル、
(4)−Cアルキニル、
(5)−(CHシクロアルキル、
(6)−(CHヘテロシクロアルキル、
(7)−(CHフェニル、
(8)−(CHナフチル、
(9)−(CHヘテロアリール、
(10)−OR
(11)−C(O)R
(12)=CH−N(R
(13)−(CHN(R
(14)−(CH2)N(R)COアルキル、
(15)−(CHCOH、
(16)−C(O)Cアルキル、
(17)−C(O)Cシクロアルキ、
(18)−C(O)Cヘテロシクロアルキル、
(19)−C(O)(CHアリール、
(20)−C(O)(CHヘテロアリール、
(21)−C(O)CF
(22)−C(O)(CHN(R2、
(23)−C(O)N(R)Cアルキル、
(24)−C(O)N(R)(CHシクロアルキル、
(25)−C(O)N(R)(CHヘテロシクロアルキル、
(26)−C(O)N(R)(CHフェニル、
(27)−C(O)N(R)(CHナフチル、
(28)−C(O)N(R)(CHヘテロアリール、
(29)−C(S)N(R)(CHフェニル、
(30)−COアルキル、
(31)−CO(CHシクロアルキル、
(32)−CO(CHヘテロシクロアルキル
(33)−CO(CHフェニル、
(34)−CO(CHナフチル、
(35)−CO(CHヘテロアリール、
(36)−SOアルキル、
(37)−SOシクロアルキル、
(38)−SOヘテロシクロアルキル、
(39)−SOフェニル、
(40)−SOナフチル、
(41)−SOヘテロアリール、
(42)−S(O)N(R)フェニル、
(43)−S−Cアルキル、
(44)−S−Cシクロアルキル、
(45)−S−Cヘテロシクロアルキル、
(46)−S−フェニル、
(47)−S−ナフチル、及び
(48)−S−ヘテロアリール、
(アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール及び(CH)は非置換であり、又はRから独立に選択された1〜4個の置換基で置換されており、又同一(CH)炭素上の2つのC1〜4アルキル置換基は環化して3員〜6員環を形成し、但しXが結合又は−(CHである場合、Rは水素、−C1〜8アルキル、−C2〜8アルケニル、−C2〜8アルキニル、−(CH3〜7シクロアルキル、−C2〜9ヘテロシクロアルキル、−フェニル、−ベンジル、−ナフチル、−ヘテロアリール、−OR、−C(O)R又は−S−C1〜8アルキルではなく、さらにXが結合である場合、Rは−NH、−CO1〜8アルキル、−CO3〜7シクロアルキル、−CO(CH0〜1フェニルではなく、又Xが−(CHNR−である場合、Rは−C(O)Rではない)からなる群から選択され;
は、
(1)−Cアルキル、
(2)−(CH−フェニル
(3)−(CH−ナフチル、
(4)−(CHシクロアルキル、
(5)−C(O)Cアルキル、
(6)−CO
(7)−C(O)N(R)OCアルキル、
(8)−C(O)Cアルケニルフェニル、
(9)−C(O)Cアルキニルフェニル、
(10)−C(O)フェニル、
(11)−C(O)ナフチル、
(12)−C(O)ヘテロアリール、及び
(13)−C(O)Cシクロアルキル、
(アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ナフチル、ヘテロアリール及びシクロアルキルは非置換であり、又はRから独立に選択された1〜3個の基で置換されており、又それぞれの(CHは非置換、又はC1〜4アルキル、−OH、ハロゲン及びC1〜4アルケニルから選択された1〜2個の基で置換されている)からなる群から選択され;
R4は、
(1)−(CH)n−フェニル、
(2)−(CH)n−ナフチル、
(3)−(CH)n−ヘテロアリール、
(4)−(CH)nCヘテロシクロアルキル、
(5)−(CH)nCシクロアルキル、及び
(6)−S(O)フェニル、
(フェニル、ナフチル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル及び(CH)は非置換であり、又はRから独立に選択された1〜3個の基で置換されている)からなる群から選択され;
それぞれのRは、
(1)−Cアルキル、
(2)−(CHフェニル、及び
(3)−(CHヘテロアリール、
(−C1〜8アルキル中のそれぞれの炭素は非置換であり、又はC1〜4アルキルから独立に選択された1〜3個の基で置換されている)からなる群から独立に選択され;
それぞれのRは、
(1)水素、
(2)−Cアルキル、
(3)−Cアルケニル、
(4)−Cアルキニル、
(5)(CHフェニル、
(6)−Cアルケニルフェニル、及び
(7)−(CHCO
(アルキル、アルケニル、アルキニル及び(CHは非置換であり、又は其々の炭素は、−OC1〜4アルキル及び−C1〜4アルキルから独立に選択された1若しくは2個の置換基で置換されており;フェニルは非置換であり、又は−OC1〜4アルキル及び−C1〜4アルキルから選択された1〜3個の基で置換されている)からなる群から独立に選択され;
それぞれのR7は、
(1)ハロゲン、
(2)オキソ、
(3)=NH、
(4)−CN、
(5)−CF
(6)−OCF
(7)−Cアルキル、
(8)−Cアルケニル、
(9)−Cアルキニル、
(10)−(CHシクロアルキル、
(11)−(CHヘテロシクロアルキル、
(12)−(CHOR
(14)−(CH)nCO(CHフェニル;
(15)−(CHフェニル;
(16)−(CH−O−フェニル;
(17)−(CHナフチル、
(18)−(CH)n−ヘテロアリール、
(19)−N(R
(20)−NRC(O)R
(21)−NRC(O)
(22)−C(O)フェニル、
(23)−C(O)ヘテロアリール、
(24)−SR
(25)−SOアルキル、及び
(アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、ナフチル、シクロアルキル及び(CHは非置換であり、又はオキソ、ハロゲン、C1〜4アルキル及びORから独立に選択された1〜3個の基で置換されている)からなる群から独立に選択され;
それぞれのR8は、
(1)−Cアルキル、
(2)Cアルケニル、
(3)−Cアルキニル、
(4)−Cアルコキシ、
(5)−Cシクロアルキル、
(6)−(CH−フェニル(非置換又はハロゲンで置換されている)、
(7)−O−(CH−フェニル、
(8)−CN
(9)−OH、
(10)ハロゲン、
(11)−CF
(12)−NH
(13)−N(Cアルキル)
(14)−NO、及び
(15)−SCアルキル;
からなる群から独立に選択され;
それぞれのRは、
(1)ハロゲン、
(2)−Cアルキル、
(3)−Cアルケニル、
(4)−Cアルキニル、
(5)−フェニル、
(6)−CHフェニル、
(8)−CN、
(9)−OCF
(10)−CF3、
(11)−NO
(12)−NRCOR
(13)−CO、及び
(14)−COH;
からなる群から独立に選択され;
nは、0、1、2、3、4、5、6、7又は8であり;
mは1、2、3、4、5、6、7又は8である);
式(G)を有する化合物
Figure 2010526878

(式中、R1は、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクリル、シクリルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニルであり、それらのそれぞれが1〜4個のRで場合によって置換されており;
Zは、結合、O、C(O)、C(O)O、OC(O)、C(O)NR、NRC(O)、S、SO、SO2、CR=CR又はC≡Cであり;
nは1〜6、好ましくは1〜3であり;
は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニルであり;
は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル又はC〜Cアルキニルであり;
Aは
Figure 2010526878

であり;
x及びyは、それぞれ独立に、0〜6であり;
Mは、アリール、ヘテロアリール、シクリル又はヘテロシクリルであり、それらのそれぞれが1〜4個のRで場合によって置換されており;
及びRは、それぞれ独立に、水素、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、シクリル若しくはヘテロシクリルであり、或いはR及びRは、一緒になって複素環を形成することができ、又はR及びRは、一緒になってアジド部分を形成することができ、それらの場合それぞれのR及びRは、1〜5個のハロ、1〜3個のヒドロキシ、1〜3個のアルキル、1〜3個のアルコキシ又は1〜3個のオキソで場合によって置換されており;
は、ハロ、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルオキシ、ハロアルキルチオ、アセチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、オキソ、C(O)OR、OC(O)R、N(R、C(O)N(R、NRC(O)R、SRであり;
7a及びR7bは、それぞれ独立に、水素、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、シクロアルキル若しくはヘテロシクリルであり、そのそれぞれを1〜5個のハロ、1〜3個のヒドロキシ、1〜3個のアルキル又は1〜3個のアルコキシで場合によって置換することができ;或いはR7a及びR7bの一方若しくは両方は、R及びRの一方若しくは両方に独立に結合されて、R及びRが結合している、又R7a及びR7bが結合している窒素との間に1つ若しくは複数の架橋を形成することができ、その場合それぞれの架橋は炭素1〜5個を含み;又はR7a及びR7bの一方若しくは両方は、R及びRの一方若しくは両方に独立に結合されて、R及びRが結合している窒素を含む、1つ若しくは複数の複素環を形成することができ;
Xは、CHCHCHであり、その場合1個又は複数のCHは、個別にO、C(O)、NR、S、S(O)、S(O)又は結合で置き換えることができ;
Yは
Figure 2010526878

(式中、
BはCHC(O)OR、CHC(O)R、CHC(O)N(R、NSO、CHN(R、C(O)、CHN(R)SO、CHCHOR、CHR、NR、NC(O)R、NC(O)OR、NC(O)NRであり、又はDと一緒になってCR8=CR8であり;
Dは、(CH、CHC1〜8アルキル、O、C(O)であり、又はBと一緒になってCR=CRであり;この場合pは1、2又は3であり;
Eは、独立に、アリール又はヘテロアリールであり、場合によって1〜4個のR10で置換されており;
mは、0、1又は2であり;
それぞれのRは、独立に、水素、C〜Cアルキル、アリール(C〜C)アルキル、シクロアルキル(C〜C)アルキル、ヘテロシクリル(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキルであり;それらのそれぞれを1個又は複数のRで独立に置換することができ;
それぞれのRは、独立に、水素、C〜Cアルキル、アリール(C〜C)アルキル、シクロアルキル(C〜C)アルキル、ヘテロシクリル(C〜C)アルキル、アリール(C〜C)アルキル又はヘテロアリール(C〜C)アルキル、ハロ、OR、NRSO、N(R、CN、C(O)OR、OC(O)R、COR、NO、SON(R、SO、S(O)R、SR、CF、CHCF又はOCFであり;
それぞれのR10は、独立に、ハロ、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルオキシ、ハロアルキルチオ、アセチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C(O)OR、OC(O)R、N(R、C(O)N(R、OC(O)N(R、NRC(O)OR、NRC(O)N(R、NRC(O)R又はSRであり;
それぞれのR10’は、独立に、ハロ、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルオキシ、ハロアルキルチオ、アセチル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、オキソ、C(O)OR、OC(O)R、N(R、C(O)N(R、NRC(O)R又はSRであり;
F及びGは、それぞれ独立に、アリール又はヘテロアリールであり、それらのそれぞれが場合によって1〜4個のR10で置換されており、その場合F及びHはGの原子に隣接する位置にあり;
Hは、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクリル、アルキル、アルケニル、アルキニル、N(R、OR、SR、C(O)N(R、NRC(O)R、CN、N(R)C(O)OR、ROC(O)N(R)アルキル、N(R)C(O)N(R、N(RC(O)N(R)アルキル、OC(O)N(R、N(R)C(O)Oアルキル又はC(O)ORであり;それらのそれぞれが場合によって1〜4個のR10、OR、NRSO、N(R、CN、C(O)OR、OC(O)R、COR、NO、SON(R、SO、S(O)R、SR、CF、CHCF又はOCFで置換されており;
J、K及びLは、それぞれ独立に、アリール又はヘテロアリールであり、それらのそれぞれが場合によって1〜4個のR10で置換されており、その場合X及びLはKの原子に隣接する位置にあり;
Q、R及びSは、それぞれ独立に、アリール、ヘテロアリール、シクリル又はヘテロシクリルであり、それらのそれぞれが場合によってR10’で置換されており、その場合X及びSはRの原子に隣接しない位置にあり;
Wは、CHCHCHであり、その場合1個又は複数のCHは、個別にO、C(O)、NR、S、S(O)、S(O)又は結合で置き換えることができ;
T、U及びVは、それぞれ独立に、アリール、ヘテロアリール、シクリル又はヘテロシクリルであり;それらのそれぞれが場合によってR10’で置換されており、又
Zは、CH、NR、O、C(O)、S(O)又はS(O)である)である);
式(H)を有する化合物
Figure 2010526878

(式中、
A、B及びDは、直接結合、−C(RXR)−、−C(R)=、−C(O)−、−N(R)−、−N=、−O−及び−S(O)−(mは0〜2の整数である)からなる群から独立に選択され、但しA、B及びDの少なくとも1つは、結合以外であり;さらにA及びBの一方が−C(RXR)−であり他方が−N(R)−である場合、Rは場合によってR、R又はRと結合して、Rが結合している窒素原子と、N、O及びSからなる群から選択される0〜2個のさらなるヘテロ原子とを含む5員若しくは6員縮合環を形成することができ;
Eは、N又はCHであり;
、R、R及びRは、水素、ハロゲン、アミン、ヒドロキシル、シアノ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル及び(C〜C)アルコキシからなる群から独立に選択され;
Gは、−C(O)−、−C(S)−、−C(NOR)−、−C(N−NHR)−及び−C(R)(R)−からなる群から選択され;
それぞれのRは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルコキシ及び−NR10からなる群から独立に選択され;
pは0〜3の整数であり;
Xは、−C(R11XR12)−、−C(O)−、−C(S)−、−O−、−S(O)−、−N(R13)−、及び−N(OR14)−(nは0〜2の整数である)からなる群から選択され;
、R、及びR14は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル及び(C〜C)アルキニルからなる群から独立に選択され;
、R、R、R10、R11、R12及びR13は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル及び(C〜C)アルコキシからなる群から独立に選択され;
Wは、アリール、ヘテロアリール、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)シクロアルケニル及び(C〜C)ヘテロシクロアルケニルからなる群から選択される環であり;
Yは、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、アリール、ヘテロアリール、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)シクロアルケニル及び(C〜C)ヘテロシクロアルケニルからなる群から選択され;
及びZは、結合、及び(C〜C)アルキレンからなる群から独立に選択され;
場合によってZは、R又はRと結合して、Zが結合している窒素原子と、N、O及びSからなる群から選択される0〜2個のさらなるヘテロ原子とを含む3員、4員、5員、6員、7員若しくは8員環を形成することができ;
は、(C〜C)アルケニレン、(C〜C)アルキニレン、−C(O)O−、−N(R’)(R”)−、−C(O)N(R’)−、−O−、−S(O)−、−N(R’)C(O)N(R”)−、−N(R’)C(O)O−、−OC(O)O−、アリーレン、ヘテロアリーレン、アリール−(C〜C)アルキレン、(C〜C)シクロアルキレン、(C〜C)ヘテロシクロアルキレン、(C〜C)シクロアルケニレン、(C〜C)ヘテロシクロアルケニレン及び(C〜C)ヘテロシクロアルキレン−C(O)−(kは、0、1又は2である)からなる群から選択され;
R’及びR”は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル及び(C〜C)アルキニルからなる群から独立に選択され;
及びRは、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)シクロアルケニル、(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ハロ−(C〜C)アルキル、アリール−(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルケニル−(C〜C)アルキル、ヘテロアリール−(C〜C)アルキル、−CR15CO16、−CR15N(R16)SO17、−CO15、−C(O)NR1516、−C(O)N(R15)OR16、−C(=NOR15)NR1617、−C(R15)=NOR16、−C(O)R17C(O)NR1516、−NR1516、−NR15SO16、−NR15(OR16)、−NR17C(O)NR15C(O)R16、−NR15C(O)NR1617、−OR15及び−SONR1516からなる群から独立に選択され;場合によって、R及びRは結合して、それらが結合している窒素原子、N、O及びSからなる群から選択される0〜3個のさらなるヘテロ原子を含む3員、4員、5員、6員、7員若しくは8員環を形成することができ;
15、R16及びR17は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、ハロ−(C〜C)アルキル、ヘテロ(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)シクロアルケニル、(C〜C)ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール及びアリール−(C〜C)アルキルからなる群から独立に選択される);
特定の式(H)の化合物には:
N−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−2−(2,5−ジオキソ−7−フェノキシ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル)−メチル−ブチルアミド、
N−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−2−(2,5−ジオキソ−7−フェノキシ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル)−3,3−ジメチル−ブチルアミド、
2−[7−(2,6−ジメチル−フェノキシ)−2,5−ジオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル]−3−メチル−N−[1−(1−フェニル−エチル)−ピペリジン−4−イル]−ブチルアミド、
2−[7−(2,6−ジメチル−フェノキシ)−2,5−ジオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル]−N−(1−インダン−1−イル−ピペリジン−4−イル)−3−メチル−ブチルアミド、
4−{1−[2−(1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−イル)−エチル]−2−メチル−プロピル}−7−(2,6−ジフルオロ−フェノキシ)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
7−(2−エチル−フェノキシ)−4−{1−[4−(4−フルオロ−ベンジルアミノ)−ピペリジン−1−カルボニル]−2−メチル−プロピル}−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
4−[1−(4−シクロプロピルアミノ−ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチル−プロピル]−7−(2−エチル−フェノキシ)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−4−[1−(3−ジメチルアミノメチル−フェニル)−2−メチル−プロピル]−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−4−{1−[3−(イソプロピルアミノ−メチル)−フェニル]−2−メチル−プロピル}−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
2−(2,5−ジオキソ−7−フェノキシ−1,2,3,5−テトラヒドロベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル)−3−メチル−酪酸1−ベンジル−ピペリジン−4−イルエステル、
1−ベンジル−ピペリジン−4−カルボン酸2−[7−(4−フルオロ−フェノキシ)−2,5−ジオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル]−3−メチル−ブチルエステル、
(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸2−[7−(4−フルオロ−フェノキシ)−2,5−ジオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル]−3−メチル−ブチルエステル、
[1−(4−フルオロ−ベンジル)−ピペリジン−4−イル]−カルバミン酸2−[7−(4−フルオロ−フェノキシ)−2,5−ジオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル]−3−メチル−ブチルエステル、
N−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−2−(2,5−ジオキソ−7−フェノキシ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル)−3−メチル−ブチルアミド、
7−(2−tert−ブチル−フェノキシ)−4−[1−(4−シクロプロピルアミノ−ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチル−プロピル]−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
N−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−2−(2,5−ジオキソ−7−フェノキシ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル)−2−チオフェン−2−イル−アセトアミド、
N−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−2−シクロヘキシル−2−(2,5−ジオキソ−7−フェノキシ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル)−アセトアミド、
2−[7−(4−フルオロ−フェノキシ)−2,5−ジオキソ−1,2,3,5−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−4−イル]−3−メチル−N−(1−フェニル−ピペリジン−4−イル)−ブチルアミド、
7−(2,6−ジメチル−フェノキシ)−4−{1−[4−(4−フルオロ−ベンジルアミノ)−ピペリジン−1−カルボニル]−2−メチル−プロピル}−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
7−(2,6−ジメチル−フェノキシ)−4−(1−{4−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチルアミノ]−ピペリジン−1−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
7−(2−tert−ブチル−フェノキシ)−4−(1−{4−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチルアミノ]−ピペリジン−1−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン、
2−{1−[2−(1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−イル)−エチル]−2−メチル−プロピル}−7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン、
2−[1−(4−シクロプロピルアミノ−ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチル−プロピル]−7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン、
7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−2−{1−[4−(4−フルオロ−ベンジルアミノ)−ピペリジン−1−カルボニル]−2−メチル−プロピル}−3,4−ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン、
7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−2−(1−{4−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチルアミノ]−ピペリジン−1−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−3,4−ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン、
2−[1−(1−シクロプロピルメチル−ピペリジン−4−イルオキシメチル)−2−メチル−プロピル]−7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン、
2−(シクロプロピル−{3−[2−(シクロプロピルメチル−アミノ)−エチル]−フェニル}−メチル)−7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン、
2−{1−[4−(シクロプロピルメチル−アミノ)−ピペリジン−1−カルボニル]−2−メチル−プロピル}−7−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−3,4−ジヒドロ−2H−イソキノリン−1−オン、
N−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−3−メチル−2−(4−オキソ−6−o−トリルオキシ−4H−キナゾリン−3−イル)−ブチルアミド、
N−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−2−[8−(4−フルオロ−2−メチル−フェノキシ)−1−メチル−6−オキソ−4H,6H−3,5,10b−トリアザ−ベンゾ[e]アズレン−5−イル]−3−メチル−ブチルアミド、
4−{1−[4−(インダン−2−イルアミノ)−ピペリジン−1−カルボニル]−2−メチル−プロピル}−7−o−トリルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−5−オン、
8−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−2−{1−[4−(4−フルオロ−ベンジルアミノ)−ピペリジン−1−カルボニル]−2−メチル−プロピル}−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[c]アゼピン−1−オン、
2−[1−(4−シクロプロピルアミノ−シクロヘキシルメチル)−2−メチル−プロピル]−8−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[c]アゼピン−1−オン、
2−(1−{4−[(シクロプロピルメチル−アミノ)−メチル]−チアゾール−2−イル}−2−メチル−プロピル)−8−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[c]アゼピン−1−オン、
2−{1−[4−(シクロプロピルメチル−アミノ)−ピペリジン−1−カルボニル]−2−メチル−プロピル}−8−(2,4−ジフルオロ−フェノキシ)−1,2,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[c]アゼピン−3−オン、
4−(1−{4−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エチルアミノ]−ピペリジン−1−カルボニル}−2−メチル−プロピル)−1−メチル−7−o−トリルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−5−オン、
2−(シクロプロピル(6−((シクロプロピルメチルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メチル)−7−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン、
2−(シクロプロピル(6−((シクロプロピルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メチル)−7−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン、
2−(シクロプロピル(6−((1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メチル)−7−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン、
2−(シクロプロピル(6−((1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メチル)−7−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン、
2−(シクロプロピル(6−((2−フルオロエチルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メチル)−7−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン、及び
2−(シクロプロピル(6−((2,2−ジフルオロエチルアミノ)メチル)ピリジン−2−イル)メチル)−7−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン;
が含まれるが、それらに限定されない。
抗体に基づくGHS−RAも、本特許請求された方法に一致するものである。抗GHS−R抗体は、従来の抗血清生産及びモノクローナル抗体技術を含む様々なよく知られている方法によって生成され得る。
本発明の医薬組成物の投与量及び所望される薬剤濃度は、考えられる特定の用途に応じて変動できる。適正な投与量及び投与経路の決定は、十分に当業者のスキルの範囲内にある。動物実験により、ヒト治療向けの有効な用量を決定するための信頼できる指針が提供される。
本発明の他の実施形態において、現特許請求された方法において有用な物質を収めた製品が提供される。この製品は、容器及びラベルを備える。適切な容器には、例えば、瓶、バイアル、注射器及び試験管が含まれる。容器は、ガラス又はプラスチックなどの様々な材料から構成できる。容器は、グレリン作用を具体的に阻害するのに有効である組成物を保有し、且つ無菌アクセス口を有することができる(例えば、容器は、皮下注射針により穴あけできる栓を有する静脈注射液袋若しくはバイアルとすることができる)。
本組成物中の活性成分は、GHS−RL、GHS−RA、GHS−RPA及び/又はGHS−RIAである。容器上の、若しくは容器に付随したラベルは、本組成物が肥満症及び/又は関連障害を治療するのに使用されることを示す。この製品は、リン酸塩緩衝生理食塩液、リンゲル液及びブドウ糖溶液などの医薬として許容できる緩衝液を備えた第2の容器をさらに備えることができる。この製品には、他の緩衝液、希釈剤、フィルター、針、注射器、及び使用指示書を有する添付文書を含む、商業的最終使用者の観点から望ましい他の材料がさらに含まれてよい。
下記の実施例は、例示の目的のためだけに提供され、決して本発明の範囲を制約することを意図するものではない。
ヒトグレリン受容体は、多重のシグナル伝達経路を通る驚くべき高度な構成性シグナル伝達活性、及びこの活性をペプチド並びに非ペプチドのインバースアゴニストによって阻害することができる点によって特徴付けられる(Holstら、Mol.Endocrinology.2003 17:2201〜2210;WO2004/056869)。グレリン受容体の高度な構成性活性は、グレリン受容体向けのインバースアゴニスト及び部分アゴニスト化合物を開発する点で新規な薬物治療機会を開いている。
(例1)
放射標識付きリガンドの競合結合性アッセイ
グレリン結合性アッセイは、メンブラン調製物によって行われる。ヒトグレリン受容体(GHS−R1A)を発現するCHO−K細胞(PerkinElmer社)を、ショ糖緩衝液(0.25Mショ糖、10mM Hepes pH7.4、1mM PMSF、5μg/mlペプスタイン−A、3mM EDTA及び0.025%バシトラシン)中に懸濁させ、例えば15秒パルスにおける動作周期70%の振動セル(Sonics and Materals Inc.社)を使用し、氷上2.5分間の音波処理により破壊する。このホモジネートを60,000xgで60分間遠心し、ペレットをトリス緩衝液(20mMトリス pH7.4、5μg/mlペプスタイン−A、0.1mM PMSF及び3mM EDTA)中に懸濁させる。
結合反応液は、100μlの結合緩衝液(25mM Hepes pH7.4、1mM CaCl、5mM MgSO及び0.5%プロテアーゼ不含BSA)中において化合物添加又は無添加により、BCAタンパク質アッセイにより測定し〜1μgのメンブラン(Pierce社)、0.1nM[125I]−グレリン(PerkinElmer社)を含有すべきである。室温で2時間インキュベーションを行い、0.5%ポリエチレンイミン中に2時間予め浸漬したGF/Cフィルタープレート(Millipore社)上のFiltermateハーベスター(PerkinElmer社)を使用して濾過により終わらせる。結合した[125I]−グレリンを、例えばTop Count NXT(PerkinElmer社)を使用しシンチレーション計数により測定する。化合物の効果は、[125I]−グレリン結合の阻害%として表示される。検討した化合物についてのIC50競合的結合値は、例えばPrism3.0ソフトウエア(GraphPad Software社、San Diego)を使用し、結合曲線の非線形回帰により決定される。
知られているGHS−RAアンタゴニスト、例えば、Bachem社から購入することができる[D−Lys]−GHRP−6(H−His−D−Trp−D−Lys−Trp−D−Phe−Lys)を、正対照標準として使用することができる。
(例2)
イノシトールリン酸代謝回転性
グレリン受容体は、ホスホリパーゼC経路を通って構成性シグナル伝達を行い、それはイノシトールリン酸代謝回転の自発性、リガンド独立性刺激として測定される。グレリン受容体のリガンド独立性自発性活性を検討するため、グレリン受容体が過渡的に形質移入された細胞において、イノシトールリン酸代謝回転により測定されるホスホリパーゼC活性の変化を測定する。この方法はさらに、グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)及びグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)として作用することができる化合物を特徴付けるのに使用される。
材料及び方法
化合物
グレリン、及び[D−Arg,D−Phe,D−Trp7,9,Leu11]−物質Pは、Bachem社(Bubendorf、スイス)から購入することができる。
分子生物学
ヒトグレリン受容体(GHS−R1A)cDNA(Genbankアクセス番号U60179)は、ヒト脳cDNAライブラリーからPCRによりクローン化することができる。cDNAはクローン化されて真核性発現ベクター、例えばpcDNA3(Invitrogen社、Carlsbad、CA)となる。
形質移入及び組織培養
COS−7細胞を、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン及び0.01mg/mlゲンタマイシンを追加したダルベッコー修飾イーグル培地1885内で成長させる。細胞は、クロロキン添加によりリン酸カルシウム沈殿法を用い形質移入される。
HEK−293細胞を、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン及び0.01mg/mlゲンタマイシンを追加され、高グルコースのD−MEM、すなわちダルベッコー修飾イーグル培地31966内で成長させる。細胞は、リポフェクタミン2000(Life Technologies社)により形質移入される。
リン脂質イノシトール代謝回転性
形質移入の1日後、COS−7細胞は、ウエル当たり、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン及び0.01mg/mlゲンタマイシンを追加された1mlの培地内において、5μCiの[H]−ミオ−イノシトール(Amersham社、PT6−271)と共に24時間インキュベートされる。細胞は緩衝液、すなわち20mM Hepes pH7.4(140mM Nacl、5mM KCl、1mM MgSO、1mM CaCl、10mMグルコース、0.05(重量/体積)%ウシ血清を追加した)で2回洗浄し、10mM LiClを追加した緩衝液0.5ml中において37℃で30分間インキュベートする。37℃において種々の濃度のグレリン受容体リガンドで45分間刺激した後、細胞を10%氷冷過塩素酸で抽出し、続いて氷上で30分間インキュベートする。得られた上澄み液をHEPES緩衝液内でKOHにより中和し、生成された[H]−イノシトールリン酸を、例えばBio−Rad AG1−X8アニオン交換樹脂上で精製する。
イノシトールリン酸蓄積量の測定値は、ヒトグレリン受容体を過渡的に形質移入したCOS−7細胞におけるGq、ホスホリパーゼC経路を通ったシグナル伝達の目安として用いられる。これを、グレリン受容体活性の目安として用いている。
アンタゴニズムについてのIC50の測定は、1μMのグレリンが存在する状態で行われる。部分アゴニズムについてのIC50、及びインバースアゴニズムについてのIC50の測定は、グレリンが不在の状態で行われる。
計算
アンタゴニズムについてのIC50値、部分アゴニズムについてのIC50値、及びインバースアゴニズムについてのIC50値は、例えばPrism3.0ソフトウエア(GraphPad Software社、San Diego)を使用し、非線形回帰により決定される。
グレリン受容体が、並はずれて高度な構成性活性でシグナル伝達することは、その活性を空の発現ベクターを移入した細胞が示す活性と比較することによって実証することができる。
グレリン受容体の構成性シグナル伝達は、効力のあるインバースアゴニスト、例えば[D−Arg,D−Phe,D−Trp7,9,Leu11]−物質P(Holstら、上記)によって、完全に阻害することができる。このペプチドは、グレリン受容体の低効力のアンタゴニストであり、又グレリン受容体の高効力のインバースアゴニスト(GHS−RIA)であり、そのため、グレリン受容体のリガンド独立性シグナル伝達を選択的に消去することができるという所望のプロフィルを有する化合物の一例としての役割を果たしており、したがって本発明により使用することができる化合物の一例である。
[D−Arg,D−Phe,D−Trp7,9,Leu11]−物質Pの低効力アンタゴニスト効果は、グレリン受容体のシグナル伝達の目安として、イノシトールリン酸蓄積量を使用して確認することができる。物質P類似体は、グレリン刺激によるイノシトールリン酸蓄積を阻害し、アンタゴニズムについての630±20nMのEC50を有する(Holstら、上記)。グレリンが不在の状態でグレリン受容体に[D−Arg,D−Phe,D−Trp7,9,Leu11]−物質Pを適用すると、空の発現ベクターを移入した細胞で観察されるレベルよりも下位のレベルまで、グレリン受容体を移入した細胞における自発性リガンド独立性シグナル伝達を阻害する(Holstら、上記)ので、このペプチドが高効力の完全インバースアゴニストとしても機能することを示すことができる。インバースアゴニストとしての[D−Arg,D−Phe,D−Trp7,9,Leu11]−物質Pの効力は、5.2±0.7nMであると観察することができ(Holstら、上記)、この効力は、グレリンに対するアンタゴニストとして検討した場合の同一のペプチドの効力よりもおよそ100倍高い。したがって、[D−Arg,D−Phe,D−Trp7,9,Leu11]−物質Pは、ヒトグレリン受容体の構成性リガンド独立性シグナル伝達について強力な高効力インバースアゴニストである一方、グレリン誘発性シグナル伝達については比較的低い効力のアンタゴニストとして作用する。
(例3)
CRE及びNFATレポーターアッセイ
グレリン受容体は、cAMP応答性エレメント(CRE)及び活性化T細胞因子(NFAT)の遺伝子転写経路によって例示される多重細胞内経路を通って構成性シグナル伝達を行う。本実施例は、グレリン受容体が、下流のcAMP応答性エレメント(CRE)経路(いくつかの中間キナーゼ経路を通って活性化されると考えられる)を通って構成性シグナル伝達を行うことを実証するために用いることができる。実際に、グレリン受容体の高い構成性シグナル伝達活性を、多重細胞内シグナル伝達経路において検出することができる。本実施例では、このことを、レポーターアッセイにおいて活性化T細胞因子(NFAT)遺伝子転写活性を測定することにより、さらに実証する。
材料及び方法
(一般的な分子薬理学的方法などについては、実施例2を参照されたい)
CRE及びNFATレポーターアッセイ
両方のレポーターアッセイにおいて、96ウエルプレート中に接種したHEK293細胞(細胞30000個/ウエル)に過渡的に形質移入する。指示量のレポーターDNAを、CREレポーターアッセイの場合、pFA2−CREB及びpFR−Lucレポータープラスミド(PathDetect CREBtrans− Reporting System、Stratagene社)の混合物と共に、又NFATレポーターアッセイの場合pNFAT−lucと共に同時移入する。形質移入の1日後に、アッセイ体積100μlの培地内で5時間それぞれのリガンドで細胞を処理する。リガンドで処理する場合、細胞は全実験にわたって低血清(2.5%)に保持する。細胞を2回PBSで洗浄し、ルシフェラーゼアッセイ試薬(LucLite、Packard社)100μlを添加することにより、アッセイを終了する。例えばTopCounter(Top CountNXT、Packard社)中で5秒間ルミネセンスを測定する。相対光量単位(RLU)としてルミネセンス値を示している。
グレリン受容体は、多重細胞内シグナル伝達経路を通って構成性シグナル伝達を行う。ここでは、それぞれcAMP応答性エレメント(CRE)転写活性及び活性化T細胞因子(NFAT)転写活性についての2つのレポーターアッセイを用いることにより、このことを実証することができる。グレリン受容体へとコード化されるDNA量の増加に曝された過渡的に形質移入された細胞において、基底のリガンド独立性CRE活性が増加されることを示すことができる。したがって、グレリン受容体は、リガンド独立性の形で、CRE経路を通って転写活性を刺激する。
(例4)
アルコール摂取量及びアルコール嗜好性への中枢グレリン注射の影響
下記の検討では、グレリンが、彼らの自発性アルコール摂取量レベルに基づいて選択したマウスにおいて、アルコール摂取量及びアルコールへの嗜好性を増加させるかどうかを追求した。本発明者らは、マウスにおけるアルコール摂取及びアルコール嗜好性に及ぼす、脳室内へのグレリン注射の影響を試験した。
方法
この検討において使用した全てのマウスは、彼らの自発性による中間レベルのアルコール摂取量に基づいて選択した。最初に、マウスは、アルコール溶液(10%)と水の間で、自由に選択することができた。彼らが安定なアルコール摂取量を確立したところで(彼らの全液体摂取量のおよそ20〜80%がアルコールであった)、2週間にわたって毎日90分間10%アルコールに近付かせる訓練スケジュールを開始した。その時、その後の注射のため、マウスの脳の第三脳室にカニューラを埋設した。ベースライン期間の間、二瓶自由選択パラダイム(すなわち水又は10%アルコール)を使用して、3日について採取した3測定の平均である90分間の自発性アルコール摂取量を測定した。実験日には、グレリン/担体注射の後、同一のプロトコルを使用した。
結果
本発明者らは、第三脳室へのグレリン注射(生理食塩水担体1μg中2μg)により、アルコール摂取量及びアルコール嗜好性の両方が有意に増加することを見出した(P<0.05、ANOVA(分散分析)次いでt−検定を組み合わせた;図1)。グレリンの脳室内投与により、実験の前日と比較して、アルコール摂取量が増加した(p<0.05、t−検定を組み合わせた)(図1A)が、担体処置ではアルコール摂取量に影響しなかった(p>0.05、t−検定を組み合わせた)。実験前日の平均アルコール摂取量(ベースライン)は1.65g/kg/1.5時間、実験1日目1.72g/kg/1.5時間、及び実験2日目2.15g/kg/1.5時間であった。その上、実験の前日のアルコール嗜好性と比較してグレリン処置マウスにおけるアルコール嗜好性の有意な増加も観察された(p<0.05、t−検定を組み合わせた)(図1B)。実験前日の平均嗜好性は26.76%、実験1日目31.72%、及び実験2日目33.70%であった。担体処置では嗜好性に有意に影響しなかった(p>0.05、t−検定を組み合わせた)。
(例5)
グレリン受容体(GHS−R1A)ノックアウトマウスの運動活動、及び側座核におけるドーパミン放出に及ぼすアルコールの影響
アルコールによる運動活性の刺激は、小脳辺縁系ドーパミン報酬システムの活性化を示す十分に確立された方法である。大抵の乱用薬物は、側座ドーパミンの細胞外濃度を高めるそれらの能力によって少なくとも一部は媒介される効果である、運動活動の増加をもたらす。本実施例において、本発明者らは、運動活動、及び側座核におけるドーパミン放出を増加させるアルコールの影響が、グレリン受容体ノックアウトマウスにおいて変化するかどうかを測定する。これにより、アルコールが小脳辺縁系ドーパミンシステムを活性化するには、グレリン受容体(GHS−R1A)を介したグレリンシグナル伝達が必要であるかどうか決まるであろう。
方法
本発明者らは、グレリン受容体が欠けているマウス(GHS−RIAノックアウトマウス)と野生型マウスの運動活動に及ぼすアルコール注射(1.0g/kg、腹膜内注射)の影響について試験した。8個の音声が弱められ、通気され、うす暗い照明のある運動箱(420×420×200mm、Plexiglas(登録商標))内で、運動活動を記録した。箱の床レベルでの5×5列の光電セルビームによって、コンピューターベースシステムで、マウスの活動を記録できるようにした。マウスは、箱内で1時間環境に慣れさせ、その後薬物を負荷し、実験を開始した。これは、未経験の動物では最初に高揚した予備活動が示され、それに続いて運動活動が低下するからである。注射に誘発された自発運動過剰の影響を減らすため、アルコール投与の5分後に運動活動の記録を開始した。運動活動は、60分の間に蓄積される新たな光電セルビーム遮断回数と定義した。
生体内微小透析技術により、覚醒し、自由に運動するマウスの脳内における細胞外神経伝達物質レベルの測定が可能になっている。方法は、プローブ外側から内側への物質の動きに基づいている。マウスには、細胞外ドーパミンレベルを測定するため、側座核中に微小透析プローブを埋設した。次いでプローブを微小灌流ポンプ(U−864シリンジポンプ:AgnThos AB社)に接続し、1.5μl/分の速度で担体(リンゲル液)を灌流させた。マウスは液体用スイベルを介して微小透析装置(CMA/Microdialysis AB社、ストックホルム、スウェーデン)に接続しており、実験の間、自由に動くことができた。微小透析灌流の立ち上げに1時間馴らした後、灌流試料(30μl)を20分毎に収集した。最初のアルコール負荷の前に試料5点を収集した。ベースラインドーパミンレベルを、最初のアルコール負荷の前の連続した試料3点の平均濃度と定義している。その後、時間0分に担体(生理食塩水、ip(腹腔内))を投与した。1時間後、アルコール(1.0g/kg、ip)を投与し、連続した試料9点を収集した。
結果
本発明者らは、野生型マウスと異なり、グレリン受容体ノックアウトマウスは、アルコール誘発による運動活動を示さないことを見出した(P<0.05、Tucky−Kramer、統計的有意性ANOVAに従った;図2)。
本発明者らは、アルコール誘発による側座ドーパミン放出が、GHSRノックアウトマウスにおいて鈍化することを見出した(図3)。wt/wtとwt/−の間、並びにwt/wtと−/−の間に有意差があり、時間間隔にわたってデータは折れ曲がっていた(collapsed)。−/−と−/wtの間には差がなかった。Bonferoni統計的有意性ANOVAに従った。
(例6)
アルコール摂取量への中枢GHS−RLの影響
下記の検討により、GHS−RLが、彼らの自発性アルコール摂取量レベルに基づいて選択したマウスにおけるアルコール摂取量及びアルコールへの嗜好性を抑止するかどうかを決めることができる。ここに使用したモデルは、アルコール関連障害向けに現在使用されている薬剤(例えばRevia(登録商標)、Campral(登録商標))を使用するための前臨床医学的基礎を提供するため、以前に使用されている。
アルコール摂取及びアルコール嗜好性へのGHS−RLの影響(全身性若しくは脳内局所性)は、マウスで試験することができる。この検討において使用した全てのマウスは、彼らの自発性によるレベルのアルコール摂取量に基づいて選択される。最初に、マウスは、アルコール溶液(10%)と水の間で、自由に選択する。彼らが安定なアルコール摂取量を確立したところで、2週間にわたって毎日90分間10%アルコールが摂取でき、水はいつも摂取できる訓練スケジュールに曝している。ベースライン期間の間、二瓶自由選択パラダイム(すなわち水又は10%アルコール)を使用して、3日について採取した測定値3点の平均である90分間の自発性アルコール摂取量を測定している。実験日には、GHS−RL/担体注射の後、同一のプロトコルを使用している。
(例7)
アルコール誘発による運動活動及び側座核におけるドーパミン放出増加に及ぼす中枢GHS−RLの影響
アルコールによる運動活性の刺激は、小脳辺縁系ドーパミン報酬システムの活性化を示すための十分に確立された方法である。大抵の乱用薬物は、側座核ドーパミンの細胞外濃度を高めるそれらの能力によって少なくとも一部は媒介される効果である運動活動の増加をもたらす。この実施例において、GHS−RLが、ドーパミン報酬システムを抑制する兆候として、アルコール誘発による運動活動及び側座核におけるドーパミン放出増加を阻止するかどうか測定される。
マウスのアルコール(1.0〜1.7g/kg、ip)誘発による運動活動の増加に及ぼすGHS−RLの影響(全身性若しくは脳内局所性)について検討している。8個の音声が弱められ、通気され、うす暗い照明のある運動箱(420×420×200mm、Plexiglas(登録商標))内で、運動活動を記録している。箱の床レベルでの5×5列の光電セルビームによって、コンピューターベースシステムで、マウスの活動を記録できるようにした。マウスは、箱内で1時間環境に慣れさせ、その後薬物を負荷し、実験を開始する。注射に誘発された自発運動過剰の影響を減らすため、薬物投与の5分後に運動活動の記録を開始する。運動活動は、60分の間に蓄積される新たな光電セルビーム遮断回数と定義する。
生体内微小透析技術により、覚醒し、自由に運動するマウスの脳内における細胞外神経伝達物質レベルの測定が可能になっている。方法は、プローブ外側から内側への物質の動きに基づいている。マウスには、細胞外ドーパミンレベルを測定するため、側坐核中に微小透析プローブが埋設される。次いでプローブを微小灌流ポンプ(U−864シリンジポンプ:AgnThos AB社)に接続し、1.5μl/分の速度で担体(リンゲル液)を灌流させる。マウスは液体用スイベルを介して微小透析装置(CMA/Microdialysis AB社、ストックホルム、スウェーデン)に接続しており、実験の間、自由に動くことができる。微小透析灌流の立ち上げに1時間馴らした後、灌流試料(30μl)を20分毎に収集する。最初の薬剤負荷の前に試料5点を収集する。ベースラインDAレベルを、最初の薬剤負荷の前の連続した試料3点の平均濃度と定義している。その後、時間0分に担体(生理食塩水、ip)が投与される。1時間後、アルコール(1.0〜1.75g/kg、ip)を投与し、連続した試料9点を収集する。
(例8)
中枢GHS−RLの報酬効果:順化された場所嗜好性(CPP)
アルコールの報酬効果がグレリンシグナル伝達に依存する/グレリンシグナル伝達から影響されるかどうかを評価するため、グレリン−ノックアウト及び/又はGHS−R−ノックアウトマウスを、アルコールを使用したCPP試験に掛ける。本発明者らは、グレリン−ノックアウト及び/又はGHS−R−ノックアウトマウスが、アルコールに応答してより低いCPPを示すことを期待する。
明確な視覚及び触覚的手掛りを有する2つの25×25×25cm区画からなる2室式CPP装置を使用する。この2つの区画を、可動性間仕切りにより分離する。試験の間、両区画を輝度40〜60ルックスのうす暗い光で照明する。手順は、3種の異なる相:順化前(1日目)、順化(2〜5日目)及び順化後(6日目)からなる。2つの順化区画の一方についての可能性のある生得的嗜好性について調節するため、マウスは順化前セッションを1回受ける。生理食塩水注射直後に、マウスを、両方の順化区画に20分間自由に出入りさせる。初期の場所嗜好性は、マウスが20分試行の内600秒を超えて費やした側によって決められる。場所嗜好性順化は、偏りのある手順を用い行われる。順化の間、動物は嗜好性の最も低い区画内でアルコールを注射され、他方では生理食塩水を注射される。動物は、午前中に薬剤順化を受け午後生理食塩水順化を受けるか、又はその逆かいずれかに無作為に割り当てられる。動物は1日当たり合計2回の注射を受ける。薬剤順化については、動物は生理食塩水又はエタノール(生理的食塩水中15〜20%で調製し、0.5〜2.5g/kgi.p.の範囲にある種々の用量で)のいずれかに無作為に割り当てられる。投与に続いて直ちに、動物は2つの順化区画の一方に20分間閉じ込められる。薬剤及び生理食塩水を組み合わせた順化区画、及び薬剤若しくは生理食塩水の順化セッションの1日の内の時間(午前又は午後)は無作為とし、全ての群にわたって釣合いを取っている。順化セッションは1日2回4日間行われ、順化セッションの間は、最小5時間である。
最後の順化セッションに続く翌日、動物を2つの区画の間に入れ(仕切りなしで)、20分間両方の順化区画に自由に出入りさせることにより、CPPについて動物を試験する。CPPは、順化前セッションの間薬剤を組み合わせた区画内で費やした時間(秒として)と、試験(順化後)セッションの間薬剤を組み合わせた区画内で費やした時間とを比較することによって、測定される。

Claims (20)

  1. ヒトにおける化学物質嗜癖関連障害を治療する方法であって、それを必要とするヒトに、グレリン受容体リガンド(GHS−RL)である治療有効量の化合物を投与するステップを含む方法。
  2. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)が、群
    rPKPfQwFwLL−NH
    PKPfQwFwLL−NH
    KPfQwFwLL−NH
    PfQwFWLL−NH
    fQwFwLL−NH
    rPKPAQwFwLL−NH
    rPKPfAwFwLL−NH
    rPKPfQwAwLL−NH
    rPKPfQwFwLA−NH
    rPKPfQWFwLL−NH
    rPKPFQwFwLL−NH
    rPKPyQwFwLL−NH
    rPKPwQwFwLL−NH
    rPKPQwFwLL−NH
    から選択されるペプチドである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記化学物質嗜癖関連障害がアルコール関連障害である、請求項1から5までのいずれか一項に記載の方法。
  7. 化学物質嗜癖又はアルコール関連障害を治療するためのグレリン受容体リガンド(GHS−RL)を含む医薬組成物。
  8. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)である、請求項7に記載の医薬組成物。
  9. 前記グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)が、群
    rPKPfQwFwLL−NH
    PKPfQwFwLL−NH
    KPfQwFwLL−NH
    PfQwFWLL−NH
    fQwFwLL−NH
    rPKPAQwFwLL−NH
    rPKPfAwFwLL−NH
    rPKPfQwAwLL−NH
    rPKPfQwFwLA−NH
    rPKPfQWFwLL−NH
    rPKPFQwFwLL−NH
    rPKPyQwFwLL−NH
    rPKPwQwFwLL−NH
    rPKPQwFwLL−NH
    から選択されるペプチドである、請求項8に記載の医薬組成物。
  10. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)である、請求項7に記載の医薬組成物。
  11. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)である、請求項7に記載の医薬組成物。
  12. 前記化学物質嗜癖関連障害がアルコール関連障害である、請求項7から10までのいずれか一項に記載の医薬組成物。
  13. 化学物質嗜癖関連障害又はアルコール関連障害を治療するための薬物の製造におけるグレリン受容体リガンド(GHS−RL)の使用。
  14. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)である、請求項13に記載の使用。
  15. 前記グレリン受容体インバースアゴニスト(GHS−RIA)が、群
    rPKPfQwFwLL−NH
    PKPfQwFwLL−NH
    KPfQwFwLL−NH
    PfQwFWLL−NH
    fQwFwLL−NH
    rPKPAQwFwLL−NH
    rPKPfAwFwLL−NH
    rPKPfQwAwLL−NH
    rPKPfQwFwLA−NH
    rPKPfQWFwLL−NH
    rPKPFQwFwLL−NH
    rPKPyQwFwLL−NH
    rPKPwQwFwLL−NH
    rPKPQwFwLL−NH
    から選択されるペプチドである、請求項14に記載の使用。
  16. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体部分アゴニスト(GHS−RPA)である、請求項13に記載の使用。
  17. 前記グレリン受容体リガンド(GHS−RL)がグレリン受容体アンタゴニスト(GHS−RA)である、請求項13に記載の使用。
  18. 前記化学物質嗜癖関連障害がアルコール関連障害である、請求項13から17までのいずれか一項に記載の使用。
  19. 化学物質嗜癖関連障害を治療するのに適した化合物を特定する方法であって、
    a)試験用化合物を提供するステップと、
    b)前記試験用化合物をグレリン受容体と接触させるステップと、
    c)グレリン受容体についての前記試験用化合物の、インバースアゴニズムについてのIC50、部分アゴニズムについてのIC50、及び/又はアンタゴニズムについてのIC50を測定するステップと、
    d)前記インバースアゴニズムについてのIC50、部分アゴニズムについてのIC50、及び/又はアンタゴニズムについてのIC50を、知られているグレリン受容体のリガンドについての対応するIC50値と比較するステップと、
    d)前記試験用化合物が、物質嗜癖関連障害を治療するのに適していることを決定するステップと
    を含む方法。
  20. 前記化学物質嗜癖関連障害がアルコール関連障害である、請求項19に記載の方法。
JP2010508338A 2007-05-14 2008-05-12 化学物質嗜癖のための新たな治療 Pending JP2010526878A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0701155 2007-05-14
SE0701155-4 2007-05-14
PCT/SE2008/050546 WO2009020419A1 (en) 2007-05-14 2008-05-12 New treatment for chemical substance addiction

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010526878A true JP2010526878A (ja) 2010-08-05

Family

ID=40341530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010508338A Pending JP2010526878A (ja) 2007-05-14 2008-05-12 化学物質嗜癖のための新たな治療

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20100093638A1 (ja)
EP (1) EP2155227A4 (ja)
JP (1) JP2010526878A (ja)
KR (1) KR20100016589A (ja)
CN (1) CN101687011A (ja)
AU (1) AU2008284459A1 (ja)
CA (1) CA2686616A1 (ja)
RU (1) RU2009146049A (ja)
WO (1) WO2009020419A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011053821A1 (en) 2009-10-30 2011-05-05 Tranzyme Pharma, Inc. Macrocyclic ghrelin receptor antagonists and inverse agonists and methods of using the same
EP2431035A1 (en) 2010-09-16 2012-03-21 Æterna Zentaris GmbH Novel Triazole Derivatives with Improved Receptor Activity and Bioavailability Properties as Ghrelin Antagonists of Growth Hormone Secretagogue Receptors
US10155114B2 (en) * 2014-06-03 2018-12-18 Dirk De Ridder Systems and methods of treating a neurological disorder in a patient

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020013A2 (en) * 2005-08-15 2007-02-22 Æterna Zentaris Gmbh Novel triazole derivatives as ghrelin analogue ligands of growth hormone secretagogue receptors

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004504406A (ja) * 2000-07-24 2004-02-12 アーダナ バイオサイエンス リミテッド グレリンアンタゴニスト
US20060089398A1 (en) * 2003-03-19 2006-04-27 Gang Liu Isoxazole carboxamide derivatives as ghrelin receptor modulators
US20050070712A1 (en) * 2003-09-26 2005-03-31 Christi Kosogof Pyrimidine derivatives as ghrelin receptor modulators
JP2007537207A (ja) * 2004-05-14 2007-12-20 ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ 一定の中枢神経疾患の治療のためのグレリンアンタゴニストの使用

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020013A2 (en) * 2005-08-15 2007-02-22 Æterna Zentaris Gmbh Novel triazole derivatives as ghrelin analogue ligands of growth hormone secretagogue receptors

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012067550; Kim DJ, et al.: 'Increased fasting plasma ghrelin levels during alcohol abstinence' Alcohol & Alcoholism Vol. 40, No. 1, 200501, p. 76-79 *
JPN6012067552; Jerlhag E, et al.: 'Ghrelin stimulates locomotor activity and accumbal dopamine-overflow via central cholinergic systems' Addiction Biology Vol. 11, No. 1, 200603, p. 45-54 *
JPN6012067554; Holst B, et al.: 'Ghrelin Receptor Inverse Agonists: Identification of an Active Peptide Core and Its Interaction Epit' Molecular Pharmacology Vol. 70, No. 3, 200609, p. 936-946 *

Also Published As

Publication number Publication date
US20100093638A1 (en) 2010-04-15
KR20100016589A (ko) 2010-02-12
CN101687011A (zh) 2010-03-31
AU2008284459A1 (en) 2009-02-12
CA2686616A1 (en) 2009-02-12
WO2009020419A1 (en) 2009-02-12
EP2155227A4 (en) 2011-09-07
RU2009146049A (ru) 2011-06-20
AU2008284459A2 (en) 2010-01-07
EP2155227A1 (en) 2010-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4966202B2 (ja) 治療または予防のための方法
KR101383493B1 (ko) 정신의학적 질환 및 장애를 치료하기 위한 아밀린 및아밀린 효능제
Hsieh et al. Central mechanisms regulating penile erection in conscious rats: the dopaminergic systems related to the proerectile effect of apomorphine
US8551998B2 (en) Delta opioid receptor agonist compounds
Sahu et al. Evidence that neurotensin mediates the central effect of leptin on food intake in rat
Henry et al. Energy metabolic profile of mice after chronic activation of central NPY Y1, Y2, or Y5 receptors
Chan et al. Paradoxical activational effects of a corticotropin-releasing factor-binding protein “ligand inhibitor” in rat brain
JP2009538824A (ja) 精神疾患及び障害治療用アミリン及びアミリンアゴニスト
Wang et al. The GalR2 galanin receptor mediates galanin-induced jejunal contraction, but not feeding behavior, in the rat: differentiation of central and peripheral effects of receptor subtype activation
JP2010526878A (ja) 化学物質嗜癖のための新たな治療
Kotz et al. Obesity and aging
US20070026079A1 (en) Intranasal administration of modulators of hypothalamic ATP-sensitive potassium channels
Ueta et al. A physiological role for adrenomedullin in rats; a potent hypotensive peptide in the hypothalamo‐neurohypophysial system
Thiele et al. Overlapping peptide control of alcohol self‐administration and feeding
Davis et al. The tortuous road to an ideal CGRP function blocker for the treatment of migraine
Manabe et al. Effect of diazepam binding inhibitor (DBI) on the fluid intake, preference and the taste reactivity in mice
Lustig The neuroendocrine control of energy balance
Arulmani Calcitonin Gene-Related Peptide and Migraine: Implications for Therapy
Buzás The role of the selective CRF receptor agonists and antagonists in nicotine addiction
JP4684344B6 (ja) ペプチドホルモンレセプターリガンドに関するアッセイ法およびその使用
JP4684344B2 (ja) ペプチドホルモンレセプターリガンドに関するアッセイ法およびその使用
Lakoski et al. The Advantages and Limitations of Calmatives for Use as a Non-Lethal

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100622

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130719