JP2010512126A - マップ上に通信事象の表示を供給および提供する装置ならびに方法 - Google Patents

Abstract

１つまたは複数の無線デバイス上で発生する通信事象に対応するデータを供給あるいは提供する装置および方法は、それぞれが位置に対応する複数の通信事象に関するデータを受信することを含む。さらに、決定された領域を有するマップ表示に対応するデータが生成され、決定された領域はそれぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。加えて、個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータが生成され、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上のそのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は通信事象のうちの少なくとも２つの組合せに対応する。

Description

優先権の主張

［米国特許法第１１９条に基づく優先権主張］
本出願は、２００６年１２月５日に出願され、ここでの譲受人に譲渡され、参照によりここに明示的に組み込まれる、「マップモジュール上に大きな集合の移動体データを表示するための方法および装置(METHOD AND APPARATUS FOR DISPLAYING A LARGE SET OF MOBILE DATA ON MAP MODULE)」と題された仮出願第６０／８６８，６９５号の優先権を主張する。

背景

説明される態様は、通信ネットワークに関し、より詳細には、１つまたは複数の無線デバイス上で発生する通信事象(communication events)の表示(representation)をマップ(map)上に提供する(presenting)装置および方法に関する。

１つまたは複数の無線デバイスの動作に関する多くの通信事象は、無線通信ネットワーク上で発生する。例示的な通信事象は、呼出中断(call drop)と呼ばれる、基地局によって中断されている無線デバイス上の電話呼出である。無線通信ネットワーク上で発生し得る多くのその他のタイプの通信事象、例えば、アクセス障害(access failure)、アイドル障害(idle failure)、接続の成功(successful connection)またはアクセスの成功(access success)、休止中(out of service)事象などが存在する。ネットワークオペレータ、デバイス製造会社、および構成要素製造会社など、様々な当事者は、無線ネットワークの一部を管理するために、または無線デバイスのパフォーマンスを管理するために、様々な通信事象に関心を持つ場合がある。

通信事象の数が多い場合があるため、また複数の通信事象が同じ場所であるいは互いに近接して発生する場合があるため、マップ上に通信事象を提供することは時間がかかる場合があり、またはマップ上の通信事象に関する表示の間(between the representations)を区別することは困難である場合があり、またはそれら両方である場合もある。

さらに、通信事象を表すデータは、通信事象が提供されるべきコンピューティングデバイス上に配置されないかもしれない。そのような遠くに配置された通信事象データは、通信事象データを受信する間に遅延を生み出すことによって有用性の問題を引き起こす可能性がある。

したがって、無線ネットワーク上の１つまたは複数の無線デバイスの動作に関連する通信事象データのプレゼンテーション(presentation)を強化する(enhance)ことが所望される。

以下の説明は、本開示のいくつかの態様の基本的な理解をもたらすために簡素化された概要(simplified summary)を提供する。この概要は広範囲にわたる概要ではなく、主要なまたは重要なエレメントを識別すること、またはかかる態様の範囲を描写することが意図されない。その目的は、後で提供されるより詳細な説明の前置きとして、説明される態様のいくつかの概念を簡素化された形で提供することである。

一態様では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給する方法は、各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを収集することを備え、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。この方法は、決定された領域を有するマップ表示(map representation)に対応するデータを生成することをさらに含み、決定された領域は、それぞれの位置の範囲によって定義された(defined)地理的領域に対応する。加えて、この方法は、それぞれの表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成することを含み、それぞれの個々の表示は、複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、それぞれの組み合わされた表示は、複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。また、この方法は、マップ表示に対応する生成されたデータおよび個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する生成されたデータをマップ表示および個々の表示または組み合わされた表示のうちのその少なくとも１つの生成を要求しているコンピューティングデバイスに送信することを含む。

別の態様においては、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給するように構成された少なくとも１つのプロセッサは、各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを収集するための第１のモジュールを備え、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。また、少なくとも１つのプロセッサは、決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成するための第２のモジュールを含み、決定された領域は、それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。さらに、少なくとも１つのプロセッサは、個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成するための第３のモジュール含み、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。加えて、少なくとも１つのモジュールは、マップ表示に対応する生成されたデータおよび個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する生成されたデータをマップ表示および個々の表示または組み合わされた表示のうちのその少なくとも１つの生成を要求しているコンピューティングデバイスに送信するための第４のモジュールを含む。

さらに別の態様では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給するように構成されたコンピュータプログラム製品は、命令を備えるコンピュータ可読媒体を備える。コンピュータ可読媒体は、コンピュータに各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを収集させるための少なくとも１つの命令を含み、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。さらに、コンピュータ可読媒体は、コンピュータに決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成させるための少なくとも１つの命令を含み、決定された領域は、それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。また、コンピュータ可読媒体は、コンピュータに個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成させるための少なくとも１つの命令を含み、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は、複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。加えて、コンピュータ可読媒体は、コンピュータにマップ表示に対応する生成されたデータおよび個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する生成されたデータをマップ表示および個々の表示または組み合わされた表示のうちのその少なくとも１つの生成を要求しているコンピューティングデバイスに送信させるための少なくとも１つの命令を含む。

さらなる実施形態では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給するように構成された装置は、各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを収集するための手段を備え、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。さらに、この装置は、決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成するための手段を含み、決定された領域は、それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。また、この装置は、個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成するための手段を含み、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。加えて、この装置は、マップ表示に対応する生成されたデータおよび個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する生成されたデータをマップ表示および個々の表示または組み合わされた表示のうちのその少なくとも１つの生成を要求しているコンピューティングデバイスに送信するための手段を含む。

別の態様では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給するように構成されたサーバデバイスは、プロセッサと、プロセッサと通信中のメモリとを備える。メモリは、各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを格納するように動作可能であり、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。さらに、サーバデバイスは、メモリ内に格納されて、プロセッサによって実行可能なダウンロードマネージャを含み、ダウンロードマネージャは、それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成するように動作可能である。ダウンロードマネージャモジュールは、個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成するようにさらに動作可能であり、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は、複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。加えて、サーバデバイスは、マップ表示に対応する生成されたデータおよび個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する生成されたデータをマップ表示および個々の表示または組み合わされた表示のうちのその少なくとも１つの生成を要求しているコンピューティングデバイスに送信するように動作可能な通信モジュールを含む。

さらに別の態様では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供する方法は、各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを受信することを備え、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。この方法は、決定された領域を有するマップ表示を生成することをさらに含み、決定された領域はそれぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。加えて、この方法は、マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成することを含み、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は、複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。

さらなる態様では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供するように構成された少なくとも１つのプロセッサは、各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを受信するための第１のモジュールを備え、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。さらに、少なくとも１つのプロセッサは、決定された領域を有するマップ表示を生成するための第２のモジュールを含み、決定された領域は、それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。加えて、少なくとも１つのプロセッサは、マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成するための第３のモジュールを含み、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は、複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。

なおさらなる態様では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供するために構成されたコンピュータプログラム製品は、命令を備えるコンピュータ可読媒体を備える。コンピュータ可読媒体は、コンピュータに各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを受信させるための少なくとも１つの命令を含み、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。さらに、コンピュータ可読媒体は、コンピュータに決定された領域を有するマップ表示を生成させるための少なくとも１つの命令を含み、決定された領域は、それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。加えて、コンピュータ可読媒体は、コンピュータにマップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成させるための少なくとも１つの命令を含み、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は、複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。

もう１つの態様では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供するための装置は、各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを受信するための手段を備え、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。さらに、この装置は、決定された領域を有するマップ表示を生成するための手段を備え、決定された領域はそれぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。加えて、この装置は、マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成するための手段を備え、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は、複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。

さらなる態様では、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供するためのクライアントデバイスは、プロセッサと、プロセッサと通信中のメモリとを備える。また、このクライアントデバイスは、メモリ内に格納されて、プロセッサによって実行可能な取出しモジュールを含む。取出しモジュールは、クライアントデバイスに各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを受信させるように動作可能な取出しロジックを備え、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。さらに、クライアントデバイスは、メモリ内に格納されて、プロセッサによって実行可能な生成マネージャを含む。生成マネージャは、クライアントデバイスにそれぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する決定された領域を有するマップ表示を生成させるように動作可能な生成ロジックを備える。この生成ロジックは、クライアントデバイスにマップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成させるようにさらに動作可能であり、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は、複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。

開示された態様は以下で、開示された態様を限定するためではなく例示するために提供される添付の図面と共に説明され、類似の名称は類似のエレメントを示し、破線はオプションの構成要素を表すことがある。

通信事象データに関する機能強化されたプレゼンテーションシステムの一態様を示す概略図。 通信事象データの第１の表示を生成する一態様を示す図。 通信事象データの第１の表示を組み合わせて第２の表示を形成する一態様を示す図。 図１のシステムのコンピューティングデバイスのコンピュータプラットフォームの一態様を示す概略図。 図１のシステムにおける通信事象の構成要素の一態様を示す概略図。 図１のシステムにおいて生成された通信事象要求の構成要素の一態様を示す概略図。 図１のシステムの取出しモジュールの構成要素の一態様を示す概略図。 図１のシステムのトリクルモジュール(trickle mod)の構成要素の一態様を示す概略図。 図１のシステムのユーザプロセスの構成要素の一態様を示す概略図。 図１のシステムの生成マネージャの構成要素の一態様を示す概略図。 図１のシステムの重大度しきい値表の一態様を示す図。 図１のシステムのマッピングユーザインターフェースの一態様を示す概略図。 図１のシステムの作業空間ユーザインターフェースの一態様を示す図。 図１２の作業空間ユーザインターフェースによって提供された異なるビューを示す図。 図１のシステムのマップ表示の予め定められた領域に対応するビニンググリッド(binning grid)の一態様を示す図。 図１のシステムによって生成された報告の一態様を示す図。 図１のシステムによって生成された報告の一態様を示す図。 通信事象データを提供する方法の一態様を示す流れ図。 通信事象データを供給する方法の一態様を示す流れ図。

詳細な説明

本明細書で説明される装置および方法は、無線通信ネットワーク上で発生する１つまたは複数の通信事象の表示をマップ上に与える(present)ためのコンピューティングデバイスまたは監視デバイス(computing or monitoring device)を提供する。例えば、通信事象は、無線デバイスと基地局などのネットワークデバイスの間の通信に対応する、呼出中断、アクセス障害、アイドル障害、および休止中事象を含み得る。したがって、当該装置および当該方法は、無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応することが可能な表示、およびより詳細な事象関連データを含むことが可能な表示、または当該事象関連データに結び付けられることが可能な表示を供給する(provide)。したがって、本装置および本方法は、対話型マップ上で事象およびその対応する情報を可視化することならびに当該情報にアクセスすることを容易にするような形で表示を供給する。

一態様では、プレゼンテーションは表示をユーザが消費または閲覧するのを容易にすることによって強化される(enhanced)ことができる。例えば、本明細書で説明される当該装置および当該方法は、２つ以上の通信事象のそれぞれの表示が予め定められた量だけマップ上で重複する場合、それらの表示を組み合わせるように動作する。少なくとも２つの通信事象に関して組み合わされた通信事象の表示はそれにより、組み合わされた通信事象データを提供し、その結果、データはユーザによってより容易に消費され得る。例えば、組み合わされた表示は、マップ上でそれぞれの個々の表示よりもより少ない空間を占めることが可能である。加えて、例えば、組み合わされた表示は、色または形など、表された通信事象データの表示をもたらす１つまたは複数の特性を有することが可能である。限定的であると見なされるべきでない一例では、組み合わされた表示は、組み合わされた表示に対応する、呼出中断などの事象の重大度を表す色または数のカウントなどの特性を有することが可能である。さらに、例えば、組み合わされた表示は、組み合わされたまたは個々の通信事象関連のデータの概要または詳細(summary or detail)を含むことが可能であり、または当該データの概要または詳細にリンクすることが可能であり、この追加情報は、表示上にポインタを配置することによってまたはマウスクリックを入力することによってなど、ユーザ入力に基づいて容易にアクセス可能である。したがって、表示を組み合わせることによって、本装置および本方法は、ユーザが通信事象データを使用するのを容易にすることが可能である。

加えて、または別法として、いくつかの態様では、本装置および本方法は、通信事象データまたは表示をどのように組み合わせるかを定義する組合せ規則または表示規則をユーザによって構成可能にすることを可能にし得る。したがって、データがそれぞれのユーザにとって意味をなすように組み合わされた場合、その組合せの表示はユーザにとってより使用し易い可能性がある。

加えて、または別法として、いくつかの態様では、本装置および本方法は、複数の通信事象データのうちのどれを組み合わせて単一の表示を形成すべきかを迅速かつ容易に決定することを可能にする１つまたは複数のビニング規則を含み得る。限定的であると見なされるべきでない一事例では、当該装置および当該方法は表示されることになる通信事象データのすべてを含むマップに関する最小領域を決定する。したがって、生成されることになるマップの地理的領域は動的であり、表される通信事象に基づいて異なる。さらに、当該装置および当該方法は、決定された領域を複数のビンに分割する決定されたマップ領域にビニング規則を適用する。したがって、通信事象データは、そのデータをどのように表すかを決定するためにビン単位ごとに解析される。１つの特定の態様では、それぞれのビンは、マップ上に表示されることになる表示のサイズにおよそ等しくまたは当該サイズより若干大きめにサイジングされる(sized)。したがって、それぞれのビンに包含される任意の通信事象は自動的に組み合わされて、組み合わされた表示の形で提供される。すなわち、この場合、ビンのサイジング(sizing)および表示のサイジングは、いずれかのビン内のいずれかの通信事象が予め定められた重複しきい値を超える個々の表示を有し、したがって、それぞれのビン内の事象データが重複量を１つずつ決定する必要なしに自動的に組み合わされるように決定される。

したがって、２つ以上の通信事象に関する表示を組み合わせることによって、または組合せ規則をユーザによって構成可能にするのを可能にすることによって、またはそれら両方によって、本装置および本方法は、通信事象データの強化されたプレゼンテーションを実現する。

さらに、これまでの態様のいずれかとは別であってよく、またはこれまでの態様のいずれかと組み合わされてよいもう１つの態様では、通信事象データの提供は、通信事象データを提供するための期間を削減することによって強化できる。一態様では、２つ以上の通信事象に関する表示を組み合わせて、組み合わされた表示を形成することによって、単一の表示だけがマップ上に生成されればよい。したがって、その場合、マップの生成にかかる時間はより少なくなる可能性があり、それにより、通信事象データのプレゼンテーションを強化する。

加えて、または別法として、プレゼンテーションは第２のコンピューティングデバイス上で表示の組合せを実行することによって強化することができる。第２のコンピューティングデバイス上で表示を組み合わせることによって、プレゼンテーションのために第１の通信デバイスによって受信される必要がある通信事象データのサイズを削減することが可能である。さらに、そのような組み合わされたデータを受信することは、マップおよび事象表示を生成するデバイスにおける処理時間を削減する。したがって、組み合わされた通信事象データの受信にかかる時間および処理電力は、組み合わされていない通信事象データを受信および処理するよりも少なくなる可能性があり、それにより、ユーザの待ち時間を削減し、通信事象データのプレゼンテーションを強化する。

加えて、または別法として、ユーザプロセスが引き続きユーザ要求にサービス提供し(service)得るように通信事象データを受信することによって、または対応する表示を生成することによって、またはそれら両方によって、プレゼンテーションを強化することが可能である。一態様では、表示を提供するコンピューティングデバイスまたは監視デバイスは、一定期間にわたって受信プロセスまたは生成プロセスを利用し、次いで、ユーザアクティビティ(user activity)に関して検査するためにおよびユーザアクティビティを可能にするために制御をユーザプロセスに渡す。次いで、例えば、ユーザプロセスのアイドル時間など、ある期間の後で、ユーザプロセスは制御を取出しプロセスまたは生成プロセスに戻す。これにより、通信事象データが取り出されている間に、または表示が生成されている間に、またはそれら両方の間に、ユーザは引き続きユーザプロセスによってサービス提供されることが可能である。したがって、プレゼンテーションおよびユーザ経験(user experience)を強化することが可能である。

したがって、本装置および本方法は、予め定められた量だけ重複する表示を組み合わせることによって、加えて、または別法として、ユーザが表示の組合せがどのように表されることになるかを構成するのを可能にすることによって、通信事象の表示をマップ上のプレゼンテーションを強化するように動作する。さらに、加えて、または別法として、第２のコンピューティングデバイス上で通信事象の表示を組み合わせることによってプレゼンテーションが強化されることが可能である。さらにもう１つの個別のオプションまたは組み合わされたオプションでは、ユーザプロセスが、取出しの間、引き続きユーザ要求にサービス提供し得るように通信事象データを取り出すことによってまたは対応する表示を生成することによって、またはそれら両方によってプレゼンテーションを強化することが可能である。

図１を参照すると、機能強化されたプレゼンテーションシステム２０の態様は、通信ネットワーク２８の全域に配置されたデータ収集デバイス(data collecting device)２６から１つまたは複数の通信事象(communication events)２４を受信するように動作可能な監視デバイス(monitoring device)２２を備える。例えば、それぞれの通信事象２４は、それぞれ、１つまたは複数の無線ネットワーク３１によってサービス提供される１つまたは複数の地理的領域すなわちセル２９内で動作している１つまたは複数の無線デバイス２７から収集可能であり、または当該無線デバイス２７に対応することが可能であり、または基地局など、１つまたは複数のネットワークデバイスに対応することが可能であり、あるいはそれら両方に対応することが可能である。いくつかの態様では、通信事象２４はタイプ３３および位置３５を含み得る。タイプ３３は、アクセス障害、アクセスの成功、呼出中断、アイドル障害、休止中事象、またはそれぞれの無線ネットワーク上のそれぞれの無線デバイスの動作に関する任意のその他の事象など、事象のタイプを指す場合がある。位置３５は、経度および緯度など、それぞれの通信事象が発生した地理的領域、または基地局識別子など、ネットワークの位置を識別するまたはこれらに関連するデータを指す場合がある。監視デバイス２２は、データ収集デバイス２６から通信事象２４を取り出すための取出しロジック(retrieval logic)３２を有する取出しモジュール(retrieval module)３０をさらに含み得る。取り出された通信事象２４は地理的領域(geographic area)３４に対応する。一態様では、決定された領域(determined area)３４は、取り出された通信事象２４に関連するそれぞれの位置(locations)３５の範囲に基づいて、またいくつかの態様では、表示のサイズにさらに基づいて決定可能である。その他の態様では、例えば、決定された領域３４はユーザによって定義され得る。この場合、例えば、決定された領域３４内に位置３５を有する通信事象２４が取り出される。いずれの場合も、取出しモジュール３０は、通信事象２４に対する要求を、対応する通信事象データ２４を収集して監視デバイス２２に送るためのダウンロードマネージャロジック３８を有するダウンロードマネージャ(download manager)３６を含み得るデータ収集デバイス２６に送ることが可能である。

監視デバイス２２は、決定された領域３４に関して取り出された通信事象２４の表示を含むマップ表示(map representation)４４を生成するための生成マネージャロジック４２を有する生成マネージャ(generation manager)４０をさらに含み得る。特に、生成マネージャ４０は、表示規則４８に基づいて、第１の表示(first representation)４６を通信事象２４のそれぞれに関連づけるようにさらに動作可能であり得る。例えば、通信事象２４の数は、監視デバイス２２のディスプレイ５８のサイズと比較してより大きい場合があることから、互いに干渉する多くの表示が存在し得るため、ユーザがマップ表示４４を消費することは困難な場合がある。例示的な事例では、１，０００個の通信事象２４が存在した場合、ディスプレイのサイズおよびそれぞれの表示のサイズに応じて、通信事象２４のそれぞれに関連する第１の表示４６を重複せずに、監視デバイス２２のディスプレイ５８上に事象のすべてを提供することは困難な場合がある。したがって、重複する表示の生成およびプレゼンテーションは、ユーザがそれぞれの第１の表示４６を区別するのを困難にする可能性がある。加えて、この場合、マップ表示４４上で１，０００個の第１の表示４６を生成することは時間がかかる可能性がある。

したがって、生成マネージャ４０は、組み合わされた通信事象データ２４を表す第２の表示５２を生成するために、そのそれぞれの第１の表示４６が予め定められた重複しきい値(predetermined overlap threshold)５０を超える重複を有する２つ以上の通信事象２４の第１の表示４６を組み合わせるように動作可能であり得る。例えば、予め定められた重複しきい値５０は、容認最大重複量を定義することが可能であり、最大量を超える任意の２つ以上の表示は組み合わされて、それぞれの第１の表示４６の代わりに表示される第２の表示５２を形成する。

加えて、第１の表示４６および第２の表示５２は、それぞれの個々の事象または組み合わされた事象に対応するアイコンまたはグラフィック画像を含み得るが、これらに限定されない点に留意されたい。さらに、第１の表示４６および第２の表示５２は、無線デバイス、または基地局などのネットワークデバイス、またはそれら両方を表し得る点に留意されたい。また、第１の表示４６および第２の表示５２は、１つまたは複数の通信事象２４に関するデータを表すこと、または当該データに対応することが可能であり、またはそうでない場合、当該データにリンクされることが可能である点に留意されたい。

さらに、生成マネージャ４０は、決定された領域３４に関するマップ表示４４を生成するように、そして、１つまたは複数の第１の表示４６、あるいは１つまたは複数の第２の表示５２、あるいはそれら両方のいくつかの組合せをマップ表示４４上に生成するように動作可能である。例えば、それぞれの位置３５は、マップ表示４４上のどこにそれぞれの第１の表示４６が位置するかを決定することが可能である。したがって、マップ表示４４は、ユーザによる消費のために監視デバイス２２のディスプレイ５８上に提供されることができる。

したがって、説明された態様は、通信事象データ２４に関する表示を組み合わせるように動作可能であり、それにより、ユーザが表示を閲覧する能力を強化すること、およびオプションで、生成マネージャ４０が監視デバイス２２のディスプレイ５８上に通信事象表示４６および／または５２を有するマップ表示４４を生成するためにかかる時間を削減する。

さらに、図２および３を参照すると、表示を組み合わせる１つの非限定的な事例では、例えば、通信事象の表示５４および通信事象の表示５６は、監視デバイス２２のディスプレイ５８上で生成された場合、２つの表示５４および５６がマップ表示４４上に予め定められた重複しきい値５０範囲内の重複を有するか、または当該重複しきい値５０を超える重複を有するかを決定するために生成マネージャ４０によって検査される。この場合、表示５４および５６は任意の通信事象２４に対応し得る。さらに、この例は２つの表示を指すが、本装置および本方法は任意の数の表示に関してこのプロセスを実行することを含む点に留意されたい。表示５４および５６は、上で説明された第１の表示４６の例を備える。通信事象の表示５４および通信事象の表示５６の重複(overlap)６０は、それぞれの表示のサイズに基づいて、およびマップ４４上のそれぞれの事象５４および５６の相対的な位置３５に基づいて決定される。加えて、または別法として、重複６０はマップ表示４４の規模に基づいてさらに決定可能である。加えて、または別法として、重複６０はディスプレイ５８のサイズに基づいてさらに決定可能である。次いで、重複６０は、予め定められた重複しきい値５０と比較され、適応可能な場合、通信事象の表示５４および通信事象データの表示５６は、表示規則４８に従って組み合わされて、組み合わされた通信事象表示６２を形成する。組み合わされた通信事象表示６２は、上で説明された第２の表示５２の例である点に留意されたい。さらに、例えば、いくつかの態様では、組み合わされた通信事象表示６２の位置４９は、通信事象の表示５４および通信事象の表示５６のそれぞれの位置３５を考慮に入れた、平均値など、予め定められた数式に基づき得る。さらに、上で留意されたように、表示規則４８はユーザ定義され得る。

通信事象データの１つまたはいくつかの組合せのそれぞれの表示は、通信事象のそれぞれ１つまたはそれぞれの組合せに対応する複数のデータを含み得る点に留意されたい。したがって、マップ上のそれぞれの個々の表示または組み合わされた表示は、追加の事象関連データを含むことが可能であり、または追加の事象関連データに対応し得る。例えば、表示自体が事象関連データのいくつかの部分を反映する１つまたは複数の特徴を有することが可能である。一事例では、表示において使用されるアイコンは特定の形、色、またはそのような表示を与える(provides)その他の特性を有することが可能である。さらに、表示上にポインタを維持することまたは表示上でクリックすることがいくつかの形態の事象関連データを生成させるように、表示はインタラクティブであり得る。例えば、一態様では、表示上にポインタを維持することは、その表示に対応する概要データのポップアップ表を引き起こすことが可能である。もう１つの態様では、例えば、表示上でクリックすることは、対応する事象関連データの詳細を有するポップアップ表の生成を引き起こすことが可能である。それぞれの表示は１つまたは複数の無線デバイスおよびその上で発生する１つまたは複数の通信事象データ、または（ＣＤＭＡシステムにおける基地局など）１つまたは複数のネットワークデバイスおよびそれに関連する１つまたは複数の通信事象データに対応し得るため、本装置および本方法は、マップ上の通信事象を理解することを容易にするために、ならびに無線デバイスまたはネットワークデバイスに関するかかる事象に対応する概要または詳細へのアクセスを容易にするためにこれらの特徴を利用する。

したがって、通信事象の第１の表示５４および通信事象の第１の表示５６など、重複する通信事象の表示と事象関連データとを組み合わせることによって、本装置および本方法は、マップ表示４４および関連する通信事象関連データのより容易な閲覧を実現する。

したがって、システム２０は、マップ表示４４上で予め定められた重複しきい値５０を超える重複６０を有する通信事象２４を組み合わせることによって、通信事象２４のプレゼンテーションを強化するための装置および方法を提供する。別法として、または加えて、その他の態様では、当該装置および当該方法は、ユーザが通信事象２４の組み合わされたプレゼンテーションがどのように表されるかを選択するのを可能にする。したがって、システム２０は、マップ表示４４上で生成される必要がある表示の数を削減して、マップ表示４４を生成するための期間をオプションで削減することによって、マップ表示４４上で通信事象データ２４を提供する際のユーザ経験に価値を加える。加えて、または別法として、当該装置および当該方法は、データ収集デバイス２６によって送られたまたはデータ収集デバイス２６から受信された表示の数を削減し、それにより、監視デバイス２２がデータを受信するために必要な期間を削減し、したがって、ユーザ経験を強化する。

いくつかの態様によれば、監視デバイス２２およびデータ収集デバイス２６は、任意のタイプのコンピュータ化された通信デバイスを備え得る。例えば、図１に例示されるように、監視デバイス２２およびデータ収集デバイス２６は、ネットワークデバイス、サーバ、コンピュータワークステーションなど、固定通信デバイスを備え得る。一態様では、例えば、監視デバイス２２は、インターネットなど、ネットワークの全域でサーバなどのデータ収集デバイス２６と通信する、デスクトップ、ラップトップまたはワークステーションコンピュータであってよい。さらに、デバイス２２および／または２６は例示されたデバイスに限定されず、携帯情報端末（ＰＤＡ）、双方向テキストページャ、有線または無線の通信ポータルを有する携帯用コンピュータ、無線電話および／またはセルラ電話などの移動体通信デバイス、ならびに有線および／または無線の通信ポータルを有する任意のタイプのコンピュータプラットフォームをさらに含み得る点を理解されたい。さらに、データ収集デバイス２６は、遠隔スレーブまたは、そのエンドユーザを有さず、無線ネットワークまたは有線ネットワークの全域で単にデータを通信する、遠隔センサ、遠隔サーバ、診断ツール、データリレーなど、その他の類似デバイスであってよい。代替の態様では、監視デバイス２２および／またはデータ収集デバイス２６は、陸上線電話、パーソナルコンピュータ、セットトップボックスなど、有線通信デバイスであってよい。加えて、任意の数の監視デバイス２２および／またはデータ収集デバイス２６の任意の組合せがシステム２０において利用可能である点に留意されたい。したがって、本装置および本方法は、それに応じて、無線モデム、ＰＣＭＣＩＡカード、アクセス端末、パーソナルコンピュータ、電話、あるいは、それらの任意の組合せまたはサブコンビネーションを含むがこれらに限定されない、有線または無線の通信ポータルを含む任意の形態の有線または無線のデバイス上またはコンピュータモジュール上で実行可能である。

加えて、図４を参照すると、監視デバイス２２および／またはデータ収集デバイス２６は、ユーザインターフェース６９、メモリ７０、プロセッサ７２および構成要素の間の通信ならびにそれぞれのデバイスと通信ネットワークの間の通信を可能にする通信モジュール８０などの構成要素に通信可能に結合されたコンピュータプラットフォーム６８を含み得る。

ユーザインターフェース６９は、それぞれのコンピューティングデバイス内にインプットを生成または受信するように動作可能な入力デバイス６４と、それぞれのコンピューティングデバイスのユーザによる消費向けの情報を生成および／または提供するように動作可能な出力デバイス６６とを含み得る。例えば、入力デバイス６４は、キーパッド、キーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、スタイラス、または音声認識モジュールに関連するマイクロフォンなどのうちの１つまたは複数を含み得る。ある態様では、入力デバイス６４は、マップ表示４４（図１）を生成するための要求のユーザ入力を供給することが可能である。さらに、例えば、出力デバイス５６は、ディスプレイ５８（図２および３）、音声スピーカ、ライトジェネレータ、または触覚フィードバック機構(haptic feedback mechanism)など、１つまたは複数のディスプレイを含み得る。出力デバイス５６は、グラフィカルユーザインターフェース、音、光、振動などの感覚などを生成することができ、かかるアウトプットは、例えば、マップ４４上の１つまたは複数の通信事象２４の表示のプレゼンテーションと関連づけられることが可能である。

さらに、コンピュータプラットフォーム６８は、機能性をそれぞれのコンピューティングデバイスに供給するためのアプリケーションを実行するように動作可能である。コンピュータプラットフォーム６８は、揮発性メモリ部分と、読出し専用メモリおよび／またはランダムアクセスメモリ（ＲＡＭおよびＲＯＭ）、消去可能なプログラマブル読出し専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、電気的に消去可能なプログラマブル読取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、フラッシュメモリ、ならびに／またはコンピュータプラットフォーム上で動作可能な任意のその他のタイプのメモリなどの不揮発性メモリ部分とを備え得るメモリ７０を含み得る。さらに、メモリ７０は、電子ファイルシステムならびに、磁気媒体、光媒体、テープ、ソフトディスクおよび／またはハードディスク、ならびに着脱可能なメモリ構成要素など、任意の二次記憶装置および／または三次記憶装置を含めて、アクティブメモリおよびストレージメモリを含み得る。

さらに、コンピュータプラットフォーム６８は、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、またはその他のチップセット、プロセッサ、論理回路、またはその他のデータ処理デバイスであり得るプロセッサ７２も含み得る。データ収集デバイス２６がセルラ電話を備える場合など、いくつかの態様では、プロセッサ７２は、メモリ７０内で、音声呼出モジュール、データ呼出モジュール、媒体関連アプリケーション、取出しモジュール３０、生成マネージャ４０、ダウンロードマネージャ３６など、任意の常駐ソフトウェア構成要素(software components)７６とインターフェースをとるアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）層７４を実行することが可能である。ＡＰＩ７４は、それぞれの通信デバイス上で実行するランタイム環境であり得る。１つのかかるランタイム環境は、カリフォルニア、サンディエゴのＱｕａｌｃｏｍｍ，Ｉｎｃ．によって開発されたＢｉｎａｒｙ Ｒｕｎｔｉｍｅ Ｅｎｖｉｒｏｎｍｅｎｔ ｆｏｒ Ｗｉｒｅｌｅｓｓ（登録商標）（ＢＲＥＷ（登録商標））ソフトウェアである。例えば、無線コンピューティングデバイス上のアプリケーションの実行を制御するように動作するその他のラインタイム環境が利用可能である。

加えて、いくつかの態様では、プロセッサ７２は、データ収集デバイス２６または監視デバイス２２の機能性を可能にし、通信ネットワーク２８（図１）上のそれぞれのデバイスの動作可能性を可能にするハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、およびそれらの組合せの形で実施される様々な処理サブシステム(processing subsystems)７８を含み得る。例えば、処理サブシステム７８は通信を開始および維持すること、その他のネットワーク接続されたデバイスと、ならびにそれぞれのコンピューティングデバイスの構成要素内および／または構成要素間でデータを交換することを可能にする。セルラ電話の場合など、一態様では、プロセッサ７２は、音、非揮発性メモリ、ファイルシステム、送信、受信、サーチャ、レイヤ１、レイヤ２、レイヤ３、主制御、遠隔手順、ハンドセット、電力管理、診断、デジタル信号プロセッサ、ボコーダ、メッセージング、呼出マネージャ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）システム、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ＬＰＯＳ、位置決定、ポジションエンジン(position engine)、ユーザインターフェース、スリープ、データサービス、セキュリティ、認証、ＵＳＩＭ／ＳＩＭ（ユニバーサル加入者識別モジュール／加入者識別モジュール(universal subscriber identity module/subscriber identity module)）、音声サービス、グラフィック、ＵＳＢ（ユニバーサルシリアルバス）、ＭＰＥＧ（動画像専門家グループ）プロトコルマルチメディアなどのマルチメディア、ＧＰＲＳ（汎用パケット無線サービス）、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）、ショートボイスサービス（ＳＶＳ（商標））、ウェブブラウザなど、処理サブシステム７８の１つまたは組合せを含み得る。

コンピュータプラットフォーム６８は、それぞれのコンピューティングデバイスと通信ネットワーク２８（図１）の間で通信事象２４を交換するために動作可能であるだけでなく、それぞれのコンピューティングデバイスの様々な構成要素間の通信を可能にする通信モジュール(communications module)８０をさらに含み得る。通信モジュール８０は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアおよび／またはそれらの組合せの形で実施可能であり、デバイス内およびデバイス間の通信における使用向けのすべてのプロトコルをさらに含み得る。さらに、通信モジュール８０は、本明細書で説明される装置および方法に従って、通信事象２４に関するデータなどの情報を送信および／または受信するように動作可能である。

加えて、図１、４および５を参照すると、監視デバイス２２およびデータ収集デバイス２６の両方において、メモリ７０は１つまたは複数の通信事象２４のすべてまたは少なくとも一部を格納するように動作可能であり得る。それぞれの通信事象２４は、音声呼出、データ呼出、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）呼出またはテキストメッセージおよび／またはショートボイスサービス（ＳＶＳ（商標））呼出または音声メッセージ、あるいはマルチメディアメッセージなど、最大許容ペイロードを有する限定された容量の呼出の１つまたは任意の組合せを含むが、これらの限定されない任意のタイプの呼出交換または通信交換に基づき得る。さらに、通信事象２４は任意のタイプの通信プロトコルおよび／または技術に基づき得る。いくつかの態様では、無線デバイス２７（図１）が、基地局を介してなど、無線ネットワーク３１と通信する場合、通信事象２４は無線通信と関連づけられることが可能である。したがって、通信事象２４は、セルラ電話など、ネットワーク上で動作する無線デバイスと、ならびに基地局などのネットワークデバイスと関連づけられることが可能である。

特に図５を参照すると、いくつかの態様では、通信事象２４は、無線デバイス関連データ８１およびネットワーク関連データ８７など、１つまたは複数の事象関連データを含むことが可能であり、または当該事象関連データに対応することが可能であるが、これらに限定されない。無線デバイス関連データ８１は、それぞれの通信事象を経験したそれぞれの無線デバイスに関連するデータを含む。例えば、無線デバイス関連データ８１は、事象タイプ(event type)３３、通信デバイス識別子(communication device identification)（ＩＤ）８２、日付／時間８４、位置(location)３５、または追加のデバイス関連データ(additional device-related data)８６など、１つまたは複数のデータを含み得るが、これらに限定されない。しかし、通信事象２４は、それぞれの通信プロトコルに関連するその他のデータを含み得る点に留意されたい。

一実施形態では、例えば、事象タイプ３３は、アクセス障害、アクセスの成功、呼出中断、アイドル障害、休止中事象、あるいは、複数誤りコード(multiple error code)、例えば、これまでの事象のうちの１つよりも多くが発生したことを示すコード、などの事象を表す１つまたは複数のデータを含み得るが、これらに限定されない。すなわち、事象タイプ３３は、無線デバイス上でまたは無線デバイスに対して何の事象が発生したかを表す。

通信デバイスＩＤ８２は、通信事象２４に関連する、またはそこから通信事象２４が収集された無線デバイス２７（図１）を識別するための任意のタイプのデータを含み得る。例えば、通信デバイスＩＤ８２は、セルラ電話番号、移動体ディレクトリ番号（ＭＤＮ）、電子シリアル番号（ＥＳＮ）、移動体装置識別子（ＭＥＩＤ）、国際移動体装置識別子（ＩＭＥＩＤ）、国際移動体加入者識別子（ＩＭＳＩ）、一時移動体加入者識別子（ＴＭＳＩ）、または移動体加入者識別番号（ＭＳＩＮ）など、１つまたは複数のデータを含み得るが、これらに限定されない。

日付／時間８４は、通信事象２４に関連する日付、時間、またはそれら両方を識別するための任意のタイプのデータを含み得る。一実施形態では、日付／時間８４は、無線デバイスによってまたは無線ネットワークによって生成されたタイムスタンプから取得され得るような、通信事象２４が発生した日付および時間を含み得る。

位置３５は、通信事象２４に関連する地理的地点または地理的領域、またはネットワーク位置のうちの１つまたは複数に対応する任意のタイプのデータを含み得る。一実施形態では、位置３５は、例えば、衛星ベースのまたは地上波ベースの位置決定システムの１つまたはいくつかの組合せから取得された、通信事象２４が発生した場所に関する緯度および経度を含み得る。さらに、位置３５は、地理的領域または地理的区域の名称、または地理的領域またはネットワーク領域を決定するために使用可能な無線デバイス２７（図１）と通信するネットワーク構成要素の識別子であってよい。

追加のデバイスデータ８６は、それぞれの無線デバイスの１つまたは複数の属性に関連する任意のタイプのデータを含み得る。例えば、追加のデバイスデータ８６は、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、ファームウェア構成、プロビジョニング情報(provisioning information)、デバイス構成要素特性、デバイスモデル番号、デバイスの型、ネットワークオペレータ識別子、カスタマ番号、またはデバイスユーザプロファイル情報など、１つまたは複数のデータを含み得るが、これらに限定されない。

ネットワーク関連データ８７は、それぞれの通信事象またはそれぞれの無線デバイスまたはそれら両方に対応する無線ネットワークあるいは無線ネットワーク構成要素に関連する任意のデータを含み得る。例えば、ネットワーク関連データ８７は、ネットワーク識別子、ネットワークオペレータ識別子、基地局番号などのネットワーク構成要素識別子、セル識別子、または擬似ランダム番号（ＰＮ）など、１つまたは複数のデータを含み得るが、これらに限定されない。一事例では、ネットワーク関連データ８７は、通信事象２４が発生した時点で移動体電話が通信していた基地局および／またはセルの識別子であり得る。

さらに、通信事象２４は集約通信事象２４および／または一連の通信事象２４を表すことが可能である点を理解されたい。

図４を再び参照すると、いくつかの態様では、メモリ７０は、デバイスユーザがそれぞれのコンピューティングデバイス２２または２６上でユーザ出力を生成するおよび／またはユーザ入力を要求する任意のハードウェア構成要素、ファームウェア構成要素またはソフトウェア構成要素とインターフェースとることを可能にするためにプロセッサ７２によって実行可能なユーザインターフェースモジュール(user interface module)８８をさらに含み得る。ユーザインターフェースモジュール８８は、これらの機能を実行するように動作可能なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データまたは実行可能命令の１つまたは任意の組合せを備え得る。例えば、いくつかの態様では、監視デバイス２２上のユーザインターフェースモジュール８８は、グラフィックメニュー、音、マップ表示４４（図１）などのアウトプットを提供するために、および通信事象２４を組み合わせて、表すための規則(rules)４８、どの通信事象２４を収集するか、表示に関するより多くの情報に関するユーザ入力などのインプットを入力するようユーザにプロンプト表示するために、出力デバイス６６および生成マネージャ４０ならびに／または複数のソフトウェア構成要素７６のうちのいずれかの間でインターフェースをとるように動作可能なユーザインターフェースロジック９０を備え得る。さらに、例えば、マップ表示４４を生成する際、ユーザインターフェースモジュール８８は、ユーザがどの通信事象２４を提供するかを定義することまたはフィルタリングすることを可能にするために、ユーザに複数の通信事象タイプ３３（図５）のメニューまたはリストを供給するように動作することが可能である。さらに、ユーザインターフェースモジュール８８は、予め定められた時間量にわたってポインタが通信事象の表示上に位置するときなど、追加情報が、ディスプレイなど、出力デバイス６６上のユーザインターフェースモジュール８８によるプレゼンテーションのために生成マネージャ４０によって生成された場合、ユーザインターフェースモジュール８８がそれぞれの通信事象に関する追加情報を提供するようトリガし得る状態を入力デバイス６４から検出することが可能である。

さらに、監視デバイス２２およびデータ収集デバイス２６の両方において、メモリ７０はデバイス特定アプリケーション、ならびに／またはソフトウェア構成要素および／またはモジュールを含むように動作可能である。特に、データ収集デバイス２６のメモリはダウンロードマネージャ３６を格納することが可能であり、一方、監視デバイス２２のメモリは取出しモジュール３０および生成マネージャ４０を格納することが可能である。

例えば、図１を参照すると、ダウンロードマネージャ３６は、例えば、要求に応答して、データ収集デバイス２６から監視デバイス２２に通信事象２４をダウンロードするように動作可能なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データおよび実行可能命令の１つまたは任意の組合せを備え得る。上で留意されたように、ダウンロードマネージャ３６は、通信事象データ２４を収集して、監視デバイス２２に送るためのダウンロードマネージャロジック３８を含み得る。一態様では、ダウンロードマネージャ３６は、データ収集デバイス２６のメモリ７０内にすでに存在する１つまたは複数の通信事象２４を収集するように動作可能である。この場合、例えば、データ収集デバイス２６は、１つまたは複数の無線デバイス２７から、または無線デバイスからこのデータを収集するために動作している別のコンピューティングデバイスから通信事象データ２４を予め受信している可能性がある。すなわち、ダウンロードマネージャ３６は、通信事象データ２４に対するユーザ要求に基づいて動作するように動作可能であり、したがって、ダウンロードマネージャ３６は、１つまたは複数の通信事象２４を取得するための収集要求を１つまたは複数の無線デバイス２７に送るように動作可能であり得る。一態様では、ダウンロードマネージャ３６は、下でより詳細に議論される、監視デバイス２２から受信された通信事象要求１０２(communication event request)（図６）に応答して、１つまたは複数の通信事象２４をダウンロードするように動作可能である。

加えて、または別法として、データ収集デバイス２６は、データを監視デバイス２２にダウンロードするのに先立って、通信事象またはそれぞれの表示、またはそれら両方のすべてあるいは一部を処理することが可能である。いくつかの態様では、例えば、ダウンロードマネージャ３６またはダウンロードマネージャロジック３８は、通信事象２４の表示における重複を決定して、このデータを監視デバイス２２に送るのに先立って、対応する通信事象を事前に組み合わせるための機能性を含み得る。この場合、例えば、ダウンロードマネージャ３６またはダウンロードマネージャロジック３８は、表示規則４８を含むことが可能であり、または表示規則４８へのアクセスを有することが可能である。さらに、この場合、ダウンロードマネージャ３６またはダウンロードマネージャロジック３８は、本明細書で説明される１つまたは複数のビニング規則(binning rules)９１（図９）を実行するように動作可能であり得る。かかる態様では、例えば、データ収集デバイス２６は生成マネージャ４０の構成要素のすべてまたは一部をさらに備え得る。この態様では、ダウンロードマネージャ３６は、受信された通信事象要求１０２を満たすために、データ収集デバイス２６上に配置された常駐生成マネージャ４０またはそのそれぞれの構成要素の実行をトリガし得る。

したがって、ダウンロードモジュール３６は、通信事象２４に関する１つまたは複数の要求に対応するそれぞれのデータまたは表示をダウンロードするように動作可能である。

上述の態様のうちのいずれかと組み合わせることが可能な１つのオプションの態様では、ダウンロードマネージャ３６は、要求された通信事象２４および／または対応する表示を「トリクル」様式(“trickle” fashion)でダウンロードするように動作可能である。「トリクル(trickle)」という用語は、ダウンロードマネージャ３６が要求された通信事象２４および／または対応する表示のそれぞれの部分を異なる時間に個別にダウンロードするプロセスを指す。例えば、それぞれの部分をサイジングすることが可能であり、またはデータサイズ限界に基づく期限、スループット期限、スループット容量限界、監視デバイスユーザアクティビティレベルまたは保留要求(suspension request)などの直接ユーザ要求を有することが可能である。ダウンロードマネージャ３６は、予め定められた期限、予め定められた利用可能なスループット容量、監視デバイスユーザアクティビティレベルまたは、ダウンロードを続ける要求などの直接ユーザ要求など、１つまたは複数の再開要因に基づいて、要求された通信事象２４および／または対応する表示の残りの部分を引き続きダウンロードするように動作可能である。このように、ダウンロードマネージャ３６は、要求された通信事象２４および／または対応する表示を「トリクル」様式で一度に一部ずつダウンロードするために取出しモジュール３０と協働する。かかる「トリクル」方法は、処理リソースおよび／またはデータスループットチャネルを関連づけないことによって、監視デバイス２２のユーザの経験を強化することが可能である。「トリクル」ダウンローディングのさらなる態様は、トリクルモジュール９７（図８）に関して下で説明される。

したがって、ダウンロードマネージャ３６は、通信事象２４および／または対応する表示を、監視デバイス２２など、要求している通信デバイスにダウンロードするように動作可能である。特に、ある態様では、ダウンロードマネージャ３６は、通信事象要求１０２に応答して、通信事象要求１０２を満たすために、要求された通信事象２４および／または通信事象２４の表示をダウンロードするように動作可能である。さらに、ある態様では、ダウンロードマネージャ３６は、ダウンロードマネージャが通信事象データを組み合わせることを可能にする１つまたは複数のビニング規則をオプションで含む表示規則４８に基づいて、要求された通信事象を事前処理するように動作可能である。

さらに、図１、６および７を参照すると、取出しモジュール３０は、データ収集デバイス２６から通信事象２４を取り出すように動作可能なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データおよび実行可能命令の１つまたは任意の組合せを備え得る。ある態様では、取出しモジュール３０は、監視デバイス２２のユーザにとって関心ある通信事象２４を取り出すために通信事象要求１０２（図６）を生成するように動作可能である。

特に図６を参照すると、通信事象要求１０２は、監視デバイス２２のユーザによって閲覧されることが所望される通信事象２４に関する態様の１つまたは任意の組合せを定義する。したがって、通信事象要求１０２は、通信事象２４（図５）によって定義される無線デバイス関連データ８１（図５）またはネットワーク関連データ８７（図５）、またはそれら両方の１つまたは複数のデータに関連する１つまたは複数の所望される通信事象関連データ１０３を含み得る。本装置および本方法の特定の用途に応じて、通信事象要求１０２は異なる形をとってよい。例えば、限定的なものと考えるべきでない一事例では、所望される通信事象関連データ１０３は、１つまたは複数の所望されるデバイス識別子(desired device identifiers)１０５と、１つまたは複数の所望される時間枠識別子(desired timeframe identifiers)１０７と、１つまたは複数の所望される事象タイプフィルタ(desired event type filters)１０９とを含む。所望されるデバイス識別子１０５は、ＭＤＮなどの１つまたは複数の通信デバイスＩＤ８２、追加のデバイスデータ８６、または基地局ＩＤなどのネットワーク関連データ８７に対応する１つまたは複数のデータを含み得るが、これらに限定されない。所望される時間枠識別子１０７は、日付、時間、日付または時間またはそれら両方の１つまたは複数の範囲など、１つまたは複数のデータを含み得るが、これらに限定されない。さらに、所望される事象タイプフィルタ１０９は、事象タイプ３５に対応する１つまたは複数のデータを含み得るが、これらに限定されない。したがって、この事例の一例では、通信事象要求１０２は、ネットワークオペレータなど、監視デバイス２２のユーザが特定の時間枠の全体にわたって無線デバイスの特定の集団向けの特定の事象関連データを要求することを可能にする。その他の事例では、例えば、通信事象要求１０２は、例えば、特定の地理的領域またはネットワークベースの領域において発生している事象があるユーザにとって関心あるものである場合、そのユーザによって特定された決定された領域３４を含み得る。さらにその他の事例では、例えば、通信事象要求１０２は、データを監視デバイス２２に送るのに先立って、データを組み合わせるようにまたは表示を生成するようにデータ収集デバイス２６または別のデバイスをトリガし得る、ユーザによって所望される予め定められた重複しきい値５０またはビニング規則９１を含む表示規則(representation rules)４８を含み得る。すなわち、通信事象要求１０２は、複数の通信事象２４またはその関連するデータのうちのどれを収集するか、または収集されたデータをどの形態で監視デバイス２２に供給するかをデータ収集デバイス２６が決定するための任意の情報を含み得る。

図７、８および９を参照すると、上記の態様のいずれかと組み合わせることが可能な１つのオプションの態様では、取出しモジュール３０は、ユーザアクティビティに応じて調整された(moderated)ダウンロード処理または減速されたダウンロード処理を備える「トリクル」様式で通信事象２４を取り出すように動作可能であり得る。例えば、ある態様では、取出しモジュール３０は、監視デバイス２２のメモリ７０内に格納されたユーザプロセス９８と相互作用するように動作可能なトリクルモジュール(trickle module)９７をさらに含むことが可能であり、またはトリクルモジュール９７へのアクセスをさらに有することが可能である。ユーザプロセス９８はプロセッサ７２によって実行可能な任意のプロセスであり得る。ユーザプロセス９８は、監視デバイス２２とのユーザ対話性の量または存在を定義するユーザアクティビティレベル１００を含む。さらに、ユーザアクティビティレベル１００は、ある期間にわたる瞬時測度または測度であり得る。いずれの場合も、ユーザアクティビティレベル１００は、入力デバイス６４または出力デバイス６６を使用する際にユーザがどの程度アクティブであるかを反映する。例えば、ユーザアクティビティレベル１００は、監視デバイス２２のキーボードまたはマウスでのユーザ入力の数を示すことが可能であり、これは数に応じて高い値であってよく、またはインプットが受信されていない場合またはインプット／時間の予め定められたしきい値が満たされていない場合、低い値であってよい。

さらに、ある態様では、トリクルモジュール９７は、ユーザアクティビティしきい値(user activity threshold)１０１および上記の「トリクル」様式で通信事象２４に対応するデータをダウンロードすることを可能にする１つまたは複数の期間を定義する。例えば、取出しモジュール３０は、第１の予め定められた時間(first predetermined time)１０４にわたって要求された通信事象２４の一部を取り出し、次いで、ユーザプロセス９８のユーザアクティビティレベル１００が予め定められたユーザアクティビティしきい値１０１を超えるかどうかを検査する。ユーザアクティビティレベル１００がしきい値１０１を超えた場合、取出しモジュール３０はユーザプロセス９８に制御を切り替えて(switches the control)、さらなるダウンロードを保留すると同時にユーザアクティビティが発生することを可能にする。このように、取出しモジュール３０は、ユーザプロセス９８がユーザのアクティビティにサービス提供し得る可能性を高める。次いで、ユーザプロセス９８が実行し、トリクルモジュール９７はユーザプロセス９８が第２の予め定められた時間１０６にわたってアイドル状態になるまで待機し、その後、トリクルモジュール９７はデータのダウンロードを続けるために取出しモジュール３０に制御を切替復帰する(switches the control back)。加えて、例えば、トリクルモジュール９７は、ダウンロードマネージャ３６（図１）に関して上で議論された「トリクル」の任意の態様を実施することが可能である。したがって、この例では、トリクルモジュール９７は、ユーザアクティビティレベル１００に基づいて、要求された通信事象２４および／または対応する表示のダウンロードを管理する。

これにより、取出しモジュール３０は、通信事象要求１０２を生成して、要求された通信事象２４および／または表示を、データ収集デバイス２６など、別の通信デバイスから取り出すように動作可能である。

加えて、監視デバイス２２に関して、図１および１０を参照すると、生成マネージャ４０はメモリ７０内に格納されて、メモリ７０から実行され得る。生成マネージャ４０は、マップ表示４４を生成するように動作可能なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、データまたは実行可能命令の１つまたは任意の組合せを備え得る。さらに、生成マネージャ４０は、別法として、または加えて、監視デバイス２２と通信中の別のコンピューティングデバイス上に存在することが可能である点を理解されたい。例えば、生成マネージャ４０のすべてまたは一部は、データ収集デバイス２６などのサーバ上に存在することが可能であり、プレゼンテーションは監視デバイス２２などのクライアントデバイス上で発生することが可能である。

ある態様では、生成マネージャ４０は、決定された領域３４に関するマップ表示４４を生成し、要求された通信事象２４に関する表示をマップ表示４４上に生成するように動作可能な生成マネージャロジック(generation manager logic)４２を備える。特に、要求された通信事象２４の表示は、通信事象２４のうちの１つまたは組合せをどのように表すかを定義する表示規則４８に基づき得る。表示規則４８は汎用プログラミング言語を用いて表すことが可能である。さらに、表示規則４８は静的であってよく、あるいは動的であってよく、またはそれらのいくつかの組合せであってもよい。例えば、表示規則４８は、そのタイプ３３、位置３５に基づいて、あるいは通信事象２４に対応するその他のデータに基づいて、またはそれらの任意の組合せに基づいて、異なる通信事象２４に対応する特定の色またはアイコン、またはそれら両方を定義することが可能である。上で議論されたように、それぞれの定義された色、アイコン、またはそれら両方は、個々の通信事象の第１の表示４６を定義することが可能である。さらに、表示規則４８は、１つまたは複数の通信事象２４をいつ組み合わせて、別個の個々の表示ではなく、単一の表示を形成すかを定義することが可能である。例えば、表示規則４８は、２つ以上の個々の表示の間の重複６０（図２）が予め定められた重複しきい値５０を超えるかどうかに基づき得る。次いで、生成マネージャ４０は、組み合わされた通信事象２４に関する第２の表示５２を関連づけることが可能であり、表示間を区別するために、色、アイコン、またはそれら両方は第１の表示４６とは異なってよい。加えて、表示４６および／または５２など、通信事象２４の表示は、それぞれの事象またはそれぞれの通信事象２４に対応するその他の詳細を記述するテキストをさらに含み得る。個々のまたは組み合わされた通信事象のそれぞれの表示、あるいは、個々のまたは組み合わされた無線デバイスまたはネットワークデバイスのそれぞれの表示は、対応するデータに応じて異なる場合があるため、生成マネージャ４０は、事実上、それぞれの個々のまたは組み合わされた表示に関する複数の表示のうちの１つを生成する能力を有し得る。

加えて、表示規則４８は、組み合わされた通信事象の表示をグラフィック的に区別することを可能にするための１つまたは複数の重大度規則(severity rules)１２９を含み得る。図１１を参照すると、１つの非限定的な事例では、生成マネージャ４０は、グループ化された事象の重大度をどのように表すかに関する重大度規則１２９を確立するユーザ決定可能なフィールドを有する表１３０をユーザに提供するように動作可能である。例えば、例示された事例では、基地局は多くの通信事象２４と関連づけられることが可能であり、列１３２は異なるタイプ３３の通信事象２４を表す。さらに、１つまたは複数の重大度レベルをそれぞれのタイプの事象に関して確立することが可能であり、この場合、上の行１３４は３つの重大度レベル、すなわち、低、中、または高を表す。例えば、低、中、および高など、それぞれの重大度レベル１３４は、基地局およびその基地局に関連して発生する事象を表すのに使用するためのアイコンに関する独自の色（例えば、低＝緑、中＝黄、および高＝赤）と関連づけられることが可能である。加えて、それぞれの重大度レベル１３４に関して、表１３０は、ユーザが所望される数を入力することが可能なフィールドなど、ユーザ定義可能な重大度しきい値１３６を含み得る。したがって、例えば、数５（５）は「アイドル障害」に関する行にあり、かつ「高」に関する列にあり、したがって、基地局に関連する５（５）個以上の「アイドル障害」が存在する場合、基地局に関する表示は「高」となるべきであり、赤色を用いて、そういうものとして示されるべきである。すなわち、１つまたは複数の重大度しきい値は、第１の表示のそれぞれまたは第２の表示のそれぞれに関連する事象タイプの数のカウントに基づいて第１の表示および第２の表示のうちの少なくとも１つを生成し、次いで、そのカウントを対応する重大度しきい値と比較し、そのカウントが重大度しきい値を超えるかどうかに応じて、複数の第１の表示および第２の表示のうちの予め定められた１つを生成することを可能にする。特に、複数の第１の表示および第２の表示のうちの予め定められた１つを生成することは、その比較に基づいて、異なる色または異なるアイコンなど、複数の重大度インジケータ特性(severity indicator characteristics)のうちの１つを有するそれぞれの表示を生成することをさらに備える。したがって、異なる重大度レベルの異なる表示は、ユーザがマップ表示４４上で基地局に関連する誤りの数を迅速に検査することを可能にする。したがって、例えば、マップ表示４４上に多くの基地局が存在し、例えば、予め定められた重大度しきい値を通して、ユーザが多くの誤りを有したいずれかの基地局の位置を突き止めることを望む場合、ユーザは赤いアイコンについて走査し、次いで、赤い基地局に関してより多くの情報を取り出すことが可能である。

前述のとおり、表示規則４８は、２つ以上の通信事象２４の表示をどのように組み合わせるかをさらに特定することができる。１つの非限定的な例では、第１の表示４６および第２の表示５２は基地局およびそれぞれの基地局に対応する事象の表示であり得る。この場合、表示規則４８は、基地局の２つ以上の重複する表示の表示をどのように組み合わせるかをさらに定義することが可能であり、この場合、新しく組み合わされた基地局データをどのように表すかを決定する際に、それぞれの基地局の事象に関する重大度しきい値１３６が考慮に入れられる。例えば、表示規則４８は組み合わされた基地局表示がその組合せの中に最高の重大度レベルの基地局表示のいずれかを含むことを定義することが可能である。この場合、２つの基地局表示が組み合わされ、それぞれの通信事象に関して、一方が低い重大度レベルを有し、他方が高い重大度を有する場合、組み合わされた基地局表示は高い重大度レベルを有するとして表されることになる。組み合わされた表示は、その組合せの中の表示のうちの１つに関する単一の通信事象タイプ、またはその組合せの中の表示に関する通信事象タイプの任意の組合せの重大度レベルに対応する重大度レベルインジケータ（例えば、色）を有し得る点に留意されたい。すなわち、２つの異なる基地局に関する呼出中断を備える通信事象データが組み合わされた基地局アイコン内に表された場合、対応する組み合わされた基地局アイコンは、２つの基地局のどちらかの呼出中断に関して最高重大度レベルに設定された重大度レベルインジケータを有することが可能である。もう１つの例では、２つの異なる基地局に関する呼出中断およびアイドル障害を備える通信事象データが組み合わされた基地局アイコン内に表された場合、かつ呼出中断の重大度レベルが低く、アイドル障害の重大度レベルが高い場合、対応する組み合わされた基地局アイコンは高い重大度レベルを反映するように設定された重大度レベルインジケータを有することが可能である。したがって、表示を組み合わせるこの様式は、ユーザが基地局の組合せに関連する多くの誤りを有する基地局の組合せを迅速に識別することを可能にし得る。

したがって、表示規則４８は、通信事象２４がどのように表されるべきか、および通信事象２４がどのように組み合わされるべきかをユーザが特定するための、柔軟かつ好都合な機構を与える(provide)。

さらに、図１０を再び参照すると、生成マネージャ４０は、マップ表示４４をどのように生成するかを制御するためのマッピングインターフェース９５をオプションで含み得る。例えば、マッピングインターフェース９５は、２つ以上の通信事象要求１０２（図６および７）に関連して収集された通信事象２４を分類することが所望される場合、または単一の通信事象要求からのデータをさらにフィルタリングすることが所望される場合など、何の通信事象が表されるか、およびそれらをどのように表すかを選択するために使用可能である。加えて、マッピングインターフェース９５は、ユーザがマップ表示４４内に例示された地理的領域を制御することを可能にする。マッピングインターフェース９５は、固定パラメータであってよく、あるいは動的パラメータであってよく、またはそれらのいくつかの組合せであってもよく、マッピングインターフェース９５は汎用プログラミング言語を用いて表すことが可能である。

例えば、１つの非限定的な事例では、図１２を参照すると、生成マネージャ４０は、マッピングインターフェース９５を定義するユーザインターフェース１０８を生成して、これをユーザに提供するように動作可能であり得る。ユーザインターフェース１０８は、ユーザがマップ表示４４および要求された通信事象２４の表示の生成に関連する１つまたは複数の変数を定義することを可能にする。

ある態様では、ユーザインターフェース１０８は、マップ表示４４内に例示された地理的領域を変更するように動作可能な１つまたは複数のマップ制御(map control)１１０を含み得る。例えば、マップ制御１１０は、マップの地理的領域、または、マップの外観(appearance of the map)、または、マップ上の道路、都市などの特徴の外観(appearance of features)を変更するためにズームレベル(zoom level)、方向制御、および／または特徴制御(feature controls)のうちの１つまたは複数を含み得る。

１つの非限定的な事例では、加えて、図１３および１４を参照すると、決定された領域３４は、方向矢印１１１上でクリックすることによってまたはズーム(zoom)のレベル１１２を変更することによって変更可能である。一実施形態では、両方のオプション１１１、１１２がユーザインターフェースモジュール８８（図４）によってユーザに提供される。生成マネージャ４０は、ユーザインターフェース１０８へのユーザ入力に基づいて、新しいマップ表示４４および通信事象２４に関する新しい表示を生成することによって、決定された領域３４内の変更に応答することが可能である。したがって、一事例のある例では、図１３は、国(country)サイズのズーム(zoom)に対応する２の値を有するレベルなど、第１のズームレベル(zoom level)に関連するマップ表示４４に対応する。同様に、図１４は、都市(city)サイズのズームに対応する３の値を有するレベルなど、第２のズームレベルに関連するマップ表示４４に対応する。したがって、１つまたは複数のマップ制御(map control)１１０は、ユーザが決定された領域３４の選択と、通信事象２４の表示の変更とを可能にする。

さらに、もう１つの態様では、ユーザインターフェース１０８は、マップ表示４４上に例示された通信事象２４のタイプを変更するように動作可能な１つまたは複数の通信事象タイプ制御１１４を含み得る。例えば、限定的であることが意図されない一時例では、通信事象２４のタイプは、アクセス障害(access failure)、呼出中断(call drop)、アイドル障害(idle failure)、休止中(our of service)事象、および複数の事象を表す複数の誤り(multiple error)インジケータを含むが、これらに限定されないタイプ３３に対応し得る。一事例では、通信事象タイプ制御１１４は、どの通信事象タイプがマップ４４上の無線デバイスおよび基地局の両方の表示に関連づけられることになるかを指令する。それぞれの通信事象タイプ制御１１４は、それぞれの事象タイプがマップ表示内の包括から選択されたか、またはそこから選択解除されたかを決定する選択インジケータ(selection indicator)１１５に対応し得る。例えば、選択インジケータ１１５は、チェックを入力することまたはチェックボックスからチェックを解除することを含み得るが、これらに限定されない。したがって、この事例の例では、「呼出中断(Call Drops)」のチェックを解除することは基地局の事象表示、ならびに呼出中断に対応するタイプ３３の無線デバイス事象表示を含むすべての呼出中断(call drop)を、フィルタアウト(filter out)することになる。したがって、１つまたは複数の通信事象タイプ制御１１４は、ユーザがマップ表示４４上で事象タイプ２８の選択および通信事象２４の表示を変更することを可能にする。

さらに、もう１つの態様では、ユーザインターフェース１０８は、マップ４４上でそれぞれの事象表示に関連することになる１つまたは複数の重大度レベル制御(severity level controls)１１６を含み得る。重大度レベル制御１１６は、低、中および高など、重大度レベル(severity levels)１３４（図１１も参照されたい）に対応し、ユーザ定義された値であり得る重大度しきい値(severity thresholds)１３６（図１１）にさらに対応する。さらに、それぞれの重大度レベル制御１１６は、それぞれの重大度レベルがマップ表示４４内の包括から選択されたか、またはそこから選択解除されたかを決定する選択インジケータ１１５に対応し得る。例えば、選択インジケータ１１５は、チェックを入力することまたはチェックボックスからチェックを解除することを含み得るが、これらに限定されない。１つの非限定的な事例では、例えば、表示に関連する事象がそれぞれの重大度しきい値を超える場合、１つまたは複数の重大度レベル制御１１６の選択は、マップ表示４４上の無線デバイスまたは基地局の対応する表示の特性を変更する。したがって、この事例の例では、高い重大度レベルに対応するアイコンをチェックすることは、この場合、赤色など、高い重大度(high severity level)レベルの定義された特性を用いて、対応する「高い」しきい値を超えるいくつかの事象発生を有する任意の基地局の事象表示および任意の無線デバイスの事象表示をマップ４４上に表すことになる。したがって、１つまたは複数の重大度レベル制御１１６は、ユーザが重大度しきい値に基づいて、マップ表示４４上で通信事象２４の表示の特性を変更することを可能にする。

加えて、別の態様では、ユーザインターフェース１０８は、無線デバイスに対応する、または基地局などのネットワークデバイス、またはそれらの両方に対応する通信事象の表示がマップ表示４４内に含まれるか否かを制御するように動作可能な１つまたは複数のデバイス表示制御１１８を含み得る。例えば、一事例では、表示４６（図１）および５２（図１）は、無線デバイス事象表示または基地局表示のいずれかであるため、デバイス表示制御１１８はどちらか一方の包括または排除を示す１つの制御だけを含み得る。この場合、デバイス表示制御１１８は、マップ表示４４内の無線デバイスで発生する通信事象の表示の包括を制御するための選択インジケータ１１５に関連する１つまたは複数のアイコン１１９によって示されるように、無線デバイス事象に対応する「呼出障害(Call Failure)」フィールドを含む。例えば、アイコン１１９は、マップ４４上のそれぞれの無線デバイス表示と関連づけられることになる１つまたは複数の事象タイプ２８を表すことが可能である。さらに、例えば、アイコン(icons)１１９および／または事象タイプ２８は、ネットワークオペレータ、無線デバイス製造会社、ネットワークデバイス製造会社、無線デバイスまたはネットワークデバイスの構成要素製造会社などにとって関心のある品質インジケータ(quality indicator)に対応することが可能であり、この場合、かかる品質インジケータは無線デバイス、ネットワークデバイス、またはそれら両方の演算特徴に対応する。加えて、アイコン１１９は、それぞれの事象が位置データ３５（図５）を含むか否かなど、それぞれの通信事象２４（図５）に関連する１つまたは複数のデータに関する場合がある。いずれの場合も、一例では、この場合「呼出障害」のチェックを解除することは、マップ４４からすべての無線デバイス事象表示をフィルタアウトすることになると同時に、基地局の事象表示は残ることになり、選択された通信事象タイプ制御１１４に従って通信事象と関連づけられることになる。

一事例の別の例では、それぞれの通信事象２４は、無線デバイスおよび基地局などのネットワークデバイスの両方と関連づけられる場合があるため、マップ４４上の表示４６（図１）または５２（図２）、またはそれら両方は、その表示に含まれた通信事象２４の１つまたは複数のタイプ２８に対応するアイコン、特徴、色などの特性を含み得る。したがって、１つまたは複数のデバイス表示制御１１８は、ユーザがマップ表示４４上で無線デバイス、基地局、またはそれら両方、およびその対応する通信事象２４の表示を定義することを可能にする。

さらに、ユーザインターフェース１０８は、「マップされない障害(unmapped failures)」メニューへのまたは「マップ設定(map settings)」メニューへのリンクなど、その他の機能エレメントをオプションで含み得る。この点に関して、「マップされない障害」は、位置３５など、データをマップ４４上に表すことを可能にするための関連する位置情報を有さない通信事象２４に関する。さらに、「マップ設定」は、マップ４４の特性を調整するための追加のメニューオプションを含み得る。

したがって、マッピングインターフェース９５（図１０）の一形態であるユーザインターフェース１０８は、ユーザがマップ４４上で無線デバイスおよび基地局、ならびに対応する通信事象タイプの表示をフィルタリングするための好都合かつ柔軟な機構を与え(provide)、またユーザが対応する重大度レベルに応じて表示の特性を変更することを可能にする。

図１３および１４を再度参照すると、生成マネージャ４０は、ユーザが要求された通信事象２４に対応する、マップ表示４４および下で議論されるその他の詳細な報告を閲覧するための対話型の作業空間(workspace)を与えるために１つまたは複数の作業空間ユーザインターフェース(workspace user interfaces)１４０および１４２を生成することが可能である。例えば、作業空間ユーザインターフェース１４０および１４２は、ユーザインターフェース１０８に関する一部およびマップ表示４４に関する別の部分、ならびに通信事象関連データの表示を管理するための様々なメニュー、タブ、ドロップダウンメニュー、リンクなどを含み得る１つまたは複数の追加部分を含むことが可能である。前述のとおり、ユーザインターフェース１０８は、ユーザがマップ表示４４によって例示された決定された領域３４を変更すること、ならびに通信事象に関連する表示を制御することを可能にする。さらに、作業空間ユーザインターフェース１４０および１４２は、ユーザが決定された領域３４をズームイン(Zoom In)するための部分または追加の詳細が所望される場所を強調表示することを可能にする可変サイズの枠または円などの選択ツール１４４をさらに含み得る。したがって、作業空間ユーザインターフェース１４０および１４２は、ユーザが通信事象に対する要求を生成すること、ならびに通信事象に対応するデータを解析して、マップ上に表示を可視化することを可能にする。

加えて、特に図１４を参照すると、マップ上の表示１４７に関する通信事象データがそれぞれの表示においてまたは与えられたマップビュー(given map view)内の表示にリンクされたデータにおいて反映されていない場合、生成マネージャ４０（図１）は、通知１４５を含むマップ表示４４を生成することが可能である。例えば、表示がある基地局に対応し、その基地局によってサービス提供されるセルの一部が決定された領域を超えた場合、いくつかの態様では、その基地局に関連するが、決定された領域の外側のセルの一部の中で発生する通信事象は、そのビュー内またはそのビューにリンクされたデータ内に含まれない場合がある。この状況は、例えば、基地局が決定された領域３４の縁に近接して配置された場合に発生する可能性がある。通知１４５はテキスト、グラフィック、色、音声警告(audio warning)、またはユーザにその状況を通知するように動作可能な任意のその他の機構であってよい。いくつかの態様では、通知１４５は逆の事例、例えば、決定された領域３４の外側に位置するが、領域３４内の基地局に関連する通信事象に対応するデータが表示された情報またはリンクされた情報の中に含まれることを表すことが可能である点に留意されたい。

図１０および１５を参照すると、もう１つの態様では、生成マネージャ４０は、事象をマップ４４上の異なる部分とどのように関連づけるかを定義するビニング規則９１に基づいて通信事象２４に関する表示を生成することが可能である。一態様では、図１５を参照すると、ビン(bins)１２２は、決定された領域３４に包含されるそれぞれの通信事象２４の規則的な解析を可能にするための好都合な機構を与える(provide)。したがって、決定された領域３４内の表示の処理は、それぞれの通信事象２４をそれぞれのビン１２２によって定義された決定された領域３４のサブセットに割り当てることに基づいて振り分けることが可能である。さらに、一例では、次いで、それぞれのビン１２２内のそれぞれの通信事象２４を個々に、または表示規則４８（図１）に基づいて、組み合わされた様式で表すことが可能である。もう１つの例では、それぞれのビン１２２に関する単一の表示を生成することが可能である。

例えば、図１５では、マップ表示４４はグリッドビン１２２に分離された決定された領域３４を含む。領域当たりのビンの数はアプリケーションに応じて異なってよい点に留意されたい。一態様では、例えば、無線デバイスおよび基地局に関する呼出障害を処理する場合、サイジングされた様々な決定された領域３４の範囲の全域で使用するためには３０×３０ビンのグリッドサイズが効率的なグリッドサイズであることが分かっている。その他の態様では、決定された領域３４が知られると、ビン１２２は１つの表示だけを含むようにサイジングされ、これにより、それぞれのビン１２２に包含される任意の通信事象は自動的に組み合わされる。このようにビンをサイジングすることは、表示の相対的なサイズがいかなるビューにおいても依然として実質的に同じである場合に特に役立つ可能性がある。その他の態様では、ビン１２２は、マップ表示４４の画素サイズに関する有用性に基づいてサイジングされ得る。その他の態様では、ビン１２２は、すべてのビン１２２が通信事象を含む場合、データスループットまたは処理能力に基づいて、推定される対応するデータの量がデータ収集デバイス２６から監視デバイス２２に渡すことが可能なデータの最大量以下になるようにサイジングされ得る。ビン１２２のサイズを決定するためにこれらの考慮事項の任意の組合せが使用可能である点に留意されたい。

一態様では、生成マネージャ４０は、以下の様式でマップ表示４４を定義する決定された領域３４に関する通信事象２４の表示を生成することが可能である。第一に、通信事象２４のそれぞれは複数のビン１２２のうちの１つと関連づけられる。例えば、それぞれの通信事象２４のそれぞれの位置３５に基づいて、生成マネージャ４０はそれぞれのビン１２２における地理的境界内の各それぞれの事象を関連づける。第二に、生成マネージャ４０は、表示規則４８に従って、それぞれのビン１２２内の２つ以上の表示の間に、予め定められた重複しきい値５０を超える任意の重複６０が存在するかどうか、を決定する。例えば、生成マネージャ４０は、それぞれの通信事象２４に関する第１の表示４６（図１）を決定することが可能である。第１の表示４６は明示的でなくてよい。生成マネージャ４０は、マップ表示４４上のアイコンのサイズおよび位置を推定することが可能である。したがって、第１の表示４６は省略アイコンサイズであり得る。さらに、生成マネージャ４０は、任意の２つ以上の第１の表示４６のいずれかが、予め定められた重複しきい値５０を超える重複６０（図２）を有するかどうかを検査する。そうである場合、許容しきい値を超えて重複する、それぞれのビン１２内のすべての第１の表示４６は、代わりに、組み合わされた表示である第２の表示５２によって表される。したがって、それぞれのビン１２２内の表示は、通信事象２４に対応する１つまたは複数の第１の表示４６、または通信事象２４の組合せに対応する１つまたは複数の第２の表示５２、あるいは第１の表示４６および第２の表示５２の両方の１つまたは複数を含み得る。したがって、ビン１２２を使用することによって、生成マネージャ４０は、ユーザによって消費される必要がある表示の数を削減することが可能であり、それぞれのビン１２２に関する第２の表示５２を生成するために試験される必要がある通信事象２４の数をさらに制限することが可能である。

もう１つの態様では、生成マネージャ４０は、表示されることになる通信事象２４のすべてを含むマップ４４に関する最小領域（例えば、決定された領域３４）を決定する。したがって、生成されることになるマップの地理的領域は動的であり、表されることになる通信事象の位置の範囲に基づいて異なる。さらに、当該装置および当該方法はビニング規則９１を決定されたマップ領域３４に適用し、これは決定された領域３４を複数のビン１２２に分割する。したがって、通信事象データは、データをどのように表すかを決定するためにビン単位ごとに解析される。１つの特定の態様では、それぞれのビン１２２は、マップ４４上で表示されることになる表示のサイズにほぼ等しいか、または当該サイズより若干大きくサイジングされる。したがって、それぞれのビン１２２に包含される任意の通信事象２４は自動的に組み合わされて、組み合わされた表現の形で提供される。すなわち、この場合、ビンのサイジングおよび表示のサイジングは、任意のビン内の任意の通信事象が予め定められた重複しきい値を超える個々の表示を自動的に有するように決定され、これによりそれぞれのビン内の事象データは重複する量を１つずつ個々に決定する必要なしに自動的に組み合わされる。

加えて、図１６および１７を参照すると、生成マネージャ４０は、マップ４４上の通信事象２４の表示に対応する１つまたは複数の事象報告１５０および１５２を生成することが可能である。一態様では、例えば、報告１５０および１５２は、組み合わされた表示上にポインタを配置した後で、または組み合わされた表示上でクリックした後で、マップ表示４４上に生成可能である。報告１５０および１５２はまた、その他のユーザインターフェース上で生成することが可能であり、またはプリントアウトすることも可能である点に留意されたい。一例では、図１６を参照すると、報告１５０は、ネットワーク関連データ８７（図５）から決定され得る、それぞれの基地局(base station)（ＢＳ）１５５に対応するそれぞれの事象タイプ３３の数のカウント１５４または値、を供給する。加えて、この例では、報告１５０は、経度(longitude)および緯度(latitude)などの位置３５、ＣＤＭＡシステム内のセルを識別する擬似ランダム数（ＰＮ）１５６など、追加のネットワーク関連データ、および各それぞれの基地局１５５に関連する通信事象２４（図５）に対応する事象タイプ３３（図５）を分類するために使用される事象タイプフィルタ１０９（図６）の視覚的インジケータ(visual indicator)１０９を含む。さらに、報告１５０は、ユーザが例示された基地局メニュー１６２と、基地局識別子の代わりに、ＭＤＮなどの無線デバイス関連データ８１（図５）に基づいて分類された対応する詳細を含む呼出障害(call failure)メニュー１６４（図１７を参照）の間で切り替えることを可能にするメニュータブ１６２および１６４を含む。

したがって、例えば、図１７を参照すると、報告１５２は、この場合、移動体ディレクトリ番号（ＭＤＮ）と呼ばれる通信デバイスＩＤ８２に基づいて、かつ基地局（ＢＳ）１５５および／または擬似ランダム番号（ＰＮ）１５６など、それぞれのネットワーク関連データ８７にさらに相関して、それぞれの無線デバイスで発生する通信事象２４に対応する、「障害タイプ(Failure Types)」と呼ばれるすべての事象タイプ３３の詳細を表す。加えて、この例では、報告１５２は、例えば、ユーザインターフェース１０８（図１２の通信事象タイプ制御１１４（図１２）を介して選択された呼出障害オプションに対応する、経度および緯度を含む位置３５、日付／時間(time/date)８４、および呼出障害アイコン１６０など、追加の関連データを含む。さらに、報告１５２は、ユーザが例示された呼出障害メニュー１６４と、事前に議論された基地局メニュー１６２の間で切り替えることを可能にするメニュータブ１６２および１６４を含む。

これにより、報告１５０および１５２の概要情報は、ユーザがマップ４４上の通信事象２４の表示に対応するデータを消費するための好都合かつ効率的な機構を与える(provide)ことが可能である。

したがって、生成マネージャ４０は、マップ表示２６上の予め定められた重複しきい値５０だけ重複することになる通信事象２４を組み合わせることによって、通信事象２４の表示を強化するための装置および方法を供給し、別法として、または加えて、その他の態様では、生成マネージャ４０は、ユーザが通信事象２４の組み合わされた表示がどのように表されるかを選択することを可能にし、別法として、または加えて、ユーザが表すための決定された領域３４を選択することを可能にする。

動作において、図１８を参照すると、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給する方法の一態様は、複数の通信事象に関するデータを収集すること（ブロック３００）を含む。この方法では、複数の通信事象の各々はそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する。加えて、それぞれの通信事象は、それぞれの位置にさらに対応する。複数の通信事象に関するデータは、複数の通信データのそれぞれに関連する１つまたは複数のパラメータまたはデータを定義する要求に基づいて収集可能である。さらに、複数の通信事象に関するデータは、常駐メモリから収集可能であり、または要求されたデータに対応するそれぞれの無線デバイスまたはネットワークデバイスから直接的に収集可能である。加えて、いくつかの態様では、複数の通信事象は、事象タイプまたはそれぞれの通信事象に関連するその他のデバイス関連またはネットワーク関連のデータ特性に基づいて収集可能である。また、いくつかの態様では、通信事象に関するデータが組み合わされた場合、収集されたデータはデータの組合せに関連する所望される重大度レベルに基づく。

この方法は、マップ表示に対応するデータを生成すること（ブロック３０２）をさらに含む。この方法では、マップ表示は、それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する決定された領域を有する。したがって、マップ表示の決定された領域は、収集された通信事象の位置に応じて、動的な可変領域である。さらに、例えば、この方法は決定された領域に対応する画像データを生成すること、またはそうでない場合は、当該画像データを取得することを含み得る。したがって、この方法のこの部分において生成されたデータはマップ画像データであり得る。加えて、いくつかの態様では、この方法のこの部分は、決定された領域を取得して、その決定された領域に対応するマップデータを生成するために、要求された通信事象に関連するそれぞれの位置の範囲を計算することを含み得る。

また、この方法は、表現の間(overlap between representations)の重複に基づいて、個々の表示(individual representation)または組み合わされた表示(combined representation)のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成すること（ブロック３０４）を含む。この方法では、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応し、一方、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。いくつかの態様では、生成されたデータは、ディスプレイ上で画像または表示を生成するためにプレゼンティングデバイス(presenting device)によって実行可能なコード、を備える。さらに、例えば、この方法は、それぞれの個々の表示またはそれぞれの組み合わされた表示、またはそれら両方に対応する画像データを生成すること、またはそうでない場合は、当該画像データを取得することを含み得る。したがって、この方法のこの部分において生成されたデータは、例えば、無線デバイス、ネットワークデバイス、またはそれら両方の表現に対応する画像データであり得る。さらに、個々の表示または組み合わされた表示に対応する生成されたデータのそれぞれは無線デバイスまたはネットワークデバイスのいずれかに関連し得る。いくつかの態様では、生成された表示データは、組み合わされた表示に対応するデータをいつ生成するかを決定するために使用可能な重複しきい値を定義する表示規則に従って処理される。その他の態様では、生成された表示データは、それぞれの位置に基づいて、それぞれの通信事象をビンのうちの１つと関連づけることが可能であるように、決定された領域が分割され得るビンのアレイの数および／またはサイズを定義するビニング規則に従って処理される。いくつかの態様では、例えば、ビンは、ビンが表示とほとんど同じサイズかまたは表示より若干大きくなるように、表示のサイズに基づいてサイジングされる。この場合、２つ以上の通信事象がビンと関連づけられる場合、この方法は、それぞれのビン内の事象のそれぞれに対応する組み合わされた表示に関して組み合わされたデータを自動的に生成する。

加えて、この方法は、マップ表示に対応する生成されたデータおよび個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する生成されたデータをマップ表示および個々の表示または組み合わされた表示のうちのその少なくとも１つの生成を要求しているコンピューティングデバイスに送信すること（ブロック３０６）を含む。例えば、生成されたデータはインターネットなどの通信ネットワーク上で転送可能である。

図１９を参照すると、無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供する方法の一態様は、複数の通信事象に関するデータを受信すること（ブロック４００）を含む。この方法では、複数の通信事象の各々はそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する。さらに、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する。複数の通信事象に関するデータは、受信されることになる通信事象に関連する１つまたは複数の所望されるパラメータを定義する通信事象要求に基づいて受信可能である。したがって、いくつかの態様では、複数の通信事象に関するデータは要求内のフィルタリングパラメータに基づいて受信可能である。例えば、フィルタパラメータは、事象タイプまたはそれぞれの通信事象に関連するその他の通信デバイス関連またはネットワーク関連のデータ特性であり得る。また、いくつかの態様では、通信事象に関するデータが組み合わされた場合、フィルタリングパラメータはデータの組合せに関連する所望される重大度レベルに基づき得る。

さらに、この方法は、決定された領域を有するマップ表示を生成すること（ブロック４０２）を含む。この方法では、決定された領域はそれぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する。いくつかの態様では、この方法のこの部分は別のデバイスから受信されているマップに対応する画像データを表示することを含む。その他の態様では、この方法のこの部分は、決定された領域を計算することと、結果としてその表示をもたらす、対応するデータを生成することとを含む。

加えて、この方法は表示の間の重複に基づいて、マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成すること（ブロック４０３）を含む。この方法では、それぞれの個々の表示は複数の通信事象のうちの１つに対応する。さらに、マップ表示上の複数の通信事象のうちの少なくとも２つのそれぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合、それぞれの組み合わされた表示は複数の通信事象のうちのその少なくとも２つの組合せに対応する。いくつかの態様では、この方法のこの部分は、別のデバイスから受信されたそれぞれの個々の表示およびそれぞれの組み合わされた表示に対応する画像データを表示することを含む。その他の態様では、この方法のこの部分はデータを生成することと、画像を表示することとを含む。さらに、いくつかの態様では、生成された表示データは、組み合わされた表示に対応するデータをいつ生成するかを決定するために使用可能な重複しきい値を定義する表示規則に従って処理される。その他の態様では、生成された表示データは、それぞれの位置に基づいて、それぞれの通信事象をビンのうちの１つと関連づけることが可能であるように、決定された領域が分割され得るビンのアレイの数および／またはサイズを定義するビニング規則に従って処理される。いくつかの態様では、例えば、ビンは、ビンが表示とほとんど同じサイズかまたは表示より若干大きくなるように、表示のサイズに基づいてサイジングされる。この場合、２つ以上の通信事象がビンと関連づけられる場合、この方法は、それぞれのビン内の事象のそれぞれに対応する組み合わされた表示に関して組み合わされたデータを自動的に生成する。

加えて、一例では、通信事象に関連するデータを供給するこの方法は、生成されたデータをクライアントデバイスに送信するサーバデバイスによって操作可能である。それに対応して、通信事象に関連するデータを提供するこの方法は、サーバデバイスからデータを受信するクライアントデバイスによって操作可能である。さらに、クライアントデバイスは、生成されたデータをマップとしておよびアイコンまたはその他のグラフィックインジケータとしてマップ上に表示するように動作可能な、ウェブブラウザなどのクライアントプログラムを実行することが可能である。

したがって、本装置および本方法は、予め定められた量だけ重複することになる表示を組み合わせることによって、加えて、または別法として、ユーザが表示の組合せがどのように表されることになるかを構成するのを可能にすることによって、通信事象の表示をマップ上のプレゼンテーションを強化するように動作する。加えて、または別法として、第２のコンピューティングデバイス上で通信事象の表示を組み合わせることによって、およびユーザプロセスが引き続きユーザ要求にサービス提供し得るように通信事象データを取り出すことによって、このプレゼンテーションを強化することが可能である。

本明細書で開示された実施形態に関して説明された様々な例示されたロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、あるいはその他のプログラマブル論理素子、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施あるいは実行することが可能である。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替では、プロセッサは任意の通常のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、ＤＳＰとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと共に１つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意のその他のかかる構成として実施することも可能である。

さらに、本明細書で開示された態様に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップおよび／または動作は、ハードウェアの形で直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールの形で、またはそれら２つの組合せの形で実施可能である。ソフトウェアモジュールは、ＲＡＭメモリ、フラッシュメモリ、ＲＯＭメモリ、ＥＰＲＯＭメモリ、ＥＥＰＲＯＭメモリ、レジスタ、ハードディスク、着脱可能ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、または当技術分野で知られている任意のその他の形態の記憶媒体の中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取り、その記憶媒体に情報を書き込むことが可能であるようにプロセッサに結合可能である。代替では、記憶媒体はプロセッサと一体であってよい。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はＡＳＩＣ内に存在し得る。加えて、ＡＳＩＣはユーザ端末内に存在し得る。代替では、プロセッサおよび記憶媒体はユーザ端末内にディスクリート構成要素として存在し得る。加えて、いくつかの態様では、少なくとも１つのプロセッサは、コンピュータに本明細書で説明された任意の方法またはアルゴリズムのステップおよび／または動作を実行させるように動作可能な１つまたは複数のモジュールを含み得る。加えて、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび／または動作は、コンピュータプログラム製品内に含まれた機械可読媒体上および／あるいはコンピュータ可読媒体上の命令の１つまたは任意の組合せまたはセットとして存在し得る。

前述の開示は例示的な態様および／または実施形態を議論するものの、添付の特許請求の範囲によって定義された、説明された態様および／または実施形態の範囲から逸脱せずに、本明細書に様々な変更および修正を行うことが可能である点に留意されたい。さらに、説明された態様および／または実施形態のエレメントは単数で説明または特許請求され得るが、単数の限定が明示的に指定されない限り、複数が企図される。加えて、任意の態様および／または実施形態のすべてまたは一部は、その他の指定がない限り、任意のその他の態様および／または実施形態のすべてまたは一部と共に利用可能である。

Claims (66)

1. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給する方法であって、
   各々が、無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを収集することと、なお、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する；
   決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成することと、なお、前記決定された領域は、前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する；
   個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成することと、なお、それぞれの個々の表示は、前記複数の通信事象のうちの１つに対応しており、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
   マップ表示に対応する前記生成されたデータ、および個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータを、前記マップ表示、および前記個々の表示または前記組み合わされた表示のうちの少なくとも前記の１つ、の生成について要求しているコンピューティングデバイスに送信することと；
   を備える方法。
2. 前記個々の表示または前記組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成することは、
   前記それぞれの個々の表示または前記それぞれの組み合わされた表示に対応するそれぞれの通信事象に関連する事象タイプの数をカウントすることと、
   前記カウントを対応する重大度しきい値と比較することと、
   前記比較することに基づいて選択された複数の重大度特性のうちの１つを有する前記それぞれの個々の表示または前記それぞれの組み合わされた表示に対応する前記データを生成することと、
   をさらに備える、
   請求項１に記載の方法。
3. 前記重大度しきい値は、重大度しきいレベルに対応し、そして、個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータを送信することは、前記比較することに基づいて、前記重大度しきい値レベルに関連する個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータのそれぞれのデータだけを送信すること、をさらに備える、請求項２に記載の方法。
4. 前記複数の通信事象のそれぞれは、複数の事象タイプのうちの１つに対応し、そして、個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータを送信することは、要求された事象タイプに一致する前記複数の事象タイプのうちの１つに関連する個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータのそれぞれのデータを送信すること、をさらに備える、請求項１に記載の方法。
5. 個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成することは、
   前記決定された領域を複数のビンに分割することと、
   前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけることと、
   前記複数の通信事象のうちの２つ以上に関連する前記複数のビンのうちのいずれか１つに関するそれぞれの組み合わされた表示に対応するデータを生成することと、
   をさらに備える、
   請求項１に記載の方法。
6. 前記分割することは、前記送信することのデータ伝送容量に基づく、請求項５に記載の方法。
7. 個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成することは、
   それぞれの個々の表示またはそれぞれの組み合わされた表示の前記マップ表示に関するサイズに基づいて、前記決定された領域を複数のビンに分割することと、
   前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけることと、
   をさらに備える、
   請求項１に記載の方法。
8. 個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成することは、
   それぞれのビンが前記マップ表示上に位置するそれぞれの個々の表示のサイズまたは前記マップ表示上に位置するそれぞれの組み合わされた表示のサイズに実質的に対応するビンサイズを有するように、前記決定された領域を複数のビンに分割することと、
   前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つに関連づけることと、
   をさらに備える、
   請求項１に記載の方法。
9. 前記対応する通信事象データの前記それぞれの位置のそれぞれに基づいて、それぞれの組み合わされた表示に関する新しい位置を生成すること、
   をさらに備える請求項１に記載の方法。
10. 送信することは、前記要求しているコンピューティングデバイス上のアクティビティに対応するユーザアクティビティレベルに基づいて、送信された前記データの量を調整すること、をさらに備える、請求項１に記載の方法。
11. 収集することは、前記要求しているコンピューティングデバイスから受信された通信事象要求に基づいてメモリから集めること、をさらに備え、そして、前記収集することに基づいて前記決定された領域を計算すること、をさらに備えている、請求項１に記載の方法。
12. それぞれの個々の表示は、それぞれの無線デバイスまたはそれぞれのネットワークデバイスのうちの１つに対応し、そして、それぞれの組み合わされた表示は、無線デバイスのそれぞれの組合せまたはネットワークデバイスのそれぞれの組合せのうちの１つに対応する、請求項１に記載の方法。
13. 少なくとも１つの組み合わされた表示は、前記決定された領域の外側にそれぞれの位置を有する追加の通信事象に関連するネットワークデバイスのそれぞれの組合せに対応し、前記追加の通信事象の通知を生成することをさらに備えており、そして、前記送信することは、前記通知を送信すること、をさらに備える、請求項１に記載の方法。
14. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給するように構成された少なくとも１つのプロセッサであって、
    各々が、無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを収集するための第１のモジュールと、なお、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する；
    決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成するための第２のモジュールと、なお、前記決定された領域は前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する；
    個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成するための第３のモジュールと、なお、それぞれの個々の表示が前記複数の通信事象のうちの１つに対応しており、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    マップ表示に対応する前記生成されたデータ、および個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータを、前記マップ表示、および、前記個々の表示または前記組み合わされた表示のうちの少なくとも前記の１つ、の生成について要求しているコンピューティングデバイスに送信するための第４のモジュールと；
    を備える少なくとも１つのプロセッサ。
15. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給するように構成されたコンピュータプログラム製品であって、
    コンピュータに各々が無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを収集させるための少なくとも１つの命令と、なお、それぞれの通信事象は、それぞれの位置にさらに対応する；
    前記コンピュータに決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成させるための少なくとも１つの命令と、なお、前記決定された領域は前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する；
    前記コンピュータに個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成させるための少なくとも１つの命令と、なお、それぞれの個々の表示は前記複数の通信事象のうちの１つに対応しており、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    前記コンピュータにマップ表示に対応する前記生成されたデータ、および個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータを、前記マップ表示、および、前記個々の表示または前記組み合わされた表示のうちの少なくとも前記の１つ、の生成について要求しているコンピューティングデバイスに送信させるための少なくとも１つの命令と；
    を備えるコンピュータ可読媒体、
    を備えるコンピュータプログラム製品。
16. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給するように構成された装置であって、
    各々がそれぞれ無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方に対応する複数の通信事象に関するデータを収集するための手段と、なお、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する；
    決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成するための手段と、なお、前記決定された領域は、前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する；
    個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成するための手段と、なお、それぞれの個々の表示は、前記複数の通信事象のうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    マップ表示に対応する前記生成されたデータ、および個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータを、前記マップ表示、および前記個々の表示または前記組み合わされた表示のうちの少なくとも前記の１つ、の生成について要求しているコンピューティングデバイスに送信するための手段と；
    を備える装置。
17. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを供給するように構成されたサーバデバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと通信中のメモリと、なお、前記メモリは、各々が無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを格納するように動作可能であり、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する；
    前記メモリ内に格納され、前記プロセッサによって実行可能なダウンロードマネージャと、なお、前記ダウンロードマネージャは、決定された領域を有するマップ表示に対応するデータを生成するように動作可能であり、前記決定された領域は、前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応し、前記ダウンロードマネージャモジュールは、個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応するデータを生成するようにさらに動作可能であり、それぞれの個々の表示は、前記複数の通信事象のうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    マップ表示に対応する前記生成されたデータ、および個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータを、前記マップ表示、および前記個々の表示または前記組み合わされた表示のうちの少なくとも前記の１つの、生成について要求しているコンピューティングデバイスに送信するように動作可能な通信モジュールと；
    を備えるサーバデバイス。
18. それぞれの通信事象が複数の事象タイプのうちの１つに対応し、前記メモリは、それぞれが複数の重大度しきい値のうちの１つに対応する複数の重大度特性をさらに備え、
    前記ダウンロードマネージャは、
    各それぞれの個々の表示または各それぞれの組み合わされた表示に関連する事象タイプの数をカウントするように、
    前記カウントを前記複数の重大度しきい値と比較するように、そして
    前記比較に基づいて選択された前記複数の重大度特性のうちの対応する１つを用いて、前記それぞれの個々の表示または前記それぞれの組み合わされた表示に対応する前記データを生成するように、
    さらに動作可能である、
    請求項１７に記載のサーバデバイス。
19. 前記複数の重大度しきい値のそれぞれは、複数の重大度レベルのうちの１つに対応し、そして、前記ダウンロードマネージャは、要求された重大度レベルに一致する前記複数の重大度レベルのうちの１つに関連する個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータのそれぞれのデータを送信するように前記通信モジュールに指令するようにさらに動作可能である、請求項１８に記載のサーバデバイス。
20. 前記複数の通信事象のそれぞれは、複数の事象タイプのうちの１つに対応し、そして、前記ダウンロードマネージャは、要求された事象タイプに一致する前記複数の事象タイプのうちの１つに関連する個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つに対応する前記生成されたデータのそれぞれのデータを送信するように前記通信モジュールに指令するようにさらに動作可能である、請求項１７に記載のサーバデバイス。
21. 前記ダウンロードマネージャが、前記ダウンロードマネージャに、
    前記決定された領域を複数のビンに分割させ、
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけさせ、そして
    前記少なくとも２つの通信事象のうちの２つ以上に関連する前記複数のビンのうちいずれか１つに関するそれぞれの組み合わされた表示に対応するデータを生成させる、
    ように動作可能なビニング規則をさらに備える、
    請求項１７に記載のサーバデバイス。
22. 前記複数のビンは、データ伝送容量にさらに基づく、請求項２１に記載のサーバデバイス。
23. 各それぞれの個々の表示または各それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示に関する表示サイズをさらに備え、前記ダウンロードマネージャは、前記ダウンロードマネージャに、
    それぞれの個々の表示またはそれぞれの組み合わされた表示の前記表示サイズに基づいて、前記決定された領域を複数のビンに分割させ、そして
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけさせる、
    ように動作可能なビニング規則をさらに備える、
    請求項１７に記載のサーバデバイス。
24. 各それぞれの個々の表示または各それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示に関する表示サイズをさらに備え、前記ダウンロードマネージャは、前記ダウンロードマネージャに、
    それぞれのビンがそれぞれの個々の表示またはそれぞれの組み合わされた表示の前記表示サイズに実質的に対応するビンサイズを有するように、前記決定された領域を複数のビンに分割させ、そして、
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンと関連づけさせる、
    ように動作可能なビニング規則をさらに備える、
    請求項１７に記載のサーバデバイス。
25. 前記ダウンロードマネージャは、前記対応する通信事象データの前記それぞれの位置のそれぞれに基づいて、それぞれの組み合わされた表示に関する新しい位置を生成するように、さらに動作可能である、請求項１７に記載のサーバデバイス。
26. 前記ダウンロードマネージャは、前記要求しているコンピューティングデバイス上のアクティビティに対応するユーザアクティビティレベルに基づいて、送信された前記データの量を調整するように前記通信モジュールに指令するように、さらに動作可能である、請求項１７に記載のサーバデバイス。
27. 前記通信モジュールは、前記要求しているコンピューティングデバイスから通信事象要求を受信するようにさらに動作可能であり、前記通信事象要求が前記複数の通信事象を定義し、前記ダウンロードマネージャモジュールは、前記通信事象要求によって定義された前記複数の通信事象に基づいて、前記決定された領域を計算するようにさらに動作可能である、請求項１７に記載のサーバデバイス。
28. それぞれの個々の表示は、それぞれの無線デバイスまたはそれぞれのネットワークデバイスのうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、無線デバイスのそれぞれの組合せまたはネットワークデバイスのそれぞれの組合せのうちの１つに対応する、請求項１７に記載のサーバデバイス。
29. 少なくとも１つの組み合わされた表示は、前記決定された領域の外側にそれぞれの位置を有する追加の通信事象に関連するネットワークデバイスのそれぞれの組合せに対応し、前記ダウンロードマネージャモジュールは、前記追加の通信事象の通知を生成するようにさらに動作可能であり、前記通信モジュールは、前記生成されたデータの前記伝送を用いて前記通知を送信するようにさらに動作可能である、請求項１７に記載のサーバデバイス。
30. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供する方法であって、
    各々が、無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを受信することと、なお、それぞれの通信事象はそれぞれの位置にさらに対応する；
    決定された領域を有するマップ表示を生成することと、なお、前記決定された領域は、前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する；
    前記マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成することと、なお、それぞれの個々の表示は、前記複数の通信事象のうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    を備える方法。
31. 前記個々の表示または前記組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成することは、
    前記それぞれの個々の表示または前記それぞれの組み合わされた表示に対応するそれぞれの通信事象に関連する事象タイプの数をカウントすることと、
    前記カウントを対応する重大度しきい値と比較することと、
    前記比較することに基づいて選択された複数の重大度特性のうちの１つを有する前記それぞれの個々の表示または前記それぞれの組み合わされた表示を生成することと、
    をさらに備える、
    請求項３０に記載の方法。
32. 前記重大度しきい値は、重大度しきいレベルに対応し、そして、前記個々の表示または前記組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成することは、前記比較することに基づいて、前記重大度しきいレベルに関連する個々の表示または組み合わされた表示のうちの前記少なくとも１つのうちのそれぞれの表示だけを生成すること、をさらに備える、請求項３１に記載の方法。
33. 個々の表示または組み合わされた表示のうちの前記少なくとも１つのそれぞれは、複数の事象タイプのうちの１つに対応し、そして、個々の表示または組み合わされた表示のうちの前記少なくとも１つを生成することは、要求された事象タイプに一致する前記複数の事象タイプのうちの１つに関連する少なくとも１つの表示を生成すること、をさらに備える、請求項３０に記載の方法。
34. 前記複数の通信事象のそれぞれは、複数の事象タイプのうちの１つに対応し、そして、個々の表示または組み合わされた表示のうちの前記少なくとも１つを生成することは、要求された事象タイプに一致する前記複数の事象タイプのうちの１つに関連する少なくとも１つの表示を生成すること、をさらに備える、請求項３０に記載の方法。
35. それぞれのビンが、前記複数の通信事象のうちの２つ以上の前記それぞれの位置に関連する場合は、個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成することは、前記決定された領域が分割される前記複数のビンのそれぞれに関するそれぞれの組み合わされた表示を生成すること、をさらに備える、請求項３０に記載の方法。
36. 個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成することは、
    前記決定された領域を複数のビンに分割することと、
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけることと、
    前記少なくとも２つの通信事象のうちの２つ以上に関連する前記複数のビンのうちのいずれか１つに関するそれぞれの組み合わされた表示を生成することと、
    をさらに備える、
    請求項３０に記載の方法。
37. 前記分割することは、前記受信することのデータ伝送容量に基づく、請求項３６に記載の方法。
38. 個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成することは、
    それぞれの個々の表示またはそれぞれの組み合わされた表示の前記マップ表示に関するサイズに基づいて、前記決定された領域を複数のビンに分割することと、
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけることと、
    をさらに備える、
    請求項３０に記載の方法。
39. 個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成することは、
    それぞれのビンが前記マップ表示上に位置するそれぞれの個々の表示のサイズまたは前記マップ表示上に位置するそれぞれの組み合わされた表示のサイズに実質的に対応するビンサイズを有するように、前記決定された領域を複数のビンに分割することと、
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけることと、
    をさらに備える、
    請求項３０に記載の方法。
40. 前記対応する通信事象データの前記それぞれの位置のそれぞれに基づいて、新しい位置においてそれぞれの組み合わされた表示を生成すること、をさらに備える請求項３０に記載の方法。
41. 前記受信することまたは前記生成することのうちの前記それぞれの１つを実行している前記デバイス上のアクティビティに対応するユーザアクティビティレベルに基づいて、前記受信する動作の間に受信された前記データ、または前記複数の生成する動作のいずれかの間に生成された前記データ、の量を調整すること、をさらに備える請求項３０に記載の方法。
42. 前記受信する動作、または前記複数の生成する動作のいずれか、は、
    第１の予め定められた長さの時間にわたって前記受信することまたは前記生成することのうちの前記それぞれ１つの一部を実行することと、
    前記第１の予め定められた長さの時間の後で、ユーザプロセスのユーザアクティビティレベルを予め定められたユーザアクティビティしきい値と比較することと、
    前記ユーザアクティビティレベルが前記予め定められたユーザアクティビティしきい値を超えた場合、制御を前記ユーザプロセスに切り替えることと、
    をさらに備える、
    請求項３０に記載の方法。
43. 第２の予め定められた長さの時間にわたってアイドル状態になるまで、前記ユーザプロセスを実行することと、
    前記第２の予め定められた長さの時間の失効後に、制御を前記受信することまたは前記生成することのうちの前記それぞれ１つに切替復帰することと、
    をさらに備える請求項４２に記載の方法。
44. 通信事象要求をデータ収集デバイスに送信し、前記通信事象要求は、受信された前記複数の通信事象を定義する、請求項３０に記載の方法。
45. それぞれの個々の表示は、それぞれの無線デバイスまたはそれぞれのネットワークデバイスのうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、無線デバイスのそれぞれの組合せまたはネットワークデバイスのそれぞれの組合せのうちの１つに対応する、請求項３０に記載の方法。
46. 少なくとも１つの組み合わされた表示は、前記決定された領域の外側にそれぞれの位置を有する追加の通信事象に関連するネットワークデバイスのそれぞれの組合せに対応し、そして、前記追加の通信事象の通知を生成すること、をさらに備える、請求項３０に記載の方法。
47. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供するように構成された少なくとも１つのプロセッサであって、
    各々が無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを受信するための第１のモジュールと、なお、それぞれの通信事象は、それぞれの位置にさらに対応する；
    決定された領域を有するマップ表示を生成するための第２のモジュールと、なお、前記決定された領域は、前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する；
    前記マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成するための第３のモジュールと、なお、それぞれの個々の表示は、前記複数の通信事象のうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    を備える少なくとも１つのプロセッサ。
48. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供するように構成されたコンピュータプログラム製品であって、
    コンピュータに、各々が無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを受信させるための少なくとも１つの命令と、なお、それぞれの通信事象は、それぞれの位置にさらに対応する；
    前記コンピュータに決定された領域を有するマップ表示を生成させるための少なくとも１つの命令と、なお、前記決定された領域は、前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する；
    前記コンピュータに前記マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成させるための少なくとも１つの命令と、なお、それぞれの個々の表示は、前記複数の通信事象のうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    を備えるコンピュータ可読媒体、
    を備えるコンピュータプログラム製品。
49. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供するための装置であって、
    各々が無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを受信するための手段と、なお、それぞれの通信事象は、それぞれの位置にさらに対応する；
    決定された領域を有するマップ表示を生成するための手段と、なお、前記決定された領域は、前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応する；
    前記マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成するための手段と、それぞれの個々の表示は、前記複数の通信事象のうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    を備える装置。
50. 無線デバイス上で発生する通信事象に関連するデータを提供するためのクライアントデバイスであって、
    プロセッサと；
    前記プロセッサと通信中のメモリと；
    前記メモリ内に格納され、前記プロセッサによって実行可能な取出しモジュールと、なお、前記取出しモジュールは、前記クライアントデバイスに、各々が無線デバイスまたはネットワークデバイスまたはそれら両方にそれぞれ対応する複数の通信事象に関するデータを受信させるように動作可能な取出しロジックを備え、それぞれの通信事象は、それぞれの位置にさらに対応する；
    前記メモリ内に格納され、前記プロセッサによって実行可能な生成マネージャと、前記生成マネージャは、前記クライアントデバイスに、決定された領域を有するマップ表示を生成させるように動作可能な生成ロジックを備え、前記決定された領域は、前記それぞれの位置の範囲によって定義された地理的領域に対応し、前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに前記マップ表示上で個々の表示または組み合わされた表示のうちの少なくとも１つを生成させるようにさらに動作可能であり、それぞれの個々の表示は、前記複数の通信事象のうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、前記マップ表示上の前記複数の通信事象のうちの少なくとも２つの前記それぞれの個々の表示の間に予め定められた重複が存在する場合は、前記複数の通信事象のうちの前記少なくとも２つの組合せに対応する；
    を備えるクライアントデバイス。
51. 前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに、
    前記それぞれの個々の表示または前記それぞれの組み合わされた表示に対応するそれぞれの通信事象に関連する事象タイプの数をカウントさせ、
    前記カウントを対応する重大度しきい値と比較させる、そして
    前記比較することに基づいて選択された複数の重大度特性のうちの１つを有する前記それぞれの個々の表示または前記それぞれの組み合わされた表示を生成させる、
    ようにさらに動作可能である、
    請求項５０に記載のクライアントデバイス。
52. 前記重大度しきい値は、重大度レベルに対応し、そして、前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに、前記比較に基づいて、前記重大度しきい値レベルに関連する個々の表示または組み合わされた表示のうちの前記少なくとも１つのそれぞれの表示だけを生成させるように、さらに動作可能である、請求項５１に記載のクライアントデバイス。
53. 個々の表示または組み合わされた表示のうちの前記少なくとも１つのそれぞれは、複数の事象タイプのうちの１つに対応し、そして、前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに、要求された事象タイプに一致する前記複数の事象タイプのうちの１つに関連する少なくとも１つの表示を生成させるように、さらに動作可能である、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
54. 前記複数の通信事象のうちのそれぞれは、複数の事象タイプのうちの１つに対応し、そして、前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに要求された事象タイプに一致する前記複数の事象タイプのうちの１つに関連する少なくとも１つの表示を生成させるように、さらに動作可能である、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
55. それぞれのビンが、前記複数の通信事象のうちの２つ以上の前記それぞれの位置に関連する場合は、前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに、前記決定された領域が分割される前記複数のビンのそれぞれに関するそれぞれの組み合わされた表示を生成させるように、さらに動作可能である、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
56. 前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに、
    前記決定された領域を複数のビンに分割させ、
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけさせ、そして、
    前記少なくとも２つの通信事象のうちの２つ以上に関連する前記複数のビンのうちのいずれか１つに関するそれぞれの組み合わされた表示を生成させる、
    ようにさらに動作可能である、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
57. 前記複数のビンは、データ伝送容量に基づく、請求項５６に記載のクライアントデバイス。
58. 前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに、
    それぞれの個々の表示またはそれぞれの組み合わされた表示の前記マップ表示に関するサイズに基づいて、前記決定された領域を複数のビンに分割させ、そして、
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つと関連づけさせる、
    ようにさらに動作可能である、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
59. 前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに、
    それぞれのビンが、前記マップ表示上に位置するそれぞれの個々の表示のサイズ、または前記マップ表示上に位置するそれぞれの組み合わされた表示のサイズ、に実質的に対応するビンサイズを有するように、前記決定された領域を複数のビンに分割させ、そして、
    前記それぞれの位置に基づいて、前記複数の通信事象のそれぞれを前記複数のビンのうちの１つに関連づけさせる、
    ようにさらに動作可能である、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
60. 前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに前記対応する通信事象データの前記それぞれの位置のそれぞれに基づいて、新しい位置においてそれぞれの組み合わされた表示を生成させるように、さらに動作可能である、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
61. 前記クライアントデバイスに、前記クライアントデバイス上のアクティビティに対応するユーザアクティビティレベルに基づいて、それぞれ受信されたまたは生成された前記データの量を調整させるように動作可能なトリクルロジック、を備えるトリクルモジュール、をさらに備える請求項５０に記載のクライアントデバイス。
62. 前記クライアントデバイスに、
    第１の予め定められた長さの時間にわたって前記受信することまたは前記生成することのうちの前記それぞれ１つの一部を実行させ、
    前記第１の予め定められた長さの時間の後で、ユーザプロセスのユーザアクティビティレベルを予め定められたユーザアクティビティしきい値と比較させ、そして、
    前記ユーザアクティビティレベルが前記予め定められたユーザアクティビティしきい値を超えた場合は、前記ユーザプロセスに制御を切替復帰させる、
    ように動作可能なトリクルロジック、
    を備えるトリクルモジュール、
    をさらに備える請求項５０に記載のクライアントデバイス。
63. 前記トリクルロジックは、前記クライアントデバイスに、
    第２の予め定められた長さの時間にわたってアイドル状態になるまで、前記ユーザプロセスを実行させ、そして、
    前記第２の予め定められた長さの時間の失効後に、前記受信することまたは前記生成することのうちの前記それぞれ１つに制御を切替復帰させる、
    ようにさらに動作可能である、
    請求項６２に記載のクライアントデバイス。
64. 前記取出しロジックは、データ収集デバイスへの伝送に対する通信事象要求を生成するようにさらに動作可能であり、そして、前記通信事象要求は、前記複数の受信された通信事象を定義する、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
65. それぞれ個々の表示は、それぞれの無線デバイスまたはそれぞれのネットワークデバイスのうちの１つに対応し、それぞれの組み合わされた表示は、無線デバイスのそれぞれの組合せまたはネットワークデバイスのそれぞれの組合せのうちの１つに対応する、請求項５０に記載のクライアントデバイス。
66. 少なくとも１つの組み合わされた表示は、前記決定された領域の外側にそれぞれの位置を有する追加の通信事象に関連するネットワークデバイスのそれぞれの組合せに対応し、そして、前記生成ロジックは、前記クライアントデバイスに前記追加の通信事象の通知を生成させるようにさらに動作可能である、請求項５０に記載のクライアントデバイス。

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