JP2010510414A - 南京錠 - Google Patents
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Abstract
錠本体(12)と、錠本体から延出する複数の掛け金(23,25)と、ロック機構(14)とを備える南京錠(10)。各掛け金(23,25)はそれぞれ、閉鎖位置と開放位置の間で可動である。ロック機構(14)は、閉鎖位置の任意の掛け金(23,25)を開放位置へと移動させるのにアクセス制御手段によるロック機構(14)の作動が必要とされるように、各掛け金(23,25)と係合可能である。閉鎖位置の掛け金(23,25)の1つを分断することにより、他の掛け金(23,25)の1つが開放位置になり、前記閉鎖位置へと自由に移動する。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、南京錠に関し、詳細には、排他的にではないが、航空路線便の荷物検査の安全性を向上させるのに適した南京錠に関する。
空港の安全を高める必要性により、米国の運輸保安局(TSA)は、航空路線便の乗客が、各自の荷物のジッパーに南京錠を使用しないことを要求してきた。TSAは、空港荷物に対してランダムな内部検査を実施する。およそ6つの荷物品目ごとに1つの荷物が検査される。ジッパーまたは他の締め具を確実にするために従来の南京錠が使用されている場合、万一、その荷物品目が内部検査を受ける場合、南京錠は、典型的にはTSAによって「切り取られる」(clipped)。選択された荷物品目の南京錠は通常、一組のボルトカッターまたは同様の工具を使用して、錠の掛け金を切り開くことによって除去される。その結果、荷物検査員によって錠が除去された後、荷物の締め具に再装着することができる様々な特化された錠が設計されてきた。
米国特許第7,021,537 B2(Tropp)および米国特許第7,037,728 B2(Tropp)は共に、このタイプのシステムに関し、ここでは、航空路線便での旅行者は、典型的には複合型の錠部分と、マスターキイ錠部分とを有する特殊な錠を利用することができる。空港警備員が、ある荷物品目の内部検査を実施するために特殊な錠を開放し、次いで検査後、荷物品目に確実に錠を再度適用することができるように、彼らは、マスターキイロック部分を開放することができるマスターキイを利用することができる。特殊な錠は、マスターキイを使用して錠を開放することができることを空港警備員に示す、錠の上に設けられたしるしを有する。米国のTSAおよび他の荷物スクリーニング当局は、現在、このようなシステムおよび関連する特化した南京錠を承認している。現在の特化した南京錠の大半は、この目的のために、関連業者によって保管される一定の範囲の合い鍵の使用を伴う。
このような従来技術のシステムによる1つの問題は、その荷物品目への接触が、権限のある警備員によって実施されたかどうかを特定する方法がないことである。合い鍵の複製が、権限のない人間の手に渡った場合、彼らは、特殊な錠を開放し、見つからずに荷物品目から貴重品を取り出したり、物品を中に仕掛けることが可能である。また、このシステムを作動させるために、すべての警備員に、現在市場にあるすべてのタイプの錠に関する合い鍵が配布されることが必要である。これは、錠の数および種類が増加した際、管理不能になるであろう。
本発明は、開放するのに特別な合い鍵の使用を必要とせず、荷物品目に再度適用することができる南京錠を提供する目的で開発された。本発明の南京錠はまた、多くの他の用途を有し、その使用は、荷物品目を保証するのに限定されないことを理解されたい。
本明細書における従来技術文献の参照は、例示の目的のみで提供され、このような従来技術が、オーストラリアまたは他の国における共通の一般的な知識の一部であることの容認とはみなされない。
米国特許第7,021,537 B2(Tropp)および米国特許第7,037,728 B2(Tropp)は共に、このタイプのシステムに関し、ここでは、航空路線便での旅行者は、典型的には複合型の錠部分と、マスターキイ錠部分とを有する特殊な錠を利用することができる。空港警備員が、ある荷物品目の内部検査を実施するために特殊な錠を開放し、次いで検査後、荷物品目に確実に錠を再度適用することができるように、彼らは、マスターキイロック部分を開放することができるマスターキイを利用することができる。特殊な錠は、マスターキイを使用して錠を開放することができることを空港警備員に示す、錠の上に設けられたしるしを有する。米国のTSAおよび他の荷物スクリーニング当局は、現在、このようなシステムおよび関連する特化した南京錠を承認している。現在の特化した南京錠の大半は、この目的のために、関連業者によって保管される一定の範囲の合い鍵の使用を伴う。
このような従来技術のシステムによる1つの問題は、その荷物品目への接触が、権限のある警備員によって実施されたかどうかを特定する方法がないことである。合い鍵の複製が、権限のない人間の手に渡った場合、彼らは、特殊な錠を開放し、見つからずに荷物品目から貴重品を取り出したり、物品を中に仕掛けることが可能である。また、このシステムを作動させるために、すべての警備員に、現在市場にあるすべてのタイプの錠に関する合い鍵が配布されることが必要である。これは、錠の数および種類が増加した際、管理不能になるであろう。
本発明は、開放するのに特別な合い鍵の使用を必要とせず、荷物品目に再度適用することができる南京錠を提供する目的で開発された。本発明の南京錠はまた、多くの他の用途を有し、その使用は、荷物品目を保証するのに限定されないことを理解されたい。
本明細書における従来技術文献の参照は、例示の目的のみで提供され、このような従来技術が、オーストラリアまたは他の国における共通の一般的な知識の一部であることの容認とはみなされない。
本発明の第1の態様により、錠本体と、錠本体から延出し、それぞれが閉鎖位置と開放位置の間で可動である複数の掛け金と、閉鎖位置の任意の掛け金を開放位置へ移動させるのにアクセス制御手段によるロック機構の作動が必要とされるように、掛け金のそれぞれと係合可能なロック機構とを備え、閉鎖位置の掛け金の1つを分断することにより、他の掛け金の1つが開放位置になり、閉鎖位置へと自由に移動する南京錠が提供される。
一実施形態において、掛け金の1つが、閉鎖位置にあるとき、他の掛け金は、閉鎖位置にならないように阻止され、閉鎖掛け金を分断することにより、開放掛け金の1つを閉鎖することができる。
好ましい実施形態において、掛け金はそれぞれ、内部掛け金部材の一部を備える。内部掛け金部材は、両面掛け金を備えることができ、両面掛け金の第1端部は、第1掛け金を備え、両面掛け金の第2端部は、第2掛け金を備え、その結果、第1掛け金を閉鎖位置に移動させることにより、第2掛け金が開放位置へ移動され、第1掛け金を開放位置に移動させることにより、第2掛け金が閉鎖位置へ移動される。
好ましくは、掛け金はそれぞれ、閉鎖位置と開放位置の間で摺動式に移動し、分断された掛け金の一部が回転することにより、相互係合によって他の掛け金を開放位置に移動させるように、掛け金はそれぞれ相互に係合する。
好ましい実施形態において、両面掛け金は、第1端部と第2端部の間に中間部分を含み、ロック機構は、第1掛け金が閉鎖位置にあるとき中間部分内の第1凹部と係合し、第2掛け金が閉鎖位置にあるとき中間部分内の第2凹部と係合する舌部材を含み、その結果、舌部材が第1凹部または第2凹部のいずれかと係合することにより両面掛け金の摺動移動を阻止し、両面掛け金の回転動作は、閉鎖位置にある掛け金の1つによって阻止される。
中間部分は、第1凹部と第2凹部の間にカム部分を含み、閉鎖掛け金の分断後の両面掛け金の回転動作が、舌部材を凹部から出るように移動させ、両面掛け金が、舌部材がカム部分内にある位置へ摺動することが可能になり、両面掛け金が次いで、第1または第2掛け金のどちらも閉鎖位置にない中立の位置になるように、第1および第2凹部は配置される。
有利には、分断された掛け金は、交換のために錠本体から取り外し可能である。
中間部分は、錠本体内の横断溝内で受けられてよく、両面掛け金を交換することができるように、両面掛け金を横断溝から取り外すことができる。
ロック制御機構は、ロックバレルを備え、アクセス制御手段は、キイを備えてよい。代替の実施形態において、ロック機構は、複合型の錠を備える。
別の実施形態において、掛け金はそれぞれ、同時に閉鎖位置にあることが可能であり、閉鎖位置の任意の掛け金を分断することにより、閉鎖位置の他の掛け金を開放位置へと移動させる。
好ましくは、南京錠は、錠本体の両側から延出する第1掛け金と、第2掛け金とを含む。ロック機構は好ましくは、錠本体内に配置されたキイバレルを含み、その結果、キイを使用してキイバレルを回転させることにより、第1および第2掛け金を開放位置へ移動させる。あるいは、ロック機構は、複合型の錠を備えてよく、複合型の錠を作動させることにより、第1および第2掛け金を開放位置へ移動させる。
一実施形態において、第1および第2掛け金はそれぞれ、第1端部と、第2端部とを含み、第1端部は、開放位置で保持ばねによって錠本体内に保持され、第2端部は、閉鎖位置で第2端部を錠本体内に保持するように、閉鎖位置で第1ラッチ板によって係合される。
第2ラッチ板が好ましくは、第1ラッチ板およびキイバレルと係合して設けられ、その結果、キイバレルの回転により、第2ラッチ板、およびこれにより第1ラッチ板が並進する。第1ラッチ板は、掛け金の第2端部を中に受ける第1の穴を含んでよく、第2端部は、閉鎖位置で、掛け金の第2端部を保持するために、穴の縁部によって係合される第1ノッチを有する。
保持ばねは、好ましくは、掛け金を保持するために掛け金の第1端部内の円形の溝に係合する一組のアームを含み、閉鎖位置の掛け金を分断することにより掛け金の第1端部を錠本体から解放することができるように、第2ラッチ板は、閉鎖位置で保持ばねのアームと係合する。
突き出しばねが、分断された掛け金の第1端部を錠本体から突き出すように、第1掛け金の第1端部と、第2掛け金の第2端部の間、および第1掛け金の第2端部と、第2掛け金の第1端部の間に突き出しばねが設けられてよい。
好ましい実施形態において、第1および第2掛け金の第1端部は、対応する第1ラッチ板の端部を受ける第2ノッチを含み、掛け金の第1端部を突き出す際、第1ラッチ板が、前記第2ノッチから出て進み、第1ラッチ板を分断された掛け金の第2端部から分離させ、これにより突き出しばねにより、分断された掛け金の第2端部を突き出すことが可能になる。好ましくは、分断された掛け金の第1端部または第2端部のどちらかが回転することにより第1ラッチ板を移動させ、第1ラッチ板を、第1および第2ノッチの両方から分離させ、これにより、分断された掛け金の第1および第2端部を突き出すことが可能になるように、第1および第2ノッチは成形される。
有利には、分断された掛け金の第2ラッチ板によって係合されるラッチ相互接続部材が設けられ、その結果、分断されていない掛け金が、開放位置へ移動することができるように、ラッチ相互接続部材により、分断されていない掛け金の第2ラッチ板および第1ラッチ板が移動する。ラッチ相互接続部は、第1および第2掛け金の第2ラッチ板と係合する対向するアームを有する楕円形部材を備えてよく、楕円形部材は、錠本体の内部に設けられたポスト部材を受ける楕円形の開口を有する。
楕円形部材の下部面は、楕円形部材が、中央位置から、分断された掛け金の第2ラッチ板の移動方向に摺動するように、錠本体の内面内に設けられたスロット内を摺動するつまみを含んでよい。好ましくは、楕円形部材が、前記分断されない部材の第2ラッチ板と係合し、これを移動させた後、スロットにより楕円形部材の回転動作が可能になり、分断されないラッチ部材を再閉鎖するための隙間を与える。
本発明の別の態様によると、掛け金が、錠本体の片側から延出する第1端部と、錠本体の反対側から延出する第2端部とを有するように、南京錠の錠本体内に摺動可能に受けられるように適合された両端型掛け金を備える、南京錠用の交換可能な掛け金が提供される。
好ましくは、該両端型掛け金は、該第1端部の第1アーチ部分と、該第2端部の第2アーチ型部分とを有するC字型である。典型的には、該第1および第2アーチ型部分は、形状および構造がほぼ同一である。好ましくは、両端型掛け金は、該第1および第2アーチ型部分を向き合う関係で結合する中間部分をさらに備える。好ましくは、該第1および第2アーチ型部分および該中間部分はすべて、単一の面内にある。
本発明の別の態様により、南京錠内で保持ばねのアームを受けるための円形溝を含む第1端部と、南京錠内で第1ラッチ板を受けるための第1ノッチを含む第2端部とを備える南京錠用の交換可能な掛け金が提供される。
掛け金の第1端部は、閉鎖位置で第1ラッチ板の端部を受けるための第2ノッチを含んでよい。好ましくは、掛け金は、全体的にU字型である。
明細書を通して、文脈が要求しない限り、用語「備える」(comprise)または「備える」(comprise)「備える」(comprising)などの変形形態は、他の整数または整数の群を排除するものではないが、言及される整数または整数の群を含むことを意味することが理解されるであろう。同様に、用語「好ましくは」(preferably)または「好ましい」(preferred)などの変形形態は、本発明の作用に必須ではないが、言及される整数または整数の群が望ましいことを意味することが理解されるであろう。
本発明の本質は、添付の図面を参照して、例示の目的のみで提供される、以下の南京錠のいくつかの具体的な実施形態の詳細な説明からよりよく理解されるであろう。
一実施形態において、掛け金の1つが、閉鎖位置にあるとき、他の掛け金は、閉鎖位置にならないように阻止され、閉鎖掛け金を分断することにより、開放掛け金の1つを閉鎖することができる。
好ましい実施形態において、掛け金はそれぞれ、内部掛け金部材の一部を備える。内部掛け金部材は、両面掛け金を備えることができ、両面掛け金の第1端部は、第1掛け金を備え、両面掛け金の第2端部は、第2掛け金を備え、その結果、第1掛け金を閉鎖位置に移動させることにより、第2掛け金が開放位置へ移動され、第1掛け金を開放位置に移動させることにより、第2掛け金が閉鎖位置へ移動される。
好ましくは、掛け金はそれぞれ、閉鎖位置と開放位置の間で摺動式に移動し、分断された掛け金の一部が回転することにより、相互係合によって他の掛け金を開放位置に移動させるように、掛け金はそれぞれ相互に係合する。
好ましい実施形態において、両面掛け金は、第1端部と第2端部の間に中間部分を含み、ロック機構は、第1掛け金が閉鎖位置にあるとき中間部分内の第1凹部と係合し、第2掛け金が閉鎖位置にあるとき中間部分内の第2凹部と係合する舌部材を含み、その結果、舌部材が第1凹部または第2凹部のいずれかと係合することにより両面掛け金の摺動移動を阻止し、両面掛け金の回転動作は、閉鎖位置にある掛け金の1つによって阻止される。
中間部分は、第1凹部と第2凹部の間にカム部分を含み、閉鎖掛け金の分断後の両面掛け金の回転動作が、舌部材を凹部から出るように移動させ、両面掛け金が、舌部材がカム部分内にある位置へ摺動することが可能になり、両面掛け金が次いで、第1または第2掛け金のどちらも閉鎖位置にない中立の位置になるように、第1および第2凹部は配置される。
有利には、分断された掛け金は、交換のために錠本体から取り外し可能である。
中間部分は、錠本体内の横断溝内で受けられてよく、両面掛け金を交換することができるように、両面掛け金を横断溝から取り外すことができる。
ロック制御機構は、ロックバレルを備え、アクセス制御手段は、キイを備えてよい。代替の実施形態において、ロック機構は、複合型の錠を備える。
別の実施形態において、掛け金はそれぞれ、同時に閉鎖位置にあることが可能であり、閉鎖位置の任意の掛け金を分断することにより、閉鎖位置の他の掛け金を開放位置へと移動させる。
好ましくは、南京錠は、錠本体の両側から延出する第1掛け金と、第2掛け金とを含む。ロック機構は好ましくは、錠本体内に配置されたキイバレルを含み、その結果、キイを使用してキイバレルを回転させることにより、第1および第2掛け金を開放位置へ移動させる。あるいは、ロック機構は、複合型の錠を備えてよく、複合型の錠を作動させることにより、第1および第2掛け金を開放位置へ移動させる。
一実施形態において、第1および第2掛け金はそれぞれ、第1端部と、第2端部とを含み、第1端部は、開放位置で保持ばねによって錠本体内に保持され、第2端部は、閉鎖位置で第2端部を錠本体内に保持するように、閉鎖位置で第1ラッチ板によって係合される。
第2ラッチ板が好ましくは、第1ラッチ板およびキイバレルと係合して設けられ、その結果、キイバレルの回転により、第2ラッチ板、およびこれにより第1ラッチ板が並進する。第1ラッチ板は、掛け金の第2端部を中に受ける第1の穴を含んでよく、第2端部は、閉鎖位置で、掛け金の第2端部を保持するために、穴の縁部によって係合される第1ノッチを有する。
保持ばねは、好ましくは、掛け金を保持するために掛け金の第1端部内の円形の溝に係合する一組のアームを含み、閉鎖位置の掛け金を分断することにより掛け金の第1端部を錠本体から解放することができるように、第2ラッチ板は、閉鎖位置で保持ばねのアームと係合する。
突き出しばねが、分断された掛け金の第1端部を錠本体から突き出すように、第1掛け金の第1端部と、第2掛け金の第2端部の間、および第1掛け金の第2端部と、第2掛け金の第1端部の間に突き出しばねが設けられてよい。
好ましい実施形態において、第1および第2掛け金の第1端部は、対応する第1ラッチ板の端部を受ける第2ノッチを含み、掛け金の第1端部を突き出す際、第1ラッチ板が、前記第2ノッチから出て進み、第1ラッチ板を分断された掛け金の第2端部から分離させ、これにより突き出しばねにより、分断された掛け金の第2端部を突き出すことが可能になる。好ましくは、分断された掛け金の第1端部または第2端部のどちらかが回転することにより第1ラッチ板を移動させ、第1ラッチ板を、第1および第2ノッチの両方から分離させ、これにより、分断された掛け金の第1および第2端部を突き出すことが可能になるように、第1および第2ノッチは成形される。
有利には、分断された掛け金の第2ラッチ板によって係合されるラッチ相互接続部材が設けられ、その結果、分断されていない掛け金が、開放位置へ移動することができるように、ラッチ相互接続部材により、分断されていない掛け金の第2ラッチ板および第1ラッチ板が移動する。ラッチ相互接続部は、第1および第2掛け金の第2ラッチ板と係合する対向するアームを有する楕円形部材を備えてよく、楕円形部材は、錠本体の内部に設けられたポスト部材を受ける楕円形の開口を有する。
楕円形部材の下部面は、楕円形部材が、中央位置から、分断された掛け金の第2ラッチ板の移動方向に摺動するように、錠本体の内面内に設けられたスロット内を摺動するつまみを含んでよい。好ましくは、楕円形部材が、前記分断されない部材の第2ラッチ板と係合し、これを移動させた後、スロットにより楕円形部材の回転動作が可能になり、分断されないラッチ部材を再閉鎖するための隙間を与える。
本発明の別の態様によると、掛け金が、錠本体の片側から延出する第1端部と、錠本体の反対側から延出する第2端部とを有するように、南京錠の錠本体内に摺動可能に受けられるように適合された両端型掛け金を備える、南京錠用の交換可能な掛け金が提供される。
好ましくは、該両端型掛け金は、該第1端部の第1アーチ部分と、該第2端部の第2アーチ型部分とを有するC字型である。典型的には、該第1および第2アーチ型部分は、形状および構造がほぼ同一である。好ましくは、両端型掛け金は、該第1および第2アーチ型部分を向き合う関係で結合する中間部分をさらに備える。好ましくは、該第1および第2アーチ型部分および該中間部分はすべて、単一の面内にある。
本発明の別の態様により、南京錠内で保持ばねのアームを受けるための円形溝を含む第1端部と、南京錠内で第1ラッチ板を受けるための第1ノッチを含む第2端部とを備える南京錠用の交換可能な掛け金が提供される。
掛け金の第1端部は、閉鎖位置で第1ラッチ板の端部を受けるための第2ノッチを含んでよい。好ましくは、掛け金は、全体的にU字型である。
明細書を通して、文脈が要求しない限り、用語「備える」(comprise)または「備える」(comprise)「備える」(comprising)などの変形形態は、他の整数または整数の群を排除するものではないが、言及される整数または整数の群を含むことを意味することが理解されるであろう。同様に、用語「好ましくは」(preferably)または「好ましい」(preferred)などの変形形態は、本発明の作用に必須ではないが、言及される整数または整数の群が望ましいことを意味することが理解されるであろう。
本発明の本質は、添付の図面を参照して、例示の目的のみで提供される、以下の南京錠のいくつかの具体的な実施形態の詳細な説明からよりよく理解されるであろう。
本発明による南京錠10の第1の実施形態が、図1から13に示される。南京錠10は、ロック機構14を収容する錠本体12を備える。ロック機構14は、掛け金を閉鎖位置から開放位置への移動させるために、好適なアクセス制御手段(この場合キイ)によるロック機構14の作動が必要とされるように、複数の掛け金を作動させる。示される実施形態では、2つの掛け金が設けられる。2つの掛け金は、両端型掛け金20の形態で内部掛け金部材として設けられる。
両端型掛け金20は、第1掛け金23を備え、錠本体12の片側から延出する第1端部22と、第2掛け金25を備え、錠本体12の反対側から延出する第2端部24とを有するように、錠本体12内で摺動可能に受けられる。掛け金20の各端部は、それが錠本体12と係合する閉鎖位置と、それが錠本体12から分離される開放位置との間で可動である。両端型掛け金20を使用する示される実施形態において、掛け金20は、第1掛け金23が閉鎖位置にある第1の状態と、第2掛け金25が閉鎖位置にある第2の状態の2つの状態のうちの一方でロック可能である。南京錠10は、閉鎖位置の掛け金を分断することによって、開放位置の掛け金を閉鎖位置に移動させることができるように構成される。作動は、以下により詳細に記載される。
この実施形態において、ロック機構14は、従来のバレル設計である。しかしながら、例えば、複合錠または電子ロック機構など、錠本体12内で掛け金をロックするための任意の好適なアクセス制御手段を使用して、南京錠10内で他の任意のロック機構を利用することができることが理解されるであろう。
図2に示される本実施形態のロック機構14は、必要とされるキイ(図示せず)が付随し、錠10と共に使用者に供給されるキイバレル30を備えるロックバレルサブアセンブリの形態である。キイバレル30に関連して、4つのロックピン32、ロック舌34、ロック舌ばね36が設けられる。キイバレル30は、外部バレル38内に収容され、外部バレル38内の各カム溝内で受けられる2つのキイバレルカム従動子40、および外部バレル38内の凹所44内で受けられる保持リング42によって保持される。ロックピン保持ばね46が、外部バレル38の外側を覆って挟み、わずかな負荷により、4つのロックピン32をキイバレル30内に保持する。これが、完全なロックバレルサブアセンブリを形成し、このサブアセンブリは、錠本体12内に設けられた錠本体シリンダ48内に収容される。ロックバレルサブアセンブリは、錠本体シリンダ48内に設けられた保持リング肩50上にロックする拡張した保持リング42によって、後方への移動が阻止される。
好ましくは、両端型掛け金20は、C字型である。典型的には、第1アーチ型部分22および第2アーチ型部分24は、形状および構造がほぼ同一である。しかしながら、これは、決して本発明に必須ではない。掛け金20の一端は、他端より著しく長くてよい、および/または2つの端部は、異なる形状であってよい。両端型掛け金20の端部は、アーチ型である必要はなく、例えば、矩形形状など任意の所望の形状および構造であってよい。
C字型掛け金20は、図3および4に見ることができるように、第1端部22と、第2端部24とを結合する中間部分52を含む。この実施形態において、第1端部22および第2端部24と、中間部分52とは全て単一の面内にあるが、これも必須ではなく、錠本体12と嵌合するように掛け金20をどのように設計するかに左右される。
錠本体12は、南京錠10が組み立て状態にあるとき、C字型掛け金20の中間部分52を受けるために、その後方端部内に形成された横断溝26を有する。錠が第1および第2の状態のいずれか一方にあるとき、C字型掛け金20の端部部分22および24それぞれの嵌合する端部を受けるために、錠本体12の各側面に第1アパーチャ28aと、第2アパーチャ28bとが設けられる。各アパーチャ28内に、掛け金着座ばね29がそれぞれ設けられる。各アパーチャ28に隣接して半円スリーブ31が設けられ、掛け金がその中立位置にあるとき、C字型掛け金20の嵌合する端部を支持するように設計される。
C字型掛け金20の中間部分52は、ロックバレルサブアセンブリの外部バレル38内を横断して設けられた掛け金チャネル54内で受けられる。ロックバレルサブアセンブリは、C字型掛け金20が掛け金チャネルと嵌合するため、C字型掛け金20によって前方への移動が阻止される。C字型掛け金20は、掛け金20の第1および第2端部のどちらか一方が損傷した場合、錠本体から取り外し、錠本体内で交換C字型掛け金と交換することができる犠牲掛け金である。一定の条件下で、ロックバレルサブアセンブリの後部は、錠本体12からこれを突き出すことによって部分的に露出されてよい(以下を参照)。これは、交換C字型掛け金20を搭載することができるように掛け金チャネル54を露出させる。バレルサブアセンブリは、次いで、掛け金チャネル54および錠本体12の溝26にC字型掛け金を嵌め込むために、錠本体12に再び係合することができる。C字型掛け金の片側のみが、ロック機能を実行するのに必要とされる。万一、C字型掛け金の片側が、南京錠10を取り外す目的で荷物検査員によって切り取られる場合、荷物検査が完了した後、装置を再度ロックするためにC字型掛け金の反対側の端部を使用することができる。以下により詳細に記載されるように、この目的を達成するためにキイは必要ではない。
図3および4に最も明確に見ることができるように、ロック舌34は、2つのほぼ平行な平坦な側面を備える丸められた先端56を有する。C字型掛け金20の中間部分52は、ロック舌34の先端56の側面に係合するように適合された部分58を備える。この部分は、2つの凹部58aと58bとを含む。第1の凹部58aは、掛け金が第1の状態にあるときロック舌の先端56と係合し、第2の凹部58bは、掛け金が第2の状態にあるときロック舌の先端56と係合する。図4は、第1凹部58a内に係合したロック舌の先端56を示す。
好ましくは、C字型掛け金の中間部分52はさらに、掛け金中間地点に、第1凹部58aと、第2凹部58bとの中間に位置するカム部分60を備える。カム部分60は、ロック舌34が、第1凹部58aおよび第2凹部58bのいずれからも分離される際、ロック舌34を中立位置に保持することができるように設計される。ロック舌34の先端56は、掛け金チャネル54内でC字型掛け金を回転させることによって、第1凹部58aおよび第2凹部58bのいずれからも分離することができる。分離するのに必要な回転量は、ロック舌34および凹部58aまたは58bの形状に左右される。示される実施形態において、分離は、およそ35度回転する際に生じる。カム部分60は、次いで、C字型掛け金の中間部分52を、掛け金チャネル54内で軸方向に摺動させることによって、ロック舌の先端56と係合することができる。C字型掛け金が、逆に回転される際、ロック舌の先端56は、カム従動子のように作用し、カム部分60によって、ほぼC字型掛け金20の中間部分52の外径まで持ち上げられる。カム部分60は、中立位置でその中でロック舌34の丸められた先端56を保持するように設計されたくぼんだ形状を有する。
内部検査を受ける荷物品目(図示せず)のジッパー70を施錠するのに南京錠10を使用するための典型的な手順が、図5から13を参照して以下に記載される。
南京錠10は、最初に、その中立位置(すなわち、2つの嵌合端部22および24がいずれも、錠本体12のアパーチャ28aおよび28b内に係合しない)のC字型掛け金20を備えて提示される。錠10は、次いで、図5に示されるように、C字型掛け金20の一端(示される例では、第1端部22)を閉鎖することによって、通常の南京錠と同様の方法でスーツケースのジッパー70に装着される。必要であれば、キイバレル30内にキイを挿入しその解放位置までキイを回転させることにより、南京錠10が解錠がされる際、掛け金20はスーツケースの所有者によって解放することができる。これは、ロック舌34の先端56を第1凹部58aから引き抜く効果を有し、その結果、掛け金20の中間部分52が、掛け金チャネル54内で自由に摺動する。掛け金着座ばね29は、C字型掛け金20をその中立位置まで押すことによって、この目的を促進する。
荷物検査員が、スーツケースの内部を検査することを希望する場合、彼または彼女は、図6および7に示されるように、錠10を取り外すために、掛け金20の第1端部22を切り取る。錠10は次いで、検査後、キイがないにも関わらず、掛け金20をその中立位置に戻すことによって元の状態に戻すことができる。これは、図8に示されるように、まずC字型掛け金を180°回転させ、次に、図10に示されるように、C字型掛け金の切り取られていない第2端部24を錠本体に向けて押すこと(ワンクリック)によって実現される。C字型掛け金20が最初に180°回転される際、ロック舌34の丸められた先端56は、図9に示されるように、第1凹部58aから外に滑り出す。中間部分52を錠本体12の掛け金チャネル54内で摺動させるために、C字型掛け金の切り取られていない第2端部24が押される際、ロック舌34の先端54は最終的に、図11に示されるように、掛け金の中間地点でカム部分60のくぼんだ面内に係合する。使用者は、ロック舌34の先端54がカム部分60内に着座する際の最初の「クリック」を感じるおよび/または聞く。C字型掛け金20は、このとき中立位置にある。
C字型掛け金20は次いで、図12に示されるように、その作動位置へと180°逆に回転され、掛け金の反対側の端部24を利用することによってではあるが、錠10を再度使用することができる。掛け金20の第2端部24は、図13に示されるようにジッパー70に適合することができる。掛け金の嵌合端部を第2アパーチャ28b内に押すことによって、錠10は再度ロックされる。これは、掛け金の中間部分52上で、第2凹部58bがロック舌34の先端56に係合するようにさせる効果を有する。使用者は、先端56が第2の凹部58b内に着座する際の第2の「クリック」を感じるおよび/または聞く。
使用済みの(切り取られた)C字型掛け金20は、新しい(予備の)C字型掛け金と交換することができる。これは、バレルサブアセンブリの前面にキイを挿入し、それを時計回りの方向で90°回転させることによって行われる。これが、キイバレル30を外部バレル38に対して回転させ、キイバレルの2つのカム溝のより深い端部を2つのキイバレルカム従動子40に整列させる。これが、保持リング42が圧縮される際、キイバレルカム従動子40に半径方向内側に移動するのに必要な空間を与える。保持リング42は、バレルサブアセンブリの前面が、錠本体12に対して内側(後方)に押される際、保持リング肩50によって圧縮される。これにより、バレルサブアセンブリが、錠本体シリンダ48に沿って後方に摺動することが可能になり、バレルサブアセンブリの反対側の端部を錠本体12から突き出させる。したがって、掛け金チャネル54が露出され、損傷したC字型掛け金を交換することができる。錠本体12に対するバレルサブアセンブリの移動は、錠本体シリンダ48の直径より幅の広い、錠キイ(図示せず)のボスによって制限される。新しいC字型掛け金20の設置は、掛け金が、錠本体12内の横断溝26と整列され、バレルサブアセンブリが、錠本体12内に押し戻される際に完了する。保持リング42は、それが、錠本体シリンダ48内で保持リング肩50を通過する際、ロック位置まで再度拡張する。この段階で、キイを取り外すことができる。
図14から22は、本発明による錠10の第2の実施形態を示す。この実施形態においても、南京錠は、ロック機構14を収容する錠本体12を備える。また、2つの掛け金が設けられる。しかしながら、この例において、第1掛け金23および第2掛け金25は、別個の要素として設けられる。さらに、第1および第2の掛け金は、共に独立して閉鎖位置または開放位置のいずれかにあってよい。図1から13に示される実施形態において、掛け金の1つを開放位置に保持し、他の掛け金を分断することにより、開放掛け金を閉鎖位置に移動することが可能であった。図14から22の実施形態において、第1掛け金23および第2掛け金25は両方同時に、閉鎖位置にあってよい。この状態で掛け金の一方を分断することにより、他の掛け金が開放位置に移動し、そこから、その掛け金は、閉鎖位置に戻るように自由に移動する。作動は、以下により詳細に記載される。
第1掛け金23および第2掛け金25はそれぞれ、第1端部82と、第2端部84と有する全体的にU字型の部材を備える。第1掛け金23の端部が、本体12の第1側部上の長手方向の開口86および88内に受けられ、第2の掛け金25の端部が、錠本体12の第2の側部上の第1および第2の長手方向の開口86および88内に受けられるように、錠本体12は、第1の長手方向の開口86および第2の長手方向の開口88を備える。したがって、第1掛け金23の第1端部82は、第2掛け金25の第2端部84と同一直線上にあり、第1掛け金23の第2端部84は、第2掛け金25の第1端部82と同一直線上にある。
ロック機構14は、錠本体12内に装着されたキイバレル30を備える。キイバレル30は、キイの回転が、第1掛け金23および第2掛け金25の第2端部84を錠本体12から解放させるように、対応するキイ(図示せず)によって回転させることができる。
各掛け金23および25は、第1ラッチ板90と、第2ラッチ板92と、ラッチばね98とを備える。ラッチ板90および92はそれぞれ、対応する掛け金23および25の端部を概ね横断して装着される。第1ラッチ板90は、対応する掛け金23または25の第2端部84を受ける第1の穴96を含む。第1ラッチ板90は、掛け金の第1端部82に向かって移動するように、ラッチばね98によってばね付勢される。掛け金の第2端部84は、第1ノッチ100を含み、その結果、掛け金の第2端部84を保持するために第1ノッチ100が第1の穴96と係合する。
第2ラッチ板92は、第1ラッチ板90内の第2穴104で受けられるつまみ102を含み、その結果、第2ラッチ板92の移動により、第1ラッチ板90が移動する。キイバレル30の回転により、第2ラッチ板92が掛け金23または25の第2端部84に向かって摺動式に移動するように、第2ラッチ板92は、キイバレル30上の突起106によって係合される。
掛け金23および25の第1端部82は、対応する保持ばね108によって錠本体12内にそれぞれ保持される。保持ばね108は、第1端部82が錠本体12から外れないように、第1端部82に隣接する円形の溝110に係合する一組のばね付勢のアームを含む。さらに、長手方向の開口86および88は、掛け金23および25が、錠本体12に対して外向きに移動するように付勢するために、掛け金23および25の端部の間に延在する突き出しばね112を備える。突き出しばねは112は、掛け金23および25の第2端部に隣接する突き出しばねの端部内に受けられるラッチカム部材113を備える。ラッチカム部材113は、長手方向開口86および88内に設けられたチャネル内を摺動する。
通常のキイ作動式の掛け金23および25の開閉を、図16および17を参照して見ることができる。キイバレル30が回転することにより、突起106との係合によって、第2ラッチ板92が、掛け金23および25の第2端部84に向かって移動する。第1の穴96の縁部が第1ノッチ100から分離するように、第2ラッチ板92が、第1ラッチ板90を移動させる。保持ばね108が円形溝110と係合するまで、突き出しばね112が、掛け金23および25を錠本体12から離れるように押す。掛け金23および25はそのとき共に開放位置にあり、逆の作用によって閉鎖することができる。
掛け金を分断することによって、閉鎖した掛け金23または25を開放させることが必要な場合、作用は、図18および19に示されるものである。第2ラッチ板92は、掛け金23または25が閉鎖位置にあるとき、保持ばね108に係合する掛け金23または25の第1端部82に隣接する端部114を含む。第2ラッチ板92の端部114は、閉鎖位置で保持リング108のアームを広げる。図18および19に見ることができるように、第1掛け金23が分断断された場合、したがって、第2端部82は、突き出しばね112によって錠本体12から自由に突き出る。
掛け金23の第1端部82はまた、閉鎖位置で、第1ラッチ板90の隣接する端部が中で停止する第2ノッチ116を含む。第2ノッチ116は、第1端部82を突き出させるように先細にされ、第1ラッチ板90は、第2ノッチ116に乗り上げノッチから出て進む。この動作が、第1ラッチ板90を掛け金23の第2端部84に向かって移動させ、これにより、第1の穴96を第1ノッチ100から分離させ、さらに掛け金の第2端部84を錠本体12から突き出させることが可能になる(図19に示されるように)。
掛け金23の第1端部82および第2端部84が突き出ると、第2ラッチ板92は、ラッチばね98の作用下で、第1長手方向開口86に向かってさらに移動する。錠10はまた、第2ラッチ板92のこの移動により、第2掛け金25の第2ラッチ板92が移動するように(図20に示されるように)、ラッチ相互接続部材118を備える。ラッチばね98による第1掛け金23の第2ラッチ板92の移動は、第2掛け金25のラッチばね98の均衡作用によって制限される(ラッチ相互接続部材118による)。しかしながら、第1掛け金23の第2端部84が突き出る際、第2ラッチ板92、およびこれにより第1ラッチ板90を第1長手方向開口86に向かって移動させるように、ラッチカム部材113は、第2ラッチ板92の傾斜した端部面94に対して作用する(図19に見ることができるように)。第1ラッチ板90はしたがって、図21に見ることができるように、長手方向開口86および88を密封するために、端から端まで移動する。
掛け金23内での第1ノッチ100および第2ノッチ116の配置はまた、分断された掛け金の端部82または84のいずれかが回転することにより、分断された掛け金23の第1端部82および第2端部84が両方とも突き出るようなものである。第1ノッチ100および第2ノッチ116はそれぞれ、端部82および84の片側のみに設けられるため、端部82および84のいずれかの回転が、そのノッチを第1ラッチ板90から分離させ、他方のノッチも分離されるように第1ラッチ板90を移動させる。したがって、万一、掛け金23の端部82および84が、先に記載したように突き出されない場合、端部82および84を両方回転させて、これを行う。掛け金23を分断する人は、錠10を取り除くために、このような回転を生じさせる必要があることが予想されるため、これは、予期しない状況において、装置が正確に作動することを保証する。
ラッチ相互接続部材118は、楕円形の中央開口122を有する楕円形部材120を備える。ポスト部材124が、錠本体12の内部に設けられる。ポスト部材124は、楕円形開口122内で受けられる。また、楕円形開口122を横切り、ポスト部材124内のスロットを通って延在する内部接続ばね126が設けられる。楕円形部材120は、第2ラッチ板92によって係合される対向するアーム128を含み、その結果、切断されたときの第1掛け金23の第2ラッチ板92の移動により、第2掛け金25の第2ラッチ板92が移動する。
楕円形部材120の下方面はまた、錠本体12の内面内のスロット132の内部を摺動するつまみ130を含む。スロット132により、楕円形部材120が、第2ラッチ板92の移動に対して最初は平行に摺動することが可能になる。図21に示されるように、第2掛け金25の第2ラッチ板92に係合し、これを移動させるように移動された楕円形部材120は、次いで、スロット132内のつまみ130の移動によってある程度回転し、相互接続ばね126を変形させる。この回転動作が、第2掛け金25に再度係合するように、第2掛け金25の第1ラッチ板90に隙間を与え、第1掛け金23なしで第2掛け金を閉鎖することが可能になる(図21に示されるように)。
最初に記載した実施形態でのように、分断された掛け金23は、後に交換され、再利用のために錠10をその元の状態に復元することができる。
ここに、南京錠の好ましい実施形態を詳細に記載してきたが、これは、以下を含め、従来技術に対するいくつかの利点をもたらすことが明らかである。
(i)TSAの荷物検査員または他の荷物スクリーニング当局によって切り取られた後、合い鍵を必要とせずに、検査後錠を容易に再装備することができる。
(ii)検査後の権限のない接触は、第2の錠部分を切断することによってのみ実現可能である。
(iii)したがって、検査および/または介入の自明のしるしは、所有者に自動的に与えられる。
(iv)予備の掛け金は、消耗品目として販売することができる。
(v)錠は、ジッパー不動化システムと併せて作動するように設計されている。
本発明の基本的発明概念から逸脱することなく、種々の変形形態および改良を、上記の実施形態、さらにすでに記載したものに対して行うことができることは、関連分野の当業者には容易に明らかであろう。例えば、掛け金が交換可能であることは必須ではなく、錠は、単一の使用品目として設計されてよく、その結果、それが荷物検査員によって切り取られた後、新しい錠を購入する必要がある。したがって、本発明の範囲は記載の特定の実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。
両端型掛け金20は、第1掛け金23を備え、錠本体12の片側から延出する第1端部22と、第2掛け金25を備え、錠本体12の反対側から延出する第2端部24とを有するように、錠本体12内で摺動可能に受けられる。掛け金20の各端部は、それが錠本体12と係合する閉鎖位置と、それが錠本体12から分離される開放位置との間で可動である。両端型掛け金20を使用する示される実施形態において、掛け金20は、第1掛け金23が閉鎖位置にある第1の状態と、第2掛け金25が閉鎖位置にある第2の状態の2つの状態のうちの一方でロック可能である。南京錠10は、閉鎖位置の掛け金を分断することによって、開放位置の掛け金を閉鎖位置に移動させることができるように構成される。作動は、以下により詳細に記載される。
この実施形態において、ロック機構14は、従来のバレル設計である。しかしながら、例えば、複合錠または電子ロック機構など、錠本体12内で掛け金をロックするための任意の好適なアクセス制御手段を使用して、南京錠10内で他の任意のロック機構を利用することができることが理解されるであろう。
図2に示される本実施形態のロック機構14は、必要とされるキイ(図示せず)が付随し、錠10と共に使用者に供給されるキイバレル30を備えるロックバレルサブアセンブリの形態である。キイバレル30に関連して、4つのロックピン32、ロック舌34、ロック舌ばね36が設けられる。キイバレル30は、外部バレル38内に収容され、外部バレル38内の各カム溝内で受けられる2つのキイバレルカム従動子40、および外部バレル38内の凹所44内で受けられる保持リング42によって保持される。ロックピン保持ばね46が、外部バレル38の外側を覆って挟み、わずかな負荷により、4つのロックピン32をキイバレル30内に保持する。これが、完全なロックバレルサブアセンブリを形成し、このサブアセンブリは、錠本体12内に設けられた錠本体シリンダ48内に収容される。ロックバレルサブアセンブリは、錠本体シリンダ48内に設けられた保持リング肩50上にロックする拡張した保持リング42によって、後方への移動が阻止される。
好ましくは、両端型掛け金20は、C字型である。典型的には、第1アーチ型部分22および第2アーチ型部分24は、形状および構造がほぼ同一である。しかしながら、これは、決して本発明に必須ではない。掛け金20の一端は、他端より著しく長くてよい、および/または2つの端部は、異なる形状であってよい。両端型掛け金20の端部は、アーチ型である必要はなく、例えば、矩形形状など任意の所望の形状および構造であってよい。
C字型掛け金20は、図3および4に見ることができるように、第1端部22と、第2端部24とを結合する中間部分52を含む。この実施形態において、第1端部22および第2端部24と、中間部分52とは全て単一の面内にあるが、これも必須ではなく、錠本体12と嵌合するように掛け金20をどのように設計するかに左右される。
錠本体12は、南京錠10が組み立て状態にあるとき、C字型掛け金20の中間部分52を受けるために、その後方端部内に形成された横断溝26を有する。錠が第1および第2の状態のいずれか一方にあるとき、C字型掛け金20の端部部分22および24それぞれの嵌合する端部を受けるために、錠本体12の各側面に第1アパーチャ28aと、第2アパーチャ28bとが設けられる。各アパーチャ28内に、掛け金着座ばね29がそれぞれ設けられる。各アパーチャ28に隣接して半円スリーブ31が設けられ、掛け金がその中立位置にあるとき、C字型掛け金20の嵌合する端部を支持するように設計される。
C字型掛け金20の中間部分52は、ロックバレルサブアセンブリの外部バレル38内を横断して設けられた掛け金チャネル54内で受けられる。ロックバレルサブアセンブリは、C字型掛け金20が掛け金チャネルと嵌合するため、C字型掛け金20によって前方への移動が阻止される。C字型掛け金20は、掛け金20の第1および第2端部のどちらか一方が損傷した場合、錠本体から取り外し、錠本体内で交換C字型掛け金と交換することができる犠牲掛け金である。一定の条件下で、ロックバレルサブアセンブリの後部は、錠本体12からこれを突き出すことによって部分的に露出されてよい(以下を参照)。これは、交換C字型掛け金20を搭載することができるように掛け金チャネル54を露出させる。バレルサブアセンブリは、次いで、掛け金チャネル54および錠本体12の溝26にC字型掛け金を嵌め込むために、錠本体12に再び係合することができる。C字型掛け金の片側のみが、ロック機能を実行するのに必要とされる。万一、C字型掛け金の片側が、南京錠10を取り外す目的で荷物検査員によって切り取られる場合、荷物検査が完了した後、装置を再度ロックするためにC字型掛け金の反対側の端部を使用することができる。以下により詳細に記載されるように、この目的を達成するためにキイは必要ではない。
図3および4に最も明確に見ることができるように、ロック舌34は、2つのほぼ平行な平坦な側面を備える丸められた先端56を有する。C字型掛け金20の中間部分52は、ロック舌34の先端56の側面に係合するように適合された部分58を備える。この部分は、2つの凹部58aと58bとを含む。第1の凹部58aは、掛け金が第1の状態にあるときロック舌の先端56と係合し、第2の凹部58bは、掛け金が第2の状態にあるときロック舌の先端56と係合する。図4は、第1凹部58a内に係合したロック舌の先端56を示す。
好ましくは、C字型掛け金の中間部分52はさらに、掛け金中間地点に、第1凹部58aと、第2凹部58bとの中間に位置するカム部分60を備える。カム部分60は、ロック舌34が、第1凹部58aおよび第2凹部58bのいずれからも分離される際、ロック舌34を中立位置に保持することができるように設計される。ロック舌34の先端56は、掛け金チャネル54内でC字型掛け金を回転させることによって、第1凹部58aおよび第2凹部58bのいずれからも分離することができる。分離するのに必要な回転量は、ロック舌34および凹部58aまたは58bの形状に左右される。示される実施形態において、分離は、およそ35度回転する際に生じる。カム部分60は、次いで、C字型掛け金の中間部分52を、掛け金チャネル54内で軸方向に摺動させることによって、ロック舌の先端56と係合することができる。C字型掛け金が、逆に回転される際、ロック舌の先端56は、カム従動子のように作用し、カム部分60によって、ほぼC字型掛け金20の中間部分52の外径まで持ち上げられる。カム部分60は、中立位置でその中でロック舌34の丸められた先端56を保持するように設計されたくぼんだ形状を有する。
内部検査を受ける荷物品目(図示せず)のジッパー70を施錠するのに南京錠10を使用するための典型的な手順が、図5から13を参照して以下に記載される。
南京錠10は、最初に、その中立位置(すなわち、2つの嵌合端部22および24がいずれも、錠本体12のアパーチャ28aおよび28b内に係合しない)のC字型掛け金20を備えて提示される。錠10は、次いで、図5に示されるように、C字型掛け金20の一端(示される例では、第1端部22)を閉鎖することによって、通常の南京錠と同様の方法でスーツケースのジッパー70に装着される。必要であれば、キイバレル30内にキイを挿入しその解放位置までキイを回転させることにより、南京錠10が解錠がされる際、掛け金20はスーツケースの所有者によって解放することができる。これは、ロック舌34の先端56を第1凹部58aから引き抜く効果を有し、その結果、掛け金20の中間部分52が、掛け金チャネル54内で自由に摺動する。掛け金着座ばね29は、C字型掛け金20をその中立位置まで押すことによって、この目的を促進する。
荷物検査員が、スーツケースの内部を検査することを希望する場合、彼または彼女は、図6および7に示されるように、錠10を取り外すために、掛け金20の第1端部22を切り取る。錠10は次いで、検査後、キイがないにも関わらず、掛け金20をその中立位置に戻すことによって元の状態に戻すことができる。これは、図8に示されるように、まずC字型掛け金を180°回転させ、次に、図10に示されるように、C字型掛け金の切り取られていない第2端部24を錠本体に向けて押すこと(ワンクリック)によって実現される。C字型掛け金20が最初に180°回転される際、ロック舌34の丸められた先端56は、図9に示されるように、第1凹部58aから外に滑り出す。中間部分52を錠本体12の掛け金チャネル54内で摺動させるために、C字型掛け金の切り取られていない第2端部24が押される際、ロック舌34の先端54は最終的に、図11に示されるように、掛け金の中間地点でカム部分60のくぼんだ面内に係合する。使用者は、ロック舌34の先端54がカム部分60内に着座する際の最初の「クリック」を感じるおよび/または聞く。C字型掛け金20は、このとき中立位置にある。
C字型掛け金20は次いで、図12に示されるように、その作動位置へと180°逆に回転され、掛け金の反対側の端部24を利用することによってではあるが、錠10を再度使用することができる。掛け金20の第2端部24は、図13に示されるようにジッパー70に適合することができる。掛け金の嵌合端部を第2アパーチャ28b内に押すことによって、錠10は再度ロックされる。これは、掛け金の中間部分52上で、第2凹部58bがロック舌34の先端56に係合するようにさせる効果を有する。使用者は、先端56が第2の凹部58b内に着座する際の第2の「クリック」を感じるおよび/または聞く。
使用済みの(切り取られた)C字型掛け金20は、新しい(予備の)C字型掛け金と交換することができる。これは、バレルサブアセンブリの前面にキイを挿入し、それを時計回りの方向で90°回転させることによって行われる。これが、キイバレル30を外部バレル38に対して回転させ、キイバレルの2つのカム溝のより深い端部を2つのキイバレルカム従動子40に整列させる。これが、保持リング42が圧縮される際、キイバレルカム従動子40に半径方向内側に移動するのに必要な空間を与える。保持リング42は、バレルサブアセンブリの前面が、錠本体12に対して内側(後方)に押される際、保持リング肩50によって圧縮される。これにより、バレルサブアセンブリが、錠本体シリンダ48に沿って後方に摺動することが可能になり、バレルサブアセンブリの反対側の端部を錠本体12から突き出させる。したがって、掛け金チャネル54が露出され、損傷したC字型掛け金を交換することができる。錠本体12に対するバレルサブアセンブリの移動は、錠本体シリンダ48の直径より幅の広い、錠キイ(図示せず)のボスによって制限される。新しいC字型掛け金20の設置は、掛け金が、錠本体12内の横断溝26と整列され、バレルサブアセンブリが、錠本体12内に押し戻される際に完了する。保持リング42は、それが、錠本体シリンダ48内で保持リング肩50を通過する際、ロック位置まで再度拡張する。この段階で、キイを取り外すことができる。
図14から22は、本発明による錠10の第2の実施形態を示す。この実施形態においても、南京錠は、ロック機構14を収容する錠本体12を備える。また、2つの掛け金が設けられる。しかしながら、この例において、第1掛け金23および第2掛け金25は、別個の要素として設けられる。さらに、第1および第2の掛け金は、共に独立して閉鎖位置または開放位置のいずれかにあってよい。図1から13に示される実施形態において、掛け金の1つを開放位置に保持し、他の掛け金を分断することにより、開放掛け金を閉鎖位置に移動することが可能であった。図14から22の実施形態において、第1掛け金23および第2掛け金25は両方同時に、閉鎖位置にあってよい。この状態で掛け金の一方を分断することにより、他の掛け金が開放位置に移動し、そこから、その掛け金は、閉鎖位置に戻るように自由に移動する。作動は、以下により詳細に記載される。
第1掛け金23および第2掛け金25はそれぞれ、第1端部82と、第2端部84と有する全体的にU字型の部材を備える。第1掛け金23の端部が、本体12の第1側部上の長手方向の開口86および88内に受けられ、第2の掛け金25の端部が、錠本体12の第2の側部上の第1および第2の長手方向の開口86および88内に受けられるように、錠本体12は、第1の長手方向の開口86および第2の長手方向の開口88を備える。したがって、第1掛け金23の第1端部82は、第2掛け金25の第2端部84と同一直線上にあり、第1掛け金23の第2端部84は、第2掛け金25の第1端部82と同一直線上にある。
ロック機構14は、錠本体12内に装着されたキイバレル30を備える。キイバレル30は、キイの回転が、第1掛け金23および第2掛け金25の第2端部84を錠本体12から解放させるように、対応するキイ(図示せず)によって回転させることができる。
各掛け金23および25は、第1ラッチ板90と、第2ラッチ板92と、ラッチばね98とを備える。ラッチ板90および92はそれぞれ、対応する掛け金23および25の端部を概ね横断して装着される。第1ラッチ板90は、対応する掛け金23または25の第2端部84を受ける第1の穴96を含む。第1ラッチ板90は、掛け金の第1端部82に向かって移動するように、ラッチばね98によってばね付勢される。掛け金の第2端部84は、第1ノッチ100を含み、その結果、掛け金の第2端部84を保持するために第1ノッチ100が第1の穴96と係合する。
第2ラッチ板92は、第1ラッチ板90内の第2穴104で受けられるつまみ102を含み、その結果、第2ラッチ板92の移動により、第1ラッチ板90が移動する。キイバレル30の回転により、第2ラッチ板92が掛け金23または25の第2端部84に向かって摺動式に移動するように、第2ラッチ板92は、キイバレル30上の突起106によって係合される。
掛け金23および25の第1端部82は、対応する保持ばね108によって錠本体12内にそれぞれ保持される。保持ばね108は、第1端部82が錠本体12から外れないように、第1端部82に隣接する円形の溝110に係合する一組のばね付勢のアームを含む。さらに、長手方向の開口86および88は、掛け金23および25が、錠本体12に対して外向きに移動するように付勢するために、掛け金23および25の端部の間に延在する突き出しばね112を備える。突き出しばねは112は、掛け金23および25の第2端部に隣接する突き出しばねの端部内に受けられるラッチカム部材113を備える。ラッチカム部材113は、長手方向開口86および88内に設けられたチャネル内を摺動する。
通常のキイ作動式の掛け金23および25の開閉を、図16および17を参照して見ることができる。キイバレル30が回転することにより、突起106との係合によって、第2ラッチ板92が、掛け金23および25の第2端部84に向かって移動する。第1の穴96の縁部が第1ノッチ100から分離するように、第2ラッチ板92が、第1ラッチ板90を移動させる。保持ばね108が円形溝110と係合するまで、突き出しばね112が、掛け金23および25を錠本体12から離れるように押す。掛け金23および25はそのとき共に開放位置にあり、逆の作用によって閉鎖することができる。
掛け金を分断することによって、閉鎖した掛け金23または25を開放させることが必要な場合、作用は、図18および19に示されるものである。第2ラッチ板92は、掛け金23または25が閉鎖位置にあるとき、保持ばね108に係合する掛け金23または25の第1端部82に隣接する端部114を含む。第2ラッチ板92の端部114は、閉鎖位置で保持リング108のアームを広げる。図18および19に見ることができるように、第1掛け金23が分断断された場合、したがって、第2端部82は、突き出しばね112によって錠本体12から自由に突き出る。
掛け金23の第1端部82はまた、閉鎖位置で、第1ラッチ板90の隣接する端部が中で停止する第2ノッチ116を含む。第2ノッチ116は、第1端部82を突き出させるように先細にされ、第1ラッチ板90は、第2ノッチ116に乗り上げノッチから出て進む。この動作が、第1ラッチ板90を掛け金23の第2端部84に向かって移動させ、これにより、第1の穴96を第1ノッチ100から分離させ、さらに掛け金の第2端部84を錠本体12から突き出させることが可能になる(図19に示されるように)。
掛け金23の第1端部82および第2端部84が突き出ると、第2ラッチ板92は、ラッチばね98の作用下で、第1長手方向開口86に向かってさらに移動する。錠10はまた、第2ラッチ板92のこの移動により、第2掛け金25の第2ラッチ板92が移動するように(図20に示されるように)、ラッチ相互接続部材118を備える。ラッチばね98による第1掛け金23の第2ラッチ板92の移動は、第2掛け金25のラッチばね98の均衡作用によって制限される(ラッチ相互接続部材118による)。しかしながら、第1掛け金23の第2端部84が突き出る際、第2ラッチ板92、およびこれにより第1ラッチ板90を第1長手方向開口86に向かって移動させるように、ラッチカム部材113は、第2ラッチ板92の傾斜した端部面94に対して作用する(図19に見ることができるように)。第1ラッチ板90はしたがって、図21に見ることができるように、長手方向開口86および88を密封するために、端から端まで移動する。
掛け金23内での第1ノッチ100および第2ノッチ116の配置はまた、分断された掛け金の端部82または84のいずれかが回転することにより、分断された掛け金23の第1端部82および第2端部84が両方とも突き出るようなものである。第1ノッチ100および第2ノッチ116はそれぞれ、端部82および84の片側のみに設けられるため、端部82および84のいずれかの回転が、そのノッチを第1ラッチ板90から分離させ、他方のノッチも分離されるように第1ラッチ板90を移動させる。したがって、万一、掛け金23の端部82および84が、先に記載したように突き出されない場合、端部82および84を両方回転させて、これを行う。掛け金23を分断する人は、錠10を取り除くために、このような回転を生じさせる必要があることが予想されるため、これは、予期しない状況において、装置が正確に作動することを保証する。
ラッチ相互接続部材118は、楕円形の中央開口122を有する楕円形部材120を備える。ポスト部材124が、錠本体12の内部に設けられる。ポスト部材124は、楕円形開口122内で受けられる。また、楕円形開口122を横切り、ポスト部材124内のスロットを通って延在する内部接続ばね126が設けられる。楕円形部材120は、第2ラッチ板92によって係合される対向するアーム128を含み、その結果、切断されたときの第1掛け金23の第2ラッチ板92の移動により、第2掛け金25の第2ラッチ板92が移動する。
楕円形部材120の下方面はまた、錠本体12の内面内のスロット132の内部を摺動するつまみ130を含む。スロット132により、楕円形部材120が、第2ラッチ板92の移動に対して最初は平行に摺動することが可能になる。図21に示されるように、第2掛け金25の第2ラッチ板92に係合し、これを移動させるように移動された楕円形部材120は、次いで、スロット132内のつまみ130の移動によってある程度回転し、相互接続ばね126を変形させる。この回転動作が、第2掛け金25に再度係合するように、第2掛け金25の第1ラッチ板90に隙間を与え、第1掛け金23なしで第2掛け金を閉鎖することが可能になる(図21に示されるように)。
最初に記載した実施形態でのように、分断された掛け金23は、後に交換され、再利用のために錠10をその元の状態に復元することができる。
ここに、南京錠の好ましい実施形態を詳細に記載してきたが、これは、以下を含め、従来技術に対するいくつかの利点をもたらすことが明らかである。
(i)TSAの荷物検査員または他の荷物スクリーニング当局によって切り取られた後、合い鍵を必要とせずに、検査後錠を容易に再装備することができる。
(ii)検査後の権限のない接触は、第2の錠部分を切断することによってのみ実現可能である。
(iii)したがって、検査および/または介入の自明のしるしは、所有者に自動的に与えられる。
(iv)予備の掛け金は、消耗品目として販売することができる。
(v)錠は、ジッパー不動化システムと併せて作動するように設計されている。
本発明の基本的発明概念から逸脱することなく、種々の変形形態および改良を、上記の実施形態、さらにすでに記載したものに対して行うことができることは、関連分野の当業者には容易に明らかであろう。例えば、掛け金が交換可能であることは必須ではなく、錠は、単一の使用品目として設計されてよく、その結果、それが荷物検査員によって切り取られた後、新しい錠を購入する必要がある。したがって、本発明の範囲は記載の特定の実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。
Claims (33)
- 錠本体と、
前記錠本体から延出し、それぞれが閉鎖位置と開放位置の間で可動である複数の掛け金と、
前記閉鎖位置の任意の掛け金を前記開放位置へ移動させるのにアクセス制御手段によるロック機構の作動が必要とされるように、前記掛け金のそれぞれと係合可能なロック機構とを備え、
前記閉鎖位置の前記掛け金の1つを分断することにより、他の掛け金の1つが前記開放位置になり、前記閉鎖位置へと自由に移動する南京錠。 - 前記閉鎖位置前記掛け金の1つが、前記閉鎖位置にあるとき、他の掛け金は、前記閉鎖位置にならないように阻止され、前記閉鎖掛け金を分断することにより、前記開放掛け金の1つを閉鎖することができる、請求項1に記載の南京錠。
- 前記掛け金がそれぞれ、内部掛け金部材の一部を備える、 請求項2に記載の南京錠。
- 前記内部掛け金部材が、両面掛け金を備え、前記両面掛け金の第1端部が前記第1掛け金を備え、前記両面掛け金の第2端部が前記第2掛け金を備え、その結果、第1掛け金を前記閉鎖位置へ移動させることにより、第2掛け金が前記開放位置へ移動され、前記第1掛け金を前記開放位置へ移動させることにより、前記第2掛け金が前記閉鎖位置へ移動される、請求項3に記載の南京錠。
- 前記掛け金がそれぞれ、前記閉鎖位置と前記開放位置との間で摺動式に移動し、前記分断された掛け金の一部が回転することにより、内部係合によって他の掛け金を前記開放位置へ移動させるように、前記掛け金がそれぞれ相互に係合する、請求項4に記載の南京錠。
- 前記両面掛け金が、前記第1端部と前記第2端部の間に中間部分を含み、前記ロック機構が、前記第1掛け金が前記閉鎖位置にあるとき前記中間部分内の第1凹部と係合し、前記第2掛け金が前記閉鎖位置にあるとき前記中間部分内の第2凹部と係合する舌部材を含み、その結果、前記舌部材が前記第1または第2凹部のいずれかと係合することにより、前記両面掛け金の摺動移動を阻止し、前記両面掛け金の回転動作が、前記閉鎖位置にある前記掛け金の1つによって阻止される、請求項5に記載の南京錠。
- 前記中間部分が、前記第1凹部と前記第2凹部の間にカム部分を含み、前記閉鎖掛け金の分断後の前記両面掛け金の回転動作が、前記舌部材を前記凹部から出るように移動させ、前記両面掛け金が、前記舌部材が前記カム部分内にある位置へ摺動することが可能になり、次いで前記両面掛け金が、前記第1掛け金または第2掛け金のどちらも閉鎖されない中立位置になるように、前記第1および第2凹部が配置される、請求項6に記載の南京錠。
- 前記分断された掛け金が、交換のために前記錠本体から取り外し可能である、前記請求項のいずれか一項に記載の南京錠。
- 前記中間部分が、前記錠本体内の横断溝内で受けられ、前記両面掛け金を交換することができるように、前記両面掛け金を前記横断溝から取り外すことができる、請求項6から8のいずれか一項に記載の南京錠。
- 前記ロック制御機構が、ロックバレルを備え、前記アクセス制御手段が、キイを備える、前記請求項のいずれか一項に記載の南京錠。
- 前記ロック機構が、複合型の錠を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の南京錠。
- 前記掛け金はそれぞれ、同時に閉鎖位置にあることが可能であり、前記閉鎖位置の任意の掛け金を分断することにより、前記閉鎖位置の他の掛け金を前記開放位置へと移動させる、請求項1に記載の南京錠。
- 前記南京錠が、前記錠本体の両側から延出する第1掛け金と、第2掛け金とを含む、請求項12に記載の南京錠。
- 前記ロック機構が、前記錠本体内に配置された前記キイバレルを含み、その結果、キイを使用して前記キイバレルを回転させることにより、前記第1および第2掛け金を前記開放位置へ移動させる、請求項13に記載の南京錠。
- 前記ロック機構が、複合型の錠を備え、前記複合型の錠を作動させることにより、前記第1および第2掛け金を前記開放位置へ移動させる、請求項12または13に記載の南京錠。
- 前記第1および第2掛け金がそれぞれ、第1端部と、第2端部とを含み、前記第1端部は、前記開放位置で保持ばねによって前記錠本体内に保持され、前記第2端部は、前記閉鎖位置で前記第2端部を前記錠本体内に保持するように、前記閉鎖位置で第1ラッチ板によって係合される、請求項14に記載の南京錠。
- 第2ラッチ板が、前記第1ラッチ板および前記キイバレルと係合して設けられ、その結果、前記キイバレルの回転により、前記第2ラッチ板、およびこれにより第1ラッチ板が並進する、請求項16に記載の南京錠。
- 前記第1ラッチ板が、前記掛け金の前記第2端部を中に受ける第1の穴を含み、前記第2端部が、前記閉鎖位置で前記掛け金の前記第2端部を保持するために、前記穴の縁部によって係合される第1ノッチを有する、請求項17に記載の南京錠。
- 前記保持ばねが、前記掛け金を保持するために前記掛け金の前記第1端部内の円形の溝に係合する一組のアームを含み、前記閉鎖位置の前記掛け金を分断することにより、前記掛け金の前記第1端部を前記錠本体から解放することができるように、前記第2ラッチ板が、前記閉鎖位置で前記保持ばねの前記アームと係合する、請求項18に記載の南京錠。
- 突き出しばねが、前記分断された掛け金の前記第1端部を前記錠本体から突き出すように、前記第1掛け金の前記第1端部と、前記第2掛け金の前記第2端部の間、および前記第1掛け金の前記第2端部と、前記第2掛け金の前記第1端部の間に前記突き出しばねが設けられる、請求項19に記載の南京錠。
- 前記第1および第2掛け金の前記第1端部が、対応する前記第1ラッチ板の端部を受ける第2ノッチを含み、前記掛け金の前記第1端部を突き出す際、前記第1ラッチ板が、前記第2ノッチから出て進み、前記第1ラッチ板を前記分断された掛け金の前記第2端部から分離させ、これにより、前記突き出しばねにより、前記分断された掛け金の前記第2端部を突き出すことが可能になる、請求項20に記載の南京錠。
- 前記分断された掛け金の前記第1端部または前記第2端部のどちらかが回転することにより前記第1ラッチ板を移動させ、前記第1ラッチ板を、前記第1および第2ノッチの両方から分離させ、これにより、前記分断された掛け金の前記第1および第2端部を突き出すことが可能になるように、前記第1および前記第2ノッチが成形される、請求項21に記載の南京錠。
- 前記分断された掛け金の前記第2ラッチ板によって係合される前記ラッチ相互接続部材が設けられ、その結果、前記分断されていない掛け金が、前記開放位置へ移動することができるように、前記ラッチ相互接続部材により、前記分断されていない掛け金の前記第2ラッチ板および前記第1ラッチ板を移動させるように、請求項18から22のいずれか一項に記載の南京錠。
- 前記ラッチ相互接続部が、前記第1および前記第2掛け金の前記第2ラッチ板と係合する対向するアームを有する楕円形部材を備え、前記楕円形部材が、前記錠本体の内部に設けられたポスト部材を受ける楕円形の開口を有する、請求項23に記載の南京錠。
- 前記楕円形部材の下部面は、前記楕円形部材が、中央位置から、前記分断された掛け金の前記第2ラッチ板の移動方向に摺動するように、前記錠本体の内面に設けられたスロット内を摺動するつまみを含む、請求項24に記載の南京錠。
- 前記楕円形部材が、前記分断されない部材の前記第2ラッチ板と係合し、これを移動させた後、前記スロットにより前記楕円形部材の回転動作が可能になり、前記分断されないラッチ部材を再閉鎖するための隙間を与える、請求項24に記載の南京錠。
- 錠本体の片側から延出する第1端部と、前記錠本体の反対側から延出する第2端部とを有するように、南京錠の前記錠本体内に摺動可能に受けられるように適合された両端型掛け金を備える南京錠用の交換可能な掛け金。
- 前記掛け金が、前記第1端部に第1アーチ部分と、前記第2端部に第2アーチ型部分とを有するC字型である、請求項27に記載の南京錠用の交換可能な掛け金。
- 前記第1および第2アーチ型部分が、形状および構造がほぼ同一である、請求項28に記載の南京錠用の交換可能な掛け金。
- 前記両端型掛け金が、前記第1および第2アーチ型部分を向き合う関係で結合する中間部分をさらに備え、前記第1および第2アーチ型部分および前記中間部分がすべて、単一の面内にある、請求項28記載の南京錠用の交換可能な掛け金。
- 南京錠内で保持ばねのアームを受けるための円形溝を含む第1端部と、前記南京錠内で第1ラッチ板を受けるための第1ノッチを含む第2端部とを備える、南京錠用の交換可能な掛け金。
- 前記掛け金の前記第1端部が、前記閉鎖位置で前記第1ラッチ板の端部を受けるための第2ノッチを含む、 請求項31に記載の交換可能な掛け金。
- 前記掛け金が、全体的にU字型である、 請求項31または32に記載の南京錠用の交換可能な掛け金。
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