JP2010508776A - 複数の無線通信機器間でメディアファイルを通信するための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
無線通信機器間でメディアファイルを通信する方法及び装置を提供する。メディアファイルは、第1の無線通信機器で分割及びスピーチ符号化され、その後、通常は、マルチメディアピア(M2−ピア)通信を介して、第2の無線通信機器へ通信され、第2の無線通信機器では、その再生機能のために、スピーチ符号化メディアファイルを復号及び連結する。
【選択図】図9
【選択図】図9
Description
この特許出願は、次の同時係属の米国特許出願に関連し、この出願は、Rajarshi Rayらによる“Methods and Apparatus for Recording Broadcast Media on a Wireless Communication Device”であって、代理人整理番号060947をもち、本出願と同時に出願され、本出願の譲受人に譲渡されており、明示的に参照によりここに組み込まれている。
開示される側面は、無線通信機器に関し、特に、複数の無線通信機器間でメディアファイルを通信するためのシステム及び方法に関する。
セルラー電話のような無線通信機器は、ここ十年の間に急速に人気が高まってきた。これら機器は、急速に、幅広い機能を提供することのできる多面的な機器になってきている。例えば、セルラー電話は、計算機能、インターネットアクセス、電子メール、テキストメッセージング、GPSマッピング、デジタル写真機能、オーディオ/MP3プレーヤ、ビデオゲーム機能、放送ビデオ受信機能などを統合する。
オーディオ/MP3プレーヤ、及びまたはビデオプレーヤ、及びまたはビデオゲームプレーヤが組み込まれているセルラー電話の人気が、特に、若い年齢層の機器ユーザ間で、高まっている。そのような機器は、最初に、歌曲、ビデオ、またはゲームを、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはインターネット接続できる他の機器にダウンロードすることなく、当該無線通信機器に直接、歌曲、ビデオ、またはゲームをダウンロードする手段を提供する点で、スタンドアロンのオーディオ/MP3プレーヤ機器、ビデオプレーヤ機器、またはビデオゲーム機器よりも優る。即座にメディアファイル(例えば歌曲、CD、ビデオ、映画、ゲーム、絵など)を得るこの能力は、通常、突然の衝動でメディアを要求するユーザには非常に魅力的である。
要求に応じてメディアを得ることに加え、モバイル環境では、多くのユーザが友人、同僚などと即座にメディアファイルを共有し合えることを楽しんでいる。メディアファイルを無線ハンドセットと無線ハンドセットとの間で共有することは、多くの問題を与える。メディアファイルを共有することに関する問題の1つは、ファイルは、通常、著作権法により保護されていることであり、著作権法により、必要なライセンスを取得することなく(例えば、ライセンス料を支払うなど)メディアを共有することは禁止される。しかし、多くのメディアコンテンツのプロバイダは、共有されるメディアファイルが、オリジナルの改変されていないファイルを使用したときと同じ使用体験を与えないように、メディアファイルがいくらか制限、劣化、または改変されているなら、ユーザにメディアファイルを共有することを許容する。できれば改変されてない “クリーン”コピーのファイルを購入したいという気持ちにさせられた、共有メディアファイルのユーザから、利益を得る考えである。メディアファイルを改変または制限することは、“再生する”量を制限すること、質の劣化している共有されたコピーを提供すること、またはファイルの一部分のみを提供すること、を含むことがあり、通常、ス二ペット(snipet)と呼ばれ、販売促進の目的でコンテンツプロバイダにより利用されている。
メディアファイルを無線ハンドセットと無線ハンドセットとの間で共有することのもう1つの問題は、ファイルのサイズが大きい傾向があり、従って、セルラーネットワーク上でファイルを共有することが容易に実行できないということである。たとえば、圧縮された4分のMP3オーディオファイルのサイズは、約3.5MB(メガバイト)である。AAC+(Advanced Audio Coding Plus)のような、より高度な技術でさえも、対応するオーディオファイルのサイズは約700KB(キロバイト)である。さらに、歌曲ファイルは、ビデオファイル及びビデオゲームファイルと比較すると、比較的小さいサイズである。よって、そのような大きいサイズのファイルでは、現在のどのセルラー電話ネットワークデータ送信方法も、一方の無線ハンドセットから他方への信頼性の高いファイル送信が実行不可能またはできない。
従って、複数の無線ハンドセット間でメディアファイルを共有するための方法及び装置を開発する必要性がある。
開示される装置及び方法は、複数の無線通信機器間でのメディアファイルの通信を提供する。いくつかの側面において、装置及び方法は、モバイル環境においてメディアファイルを即座に共有することが可能となり、これにより、ファイルを他の無線機器と共有する前に、まずPCや他のコンピュータ機器へファイルを伝送する必要がなくなる。他の側面において、該装置及び方法は、信頼性の観点と配信時間の観点とから、既存の無線ネットワーク上でのファイルの共有を実行可能なように、メディアファイルサイズの制限を克服することができる。さらに、他の側面において、該方法及び装置は、メディアファイルに関連する知的財産兼を考慮することができ、メディアファイルの共有が、知的財産権者に、メディアファイルが共有されるグループによる許諾購入を誘う手段を提供する。
特に、機器、方法、装置、コンピュータ読み取り可能な媒体、及びプロセッサが提示されている。これらは、音楽ファイル、オーディファイル、ビデオファイルなどのメディアファイルを、第1の無線通信機器(例えば通信機器)でセグメント化及びスピーチ符号化し、その後に第2の通信機器(例えば受信機器)へ伝送し、第2の通信機器では、スピーチ符号化メディアファイルを復号し、その後の第2の通信機器上の再生機能のために、複数のセグメントを連結する。マルチメディアピア(M2―ピア)通信などのようなピアツーピア(peer-to-peer)通信は、通信できるファイルの長さに関して制限があるので、多くの側面において、メディアファイルを第2の通信機器へピアツーピア通信する第1の通信機器で、該メディアファイルは複数のセグメントに分割される必要があり、代わって第2の通信機器では、メディアファイルを再生する前に複数のセグメントの連結が必要となる。
従って、説明される側面は、モバイル環境における即座のメディアファイルの共有を提供する。説明された側面は、メディアファイルを他の無線機器と共有する前に、
まず、ファイルをPC、他のコンピュータ機器、または第2の無線通信機器へ通信する必要がなくなる。さらに、説明される側面は、大きいサイズのメディアファイルを考慮し、そのようなファイルの複数の無線通信機器間での通信が、効果的で信頼性のある方法で遂行されることを保証する。さらに、より高い品質のオーディオフォーマットとは対称的に、劣化された低い品質のオーディオフォーマットのメディアファイルを送信することにより、ここに開示される側面は、一般に、著作権保護を侵害することなくメディアファイルを送信する許容可能な手段とみなされる。
まず、ファイルをPC、他のコンピュータ機器、または第2の無線通信機器へ通信する必要がなくなる。さらに、説明される側面は、大きいサイズのメディアファイルを考慮し、そのようなファイルの複数の無線通信機器間での通信が、効果的で信頼性のある方法で遂行されることを保証する。さらに、より高い品質のオーディオフォーマットとは対称的に、劣化された低い品質のオーディオフォーマットのメディアファイルを送信することにより、ここに開示される側面は、一般に、著作権保護を侵害することなくメディアファイルを送信する許容可能な手段とみなされる。
一具体的側面において、無線機器から無線機器への通信のためにメディアファイルを作成する方法は、
第1の無線通信機器でメディアファイルを受信すること、
メディアファイルのオーディオ信号を2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割すること、
メディアファイルのオーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化すること、
を含む。いくつかの側面において、オーディオ信号を分割することは、該オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化する前に起こるが、別の側面において、分割することは、該オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化した後に起こることがある。これら側面において、メディアファイルがオーディオ及びビデオ部分を含む場合、該方法は、メディアファイルのオーディオ信号及びビデオ信号を分離すること、及びビデオ信号を2つまたはそれより多い数のビデオセグメントに分割することも含むことがある。該方法は、マルチメディアピア(M2−ピア)通信ネットワークを用いて、スピーチフォーマットに符号化されたメディアファイルの複数のオーディオ及びビデオセグメントを、個々に、通信することも含むことがある。
第1の無線通信機器でメディアファイルを受信すること、
メディアファイルのオーディオ信号を2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割すること、
メディアファイルのオーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化すること、
を含む。いくつかの側面において、オーディオ信号を分割することは、該オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化する前に起こるが、別の側面において、分割することは、該オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化した後に起こることがある。これら側面において、メディアファイルがオーディオ及びビデオ部分を含む場合、該方法は、メディアファイルのオーディオ信号及びビデオ信号を分離すること、及びビデオ信号を2つまたはそれより多い数のビデオセグメントに分割することも含むことがある。該方法は、マルチメディアピア(M2−ピア)通信ネットワークを用いて、スピーチフォーマットに符号化されたメディアファイルの複数のオーディオ及びビデオセグメントを、個々に、通信することも含むことがある。
さらに、一側面は、第1の無線通信機器でメディアファイルを受信し、該メディアファイルのオーディオ信号を2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割し、該メディアファイルのオーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化する動作を実行する少なくとも1つのプロセッサにより定義される。
関連する側面は、複数の命令が記憶されて含まれている機械読み取り可能な媒体により定義される。該複数の命令は、第1の無線通信機器でメディアファイルを受信するための第1の命令セットと、該メディアファイルのオーディオ信号を2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割する第2の命令セットと、該メディアファイルのオーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化する第3の命令セットと、を含む。
さらなる側面は、プロセッサとメモリを含むコンピュータプラットフォームを含む無線通信機器により定義される。該機器もまた、該メモリに記憶され、該プロセッサにより実行されるメディアプレーヤモジュール及びメディアファイルセグメンタを含む。メディアプレーヤモジュールは、メディアファイルを受信するように動作し、メディアファイルセグメンタは、メディアファイルのオーディオ信号を2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割するように動作する。該機器は、さらに、該メモリに記憶され、該プロセッサにより実行されるマルチメディアピア(M2−ピア)通信モジュールを含む。M2−ピアモジュールモジュールは、メディアファイルのオーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化するスピーチボコーダと、2つまたはそれより多い数のスピーチフォーマットに符号化されたオーディオセグメントを第2の無線通信機器へ通信するように動作する通信メカニズムを含む。メディアプレーヤモジュールは、さらに、圧縮されたメディアファイルをオーディオ復号するように動作するオーディオファイルコーデックを含む。代替え的な側面において、メディアファイルセグメンタは、メディアプレーヤモジュールまたはM2−ピア通信モジュールに含まれることがある。他の側面において、該機器は、メディアファイルを、オーディオ信号とビデオ信号とに分離するように動作するオーディ/ビデオセグメンタを含むことがある。そのような側面において、メディアファイルセグメンタは、さらに、ビデオ信号を2つまたはそれより多い数のビデオセグメントに分割するように動作することがあり、M2−ピア通信モジュールの通信メカニズムは、さらに、該2つまたはそれより多い数のビデオセグメントを第2の無線通信機器へ通信するように動作することがある。
関連する側面は無線通信機器により定義される。該機器は、第1の無線通信機器でメディアファイルを受信する手段と、該メディアファイルのオーディオ信号を2つまたはそれより多い数のセグメントに分割する手段と、該メディアファイルの該オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化する手段と、を含む。
さらに、一側面は、無線通信機器で共有されたメディアファイルを受信する方法により定義される。該方法は、無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信すること、該2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信はメディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認すること、該オーディオセグメントを復号し、該メディアファイルのスピーチグレードオーディオセグメントを得ること、該メディアファイルのオーディオセグメントを連結し、該メディアファイルのオーディオ部分を生成すること、を含む。該M2−ピアメッセージを復号することは、スピーチ符号化フォーマットをオーディオデジタル信号に復号すること、または、該スピーチ符号化フォーマットを圧縮されたオーディオフォーマットに復号すること、及び該圧縮されたオーディオフォーマットをオーディオデジタル信号に復号すること、を伴うことがある。代替的な側面において、該方法は、該2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信が、該メディアファイルのビデオセグメントとオーディオセグメントのうちの少なくとも1つを含むことを確認することと、複数のビデオセグメントを連結して、該メディアファイルのビデオ部分を形成すること、及びまたは前記オーディオ部分及びビデオ部分を統合して、該メディアファイルを形成すること、を含むことがある。
関連する一側面は、無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信する動作と、2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信がメディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する動作と、オーディオセグメントを復号して、該メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得る動作、及び該メディアファイルの複数のオーディオセグメントを連結して、該メディアファイルのオーディオ部分を形成する動作を実行する少なくとも1つのプロセッサにより定義される。
さらに関連する一側面は、複数の命令が記憶されて含まれている機械読み取り可能な媒体により定義される。該複数の命令は、無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信する第1の命令セット、該2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信がメディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する第2の命令セット、オーディオセグメントを復号して、該メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得る第3の命令セット、及び、該メディアファイルの複数のオーディオセグメントを連結して、該メディアファイルのオーディオ部分を形成する第4の命令セットを含む。
他の側面は、複数のメディアファイルM2−ピア通信を受信する無線通信機器により提供される。該機器は、プロセッサと、メモリと、該メモリに記憶され該プロセッサにより実行されるマルチメディアピア(M2−ピア)通信モジュールと、を含むコンピュータプラットフォームを含む。M2−ピア通信モジュールは、2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信を受信し、該複数の通信がメディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する。該機器は、また、該オーディオセグメントを復号し、該メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得るスピーチボコーダと、該メディアファイルの該複数のオーディオセグメントを連結して、該メディアファイルのオーディオ部分を形成する連結器(concatenator)を含む。該機器は、該メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを受信及び再生するメディアプレーヤアプリケーションを含むことがある。M2−ピア通信モジュールは、さらに、圧縮されたメディアファイルを復号するオーディオファイルコーデックを含むことがある。代替的な側面において、M2−ピア通信モジュールは、さらに、該2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信がビデオセグメントオーディオセグメントのうちの少なくとも1つを含むことを確認することがある。そのような側面において、該連結器は、複数のビデオセグメントを連結して、該メディアファイルのビデオ部分を形成することがあり、該機器は、さらに、該オーディオ部分とビデオ部分とを統合して、メディアファイルを形成する統合器(aggregator)を含むことがある。
一関連する側面において、メディアファイルを含むM2−ピアメッセージを受信する無線通信機器は、
無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信する手段と、
該2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信がメディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する手段と、
オーディオセグメントを復号して、該メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得る手段と、
該メディアファイルの複数のオーディオセグメントを連結し、該メディアファイルのオーディオ部分を形成する手段と、
を含む。
無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信する手段と、
該2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信がメディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する手段と、
オーディオセグメントを復号して、該メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得る手段と、
該メディアファイルの複数のオーディオセグメントを連結し、該メディアファイルのオーディオ部分を形成する手段と、
を含む。
従って、ここで説明される側面は、複数の無線通信機器間で、マルチメディアピア(M2−ピア)通信を用いて、複数のメディアファイルを通信する方法、装置及びシステムを提供する。通信プロセスのモバイル特性は、メディアファイルを、PCまたは他のコンピュータ機器を実装することなく、無線機器から無線機器へと共有することが可能となる。さらに、M2−ピア通信と、これに続く受信機器でのセグメント連結との前に、通信機器に、大きいメディアファイルを分割すること可能にする方法を実装することにより、効率的でしかも信頼性のあるメディアファイルの通信が可能となる。この側面は、また、該メディアファイルをスピーチグレードのファイルに変換することを提供し、その結果、受信機器での該メディアファイルの再生が、著作権の観点から、メディアコンテンツのプロバイダが許容する劣化したレベルとなる。
開示された側面は、以下に、開示された側面に限定するものではないが、説明のために、符号が要素を示す添付の図面とともに説明される。
一側面に従った、マルチメディアピア通信ネットワークを用いて、無線通信機器間で、メディアファイルを通信するシステムのブロック図。
一側面に従った、マルチメディアピア(M2−ピア)通信ネットワークを用いて、メディアファイルを通信する無線機器のブロック図。
他の側面に従った、M2−ピア通信ネットワークを通じてメディアファイルを受信する無線機器のブロック図。
無線機器間でメディアファイルを通信する前に、無線機器へメディアファイルを通信する本則面において実装されるセルラー電話ネットワークの一側面の概略図。
一側面に従った、無線通信機器とメディアコンテンツサーバのようなネットワーク機器との間の無線通信を表すブロック図。
一側面に従った、M2−ピア通信ネットワークを用いてオーディオメディアファイルを伝送及び受信する方法のフロー図。
一側面に従った、M2−ピア通信ネットワークを用いてビデオメディアファイルを伝送及び受信する方法のフロー図。
一側面に従った、M2−ピア通信ネットワークを用いてオーディオメディアファイルを伝送及び受信する別の方法のフロー図。
他の側面に従った、ピアツーピア通信のためのメディアファイルを作成する方法のフロー図。
一側面に従った、セグメント化され、スピーチフォーマットに符号化されたメディアファイルを受信及びアクセスする方法のフロー図。
ここに、本機器、装置、方法、コンピュータ読み取り可能なメディア及びプロセスが、以下、本発明の側面が示されている添付の図面を参照して、より充分に説明される。機器、装置、方法、コンピュータ読み取り可能なメディア及びプロセスが、多くの異なる形式で実装されることがあるが、ここに説明される側面に限定するものと解釈されてはならない。むしろ、これら側面は、この開示が充分かつ完全になるように、しかも本発明の範囲を当業者に充分に伝えるように提供されるものである。同等の番号は、全体を通じて、同等の要素を参照する。
種々の側面が、ここに、無線通信機器に関連して説明される。無線通信機器は、加入者局、加入者ユニット、モバイル局、モバイル、リモート局、アクセスポイント、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザ機器、またはユーザ装置とも呼ばれる。加入者局は、セルラー電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL)局、PDA(Personal Digital Assistant)、無線接続機能を有するハンドヘルド機器、または無線モデムに接続された他の処理機器でもよい。
説明された側面は、マルチメディアピア(M2−ピア)通信を用いて無線通信機器間でメディアファイルを通信する方法、装置及びシステムを提供する。例えば、発明者Duggalらの名義で、2005年8月12日に出願され、本願側面と同じ発明エンティティに譲渡された、米国特許出願第11/202,805号、タイトル“Methods and Apparatus for Providing Peer-to-Peer Data Networking for Wireless Devices”を参照のこと。‘805Duggal出願には、無線通信機器間でのサーバなしのピアツーピア通信を提供する方法及び装置が説明されている。‘805Duggal出願は、ここで充分に説明されているかのように、参照によりここに組み込まれている。
通信プロセスにおけるモバイル特性は、PCまたは他のコンピュータ機器を実装することなく、即座に、無線機器から無線機器へとメディアファイルを共有することを可能にする。さらに、M2−ピア通信及びその後の受信機器でのセグメント連結の前に、通信機器で大きいサイズのメディアファイルを複数のセグメントに分割することを可能にし、効率的かつ信頼性のあるメディアファイルの通信が可能となる。本側面は、メディアファイルを、スピーチグレードファイルに変換すること提供し、その結果、受信機器でのメディアファイルの再生は、著作権の観点から、メディアコンテンツのプロバイダが許容できるような劣化したレベルとなる。
図1を参照すると、ここには、無線通信機器間でのメディアファイルをM2−ピア通信のためのシステムの概略図が描かれている。該システムは、ここに通信機器とも呼ばれる第1の無線通信機器10と、ここに受信機器とも呼ばれる第2の無線通信機器12とを含む。第1及び第2の無線通信機器は、M2−ピア通信ネットワーク14を介して無線通信を行う。第1の無線通信機器10は、メディアファイルを伝送する機器として説明され、第2の無線通信機器12は、メディアファイルを受信する機器として説明されるが、多くの場合、無線通信機器は、M2−ピア通信ネットワークを介してメディアファイルの伝送及び受信の両方が可能なように構成されていることは言うまでもない。簡単のためだけに、無線通信機器は、メディアファイル通信機器か、またはメディアファイル受信機器として説明される。従って、ここに説明され、クレームされる無線機器は、メディアファイルを伝送する機器、または、メディアファイルを受信する機器に限定されてはならず、メディアファイルの伝送及び受信の両方が可能な無線通信機器を含むべきである。
M2−ピア通信ネットワーク14は、電力及び帯域を比較的ネットワークサーバに集めるというよりは、ネットワークへの参加者(例えば、第1及び第2の無線通信機器10、12)の電力及び帯域の計算に頼るネットワークである。M2−ピアネットワークは、クライアントまたはサーバという概念を持たないが、ネットワーク上で、他のノードに対し、“クライアント”及び“サーバ”の両方として同時に機能する、同等の複数のピアノードのみをもつ。このモデルのネットワーク配置は、通常、中央サーバへ/から通信を行うクライアント−サーバモデルとは異なる。M2−ピア通信ネットワークには、ネットワークを管理するルータのように動作する中央サーバがない。
第1及び第2の無線通信機器10及び12は、さらに、セルラー電話ネットワークのような従来の無線ネットワーク18を経由した無線ネットワーク通信をサポートすることがある。無線ネットワーク18は、無線通信機器10及び12が、メディアコンテンツのプロバイダからのオーディオ/音楽ファイル、ビデオファイル、及びまたはマルチメディアファイルのようなメディアコンテンツファイルを受信することを可能にする。示された実施形態では、メディアコンテンツのプロバイダは、複数のメディアコンテンツファイル17にアクセスするメディアコンテンツサーバ16により表されている。無線通信機器10及び12は、メディアコンテンツサーバ16から無線ネットワーク18を介して送られるメディアコンテンツファイルを要求または受信することがある。あるいは、無線通信機器10及び12は、例えば、メディアファイルを記憶する他の機器へのUSBコネクションを介して、無線または有線で転送されるか、またはリムーバブルフラッシュメモリ記憶機能を介して転送されるかで、他のソースからのメディアファイルを受信することがある。
第1の無線通信機器10は、ここでは、メディアファイル通信機器とも呼ばれ、少なくとも1つのプロセッサ20とメモリ22とを含む。メモリ22は、メディアコンテンツサービスプロバイダ、または上述のような他のソースからのメディアコンテンツファイル17を受信することが可能なメディアプレーヤモジュール24を含む。さらに、メディアプレーヤモジュール24は、無線通信機器で、メディアコンテンツファイルを記憶し、次に、消費、例えば“再生”または実行する。説明された側面において、メディアプレーヤモジュール24は、受信されたオーディオ信号と、適用できるときにはメディアファイル17のビデオ信号とを、記憶する前に、復号するオーディオ/ビデオデコーダロジック26を含むことがある。例えば、メディアファイルがオーディオファイルである場合には、受信されたオーディオ信号は、通常、MP3と呼ばれるMPEG(Motion Picture Expert Group)オーディオレイヤIIIフォーマットのファイルとして、または、AAC(Advanced Audio Code)フォーマットのファイルとして、または消費の前に復号を必要とする任意の他の圧縮されたオーディオフォーマットとして、受信される。復号されたファイルは、通常、PCM(Pulse Code Modulation)ファイルであり、次に、消費/再生され、あるいは消費/再生の後にメモリ22に記憶される。
メディアプレーヤモジュール24は、さらに、第1の無線通信機器10のユーザにオプションとして、メディアファイルの共有を提供するメディアファイル共有機能を含むことがある。共有オプションは、ユーザに、M2−ピア通信を介して他の無線通信機器と共有するメディアファイルを指定することを可能にする。一例において、メディアプレーヤモジュール24は、ユーザがメディアファイル共有オプションを選択できる表示可能なメニュー項目からなり、または、この代わりに、メディアファイルの受信または再生の際に、メディアプレーヤモジュール24は、ユーザに、共有したいメディアファイル及びまたは他のメディアファイル共有メカニズムに関して問い合わせるポップアップウィンドウが機器ユーザに提示されるように構成されている。さらに、ユーザにメディアファイル共有オプションを提供するために、メディア共有機能は、さらに、ユーザに、1または複数のメディアファイル受信者のアドレスの選択または入力を提供することがある。
メディアプレーヤモジュール24は、さらに、ヘッダジェネレータ30及びメディアセグメンタ32を含むことがある。ユーザが共有するメディアファイルを指定すると、ヘッダジェネレータ30は、該メディアファイルのセグメントを含む全てのM2−ピア通信に添付するヘッダを生成する。該通信のヘッダ部分は、該M2−ピア通信がメディアファイルを含むことを確認するために用いられる。そのような確認は、受信機器12が、M2−ピア通信がメディアファイル通信として確認し、必要な後処理と、受信機器のメディアプレーヤモジュールへのファイルの転送とを実行可能にする。さらに、ヘッダ情報は、該メディアファイルに関連する他の情報を含むことがある。例えば、メディアファイルサービスプロバイダへのリンクのような広告情報がヘッダ情報に含まれることがある。広告情報は、受信無線通信機器に表示されるか、または提示されることがあり、受信無線通信機器のユーザが、該メディアファイルの商用グレードのオーディオフォーマットのコピーを購入または受信するためのアクセスを可能にする。
メディアプレーヤモジュール24のメディアセグメンタ32は、メディアファイルのオーディオ部分と、適用可能な場合にはビデオ部分とを、複数のオーディオ及びビデオセグメント(例えば、ミニクリップ)に分割する。メディアファイルのセグメント化は、通常必須であり、これは、M2−ピア通信が、許容可能な長さの点で、通常、制限されているためである。ファイルサイズが、ある予め定められた長さ、例えば60秒から最大90秒、を越える場合、M2−ピア通信ネットワークは、当該ファイルを、指定された受け手機器へ確実に通信することができないことがある。メディアコンテンツファイルを複数のセグメントに解析することにより、本則面では、個々の各オーディオまたはビデオセグメントがM2−ピアネットワークを介して通信されること、受信機器が、複数のオーディオセグメント、及び適用可能な場合には複数のビデオセグメントを連結し、合成メディアコンテンツファイルを生成することを、提供する。
第1の無線通信機器10のメモリ22は、また、複数のメディアファイルセグメントを、指定された共有受信者へ、M2−ピア通信ネットワークを介して通信するM2−ピア通信モジュール34を含む。M2−ピア通信モジュール34は、メディアファイルのオーディオ部分を、スピーチグレードのオーディオフォーマットに符号化するスピーチボコーダ36を含む。スピーチグレードのオーディオフォーマットは、約20ヘルツ(Hz)から約20キロヘルツ(kHz)の範囲に制限された帯域をもつことが特徴であろう。比較すると、従来のマルチメディアコンテンツファイルは、約5Hzから約50Hzの範囲の帯域のオーディオフォーマットをもつことがある。スピーチグレードのオーディオフォーマットの例は、これに限定するものではないが、QCELP(Qualcomm Code Linear Predictive)、拡張可変レートコード(EVCR:Enhanced Variable Rate Code)、インターネット低ビットレートコーデック(iLBC:Internet low Bitrate Codec)、Speexなどを含む。メディアファイルのオーディオ部分をスピーチグレードのフォーマットに符号化することは、受け手機器に存在する共有ファイルが、劣化されたオーディオ品質で受け手の機器に存在することを保証する。メディアファイルのスピーチグレードのフォーマットは、受け手に、該メディアコンテンツファイルが、メディアコンテンツサービスプロバイダから利用できる高いオーディオ品質のコピーにより提供される品質よりも低い品質で、メディアコンテンツファイルを“再生”あるいはそうでなければ消費されることを可能にする。他の側面において、メディアファイルは、共有されるスピーチグレードメディアファイル内に透かしが含まれていることにより、または受信機器での許容される“再生”の回数を制限することにより、さらに保護されることがある。
M2−ピア通信モジュール34は、また、メディアファイルのスピーチフォーマットの複数のセグメントを、1または複数の指定された共有受信者へ伝送する通信メカニズム38を含む。以前に述べたように、通信38は、通常、他の無線通信機器により共有されるメディアファイルのスピーチフォーマットの複数のセグメントを受信する。従って、第1の無線通信機器10に含まれるM2−ピア通信モジュール34は、第2の無線通信機器12に関連して論じられるM2−ピア通信モジュール44により示されるコンポーネント、ロジック及び機能のうちのいずれか及び全てを含むことがある。
第2の無線通信機器12は、また、ここではメディアファイル受信または受け手機器とも呼ばれ、少なくとも1つのプロセッサ40とメモリ42とを含む。メモリ42は、M2−ピア通信モジュール44を含む。M2−ピア通信モジュールは、メディアファイルのスピーチフォーマットの複数のセグメントを含む、M2−ピア通信を受信及び伝送する通信メカニズム46を含む。第2の無線通信機器12に含まれるM2−ピア通信モジュール44自体は、第1の無線通信機器10に関連して論じられるM2−ピア通信モジュール34により示されるコンポーネント、ロジック及び機能のうちのいずれか及び全てを含むことがある。
M2−ピア通信モジュール44は、さらに、M2−ピア通信ヘッダに含まれる情報を読み、解釈するヘッダリーダ48を含むことがある。ヘッダ情報は、通常、M2−ピア通信がメディアファイルのセグメントと、該セグメントを符号化するために用いられた関連するスピーチフォーマットとを含むことを確認する。該通信がメディアファイルのセグメントを含むことを確認することにより、M2−ピア通信モジュールは、該ファイルを、次のセグメントの連結及びまたは消費/再生のために、メディアプレーヤモジュール52へ伝送する必要があることを認識する。ヘッダリーダ48は、また、該メディアファイルの消費/再生とともに表示またはそうでなければ提示されることのある広告情報のような、メディアファイルに関連する他の情報を確認することがある。
M2−ピア通信モジュール44は、メディアファイルのスピーチフォーマットのオーディオセグメントを復号するスピーチボコーダ50を含むことがある。スピーチボコーダ50は、1つまたは複数のスピーチフォーマットコードの復号、及び、最低限でも、無線通信機器10との通信/共有により用いられたスピーチフォーマットの復号を行う。複数のスピーチセグメントを復号した結果、メディアプレーヤモジュール52へ送られる、スピーチグレードのパルス符号変調セグメント(例えばミニクリップ)が得られる。
第2の無線通信機器12のメモリ42は、さらに、スピーチグレードのメディアファイルを受信、及び消費/再生するメディアプレーヤ52を含むことがある。メディアプレーヤモジュール52は、メディアファイルの複数のセグメントを、順序正しく組み立てて、スピーチグレードのメディアコンテンツファイル58を生成するメディア連結器54を含むことがある。メディアプレーヤモジュール52は、さらに、連結器54で、正しい順序でメディアファイルを組み立てるために用いられる、ヘッダ内に含まれるシーケンス識別子を確認するヘッダリーダ56を含むことがある。ヘッダリーダ56は、さらに、メディアファイルサービスプロバイダリンクなどの形式の広告情報のような、第2の無線通信機器12でスピーチグレードのメディアファイル58の消費/再生の間にユーザに表示または提示されることがある、メディアファイルに関連する追加的な情報を確認することがある。
以前に述べたように、スピーチグレードメディアファイル58は、商用グレードのメディアファイルよりも音の品質グレードが劣るファイルを提供する。スピーチグレードメディアファイル58は、さらに、通信/共有機器で、または受信機器で挿入される透かしを含むことにより、または第2の無線通信機器12で消費/再生されるファイルの再生回数を制限することにより、違法な使用から保護されることがある。
図2を参照すると、通信無線機器または共有無線機器とも呼ばれ、M2−ピア通信を介してスピーチグレードのメディアファイルを共有する、一側面に従った第1の無線通信機器10のブロック図が示されている。無線通信機器10は、セルラー電話、PDA、双方向テキストページャ、ポータブルコンピュータ、及び無線通信ポータルをもち、しかも、ネットワークまたはインターネットへの有線コネクションももつことのある別個のコンピュータプラットフォームのようなコンピュータ化された、任意のタイプの通信機器を含む。無線通信機器は、リモートスレーブ、または、そのエンドユーザを持たないが、リモートセンサ、診断ツール、データリレーなどのような無線ネットワークを通じて、容易にデータを通信する、他の機器でもよい。本装置及び方法は、従って、無線通信機器または無線コンピュータモジュールのうちの任意の形式で実行され、これは、無線通信ポータルを含み、これに限定するわけではないが、無線モデム、PCMCIAカード、アクセス端末、デスクトップコンピュータ、またはこれらの任意の組合せまたは一部の組合せを含む。
無線通信機器10は、無線ネットワークを通じてデータを送信することができ、しかもルーチン及びアプリケーションを受信及び実行できるコンピュータプラットフォーム60を含む。コンピュータプラットフォーム60は、メモリ22を含み、これは、リードオンリ及びまたはランダムアクセスメモリ(RAM及びROM)のような揮発性メモリ及び不揮発性メモリ、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォーム共通の任意のメモリを含む。さらに、メモリ22は、1または複数のフラッシュメモリセルを含むことがあり、または、磁気メディア、光メディア、テープ、または、ソフトまたはハードディスクのような、任意の二次的または三次的記憶デバイスでもよい。
さらに、コンピュータプラットフォーム60は、処理エンジン20も含み、これは、特定用途向け集積回路(“ASIC”)、または、他のチップセット、プロセッサ、ロジック、または他のデータ処理デバイスでもよい。処理エンジン20、すなわち、ASICのような他のプロセッサは、無線機器10のメモリに記憶されている、メディアプレーヤモジュール24及びまたはM2−ピア通信モジュール34のような任意の常駐のプログラムとのインタフェースを司るアプリケーションプログラミングインタフェース(“API”)レイヤ62を実行する。API62は、通常、それぞれの無線機器上で実行するランタイム環境である。そのようなランタイム環境の1つに、カルフォルニアのサンディエゴにあるクゥアルコムIncにより開発されたBinary Runtime Environment for WirelessTM(BREWTM)がある。例えば、無線通信機器上でのアプリケーションの実行を制御するために動作する他のランタイム環境も用いることができる。
処理エンジン20は、ハードウェア、ファームウェア、及びこれらの組合せで具現される種々の複数の処理サブシステム64を含み、通信機器10の機能性及び無線ネットワーク上での通信機器の操作性を実現にする。例えば、処理サブシステム64は、他のネットワーク機器との通信の開始及び維持、及びデータ交換を可能にする。通信機器が、セルラー電話として定義される一側面では、処理エンジン20は、さらに、サウンド、不揮発性メモリ、ファイルシステム、送信、受信、サーチャー、レイヤ1、レイヤ2、レイヤ3、主制御、リモートプロシジャ、ハンドセット、電力管理、デジタル信号プロセッサ、メッセージング、呼管理、Bluetooth(登録商標)システム、Bluetooth LPOS、ポジションエンジン、ユーザインタフェース、スリープ、データサービス、セキュリティ、認証、USIM/SIM、音声サービス、グラフィックス、USB、MPEG、GPRSなどのようなマルティメディアといった、1つまたは複数の処理サブシステム64の組合せを含む(明確にするために、図2にはこれら全てが個別に描かれていない)。開示された側面の場合、処理エンジン24の処理サブシステム64は、コンピュータプラットフォーム60上でメディアプレーヤモジュール24及びまたはM2−ピア通信モジュール34と情報をやりとりする任意のサブシステムコンポーネントを含むことがある。
コンピュータプラットフォーム60のメモリ22は、メディアコンテンツサービスプロバイダから、または、上述したような他のソースからメディアコンテンツファイル17を受信するメディアプレーヤモジュール24を含む。さらに、メディアプレーヤモジュール24は、無線通信機器でメディアコンテンツファイルを記憶し、その後、メディアコンテンツファイルを消費する、例えば“再生”または実行する。説明された側面では、メディアプレーヤモジュール24は、メディアコンテンツファイル17を記憶する前に、該メディアコンテンツファイル17の受信されたオーディオ信号と、適用可能なときには、そのビデオ信号とを復号するオーディオ/ビデオデコーダロジック26を含むことがある。例えば、メディアファイルがオーディオファイルを含む場合には、受信されたオーディオ信号は、通常MP3と呼ばれるMPEG(Motion Pictures Expert Group)オーディオレイヤIIIフォーマットファイル、または、AAC(Advanced Audio Code)フォーマットファイル、または、消費する前に復号が必要な任意の他の圧縮オーディオファイルとして受信される。復号されたファイル、通常PCM(Pulse Code Modulation)ファイルは、その後消費/再生されるか、または、後の消費/再生のために記憶される。これに代わる側面では、受信された圧縮メディアコンテンツファイルの復号は、受信無線通信機器12で行われ、第1の無線通信機器10でオーディオ/ビデオ復号を実行する必要がなくなる。図8は、第2の無線通信機器で圧縮オーディオの復号を提供する方法のフロー図を示し、以下に、その詳細を述べる。
メディアプレーヤ24は、さらに、第1の無線通信機器10のユーザに、メディアファイル共有をオプションを提供するメディア共有機能を含むことがある。共有オプションは、ユーザが、M2−ピア通信を介して他の無線通信機器と共有するメディアファイルを指定することを可能にする。一例において、メディアプレーヤモジュール24は、ユーザがメディアファイル共有オプションを選択することを可能にする表示可能なメニュー項目から構成されるか、または、これに代えて、メディアファイルの受信または再生の際に、メディアプレーヤモジュールは、ユーザにメディアファイルの共有の要求、または及び他のメディアファイル共有メカニズムを機器ユーザに提示することを問い合わせるポップアップウィンドウを提供する。ユーザにメディアファイル共有オプションを提供することに加え、メディア共有機能は、さらに、ユーザに、該メディアファイルの1または複数の受け手のアドレスを選択させるか、または入力させる。
メディアプレーヤモジュール24は、さらに、ヘッダジェネレータ30を含む、ユーザが共有するメディアファイルを指定すると、ヘッダジェネレータ30は、メディアファイルのセグメントを含むM2−ピア通信の全てに添付されるヘッダを生成する。各通信のヘッダ部分は、該M2−ピア通信がメディアファイルを含むことを確認するために用いられる。そのような確認は、受信機器12が、M2−ピア通信がメディアファイル通信を含むことと、必要な後処理と、受信機器のメディアプレーヤモジュールへのファイルの転送とを実行可能にする。さらに、ヘッダ情報は、メディアファイルに関する他の情報を含むことがある。例えば、メディアファイルサービスプロバイダへのリンクのような広告情報が、ヘッダ情報に含まれることがある。広告情報は、受信無線通信機器で表示されるか、あるいは提示され、受信無線通信機器のユーザが、該メディアファイルの商用グレードのオーディオフォーマットのコピーを購入またはそうでなければ受信するためのアクセスを可能にする。
メディアプレーヤ24は、要求されるメディアファイルがオーディオ部分及びビデオ部分を含むときに実装されるオーディオ/ビデオ分離器66をさらに含むことがある。オーディオ/ビデオ分離器は、処理目的のために、メディアファイルのビデオ部分とオーディオ部分とを分離する。オーディオ部分とビデオ部分とを分離した後、M2―ピア通信の前に、オーディオ部分は分割されて、スピーチ符号化され、ビデオ部分は、M2−ピア通信の前に、分割される。受信無線機器12では、ビデオ部分とオーディオ部分とが統合されて、合成メディアファイルを生成する。
メディアプレーヤモジュール24は、メディアファイルのオーディオ部分、及び適用可能な場合には、ビデオ部分を、複数のオーディオセグメント及び複数のビデオセグメント(例えば、ミニクリップ)に分割するメディアセグメンタ32を含むことがある。メディアファイルの分割は、M2−ピア通信が一般的に許容長の点からみて制限されていることから、通常必須である。ファイルサイズが、予め定められた長さ、例えば60秒から最大90秒の長さ、を越える場合、M2−ピア通信ネットワークは、当該ファイルを、指定された受け手機器へ、信頼性のある通信を行うことができない。メディアコンテンツファイルを複数のセグメントに分析することにより、本側面は、個々の各オーディオセグメント、及び適用可能な場合には各ビデオセグメントを、M2−ピアネットワークを介して通信し、また、受信機器では、複数のオーディオセグメント、及び適用可能な場合には複数のビデオセグメントを連結して、合成メディアコンテンツファイルを生成する。
第1の無線通信機器10のメモリ22は、さらに、M2−ピア通信ネットワークを介して、指定された共有受け手へメディアファイルセグメントを通信するM2−ピア通信モジュール34を含む。M2−ピア通信モジュール34は、メディアファイルのオーディオ部分をスピーチグレードのオーディオフォーマットに符号化するスピーチボコーダ36を含む。以前述べたように、スピーチグレードオーディオフォーマットは、約20Hzから約20KHzの範囲に制限された帯域をもつことに特徴がある。メディアファイルのオーディオ部分をスピーチグレードのフォーマットに符号化することは、受け手機器に存在する共有ファイルが、劣化されたオーディオ状態であることを保証する。メディアファイルのスピーチグレードのフォーマットは、受け手に、該メディアコンテンツファイルが、メディアコンテンツサービスプロバイダから利用できる高いオーディオ品質のコピーにより提供される品質よりも低い品質の形式で、“再生”あるいはそうでなければ消費されることを可能にする。
いくつかの側面において、M2−ピア通信モジュールは、メディアコンテンツプレーヤモジュール26のような他のモジュールにメディアセグメンタ32が含まれる代わりに、メディアセグメンタ32を含むことがある。そのような側面において、メディアセグメンタ32は、オーディオ部分がスピーチフォーマットに符号化される前か、これに代えて、オーディオ部分がスピーチフォーマットに符号化された後に、実装されることがある。
M2−ピア通信モジュール34は、また、メディアファイルの複数のスピーチフォーマットセグメントを、1または複数の指定された共有の受け手へ通信する通信メカニズム38を含む。
コンピュータプラットフォーム60は、さらに、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合せで具現され、通信機器10と無線ネットワーク18とM2−ピアネットワーク14との間の通信とともに、無線通信機器10の種々のコンポーネントの間の通信を可能にする通信モジュール68を含む。説明される側面において、通信モジュールは、第1の無線通信機器10と、第2の無線通信機器12と、メディアコンテンツサーバ16との間の全てのやりとりの通信を可能にする。通信モジュール68は、無線または有線ネットワーク通信接続を確立するために必要な、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及びまたはこれらの組合せを含むことがある。
さらに、通信機器10は、通信機器への入力を生成する入力メカニズム70と、通信機器のユーザにより消費される情報を生成する出力メカニズム72をもつ。例えば、入力メカニズム76は、キーまたはキーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロフォンなどのようなメカニズムを含むことがある。ある側面では、入力メカニズム76は、ユーザ入力に、通信機器内のメディアプレーヤモジュール26のようなアプリケーションを起動させ、該アプリケーションとのインタフェースを司る。さらに、例えば、出力メカニズム72は、ディスプレイ、オーディオスピーカ、触覚フィードバックメカニズムなどを含むことがある。説明される側面では、出力メカニズムは、メディアコンテンツファイルに関連するビデオコンテンツ及ぶオーディオコンテンツをそれぞれ表示するディスプレイ及びオーディオスピーカを含む。
図3を参照すると、一側面に従った、M2−ピア通信を介して共有されるスピーチグレードのメディアファイルを受信する第2の無線通信機器12を表すブロック図が描かれ、これは、受信または受け手無線機器とも呼ばれる。無線通信機器12は、セルラ電話、PDA(Personal Digital Assistant)、双方向テキストページャ、ポータブルコンピュータ、及び無線通信ポータルをもち、しかも、ネットワークまたはインターネットへの有線コネクションももつことのある別個のコンピュータプラットフォームのようなコンピュータ化された、任意のタイプの通信機器を含む。無線通信機器は、リモートスレーブ、または、そのエンドユーザを持たないが、リモートセンサ、診断ツール、データリレーなどのような無線ネットワークを通じて、容易にデータを通信する、他の機器でもよい。本装置及び方法は、従って、無線通信機器または無線コンピュータモジュールのうちの任意の形式で実行され、これは、無線通信ポータルを含み、これに限定するわけではないが、無線モデム、PCMCIAカード、アクセス端末、デスクトップコンピュータ、またはこれらの任意の組合せまたは一部の組合せを含む。
無線通信機器12は、無線ネットワークを通じてデータを送信し、ルーチン及びアプリケーションを受信及び実行することができるコンピュータプラットフォーム80を含む。コンピュータプラットフォーム80は、メモリ42を含み、これは、リードオンリ及びまたはランダムアクセスメモリ(RAM及びROM)、EPROM、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォーム共通の任意のメモリのような揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含む。さらに、メモリ22は、1または複数のフラッシュメモリセルを含むことがあり、または、磁気メディア、光メディア、テープ、または、ソフトまたはハードディスクのような、任意の二次的または三次的記憶デバイスでもよい。
さらに、さらに、コンピュータプラットフォーム80は、処理エンジン40も含み、これは、特定用途向け集積回路(“ASIC”)、または、他のチップセット、プロセッサ、ロジック、または他のデータ処理デバイスでもよい。処理エンジン40、すなわち、ASICのような他のプロセッサは、無線機器12のメモリ42に記憶されている、メディアプレーヤモジュール52及びまたはM2−ピア通信モジュール44のような任意の常駐のプログラムとのインタフェースを司るアプリケーションプログラミングインタフェース(“API”)レイヤ82を実行する。API82は、通常、それぞれの無線機器上で実行するランタイム環境である。そのようなランタイム環境の1つに、カルフォルニアのサンディエゴにあるクゥアルコムIncにより開発されたBinary Runtime Environment for WirelessTM(BREWTM)がある。例えば、無線通信機器上でのアプリケーションの実行を制御するために動作する他のランタイム環境も用いることができる。
処理エンジン40は、ハードウェア、ファームウェア、及びこれらの組合せで具現される種々の複数の処理サブシステム84を含み、通信機器12の機能性及び無線ネットワーク上での通信機器の操作性を実現にする。例えば、処理サブシステム84は、他のネットワーク機器との通信の開始及び維持、及びデータ交換を可能にする。第2の通信機器12が、セルラー電話として定義される一側面では、処理エンジン40は、さらに、サウンド、不揮発性メモリ、ファイルシステム、送信、受信、サーチャー、レイヤ1、レイヤ2、レイヤ3、主制御、リモートプロシジャ、ハンドセット、電力管理、デジタル信号プロセッサ、メッセージング、呼管理、Bluetoothシステム、Bluetooth LPOS、ポジションエンジン、ユーザインタフェース、スリープ、データサービス、セキュリティ、認証、USIM/SIM、音声サービス、グラフィックス、USB、MPEG、GPRSなどのようなマルティメディアといった、1つまたは複数の処理サブシステム84の組合せを含む(明確にするために、図2にはこれら全てが個別に描かれていない)。開示された側面の場合、処理エンジン24の処理サブシステム64は、コンピュータプラットフォーム60上でメディアプレーヤモジュール24及びまたはM2−ピア通信モジュール34と情報をやりとりする任意のサブシステムコンポーネントを含むことがある。開示された側面の場合、処理エンジン40の処理サブシステム84は、コンピュータプラットフォーム80上でメディアプレーヤモジュール52及びまたはM2−ピア通信モジュール44と情報をやりとりする任意のサブシステムコンポーネントを含むことがある。
コンピュータプラットフォーム80のメモリ42は、M2−ピア通信モジュール44を含む。M2−ピア通信モジュール44は、M2−ピア通信を受信及び通信する通信メカニズム46を含み、この通信は、メディアファイルのスピーチフォーマットセグメントを含む通信を含む。従って、第2の無線通信機器12に含まれるM2−ピア通信モジュール44は、第1の無線通信機器10に関連して論じられるM2−ピア通信モジュール34により示されるコンポーネント、ロジック及び機能のうちのいずれか及び全てを含むことがある。
M2−ピア通信モジュール44は、さらに、M2−ピア通信ヘッダに含まれる情報を読み、解釈するヘッダリーダ48を含むことがある。ヘッダ情報は、通常、M2−ピア通信がメディアファイルのセグメントと、メディアファイルセグメントのシーケンス識別子と、該セグメントを符号化するために用いられたスピーチフォーマットなどを含むことがある。通信が、メディアファイルのセグメントを含むことを確認することにより、M2−ピア通信モジュールは、該ファイルは、その後のセグメントの連結及びまたはメディアファイルの消費/再生のために、メディアプレーヤモジュール52へ通信される必要があることを認識する。ヘッダリーダ48は、メディアファイルの消費/再生に関連して表示またはそうでなければ提示される広告情報のような、該メディアファイルに関連する他の情報もまた確認することがある。
M2−ピア通信モジュール44は、メディアファイルのスピーチフォーマットオーディオセグメントを復号するスピーチボコーダ50を含むことがある。スピーチボコーダ50は、1つまたは複数のスピーチフォーマットコードの復号、及び、最低限でも、無線通信機器10との通信/共有により用いられたスピーチフォーマットの復号を行う。複数のオーディオセグメントを復号した結果、スピーチグレードのパルス符号変調セグメント(例えばミニクリップ)が得られる。
いくつかの側面において、M2−ピア通信モジュール44は、メディア連結器54及びオーディオ/ビデオ統合器86を含む。別の実施形態では、これらコンポーネントは、エディアプレーヤモジュール52、または他のモジュール、またはメモリ42に記憶されるアプリケーションに含まれることがある。メディア連結器54は、メディアファイルの複数のオーディオセグメント、及びメディアファイルがビデオを含むいくつかの側面では、複数のビデオセグメントを、順序正しく組み立てて、スピーチグレードのメディアコンテンツファイル58を組み立てる。オーディオ/ビデオ統合器86は、メディアファイルが、通信/共有無線通信機器10で分離されたオーディオ部分及びビデオ部分の両方を含む側面において実装される。オーディオ/ビデオ統合器は、オーディオ部分及びビデオ部分を統合/合成し、合成メディアファイルを生成する。
第2の無線通信機器12のメモリ42は、スピーチグレードメディアファイルを樹脂員し、消費及び再生する絵M2−Peerディアプレーヤモジュール52をさらに含むことがある。以前述べたように、メディアプレーヤモジュール52は、メディア連結器54及びまたはオーディオ/ビデオ統合器86を含むことがある。メディアプレーヤモジュール52は、さらに、連結器54で、正しい順序でメディアファイルを組み立てるために用いられる、ヘッダ内に含まれるシーケンス識別子を確認するヘッダリーダ56を含むことがある。ヘッダリーダ56は、さらに、メディアファイルサービスプロバイダリンクなどの形式の広告情報のような、第2の無線通信機器12でスピーチグレードのメディアファイル58の消費/再生の間にユーザに表示または提示されることがある、メディアファイルに関連する追加的な情報を確認することがある。
さらに、メディアコンテンツプレーヤモジュール52は、連結または統合の前に、メディアファイルの58の圧縮されたオーディオ信号、及び適用可能な場合にはビデオ信号を復号するオーディオ/ビデオデコーダロジック26を含むことがある。多くの側面において、圧縮されたメディアコンテンツファイルの復号は、通信/共有無線通信機器10で行われ、第2の無線通信機器12でオーディオ/ビデオ圧縮復号を実行する必要をなくす。以前述べたように、以下に詳細に説明される図8は、第2の無線通信機器で圧縮されたオーディオの復号を与える方法のフロー図を提供する。
コンピュータプラットフォーム60は、さらに、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組合せで具現され、通信機器12と無線ネットワーク18とM2−ピアネットワーク14との間の通信とともに、無線通信機器12の種々のコンポーネントの間の通信を可能にする通信モジュール88を含む。通信モジュール88は、無線または有線ネットワーク通信接続を確立するために必要な、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及びまたはこれらの組合せを含むことがある。
さらに、通信機器12は、通信機器への入力を生成する入力メカニズム90と、通信機器のユーザにより消費される情報を生成する出力メカニズム92をもつ。例えば、入力メカニズム90は、キーまたはキーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロフォンなどのようなメカニズムを含むことがある。ある側面では、入力メカニズム90は、ユーザ入力に、通信機器内のメディアプレーヤモジュール44のようなアプリケーションを起動させ、該アプリケーションとのインタフェースを司る。さらに、例えば、出力メカニズム92は、ディスプレイ、オーディオスピーカ、触覚フィードバックメカニズムなどを含むことがある。説明される側面では、出力メカニズムは、メディアコンテンツファイルに関連するビデオコンテンツ及ぶオーディオコンテンツをそれぞれ表示するディスプレイ及びオーディオスピーカを含む。
図4を参照すると、一側面では、無線通信機器10及び12は、セルラー電話のような無線通信機器を含む。本側面では、無線通信機器は、セルラーネットワーク100及びM2−ピアネットワーク14を介して通信するように構成される。セルラーネットワーク100は、無線通信機器10及び12に対し、メディアコンテンツサーバ16からメディアファイルを受信する機能を提供し、M2−ピアネットワーク14は、無線通信機器10及び12に対し、スピーチグレードのメディアコンテンツファイルを共有する機能を提供する。セルラー電話ネットワーク80は、キャリアネットワーク108を介して有線ネットワーク102に接続される無線ネットワーク18を含むことがある。図4は、無線通信ネットワークのコンポーネントと、本システムの一側面の要素との相互関係とを、より充分に説明する典型的な図である。セルラー電話ネットワーク100は、単なる例であり、それによって、無線通信機器10及び12のようなリモートモジュールが、互いに無線で、及びまたは無線ネットワーク18の複数のコンポーネント間で通信する任意のシステムを含むことができ、このシステムには、これに限定するものではないが、無線ネットワークキャリア及びまたはサーバを含む。
ネットワーク100では、メディアコンテンツプロバイダサーバのようなネットワーク機器16は、有線ネットワーク102(例えば、ローカルエリアネットワーク、LAN)を通じて、メディアコンテンツファイル17を記憶する別個のデータベース104と通信可能である。さらに、データ管理サーバ106は、メットワーク機器16と通信して、後処理機能、データフロー制御などを提供する。ネットワーク機器16、ネットワークデータベース104、及びデータ管理サーバ106は、セルラー通信サービスを提供するのに必要な任意の他のネットワークコンポーネントとともに、セルラー電話ネットワーク100に存在することがある。ネットワーク機器16及びまたはデータ管理サーバ106は、データリンク110及び112を通じて、インターネット、及びまたはPOTS(“アナログ通話のみの旧来の電話サービス”)のようなキャリアネットワーク108と通信する。友情、ネットワーク112では、ネットワークすなわちインターネット部分はデータを転送し、POTS部分は音声情報を転送する。MSC114は、複数の基地局(“BTS”)118と、データ転送のためのデータネットワーク及びまたはインターネット部分、音声情報のためのPOTS部分のように、別のネットワーク116により接続されることがある。BTS118は、最終的に、ショートメッセージサービス(“SMS”)または他の無線方法により、無線通信機器10及び12と無線でメッセージをブロードキャストする。
図5は、一側面に従って適用される無線ネットワーク18環境を説明するブロック図である。無線ネットワーク18は、本則面において、メディアコンテンツプロバイダなどのようなネットワークエンティティからメディアファイル17をダウンロードまたはそうでなければ受信するために用いられる。図5に示す無線ネットワークは、FDMA環境、OFDMA環境、CDMA環境、WCDMA環境、TDMA環境、SDMA環境、あるいは任意の他の適切な無線環境に実装されることがある。説明の簡単のために、手順が一連の動作として示され、説明されるが、手順は動作の順番に限定されるものではなく、いくつかの動作は、1または複数の側面に従って、ここに示され説明されるものとは異なる順序で、及びまたは他の動作と同時に行われることは明らかであろう。例えば、当業者であれば、手順は、状態図のような、一連の相互に関連する複数の状態またはイベントとして表すことができることは理解できよう。さらに、1または複数の側面に従った手順を実装するために、図示された全ての動作が必要であるとは限らない。
無線ネットワーク18は、アクセスポイント200及び無線通信機器300を含む。アクセスポイント200は、トラフィックデータの受信、形式を合わせ、符号化、インターリーブ、及び変調(またはシンボルマッピング)を行う送信(TX)データプロセッサ210を含む。TXデータプロセッサ210は、データシンボル及びパイロットシンボルを受信及び処理して、シンボルストリームを得るシンボル変調器220と通信する。シンボル変調器220は、トランスミッタユニット(TMTR)230と通信し、シンボル変調器220は、データ及びパイロットシンボルを多重化し、その結果をトランスミッタユニット(TMTR)230へ与える。各送信シンボルは、データシンボル、パイロットシンボル、またはゼロの信号値である。パイロットシンボルは、各シンボル期間に連続して送られることがある。パイロットシンボルは、周波数分割多重(FDM)、直交周波数分割多重(OFDM)、時分割多重(TDM)、周波数分割多重(FDM)、または符号分割多重(CDMA)されていてもよい。
TMTR230は、シンボルのストリームを受信して、1または複数のアナログ信号に変換し、さらに、アナログ信号を調整して(例えば、増幅、フィルタリング、及び周波数アップコンバート)、無線チャネルを通じた送信に適した下りリンク信号を生成する。下りリンク信号は、その後、アンテナ240を通じて端末へ送信される。
無線通信機器300、アンテナ310は、下りリンク信号を受信し、受信信号をレシーバユニット(RCVR)320へ与える。レシーバユニット320は、受信信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、及び周波数ダウンコンバート)、調整された信号をデジタル化して複数のサンプルを得る。レシーバユニット320は、調整された受信信号を復調するシンボル復調器330と通信する。シンボル復調器330は、該シンボル復調器330からのパイロットシンボルを受信し、該パイロットシンボルに対しチャネル推定を行うプロセッサ340と通信する。シンボル復調器330は、さらに、プロセッサ340から下りリンクについての周波数応答推定を受信し、受信データシンボルに対しデータ復調を行い、(送信されたデータシンボルの推定値である)データシンボル推定を得る。シンボル復調器330は、また、RXデータプロセッサ350と通信を行い、ここでは、シンボル復調器からのデータシンボル推定を受信して、データシンボル推定を復調(例えばシンボルデマッピング)、デインターリーブ、及び復号して、送信されたトラフィックデータを再生する。シンボル復調器220及びRXデータプロセッサ210による処理は、それぞれ、アクセスポイント200におけるシンボル変調器220及びTXデータプロセッサ210の処理と、それぞれ補完的である。
上りリンクでは、TXデータプロセッサ360は、トラフィックデータを処理して、データシンボルを得る。TXデータプロセッサは、シンボル変調器370と通信し、シンボル変調器37は、データシンボルを受信し、パイロットシンボルと多重化して、変調を行い、シンボルのストリームを与える。シンボル変調器37は、トランスミッタユニット380と通信を行い、トランスミッタユニット380は、シンボルのストリームを受信及び処理して、上りリンク信号を生成し、上りリンク信号は、アンテナ310によりアクセスポイント200へ送信される。
アクセスポイント200において、無線通信機器200からの上りリンク信号はアンテナ240で受信され、レシーバユニット250により処理されて、複数のサンプルを得る。レシーバユニット250は、シンボル復調器260と通信し、シンボル復調器260は該サンプルを処理して、上りリンクについて、受信パイロットシンボル推定及びデータシンボル推定を与える。シンボル変調器260は、データシンボル推定を処理して無線通信機器200から送信されたトラフィックデータを再生するRXデータプロセッサ270と通信する。シンボル変調器は、また、上りリンクで送信する各アクティブ端末について、チャネル推定を実行するプロセッサ280と通信する。複数の端末は、上りリンクで、それぞれに割り当てられた、インターレースされたパイロットサブバンドの集合で同時にパイロットを送信することがある。
プロセッサ280及び340は、アクセスポイント200及び無線通信機器300で、それぞれ、動作を指示する(例えば、制御、調整、管理など)。プロセッサ280及び340のそれぞれは、プログラムコード及びデータを記憶するメモリユニット(図示せず)と関連付けられている。プロセッサ280及び340は、また、上りリンク及び下りリンクのそれぞれについて周波数及びインパルスレスポンス推定を導出するための計算を実行する。
多重アクセスシステム(例えば、FDMA、OFDM、CDMA、TDMAなど)の場合、複数の端末が上りリンクで同時に送信することができる。そのようなシステムにおいて、パイロットサブバンドは、異なる端末間で共有されることがある。チャネル推定技術は、各端末のパイロットサブバンドが動作帯域全体(場合により帯域境界を除き)に及ぶ場合に用いられる。そのようなパイロットサブバンド構造は、各端末に対し周波数ダイバーシティを得るために好ましいことがある。ここに説明される技術は、種々の手段で実装することができる。例えば、ハードウェア実装の場合、チャネル推定に用いる処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DPS)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または、ここに説明される機能を実行するように設計された他のユニット、またはこれらの組合せにより実装することができる。ソフトウェアの場合、実装は、ここに説明される機能を実行するモジュール(例えば、プロシジャ、関数など)で可能である。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサ280及び340により実行される。
図6を参照すると、MP2−ピアネットワーク内の無線通信機器間でメディアファイルを共有するための方法のフロー図が描かれている。イベント400では、第1の無線通信機器は、オーディオ/歌曲ファイル、ビデオファイル、ゲームファイルなどのようなメディアファイルを無線で、ダウンロードまたはそうでなければ受信する。いくつかの側面において、無線機器は、メディアコンテンツサプライヤからメディアファイルを無線でダウンロードする。別の側面においては、無線機器は、有線または無線コンピュータ機器からのUSB転送を介して、リムーバブルのフラッシュメモリからの転送を介して、などにより、メディアファイルを受信することがある。ダウンロードされたメディアファイルは、通常、圧縮されたフォーマットで受信される。例えば、オーディオ/歌曲ファイルは、MP3、AAC、または解凍(復元)/復号が必要な他の圧縮されたオーディオフォーマットで受信されることがある。よって、イベント402では、ダウンロードされたメディアファイルが復号され、パルス符号変調信号(PCM)などのようなデジタル信号を得る。イベント404では、メディアファイル第1の無線通信機器メモリに記憶され、イベント406では、メディアファイルは、第1の無線通信機器で消費/実行/再生される。あるいは、ユーザは、メディアファイルを無線機器で記憶することなく、該メディアファイルを消費/実行/再生することを選択することがある。
イベント408では、機器ユーザにより、共有するメディアファイルが指定される。いくつかの側面において、無線機器は、ユーザに、メディアファイルを共有するためのオプションを提供する。例えば、メディアプレーヤモジュールは、メディアファイルの共有に関わるメニュー項目を提示するように構成されるか、または、ユーザにメディアファイルの共有を希望するかを問い合わせるためにポップアップウィンドウが設定されることがある。共有するメディアファイルを指定することに加え、メディアプレーヤモジュールまたは他のモジュールは、当該ユーザに、該メディアファイルを共有する1または複数の相手を選択することを提供することに特徴がある。一般に、メディアファイルは、無線M2−ピア通信を受信することができ、該通信がメディアファイルを含むことを認識し、必要な後処理を実行するように構成されている機器に関連付けられている相手と共有される。
イベント410では、共有するメディアファイルが指定されると、M2−ピア通信ヘッダ情報が生成される。ヘッダ情報は、これに限定するものではないが、メディアファイル識別子、スピーチコーデック識別表示、メディアファイルに関連する広告情報、セグメントシーケンス情報などを含むことがある。ヘッダ情報は、メディアファイルのセグメントを含む各M2−ピア通信に付加される。
イベント412では、メディアファイルは、M2−ピア通信ネットワークの制限に従ったサイズの複数のメディアクリップに分割される。通常、M2−ピア通信ネットワークは、最大約60秒から約90秒のオーディオクリップの通信に限定される。従って、メディアファイルは、M2−ピア通信の前に、適切な分割が必要となる。例えば、約5分のオーディオファイルの分割は、それぞれ60秒より短い期間の5つまたはそれより多いメディアクリップになる。メディアファイルが、ビデオ部分を含む場合は、メディアクリップは、その長さが、かなり短くなることがある。
イベント414では、メディアファイルは、QCELP、iLBC、EVCR、Speexなどのような適切なスピーチコーデックを用いて、スピーチ符号化される。メディアファイルのスピーチ符号化は、共有ファイルの受け手が、商用グレードのメディアファイルよりもオーディオ品質が劣るスピーチグレードの形式でメディアファイルを消費/実行/再生することができるのみであることを保証する。図示された側面は、スピーチ符号化プロセス(イベント414)の前に分割プロセス(イベント412)が起こることを述べているが、他の側面では、分割プロセス(イベント412)は、スピーチ符号化プロセス(イベント414)の後に起きてもよい。
イベント416では、メディアファイルのスピーチ符号化された複数のセグメントが、指定された無線通信機器へ、M2−ピア通信を介して通信される。各M2−ピア通信は、メディアファイルの少なくとも1つ(通常は多くて1つの)セグメントを含むであろう。通信の前には、ヘッダには、例えば、セグメントシーケンス情報、スピーチ符号化情報などのような、付加的な情報を追加する必要があり得ることは注目すべきである。
イベント420では、指定された共有受け手は、第2の無線通信機器において、メディアファイルの個々の複数のセグメントを含む複数のP2−ピア通信を受信する。該通信を受信する第2の無線通信機器のM2−ピア通信モジュールは、M2−ピア通信がメディアファイルセグメントを含むことを確認するために、ヘッダ情報を読む。通信の適正な識別表示は、M2−ピア通信モジュールに、メディアファイルセグメントを、適切なメディアプレーヤモジュールに転送することを指示する。イベント422では、メディアファイルセグメントは、共有機器でメディアファイルをスピーチ符号化するために用いたのと同じまたは類似のコーデックを用いて復号される。メディアファイルセグメントの復号により、PCMメディアクリップなどのような、デジタル信号のメディアクリップを得る。
イベント424では、分割されたメディアクリップが連結され、合成メディアファイルを生成し、これは、スピーチグレードのオーディオをもつことに特徴がある。連結は、メディアファイルの各セグメントに関連付けられたシーケンス識別子を認識することと、これに従って、適切な順番で、メディアファイルを組み立てることと、を含む。第1の無線通信機器で実行される分割プロセスと同様、連結プロセス(イベント424)は、スピーチ復号プロセス(イベント422)の後に起きてもよいし、または別の側面において、連結プロセス(イベント424)は、スピーチ復号プロセス(イベント422)の前に起きてもよい。
イベント426では、スピーチグレードのメディアファイルが、第2の無線通信機器メモリに記憶され、イベント428では、スピーチグレードのメディアファイルは、機器ユーザのコマンドで消費/実行/再生される。別の側面において、スピーチグレードのメディアファイルは、該メディアファイルを機器メモリに記憶せずに、第2の無線通信機器で消費/実行/再生されることがある。
図7を参照すると、MP2−ピアネットワーク内の無線通信機器間でマルチメディアファイルを共有するための方法のフロー図が描かれている。図では、マルチメディアファイルがオーディオ及びビデオ部分の両方を含む。イベント500では、第1の無線通信機器は、ビデオファイル、ゲームファイルなどのようなマルチメディアファイルを無線でダウンロードまたは受信する。いくつかの側面において、無線機器は、メディアコンテンツサプライヤからマルチメディアファイルを無線でダウンロードする。別の側面においては、無線機器は、有線または無線コンピュータ機器からのUSB転送を介して、リムーバブルのフラッシュメモリからの転送を介して、などにより、マルチメディアファイルを受信することがある。ダウンロードされたメディアファイルは、通常、圧縮されたフォーマットで受信される。例えば、ビデオファイルは、MPEG(Motion Picture Experts Group)、ASF(Advanced Systems Format)、WMV(Windows(登録商標) Media Video)、または解凍(復元)/復号が必要な他の圧縮されたビデオフォーマットで受信されることがある。従って、イベント502では、ダウンロードされたマルチメディアファイルが復号され、パルス符号変調信号(PCM)などのようなデジタル信号を得る。イベント504では、マルチメディアファイル第1の無線通信機器メモリに記憶され、イベント506では、マルチメディアファイルは、第1の無線通信機器で消費/実行/再生される。あるいは、ユーザは、マルチメディアファイルを無線機器で記憶することなく、該マルチメディアファイルを消費/実行/再生することを選択することがある。
イベント508では、機器ユーザにより、共有するメディアファイルが指定される。いくつかの側面において、無線機器は、ユーザに、マルチメディアファイルを共有するためのオプションを提供する。例えば、メディアプレーヤモジュールは、マルチメディアファイルの共有に関わるメニュー項目を提示するように構成されるか、または、ユーザにマルチメディアファイルの共有を希望するかを問い合わせるためにポップアップウィンドウが設定されることがある。共有するマルチメディアファイルを指定することに加え、メディアプレーヤモジュールまたは他のモジュールは、当該ユーザに、該マルチメディアファイルを共有する1または複数の相手を選択することを提供することに特徴がある。一般に、マルチメディアファイルは、無線M2−ピア通信を受信することができ、該通信がマルチメディアファイルを含むことを認識し、必要な後処理を実行するように構成されている機器に関連付けられている相手と共有される。
イベント510では、共有するマルチメディアファイルが指定されると、M2−ピア通信ヘッダ情報が生成される。ヘッダ情報は、これに限定するものではないが、マルチメディアファイル識別子、スピーチコーデック識別表示、マルチメディアファイルに関連する広告情報、セグメントシーケンス情報などを含むことがある。ヘッダ情報は、マルチメディアファイルのセグメントを含む各M2−ピア通信に付加される。
イベント512では、マルチメディアファイルのオーディオ部分とビデオ部分とが、後続のマルチメディアファイルのオーディオ部分のスピーチ符号化のために、分離される。イベント514では、マルチメディアファイルのオーディオ信号が、複数のオーディオクリップに分割され、イベント516では、マルチメディアファイルのビデオ信号が複数のビデオクリップに分割される。セグメントの大きさは、M2−ピア通信ネットワークの制限に従ったサイズである。
イベント518では、マルチメディアファイルのオーディオセグメントは、QCELP、iLBC、EVCR、Speexなどのような適切なスピーチコーデックを用いて、スピーチ符号化される。イベント517では、マルチメディアファイルのビデオセグメントが、M2−ピアネットワーク通信に適したビデオフォーマットを用いて符号化される。図示された側面では、スピーチ符号化プロセス(イベント518)の前にオーディオ分割プロセス(イベント514)が起こることを述べているが、他の側面では、オーディオ分割プロセス(イベント514)は、スピーチ符号化プロセス(イベント514)の後に起きてもよい。ビデオ分割プロセス(イベント516)は、符号化プロセス(イベント517)の前に起きているが、他の側面では、ビデオ分割プロセス(イベント516)は、ビデオ符号化プロセス(イベント517)の後に起きてもよい。イベント520では、マルチメディアファイルのスピーチ符号化されたオーディオセグメントとビデオセグメントは、指定された無線通信機器へ、M2−ピア通信を介して通信される。各M2−ピア通信は、マルチメディアファイルの少なくとも1つ(通常は多くて1つの)オーディオまたはビデオセグメントを含むであろう。通信の前には、ヘッダには、例えば、ビデオ及びオーディオセグメントシーケンス情報、スピーチ符号化情報などのような、付加的な情報を追加する必要があり得ることは注目すべきである。
イベント522では、指定された共有受け手は、第2の無線通信機器において、マルチメディアファイルの個々のオーディオまたはビデオの複数のセグメントを含む複数のP2−ピア通信を受信する。該通信を受信する第2の無線通信機器のM2−ピア通信モジュールは、M2−ピア通信がマルチメディアファイルセグメントを含むことを確認するために、ヘッダ情報を読む。通信の適正な識別表示は、M2−ピア通信モジュールに、マルチメディアファイルセグメントを、適切なメディアプレーヤモジュールに転送することを指示する。イベント524では、オーディオセグメントは、共有機器でマルチメディアファイルのオーディオ部分をスピーチ符号化するために用いたのと同じまたは類似のコーデックを用いて復号される。イベント525では、ビデオセグメントは、共有機器でマルチメディアファイルのビデオ部分をビデオ符号化するために用いたのと同じまたは類似のコーデックを用いて復号される。マルチメディアファイルセグメントの復号により、PCMメディアクリップなどのような、デジタル信号のメディアクリップを得る。
イベント526では、分割されたオーディオクリップが連結され、イベント528では、分割されたビデオクリップが連結され、メディアファイルの合成オーディオ部分及び合成ビデオ部分を生成する。連結プロセス(イベント526及び528)は、復号プロセス(イベント524)の後に起きてもよいし、または別の側面において、連結プロセス(イベント526及び528)は、復号プロセス(イベント524)の前に起きてもよい。
イベント530では、マルチメディアファイルのオーディオ部分及びビデオ部分は、統合/合成され、合成マルチメディアファイルが生成される。オーディオ部分及びビデオ部分の統合(イベント530)は、連結プロセス(イベント526及び528)及びまたは復号プロセス(イベント524)の後または前に起きてもよい。
イベント532では、スピーチグレードのマルチメディアファイルが第2の無線通信機器メモリに記憶され、イベント534では、スピーチグレードのマルチメディアファイルは、機器ユーザのコマンドで消費/実行/再生される。別の側面において、スピーチグレードのマルチメディアファイルは、該マルチメディアファイルを機器メモリに記憶せずに、第2の無線通信機器で消費/実行/再生されることがある。
図8を参照すると、MP2−ピアネットワーク内の無線通信機器間でメディアファイルを共有するための方法のフロー図が描かれている。図示されている側面では、ダウンロードされたメディアファイルの最初の解凍/復号は、供給されるメディアファイルが、第2の無線通信機器により受信されるまで延期される。イベント600では、第1の無線通信機器は、オーディオ/歌曲ファイル、ビデオファイル、ゲームファイルなどのようなメディアファイルを無線で、ダウンロードまたはそうでなければ受信する。いくつかの側面において、無線機器は、メディアコンテンツサプライヤからメディアファイルを無線でダウンロードする。別の側面においては、無線機器は、有線または無線コンピュータ機器からのUSB転送を介して、リムーバブルのフラッシュメモリからの転送を介して、などにより、メディアファイルを受信することがある。
イベント602では、機器ユーザにより、共有するメディアファイルが指定される。いくつかの側面において、無線機器は、ユーザに、メディアファイルを共有するためのオプションを提供する。例えば、メディアプレーヤモジュールは、メディアファイルの共有に関わるメニュー項目を提示するように構成されるか、または、ユーザにメディアファイルの共有を希望するかを問い合わせるためにポップアップウィンドウが設定されることがある。共有するメディアファイルを指定することに加え、メディアプレーヤモジュールまたは他のモジュールは、当該ユーザに、該メディアファイルを共有する1または複数の相手を選択することを提供することに特徴がある。一般に、メディアファイルは、無線M2−ピア通信を受信することができ、該通信がメディアファイルを含むことを認識し、必要な後処理を実行するように構成されている機器に関連付けられている相手と共有される。
イベント604では、共有するメディアファイルが指定されると、M2−ピア通信ヘッダ情報が生成される。ヘッダ情報は、これに限定するものではないが、メディアファイル識別子、スピーチコーデック識別表示、メディアファイルに関連する広告情報、セグメントシーケンス情報などを含むことがある。ヘッダ情報は、メディアファイルのセグメントを含む各M2−ピア通信に付加される。
イベント606では、メディアファイルは、M2−ピア通信ネットワークの制限に従ったサイズの複数のメディアクリップに分割される。従って、メディアファイルは、M2−ピア通信の前に、適切な分割が必要となる。イベント608では、メディアファイルは、QCELP、iLBC、EVCR、Speexなどのような適切なスピーチコーデックを用いて、スピーチ符号化される。メディアファイルのスピーチ符号化は、共有ファイルの受け手が、商用グレードのメディアファイルよりもオーディオ品質が劣るスピーチグレードの形式でメディアファイルを消費/実行/再生することができるのみであることを保証する。図示された側面は、スピーチ符号化プロセス(イベント608)の前に分割プロセス(イベント606)が起こることを述べているが、他の側面では、分割プロセス(イベント606)は、スピーチ符号化プロセス(イベント608)の後に起きてもよい。
イベント610では、メディアファイルのスピーチ符号化された複数のセグメントが、指定された無線通信機器へ、M2−ピア通信を介して通信される。各M2−ピア通信は、メディアファイルの少なくとも1つ(通常は多くて1つの)セグメントを含むであろう。通信の前には、ヘッダには、例えば、セグメントシーケンス情報、スピーチ符号化情報などのような、付加的な情報を追加する必要があり得ることは注目すべきである。
イベント612では、指定された共有受け手は、第2の無線通信機器において、メディアファイルの個々の複数のセグメントを含む複数のP2−ピア通信を受信する。該通信を受信する第2の無線通信機器のM2−ピア通信モジュールは、M2−ピア通信がメディアファイルセグメントを含むことを確認するために、ヘッダ情報を読む。通信の適正な識別表示は、M2−ピア通信モジュールに、メディアファイルセグメントを、適切なメディアプレーヤモジュールに転送することを指示する。イベント614では、メディアファイルセグメントは、共有機器でメディアファイルをスピーチ符号化するために用いたのと同じまたは類似のコーデックを用いて復号される。メディアファイルセグメントの復号により、圧縮されたメディアファイルを得る。イベント616では、圧縮フォーマットのメディアファイルが解凍/復号され、PCM信号フォーマットのようなデジタル信号フォーマットを得る。
イベント618では、分割されたメディアクリップが連結され、合成メディアファイルを生成し、これは、スピーチグレードのオーディオをもつことに特徴がある。前記したように、連結プロセス(イベント618)は、スピーチ復号プロセス(イベント614)及びまたは解凍/復号プロセス(イベント616)の後に起きてもよいし、または別の側面において、連結プロセス(イベント618)は、スピーチ復号プロセス(イベント614)及びまたは解凍/復号プロセス(イベント616)の前に起きてもよい。
イベント620では、スピーチグレードのメディアファイルが、第2の無線通信機器メモリに記憶され、イベント622では、スピーチグレードのメディアファイルは、機器ユーザのコマンドで消費/実行/再生される。別の側面において、スピーチグレードのメディアファイルは、該メディアファイルを機器メモリに記憶せずに、第2の無線通信機器で消費/実行/再生されることがある。
図7を参照すると、無線機器が無線機器通信するためのメディアファイルを作成する方法のフロー図が描かれている。イベント700では、第1の無線機器がメディアファイルを受信する。メディアファイルは、オーディオファイル、ビデオファイル、ゲームファイル、または他の任意のマルチメディアファイルを含むことがあり、無線通信により、USB(universal serial bus)で他の機器または記憶ユニットと接続することにより、リムーバブルフラッシュメモリにより、または他の任意の許容可能な受信メカニズムを通じて、受信されることがある。メディアファイルが圧縮オーディオ及びまたはビデオフォーマットで受信される場合、メディアファイルを受信することは、オーディオ及びまたはビデオフォーマットを復号/解凍することも含み得る。圧縮オーディオフォーマットの例は、これに限定するものではないが、MP3, AAC, HE-AAC, ITU-T G.711, ITU-T G.722, ITU-T G.722.1, ITU-T G.722.2, ITU-T G.723, ITU-T G.723.1, ITU-T G.726, ITU-T G.729, ITU-T G.729a, FLAC, Ogg, Theora, Vorbis, ATRAC3, AC.3, AIFF-C などを含む。圧縮ビデオフォーマットの例は、これに限定するものではないが、MPEG-1, MPEG-2, QuicktimeTM、 Real Video, WindowsTM、 Media Format (WMV)などを含む。
イベント710では、メディアファイルのオーディオ信号は、2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割される。メディアファイルがオーディオ部分とビデオ部分とを含む側面において、ビデオ部分も、2つまたはそれより多い数のビデオセグメントに分割する必要がある。メディアファイルがオーディオ部分とビデオ部分とを含む、いくつかの側面において、オーディオ及びビデオ部分を分割する前に、オーディオ及びビデオ部分を分離する必要がある。
イベント720において、メディアファイルのオーディオ信号は、スピーチフォーマットに符号化される。オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化することは、オーディオ信号を2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割する前、あるいは分割後に起きてもよい。スピーチフォーマットは、一般に、約20Hzから約20kHzの範囲の帯域をもつオーディオフォーマットであることに特徴がある。オーディオ信号をフォーマットするために用いられるスピーチコーデックの例は、これに限定するものではないが、QCELP (QualcommTM Code Excited Linear Prediction), EVCR (Enhanced Variable Rate Codec), iLBC (Internet Low Bit Rate), Speexなどを含む。メディアがビデオ部分を含む場合、ビデオ部分は、標準ビデオ圧縮フォーマットへのビデオ圧縮復号を必要とすることがある。ビデオ信号の復号は、ビデオ信号を2つまたはそれより多い数のビデオセグメントに分割する前または後に起きてもよい。
オプションのイベント730は、スピーチフォーマットメディアファイルの複数のオーディオセグメントが、1つ1つ、マルチメディアピア(M2−ピア)通信ネットワークを介して通信される。メディアファイルがビデオ部分を含む場合、スピーチフォーマットメディアファイルの複数のビデオセグメントも、1つ1つ、M2−ピア通信ネットワークを介して通信される。その際、各セグメントの個々の通信は、共有機器とM2−ピア通信を行う1つまたは複数の無線通信機器へのメディアファイルの信頼性ある配信を提供する。
図10を参照すると、分割されたスピーチフォーマットのメディアファイルを受信する方法のフロー図が描かれている。イベント800では、無線機器は、それぞれがメディアファイルの1つのセグメントを含む、2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信を受信する。イベント810では、無線機器は、当該2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信の少なくとも2つがメディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する。M2−ピア通信の確認は、M2―ピア通信に関連付けられているヘッダ情報を読むことを含み、ヘッダ情報は、該通信は、メディアファイルのオーディオ及びまたはビデオセグメントを含むことを示す。その際、受信無線機器による確認は、該機器に、該通信をメディアファイルのセグメントとしてさらに処理することを通告する。
イベント820では、オーディオセグメントが復号/解凍され、スピーチグレードのオーディオセグメントを得る。以前述べたように、スピーチグレードのオーディオセグメントは、約20Hzから約20kHzの範囲の帯域をもつことがある。復号/解凍技術は、共有機器でメディアファイルのオーディオセグメントをスピーチ符号化するために用いた符号化/解凍技術とよく似ている。
イベント830では、オーディオセグメントが連結され、メディアファイルの合成オーディオ部分が生成される。メディアファイルがビデオ部分を含む側面において、メディアファイルのビデオセグメントが連結され、メディアファイルの合成ビデオ部分が生成され、ビデオ及びオーディオ部分が統合されて、合成メディアファイルを生成する。連結された、及びいくつかの側面においてはさらに統合されたメディアファイルは、無線機器で、記憶され、及びまたは消費/再生され得る。
ここに開示された実施形態に関連して説明された、種々の図示されたロジック、論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DPS)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジック、個別のハードウェアコンポーネント、または、ここに説明された機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせで、実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいが、あるいは、該プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械でもよい。プロセッサはコンピュータ機器の組み合わせとして実装されてもよく、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結された1つまたは複数のマイクロプロセッサ、またはそのような他の任意の構成でもよい。
さらに、ここに開示された側面に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップ及びまたはアクションは、直接ハードウェアで、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールで、またはこの2つの組み合わせで具現されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMに、または従来知られている任意の他の記憶媒体の形で存在し得る。記憶媒体の典型は、プロセッサが、該記憶媒体から情報を読め、該記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに接続され得る。あるいは、記憶媒体は、プロセッサに不可欠である。さらに、いくつかの側面において、プロセッサと記憶媒体は、ASIC内に存在することがある。さらに、ASICは、ユーザ端末に存在することがある。あるいは、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ端末内に個別のコンポーネントとして存在することがある。さらに、いくつかの側面において、方法またはアルゴリズムのステップ及びまたはアクションは、機械読み取り可能な媒体及びまたはコンピュータ読み取り可能な媒体上に、命令の1つまたは任意の組み合わせ、または命令セットとして存在し得る。
これまでの開示は、具体的態様及びまたは実施形態を示しているが、添付のクレームにより定義される説明された側面及びまたは実施形態の範囲を逸脱せずに、種々の変更、修正がここになされ得ることはいうまでもない。さらに、説明された実施形態の要素が、単数形で説明されたり、クレームされたりしても、単数への限定が明示的に述べられていないならば、複数も意図するものである。さらに、任意の側面及びまたは実施形態の全てまたは一部分は、そうでないと述べられていないのならば、他の任意の側面及びまたは実施形態の全部または一部分とともに用いることができ得る。
従って、説明された側面は、例えば、マルチメディアピア(M2−ピア)通信ネットワークを用いて無線通信機器間でメディアファイルを共有する通信を提供するシステム、方法、機器及び装置を提供する。メディアファイルは、第1の無線通信機器においてスピーチ符号化され、その後、M2−ピアを介して、第2の通信機器へ通信され、第2の通信機器において、その後の再生機能のために、スピーチ符号化メディアファイルを復号する。M2−ピア通信は、通信可能なファイルの長さに関して制限があるため、メディアファイルを第2の通信機器へ通信する前に、第1の通信機器で、該メディアファイルを分割する必要があり、代わりに、第2の通信機器では、メディアファイルを再生する前に、セグメントの連結/組み立てが必要となり得る。このように、本則面は、無線通信機器間で即時のメディアファイルの共有を可能にする。メディアファイルのオーディオ部分をスピーチグレードの質に劣化させることにより、メディアファイルに関連するいかなる知的財産権を含むことなく、ファイルを共有し得る。
本発明の多くの変形及び他の実施形態が、この発明に関連した技術に精通し、これまでの説明及びそれに関連する図面に提示された技術を利用できる者には、想到し得るであろう。従って、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、添付のクレームの範囲内に、変形例及び他の実施形態が含まれことを意図するものである。ここでは特定の用語が用いられているが、それらは、限定の目的ではなく、一般的及び説明的に意味合いでのみ用いられている。
Claims (50)
- 無線機器から無線機器への通信のためにメディアファイルを作成する方法は、
第1の無線通信機器でメディアファイルを受信すること、
前記メディアファイルのオーディオ信号を2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割すること、及び
前記メディアファイルの前記オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化すること、
を含む。 - 前記スピーチフォーマットのメディアファイルの各オーディオセグメントを、マルチメディアピア(M2−ピア)通信を用いて、個別に通信することをさらに含む請求項1記載の方法。
- 分割することは、前記メディアファイルの前記オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化する前に行う請求項1記載の方法。
- 分割することは、前記メディアファイルの前記オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化した後に行う請求項1記載の方法。
- 前記メディアファイルのオーディオ信号とビデオ信号とを分離することをさらに含む請求項1記載の方法。
- 前記メディアファイルの前記ビデオ信号を、2つまたはそれより多い数のビデオセグメントに分割することをさらに含む請求項5記載の方法。
- 前記メディアファイルの各ビデオセグメントを、M2−ピア通信を用いて、個別に通信することをさらに含む請求項6記載の方法。
- メディアファイルを受信することは、
圧縮されたデジタルオーディオフォーマットのメディアファイルを受信すること、及び
前記圧縮されたデジタルオーディオフォーマットを復号すること、
をさらに含む請求項1記載の方法。 - 前記圧縮されたデジタルオーディオフォーマットを復号することは、
前記メディアファイルのオーディオ信号を、2つまたはそれより多い数のセグメントに分割する前に、前記圧縮されたデジタルオーディオフォーマットを復号することをさらに含む請求項8記載の方法。 - 圧縮されたデジタルオーディオフォーマットのメディアファイルを受信することは、MP3、ACC、ACC+、拡張AAC+、HE−AAC、ITU−T、G.711、ITU−T G.722、ITU−T G.722.1、ITU−T G.722.2、ITU−T G.723、ITU−T G.723.1、ITU−T G.726、ITU−T G.729、ITU−T G.729a、FLAC、Ogg、Theora、Vorbis、ATRAC3、AC3、及びAIFF−Cを含むグループから選択されたデジタルオーディオフォーマットをさらに含む請求項8記載の方法。
- 前記受信されたメディアファイルを共有ファイルとして指定することをさらに含む請求項1記載の方法。
- 通信の前に、前記メディアファイルの各セグメントに付加されるヘッダ情報を生成することをさらに含む請求項1記載の方法。
- 前記ヘッダ情報は、第2の無線通信機器で、前記M2−ピア通信が、メディアファイルの前記スピーチフォーマットのオーディオ信号を含むことを確認する指示を含む、請求項12記載の方法。
- 前記ヘッダ情報は、前記メディアファイルに関連する広告情報にアクセスする指示を含む、請求項12記載の方法。
- 前記メディアファイルの前記オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化することは、QCELP、EVCR、iLBC、及びSpeexを含むグループから選択されたスピーチフォーマットを選択すること、をさらに含む請求項1記載の方法。
- 前記メディアファイルの前記オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化することは、前記オーディオ信号を、約20ヘルツから約20キロヘルツの帯域幅をもつスピーチフォーマットに符号化すること、をさらに含む請求項1記載の方法。
- 前記メディアファイルに電子透かしを適用することをさらに含む請求項1記載の方法。
- 前記2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントのそれぞれに電子透かしを適用することをさらに含む請求項1記載の方法。
- 第1の無線通信機器で、メディアファイルを受信し、
前記メディアファイルのオーディオ信号を、2つまたはそれより多い数のセグメントに分割し、及び
前記メディアファイルの前記オーディオ信号を、スピーチフォーマットに符号化する
動作を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ。 - 第1の無線通信機器で、メディアファイルを受信する第1の命令セット;
前記メディアファイルのオーディオ信号を、2つまたはそれより多い数のセグメントに分割する第2の命令セット;及び
前記メディアファイルの前記オーディオ信号を、スピーチフォーマットに符号化する第3の命令セット;
を含む命令が記憶された機械読み取り可能な媒体。 - 少なくとも1つのプロセッサとメモリとを含むコンピュータプラットフォーム;
前記メモリに記憶され前記プロセッサにより実行可能な、メディアファイルを受信するメディアプレーヤモジュール;
前記メモリに記憶され前記プロセッサにより実行可能な、前記メディアファイルのオーディオ信号を2つまたはそれより多い数のオーディオセグメントに分割するメディアファイルセグメンタ;及び
前記メモリに記憶され前記プロセッサにより実行可能なマルチメディアピア(M2−ピア)通信モジュール;
を含み、前記M2−ピア通信モジュールは、
前記メディアファイルの前記オーディオ信号をスピーチフォーマットに符号化するスピーチボコーダと、
前記2つまたはそれより多い数のスピーチフォーマットのオーディオセグメントを、第2の無線通信機器へ通信する通信メカニズムと、
を含む無線通信機器。 - 前記メディアプレーヤモジュールは、圧縮されたメディアファイルをオーディオ復号するオーディオファイルコーデックをさらに含む請求項21記載の無線通信機器。
- 前記メディアファイルセグメンタは、前記メディアプレーヤモジュールに含まれる請求項21記載の無線通信機器。
- 前記メディアファイルセグメンタは、前記M2−ピア通信モジュール内に含まれる請求項21記載の無線通信機器。
- 前記メモリに記憶され前記プロセッサにより実行可能な、前記メディアファイルをオーディオ信号とビデオ信号とに分離するオーディオ/ビデオ分離器をさらに含む請求項21記載の無線通信機器。
- 前記メディアファイルセグメンタは、さらに、前記ビデオ信号を2つまたはそれより多い数のビデオセグメントに分割する請求項25記載の無線通信機器。
- 前記M2−ピア通信モジュールの前記通信メカニズムは、さらに、前記2つまたはそれより多い数のビデオセグメントを第2の無線通信機器へ通信する請求項26記載の無線通信機器。
- 前記メディアプレーヤモジュールは、
前記通信される2つまたはそれより多い数のスピーチフォーマットのオーディオセグメントに付加されるヘッダ情報を生成するメディア共有ヘッダジェネレータをさらに含む請求項21記載の無線通信機器。 - 前記メディア共有ヘッダジェネレータは、さらに、前記第2の無線通信機器で、前記M2−ピア通信がメディアファイルのスピーチフォーマットのオーディオセグメントを含むことを確認する指示を含むヘッダ情報を生成する請求項28記載の無線通信機器。
- 前記メディア共有ヘッダジェネレータは、さらに、前記メディアファイルに関連する広告情報にアクセスする指示を含むヘッダ情報を生成する請求項28記載の無線通信機器。
- 第1の無線通信機器で、メディアファイルを受信する手段;
前記メディアファイルのオーディオ信号を、2つまたはそれより多い数のセグメントに分割する手段;及び
前記メディアファイルの前記オーディオ信号を、スピーチフォーマットに符号化する手段;
を含む無線通信機器。 - 無線通信機器で共有メディアファイルを受信する方法であって、
無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信すること;
前記2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信のうちの少なくとも2つが、メディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認すること;
前記オーディオセグメントを復号して、前記メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得ること;及び
前記メディアファイルの前記複数のオーディオセグメントを連結し、該メディアファイルのオーディオ部分を生成すること;
を含む方法。 - 前記連結されたメディアファイルを、メディアプレーヤアプリケーションへ通信することをさらに含む請求項32記載の方法。
- 前記オーディオセグメント復号することは、
前記オーディオセグメントを、スピーチ符号化フォーマットから圧縮オーディオフォーマットへ復号することと、
前記圧縮オーディオフォーマットをパルス符号変調信号に復号することと、
をさらに含む請求項32記載の方法。 - 前記2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信のうちの少なくとも2つが、前記メディアファイルのビデオセグメントを含むことを確認することをさらに含む請求項32記載の方法。
- 複数の前記ビデオセグメントを連結して、前記メディアファイルのビデオ部分を生成することをさらに含む請求項35記載の方法。
- 前記オーディオ部分と前記ビデオ部分とを統合して、前記メディアファイルを生成することをさらに含む請求項35記載の方法。
- 無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信し、
前記2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信が、メディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認し、
前記オーディオセグメントを復号し、前記メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得、
前記メディアファイルの前記複数のオーディオセグメントを連結して、前記メディアファイルのオーディオ部分を生成する
動作を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ。 - 無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信する第1の命令セット;
前記2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信が、メディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する第2の命令セット;
前記オーディオセグメントを復号し、前記メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得る第3の命令セット;及び
前記メディアファイルの前記複数のオーディオセグメントを連結して、前記メディアファイルのオーディオ部分を生成する第4の命令セット;
を含む命令が記憶された機械読み取り可能な媒体。 - 少なくとも1つのプロセッサとメモリとを含むコンピュータプラットフォーム;
前記メモリに記憶され前記プロセッサにより実行可能な、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信し、該通信がメディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認するマルチメディアピア(M2−ピア)通信モジュール;
前記メモリに記憶され前記プロセッサにより実行可能な、複数の前記オーディオセグメントを復号して、前記メディアファイルのスピーチグレードのオーディオセグメントを得るスピーチボコーダ;及び
前記メモリに記憶され前記プロセッサにより実行可能な、前記メディアファイルのオーディオセグメントを連結して、前記メディアファイルのオーディオ部分を生成する連結器;
を含む無線通信機器。 - 前記メディアファイルの前記スピーチグレードのオーディオセグメントを受信するメディアプレーヤアプリケーションをさらに含む請求項40記載の無線通信機器。
- 前記メディアプレーヤアプリケーションは前記連結器を含む請求項41記載の無線通信機器。
- 前記M2−ピアモジュールは、圧縮されたメディアファイルを復号するオーディオファイルコーデックをさらに含む請求項40記載の無線通信機器。
- 前記M2−ピア通信モジュールは、さらに、前記2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信が、前記メディアファイルのビデオセグメントとオーディオセグメントとのうちの少なくとも1つを含むことを確認する請求項40記載の無線通信機器。
- 前記連結器は、複数の前記ビデオセグメントを連結して、前記メディアファイルのビデオ部分を生成する請求項44記載の無線通信機器。
- 前記オーディオ部分と前記ビデオ部分とを統合して、前記メディアファイルを生成する統合器をさらに含む請求項45記載の無線通信機器。
- 前記M2−ピアモジュールは、さらに、M2−ピア通信ヘッダ内のメディアファイル識別情報の認識に基づき、前記2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信が、メディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する請求項40記載の無線通信機器。
- 前記M2−ピアモジュールは、さらに、M2−ピア通信ヘッダ内のメディアファイルに関連する広告情報を確認する請求項40記載の無線通信機器。
- 前記メディアプレーヤアプリケーションは、前記M2−ピア通信ヘッダに含まれる広告情報を表示する請求項41記載の無線通信機器。
- 無線通信機器で、2つまたはそれより多い数のマルチメディアピア(M2−ピア)通信を受信する手段;
前記2つまたはそれより多い数のM2−ピア通信が、メディアファイルのオーディオセグメントを含むことを確認する手段;
前記オーディオセグメントを復号し、前記メディアファイルのスピーチグレードの複数のオーディオセグメントを得る手段;及び
前記メディアファイルの前記複数のオーディオセグメントを連結して、前記メディアファイルのオーディオ部分を生成する手段;
を含む無線通信機器。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120417 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120918 |