JP2010281923A - 画像形成装置及びクリーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回収したキャリア液に残留トナー粒子が混在する可能性が極めて低く回収キャリアを再利用することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、像が担持される転写ベルト40と、前記転写ベルト40と当接するクリーニングローラー601と、前記クリーニングローラー601と当接するクリーニングローラークリーニングブレード602と、前記クリーニングローラー601にキャリアを塗布する塗布ローラー604と、前記転写ベルト40と当接する転写ベルトクリーニングブレード603と、前記クリーニングローラークリーニングブレード602によって回収された回収物を受ける第1タンク610と、前記転写ベルトクリーニングブレード603によって回収された回収物を受ける第2タンク620と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、感光体上に形成した潜像をトナー及びキャリアからなる液体現像剤によって現像する現像し、これによる現像剤をさらに記録紙などの媒体に転写して、さらに転写された媒体上のトナー像を融着し定着して画像形成する画像形成装置及びこのような画像形成装置で用いられるクリーニング装置に関する。
液体溶媒中に固体成分からなるトナーを分散させた高粘度の液体現像剤を用いて潜像を現像し、静電潜像を可視化する湿式画像形成装置が種々提案されている。この湿式画像形成装置に用いられる現像剤は、シリコンオイルや鉱物油、食用油等からなる電気絶縁性を有し高粘度の有機溶剤(キャリア液)中に固形分(トナー粒子)を懸濁させたものであり、このトナー粒子は、粒子径が1μm前後と極めて微細である。このような微細なトナー粒子を使用することにより、湿式画像形成装置では、粒子径が7μm程度の粉体トナー粒子を使用する乾式画像形成装置に比べて高画質化が可能である。
一方、上記のようにトナー粒子の粒子径が1μm前後と微細であるために、画像形成装置を構成するローラー類などのクリーニングは難しく種々の技術的な工夫が求められる。このような液体現像剤を用いた画像形成装置におけるクリーニング技術としては、例えば、特許文献1(特開2008−209426号公報)に開示されている。
この特許文献1に記載のクリーニング装置は、像担持体に接触して、像担持体の表面に付着したトナー粒子をキャリア液中に浮遊させる予備クリーニング手段と、浮遊したトナー粒子を静電力により回収するトナー粒子回収手段と、残ったキャリア液を回収するキャリア液回収手段の3段階のクリーニング手段を備えてなるものである。
特開2008−209426号公報
特許文献1に記載のクリーニング装置においては、トナー粒子が微細な場合、トナー粒子回収手段によって完全にトナー粒子を除去しきれないことが考えられるため、キャリア液回収手段で回収されるキャリア液には残留トナー粒子が混在する可能性がある。一方、特許文献1では、キャリア液回収手段で回収したキャリア液を画像形成時に再利用することが提案されているが、上記のような残留トナー粒子が混在するキャリア液を再利用した場合、画質の劣化が生じるという問題がある。そこで、キャリア液回収手段で回収したキャリア液は再利用しない方式とすることも考えられるが、回収したキャリア液を廃棄してしまうと、画像形成装置の消耗品コストを上昇させるので、1ページあたりの印刷コストも上昇してしまう、という問題があった。
本発明は上記のような問題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、トナーとキャリア液とを有する液体現像剤で現像された像を担持する転写ベルトと、前記転写ベルトと当接するクリーニングローラーと、前記クリーニングローラーと当接する第1ブレードと、前記クリーニングローラーに前記キャリア液を塗布する塗布ローラーと、前記転写ベルトと当接する第2ブレードと、前記第1ブレードによって回収された回収物を収容する第1タンクと、前記第2ブレードによって回収された回収物を収容する第2タンクと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記塗布ローラーに当接するならしローラーを有する。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記塗布ローラーに前記キャリア液を滴下する滴下部材を有する。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記第1タンクに収容された回収物をろ過するろ過部を有する。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記ろ過部によってろ過されたキャリア液を前記第2タンクに移動させる搬送経路を有する。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記塗布ローラーはスポンジの周面部を有する。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記塗布ローラーはゴムローラーである。
また、本発明に係るクリーニング装置は、被クリーニング部材と当接するクリーニングローラーと、前記クリーニングローラーと当接する第1ブレードと、前記クリーニングローラーに液を塗布する塗布ローラーと、前記被クリーニング部材と当接する第2ブレードと、前記第1ブレードによって回収された回収物を収容する第1タンクと、前記第2ブレードによって回収された回収物を収容する第2タンクと、を有することを特徴とする。
以上、本発明の画像形成装置及びクリーニング装置によれば、クリーニングに利用したキャリア液を、2つの異なるタンクに分けて回収し、かつ一のタンクで回収したキャリア液はろ過装置によってろ過するので、回収したキャリア液に残留トナー粒子が混在する可能性は極めて低く、回収キャリアを画像形成等に再利用することが可能となる。また、このように回収キャリア液を廃棄せずに再利用となるので、1ページあたりの印刷コストも抑制することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられるクリーニング装置の概要を示す図である。 塗布ローラーと滴下装置とをローラー軸方向と垂直な方向からみた模式図である。 滴下装置と塗布ローラーとの位置関係を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置で用いられるクリーニング装置の概要を示す図である。 本発明の画像形成装置で用いられるクリーニング装置におけるトナー粒子のクリーニングを模式的に説明する図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられるクリーニング装置のブロック構成概要を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられるクリーニング装置の動作の流れの一例を示す図である。 本発明の他の実施形態をローラー軸方向と垂直な方向からみた概要を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に
係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。画像形成装置の中央部に配置された各色の画像形成部に対し、現像装置30Y、30M、30C、30Kは、画像形成装置の下方部に配置され、転写ベルト40、2次転写部(2次転写ユニット)60、定着ユニット(不図示)などの構成は画像形成装置の上方部に配置されている。
現像装置30Y、30M、30C、30Kは、トナーによる画像を形成するために、感光体10Y、10M、10C、10K、コロナ帯電器11Y、11M、11C、11K、LEDアレイなどの露光ユニット12Y、12M、12C、12K等を備えている。コロナ帯電器11Y、11M、11C、11Kにより、感光体10Y、10M、10C、10Kを一様に帯電させ、露光ユニット12Y、12M、12C、12Kにより、入力された画像信号に基づいて露光を行い、帯電された感光体10Y、10M、10C、10K上に静電潜像を形成する。
現像装置30Y、30M、30C、30Kは、概略、現像ローラー20Y、20M、20C、20K、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)からなる各色の液体現像剤を貯蔵する現像剤容器(リザーバ)31Y、31M、31C、31K、これら各色の液体現像剤を現像剤容器31Y、31M、31C、31Kから現像ローラー20Y、20M、20C、20Kに塗布する塗布ローラーであるアニロックスローラー32Y、32M、32C、32K等を備え、各色の液体現像剤により感光体10Y、10M、10C、10K上に形成された静電潜像を現像する。
転写ベルト40は、エンドレスのベルトであり、駆動ローラー41とテンションローラー42、52に張架され、1次転写部50Y、50M、50C、50Kで感光体10Y、10M、10C、10Kと当接しながら駆動ローラー41により回転駆動される。1次転写部50Y、50M、50C、50Kは、感光体10Y、10M、10C、10Kと転写ベルト40を挟んで1次転写ローラー51Y、51M、51C、51Kが対向配置され、感光体10Y、10M、10C、10Kとの当接位置を転写位置として、現像された感光体10Y、10M、10C、10K上の各色のトナー像を転写ベルト40上に順次重ねて転写し、フルカラーのトナー像を形成する。
2次転写ユニット60は、2次転写ローラー61が転写ベルト40を挟んでベルト駆動ローラー41と対向配置され、さらに2次転写ローラークリーニングブレード62からなるクリーニング装置が配置される。そして、2次転写ローラー61を配置した転写位置において、転写ベルト40上に形成された単色のトナー像やフルカラーのトナー像を転写材搬送経路Lにて搬送される用紙、フィルム、布等の転写材に転写する。
さらに、経路転写材搬送経路Lの下流の定着ユニット(不図示)では、用紙等の転写材上に転写された単色のトナー像やフルカラーのトナー像を用紙等の転写材に融着させ定着させる。
テンションローラー42は、ベルト駆動ローラー41などと共に転写ベルト40を張架しており、転写ベルト40のテンションローラー42に張架されている箇所で、クリーニング装置600が当接・配置され、転写ベルト40上の残りトナー、キャリアをクリーニングするようになっている。
画像形成装置に対する転写材の供給は給紙装置(不図示)によって行われる。このような給紙装置にセットされた転写材は、所定のタイミングにて一枚ごとに転写材搬送経路Lに送り出されるようになっている。転写材搬送経路Lでは、ゲートローラー101、101’及び転写材ガイド102によって転写材を2次転写位置まで搬送し、転写ベルト40上に形成された単色のトナー現像像やフルカラーのトナー現像像を転写材に転写する。
ここで、現像装置について説明するが、各色の画像形成部及び現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー(Y)の画像形成部及び現像装置に基づいて説明する。
画像形成部は、感光体10Yの外周の回転方向に沿って、感光体クリーニングローラー16Y、感光体クリーニングブレード18Y、コロナ帯電器11Y、露光ユニット12Y、現像装置30Yの現像ローラー20Y、第1感光体スクイーズローラー13Y、第2感光体スクイーズローラー13Y’が配置されている。
感光体クリーニングローラー16Yは、感光体10Yに当接しつつ反時計回りに回転することによって、感光体10Y上の転写残り液体現像剤や未転写液体現像剤をクリーニングする。感光体クリーニングローラー16Yには、液体現像剤中のトナー粒子を誘引するようなバイアス電圧が印加され、感光体クリーニングローラー16Yの回収物は、トナー粒子が多く含まれる固形分リッチな液体現像剤となる。
感光体クリーニングローラー16Yの下流側において、感光体10Yと当接している感光体クリーニングブレード18Yは、感光体10Y上のキャリア成分リッチな液体現像剤をクリーニングする。
現像装置30Yにおける現像ローラー20Yの外周には、クリーニングブレード21Y、アニロックスローラー32Y、コンパクションコロナ発生器22Yが配置されている。アニロックスローラー32Yには、現像ローラー20Yへ供給する液体現像剤の量を調整する規制ブレード33Yが当接している。液体現像剤容器31Yの中にはオーガ34Yが収容されている。また、感光体10Yと対向する位置には、転写ベルト40を挟むようにして、1次転写部の1次転写ローラー51Yが配置されている。
感光体10Yは、外周面にアモルファスシリコン感光体などの感光層が形成された円筒状の部材からなる感光体ドラムであり、時計回りの方向に回転する。
コロナ帯電器11Yは、感光体10Yと現像ローラー20Yとのニップ部より感光体10Yの回転方向の上流側に配置され、図示しない電源装置から電圧が印加され、感光体10Yをコロナ帯電させる。露光ユニット12Yは、コロナ帯電器11Yより感光体10Yの回転方向の下流側において、コロナ帯電器11Yによって帯電された感光体10Y上に光を照射し、感光体10Y上に潜像を形成する。なお、画像形成プロセスの始めから終わりまでで、より前段に配置されるローラーなどの構成は、後段に配置されるローラーなどの構成より上流にあるものと定義する。
現像装置30Yは、コンパクション作用を施すコンパクションコロナ発生器22Y、キャリア内にトナーを概略重量比20%程度に分散した状態の液体現像剤を貯蔵する現像剤容器31Yを有する。
また現像装置30Yは、前記の液体現像剤を担持する現像ローラー20Y、液体現像剤を現像ローラー20Yに塗布するための塗布ローラーであるアニロックスローラー32Yと、現像ローラー20Yに塗布する液体現像剤量を規制する規制ブレード33Yと、液体現像剤を攪拌、搬送しつつアニロックローラー32Yに供給するオーガ34Y、現像ローラー20Yに担持された液体現像剤をコンパクション状態にするコンパクションコロナ発生器22Y、現像ローラー20Yのクリーニングを行う現像ローラークリーニングブレード21Yを有する。
現像剤容器31Yに収容されている液体現像剤は、従来一般的に使用されているIso
par(商標:エクソン)をキャリアとした低濃度(1〜2wt%程度)かつ低粘度の、常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤ではなく、高濃度かつ高粘度の、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤である。すなわち、本発明における液体現像剤は、熱可塑性樹脂中へ顔料等の着色剤を分散させた平均粒径1μmの固形のトナー粒子を、有機溶媒、シリコンオイル、鉱物油又は食用油等の液体溶媒中へ分散剤とともに添加し、トナー固形分濃度を約20%とした高粘度(30〜10000mPa・s程度)の液体現像剤である。
本実施形態に係る画像形成装置では、現像剤容器31Yに供給される液体現像剤を調整するために、濃度調整用タンク(不図示)が設けられており、このような濃度調整用タンクにてトナー固形分濃度約20%の液体現像剤を調整する。また、一方でトナー固形分濃度約20%以上の高濃度トナーを貯蔵するタンクである高濃度トナータンク(不図示)を有しており、この高濃度トナーからの高濃度トナーを濃度調整用タンクに供給するようになっている。また、メインキャリアタンクMTからはキャリア液の原液が貯蔵されており、このメインキャリアタンクMTから濃度調整用タンクにキャリア液が供給されて、濃度調整用タンクにてトナー固形分濃度約20%の液体現像剤が調整される。このメインキャリアタンクMTからはクリーニング装置600に対してもバージンのキャリア液が供給されるようになっている。
アニロックスローラー32Yは、現像ローラー20Yに対して液体現像剤を供給し、塗布する塗布ローラーとして機能するものである。このアニロックスローラー32Yは、円筒状の部材であり、表面に現像剤を担持し易いように表面に微細且つ一様に螺旋状に彫刻された溝による凹凸面が形成されたローラーである。このアニロックスローラー32Yにより、現像剤容器31Yから現像ローラー20Yへと液体現像剤が供給される。装置動作時においては、図1に示すように、オーガ34Yが反時計回り回転し、アニロックローラー32Yに液体現像剤を供給し、アニロックローラー32Yは反時計回りに回転して、現像ローラー20Yに液体現像剤を塗布する。
規制ブレード33Yは、表面に弾性体を被覆して構成した弾性ブレードであり、アニロックスローラー32Yの表面に当接するウレタンゴム等からなるゴム部などで構成される。そして、アニロックスローラー32Yによって担持搬送されてきた液体現像剤の膜厚、量を規制、調整し、現像ローラー20Yに供給する液体現像剤の量を調整する。
現像ローラークリーニングブレード21Yは、現像ローラー20Yの表面に当接するゴム等で構成され、現像ローラー20Yが感光体10Yと当接する現像ニップ部より現像ローラー20Yの回転方向の下流側に配置されて、現像ローラー20Yに残存する液体現像剤を掻き落として除去するものである。
コンパクションコロナ発生器22Yは、現像ローラー20Y表面の帯電バイアスを増加させる電界印加手段であり、コンパクションコロナ発生器22Yによって、コンパクション部位でコンパクションコロナ発生器22Y側から現像ローラー20Yに向かって電界が印加される。なお、このコンパクションのための電界印加手段は、図1に示すコロナ放電器のコロナ放電に代えて、コンパクションローラーなどを用いても良い。
現像ローラー20Yに担持されてコンパクションされた現像剤は、現像ローラー20Yが感光体10Yに当接する現像ニップ部において、所定の電界印加によって、感光体10Yの潜像に対応して現像される。
現像残りの現像剤は、現像ローラークリーニングブレード21Yによって掻き落として除去され現像剤容器31Y内の回収部に滴下して再利用される。尚、このようにして再利
用されるキャリア及びトナーは混色状態ではない。
1次転写の上流側に配置される感光体スクイーズ装置は、感光体10Yに対向して現像ローラー20Yの下流側に配置して感光体10Yに現像されたトナー像の余剰キャリアを回収するものである。この感光体スクイーズ装置は、感光体10Yに摺接して回転する弾性ローラー部材から成る第1感光体スクイーズローラー13Y、第2感光体スクイーズローラー13Y’とから構成され、感光体10Y上に現像されたトナー像から余剰なキャリア及び本来不要なカブリトナーを回収し、顕像(トナー像)内のトナー粒子比率を上げる機能を有する。なお、感光体スクイーズローラー13Y、13Y’には、所定のバイアス電圧が印加されている。
上記の第1感光体スクイーズローラー13Y、第2感光体スクイーズローラー13Y’からなるスクイーズ装置を経た感光体10Y表面は、1次転写部50Yに進入する。
1次転写部50Yでは、感光体10Yに現像された現像剤像を1次転写ローラー51Yにより転写ベルト40へ転写する。この1次転写部においては、1次転写バックアップローラー51に印加される転写バイアスの作用によって、感光体10上のトナー像は転写ベルト40側に転写される。ここで、感光体10Yと転写ベルト40は等速度で移動する構成であり、回転及び移動の駆動負荷を軽減するとともに、感光体10Yの顕像トナー像への外乱作用を抑制している。
上記現像装置30Yの現像プロセスと同様のプロセスによって、現像装置30M、30C、30Kにおいても、それぞれの感光体10M、10C、10K上にマゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像が各々形成される。そして、転写ベルト40はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)各色の1次転写部50のニップを通過し、各色の感光体上の現像剤(現像像)が転写され、色重ねされて2次転写ユニット60のニップ部に進入する。
2次転写ユニット60を経た転写ベルト40は、再び1次転写部50で転写像を受けるために周回するが、1次転写部50が実行される上流側において転写ベルト40は、クリーニング装置600によってクリーニングが実施される。
転写ベルト40は、ポリイミド基層上にポリウレタンの弾性中間層を設け、さらにその上にPFA表層が設けられている三層構造となっている。このような転写ベルト40では、ポリイミド基層側において駆動ローラー41、テンションローラー42、52で張架され、PFA表層側においてトナー像が転写されるようにして用いられる。このように形成された弾性を有する転写ベルト40は、転写材表面への追従性、応答性がよいために、2次転写時において、特に粒子径が小さいトナー粒子を転写材の凹部に対して送り込み転写させるのに有効である。
次に、転写ベルト40表面上をクリーニングするクリーニング装置600についてより詳細に説明する。図2は本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられるクリーニング装置の概要を示す図である。図2において、601はクリーニングローラー、602はクリーニングローラークリーニングブレード、603は転写ベルトクリーニングブレード、604は塗布ローラー、605はスポンジ外周部、606はならしローラー、610は第1タンク、611は第1タンク受け部、612は第1タンク貯留部、620は第2タンク、621は第2タンク受け部、622は第2タンク貯留部、630はろ過装置、631は第1ポンプ、632は第2ポンプ、633は第1電磁弁、634は第2電磁弁、640は滴下装置、643はノズル、710は第1液面センサー、720は第2液面センサー、MTはメインキャリアタンクをそれぞれ示している。
クリーニングローラー601は、転写ベルト40を挟んだ形で、テンションローラー42と対向配置されており、転写ベルト40に当接し転写ベルト40上をクリーニングするものである。このクリーニングローラー601の表層はソリッドの導電性ゴムから構成されており、クリーニング動作中は、液体現像剤中のトナー粒子を誘引するようなバイアス電圧が印加されている。
クリーニングローラークリーニングブレード602は、クリーニングローラー601の表面に当接するウレタンゴム等からなるゴム部を有する弾性ブレードであり、クリーニングローラー601に当接し、クリーニングローラー601上のトナー粒子とキャリア液とを掻き落としてクリーニングするものである。
クリーニングローラークリーニングブレード602で掻き落とされたトナー粒子、キャリア液は、第1タンク610の第1タンク受け部611に落下し、最終的には第1タンク貯留部612によって貯まるようになっている。
転写ベルトクリーニングブレード603は、転写ベルト40を挟んだ形で、テンションローラー42と対向配置され、転写ベルト40表面に当接するウレタンゴム等からなるゴム部を有する弾性ブレードである。転写ベルトクリーニングブレード603は、クリーニングローラー601でクリーニングされた転写ベルト40上に残留するキャリア液を掻き落とすようにしてクリーニングする。
転写ベルトクリーニングブレード603で掻き落とされたキャリア液は、第2タンク620の第2タンク受け部621に落下し、最終的には第2タンク貯留部622によって貯まるようになっている。この第2タンク620は第1液面センサー710及び第2液面センサー720が設けられ、第1液面センサー710によって高液位が検出されてオーバーフローを防止されると共に、第2液面センサー720によって低液位が検出されてキャリア液の枯渇が防止される。
塗布ローラー604はクリーニングローラー601にキャリア液を塗布するローラーであり、本実施形態ではその外周部にはスポンジ部材(スポンジ外周部605)が配されている。塗布ローラー604によってキャリア液を塗布されたクリーニングローラー601は湿りを帯び、転写ベルト40(テンションローラー42)との間のニップ部にはキャリア液が十分に介在された状態となる。このような状態とされた上で、クリーニングローラー601には、液体現像剤中のトナー粒子を誘引するようなバイアス電圧が印加されるので、良好なクリーニング性を得ることが可能となる。
上記の塗布ローラー604にキャリア液を滴下して供給する構成が滴下装置640であり、その下部にはキャリア液を排出するノズル643が設けられている。図3は塗布ローラー604、滴下装置640及びならしローラー606とをローラー軸方向と垂直な方向からみた模式図である。滴下装置640のノズル643は、軸方向に略均等の間隔で設けられており、その直下部分の塗布ローラー604にキャリア液を供給するようになっている。
キャリア液の供給を受けた塗布ローラー604は図2に示すように反時計周りで回転して、ならしローラー606に向かい、このならしローラー606でそのスポンジ外周部605が押圧されることによって、スポンジ外周部605中のキャリア液が塗布ローラー604の軸方向に行き渡るようにされる。
図4は滴下装置640と塗布ローラー604との位置関係を説明する図である。滴下装
置640のノズル643から滴下されるキャリア液は、塗布ローラー604の鉛直方向最高位の位置(a)から塗布ローラー604とならしローラー606との間に形成されるニップ位置(b)との間の範囲(a〜bの範囲)の中となるように滴下されることが好ましい。このような位置関係によれば、ならしローラー606によって、塗布ローラー604上のキャリア液を軸方向に略均等にならすことが可能となる。
ところで、本実施形態においては、塗布ローラー604としてはスポンジ外周部605を有するものを例に取り説明しているが、塗布ローラー604として外周囲がゴムで形成されたソリッドローラーを用いることが可能である。このような実施形態について図5を参照して説明する。図5は本発明の他の実施形態に係る画像形成装置で用いられるクリーニング装置の概要を示す図である。この実施形態では、塗布ローラー604として外周囲がゴムで形成されたソリッドローラーが用いられている。この場合も先の実施形態と同様で、滴下装置640のノズル643から滴下されるキャリア液は、塗布ローラー604の鉛直方向最高位の位置(a)から塗布ローラー604とならしローラー606との間に形成されるニップ位置(b)との間の範囲(a〜bの範囲)の中となるように滴下されることが好ましい。ただ、塗布ローラー604に滴下されたキャリア液は、先の実施形態においては、ならしローラー606は、スポンジ外周部605がつぶされることによって軸方向に行き渡るように構成されていたが、他の実施形態では、塗布ローラー604に滴下されたキャリア液は、ならしローラー606と塗布ローラー604と間のニップ部に図示するような液溜まりを形成するようにして、キャリア液が軸方向に行き渡るように構成される。
次に、クリーニングローラー601に印加されるバイアス電圧による効果について説明する。図6は本発明の画像形成装置で用いられるクリーニング装置におけるトナー粒子のクリーニングを模式的に説明する図である。本実施形態においては、液体現像剤中のトナー粒子としてはプラスに帯電されるものが用いられるので、クリーニングローラー601は液体現像剤中のトナー粒子を誘引するために、クリーニング動作中は図6には不図示の制御部によってSWがONとされ、マイナスのバイアス電圧が印加される。
上記のようなクリーニングローラー601に印加されるマイナスのバイアス電圧によって、クリーニングローラー601に吸着したトナー粒子は、クリーニングローラー601に当接しているクリーニングローラークリーニングブレード602によって、第1タンク610へと掻き落とされる。
図2に戻り、クリーニング装置600へのキャリア液の供給、及び、クリーニング装置600によって回収される回収物の処理について説明する。メインキャリアタンクMTはキャリア液の原液を貯蔵するものであり、このメインキャリアタンクMTからクリーニング装置600にキャリア液が供給されるようになっている。より具体的には、クリーニング装置600の滴下装置640に対して図示するような配管でキャリア液が供給されるようになっている。メインキャリアタンクMTから滴下装置640までの配管経路中には、第2電磁弁634及び第2ポンプ632が設けられている。
また、滴下装置640に対しては図示の配管によって第2タンク620からもキャリア液を供給するようになっている。第2タンク620から滴下装置640までの配管経路中には、第1電磁弁633及び第2ポンプ632が設けられている。
第1タンク610とも第2タンク620も図示の配管で連結されており、第1タンク610から第2タンク620への配管経路中にはろ過装置630及び第1ポンプ631が設けられている。ろ過装置630は第1タンク610に貯留されるトナー粒子を含むキャリア液から、トナー粒子を除去してこれを第2タンク620に供給する。このように本実施
形態では、トナー粒子を含むキャリア液を貯留するタンクである第1タンク610と、キャリア液のみを貯留するタンクである第2タンク620とを区別するようにして設けているので、残留トナー粒子が混在するキャリア液を再利用する可能性が低くなる。また、本実施形態では、第1タンク610に貯留されるトナー粒子を含むキャリア液は、ろ過装置630でろ過された上で、第2タンク620に供給されるようになっているので、クリーニング装置600で回収したキャリア液に残留トナー粒子が混在する可能性は極めて低く、回収キャリアを画像形成等に再利用することが可能となる。
なお、上記のようなろ過装置630としては、例えば(株)ノリタケカンパニーリミテド社製「セラミックフィルターエレメント」型番;MBX7−250−0.2などを用いることが可能である。
以上を整理すると本実施形態では、第1タンク610及び第2タンク620の2つのタンクが設け、第1タンク610にはトナー粒子を含むキャリア液を貯留し、第2タンク620にはキャリア液のみを貯留するようにしている。
また、第2タンク620のキャリア液はそのまま塗布ローラー604への供給にまわすようにしている。このとき、第1電磁弁633はOPEN、第1電磁弁634はCLOSEとなっている。
第1タンク610の液は固形分を多く含んでいるのでろ過装置630を経由してキャリア成分と固形分とに分離するようにしている。キャリア成分は第2タンク620へ送り(さらには塗布ローラー604へ供給)、固形分は廃棄もしくは再利用する。
第2タンク620には液面センサー2つが設置されており、液面レベルが第2液面センサー720より下回った場合、第1電磁弁633がCLOSE、第2電磁弁634がOPEN状態となり、塗布ローラー604へのキャリア供給はメインキャリアタンクMTから行われる。
キャリア供給がメインキャリアタンクMTから行われている間、第2タンク620の液面は上昇し続け、第1液面センサー710が液面を検知すると、再び第1電磁弁633がOPEN、第1電磁弁634がCLOSEとなり、塗布ローラー604には第2タンク620のキャリアが供給される。
また、メインキャリアタンクMTは現像剤容器31に供給されるトナーを濃度調整するために濃度調整用タンクにおいて使用されるが、このタンクを第2タンク620と共用するようにしてもよい。その場合には、電磁弁による流路切り替えが不要となる。
また、第1電磁弁633としては、通電時にCLOSE、第1電磁弁634は通電時にOPENとなるものを選択するのが望ましい。
本発明では、クリーニング効率を上げるためのキャリア液は、塗布ローラー604を介してクリーニングローラー601に供給する。クリーニング効率を上げるためのキャリア液を、転写ベルト40上に直接塗布する方式に比べると、バックアップローラーなどが不要となり、構成を簡素化することが可能となる。また、転写ベルト40上に直接キャリア液を塗布する方式に比べると、キャリア液塗布ローラーの汚れを減らすことが可能となる。
次に以上のように構成される本発明の画像形成装置で用いられるクリーニング装置600の制御について説明する。図7は本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられるク
リーニング装置のブロック構成概要を示す図である。
主制御部800は本発明に係る画像形成装置の各制御を行うためのメインコントローラである。このような主制御部800としては、CPUやRAM、ROM等を備える汎用の情報処理装置を用い、入力された所定情報に基づいて所定ブロックへの命令を出力する動作を前記CPUに実行させるプログラムを予め前記ROMに記憶させることによって実現することが可能である。
このような主制御部800に対して、第1液面センサー710及び第2液面センサー720のそれぞれからは、第2タンク620における液位の検出の有無に係る信号が入力される。
また、主制御部800は、第1ポンプ制御部810、第2ポンプ制御部820、第1電磁弁制御部830、第2電磁弁制御部840、及び、バイアス電源スイッチ850のそれぞれに対して制御指令信号を発する。第1ポンプ制御部810は、主制御部800からの指令を受けて、第1ポンプ631のON/OFFを制御するものであり、第2ポンプ制御部820は、主制御部800からの指令を受けて、第2ポンプ632のON/OFFを制御するものであり、第1電磁弁制御部830は、主制御部800からの指令を受けて、第1電磁弁633のOPEN/CLOSEを制御するものであり、第2電磁弁制御部840は、主制御部800からの指令を受けて、第2電磁弁634のOPEN/CLOSEを制御するものである。
また、バイアス電源スイッチ850はクリーニングローラー601に印加するバイアス電圧のON/OFFを制御するスイッチであり、このスイッチも主制御部800によってコントロールされる。
次に以上のように構成される本発明の画像形成装置で用いられるクリーニング装置600の制御部の処理・動作の一例について説明する。図8は本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられるクリーニング装置の動作の流れの一例を示す図である。なお、クリーニング装置600の制御については、このような制御に限定されるものではない。
図8において、より上位のコントローラなどからの指令を契機としてステップS100で、クリーニング装置600の制御部のクリーニング動作が開始されると、続いてステップS101に進み、バイアス電源をONとする。続く、ステップS102では、第1液面センサー710及び第2液面センサー720からの信号を読み込み、液面の検出処理を行う。
ステップS103では、第1液面センサー710が液位を検出したか否かが判定される。ステップS103における判定がYESであるときには、ステップS116に進み、第2タンク620のオーバーフローに対応するためのポンプ、電磁弁の制御処理を実行する。ステップS103における判定がNOであるときには、ステップS104に進む。
ステップS104では、第2液面センサー720が液位を検出したか否かが判定される。ステップS104における判定がYESであるときには、ステップS112に進み、第2タンク620の枯渇に対応するためのポンプ、電磁弁の制御処理を実行する。ステップS104における判定がNOであるときには、ステップS105に進む。
ステップS103における判定がYESであるときに進むステップS116では第1電磁弁をOPENとし、ステップS117で第2電磁弁をCLOSEとし、ステップS118で、第1ポンプをOFFとし、ステップS119で第2ポンプをONとする。
ステップS104における判定がYESであるときに進むステップS112では第1電磁弁をCLOSEとし、ステップS113で第2電磁弁をOPENとし、ステップS114で第1ポンプをONとし、ステップS115で第2ポンプをONとする。
ステップS104における判定がNOであるときに進むステップS105では第1電磁弁をOPENとし、ステップS106で第2電磁弁をCLOSEとし、ステップS107で第1ポンプをONとし、ステップS108で第2ポンプをONとする。
ステップS109では、より上位のコントローラなどからクリーニング動作オフの指令を受けたか否かが判定される。ステップS109における判定がNOであればステップS102に進み、YESであるときにはステップS110に進み、バイアス電源をOFFとし、ステップS111で、全ての電磁弁をCLOSEし、全てのポンプをOFFとして、ステップS120に進み、クリーニング動作を終了する。
以上のように構成される本発明の画像形成装置及びクリーニング装置によれば、クリーニングに利用したキャリア液を、第1タンク610及び第2タンク620の2つの異なるタンクに分けて回収し、かつ一のタンクで回収したキャリア液はろ過装置630によってろ過するので、回収したキャリア液に残留トナー粒子が混在する可能性は極めて低く、回収キャリアを画像形成等に再利用することが可能となる。また、このように回収キャリア液を廃棄せずに再利用となるので、1ページあたりの印刷コストも抑制することが可能となる。
また、本発明では以下のような種々の効果を享受することができる。
第1タンク610と第2タンク620を分けることにより、第2タンク620の液は固形分がほとんど含まれないのでろ過が不要となる。第1タンク610の液(回収物)はろ過が必要であるが、クリーニングローラー601で回収した液の総量(第1タンク610+第2タンク620の量)に対しては少ないため(総量の約半分の量)、効率的にろ過が行える。ろ過装置はろ過する液の量が装置の大きさやろ過時間に大きく影響する。本発明ではろ過する液量を減らすことで装置の小型化・低コスト化が実現できる。
塗布ローラー604に供給されるキャリアは純度が極めて高く、固形分を含まないので、塗布ローラー604のスポンジ材料(スポンジ外周部605)の目詰まりや、それによるクリーニングローラー601への供給量低下等の不具合を防止することができる。
クリーニングローラー601で回収したキャリアを循環利用することで、クリーニングローラー601でのキャリア使用によるCPP(Cost/Page)を最小限に抑えることができる。
ろ過装置630の分離効率は物理的に100%とはならないので、クリーニングローラー601で使用したキャリアを100%再利用することは不可能である。ろ過によるロス分をメインキャリアタンクMTから補うことで、塗布ローラー604へは所定の量のキャリアを安定的に供給し続けることができ、クリーニングローラー601の性能を維持できる。
メインキャリアタンクMTを第2タンク620で代用すれば、さらなる装置の小型化や簡略化、コストダウンが実現できる。
時間軸でみれば、キャリア液の供給は第2タンク620から行われる割合のほうが第1
タンク610からのそれより圧倒的に長いため、第1電磁弁633は通電時にCLOSE、第2電磁弁634は通電時にOPENとなるものを選択することで消費電力の削減や、電磁弁(のソレノイド)の長寿命化が可能となる。
クリーニング時における潤滑性を向上させるためのキャリア液は転写ベルト40上に塗布するのではなく、塗布ローラー604からクリーニングローラー601上に塗布することで次の効果が得られる。(1)バックアップローラーが不要となるので、装置の小型化、低コスト化が可能となる。また、(2)転写ベルト40上にローラーを当接させた場合、ベルト上に残存した固形分でローラーが汚染する。よって別途前記ローラーのクリーニング手段を追加する必要があるが、本構成によればそのようなものは必要なく、装置の小型化、低コスト化が可能となる。
次に本発明の他の実施形態について説明する。図9は本発明の他の実施形態をローラー軸方向と垂直な方向からみた概要を示す図である。本実施形態では、滴下装置640から塗布ローラー604に供給され、さらにならしローラー606で均等にされたキャリア液のうち、塗布ローラー604とならしローラー606の両端部へと押し出されたキャリア液は、バイパス流路650によって第2タンク620へと導かれるようになっている。
すなわち、本実施形態では、塗布ローラー604とならしローラー606の両端部から滴下する余剰キャリアは、バイパス流路650によって第2タンク620に回収する。つまり、第2タンク620は第1タンク610より幅が広く、バイパス流路650は第1タンク610の両外側かつ第2タンク620の内側にレイアウトされている。
このような実施形態によれば、先の実施形態と同様の効果を得ることができると共に以下のような効果をも得ることが可能となる。すなわち、先の実施形態の構成によれば、塗布ローラー604とならしローラー606の両端部から滴下する余剰キャリア液は、第1タンク610に滴下し、ろ過装置630へと送られてしまうが、本来このキャリアはろ過不要である。本実施形態の構成では、前記余剰キャリア液はバイパス流路650によって第2タンク620に回収されるので、そのまま循環利用でき、不要にろ過量を増やすことを防ぐことが可能である。つまりろ過量を最小限にすることでろ過装置630の小型化、低コスト化が実現できる。
なお、本明細書においては、種々の実施の形態について説明したが、それぞれの実施の形態の構成を適宜組み合わせて構成された実施形態も本発明の範疇となるものである。
10Y、10M、10C、10K・・・感光体、11Y、11M、11C、11K・・・コロナ帯電器、12Y、12M、12C、12K・・・露光ユニット、13Y、13M、13C、13K・・・第1感光体スクイーズローラー、13Y’、13M’、13C’、13K’・・・第2感光体スクイーズローラー、14Y、14Y’、14M、14M’、14C、14C’、14K、14K’、・・・感光体スクイーズローラークリーニングブレード、16Y、16M、16C、16K・・・感光体クリーニングローラー、18Y、18M、18C、18K・・・感光体クリーニングブレード、20Y、20M、20C、20K・・・現像ローラー、21Y、21M、21C、21K・・・現像ローラークリーニングブレード、22Y、22M、22C、22K・・・コンパクションコロナ発生器、30Y、30M、30C、30K・・・現像装置、31Y、31M、31C、31K・・・現像剤容器、32Y、32M、32C、32K・・・アニロックスローラー、31Y、31M、31C、31K・・・現像剤容器、33Y、33M、33C、33K・・・規制ブレード、34Y、34M、34C、34K・・・オーガ(供給ローラー)、40・・・転写ベルト、41・・・ベルト駆動ローラー、42・・・テンションローラー、45・・
・現像剤回収部、46・・・転写ベルトクリーニングローラー、47・・転写ベルトクリーニングローラークリーニングブレード、50Y、50M、50C、50K・・・1次転写部、51Y、51M、51C、51K・・・1次転写バックアップローラー、52・・・テンションローラー、60・・・2次転写ユニット、61・・・2次転写ローラー、62・・・2次転写ローラークリーニングブレード、74・・・(クリーニング)ブレード保持部材、85・・・2次転写ユニット回収貯留部、101、101’・・・ゲートローラー、102・・・転写材ガイド、90・・・定着ユニット、91・・・加熱ローラー、92・・・加圧ローラー、101、101’・・・ゲートローラー、102・・・転写材ガイド、140・・・画像形成コントローラ部、141・・・トナー量算出部、145・・・転写材種別情報記憶部、146・・・温度センサー、147・・・湿度センサー、150・・・主制御部、151、153、157、158・・・風量制御部、210・・・第1吸引装置、211・・・筐体部、212・・・吸引面、215・・・気流発生部、230・・・転写材搬送装置、231・・・筐体部、232・・・吸引面、233・・・隔壁部材、235・・・気流発生部、250・・・転写材搬送部材、251・・・転写材搬送部材駆動ローラー、252、253・・・転写材搬送部材張架ローラー、270・・・第2吸引装置、271・・・筐体部、272・・・吸引面、275・・・気流発生部、400・・・送風装置、401・・・筐体部、402・・・開口部、405・・・気流発生部、600・・・クリーニング装置、601・・・クリーニングローラー、602・・・クリーニングローラークリーニングブレード、603・・・転写ベルトクリーニングブレード、604・・・塗布ローラー、605・・・スポンジ外周部、606・・・ならしローラー、610・・・第1タンク、611・・・第1タンク受け部、612・・・第1タンク貯留部、620・・・第2タンク、621・・・第2タンク受け部、622・・・第2タンク貯留部、630・・・ろ過装置、631・・・第1ポンプ、632・・・第2ポンプ、633・・・第1電磁弁、634・・・第2電磁弁、640・・・滴下装置、643・・・ノズル、650・・・バイパス流路、710・・・第1液面センサー、720・・・第2液面センサー、800・・・主制御部、810・・・第1ポンプ制御部、820・・・第2ポンプ制御部、830・・・第1電磁弁制御部、840・・・第2電磁弁制御部、850・・・バイアス電源スイッチ、MT・・・メインキャリアタンク

Claims (8)

  1. トナーとキャリア液とを有する液体現像剤で現像された像を担持する転写ベルトと、
    前記転写ベルトと当接するクリーニングローラーと、
    前記クリーニングローラーと当接する第1ブレードと、
    前記クリーニングローラーに前記キャリア液を塗布する塗布ローラーと、
    前記転写ベルトと当接する第2ブレードと、
    前記第1ブレードによって回収された回収物を収容する第1タンクと、
    前記第2ブレードによって回収された回収物を収容する第2タンクと、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記塗布ローラーに当接するならしローラーを有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記塗布ローラーに前記キャリア液を滴下する滴下部材を有する請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1タンクに収容された回収物をろ過するろ過部を有する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ろ過部によってろ過されたキャリア液を前記第2タンクに移動させる搬送経路を有する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記塗布ローラーはスポンジの周面部を有する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記塗布ローラーはゴムローラーである請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 被クリーニング部材と当接するクリーニングローラーと、
    前記クリーニングローラーと当接する第1ブレードと、
    前記クリーニングローラーに液を塗布する塗布ローラーと、
    前記被クリーニング部材と当接する第2ブレードと、
    前記第1ブレードによって回収された回収物を収容する第1タンクと、
    前記第2ブレードによって回収された回収物を収容する第2タンクと、を有することを特徴とするクリーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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