JP2010280470A - エレベーター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定期点検時に綱車と制動面の両方を確認しやすくすると共に、綱車から飛散する主索の油から制動面を防ぐことのできるエレベーター装置を提供する。
【解決手段】支持部7に制動部6と綱車5を備えた薄型巻上機4を、昇降路1と乗かご3間に配置し、この乗かご3を、前記綱車5に巻き掛けられた主索11を介して駆動するようにしたエレベーター装置において、前記支持部7を昇降路壁2側に、綱車5を乗かご3側に配置し、これら綱車5と支持7部間に前記制動部6を設け、かつ、この制動部6の側面に、前記主索11の油が綱車5から飛散して前記制動部側面6aに付着し遠心力によって上部へと移動するのを阻止する油移動防止手段例えば溝14を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、支持部に制動部と綱車を備えた薄型巻上機を、昇降路と乗かご間に配置したエレベーター装置に関するものである。
昇降路内に設置するエレベーター用巻上機は、ブレーキの制動面(ブレーキドラムやブレーキディスク)を主索の油、モータ軸受けのグリス、レール油から保護する必要がある。そのため、昇降路頂部設置やピット設置の胴長巻上機の場合は、綱車とブレーキ制動面はモータの軸方向のそれぞれ端部に配置されており、ロープ油の影響を受けない構造としている。また、昇降路中間部に乗りかごと昇降路壁の間に設置の薄型巻上機の場合においても、綱車と制動面を隔てる構造とし、主索の油付着を防止している(例えば、特許文献1参照)。
特許第4191333号公報
前述した従来の構造、特に、昇降路中間部に乗りかごと昇降路壁の間に設置の薄型巻上機を設けたものにおいては、綱車と制動面を隔てる構造となっているため、定期点検時に綱車と制動面の両方を確認することとなるが、どちらか一方が確認し難い構造となっている。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、定期点検時に綱車と制動面の両方を確認しやすくすると共に、綱車から飛散する主索の油から制動面を防ぐことのできるエレベーター装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1では、支持部に制動部と綱車を備えた薄型巻上機を、昇降路壁と乗かご間に配置し、この乗かごを、前記綱車に巻き掛けられた主索を介して駆動するようにしたエレベーター装置において、前記支持部を昇降路壁側に、綱車を乗りかご側に配置し、これら綱車と支持部間に前記制動部を設け、かつ、この制動部の側面に、前記主索の油が綱車から飛散して前記制動部側面に付着し遠心力によって上部へと移動するのを阻止する油移動防止手段を備えたことを特徴とする。
このように構成することにより、定期点検時、制動部と綱車を同一目線で確認でき保守作業を容易なものとすることができると共に綱車からの油飛散に伴う制動面への油付着を防止できる。
請求項2では、前記油移動防止手段として、前記制動部側面に溝を備えたことを特徴とする。
この構成により、簡単な構成で油飛散に伴う制動面への油付着を防止できる。
また、請求項3では、前記制動部側面の溝に、吸油材を埋め込んだことを特徴とする。
この構成により、より効果的に油飛散に伴う制動面への油付着を防止できる。
更に、請求項4では、前記制動部側面の溝を、上下に複数設けたことを特徴とする。
この構成により、請求項3同様、より効果的に油飛散に伴う制動面への油付着を防止できる
本発明によれば、定期点検時、制動部と綱車を同一目線で確認でき保守作業を容易なものとすることができると共に綱車からの油飛散に伴う制動面への油付着を防止できる。
本発明の一実施例になるエレベーター装置の全体平面図である。 本発明の対象となる巻上機の正面図である。 本発明の対象となる巻上機の側面図である。 綱車及び制動面付近の拡大図である。 他の実施例になる綱車及び制動面付近の拡大図である。 更に他の実施例になる綱車及び制動面付近の拡大図である。
以下、本発明に係るエレベーター装置の実施形態について、詳細に説明する。
図に示すように、1は昇降路で、この昇降路1内に乗かご3が設けられ、この乗かご3と昇降路壁2との間に、巻上機4が設置されている。この巻上機4は、綱車5と制動部6と支持部7で構成されており、図1に示すように乗かご3側から昇降路壁2に向かって、綱車5、制動部6、支持部7となっており、制動部6及び綱車7が乗りかご側にあることから、定期点検時の目視確認が容易となっている。8は乗かご3用のガイドレール、9はカウンターウエート、10はこのカウンターウエート9用のガイドレールである。前記乗かご3とカウンターウエート9は主索11によって連結されており、この主索11が綱車5に巻き掛けられ、この綱車5によって主索11が駆動され、前記乗かご3とカウンターウエート9とを昇降するようになっている。
次に、油付着の状況について説明する。前記主索11には、通常、グリースが塗布されている。このため、主索11の接する綱車5には油が付着する。この綱車5に付着した油は矢印12に示すように飛散して制動部6の側面6aに油13として付着し、この付着した油13は遠心力により制動部6の制動面6bへ移動する。この制動面6bへ移動した油13が制動面6bに付着すると制動機能が低下し大きな問題を生じる可能性がある。このため、油13が制動面6bに移動するのを阻止する必要がある。この油13の移動を阻止する手段として本発明では、制動部6の側面6aに溝14を設けたものである。このように構成することにより、側面6aに付着して移動してきた油13を矢印15の方向へ飛ばすことが可能となる。これにより制動面6bへの付着を保護することができ、ブレーキの制動力を確保することが可能となる。
図5に示すように、制動部6の側面6aに溝14内に吸油材16を埋め込むなら、油13付着時に油を吸い取ることができより効果的に阻止することができる。
図6に示すように、制動部6の側面6aに複数本の溝14A−14Cを設けるなら、油13を確実に矢印15の方向に飛ばすことが可能となり、油13の移動をより効果的に阻止することができる。
1 昇降路
2 昇降路壁
3 乗かご
4 巻上機
5 綱車
6 制動部
6a 側面
6b 制動面
7 支持部
11 主索
14 溝
16 吸油材

Claims (4)

  1. 支持部に制動部と綱車を備えた薄型巻上機を、昇降路と乗かご間に配置し、この乗かごを、前記綱車に巻き掛けられた主索を介して駆動するようにしたエレベーター装置において、
    前記支持部を昇降路壁側に、綱車を乗りかご側に配置し、これら綱車と支持部間に前記制動部を設け、かつ、この制動部の側面に、前記主索の油が綱車から飛散して前記制動部側面に付着し遠心力によって上部へと移動するのを阻止する油移動防止手段を備えたことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 前記油移動防止手段として、前記制動部側面に溝を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  3. 前記制動部側面の溝に、吸油材を埋め込んだことを特徴とする請求項2記載のエレベーター装置。
  4. 前記制動部側面の溝を、上下に複数設けたことを特徴とする請求項2記載のエレベーター装置。
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