JP2010271998A - データベース管理方法、データベース装置、およびプログラム - Google Patents

データベース管理方法、データベース装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】分散データベースシステムでのテーブル等結合処理において、データベース装置の処理負荷を均等に分散する技術を提供する。
【解決手段】処理負荷の大きいデータベース装置10Aと処理負荷の小さいデータベース装置10Bとがある場合、処理負荷情報を等結合相手のデータベース装置10に送信して(ステップ(b)(d))、処理負荷の小さいデータベース装置10Bには、結合対象カラム値の個数を多くし、処理負荷の大きいデータベース装置10Aには、結合対象カラム値の個数を少なくする。このようにして、データベース装置10間の処理負荷を均等に分散する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、分散したデータベース装置に格納されているテーブルを等結合する処理において、データベース装置の処理負荷をできるだけ均等にする技術に関する。
データベース技術分野におけるテーブル(表)の等結合処理とは、図7に示すように、入荷価格テーブルの商品名のカラム(列)と受注管理テーブルの商品名のカラム(列)とを結合対象カラムとして指定し、それらのカラム値が等しくなるカラム値を含むレコード(行)を抽出して1つのレコードとして結合し、その結合したレコードの集合である等結合結果テーブルを作成する処理のことである。図7に示す等結合結果テーブルでは、等しくなるカラム値(結合可能カラム値)として、きゅうり、なす、ピーマン、かぼちゃが抽出され、そのカラム値ごとに入荷価格テーブルおよび受注管理テーブルのレコードが結合されている。
従来技術として、ネットワーク上に分散された2つのデータベース装置のテーブル間で等結合処理を行う方法として、セミジョイン法がある(非特許文献1)。ここで、セミジョイン法について、図8〜図10を用いて説明する。図8に示すように、データベース装置A(81)とデータベース装置B(82)とが、ネットワーク86によって通信可能に接続されている。データベース装置A(81)にはテーブルA1が格納され、データベース装置B(82)にはテーブルB1が格納されている。なお、カラム値は、説明を簡単にするために、数字で示しているが、数字に限られなくとも良い。そして、結合対象カラムとして、テーブルA1のカラムJと、テーブルB1のカラムLとが指定されたとする。
次に、図9に示すように、結合対象カラムである、データベース装置A(81)のテーブルA1のカラムJが、結合対象カラムJ(91)として、テータベース装置B(82)へ送信され、記憶される。そして、図10に示すように、データベース装置B(82)において、テーブルB1から結合対象カラムJ(91)のカラム値と等しくなるカラムLのカラム値(「13」および「3」)が結合可能カラム値として抽出される。そのテーブルB1から抽出された結合可能カラム値を含むレコードが、結合可能レコードとして、データベース装置A(81)に送信される。なお、送信された結合可能レコードは、中間テーブル(92)として、データベース装置A(81)に記憶される。最後に、データベース装置A(81)は、テーブルA1のカラムJのカラム値と、中間テーブル92のカラムLのカラム値とが等しいレコード同士を結合して、結合結果テーブルRを作成する。
西川陽一著,"図解・標準 最新データベース技術 マスタリングハンドブック",株式会社秀和システム,2002年11月11日,p.381-382
セミジョイン法の等結合処理では、データベース装置の処理負荷(特に処理にかかる時間の長さ)の大半を占めるのは、図10に示す、送信された結合対象カラムJ(91)のカラム値と、データベース装置B(82)のテーブルB1のカラム値との比較処理である。すなわち、セミジョイン法では、この比較処理が片方のデータベース装置(図10では、データベース装置B(82))だけで行われるため、処理負荷が偏るという問題がある。
また、セミジョイン法では、図10に示すように、データベース装置A(81),B(82)間で送受信される結合対象カラムJ(91)や中間テーブル(92)が一時的に記憶される。そのため、レコード数が膨大な大規模テーブル間の等結合処理を実行する場合、一時的に必要となるメモリ容量が大幅に必要になる。したがって、一時的にメモリ容量が足りなくなった場合には、HDD(Hard Disc Drive)とのスワップが発生し、極端に処理時間が掛かるようになる、すなわち、一時的にメモリ容量が足りなくなった方のデータベース装置の処理負荷が大幅に増加するという問題が起きる。
そこで、本発明の課題は、前記した問題を解決するために、分散したデータベース装置に格納されているテーブルを等結合する処理において、データベース装置の処理負荷(特に処理にかかる時間の長さ)をできるだけ均等にする技術を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも2つのデータベース装置がネットワークを介して通信可能に接続され、2つのデータベース装置が記憶するテーブルを等結合するために、双方のテーブルの指定されたカラムのカラム値が等しいレコードを抽出するデータベース装置において用いられるデータベース管理方法であって、データベース装置が、処理部と、テーブルと自身の処理負荷の状態と他方のデータベース装置の処理負荷の状態とを記憶する記憶部とを備え、(1)一方のデータベース装置の処理部が、一方のデータベース装置の記憶部から自身の処理負荷の状態と他方のデータベース装置の処理負荷の状態とを読み出して、該自身の処理負荷と該他方のデータベース装置の処理負荷とを比較し、該他方のデータベース装置の処理負荷が該自身の処理負荷より大きくなるにしたがい、他方のデータベース装置に送信するカラム値の個数を少なくなるように設定し、その少なく設定された個数のカラム値を自身のテーブルから読み出して、その自身のテーブルから読み出したカラム値および自身の処理負荷の状態を他方のデータベース装置に送信し、(2)他方のデータベース装置の処理部が、受信した処理負荷の状態を自身の記憶部に記憶し、受信したカラム値を用いて、自身のテーブルを参照して、該受信したカラム値に等しいカラム値を含むレコードを抽出し、(3)一方のデータベース装置および他方のデータベース装置の間で、どちらかの送信するカラム値の個数が0になるまで、(1)および(2)を交代で繰り返すことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、他のデータベース装置とネットワークを介して通信可能に接続され、他のデータベース装置が記憶するテーブルの指定されたカラムのカラム値と、自身の記憶するテーブルの指定されたカラムのカラム値とを等結合するために、双方のカラム値が等しいレコードを抽出するデータベース装置であって、データベース装置が、自身のテーブルと自身の処理負荷の状態と他のデータベース装置の処理負荷の状態とを記憶する記憶部と処理部とを備え、処理部が、記憶部から自身の処理負荷の状態と他のデータベース装置の処理負荷の状態とを読み出して、該自身の処理負荷と該他のデータベース装置の処理負荷とを比較し、該他のデータベース装置の処理負荷が該自身の処理負荷より大きくなるにしたがい、他のデータベース装置に送信するカラム値の個数を少なくなるように設定し、その少なく設定された個数のカラム値を自身のテーブルから読み出して、自身のテーブルから読み出したカラム値および自身の処理負荷の状態を他のデータベース装置に送信し、他のデータベース装置から受信したカラム値を用いて、自身のテーブルを参照して、該受信したカラム値に等しいカラム値を含むレコードを抽出することを特徴とする。
このような構成によれば、データベース装置は、自身の処理負荷と他方の(または他の)データベース装置の処理負荷とを比較して、処理負荷が大きくなるにしたがい、カラム値の送信個数を少なくなるように送信して、双方に等しいカラム値(結合可能カラム値)を抽出する処理を実行する。そのため、処理負荷を均等に分散することができる。また、データベース装置は、データベース装置間で交互に最新の処理負荷の状態を送信するため、タイムリーに処理負荷をカラム値の送信個数によって調整することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータベース管理方法において、記憶部が、送信するカラム値の個数のデフォルト値を記憶し、処理部が、処理負荷を、CPU(Central Processing Unit)使用率、CPUの動作周波数、メモリ使用率、メモリ空き容量の逆数のいずれか一つまたはそれらの組み合わせを変数として算出した値とし、その算出した値とデフォルト値とを用いて、送信するカラム値の個数を算出することを特徴とする。
このような構成によれば、処理負荷の大きさを物理量によって表現できるため、送信するカラム値の個数を定量的に決定することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のデータベース管理方法において、処理部が、他方のデータベース装置の処理負荷の状態を記憶部から読み出せない場合、送信するカラム値の個数を、デフォルト値に設定することを特徴とする。
このような構成によれば、他のデータベース装置の処理負荷の状態を読み出せない場合にも、送信するカラム値の個数を決定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のデータベース管理方法を、コンピュータとしてのデータベース装置に実行させるためのプログラムとした。
このようなプログラムをインストールされたコンピュータは、このプログラムに基づいた機能を実現することができる。
本発明によれば、分散したデータベース装置に格納されているテーブルを等結合する処理において、データベース装置の処理負荷を均等にする技術を提供することができる。
本実施形態の概要を示す図である。 クライアント装置およびデータベース装置の各構成および機能を示す図である。 クライアント装置の処理の流れを示す図である。 データベース装置の処理の流れを示す図である。 データベース装置の処理の流れを示す図である。 ステップS403,S413の処理の詳細な流れを示す図である。 等結合処理について示す図である。 セミジョイン法について示す図である。 セミジョイン法について示す図である。 セミジョイン法について示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(以降「本実施形態」と称す)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
≪概要≫
本実施形態の概要について、図1を用いて説明する。図1に示す分散データベースシステムでは、データベース装置10A,10Bとクライアント装置20とがネットワーク60を介して相互に通信可能に接続されている。仮に、データベース装置10Aの処理負荷が相対的に大きく、データベース装置10Bの処理負荷が相対的に小さいものとする。そして、クライアント装置20から、データベース装置10AのテーブルA1のカラムJと、データベース装置10BのテーブルB1のカラムLとを結合対象カラムとして、等結合処理を実行する要求(等結合依頼)を、データベース装置10Aが受ける場合を例として説明する。
まず、ステップ(a)では、クライアント装置20が、データベース装置10Aに、等結合依頼を送信する。ステップ(b)では、まず、データベース装置10Aは、自身のCPU使用率等の処理負荷および等結合相手(データベース装置10B)の処理負荷を読み出す。ただし、等結合相手の処理負荷は、等結合相手の処理負荷を示す処理負荷情報を受信した後に、各データベース装置10の図示しない記憶部に格納されているものとする。そして、データベース装置10Aは、自身および等結合相手(データベース装置10B)の処理負荷に応じた個数のカラムJのカラム値と、結合可能カラム値と、自身の処理負荷を示す処理負荷情報とを等結合相手(データベース装置10B)に送信する。図1では、送信した結合対象カラムJ(30)のカラム値の個数は3つの場合を示している。なお、結合可能カラム値については、ステップ(c)のところで、説明する。
ステップ(c)では、データベース装置10Bは、受信した結合対象カラムJ(30)のカラム値と、テーブルB1のカラムLのカラム値とを比較し、双方が等しいカラム値(結合可能カラム値)「3」を抽出する。ステップ(d)では、データベース装置10Bは、自身の処理負荷および等結合相手(データベース装置10A)の処理負荷を読み出して、その処理負荷に応じた個数のカラムLのカラム値と、結合可能カラム値と、自身の処理負荷情報とを等結合相手であるデータベース装置10Aに送信する。図1では、データベース装置10Aは、処理負荷が相対的に大きいため、データベース装置10Bから受信した結合対象カラムL(50)の個数は1つの場合を示している。すなわち、データベース装置10Aの処理負荷がデータベース装置10Bの処理負荷より相対的に大きいとき、データベース装置10Bが送信するカラム値の個数は少なくなる。また、データベース装置10Bが送信する結合可能カラム値40は、ステップ(c)の比較でカラム値が等しい「3」である。
ステップ(e)(f)では、各データベース装置10A,10Bは、結合可能カラム値「3」を含むレコードをそれぞれのテーブルA1,B1から読み出し、その結合可能カラム値を含むレコード(結合可能レコード)を、クライアント装置20に送信する。ステップ(g)では、データベース装置10Aは、受信した結合対象カラムL(50)のカラム値「13」について、テーブルA1のカラムJのカラム値と比較を行う。そして、各データベース装置10は、ステップ(b)〜(g)を繰り返し、送信する結合対象カラムのカラム値が無くなった場合に、等結合処理を終了する。
前記したように、処理負荷の相対的に小さいデータベース装置10Bには、データベース装置10Aから送信する結合対象カラム値の個数を多くし、処理負荷の相対的に大きいデータベース装置10Aには、データベース装置10Bから送信する結合対象カラム値の個数を少なくする。このように、データベース装置10の処理負荷に応じて送信する結合対象カラム値の個数を調整することによって、データベース装置10の処理負荷をほぼ均等に分散することが可能となる。すなわち、従来技術のセミジョイン法のように処理負荷が片方のデータベース装置10に偏ることを防ぐことが可能である。
≪クライアント装置≫
次に、クライアント装置20の構成および機能について、図2を用いて説明する。クライアント装置20は、ネットワーク60を介して、複数のデータベース装置10と通信可能に接続されている。なお、図2には、クライアント装置20は、1つしか記載されていないが、2以上であっても構わない。クライアント装置20は、処理部21と記憶部22とを備える。処理部21は、コンピュータのCPUとメインメモリとで構成され、記憶部22に格納されているアプリケーションプログラムをメインメモリに展開して、各機能を具現化する。記憶部22は、各種プログラムや処理部21の演算結果を記憶する。処理部21の機能は、図2に示すように、等結合処理要求受付部211、等結合処理要求送信部212、等結合処理結果受信部213、および等結合処理結果出力部214を備える。
等結合処理要求受付部211は、等結合処理の対象として指定するデータベース装置名、テーブル名、および結合対象カラム名を示す結合対象データベース装置情報と、結合対象カラム値の送信個数のデフォルト値nとの入力を受け付ける。
等結合処理要求送信部212は、等結合処理要求受付部211から結合対象データベース装置情報と結合対象カラム値の送信個数のデフォルト値nとを取得し、それらを等結合依頼情報として一つにまとめ、データベース装置10A,10Bへそれぞれ送信する。その後、等結合処理要求送信部212は、データベース装置10A,10Bのどちらかを等結合処理の開始起点に指定し、等結合処理の開始指示を示す等結合処理開始指示を、その開始起点となるデータベース装置10に送信する。
等結合処理結果受信部213は、各データベース装置10から結合可能レコードを逐次受信し、等しいカラム値を含む結合可能レコード同士を結合して生成した結合結果レコードを記憶部22に記憶する。なお、結合可能レコードとは、前記したように、結合対象カラムのカラム値が等しいカラム値(結合可能カラム値)を含むレコードのことである。また、等結合処理結果受信部213は、データベース装置10から等結合処理完了通知を受信した場合、結合結果レコードを等結合処理結果出力部214へ出力する。なお、等結合処理完了通知とは、どちらかのデータベース装置10のテーブルの結合対象カラムのカラム値がすべて等結合処理済みになった場合に、等結合処理が完了したこと通知する情報である。
等結合処理結果出力部214は、結合結果レコードをまとめて結合結果テーブルR(図1参照)を生成し、その結合結果テーブルRを図示しない出力装置(ディスプレイやファイル等)に出力する。
≪データベース装置≫
次に、データベース装置10の構成および機能について、図2を用いて説明する。データベース装置10A,10B(10)は、ネットワーク60を介して、クライアント装置20と通信可能に接続されている。各データベース装置10A,10Bは、同じ構成であるので、データベース装置10A(10)を代表させて、詳細な説明を行う。なお、図2には、データベース装置10は、2つしか記載されていないが、3以上であっても構わない。
データベース装置10は、処理部11と記憶部12とを備える。処理部11は、コンピュータのCPUとメインメモリとで構成され、記憶部12に格納されているアプリケーションプログラムをメインメモリに展開して、各機能を具現化する。記憶部12は、各種プログラムや処理部11の演算結果を記憶する。
処理部11の機能は、図2に示すように、等結合依頼受信部111、カラム値ブロック作成部112、カラム値ブロック送信部113、カラム値ブロック受信部114、カラム値ブロック解析部115、結合可能レコード検索部116、結合可能レコード送信部117、結合対象カラム値個数判定部118、ソートマージ結合処理部119、結合完了通知送信部120、CPU使用率取得部121、およびテーブル管理部122である。
等結合依頼受信部111は、クライアント装置20から、結合対象データベース装置情報および結合対象カラム値の送信個数のデフォルト値nを示す等結合依頼情報を受信する。この処理は、例えば、図1のステップ(a)に示す等結合依頼をデータベース装置10Aが受信することに相当する。そして、等結合依頼受信部111は、自身の結合対象データベース装置情報のうち、テーブル名および結合対象カラム名を結合可能レコード検索部116およびソートマージ結合処理部119へ出力する。また、等結合依頼受信部111は、結合対象カラム値の送信個数のデフォルト値nをカラム値ブロック作成部112へ転出する。また、等結合依頼受信部111は、クライアント装置20から、等結合処理開始指示を受信した場合、カラム値ブロック作成部112へ、カラム値ブロックを作成する指示であるカラム値ブロック作成指示を通知する。なお、カラム値ブロックについては、後記する。
カラム値ブロック作成部112は、等結合依頼受信部111から受信した結合対象カラム値の送信個数のデフォルト値nをメインメモリに記憶する。そして、カラム値ブロック作成部112は、等結合依頼受信部111からの等結合処理開始指示の受信を契機として、CPU使用率取得部121がメインメモリに記憶した自身のCPU使用率xおよび等結合相手のCPU使用率yを読み出す。このとき、カラム値ブロック作成部112は、等結合相手のCPU使用率yを読み出せた場合には、自身のCPU使用率xおよび等結合相手のCPU使用率yを適用した所定の演算を行って、等結合相手に送信する結合対象カラム値の個数qを決定する。ただし、カラム値ブロック作成部112は、等結合相手のCPU使用率yを読み出せなかった場合には、q=n(デフォルト値n)と設定する。そして、カラム値ブロック作成部112は、記憶部12に記憶されているテーブルから、q個の結合対象カラム値を取得する。
なお、q個の結合対象カラム値を取得する方法は、例えば、テーブルのレコードの読み出し位置を、テーブル管理部122によって制御されるレコード位置ポインタを用いて設定し、レコード位置ポインタが設定されているレコードのカラムに対して、読み出すことができるものとする。q個の結合対象カラム値を取得する過程の具体例は、図1に示すデータベース装置10AのテーブルA1のカラムJに付されている破線で囲まれたカラム値を取得することに相当する。
また、カラム値ブロック作成部112は、ソートマージ結合処理部119から、結合可能カラム値を取得する。なお、取得した結合可能カラム値をp個とする。そして、カラム値ブロック作成部112は、q個の結合対象カラム値、p個の結合可能カラム値、および自身のCPU使用率xを一つのカラム値ブロックに格納して、カラム値ブロック送信部113へ出力する。なお、q≧0,p≧0,x≧0,y≧0である。
カラム値ブロック送信部113は、カラム値ブロック作成部112からカラム値ブロックを受信し、等結合依頼受信部111から受信した等結合相手のデータベース装置10に、そのカラム値ブロックを送信する。この送信過程は、例えば、図1のステップ(b)に相当する。
カラム値ブロック受信部114は、等結合相手のデータベース装置10からカラム値ブロックを受信し、カラム値ブロック解析部115へ、そのカラム値ブロックを出力する。この受信過程は、例えば、図1のステップ(d)に相当する。
カラム値ブロック解析部115は、カラム値ブロック受信部114が受信したカラム値ブロックから、q’個の結合対象カラム値、p’個の結合可能カラム値、および等結合相手のCPU使用率yを読み出す。ただし、q’≧0,p’≧0である。なお、以降の説明では、結合対象カラム値の個数qおよび結合可能カラム値の個数pを表示するとき、動作主体が自身のテーブルから取得したカラム値についてはqおよびpと表示し、等結合相手から受信したカラム値についてはq’およびp’とダッシュを付して区別する。例えば、図1に示すデータベース装置10Aでは、カラム値ブロック解析部115は、データベース装置10Bから受信した結合対象カラムL(50)のカラム値を1個、結合可能カラム値40を1個読み出す。また、q’=0,p’=0の場合、それぞれのカラム値は読み出されない。そして、カラム値ブロック解析部115は、読み出したq’個の結合対象カラム値を結合対象カラム個数判定部118に出力し、読み出したp’個の結合可能カラム値を結合可能レコード検索部116へ出力し、読み出した等結合相手のCPU使用率yをCPU使用率取得部121へ出力する。
結合可能レコード検索部116は、記憶部12に記憶されているテーブルを参照して、カラム値ブロック解析部115から受信したp’個の結合可能カラム値と、テーブルの結合対象カラムのカラム値とを比較する。この比較過程は、例えば、図1のステップ(c)(g)に相当する。そして、結合可能レコード検索部116は、結合可能カラム値と等しい結合対象カラムのカラム値を含むレコードを結合可能レコードとして抽出する。その抽出した結合可能レコードの個数をp’個とする。そして、結合可能レコード検索部116は、逐次、p’個の結合可能レコードを結合可能レコード送信部117へ出力する。なお、テーブルを参照する際に、等結合依頼受信部111から受信した「テーブル名」および「結合対象カラム名」が用いられる。
結合可能レコード送信部117は、結合可能レコード検索部116が抽出した、等結合相手のp’個の結合可能カラム値と等しい結合対象カラム値を含むレコード(結合可能レコード)を、逐次、クライアント装置20へ送信する。また、等結合相手のデータベース装置10の結合可能レコード送信部117は、ソートマージ結合処理部119によって抽出したp個の結合可能レコードを、逐次、クライアント装置20へ送信する。この送信過程は、例えば、それぞれ図1のステップ(f)、(e)に相当する。
結合対象カラム値個数判定部118は、カラム値ブロック解析部115からq’個の結合対象カラム値を受信し、q’=0の場合(結合対象カラム値が一つも無い場合)に、結合完了通知送信部120に等結合処理の完了を示す等結合処理完了通知を出力する。また、結合対象カラム値個数判定部118は、q’>0の場合、q’個の結合対象カラム値をソートマージ結合処理部119へ出力する。
ソートマージ結合処理部119は、結合対象カラム値個数判定部118から受信したq’個の結合対象カラム値と、レコート位置ポインタが設定されているテーブルのレコードの読み出し位置以降の結合対象カラム値とを用いて、ソートマージ結合処理(例えば、「増永良文著,“リレーショナルデータベース入門[新訂版]−データモデル・SQL・管理システム−”,株式会社サイエンス社,2003年1月25日,p.227-229」に記載されている)を実行する。なお、テーブルの結合対象カラム値は、予めソートされているものとする。そして、ソートマージ結合処理部119は、テーブルを参照して、p個の結合可能カラム値とその結合可能カラム値を含むp個の結合可能レコードとを抽出する。この抽出過程は、例えば、図1のステップ(c)に相当する。なお、テーブルを参照する際に、等結合依頼受信部111から受信したテーブル名および結合対象カラム名が用いられる。そして、ソートマージ結合処理部119は、抽出したp個の結合可能レコードを結合可能レコード送信部117へ出力する。また、ソートマージ結合処理部119は、p個の結合可能カラム値を処理部11のメインメモリに記憶しておき、カラム値ブロック作成部112から取得要求があった場合、そのp個の結合可能カラム値を出力する。なお、メインメモリに記憶しておいたp個の結合可能カラム値は、カラム値ブロック送信部113がカラム値ブロックを送信後に、消去される。
結合完了通知送信部120は、結合対象カラム値個数判定部118から等結合処理完了通知を受信し、クライアント装置20へ等結合処理完了通知を送信する。
CPU使用率取得部121は、カラム値ブロック解析部115から受信した等結合相手のCPU使用率yを処理部11のメインメモリに格納する。そして、CPU使用率取得部121は、カラム値ブロック作成部112からの要求に応じて、等結合相手のCPU使用率yをカラム値ブロック作成部112に出力する。なお、メインメモリに記憶しておいた等結合相手のCPU使用率yは、カラム値ブロック送信部113がカラム値ブロックを送信後に、消去される。また、CPU使用率取得部121は、カラム値ブロック作成部112からの要求に応じて、自身の直近のCPU使用率xを取得し、カラム値ブロック作成部112に出力する。なお、自身のCPU使用率xは、例えば、データベース装置10がLinux(登録商標)の場合にはtopコマンドやvmstatコマンドによって取得できる。また、取得した自身のCPU使用率xは、メインメモリに格納され、カラム値ブロック送信部113がカラム値ブロックを送信後に、消去される。
テーブル管理部122は、記憶部12に記憶しているテーブルを管理する。具体的には、テーブル管理部122は、テーブルのレコード位置を指定するために、レコード位置ポインタを管理する。なお、等結合処理の開始前では、このレコード位置ポインタは、テーブルの先頭のレコードに設定されるものとする。
≪クライアント装置の処理≫
次に、クライアント装置20の処理の流れについて、図3を用いて説明する(適宜図2参照)。ステップS301では、クライアント装置20の等結合処理要求受付部211が等結合依頼情報を受け付ける。なお、等結合依頼情報には、少なくとも、等結合処理の対象として指定する、データベース装置名、テーブル名、および結合対象カラム名を示す結合対象データベース装置情報と、結合対象カラム値の送信個数のデフォルト値nとが含まれている。
ステップS302では、等結合処理要求送信部212が、等結合処理の対象として指定されるデータベース装置10A,10Bへ、等結合依頼情報を送信する。ステップS303では、等結合処理要求送信部212が、開始起点となるデータベース装置10へ、等結合処理の開始を指示する等結合処理開始指示を送信する。ステップS304では、等結合処理結果受信部213が、データベース装置10から結合可能レコードを受信する。
ステップS305では、等結合処理結果受信部213が、データベース装置10Aから受信した結合可能レコードと、データベース装置10Bから受信した結合可能レコードとを、結合可能カラム値が等しいレコード同士を結合処理して、結合結果レコードとして処理部21のメインメモリに記憶する。なお、この結合処理において、クライアント装置20は、予め等結合依頼情報を受け付けたときに、その等結合依頼情報に含まれる結合対象カラム名を記憶しているので、受信した結合可能レコードの結合可能カラム値を比較することができる。
ステップS306では、等結合処理結果受信部213が、データベース装置10から等結合処理完了通知を受信したか否かを判定する。そして、データベース装置10から等結合処理完了通知を受信した場合(ステップS306でYes)、ステップS307へ進み、等結合処理結果出力部214が、処理部21に記憶されている結合結果レコードをまとめ、結合結果テーブルとして、ディスプレイやファイル等へ出力する。また、データベース装置10から等結合処理完了通知を受信していない場合(ステップS306でNo)、処理は、ステップS304へ戻る。
≪データベース装置の処理≫
次に、データベース装置10の処理の流れについて、図4〜6を用いて説明する(適宜図2参照)。図4は、ステップS401〜S408の処理を示し、図5は、その続きのステップS409〜S416の処理を示している。図4に示すように、ステップS401では、等結合処理の対象となるデータベース装置10A,10Bの等結合依頼受信部111が、クライアント装置20から、等結合依頼情報を受信する。ステップS402では、データベース装置10Aの等結合依頼受信部111が、クライアント装置20から、等結合処理開始指示を受信する。ステップS403では、カラム値ブロック作成部112が、カラム値ブロックを作成する。このカラム値ブロックは、少なくとも、q個の結合対象カラム値、p個の結合可能カラム値、およびデータベース装置10A自身のCPU使用率xを含んでいる。なお、このステップS403の処理の詳細については、後記する。
ステップS404では、カラム値ブロック送信部113が、カラム値ブロックを等結合相手のデータベース装置10Bへ送信する。ステップS405では、結合対象カラム値個数判定部118が、結合対象カラム値の個数qが0か否かを判定する。そして、結合対象カラム値の個数qが0の場合(ステップS405でYes)、データベース装置10Aの処理は終了する。なお、結合対象カラム値の個数qが0でない場合(ステップS405でNo)、データベース装置10Aは、ステップS416に示すように、データベース装置10Bからカラム値ブロックを受信して、ステップS417に記載の処理へと移行する。ステップS417では、データベース装置10A,10Bの間で、交互にステップS407〜S415と同様の処理が実行される。
ステップS406では、データベース装置10Bのカラム値ブロック受信部114が、カラム値ブロックを受信する。ステップS407では、カラム値ブロック解析部115が、受信したカラム値ブロックから、q’個の結合対象カラム値、p’個の結合可能カラム値、および等結合相手(データベース装置10A)のCPU使用率yを抽出する。抽出した等結合相手のCPU使用率yは、処理部11のメインメモリに記憶される。ステップS408では、結合可能レコード検索部116が、テーブルから、p’個の結合可能カラム値と等しい結合対象カラム値を含むレコード(結合可能レコード)を抽出する。そして、結合可能レコード送信部117が、その抽出した結合可能レコードをクライアント装置20へ送信する。ただし、p’が0の場合は、ステップS408は実行されない。
次に、図5に示すように、ステップS409では、データベース装置10Bの結合対象カラム値個数判定部118が、結合対象カラム値の個数q’が0より多いか否かを判定する。そして、結合対象カラム値の個数q’が0より多くない場合(ステップS409でNo)、ステップS410で、結合完了通知送信部120が、等結合処理完了通知をクライアント装置20へ送信する。そして、データベース装置10Bの処理は終了する。なお、結合対象カラム値の個数q’が0より多い場合(ステップS409でYes)、データベース装置10Bの処理は、ステップS411へ進む。
ステップS411では、ソートマージ結合処理部119が、q’個の結合対象カラム値と、等結合処理の対象となるテーブル内の結合対象カラム値とを用いて、ソートマージ結合処理を実行し、p個の結合可能カラム値およびその結合可能カラム値を含むp個の結合可能レコードを抽出する。なお、ソートマージ結合処理の開始レコードは、レコード位置ポインタによって設定されている。そして、ソートマージ結合処理が終了した時点では、レコード位置ポインタは、q’個の結合対象カラム値の最大値より大きい値の範囲の中で最小のカラム値を含むレコードに設定される。ステップS412では、結合可能レコード送信部117が、p個の結合可能レコードをクライアント装置20へ送信する。ステップS413では、カラム値ブロック作成部112が、ステップS403と同様の処理を実行する。
ステップS414では、カラム値ブロック送信部113が、カラム値ブロックを等結合相手のデータベース装置10Aに送信する。ステップS415では、結合対象カラム値個数判定部118が、結合対象カラム値の個数qが0か否かを判定する。そして、結合対象カラム値の個数qが0の場合(ステップS415でYes)、処理は終了する。また、結合対象カラム値の個数qが0でない場合(ステップS415でNo)、処理はステップS417に記載の処理へと移行する。そして、ステップS417では、データベース装置10A,10Bの間で、交互にステップS407〜S415と同様の処理が実行される。
図6は、カラム値ブロック作成部112が実行する、ステップS403(図4参照)およびステップS413(図5参照)の処理の詳細な流れを示す。ステップS601では、カラム値ブロック作成部112は、等結合相手のCPU使用率yがメインメモリに記憶されているか否かを判定する。等結合相手のCPU使用率yがメインメモリに記憶されている場合(ステップS601でYes)、ステップS602で、その等結合相手のCPU使用率yが読み出される。
次に、ステップS603では、自身のCPU使用率xが取得される。ステップS604では、自身のCPU使用率xおよび等結合相手のCPU使用率yを適用した所定の演算を行って、結合対象カラム値の個数qが算出される。所定の演算の例として、各CPU使用率x,y(ただし、x,yは百分率表示)の逆のCPU未使用率(100−x),(100−y)の割合に応じて、CPU未使用率の大きい(処理負荷の小さい)データベース装置10の方に、大きな個数(送信個数)q個の結合対象カラム値を送信する。例えば、等結合相手のCPU使用率yが自身のCPU使用率xより大きくなるにしたがって、等結合相手(処理負荷の大きい方)のデータベース装置10に送信する結合対象カラム値の個数qを少なくするように算出する具体例を下記の式(1)に示す。
q=2n(100−y)/{(100−x)+(100−y)} ・・式(1)
ただし、式(1)では、qが小数点以下の値を持つ場合は、すべて切上げて自然数の値とする。また、等結合処理完了の判断が、等結合相手から受信した結合対象カラム値の個数q’によって行われることから(ステップS409参照)、y=100の場合は、q=1と設定する。
なお、等結合相手のCPU使用率yがメインメモリに記憶されていない場合(ステップS601でNo)、ステップS605で、結合対象カラム値の個数qは、n(等結合依頼情報に含まれている結合対象カラム値の送信個数のデフォルト値n)に設定される。
ステップS606では、レコード位置ポインタ以降のq個のレコードから結合対象カラム値が取得され、レコード位置ポインタがq個進める。ただし、取得可能な結合対象カラム値がq個より少ない場合は、レコード位置ポインタを、テーブルのレコードの終端に設定する。また、レコード位置ポインタが、既にテーブルのレコードの終端に設定されていて、結合対象カラム値を一つも取得できない場合には、q=0と設定する。
ステップS607では、ソートマージ結合処理部119からp個の結合可能カラム値が取得される。ただし、取得できる結合可能カラム値が無い場合、p=0と設定する。そして、ステップS608では、カラム値ブロック作成部112は、q個の結合対象カラム値と、p個の結合可能カラム値と、自身のCPU使用率xとを、一つのカラム値ブロックに格納する。ただし、q=0の場合には結合対象カラム値は格納されず、p=0の場合には結合可能カラム値は格納されない。
(変形例)
前記した実施形態のステップS604では、結合対象カラム値の個数qを、自身のCPU使用率xおよび等結合相手のCPU使用率yを用いて算出する場合を示した。変形例においては、この結合対象カラム値の個数qを、CPU使用率以外に、メモリ使用率や、CPUの動作周波数やメモリ容量といったCPU性能を用いて算出する場合について説明する。例えば、メモリ使用率が大きい場合、または、メモリ空き容量が少ない場合、未使用のメモリ領域を超える個数の結合対象カラム値を受信しても、HDD(Hard Disc Drive)とのスワップが発生し、演算処理速度が格段に遅くなる。また、CPUの動作周波数が遅いと、多くの演算時間が必要となる。そのため、処理負荷を効率的に分散するためには、CPU使用率、CPUの動作周波数、メモリ使用率およびメモリ空き容量の逆数のいずれか一つまたはそれらの組み合わせに基づいて、結合対象カラム値の個数qが算出されても良い。具体的には、等結合相手のCPUの動作周波数が遅い場合には、結合対象カラム値の個数qが少なくなるようにする。また、等結合相手のメモリ使用率が大きい場合には、結合対象カラム値の個数qが少なくなるようにする。さらに、等結合相手のメモリ空き容量の逆数が大きい場合には、結合対象カラム値の個数qが少なくなるようにする。なお、CPUの動作周波数、メモリ使用率およびメモリ空き容量の逆数は、ステップS413(図5参照)で作成されるカラム値ブロックに格納されて、等結合相手のデータベース装置10に送信される。そして、前記した実施形態において、CPU使用率の代わりに、CPU使用率、CPUの動作周波数、メモリ使用率およびメモリ空き容量の逆数のいずれか一つまたはそれらの組み合わせを用いるようにしても良い。
以上、本実施形態および変形例のデータベース装置10によれば、自身および等結合相手の処理負荷を比較して、等結合相手の処理負荷が自身の処理負荷より大きくなるにしたがって、等結合相手に送信する結合対象カラム値の個数を少なくなるように設定するので、処理負荷を均等に分散することが可能になる。また、処理負荷を均等に分散すると、分散データベースシステム全体の処理遅延を低減することが可能になる。
また、等結合相手のCPU使用率、メモリ使用率、メモリ空き容量、CPUの動作周波数に係る情報を、等結合処理のための情報と独立して送信せずに、カラム値ブロックに格納して送信することによって、データベース装置10間の通信回数を増加させることがないため、分散データベースシステム全体の処理時間を増加させることがない。また、カラム値ブロックを受信する度に、直近の等結合相手のCPUの負荷状態を取得するので、タイムリーに処理負荷を分散することが可能になる。
また、本実施形態および変形例では、クライアント装置20において、結合可能レコード同士の結合処理を実行することにしているが、データベース装置10のいずれか一方が結合処理を実行した場合においても、本実施形態および変形例に記載と同様に処理負荷を均等に分散することができる。この場合、カラム値ブロックには、結合可能レコードが格納される。
また、本実施形態において、データベース装置10(図2参照)の各部の処理は、データベース装置10をコンピュータで実現したときに搭載されるプログラムによって実現されてもよい。このプログラムは、通信回線を介して提供することもできるし、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
10 データベース装置
11 処理部
12 記憶部
20 クライアント装置
21 処理部
22 記憶部
111 等結合依頼受信部
112 カラム値ブロック作成部
113 カラム値ブロック送信部
114 カラム値ブロック受信部
115 カラム値ブロック解析部
116 結合可能レコード検索部
117 結合可能レコード送信部
118 結合対象カラム値個数判定部
119 ソートマージ結合処理部
120 結合完了通知送信部
121 CPU使用率取得部
122 テーブル管理部
211 等結合処理要求受付部
212 等結合処理要求送信部
213 等結合処理結果受信部
214 等結合処理結果出力部
60 ネットワーク

Claims (5)

  1. 少なくとも2つのデータベース装置がネットワークを介して通信可能に接続され、2つの前記データベース装置が記憶するテーブルを等結合するために、双方の前記テーブルの指定されたカラムのカラム値が等しいレコードを抽出する前記データベース装置において用いられるデータベース管理方法であって、
    前記データベース装置は、
    処理部と、前記テーブルと自身の処理負荷の状態と他方のデータベース装置の処理負荷の状態とを記憶する記憶部とを備え、
    (1)一方の前記データベース装置の処理部が、
    前記一方のデータベース装置の記憶部から前記自身の処理負荷の状態と前記他方のデータベース装置の処理負荷の状態とを読み出して、該自身の処理負荷と該他方のデータベース装置の処理負荷とを比較し、該他方のデータベース装置の処理負荷が該自身の処理負荷より大きくなるにしたがい、前記他方のデータベース装置に送信するカラム値の個数を少なくなるように設定し、その少なく設定された個数のカラム値を自身のテーブルから読み出して、その自身のテーブルから読み出したカラム値および前記自身の処理負荷の状態を前記他方のデータベース装置に送信し、
    (2)前記他方のデータベース装置の処理部が、受信した処理負荷の状態を自身の記憶部に記憶し、受信したカラム値を用いて、自身のテーブルを参照して、該受信したカラム値に等しいカラム値を含むレコードを抽出し、
    (3)前記一方のデータベース装置および前記他方のデータベース装置の間で、どちらかの前記送信するカラム値の個数が0になるまで、(1)および(2)を交代で繰り返す
    ことを特徴とするデータベース管理方法。
  2. 前記記憶部は、前記送信するカラム値の個数のデフォルト値を記憶し、
    前記処理部は、前記処理負荷を、CPU使用率、CPUの動作周波数、メモリ使用率、メモリ空き容量の逆数のいずれか一つまたはそれらの組み合わせを変数として算出した値とし、その算出した値と前記デフォルト値とを用いて、前記送信するカラム値の個数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータベース管理方法。
  3. 前記処理部は、前記他方のデータベース装置の処理負荷の状態を前記記憶部から読み出せない場合、前記送信するカラム値の個数を、前記デフォルト値に設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータベース管理方法。
  4. 他のデータベース装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記他のデータベース装置が記憶するテーブルの指定されたカラムのカラム値と、自身の記憶するテーブルの指定されたカラムのカラム値とを等結合するために、双方のカラム値が等しいレコードを抽出するデータベース装置であって、
    前記データベース装置は、
    自身のテーブルと自身の処理負荷の状態と前記他のデータベース装置の処理負荷の状態とを記憶する記憶部と処理部とを備え、
    前記処理部が、
    前記記憶部から自身の処理負荷の状態と前記他のデータベース装置の処理負荷の状態とを読み出して、該自身の処理負荷と該他のデータベース装置の処理負荷とを比較し、該他のデータベース装置の処理負荷が該自身の処理負荷より大きくなるにしたがい、前記他のデータベース装置に送信するカラム値の個数を少なくなるように設定し、その少なく設定された個数のカラム値を前記自身のテーブルから読み出して、前記自身のテーブルから読み出したカラム値および自身の処理負荷の状態を前記他のデータベース装置に送信し、
    前記他のデータベース装置から受信したカラム値を用いて、前記自身のテーブルを参照して、該受信したカラム値に等しいカラム値を含むレコードを抽出する
    ことを特徴とするデータベース装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のデータベース管理方法を、コンピュータとしての前記データベース装置に実行させるためのプログラム。
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