JP2010270797A - 空温式気化器の運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィン付き伝熱管に付着して伝熱性の劣化の原因となる霜の除去を気化器の運転を停止することなく、風力により付着した霜を吹飛ばして機械的に除去して連続運転できる空温式気化器の運転方法を提供する。
【解決手段】フィン付き伝熱管11を縦横に垂直に立設し、その各フィン付き伝熱管11の下部から上方に低温液化ガスを流すと共にフィン付き伝熱管11の外側に上部から下部に外気を降下させて低温液化ガスを蒸発させて気化運転する際に、縦横に隣接する4本のフィン付き伝熱管11の中央に、噴出空気供給管31を立設し、その噴出空気供給管31の外周に吹出ノズル32,33を上下方向に複数段設け、フィン付き伝熱管11に付着した霜が所定厚さになったときに上記吹出ノズルから4m/s以上の着霜面衝突速度で空気を噴射し、その吹出ノズルで噴射された空気で着霜した霜を吹き飛ばすと共にその吹き飛ばされた霜で、フィン付き伝熱管11に付着した霜に雪崩を発生させて除霜しながら連続気化運転を行うものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、LNG等の空温式気化器の運転方法に係り、特に空温式気化器の伝熱面に付着する霜を効率よく除霜して空温式気化器を連続運転できる空温式気化器の運転方法に関するものである。
液化天然ガス(LNG)、液体窒素、液体酸素等の低温液体を気化或いは加熱する機器の形式として空温式気化器がある。
この空温式気化器をLNGサテライト基地に設置されている空温式気化器を例にとって説明すると、空温式気化器は、特許文献1に示されるように、伝熱管の外周に放射状に垂直なフィンを設けたフィン付き伝熱管からなり、このフィン付き伝熱管が、縦横に多数垂直に配置されて構成され、前段のフィン付き伝熱管群で、LNGを気化させ、後段のフィン付き伝熱管群で気化させたNGを常温近くまで過熱するように各フィン付き伝熱管が接続されて構成される。
すなわち、サテライト基地の貯蔵タンクに貯蔵されたLNGは、下部に配置した入口配管から分配管を通して横方向に配列されたフィン付き伝熱管に、また各列のフィン付き伝熱管から縦方向の配列されたフィン付き伝熱管に供給され、その前段のフィン付き伝熱管群をLNGが上向きに流れ、外気がフィン付き伝熱管間を下向きに流れて、LNGが下向きに流れる空気と熱交換して蒸発し、その前段のフィン付き伝熱管群で蒸発したNGが、縦方向の配列されたフィン付き伝熱管の上部のマニホールドで集合され、後段のフィン付き伝熱管群中で、順次縦方向に配列されたフィン付き伝熱管を上下に蛇行しながら流れて、下部に配置した集合管に集められ、その集合管から出口配管を介して需要系に供給される。
従来のLNGサテライト基地等で使用されているLNGを気化させる空温式気化器では、長時間気化運転しているとフィン付き伝熱管に大気中の水分が凝縮して伝熱面に付着して通常は霜と氷を形成する。
伝熱管やフィンに付着した霜は、厚くなると非常に大きい伝熱抵抗となるので、極度に気化能力を低下させることになる。このために定期的に付着した霜を温水等で加熱融解して除去して裸管とし伝熱能力を回復させている。
また付着霜の除去時は、運転を停止して回復操作を行うので、基地としての能力を維持するために停止器と同能力の気化器を切換使用器として設置して、切換運転を行っている。
従って、LNGサテライト基地では切換器として1基以上の再生用待機気化器が設置されている。更に、故障に備えて予備の気化器が設置されているのが一般的である。空温式LNGの気化器では、通常伝熱管への着霜による性能低下の為に4時間ごとに予備器と切換えて運転している。
一般に、着霜厚の増加は、フィンプレートを持った伝熱管では空気流が強く当たるフィンの先端部分が他の部分よりも大きい。フィンヘの着霜厚は、通常の外気の流下速度(約1m/s前後)では、先端の両面で約20mmとなっている。このために中央の流下空気がフィンの先端よりも内側のフィンプレート及び伝熱管の表面へ流入することが阻害され、伝熱性能を低下させる要因となっている。
また、伝熱管の付着霜を融解するために使用する温水は、温水器或いはボイラーで発生させたスチームで温水を作り、伝熱管に散水してその顕熱で融解している。しかし、散水しても、大気の湿度が低い場合及び気温が低い場合は、温水の熱が大気への気化熱或いは伝熱で、温水の保有熱の半分位が失われることがあり、熱効率が高いとは云えない。
さらに、融霜用の温水は熱の有効利用のために循環使用するのが一般的であるが、使用済みの温水は、大気その他の原因で汚染されるので直接温水器で加熱することは出来ない。この場合、温水器の加熱水と融霜用温水は別系統として温水器の加熱水で融霜用温水を間接加熱して使用するため、設備費、維持費及び燃料費が必要となり年間の経費が高価になる。
温水による着霜の融解除霜は、通常4時間間隔で行っているので、気象条件により着霜が厚くならなく、伝熱性能が劣化しない場合でも除霜運転を自動的に行うために、無駄に温水を使用して運転費用を増大させる原因となっている。
特開2008−274975号公報 特開昭57−122272号公報 特開平08−5207号公報
一方特許文献2,3では、冷却器に付着した霜の除霜手段として、伝熱面に高速噴流やコンプレッサからの圧縮空気を30m/secの風速で吹き付けて、伝熱面に付着した霜を強制的に吹き飛ばして除霜することが提案されている。
しかしながら、小型の冷却器では圧縮空気などで除霜することは可能であるが、LNG気化器などの空温式気化器では、縦横幅が約2m、高さが4〜5mもあり、また伝熱管内径20mm、フィン幅約50mm、フィン先端の外径135mmであり、特許文献2,3の技術を用いて着霜した霜を圧縮空気で吹き飛ばすことは、大量の圧縮空気を必要とし実質的に不可能である。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、フィン付き伝熱管に付着して伝熱性の劣化の原因となる霜の除去を気化器の運転を停止することなく、風力により付着した霜を吹飛ばして機械的に除去して連続運転できる空温式気化器の運転方法を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、フィン付き伝熱管を縦横に垂直に立設し、その各フィン付き伝熱管の下部から上方に低温液化ガスを流すと共にフィン付き伝熱管の外側に上部から下部に外気を降下させて低温液化ガスを蒸発させて気化運転する空温式気化器の運転方法において、縦横に隣接する4本のフィン付き伝熱管の中央に、フィン付き伝熱管の下部から上部に延びる噴出空気供給管を立設し、その噴出空気供給管の外周に吹出ノズルを上下方向に複数段設け、フィン付き伝熱管に付着した霜が所定厚さになったときに上記吹出ノズルから着霜面の衝突速度が4m/s以上になるように空気を噴射し、その吹出ノズルで噴射された空気で着霜した霜を吹き飛ばすと共にその吹き飛ばされた霜で、フィン付き伝熱管に付着した霜に雪崩を発生させて除霜しながら連続気化運転を行うことを特徴とする空温式気化器の運転方法である。
請求項2の発明は、フィン付き伝熱管に付着した霜による伝熱劣化を、NGの温度で検出し、そのNGの温度が設定温度(−40〜−50℃)以下に降下したときに吹出ノズルから空気を吹き出す請求項1記載の空温式気化器の運転方法である。
請求項3の発明は、低温液化ガスがLNGであり、フィン付き伝熱管の長さが4〜5mであり、噴出空気供給管の外周の吹出ノズルが数m間隔で2或いは3段形成される請求項1又は2記載の空温式気化器の運転方法である。
請求項4の発明は、内径20〜25mmの伝熱管の外周に、幅40〜80mmのフィンプレートを45度の角度で8枚設けてフィン付き伝熱管を構成し、そのフィン付き伝熱管を150〜200mm間隔で縦横に複数本立設し、縦横に隣接するフィン付き伝熱管の中心に内径20〜25mmの噴出空気供給管を立設すると共に、噴出空気供給管の下端から1.5m、3m、4mの位置に吹出ノズルを形成した請求項3記載の空温式気化器の運転方法である。
請求項5の発明は、吹出ノズルは、隣接する4本のフィン付き伝熱管に向けて下向きに空気が当たるように噴射する伝熱管用吹出ノズルと、横又は縦方向で隣接するフィン付き伝熱管のフィン間に向けて空気を噴射するフィン用吹出ノズルからなる請求項4記載の空温式気化器の運転方法である。
本発明によれば、フィン付き伝熱管に付着した霜を除霜する際に、気化器運転を停止することなく、噴出空気供給管の高さ方向に複数段設けた吹出ノズルから4m/s以上の着霜面衝突速度で空気を、短時間(数秒)噴射することで、その位置の霜を吹き飛ばし、その霜で下方の霜に雪崩を発生させて霜を削り落とすことで簡単に除霜でき、伝熱性能を回復することにより、気化器の連続運転が可能となる。また気化器の設備費や除霜のためのランニングコストも低減することができる。
本発明の一実施の形態を示し、(a)はフィン付き伝熱管の断面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は平面図である。 (a)は、図1におけるフィン付き伝熱管と噴射空気供給管の配置を示す断面図、(b)は噴射空気供給管の斜視図である。 (a)は2列のフィン付き伝熱管と噴射空気供給管に噴出空気を供給する空気供給系を示す図、(b)はフィン付き伝熱管に空気を吹き付ける模式図である。 本発明において、除霜運転を行う際の除霜運転システムを示す図である。 本発明において、フィン付き伝熱管の表面の温度をパラメータとしたときの冷気降下速度と着霜密度の関係を示す図である。 本発明において、フィン付き伝熱管の着霜冷却面温度と着霜密度の関係を示す図である。 本発明において、風速と霜の厚さ(霜の成長)の関係を示す図である。 本発明において、フィン付き伝熱管に付着した霜の厚さと総括伝熱係数の関係を示す図である。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
先ず図1より、本発明の空温式気化器の運転方法に用いる空温式気化器10とその除霜装置30を説明する。
図1(a)に示すように、フィン付き伝熱管11は、内径20〜25mm、図示では内径20mmの伝熱管12の外周に45度の角度で放射状に垂直なフィン13が設けられて構成される。この例においてはフィン13は8枚で、そのフィン幅が40〜80mm、図示では50mmで、伝熱管12の長さ(5m)に沿って設けられる。
空温式気化器10は、図1(b)〜図1(d)に示すように、フィン付き伝熱管11が、間隔150〜200mmで、縦横に多数垂直に配置されて構成され、前段のフィン付き伝熱管群11Fで、LNGを気化させ、後段のフィン付き伝熱管群11Rで気化させたNGを常温近くまで過熱するように各フィン付き伝熱管11が接続される。
すなわち、サテライト基地の貯蔵タンクの底部に接続された払出管(図示せず)と接続する入口配管14が配置され、その入口配管14に、図1(b)に示すように左右方向に延びる分配管15が接続され、その入口側である前段の分配管15と対向する出口側である後段に集合管16が配置されると共にその集合管16に出口配管17が接続される。
分配管15には、後段側に延びる下部マニホールド18がフィン付き伝熱管11の配置間隔に合わせて接続され、その下部マニホールド18にフィン付き伝熱管11が、図では出口側にかけて4列接続され、そのフィン付き伝熱管11の上部に上部マニホールド19が接続され、これにより前段のフィン付き伝熱管群11Fが構成される。
上部マニホールド19は、接続管20を介して後段のフィン付き伝熱管群11Rの前段側のフィン付き伝熱管11の上部に連結され、そのフィン付き伝熱管11の下端がベンド管21を介して次段のフィン付き伝熱管11に接続され、その次段のフィン付き伝熱管11の上部がベンド管21を介してさらに次段のフィン付き伝熱管11に接続され、以後同様に上下でベンド管21にてフィン付き伝熱管11が接続され、最終段のフィン付き伝熱管11の下端が継ぎ手管22を介して集合管16に接続されて、後段のフィン付き伝熱管群11Rが構成される。
なお、詳細は省くが各フィン付き伝熱管11同士は、適宜その下部と中間と上部が連結部材で相互に一体に連結された構造体とされる。
貯蔵タンクからのLNGは、入口配管14から分配管15を通し、下部マニホールド18にて、フィン付き伝熱管群11Fに供給される。すなわち、横方向に配列されたフィン付き伝熱管11とその列のフィン付き伝熱管11から縦方向の配列されたフィン付き伝熱管11にLNGが供給される。このフィン付き伝熱管群11Fに供給されるLNGにより周囲の空気が冷却されることで、外気がフィン付き伝熱管群11Fのフィン付き伝熱管11間を下向きに流れ(下降速度;1〜2m/s程度)、その間にLNGと熱交換して、LNGを蒸発する。この際、各フィン付き伝熱管11の下端から所定の高さまでがLNGの気化領域となり、その気化領域で蒸発したNGが伝熱管12の上方に流れ、そのNGが上昇する間に過熱される。
フィン付き伝熱管群11Fの各フィン付き伝熱管11で蒸発したNGは、上部マニホールド19で集合され、接続配管20より後段のフィン付き伝熱管群11R中で、順次ベンド管21で直列に接続された縦方向のフィン付き伝熱管11を上下に蛇行しながら流れ、その間に大気温度近くまで過熱され、下部に配置した集合管16に集められ、その集合管16より出口配管17を介して需要系に供給される。
本発明においては、この空温式気化器10の各フィン付き伝熱管11の間、特に前段のフィン付き伝熱管群11Fの全部の各フィン付き伝熱管11の間と後段のフィン付き伝熱管群11Rの前段側の一部又は全部の各フィン付き伝熱管11の間に、除霜装置30の噴出空気供給管31を設け、その噴出空気供給管31から各フィン付き伝熱管11に向けて除霜用空気を吹き付けることで、フィン付き伝熱管11に付着した霜を除霜して伝熱性能を回復することにより、連続気化運転を可能とするものである。
以下に噴出空気供給管31からなる除霜装置30について説明する。
(1)本発明の除霜装置30は、フィン付き伝熱管11に付着した霜を、運転を停止することなく、風力により霜を吹き飛ばして機械的に除去するものである。
(2)空温式気化器10での、加熱は空気の冷却による自然対流(下降流)による伝熱が主体となっているので、下降速度も比較的遅く、1〜2m/s程度である。風速と着霜密度の関係を、図4により説明する。
図5は、フィン付き伝熱管11の伝熱面温度が−110℃(▲印)、−75℃(■印)、−40℃(●印)のときに、下降速度0.5m/s〜1.1m/sのときの着霜密度の関係を実験で求めたものである。
この図4で、伝熱面温度が低ければ、着霜密度が小さく、また下降速度が遅くなると着霜密度も軽くなり、1〜2m/s程度の低速では着霜密度は、氷の密度の約1/5と非常に軽くなることがわかる。
通常フィン付き伝熱管11は、長さが約5mあり、その高さ方向で伝熱面の温度が相違すると共に上部からの初期風速と下部の終期速度も相違する。そこで図6に、伝熱面としての着霜冷却面温度と着霜密度の関係を示した。
図6においては、●印は初期風速が0.6m/s、■印は終期速度が0.9m/sである。
通常、LNGの主体的気化温度の領域は−145℃〜−40℃であり、この温度領域では、図5より、伝熱面としての着霜冷却面温度に対する着霜密度変化は少ないことがわかる。
また、図7は、下降速度の風速とフィン付き伝熱管11の霜の厚さ(4時間での霜の成長)の関係の一例を示したもので、風速2m以下では霜の厚さが4mm以下となることがわかる。
以上より、下降速度1〜2m/s程度では、霜の成長が平均4mm以下と薄くまた、霜の密度も非常に軽いことがわかる。従って、フィン付き伝熱管11への霜の付着力も弱いので、除霜装置30にて約4m/s以上の着霜面への衝突風を当てると付着している霜が吹飛ばされると共に、その位置の下方に雪崩れが発生して下端まで霜が削り落とされ、霜の全て、或いは2mm程度の霜が残るだけとなる。
よって、噴射空気で伝熱管面の着霜を飛ばすことにより伝熱性能の回復を図ることが出来る。
(3)伝熱管上の着霜厚さが2mm迄は、着霜により総括伝熱係数は裸管より大きくなり、その後徐々に霜厚の増加に反比例して小さくなる。
図8はフィン付き伝熱管11に付着した霜の厚さと総括伝熱係数[kW/m2K]の関係を求めたものである。
この図8より、裸管より霜が付着した方が総括伝熱係数が高く、1mmで総括伝熱係数が最大となり、2mmで裸管と同じ総括伝熱係数となり、その後は漸次小さくなり、10mm厚では、裸管の1/5となる。
ここで、着霜厚の増加速度は略時間に比例するので、従来実施されている4時間切換えの気化器と同じ空温式気化器を用いた場合は、2時間以内に、除霜装置30で、一回空気を吹き付けて霜を除去することにより運転を停止することなく運転を続けることが出来ることがわかる。
(4)空温式気化器の設計の平均の総括熱伝達係数は、最終着霜厚で、約3.5kW/m2Kである。これに相当する霜厚は、約11mmである。従って、(3)項のように除霜すれば設計総括伝熱係数以上となるので、(3)項に示したような時間間隔で除霜すれば気化器の連続運転が可能になる。
上記(1)〜(4)の知見に基づき、噴出空気供給管31により、上下方向で2又は3段の空気吹出ノズルを設けて、そのノズルより、着霜面衝突風速4m/s以上、15m/s以下の空気を、2時間に1回程度吹き付けることで、ノズル位置のフィン付き伝熱管11に付着した霜を吹き飛ばし、その吹き飛ばされた霜が落下するにおいて、吹き付け部より下方に付着している霜も雪崩現象となって、容易に下端の霜まで削り落とすことが可能となる。
この本発明の除霜装置30を図2、図3により説明する。
先ず、除霜装置30は、開閉弁34が接続された空気総供給管(200A)35に、主空気供給管(150A)36が接続され、その主空気供給管36がフィン付き伝熱管11、特に前段のフィン付き伝熱管群11Fの下部を横断するように設けられると共にフィン付き伝熱管11の列の中間に延びるように空気供給ヘッダ37が設けられ、その空気供給ヘッダ37に噴射空気供給管31が垂直に起立するように設けられて構成される。
この噴射空気供給管31をさらに説明すると、先ず、図2(a)に示すように、フィン付き伝熱管11が、縦横間隔150mmにされて配置され、フィン外径が132mmとすると、噴射空気供給管31は、そのフィン付き伝熱管11の配列の中央に垂直に配置され、その噴射空気供給管31の外径は、伝熱管12の外径と同じかやや径が大きく形成される。
図2(b)は、噴射空気供給管31の斜視図を示したもので、その噴射空気供給管31の上端部に上下方向で3段、円周方向に4個の吹出ノズル32と直径方向に2個の吹出ノズル33が形成される。この吹出ノズル32、33は、噴射空気供給管31に穿孔して形成するがノズル形状のものを取り付けるようにしてもよい。
フィン付き伝熱管11の高さが4.5〜5m場合、フィン付き伝熱管11の下端から1段目の吹出ノズル32、33が1.5mに、2段目の吹出ノズル32、33が約3m、3段目の吹出ノズル32、33が約4mの高さになるように配置される。
また、吹出ノズル32、33は、伝熱管12に向かう伝熱管側吹出ノズル32の孔径が3mmで周方向に4箇所設けられると共に、フィン13の間に吹き出されるフィン側吹出ノズル33が孔径2mmで、直径方向で対向するように2箇所設けられる。吹出ノズル32、33は、孔径が重ならないように上下に離して配置される。
このフィン側吹出ノズル33は、フィン13間で対向する噴射空気供給管31の両方にノズル33が位置すると吹出空気がフィン13間で衝突するため、図2(a)に示すようにフィン13間で隣接する噴射空気供給管31のフィン側吹出ノズル33は、互いに直交する方向に噴射するようにその向きを変えて配置し、吹出風が干渉しないようにすることで、フィン13の先端に付着し厚くなる傾向にある霜を容易に吹き飛ばすことができる。
また、伝熱管側吹出ノズル32は、伝熱管12の縦横の配列方向に対して45度傾斜したフィン13に向くよう、さらに、図3(b)に示すように斜め下方に、例えば約5度傾斜するように設けることで、伝熱管12やフィン13に付着した霜に当って吹き飛ばす際に、伝熱管12やフィン13に沿って雪崩を起きやすくする。さらにフィン側吹出ノズル33は、図2(b)に示したように、伝熱管側吹出ノズル32の位置よりもやや高くなる位置に設けることで、伝熱管側吹出ノズル32の吹出風に影響されずに吹き出すことができ、対向したフィン13の先端に付着した霜を吹き飛ばし、その吹き飛ばされた霜と、伝熱管側吹出ノズル32で吹き飛ばされた霜とがフィン13の面で合流し、伝熱管12とフィン13の面で霜の雪崩現象を発生させ、これによりフィン付き伝熱管11の全面に付着した霜を下方に向けて削り落とすことが可能となる。
伝熱管側吹出ノズル32の伝熱管12の衝突速度は、衝突時の空気速度が、4m/s以上、15m/s以下になるように噴出の初速を決める。
LNGサテライト基地でのLNGの主体的気化温度の領域は−145℃〜−80℃である。この間の霜の密度の変化は図6に示したように初期と終期の速度差による霜の密度差は約20%であり、空気を吹出ノズル32,33で高さ方向に複数段設けて噴射することで、雪崩現象を発生させて除霜が行える。
図4は、本発明の除霜運転を行う際の除霜運転システムを示す図である。
図4は、前段のフィン付き伝熱管群11Fの縦方向のフィン付き伝熱管11を示し、LNGが、払出管40、制御弁41を通し、入口配管14から分配管15を介して、下部マニホールド18に供給され、下部マニホールド18より各フィン付き伝熱管11の下部より供給され、そこで降下する外気でLNGが過熱されてNGとなり、そのNGが上部マニホールド19、接続管20を介して、後段のフィン付き伝熱管群11Rのフィン付き伝熱管11であるNG過熱管に、供給される。
また、除霜用空気は、除霜装置30で説明したように、開閉弁34から空気総供給管35、主空気供給管36から空気供給ヘッダ37に供給され、各空気供給ヘッダ37から縦方向に配列された噴射空気供給管31に供給され、その噴射空気供給管31の吹出ノズル32,33から吹き出されるように構成されている。
ここで、後段のフィン付き伝熱管群11Rのフィン付き伝熱管11に流入するNGの温度が、接続管20或いはその下流に接続したNG温度調節計(TIRC)42で検知され、そのNG温度調節計42で予め設定した温度(フィン付き伝熱管11に着霜する霜の厚さが4mm程度となる温度で、−50〜−40℃の範囲内で設定されるNG設定温度)以下に降下した時点で、開閉弁34を短時間(約3秒、2〜4秒)開いて、各噴射空気供給管31の吹出ノズル32,33から空気を吹き出して除霜運転を行うことで、適切な除霜運転を行うことができる。このNG温度調節計42は、横方向に整列した接続管20のいずれか1つ、特に熱交換率の低くなる中央部に設けるのがよいが、幅方向で温度が相違する場合には、複数の接続管42に設けるようにしてもよい。このNG温度調節計42を複数設けた場合には、いずれかのNG温度調節計42がNG設定温度となった時に、開閉弁34を開くようにする。
除霜運転が開始される際のフィン付き伝熱管11に着霜する霜の厚さが4mm程度であり、3段の吹出ノズル32,33から空気を吹き出すことで、霜の雪崩現象を発生させて効果的に除霜を行うことが可能となる。
この雪崩よる除霜をさらに説明する。
先ず、表1は、気化器を模した実験装置で着霜除去に必要に吹出ガス(窒素ガス)の噴射量を着霜温度別に求めた結果を示したものである。
この実験装置は、直径14mmの円筒とし、その円筒を−40〜−150℃の範囲で、冷却した状態で、霜を厚さ4mmに成長させて、噴射ノズル径3mm、ノズル長20mm、ノズルと円筒面距離を100mmとし、ノズルからの噴射ガスが円筒の中央に直角に当たるように噴射し、霜が除去できたときの、噴射ガス量、噴射速度Uo、噴射ガスの広がり平均速度Uxを示したものである。
Figure 2010270797
表1より、着霜表面温度が−40℃ではより、噴射速度は大きいが、温度が低くなる程噴射速度は遅くて済むことがわかる。
ここで、LNGをフィン付き伝熱管11の下部から入れる気化器の場合のLNGの気化と着霜の過程は次のようになる。
最初は伝熱管12の下部は急激に冷却されて伝熱管12の表面温度は−70℃以下となり、着霜は低い温度での凝固となるために比較的密度が軽く弱い結合のものとなる。このとき上部の伝熱管12は伝熱面積が大きくなっているので、殆ど常温に近い温度になっている。時間の経過と共に下部の伝熱管12の着霜厚が増加するためにLNGへの入熱が減少するので伝熱管12内の気化領域が上方に移行し温度が低下する。従って、上方の着霜の密度も軽くなり結合強度も弱くなる。
図5、図6から分るように霜の密度は、着霜面の温度が高いほど大きくなる。このために霜の結合力も高くなるので、除霜可能なの空気噴出速度も表1に示したように大きくなる。
前段フィン付き伝熱管群11Fの伝熱管12の出口付近は最終的には、気化ガスの温度が通常約−40℃になる時点を、後段フィン付き伝熱管群11Rへの切換時としている。この時の前段フィン付き伝熱管群11Fの伝熱管12の上部伝熱管12の着霜表面温度は、内部がガスヘの伝熱のために伝熱性が蒸発領域よりも劣るので温度差が大きくなるので高くなる。その温度は−20℃〜−30℃と推定され得るので気化領域の着霜密度よりも重くなり、付着強度も高くなるが、着霜厚は薄い。
気化器10は、通常伝熱管の下端から3/4〜2/3の高さまでが、逐次気化領域に移行して使用され、残りの上部管は気化ガスの過熱に使われている。このような伝熱管12の特性から考えると気化能力は、伝熱管12の下部の気化領域の伝熱性能を除霜すれば向上することが分る。
これにより気温が高い場合は、上部の加熱領域の着霜は、伝熱管12の表面の付着霜が下流からの内部ガスの高温度で融解してその上の付着霜と共に脱落する。融解した水が管表面に沿って落下するとより低温の伝熱面に触れるので凍結して薄い氷膜として付着する。しかし、薄い氷は霜に比較して熱伝達が大きいので伝熱抵抗としては問題にならないと考えられる。又、この氷膜は伝熱管12の気化領域の上昇により極度に低温になるために、付着伝熱面との温度膨張差で剥離崩落することが確認されているので、この面からも熱抵抗としては大きな問題とはならない。
気化領域の内部LNGの温度は−70℃以下の低温なので着霜の結合力は小さく、噴出空気で吹飛ばし易く崩落(雪崩)を起し易い。
従って、伝熱管12のこの温度に相当する高さの位置の着霜に雪崩を発生させれば、気化器の能力が殆ど回復するものと考えられる。
以上の考えから、例えば長さが5mの伝熱管12の場合、噴出空気の衝突高さは約3〜3.5mとし、更に除霜を確実にするために、その位置から上方に約1mの位置と、下方に1.5mの位置に衝突するように吹出ノズル32,33を設けることで、雪崩現象を確実にすることができる。
気化領域の着霜は、遅い衝突風速(約4.1m/s)で除霜が可能であるが、本発明では加熱領域(−40℃)の着霜でも除去可能な衝突風速(約6.2m/s)とする。但し、これに限定するものではない。
この噴出空気の速度は、着霜面と噴出点の距離から噴出空気の着霜面への衝突速度が、除霜の可能な表1に示してある速度以上になるように噴出速度を決める。
気化器の運転中は伝熱管で囲まれた空間を空気が下降しているので、崩落した霜が空気に同伴されて落下し易い状態にある。
このように本発明においては、噴射空気供給管31の吹出ノズル32,33よりフィン付き伝熱管11の高さ方向に複数段吹き付けること、特にLNGの気化領域の近傍で空気を吹き付けることで、霜の雪崩を発生させることで、フィン付き伝熱管11に付着した霜をほぼ全て除去することができ、気化器を連続運転することが可能となる。
サテライト基地で、NGの需要が10トン/hであるとすると空温式気化器10は、従来15台設置し、10台で気化運転し、残りの5台を切り換え用とするが、本発明では、連続運転可能なため、1台のみ非常用とし設置し、空温式気化器10を11台とすることができる。また5トン/hでは、従来8台設置し、5台を気化運転し、残りの3台を切り換え用としているが、本発明では非常用の1台を含めて6台の気化器10ですみ、設備費を大幅に低くすることができる。また運転中の除霜は、僅かな空気で除霜できるため、従来のような散水装置も不要で、その設備もまた除霜のランニングコストも下げることができる。
10 空温式気化器
11 フィン付き伝熱管
12 伝熱管
13 フィン
30 除霜装置
31 噴出空気供給管
32,33 吹出ノズル

Claims (5)

  1. フィン付き伝熱管を縦横に垂直に立設し、その各フィン付き伝熱管の下部から上方に低温液化ガスを流すと共にフィン付き伝熱管の外側に上部から下部に外気を降下させて低温液化ガスを蒸発させて気化運転する空温式気化器の運転方法において、縦横に隣接する4本のフィン付き伝熱管の中央に、フィン付き伝熱管の下部から上部に延びる噴出空気供給管を立設し、その噴出空気供給管の外周に吹出ノズルを上下方向に複数段設け、フィン付き伝熱管に付着した霜が所定厚さになったときに上記吹出ノズルから着霜面の衝突速度が4m/s以上になるように空気を噴射し、その吹出ノズルで噴射された空気で着霜した霜を吹き飛ばすと共にその吹き飛ばされた霜で、フィン付き伝熱管に付着した霜に雪崩を発生させて除霜しながら連続気化運転を行うことを特徴とする空温式気化器の運転方法。
  2. フィン付き伝熱管に付着した霜による伝熱劣化を、NGの温度で検出し、そのNGの温度が設定温度(−40〜−50℃)以下に降下したときに吹出ノズルから空気を吹き出す請求項1記載の空温式気化器の運転方法。
  3. 低温液化ガスがLNGであり、フィン付き伝熱管の長さが4〜5mであり、噴出空気供給管の外周の吹出ノズルが数m間隔で2或いは3段形成される請求項1又は2記載の空温式気化器の運転方法。
  4. 内径20〜25mmの伝熱管の外周に、幅40〜80mmのフィンプレートを45度の角度で8枚設けてフィン付き伝熱管を構成し、そのフィン付き伝熱管を150〜200mm間隔で縦横に複数本立設し、縦横に隣接するフィン付き伝熱管の中心に内径20〜25mmの噴出空気供給管を立設すると共に、噴出空気供給管の下端から1.5m、3m、4mの位置に吹出ノズルを形成した請求項3記載の空温式気化器の運転方法。
  5. 吹出ノズルは、隣接する4本のフィン付き伝熱管に向けて下向きに空気を噴射する伝熱管用吹出ノズルと、横又は縦方向で隣接するフィン付き伝熱管のフィン間に向けて空気が当たるように噴射するフィン用吹出ノズルからなる請求項4記載の空温式気化器の運転方法。
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