JP2010262077A - 電子管楽器 - Google Patents
電子管楽器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010262077A JP2010262077A JP2009111511A JP2009111511A JP2010262077A JP 2010262077 A JP2010262077 A JP 2010262077A JP 2009111511 A JP2009111511 A JP 2009111511A JP 2009111511 A JP2009111511 A JP 2009111511A JP 2010262077 A JP2010262077 A JP 2010262077A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- saliva
- breath introduction
- tube
- pressure sensor
- breath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
【課題】 圧力センサーに唾液が付着し難く、しかも、唾液がたまったとしてもそれを自然排出できるようにする。
【解決手段】 管本体Pの軸線にほぼ平行な複数の息導入エリア4,5を区画するとともに、この複数の息導入エリア4,5を上記管本体Pの吹き口1に露出させる。一方、上記各息導入エリア4,5であって、吹き口1から管本体Pの軸線方向にずれた位置に圧力センサー8,9を設け、この圧力センサー8,9が検出する圧力に応じて電子生成音を制御する制御部を備え、かつ、吹き口1と対向する管本体Pの管面に唾液排出ポート10を設けている。
【選択図】 図2
【解決手段】 管本体Pの軸線にほぼ平行な複数の息導入エリア4,5を区画するとともに、この複数の息導入エリア4,5を上記管本体Pの吹き口1に露出させる。一方、上記各息導入エリア4,5であって、吹き口1から管本体Pの軸線方向にずれた位置に圧力センサー8,9を設け、この圧力センサー8,9が検出する圧力に応じて電子生成音を制御する制御部を備え、かつ、吹き口1と対向する管本体Pの管面に唾液排出ポート10を設けている。
【選択図】 図2
Description
この発明は、エアリード楽器である電子フルート等を電子化した電子管楽器に関する。
この種の電子管楽器として特許文献1に記載されたものが従来から知られている。この従来の電子管楽器は、複数のジェットコレクターを用いて吹き込まれた息を集束するとともに、各ジェットコレクターにおける息の集束部に圧力センサーを設けている。
そして、上記圧力センサーに制御部を連係し、圧力センサーで検出した圧力に応じて電子生成音を制御する構成にしている。
そして、上記圧力センサーに制御部を連係し、圧力センサーで検出した圧力に応じて電子生成音を制御する構成にしている。
上記のようにした従来の電子管楽器では、息の集束部分に圧力センサーを設けているので、集束部分となる圧力センサーには唾液が付着するとともに、その唾液を排除することができなかった。
また、圧力センサーに唾液が付着すれば、圧力センサーの精度が落ちて正確なセンシングができなくなり、的確な電子生成音を出力できなくなるといった問題があった。
また、圧力センサーに唾液が付着すれば、圧力センサーの精度が落ちて正確なセンシングができなくなり、的確な電子生成音を出力できなくなるといった問題があった。
さらに、上記のように唾液が付着して圧力センサーの精度が落ちたときには、たまった唾液を排出するために、例えば吹き口部分を分解したりしなければならず、作業が面倒で複雑になるという問題もあった。
この発明の目的は、圧力センサーに唾液が付着し難く、しかも、唾液がたまったとしてもそれを自然排出できる電子管楽器を提供することである。
この発明の目的は、圧力センサーに唾液が付着し難く、しかも、唾液がたまったとしてもそれを自然排出できる電子管楽器を提供することである。
第1の発明は、管本体の軸線にほぼ平行な複数の息導入エリアを区画するとともに、この複数の息導入エリアを上記管本体の吹き口に露出させている。そして、上記各息導入エリアであって、吹き口から管本体の軸線方向にずれた位置に圧力センサーを設け、この圧力センサーが検出する圧力に応じて電子生成音を制御する制御部を備えている。かつ、吹き口と対向する管本体の管面に唾液排出ポートを設けている。
第2の発明は、上記各息導入エリアの底部を唾液排出ポートに向かって傾斜する漏斗状にしている。
第2の発明は、上記各息導入エリアの底部を唾液排出ポートに向かって傾斜する漏斗状にしている。
第1および2の発明の電子管楽器によれば、圧力センサーに唾液が付着し難い。したがって、従来のように唾液が付着して圧力センサーの精度が落ちたりせず、常に、的確な電子生成音を出力させることができる。
また、吹き口付近に唾液がたまっても、それは唾液排出ポートから自然に排出されるので、唾液を排出するために、わざわざ吹き口部分を分解したりしなくてもよくなる。
また、吹き口付近に唾液がたまっても、それは唾液排出ポートから自然に排出されるので、唾液を排出するために、わざわざ吹き口部分を分解したりしなくてもよくなる。
管本体Pには吹き口1を形成するとともに、エリア区画部材Eを組み込んでいる。そして、このエリア区画部材Eは、図2からも明らかなように、両側面を円弧状にして上面を開口させた本体2に仕切り板3を設け、第1息導入エリア4および第2息導入エリア5を区画している。
上記のようにしたエリア区画部材Eを管本体Pに組み込むときには、上記第1,2息導入エリア4,5が、管本体Pの軸線にほぼ平行な状態で吹き口1に露出するようにしている。
上記のようにしたエリア区画部材Eを管本体Pに組み込むときには、上記第1,2息導入エリア4,5が、管本体Pの軸線にほぼ平行な状態で吹き口1に露出するようにしている。
そして、上記第1,2息導入エリア4,5のそれぞれの底部6,7には、上記吹き口1から管本体Pの軸線方向にずれた位置に圧力センサー8,9を臨ませる孔11,12を形成している。この圧力センサー8,9は基板13に設置しているが、この基板13には図示していない電子制御をするための制御部を設けている。
また、上記底部6,7は、図3からも明らかなように中心に向かって傾斜する漏斗状にするとともに、この漏斗状の最深部に唾液排出ポート10を設けている。
また、上記底部6,7は、図3からも明らかなように中心に向かって傾斜する漏斗状にするとともに、この漏斗状の最深部に唾液排出ポート10を設けている。
上記のようにした唾液排出ポート10は、第1,2息導入エリア4,5にまたがって開口するとともに、第1,2息導入エリア4,5に息が吹き込まれたとき、圧力センサー8,9が圧力を検出できる程度の大きさにしている。
上記のようにしたエリア区画部材Eを管本体Pに組み込んだ当該電子管楽器を吹奏するときには、奏者は吹き口1に対して息の吹き込み角度を調整しながら運指する。そのときの息の吹き込み角度や強さに応じて、第1,2息導入エリア4,5に設けた圧力センサー8,9が検出する圧力に差ができる。したがって、両圧力センサー8,9の圧力差に基づいて、上記制御部は奏者の息の吹き込み角度や強さを認識することができる。
そして、制御部は、奏者の息の吹き込み角度や強さに応じて、図示していない音声出力部から出力される電子生成音を制御する。
そして、制御部は、奏者の息の吹き込み角度や強さに応じて、図示していない音声出力部から出力される電子生成音を制御する。
しかも、上記したように両圧力センサー8,9は、上記吹き口1から管本体Pの軸線方向にずれた位置に設けているので、吹き込まれた息が両圧力センサー8,9に直接当たることはない。そのために圧力センサー8,9に唾液が付着し難くなる。
また、上記第1,2息導入エリア4,5に唾液がたまったとしても、その唾液は漏斗状にした底部6,7に沿って流れ、唾液排出ポート10から排出される。したがって、唾液を排出するために吹き口1の部分を分解する必要がない。
また、上記第1,2息導入エリア4,5に唾液がたまったとしても、その唾液は漏斗状にした底部6,7に沿って流れ、唾液排出ポート10から排出される。したがって、唾液を排出するために吹き口1の部分を分解する必要がない。
電子フルートに用いるのに最適である。
P 管本体
1 吹き口
4,5 第1,2息導入エリア
6,7 底部
8,9 圧力センサー
10 唾液排出ポート
1 吹き口
4,5 第1,2息導入エリア
6,7 底部
8,9 圧力センサー
10 唾液排出ポート
Claims (2)
- 管本体の軸線にほぼ平行な複数の息導入エリアを区画するとともに、この複数の息導入エリアを上記管本体の吹き口に露出させる一方、上記各息導入エリアであって、吹き口から管本体の軸線方向にずれた位置に圧力センサーを設け、この圧力センサーが検出する圧力に応じて電子生成音を制御する制御部を備え、かつ、吹き口と対向する管本体の管面に唾液排出ポートを設けた電子管楽器。
- 上記各息導入エリアは、その底部を唾液排出ポートに向かって傾斜する漏斗状にした請求項1記載の電子管楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009111511A JP2010262077A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | 電子管楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009111511A JP2010262077A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | 電子管楽器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010262077A true JP2010262077A (ja) | 2010-11-18 |
Family
ID=43360205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009111511A Pending JP2010262077A (ja) | 2009-04-30 | 2009-04-30 | 電子管楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010262077A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130145920A1 (en) * | 2010-08-20 | 2013-06-13 | Backs Verse Co., Ltd. | Water leakage prevention tool, saxophone, and wind instrument |
-
2009
- 2009-04-30 JP JP2009111511A patent/JP2010262077A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130145920A1 (en) * | 2010-08-20 | 2013-06-13 | Backs Verse Co., Ltd. | Water leakage prevention tool, saxophone, and wind instrument |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7326840B2 (en) | Mouthpiece for a musical instrument | |
JP4258499B2 (ja) | 吹奏電子楽器の音源制御装置とプログラム | |
US7781667B2 (en) | Electronic wind instrument | |
US20100011937A1 (en) | Mouthpiece of brass instrument | |
CN108140366A (zh) | 管乐器 | |
EP2498247A1 (en) | Reed for a saxophone | |
JP2010262077A (ja) | 電子管楽器 | |
JP6679864B2 (ja) | 電子管楽器、トーキングモジュレーター及び電子管楽器システム | |
JP2005122099A (ja) | 管楽器用消音機 | |
JP3229586U (ja) | フルート属の音量調整器 | |
WO2010117133A3 (en) | Vacuum cleaner | |
US7772472B2 (en) | Fipple flute made active by a brass instrument mouthpiece | |
JP6744509B1 (ja) | エアリード楽器 | |
JP2021179540A (ja) | 吹き口装着型管楽器用消音器 | |
JP2006343442A (ja) | 吹奏楽器及び演奏補助装置 | |
JP2007017525A (ja) | 電気吹奏楽器の吹奏情報の入力構造 | |
JP4440703B2 (ja) | マウスピース | |
KR100822051B1 (ko) | 플루트의 음량 증대장치 | |
CN213459017U (zh) | 一种新型陶瓷吹管乐器 | |
CN214476372U (zh) | 一种电子口琴吹嘴 | |
EP3843081B1 (en) | Performance support device and wind instrument | |
KR200494346Y1 (ko) | 치아 고정용 마우스피스 패치 | |
CN218447198U (zh) | 一种新型电吹奏乐器 | |
JP5277575B2 (ja) | 電子管楽器 | |
JP4395894B2 (ja) | 吹奏楽器 |