JP2010261655A - 復水器冷却管漏洩検査装置 - Google Patents

復水器冷却管漏洩検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】復水器の冷却管の漏洩の有無を簡便で効率的に検査することができる復水器冷却管漏洩検査装置を提供する。
【解決手段】復水器の冷却管15の漏洩の有無を検査するに際して、圧力変動測定端プラグ23が三角形状にまとめられた圧力変動測定端プラグ群20と、閉塞端プラグ33が三角形状にまとめられた閉塞端プラグ群30を備え、複数本の冷却管15に同時に圧力変動測定端プラグ23と閉塞端プラグ33を挿着して、1個の圧力計41によって複数本の冷却管15の漏洩検査を行うことができる復水器冷却管漏洩検査装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気タービンから排出された水蒸気を冷却して水に復するための復水器に関し、特に復水器の冷却管(伝熱管)の漏洩(リーク)を検査するための復水器冷却管漏洩検査装置に関するものである。
従来から、発電所等において、ボイラーにより発生した水蒸気は、タービンを回す動力に使用された後、液化させるために復水器に送られて冷却され、再び水としてボイラーで加熱されて水蒸気になるように循環する構造がとられている。この場合、復水器の水蒸気側は−700mmHg程度の真空状態で運転されるが、これは水蒸気(気体)が水(液体)になるとき体積減少分が負圧となるためで、熱落差を大きくすることにより効率を上げている。
図5は蒸気タービンの復水器の一般的な構成を示すものであり(特許文献1参照)、図5(a)は側面図、図5(b)はそのX−X矢視図である。図5(a)、(b)において、70は復水器本体であり、上部には蒸気タービン71が配置されている。72は胴体であり、胴体72の両側には管板73があり、両管板73で複数本の冷却管からなる冷却管群74を支持している。通常、冷却管群74は、図5(b)に示すように、A室とB室の2室に分離されており、各室内の冷却管の本数は数千〜数万本にも達する。ちなみに、必要に応じて、A室とB室のいずれか一方を停止して片側のみで運転(片肺運転)を行うことができるようになっている。
そして、75a、75bは水室であり、水室75aからは冷却水80aが流入し、冷却管群74の冷却管内を流れて水室75bから冷却水80bとして流出する。76は復水溜まりであり、冷却管内を流れる冷却水により水蒸気が冷却されて凝縮し、下部に溜まる。77は復水出口であり、復水溜まり76に溜まった水の出口である。
なお、上記の水室75a、75bは、A室とB室のそれぞれに設けられている。そして、図示していないが、水室75a、75bにはそれぞれマンホールが設けられており、検査や補修の際には、A室または/およびB室から冷却水を抜き取り、マンホールからそのA室または/およびB室の水室75a、75b内に作業員が入ることができるようになっている。
上記構成の復水器において、蒸気タービン71で膨張し、仕事をして低温となった水蒸気81は復水器本体70内に流入し、胴体72内の冷却管群74内に流入する。冷却管群74内に流入した水蒸気は、冷却水が流れる多数の冷却管の間を流れる過程において冷却水により冷却されて冷却管表面に凝縮して水となり、下部の復水溜まり76内へ落下する。復水溜まり76に溜まった水は復水出口77より流出し、再度加熱源に戻される。
その際、一般的に、大型発電所は、海岸に設立される場合が多く、上記の冷却水として海水を使用することが多い。
このような海水を冷却水として使用する復水器の場合、冷却管に何らかの原因(例えば、海水による腐食)で孔が開いて、そこから冷却水(海水)の漏洩が生ずると、ボイラーに使用されている純水に海水が混入するので復水の塩分濃度が高くなり、そのためにボイラー本体等に致命的な損傷を及ぼす恐れがある。したがって、早期に冷却管の漏洩を検出し、その漏洩管を閉止する必要がある。
その際、作業員の目視により冷却管の漏洩(漏口)を直接検出することは非常に難しく、従来は、薄いビニールシートや石鹸水(泡)等を用いて冷却管の漏洩を検出していた。
しかし、数千〜数万本にも達する多数の冷却管の漏洩を検査することは、時間と根気のいる作業であり、勘や経験に頼ることが多く、確実性に欠けていた。
これに対して、これまで、復水器の冷却管の漏洩を正確に短時間で行うことを目的にした復水器冷却管漏洩検査技術がいくつか提案されている。
例えば、特許文献1には、両端が開口すると共に管板で支持された冷却管の両開口周囲の管板にそれぞれ当接して同開口を塞ぎ、同冷却管内を密閉する内側キャップと、同内側キャップの外周囲を覆って密閉する外側キャップと、同外側キャップと前記内側キャップとで形成される空間と前記内側キャップで密閉された前記冷却管内とを等圧力に加圧する加圧手段と、前記外側キャップと内側キャップとで形成される空間内の圧力を一定圧力に保持する圧力保持手段と、前記内側キャップで密閉された前記冷却管内と前記外側キャップと内側キャップとで形成される空間との差圧を測定する差圧計とを備えた復水器冷却管漏洩検出装置が記載されている。
また、特許文献2には、冷却管の一端に圧力センサ付プラグを、他端に閉塞プラグを挿着して両端を閉塞し、該冷却管内と冷却管外の蒸気側との圧力差による漏口からの流出による圧力変動を測定することにより冷却管の漏洩を検出する復水器冷却管漏洩検出技術が記載されている。
また、特許文献3には、復水器の冷却管の両端を密閉する手段と、冷却管を密閉する手段の一端に取りつけたセンサとを具備し、冷却管にピンホールがある場合には冷却管内の空気が復水器内に漏れて生ずる冷却内の減圧分と大気圧との差圧を前記センサにより検出することによって冷却管のピンホールの有無を検出する復水器冷却管漏洩探査器が記載されている。
また、特許文献4には、復水器の冷却管の両端にカバーを設置し、真空ポンプにて冷却管を真空とし、カバーに併設された水位計にて水位低下を確認(目視)することで冷却管の漏洩を検知するようにした復水器冷却管漏洩検査装置が記載されている。
特開2000−146459号公報 特開2000−154986号公報 特開平06−026978号公報 特開昭62−091795号公報
しかし、前記の特許文献1〜4に記載の技術は以下のような問題がある。
まず、特許文献1に記載の技術については、水冷管の両端に設置するキャップの構造が複雑で、設置から検知までに多大な時間を要する。
また、特許文献2に記載の技術については、水冷管の両端に設置するプラグがネジ込み式のため、設置に多大な時間を要する。また、漏洩検出システムが複雑で高価である。
また、特許文献3、4に記載の技術については、復水器が運転中は復水器内(水蒸気側)が真空状態であることを利用した漏洩検出装置であり、定期検査等で復水器が停止時には使用できない。また、漏洩検出システム等が複雑で高価である。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、復水器の冷却管の漏洩の有無を簡便で効率的に検査することができる復水器冷却管漏洩検査装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有している。
[1]復水器内の冷却管群のうち孔があいて冷却水の漏洩が生じている冷却管を検出するため、冷却管の一端に、冷却管内の圧力変動を測定するための圧力変動測定手段に連通する圧力変動測定端プラグを挿着し、冷却管の他端に、冷却管を閉塞する閉塞端プラグを挿着し、該冷却管内と冷却管外の圧力差による前記孔からの流出に伴う冷却管内の圧力変動を前記圧力変動測定手段により測定することにより冷却管の漏洩を検出する復水器冷却管漏洩検査装置であって、
複数本の冷却管に同時に圧力変動測定端プラグと閉塞端プラグを挿着して1個の圧力変動検出手段で漏洩の有無が検査できるように、冷却管の配置に対応して複数本の圧力変動測定端プラグが三角形状にまとめられた圧力変動測定端プラグ群と、同じく複数本の閉塞端プラグが三角形状にまとめられた閉塞端プラグ群を備え、前記圧力変動測定端プラグ群内の圧力変動端プラグ間は互いに連通していることを特徴とする復水器冷却管漏洩検査装置。
[2]冷却管の配置が千鳥配置の場合、1本、2本、3本の計6本の圧力変動測定端プラグからなる圧力変動測定端プラグ群と、同じく計6本の閉塞端プラグからなる閉塞端プラグ群、または、1本、2本、3本、4本の計10本の圧力変動測定端プラグからなる圧力変動測定端プラグ群と、同じく計10本の閉塞端プラグからなる閉塞端プラグ群を備えていることを特徴とする前記[1]に記載の復水器冷却管漏洩検査装置。
[3]冷却管の配置が格子状配置の場合、1本、3本の計4本の圧力変動測定端プラグからなる圧力変動測定端プラグ群と、同じく計4本の閉塞端プラグからなる閉塞端プラグ群、または、1本、3本、5本の計9本の圧力変動測定端プラグからなる圧力変動測定端プラグ群と、同じく計9本の閉塞端プラグからなる閉塞端プラグ群を備えていることを特徴とする前記[1]に記載の復水器冷却管漏洩検査装置。
本発明においては、復水器の冷却管の漏洩の有無を検査するに際して、圧力変動測定端プラグが三角形状にまとめられた圧力変動測定端プラグ群と、同様に閉塞端プラグが三角形状にまとめられた閉塞端プラグ群を用いて、複数本の冷却管に同時に圧力変動測定端プラグと閉塞端プラグを挿着して1個の圧力変動測定手段で複数本の冷却管の漏洩検査ができるので、冷却管の漏洩の有無を簡便で効率的に検査することができる。
本発明の一実施形態を示す図である。 図1のA−A矢視図である。 本発明の一実施形態における圧力変動測定端プラグ群を示す図である。 本発明の一実施形態における圧力変動測定端プラグ群の他の例を示す図である。 一般的な復水器を示す図である。
本発明の一実施形態を述べる。
まず、本発明の一実施形態に係る復水器冷却管漏洩検査装置は、図5に示したような復水器内の冷却管群のうち孔があいて冷却水の漏洩が生じている冷却管を検出するため、冷却管の一端に、冷却管内の圧力変動を測定するための圧力変動測定手段に連通する圧力変動測定端プラグを挿着し、冷却管の他端に、冷却管を閉塞する閉塞端プラグを挿着し、該冷却管内と冷却管外の圧力差による前記孔からの流出に伴う冷却管内の圧力変動を前記圧力変動測定手段により測定することにより冷却管の漏洩を検出する復水器冷却管漏洩検査装置であるが、その基本的なコンセプトは以下の如くである。
(1)一度に多数の水冷管の漏洩検査ができる構造である。
(2)作業員が人力で使用できるように、コンパクトでハンドリングが容易な構造である。
(3)短時間の検査作業(例えば、10秒以内/1ヶ所)が可能である。
(4)復水器が片肺運転中(水冷管外が真空状態で、検査対象の冷却管内が大気圧状態)でも、完全停止時(水冷管外が大気圧状態で、検査対象の冷却管内も大気圧状態)でも検査が可能である。
そして、上記のようなコンセプトに基づいて、この実施形態に係る復水器冷却管漏洩検査装置は、複数本(例えば6本)の冷却管に同時に圧力変動測定端プラグと閉塞端プラグを挿着して1個の圧力変動検出手段で漏洩の有無が検査できるように、冷却管の配置に対応して複数本(例えば6本)の圧力変動測定端プラグが三角形状にまとめられた圧力変動測定端プラグ群と、同じく複数本(例えば6本)の閉塞端プラグが三角形状にまとめられた閉塞端プラグ群を備え、前記圧力変動測定端プラグ群内の圧力変動端プラグ間は互いに連通しているという構造になっている。
以下、この実施形態に係る復水器冷却管漏洩検査装置を図面に従って説明する。
図1は、この実施形態に係る復水器冷却管漏洩検査装置を示す図であり、図5に示したような復水器の冷却管群に設置した状態を示している。図2は、図1におけるA−A矢視図である。また、図3は、この実施形態において用いる圧力変動測定端プラグ群を示す斜視図である。なお、ここでは、復水器が完全停止時に検査を行う場合を示している。したがって、水冷管外は大気圧状態であり、検査対象の冷却管内も冷却水が抜かれて大気圧状態である。
図1〜図3に示すように、この実施形態に係る復水器冷却管漏洩検査装置は、管板13で支持された多数の冷却管15からなる冷却管群14のうち、孔50があいて冷却水の漏洩が生じている冷却管を検出するため、6本の冷却管15のそれぞれの一端に挿着されて、6本の冷却管15内の圧力変動を圧力計41で測定できるようにした6本の圧力変動測定端プラグ23からなる圧力変動測定端プラグ群20と、当該6本の冷却管15のそれぞれの他端に挿着されて、その冷却管15の他端を閉塞する6本の閉塞端プラグ33からなる閉塞端プラグ群30とを備えている。
そして、図2、図3に示すように、圧力変動測定端プラグ群20については、6本の圧力変動測定端プラグ23が、千鳥配置された冷却管15に対応して、架台24上に、三角形状(1本、2本、3本)に配置されている。
それぞれの圧力変動測定端プラグ23は、中空のノズル21と、ノズル21と冷却管13間をシールするゴムシール22からなっており、ノズル21の先端が冷却管15内に挿入されるとともに、ノズル21の後端が架台24内に設けられている中空部25に接続している。これにより、6本の圧力変動端プラグ23間は互いに連通している。なお、中空部25にはニップル26が接続している。
そして、中空部25は、ニップル26を介して、圧力計41が設置された圧力計用配管42に接続している。さらに、圧力計用配管42は、自在継手43を介して、圧縮機(図示せず)からの圧縮空気を供給するホース44に接続している。なお、ホース44には、圧力が必要以上に上昇しないように、減圧弁(図示せず)が設置されている。
一方、閉塞端プラグ群30についても、6本の閉塞端プラグ33が、上記の6本の圧力変動測定端プラグ23と同様に、千鳥配置された冷却管15に対応して、架台34上に、三角形状(1本、2本、3本)に配置されている。
それぞれの閉塞端プラグ33は、心棒31と、心棒31と冷却管15間をシールするゴムシール32からなっており、閉塞端プラグ33を冷却管15の他端に挿着することによって、冷却管15の他端を密閉するようになっている。
そして、上記のような圧力変動測定端プラグ群20と閉塞端プラグ群30を6本の冷却管15の両端に対向するように挿着することで、6本の冷却管15内と各ノズル21内と中空部25内が一つの空間(検査空間)を形成することになり、その検査空間内に圧縮機からの所定圧力(例えば、0.1MPa)の圧縮空気を供給して、所定の保持時間後(例えば、10s後)の検査空間内の圧力変動を圧力計41で測定することによって、6本の冷却管15の漏洩の有無(孔50の有無)を検査することができる。
すなわち、水冷管外は大気圧状態にあるので、6本の冷却管15のいずれかに孔50が存在すると、その孔50から圧縮空気が流出して、検査空間内の圧力変動(圧力低下)が生じる。これに対して、6本の冷却管15のいずれにも孔50が存在しなければ、検査空間内の圧力変動(圧力低下)は生じない。
そして、もし、検査空間内の圧力変動(圧力低下)が生じた場合は、6本の冷却管15のいずれかに漏洩が有ることになるので、それら6本の冷却管15に対して個別に漏洩の有無(孔50の有無)を検査して、漏洩が有る冷却管15を特定する。
これに対して、検査空間内の圧力変動(圧力低下)が生じなかった場合は、6本の冷却管15のいずれにも漏洩が無いことになるので、次の6本の冷却管15の検査に移る。
以上のようにして、復水器が完全停止している際の漏洩検査を行うことができる。
一方、復水器が片肺運転している際に、停止中のA室またはB室の冷却管の漏洩検査を行う場合には、図1において、ホース44を圧力測定用配管42から切り離すとともに、圧力計41に代えて真空計を用いて、検査空間内の圧力変動を測定する。
すなわち、復水器が片肺運転している時には、水冷管外は真空状態であり、検査対象の冷却管内は冷却水が抜かれて大気圧状態になっているので、6本の冷却管15のいずれかに孔50が存在する場合には、その孔50から空気が流出して、検査空間内が負圧になる。そこで、その負圧になる圧力変動(圧力低下)を真空計で検知することによって、6本の冷却管15のいずれかに孔50が存在することを検出することができる。
もちろん、6本の冷却管15のいずれにも孔50が存在しなければ、検査空間内の圧力変動(圧力低下)が生じることはない。
以上のようにして、復水器が片肺運転している際の漏洩検査を行うことができる。
なお、上記においては、圧力変動測定端プラグ群20が、千鳥配置された冷却管に対応して、1本、2本、3本の計6本の圧力変動測定端プラグ23を三角形状に配置したものになっていたが、図4に斜視図を示すように、圧力変動測定端プラグ群20として、1本、2本、3本、4本の計10本の圧力変動測定端プラグ23を三角形状に配置したものを用いてもよい。
また、冷却管が格子状に配置されている場合には、圧力変動測定端プラグ群20として、1本、3本の計4本の圧力変動測定端プラグ23を三角形状に配置したものや、1本、3本、5本の計9本の圧力変動測定端プラグ23を三角形状に配置したものを用いる。
もちろん、その際に、圧力変動測定端プラグ群20の配置に合わせて、閉塞端プラグ群30も、閉塞端プラグ33を同様に配置したものを用いる。
そして、圧力変動測定端プラグ群20は、耐圧を考慮して、ゴム22以外の部分(ノズル21、架台24等)は金属製とするが、ハンドリング性を考慮して、重量は1kg以下とすることが好ましい。閉塞端プラグ群30についても同様である。
なお、ここでは、圧力変動測定端プラグ23や閉塞端プラグ33を三角形状に配置しているが、仮に、圧力変動測定端プラグ23や閉塞端プラグ33を直線状に配置した場合は、圧力変動測定端プラグ群20や閉塞端プラグ群30が長尺になり、水室内でのハンドリング性が悪くなる。
上記のようにして、この実施形態においては、コンパクトでハンドリングが容易な構造の漏洩検査装置を用いて、復水器が片肺運転中でも完全停止時でも、一度に多数の水冷管の漏洩検査を短時間の検査作業で行うことができる。すなわち、復水器の冷却管の漏洩の有無を簡便で効率的に検査することができる。
その結果、漏洩検査作業時間が短縮されて、機会損失の低減、漏洩検査費用の削減等を図ることが可能となる。
13 管板
14 冷却管群
15 冷却管
20 圧力変動測定端プラグ群
21 ノズル
22 ゴム
23 圧力変動測定端プラグ
24 架台
25 中空部
26 ニップル
30 閉塞端プラグ群
31 心棒
32 ゴム
33 閉塞端プラグ
34 架台
41 圧力計
42 圧力計用配管
43 自在継手
44 ホース
50 孔
70 復水器本体
71 蒸気タービン
72 胴体
73 管板
74 冷却管群
75a、75b 水室
76 復水溜まり
77 復水出口
80a、80b 冷却水(海水)
81 水蒸気

Claims (3)

  1. 復水器内の冷却管群のうち孔があいて冷却水の漏洩が生じている冷却管を検出するため、冷却管の一端に、冷却管内の圧力変動を測定するための圧力変動測定手段に連通する圧力変動測定端プラグを挿着し、冷却管の他端に、冷却管を閉塞する閉塞端プラグを挿着し、該冷却管内と冷却管外の圧力差による前記孔からの流出に伴う冷却管内の圧力変動を前記圧力変動測定手段により測定することにより冷却管の漏洩を検出する復水器冷却管漏洩検査装置であって、
    複数本の冷却管に同時に圧力変動測定端プラグと閉塞端プラグを挿着して1個の圧力変動検出手段で漏洩の有無が検査できるように、冷却管の配置に対応して複数本の圧力変動測定端プラグが三角形状にまとめられた圧力変動測定端プラグ群と、同じく複数本の閉塞端プラグが三角形状にまとめられた閉塞端プラグ群を備え、前記圧力変動測定端プラグ群内の圧力変動端プラグ間は互いに連通していることを特徴とする復水器冷却管漏洩検査装置。
  2. 冷却管の配置が千鳥配置の場合、1本、2本、3本の計6本の圧力変動測定端プラグからなる圧力変動測定端プラグ群と、同じく計6本の閉塞端プラグからなる閉塞端プラグ群、または、1本、2本、3本、4本の計10本の圧力変動測定端プラグからなる圧力変動測定端プラグ群と、同じく計10本の閉塞端プラグからなる閉塞端プラグ群を備えていることを特徴とする請求項1に記載の復水器冷却管漏洩検査装置。
  3. 冷却管の配置が格子状配置の場合、1本、3本の計4本の圧力変動測定端プラグからなる圧力変動測定端プラグ群と、同じく計4本の閉塞端プラグからなる閉塞端プラグ群、または、1本、3本、5本の計9本の圧力変動測定端プラグからなる圧力変動測定端プラグ群と、同じく計9本の閉塞端プラグからなる閉塞端プラグ群を備えていることを特徴とする請求項1に記載の復水器冷却管漏洩検査装置。
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