JP2010261164A - 折板屋根の支持構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】梁材2と屋根支持材3とを溶接接合する必要がないことから、それらの断面欠損が防止できるとともに、施工現場における養生や電源設備が不要にできて施工手間が削減でき、かつ工期短縮ならびにコスト削減を図ることができる。また、取付金物6を介して屋根支持材3を梁材2に取り付けることで、溶接や鋲打ちなどによる固定方法とは異なり、屋根支持材3の位置調節が容易にできることから施工の作業性を向上させることができる。さらに、梁材2の断面形状やサイズに関わらずに共通の取付金物6が利用でき、取付金物6の部品点数を抑制しかつ取付手順の標準化を図ることができる。
【選択図】図2
Description
そこで、溶接接合を用いずに屋根支持材を梁材に取り付ける構造が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
一方、特許文献2に記載された取付構造は、梁材としてのH形鋼におけるフランジに屋根支持材であるタイトフレームを取り付けるものであって、タイトフレームを第1および第2の係止部材で構成し、各係止部材に係止部を形成しておき、これらの係止部をH形鋼の上フランジに左右から係止させるとともに、第1および第2の係止部材をボルト固定することで、梁材にタイトフレームが取り付けられる。このような特許文献2に記載の取付構造によれば、H形鋼の上フランジに係止部を係止させるだけなので、施工途中においてタイトフレームを位置調節することが可能で、タイトフレームや屋根材の設置作業性の向上が図れるようになっている。
このような構成によれば、長孔と固着具とを有して固定手段を構成したことで、長孔に沿って取付金物を移動させることにより、屋根支持材や屋根材の位置調節が容易に実施でき、設置作業性をさらに向上させることができる。
このような構成によれば、互いに逆向きに延びる第1および第2の支持面部を有して断面略T字形の取付金物とし、その第1および第2の支持面部と梁上面部とで屋根支持材の底面部を挟持することで、屋根支持材の取付状態を安定させることができる。
このような構成によれば、屋根支持材の底面部に形成した挿通孔に取付金物の固定面部を挿通させることで、挿通孔に固定面部を係止させることができ、取付金物と屋根支持材との位置ずれが防止できて取付状態をさらに安定させることができる。
このような構成によれば、一対の梁部材の梁側面部間に取付金物の固定面部を挿通させることで、固定作業中の取付金物を安定させて梁材との固定作業を容易にすることができるとともに、取付金物が梁材の外側に露出しないようにして折板屋根の外観を良好にすることができる。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1において、本発明の支持構造を備えた折板屋根1は、図示しない桁梁などに架設されて適宜な間隔で設けられる複数の梁材2と、これら複数の梁材2の上側に取り付けられる屋根支持材3と、これらの屋根支持材3に保持される屋根材4と、屋根材4の水上側端部を上方から覆う棟材5とを備えて構成されている。屋根材4は、複数のハット形断面を有した複数の折板4Aを組み合わせて構成され、下方に凹んだ凹部41と上方に突出した凸部42とが交互に連続する凹凸断面を有して構成されている。梁材2は、薄板軽量形鋼であるリップ溝形鋼からなる一対の梁部材2A,2Bを組み合わせて構成されており、各梁部材2A,2Bは、上下に延びる梁側面部としてのウェブ21と、ウェブ21の上端縁に連続して側方に延びる梁上面部としての上フランジ22と、ウェブ21の下端縁に連続して側方に延びる下フランジ23とを有して断面略C字形に形成されている。
すなわち、図5(A)に示すように、第1支持面部62および第2支持面部63のうち、一方(ここでは、第1支持面部62)が他方(ここでは、第2支持面部63)よりも梁材2の長手方向に沿った長さが短く形成されていてもよい。
また、図5(B)に示すように、第1支持面部62および第2支持面部63が固定面部61よりも梁材2の長手方向に突出して形成されていてもよい。
さらに、図5(C)に示すように、第1支持面部62および第2支持面部63が固定面部61よりも梁材2の長手方向に突出して形成され、かつ一方(ここでは、第1支持面部62)が他方(ここでは、第2支持面部63)よりも短く形成されていてもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る折板屋根の支持構造を図6〜図8に基づいて説明する。
本実施形態の支持構造では、前記第1実施形態と比較して梁材2の構成が相違するとともに、前記取付金物6に代えて取付金物8を用いているものの、他の構成は第1実施形態と略同様である。以下、相違点について詳しく説明する。
本実施形態の梁材2は、前記一対の梁部材2A,2Bのうちのいずれか一方からなる単材の梁部材2A(2B)で構成されている。そして、本実施形態の取付金物8は、梁側面部であるウェブ21に沿うとともに固定手段7を介してウェブ21に固定される固定面部81と、この固定面部81の上端に連続して折れ曲がるとともに屋根支持材3の底面部33を上フランジ22との間に挟持する1つの支持面部82とを有して断面略L字形に形成されている。取付金物8の固定面部81には、梁材2の長手方向に長く形成される長孔84が形成され、この長孔84およびウェブ21のボルト孔24に挿通したボルト71とナット72とを締め付けることで、取付金物8が梁材2に固定される。このような取付金物8の支持面部82と上フランジ22とで底面部33を挟持することで、屋根支持材3が梁材2に取り付けられるようになっている。
すなわち、図8に示すように、支持面部82が固定面部81の両側端縁よりも梁材2の長手方向に突出して形成されていてもよい。また、図示を省略するが、固定面部81の左右いずれか片側の側端縁よりも支持面部82が突出して形成されていてもよい。
以上の本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
例えば、前記実施形態では、梁材2として、薄板軽量形鋼であるリップ溝形鋼からなる梁部材2A,2Bを組み合わせたり単材で用いたりしたが、本発明の支持構造における梁材としては、薄板軽量形鋼からなるものに限らず、圧延鋼材からなるものでもよく、また鋼材に限らず、他の金属製やコンクリート製、樹脂製、木製など、梁材の材料種別は特に限定されない。また、梁材の断面形状としても、断面C字形の溝形鋼に限らず、断面L字形の山形鋼や、断面矩形中空状の角形鋼管や、断面矩形中実状の部材などでもよく、すなわち、少なくとも梁側面部と梁上面部とを有した断面形状のものであればよい。
また、前記実施形態では、固定手段7の固着具としてボルト71およびナット72を用いたが、これに限らず、固定手段としては、リベットなども利用可能であるとともに、互いに係合する係合部材を用いて梁側面部と取付金物の固定面部とを固定してもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 梁材に取り付けた屋根支持材を介して凹凸断面を有する屋根材を支持する折板屋根の支持構造であって、
前記梁材は、上下に延びる梁側面部と、この梁側面部の上側にて左右に延びる梁上面部とを有して構成され、
前記屋根支持材は、前記屋根材の凸部下面に沿う立上面部と、この立上面部の下端に連続して前記梁上面部に沿う底面部とを有するとともに、取付金物を介して前記梁材に取り付けられ、
前記取付金物は、前記梁側面部に沿うとともに固定手段を介して当該梁側面部に固定される固定面部と、この固定面部の上端に連続して折れ曲がるとともに前記屋根支持材の底面部を前記梁上面部との間に挟持する支持面部とを有して構成されていることを特徴とする折板屋根の支持構造。 - 請求項1に記載の折板屋根の支持構造において、
前記固定手段は、前記梁側面部および前記固定面部の少なくとも一方に設けられて前記梁材の長手方向に長く形成される長孔と、この長孔に挿通されるとともに前記梁側面部と固定面部とを挟んで固着する固着具とを有して構成されていることを特徴とする折板屋根の支持構造。 - 請求項1または請求項2に記載の折板屋根の支持構造において、
前記取付金物の支持面部は、前記梁材の長手方向に交差して一方および他方に延びる第1支持面部および第2支持面部で構成されていることを特徴とする折板屋根の支持構造。 - 請求項3に記載の折板屋根の支持構造において、
前記屋根支持材の底面部には、前記梁材の長手方向に長く形成される挿通孔が形成され、この挿通孔に前記取付金物の固定面部が挿通されていることを特徴とする折板屋根の支持構造。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の折板屋根の支持構造において、
前記梁材は、互いの前記梁側面部を対向させて設けられる一対の梁部材で構成され、これら一対の梁部材の梁側面部間に前記取付金物の固定面部が挿通されていることを特徴とする折板屋根の支持構造。
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