JP2010260272A - パターン形成方法 - Google Patents

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信支 坂井
Tamano Hirasawa
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Abstract

【課題】残膜の厚さを容易に制御することができるインプリントリソグラフィによるパターン形成方法の提供。
【解決手段】基板1上に薄膜部2と該薄膜部から突出した突出部3とからなるパターンを形成するパターン形成方法において、前記基板1と凹凸パターンが形成されたモールド4とで被転写材層7を挟みこんで前記モールド4の凹凸パターンに前記被転写材層7を充填して成形する成形工程と、該被転写材層7から前記モールド4を離型してパターンを形成する離型工程とを具備し、前記成形工程の前に、前記モールド4の凹凸パターンの凸部の前記薄膜部2を形成する薄膜部形成面5、及び、前記基板1の前記薄膜部形成面5に対向する領域の少なくとも一方にスペーサー部6を設けるスペーサー部形成工程を有す。
【選択図】図1

Description

本発明はインプリントリソグラフィによるパターン形成方法に関するものであり、特に、半導体集積回路、光学素子等の微細なパターンの製造に適したパターン形成方法に関する。
半導体集積回路の高密度化、高速化に伴い、集積回路のパターン線幅が縮小されているため微細なパターンを製造できる技術が求められている。微細なパターンの形成方法として、ナノインプリントリソグラフィが注目されている。ナノインプリントリソグラフィとは、微細な凹凸パターンを有するモールドを基板上等に設けられたレジスト等の被転写材に押圧することによって被転写材をモールドのパターンに充填して成形した後、モールドを被転写材から離型することにより、被転写材にパターンを形成するものである(例えば特許文献1等参照)。
このようなナノインプリントリソグラフィでは、モールドの凹凸パターンの凸部と基板との間に形成される薄膜部、すなわちいわゆる残膜が生じるが、残膜の厚さを制御するためにはモールドの押圧力や押圧時間を厳密に規定する必要があり、残膜の厚さを所望の値に制御することは困難であった。また、基板の表面は通常完全には平坦ではない場合が多く、その基板上に形成されるパターンの残膜の厚さが均一になるように制御することは困難であった。被転写材が低粘度のものである場合には、特に上記問題が顕著であった。なお、このような問題は、ナノインプリントリソグラフィに限定されず、ナノインプリントリソグラフィよりもパターンサイズの大きい場合においても存在する。
米国特許5772905号明細書
本発明は、このような事情に鑑み、残膜の厚さを容易に制御することができるインプリントリソグラフィによるパターン形成方法を提供することを課題とする。
本発明者等は、上記課題を解決するために種々検討した結果、インプリントリソグラフィにおいて基板と凹凸パターンが形成されたモールドとで被転写材層を挟み込む前にあらかじめスペーサー部を設け該スペーサー部により残膜の厚さを規定することにより、上記課題を解決することができることを見出し、本発明に到達した。
かかる本発明の第1の態様は、基板上に薄膜部と該薄膜部から突出した突出部とからなるパターンを形成するパターン形成方法において、前記基板と凹凸パターンが形成されたモールドとで被転写材層を挟みこんで前記モールドの凹凸パターンに前記被転写材層を充填して成形する成形工程と、該被転写材層から前記モールドを離型してパターンを形成する離型工程とを具備し、前記成形工程の前に、前記モールドの凹凸パターンの凸部の前記薄膜部を形成する薄膜部形成面、及び、前記基板の前記薄膜部形成面に対向する領域の少なくとも一方にスペーサー部を設けるスペーサー部形成工程を有し、前記成形工程では、前記薄膜部形成面と前記基板とを前記スペーサー部を介して対向させて前記基板に対して前記モールドを押圧することにより、前記モールドの凹凸パターンに前記被転写材層を充填すると共に、前記薄膜部形成面と前記基板との間に前記スペーサー部を有する薄膜部であって該スペーサー部により厚さが規定された前記薄膜部を形成することを特徴とするパターン形成方法にある。
本発明の第2の態様は、前記スペーサー部をフォトリソグラフィーにより形成することを特徴とする第1の態様に記載のパターン形成方法にある。
本発明の第3の態様は、前記スペーサー部をインプリントにより形成することを特徴とする第1の態様に記載のパターン形成方法にある。
本発明の第4の態様は、前記スペーサー部を前記薄膜部形成面、及び、前記基板の前記薄膜部形成面に対向する領域に粒子を載置することにより形成することを特徴とする第1の態様に記載のパターン形成方法にある。
本発明の第5の態様は、前記薄膜部の厚さが20nm〜10μmの範囲であることを特徴とする第1〜4のいずれか1つの態様に記載のパターン形成方法にある。
本発明の第6の態様は、前記離型工程後の前記被転写材層と前記スペーサー部との屈折率の差が0.03以下であることを特徴とする第1〜5のいずれか1つの態様に記載のパターン形成方法にある。
本発明の第7の態様は、前記離型工程後の前記被転写材層の前記スペーサー部に対するドライエッチングレートの比率が0.8〜1.2であることを特徴とする第1〜6のいずれか1つの態様に記載のパターン形成方法にある。
本発明の第8の態様は、前記離型工程後の前記被転写材層と前記スペーサー部との比誘電率の差が0.5以下であることを特徴とする第1〜7のいずれか1つの態様に記載のパターン形成方法にある。
本発明の第9の態様は、前記被転写材層を構成する被転写材が光硬化性組成物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のパターン形成方法にある。
本発明の第10の態様は、前記被転写材層の25℃における粘度が100mPa・s以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つの態様に記載のパターン形成方法にある。
本発明によれば、薄膜部形成面を基板との間に予めスペーサー部を設けることにより、押圧力や押圧時間に依らず薄膜部の厚さをスペーサー部により規定でき、容易に残膜の厚さを制御することができるという効果を奏する。
本発明のパターン形成方法の概略を示す断面図である。 本発明のパターン形成方法の概略を示す断面図である。 本発明のパターン形成方法の概略を示す拡大断面図である。 従来技術にかかるパターン形成方法の概略を示す拡大断面図である。
以下、本発明のパターン形成方法の一例を示す断面図である図1を参照して、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明のパターン形成方法は、インプリントリソグラフィにより基板1上に薄膜部2と該薄膜部2から突出した突出部3からなるパターンを形成するものであり、モールド4の凹凸パターンの凸部の薄膜部2を形成する薄膜部形成面5、及び、基板1の薄膜部形成面5に対向する領域の少なくとも一方にスペーサー部6を設けるスペーサー部形成工程と、スペーサー部形成工程の後に薄膜部形成面5と基板1とを前記スペーサー部6を介して対向させると共に基板1とモールド4とで被転写材層7を挟みこんで基板1に対してモールド4を押圧することにより、モールド4の凹凸パターンに被転写材層7を充填すると共に、薄膜部形成面5と基板1との間にスペーサー部6を有する薄膜部2であって該スペーサー部6により厚さが規定された薄膜部2を形成する成形工程と、該被転写材層7からモールド4を離型する離型工程とを具備する。なお、図1(e)に示すように、薄膜部2とは、基板1上にインプリントリソグラフィにより形成されたパターンにおいて、モールド4の凹凸パターンの凸部が被転写材層7と接触して形成された面を上面とする部分をいい、この薄膜部2から突出した部分を突出部3という。また、モールド4の凹凸パターンの凸部において、被転写材層7と接触して薄膜部2を形成する面を薄膜部形成面5という。
具体的には、例えば、図1(a)に示すように、まず基板1上の薄膜部形成面5に対向する領域に、スペーサー部6を設ける。なお、このスペーサー部6と詳しくは後述する被転写材層7とで、薄膜部2と突出部3からなるパターンが形成される。図1では基板1上にスペーサー部6を設けたが、後述する図2に示すように、スペーサー部6はモールド4の薄膜部形成面5に設けてもよい。
基板1としては、スペーサー部6や被転写材層7を設けることができるものであればよく、例えば、通常のインプリントリソグラフィによるパターンの形成方法において用いられている基板でよい。具体例としては、シリコンウェハー等の半導体基板、GaAs、InAs、GaN等の化合物半導体、ガラス、石英、サファイア等の透明無機基板、セラミック基板、ポリカーボネート、PET(ポリエチレンテレフタラート)、トリアセチルセルロース等の合成樹脂基板、金属又は金属酸化物等が挙げられる。また、光インプリントリソグラフィでパターンを形成する場合は、基板1又はモールド4の少なくとも一方が透明である必要があるが、透明な基板1としては、ガラス基板、石英基板、サファイア基板、透明合成樹脂基板等が挙げられる。そして、基板1の表面は、スペーサー部6や被転写材層7との接着性の向上や被転写材層7の塗布状態改良等のために、前処理が施されていてもよい。前処理の具体例としては、湿式の表面洗浄やプラズマ、オゾン洗浄等による表面改質、シランカップリング剤のような接着性向上剤による処理等が挙げられる。
モールド4は、表面に所望の凹凸のパターンが形成されていればよい。モールド4の材質の例としては、石英ガラス、合成樹脂等の透明なものの他、シリコン、シリコンカーバイド、酸化シリコン、ニッケル等の金属や金属酸化物等の光を透過しないものも挙げられる。モールド4の外観は、通常のインプリントリソグラフィにおいて用いられているモールド4の外観と同様のものでよく、例えば外観が直方体状又はロール状であってよい。
また、モールド4表面に形成されている凹凸のパターンは、通常のインプリントリソグラフィにおいて用いられているモールド4の表面に形成されている凹凸のパターンと同様のものであってよいが、それに限定されるものでない。例えば、モールドの材料の表面に窪みを形成することにより凹部を形成したモールド4としてもよく、この場合、相対的に表面側に突出した部分が凸部となる。また、モールド4の材料の表面に突起を設けることにより凸部を形成したモールド4としてもよく、この場合、相対的に内側に窪んだ部分が凹部となる。さらに、原盤の材料の表面に窪みまたは突起を設けることにより形成した凹凸パターンを有する原盤を用い、この原盤を鋳型として形成したモールド4としてもよい。凹凸のパターンの各凹部の断面の形状は、正方形、長方形、半月形、またはそれら形状に類似した形状等でもよく、各凹部は、例えば、深さが1nm〜100μm程度、開口部の幅が1nm〜100μm程度のものであってよい。
また、後段の離型工程でモールド4と被転写材層7との離型性を良好にするために、モールド4の表面に、離型処理が施されていてもよい。離型処理は気相法や液相法等により、パーフルオロ系又は炭化水素系の高分子化合物、アルコキシシラン化合物又はトリクロロシラン化合物、ダイヤモンドライクカーボン等に例示される公知の離型処理剤を用いて行うことができる。
スペーサー部6とは、後段の成形工程で、基板1とモールド4とで被転写材層7を挟み込む際に、基板1とモールド4の凹凸パターンの凸部との間に挟み込むことで、基板1とモールド4の凹凸パターンの凸部の薄膜部形成面5との間に一定の間隔を設け、薄膜部(残膜)2の厚さを規定するための部材である。なお、スペーサー部6は、後段の離型工程後も少なくとも一部が薄膜部2に包含される、すなわち、薄膜部2の一部を構成するものである。
スペーサー部6を形成する領域は、後段の成形工程で、基板1の薄膜部形成面5に対向する領域である。図1では、スペーサー部6の全部を基板1の薄膜部形成面5に対向する領域に設けたものを示したが、スペーサー部6は少なくとも一部が基板1の薄膜部形成面5に対向する領域に形成されていればよく、スペーサー部6の一部は基板1の薄膜部形成面5に対向していない領域に設けられていてもよい。
スペーサー部6の材質は、成形工程において基板1とモールド4の薄膜部形成面5との間に一定の間隔を保持できる程度の強度があるものであればよく、圧力によりある程度変形するものでもよい。成形工程におけるスペーサー部6の破壊を防ぐため、スペーサー部6の弾性率は成形工程における被転写材層7の弾性率の1.5倍以上、好ましくは10倍以上である。同様の理由で、被転写材層7が熱可塑性材料の場合には、スペーサー部6のTgが成形工程における被転写材層7のTgよりも高い方が好ましい。スペーサー部6の材質は無機物でも有機物でもよく、例えば後述するフォトリソグラフィー用のレジストや光硬化性組成物の光硬化物、無機又は有機微粒子等が挙げられる。またスペーサー部6の材質は被転写材層7又は被転写材層形成用組成物に含有される有機溶剤等の成分に侵されないものであることが好ましい。
また、本発明のパターン形成方法で形成したパターンを光学部品等として用いる場合には透過率の低下等を防ぐため、離型工程後において、スペーサー部6と被転写材層7との屈折率の差が0.03以下であることが望ましい。本発明のパターン形成方法で形成したパターンの薄膜部2を後にドライエッチングにより除去する場合には均一にエッチングするため、離型工程後において、スペーサー部6の被転写材層7に対するドライエッチングレートの比率が0.8〜1.2であることが望ましい。また、本発明のパターン形成方法で形成したパターンを電気的特性が必要とされる層間絶縁膜等に用いる場合には、一定の電気的特性を得るため、離型工程後において、スペーサー部6と被転写材層7との比誘電率の差が0.5以下であることが望ましい。なお、この場合、両者の比誘電率は同一の測定条件で測定する。そして、スペーサー部6は、基板1側からも露光できるようにするためには、露光光を透過するものであることが好ましい。
スペーサー部6の量は、薄膜部2の厚さを一定にできる量であればよく、例えば、薄膜部形成面5の総面積の1〜80%を占めていればよい。
スペーサー部6の形状は、基板1とモールド4の薄膜部形成面5との間に一定の間隔を保持できる形状であればよく、例えば、柱状体、球状体、半球、ライン、格子などが挙げられる。各スペーサー部6の幅はモールド4の大きさや形状によって異なるが、例えば20nm〜100μmの範囲である。またモールド4の凸部の幅以下であることが好ましい。
スペーサー部6は薄膜部2の厚さを規定するために設けているので、スペーサー部形成工程で形成するスペーサー部6の高さhは、薄膜部2の厚さと同程度の高さであることが好ましい。例えばスペーサー部6の高さhが100nm未満の場合、薄膜部2の厚さはhの±25%、hが100nm以上500nm未満の場合、薄膜部2の厚さはhの±20%、hが500nm以上1000nm未満の場合、薄膜部2の厚さはhの±15%、hが1000nm以上の場合、薄膜部2の厚さはhの±10%の範囲にそれぞれ規定されることが好ましい。なお、スペーサー部6の高さhとは、基板1からの高さ方向の距離が最も長い部分をいい、図1ではスペーサー部6の高さhと薄膜部2の厚さが同一のものを示した。また、複数のスペーサー部6を設けた場合、薄膜部2の厚さを一定にするために、スペーサー部6の高さhは図1に示すように均一であることが好ましいが、各スペーサー部6で異なっていてもよい。
スペーサー部6を形成する方法に限定はないが、例えばフォトリソグラフィーや、熱、光又は室温インプリントにより形成することができる。なお、ここでいうフォトリソグラフィーには、X線、極端紫外線(EUV)、電子線、紫外線、可視光等の光源を用いるリソグラフィーを含む。
また、無機物、有機物または有機−無機ハイブリッド材料からなる粒子等を基板1の薄膜部形成面5に対向する領域に載置することにより、スペーサー部6を形成することもできる。粒子には表面処理が施されていてもよい。粒子の形状に限定はないが、薄膜部2の厚さを均一にするために球状またはそれに近い形状の微細な固体が好ましい。また、粒径が揃っているものが好ましい。
粒子を載置することによりスペーサー部6を形成する方法は、該粒子同士が被転写材層7の厚さ方向に重ならないように載置できる方法であればよく、例えば、粒子の分散液を塗布することにより、粒子からなるスペーサー部6を形成することができる。そして、必要に応じて、粒子を一時的または恒久的に固定するようにしてもよい。固定する方法は、静電引力等を利用した物理的方法でも、光硬化性組成物や接着剤による固定や接着能を有する粒子を用いる等の化学的方法でもよい。
次に、成形工程を行う。成形工程としては、まず、図1(b)に示すように、基板1上に被転写材層7を形成する(被転写材層形成工程)。図1(b)では基板1上に被転写材層7を形成したものを記載したが、被転写材層7はモールド4上に設けてもよく、また、基板1とモールド4との両方に設けてもよい。
光インプリントリソグラフィでは、被転写材層7を構成する被転写材は、液状又は流動性のある光硬化性組成物である。光硬化性組成物としては、桂皮酸エステル系樹脂等の光二量性基を有する光二量化型、環化ゴム系レジスト等の光架橋剤を含有する光架橋型、エン/チオール型、ラジカル、カチオン等の光重合型等があるが、汎用性等の面から光重合型が最も好ましい。
光重合型の光硬化性組成物は、光重合性基を有する化合物及び光重合開始剤を含有する。光重合性基を有する化合物とは、ラジカル重合性基又はカチオン重合性基を有する化合物をいう。ラジカル重合性基の例としては、アクリロイル基、メタアクリロイル基、ビニル基、アリル基、スチリル基等が挙げられる。カチオン重合性基の例としては、エポキシ基、ビニルエーテル基、オキセタニル基等が挙げられる。光重合性基を有する化合物は単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよく、ラジカル重合性基を有する化合物とカチオン重合性基を有する化合物とを併用してもよい。また、光重合性基を有する化合物として光重合性基を有するイオン性液体を光硬化性組成物中に含有させることにより、離型工程における離型性及び帯電防止性の向上を図るようにしてもよい。
光重合開始剤とは、光の照射により、上記光重合性基を有する化合物の重合を開始させることができるラジカル、カチオン等の活性種を発生する化合物をいう。光重合開始剤は、ラジカル重合開始剤とカチオン重合開始剤とに分類できる。ラジカル重合開始剤の例としては、ベンゾフェノン、ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシアルキルフェノン類、α−アミノアルキルフェノン類、アシルフォスフィンオキサイド類、チタノセン類及びオキシムエステル類、トリハロメチルトリアジン類、その他トリハロメチル基を有する化合物等が挙げられる。カチオン重合開始剤の例としては、芳香族スルホニウム塩及び芳香族ヨードニウム塩等が挙げられる。重合開始剤は単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよく、また、ラジカル重合開始剤とカチオン重合開始剤とを併用してもよい。さらに、光重合開始剤と共に増感剤を用いてもよい。
光硬化性組成物における光重合性基を有する化合物の含有率は、光硬化性組成物の総量100質量部に対して、50〜99.99質量部が好ましい。50質量部未満では光重合性基の量が少ないことにより、99.99質量部を超えると、光重合性基を有する化合物に対する光重合開始剤の割合が低くなることにより、いずれも光硬化性が低下するためである。さらに、光重合性基を1分子中に2つ以上有する光重合性基を有する化合物を、光硬化性組成物の総量100質量部に対して5質量部以上、好ましくは20質量部以上含有するのが望ましい。光架橋により光硬化物の機械的強度を向上させるためである。また、光硬化性組成物における光重合開始剤の含有率は、光重合性基を有する化合物100質量部に対して、0.01〜20質量部が好ましい。0.01質量部未満では光重合性基を有する化合物に対する光重合開始剤の割合が低くなり、光硬化性が低下する。また20質量部を超えると、光硬化性組成物に対する光重合開始剤の溶解性が低下し、実用的でないためである。
また、光硬化性組成物には、その性能に悪影響を及ぼさない範囲で非光硬化性オリゴマーや非光硬化性ポリマー、密着性付与剤(例えば、シランカップリング剤等)、有機溶剤、レベリング剤、可塑剤、充填剤、消泡剤、難燃剤、安定剤、酸化防止剤、香料、熱架橋剤、及び重合禁止剤等の添加物が含有されていてもよい。なお、これらは、単独で又は2種類以上を組み合わせて含有されていてもよい。
また、光硬化性組成物は基板1やモールド4への塗膜形成性やモールド4への充填しやすさを良好にする上では、大気圧環境下、室温ないし室温近辺の温度にて液状を呈しているものを用いることが好ましい。具体的には、光硬化性組成物がモールド4の凹凸パターンに充填できる程度の流動性を有することが好ましい。例えば、粘度が25℃で10Pa・s以下であればよいが、100mPa・s以下が好ましく、50mPa・s以下がさらに好ましく、25mPa・s以下が最も好ましい。粘度の測定方法としては、例えば、TOKIMEC社製のB型粘度計を用いて測定する方法が挙げられる。
このような光硬化性組成物からなる被転写材を用いて、基板又はモールドに被転写材層7を形成する方法は特に限定されず、例えば、必要に応じ溶剤等で希釈した被転写材の塗布や滴下、具体的には、スピンコート、ロールコート、ディップコート、グラビアコート、ダイコート、カーテンコート、インクジェット塗布及びディスペンサー塗布等が挙げられる。
また、熱インプリントリソグラフィでは、被転写材層7を構成する被転写材は、スペーサー部6間の空隙を充填することができ、且つ加熱により軟化し、被転写材層7とモールド4とを接触させてモールド4の凹凸パターンに被転写材層7を充填できる性質を有するものであればよい。例えばポリメチルメタクリレート、ポリ乳酸等の熱可塑性樹脂やこれらを含む熱可塑性樹脂組成物等が挙げられる。なお、被転写材中に光重合性基等の反応性基を有していてもよい。また、被転写材中には、その性能に悪影響を及ぼさない範囲で非光硬化性オリゴマーや非光硬化性ポリマー、密着性付与剤(例えば、シランカップリング剤等)、有機溶剤、レベリング剤、可塑剤、充填剤、消泡剤、難燃剤、安定剤、酸化防止剤、香料、熱架橋剤、及び重合禁止剤等の添加物が含有されていてもよい。なお、これらは、単独で又は2種類以上を組み合わせて含有されていてもよい。
また、室温インプリントリソグラフィでは、被転写材層7を構成する被転写材は、スペーサー部6間の空隙を充填することができ、且つ室温付近でのプレスによりモールド4の凹凸パターンの形状に充填できるものであればよく、例えば、無機、又は有機物を含有したスピンオングラス材料(SOG)などが挙げられる。また、被転写材は熱架橋性基や重合性基等の反応性基を有していてもよく、必要に応じ他のポリマーやモノマー、架橋剤等を含有していてもよい。なお、本明細書において、室温とは、20〜30℃程度を意味する。また、被転写材には、その性能に悪影響を及ぼさない範囲で非光硬化性オリゴマーや非光硬化性ポリマー、密着性付与剤(例えば、シランカップリング剤等)、有機溶剤、レベリング剤、可塑剤、充填剤、消泡剤、難燃剤、安定剤、酸化防止剤、香料、熱架橋剤、及び重合禁止剤等の添加物が含有されていてもよい。なお、これらは、単独で又は2種類以上を組み合わせて含有されていてもよい。
被転写材層7の厚さは、モールド4に形成された凹凸のパターンの凹部に充填される被転写材層7の量、例えば凹凸のパターンの凹部の深さなどを考慮して設定すればよい。また、モールド4や基板1の全面を覆うように被転写材層7を設けてもよく、一部のみを覆うように設けてもよい。なお、基板1上にスペーサー部6を設けた場合、被転写材層7はスペーサー部6を覆うように設ければよい。
なお、被転写材が低粘度である方が薄膜部の厚さを制御し難いため、本発明は被転写材が低粘度の光硬化性組成物である場合に最も効果を発揮する。
次に、図1(c)に示すように、基板1とモールド4とで被転写材層7を挟みこむ。その際、薄膜部形成面5と基板1とがスペーサー部6を介して対向するようにし基板1に対してモールド4を押圧する。なお、熱インプリントリソグラフィでは、固体の被転写材層7を加熱して加熱前よりも被転写材層7を軟化させた後、基板1に対してモールド4を押圧する。この加熱の温度は被転写材の特性に依るが、被転写材をモールド4の凹凸パターンに充填するのに十分な程度の粘弾性になるまで加熱すればよい。
ここで、基板1をモールド4に押圧しても、モールド4を基板1に押圧してもよく、基板1及びモールド4の両方を押圧してもよい。基板1やモールド4を押圧する力は、例えば、0.01〜100MPa程度とすることができる。また、力をかけず、モールド4や基板1の自重による押圧でもよい。
このように、薄膜部形成面5と基板1とがスペーサー部6を介して対向するようにして基板1に対してモールド4を押圧することにより、図1(d)に示すように、モールド4の凹凸パターンに被転写材層7が充填される。また、押圧の際にモールド4の凸部の薄膜部形成面5とスペーサー部6の間に存在する被転写材がスペーサー部6間の空隙に押し出され、また薄膜部形成面5と基板1との間の距離がスペーサー部6の高さhと同程度に保たれる。このように、薄膜部形成面5と基板1との間のスペーサー部6により、押圧力や押圧時間に依らず、基板1に対してモールド4を押圧する動きが規制され、スペーサー部6により厚さが規定された薄膜部2が形成される。
ここで、インプリントリソグラフィでは、通常モールド4の凹凸パターンの凸部と基板1との間に薄膜部2、すなわちいわゆる残膜が生じる。そして、残膜の厚さを制御するためには、基板1やモールド4を押圧する力や押圧時間を厳格に管理する必要があり、従来残膜の厚さを所望の値に制御することは困難であった。特に、いわゆるナノインプリントリソグラフィのように、薄膜部2の厚さが薄くなる場合には、厚さを所望の値に規定することが困難であった。
また、基板1の表面は完全には平坦ではない場合が多く、特に微細なパターンを有するモールド4を用いるナノインプリントリソグラフィでは、基板1の表面が平坦ではないことに起因して、その基板1上に形成されるパターンの残膜の厚さを均一になるように制御することは困難であった。詳述すると、従来技術にかかるパターン形成方法の概略を示す断面図である図4に示すように、表面が完全には平坦でなくうねりのある基板1(図4(a))に被転写材層7を形成し(図4(b))た後、モールド4を押圧して(図4(c))モールド4の凹凸パターンに被転写材層7を充填すると(図4(d))、図4(d)矢印で示すように、基板1のうねりに起因して、薄膜部2の厚さは不均一になることが多い。よって、従来のパターン形成方法では、所望のパターンを有する被転写材層7を基板1上に形成できないという問題が生じやすかった。
しかしながら、本発明においては、薄膜部形成面5と基板との間に予めスペーサー部6を設けることにより、押圧力や押圧時間に依らず、基板1に対してモールド4を押圧する動きが規制される。したがって、薄膜部2の厚さをスペーサー部6により所望の値に規定できる。また、平坦性が低い基板を用いても、図3に示すように、薄膜部2の厚さを均一にすることができる。詳述すると、表面が完全には平坦でなくうねりのある基板1にスペーサー部6を設けた(図3(a))後、被転写材層7を形成し(図3(b))、その後モールド4を押圧して(図3(c))モールド4の凹凸パターンに被転写材層7を充填すると(図3(d))、基板1に対してモールド4を押圧する動きが規制されるので、図3(d)矢印で示すように、薄膜部2の厚さをほぼ均一にできる。なお、本発明のパターン形成方法を用いると、薄膜部2の厚さを通常の方法では制御しにくい20nm〜10μmの範囲にある場合でも、容易に一定の厚さに制御することができる。
このように、薄膜部形成面5と基板1との間に予めスペーサー部6を設けるという容易な操作により、容易に残膜の厚さを所望の値で均一になるように制御することができる。なお、図1においては、スペーサー部6とモールド4とが接触し薄膜部2の厚さがスペーサー部6の厚さhと同一になっているものを示したが、例えば被転写材の粘度が高い場合等は、スペーサー部6とモールド4との間に被転写材層7を介しており、薄膜部2の厚さがスペーサー部6の厚さhよりも大きくなる場合がある。
被転写材層7とモールド4とを共に水平に保って被転写材層7とモールド4とを接触させることが好ましいが、得られるパターンに支障が生じなければ、水平に保つことに限定する必要はない。なお、従来の光インプリントリソグラフィ、熱インプリントリソグラフィや室温インプリントリソグラフィにおける装置を用いることができる。
次いで、光インプリントリソグラフィの場合は、モールド4の凹凸パターンに被転写材層7を充填すると共に薄膜部形成面5と基板1との間にスペーサー部6により厚さが規定された薄膜部2を形成した状態で被転写材層7を露光し、硬化させて光硬化層とする(光硬化工程)。露光に用いる光源は、光硬化性組成物が硬化する波長の光を照射できるものであればよい。光源の例としては、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク、水銀キセノンランプ、XeCl、KrFやArF等のエキシマーレーザ、紫外あるいは可視光レーザー、及び紫外あるいは可視光LED等が挙げられる。光の照射量は、被転写材層7を硬化させることができる量であればよい。本発明を工業的に実施する際には、通常、10J/cm以下の範囲内で照射量を選定するとよい。なお、基板1及びモールド4のうち、照射する光に対して実質的に透明である部材の側から被転写材層7に光を照射する。
また、熱インプリントリソグラフィの場合は、モールド4の凹凸パターンに被転写材層7を充填すると共に薄膜部形成面5と基板1との間にスペーサー部6により厚さが規定された薄膜部2を形成した状態で、被転写材層7を室温付近まで冷却して被転写材層7を成型する。
その後、図1(e)に示すように、被転写材層7からモールド4を離型することにより、モールド4の凹凸パターンが転写され、また、薄膜部2の厚さがスペーサー部6により規定された被転写材層7からなるパターンを基板1上に形成することができる(離型工程)。なお、スペーサー部6は薄膜部2に少なくとも一部が含まれている。また、離型する際には、基板1とモールド4とを共に水平に保って離型することが好ましいが、水平に保つことに限定する必要はない。
なお、被転写材が光により硬化する成分や熱により硬化する成分を含有する場合は、成型物の強度を向上させるために、離型工程の後に、光または熱により被転写材層7を硬化する工程をさらに有していてもよい。
上述した図1では、基板1上にスペーサー部6を形成したパターン形成方法を示したが、図2に示すように、スペーサー部6はモールド4の薄膜部形成面5に形成してもよい。なお、図2は、スペーサー部6を薄膜部形成面5に設けたパターン形成方法を示す断面図であり、図1と同一の部材には同一の番号を付し、重複する説明は省略してある。
まず、図2(a)に示すように、モールド4の凹凸パターンの凸部の薄膜部形成面5にスペーサー部6を設ける。
次に、成形工程を行う。成形工程としては、まず、図2(b)に示すように、基板1上に被転写材層7を形成する(被転写材層形成工程)。図2(b)では基板1上に被転写材層7を形成したものを記載したが、被転写材層7はモールド4上に設けてもよく、また、基板1とモールド4との両方に設けてもよい。
次に、図2(c)に示すように、基板1とモールド4とで被転写材層7を挟みこむ。その際、薄膜部形成面5と基板1とがスペーサー部6を介して対向するようにし基板1に対してモールド4を押圧する。このように、薄膜部形成面5と基板1とがスペーサー部6を介して対向するようにして基板1に対してモールド4を押圧することにより、図2(d)に示すように、モールド4の凹凸パターンに被転写材層7が充填される。また、薄膜部形成面5と基板1との間に、スペーサー部6により厚さが規定された薄膜部2が形成される。
次いで、光インプリントリソグラフィや熱インプリントリソグラフィの場合は、被転写材層7を硬化した後、図2(e)に示すように、被転写材層7からモールド4を離型することにより、モールド4の凹凸パターンが転写され、また、薄膜部2の厚さがスペーサー部6により規定された被転写材層7からなるパターンを基板1上に形成することができる(離型工程)。なお、スペーサー部6は薄膜部2に少なくとも一部が含まれている。
以下、実施例を示しながら本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(スペーサー部形成用光硬化性組成物Aの調製)
<アルカリ可溶性樹脂の合成>
還流冷却器、温度計、窒素ガス導入管及び攪拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート285質量部を仕込み、80℃で1時間窒素を導入した。ここにベンジルメタクリレート70質量部、メタクリル酸28質量部、ヒドロキシエチルメタクリレート2質量部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを1.6質量部添加して攪拌・混合した溶液を4時間かけて滴下し、80℃で加熱攪拌した。滴下終了後さらに80℃で4時間加熱攪拌してアルカリ可溶性樹脂溶液を得た。得られたアルカリ可溶性樹脂は酸価が100mgKOH/gであり、質量平均分子量Mwが28,000であった。
<スペーサー部形成用光硬化性組成物Aの調製>
上記アルカリ可溶性樹脂溶液200質量部と、光重合性化合物としてトリエチレングリコールジメタクリレート5質量部、及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレート20質量部と、光重合開始剤として2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン5質量部とを室温で撹拌・混合してスペーサー部形成用光硬化性組成物Aを得た。
(被転写材層形成用光硬化性組成物Bの調製)
光重合性化合物としてベンジルアクリレート65質量部、エチレンオキシド変性ビスフェノールAジアクリレート(商品名:ライトアクリレートBP−4EA、共栄社化学(株)製)20質量部、及びジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを10質量部と、光重合開始剤としてベンジルジメチルケタール5質量部とを配合し、ベンジルジメチルケタールが溶解するまで室温で攪拌して液状の光硬化性組成物Bを調製した。光硬化性組成物Bの25℃における粘度は15mPa・sであった。
(モールドの離型処理)
高さ250nm、幅2μmでラインアンドスペースが1:1のラインパターンを有する1インチ角の石英モールドを純水で洗浄後、UVオゾンクリーナーで30分間処理した。これを1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルトリメトキシシランの1質量%ハイドロフルオロエーテル(COCH)溶液に浸漬し、引き上げた後、室温、常圧で一昼夜放置し乾燥させた。これをハイドロフルオロエーテルに浸漬して余分な1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルトリメトキシシランを除き、表面に離型処理を施した石英モールドを得た。
(フォトリソグラフィーによるスペーサー部形成工程)
上記スペーサー部形成用光硬化性組成物Aをプロピレングリコールメチルエーテルアセテートで希釈してガラス基板上にスピンコートし、80℃で2分ベークして基板上に塗膜を形成した。フォトマスクを通して、不活性ガス中で超高圧水銀ランプを用いて200mJ/cm露光し、0.05質量%のKOH水溶液で60秒間現像後、純水で30秒間リンスして、光硬化性組成物Aからなる幅2μm、ラインアンドスペースが1:2のラインパターン(スペーサー部)をガラス基板上に形成した。形成したスペーサー部をさらに160℃で30分熱硬化させた。スペーサー部の高さを表面粗さ計(東京精密(株)製、SURFCOM920B)で測定した。結果を表1に示す。
(パターン形成方法)
調製した上記被転写材層形成用光硬化性組成物Bを、基板上に形成した上記スペーサー部の上に滴下した。ここに上記の離型処理済石英モールドの薄膜部形成面と上記ガラス基板とを上記スペーサー部を介して対向させて被転写材層形成用光硬化性組成物Bを挟み込み、インプリント装置(商品名;ST−02、東芝機械(株)製)を用いて0.3MPaの圧力で押圧して、モールドの凹凸パターンに光硬化性組成物Bを充填した。その後、超高圧水銀ランプを用いて1J/cm露光して光硬化性組成物Bを硬化させた後、モールドを離型し、モールドの凹凸形状が転写された薄膜部と該薄膜部から突出した突出部とからなるパターンを得た。得られたパターンの薄膜部の厚さを表面粗さ計で5箇所測定して平均値及び標準偏差を求めた。結果を表1に示す。スペーサー部の高さに対する該薄膜部の厚さの差は8.0%であった。また、薄膜部の厚さは面内のばらつきが少なくほぼ一定になることがわかった。
(実施例2〜5)
スペーサー部形成用光硬化性組成物Aを、膜厚を変化させるためにプロピレングリコールメチルエーテルアセテートで希釈してスピンコートした他は、実施例1と同様の方法でパターン形成を行った。結果を表1に示す。
(実施例6)
実施例1と同様の方法でガラス基板上にスペーサー部を形成した後、被転写材としてポリメチルメタクリレート(質量平均分子量Mw20,000)のプロピレングリコールメチルエーテルアセテート溶液をスペーサー部の上にスピンコートし、80℃で2分間ベークしてポリメチルメタクリレートからなる熱可塑性の被転写材層を形成した。次に、被転写材層を形成したガラス基板を150℃に加熱して上記被転写材層を軟化させた。ここに高さ250nm、幅2μmでラインアンドスペースが1:1のラインパターンを有するニッケル製のモールド(離型処理なし)を、モールドの薄膜部形成面とガラス基板とをスペーサー部を介して対向させて被転写材層を挟み込み、10MPaの圧力で5分間加圧してモールドの凹凸パターンに被転写材を充填した。室温付近まで冷却した後、モールドを離型し、モールドの凹凸形状が転写された薄膜部と該薄膜部から突出した突出部とからなるパターンを得た。得られたパターンの薄膜部の厚さを表面粗さ計で5箇所測定して平均値及び標準偏差を求めた。結果を表1に示す。
(実施例7)
実施例1と同様の方法でガラス基板上にスペーサー部を形成した後、被転写材としてスピンオングラス(商品名:FOX16、Dow Corning社製)をスペーサー部の上にスピンコートし、80℃で5分間ベークして被転写材層を形成した。ここに高さ250nm、幅2μmでラインアンドスペースが1:1のラインパターンを有するニッケル製のモールド(離型処理なし)を、モールドの薄膜部形成面とガラス基板とをスペーサー部を介して対向させて被転写材層を挟み込み、30MPaの圧力で5分間加圧してモールドの凹凸パターンに被転写材を充填した。モールドを離型し、モールドの凹凸形状が転写された薄膜部と該薄膜部から突出した突出部とからなるパターンを得た。得られたパターンの薄膜部の厚さを表面粗さ計で5箇所測定して平均値及び標準偏差を求めた。結果を表1に示す。
(実施例8)
実施例1のスペーサー部形成用光硬化性組成物Aの替わりにポジ型フォトレジスト(商品名:TSMR−V90、東京応化工業(株)製)をプロピレングリコールメチルエーテルアセテートで希釈してガラス基板上にスピンコートし、80℃で2分間ベークして基板上に塗膜を形成した。フォトマスクを通して超高圧水銀ランプを用いて200mJ/cm露光し、水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液(商品名:NMD−3、東京応化工業(株)製)で60秒間現像後、純水で30秒間リンスして、フォトレジストからなる幅2μm、ラインアンドスペースが1:2のラインパターン(スペーサー部)をガラス基板上に形成した。形成したスペーサーをさらに180℃で3分熱硬化させた。その後は実施例1と同様の方法でパターン形成を行った。結果を表1に示す。
(実施例9)
(光インプリントリソグラフィによるスペーサー部形成工程)
アクリロキシプロピルトリストリメチルシロキシシラン70質量部、エポキシアクリレート(商品名:エポキシエステル80MFA、共栄社化学(株)製)15質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート10質量部、及び光重合開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン5質量部を混合・撹拌してスペーサー部形成用光硬化性組成物Cを調製した。これをガラス基板上にスピンコートした後、幅2μm、ラインアンドスペースが1:2のラインパターンを有する離型処理済の石英モールドを接触させ、モールドの凹凸パターンに上記光硬化性組成物Cを充填した。超高圧水銀ランプを用いて1J/cm露光して上記スペーサー部形成用光硬化性組成物Cを硬化させた後、モールドを離型し、モールドの凹凸形状が転写されたパターン(スペーサー部)をガラス基板上に形成した。
(パターン形成方法)
上記のようにして形成したスペーサー部付きのガラス基板を用いて、実施例1と同様の方法で薄膜部と該薄膜部から突出した突出部とからなるパターン形成を行った。結果を表1に示す。
(実施例10)
(粒子を載置することによるスペーサー部形成工程)
シリカゾル分散液(商品名:MP−2040、日産化学工業(株)製、平均粒子径200nm)100質量部に、エポキシアクリレート(商品名:エポキシエステル80MFA、共栄社化学(株)製)8質量部、4−(2−ヒドロキシエトキシフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン0.5質量部、及びプロピレングリコール50質量部を添加して混合・撹拌し、スペーサー部形成用組成物Dを調製した。これをガラス基板上にスピンコートしてシリカ粒子を載置した後、80℃で2分間ベークし、超高圧水銀ランプを用いて不活性ガス中で1J/cm露光して上記組成物Dを光硬化させ、シリカ粒子の基板との接触面をガラス基板上に固着させてスペーサー部を形成した。
(パターン形成方法)
上記スペーサー部付きのガラス基板を用いて、実施例1と同様の方法で薄膜部と該薄膜部から突出した突出部とからなるパターン形成を行った。結果を表1に示す。
(実施例11)
(モールド側へのスペーサー部形成工程)
高さ250nm、幅250nmでラインアンドスペースが1:1のラインパターンを有するニッケル製のモールド(離型処理なし)の表面に、実施例8に記載の方法でモールドの凹凸パターンの凸部の薄膜部形成面上にスペーサー部を形成した。
(パターン形成方法)
モールド上に実施例1に記載の被転写材である光硬化性組成物Bを滴下し、上記のモールドの薄膜部形成面とガラス基板とをフォトレジストからなるスペーサー部を介して対向させて光硬化性組成物Bを挟み込み、モールドの凹凸パターンに上記光硬化性組成物Bを充填した。超高圧水銀ランプを用いて1J/cm露光して光硬化性組成物Bを硬化させた後、モールドを離型し、モールドの凹凸形状が転写された薄膜部と該薄膜部から突出した突出部とからなるパターンを得た。得られたパターンの薄膜部の厚さを表面粗さ計で5箇所測定して平均値及び標準偏差を求めた。結果を表1に示す。
(比較例1)
スペーサー部を形成しなかったこと以外は実施例1と同様の方法でパターン形成を行った。結果を表1に示す。スペーサー部を形成した場合と比較して薄膜部の厚さのばらつきが大きく、厚さの制御が困難であった。
Figure 2010260272
(屈折率の評価)
実施例1のスペーサー部形成用光硬化性組成物Aの光硬化物、及び実施例1の被転写材である光硬化性組成物Bの光硬化物の波長589nm、23℃における屈折率の値を表2に示す。また、スペーサー部と被転写材層の屈折率の差を表3に示す。屈折率は多波長アッベ屈折計(型番:DR−M2、アタゴ(株)製)を用いて測定した。
(実施例12)
スペーサー部形成用光硬化性組成物及び被転写材として光硬化性組成物Bを用い、実施例9に記載の方法でパターン形成を行った。該パターンにおけるスペーサー部と被転写材層との屈折率差が0.03以下であるため、該パターンは透過率の低下が見られず、光学部材として有用である。
(実施例13)
被転写材としてパーフルオロオクチルエチルメタクリレート5質量部、トリエチレングリコールジアクリレート80質量部、及びトリメチロールプロパントリアクリレート5質量部と、光重合開始剤としてベンジルジメチルケタール5質量部とを混合、撹拌して調製した光硬化性組成物Eを用いたこと以外は実施例1と同様の方法でパターン形成を行った。波長589nmでの屈折率の値を表2に、評価結果を表3に示す。
得られたパターンは薄膜部の厚さの面内のばらつきが少なくほぼ一定になったが、この光硬化性組成物Eの光硬化物の波長589nm、23℃における屈折率は1.48でありスペーサー部と被転写材層との屈折率差が0.03を超えるため、形成したパターンの透過率が低下した。
Figure 2010260272
Figure 2010260272
(ドライエッチングレートの評価)
表2に示す光硬化性組成物A,B,Eの膜厚約1μmの塗布膜をそれぞれシリコンウェハー上に形成し、不活性ガス中で超高圧水銀ランプを用いて1J/cm露光して光硬化性組成物を硬化させた。次にドライエッチング装置(型番:RIE101IPH、SAMCO社製)を用いて下記条件で上記硬化物をドライエッチングし、エッチング前後の膜厚差から光硬化性組成物A,B,Eのドライエッチングレートを求めた。結果を表2に示す。また、被転写材層のスペーサー部に対するドライエッチングレートの比率を表3に示す。
<エッチング条件>
酸素ガス流量・・・・5mL/min
アルゴンガス流量・・0.5mL/min
チャンバー圧力・・・1Pa
バイアス電力・・・・50W
次に、実施例12及び13に記載の方法でパターン形成を行い、上記エッチング条件を用いてドライエッチングし残膜の除去を試みた。結果を表3に示す。実施例12では被転写材層のスペーサー部に対するドライエッチングレートの比率が0.8〜1.2の範囲内であるため均一なエッチングが可能であった。一方実施例13では被転写材層のスペーサー部に対するドライエッチングレートの比率が0.8〜1.2の範囲を外れているため、一部局在的なエッチングが見られた。
(電気的特性の評価)
実施例1に記載した光硬化性組成物A,Bの膜厚約1μmの塗布膜をそれぞれ10cm角のガラス基板上に形成し、不活性ガス中で超高圧水銀ランプを用いて1J/cm露光して光硬化性組成物を硬化させた。次に誘電率測定装置(型番:COE−01及びTMR−10A、KEYCOM社製)を用いて、25℃、周波数10GHzにおける上記A,Bの硬化物の比誘電率を測定した。測定結果を表2に示す。また、スペーサー部と被転写材層との比誘電率の差を表3に示す。表3に示すように、スペーサー部と被転写材層との比誘電率差が0.5以下であるため、実施例12に記載の方法で形成したパターンの比誘電率は面内均一性が高く、電気的特性は良好であった。
(実施例14)
ヒドロキシブチルアクリレート10質量部、エポキシアクリレート(商品名:エポキシエステル80MFA、共栄社化学(株)製)80質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート5質量部、光重合開始剤としてベンジルジメチルケタール5質量部とを混合、撹拌して調製した被転写材層形成用光硬化性組成物Fを用いたこと以外は実施例1と同様の方法でパターン形成を行った。結果を表2及び表3に示す。
得られたパターンは薄膜部の厚さの面内のばらつきが少なくほぼ一定になったが、スペーサー部と被転写材層との比誘電率差が0.5を超えているため、形成したパターンの比誘電率は面内均一性が低く、電気的特性は実施例12の場合と比較して低下した。
1 基板
2 薄膜部
3 突出部
4 モールド
5 薄膜部形成面
6 スペーサー部
7 被転写材層

Claims (10)

  1. 基板上に薄膜部と該薄膜部から突出した突出部とからなるパターンを形成するパターン形成方法において、前記基板と凹凸パターンが形成されたモールドとで被転写材層を挟みこんで前記モールドの凹凸パターンに前記被転写材層を充填して成形する成形工程と、該被転写材層から前記モールドを離型してパターンを形成する離型工程とを具備し、
    前記成形工程の前に、前記モールドの凹凸パターンの凸部の前記薄膜部を形成する薄膜部形成面、及び、前記基板の前記薄膜部形成面に対向する領域の少なくとも一方にスペーサー部を設けるスペーサー部形成工程を有し、
    前記成形工程では、前記薄膜部形成面と前記基板とを前記スペーサー部を介して対向させて前記基板に対して前記モールドを押圧することにより、前記モールドの凹凸パターンに前記被転写材層を充填すると共に、前記薄膜部形成面と前記基板との間に前記スペーサー部を有する薄膜部であって該スペーサー部により厚さが規定された前記薄膜部を形成することを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記スペーサー部をフォトリソグラフィーにより形成することを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 前記スペーサー部をインプリントにより形成することを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  4. 前記スペーサー部を前記薄膜部形成面、及び、前記基板の前記薄膜部形成面に対向する領域の少なくとも一方に粒子を載置することにより形成することを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  5. 前記薄膜部の厚さが20nm〜10μmの範囲であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  6. 前記離型工程後の前記被転写材層と前記スペーサー部との屈折率の差が0.03以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  7. 前記離型工程後の前記被転写材層の前記スペーサー部に対するドライエッチングレートの比率が0.8〜1.2であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  8. 前記離型工程後の前記被転写材層と前記スペーサー部との比誘電率の差が0.5以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  9. 前記被転写材層を構成する被転写材が光硬化性組成物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  10. 前記被転写材層の25℃における粘度が100mPa・s以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
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