JP2010259233A - 電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両を駐車する際に邪魔になることなく、部品点数を削減して装置の簡便化及び簡素化を図ることができるようにする。
【解決手段】一面が開口された中空の排水升2と、蓋体3と、給電部4とを備えている。排水升2は、その開口を鉛直方向の上方に向けて開放させた状態で地面に埋められる。蓋体2は、排水升2の開口を覆うように排水升2に取り付けられると共に給電対象物200の受電用プラグ202が挿通される挿通孔13が設けられている。そして、給電部4は、排水升2内で、且つ挿通孔13の鉛直方向の下方に配設され、受電用プラグ202の受電側電極206と電気的に接続する給電側電極21を有し、且つ給電対象物200に電力を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋外に設置されて、車両に搭載されたバッテリーの充電や車載の電気機器、冷暖房装置等に電力を供給する電力供給装置に関するものである。
近年、省エネルギ対策として電気自動車に代表される電気車両が注目されており、その需要も伸びている。そして、この電気車両のバッテリーを充電したり、駐車中の車両で使用される電気機器及び冷暖房装置等の車載装置に電力を供給するための電力を外部から供給する電力供給装置も注目されている。
電力供給装置の給電手段としては、例えば電力供給装置の給電部に車両に設けられた受電用プラグを差し込んで直接電力を供給する接触式(特許文献1参照)と、受電側と給電側の2つの電極間に生じる磁界の変化(電磁誘導現象)を利用して電力を供給する非接触式(特許文献2参照)が挙げられる。
図10は、従来の接触式の電力供給装置を示す説明図である。
図10に示す電力供給装置100は、車両200が駐車する駐車場Pの近傍に設置されている地上設置型の電力供給装置である。この電力供給装置100には、車両200に電力を供給する給電部101が設けられている。そして、この給電部101に車両200に設けた車両側受電装置201から引き出された受電用プラグが差し込まれることで、車両200に電力が供給される。
また、他の接触式の電力供給装置として、受電用プラグが差し込まれる給電部を昇降可能に構成した電力供給装置が提案されている。この電力供給装置では、未使用時には給電部が地下に埋没しており、使用時に地面からせり上がることで受電用プラグを差し込むことができるようになっている。
また、給電用コイルから受電用コイルに誘導される電磁誘導電流を用いて電力のやり取りを行う、非接触式の電力供給装置がある。この種の電力供給装置では、例えば駐車スペース近傍の壁や地面に給電部(給電用コイル)を設置し、この給電用コイルに、車両に設けた車両側受電装置(受電用コイル)を接近させることによって、車両に電力を供給している。
なお、この非接触式の電力供給装置にも、地上に設置型の電力供給装置と、給電部が地面から昇降する電力供給装置が開発されている。
特開2005−347203号公報 特開2005−255144号公報
しかしながら、図10に示す従来の電力供給装置100や地上設置型の非接触式の電力供給装置では、給電部が駐車位置の近傍に配設されるため、大型車両の移動の際に衝突したり、運転の妨げになっていた。その結果、駐車位置及び電力供給装置のレイアウトの自由度が大幅に制限されるという問題があった。
また、給電部が地面から昇降する電力供給装置では、給電部を地面から昇降させる可動部が必要となるため、装置の構成が複雑になっていた。その結果、装置の構成が複雑になるため部品点数が増加し、コストアップを招くだけでなく、故障の原因となっていた。
更に、非接触式の電力供給装置は、電力を供給する際の損失を少なくし、確実に電力を車両に供給するためには、給電部と車両側受電装置との位置関係に高い精度が必要であった。そのため、駐車の際には、高い運転技術が求められ、誰でも簡単に使用することができない、という問題があった。
また、給電部と車両側受電装置との位置精度の問題を解消させるために、給電部の給電用コイル及び車両側受電装置の受電用コイルを大きくすることで、大きな磁界を発生させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では、装置が大型化し、装置を設置する箇所が制限される、という不具合を有している。
なお、非接触式の電力供給装置には、車両側受電装置が可動式に構成されているものがある。このような構成を有する電力供給装置と車両側受電装置では、駐車位置の精度を落とすことは可能であるが、限界があった。更に、車両側受電装置を可動させるための可動部を車両に取り付ける必要があるため、車両側のコストと重量がかさむと共に可動部の動作不良を解消するためにメンテナンスを行う必要があった。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、車両を駐車する際に邪魔になることなく、装置の簡便化及び簡素化を図ることができる電力供給装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の電力供給装置は、一面が開口された中空の排水手段と、蓋体と、給電部とを備えている。排水手段は、その開口を鉛直方向の上方に向けて開放させた状態で地面に埋められる。蓋体は、排水手段の開口を覆うように排水手段に取り付けられると共に、この蓋体に給電対象物の受電用プラグが挿通される挿通孔が設けられている。そして、給電部は、排水手段内で、且つ挿通孔の鉛直方向の下方に配設され、受電用プラグの受電側電極と電気的に接続する給電側電極を有し、且つ給電対象物に電力を供給する。
本発明の電力供給装置によれば、給電部を地面よりも下方に配設することで、地上での突起物がなくなり、駐車場のレイアウトの自由度を大幅に向上させることができる。また、給電部が地面から昇降する電力供給装置と比較して、可動部の部品点数を削減することができ、装置の簡便化及び簡素化を図ることができる。更に、車両と電力供給装置が衝突する心配がないため、誰でも安全で簡単に電力供給装置を使用することができる。
本発明の電力供給装置の第1の実施の形態例を断面して示す説明図である。 本発明の電力供給装置の第1の実施の形態例に係る使用状態を示す説明図である。 本発明の電力供給装置の第1の実施の形態例に係る蓋体及び給電部を示す斜視図である。 本発明の電力供給装置の第1の実施の形態例に用いられる受電用プラグを示す斜視図である。 本発明の電力供給装置の第1の実施の形態例を用いた電力供給システムを示す模式図である。 本発明の電力供給装置の第1の実施の形態例を用いた電力供給システムを示すブロック図である。 本発明の電力供給装置の第1の実施の形態例を用いて電力供給システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の電力供給装置の第2の実施の形態例に係る蓋体及び給電部を示す斜視図である。 本発明の電力供給装置の第3の実施の形態例を断面して示す説明図である。 従来の電力供給装置の使用状態を示す説明図である。
以下、本発明の電力供給装置の実施の形態例について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
また、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態例
1−1.電力供給装置の構成例
1−2.電力供給装置を用いた電力供給システム
2.第2の実施の形態例
3.第3の実施の形態例
1.第1の実施の形態例
1−1.電力供給装置の構成例
まず、図1〜図4を参照して本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる電力供給装置の構成例について説明する。
図1は、本例の電力供給装置を示す模式図、図2は、本例の電力供給装置の使用状態を示す説明図である。また、図3は、本例の電力供給装置に係る蓋体及び給電部を示す斜視図である。図4は、本例の電力供給装置に用いられる受電用プラグを示す斜視図である。
図1に示すように、電力供給装置1は、一面が開口された中空の第1の排水升2と、第1の排水升2の開口を覆う蓋体3(図3参照)と、蓋体3に固定された給電部4及び開閉器5とを備えて構成されている。
[排水升]
図1に示すように、排水手段の一具体例として示す第1の排水升2は、略円筒形に形成されており、軸方向(図1の上下方向、鉛直方向)の一端が全て開口し、且つ軸方向の他端が閉じている。この第1の排水升2の側面には、第1の排水孔6と第2の排水孔7が設けられている。第1の排水孔6には、第1の通水路8が接続されており、第2の排水孔7には、第2の通水路9が接続されている。
第1の通水路8及び第2の通水路9には、複数の電力供給装置1の給電部4に電極を供給する主ケーブル11が延在している。主ケーブル11は、後述する給電装置30に接続されている(図5参照)。この主ケーブル11は、カプラー17を介して給電部4に接続される副ケーブル12が分岐されている。すなわち、図1に示すように主ケーブル11と副ケーブル12は、第1の排水孔6の近傍に配設されたカプラー17によって分岐されている。そして、カプラー17から分岐した副ケーブル12は、第1の排水升2の側面に沿って巻回され、開閉器5を介して給電部4に電気的に接続されている。この開閉器5は、給電部4への電力の供給と遮断の切り換えを行っている。
図2に示すように、この第1の排水升2は、その開口を鉛直方向の上方に向けて開放させた状態で地面に埋められている。そして、第1の通水路8は、隣りに配設された電力供給装置1Aの第1の排水升2に接続されている。また、第2の通水路9は、駐車場Pと歩道Aの間に設けられた第2の排水升10に接続されている。
第2の排水升10は、第1の排水升2よりも大きな容積を有しており、複数の第1の排水升2から流れてきた水Wを溜めるためのものである。この第2の排水升10は、例えば溝渠である。そして、第2の排水升10に溜まった水Wは、下水管Bに排水される。なお、第2の通水路9を直接下水管Bに接続してもよい。
本例では、第1の通水路8及び第2の通水路9と、主ケーブル11を一体化させて地中に埋設している。その結果、従来では別々に行われていた施工工事を同時に行うことができ、作業工程を削減することが可能である。なお、第1の通水路8及び第2の通水路9と主ケーブル11を別々に地中に埋設してもよいことはいうまでもない。
本例では、第1の排水升2を略円筒形に形成した例を説明したが、第1の排水升2を角筒状に形成してもよい。すなわち、第1の排水升2は、一面が開口された中空の形状であればその目的を達成できるものである。
また、排水手段として第1の排水升2を用いた例を説明したが、これに限定されるものではない。排水手段は、例えば、下水管Bに直接接続された第2の排水升10であってもよい。或いは、第2の通水路9や下水管Bの鉛直方向の上方に開口を形成し、第2の通水路9や下水管Bを排水手段として構成してもよい。また、排水手段としては、地面を掘ることで地面に直接凹部を形成し、この凹部(地面)に排水を吸収させるようにさせてもよい。
[蓋体]
図3に示すように、蓋体3は、略円形状に形成されており、略円板状に形成された覆い部3aと、この覆い部3aを囲む略円形の枠部3bとを有している。覆い部3aの略中心には、挿通孔13が設けられている。枠部3bには、蓋体3を第1の排水升2に固定ネジ14を介して固定するための複数の固定孔16が設けられている。図1に戻り、覆い部3aにおける挿通孔13の鉛直方向の下方には、給電部4が固定片18によって固定されている。更に、この蓋体3の覆い部3aには、開閉器5と認証装置19が取り付けられている。
図1に示す認証装置19は、例えば非接触式のICカードリーダであり、ICカードを読み取ることで、車両200や利用者を識別するための装置である。また、認証装置19は、防水対策上ICカードリーダであることが好ましいが、これに限定されるものではない。認証装置19としては、例えば磁気カードを読み書きする磁気カードリーダであってもよく、認証番号を入力するキー状の入力装置であってもよい。または、指紋や目等の体の特徴から個人を識別する識別装置であってもよい。
なお、本例では、蓋体3を略円板状に形成した例を説明したが、蓋体3の形状は、第1の排水升2に設けられた開口の形状に対応させて適宜設定できるものであり、排水升2の開口を閉じることができればよい。即ち、蓋体3の形状は、受電用プラグ202が挿通される挿通孔13が設けられ、且つ第1の排水升2の開口を閉じるような形状であればよい。
また、覆い部3aにおける挿通孔13付近を鉛直方向の上方へ膨出させて、挿通孔13から枠部3bにかけて傾斜するように形成してもよい。これにより、挿通孔13付近に水が溜まり難くなり、挿通孔13から水等が侵入し難くすることができる。
[給電部]
図1に示すように、給電部4は、2つの給電側電極21と、接続検知センサ22を有している。この給電部4には、貫通孔4aが設けられている。この貫通孔4aは、給電部4を蓋体3に固定した際に、覆い部3aに設けた挿通孔13の鉛直方向の下側に配置される。そして、この貫通孔4aの内壁には、2つの給電側電極21と、接続検知センサ22が配設されている。2つの給電側電極21と接続検知センサ22は、ケーブル24を介して開閉器5に接続されている。なお、貫通孔4aには、車両から延在する受電用プラグ202が摺動可能に嵌入される。そのため、この貫通孔4aの開口の形状は、受電用プラグ202の形状に合わせて適宜設定される。
また、貫通孔4aは、蓋体3の挿通孔13を通ってきた水W等を第1の排水升2側に排水するための通水路としての役割も有している。更に、2つの給電側電極21を貫通孔4aの内壁に設けると共に所定の間隔を開けて配設している。すなわち、人の手指が2つの給電側電極21に同時に触れないようにしている。したがって、給電側電極21に人の手指が触れて感電することがない。
更に、2つの給電側電極21の間隔が近すぎると、雨水や水道水等に水没するとショートを起こすおそれがある。そのため、本例では、2つの給電側電極21が、十分に離間して配置されている。これにより、2つの給電側電極21が瞬間的に水没しても、ショートすることを防止することができる。
なお、接続検知センサ22は、貫通孔4aに受電用プラグ202が嵌入されたことを検知するセンサである。この接続検知センサ22で受電用プラグ202を検知すると共に後述する認証装置で認証確認が行われることで、2つの給電側電極21への通電が行われる。これにより、誤って人の手指が給電側電極21に触れて感電することを確実に防止することができる。
更に、給電部4に設けた給電側電極21から蓋体3までの鉛直方向の長さは、第1の排水升2に設けた第1の排水孔6及び第2の排水孔7から蓋体3までの鉛直方向の長さよりも短く設定している。すなわち、第1の排水升2に溜まった水Wに2つの給電側電極21が触れにくくしている。
[受電用プラグ]
図2に示すように、受電用プラグ202は、車両200に設けられた車両側受電装置201から延在する電源ケーブル203の端部に取り付けられている。
この受電用プラグ202の構造を図4に示す。図4に示すように、この受電用プラグ202は、使用者が把持することができる把持部204と、貫通孔4aに嵌入される嵌入部205とを有している。嵌入部205は、貫通孔4aの形状に対応した形状に形成されており、2つの受電側電極206と、接続検知電極207とを有している。
図1に示したように、2つの受電側電極206は、嵌入部205を貫通孔4aに嵌入した時に、給電部4の2つの給電側電極21に接触する。このとき、接続検知電極207は、給電部4の接続検知センサ22に接触する。これにより、給電部4の接続検知センサ22が貫通孔4aに受電用プラグ202が差し込まれたことを検知する。その結果、2つの給電側電極21への通電が行われ、受電用プラグ202を介して車両200に電力が供給される。
本例の電力供給装置1は、図2に示すように、地上での突起物がないため、駐車場のレイアウトの自由度を大幅に向上させることができ、設置環境及び景観の変化を最小限に抑えることができる。更に、車両200と電力供給装置1とが衝突する心配がないため、誰でも安全に簡単に使用することができる。
また、本例の電力供給装置1は、地上に突出していないことや、構造が非常に簡単なため、破損する可能性が低く、メンテナンスの手間を軽減させることができる。なお、破損する可能性が低いため、災害時の緊急電源として利用することもできる。
1−2.電力供給装置を用いた電力供給システム
次に、図5〜図7を参照して本例の電力供給装置1を用いた電力供給システムについて説明する。
図5は、電力供給システムを示す模式図、図6は、電力供給システムを示すブロック図である。図7は、電力供給システムの動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、電力供給装置1に接続されている主ケーブル11は、駐車場Pから離れたところに設置された給電装置30に接続されている。この給電装置30は、電力供給装置1に供給する電力を管理する管理サーバ40に接続されている。
図6に示すように、車両200は、車両側受電装置201と、冷暖房装置208と、異常警告装置211とを備えている。車両側受電装置201は、電力供給装置1から電力を供給されて、冷暖房装置208等に電力を供給している。
また、車両200の異常警告装置211は、電力供給システムを利用する際に発生した異常を表示するものである。この異常警告装置211は、例えば車両側受電装置201と電力供給装置1の給電部4との接続異常を検出し、エラーを表示する。なお、車両200の車両側受電装置201は、上述した受電用プラグ202を電力供給装置1の給電部4に嵌め込むことで、電力供給装置1に接続される。
電力供給装置1は、図1に示した給電部4と、開閉器5と、認証装置19と、第1のシステム通信部25を備えている。第1のシステム通信部25は、認証装置19及び開閉器5に接続されている。この第1のシステム通信部25は、電力供給装置1の認証信号を、給電装置30を介して管理サーバ40に送信している。また、第1のシステム通信部25は、例えばLANで給電装置30と接続されている。そして、認証装置19からの認証信号が給電装置30に送信されることで、複数の電力供給装置1の中から給電する電力供給装置1を特定することができる共に、車両や利用者を特定することができる。
給電装置30は、第2のシステム通信部31と、給電装置制御部32とを備えている。給電装置制御部32は、主ケーブル11を介して複数の電力供給装置1の開閉器5に接続されている。この給電装置制御部32は、管理サーバ40からの制御信号に基づいて電力供給装置1への給電の制御を行うものである。
第2のシステム通信部31は、広域情報通信網(WAN)等のネットワークを介して管理サーバ40に接続されている。また、第2のシステム通信部31は、LANを介して電力供給装置1の第1のシステム通信部25に接続されている。この第2のシステム通信部31は、管理サーバ40からの制御信号を受信すると共に、管理サーバ40に電力供給装置1の利用情報を送信している。更に、第2のシステム通信部31は、第1のシステム通信部25からの認証信号や利用情報を受信すると共に、第1のシステム通信部25を介して開閉器5の制御信号を送信している。
また、管理サーバ40は、システム通信制御部41と、判定・制御部42と、履歴データベース43と、利用者登録情報データベース44とを備えている。システム通信制御部41は、上述したように、給電装置30の第2のシステム通信部31にネットワークを介して接続されている。
また、履歴データベース43には、車両200の利用履歴に関するデータが蓄積され、利用者登録情報データベース44には、登録されている利用者の利用履歴や課金金額等のデータが蓄積されている。この履歴データベース43及び利用者登録情報データベース44は、判定・制御部42に接続されている。
判定・制御部42は、車両側認証装置209及び電力供給装置1の認証装置19からの登録情報及び履歴データベース43及び利用者登録情報データベース44に蓄積されたデータに基づいて電力の供給の判定を行っている。また、判定・制御部42は、電力供給の判定結果から、給電装置30に送信する制御信号を作成すると共に、車両200に送信する利用情報を作成している。
なお、本例では、電力供給装置1に認証装置19を設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、車両200の情報を、受電用プラグ202を嵌入する時に電力線通信(PLC:Power Line Communication)などの手段で伝えることができれば、認証装置19を設けなくてもよい。
また、本例では、電力供給装置1の第1のシステム通信部25と給電装置30の第2のシステム通信部31とをLANを用いて接続した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電力供給装置1と給電装置30との情報の送受信を、電力線を利用した電力線通信(PLC)によって行ってもよい。この電力線通信によれば、LANを用いずに主ケーブル11のみで、電力供給装置1と給電装置30との情報の送受信を行うことができる。
次に、本例の電力供給装置1を用いて電力供給システムの動作について説明する。
まず、図5に示すように車両200の受電用プラグ202を電力供給装置1の給電部4に接続する(ステップS1)。次に、給電部4の接続検知センサ22によって、受電用プラグ202が確実に貫通孔4aに差し込まれたことを検知する(ステップS2)。
そして、利用者は、認証装置19に所定のICカードをかざし、ICカードを読み取らせる。すると、電力供給装置1は、読み取った車両200や利用者の個人情報等の認証情報と、電力供給装置1の認証信号を、給電装置30を介して管理サーバ40に送信する(ステップS3)。
次に、管理サーバ40は、送られてきた車両200や利用者の認証信号と、電力供給装置1の認証信号を判定・制御部42によって認証処理を行い、車両200又は利用者と、電力を供給する電力供給装置1を特定する(ステップS4)。判定・制御部42による認証処理が正常に行われると、判定・制御部42は、給電装置30に出力する制御信号を作成し、給電装置30に出力する。
給電装置30は、入力された制御信号に基づいて電力供給装置1に給電する。そして、電力供給装置1は、開閉器5を開放させて給電部4に電力を供給する。これにより、電力供給装置1の給電部4から車両200の受電装置へ、給電が開始される(ステップS5)。
なお、判定・制御部42による認証処理が正常に行われない場合には、管理サーバ40は、電力供給装置1に異常信号を送信する。その結果、電力供給装置1にエラーが表示され、電力供給システムの動作が終了する(ステップS9)。
車両200に必要な量の電力が供給されると、使用者は、電力供給装置1の給電部4から受電用プラグ202を取り外す(ステップS6)。すると、給電部4の接続検知センサ22によって、受電用プラグ202が取り外されたことが検出される(ステップS7)。接続検知センサ22によって受電用プラグ202の取り外しが検出されると、開閉器5から給電部4への電力供給が遮断される。なお、給電装置30又は電力供給装置1の開閉器5によって、電力の供給を終了するようにしてもよい。
給電が終了すると、給電装置30は、管理サーバ40へ電力供給装置1の利用情報と車両200又は利用者の利用情報を出力する。そして、管理サーバ40は、入力された利用情報に基づいて履歴データベース43及び利用者登録情報データベース44に利用履歴及び電力の使用量、使用時間または、電力の使用量から算出される課金金額等の情報を記録する(ステップS8)。このようにして、電力供給装置1を用いた電力供給システムの動作が終了する。
2.第2の実施の形態例
次に、図8を参照して本発明の第2の実施の形態例にかかる電力供給装置の構成例について説明する。
図8は、第2の実施の形態例に係る電力供給装置の蓋体を示す斜視図である。
この第2の実施の形態例に係る電力供給装置49と第1の実施の形態例に係る電力供給装置1と異なるところは、蓋体の覆い部の形状である。そのため、ここでは、蓋体について説明し、電力供給装置1と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図8に示すように、蓋体3Aは、略円形に形成されており、格子状に形成された覆い部3aAと、この覆い部3aAを囲む略円形の枠部3bAとを有している。覆い部3aAの略中心Dには、挿通孔13Aが設けられている。そして、この挿通孔13Aの鉛直方向の下方には、給電部4が2つの固定片18によって固定されている。
このように、蓋体3Aの覆い部3を格子状に形成することで、蓋体3の覆い部3aA上に水Wが溜まることがなく、効率よく蓋体3上に溜まる水Wを第1の排水升2へ排水させることができる。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかる電力供給装置1と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する電力供給装置49によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる電力供給装置1と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、蓋体3Aの覆い部3aAを格子状に形成した例を説明したが、覆い部3aAは、正六角形の開口を蜂の巣状に配置させた形状でもよく、或いは菱形や円形の開口を隙間無く配置させたような形状でもよい。
3.第3の実施の形態例
次に、図9を参照して本発明の第3の実施の形態例にかかる電力供給装置の構成例について説明する。
図9は、第3の実施の形態例にかかる電力供給装置を示す模式図である。
この第3の実施の形態例に係る電力供給装置50と第1の実施の形態例に係る電力供給装置1と異なるところは、第1の実施の形態例では給電部が蓋体に固定されているのに対して、この第3の実施の形態例では給電部が第1の排水升に固定されている点、及びその給電側電極と受電側電極の構造が異なる点である。ここでは、特に、給電部について説明し、電力供給装置1と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。なお、この第3の実施の形態例に係る電力供給装置50の蓋体3Aは、第2の実施の形態例に係る電力供給装置49の蓋体3Aと同一のものを用いている。
図9に示すように、給電部54は、第1の排水升2の底面部2aから蓋体3Aに向けて突出して設けられている。この給電部54の蓋体3A側の端部には、2つの給電側電極61と、接続検知センサ62が設けられている。接続検知センサ62は、給電部54における蓋体3Aの挿通孔13Aと対向する面に設けられている。2つの給電側電極61から蓋体3までの鉛直方向の長さは、第1の排水升2に設けた第1の排水孔6及び第2の排水孔7から蓋体3Aまでの鉛直方向の長さよりも短く設定されている。
また、給電部54の内部には、2つの給電側電極61と、接続検知センサ62に接続されるケーブル64が挿通されている。ケーブル64は、第1の排水升2の底面部2aに設けられた開口部2bを貫通して給電部54内に挿通されている。そして、この給電部54に受電用プラグ202Aが取り付けられる。
この第3の実施の形態例に係る電力供給装置1に用いられる受電用プラグ202Aは、把持部204Aと、給電部54が嵌入される嵌入穴205Aを有している。この嵌入穴205Aの内壁は、2つの給電側電極61に接続される2つの受電側電極206Aと、接続検知センサ62に接続される接続検知電極207Aが設けられている。
その他の構成は、上述した第1の実施の形態例にかかる電力供給装置1と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する電力供給装置50によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる電力供給装置と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、蓋体を覆う開閉可能なカバー部材を設けてもよく、未使用時には、カバー部材で蓋体を覆い、給電部に水等が侵入することを防止できるようにしてもよい。
1,1A,49,50…電力供給装置、 2…第1の排水升(排水手段)、 3,3A…蓋体、 3a,3aA…覆い部、 3b,3bA…枠部、 4,54…給電部、 4a…貫通孔、 5…開閉器、 6…第1の排水孔、 7…第2の排水孔、 8…第1の通水路、 9…第2の通水路、 10…第2の排水升、 11…主ケーブル、 12…副ケーブル、 13…挿通孔、 19…認証装置、 21,61…給電側電極、 22,62…接続検知センサ、 25…第2のシステム通信部、 200…車両、 201…車両側受電装置、 202,202A…受電用プラグ、 203…電源ケーブル、 205…嵌入部、 205A…嵌入穴、 206,206A…受電側電極、 207,207A…接続検知電極

Claims (6)

  1. 一面が開口され、その開口を鉛直方向の上方に向けて開放させた状態で地面に埋められる中空の排水手段と、
    前記排水手段の開口を覆うように前記排水手段に取り付けられると共に給電対象物の受電用プラグが挿通される挿通孔が設けられた蓋体と、
    前記排水手段内で、且つ前記挿通孔の鉛直方向の下方に配設され、前記受電用プラグの受電側電極と電気的に接続する給電側電極を有し、且つ前記給電対象物に電力を供給する給電部と、
    を備えた電力供給装置。
  2. 前記給電部は、前記蓋体に固定されている
    請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 前記給電部には、前記受電用プラグが嵌入されると共に通水路として作用する貫通孔が設けられており、その内壁に前記給電側電極が配設されている
    請求項1又は2に記載の電力供給装置。
  4. 前記給電部は、前記排水手段に固定されている
    請求項1に記載の電力供給装置。
  5. 前記排水手段の側面には、排水用の排水孔が設けられており、
    前記排水孔に接続される通水路を備えている
    請求項1〜4のいずれかに記載の電力供給装置。
  6. 前記給電部の前記給電側電極から前記蓋体までの鉛直方向の長さは、前記排水孔から前記蓋体までの鉛直方向の長さよりも短く設定されている
    請求項5に記載の電力供給装置。
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