JP2010239262A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺の電波環境が悪い状況下においても消費電力を抑えつつ良好な通信品質を維持することが可能な無線通信システムを提供すること。
【解決手段】干渉情報を参照して、主通信装置における干渉のレベルが基準値より低く、かつ、複数の副通信装置のいずれかにおける干渉のレベルが基準値より高い無線チャンネルの中から、干渉のレベルが基準値より高いとされる副通信装置の数が少ない順に、無線チャンネルを選択する。そうして選択された無線チャンネルを使用する際の通信モードを、主通信装置から副通信装置への通信についてはマルチスロットモードに、副通信装置から主通信装置への通信についてはシングルスロットモードに、それぞれ設定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
従来、無線通信によりデータ通信や通話を行う無線通信システムがある。このような無線通信システムでは、異なった通信方式で、同一の周波数帯域を使用する場合がある。
例えば、データ通信を目的とした無線LAN(Wireless Local Area Network、以下、WLANと表記する。)と通話を目的としたデジタルコードレス電話(Digital Cordless telephone、以下、DCLと表記する。)とは、いずれも2.4GHz帯という同一の周波数帯域を使用する。
ここで、図11を参照して、WLAN及びDCLによって使用される周波数帯域及び周波数チャンネルについて説明する。図11は、WLAN及びDCLで使用される周波数帯域及び周波数チャンネルを示した概略図である。
図11に示されるように、WLAN、DCLの各通信方式は、いずれも2.4GHzから2.5GHzまでの周波数帯域(2.4GHz帯)を使用する。そして、各通信方式において、2.4GHz帯を複数に分割したチャンネルが設定されている。以下では、各通信方式におけるチャンネルを区別するために、WLANで使用されるチャンネルをWLANチャンネル、DCLで使用されるチャンネルをDCLチャンネルとする。
WLANでは、2.4GHz帯が14のWLANチャンネルwch1〜wch14に分けられている。WLANは、14のWLANチャンネルのうち1つのWLANチャンネルを継続して使用しながら、その1つのWLANチャンネルに対して送信データを直接スペクトラム拡散する直接拡散方式により、無線通信を行う。
一方、DCLでは、2.4GHz帯が89のDCLチャンネルdch1〜dch89に分けられている。DCLは、ホッピング周期と呼ばれる所定の周期(例えば、1/100秒)毎に、89あるDCLチャンネルのうち予め選択された例えば45のDCLチャンネルの間で、使用するDCLチャンネルを変更(ホッピング)する周波数ホッピング方式により、無線通信を行う。
上記のような複数の通信方式が混在する環境では、同一の周波数帯域が各通信方式によって使用されるので、各通信方式の間で電波干渉が発生するおそれがある。これに対し、下記の特許文献1には、同一の音声データを複数回繰り返して送受信することで、良好な通話品質を維持する携帯無線電話機が記載されている。
特開平6−224837号公報
しかしながら、特許文献1に記載の携帯無線電話機では、複数回繰り返して送受信することで通話品質を維持する反面、消費電力が増大する。そのため、例えば携帯無線電話機が電池駆動の場合、連続して通話可能な時間が短くなってしまい問題である。
本発明は上記の課題に鑑み提案されたものである。本発明は、周辺の電波環境が悪い状況下においても消費電力を抑えつつ良好な通信品質を維持することが可能な無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る無線通信システムは、主通信装置と複数の副通信装置とを備え、前記主通信装置と前記副通信装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、ある周波数帯域内を所定の周波数帯域毎に区切り、その区切られた周波数帯域に対応して設けられた無線チャンネルの複数の中から1つを使用するとともに、その使用する無線チャンネルを所定の周期で切り替える無線通信方式によって前記主通信装置と前記副通信装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、前記主通信装置及び前記複数の副通信装置において前記無線チャンネルが外来電波から受ける干渉のレベルを示す干渉情報を取得する干渉情報取得手段と、前記干渉情報取得手段により取得された前記干渉情報を参照して、前記主通信装置における干渉のレベルが基準値より低く、かつ、前記複数の副通信装置のいずれかにおける干渉のレベルが基準値より高い無線チャンネルの中から、干渉のレベルが基準値より高いとされる副通信装置の数が少ない順に、前記無線チャンネルを選択するチャンネル選択手段と、前記無線通信手段が前記チャンネル選択手段により選択された無線チャンネルを使用する際の通信モードを、前記主通信装置から前記副通信装置への通信についてはマルチスロットモードに、前記副通信装置から前記主通信装置への通信についてはシングルスロットモードに、それぞれ設定する通信モード設定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る無線通信システムは、請求項1の無線通信システムにおいて、前記チャンネル選択手段は、前記干渉情報を参照して、前記主通信装置及び前記複数の副通信装置における干渉のレベルが全て基準値より低い無線チャンネルの数が所定数以下である場合に、前記無線チャンネルの選択を行うことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る無線通信システムは、請求項1または2の無線通信システムにおいて、前記副通信装置は電池駆動であり、前記副通信装置における電池残量を取得する電池残量取得手段を備え、前記チャンネル選択手段は、干渉のレベルが基準値より高いとされる副通信装置の数が等しい無線チャンネルがある場合は、前記電池残量取得手段により取得された前記電池残量を参照して、電池残量の少ない副通信装置における干渉のレベルが基準値より低い無線チャンネルから優先して選択することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る無線通信システムは、請求項1乃至3のいずれかの無線通信システムにおいて、前記主通信装置は、デジタルコードレス電話の親機であり、前記副通信装置は、前記デジタルコードレス電話の子機であることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る無線通信システムによれば、干渉情報に基づいて副通信装置から主通信装置への通信モードを可能な限りシングルスロットモードに設定するため、副通信装置における消費電力を抑えながら通信品質を保つことができる。
本発明の請求項2に係る無線通信システムによれば、主通信装置と副通信装置との間の両通信方向においてシングルスロットモードで使用可能な無線チャンネルを前もって確保することができるため、省電力性と通信品質に優れた無線通信を行うことができる。
本発明の請求項3に係る無線通信システムによれば、電池駆動の副通信装置が連続して通話可能な時間を長くすることができる。
本発明の請求項4に係る無線通信システムによれば、デジタルコードレス電話の親機と子機とを備える無線通信システムにおいて、子機の消費電力を抑えながら通話品質を保つことができる。
本発明に係る無線通信システムによれば、周辺の電波環境が悪い状況下においても消費電力を抑えつつ良好な通信品質を維持することができる。
無線通信システムの外観図である。 無線通信システムの構成を示すブロック図である。 無線通信システムを採用したネットワークを示す概略図である。 親機が干渉情報を取得する処理のフローチャートである。 子機が子機情報を親機に送信する処理のフローチャートである。 親機が子機から送信される子機情報を取得する処理のフローチャートである。 DCL情報テーブルの一例を示す図である。 親機がホッピングテーブルを生成する処理のフローチャートである。 子機が親機から送信されるホッピングテーブルの情報を設定する処理のフローチャートである。 ホッピングテーブルの一例を示す図である。 WLAN及びDCLで使用される周波数帯域及び周波数チャンネルを示した概略図である。
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本発明の無線通信システムの一例として、親機10と子機61とを備える無線通信システム1を示す外観図である。親機10は、DCL機能の他、WLAN機能、プリンタ機能、FAX機能、などを有する。図1に示されるように、親機10の側面には、送受話器23が設けられる。また、親機10の上面前方には、操作キー15及びタッチパネル機能付きLCD16が設けられる。ユーザは、操作キー15、LCD16を介して、電話番号などを親機10に入力することができる。また、親機10は不図示の電源コードから電源を供給され、子機61は充電式の電池駆動である。
図2は、無線通信システム1の構成を示すブロック図である。親機10は、CPU11、ROM12、RAM13、EEPROM14、WLAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19、送受話器23、音声処理LSI24、NCU(Network Control Unit、以下、NCUと表記する。)25、を主に有する。CPU11、ROM12、RAM13、及びEEPROM14は、バスライン26を介して互いに接続される。送受話器23とNCU25とは、音声処理LSI24に接続される。また、操作キー15、LCD16、WLAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19、音声処理LSI24、NCU25、及びバスライン26は、入出力ポート27を介して互いに接続される。
CPU11は、ROM12、RAM13、EEPROM14に記憶されるプログラム、パラメータ、あるいは、WLAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19、NCU25を介して送受信される各種信号に従って、様々な処理を実行する。ROM12は、親機10を制御するためのプログラム、プログラムに従って参照される各種データ、などを記憶する。RAM13は、プログラムに従って処理が実行される過程で生成される各種データを記憶する。
WLANアンテナ18を有するWLAN通信制御回路17は、WLANアンテナ52を有するアクセスポイント(Access Point、以下、APと表記する。)51との間で、直接拡散方式による無線通信であるWLAN通信200を行う。AP51はLAN500と接続されており、親機10はLAN500に接続される他の機器(例えば、PC)とAP51を介してデータ通信を行う。
DCLアンテナ20を有するDCL通信制御回路19は、子機61のDCLアンテナ63を有するDCL通信制御回路62との間で、周波数ホッピング方式による無線通信であるDCL通信300を行う。音声処理LSI24は、送受話器23、NCU25のアナログ音声信号とDCL通信制御回路19のデジタル信号とを相互に変換する。また、NCU25は、電話回線網100と接続されており、電話回線網100へのダイヤル信号の送出、電話回線網100からの呼出信号の応答などを行う。
図3は、上記のように構成された無線通信システム1を採用したネットワークの一例を示す概略図である。親機10は、AP51とWLAN通信200を行い、LAN500に接続する。4つの子機61(61A、61B、61C、61D)は、それぞれ親機10とのDCL通信300により、親機10、他の子機61、及び、電話回線網100に接続される他の電話機と通話を行う。また、親機10及び子機61の周辺には、他のネットワークを構成するAP70、PC71が存在する。
既に説明したように、DCLでは、2.4GHz帯が89のDCLチャンネルdch1〜dch89に分けられている(図11参照)。図3のネットワークにおいて、親機10と子機61とは、89あるDCLチャンネルのうち45のDCLチャンネルの間で、使用するDCLチャンネルをホッピングしながら、DCL通信300を行う。その際、親機10及び子機61は、出来るだけ電波状況のよいDCLチャンネルを選択して使用する。しかし、図3のように親機10がDCL通信300と並行してWLAN通信200を行ったり、周辺に他のネットワークが存在したりして、DCLチャンネルと同一の周波数帯域に設定されるWLANチャンネルが複数使用されると、良好なDCLチャンネルを確保することが困難になり、通話品質が低下する。本実施例の親機10と子機61とは、子機61の消費電力を抑えながら通話品質を維持する。以下、図4乃至図10を参照して、親機10と子機61とにおいて実行される処理を説明する。
図4は、親機10の周辺でDCLチャンネルが外来電波から受ける干渉のレベルを示す干渉情報を取得するため親機10において実行される処理のフローチャートである。S11において、親機10は、89あるDCLチャンネルの1つであるDCLチャンネルxの干渉情報を取得する。親機10は、例えば、DCLチャンネルxに対応する帯域で受信される外来電波の強度をDCL通信制御回路19によって測定し、干渉のレベルを判断する。親機10は、DCLチャンネルxについて測定した電波強度が基準値より高ければ干渉あり、低ければ干渉なしと判断して、その結果を干渉情報として取得する。
S12において、親機10は、DCL情報テーブルを更新する。ここで、図7を参照して、DCL情報テーブルについて説明する。図7は、親機10のRAM13に記憶されるDCL情報テーブルの一例を示す図である。図7に示されるように、DCL情報テーブルには、各通信装置における全てのDCLチャンネルdch1〜dch89の干渉情報が含まれる。親機10は、S11で取得した干渉情報をDCL情報テーブルの対応箇所に格納し、DCL情報テーブルを更新する。
S13において、親機10は、DCLチャンネルxを次のDCLチャンネルにシフトして、S11に戻る。これにより、親機10は、全てのDCLチャンネルdch1〜dch89の干渉情報を順次取得して、DCL情報テーブルを更新する。
図5は、子機61における電池残量及びDCLチャンネルの干渉情報を、子機情報として親機10に送信するため子機61において実行される処理のフローチャートである。S21において、子機61は、電池残量を取得する。既に述べたように、子機61は充電式の電池駆動であるため、充電状態に応じて電池残量が変化する。子機61は、例えば、電池の電圧に基づいて現在の電池残量を1から5の5段階に分け、その結果を取得する。なお、本実施例では、1から5の5段階のうち数字が大きいほど電池残量が多いものとする。
S22において、子機61は、89あるDCLチャンネルの1つであるDCLチャンネルxの干渉情報を取得する。干渉情報の取得は、親機10と同様に、DCLチャンネルxに対応する帯域で受信される外来電波の強度を子機61のDCL通信制御回路62によって測定し、基準値と比較することで行われる。
S23において、子機61は、S21で取得した電池残量及びS22で取得した干渉情報を、子機情報として親機10に送信する。S24において、子機61は、DCLチャンネルxを次のDCLチャンネルにシフトして、S21に戻る。これにより、子機61は、全てのDCLチャンネルdch1〜dch89の干渉情報を順次取得して、現在の電池残量とともに親機10に送信する。
図6は、子機61から送信される子機情報を取得するため親機10において実行される処理のフローチャートである。S31において、親機10は、子機61の登録台数を取得する。子機61の登録台数は、例えば、EEPROM14に記憶されており、親機10はEEPROM14から子機の登録台数を読み出すことで、子機61の登録台数を取得する。
S32において、親機10は、複数の子機61のうちn台目の子機nから子機情報を受信したか否かを判断する。子機nから子機情報を受信していない場合(S32:NO)、親機10はS32に戻る。すなわち、子機nから子機情報を受信するまで、親機10はS32で待機する。
一方、子機nから子機情報を受信した場合(S32:YES)、親機10は、S33において、DCL情報テーブルを更新する。図7に示されるように、DCL情報テーブルには、干渉情報の他に、各子機61における電池残量が含まれる。親機10は、S32で受信した子機情報に含まれる電池残量及び干渉情報をDCL情報テーブルの対応箇所に格納し、DCL情報テーブルを更新する。
S34において、親機10は、子機61の台数カウンタのカウント値であるnが、S31で取得した子機61の登録台数に等しいか否かを判断する。nが子機61の登録台数に等しくない場合(S34:NO)、親機10は、S35においてnに1を加算して子機nを次の子機61にシフトして、S32に戻る。一方、nが子機61の登録台数に等しい場合(S34:YES)、親機10は処理を終了する。これにより、親機10は、全ての子機61の子機情報を順次取得して、DCL情報テーブルを更新する。
これまで説明した図4乃至図6の処理は、常時あるいは定期的に行われる。これにより、周辺の電波環境の変化、子機61の電池残量の変化、子機61の登録台数の変更、に対応することができる。
図8は、親機10と子機61とのDCL通信300においてホッピングする45のDCLチャンネルと通信モードとを規定するホッピングテーブル(以下、HPテーブルと表記する。)を生成するため親機10において実行される処理のフローチャートである。S41において、親機10は、RAM13に記憶されるDCL情報テーブル(図7参照)を参照する。S42において、親機10は、DCL情報テーブルに含まれる干渉情報に基づいて、親機10及び全ての子機61(61A、61B、61C、61D)において干渉なしのDCLチャンネルを選択する。例えば、図7のDCL情報テーブルでは、DCLチャンネルdch75は親機10及び全ての子機61において干渉なしであるため、親機10はDCLチャンネルdch75を選択する。
S43において、親機10は、S42で選択することができたDCLチャンネルの数が45以上であるか否か、すなわち、DCL通信300のホッピングに必要な数のDCLチャンネルを確保することができたか否かを判断する。選択することができたDCLチャンネルの数が45以上でない場合(S43:NO)、親機10は、S44において、チャンネル選択処理を行う。一方、選択することができたDCLチャンネルの数が45以上である場合(S43:YES)、親機10は、S44のチャンネル選択処理を行わずに、S45へ進む。
S44のチャンネル選択処理について詳細に説明する。親機10は、DCL情報テーブルに含まれる干渉情報に基づいて、親機10において干渉なし、かつ、複数の子機61(61A、61B、61C、61D)のいずれかにおいて干渉ありのDCLチャンネルの中から、干渉ありとされる子機61の数が少ない順に、DCLチャンネルを選択する。その際、干渉ありとされる子機61の数が等しいDCLチャンネルがある場合は、親機10は、電池残量の少ない子機61において干渉なしのDCLチャンネルから優先して選択する。例えば、図7のDCL情報テーブルでは、DCLチャンネルdch2、dch3、dch4、dch78は、親機10において干渉なし、かつ、複数の子機61のいずれかにおいて干渉ありである。そして、干渉ありとされる子機61の数は、DCLチャンネルdch2、dch3、dch4については1、DCLチャンネルdch78については2である。DCLチャンネルdch2、dch3、dch4は、干渉ありとされる子機61の数が1で等しい。そこで、親機10は、電池残量が1番少ない子機61D(電池残量=1)において干渉なしのDCLチャンネルdch3、dch4を、DCLチャンネルdch2よりも優先して選択する。さらに、親機10は、DCLチャンネルdch3、dch4について、電池残量が2番目に少ない子機61D(電池残量=2)において干渉なしのDCLチャンネルdch3を、DCLチャンネルdch4よりも優先して選択する。したがって、この場合、親機10はDCLチャンネルdch3、dch4、dch2、dch78の順にDCLチャンネルを選択する。親機10は、S42で選択することができたDCLチャンネルの数との合計がDCL通信300のホッピングに必要な数である45となるまで、S44のチャンネル選択処理を行う。
S45において、親機10は、通信モード設定処理を行う。S45の通信モード設定処理について詳細に説明する。親機10は、S42で選択したDCLチャンネルに対しては、親機10から子機61への通信と子機61から親機10への通信との両方をシングルスロットモードで行うように設定する。例えば、上述のように、S42でDCLチャンネルdch75を選択した場合、親機10は、DCLチャンネルdch75に対して、親機10から子機61への通信と子機61から親機10への通信との両方をシングルスロットモードで行うように設定する。一方、親機10は、S44で選択したDCLチャンネルに対しては、親機10から子機61への通信をマルチスロットモードで、子機61から親機10への通信をシングルスロットモードで行うように設定する。例えば、上述のように、S44でDCLチャンネルdch3、dch4、dch2、dch78を選択した場合、親機10は、DCLチャンネルdch3、dch4、dch2、dch78に対して、親機10から子機61への通信をマルチスロットモードで、子機61から親機10への通信をシングルスロットモードで行うように設定する。そして、親機10は、設定結果に基づいてHPテーブルを生成する。ここで、図10を参照して、HPテーブルについて説明する。図10は、親機10のRAM13に記憶されるHPテーブルの一例を示す図である。図10に示されるように、HPテーブルには、S42、S44で選択したDCLチャンネルに対して設定された、各通信方向の通信モードが含まれる。例えば、上述の場合であれば、親機10は、図10のようなHPテーブルを生成する。
S46において、親機10は、S45で生成したHPテーブルの情報を全ての子機61に送信し、処理を終了する。
図9は、親機10から送信されるHPテーブルの情報を子機61に設定するため子機61において実行される処理のフローチャートである。S51において、子機61は、親機10からHPテーブルの情報を受信したか否かを判断する。HPテーブルの情報を受信していない場合(S51:NO)、子機61はS51に戻る。すなわち、HPテーブルの情報を受信するまで、子機61はS51で待機する。
一方、HPテーブルの情報を受信した場合(S51:YES)、子機61は、S52において、HPテーブルを展開する。これにより、子機61は、親機10から送信されるHPテーブルの情報の設定に従ってDCL通信300を行う。
続いて、これまで説明した図8、図9の処理によって得られる効果について説明する。
DCL通信300には、複数のスロットで構成される一のフレーム内の一のスロットを使用して通信を行うシングルスロットモードと、複数のスロットを使用して通信を行うマルチスロットモードとの2つの通信モードが存在する。マルチスロットモードは、外来電波との干渉が発生するDCLチャンネルを使用する場合でも通話品質を維持することができる反面、シングルスロットモードに比べて消費電力が大きく、特に送信側の消費電力が増大する。
これに対し、本実施例の無線通信システム1は、親機10において干渉なしのDCLチャンネルを選択し(図8、S44)、子機61から親機10への通信をシングルスロットモードで行うように設定する(図8、S45)。ここで、DCL通信300が外来電波による干渉の影響を受けやすいのは受信側である。そのため、親機10において干渉なしのDCLチャンネルであれば、通話品質を低下することなく子機61から親機10への通信をシングルスロットモードで行うことができる。したがって、子機61における消費電力を抑えながら通話品質を保つことができる。また、干渉ありとされる子機61の数が少ない順にDCLチャンネルを選択するため、外来電波から受ける干渉を抑えることができる。また、電池残量の少ない子機61において干渉なしのDCLチャンネルから優先して選択する。ここで、子機61は、自装置において干渉なしのDCLチャンネルであれば、親機10からマルチスロットモードで送信されてきても、受信を1回のみにして消費電力を少なくすることができる。そのため、電池残量の少ない子機61において干渉なしのDCLチャンネルから優先して選択することにより、電池残量の少ない子機61は、受信を1回のみにして消費電力を少なくすることができる。したがって、複数の子機61がDCL通信300を同時に行う3者通話等においても、電池駆動の子機61が連続して通話可能な時間を長くすることができる。なお、図8の処理において、DCL通信300のホッピングに必要な45のDCLチャンネルを選択することができない場合は、例えば、干渉情報を取得する際の基準値を変更すればよい。
ここで、特許請求の範囲との対応は以下の通りである。
親機10は主通信装置の一例、子機61は副通信装置の一例である。また、2.4GHz帯はある周波数帯域の一例、DCLチャンネルは無線チャンネルの一例、周波数ホッピング方式は無線通信方式の一例、DCL通信制御回路19、62はそれぞれ無線通信手段の一例である。また、図4のS11、図5のS22によって干渉情報取得手段が、図8のS44によってチャンネル選択手段が、図8のS45によって通信モード設定手段が、図5のS21によって電池残量取得手段が、それぞれ実現される。
以上、詳細に説明した通り、本発明の前記実施例の無線通信システム1によれば、親機10及び子機61周辺の電波環境が悪い状況下においても、電池駆動の子機61の消費電力を抑えつつ良好な通話品質を維持することができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施例における各フローチャートは単なる一例であり、当該各フローチャートの処理と同等の結果を得ることできるものであれば、他のフローチャートによって処理を実現してもよい。
また、干渉情報として、干渉あり、干渉なしの2値情報を用いたが、多値情報を用いてもよい。電波強度を測定する以外にも、BER(Bit Error Rate)などを測定してもよい。
1 無線通信システム
10 親機
19、62 DCL通信制御回路
61 子機

Claims (4)

  1. 主通信装置と複数の副通信装置とを備え、前記主通信装置と前記副通信装置との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
    ある周波数帯域内を所定の周波数帯域毎に区切り、その区切られた周波数帯域に対応して設けられた無線チャンネルの複数の中から1つを使用するとともに、その使用する無線チャンネルを所定の周期で切り替える無線通信方式によって前記主通信装置と前記副通信装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、
    前記主通信装置及び前記複数の副通信装置において前記無線チャンネルが外来電波から受ける干渉のレベルを示す干渉情報を取得する干渉情報取得手段と、
    前記干渉情報取得手段により取得された前記干渉情報を参照して、前記主通信装置における干渉のレベルが基準値より低く、かつ、前記複数の副通信装置のいずれかにおける干渉のレベルが基準値より高い無線チャンネルの中から、干渉のレベルが基準値より高いとされる副通信装置の数が少ない順に、前記無線チャンネルを選択するチャンネル選択手段と、
    前記無線通信手段が前記チャンネル選択手段により選択された無線チャンネルを使用する際の通信モードを、前記主通信装置から前記副通信装置への通信についてはマルチスロットモードに、前記副通信装置から前記主通信装置への通信についてはシングルスロットモードに、それぞれ設定する通信モード設定手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記チャンネル選択手段は、前記干渉情報を参照して、前記主通信装置及び前記複数の副通信装置における干渉のレベルが全て基準値より低い無線チャンネルの数が所定数以下である場合に、前記無線チャンネルの選択を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記副通信装置は電池駆動であり、前記副通信装置における電池残量を取得する電池残量取得手段を備え、
    前記チャンネル選択手段は、干渉のレベルが基準値より高いとされる副通信装置の数が等しい無線チャンネルがある場合は、前記電池残量取得手段により取得された前記電池残量を参照して、電池残量の少ない副通信装置における干渉のレベルが基準値より低い無線チャンネルから優先して選択する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記主通信装置は、デジタルコードレス電話の親機であり、
    前記副通信装置は、前記デジタルコードレス電話の子機である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信システム。
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JP2015026896A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 西日本電信電話株式会社 無線lan親機

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