JP2010229956A - Scroll compressor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、スクロール圧縮機に係り、特に過圧縮時または液圧縮時に作動室から作動流体を放出するリリース機能を備えたスクロール圧縮機に好適なものである。 The present invention relates to a scroll compressor, and is particularly suitable for a scroll compressor having a release function for discharging a working fluid from a working chamber during overcompression or liquid compression.
ルームエアコンなどに用いられるスクロール圧縮機では、広範囲に亘る運転条件の下で使用されるため、ガスの過圧縮または冷媒或いは冷凍機油の液圧縮で運転されることがある。従って、これに耐える構造のスクロール圧縮機が求められる。このような過圧縮及び液圧縮防止構造、つまりリリース機能を有するスクロール圧縮機としては、特許文献1に示されるものが知られている。 Scroll compressors used for room air conditioners and the like are used under a wide range of operating conditions, and may be operated by gas overcompression or refrigerant or refrigerant oil compression. Accordingly, there is a need for a scroll compressor that can withstand this. As a scroll compressor having such an overcompression and liquid compression prevention structure, that is, a release function, the one disclosed in Patent Document 1 is known.
このスクロール圧縮機を図8から図10に示して、その構造を説明する。図8に示すように、吸入口18aと排出口18bとを有する密閉容器18内には、吐出圧室18cが形成されている。この吐出圧室18c内には、電動機19と圧縮機構部20とが収納されている。圧縮機構部20は、渦巻状のラップによって構成されるガス通路を有する固定スクロール21と、この固定スクロール21に相対向して移動可能に配置されて渦巻状のラップ25aを有する旋回スクロール22とが噛み合わされて、圧縮室25を有するように構成されている。
The structure of the scroll compressor will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 8, a
旋回スクロール22は、反ラップ側つまり反圧縮室側で、旋回スクロール22の自転を阻止しながら公転運動を可能にさせるオルダムリング23に係合しているとともに、電動機19により回転駆動されるクランク軸24の偏心部24aにも係合している。
The orbiting
電動機19の駆動によって旋回スクロール22を旋回させながら、スクロール圧縮機は吸入口18aから冷媒を吸込み、固定スクロール21と旋回スクロール22とで構成する圧縮室25に冷媒を導いて順次圧縮し、圧縮された冷媒を固定スクロール21の吐出口21aから吐出圧室18cに排出する。そして、吐出圧室18cに排出された冷媒は密閉容器18の排出口18bから排出されるようになっている。
While turning the
このスクロール圧縮機には、固定スクロール21の上部の台板21bに、つまり、圧縮室を形成することができるラップが形成されているのとは反対側、即ち固定スクロールの反ラップ側の台板に、圧縮室25と吐出圧室18cとを連通し得るリリース弁装置26が設けられている。このリリース弁装置26は、図9及び図10に示すように、リリース穴26a,弁シート部26b,リリース弁室26cが連続して形成され、且つそれらの中心線が同心となるように形成されている。連続して形成されたリリース穴26aとリリース弁室26cとはリリース連通路を構成しており、圧縮室と吐出圧室18cとを連通する。
In this scroll compressor, the
更に、リリース弁装置26は、弁シート部26bにリリース弁26eを当接し、ブッシュ26gのスプリング係止部26hに係止した弁押圧体であるスプリング26fをリリース弁26eの上面に当接している。このとき、ガイド部材であるブッシュ26gと、それに係止したスプリング26fはリリース弁室26c内でフリーの状態となっている。フリー状態とは、スプリング26fに加わっている押圧力が、ブッシュ26gの重量のみの状態のことである。
Furthermore, the
このブッシュ26gとスプリング26fの移動を制限し、過圧縮時であっても、これらを所定の位置であるリリース弁室26c内に保持するためのリテーナ16が、固定スクロール21の上部の台板21bに締結ボルト27により締結されている。ブッシュ26gには、過圧縮されたガスや液体を排出する圧力逃がし穴26iが開口されている。26iは、直接指示されている領域だけでなく、隣のハッチングが無い領域をも指示している(図9,図10においては3つ)。
The
このリリース弁装置26は、圧縮行程の途中で、圧縮室25内の圧力が吐出圧力以上になる過圧縮時や、運転時の温度条件などによって吸込み口より液冷媒が吸込まれる液圧縮時などに、図10に示すようにスプリング26fが圧縮されてリリース弁26eが開く。リリース弁26eが開くのは、設定圧力「吐出圧力+(スプリング26fの重量+リリース弁26eの重量+ブッシュ26gの重量)/弁シート部26bの円内の面積」以上に過圧縮された場合である。
The
リリース弁26eが開くことによって、吐出圧室18cの設定圧力以上に上昇したガス或いは液冷媒は、白枠矢印に示すように、圧力逃し穴26iを介して圧縮室25内から吐出圧室18cに排出される。これによって、固定スクロール21と旋回スクロール22間の過圧縮損失の低減とラップの損傷を防止することができるようになっている。
As the
なお、リリース弁26aが開いた後、旋回スクロールの回転に伴って設定圧力以下の圧力となった圧縮室25は次にリリース穴26aに連通することとなり、図9に示すようにスプリング26fが伸びてリリース弁26eが閉じる。このように、過圧縮時や液圧縮時には、図9と図10に示す状態が繰返される。
After the
以上の通り、特許文献1には、圧縮室側に配設されたリリース穴と吐出圧室側に配設されたリリース弁室とが連続して構成されることによって構成されたリリース流路であって、前記圧縮室と前記吐出圧室とを連通するリリース流路が配設された固定スクロールの前記リリース弁室内にガイド部材と、弁押圧体と、リリース弁が配設され、前記圧縮室と前記吐出圧室との連通が遮断されるように弁押圧体によってばね付勢されたリリース弁が、弁押圧体のばね付勢に抗して前記圧縮室と前記吐出圧室とを連通することによって過圧縮または液圧縮を防止するためのリリース機能を有するスクロール圧縮機が開示されている。 As described above, Patent Document 1 discloses a release flow path configured by continuously configuring a release hole disposed on the compression chamber side and a release valve chamber disposed on the discharge pressure chamber side. A guide member, a valve pressing body, and a release valve are disposed in the release valve chamber of the fixed scroll in which a release flow path that communicates the compression chamber and the discharge pressure chamber is disposed, and the compression chamber A release valve spring-biased by a valve pressing body so as to cut off communication between the discharge pressure chamber and the discharge pressure chamber communicates the compression chamber and the discharge pressure chamber against the spring bias of the valve pressing body. A scroll compressor having a release function for preventing over-compression or liquid compression is disclosed.
しかし、特許文献1のスクロール圧縮機のリリース弁装置26では、ブッシュ26gとそれに係止されているスプリング26fをフリー状態にするため、これらの移動を制限し更にリリース弁室26c内に保持するための部材であるリテーナ16とそれを締結するための締結ボルト27を固定スクロール21の上部の台部21bに設ける必要があった。また、リテーナ16を固定スクロール21の上の台部21bに設置する際、ブッシュ26gとの距離を安定させるため、台部の表面を機械加工により仕上る必要があった。そのため、部品点数や工数も多くなりコスト低減に改善の余地を残していた。リリース弁装置26は複数個、例えば4個程度設けるのが普通である。また、ブッシュ26gの全長26lはリリース弁室26c内をスムーズに上下移動するために或る程度の長さを確保する必要がある。その結果、リリース弁装置26を設置するためには固定スクロールの台部21bを厚くする必要があり、この点で、圧縮機の重量減少,全長の小型化,コスト低減に改善の余地を残していた。
However, in the
また性能面においては、これらリテーナ16と締結ボルト27を設置するためのスペースを前記固定スクロールの台部21bに設けなければならないため、リリース弁装置26の設置位置を決める際に、締結ボルト27の設置位置やリテーナ16の形状の制約により本来設置したい位置に設置できないことも考えられる。更に、ブッシュ26gがフリー状態であると、過圧縮時にリリース弁26eが瞬間的に作動して上に持ち上げられ、延いてはリリース弁26eに当接しているスプリング26fとそれを係止しているブッシュ26gも持ち上げられ、持ち上げられたブッシュ26gが、この移動を制限しているリテーナ16に瞬時に衝突する。その衝撃により騒音を発生する可能性が考えられる。
Further, in terms of performance, a space for installing the
本発明の目的は、スクロール圧縮機における簡易な構造のリリース機能を実現することにある。また、本発明の目的は、製作性が良く騒音発生の無いリリース機能を有するスクロール圧縮機を実現することにある。 An object of the present invention is to realize a release function having a simple structure in a scroll compressor. Another object of the present invention is to realize a scroll compressor having a release function with good manufacturability and no noise generation.
本発明の目的は、リリース弁室内にガイド部材を固定することによって達成される。 The object of the present invention is achieved by fixing a guide member in the release valve chamber.
また本発明の目的は、旋回スクロール及び固定スクロールを噛み合わせて圧縮室を形成し、前記圧縮室に吸入した作動流体を圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を収納すると共に前記圧縮室で圧縮された作動流体が吐出される吐出圧室を有する密閉容器とを備え、前記固定スクロールは、前記圧縮室の圧力が設定圧力より上昇した場合に、前記圧縮室と前記吐出圧室とを連通するように開路するリリース弁装置を備え、前記リリース弁装置は、前記圧縮室と前記吐出圧室とを連通するように前記固定スクロールに設けられたリリース流路と、前記リリース流路を開閉するように設けられたリリース弁と、前記リリース弁が前記リリース流路を閉じる際にそれに弾性押圧力を付加する弁押圧体と、前記弁押圧体の一端を固定スクロールに固定するガイド部材とを備え、前記弁押圧体は、前記ガイド部材と前記リリース弁との間に配置され、前記リリース弁が前記リリース流路を開いた状態で圧縮される弾性部を有する構成によって達成される。 Another object of the present invention is to form a compression chamber by meshing the orbiting scroll and the fixed scroll, compress the working fluid sucked into the compression chamber, and store the compression mechanism portion, and A sealed container having a discharge pressure chamber through which compressed working fluid is discharged, and the fixed scroll communicates the compression chamber and the discharge pressure chamber when the pressure in the compression chamber rises above a set pressure. A release valve device that opens the circuit, and the release valve device opens and closes the release channel provided in the fixed scroll so as to communicate the compression chamber and the discharge pressure chamber, and the release channel. A release valve provided in such a manner, a valve pressing body for applying an elastic pressing force to the release valve when the release valve closes the release flow path, and one end of the valve pressing body fixed to a fixed scroll. The valve pressing body is disposed between the guide member and the release valve, and the release valve is achieved by a configuration having an elastic portion that is compressed in a state where the release flow path is opened. Is done.
本発明によれば、簡易な構造のリリース機能を実現することができる。また、本発明によれば、製作性が良く騒音発生の無いリリース機能を有するスクロール圧縮機を実現することができる。 According to the present invention, a release function having a simple structure can be realized. In addition, according to the present invention, it is possible to realize a scroll compressor having a release function with good manufacturability and no noise generation.
以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。各実施例の図における同一符号は同一物または相当物を示す。最初に、本発明の第1実施例のスクロール圧縮機を図1から図5を用いて説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The same reference numerals in the drawings of the respective embodiments indicate the same or equivalent. First, a scroll compressor according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
まず、本実施例のスクロール圧縮機1の全体構成に関して図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施例のスクロール圧縮機の縦断面図、図2は図1の圧縮機構部の横断面図である。 First, the overall configuration of the scroll compressor 1 of this embodiment will be described with reference to FIGS. 1 and 2. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a scroll compressor according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a transverse sectional view of a compression mechanism portion of FIG.
スクロール圧縮機1は、特許文献1と同じく高圧チャンバ方式の密閉型スクロール圧縮機で構成され、ルームエアコンなどの冷凍サイクルの一部として用いられ、広範囲に亘る運転条件の下で使用される。スクロール圧縮機1は、渦巻状のラップ6a,5cを立設した旋回スクロール6及び固定スクロール5を有する圧縮機構部3と、この圧縮機構部3を駆動する電動機4と、圧縮機構部3及び電動機4を収納した筒状縦長の密閉容器2とを備えている。
The scroll compressor 1 is composed of a high-pressure chamber type hermetic scroll compressor as in Patent Document 1, is used as a part of a refrigeration cycle such as a room air conditioner, and is used under a wide range of operating conditions. A scroll compressor 1 includes a compression mechanism unit 3 having a revolving scroll 6 and a
密閉容器2は、円筒状のケース2aに蓋チャンバ2bと底チャンバ2cが上下に溶接されて構成されている。蓋チャンバ2bには吸入口2dが設けられ、ケース2a側面には排出口2eが設けられている。密閉容器2の内部は吐出圧室2fとなり、圧縮機構部3と電動機4が収納されている。密閉容器2内の上部には圧縮機構部3が、下部には電動機4がそれぞれ配置されており、底部には潤滑油13が貯留されている。
The sealed container 2 is configured by welding a
圧縮機構部3は、台板5dの図1下側に渦巻状のラップ5cを有する固定スクロール5と、当該ラップ5cに噛み合わせられる渦巻状のラップ6aを有する旋回スクロール6と、固定スクロール5に締結部材などで一体化されて旋回スクロール6を支持するフレーム9とを備えて構成されている。なお、旋回スクロール6と固定スクロール5とは上下に噛み合わされている。固定スクロール5には、図2に示すように、吸入口5aと吐出圧室2fに通じるガス通路5bが設けられており、このガス通路5bは渦巻状のラップ5cによって渦巻状をなす。
The compression mechanism 3 includes a fixed
この固定スクロール5に相対向して略円盤状に形成された旋回スクロール6が旋回自在に配置されている。旋回スクロール6の上面には、図2に示すように、固定スクロール5のラップ5cと噛み合う渦巻状のラップ6aが設けられており、ラップ5cとラップ6aとの間に吸込み室10と圧縮室11が形成される。固定スクロール5はボルト8によってフレーム9に固定され、フレーム9はその外周側が溶接によって密閉容器2の内壁面に固定されている。固定スクロール5には、リリース機能を奏するリリース弁装置15が設けられている。フレーム9には、クランク軸7を回転自在に支持する主軸受9aを備えている。
An orbiting scroll 6 formed in a substantially disk shape is opposed to the fixed
旋回スクロール6の下面側には、クランク軸7の偏心部7bが連結されている。そして、旋回スクロール6の下面側とフレーム9の間には、オルダムリング12が配置されており、オルダムリング12は旋回スクロール6の下面側に形成された溝とフレーム9に形成された溝に係合されている。このオルダムリング12は、クランク軸7の偏心部7bの偏心回転を受けて旋回スクロール6が自転することなく公転運動をさせる働きをする。
An
電動機4は、固定子4a及び回転子4bを備えている。固定子4aは密閉容器2に圧入などにより締結されている。回転子4bは固定子4a内に回転可能に配置されている。電動機4は、回転子4bに固定されたクランク軸7を介して旋回スクロール6を旋回運動させるようになっている。クランク軸7は、主軸部7aと偏心部7bとを備えて構成されており、フレーム9に設けた主軸受9aと下軸受17とで支持されている。偏心部7bはクランク軸7の主軸部7aに対して偏心して一体に形成されており、旋回スクロール6の背面に設けた旋回軸受に嵌合されている。クランク軸7は電動機4の駆動によって駆動され、偏心部7bはクランク軸7の主軸部7aに対して偏心回転運動をし、旋回スクロール6を駆動させるようになっている。
The
旋回スクロール6の背面側とフレーム9との間には、吸入口2dの圧力と吐出圧室2fの圧力の中間の圧力となる中間圧室14が形成されている。クランク軸7は、主軸受9a,下軸受17及び旋回軸受へ潤滑油13を導く給油通路7cがその内部に設けられ、且つ電動機部側の軸端に潤滑油13を吸上げて給油通路7cに導く給油管7dが装着されている。中間圧室14と吐出圧室2fの圧力差によりクランク軸7の中心部に形成された給油通路7cを介して密閉容器2底部に封入した潤滑油13が主軸受9aなどに供給される。これを差圧給油方式という。この中間圧室14は、密閉容器2内の潤滑油13を圧縮機構部3の摺動部に供給する経路中に形成されている。
An
圧縮機構部3は、電動機4で駆動されるクランク軸7を介して旋回スクロール6が旋回運動されると、旋回スクロール6及び固定スクロール5により形成される圧縮室11がスクロールの中心方向に移動するに従い容積を減少し、吸入した冷媒ガスを圧縮する。圧縮された冷媒ガスは固定スクロール5の台板5dの略中央に設けられた吐出口5eから密閉容器2内の吐出圧室2fへ吐出される。吸入口2dは、密閉容器2をその上面部から貫通して圧縮機構部3の吸入側に冷媒ガスを導くためのものである。排出口2eは、密閉容器2内の吐出圧室2fに連通するように側面に接続されている。
In the compression mechanism unit 3, when the orbiting scroll 6 is revolving through the
係るスクロール圧縮機1において、電動機4の回転子4bを回転することによりクランク軸7を介して旋回スクロール6を旋回運動すると、吸入口2dから吸入された冷媒ガスは、固定スクロール5と旋回スクロール6とで形成される圧縮室11で圧縮された後、固定スクロール5の中央に設けられた吐出口5eから密閉容器2の吐出圧室2fに吐出される。この吐出された冷媒ガスは、フレーム9の外周に設けられた通路を通り下方に導かれ、電動機4を冷却した後、排出口2eから密閉容器2の外部の冷凍サイクル内に導かれる。
In the scroll compressor 1, when the orbiting scroll 6 is swung through the
次に、リリース弁装置15に関して図3から図5を参照しながら説明する。図3は図1のリリース弁装置15の閉路状態の拡大断面図、図4は図3のリリース弁装置部15の開路状態の拡大断面図、図5は図1の固定スクロールの平面図である。
Next, the
リリース弁装置15は、圧縮室11内の圧力が概略吐出圧力以上になったとき、圧縮室11から吐出圧室2fに吐出するためのものであり、圧縮機構部に形成される複数の圧縮室に対応して固定スクロール5の複数個所に設置されている(図5参照)。このリリース弁装置15は通常は閉路されている。
The
吸入口2dからガス冷媒或いはルームエアコンなどの運転条件によっては液冷媒又は主にミスト状の潤滑油13などが作動流体として圧縮室11に吸入される。旋回スクロール6の旋回運動によって、それら作動流体が圧縮される過程で、圧縮室11内の圧力が概略吐出圧力以上になったときに、リリース弁装置15は開路して、圧縮室11と吐出圧室2fとを連通する。図3及び図4に示すように、リリース弁装置15は、リリース流路15i,リリース弁15d,弾性を有する弁押圧体15e(コイルばね),ガイド部材15fを備える。リリース流路15iは、リリース穴15aとリリース弁室15cとから構成されており、圧縮室11と吐出圧室2fとを連通するように固定スクロール5の台板5dに形成されている。
Depending on the operating conditions such as gas refrigerant or room air conditioner, liquid refrigerant or mainly mist-
リリース弁15dはリリース流路15iを開閉するためのものである。弁押圧体15eは、リリース弁15dが閉じられる際にそれに弾性押圧力を付加するためのものであり、リリース弁室15c内に設置され、一端をガイド部材15fに係止され、他端をリリース弁15dに当接されている。このとき、弁押圧体15eはリリース弁15dを閉じ方向に付勢するようほんの少しだけ弾性押圧力を発生するようにガイド部材15fの位置を調整する。つまり、殆ど弾性押圧力を発揮しない程度にしなければならない。そうしないとリリース機能が十分に効果を奏しないからである。
The
なお、ガイド部材15fは治具で押し込む寸法を決めることで、リリース弁室15c内に押し込まれ、後述のように複数の点で内周壁に点接触し固定される。上記の固定をより確実なものとするために点接触の部分の内周壁に凹部を設けても良い。または、点接触の位置決めを容易にするため、その凹部を環状のものとしても良い。
The
圧縮室11に連通するリリース穴15aと、円環状の弁シート15bと、吐出圧室2fに連通するリリース弁室15cとが固定スクロール5に連続して形成され、圧縮室11と吐出圧室2fとを連通するリリース流路15iを構成している。従って、リリース流路15iは、圧縮室側に配設されたリリース穴と吐出圧室側に配設されたリリース弁室とが連続して構成されることによって構成され、圧縮室と吐出圧室とを連通する。
A
リリース穴15aが小径に、リリース弁室15cがそれよりも大径にそれぞれ形成され、リリース弁室15cの段部に弁シート15bが形成されている。即ち、リリース穴15aと弁シート15bとリリース弁室15cとは固定スクロール5の台板5dの厚さ方向の領域に形成されている。
The
特に、リリース穴15aはその内径寸法と長さ寸法を極力小さくして、圧縮室11のデッドボリュームとなるその体積が可能な限り小さくなるように形成されている。また、リリース弁室15cは、機能を十分に確保できる弁押圧体15eの大きさとすることができるように、リリース穴15aより大径としてある。そして、リリース弁室15cには、圧縮室11内の圧力が吐出圧室2fの設定圧力を超えたときに開き、圧縮室11内のガス或いは流体を吐出圧室2fに逃がすリリース弁15dが配設されている。設定圧力とは、「吐出圧力+(リリース弁15dの重量+弁押圧体15eによる閉じ方向付勢力)/弁シート15bの円内の面積」であって、これ以上に過圧縮された場合にリリース弁15dが開く。ガイド部材15fは固定されているので重量を考慮する必要は無い。また、弁押圧体15eの重量を考慮しないのは、後述するように弁押圧体15eがガイド部材15fは固定されているからである。弁押圧体15eがガイド部材15fは固定されていないのであれば、その重量も考慮しなければならない。
In particular, the
リリース穴15aのリリース弁室15c側であってリリース穴15aとリリース弁室15cとの境界面上に設けられた円環状の弁シート15bには、円盤状のばね鋼板などで成形されたリリース弁15dが当接されるように配置されている。リリース弁15dの上部には、ガイド部を構成するガイド部材15fと弾性部を構成する弁押圧体15eが搭載されている。なお、弁押圧体15eはコイルばねであり、薄板鋼板などで成形され、ガイド部材15fの一部に弁押圧体15eの一端を圧入などで一体に組み合わせて構成されている。リリース流路15iは上下に延びるように形成され、リリース弁15dは弁押圧体15eから荷重を受けるように構成されている。つまり、リリース弁15dは弁押圧体15eから閉じ方向に付勢されている。
The
なお、「リリース弁15dの重量+弁押圧体15eによる閉じ方向付勢力」による押圧力は、極めて僅かである。上記の構成において、電動機4が回転駆動されて旋回スクロール6が旋回運動すると冷媒ガスが吸入口2dから吸込み室10,圧縮室11と導かれ、圧縮されたガスが固定スクロール5の吐出口5eから吐出圧室2fに排出されて、更に密閉容器2の排出口2eから、ルームエアコンなどの冷凍サイクルの配管に排出される。
Note that the pressing force due to “the weight of the
冷媒ガスが圧縮される過程で圧縮室11内の圧力が設定圧力以下の通常の運転時には、圧縮室11の圧力より吐出圧室2fの圧力の方が高いため、その圧力差によりリリース弁15dが弁シート15bに当接されてリリース穴15aが閉路される(図3参照)。この閉路中に、リリース弁15dの上面に吐出圧室の圧力と圧縮室内の圧力との差圧が加えられるので、この閉路が継続される。これによって、通常運転時には、リリース弁装置15から作動流体が吐出圧室2fに吐出されない。このときリリース穴15aの容積は圧縮室11の容積の一部となり、圧縮行程で残ったガスの再膨張損失を伴うデッドボリュームとなるため、前述したように極力その体積は小さく構成した方が望ましい。
During the normal operation in which the pressure in the
一方、ルームエアコンなどの運転条件の中で冷媒ガス或いは液冷媒や潤滑油が圧縮される過程で、圧縮室11内の圧力が設定圧力を超えたときには、圧縮室11の圧力の方が吐出圧室2fの圧力より高くなり、その圧力差によりリリース弁15dが弁押圧体15eによる閉じ方向付勢に抗して弁シート15bから離れてリリース穴15aが開路される(図4参照)。このリリース弁15dの移動に伴って、弁押圧体15eが収縮される。この間、リリース穴15aを通り抜けた圧縮室11内の作動流体は、図4の白枠矢印のように、弁シート15bとリリース弁15dとの間の弁シート通路15hを経てリリース弁15dとリリース弁室15cの内壁との間のリリース弁まわり15jを通り抜けてリリース弁15dの吐出圧室2f側に至る。その後、ガイド部材15fと内周壁との隙間を通り過圧縮状態の作動流体は吐出圧室2f内へ吐出される。このとき、作動流体の流路抵抗を小さくするため、ガイド部材15f自体に従来例のような逃がし穴を複数設けても良い。
On the other hand, when the pressure in the
このようなリリース機能によって、過圧縮損失やスクロールのラップの損傷を防止することができる。 Such a release function can prevent over-compression loss and damage to the scroll wrap.
なお、リリース弁15dが開いた後、旋回スクロールの回転に伴って設定圧力以下の圧力となった圧縮室11は次にリリース穴15aに連通することとなり、弁押圧体15eが伸びてリリース弁15dが閉じる。このように、過圧縮運転時には、図4と図3に示す状態が繰返される。
After the
本実施形態におけるスクロール圧縮機1では、ガイド部材15fを直接リリース弁室15c内に固定するため、固定スクロール5の台板5dにガイド部材15f及び弁押圧体15eの移動を制限するリテーナ16やそれを固定する締結ボルト27を設ける必要が無い。このため、構成部品点数を少なくすることができ、またリテーナ16の形状や締結ボルト27の設置位置の制約を受けることなく、本来リリース弁の作用として最適な位置にリリース穴15aを設置することができる。
In the scroll compressor 1 according to the present embodiment, the
また、本実施形態によれば、リリース流路15iは、圧縮室11に連通されたリリース穴15aと、リリース穴15a及び吐出圧室2fに連通され且つリリース穴15aより大径に形成されたリリース弁室15cとを備えている。弁押圧体15e及びガイド部材15fは、リリース弁室15c内に配置され、ガイド部材15fは、弁押圧体15eを係止した状態でリリース弁室15c内に固定される。弁押圧体15eは弾性押圧力を発生する弾性部を備えているので、リリース穴15aのボリュームを縮小してリリース穴15aによる作動流体の再膨張損失を低減し、高性能を得ることができる。
Further, according to the present embodiment, the release channel 15i is connected to the
また、本実施形態によれば、ガイド部材15fは前記リリース弁室15cの内径に3箇所以上の点接触により前記リリース弁室内径に固定する突起を有している。これにより、内径に固定した際に固定スクロールに生じる変形応力を大幅に緩和でき、また、弾性部はガイド部材15fに装着された弁押圧体15eで形成されているので、安価で信頼性の高い弁押圧体15eで弾性押圧力を得ることができる。
Further, according to the present embodiment, the
ここで、ガイド部材の突起を説明するための概略図を図6に示す。図6はガイド部材の平面図であり、前記突起15kである。この突起15kの先端をリリース弁室内径に接触させることによりガイド部材を固定することができる。また、突起は図7のように4個以上であっても良い。さらに、本実施形態によれば、前記ガイド部材15fはプレス加工にて成形することにより、複雑な形状でも安価に製作することができる。
Here, FIG. 6 shows a schematic diagram for explaining the protrusion of the guide member. FIG. 6 is a plan view of the guide member, which is the
また、本実施形態によれば、前記リリース弁室15cの長さ(リリース弁15dから固定スクロール5の上面までの長さ)を6mmから12mmの範囲とすることにより、固定スクロール5の台板5dの厚さを薄くできるため、圧縮機本体をより軽量且つ小型化することができる。従来はリリース弁室15cの長さが12.3mmであり、これが6mmから12mmの範囲であれば、従来から弁押圧体として使用しているスプリングをそのまま使用できる。しかも、弁シートの作動特性も同じにできる。
Further, according to the present embodiment, the length of the
また、本実施形態によれば、ガイド部材15fをリリース弁室15c内で固定スクロール5に固定することにより、固定スクロールのリリース流路15iが設けられている台板5d部の表面を無加工面とすることができるため、加工コストを大幅に低減できる。この無加工面とは、例えば台板5b部を鋳肌面のままとすることである。
Further, according to the present embodiment, the
さらに、本実施形態によれば、ガイド部材15fの板厚を0.3mmから1.0mmの範囲とすることで、ガイド部材自体に弾性力を発揮させることができるため、少ない接触面積でもリリース弁室内径に確実に固定することができる。なお、このガイド部材15fの材料は冷間圧延鋼板であり、薄板のプレス用として一般的に使用されているものである。なお、板厚が0.3mmから1.0mmの範囲であれば、一般に入手可能な材料として使用できるため、コストを安く抑えられる。部品自体が小さいため板厚を厚くし過ぎると加工性が悪化するが、上記の範囲であれば加工性については特に問題とならない。
Furthermore, according to the present embodiment, since the
以上の通り、構成部品点数の少ない低コストなリリース機能を実現することができる。 As described above, a low-cost release function with a small number of components can be realized.
1 スクロール圧縮機
2,18 密閉容器
2a ケース
2b 蓋チャンバ
2c 底チャンバ
2d,5a,18a 吸入口
2e,18b 排出口
2f,18c 吐出圧室
3,20 圧縮機構部
4,19 電動機
4a 固定子
4b 回転子
5,21 固定スクロール
5b ガス通路
5c,6a,22a ラップ
5d,6b,21b 台板
5e,21a 吐出口
6,22 旋回スクロール
7,24 クランク軸
7a 主軸部
7b 偏心部
8 ボルト
9 フレーム
9a 主軸受
10 吸込み室
11,25 圧縮室
12,23 オルダムリング
13 潤滑油
14 中間圧室
15,26 リリース弁装置
15a,26a リリース穴
15b 弁シート
15c,26c リリース弁室
15d,26e リリース弁
15e 弁押圧体
15f ガイド部材
15h 弁シート通路
15i リリース流路
15j リリース弁まわり
15k 突起
16 リテーナ
17 下軸受
26b 弁シート部
26f スプリング
26g ブッシュ
26h スプリング係止部
26i 圧力逃がし穴
27 締結ボルト
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (8)
前記リリース弁室内にガイド部材を固定したスクロール圧縮機。 A release flow path configured by a continuous configuration of a release hole disposed on the compression chamber side and a release valve chamber disposed on the discharge pressure chamber side, the compression chamber and the discharge pressure A guide member, a valve pressing body, and a release valve are disposed in the release valve chamber of the fixed scroll in which a release flow path communicating with the chamber is disposed, and communication between the compression chamber and the discharge pressure chamber is blocked. The release valve spring-biased by the valve pressing body prevents over-compression or liquid compression by communicating the compression chamber and the discharge pressure chamber against the spring bias of the valve pressing body. In a scroll compressor having a release function for
A scroll compressor having a guide member fixed in the release valve chamber.
前記圧縮室を形成することができるラップが形成されているのとは反対側である前記固定スクロールの反ラップ側の台板の表面を鋳肌面のままとしたことを特徴とするスクロール圧縮機。 In claim 1,
A scroll compressor characterized in that the surface of the base plate on the side opposite to the wrap of the fixed scroll which is opposite to the side where the wrap capable of forming the compression chamber is formed is left as a cast surface. .
前記ガイド部材は3箇所または4箇所の点接触により前記リリース弁室に固定されていることを特徴とするスクロール圧縮機。 In claim 1 or 2,
The scroll compressor, wherein the guide member is fixed to the release valve chamber by three or four point contacts.
前記固定スクロールは、前記圧縮室の圧力が設定圧力より上昇した場合に、前記圧縮室と前記吐出圧室とを連通するように開路するリリース弁装置を備え、前記リリース弁装置は、前記圧縮室と前記吐出圧室とを連通するように前記固定スクロールに設けられたリリース流路と、前記リリース流路を開閉するように設けられたリリース弁と、前記リリース弁が前記リリース流路を閉じる際にそれに弾性押圧力を付加する弁押圧体と、前記弁押圧体の一端を固定スクロールに固定するガイド部材とを備え、前記弁押圧体は、前記ガイド部材と前記リリース弁との間に配置され、前記リリース弁が前記リリース流路を開いた状態で圧縮される弾性部を有することを特徴とするスクロール圧縮機。 A compression chamber is formed by meshing the orbiting scroll and the fixed scroll, the compression mechanism that compresses the working fluid sucked into the compression chamber, and the working fluid that contains the compression mechanism and is compressed in the compression chamber is discharged. And a sealed container that forms a discharge pressure chamber,
The fixed scroll includes a release valve device that opens the communication so that the compression chamber communicates with the discharge pressure chamber when the pressure in the compression chamber rises above a set pressure, and the release valve device includes the compression chamber A release flow path provided in the fixed scroll so as to communicate with the discharge pressure chamber, a release valve provided to open and close the release flow path, and when the release valve closes the release flow path And a guide member that fixes one end of the valve pressing body to a fixed scroll, and the valve pressing body is disposed between the guide member and the release valve. The scroll compressor has an elastic part that is compressed in a state in which the release valve is opened.
前記リリース流路は、前記圧縮室に連通されたリリース穴と、前記リリース穴及び前記吐出圧室に連通され且つ前記リリース穴より大径に形成されたリリース弁室とを備え、前記弁押圧体及びガイド部材は、前記リリース弁室に配置され、前記リリース弁室内で弁押圧体の一端を固定スクロールに固定するガイド部材と、弾性押圧力を発生する弾性部とを備えていることを特徴とするスクロール圧縮機。 In claim 4,
The release flow path includes a release hole communicated with the compression chamber, and a release valve chamber communicated with the release hole and the discharge pressure chamber and having a larger diameter than the release hole, and the valve pressing body. And the guide member is disposed in the release valve chamber, and includes a guide member that fixes one end of the valve pressing body to the fixed scroll in the release valve chamber, and an elastic portion that generates an elastic pressing force. Scroll compressor.
Priority Applications (1)
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JP2009080839A JP2010229956A (en) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | Scroll compressor |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019207760A1 (en) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 三菱電機株式会社 | Scroll compressor |
-
2009
- 2009-03-30 JP JP2009080839A patent/JP2010229956A/en not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019207760A1 (en) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 三菱電機株式会社 | Scroll compressor |
JPWO2019207760A1 (en) * | 2018-04-27 | 2021-02-12 | 三菱電機株式会社 | Scroll compressor |
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