JP2010223137A - シングルスクリュー圧縮機 - Google Patents

シングルスクリュー圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010223137A
JP2010223137A JP2009072690A JP2009072690A JP2010223137A JP 2010223137 A JP2010223137 A JP 2010223137A JP 2009072690 A JP2009072690 A JP 2009072690A JP 2009072690 A JP2009072690 A JP 2009072690A JP 2010223137 A JP2010223137 A JP 2010223137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw rotor
fluid chamber
gate
spiral groove
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009072690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4666086B2 (ja
Inventor
Mohammad Anwar Hossain
モハモド アンワー ホセイン
Masanori Masuda
正典 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2009072690A priority Critical patent/JP4666086B2/ja
Priority to CN201080013028.9A priority patent/CN102362074B/zh
Priority to EP10755642.5A priority patent/EP2412980B1/en
Priority to US13/258,062 priority patent/US9470229B2/en
Priority to BRPI1006275A priority patent/BRPI1006275A2/pt
Priority to PCT/JP2010/002003 priority patent/WO2010109839A1/ja
Publication of JP2010223137A publication Critical patent/JP2010223137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4666086B2 publication Critical patent/JP4666086B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/48Rotary-piston pumps with non-parallel axes of movement of co-operating members
    • F04C18/50Rotary-piston pumps with non-parallel axes of movement of co-operating members the axes being arranged at an angle of 90 degrees
    • F04C18/52Rotary-piston pumps with non-parallel axes of movement of co-operating members the axes being arranged at an angle of 90 degrees of intermeshing engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/082Details specially related to intermeshing engagement type pumps
    • F04C18/086Carter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/12Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】シングルスクリュー圧縮機において、流体室へ流入して圧縮される流体の量を増加させ、シングルスクリュー圧縮機の運転効率を向上させる。
【解決手段】シングルスクリュー圧縮機では、スクリューロータ(40)の螺旋溝(41)にゲートロータ(50)のゲート(51)が噛み合わされる。スクリューロータ(40)の外周面を覆う円筒壁(30)には、吸入用開口(36)が形成される。スクリューロータ(40)が回転すると、吸入行程中の流体室(23a)を形成する螺旋溝(41a)は、吸入用開口(36)から円筒壁(30)へ向かって移動する。また、吸入行程中の流体室(23a)は、それを形成する螺旋溝(41a)へ進入してきたゲート(51a)によって低圧空間から仕切られる。円筒壁(30)の開口側縁部(37)は、吸入行程中の流体室(23a)がゲート(51a)によって低圧空間から仕切られる前に円筒壁(30)で覆われるような形状に形成される。
【選択図】図6

Description

本発明は、シングルスクリュー圧縮機の効率向上策に関するものである。
従来より、冷媒や空気を圧縮する圧縮機として、シングルスクリュー圧縮機が用いられている。例えば、特許文献1には、1つのスクリューロータと2つのゲートロータとを備えたシングルスクリュー圧縮機が開示されている。
このシングルスクリュー圧縮機について説明する。スクリューロータは、概ね円柱状に形成されており、その外周部に複数条の螺旋溝が刻まれている。各螺旋溝は、スクリューロータの外周面に開口している。また、各螺旋溝の始端は、スクリューロータの一方の端面に開口している。ゲートロータは、概ね平板状に形成されており、スクリューロータの側方に配置されている。このゲートロータには、複数の長方形板状のゲートが放射状に設けられている。ゲートロータは、その回転軸がスクリューロータの回転軸と直交する姿勢で設置され、ゲートがスクリューロータの螺旋溝と噛み合わされる。
このシングルスクリュー圧縮機では、スクリューロータとゲートロータがケーシングに収容されている。また、ケーシング内には、圧縮前の低圧流体が流入する低圧空間が形成される。スクリューロータを電動機等で回転駆動すると、スクリューロータの回転に伴ってゲートロータが回転する。そして、ゲートロータのゲートが、螺旋溝の始端(吸入側の端部)から終端(吐出側の端部)へ向かって相対的に移動する。
スクリューロータの螺旋溝によって形成される流体室へ低圧流体が吸入される吸入行程では、スクリューロータの外周面側と端面側から流体室へ低圧流体が流入する。その後、流体室は、スクリューロータの外周面を覆うケーシングの仕切り壁部(内筒)と、螺旋溝へ進入してきたゲートとによって、低圧空間から仕切られる。そして、流体室内の流体が圧縮される圧縮行程では、ゲートが螺旋溝の始端から流端へ向かって相対的に移動することによって流体室の容積が縮小し、流体室内の流体が圧縮される。
特開平06−042474号公報
上述したように、シングルスクリュー圧縮機では、吸入行程中にはスクリューロータの外周面側と端面側から低圧流体が螺旋溝に流入し、圧縮行程では螺旋溝がケーシングの仕切り壁部とゲートとによって低圧空間から仕切られる。そして、従来のシングルスクリュー圧縮機では、螺旋溝がケーシングの仕切り壁部によって低圧空間から仕切られる時点と、螺旋溝がゲートによって低圧空間から仕切られる時点の先後については特に考慮されておらず、螺旋溝をケーシングの仕切り壁部とゲートとによって低圧空間から同時に仕切るのが一般的であった。
ここで、シングルスクリュー圧縮機の運転中には、スクリューロータが回転している。このため、ケーシングの仕切り壁部によって流体室を低圧空間から仕切るタイミングが遅れると、吸入行程中の流体室へ流入した低圧流体に遠心力が作用し、流体室からスクリューロータの外周方向へ流出する低圧流体の量が増加してしまう。その結果、流体室へ流入して圧縮される流体の量が減少し、シングルスクリュー圧縮機の効率低下を招くおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シングルスクリュー圧縮機において、流体室へ流入して圧縮される流体の量を増加させ、シングルスクリュー圧縮機の運転効率を向上させることにある。
第1の発明は、その外周面に開口して流体室(23)を形成する複数の螺旋溝(41)が形成されたスクリューロータ(40)と、該スクリューロータ(40)の螺旋溝(41)と噛み合わされる複数のゲート(51)が放射状に形成されたゲートロータ(50)と、該スクリューロータ(40)及び該ゲートロータ(50)を収容するケーシング(10)とを備え、上記スクリューロータ(40)が回転すると、該スクリューロータ(40)の螺旋溝(41)に噛み合うゲート(51)が該螺旋溝(41)の始端から終端へ向かって相対的に移動し、該螺旋溝(41)により形成された流体室(23)内の流体が圧縮されるシングルスクリュー圧縮機を対象とする。そして、上記ケーシング(10)の内部には、該ケーシング(10)へ吸い込まれた圧縮前の低圧流体が流入し且つ上記スクリューロータ(40)の端面に開口する上記螺旋溝(41)の始端に連通する低圧空間(S1)と、上記螺旋溝(41)により形成される流体室(23)が上記低圧空間(S1)から仕切られるように上記スクリューロータ(40)の外周面を覆う仕切り壁部(30)とが設けられる一方、上記仕切り壁部(30)には、上記スクリューロータ(40)の外周面の一部を上記低圧空間(S1)に露出させるための吸入用開口(36)が形成されており、上記低圧空間(S1)から低圧流体が流入する吸入行程中の流体室(23)は、該流体室(23)を形成する螺旋溝(41)が上記吸入用開口(36)に臨む位置から上記仕切り壁部(30)で覆われる位置へ移動した後に、該螺旋溝(41)へ進入した上記ゲート(51)によって上記低圧空間(S1)から仕切られるものである。
第1の発明では、スクリューロータ(40)とゲートロータ(50)がケーシング(10)に収容される。ケーシング(10)内には、低圧空間(S1)が形成される。低圧空間(S1)は、スクリューロータ(40)の端面に開口する螺旋溝(41)の始端と連通している。吸入行程中の螺旋溝(41)には、スクリューロータ(40)の端面側(即ち、螺旋溝(41)の始端側)から低圧空間(S1)内の低圧流体が流入する。また、仕切り壁部(30)には、吸入用開口(36)が形成される。吸入行程中の流体室(23)を形成する螺旋溝(41)が吸入用開口(36)に臨む位置に在る状態において、この吸入行程中の流体室(23)へは、スクリューロータ(40)の端面側からだけでなく、スクリューロータ(40)の外周面側からも低圧流体が流入する。
第1の発明において、スクリューロータ(40)が回転すると、スクリューロータ(40)に形成された螺旋溝(41)が移動する。吸入行程中の流体室(23)を形成する螺旋溝(41)は、吸入用開口(36)に臨む位置から仕切り壁部(30)によって覆われる位置へ移動する。この螺旋溝(41)が仕切り壁部(30)によって覆われる状態となってから暫くの間において、吸入行程中の流体室(23)へは、それを形成する螺旋溝(41)の始端側から低圧流体が流入し続ける。その後、吸入行程中の流体室(23)は、それを形成する螺旋溝(41)を覆う仕切り壁部(30)と、それを形成する螺旋溝(41)へ進入してきたゲート(51)とによって、低圧空間(S1)から仕切られる。そして、スクリューロータ(40)が更に回転してゲート(51)が移動すると、低圧空間(S1)から仕切られた流体室(23)の容積が減少し、この流体室(23)内の流体が圧縮される。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記スクリューロータ(40)の外周面のうち隣接する二つの螺旋溝(41)に挟まれた部分が、上記仕切り壁部(30)の内側面(35)と摺接して隣接する二つの螺旋溝(41)の間をシールする周方向シール面(45)となり、上記周方向シール面(45)の周縁のうち上記スクリューロータ(40)の回転方向の前方に位置する部分が、該周方向シール面(45)の前縁(46)となり、上記仕切り壁部(30)の内側面(35)では、上記吸入用開口(36)に臨む開口側縁部(37)が上記周方向シール面(45)の前縁(46)と平行になっているものである。
第2の発明において、スクリューロータ(40)が回転すると、周方向シール面(45)は、吸入用開口(36)に臨む位置から仕切り壁部(30)へ向かって移動してゆく。この状態において、周方向シール面(45)よりもスクリューロータ(40)の回転方向の前方(即ち、周方向シール面(45)の前縁(46)側)に位置する螺旋溝(41)が形成する流体室(23)へは、スクリューロータ(40)の外周面側から低圧流体が流入する。そして、周方向シール面(45)の前縁(46)が仕切り壁部(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)を過ぎると、その周方向シール面(45)の前縁(46)側に位置する螺旋溝(41)が仕切り壁部(30)によって覆われ、その螺旋溝(41)によって形成される吸入行程中の流体室(23)が仕切り壁部(30)によって低圧空間(S1)から仕切られる。
第2の発明の仕切り壁部(30)では、その内側面(35)の開口側縁部(37)が、周方向シール面(45)の前縁(46)と平行な形状に形成されている。このため、スクリューロータ(40)の外周面における螺旋溝(41)の開口部のうち吸入用開口(36)に臨む部分は、周方向シール面(45)の前縁(46)が仕切り壁部(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)と重なる直前まで、螺旋溝(41)の始端から終端までの全長に亘る全体が低圧空間(S1)に開口した状態となる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記仕切り壁部(30)では、上記吸入用開口(36)に臨む開口側壁面(38)が、上記スクリューロータ(40)の外周面側を向く斜面となっているものである。
第3の発明において、吸入行程中の流体室(23)へ流入する低圧流体は、スクリューロータ(40)の端面側から吸入用開口(36)へ向かって流れ込み、その後にスクリューロータ(40)の軸心方向へ向きを変えて流体室(23)へ流れ込む。その際、流体室(23)へ流入する低圧流体の一部は、仕切り壁部(30)の開口側壁面(38)にぶつかってから流体室(23)へ流入する。この発明において、仕切り壁部(30)の開口側壁面(38)は、スクリューロータ(40)の外周面側を向く斜面となっている。このため、仕切り壁部(30)の開口側壁面(38)にぶつかった低圧流体は、斜面となった開口側壁面(38)に沿って流れ、その流れ方向がスクリューロータ(40)の軸心側へスムーズに変更される。
第4の発明は、上記第1から第3までの何れか一つの発明において、上記スクリューロータ(40)を回転駆動する電動機(15)と、上記電動機(15)へ供給される交流の周波数を変更するためのインバータ(100)とを備え、上記インバータ(100)の出力周波数を変更することによって上記スクリューロータ(40)の回転速度を調節可能に構成されるものである。
第4の発明において、スクリューロータ(40)を駆動する電動機(15)には、インバータ(100)を介して交流が供給される。インバータ(100)の出力周波数を変更すると、電動機(15)の回転速度が変化し、電動機(15)によって駆動されるスクリューロータ(40)の回転速度も変化する。そして、スクリューロータ(40)の回転速度が変化すると、シングルスクリュー圧縮機(1)へ吸入されて圧縮後に吐出される流体の質量流量が変化する。即ち、スクリューロータ(40)の回転速度が変化すると、シングルスクリュー圧縮機(1)の運転容量が変化する。
本発明のシングルスクリュー圧縮機(1)において、吸入行程中の流体室(23)は、先ず仕切り壁部(30)によって覆われ、その後に螺旋溝(41)へ進入してきたゲート(51)によって低圧空間(S1)から仕切られる。つまり、本発明において、吸入行程中の流体室(23)は、それを形成する螺旋溝(41)を覆う仕切り壁部(30)によって比較的早期に低圧空間(S1)から遮断される。
吸入行程中の流体室(23)が仕切り壁部(30)によって覆われた状態では、スクリューロータ(40)の回転に起因する遠心力が流体室(23)内の流体に作用しても、仕切り壁部(30)が流体室(23)からの流体の流出を阻止する。このため、本発明によれば、遠心力を受けて流体室(23)からスクリューロータ(40)の外周側へ漏れてゆく流体の量を削減することができ、吸入行程中の流体室(23)へ吸入される流体の量を増加させることができる。その結果、シングルスクリュー圧縮機(1)の運転効率を向上させることができる。
また、本発明のシングルスクリュー圧縮機(1)では、吸入行程中の流体室(23)が仕切り壁部(30)によって覆われる状態となった後においても、この流体室(23)を形成する螺旋溝(41)の始端へゲート(51)が進入してゆく。螺旋溝(41)の始端へゲート(51)が進入してゆく過程において、螺旋溝(41)によって形成された流体室(23)へは、ゲート(51)によって低圧流体が押し込まれてゆく。本発明のシングルスクリュー圧縮機(1)では、ゲート(51)が吸入行程中の流体室(23)へ低圧流体を押し込む時点において、吸入行程中の流体室(23)が仕切り壁部(30)によって低圧空間(S1)から仕切られている。このため、ゲート(51)によって流体室(23)へ押し込まれた低圧流体は、スクリューロータ(40)の外周側へ漏れ出すことなく流体室(23)内に留まる。従って、本発明によれば、ゲート(51)が流体室(23)へ低圧流体を押し込むことによっても、吸入行程中の流体室(23)へ流入する低圧流体の量を増加させることができ、シングルスクリュー圧縮機(1)の運転効率を向上させることができる。
上記第2の発明では、仕切り壁部(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)が、周方向シール面(45)の前縁(46)と平行になっている。このため、スクリューロータ(40)の外周面における螺旋溝(41)の開口部のうち吸入用開口(36)に臨む部分は、周方向シール面(45)の前縁(46)が仕切り壁部(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)と重なる直前まで、その始端から終端までの全長に亘る全体が低圧空間(S1)に開口した状態に保たれる。従って、この発明によれば、吸入行程中の流体室(23)を形成する螺旋溝(41)のうち吸入用開口(36)に臨む部分の開口面積を、周方向シール面(45)の前縁(46)が仕切り壁部(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)と重なる直前まで可能な限り大きく保つことができ、低圧空間(S1)から吸入行程中の流体室(23)へ低圧流体が流入する際の圧力損失を低減することができる。
上記第3の発明において、仕切り壁部(30)の開口側壁面(38)は、スクリューロータ(40)の外周面側を向く斜面となっている。このため、仕切り壁部(30)の開口側壁面(38)にぶつかった低圧流体の流れ方向は、斜面となった開口側壁面(38)によってスクリューロータ(40)の軸心側へスムーズに変更される。従って、この発明によれば、吸入行程中の流体室(23)へ流入する低圧流体の流れの乱れを抑えることができ、低圧空間(S1)から吸入行程中の流体室(23)へ低圧流体が流入する際の圧力損失を低減することができる。
上記第4の発明では、スクリューロータ(40)を駆動する電動機(15)にインバータ(100)を介して交流が供給される。そして、インバータ(100)の出力周波数を変更すると、スクリューロータ(40)の回転速度が変化し、シングルスクリュー圧縮機(1)の運転容量が変化する。
ここで、インバータ(100)の出力周波数を変更することによって運転容量を変更可能なシングルスクリュー圧縮機(1)では、例えば商用電源から電動機(15)へインバータ(100)を介さずに電力を供給する場合に比べ、スクリューロータ(40)の回転速度が高い値に設定される場合がある。そして、スクリューロータ(40)の回転速度が高くなると、吸入行程中の流体室(23)内の流体に作用する遠心力も大きくなり、流体室(23)からスクリューロータ(40)の外周側へ漏れ出す流体の量が多くなるおそれがある。
それに対し、上記第4の発明において、吸入行程中の流体室(23)を形成する螺旋溝(41)は、先ず仕切り壁部(30)によって低圧空間(S1)から仕切られ、その後に螺旋溝(41)へ進入してきたゲート(51)によって低圧空間(S1)から仕切られる。そして、吸入行程中の流体室(23)は、それを形成する螺旋溝(41)を覆う仕切り壁部(30)によって比較的早期に低圧空間(S1)から仕切られることになる。従って、スクリューロータ(40)の回転速度が高い値に設定され得る第4の発明のシングルスクリュー圧縮機(1)においても、遠心力を受けて流体室(23)からスクリューロータ(40)の外周側へ漏れ出す流体の量を低く抑えることができ、シングルスクリュー圧縮機(1)の運転効率を高く保つことができる。
また、スクリューロータ(40)の回転速度が高くなるほど、ゲート(51)の移動速度も速くなる。そして、ゲート(51)の移動速度が高いほど、螺旋溝(41)へゲート(51)が進入する過程で吸入行程中の流体室(23)から螺旋溝(41)の始端側へ漏れ出す流体の量が少なくなる。つまり、スクリューロータ(40)の回転速度が高くなるほど、吸入行程中の流体室(23)へゲート(51)によって押し込まれる低圧流体の量が多くなる。従って、第4の発明のシングルスクリュー圧縮機(1)では、スクリューロータ(40)の回転速度が高い値に設定された場合でも、流体室(23)へ流入する低圧流体の量を充分に確保することによってシングルスクリュー圧縮機(1)の運転効率を高く保つことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態のシングルスクリュー圧縮機(1)(以下、単にスクリュー圧縮機と言う。)は、冷凍サイクルを行う冷媒回路に設けられて冷媒を圧縮するためのものである。
図1に示すように、スクリュー圧縮機(1)では、圧縮機構(20)とそれを駆動する電動機(15)とが1つのケーシング(10)に収容されている。このスクリュー圧縮機(1)は、半密閉型に構成されている。
ケーシング(10)は、横長の円筒状に形成されている。ケーシング(10)の内部空間は、ケーシング(10)の一端側に位置する低圧空間(S1)と、ケーシング(10)の他端側に位置する高圧空間(S2)とに仕切られている。ケーシング(10)には、低圧空間(S1)に連通する吸入口(11)と、高圧空間(S2)に連通する吐出口(12)とが設けられている。冷媒回路の蒸発器から流れてきた低圧ガス冷媒(即ち、低圧流体)は、吸入口(11)を通って低圧空間(S1)へ流入する。また、圧縮機構(20)から高圧空間(S2)へ吐出された圧縮後の高圧ガス冷媒は、吐出口(12)を通って冷媒回路の凝縮器へ供給される。
ケーシング(10)内では、低圧空間(S1)に電動機(15)が配置され、低圧空間(S1)と高圧空間(S2)の間に圧縮機構(20)が配置されている。圧縮機構(20)の駆動軸(21)は、電動機(15)に連結されている。また、高圧空間(S2)には、油分離器(16)が配置されている。油分離器(16)は、圧縮機構(20)から吐出された冷媒から冷凍機油を分離する。
スクリュー圧縮機(1)には、インバータ(100)が設けられている。インバータ(100)は、その入力側が商用電源(101)に接続され、その出力側が電動機(15)に接続されている。インバータ(100)は、商用電源(101)から入力された交流の周波数を調節し、所定の周波数に変換された交流を電動機(15)へ供給する。
図2,図3に示すように、圧縮機構(20)は、ケーシング(10)内に形成された円筒壁(30)と、該円筒壁(30)の中に配置された1つのスクリューロータ(40)と、該スクリューロータ(40)に噛み合う2つのゲートロータ(50)とを備えている。
円筒壁(30)は、スクリューロータ(40)の外周面を覆うように設けられている。この円筒壁(30)は、仕切り壁部を構成している。円筒壁(30)の詳細については、後述する。
スクリューロータ(40)には、駆動軸(21)が挿通されている。スクリューロータ(40)と駆動軸(21)は、キー(22)によって連結されている。駆動軸(21)は、スクリューロータ(40)と同軸上に配置されている。駆動軸(21)の先端部は、圧縮機構(20)の高圧側(図1における駆動軸(21)の軸方向を左右方向とした場合の右側)に位置する軸受ホルダ(60)に回転自在に支持されている。この軸受ホルダ(60)は、玉軸受(61)を介して駆動軸(21)を支持している。
図4,図5に示すように、スクリューロータ(40)は、概ね円柱状に形成された金属製の部材である。スクリューロータ(40)は、円筒壁(30)に回転可能に挿入されている。スクリューロータ(40)には、スクリューロータ(40)の一端から他端へ向かって螺旋状に延びる螺旋溝(41)が複数(本実施形態では、6本)形成されている。各螺旋溝(41)は、スクリューロータ(40)の外周面に開口しており、流体室(23)を形成する。
スクリューロータ(40)の各螺旋溝(41)は、図5における左端が始端となり、同図における右端が終端となっている。また、スクリューロータ(40)は、同図における左端部(吸入側の端部)がテーパー状に形成されている。図5に示すスクリューロータ(40)では、テーパー面状に形成されたその左端面に螺旋溝(41)の始端が開口する一方、その右端面に螺旋溝(41)の終端は開口していない。各螺旋溝(41)では、スクリューロータ(40)の回転方向の前方に位置する側壁面が前方壁面(42)となり、スクリューロータ(40)の回転方向の後方に位置する側壁面が後方壁面(43)となっている。
スクリューロータ(40)の外周面では、隣り合う二つの螺旋溝(41)に挟まれた部分が周方向シール面(45)を構成している。周方向シール面(45)では、その周縁のうちスクリューロータ(40)の回転方向の前方に位置する部分が前縁(46)となり、その周縁のうちスクリューロータ(40)の回転方向の後方に位置する部分が後縁(47)となっている。また、スクリューロータ(40)の外周面では、螺旋溝(41)の終端に隣接する部分が軸方向シール面(48)を構成している。この軸方向シール面(48)は、スクリューロータ(40)の端面に沿った円周面となっている。
上述したように、スクリューロータ(40)は、円筒壁(30)に挿入されている。そして、スクリューロータ(40)の周方向シール面(45)及び軸方向シール面(48)は、円筒壁(30)の内側面(35)と摺接する。
なお、スクリューロータ(40)の周方向シール面(45)及び軸方向シール面(48)と円筒壁(30)の内側面(35)とは、物理的に接触している訳ではなく、両者の間にはスクリューロータ(40)をスムーズに回転させるために必要な最小限のクリアランスが設けられている。そして、スクリューロータ(40)の周方向シール面(45)及び軸方向シール面(48)と円筒壁(30)の内側面(35)との間には冷凍機油からなる油膜が形成され、この油膜によって流体室(23)の気密性が確保される。
各ゲートロータ(50)は、長方形板状に形成された複数(本実施形態では、11枚)のゲート(51)が放射状に設けられた樹脂製の部材である。各ゲートロータ(50)は、円筒壁(30)の外側に、スクリューロータ(40)の回転軸に対して軸対称となるように配置されている。つまり、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)では、二つのゲートロータ(50)が、スクリューロータ(40)の回転中心軸周りに等角度間隔(本実施形態では180°間隔)で配置されている。各ゲートロータ(50)の軸心は、スクリューロータ(40)の軸心と直交している。各ゲートロータ(50)は、ゲート(51)が円筒壁(30)の一部を貫通してスクリューロータ(40)の螺旋溝(41)に噛み合うように配置されている。
スクリューロータ(40)の螺旋溝(41)に噛み合ったゲート(51)は、その両側部が螺旋溝(41)の前方壁面(42)又は後方壁面(43)と摺接し、その先端部が螺旋溝(41)の底壁面(44)と摺接する。なお、螺旋溝(41)に噛み合ったゲート(51)とスクリューロータ(40)との間には、スクリューロータ(40)をスムーズに回転させるために必要な最小限のクリアランスが設けられている。螺旋溝(41)に噛み合ったゲート(51)とスクリューロータ(40)との間には冷凍機油からなる油膜が形成され、この油膜によって流体室(23)の気密性が確保される。
ゲートロータ(50)は、金属製のロータ支持部材(55)に取り付けられている(図3,4を参照)。ロータ支持部材(55)は、基部(56)とアーム部(57)と軸部(58)とを備えている。基部(56)は、やや肉厚の円板状に形成されている。アーム部(57)は、ゲートロータ(50)のゲート(51)と同数だけ設けられており、基部(56)の外周面から外側へ向かって放射状に延びている。軸部(58)は、棒状に形成されて基部(56)に立設されている。軸部(58)の中心軸は、基部(56)の中心軸と一致している。ゲートロータ(50)は、基部(56)及びアーム部(57)における軸部(58)とは反対側の面に取り付けられている。各アーム部(57)は、ゲート(51)の裏面に当接している。
ゲートロータ(50)が取り付けられたロータ支持部材(55)は、円筒壁(30)に隣接してケーシング(10)内に区画形成されたゲートロータ室(90)に収容されている(図3を参照)。図3におけるスクリューロータ(40)の右側に配置されたロータ支持部材(55)は、ゲートロータ(50)が下端側となる姿勢で設置されている。一方、同図におけるスクリューロータ(40)の左側に配置されたロータ支持部材(55)は、ゲートロータ(50)が上端側となる姿勢で設置されている。各ロータ支持部材(55)の軸部(58)は、ゲートロータ室(90)内の軸受ハウジング(91)に玉軸受(92,93)を介して回転自在に支持されている。なお、各ゲートロータ室(90)は、低圧空間(S1)に連通している。
スクリュー圧縮機(1)には、容量制御機構としてスライドバルブ(70)が設けられている。このスライドバルブ(70)は、円筒壁(30)がその周方向の2カ所において径方向外側に膨出したスライドバルブ収納部(31)内に設けられている。スライドバルブ(70)は、内面が円筒壁(30)の内周面の一部を構成すると共に、円筒壁(30)の軸方向にスライド可能に構成されている。
スライドバルブ(70)が高圧空間(S2)寄り(図2における駆動軸(21)の軸方向を左右方向とした場合の右側寄り)へスライドすると、スライドバルブ収納部(31)の端面(P1)とスライドバルブ(70)の端面(P2)との間に軸方向隙間が形成される。この軸方向隙間は、流体室(23)から低圧空間(S1)へ冷媒を戻すためのバイパス通路(33)となっている。スライドバルブ(70)を移動させてバイパス通路(33)の開度を変更すると、圧縮機構(20)の容量が変化する。また、スライドバルブ(70)には、流体室(23)と高圧空間(S2)とを連通させるための吐出ポート(25)が形成されている。
上記スクリュー圧縮機(1)には、スライドバルブ(70)をスライド駆動させるためのスライドバルブ駆動機構(80)が設けられている。このスライドバルブ駆動機構(80)は、軸受ホルダ(60)に固定されたシリンダ(81)と、該シリンダ(81)内に装填されたピストン(82)と、該ピストン(82)のピストンロッド(83)に連結されたアーム(84)と、該アーム(84)とスライドバルブ(70)とを連結する連結ロッド(85)と、アーム(84)を図2の右方向(アーム(84)をケーシング(10)から引き離す方向)に付勢するスプリング(86)とを備えている。
図2に示すスライドバルブ駆動機構(80)では、ピストン(82)の左側空間(ピストン(82)のスクリューロータ(40)側の空間)の内圧が、ピストン(82)の右側空間(ピストン(82)のアーム(84)側の空間)の内圧よりも高くなっている。そして、スライドバルブ駆動機構(80)は、ピストン(82)の右側空間の内圧(即ち、右側空間内のガス圧)を調節することによって、スライドバルブ(70)の位置を調整するように構成されている。
スクリュー圧縮機(1)の運転中において、スライドバルブ(70)では、その軸方向の端面の一方に圧縮機構(20)の吸入圧が、他方に圧縮機構(20)の吐出圧がそれぞれ作用する。このため、スクリュー圧縮機(1)の運転中において、スライドバルブ(70)には、常にスライドバルブ(70)を低圧空間(S1)側へ押す方向の力が作用する。従って、スライドバルブ駆動機構(80)におけるピストン(82)の左側空間及び右側空間の内圧を変更すると、スライドバルブ(70)を高圧空間(S2)側へ引き戻す方向の力の大きさが変化し、その結果、スライドバルブ(70)の位置が変化する。
円筒壁(30)の詳細について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5に示すように、円筒壁(30)には、スクリューロータ(40)の外周面の一部を低圧空間(S1)に露出させるための吸入用開口(36)が形成されている。この吸入用開口(36)は、円筒壁(30)の周方向における幅が図5におけるスクリューロータ(40)の左端から右端へ向かって次第に狭まる形状の開口である。なお、図5では、円筒壁(30)のうちスクリューロータ(40)の上側を覆う部分に形成された吸入用開口(36)が図示されているが、円筒壁(30)のうちスクリューロータ(40)の下側を覆う部分にも吸入用開口(36)が形成されている(図3を参照)。円筒壁(30)のうちスクリューロータ(40)の下側を覆う部分に形成された吸入用開口(36)の形状は、スクリューロータ(40)の回転軸に対して、円筒壁(30)のうちスクリューロータ(40)の上側を覆う部分に形成された吸入用開口(36)と軸対称な形状となっている。
円筒壁(30)の内側面(35)では、吸入用開口(36)に臨む縁部が開口側縁部(37)となっている。図6に示すように、円筒壁(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)は、スクリューロータ(40)の周方向シール面(45)の前縁(46)と平行な曲線を描く形状となっている。この開口側縁部(37)は、その全長に亘って周方向シール面(45)の前縁(46)と平行になっている。つまり、この開口側縁部(37)は、スクリューロータ(40)の回転に伴って移動する周方向シール面(45)の前縁(46)と、その全長に亘って重なり合うことが可能な形状となっている(図6(B)を参照)。また、この開口側縁部(37)の位置は、開口側縁部(37)が周方向シール面(45a)の前縁(46a)と重なり合った時点において、この前縁(46a)に隣接する螺旋溝(41a)に進入してきたゲート(51a)が未だ螺旋溝(41a)の後方壁面(43a)と接触しない状態となるように設定されている(図6(B)を参照)。
図7に示すように、円筒壁(30)では、吸入用開口(36)に臨む壁面(即ち、その内側面(35)の開口側縁部(37)から円筒壁(30)の外周側へ延びる壁面)が、開口側壁面(38)となっている。この開口側壁面(38)は、スクリューロータ(40)側を向いた斜面となっている。つまり、この開口側壁面(38)は、同図の左側から右側へ進につれてスクリューロータ(40)に近付くような斜面となっている。
−運転動作−
スクリュー圧縮機(1)の運転動作について説明する。
スクリュー圧縮機(1)において電動機(15)を起動すると、駆動軸(21)が回転するのに伴ってスクリューロータ(40)が回転する。このスクリューロータ(40)の回転に伴ってゲートロータ(50)も回転し、圧縮機構(20)が吸入行程、圧縮行程および吐出行程を繰り返す。ここでは、図8においてドットを付した流体室(23)に着目して説明する。
図8(A)において、ドットを付した流体室(23)は、低圧空間(S1)に連通している。また、この流体室(23)を形成する螺旋溝(41)は、同図の下側に位置するゲートロータ(50)のゲート(51)と噛み合わされている。スクリューロータ(40)が回転すると、このゲート(51)が螺旋溝(41)の終端へ向かって相対的に移動し、それに伴って流体室(23)の容積が拡大する。その結果、低圧空間(S1)の低圧ガス冷媒が流体室(23)へ吸い込まれる。
スクリューロータ(40)が更に回転すると、図8(B)の状態となる。同図において、ドットを付した流体室(23)は、閉じきり状態となっている。つまり、この流体室(23)が形成されている螺旋溝(41)は、同図の上側に位置するゲートロータ(50)のゲート(51)と噛み合わされ、このゲート(51)によって低圧空間(S1)から仕切られている。そして、スクリューロータ(40)の回転に伴ってゲート(51)が螺旋溝(41)の終端へ向かって相対的に移動すると、流体室(23)の容積が次第に縮小する。その結果、流体室(23)内のガス冷媒が圧縮される。
スクリューロータ(40)が更に回転すると、図8(C)の状態となる。同図において、ドットを付した流体室(23)は、吐出ポート(25)を介して高圧空間(S2)と連通した状態となっている。そして、スクリューロータ(40)の回転に伴ってゲート(51)が螺旋溝(41)の終端へ向かって相対的に移動すると、圧縮された冷媒ガスが流体室(23)から高圧空間(S2)へ押し出されてゆく。
流体室(23)へ低圧ガス冷媒が流入する吸入行程について、図6を参照しながら詳細に説明する。ここでは、吸入行程中の流体室(23a)を形成する一つの螺旋溝(41a)に着目して説明する。
図6(A)において、螺旋溝(41a)は、その一部分が円筒壁(30)に覆われて残りの部分が吸入用開口(36)に臨む状態となっている。また、螺旋溝(41a)には、その始端側からゲート(51a)が進入してきている。このゲート(51a)は、螺旋溝(41a)の前方壁面(42a)及び底壁面(44a)だけと摺接し、螺旋溝(41a)の後方壁面(43a)とは摺接していない。
図6(A)に示す状態において、螺旋溝(41a)によって形成された吸入行程中の流体室(23a)は、スクリューロータ(40)の外周面側と端面側の両方において低圧空間(S1)と連通している。そして、この状態において、流体室(23a)へは、スクリューロータ(40)の外周面側と端面側の両方から低圧ガス冷媒が流入する。
図6(A)に示す状態からスクリューロータ(40)が回転すると、図6(B)に示す状態となる。図6(B)に示す状態では、螺旋溝(41a)に隣接する周方向シール面(45a)の前縁(46a)が、円筒壁(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)と重なり合う。そして、図6(B)に示す状態になった時点では、吸入行程中の流体室(23a)を形成する螺旋溝(41a)の全体が円筒壁(30)によって覆われる。つまり、この時点において、流体室(23a)は、スクリューロータ(40)の外周面側の開口部が円筒壁(30)によって完全に閉塞され、円筒壁(30)によって低圧空間(S1)から仕切られる。
この図6(B)に示す状態において、螺旋溝(41a)へ進入しつつあるゲート(51a)は、図6(A)に示す状態と同様に、螺旋溝(41a)の後方壁面(43a)とは摺接していない。このため、吸入行程中の流体室(23a)は、スクリューロータ(40)の外周面側の開口部が円筒壁(30)によって低圧空間(S1)から仕切られる一方、スクリューロータ(40)の端面側では依然として低圧空間(S1)に連通した状態となっている。そして、この状態において、流体室(23a)へは、スクリューロータ(40)の端面側だけから低圧ガス冷媒が流入する。
図6(B)に示す状態からスクリューロータ(40)が回転すると、図6(C)に示す状態となる。図6(C)に示す状態において、周方向シール面(45a)の前縁(46a)は、円筒壁(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)を通過している。そして、円筒壁(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)は、周方向シール面(45a)の前縁(46a)と後縁(47a)の間に位置している。
螺旋溝(41a)へ進入してきたゲート(51a)は、図6(C)に示す状態になった時点において、螺旋溝(41a)の後方壁面(43a)と摺接し始める。つまり、図6(C)に示す状態になった時点では、ゲート(51a)が螺旋溝(41a)の前方壁面(42a)と後方壁面(43a)と底壁面(44a)の全てと摺接し、流体室(23a)がゲート(51a)によって低圧空間(S1)から仕切られる。その結果、図6(C)に示す状態になった時点では、流体室(23a)が円筒壁(30)とゲート(51a)の両方によって低圧空間(S1)から仕切られた閉空間となり、吸入行程が終了する。
このように、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)において、吸入行程中の流体室(23a)は、それを形成する螺旋溝(41a)が吸入用開口(36)に臨む位置から円筒壁(30)で覆われる位置へ移動して低圧空間(S1)から仕切られた後に、それを形成する螺旋溝(41a)へ進入したゲート(51a)によって低圧空間(S1)から仕切られる。そして、このスクリュー圧縮機(1)では、吸入行程中の流体室(23a)がゲート(51a)によって低圧空間(S1)から仕切られるよりも前に円筒壁(30)によって低圧空間(S1)から仕切られるように、円筒壁(30)の内側面(35)における開口側縁部(37)の形状が設定されている。
ここで、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)では、スクリューロータ(40)を駆動する電動機(15)に対し、商用電源(101)からの交流がインバータ(100)を介して供給される。インバータ(100)の出力周波数を変更すると、電動機(15)の回転速度が変化し、電動機(15)によって駆動されるスクリューロータ(40)の回転速度も変化する。そして、スクリューロータ(40)の回転速度が変化すると、スクリュー圧縮機(1)へ吸入されて圧縮後に吐出される冷媒の質量流量が変化する。即ち、スクリューロータ(40)の回転速度が変化すると、スクリュー圧縮機(1)の運転容量が変化する。
インバータ(100)における出力数端数の調節範囲は、その下限値が商用電源(101)から供給される交流の周波数(例えば60Hz)よりも低い値(例えば30Hz)に設定され、その上限値が商用電源(101)から供給される交流の周波数よりも高い値(例えば120Hz)に設定されている。このため、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)におけるスクリューロータ(40)の回転速度は、商用電源(101)からの交流をそのまま電動機(15)へ供給する場合に比べて低い値から高い値まで変化し得る。
−実施形態の効果−
本実施形態のスクリュー圧縮機(1)において、吸入行程中の流体室(23a)は、先ず円筒壁(30)によって覆われ、その後に螺旋溝(41a)へ進入してきたゲート(51a)によって低圧空間(S1)から仕切られる。つまり、このスクリュー圧縮機(1)において、吸入行程中の流体室(23a)は、それを形成する螺旋溝(41a)を覆う円筒壁(30)によって比較的早期に低圧空間(S1)から仕切られる。
吸入行程中の流体室(23a)が円筒壁(30)によって覆われた状態では、スクリューロータ(40)の回転に起因する遠心力が流体室(23a)内のガス冷媒に作用しても、円筒壁(30)が流体室(23a)からのガス冷媒の流出を阻止する。このため、本実施形態によれば、遠心力を受けて流体室(23a)からスクリューロータ(40)の外周側へ漏れてゆくガス冷媒の量を削減することができ、吸入行程中の流体室(23a)へ吸入されるガス冷媒の量を増加させることができる。その結果、スクリュー圧縮機(1)の運転効率を向上させることができる。
また、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)では、吸入行程中の流体室(23a)が円筒壁(30)によって覆われる状態となった後も、この流体室(23a)を形成する螺旋溝(41a)の始端へゲート(51a)が進入してゆく。螺旋溝(41a)の始端へゲート(51a)が進入してゆく過程において、螺旋溝(41a)によって形成された流体室(23a)へは、ゲート(51a)によって低圧ガス冷媒が押し込まれてゆく。このスクリュー圧縮機(1)では、ゲート(51a)が吸入行程中の流体室(23a)へ低圧ガス冷媒を押し込む時点において、吸入行程中の流体室(23a)が円筒壁(30)によって低圧空間(S1)から仕切られている。このため、ゲート(51a)によって流体室(23a)へ押し込まれた低圧ガス冷媒は、スクリューロータ(40)の外周側へ漏れ出すことなく流体室(23a)内に留まる。従って、本実施形態によれば、ゲート(51a)が流体室(23a)へ低圧ガス冷媒を押し込むことによっても、吸入行程中の流体室(23a)へ流入する低圧ガス冷媒の量を増加させることができ、スクリュー圧縮機(1)の運転効率を向上させることができる。
また、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)では、円筒壁(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)が、周方向シール面(45)の前縁(46)と平行になっている。このため、スクリューロータ(40)の外周面における螺旋溝(41)の開口部のうち吸入用開口(36)に臨む部分は、周方向シール面(45)の前縁(46)が円筒壁(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)と重なる直前まで、その始端から終端までの全長に亘る全体が低圧空間(S1)に開口した状態に保たれる。従って、本実施形態によれば、吸入行程中の流体室(23a)を形成する螺旋溝(41a)のうち吸入用開口(36)に臨む部分の開口面積を、周方向シール面(45a)の前縁(46a)が円筒壁の内側面(35)の開口側縁部(37)と重なる直前まで可能な限り大きく保つことができ、低圧空間(S1)から吸入行程中の流体室(23a)へ低圧ガス冷媒が流入する際の圧力損失を低減することができる。
また、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)において、円筒壁(30)の開口側壁面(38)は、スクリューロータ(40)の外周面側を向く斜面となっている。このため、円筒壁(30)の開口側壁面(38)にぶつかった低圧ガス冷媒の流れ方向は、斜面となった開口側壁面(38)によってスクリューロータ(40)の軸心側へスムーズに変更される。従って、本実施形態によれば、吸入行程中の流体室(23a)へ流入する低圧ガス冷媒の流れの乱れを抑えることができ、低圧空間(S1)から吸入行程中の流体室(23a)へ低圧ガス冷媒が流入する際の圧力損失を低減することができる。
また、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)では、スクリューロータ(40)を駆動する電動機(15)に対し、商用電源(101)からの交流がインバータ(100)を介して供給される。そして、インバータ(100)の出力周波数を変更すると、スクリューロータ(40)の回転速度が変化し、スクリュー圧縮機(1)の運転容量が変化する。
ここで、インバータ(100)の出力周波数を変更することによって運転容量を変更可能なスクリュー圧縮機(1)では、商用電源(101)からの交流をそのまま電動機(15)へ供給する場合に比べ、スクリューロータ(40)の回転速度が高い値に設定される場合がある。そして、スクリューロータ(40)の回転速度が高くなると、吸入行程中の流体室(23a)内のガス冷媒に作用する遠心力も大きくなり、流体室(23a)からスクリューロータ(40)の外周側へ漏れ出すガス冷媒の量が多くなるおそれがある。
それに対し、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)において、吸入行程中の流体室(23a)を形成する螺旋溝(41a)は、先ず円筒壁(30)によって低圧空間(S1)から仕切られ、その後に螺旋溝(41a)へ進入してきたゲート(51a)によって低圧空間(S1)から仕切られる。そして、吸入行程中の流体室(23a)は、それを形成する螺旋溝(41a)を覆う円筒壁(30)によって比較的早期に低圧空間(S1)から仕切られることになる。従って、スクリューロータ(40)の回転速度が高い値に設定され得る本実施形態のスクリュー圧縮機(1)においても、遠心力を受けて流体室(23a)からスクリューロータ(40)の外周側へ漏れ出すガス冷媒の量を低く抑えることができ、スクリュー圧縮機(1)の運転効率を高く保つことができる。
また、スクリューロータ(40)の回転速度が高くなるほど、ゲート(51)の移動速度も速くなる。そして、ゲート(51)の移動速度が高いほど、螺旋溝(41)へゲート(51)が進入する過程で吸入行程中の流体室(23a)から螺旋溝(41a)の始端側へ漏れ出す流体の量が少なくなる。つまり、スクリューロータ(40)の回転速度が高くなるほど、吸入行程中の流体室(23a)へゲート(51a)によって押し込まれる低圧ガス冷媒の量が多くなる。従って、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)では、スクリューロータ(40)の回転速度が高い値に設定された場合でも、吸入行程中の流体室(23a)へ流入する低圧ガス冷媒の量を充分に確保することによってスクリュー圧縮機(1)の運転効率を高く保つことができる。
−実施形態の変形例−
図9に示すように、本実施形態のスクリュー圧縮機(1)では、円筒壁(30)の内側面(35)の開口側縁部(37)の形状が、スクリューロータ(40)の周方向シール面(45)の前縁(46)とは異なる形状(即ち、周方向シール面(45)の前縁(46)と平行でない形状)になっていてもよい。本変形例においても、図9(B)に示すように、吸入行程中の流体室(23a)を形成する螺旋溝(41a)の全体が円筒壁(30)によって覆われた時点において、この螺旋溝(41a)に進入しつつあるゲート(51a)は、螺旋溝(41a)の前方壁面(42a)及び底壁面(44a)だけと摺接し、螺旋溝(41a)の後方壁面(43a)とは接触しない。従って、本変形例でも、吸入行程中の流体室(23a)は、円筒壁(30)によって低圧空間(S1)から仕切られた後にゲート(51a)によって低圧空間(S1)から仕切られる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、シングルスクリュー圧縮機について有用である。
シングルスクリュー圧縮機の概略構成図である。 シングルスクリュー圧縮機の要部の構成を示す縦断面図である。 図1におけるA−A断面を示す断面図である。 シングルスクリュー圧縮機の要部を抜き出して示す斜視図である。 シングルスクリュー圧縮機の要部を上方から見た状態を示す概略の一部断面図である。 スクリューロータ及び円筒壁の展開図であって、(A)は吸入行程中の流体室が吸入用開口に露出した状態を示し、(B)は吸入行程中の流体室が円筒壁だけによって低圧空間から仕切られた状態を示し、(C)吸入行程中の流体室が円筒壁とゲートの両方によって低圧空間から仕切られた状態を示す。 図5におけるB−B断面を示す概略断面図である。 シングルスクリュー圧縮機の圧縮機構の動作を示す平面図であり、(A)は吸入行程を示し、(B)は圧縮行程を示し、(C)は吐出行程示す。 実施形態の変形例におけるスクリューロータ及び円筒壁の展開図であって、(A)は吸入行程中の流体室が吸入用開口に露出した状態を示し、(B)は吸入行程中の流体室が円筒壁だけによって低圧空間から仕切られた状態を示し、(C)吸入行程中の流体室が円筒壁とゲートの両方によって低圧空間から仕切られた状態を示す。
1 シングルスクリュー圧縮機
10 ケーシング
15 電動機
23 流体室
30 円筒壁(仕切り壁部)
35 内側面
36 吸入用開口
37 開口側縁部
38 開口側壁面
40 スクリューロータ
41 螺旋溝
45 周方向シール面
46 前縁
50 ゲートロータ
51 ゲート
100 インバータ
S1 低圧空間

Claims (4)

  1. その外周面に開口して流体室(23)を形成する複数の螺旋溝(41)が形成されたスクリューロータ(40)と、該スクリューロータ(40)の螺旋溝(41)と噛み合わされる複数のゲート(51)が放射状に形成されたゲートロータ(50)と、該スクリューロータ(40)及び該ゲートロータ(50)を収容するケーシング(10)とを備え、
    上記スクリューロータ(40)が回転すると、該スクリューロータ(40)の螺旋溝(41)に噛み合うゲート(51)が該螺旋溝(41)の始端から終端へ向かって相対的に移動し、該螺旋溝(41)により形成された流体室(23)内の流体が圧縮されるシングルスクリュー圧縮機であって、
    上記ケーシング(10)の内部には、該ケーシング(10)へ吸い込まれた圧縮前の低圧流体が流入し且つ上記スクリューロータ(40)の端面に開口する上記螺旋溝(41)の始端に連通する低圧空間(S1)と、上記螺旋溝(41)により形成される流体室(23)が上記低圧空間(S1)から仕切られるように上記スクリューロータ(40)の外周面を覆う仕切り壁部(30)とが設けられる一方、
    上記仕切り壁部(30)には、上記スクリューロータ(40)の外周面の一部を上記低圧空間(S1)に露出させるための吸入用開口(36)が形成されており、
    上記低圧空間(S1)から低圧流体が流入する吸入行程中の流体室(23)は、該流体室(23)を形成する螺旋溝(41)が上記吸入用開口(36)に臨む位置から上記仕切り壁部(30)で覆われる位置へ移動した後に、該螺旋溝(41)へ進入した上記ゲート(51)によって上記低圧空間(S1)から仕切られる
    ことを特徴とするシングルスクリュー圧縮機。
  2. 請求項1において、
    上記スクリューロータ(40)の外周面のうち隣接する二つの螺旋溝(41)に挟まれた部分が、上記仕切り壁部(30)の内側面(35)と摺接して隣接する二つの螺旋溝(41)の間をシールする周方向シール面(45)となり、
    上記周方向シール面(45)の周縁のうち上記スクリューロータ(40)の回転方向の前方に位置する部分が、該周方向シール面(45)の前縁(46)となり、
    上記仕切り壁部(30)の内側面(35)では、上記吸入用開口(36)に臨む開口側縁部(37)が上記周方向シール面(45)の前縁(46)と平行になっている
    ことを特徴とするシングルスクリュー圧縮機。
  3. 請求項1又は2において、
    上記仕切り壁部(30)では、上記吸入用開口(36)に臨む開口側壁面(38)が、上記スクリューロータ(40)の外周面側を向く斜面となっている
    ことを特徴とするシングルスクリュー圧縮機。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つにおいて、
    上記スクリューロータ(40)を回転駆動する電動機(15)と、
    上記電動機(15)へ供給される交流の周波数を変更するためのインバータ(100)とを備え、
    上記インバータ(100)の出力周波数を変更することによって上記スクリューロータ(40)の回転速度を調節可能に構成されている
    ことを特徴とするシングルスクリュー圧縮機。
JP2009072690A 2009-03-24 2009-03-24 シングルスクリュー圧縮機 Expired - Fee Related JP4666086B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009072690A JP4666086B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 シングルスクリュー圧縮機
CN201080013028.9A CN102362074B (zh) 2009-03-24 2010-03-19 单螺杆式压缩机
EP10755642.5A EP2412980B1 (en) 2009-03-24 2010-03-19 Single screw compressor
US13/258,062 US9470229B2 (en) 2009-03-24 2010-03-19 Single screw compressor
BRPI1006275A BRPI1006275A2 (pt) 2009-03-24 2010-03-19 compressor de parafuso único
PCT/JP2010/002003 WO2010109839A1 (ja) 2009-03-24 2010-03-19 シングルスクリュー圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009072690A JP4666086B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 シングルスクリュー圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010223137A true JP2010223137A (ja) 2010-10-07
JP4666086B2 JP4666086B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=42780537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009072690A Expired - Fee Related JP4666086B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 シングルスクリュー圧縮機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9470229B2 (ja)
EP (1) EP2412980B1 (ja)
JP (1) JP4666086B2 (ja)
CN (1) CN102362074B (ja)
BR (1) BRPI1006275A2 (ja)
WO (1) WO2010109839A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9057373B2 (en) 2011-11-22 2015-06-16 Vilter Manufacturing Llc Single screw compressor with high output
JP6729425B2 (ja) * 2017-01-30 2020-07-22 ダイキン工業株式会社 シングルスクリュー圧縮機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642474A (ja) * 1992-07-24 1994-02-15 Daikin Ind Ltd シングルスクリュー圧縮機
JP2009019623A (ja) * 2007-06-11 2009-01-29 Daikin Ind Ltd 圧縮機

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5082431A (en) * 1986-07-03 1992-01-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Mechanical scavenging system for single screw compressors
JPH06101668A (ja) * 1992-09-18 1994-04-12 Daikin Ind Ltd シングルスクリュー圧縮機
US5782624A (en) * 1995-11-01 1998-07-21 Jensen; David L. Fluid compression/expansion machine with fluted main rotor having ruled surface root
JP3456090B2 (ja) * 1996-05-14 2003-10-14 北越工業株式会社 油冷式スクリュ圧縮機
FR2801349B1 (fr) * 1999-10-26 2004-12-17 Zha Shiliang Compresseur a vis unique
JP3840899B2 (ja) * 2001-01-05 2006-11-01 ダイキン工業株式会社 シングルスクリュー圧縮機
US7153112B2 (en) * 2003-12-09 2006-12-26 Dresser-Rand Company Compressor and a method for compressing fluid
US7096681B2 (en) * 2004-02-27 2006-08-29 York International Corporation System and method for variable speed operation of a screw compressor
CN100476211C (zh) * 2004-04-28 2009-04-08 乐金电子(天津)电器有限公司 螺旋压缩机
US7891955B2 (en) * 2007-02-22 2011-02-22 Vilter Manufacturing Llc Compressor having a dual slide valve assembly

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642474A (ja) * 1992-07-24 1994-02-15 Daikin Ind Ltd シングルスクリュー圧縮機
JP2009019623A (ja) * 2007-06-11 2009-01-29 Daikin Ind Ltd 圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
EP2412980B1 (en) 2016-01-06
JP4666086B2 (ja) 2011-04-06
US20120009079A1 (en) 2012-01-12
BRPI1006275A2 (pt) 2019-06-25
EP2412980A1 (en) 2012-02-01
WO2010109839A1 (ja) 2010-09-30
CN102362074B (zh) 2014-10-22
EP2412980A4 (en) 2015-04-08
US9470229B2 (en) 2016-10-18
CN102362074A (zh) 2012-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5083401B2 (ja) スクロール型圧縮機
JP4645754B2 (ja) スクリュー圧縮機
JP4911260B1 (ja) スクリュー圧縮機
CN110520624B (zh) 旋转式压缩机
JP2007170253A (ja) スクロール圧縮機
TW201217650A (en) capacity control for a screw compressor
JP4666086B2 (ja) シングルスクリュー圧縮機
US11136982B2 (en) Screw compressor
US8568119B2 (en) Single screw compressor
JP5943101B1 (ja) スクリュー圧縮機
JP5854594B2 (ja) スクリュー圧縮機
JP2016020651A (ja) スクリュー圧縮機
WO2017081845A1 (ja) 圧縮機
JP2022075840A (ja) スクリュー圧縮機
JP6699329B2 (ja) スクリュー圧縮機
JP2013068093A (ja) スクリュー圧縮機
TWI639770B (zh) Single screw compressor and refrigeration cycle device
JP2012229640A (ja) スクリュー圧縮機
JP2012097590A (ja) シングルスクリュー圧縮機
WO2022158519A1 (ja) スクロール圧縮機
JP2019007399A (ja) シングルスクリュー圧縮機
GB2526252A (en) A revolving vane compressor and method of operating the same
JP2016109095A (ja) スクリュー圧縮機
WO2018008550A1 (ja) スクロール圧縮機
JP2011137523A (ja) 回転シャフト及び圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4666086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees