JP2010222889A - 外壁目地の止水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外壁縦目地を上下方向に複数本の縦目地ガスケットで止水する場合に、水が、上下の縦目地ガスケット間を通じて屋内側に侵入するのをしっかりと阻止でき、しかも、それを施工容易に実現できる外壁目地の止水構造を提供する。
【解決手段】外壁縦目地8に階下縦目地ガスケット7と階間縦目地ガスケット8とが嵌め込まれると共に、階下縦目地ガスケット7の上端部に、階間縦目地ガスケット8の下端部の背面側を立ち上がる止水用の立ち上がり部7cが備えられ、該立ち上がり部7cと階間縦目地ガスケット8の下端部との間に、屋外側から上下の縦目地ガスケット7,8間を通じて侵入した水が毛細管現象により上昇するのを阻止するクリアランス15が設けられ、該クリアランス15は止水材からなる間隔保持材10で形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外壁目地の止水構造に関する。
外壁縦目地を上下方向に複数本の縦目地ガスケットで止水する場合は、水が、上下の縦目地ガスケット間を通じて屋内側に侵入しないような措置を講じておく必要がある。
特開平10−121620号公報
本発明は、上記のような要請に鑑みてなされたものであって、外壁縦目地を上下方向に複数本の縦目地ガスケットで止水する場合に、水が、上下の縦目地ガスケット間を通じて屋内側に侵入するのをしっかりと阻止することができ、しかも、それを施工容易に実現することができる外壁目地の止水構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、外壁縦目地に下縦目地ガスケットと上縦目地ガスケットとが嵌め込まれると共に、下縦目地ガスケットの上端部に、上縦目地ガスケットの下端部の背面側を立ち上がる止水用の立ち上がり部が備えられ、
該止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間に、屋外側から上下の縦目地ガスケット間を通じて侵入した水が毛細管現象により上昇するのを阻止するクリアランスが設けられると共に、
前記止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間に、前記クリアランス部分の上方において、該クリアランスを形成するための間隔保持材が設けられていることを特徴とする外壁目地の止水構造によって解決される(第1発明)。
この構造では、下縦目地ガスケットの上端部に、上縦目地ガスケットの下端部の背面側を立ち上がる止水用の立ち上がり部が備えられているので、上下の縦目地ガスケット間を通じて屋内側に侵入しようとする水は、止水用立ち上がり部によってせき止められ、屋内側への水の侵入を阻止される。
しかも、止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間には、それらの間を毛細管現象によって上昇しようとするのを阻止するクリアランスが設けられているので、このクリアランスによって、毛細管現象による水の上昇が阻止されて、屋内側への水の侵入阻止をより確実なものにすることができる。
加えて、止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間には、クリアランス部分の上方において、該クリアランスを形成するための間隔保持材が設けられているので、下縦目地ガスケットを外壁目地に嵌め込んだ後、上縦目地ガスケットを嵌め込んでいくと、止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間に間隔保持材が挟み込まれて止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットとの間に上記のクリアランスが形成され、クリアランスの形成と、外壁縦目地への上下の縦目地ガスケットの嵌め込み作業を、施工容易に行っていくことができる。
第1発明において、前記間隔保持材が、止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間を止水する止水材からなっているとよい(第2発明)。この場合は、前記クリアランス部分を毛細管現象以外の理由で上昇して止水用立ち上がり部を越えて屋内側に侵入しようとする水を、止水材からなる前記間隔保持材で阻止することができ、より一層しっかりとした止水状態を形成することができる。
第1,第2発明において、前記上下の縦目地ガスケットはそれぞれ、複数のヒレを屋内外方向に間隔をおいて上下方向に延びるように備え、該ヒレ間に形成される排水通路を屋内外方向に少なくとも1つ備えたものからなり、
上縦目地ガスケットの排水通路の下端開口部と、下縦目地ガスケットの排水通路の上端開口部とは向き合わされ、上縦目地ガスケットの排水通路を流れ落ちる水が下縦目地ガスケットの排水通路に送り込まれて排水されるようになされていると共に、
前記立ち上がり部には下縦目地ガスケット本体部の排水通路と連通する屋内外方向に少なくとも1つの排水通路が備えられていて、該排水通路が上下の縦目地ガスケット間の背後を上下方向に延ばされているとよい(第3発明)。
この場合は、上縦目地ガスケットの排水通路の下端開口部と、下縦目地ガスケットの排水通路の上端開口部とが、上下方向において向き合わされ、上縦目地ガスケットの排水通路を流れ落ちる水が下縦目地ガスケットの排水通路に送り込まれて排水されるようになされているので、上縦目地ガスケットの排水通路に水が万一侵入した場合の、その水の処理のための構造を、下縦目地ガスケットの排水通路を利用して簡素なものにすることができ、排水で外壁面を汚すこともない。
しかも、止水用立ち上がり部に、下縦目地ガスケット本体部の排水通路と連通する屋内外方向に少なくとも1つの排水通路が備えられているので、立ち上がり部の排水通路に水が万一侵入した場合の、その水の処理のための構造も、下縦目地ガスケット本体部の排水通路を利用して簡素なものにすることができる。
第1〜第3発明において、前記下縦目地ガスケットが、外壁目地の十字状交差部を挟む下側の縦目地に嵌め込まれると共に、前記上縦目地ガスケットが、該十字状交差部を挟む上側の縦目地に嵌め込まれ、かつ、上下の縦目地ガスケット間が、前記十字状交差部を左右方向に貫く乾式の横目地材によって屋外側からカバーされているのもよい(第4発明)。
この場合は、上下の縦目地ガスケット間は、外壁目地の十字状交差部を左右方向に貫く乾式の横目地材によって屋外側からカバーされているので、外壁面の意匠性を良好なものにすることができる。
しかも、上下の縦目地ガスケットと、十字状交差部を貫く乾式の横目地材とを備えるだけの簡素な構造であって、構成部品点数が少なく、施工も、十字状交差部を挟む下側縦目地への下縦目地ガスケットの嵌め込みと、十字状交差部を挟む上側縦目地への上縦目地ガスケットの嵌め込みとを行った後、乾式の横目地材を十字状交差部を貫くように横目地に設置すればよくて、外壁目地の十字状交差部の止水をしっかりとしたものにすることができると共に、その施工を容易にすることができる。
本発明の外壁目地の止水構造は、以上のとおりのものであるから、外壁縦目地を上下方向に複数の縦目地ガスケットで止水する場合に、水が、上下の縦目地ガスケット間を通じて屋内側に侵入するのをしっかりと阻止することができ、しかも、それを施工容易に実現することができる。
実施形態の外壁目地の十字状交差部における止水構造を示すもので、図(イ)は正面図、図(ロ)は側面図である。 階下、階間、階上の各縦目地ガスケット及び横目地材を分離状態にして示す側面図である。 図(イ)〜図(ハ)は施工方法を順次に示す側面図である。 図(イ)〜図(ハ)は施工方法を順次に示す正面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示す実施形態は、建物の階間部の縦目地4に適用した場合のもので、図1(イ)において、1,1は階下の外装パネル、2,2は階間の外装パネル、3,3は階上の外装パネルであり、これらパネル1,2,3間の縦目地4と横目地5,5とによって、外壁目地の十字状交差部6が上下に備えられている。
図1(イ)(ロ)において、7は階下縦目地ガスケットで、階下外装パネル1,1間の縦目地4aに嵌め込まれて該縦目地4aを止水しており、8は階間縦目地ガスケットで、階間外装パネル2,2間の縦目地4bに嵌め込まれて該縦目地4bを止水しており、9は階上縦目地ガスケットで、階上外装面材3,3間に縦目地4cに嵌め込まれて該縦目地4cを止水している。
階下縦目地ガスケット7は、図2に示すように、4つのヒレ7a…を屋内外方向に間隔をおいて上下方向に延びるように備え、該ヒレ7a…間に形成される排水通路7bを屋内外方向に3つ備えたものからなっており、
階上縦目地ガスケット9も、同様に4つのヒレ9a…を屋内外方向に間隔をおいて上下方向に延びるように備え、該ヒレ9a…間に形成される排水通路9bを屋内外方向に3つ備えたものからなっている。
また、階間の縦目地ガスケット8は、下部側において、2つのヒレ8a…を屋内外方向に間隔をおいて上下方向に延びるように備えて該ヒレ8a…間に形成される排水通路8bを屋内外方向に1つ備えると共に、上部側において、3つのヒレ8a…を屋内外方向に間隔をおいて上下方向に延びるように備えて該ヒレ8a…間に形成される排水通路8bを屋内外方向に2つ備え、上部側の2つの排水通路8b,8bが合流して下部側の1つの排水通路8bと連通するようになされている。なお、上部側の屋内側に位置する排水通路8bは、該通路を流下する水が下部側の排水通路8bにスムーズに合流できるよう傾斜をつけられている。
そして、図1(ロ)に示すように、階間の縦目地ガスケット8の排水通路8bの下端開口部と、階下縦目地ガスケット7の最屋外側の排水通路7bの上端開口部とは、向き合わされ、階間縦目地ガスケット8の排水通路8bを流れ落ちる水が階下縦目地ガスケット7の最屋外側の排水通路7bに送り込まれて排水されるようになされている。
そして、階下の縦目地ガスケット7の上端部には、階間縦目地ガスケット8の下端部の背面側を立ち上がる止水用の立ち上がり部7cが備えられ、該立ち上がり部7cには階下縦目地ガスケット本体部7dの最屋内側の排水通路7bと連通する1つの排水通路7bが備えられ、階下と階間の縦目地ガスケット7,8間を通じて侵入しようとする水を立ち上がり部7cによってせき止めて、これら縦目地ガスケット7,8間が止水されるようになされていると共に、
該立ち上がり部7cと階間縦目地ガスケット8の下端部との間には、屋外側から階間、階下の縦目地ガスケット7,8間を通じて侵入した水が毛細管現象により上昇するのを阻止するクリアランス15が設けられている。該クリアランス15の寸法は、例えば3mm以上に設定されているとよい。
更に、該立ち上がり部7cと階間縦目地ガスケット8の下端部との間には、上記のクリアランス部分15の上方において、該クリアランス15を形成するための間隔保持材10が設けられている。本実施形態では、この間隔保持材10が、立ち上がり部7cと階間縦目地ガスケット8の下端部との間を止水する止水材からなっている。該止水材10は、例えば独立気泡のスポンジ状をした止水材などからなり、階間縦目地ガスケット8の側に接着して備えられているものである。
また、階上縦目地ガスケット9の最屋外側の排水通路9bの下端開口部と、階間縦目地ガスケット8の最屋外側の排水通路8bの上端開口部とについても、互いに向き合わされ、階上縦目地ガスケット9の最屋外側の排水通路9bを流れ落ちる水が階間縦目地ガスケット8の最屋外側の排水通路8bに送り込まれて排水されるようになされている。
そして、階間の縦目地ガスケット8の上端部には、階上縦目地ガスケット9の下端部の背面側を立ち上がる立ち上がり部8cが備えられ、該立ち上がり部8cには階間縦目地ガスケット本体部8dの最屋内側の排水通路8bと連通する1つの排水通路8bが備えられ、階間と階上の縦目地ガスケット8,9間を通じて侵入しようとする水を立ち上がり部8cによってせき止めて、これら縦目地ガスケット8,9間が止水されるようになされていると共に、
該立ち上がり部8cと階上縦目地ガスケット9の下端部との間にも、屋外側から階上、階間の縦目地ガスケット8,9間を通じて侵入した水が毛細管現象により上昇するのを阻止するクリアランス15が設けられている。該クリアランス15の寸法も、例えば3mm以上に設定されているとよい。
更に、該立ち上がり部8cと階上縦目地ガスケット9の下端部との間には、上記のクリアランス部分15の上方において、該クリアランス15を形成するための間隔保持材11が設けられている。この間隔保持材11も、立ち上がり部8cと階上縦目地ガスケット9の下端部との間を止水する止水材からなり、階間縦目地ガスケット8の側に接着して備えられている。8eは補強用のリブで、止水材11をしっかりとした圧縮状態にするものである。
なお、本実施形態では、階上の縦目地ガスケット9の下端部は、その屋内側が切り欠かれていて、該下端部では、排水通路9bが屋内外方向において1つとなっていて、切欠き部9c内を、階間の縦目地ガスケット8の上端立ち上がり部8cが立ち上がる構造となっている。
12,12は上下の乾式横目地材であり、各横目地材12は、外壁目地の十字状交差部6を左右方向に貫くように備えられていて、これら乾式横目地材12,12によって、階下の縦目地ガスケット7と階間の縦目地ガスケット8との間、及び、階間の縦目地ガスケット8と階上の縦目地ガスケット9との間が屋外側からカバーされて隠されている。
各横目地材12は、図示するように、上水平板部12aと屋外側垂れ下がりカバー部12bとによるL状形の目地材からなっていて、そのような形態の乾式横目地材を採用する場合は、階上縦目地ガスケット9の排水通路9bを流れ落ちる水が階間縦目地ガスケット8の排水通路8bに送り込まれるのを妨げず、また、階間縦目地ガスケット8の排水通路8bを流れ落ちる水が階下縦目地ガスケット7の排水通路7bに送り込まれるのを妨げないよう、屋外側垂れ下がりカバー部12bが左右方向に連続して十字状交差部を貫通すると共に、上水平板部12aの部分には図示しないが十字状交差部6において水の流れを許容する切欠きや開口が設けられた形態のものを採用するようにするとよい。
施工は、図3(イ)及び図4(イ)に示すように、階下縦目地ガスケット7を屋外側から階下の外装パネル1,1間の縦目地4aに嵌め込み、次いで、図3(ロ)及び図4(ロ)に示すように、階間縦目地ガスケット8を屋外側から階間の外装パネル2,2間の縦目地4bに嵌め込む。それにより、乾式の止水材10は、階下縦目地ガスケット7の上端立ち上がり部7cの正面側に押し付けられて圧縮状態となり、立ち上がり部7cと階間縦目地ガスケット8の下端部との間にクリアランス15が形成される。次いで、図3(ハ)及び図4(ハ)に示すように、階上縦目地ガスケット9を屋外側から階上の外装パネル3,3間の縦目地4cに嵌め込む。それにより、乾式の止水材11は、階上縦目地ガスケット9の下端切欠き部9c内の垂直な背面部が押し付けられて圧縮状態となり、立ち上がり部8cと階上縦目地ガスケット9の下端部との間にもクリアランス15が形成される。しかる後、上下の乾式横目地材12,12を屋外側から上下の横目地5,5に嵌め込む、というようにして行えばよい。
なお、上の説明から明らかなように、下側の十字状目地交差部6に対しては、階下縦目地ガスケット7が下縦目地ガスケットを構成すると共に、階間縦目地ガスケット8が上縦目地ガスケットを構成し、また、上側の十字状目地交差部6に対しては、階間縦目地ガスケット8が下縦目地ガスケットを構成すると共に、階上縦目地ガスケット9が上縦目地ガスケットを構成していることはいうまでもない。
上記の構造によれば、階下縦目地ガスケット7の上端部に、階間縦目地ガスケット8の下端部の背面側を立ち上がる止水用の立ち上がり部7cが備えられ、階間縦目地ガスケット8の上端部に、階上縦目地ガスケット9の下端部の背面側を立ち上がる止水用の立ち上がり部8cが備えられているので、階下、階間の縦目地ガスケット7,8間、及び、階間、階上の縦目地ガスケット8,9間を通じて屋内側に侵入しようとする水は、立ち上がり部7c,8cによってせき止められ、屋内側への水の侵入を阻止することができる。
しかも、階下縦目地ガスケット7の立ち上がり部7cと階間縦目地ガスケット8の下端部との間、及び、階間縦目地ガスケット8の立ち上がり部8cと階上縦目地ガスケット9の下端部との間には、それらの間を毛細管現象によって上昇しようとするのを阻止するクリアランス15,15が設けられているので、このクリアランス15,15によって、毛細管現象による水の上昇が阻止されて、屋内側への水の侵入阻止をより確実なものにすることができる。
加えて、上記のクリアランス15,15を形成するために間隔保持材10,11が備えられているので、縦目地ガスケット7,8,9の嵌め込みを行っていくだけで、該クリアランス15,15を形成することができて、施工を容易にすることができる。
更に、間隔保持材10,11は、階下縦目地ガスケット7の立ち上がり部7cと階間縦目地ガスケット8の下端部との間、及び、階間縦目地ガスケット8の立ち上がり部8cと階上縦目地ガスケット9の下端部との間を止水する止水材からなっているので、クリアランス部分15,15を毛細管現象以外の理由で上昇して立ち上がり部7c,8cを越えて屋内側に侵入しようとする水を、止水材からなる間隔保持材10,11で阻止することができ、より一層しっかりとした止水状態を形成することができる。
また、階上縦目地ガスケット9の排水通路9bの下端開口部と、階間縦目地ガスケット8の排水通路8bの上端開口部とが、上下方向において向き合わされ、階上縦目地ガスケット9の排水通路9bを流れ落ちる水が階間縦目地ガスケット8の排水通路8bに送り込まれて排水されるようになされていると共に、階間縦目地ガスケット8の排水通路8bの下端開口部と、階下縦目地ガスケット7の排水通路7bの上端開口部とが、上下方向において向き合わされ、階間縦目地ガスケット8の排水通路8bを流れ落ちる水が階下縦目地ガスケット7の排水通路7bに送り込まれて排水されるようになされているので、階上や階間の縦目地ガスケット8,9の排水通路8b,9bに水が万一侵入した場合の、その水の処理のための構造を、階間、階下の縦目地ガスケット7,8の排水通路7b,8bを利用して簡素なものにすることができ、排水で外壁面を汚すこともない。
しかも、各立ち上がり部7c,8cには、ガスケット本体部7d,8dの排水通路7b,8bと連通する排水通路7b,8bが備えられているので、立ち上がり部7c,8cの排水通路7b,8bに水が万一侵入した場合の、その水の処理のための構造も、ガスケット本体部7d,8dの排水通路7b,8bを利用して簡素なものにすることができる。
また、階下縦目地ガスケット7と階間縦目地ガスケット8との間、及び、階間縦目地ガスケット8と階上縦目地ガスケット9との間は、外壁目地の十字状交差部6,6を左右方向に貫く乾式の横目地材12,12によって屋外側からカバーされているので、外壁面の意匠性を良好なものにすることができる。
しかも、階下、階間、階上の縦目地ガスケット7,8,9と、十字状交差部6,6を貫く乾式の横目地材12,12とを備えるだけの簡素な構造であって、構成部品点数が少なく、施工も、各十字状交差部6を挟む上下の縦目地への3本の縦目地ガスケット7,8,9の嵌め込みを行った後、乾式の横目地材12,12を十字状交差部6を貫くように横目地に設置すればよくて、外壁目地の各十字状交差部6の止水をしっかりとしたものにすることができると共に、その施工を容易にすることができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、各縦目地ガスケット7,8,9が、ヒレ式でそれらの間に排水通路を備えたものからなっている場合を示したが、第1,第2,第4発明では、各縦目地ガスケットとして、そのような排水通路の備えられていない縦目地ガスケットが用いられてもよい。
また、上記の実施形態では、乾式横目地材12,12としてL型の特定構造のものを採用した場合を示したが、各種形態のものが採用されてもよい。
更に、上記の実施形態では、階間において上下方向に2つの十字状交差部6,6が備えられている外壁目地に適用した場合を示したが、階間において上下方向に1つの十字状交差部が備えられている外壁目地に適用することも可能であるし、階間に限らず、十字状交差部が備えられている各所の外壁目地に適用することも可能であるし、第1〜第3発明では、横目地と交差しない縦目地に適用することも可能である。
4…縦目地
4a…階下の縦目地
4b…階間の縦目地
4c…階上の縦目地
5…横目地
6…十字状交差部
7…階下の縦目地ガスケット
7a…ヒレ
7b…排水通路
7c…立ち上がり部
7d…ガスケット本体部
8…階間の縦目地ガスケット
8a…ヒレ
8b…排水通路
8c…立ち上がり部
8d…ガスケット本体部
9…階上の縦目地ガスケット
9a…ヒレ
9b…排水通路
10…乾式止水材(間隔保持材)
11…乾式止水材(間隔保持材)
12…乾式横目地材
15…クリアランス

Claims (4)

  1. 外壁縦目地に下縦目地ガスケットと上縦目地ガスケットとが嵌め込まれると共に、下縦目地ガスケットの上端部に、上縦目地ガスケットの下端部の背面側を立ち上がる止水用の立ち上がり部が備えられ、
    該止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間に、屋外側から上下の縦目地ガスケット間を通じて侵入した水が毛細管現象により上昇するのを阻止するクリアランスが設けられると共に、
    前記止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間に、前記クリアランス部分の上方において、該クリアランスを形成するための間隔保持材が設けられていることを特徴とする外壁目地の止水構造。
  2. 前記間隔保持材が、止水用立ち上がり部と上縦目地ガスケットの下端部との間を止水する止水材からなる請求項1に記載の外壁目地の止水構造。
  3. 前記上下の縦目地ガスケットはそれぞれ、複数のヒレを屋内外方向に間隔をおいて上下方向に延びるように備え、該ヒレ間に形成される排水通路を屋内外方向に少なくとも1つ備えたものからなり、
    上縦目地ガスケットの排水通路の下端開口部と、下縦目地ガスケットの排水通路の上端開口部とは向き合わされ、上縦目地ガスケットの排水通路を流れ落ちる水が下縦目地ガスケットの排水通路に送り込まれて排水されるようになされていると共に、
    前記立ち上がり部には下縦目地ガスケット本体部の排水通路と連通する屋内外方向に少なくとも1つの排水通路が備えられていて、該排水通路が上下の縦目地ガスケット間の背後を上下方向に延ばされている請求項1乃至2のいずれか一に記載の外壁目地の止水構造。
  4. 前記下縦目地ガスケットが、外壁目地の十字状交差部を挟む下側の縦目地に嵌め込まれると共に、前記上縦目地ガスケットが、該十字状交差部を挟む上側の縦目地に嵌め込まれ、かつ、上下の縦目地ガスケット間が、前記十字状交差部を左右方向に貫く乾式の横目地材によって屋外側からカバーされている請求項1乃至3のいずれか一に記載の外壁目地の止水構造。
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