JP2010217739A - 転写装置、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 写部材と転写媒体との速度ムラ等による転写不良を低減し、良好に転写する転写装置及び良好に画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】 像が担持される像担持体10,40,48と、像担持体40と形成するニップ部の像担持体40の移動方向の幅より長い開口幅を有する凹部63を備える基材61b、及び凹部63で固定され基材61bに巻かれる第1の層61c1と第1の層61c1に配設され弾性を有する第2の層61c2を有する弾性部材61cを有する転写部材61と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 像が担持される像担持体10,40,48と、像担持体40と形成するニップ部の像担持体40の移動方向の幅より長い開口幅を有する凹部63を備える基材61b、及び凹部63で固定され基材61bに巻かれる第1の層61c1と第1の層61c1に配設され弾性を有する第2の層61c2を有する弾性部材61cを有する転写部材61と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真に関する転写装置、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来、画像形成装置の転写ローラーとして、弾性層を有する転写ローラーを用いたものが開示されている(特許文献1)。特許文献1に記載された画像形成装置は、凹部と思われる形状は記載されているが、その機能については言及されていない。
2次転写ローラーが転写材を把持する構成の場合、転写材を把持して搬送する速度を2次転写ローラーで定めるほうが好ましいために、2次転写ローラーを駆動することが望ましい。しかし、像担持体にはクリーニングブレード等のクリーニング部材が当接しているために、クリーニング部材の当接負荷により像担持体を駆動するためのトルクが不足して像担持体を安定して駆動することが難しい。
上記、課題を解決するためには、像担持体を2次転写ローラーとは別に駆動することが好ましい。さらに、像担持体を駆動することによって、潜像担持体の速度に対して像担持体駆動と潜像担持体の駆動の整合を取りやすくなる効果が得られる。
しかしながら、転写ローラーとそれに当接する部材とを別々の駆動部により駆動する場合、転写不良を生じることがある。
本発明は、前記課題を解決するために、転写部材と転写媒体との速度差や偏心等による速度ムラで転写部材の弾性層に生じる歪みの蓄積に伴う転写不良を低減し、良好に転写する転写装置及び良好に画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明の転写装置は、像が担持される像担持体と、前記像担持体に当接してクリーニングするクリーニング部と、前記像担持体を駆動させる第1の駆動部と、円筒部、該円筒部の軸方向に形成された凹部、及び該凹部で固定されて転写材を支持する転写材支持部を有する転写ローラーと、前記転写ローラーを駆動させる第2の駆動部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記転写材支持部は、弾性層を有する。
さらに、本発明の画像形成装置は、潜像が形成される潜像担持体と、前記潜像担持体に形成された前記潜像を液体現像剤で現像する現像部と、前記現像部により前記潜像担持体に現像された像が転写される転写媒体と、前記転写媒体に当接してクリーニングするクリーニング部と、前記転写媒体を駆動させる第1の駆動部と、円筒部、該円筒部の軸方向に形成された凹部、及び該凹部で固定されて転写材を支持する転写材支持部を有し、前記転写媒体と当接して転写ニップを形成する転写ローラーと、前記転写ローラーを駆動させる第2の駆動部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記凹部の前記転写ローラーの回転方向の開口長さは、前記転写媒体と前記転写ローラーとで形成される前記転写ニップの前記転写ローラーの回転方向の長さよりも長い。
また、前記転写材支持部は、円筒部に配設される第1の層と、前記第1の層に配設され弾性を有する第2の層とを備える。
また、前記第1の駆動部と前記第2の駆動部を前記転写ローラーの軸方向で同じ側に配設する。
また、前記転写媒体は、弾性層を有するベルトである。
さらに、本発明の画像形成方法は、潜像担持体に潜像を書き込む書き込み工程と、前記潜像を液体現像剤で現像する現像工程と、前記現像工程で現像された像を第1の駆動部により駆動される転写媒体に転写する第一転写工程と、前記転写媒体と第2の駆動部により駆動される転写ローラーとが当接して形成される転写ニップへ転写材を搬送し、前記転写媒体に転写された像を前記転写材に転写する第二転写工程と、前記第二転写工程で前記転写材に前記像を転写した後、前記転写ローラーの軸方向に形成された凹部を通過させる工程と、を有することを特徴とする。
本発明の転写装置及び画像形成装置によれば、別々の駆動部により発生する速度差やローラーの偏心等による速度ムラによる転写材の弾性層に生じる歪みの蓄積による転写不良を低減し、良好に転写する転写装置及び良好に画像を形成する画像形成装置を提供することが可能となる。また、弾性部材の歪みを低減することが可能となる。さらに、転写媒体がベルトの場合、転写部材の凹部でベルトに生じた歪みが蓄積するのを低減することができるので、ベルトの歪みによるベルトの蛇行を低減することも可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。画像形成装置の中央部に配置された転写媒体としての中間転写ベルト40に対し、現像部としての現像装置30Y,30M,30C,30Kは、画像形成装置の下方部に配置され、転写部としての二次転写部60、定着ユニット90などの構成は画像形成装置の上方部に配置されている。特に、定着ユニット90が、中間転写ベルト40上方にレイアウトされることにより、画像形成装置全体としての設置面積を抑制することが可能となっている。
潜像担持体としての感光体10Y,10M,10C,10Kの周辺は、トナーによる画像を形成するために、コロナ帯電器11Y,11M,11C,11K、LEDアレイなどの露光ユニット12Y,12M,12C,12K等を備えている。コロナ帯電器11Y,11M,11C,11Kにより、感光体10Y,10M,10C,10Kを一様に帯電させ、露光ユニット12Y,12M,12C,12Kにより、入力された画像信号に基づいて露光を行い、帯電された感光体10Y,10M,10C,10K上に静電潜像を形成する。
現像装置30Y,30M,30C,30Kは、概略、現像剤担持体としての現像ローラー20Y,20M,20C,20K、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)からなる各色の液体現像剤を貯蔵する現像剤容器(リザーバ)31Y,31M,31C,31K、これら各色の液体現像剤を現像剤容器31Y,31M,31C,31Kから現像ローラー20Y,20M,20C,20Kに塗布する塗布ローラーである現像剤供給部材としてのアニロックスローラー32Y,32M,32C,32K等を備え、各色の液体現像剤により感光体10Y,10M,10C,10K上に形成された静電潜像を現像する。
一次転写部50Y,50M,50C,50Kは、感光体10Y,10M,10C,10K上に形成された像を、感光体10Y,10M,10C,10Kと一次転写ローラー51Y,51M,51C,51Kとのニップ部を介して、中間転写ベルト40に転写する部分である。
中間転写ベルト40は、シームレスなゴム等の弾性部材で形成されたベルトであり、ベルト駆動ローラー41とテンションローラー42に張架され、1次転写部50Y、50M、50C、50Kで感光体10Y、10M、10C、10Kと当接しながらベルト駆動ローラー41により回転駆動される。1次転写部50Y、50M、50C、50Kは、感光体10Y、10M、10C、10Kと中間転写ベルト40を挟んで1次転写ローラー51Y、51M、51C、51Kが対向配置され、感光体10Y、10M、10C、10Kとの当接位置を転写位置として、現像された感光体10Y、10M、10C、10K上の各色のトナー像を中間転写ベルト40上に順次重ねて転写し、フルカラーのトナー像を形成する。
テンションローラー42は、ベルト駆動ローラー41などと共に中間転写ベルト40を張架しており、中間転写ベルト40のテンションローラー42に張架されている箇所で、転写ベルトクリーニングブレード45からなるクリーニング部が当接・配置され、中間転写ベルト40上の残りトナー、キャリアをクリーニングするようになっている。
二次転写部60は、転写部材としての二次転写ローラー61および二次転写ローラークリーニングブレード85を備えている。二次転写ローラー61の回転軸61aはアーム62に回転自在に支持されている。アーム62は図示しない装置本体に支持された回転軸62aを中心に回転揺動するとともに、図示しないスプリングにより、矢印で示す方向α(図1において反時計回り)に付勢されている。このスプリングの付勢力で、二次転写ローラー61は中間転写ベルト40を介してベルト駆動ローラー41に圧接している。そして、二次転写ローラー61は、ベルト駆動ローラー41の回転につれて矢印で示す方向に回転するとともにバイアス発生部110により、転写バイアスが印加されることにより、転写ニップで中間転写ベルト40のトナー像を転写材搬送経路Lにて搬送される用紙、フィルム、布等の転写材Sに転写する。また、二次転写部60は、二次転写ローラー61をクリーニングする転写ローラークリーニングブレード85を有する。
転写材搬送経路Lの二次転写部60の下流には、第1吸引装置210、転写材搬送装置230、第2吸引装置270が順次配列されており、転写材Sを定着ユニット90に搬送するようになっており、定着ユニット90では、用紙等の転写材S上に転写された単色のトナー像やフルカラーのトナー像を用紙等の転写材Sに融着させ定着させる。
画像形成装置に対する転写材Sの供給は給紙装置(不図示)によって行われる。このような給紙装置にセットされた転写材Sは、所定のタイミングにて一枚ごとに転写材搬送経路Lに送り出されるようになっている。転写材搬送経路Lでは、ゲートローラー101、101’及び転写材ガイド102によって転写材Sを二次転写位置まで搬送し、中間転写ベルト40上に形成された単色のトナー現像像やフルカラーのトナー現像像を転写材Sに転写する。
二次転写された転写材Sは、上記のように、転写材搬送装置230を中心とした転写材搬送手段によって、さらに定着ユニット90に搬送される。定着ユニット90は、加熱ローラー91と、この加熱ローラー91側に所定の圧力で付勢された加圧ローラー92とから構成されており、これらのニップ間に転写材Sを挿通させ、転写材S上に転写された単色のトナー像やフルカラーのトナー像を用紙等の転写材Sに融着し定着させる。
ここで、現像装置について説明するが、各色の感光体周辺部及び現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー(Y)の感光体周辺部及び現像装置に基づいて説明する。
感光体周辺部は、感光体10Yの外周の回転方向に沿って、コロナ帯電器11Yを基準として、露光ユニット12Y、現像装置30Yの現像ローラー20Y、第1感光体スクイーズローラー13Y、第2感光体スクイーズローラー13Y’、一次転写部50Y、図示しない除電部及び 感光体クリーニングブレード18Y、が配置されている。なお、画像形成プロセスは、コロナ帯電器11Yから感光体クリーニングブレード18Yの順に、より前段に配置される構成は、後段に配置される構成より上流にあるものと定義する。
感光体10Yは、外周面にアモルファスシリコン感光体などの感光層が形成された円筒状の部材からなる感光体ドラムであり、図1において、時計回りの方向に回転する。
コロナ帯電器11Yは、感光体10Yと現像ローラー20Yとのニップ部より感光体10Yの回転方向の上流側に配置され、図示しない電源装置から電圧が印加され、感光体10Yをコロナ帯電させる。露光ユニット12Yは、感光体10Yの回転方向において、コロナ帯電器11Yより下流側、現像ローラー20Yとのニップ部より上流側に配置され、コロナ帯電器11Yによって帯電された感光体10Y上に光を照射し、感光体10Y上に潜像を形成する。
また現像装置30Yは、前記の液体現像剤を担持する現像ローラー20Yと、液体現像剤を現像ローラー20Yに塗布するための塗布ローラーであるアニロックスローラー32Yと、現像ローラー20Yに塗布する液体現像剤量を規制する規制ブレード33Yと、液体現像剤を攪拌、搬送しつつアニロックスローラー32Yに供給するオーガ34Yと、現像ローラー20Yに担持された液体現像剤をコンパクション状態にするコンパクションコロナ発生器22Yと、現像ローラー20Yのクリーニングを行う現像ローラークリーニングブレード21Yと、キャリア内にトナーを概略重量比20%程度に分散した状態の液体現像剤を貯蔵する現像剤容器31Yとを有する。
現像剤容器31Yに収容されている液体現像剤は、従来一般的に使用されているIsopar(商標:エクソン)をキャリアとした低濃度(1〜3wt%程度)かつ低粘度の、常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤ではなく、高濃度かつ高粘度の、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤である。すなわち、本発明における液体現像剤は、熱可塑性樹脂中へ顔料等の着色剤を分散させた平均粒径1μmの固形子を、有機溶媒、シリコンオイル、鉱物油又は食用油等の液体溶媒中へ分散剤とともに添加し、トナー固形分濃度を約15〜25%とした高粘度(HAAKE RheoStress RS600を用いて、25℃の時のせん断速度が1000(1/s)のときの粘弾性が30〜300mPa・s程度)の液体現像剤である。
なお、各色Y、M、C、Kに対応する感光体や現像装置等の部材の配置順は、図1に示す例に限定されることはなく、任意に設定することができる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。第2実施形態の画像形成装置は、第1実施形態の画像形成装置のベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部を巻きかけ方式としたものである。
第2実施形態の中間転写ベルト40は、ベルト駆動ローラー41と第1テンションローラー42、第2テンションローラー43、第3テンションローラー44に張架され、1次転写部50Y、50M、50C、50Kで感光体10Y、10M、10C、10Kと当接しながらベルト駆動ローラー41により回転駆動される。1次転写部50Y、50M、50C、50Kは、感光体10Y、10M、10C、10Kと中間転写ベルト40を挟んで1次転写ローラー51Y、51M、51C、51Kが対向配置され、感光体10Y、10M、10C、10Kとの当接位置を転写位置として、現像された感光体10Y、10M、10C、10K上の各色のトナー像を中間転写ベルト40上に順次重ねて転写し、フルカラーのトナー像を形成する。
二次転写部60は、2次転写ローラー61が中間転写ベルト40を挟んでベルト駆動ローラー41と対向配置され、さらに2次転写ローラークリーニングブレード85からなるクリーニング装置が配置される。そして、2次転写ローラー61を配置した転写位置において、中間転写ベルト40上に形成された単色のトナー像やフルカラーのトナー像を転写材搬送経路Lにて搬送される用紙、フィルム、布等の転写材に転写する。
第1テンションローラー42は、ベルト駆動ローラー41などと共に中間転写ベルト40を張架しており、中間転写ベルト40の第1テンションローラー42に張架されている箇所で、転写ベルトクリーニングブレード45からなるクリーニング部が当接・配置され、中間転写ベルト40上の残りトナー、キャリアをクリーニングするようになっている。
図3は、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。第3実施形態の画像形成装置は、転写媒体としての第1中間転写ドラム46YM、第2中間転写ドラム46CK及び第3中間転写ドラム48を用いたものである。
第1中間転写ドラム46YM、第2中間転写ドラム46CK及び第3中間転写ドラム48は、導電性の金属からなる本体部にシームレスなゴム層が形成されている。第1中間転写ドラム41YMは、感光体10Y、10Mと当接し、第2中間転写ドラム41CKは、感光体10C,10Kと当接する。第1中間転写ドラム41YMは、感光体10Y,10Mとの当接位置を転写位置として、現像された感光体10Y,10M上のトナー像を順次重ねて転写し、第2中間転写ドラム41CKは、感光体10C,10Kとの当接位置を転写位置として、現像された感光体10C,10K上のトナー像を順次重ねて転写し、それぞれトナー像を形成する。第3中間転写ドラム48は、第1中間転写ドラム41YMとの当接位置を転写位置として、第1中間転写ドラム41YMのトナー像を転写し、第2中間転写ドラム41CKとの当接位置を転写位置として、第2中間転写ドラム41CKのトナー像を転写する。第3中間転写ドラム48に担持されたトナー像は、搬送されてくる転写材Sに転写部60により転写される。転写部60は、転写部材としての転写ローラー61を有する。転写ローラー61は、第1実施形態及び第2実施形態で用いた二次転写ローラーと同様のものである。
また、第1中間転写ドラム46YMには、第1中間転写ドラム46YMをクリーニングする第1中間転写ドラムクリーニングブレード47YMが当接する。第1中間転写ドラムクリーニングブレード47YMの当接位置は、第3中間転写ドラム48との当接後で感光体10Y、10Mと当接する前である。同様に、第2中間転写ドラム46CKには、第2中間転写ドラム46CKをクリーニングする第2中間転写ドラムクリーニングブレード47CKが当接する。第2中間転写ドラムクリーニングブレード47CKの当接位置は、第3中間転写ドラム48との当接後で感光体10C、10Kと当接する前である。さらに、第3中間転写ドラム48
には、第3中間転写ドラム48をクリーニングするクリーニング部としての第3中間転写ドラムクリーニングブレード49が当接する。第3中間転写ドラムクリーニングブレード49の当接位置は、転写ローラー61との当接後で第1中間転写ドラム46YM及び第2中間転写ドラム46CKと当接する前である。
には、第3中間転写ドラム48をクリーニングするクリーニング部としての第3中間転写ドラムクリーニングブレード49が当接する。第3中間転写ドラムクリーニングブレード49の当接位置は、転写ローラー61との当接後で第1中間転写ドラム46YM及び第2中間転写ドラム46CKと当接する前である。
次に、二次転写ローラー61の構成を説明する。図4は二次転写ローラー61を示す図、図5は二次転写ローラー61の一部を拡大した図である。また、図6〜図9は、転写材Sが二次転写ローラー61に把持される前の工程から突き出される工程を示している。図6は二次転写ローラー61に転写材Sが把持されていない状態を示す図、図7は二次転写ローラー61のグリッパ64が転写材Sを把持しようとしている状態を示す図、図8は二次転写ローラー61のグリッパ64が転写材Sを把持している状態を示す図、図9は二次転写ローラー61のグリッパ64が離間し、突き出し爪79が転写材Sを突き出している状態を示す図である。
二次転写ローラー61は凹部又は転写材把持部材収納部としての凹部63を有している。図4に示すように、この凹部63は、二次転写ローラー61の軸方向に延設されている。また、二次転写ローラー61は、基材61bの円弧部の外周面に巻きかけられた転写材支持部としてのゴムシート61cを有している。このゴムシート61cにより二次転写ローラー61の円弧部の外周面に抵抗層が形成されている。
また、凹部63内には、本発明の転写材把持部としてのグリッパ64およびグリッパ64が着座する転写材把持部受け部としてのグリッパ支持部65が配設されている。図4及び図5に示すように、グリッパ64は、二次転写ローラー61の軸方向に沿って配設され、任意の個数設けることができる。
各グリッパ64は金属の薄い帯状板から同じ形状及び/又は同じ大きさに形成される。一例として、グリッパ64はクランク状に折り曲げられて形成される。図6に示すように、グリッパ64の一端部は回転軸に固定される固定端部64aであり、また、グリッパ64の他端部は、グリッパ支持部65に着離座する把持部64bである。この把持部64bはグリッパ支持部65との間に転写材Sの先端部Saを挟圧して把持する。更に、グリッパ64は、固定端部64aと把持部64bとの間に形成された段部64cを有する。
二次転写ローラー61の周長は、この例の画像形成装置1に使用される転写材Sの種類のうち、転写材移動方向の長さが最大である転写材Sの転写材移動方向の長さより大きく設定されている。より詳細には、凹部63の二次転写ローラー回転方向幅を除く二次転写ローラー61の周長が、前述の転写材Sの転写材移動方向の最大長さより大きく設定されている。これにより、前述の転写材移動方向の最大長さを有する転写材Sにも、中間転写ベルト40のトナー像が確実に転写されるようになる。
更に図4に示すように、二次転写ローラー61には、一体回転する各当接部材70,71が設けられている。当接部材70,71は、二次転写ローラー61と同心円の円弧状の外周面70a,71aを有している。当接部材70,71は、二次転写ローラー61の凹部63がベルト駆動ローラー41との押圧ニップの位置に対向するとき、ベルト駆動ローラー41に直接的または間接的に当接する。
図4に示すように、グリッパ支持部65は二次転写ローラー61の軸方向に沿って、グリッパ64に対応した個数配設されている。これらのグリッパ支持部65は、図6に示すように、凹部63の二次転写ローラー61の回転方向で後側の凹部63の側壁63a側に設けられている。
また、凹部63内には、突き出し爪79が配設されている。図4及び図5に示すように、突き出し爪79は、二次転写ローラー61の軸方向に沿って配設されている。突き出し爪79は、任意の個数設けることができる。また、隣接する突き出し爪79間に、グリッパ支持部65が位置するように配設されている。各突き出し爪79は金属の薄い帯状平板から同じ形状及び/又は同じ大きさに形成されている。図示しないが、各突き出し爪79は連結部で一体に連結されて櫛歯状に形成されている。
次に、画像形成動作について説明する。
液体現像剤を用いるとともに各色感光体が配設された従来公知の画像形成装置と同様に、画像形成動作開始により、各感光体10Y,10M、10C、10Kは各コロナ帯電器11Y,11M,11C,11Kにより一様に帯電される。次に、各露光ユニット12Y,12M,12C,12Kにより、各感光体10Y,10M、10C、10Kに静電潜像が書き込まれる(第1ないし第4の書き込み工程)。次に、各現像装置30Y,30M,30C,30Kにより、各感光体10Y,10M、10C、10Kの静電潜像が液体現像剤で現像されてトナー像が形成される(第1ないし第4の現像工程)。
各感光体10Y,10M、10C、10Kのトナー像は、各一次転写部50Y,50M、50C、50Kにより中間転写ベルト40に転写される(第1の転写工程)。中間転写ベルト40に担持されたトナー像は、搬送されてくる転写材Sに二次転写部60により転写される。
この二次転写部60でのトナー像の転写材Sへの転写について、より詳細に説明する。
ベルト駆動ローラー41の回転により中間転写ベルト40が回転開始すると、二次転写ローラー61も回転する。このときには、図6に示すように、グリッパ64の把持部64bはグリッパ支持部65に着座している。また、突き出し爪79は退避位置に設定されている。
中間転写ベルト40に担持されたトナー像が二次転写部60に接近するにつれて、各グリッパ64はグリッパ支持部65から離座開始する。
図7に示すように、解放位置に設定されたグリッパ64は、二次転写ローラー61の回転により転写材Sの供給位置に接近する。一方、転写材Sが二次転写ローラー61の方へ供給されるとともに、中間転写ベルト40に担持されたトナー像が二次転写部60の方へ接近してくる。ベルト駆動ローラー41の回転及び二次転写ローラー61の回転は、中間転写ベルト40のトナー像が転写ニップ部で転写材Sの所定位置に転写されるように同期制御されている。このとき、二次転写ローラー61の周速(つまり、グリッパ64の移動速度)は、転写材Sの移動速度より小さく設定されている。したがって、転写材Sの先端がグリッパ64とグリッパ支持部65との間に進入してグリッパ64の段部64cに当接する。すると、二次転写ローラー61の周速と転写材Sの移動速度との速度差により、転写材Sの先端が段部64cの角部に当接してグリッパ64に対して位置決めされるとともに、転写材Sの先端部Saが撓む。
続いて、転写材Sの一部は二次転写ローラー61の外周面に当接するとともにこの外周面に沿って湾曲する。各グリッパ64はグリッパ支持部65に接近開始する。そして、図8に示すように、各グリッパ64は転写材Sの先端部Saをグリッパ支持部65に押圧して把持した状態となる。こうして、転写材Sが二次転写ローラー61に対して位置決めされるとともに、二次転写ローラー61の回転とともに確実に転写ニップの方へ移動する。このとき、突き出し爪79は退避位置に保持される。
中間転写ベルト40のトナー像は転写ニップで転写材Sに転写される。グリッパ64の把持部64a及び転写材Sの先端部Saが転写ニップを通過すると、図9に示すように、グリッパ64が爪座65から離れる方向に移動開始し、転写材Sの先端部Saが解放される。次いで、二次転写ローラー61の更なる回転で、突き出し爪79が突き出し位置に設定される。
一方、グリッパ64による把持から解放された転写材Sの先端部Saは、後述する送風装置400からのエアー吹き付けにより二次転写ローラー61側に軽く押し付けられるとともに、突き出し爪79により二次転写ローラー61の外周面61gから離れる方向に押し付けられる。こうして、転写材Sの先端部Saは転写材搬送手段の方へ誘導される。ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61のニップ部で挟圧されている転写材Sは、ベルト駆動ローラー41および二次転写ローラー61の更なる回転で転写材搬送手段に移動する。すなわち、中間転写ベルト40のトナー像が転写材Sに二次転写されながら、転写材Sの転写終了部分の剥離が行われる(転写剥離工程)。なお、弾性復元力が小さく腰の弱い転写材Sの場合には、送風装置400のエアー吹き付けを省略することもできる。
次に、二次転写ローラーについて詳しく説明する。
図10は二次転写ローラー61の回転軸61a及び基材61bの実施例1を示す図である。
二次転写ローラー61の回転軸61a及び基材61bは、導電性の金属材料からなる。実施例1の二次転写ローラー61は、図11に示すように、基材61bが凹部63と、円筒形の円筒部61ba1を有する基部61baと、基部61baの両端に設けられるフランジ部61bbからなり、フランジ部61bbと回転軸61aが一体に形成されている。
次に、二次転写ローラー61に巻きかけている弾性部材としてのゴムシート61cについて説明する。本発明に係るゴムシート61cは、単層、2層構造又は3層構造が好ましい。
図11は二次転写ローラーの弾性部材としての3層のゴムシートを示す図である。図11に示すように、二次転写ローラー61の周囲に巻きかける3層構造のゴムシート61cは、第1の層としての基材層61c1、第2の層としての弾性層61c2及び第3の層としての表層61c3を有する。なお、図中の矢印は、二次転写ローラー61の中心から外周に向かう方向である。
基材層61c1の引張弾性率は、弾性層61c2の引張弾性率よりも大きいことが好ましい。
また、基材層61c1の膜厚、弾性層61c2の膜厚及び表層61c3の膜厚は、以下の式(1)を満足することが好ましい。
Z2>Z1>Z3 (1)
ただし、Z1は基材層61c1の膜厚、Z2は弾性層61c2の膜厚、Z3は表層61c3の膜厚である。
Z2>Z1>Z3 (1)
ただし、Z1は基材層61c1の膜厚、Z2は弾性層61c2の膜厚、Z3は表層61c3の膜厚である。
なお、単層は、弾性層61c2のみのゴム単層で形成されるものである。また、2層構造は、3層構造のうち表層61c3を用いないものである。
なお、基材層61c1の材料としては、例えば、ポリイミド又はポリアミドイミドがあげられる。また、弾性層61c2の材料としては、例えば、ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴム又はアクリルゴムがあげられる。さらに、表層61c3の材料としては、例えば、フッ素ゴム、フッ素樹脂があげられる。
次に、二次転写ローラー61にゴムシートを巻きかける構成について説明する。図12は二次転写ローラーにゴムシートを巻きかける構成を示す断面図である。
二次転写ローラー61は凹部63を有している。図12に示すように、この凹部63は、二次転写ローラー61の回転軸61aの方向に延設されている。また、二次転写ローラー61は、基材61bの円弧部の外周面に巻きかけられたゴムシート61cを有している。このゴムシート61cにより二次転写ローラー61の円弧部の外周面に抵抗層が形成されている。このゴムシート61cは、両端部61d, 61eが基材61bに形成された凹部内の壁面61b1,61b2に固定され、他の部分は巻きかけられているだけで、基材61に接着や固定されていない。例えば、ゴムシート61cの両端部61d, 61e上にプレート61h,61jを回転軸61aの方向に延設し、ビス61kやネジ等で基材61bに留めるとよい。また、プレート61h,61jには、それぞれ凸部61h1,61j1が形成され、該凸部61h1,61j1がゴムシート61cにめり込むことにより、プレート61h,61jは、強固に固定される。なお、ゴムシート61cの両端部61d, 61eの凹部63への固定は、これに限らず、他の方法を用いてもよい。
図13は、二次転写ローラー61の凹部63の開口幅wを示す図である。図13の紙面に向かって見た場合に時計方向に回転する二次転写ローラー61の凹部63の開口幅wは、図13に示すように、二次転写ローラー61の断面の外形線61fとゴムシート61cの外周面61gとの交点である端点61mを結んだ直線の距離と定義する。本発明にかかる実施形態では、100mmとした。
図14は、第1実施形態のベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部のニップ幅Nを示す図である。
図14に示すように、ニップ幅Nは、ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部の幅である。ここで、ニップ幅Nの測定方法について説明する。まず、二次転写ローラー61のニップを形成する部分に型取り用の2液硬化型シリコンゴムを塗布し、ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とでニップ部を形成させて、シリコンゴムを硬化させる。本実施形態では、2液硬化型シリコンゴムとしてエクザファイン(インジェクションタイプ)(株式会社ジーシー製)を用いた。続いて、シリコンゴムの硬化後、ニップ部から取り出し、ニップ形成部(シリコンゴムが薄膜化している部分)の幅を、ノギスを用いて測定する。
図15は、ベルト駆動ローラー41が二次転写ローラー61の凹部63に対応する位置にある状態を示す図である。
図15に示すように、二次転写ローラー61の凹部63の開口幅wをベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部の幅Nよりも大きく形成することにより、一時的に、二次転写ローラー61がニップ部を形成しない離間した状態をつくり、ゴムシート61cの応力が開放され、歪みの蓄積を抑制することが可能となる。また、ベルト駆動ローラー41もニップ部を形成しない離間した状態をつくり、中間転写ベルト40の応力が開放され、歪みの蓄積を抑制することが可能となると共に、二次転写ローラー61とベルト駆動ローラー41とのニップ部から二次転写ローラー61を移動して離間させる必要がなく、中間転写ベルト40の回転が安定し、良好な画像を形成することが可能となる。
なお、画像形成装置は、図15に示すように、二次転写ローラー61の凹部63をベルト駆動ローラー41との転写ニップ部に位置させて停止する停止工程を有することが好ましい。長時間停止した状態となっても、ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部が形成されないので、停止中の歪みの発生を抑制することが可能となる。
図16は、第2実施形態のベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61との巻きかけニップ部のニップ幅Nを示す図である。
図16に示すように、ニップ幅Nは、ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部の幅である。ここで、ニップ幅Nの測定方法について説明する。まず、二次転写ローラー61のニップを形成する部分に型取り用の2液硬化型シリコンゴムを塗布し、ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とでニップ部を形成させて、シリコンゴムを硬化させる。本実施形態では、2液硬化型シリコンゴムとしてエクザファイン(インジェクションタイプ)(株式会社ジーシー製)を用いた。続いて、シリコンゴムの硬化後、ニップ部から取り出し、ニップ形成部(シリコンゴムが薄膜化している部分)の幅を、ノギスを用いて測定する。
図17は、ベルト駆動ローラー41と巻きかけ部の一部が二次転写ローラー61の凹部63に対応する位置にある状態を示す図である。
二次転写ローラー61の凹部63の開口幅wを、ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部N1と中間転写ベルト40の巻きかけ部のニップ部N2により形成される先の計算式により求めたニップ幅Nよりも大きく形成することにより、一時的に、二次転写ローラー61がニップ部を形成しない離間した状態をつくり、ゴムシート61cの応力が開放され、歪みの蓄積を抑制することが可能となる。また、ベルト駆動ローラー41もニップ部を形成しない離間した状態をつくり、中間転写ベルト40の応力が開放され、歪みの蓄積を抑制することが可能となると共に、二次転写ローラー61とベルト駆動ローラー41とのニップ部から二次転写ローラー61を移動して離間させる必要がなく、中間転写ベルト40の回転が安定し、良好な画像を形成することが可能となる。
なお、画像形成装置は、図17に示すように、二次転写ローラー61の凹部63をベルト駆動ローラー41との転写ニップ部に位置させて停止する停止工程を有することが好ましい。長時間停止した状態となっても、ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部が形成されないので、停止中の歪みの発生を抑制することが可能となる。
図18は、第3実施形態の第3中間転写ドラム48と転写ローラー61とのニップ部のニップ幅Nを示す図である。
図18に示すように、ニップ幅Nは、第3中間転写ドラム48と二次転写ローラー61とのニップ部の幅である。ここで、ニップ幅Nの測定方法について説明する。まず、二次転写ローラー61のニップを形成する部分に型取り用の2液硬化型シリコンゴムを塗布し、第3中間転写ドラム48と二次転写ローラー61とを当接させて、シリコンゴムを硬化させる。本実施形態では、2液硬化型シリコンゴムとしてエクザファイン(インジェクションタイプ)(株式会社ジーシー製)を用いた。続いて、シリコンゴムの硬化後、ニップ部から取り出し、ニップ形成部(シリコンゴムが薄膜化している部分)の幅を、ノギスを用いて測定する。
図19は、第3中間転写ドラム48が転写ローラー61の凹部63に対応する位置にある状態を示す図である。転写ローラー61の凹部63の開口幅wを、第3中間転写ドラム48と転写ローラー61とのニップ部のニップ幅Nよりも大きく形成することにより、図24に示すように、一時的に、第3中間転写ドラム48と転写ローラー61とがニップ部を形成しない状態をつくり、ゴムシート61cの応力が開放され、歪みの蓄積を抑制することが可能となると共に、転写ローラー61と第3中間転写ドラム48とのニップ部から転写ローラー61を離間させる必要がなく、第3中間転写ドラム48の回転が安定し、良好な画像を形成することが可能となる。
なお、画像形成装置は、図19に示すように、転写ローラー61の凹部63を第3中間転写ドラム48との転写ニップ部に位置させて停止する停止工程を有することが好ましい。長時間停止した状態となっても、第3中間転写ドラム48と転写ローラー61とのニップ部が形成されないので、停止中の歪みの発生を抑制することが可能となる。
また、画像形成装置は、像担持体としての感光体10Y,10M,10C,10Kから直接転写ローラー61へ転写する構造としてもよい。
本発明にかかる二次転写ローラー61は、図12に示すように、ゴムシート61cの両端部61d, 61eを基材61bに形成された凹部内の壁面61b1,61b2に固定し、他の部分は巻きかけているのみで接着や固定をしていない。そのため、二次転写ローラー61がベルト駆動ローラー41とニップ部を形成している間、ゴムシート61cは、ニップ圧により応力が蓄積し、歪みを生じる場合がある。また、ゴムシート61cは、多層構造を形成しているので、層によって硬度が異なり、より歪みが発生しやすい。
そこで、本発明にかかる二次転写ローラー61は、図13に示した二次転写ローラー61の凹部63の開口幅wを、図14に示したベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部のニップ幅N、図16に示したベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部及び巻きかけニップ部のニップ幅N、並びに、図18に示した第3中間転写ドラム48と二次転写ローラー61とのニップ部のニップ幅Nよりも大きく、すなわち、w>Nとするものである。
ただし、ベルト駆動ローラー41と凹部63が対向する状態になった時、ベルト駆動ローラー41に対して二次転写ローラー61は精度良く位置決めされなければならない。
そこで、図1、図2及び図3に示すように、二次転写ローラー61を図示しないスプリングにより、ベルト駆動ローラー41又は第3中間転写ドラム48に圧接する方向に付勢すると共に、図4に示した当接部材70,71を形成すると好ましい。ここで、当接部材70について説明する。なお、ここでは、当接部材70について説明しているが、当接部材71も同様の構成とする。
当接部材70は、図12に示した二次転写ローラー61の外形線61fの円と同心円の円弧状の外周面70aを有し、二次転写ローラー61と一体回転する。このような構成により、ベルト駆動ローラー41が二次転写ローラー61との当接から当接部材70との当接へ移動する際、及び、当接部材70との当接から二次転写ローラー61との当接へ移動する際の負荷変動を低減することが可能となる。
次に、二次転写ローラー61、中間転写ベルト40及び当接部材70の関係について説明する。
図20は二次転写ローラー61、ベルト駆動ローラー41、中間転写ベルト40及び当接部材70の関係を示す図である。図20(a)は二次転写ローラー61、ベルト駆動ローラー41、中間転写ベルト40及び当接部材70の関係を示す軸方向の断面図、図20(b)は図20(a)のb断面図、図20(c)は図20(a)のa断面図である。図20(a)に示すように、ベルト駆動ローラー41は当接部材支持部41cを有する。図20(b)に示すように、当接部材支持部41cをベルト駆動ローラー41と一体に形成され、その径は、中間転写ベルト40の厚さの2倍とベルト駆動ローラー41の径を加えたものである。図20(b)に示すように、当接部材70,71は、当接部材支持部41cに当接する。このような構成により、ベルト駆動ローラー41の当接部材支持部41cの位置決めの精度を向上させることが可能となる。
次に、二次転写ローラー61、並びに、ベルト駆動ローラー41又は第3中間転写ドラム48について実施例を用いて説明する。
二次転写ローラー61とベルト駆動ローラー41又は二次転写ローラー61と第3中間転写ドラム48とを別々の駆動部により駆動する場合、二次転写ローラー61とベルト駆動ローラー41又は二次転写ローラー61と第3中間転写ドラム48との速度差や偏心等による速度ムラで転写部材の弾性層に生じる歪みの蓄積に伴う転写不良を生じることがある。本実施例は、この転写不良を低減するものである。
図21は、実施例1の二次転写ローラー61及びベルト駆動ローラー41を示す図である。実施例1は、図1に示した第1実施形態の単ニップ構成の画像形成装置に用いられるものである。
実施例1において、二次転写ローラー61の径は150mm、ベルト駆動ローラー41の径は50mmである。また、中間転写ベルト40は膜厚100μmのポリイミド樹脂単層からなり、ゴムシート61cは、膜厚5.0mmのウレタンゴムの弾性層単層からなる。この時、ニップ幅Nは4.0mmであった。
図21に示すように、ベルト駆動ローラー41は、第1の側に第1の駆動部としてのベルト駆動ローラー駆動モーター140を有し、二次転写ローラー61は、第1の側と軸方向で反対側の第2の側に第2の駆動部としての二次転写ローラー駆動モーター160を有する。
ベルト駆動ローラー41は、ベルト駆動ローラー駆動モーター140により駆動される。ベルト駆動ローラー駆動モーター140の駆動力は、第1の伝達部材としての第1のカップリング141を介して、回転軸41aに伝達され、ベルト駆動ローラー41を回転させる。
また、二次転写ローラー61は、二次転写ローラー駆動モーター160により駆動される。二次転写ローラー駆動モーター160の駆動力は、第2の伝達部材としての第2のカップリング161を介して回転軸61aに伝達され、二次転写ローラー61を回転させる。
このように第1実施形態に実施例1を用いた場合、凹部で歪みが蓄積することを解消するので、二次転写ローラー61とベルト駆動ローラー41との速度差や偏心等による速度ムラで二次転写ローラー61の弾性層に生じる歪みの蓄積及び歪みの蓄積に伴う転写不良を低減することができた。
図22は、実施例2の二次転写ローラー61及びベルト駆動ローラー41を示す図である。実施例2は、図1に示した第1実施形態の単ニップ構成の画像形成装置に用いられるものである。
実施例2において、二次転写ローラー61の径は200mm、ベルト駆動ローラー41の径は50mmである。
中間転写ベルト40は、基材、弾性層及び表層の3層構造を有し、基材層は膜厚100μmのポリイミド樹脂、弾性層は膜厚150μmのウレタンゴム、表層は膜厚5μmのウレタン樹脂からなる。また、ゴムシート61cは、基材層61c1、弾性層61c2及び表層61c3を有する。基材層61c1は膜厚100μmのポリイミド樹脂、弾性層61c2は膜厚1.0mmのウレタンゴム、表層61c3は膜厚20μmのウレタン樹脂及びウレタンゴムからなる。
この時、ニップ幅Nは6.0mmであった。
図22に示すように、ベルト駆動ローラー41は、第1の側にベルト駆動ローラー駆動モーター140を有し、二次転写ローラー61は、同じ第1の側に二次転写ローラー駆動モーター160を有する。
ベルト駆動ローラー41は、ベルト駆動ローラー駆動モーター140により駆動される。ベルト駆動ローラー駆動モーター140の駆動力は、第1の駆動歯車としてのベルト駆動ローラー駆動歯車142により出力される。その後、駆動力は、回転軸41aに固定された第1の駆動伝達歯車としてのベルト駆動ローラー駆動伝達歯車143に伝達され、ベルト駆動ローラー41を回転させる。
また、二次転写ローラー61は、二次転写ローラー駆動モーター160により駆動される。二次転写ローラー駆動モーター160の駆動力は、第2の駆動歯車としての二次転写ローラー駆動歯車162により出力される。その後、駆動力は、回転軸61aに固定された第2の駆動伝達歯車としての二次転写ローラー駆動伝達歯車163に伝達され、二次転写ローラー61を回転させる。
大きな駆動力を生じさせるために減速歯車を用いた場合においても、凹部で歪みが蓄積することを解消するので、歯車の偏心やフレ等による速度ムラで二次転写ローラー61の弾性層61c2に生じる歪みの蓄積及び歪みの蓄積に伴う転写不良を低減することができた。
なお、二次転写ローラー駆動伝達歯車163の代わりに図示しないワンウェイクラッチギヤを用いてもよい。ワンウェイクラッチギヤを使用することにより、二次転写ローラー61が転写ベルト40の速度を超えない速度で従動させることで、安定した速度を確保することができ、その結果、速度ムラによる弾性層の歪みが蓄積されることを低減することができる。
図23は、実施例3の二次転写ローラー61及びベルト駆動ローラー41を示す図である。実施例3は、図2に示した第2実施形態の巻掛けニップ構成の画像形成装置に用いられるものである。
実施例3において、二次転写ローラー61の径は200mm、ベルト駆動ローラー41の径は100mmである。
中間転写ベルト40は、基材、弾性層及び表層の3層構造を有し、基材層は膜厚100μmのポリイミド樹脂、弾性層は膜厚150μmのウレタンゴム、表層は膜厚5μmのウレタン樹脂からなる。また、ゴムシート61cは、基材層61c1、弾性層61c2及び表層61c3を有する。基材層61c1は膜厚100μmのポリイミド樹脂、弾性層61c2は膜厚2.5mmのウレタンゴム、表層61c3は膜厚20μmのウレタン樹脂及びウレタンゴムからなる。
この時、ベルト駆動ローラー41と二次転写ローラー61とのニップ部N1は6.0mm、中間転写ベルト40の巻きかけ部のニップ部N2は5.0mmでニップ幅Nは11.0mmであった。
ベルト駆動ローラー41は、第1の側にベルト駆動ローラー駆動モーター140を有し、二次転写ローラー61は、同じ第1の側に二次転写ローラー駆動モーター160を有する。
ベルト駆動ローラー41は、ベルト駆動ローラー駆動モーター140により駆動される。ベルト駆動ローラー駆動モーター140の駆動力は、第1のカップリング141を介して、回転軸41aに伝達され、ベルト駆動ローラー41を回転させる。
また、二次転写ローラー61は、二次転写ローラー駆動モーター160により駆動される。二次転写ローラー駆動モーター160の回転は、減速機164で減速され、第2のカップリング161を介して回転軸61aに伝達され、二次転写ローラー61を回転させる。
このように第2実施形態に実施例3を用いた場合、凹部で歪みが蓄積することを解消するので、巻掛けニップの構成により二次転写ニップが広くなることで生じていた転写ベルトの斜行を、抑制することができた。また、二次転写ローラー61とベルト駆動ローラー41との速度差や偏心等による速度ムラで二次転写ローラー61の弾性層に生じる歪みの蓄積及び歪みの蓄積に伴う転写不良を低減することができた。
なお、本実施例では、二次転写ローラー駆動モーター160の回転数を減速機164で減速して出力トルクを増加させる例を記載したが、回転数を増速させる場合として増速機を用いてもよい。増速機を用いても弾性層の歪みを低減させることが可能である。
図24は、実施例4の転写ローラー61及び第3中間転写ドラム48を示す図である。実施例4は、図3に示した第3実施形態のニップ構成の画像形成装置に用いられるものである。
実施例4において、転写ローラー61の径は50mm、第3中間転写ドラム48の径は150mmである。
第3中間転写ドラム48のゴム層は、弾性層及び表層の2層構造を有し、弾性層は膜厚150μmのウレタンゴム、表層は膜厚5μmのウレタン樹脂からなる。また、ゴムシート61cは、基材層61c1、弾性層61c2及び表層61c3を有する。基材層61c1は膜厚100μmのポリイミド樹脂、弾性層61c2は膜厚1.0mmのウレタンゴム、表層61c3は膜厚20μmのウレタン樹脂及びウレタンゴムからなる。
この時、第3中間転写ドラム48と二次転写ローラー61とのニップ部Nは4.0mmであった。
第3中間転写ドラム48は、第1の側に第3の駆動部としての第3中間転写ドラム駆動モーター140を有し、二次転写ローラー61は、同じ第1の側に二次転写ローラー駆動モーター160を有する。
第3中間転写ドラム48は、第3中間転写ドラム駆動モーター148により駆動される。第3中間転写ドラム駆動モーター148の駆動力は、第1のカップリング141を介して、回転軸48aに伝達され、第3中間転写ドラム48を回転させる。
また、二次転写ローラー61は、二次転写ローラー駆動モーター160により駆動される。二次転写ローラー駆動モーター160の駆動力は、第2のカップリング161を介して回転軸61aに伝達され、二次転写ローラー61を回転させる。
このように第3実施形態に実施例4を用いた場合でも、凹部で歪みが蓄積することを解消するので、二次転写ローラー61と第3中間転写ドラム48との速度差や偏心等による速度ムラで二次転写ローラー61の弾性層に生じる歪みの蓄積及び歪みの蓄積に伴う転写不良を低減することができた。
図25は、実施例5の二次転写ローラー61付近を示す図である。実施例5は、図1に示した第1実施形態を変形した第4実施形態の画像形成装置に用いられるものである。第4実施形態では、第1実施形態のベルト駆動ローラー41とテンションローラー42の位置を取り替えてテンションローラー42と二次転写ローラー61とでニップ部を形成する。
実施例1において、二次転写ローラー61の径は200mm、テンションローラー42の径は100mmである。
中間転写ベルト40は、基材、弾性層及び表層の3層構造を有し、基材層は膜厚100μmのポリイミド樹脂、弾性層は膜厚150μmのウレタンゴム、表層は膜厚5μmのウレタン樹脂からなる。また、ゴムシート61cは、基材層61c1、弾性層61c2及び表層61c3を有する。基材層61c1は膜厚100μmのポリイミド樹脂、弾性層61c2は膜厚2.5mmのウレタンゴム、表層61c3は膜厚20μmのウレタン樹脂及びウレタンゴムからなる。
この時、テンションローラー42と二次転写ローラー61とのニップ部Nは6.0mmであった。
図25に示すように、ベルト駆動ローラー41は、第1の側にベルト駆動ローラー駆動モーター140を有し、二次転写ローラー61は、第1の側に二次転写ローラー駆動モーター160を有する。
ベルト駆動ローラー41は、ベルト駆動ローラー駆動モーター140により駆動される。ベルト駆動ローラー駆動モーター140の駆動力は、第1の伝達部材としての第1のカップリング141を介して、回転軸41aに伝達され、ベルト駆動ローラー41を回転させる。
なお、実施例1〜5では、歯車、減速機及びカップリング等を転写部材と転写媒体の駆動機構に用いた例を示したが、これら実施例1〜5の構成の組み合わせは、任意に設定することが可能である。例えば、カップリングを用いた直接駆動と歯車を用いた駆動を組み合わせることも可能である。
また、二次転写ローラー61は、二次転写ローラー駆動モーター160により駆動される。二次転写ローラー駆動モーター160の駆動力は、第2の伝達部材としての第2のカップリング161を介して回転軸61aに伝達され、二次転写ローラー61を回転させる。
このように第4実施形態に実施例5を用いた場合でも、凹部で歪みが蓄積することを解消するので、二次転写ローラー61とベルト駆動ローラー41との速度差や偏心等による速度ムラで二次転写ローラー61の弾性層に生じる歪みの蓄積及び歪みの蓄積に伴う転写不良を低減することができた。
なお、中間転写ベルト40は、弾性層を有し、シームレスな構造の場合、より効果的に歪みを低減させることが可能である。また、中間転写ベルト40は、表層を有し、表層の摩擦係数を小さくすると好ましい。表層の摩擦係数を小さくすることで、表層のすべり性が向上し、二次転写ローラー61のゴムシート61cと中間転写ベルト40の歪みを低減することが可能となる。さらに、基材層のタック性を小さく、好ましくは弾性層より小さくすることが好ましい。基材層のタック性を小さくすることで、基材層側での歪みを低減し、安定して駆動することが可能となる。
また、二次転写ローラー61と中間転写ベルト40の周期を非整数倍にすることで、常に同じ場所で圧力緩和されることが防止できると共に、同じ場所で歪みが蓄積されることを防止できる。また、ゴムシート61cの回転周期は、中間転写ベルト40又は中間転写ドラム46,48の移動周期よりも小さいので、中間転写ベルト40又は中間転写ドラム46,48の回転軸方向に歪みを逃がすことが可能となる。
また、二次転写ローラー61の軸方向に対して、ゴムシート61cの幅より中間転写ベルト40の幅を広くすることが好ましい。このように構成することで、中間転写ベルト40の幅方向(二次転写ローラー61の軸方向)に歪みを逃がすことが可能となる。さらに、二次転写ローラー61の駆動部とベルト駆動ローラー41の駆動部を、二次転写ローラー61の軸方向に対して同じ側に設けることが好ましい。駆動部を同じ側に設けることで、二次転写ローラー61のゴムシート61cと、中間転写ベルト40とが、同じ側に歪むため、ゴムシート61cと中間転写ベルト40の歪みが互いに干渉することを低減することが可能となる。
本実施形態の転写装置、画像形成装置及び画像形成方法によれば、別々の駆動部で駆動することにより発生しやすい速度ムラを低減することで、転写材への転写不良を低減し、良好に転写する転写装置及び良好に画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法を提供することが可能となる。また、弾性部材の歪みを低減することが可能となる。さらに、転写媒体がベルトの場合、ベルトの蛇行を低減することも可能となる。
10Y,10M,10C,10K…感光体(像担持体,潜像担持体)、11Y,11M,11C,11K…コロナ帯電器、12Y,12M,12C,12K…露光ユニット、13Y…第1感光体スクイーズローラー、13Y’…第2感光体スクイーズローラー、18Y…感光体クリーニングブレード、20Y,20M,20C,20K…現像ローラー(現像剤担持体)、21Y…現像ローラークリーニングブレード、22Y…コンパクションコロナ発生器、30Y,30M,30C,30K…現像装置(現像部)、31Y,31M,31C,31K…現像剤容器、32Y,32M,32C,32K…アニロックスローラー(現像剤供給部材)、33Y…規制ブレード、34Y…オーガ、40…中間転写ベルト(転写媒体・像担持体)、41…ベルト駆動ローラー、42…(第1)テンションローラー、43…第2テンションローラー、44…第3テンションローラー、45…中間転写ベルトクリーニングブレード、50…一次転写部、51…一次転写ローラー、60…二次転写部・転写部(転写部)、61…二次転写ローラー・転写ローラー(転写部材)、61a…回転軸、61b…基材、61c…ゴムシート(弾性部材)63…凹部、64…グリッパ(転写材把持部)、61n,61p,61q,70,71…当接部材、79…突き出し爪(転写材剥離部)、85…二次転写ローラブレード、90…定着ユニット、91…加熱ローラー、92…加圧ローラー、110…バイアス発生部、140…転写ローラー駆動モーター(第1の駆動部材)、141…転写ローラー駆動歯車(第1の駆動歯車)、142…転写ローラー駆動伝達歯車(第1の駆動伝達歯車)、160…ベルト駆動ローラー駆動モーター(第2の駆動部材)、161…ベルト駆動ローラー駆動歯車(第2の駆動歯車)、162…ベルト駆動ローラー駆動伝達歯車(第2の駆動伝達歯車)、210…第1吸引装置、230…転写材搬送装置、270…第2吸引装置、S…転写材、N…ニップ幅、w…開口幅
Claims (8)
- 像が担持される像担持体と、
前記像担持体に当接してクリーニングするクリーニング部と、
前記像担持体を駆動させる第1の駆動部と、
円筒部、該円筒部の軸方向に形成された凹部、及び該凹部で固定されて転写材を支持する転写材支持部を有する転写ローラーと、
前記転写ローラーを駆動させる第2の駆動部と、
を備えたことを特徴とする転写装置。 - 前記転写材支持部は、弾性層を有する請求項1に記載の転写装置。
- 潜像が形成される潜像担持体と、
前記潜像担持体に形成された前記潜像を液体現像剤で現像する現像部と、
前記現像部により前記潜像担持体に現像された像が転写される転写媒体と、
前記転写媒体に当接してクリーニングするクリーニング部と、
前記転写媒体を駆動させる第1の駆動部と、
円筒部、該円筒部の軸方向に形成された凹部、及び該凹部で固定されて転写材を支持する転写材支持部を有し、前記転写媒体と当接して転写ニップを形成する転写ローラーと、
前記転写ローラーを駆動させる第2の駆動部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記凹部の前記転写ローラーの回転方向の開口長さは、前記転写媒体と前記転写ローラーとで形成される前記転写ニップの前記転写ローラーの回転方向の長さよりも長い請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記転写材支持部は、円筒部に配設される第1の層と、前記第1の層に配設され弾性を有する第2の層とを備える請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記第1の駆動部と前記第2の駆動部を前記転写ローラーの軸方向で同じ側に配設する請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記転写媒体は、弾性層を有するベルトである請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 潜像担持体に潜像を書き込む書き込み工程と、
前記潜像を液体現像剤で現像する現像工程と、
前記現像工程で現像された像を第1の駆動部により駆動される転写媒体に転写する第一転写工程と、
前記転写媒体と第2の駆動部により駆動される転写ローラーとが当接して形成される転写ニップへ転写材を搬送し、前記転写媒体に転写された像を前記転写材に転写する第二転写工程と、
前記第二転写工程で前記転写材に前記像を転写した後、前記転写ローラーの軸方向に形成された凹部を通過させる工程と、
を有することを特徴とする画像形成方法。
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JP2009066525A JP2010217739A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 転写装置、画像形成装置及び画像形成方法 |
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Citations (3)
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JP2004271804A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2006106113A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Kyocera Mita Corp | 湿式画像形成装置 |
JP2007322490A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
-
2009
- 2009-03-18 JP JP2009066525A patent/JP2010217739A/ja not_active Withdrawn
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