JP2010209799A - ヒータ付センサのヒータ制御装置 - Google Patents
ヒータ付センサのヒータ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010209799A JP2010209799A JP2009057008A JP2009057008A JP2010209799A JP 2010209799 A JP2010209799 A JP 2010209799A JP 2009057008 A JP2009057008 A JP 2009057008A JP 2009057008 A JP2009057008 A JP 2009057008A JP 2010209799 A JP2010209799 A JP 2010209799A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- temperature
- sensor
- value
- determination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
【解決手段】内燃機関10の排気通路30には、ヒータ34を備える空燃比センサ33が設けられている。電子制御装置50は、排気温が第1判定温度以上であるときにはヒータ34の通電を許可する。また、電子制御装置50は、排気温が第1判定温度よりも低い値に設定された第2判定温度以上であってかつ第1判定温度未満であるときには、空燃比センサ33の乾燥進行度を算出し、その乾燥進行度が所定の判定値以上であるときにもヒータ34の通電を許可する。
【選択図】図1
Description
請求項1に記載の発明は、内燃機関の排気通路に設けられたヒータ付きのセンサについて、そのヒータの通電状態を制御するヒータ制御装置において、前記機関の排気温度を検出する検出手段を備え、前記検出手段により検出される排気温度が第1判定温度以上であるときには前記ヒータの通電を許可するとともに、排気温度が前記第1判定温度よりも低い値に設定された第2判定温度以上であって前記第1判定温度未満であるときには、前記センサの乾燥進行度を算出し、その算出される乾燥進行度が所定の判定値以上となったときにも前記ヒータの通電を許可することをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のヒータ付センサのヒータ制御装置において、前記判定値は、予め設定された一定値であり、前記乾燥カウンタ値は、前記検出される排気温度が高いほど大きな値に設定されることをその要旨とする。
そこで、上記構成では、検出される排気温度が高いほど乾燥カウンタ値が大きな値となるように設定するようにしているため、検出される排気温度が高いほど、その乾燥カウンタ値を積算して算出される乾燥進行度も早期に上記所定の判定値に至るようになる。したがって、センサの乾燥状態をより適切に把握することが可能となる。
ところで、排気通路30に設けられる燃料添加弁39の先端部は排気に曝されるため、排気中の粒子状物質や内燃機関10の摺動部から生じる微粒子等といった異物が先端部の開閉部分に付着するおそれがあり、場合によっては燃料添加弁39が開弁したまま固着した状態になる開固着異常が生じ、燃料漏れ等が発生する可能性がある。
以下、図2を参照して、その異常診断制御について説明する。なお、図2は、この異常診断制御の一連の処理の流れを示すフローチャートである。また、この一連の処理は、燃料添加弁39からの燃料添加が実行されていないときにおいて、電子制御装置50により所定の周期で繰り返し実行される。
ここで、空燃比センサ33が活性化されているか否かは、空燃比センサ33の素子部に印加される電圧VS、及び素子部を流れる電流ISの値等に基づいて判定する。具体的には、電子制御装置50は、上記電圧VS及び上記電流ISに基づいて算出された素子部の抵抗値が、空燃比センサ33が活性化されていると判断される基準抵抗値以下である旨を判定することを条件に、空燃比センサ33が活性化されている旨を判定する。
今回処理時の乾燥進行度KD=前回処理時の乾燥進行度KD+乾燥カウンタ値K…(1)
ここで、排気温度が高いほど空燃比センサ33の温度上昇は早くなるため、ヒータ34を通電させた際に被水割れが生じない程度にまで空燃比センサ33が乾燥する時間も短くなる。そのため、本実施形態においては、上述したように排気温TEが高いときほど乾燥カウンタ値Kは大きい値に設定されるようにしており、これにより乾燥進行度KDが乾燥判定値β以上になるまでの時間も短くなる。なお、同乾燥判定値βは、排気温TEが高いほど小さい値に設定されるため、排気温TEが高く、空燃比センサ33が乾燥するまでに要する時間が短くなるときほど、乾燥進行度KDが乾燥判定値β以上になるまでの時間は短くなる。
この図8に示すように、乾燥判定処理にて排気温TEが第2判定温度Tp2以上であると判定されることにより(時刻t1)、乾燥判定要求フラグがオン操作される。さらに、排気温TEに応じて乾燥判定値β(図8に一点鎖線にて図示)が排気温TEに基づいて設定されるとともに、先の図6に示した排気温TEによる一次元マップに基づいて乾燥判定処理の実行周期毎における乾燥カウンタ値Kが算出される。そして、乾燥判定処理の実行周期毎に算出された乾燥カウンタ値Kが徐々に積算されることにより乾燥進行度KDが更新されていく。こうして更新された乾燥進行度KDが乾燥判定値β未満である間は、乾燥フラグがオフ状態のまま上述の乾燥判定値β及び乾燥カウンタ値Kの算出、乾燥進行度KDの更新が継続される(時刻t1〜時刻t2)。
(1)ヒータ34を備える空燃比センサ33が確実に乾燥していると判断可能な高い排気温度を第1判定温度Tp1として設定しておく。そして実際の排気温度が同第1判定温度Tp1以上であるときには、直ちにヒータ34の通電を行っても被水割れの心配はない。他方、実際の排気温度が第1判定温度Tp1未満であっても、ある程度の高温になっていれば、時間経過とともに空燃比センサ33の乾燥は進行していくため、空燃比センサ33の乾燥カウンタ値Kを更新してこれが乾燥判定値βに達した時点でそうした時間の経過によってもヒータ34の通電を行うことも可能である。
・上記実施形態においては、乾燥判定処理においてステップS440の処理が実行される度に、排気温TEに応じて乾燥判定値βを設定するようにしていた。この他、乾燥判定処理において初めてステップS440の処理が実行されたときに設定された乾燥判定値βを、その後は保持するようにしてもよい。この場合には、乾燥判定値βの設定にかかる演算負荷を低減させることができる。
Claims (7)
- 内燃機関の排気通路に設けられたヒータ付きのセンサについて、そのヒータの通電状態を制御するヒータ制御装置において、
前記機関の排気温度を検出する検出手段を備え、
前記検出手段により検出される排気温度が第1判定温度以上であるときには前記ヒータの通電を許可するとともに、排気温度が前記第1判定温度よりも低い値に設定された第2判定温度以上であって前記第1判定温度未満であるときには、前記センサの乾燥進行度を算出し、その算出される乾燥進行度が所定の判定値以上となったときにも前記ヒータの通電を許可する
ことを特徴とするヒータ付センサのヒータ制御装置。 - 請求項1に記載のヒータ付センサのヒータ制御装置において、
前記乾燥進行度は、乾燥カウンタ値を所定周期毎に積算した値である
ことを特徴とするヒータ付センサのヒータ制御装置。 - 請求項2に記載のヒータ付センサのヒータ制御装置において、
前記判定値は、予め設定された一定値であり、
前記乾燥カウンタ値は、前記検出される排気温度が高いほど大きな値に設定される
ことを特徴とするヒータ付センサのヒータ制御装置。 - 請求項2に記載のヒータ付センサのヒータ制御装置において、
前記乾燥カウンタ値は、予め設定された一定値であり、
前記判定値は、前記検出される排気温度が高いほど低い値に設定される
ことを特徴とするヒータ付センサのヒータ制御装置。 - 請求項2に記載のヒータ付センサのヒータ制御装置において、
前記乾燥カウンタ値は、前記検出される排気温度が高いほど大きな値に設定されるとともに、前記判定値は、前記検出される排気温度が高いほど低い値に設定される
ことを特徴とするヒータ付センサのヒータ制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒータ付センサのヒータ制御装置において、
前記センサは、ヒータ付の空燃比センサであり、
前記排気通路にあって、前記空燃比センサよりも上流側には、同排気通路内に燃料を添加する燃料添加弁が設けられており、同燃料添加弁の開固着異常が前記空燃比センサの検出値に基づいて診断されるものであり、
前記燃料添加弁に開固着異常が生じているか否かの仮判定を行う仮判定処理を実行し、
前記乾燥進行度が所定の前記判定値以上であるとの条件に加え、前記仮判定処理により前記燃料添加弁に開固着異常が生じている旨の仮判定がなされていることを条件に前記ヒータの通電を許可する
ことを特徴とするヒータ付センサのヒータ制御装置。 - 請求項6に記載のヒータ付センサのヒータ制御装置において、
前記機関には、前記排気通路から前記機関の吸気通路に排気を再循環させる排気再循環装置が設けられており、
前記仮判定処理は、前記燃料添加弁に開固着異常が生じているときに排気の再循環が行われることによる前記吸気通路への燃料の回り込みによって生じる機関出力の変化が検出されたときに、前記燃料添加弁に開固着異常が生じている旨の仮判定を行う
ことを特徴とするヒータ付センサのヒータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009057008A JP5223734B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | ヒータ付センサのヒータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009057008A JP5223734B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | ヒータ付センサのヒータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010209799A true JP2010209799A (ja) | 2010-09-24 |
JP5223734B2 JP5223734B2 (ja) | 2013-06-26 |
Family
ID=42970223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009057008A Expired - Fee Related JP5223734B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | ヒータ付センサのヒータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5223734B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012101190A1 (de) | 2011-02-22 | 2012-08-23 | Suzuki Motor Corporation | Vorrichtung zum Steuern eines Verbrennungsmotors |
JP2014092115A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
DE102016115247A1 (de) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Lambdasonden-Anordnung an einem Abgaskanal eines Verbrennungsmotors |
JP2019070351A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003232213A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-22 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
JP2004360563A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Toyota Motor Corp | 排気ガス検出装置 |
JP2005232991A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の添加弁異常診断装置 |
JP2007138832A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Denso Corp | ガスセンサのヒータ制御装置 |
JP2007247469A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Denso Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2008014235A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Toyota Motor Corp | 排気センサのヒータ制御装置 |
-
2009
- 2009-03-10 JP JP2009057008A patent/JP5223734B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003232213A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-22 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
JP2004360563A (ja) * | 2003-06-04 | 2004-12-24 | Toyota Motor Corp | 排気ガス検出装置 |
JP2005232991A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の添加弁異常診断装置 |
JP2007138832A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Denso Corp | ガスセンサのヒータ制御装置 |
JP2007247469A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Denso Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2008014235A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Toyota Motor Corp | 排気センサのヒータ制御装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102012101190A1 (de) | 2011-02-22 | 2012-08-23 | Suzuki Motor Corporation | Vorrichtung zum Steuern eines Verbrennungsmotors |
US8939134B2 (en) | 2011-02-22 | 2015-01-27 | Suzuki Motor Corporation | Apparatus for controlling internal combustion engine |
JP2014092115A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
DE102016115247A1 (de) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Lambdasonden-Anordnung an einem Abgaskanal eines Verbrennungsmotors |
JP2019070351A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5223734B2 (ja) | 2013-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10247114B2 (en) | Exhaust gas control system for internal combustion engine and control method for internal combustion engine | |
JP2004293339A (ja) | 排ガス浄化装置 | |
US20100006078A1 (en) | Engine controller | |
KR101442391B1 (ko) | 내연 기관의 배출 제어 시스템 | |
JP2020023901A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2008057364A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP2008248769A (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
JPH10212999A (ja) | 内燃機関制御用の酸素濃度センサの学習装置及びその学習方法 | |
JP4697129B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5223734B2 (ja) | ヒータ付センサのヒータ制御装置 | |
JP6743804B2 (ja) | 排気浄化装置の異常診断システム | |
JP2008261820A (ja) | 内燃機関の排気微粒子測定装置に関する。 | |
US8943814B2 (en) | Warm-up system for exhaust system of internal combustion engine | |
JP4893292B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5360293B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP6206653B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2006177371A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4470661B2 (ja) | 排出ガスセンサの異常診断装置 | |
JP2010090732A (ja) | グロープラグ異常検出装置 | |
JP3676641B2 (ja) | 酸素濃度センサの故障判定装置 | |
JP3539259B2 (ja) | 空燃比センサのヒータ制御装置 | |
JP2001215205A (ja) | 酸素濃度センサの故障判定装置 | |
JP2010001798A (ja) | 排ガスセンサの異常診断装置 | |
JP4872793B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2010190203A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130225 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5223734 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |