JP2010207402A - 米研ぎ器 - Google Patents

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【課題】手を水につけることのない簡単な作業によって効率的に米研ぎを行うことができ、しかも構成がシンプルであって収納が容易な米研ぎ器を提案する。
【解決手段】本発明を、椀状容器1内に、米を溜め置くことのできるザル状容器2を配置させ、椀状容器1内に水を注入したうえで攪拌具3を用いて米研ぎを行う米研ぎ器とする。ザル状容器2の上縁部20には、使用者が片手で把持することのできる把持部9と、椀状容器1の上縁部4に係止する凸片10とを設ける。ザル状容器2の底2aには、全面にわたって多数の通水孔を設ける。椀状容器1の上縁部4には、ザル状容器2の把持部9が嵌合する凹溝5を設け、椀状容器1の側壁部6には、排水孔7を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、手を濡らさずに簡単に米研ぎを行うことのできる米研ぎ器に関する。
家庭内における米研ぎ作業は、水の中に指先を入れ、水中で米をかき混ぜながら行うことが一般的である。しかし、このような米研ぎ作業は、あかぎれ等の手荒れの原因ともなる。また、特に女性は指先にネイルアートを施していることも多く、手での米研ぎ作業を行う際に、ネイルアートに損傷を生じやすいという問題がある。
上記問題を解消するものとして、特許文献1には、図4に示すような米研ぎ器が提案されている。この米研ぎ器は、椀状容器50内に、米を溜め置くことのできるザル状容器60を配置し、椀状容器50内に水を注入したうえで攪拌具(図示せず)を用いて米研ぎを行うものである。
椀状容器50の底部には排水孔51を開口させており、該排水孔51を囲む位置からは筒状の突出枠52を上方に突出させている。ザル状容器60は、その底部61を通水不能に設けたものであり、このザル状容器60の底部61を椀状容器50の突出枠52上に載置してセットするようになっている。
したがって、図4に示す従来の米研ぎ器では、米を研ぐ最中の水流や攪拌具が当たる際の衝撃によって、椀状容器50やザル状容器60が不意に動いてしまいやすいという問題がある。また、排水孔51からの排水を行う際には、把持部62を掴んでザル状容器60をいったん持ち上げる必要があり(図中の矢印参照)、面倒な作業が要求されるとともに、持ち上げ作業の際に椀状容器50が滑りやすいという問題もある。さらに、攪拌具によって椀状容器50内の水を攪拌させるとき、ザル状容器60の通水不能な底部61近傍では水流が起きづらく、ザル状容器60の底に溜まる米を十分にかき混ぜにくいという問題もある。
実開昭59−162836号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、手を水につけることのない簡単な作業によって効率的に米研ぎを行うことができ、しかも構成がシンプルであって収納が容易なものとして提案することを、課題とする。
上記課題を解決するために本発明を、椀状容器1内に、米を溜め置くことのできるザル状容器2を配置させ、椀状容器1内に水を注入したうえで攪拌具3を用いて米研ぎを行う米研ぎ器とする。ザル状容器2の上縁部20には、使用者が片手で把持することのできる把持部9と、椀状容器1の上縁部4に係止する凸片10とを設ける。ザル状容器2の底2aには、その全面にわたって多数の通水孔を設ける。椀状容器1の上縁部4には、ザル状容器2の把持部9が嵌合する凹溝5を設け、椀状容器1の側壁部6には、排水孔7を設ける。
本発明の米研ぎ器においては、ザル状容器2の把持部9を椀状容器1の凹溝5内に上方から嵌合させ、ザル状容器2の凸片10を椀状容器1の上縁部4に係止させた状態で、ザル状容器2内に米を供給し、椀状容器1内に水を注入する。使用者は把持部9を掴んでザル状容器2に対して上方から負荷Fをかけながら、攪拌具3によってザル状容器2内の米を水中で攪拌させる。
この簡単な作業により、濡れたシンク底面80等で作業を行う場合であっても、椀状容器1やザル状容器2が不意に動いてしまうことなく安定的に米研ぎを行うことができる。しかも、構成がシンプルであるから、収納にも場所を要さない。
また、ザル状容器2は、その上縁部20に設けた把持部9や凸片10を介して椀状容器1に支持させる構成であるから、ザル状容器2の底2aと椀状容器1との間には、スペースSが確保される。このスペースS内において生じさせた水流は、ザル状容器2の底2aの全面にわたって設けた多数の通水孔を通じて、該ザル状容器2内の米を下方からも効率的に攪拌させる。
なお、本発明の米研ぎ器において、椀状容器1の排水孔7は、ザル状容器2を配置したときに該ザル状容器2の底2aよりも上方となる位置に設けることが好ましい。このようにすることで、ザル状容器2の底2aよりも下方に形成されるスペースS内で常に水流を形成し、ザル状容器2内の米を下方から攪拌することができる。
また、本発明の米研ぎ器において、ザル状容器2の凸片10は、該ザル状容器2の把持部9の中心軸Cを挟んだ線対称位置に、対を成すように設けたものであることが好ましい。このようにすることで、ザル状容器2の左右揺動方向のがたつきを確実に防止することができる。
また、本発明の米研ぎ器においては、米研ぎ作業中のがたつきをさらに確実に防止するために、ザル状容器2の凹溝5や、ザル状容器2の凹溝5を含む上縁部20全体や、さらには椀状容器1の外底部に、滑り止めのゴム部材8を配することが好ましい。
このようにしたときには、使用者が把持部9にかける負荷Fが、各ゴム部材8での滑り抵抗を増大させるように作用する。したがって、ザル状容器2や椀状容器1が不意に動くことがさらに確実に防止される。また、各ゴム部材8の弾性によって、仮に椀状容器1やザル状容器2にがたつきが生じたとしても、その際に生じる音を消すことができる。
本発明は、手を水につけることのない簡単な作業によって効率的に米研ぎを行うことができ、しかも構成がシンプルであって収納が容易であるという効果を奏する。
本発明の実施形態における一例の米研ぎ器の説明図である。 同上の米研ぎ器の椀状容器を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 同上の米研ぎ器のザル状容器を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 従来の米研ぎ器を示す側断面図である。
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態における一例の米研ぎ器を示している。本発明の米研ぎ器は、半球形状を成す椀状容器1と、椀状容器1よりも小径の半球形状を成すザル状容器2と、片手で使用可能な攪拌具3とで構成される。
図2に示すように、椀状容器1において平面視円形状を成すように形成される上縁部4には、その一部を凹ませた形状の凹溝5を設けてある。椀状容器1の側壁部6には、複数の排水孔7を貫通形成してある。各排水孔7には、鳩目等の縁取り金具15をかしめ固定し、椀状容器1が破損を生じることがないように補強を施している。
図示例では、排水孔7を同一高さに3箇所配してあるが、排水孔7の数としてはこれに限定されない。つまり。排水孔7は、椀状容器1の側壁部6に一つ又は複数を貫通形成してあればよい。
椀状容器1の外底部には、滑り止めを行うためのゴム部材8を固定してある。椀状容器1の上縁部4にも、凹溝5を含む全体に、同様の滑り止めのゴム部材8を固定してある。以下において、上縁部4側のゴム部材8を区別する場合には符号「8a」を付し、外底部側のゴム部材8を区別する場合には符号「8b」を付す。
図3に示すように、ザル状容器2は、多数の通水孔を全面にわたって形成したものである。各通水孔の径は、米粒が通り抜けることがない程度の大きさに設けており、ザル状容器2内に米を溜め置くことができるようになっている。
ザル状容器2の上縁部20からは、使用者が片手で把持可能な棒状の把持部9を外方に延設している。把持部9は、椀状容器1の凹溝5に嵌合する形状である。なお、本例では凹溝5にゴム部材8aが固定してあるので、把持部9と凹溝5の形状を、ゴム部材8aを介して嵌合するように設計している。
さらに、ザル状容器2の上縁部4の他所からは、複数の凸片10を外方に延設している。凸片10は、側面視L字状に屈折させたものであり、椀状容器1の上縁部4に対して上方から係止する形状になっている。なお、本例では上縁部4の全周にわたってゴム部材8aを固定してあるので、各凸片10は、ゴム部材8aを介して上縁部4に係止する。
ザル状容器2に設けてある凸片10のうち両端の2つは、該ザル状容器2の把持部9の中心軸Cを挟んだ線対称となる位置に、対を成すように設けてある。なお、複数対の凸片10を線対称に配置してもよい。
攪拌具3は、適宜のものが使用可能であるが、その把持部11には滑り止めのゴム部材12を配してあることが好ましい。
上記構成から成る本発明の米研ぎ器を用いて、米研ぎ作業を行うには、椀状容器1内にザル状容器2を配置した状態において、椀状容器1を例えばキッチンのシンク底面80上に載置し、ザル状容器2内に米を供給する。このとき、ザル状容器2の把持部9は、椀状容器1の凹溝5内にゴム部材8aを介して弾性的に嵌合させる。各凸片10は、椀状容器1の上縁部4にゴム部材8aを介して弾性的に係止させる。
椀状容器1の排水孔7は、上記のようにセットしたザル状容器2の底2aよりも上方に位置するように設けてある。
椀状容器1内には、キッチンの水栓81を通じて上方から水を注入する。この注水により、椀状容器1内には、排水孔7と同程度またはそれよりも高い位置(つまりザル状容器2の底2aよりも高い位置)にまで水が溜まる。ここで、使用者がザル状容器2の把持部9を片手で掴んで下方へと負荷Fを加えたうえで、もう片手で攪拌具3を持ち、該攪拌具3によってザル状容器2内の米を水中で攪拌させ、米研ぎを行う。
米研ぎ中の水圧や、攪拌具3がザル状容器2に当たる衝撃によって、椀状容器1やザル状容器2に対しては不意の外力が加わる。しかし、本発明の米研ぎ器では、上記のごとくザル状容器2の把持部9が椀状容器1の凹溝5内に上方からぴたりと嵌合し、且つ、ザル状容器2の一対の凸片10が椀状容器1の上縁部4に上方から係止するように設けている。
これにより、使用者が把持部9を掴んでザル状容器2に対して上方から加えた負荷Fが、把持部9の嵌合や、凸片10の係止を介して、椀状容器1内でのザル状容器2の位置を安定させるように作用する。さらに、ザル状容器2を通じて椀状容器1側に加えられた負荷Fが、椀状容器1のシンク底面80上での位置を安定させるように作用する。
特に本例では、ザル状容器2の凹溝5を含む上縁部4全体と、椀状容器1の外底部に、共に滑り止めのゴム部材8を配しているので、椀状容器1とザル状容器2の位置はさらに安定化される。特にシンク底面80は濡れて滑りやすいが、上記各構成の組み合わせによって、安定的な米研ぎが可能になっている。
上記ゴム部材8は、消音の作用も果たす。つまり、米研ぎの最中に、シンク底面80に対して椀状容器1にがたつきを生じたり、椀状容器1内においてザル状容器2にがたつきを生じたりしても、その際の衝撃をゴム部材8の弾性が緩和するので、大きな音が立たないようになっている。
なお、ゴム部材8を配する箇所をザル状容器2の凹溝5だけとする構成、椀状容器1の外底部だけとする構成、凹溝5と椀状容器1の外底部だけとする構成等の、他の構成も適宜採用可能である。
加えて、線対称の位置にある一対の凸片10の係止によって、ザル状容器2の椀状容器1に対する左右揺動は効果的に抑えられる。
ところで、椀状容器1からの排水は、側壁部6の排水孔7から継続的に行われる。そのため、使用者は適量の水を注入しながら米研ぎを行うだけでよい。つまり、排水のために特別な操作をすることなく、ザル状容器2の把持部9に負荷Fをかけながら攪拌具3でかき回すだけで、米研ぎを最後まで行うことができる。
さらに、ザル状容器2を所定位置にセットした状態において、椀状容器1とザル状容器2の底2aとの間にはスペースSが形成されており、米研ぎの最中、該スペースS内は常時水が貯留された状態となる。このスペースS内の水には、米研ぎ時の攪拌具3のかき回し動作によって、渦巻き方向の水流が生じる(図1中の矢印参照)。
スペースS内で生じる渦巻き方向の水流によって、該スペースSのすぐ上方にあるザル状容器2内では、該ザル状容器2の底2aに堆積する米が下方から攪拌される。つまり、ザル状容器2の下方にスペースSを確保し、常時このスペースSよりも上方にまで水が満たされるように排水孔7の高さを設定したことで、ザル状容器2の底2aの全面に設けてある多数の通水孔を通じて、下方のスペースSから及ぼされる水流によっても米を効率的に攪拌させることが可能になっている。
したがって、本発明の米研ぎ器によれば、手を水につけることなく、片手で把持部9を押さえながらもう片手で攪拌具3をかき回すといった簡単な作業によって、がたつきなく且つ効率的に米研ぎを行うことができる。しかも、椀状容器1にザル状容器2を配置するだけのシンプルな構成であるため、安価に提供することができ、また、収納にも場所をとることがない。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 椀状容器
2 ザル状容器
3 攪拌具
4 上縁部
5 凹溝
6 側壁部
7 排水孔
8 ゴム部材
9 把持部
10 凸片
C 中心軸

Claims (6)

  1. 椀状容器内に、米を溜め置くことのできるザル状容器を配置させ、椀状容器内に水を注入したうえで攪拌具を用いて米研ぎを行う米研ぎ器であって、ザル状容器の上縁部には、使用者が片手で把持することのできる把持部と、椀状容器の上縁部に係止する凸片とを設け、ザル状容器の底には、その全面にわたって多数の通水孔を設け、椀状容器の上縁部には、ザル状容器の把持部が嵌合する凹溝を設け、椀状容器の側壁部には、排水孔を設けることを特徴とする米研ぎ器。
  2. 椀状容器の排水孔は、ザル状容器を配置したときに該ザル状容器の底よりも上方となる位置に設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の米研ぎ器。
  3. ザル状容器の凸片は、該ザル状容器の把持部の中心軸を挟んだ線対称位置に、対を成すように設けたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の米研ぎ器。
  4. ザル状容器の凹溝に、滑り止めのゴム部材を配したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の米研ぎ器。
  5. ザル状容器の凹溝を含む上縁部全体に、滑り止めのゴム部材を配したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の米研ぎ器。
  6. 椀状容器の外底部に、滑り止めのゴム部材を配したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の米研ぎ器。

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