JP2010204243A - 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010204243A JP2010204243A JP2009047738A JP2009047738A JP2010204243A JP 2010204243 A JP2010204243 A JP 2010204243A JP 2009047738 A JP2009047738 A JP 2009047738A JP 2009047738 A JP2009047738 A JP 2009047738A JP 2010204243 A JP2010204243 A JP 2010204243A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- image
- resin
- acid
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも結晶性樹脂を含む結着樹脂と、着色剤と、を含有し、トナー表層部のアルミニウム含有量が、蛍光X線分析によるNet強度において0.05以上0.15以下の範囲であり、かつ、トナー内部のアルミニウム含有量が、蛍光X線分析によるNet強度において0.20以上0.50以下の範囲である静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
Description
従来電子写真法においては、感光体や静電記録体上に種々の手段を用いて静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーと呼ばれる検電性粒子を付着させて静電潜像(トナー像)を現像し、被転写体表面に転写し、加熱等により定着する、という複数の工程を経て、可視化する方法が一般的に使用されている。
すなわち請求項1に係る発明は、少なくとも結晶性樹脂を含む結着樹脂と、着色剤と、を含有し、
トナー表層部のアルミニウム含有量が、蛍光X線分析によるNet強度において0.05以上0.15以下の範囲であり、かつ、トナー内部のアルミニウム含有量が、蛍光X線分析によるNet強度において0.20以上0.50以下の範囲である静電荷像現像用トナーである。
前記樹脂粒子分散液の樹脂粒子のガラス転移温度以上の温度に加熱して、前記凝集粒子を融合・合一してトナー粒子を形成する融合工程と、
得られた前記トナー粒子を洗浄する洗浄工程と、
を含み、前記洗浄工程が、前記トナー粒子をキレート剤を含む処理液で洗浄する工程を少なくとも含む静電荷像現像用トナーの製造方法である。
請求項5に係る発明は、画像形成装置に着脱され、前記画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するためのトナーを収容し、前記トナーが請求項1または請求項2に記載の静電荷像現像用トナーであるトナーカートリッジである。
請求項7に係る発明は、潜像保持体と、前記潜像保持体上に形成された静電潜像を請求項4に記載の静電荷像現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、前記潜像保持体上に形成されたトナー像を被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、前記潜像保持体を清掃部材で摺擦し転写残留成分を清掃する清掃手段とを有する画像形成装置である。
<静電荷像現像用トナー>
本実施形態に係る静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」と称することがある)は、少なくとも結晶性樹脂を含む結着樹脂と、着色剤と、を含有し、トナー表層部のアルミニウム含有量が、蛍光X線分析によるNet強度において0.05以上0.15以下の範囲であり、かつ、トナー内部のアルミニウム含有量が、蛍光X線分析によるNet強度において0.20以上0.50以下の範囲であることを特徴とする。
0.25以上0.45以下であり、より好ましくは0.30以上0.40以下である。アルミニウム含有量がNet強度において、0.20未満の場合には、イオン架橋が弱くなり、粘度が低くなるため、光沢度が高くなってしまう場合がある。またアルミニウム含有量がNet強度において、0.50よりも多くなると、イオン架橋が強くなりすぎ、粘度が高すぎるために、トナー表層部よりも定着部材との親和性が高くなり、画像ずれなどが発生してしまう場合がある。
本実施形態の静電荷像現像用トナーは、少なくとも結晶性樹脂を含む結着樹脂及び着色剤を含有し、必要に応じて離型剤等その他の成分を含有する。本実施形態のトナーについて、まず各構成成分に分けて詳細に説明する。
本実施形態のトナーには結着樹脂として結晶性樹脂が用いられる。また、必要に応じて非結晶性樹脂を併用することが好ましい。
なお、「結晶性樹脂」とは、示差走査熱量測定(DSC)において、明確な吸熱ピーク(吸熱ピークの半値幅が10℃以下であるピーク)を有するものを意味し、「非結晶性樹脂」とは、上記の明確なピークを有さないものを意味する。また、結晶性樹脂、非結晶性樹脂を問わず、結着樹脂の重量平均分子量は10000以上であることが好ましく、15000以上50000以下の範囲であることがより好ましい。
結晶性樹脂としては、結晶性ポリエステル樹脂、結晶性ビニル系樹脂、結晶性ポリアミド樹脂が挙げられ、低温定着性の観点から結晶性ポリエステル樹脂が好ましい。
樹脂の酸価および重量平均分子量を上記範囲とすることで、帯電の環境依存性に悪影響を及ぼすことなく、シャープメルト性が確保され優れた低温定着性を得ることができる。
以下、カルボン酸成分、およびアルコール成分について、さらに詳しく説明する。尚、本明細書において、「結晶性ポリエステル樹脂」とは、結晶性ポリエステル樹脂の主鎖に対して、他成分を50質量%以下の割合で共重合した共重合体も含まれる。
また、前記スルホン酸基を有するジカルボン酸成分には、スルホン酸基を有するジカルボン酸に由来する構成成分のほか、スルホン酸基を有するジカルボン酸の低級アルキルエステル、または、酸無水物等に由来する構成成分も含まれる。
前記二重結合を有するジカルボン酸としては、例えば、フマル酸、マレイン酸、3−ヘキセンジオイック酸、3−オクテンジオイック酸等が挙げられるが、これらに限定されない。また、これらの低級アルキルエステル、酸無水物等も挙げられる。これらの中でも、コストの点で、フマル酸、マレイン酸等が好ましい。
があれば、後述するように、界面活性剤を使用しないで乳化或いは懸濁をしうる。
前記スルホン酸基を有するジカルボン酸としては、例えば、2−スルホテレフタル酸ナトリウム塩、5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩、スルホコハク酸ナトリウム塩等が挙げられるがこれらに限定されない。また、これらの低級アルキルエステル、酸無水物等も挙げられる。これらの中でもコストの点で、5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩等が好ましい。
前記含有量が、1構成モル%未満の場合には、着色剤として顔料を用いた場合、トナー母粒子中の顔料の分散性が悪化する場合がある。また、乳化重合凝集法を利用してトナーを作製する場合に、分散液中の乳化粒子径が大きくなり、凝集によるトナー径の調整が困難となる場合がある。一方、20構成モル%を超えると、結晶性ポリエステル樹脂の結晶性が低下し、融点が降下して、画像の保存性が悪くなる場合がある。また、乳化重合凝集法を利用してトナーを作製する場合に、分散液中の乳化粒子径が小さ過ぎて水に溶解し、ラテックスが生じない場合がある。尚、本発明において「構成モル%」とは、ポリエステル樹脂における各構成成分(カルボン酸成分、アルコール成分)を1単位(モル)したときの百分率を指す。
族ジオール成分の含有量が90構成モル%以上であることがより好ましい。
前記脂肪族ジオール成分の含有量が、80構成モル%未満では、ポリエステル樹脂の結晶性が低下し、融点が降下するため、耐トナーブロッキング性、画像保存性および、低温定着性が悪化してしまう場合がある。一方、必要に応じて含まれるその他の成分としては、二重結合を有するジオール成分、スルホン酸基を有するジオール成分等の構成成分が挙げられる。
なお、低温定着性と、光沢ムラ抑制効果とを高いレベルで両立することがより容易となる観点から、以上に列挙した2価以上の価数を取りうる金属元素を含む触媒の中でも、酢酸カルシウム、酢酸マンガンを用いることが好適である。
結晶性ビニル系樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル酸アミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸セチル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸オレイル、(メタ)アクリル酸ベヘニル等の長鎖アルキル、アルケニルの(メタ)アクリル酸エステルを用いたビニル系樹脂が挙げられる。尚、本明細書において、“(メタ)アクリル”なる記述は、“アクリル”および“メタクリル”のいずれをも含むことを意味するものである。
具体例としては、例えば、ジカルボン酸の場合、コハク酸、マロン酸、シュウ酸等のアルキルジカルボン酸類、およびフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ホモフタル酸、4,4’−ビ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸類、ジピコリン酸、ジニコチン酸、キノリン酸、2,3−ピラジンジカルボン酸等の含窒素芳香族ジカルボン酸類が挙げられ、ジオール類の場合、コハク酸、マロン酸、アセトンジカルボン酸、ジグリコール酸等の短鎖アルキルのジオール類が挙げられ、短鎖アルキルのビニル系重合性単量体の場合、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル等の短鎖アルキル、アルケニルの(メタ)アクリル酸エステル類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニトリル類、ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン類、エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィン類等が挙げられる。これらの重合性単量体は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
融点が45℃を下回ると、トナーの保存が困難になり、110℃を超えると低温域での定着が困難となる場合がある。なお結晶性樹脂の溶融温度は、ASTMD3418−8に準拠した方法で求めたものを意味する。
なお本実施形態のトナーの結着樹脂として、上述した結晶性樹脂の他に、非結晶性樹脂を併用しうる。
非結晶性樹脂としては公知の樹脂材料が挙げられるが、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリオール樹脂等が挙げられ、非結晶性ポリエステル樹脂が好ましい。
低分子量成分のMwを上記範囲に制御することで、乳化重合凝集法により原料成分を凝集させた凝集粒子を加熱して融合する際に、トナー母粒子中への高分子量成分の包含性が良好になり、結晶性樹脂のトナー母粒子表面への露出を防止しうる。
次に、結着樹脂として用いられる結晶性樹脂や、必要に応じて用いられる非結晶性樹脂の架橋処理や、結着樹脂の合成に際して用いうる共重合成分等について説明する。
樹脂粒子分散液中の樹脂粒子の体積平均粒径は、1μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.01μm以上1μm以下である。樹脂粒子の平均粒径が1μmを越えると、最終的に得られるトナーの粒度分布が広くなったり、遊離粒子の発生が生じ、性能や信頼性の低下を招く場合がある。
一方、樹脂粒子の体積平均粒径が前記範囲内にあると、前記欠点がない上、トナー間の偏在が減少し、トナー中での分散が良好となり、性能や信頼性のバラツキが小さくなる点が有利である。なお、樹脂粒子の体積平均粒径は、例えば、レーザー回折式粒度分布測定装置(島津製作所製、SALD2000A)等を用い測定する。
本実施形態のトナーに用いる着色剤としては、色相角、彩度、明度、耐候性、OHP透明性、トナー中での分散性の観点から選択される。
例えば、黒色顔料としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭、非磁性フェライト、マグネタイト等が挙げられる。
橙色顔料としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジRK、インダスレンブリリアントオレンジGK等が挙げられる。
青色顔料としては、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、ファストスカイブルー、インダスレンブルーBC、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオクサレレートなどが挙げられる。
緑色顔料としては、酸化クロム、クロムグリーン、ピグメントグリーン、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等が挙げられる。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等が挙げられる。また、染料としては、塩基性、酸性、分散、直接染料等の各種染料、例えば、ニグロシンが挙げられる。
更に、これらの着色剤が後述する乳化凝集法等に用いられる場合には、極性を有する界面活性剤を用い、前記ホモジナイザーによって水系に分散される。
なお黒色着色剤として磁性体を用いた場合は、他の着色剤とは異なり、結着樹脂に対して30質量%以上100質量%以下の範囲で添加される。
本実施形態のトナーには、好ましくは離型剤を用いる。
使用しうる離型剤の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ等の動物系ワックス類;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・石油系ワックス類;ステアリン酸ステアリル、ベヘン酸ベヘニル等の高級脂肪酸と高級アルコールとのエステルワックス類;ステアリン酸ブチル、オレイン酸プロピル、モノステアリン酸グリセリド、ジステアリン酸グリセリド、ペンタエリスリトールテトラベヘネート等の高級脂肪酸と単価または多価低級アルコールとのエステルワックス類;ジエチレングリコールモノステアレート、ジプロピレングリコールジステアレート、ジステアリン酸ジグリセリド、テトラステアリン酸トリグリセリド等の高級脂肪酸と多価アルコール多量体とからなるエステルワックス類;ソルビタンモノステアレート等のソルビタン高級脂肪酸エステルワックス類;コレステリルステアレート等のコレステロール高級脂肪酸エステルワックス類などが挙げられる。
本実施形態において、これらの離型剤は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いてもよい。
本実施形態においては、上述した結着樹脂、着色剤、及び離型剤以外に、必要に応じて外添剤、内添剤、帯電制御剤、無機粒子などのその他の成分(粒子)を添加させる。
前記金属酸化物粒子の具体例としては、シリカ、チタニア、酸化亜鉛、酸化ストロンチウム、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化セリウム、またはこれらの複合酸化物等が挙げられる。このうちシリカ、チタニアが、粒径、粒度分布、製造性の観点から好ましく用いられる。これらの金属酸化物粒子は、疎水化等の表面改質を行なう方が好ましく、該表面改質の手段としては従来公知の方法が用いられる。具体的にはシラン、チタネート、アルミネート等の各カップリング処理が挙げられる。
上記金酸化物粒子や有機粒子は、せん断をかけながらトナー粒子表面に添加することが好ましい。
本実施形態のトナーの体積平均粒径は3μm以上9μm以下の範囲であることが好ましく、3μm以上8μm以下の範囲であることがより好ましい。トナー粒子の体積平均粒径が9μmを超えると、粗大粒子の比率が高くなり、定着工程を経て得られる画像の細線や微小ドットの再現性、および階調性が低下する場合がある。一方、トナー粒子の体積平均粒径が3μm未満となると、トナーの粉体流動性、現像性、あるいは転写性が悪化し、像保持体表面に残留するトナーのクリーニング性が低下する等、粉体特性低下に伴う他の工程における種々の不具合が生じる場合がある。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100 ・・・ 式(1)
上記式(1)中、MLはトナー粒子の絶対最大長、Aはトナー粒子の投影面積を各々示す。
本実施形態の静電荷像現像用トナーの製造方法は、特に制限されないが、上述のように本実施形態のトナーの特性が、トナー表層部とトナー内部のアルミニウム含有量を限定するものであり、その制御性の容易さから、乳化凝集法により製造する方法が好ましい。
以下、本実施形態の静電荷像現像用トナーの製造方法について、乳化凝集法により詳細に説明する。
以下、順を追って説明する。
本実施形態における、樹脂粒子分散液、後述する着色剤分散液、離型剤分散液、およびその他の成分における分散媒としては、例えば水系媒体などが挙げられる。
また、前記各分散液の分散安定を目的として界面活性剤を用いうる。
上記界面活性剤としては、例えば硫酸エステル塩系、スルホン酸塩系、リン酸エステル系、せっけん系等のアニオン界面活性剤;アミン塩型、4級アンモニウム塩型等のカチオン界面活性剤;ポリエチレングリコール系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物系、多価アルコール系等の非イオン系界面活性剤;などが挙げられる。これらの中でもイオン性界面活性剤が好ましく、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤がより好ましい。
非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のアルキルフェニルエーテル類;ポリオキシエチレンラウレート、ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチレンオレート等のアルキルエステル類;ポリオキシエチレンラウリルアミノエーテル、ポリオキシエチレンステアリルアミノエーテル、ポリオキシエチレンオレイルアミノエーテル、ポリオキシエチレン大豆アミノエーテル、ポリオキシエチレン牛脂アミノエーテル等のアルキルアミン類;ポリオキシエチレンラウリン酸アミド、ポリオキシエチレンステアリン酸アミド、ポリオキシエチレンオレイン酸アミド等のアルキルアミド類;ポリオキシエチレンヒマシ油エーテル、ポリオキシエチレンナタネ油エーテル等の植物油エーテル類;ラウリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド等のアルカノールアミド類;ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート等のソルビタンエステルエーテル類;などが挙げられる。
界面活性剤の各分散液中における含有量としては、一般的には少量であり、具体的には0.01質量%以上10質量%以下の範囲であり、より好ましくは0.05質量%以上5質量%以下の範囲であり、更に好ましくは0.1質量%以上2質量%以下の範囲である。含有量が0.01質量%未満であると、樹脂粒子分散液、着色剤分散液、離型剤分散液等の各分散液が不安定になり、そのため凝集を生じたり、また凝集時に各粒子間の安定性が異なるため、特定粒子の遊離が生じる等の問題が生じる場合があり、また10質量%を越えると、粒子の粒度分布が広くなったり、また、粒子径の制御が困難になる等の理由から好ましくない。一般的には粒子径の大きい懸濁重合トナー分散物は、界面活性剤の使用量は少量でも安定である。
前記凝集剤としては、特に制限されないが、凝集粒子の安定性、凝集剤の熱や経時に対する安定性、洗浄時の除去を考慮し、凝集剤としては、無機酸の金属塩が用いられる。具体的には塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硝酸アルミニウム、硝酸銀、硫酸銅、炭酸ナトリウム等の無機酸の金属塩などが挙げられるが、本発明では、最終的なトナー粒子の定着時の粘度をコントロールする観点から、アルミニウムを含む凝集剤(例えば、ポリ塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリミョウバン等)が用いられる。
これらの凝集剤の添加量は、電荷の価数により異なるが、いずれも少量であって、アルミニウム等の三価の場合は0.5質量%以下程度である。凝集剤の量は少ない方が好ましいため、価数の多い化合物を用いることが好ましい。
3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸を含む処理液で洗浄する工程を少なくとも含むことで、本発明の構成要件が満たせる理由は定かではないが、以下のように考えられる。3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸は、金属イオンを錯化する能を有する、いわゆるキレート剤である。この材料は、分子構造の中に水酸基を有することで、親水性が高く、トナー内部のアルミニウムまでは錯化せず、トナー表層部のみを重点的にキレートする傾向がある。そのため、トナー内部に多くのイオン架橋を残しつつ、トナー表層部のみイオン架橋を少なくしうるものと考えられる。
つまりトナー表層部では、アルミニウム含有量が減少し、イオン架橋構造が減少することから熱流動性が向上し、またトナー内部では、アルミニウム含有量が多く、イオン架橋構造が維持されることから粘性が高く、結果低グロス化が実現される。
融合工程を経て得られたトナーを、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸を含む処理液で洗浄する。具体的には、トナー100質量部に対して、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸を5質量部から10質量部イオン交換水に溶解させ、pH10以上12以下に調整した処理液に、前記トナーを分散させ、攪拌しながら洗浄する方法が好ましい。
本実施形態の静電荷像現像剤は、前記本実施形態の静電潜像現像用トナーを含有する以外は特に制限はなく、目的に応じた成分組成をとりうる。本実施形態の静電荷像現像剤は、静電荷像現像用トナーを単独で用いると一成分系の静電荷像現像剤となり、また、キャリアと組み合わせて用いると二成分系の静電荷像現像剤となる。
キャリアの具体例としては、以下の樹脂被覆キャリアが挙げられる。該キャリアの核体粒子としては、通常の鉄粉、フェライト、マグネタイト造型物などが挙げられ、その体積平均粒径は30μm以上200μm以下の範囲である。
ン、プロピレン等のオレフィン類;弗化ビニリデン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロエチレン等のビニル系フッ素含有モノマー;などの単独重合体、または2種類以上のモノマーからなる共重合体、さらに、メチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン等を含むシリコーン樹脂類、ビスフェノール、グリコール等を含有するポリエステル類、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。
これらの樹脂は、1種単独で用いてもよいし、あるいは2種以上併用してもよい。
次に、本実施形態に係る静電荷像現像用トナーを用いた本実施形態に係る画像形成装置について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、潜像保持体と、前記潜像保持体上に形成された静電潜像を現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、前記潜像保持体上に形成されたトナー像を被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、前記潜像保持体を清掃部材で摺擦し転写残留成分を清掃する清掃手段とを有し、前記現像剤として本実施形態に係る静電荷像現像剤を用いるものである。以下、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収容されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを供給しうる。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性の基体上に感光層を積層して形成されている。ここで導電性とは、JIS K 7194「導電性プラスチックの4探針法による抵抗率試験方法」に基づき測定した体積抵抗率が107Ω・cm未満である導電性をいう。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電潜像が感光体1Yの表面に形成される。
このようにして感光体1Y上に形成された静電潜像は、感光体1Yの走行に従って予め定めた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電潜像が、現像装置4Yによって可視像(トナー像)化される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーは清掃装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1ユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4ユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
トナー表層部および内部のアルミニウム含有量を考慮しない場合に比べ、低温定着性が損なわれにくいと共に、光沢度が低く、かつ画像再現性に優れた画像が得られる
図2は、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容するプロセスカートリッジの好適な一例を示す概略構成図である。プロセスカートリッジ200は、感光体107とともに、帯電ローラ108、現像装置111、感光体清掃装置(清掃手段)113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117を取り付けレール116を用いて組み合わせ、そして一体化したものである。なお、図2において符号300は被転写体を表す。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置112と、定着装置115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。
まず、実施例、比較例で用いたトナー等の物性測定方法について説明する。
樹脂の分子量分布は以下の条件で行ったものである。GPCは「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)社製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)社製6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6ml/min、サンプル注入量10μl、測定温度40℃、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー社製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作製した。
試料(樹脂)1gから20gを正確に量りとり、これに前記エチルエーテル−エチルアルコール混液又はベンゼン−エチルアルコール混液100ml、及び指示薬としてフェノールフタレイン溶液数滴を加え、試料が完全に溶けるまで充分に振った。
試料が溶解後、前記アルコール性水酸化カリウム溶液で滴定し、指示薬の薄紅色が30秒間続いたときを中和の終点とし、そのときの使用量より、酸価(AV)を下記式によって求めた。
AV=(B×5.61)÷M
ここで、AVは酸価(mgKOH/g)、Bは0.1mol/リットル水酸化カリウムエチルアルコール溶液の使用量(ml)、Mは試料の質量(g)を表す。
トナーおよび結晶性樹脂の溶融温度、並びに、トナーおよび非結晶性樹脂のガラス転移温度は、ASTMD3418−8に準拠して測定された各極大ピークより求めた。なお、ガラス転移温度は吸熱部におけるベースラインと立ち上がりラインとの延長線の交点の温度とし、溶融温度は吸熱ピークの頂点の温度とした。
なお、測定には示差走査熱量計(DSC−60A 自動冷却器付、島津製作所社製)を用いた。
樹脂粒子および着色剤粒子等の体積平均粒子径は、レーザー回折粒度測定器(島津製作所製、SALD2000A)で測定した。
本実施形態に係るトナー表層部およびトナー内部のアルミニウム元素の含有量は、蛍光X線装置による元素指定分析から求められる。試料は、トナー6gを、加圧成型器で荷重10t、加圧時間1分間で、加圧成型し、島津製作所の蛍光X線(XRF−1500)を使用して、測定条件は管電圧40kV、管電流90mA、測定時間30分で測定した、元素組成比から求められる。
ここで、前記トナー表層部とは、25℃の条件でメタノール5部およびテトラヒドロフラン5部を含有する溶液に、前記トナーを1部混合し、超音波分散機Tetora150(日科機バイオス社製)で50kHzで3分間振動させた際に、前記溶液に溶解するトナーの部位を示し、前記トナー内部とは、同条件で、前記溶液に溶解しないトナー部位を示す。
得られた各定着画像の画像面を谷折りして折れ目部の画像のはがれ度合いを観察し、画像がはがれた結果として折れ目部に現れる用紙の幅を測定した。該幅が0.5mm以下になった定着温度をもってMFT(最低定着温度、℃)とした。許容範囲は140℃以下である。
定着した定着画像に対しての光の入射角度75度の光沢度を、Gloss Meter GM−26D(村上色彩工学研究所製)を用いて求めた。許容範囲は10%以下である。
画像の乱れについては、目視評価により下記評価基準に従って評価した。
◎:ベタ画像に濃度むらがなく、細線の再現性もよい
△:わずかにベタ画像に濃度むらが観察される、または、細線のむらが観察される
×:明らかにベタ画像に濃度むらが観察される、または、細線のむらが目立つ
−結晶性ポリエステル樹脂分散液の調整−
攪拌動力を与えるアンカー翼、還流装置、および真空ポンプによる減圧装置の備えられた2Lセパラブルフラスコにメチルエチルケトン60重量部、イソプロピルアルコール(IPA) 15重量部を添加し、窒素を0.2L/mの速度で送気し、系内の空気を窒素で置換した。次いで、系内オイルバス装置により60℃に過熱しながら結晶性ポリエステル樹脂100重量部をゆっくりと添加し攪拌しながら溶解させた。ついで、これに10%アンモニア水5重量部を添加したのち、定量ポンプを用い、攪拌しながらこれにイオン交換水300重量部を9.6g/mの速度で投入した。乳化系内が乳白色を呈し、且つ攪拌粘度が低下した時点を乳化終了とした。
ついで、これを−700Torrまで減圧し攪拌した。還流量が210重量部に達した際、これを終点とし、過熱をやめ攪拌しながら常温(25℃)まで冷却した。得られた樹脂粒子の粒度をレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所社製、LA−920)を用いて測定した。得られた乳化樹脂粒子の平均粒度は180nm、固形分量は30%であった。また結晶性ポリエステル樹脂の酸価は17.4mgKOH/g、重量平均分子量は24300であった。
攪拌動力を与えるアンカー翼、還流装置、および真空ポンプによる減圧装置の備えられた2Lセパラブルフラスコにメチルエチルケトン60重量部、イソプロピルアルコール(IPA) 15重量部を添加し、窒素を0.2L/mの速度で送気し、系内の空気を窒素で置換した。次いで、系内オイルバス装置により60℃に過熱しながら非結晶性ポリエステル樹脂100重量部ゆっくりと添加し攪拌しながら溶解させた。ついで、これに10%アンモニア水5重量部を添加したのち、定量ポンプを用い、攪拌しながらこれにイオン交換水300重量部を9.6g/mの速度で投入した。乳化系内が乳白色を呈し、且つ攪拌粘度が低下した時点を乳化終了とした。
ついで、これを−700Torrまで減圧し攪拌した。還流量が210重量部に達した際、これを終点とし、過熱をやめ攪拌しながら常温(25℃)まで冷却した。得られた樹脂粒子の粒度をレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所社製、LA−920)を用いて測定した。得られた乳化樹脂粒子の平均粒度は180nm、固形分量は30%であった。
ブラック顔料(NIPex35:DEGUSSA社製) 45.0重量部
イオン性界面活性剤ネオゲンRK (第一工業製薬) 5.0重量部
イオン交換水 200重量部
以上を混合溶解し、ホモジナイザー(IKAウルトラタラックス)により10分間分散し、中心粒径168nm、固形分量25%の着色剤分散液を得た。
パラフィンワックスFNP92(日本精蝋社製) 45重量部
カチオン性界面活性剤ネオゲンRK(第一工業製薬) 5重量部
イオン交換 200重量部
以上を60℃に加熱して、IKA製ウルトラタラックスT50にて分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで分散処理し、中心径170nm、固形分量25%の離型剤分散液を得た。
pHメーター、攪拌羽、温度計を具備した重合釜に、上記原料のうち、非結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液340部と、結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液46部と、イオン交換水430部と、着色剤分散液51部および離型剤分散液74部を加え混合した後、この原料混合物に0.3Mの硝酸水溶液を加えて、pHを2.7に調整した。
ついで、Ultraturrax(IKAジャパン社製)により1000rpmでせん断力を加えながら、凝集剤として硫酸アルミニウム10%水溶液100部を滴下した。尚、この凝集剤滴下の途中で、原料混合物の粘度が増大するので、粘度上昇した時点で、滴下速度を緩め、凝集剤が一箇所に偏らないよう注意した。凝集剤の滴下が終了したら、さらに回転数6000rpmに上げて5分間攪拌し、凝集剤と原料混合物を充分混合した。
次いで、上記原料混合物をマントルヒーターにて30℃に加温しながら550rpm以上650rpm以下で攪拌した。60分攪拌後、マルチサイザーII型(アパーチャー径:50μm、ベックマン−コールター社製)を用いて一次粒子径が安定に形成するのを確認した後、凝集粒子を成長させるために0.5℃/分で45℃まで昇温した。凝集粒子の成長はマルチサイザーII型を用いて随時確認するが、その凝集速度によって、凝集温度や攪拌の回転数を変えた。
トナー1の製造において、硫酸アルミニウム10%水溶液 100部を80部に、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸 8部を5部に替えた以外は同様にしてトナー2を製造した。
トナー1の製造において、硫酸アルミニウム10%水溶液 100部を120部に、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸 8部を10部に替えた以外は同様にしてトナー3を製造した。
トナー1と同様にして粒子を凝集・融合・急冷した後、20分間攪拌を行い20μmメッシュで一度篩分した。その後、固形分に対しておよそ10倍量のイオン交換水(25℃)を加え、20分攪拌し洗浄を行い、一旦濾過を行った。さらに、ろ紙上に残った固形分をスラリーに分散して、25℃のイオン交換水で4回繰り返し洗浄を行い、乾燥させ、体積平均粒径6.6μmのトナー母粒子4を得た。
上記得られたトナー母粒子4に、外添剤としてシリカ微粉末(粒子径:50nm)及びチタニア微粉末(粒子径:40nm)を、それぞれトナー母粒子100部に対して0.9部及び0.6部添加し、ヘンシェルミキサーで混合してトナー4を得た。
トナー1の製造において、硫酸アルミニウム10%水溶液 100部を70部に替えた以外は同様にしてトナー5を製造した。
トナー1の製造において、硫酸アルミニウム10%水溶液 100部を70部に、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸 8部を4部に替えた以外は同様にしてトナー6を製造した。
トナー1の製造において、硫酸アルミニウム10%水溶液 100部を140部に、3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジコハク酸 8部を13部に替えた以外は同様にしてトナー7を製造した。
トナー1の製造において、結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液46部を含有させない他はトナー1の製造と同様にして、トナー8を得た。
トナー1の製造において、用いた結晶性ポリエステル樹脂を、酸価が5.1mgKOH/g、重量平均分子量は8200の結晶性ポリエステル樹脂に替えた以外は同様にしてトナー9を製造した。
トナー1の製造において、用いた結晶性ポリエステル樹脂を、酸価が13.5mgKOH/g、重量平均分子量は21500の結晶性ポリエステル樹脂に替えた以外は同様にしてトナー10を製造した。
トナー1の製造において、用いた結晶性ポリエステル樹脂を、酸価が24.8mgKOH/g、重量平均分子量は39000の結晶性ポリエステル樹脂に替えた以外は同様にしてトナー11を製造した。
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体清掃装置(清掃手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体清掃装置
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ
P、300 記録紙(被転写体)
Claims (7)
- 少なくとも結晶性樹脂を含む結着樹脂と、着色剤と、を含有し、
トナー表層部のアルミニウム含有量が、蛍光X線分析によるNet強度において0.05以上0.15以下の範囲であり、かつ、トナー内部のアルミニウム含有量が、蛍光X線分析によるNet強度において0.20以上0.50以下の範囲である静電荷像現像用トナー。
(ここで、前記トナー表層部とは、25℃の条件で、メタノール5質量部およびテトラヒドロフラン5質量部を含有する溶液に、前記トナーを1部混合し、超音波分散機Tetora150(日科機バイオス社製)で50kHzで3分間振動させた際に、前記溶液に溶解するトナーの部位を示す。前記トナー内部とは、同条件で、前記溶液に溶解しないトナーの部位を示す。) - 前記結晶性樹脂が、酸価が5mgKOH/g以上25mgKOH/g以下であり、かつ、重量平均分子量が8000以上40000以下である結晶性ポリエステル樹脂である請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 少なくとも1種の樹脂粒子分散液と、少なくとも1種の着色剤分散液と、を混合し、アルミニウムイオンの存在下で凝集粒子を形成する凝集工程と、
前記樹脂粒子分散液の樹脂粒子のガラス転移温度以上の温度に加熱して、前記凝集粒子を融合・合一してトナー粒子を形成する融合工程と、
得られた前記トナー粒子を洗浄する洗浄工程と、
を含み、前記洗浄工程が、前記トナー粒子をキレート剤を含む処理液で洗浄する工程を少なくとも含む静電荷像現像用トナーの製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載の静電荷像現像用トナーを少なくとも含む静電荷像現像剤。
- 画像形成装置に着脱され、前記画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するためのトナーを収容し、前記トナーが請求項1または請求項2に記載の静電荷像現像用トナーであるトナーカートリッジ。
- 現像剤保持体を少なくとも備え、請求項4に記載の静電荷像現像剤を収容するプロセスカートリッジ。
- 潜像保持体と、前記潜像保持体上に形成された静電潜像を請求項4に記載の静電荷像現像剤によりトナー像として現像する現像手段と、前記潜像保持体上に形成されたトナー像を被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、前記潜像保持体を清掃部材で摺擦し転写残留成分を清掃する清掃手段と、を有する画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009047738A JP5423054B2 (ja) | 2009-03-02 | 2009-03-02 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009047738A JP5423054B2 (ja) | 2009-03-02 | 2009-03-02 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010204243A true JP2010204243A (ja) | 2010-09-16 |
JP5423054B2 JP5423054B2 (ja) | 2014-02-19 |
Family
ID=42965815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009047738A Active JP5423054B2 (ja) | 2009-03-02 | 2009-03-02 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5423054B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012163736A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、静電荷像現像用トナーの製造方法及び画像形成装置 |
JP2015001590A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、及び画像形成方法 |
JP2015072363A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法 |
KR101528321B1 (ko) * | 2011-04-21 | 2015-06-11 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 정전하상 현상용 토너, 정전하상 현상용 현상제, 토너 카트리지, 프로세스 카트리지, 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법 |
JP2015148724A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
US9568849B2 (en) | 2015-01-09 | 2017-02-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Liquid developer, developer cartridge, and image forming apparatus |
JP2018049150A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
CN109557780A (zh) * | 2017-09-26 | 2019-04-02 | 富士施乐株式会社 | 静电图像显影用色调剂及其应用、图像形成装置及方法 |
CN110609460A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 柯尼卡美能达株式会社 | 定影装置、图像形成装置以及印刷品的生产方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006267743A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、画像形成方法 |
JP2008020806A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、画像形成方法 |
JP2008107769A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-05-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2008170627A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
-
2009
- 2009-03-02 JP JP2009047738A patent/JP5423054B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006267743A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、画像形成方法 |
JP2008020806A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、画像形成方法 |
JP2008107769A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-05-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2008170627A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012163736A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、静電荷像現像用トナーの製造方法及び画像形成装置 |
KR101528321B1 (ko) * | 2011-04-21 | 2015-06-11 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 정전하상 현상용 토너, 정전하상 현상용 현상제, 토너 카트리지, 프로세스 카트리지, 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법 |
US9104125B2 (en) | 2011-04-21 | 2015-08-11 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developing developer, toner cartridge, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method |
JP2015001590A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、及び画像形成方法 |
JP2015072363A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | コニカミノルタ株式会社 | 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法 |
JP2015148724A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
US9568849B2 (en) | 2015-01-09 | 2017-02-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Liquid developer, developer cartridge, and image forming apparatus |
JP2018049150A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
CN109557780A (zh) * | 2017-09-26 | 2019-04-02 | 富士施乐株式会社 | 静电图像显影用色调剂及其应用、图像形成装置及方法 |
CN109557780B (zh) * | 2017-09-26 | 2023-12-05 | 富士胶片商业创新有限公司 | 静电图像显影用色调剂及其应用、图像形成装置及方法 |
CN110609460A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 柯尼卡美能达株式会社 | 定影装置、图像形成装置以及印刷品的生产方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5423054B2 (ja) | 2014-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4535106B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤 | |
JP4858165B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5423054B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4127313B1 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4404136B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4816345B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
KR101357542B1 (ko) | 정전잠상 현상용 토너, 정전잠상 현상제, 토너 카트리지, 프로세스 카트리지 및 화상 형성 장치 | |
US9134636B2 (en) | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, and toner cartridge | |
JP2009217053A (ja) | 静電荷現像用トナー、静電荷現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2009223055A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2008224976A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5375486B2 (ja) | 電子写真用トナー及びその製造方法、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置 | |
JP2009139408A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2009122522A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、画像形成装置、プロセスカートリッジ、定着方法、及び画像形成方法 | |
JP4389665B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP2008015023A (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像用トナーの製造方法、静電潜像現像剤、画像形成方法、及び画像形成装置 | |
JP2007086494A (ja) | 静電荷現像用トナー及びその製造方法、並びに画像形成方法 | |
JP5454538B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、静電荷像現像用トナーの製造方法及び画像形成装置 | |
JP5470858B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2015175938A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5304102B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5790370B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP2010231068A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5223556B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2010091875A (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131029 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5423054 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |