JP2010196671A - 冷却装置および作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却ファンの回転速度を高めることなく、冷却ファンの風量を十分に大きくすることができる冷却装置および作業機械を提供する。
【解決手段】冷却装置において、ファンシュラウドは、冷却ファン21の外周側に設けられる。リング部51は、内周壁部52と、外周壁部53と、底部54とを有し、ファンシュラウドに設けられる。内周壁部52は、冷却ファン21の外周側を覆うように設けられ、円管状の形状を有する。外周壁部53は、内周壁部52の外周側を囲むように配置され、円管状の形状を有する。底部54は、外周壁部53の先端および内周壁部52の先端よりも冷却ファン21による空気の流れ方向の上流側に位置しており内周壁部52と外周壁部53との間に設けられる。そして、内周壁部52の外周面と外周壁部53の内周面との間隔が、底部54側から内周壁部52と外周壁部53との先端側に向けて次第に広がっている。
【選択図】図8

Description

本発明は、冷却装置および作業機械に関する。
従来、建設機械などの作業機械に搭載される冷却システムは、主に、ラジエータおよび冷却ファンから構成されている。ラジエータは、エンジンとの間で冷却媒体を循環させ、冷却媒体を外気によって冷却する。冷却ファンは、ラジエータを通る空気の流れを生成して、ラジエータでの熱交換を促進させる。さらに、ラジエータと冷却ファンとの間には、ラジエータから冷却ファンへの空気の流れを案内するファンシュラウドが設けられる(例えば、特許文献1参照)。
近年は、エンジンの総熱量の増大により、ラジエータの水温が上昇することが問題となっている。その問題を解決するためには、例えば冷却ファンの回転速度を高くすることで、冷却ファンによる空気の流量を多くすることが考えられる。しかし、冷却ファンの回転速度を高めると、騒音が大きくなるという問題がある。
そこで、エンジンの冷却システムの冷却能力を向上させるとしても、冷却ファンの回転速度を大きくすることなく、冷却ファンによる空気の流量を多くすることが必要である。そのため、上述した特許文献1に記載のファンシュラウドでは、ファンシュラウドの先端に2つの筒状部が設けられている。これにより、ファンシュラウドでの空気の逆流が防止され、冷却ファンによる空気の流量を増大させることができる。
特開2006−132380号公報
しかし、特許文献1に記載のファンシュラウドの構造だけでは、冷却ファンによる空気の流量の増大に限界があり、さらなる空気の流量の増大が望まれている。
本発明の課題は、冷却ファンの回転速度を高めることなく、冷却ファンによる空気の流量を十分に大きくすることができる冷却装置および作業機械を提供することにある。
第1発明にかかる冷却装置は、冷却ファンと、ファンシュラウドと、リング部とを備える。ファンシュラウドは、冷却ファンの外周側に設けられる。リング部は、内周壁部と、外周壁部と、底部とを有し、ファンシュラウドに設けられる。内周壁部は、冷却ファンの外周側を覆うように設けられ、円管状の形状を有する。外周壁部は、内周壁部の外周側を囲むように配置され、円管状の形状を有する。底部は、外周壁部の先端および内周壁部の先端よりも冷却ファンによる空気の流れ方向の上流側に位置しており内周壁部と外周壁部との間に設けられる。そして、内周壁部の外周面と外周壁部の内周面との間隔が、底部側から内周壁部と外周壁部との先端側に向けて次第に広がっている。
この冷却装置では、リング部の内周壁部と外周壁部との間の空間が、底部側から先端側に向けて次第に広がった形状となる。内周壁部と外周壁部との間に、このような形状の空間が配置されることにより、冷却ファンによる空気の流量を十分に増大させることができる。
第2発明にかかる冷却装置は、第1発明の冷却装置であって、外周壁部の内周面には、先端側ほど内周面が拡径するようにテーパが設けられている。
この冷却装置では、外周壁部の内周面にテーパが設けられることによって、リング部の内周壁部と外周壁部との間の空間が、上記のような形状となる。
第3発明にかかる冷却装置は、第1発明または第2発明の冷却装置であって、内周壁部の外周面には、先端側ほど外周面が縮径するようにテーパが設けられている。
この冷却装置では、内周壁部の外周面にテーパが設けられることによって、リング部の内周壁部と外周壁部との間の空間が、上記のような形状となる。
第4発明にかかる冷却装置は、第3発明の冷却装置であって、内周壁部の内周面には、先端側ほど内周面が縮径するようにテーパが設けられている。
この冷却装置では、内周壁部の内周面に上記のようなテーパが設けられることにより、一対の型を用いてリング部を容易に製造することができる。
第5発明にかかる冷却装置は、第4発明の冷却装置であって、内周壁部の内周面のテーパ角は、内周壁部の外周面のテーパ角よりも小さい。
この冷却装置では、内周壁部の内周面のテーパ角が小さいため、内周壁部の内周面にテーパを設けても、内周壁部の内周面と冷却ファンとの間のチップクリアランスの拡大を抑えることができる。これにより、冷却ファンによる空気の流量の低下を抑えることができる。
第6発明にかかる冷却装置は、第1発明から第5発明のいずれかの冷却装置であって、外周壁部の先端は内周壁部の先端よりも空気の流れ方向の下流側に位置する。また、冷却ファンの外周縁の空気の流れ方向の下流側端部は、内周壁部の先端より空気の流れ方向の下流側に位置している。
この冷却装置では、冷却ファンの外周縁の空気の流れ方向の下流側端部は、内周壁部の先端より空気の流れ方向の下流側、すなわち、内周壁部の外部に配置される。このような冷却ファンと内周壁部との位置関係により、ファンシュラウドおよびリング部による冷却ファンによる空気の流量増大の効果がさらに向上する。
第7発明にかかる作業機械は、エンジンと、エンジンを冷却するための冷却媒体を循環させるラジエータと、ラジエータを通る空気の流れを生成する請求項1から6のいずれかに記載の冷却装置と、を備える。
この作業機械では、リング部の内周壁部と外周壁部との間の空間が、底部側から先端側に向けて次第に広がった形状となる。これにより、冷却ファンによる空気の流量を十分に増大させることができる。
本発明にかかる冷却装置および作業機械では、リング部の内周壁部と外周壁部との間の空間が、底部側から先端側に向けて次第に広がった形状となる。これにより、冷却ファンによる空気の流量を十分に増大させることができる。
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの外観図。 エンジンルームのエンジンフードを開けた状態を示す図。 エンジンフード内の構成を示す平面図。 エンジンフード内の冷却装置の構成を示す平面図。 冷却装置の構成を示す斜視図。 エンジンと冷却装置の位置関係を示す模式図。 冷却装置が備えるリング部の正面図。 図7におけるIX−IX断面図。 本発明の実施形態に係る冷却装置と従来の冷却装置との性能を比較するグラフ。 リング部の製造に用いられる型の一例を示す断面図。
[全体構成]
本発明にかかる作業機械の一実施形態としての油圧ショベル1を図1に示す。この油圧ショベル1は、下部走行体2と、旋回台3と、作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジンルーム6と、機器室9と、キャブ10と、冷却装置20(図2参照)とを備えている。
下部走行体2は、覆帯Pを回転させることで、油圧ショベル1を走行させる。また、下部走行体2には、旋回台3が旋回可能に載置されている。
旋回台3は、下部走行体2上において、任意の方向に旋回可能である。旋回台3の上面には、作業機4とカウンタウェイト5とエンジンルーム6とキャブ10とが載置されている。
作業機4は、ブーム11とアーム12とバケット13とを有する。ブーム11は、旋回台3に回転可能に取り付けられている。アーム12は、ブーム11に回転可能に取り付けられている。バケット13は、アーム12に回転可能に取り付けられている。これらの部材は、油圧シリンダ11a,12a,13aによって駆動され、これにより、掘削などの作業が行われる。
カウンタウェイト5は、例えば鋼板製の箱の中に屑鉄やコンクリート等を入れて固めたものであって、掘削などの作業の際に車体のバランスをとるために設けられている。カウンタウェイト5は、エンジンルーム6の後方に配置されている。
エンジンルーム6は、図2に示すように、カウンタウェイト5に隣接して配置されている。エンジンルーム6は、点検用の上部開口を有しており、上部開口を開閉可能にエンジンフード14が設けられている。エンジンルーム6には、下部走行体2および作業機4を駆動するための駆動源であるエンジン6aと、冷却装置20が収容されている。
機器室9は、作業機4の後方に配置されており、図示しない燃料タンク、作動油タンク、および、操作弁などを収容する。作動油タンクには、油圧シリンダ11a,12a,13aなどの油圧アクチュエーターを駆動するための作動油が貯留される。
キャブ10は、オペレータが作業機4の先端部を見通せるように、旋回台3上における作業機4の側方に配置されている。
冷却装置20は、エンジンルーム6内においてエンジン6aに隣接して配置されている。冷却装置20は、エンジン6aの冷却水や作動油などを冷却する。以下、冷却装置20の構成について詳細に説明する。
[冷却装置20の構成]
冷却装置20は、エンジン6aの冷却水や、作動油を冷却する装置である。図3から図6に示すように、冷却装置20は、冷却ファン21と、クーリングコア30と、ファンシュラウド40とを有している。
冷却ファン21は、エンジン6aに直結されており、エンジン6aによって回転駆動される。図5に示すように、冷却ファン21は、軸流ファンであり、ボス部21bと、ボス部21bの周りに設けられた複数の羽根部材21aとを有する。冷却ファン21は、回転駆動されることによって、クーリングコア30を通る空気の流れを生成する。なお、羽根部材21aの枚数は、冷却ファン21の送風量および大きさによって異なるが、一般的には、6枚から11枚程度とされている。冷却ファン21が駆動されると、図3および図6において矢印Fで示すように、クーリングコア30から冷却ファン21に向かう方向への空気の流れが形成される。つまり、冷却ファン21によって生成される空気の流れの中においては、クーリングコア30の下流側に冷却ファン21が配置される。なお、以下の説明において、図3および図6の矢印Fの方向を空気流れ方向と呼ぶ。また、図3,4,6,8において左側を上流側、右側を下流側とする。
クーリングコア30は、冷却媒体としての冷却水を空気との熱交換によって冷却するユニットである。クーリングコア30は、図4に示すように、ラジエータ31、オイルクーラ32、アフタークーラ33等を含む。
ラジエータ31は、エンジン6aを冷却するための冷却水を循環させて、冷却ファン21によって流れる空気との間で熱交換を行わせることによって冷却水の温度を低下させる。
オイルクーラ32は、作動油タンクから油圧回路に供給されて温度が上昇した作動油と、冷却ファン21によって流れる空気との間において熱交換を行わせることで、作動油の温度を低下させる。
アフタークーラ33は、エンジン6aのターボチャージャ(図示せず)からの圧縮空気と、冷却ファン21によって流れる空気との間において熱交換を行わせることによって、圧縮空気を冷却する。圧縮空気は、冷却された後にエンジン6aの吸気マニホールドへと送られる。
ファンシュラウド40は、図5および図6に示すように、冷却ファン21の羽根部材21aの外周部分を覆うように取り付けられており、ケース部41を有している。ケース部41は、羽根部材21aの外周部分に沿って形成された円形の開口を有する箱状の部材である。また、ケース部41には、リング部51が取り付けられている。
リング部51は、冷却ファン21による空気の流量を増大させるための部材である。リング部51は、ケース部41とは別体の単独の部材であり、ケース部41の開口の内周縁に取り付けられている。リング部51は、樹脂製であり、射出成形などの公知の成形技術によって製造される。リング部51は、図6から図8に示すように、内周壁部52と、外周壁部53と、底部54と、フランジ部55とを有しており、これらの部分が一体的に形成されている。
内周壁部52は、冷却ファン21の外周側を覆うように設けられており、円管状の形状を有している。図6に示すように、内周壁部52は、ケース部41の開口の縁に位置しており、冷却ファン21の外周縁に近接している。内周壁部52の径は、冷却ファン21の外径よりも大きく、両者の間の隙間(以下、「チップクリアランス」と呼ぶ)Gは例えば15mmである。また、図8に示すように、内周壁部52の外周面56には、先端側すなわち空気流れの下流側ほど外周面56が縮径するようにテーパが設けられている。また、内周壁部52の内周面57には、先端側ほど内周面57が縮径するようにテーパが設けられている。内周壁部52の内周面57のテーパ角b2は、内周壁部52の外周面56のテーパ角b1よりも小さい。例えば、内周壁部52の外周面56のテーパ角b1は1°であり、内周壁部52の内周面57のテーパ角b2は0.5°である。なお、内周壁部52の先端において、外周側の角部63は曲面でつながれているが、内周側の角部64は曲面でつながれていないシャープエッジとなっている。また、内周壁部52の空気流れの上流側端部の角部67もシャープエッジとなっている。
外周壁部53は、円管状の形状を有しており、内周壁部52の外周側を囲むように内周壁部52と同心に配置されている。外周壁部53は、内周壁部52に対して径方向に間隔を隔てて配置されており、外周壁部53と内周壁部52との間には環状の空間Sが設けられている。外周壁部53の内周面58には、先端側ほど内周面58が拡径するようにテーパが設けられている。また、外周壁部53の外周面59には、先端側ほど外周面59が縮径するようにテーパが設けられている。外周壁部53の内周面58のテーパ角a2と外周壁部53の外周面59のテーパ角a1とは同じ大きさであり、例えば、1°である。なお、外周壁部53の先端において、外周側の角部61は曲面でつながれているが、内周側の角部62は曲面でつながれていないシャープエッジとなっている。
内周壁部52の空気流れ方向長さは、外周壁部53の空気流れ方向長さより小さい。また、外周壁部53の空気流れ方向下流側端部は、内周壁部52の空気流れ方向下流側端部よりも、空気流れ方向の下流側に位置している。冷却ファン21の外周縁の空気流れ方向の下流側端部は、内周壁部52の先端より空気流れ方向の下流側に位置している。
底部54は、内周壁部52の先端および外周壁部53の先端よりも空気流れ方向の上流側において内周壁部52と外周壁部53との間に設けられており、平坦な形状を有する。具体的には、底部54は、外周壁部53の空気流れ方向の上流側端部と、内周壁部52の空気流れ方向の上流側端部とを連結している。底部54は、外周壁部53と内周壁部52との間の空間Sの空気流れ方向の上流側を閉じている。なお、底部54の空間S側の表面と、内周壁部52の外周面56との間の角部65は曲面でつながれている。また、底部54の空間S側の表面と、外周壁部53の内周面58との間の角部66も曲面でつながれている。
フランジ部55は、外周壁部53の外周側に設けられており、平坦な形状を有する。フランジ部55には、周方向に間隔を隔てて複数の孔68が設けられており、これらの孔68には金属製のパイプ部材69が挿入されている。これらのパイプ部材69に、リング部51をケース部41に固定するためのボルトが挿入される。また、フランジ部55の外周面74には、空気流れの下流側ほど外周面74が縮径するようにテーパが設けられている。このフランジ部55の外周面74のテーパ角Cは、外周壁部53の内周面58のテーパ角a2および外周壁部53の外周面59のテーパ角a1よりも大きく、例えば、1.5°である。
[特徴]
この冷却装置20では、上記のようなリング部51が設けられることにより、冷却ファン21による空気の流量を増大させることができる。特に、リング部51は、内周壁部52の外周面56と外周壁部53の内周面58との間隔が、底部54側から内周壁部52と外周壁部53との先端側に向けて次第に広がるような形状となっている。これにより、ファンシュラウド40によって冷却ファン21による空気の流量を増大させる効果をより向上させることができる。
図9において、本実施形態の冷却装置20による空気の流量(風量)と騒音の大きさとの関係をL1で示す。また、比較例として従来の冷却装置による空気の流量と騒音の大きさとの関係をL2で示す。比較例の冷却装置では、内周壁部52の外周面56と外周壁部53の内周面58との間隔が一定となっている。図9から明らかなように、騒音の大きさが同じ場合、本実施形態による冷却装置20の方が比較例の冷却装置よりも風量が大きくなっている。
また、内周壁部52の外周面56には、先端側すなわち空気流れの下流側ほど外周面56が縮径するようにテーパが設けられている。そして、内周壁部52の内周面57には、先端側ほど内周面57が縮径するようにテーパが設けられている。このため、例えば図10に示すような一対の型71,72を用いて、リング部51を容易に製造することができる。すなわち、内周壁部52の内周面57に、先端側ほど内周面57が拡径するようにテーパが設けられている場合には、図10において、型71を外す際に(矢印A1参照)、型71と干渉してしまう。この場合、型71を分割する必要が生じ、製造装置がより複雑になってしまう。しかし、内周壁部52を上記のようなテーパ形状とすることにより、リング部51を容易に製造することができる。
さらに、内周壁部52の内周面57のテーパ角b2は、内周壁部52の外周面56のテーパ角b1よりも小さい。このため、冷却ファン21と内周壁部52の内周面57との間のチップクリアランスG(図6参照)を小さくすることができる。これにより、内周壁部52に上記のようなテーパが設けられても、冷却ファン21による空気の流量を低下させる要因となるチップクリアランスの増大を抑えることができる。
[他の実施形態]
(a)上記の実施形態では、内周壁部52の外周面56と外周壁部53の内周面58との両方にテーパが設けられているが、いずれか一方にのみテーパが設けられてもよい。また、内周壁部52の外周面56のテーパ角と外周壁部53の内周面58のテーパ角とが、異なっていてもよい。
(b)内周壁部52の内周面57にテーパが設けられず、空気流れ方向と平行になっていてもよい。また、外周壁部53の外周面59にテーパが設けられず、空気流れ方向と平行になっていてもよい。
(c)外周壁部53、内周壁部52、底部54、フランジ部55が一体に形成されるのではなく、これらの一部または全てが別体に形成されてもよい。
本発明は、冷却ファンの回転速度を高めることなく、冷却ファンによる空気の流量を十分に大きくすることができる効果を有し、冷却装置および作業機械として有用である。
6a エンジン
20 冷却装置
21 冷却ファン
31 ラジエータ
40 ファンシュラウド
51 リング部
52 内周壁部
53 外周壁部
54 底部

Claims (7)

  1. 冷却ファンと、
    前記冷却ファンの外周側に設けられるファンシュラウドと、
    前記冷却ファンの外周側を覆うように設けられる円管状の内周壁部と、前記内周壁部の外周側を囲むように配置される円管状の外周壁部と、前記外周壁部の先端および前記内周壁部の先端よりも前記冷却ファンによる空気の流れ方向の上流側に位置しており前記内周壁部と前記外周壁部との間に設けられる底部と、を有し、前記ファンシュラウドに設けられるリング部と、
    を備え、
    前記内周壁部の外周面と前記外周壁部の内周面との間隔が、前記底部側から前記内周壁部と前記外周壁部との先端側に向けて次第に広がっている、
    冷却装置。
  2. 前記外周壁部の内周面には、先端側ほど前記内周面が拡径するようにテーパが設けられている、
    請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記内周壁部の外周面には、先端側ほど前記外周面が縮径するようにテーパが設けられている、
    請求項1または2に記載の冷却装置。
  4. 前記内周壁部の内周面には、先端側ほど前記内周面が縮径するようにテーパが設けられている、
    請求項3に記載の冷却装置。
  5. 前記内周壁部の内周面のテーパ角は、前記内周壁部の外周面のテーパ角よりも小さい、
    請求項4に記載の冷却装置。
  6. 前記外周壁部の先端は前記内周壁部の先端よりも空気の流れ方向の下流側に位置し、
    前記冷却ファンの外周縁の空気の流れ方向の下流側端部は、前記内周壁部の先端より空気の流れ方向の下流側に位置している、
    請求項1から5のいずれかに記載の冷却装置。
  7. エンジンと、
    前記エンジンを冷却するための冷却媒体を循環させるラジエータと、
    前記ラジエータを通る空気の流れを生成する請求項1から6のいずれかに記載の冷却装置と、
    を備える作業機械。
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