JP2010194302A - 歩行補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膝関節に相当する関節部が利用者の体幹から前方に飛び出す量を減少させるようにした歩行補助装置を提供する。
【解決手段】第1関節部を介して利用者を支持して荷重を伝達可能な支持部材10に揺動支点(曲率中心32a)を中心に揺動自在に連結される第1リンク22と第2関節部(第3関節部30)を介して第1リンクに連結される第2リンク26などを備えると共に、利用者が支持部材に支持されるとき、アクチュエータを動作させて第1リンクと第2リンクを相対変位させて利用者の歩行を補助する装置において、スライダに固定されるギヤとアクチュエータに連結されるギヤからなる距離減少機構70を備え、それにより、第2関節部を中心として第1リンクと第2リンクがなす角度が減少するにつれ、第2関節部から揺動支点までの距離dを減少させる。
【選択図】図8

Description

この発明は歩行補助装置に関し、より詳しくは利用者の下半身に装着させてその歩行を補助する歩行補助装置の膝関節が前方に飛び出す量を減少させるようにしたものに関する。
近年、利用者の歩行を補助する歩行補助装置としては、例えば下記の特許文献1記載の技術が知られている。
特許文献1記載の歩行補助装置にあっては、利用者を支持して荷重を伝達可能な支持部材と、利用者の足部を収容自在な靴部と、股関節に相当する関節部を介して支持部材に揺動支点を中心として揺動自在に連結される第1リンク(大腿リンク)と、靴部に連結されると共に、膝関節に相当する関節部を介して第1リンクに連結される第2リンク(下腿リンク)とを有する脚リンクと、第1リンクと第2リンクに連結されるアクチュエータとを備え、利用者が支持部材に支持されるとき、アクチュエータを動作させて第1リンクと第2リンクを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者の歩行を補助するように構成される。
特開2007−20909号公報
特許文献1記載の歩行補助装置にあっては上記のように構成することで、利用者の身長の差異を膝関節に相当する関節部の角度を調整することで吸収できるなどの利点がある反面、この関節部が利用者の体幹から前方に飛び出してしまうため、鉛直軸回りの慣性力を増加させると共に、外観上で違和感を与える不都合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、膝関節に相当する関節部が利用者の体幹から前方に飛び出す量を減少させるようにした歩行補助装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、利用者を支持して利用者の荷重を伝達可能な支持部材と、揺動機構からなる第1関節部を介して前記支持部材に揺動支点を中心に揺動自在に連結されると共に、第1リンクと前記第1リンクに第2関節部を介して連結される第2リンクを有する脚リンクと、アクチュエータとを備え、前記アクチュエータを駆動して前記第1リンクと前記第2リンクを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じさせて利用者の歩行を補助する歩行補助装置において、前記第2関節部を中心として前記第1リンクと第2リンクがなす角度が減少するにつれ、前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させる距離減少機構を備える如く構成した。
請求項2に係る歩行補助装置にあっては、前記第1関節部は前記支持部材に固定されて前記揺動支点を曲率中心とする円弧状のガイドレールと、前記ガイドレールに移動自在に係合されるスライダとからなり、前記脚リンクが前記ガイドレールの曲率中心を中心として揺動自在に前記支持部材に連結されると共に、前記アクチュエータは、前記第1リンクにおいて前記第1関節部と前記第2リンクを連結する連結ロッドに接続される如く構成した。
請求項3に係る歩行補助装置にあっては、前記距離減少機構は、前記スライダに固定されるスライダ側ギヤと、前記スライダ側ギヤに噛合すると共に、前記アクチュエータに連結されるリンク側ギヤと、一端が前記リンク側ギヤに固定されると共に、他端が前記連結ロッドに回動自在に連結されるロッカアームとからなり、前記リンク側ギヤを前記アクチュエータで駆動して前記ロッカアームを回動させて前記連結ロッドを後退させ、よって前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させる如く構成した。
請求項4に係る歩行補助装置にあっては、前記スライダ側ギヤの歯数が前記リンク側ギヤの歯数より大きい如く構成した。
請求項5に係る歩行補助装置にあっては、前記距離減少機構は、前記スライダに固定されるウォームとギヤからなるウォームギヤ機構の一方と、前記連結ロッドに固定されると共に、前記アクチュエータに連結される前記ウォームギヤ機構の他方とからなり、前記他方を前記アクチュエータで駆動して前記連結ロッドを後退させ、よって前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させる如く構成した。
請求項6に係る歩行補助装置にあっては、前記距離減少機構は、前記スライダに形成されるガイドと、前記ガイドに移動自在に係合されると共に、前記連結ロッドに固定される第2のスライダとからなり、前記第2のスライダを前記アクチュエータで駆動して前記連結ロッドを後退させ、よって前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させる如く構成した。
請求項7に係る歩行補助装置にあっては、前記距離減少機構は、前記スライダと前記連結ロッドを移動自在に連結するリンク機構からなり、前記リンク機構を前記アクチュエータで駆動して前記連結ロッドを後退させ、よって前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させる如く構成した。
請求項1にあっては、利用者を支持して利用者の荷重を伝達可能な支持部材と、揺動機構からなる第1関節部を介して前記支持部材に揺動支点を中心に揺動自在に連結されると共に、第1リンクと前記第1リンクに第2関節部を介して連結される第2リンクを有する脚リンクと、アクチュエータとを備え、前記アクチュエータを駆動して前記第1リンクと前記第2リンクを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じさせて利用者の歩行を補助する歩行補助装置において、第2関節部を中心として第1リンクと第2リンクがなす角度が減少するにつれ、第2関節部から揺動支点までの距離を減少させる距離減少機構を備える如く構成したので、第2関節部を膝関節相当の関節とするとき、その関節部が利用者の体幹から前方に飛び出す量を減少させることができ、鉛直軸回りの慣性力を低減できると共に、外観上の違和感も減少させることができる。
請求項2に係る歩行補助装置にあっては、第1関節部は支持部材に固定されて揺動支点を曲率中心とする円弧状のガイドレールと、ガイドレールに移動自在に係合されるスライダとからなり、脚リンクがガイドレールの曲率中心を中心として揺動自在に支持部材に連結されると共に、アクチュエータは、第1リンクにおいて第1関節部と第2リンクを連結する連結ロッドに接続される如く構成したので、上記した効果に加え、膝関節に相当する第2関節部の角度を調整することで利用者の身長の差異を効果的に吸収することができる。
請求項3に係る歩行補助装置にあっては、距離減少機構は、スライダに固定されるスライダ側ギヤと、それに噛合すると共に、アクチュエータに連結されるリンク側ギヤと、一端がリンク側ギヤに固定されると共に、他端が連結ロッドに回動自在に連結されるロッカアームとからなり、リンク側ギヤをアクチュエータで駆動してロッカアームを回動させて連結ロッドを後退させ、よって第2関節部から揺動支点までの距離を減少させる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を簡易にすることができる。
請求項4に係る歩行補助装置にあっては、スライダ側ギヤの歯数がリンク側ギヤの歯数より大きい如く構成したので、上記した効果に加え、減速してトルクを増加させることができ、その分だけアクチュエータを小型にすることができる。
請求項5に係る歩行補助装置にあっては、距離減少機構は、スライダに固定されるウォームとギヤからなるウォームギヤ機構の一方と、第1リンクに固定されると共に、アクチュエータに連結される他方とからなり、他方をアクチュエータで駆動して連結ロッドを後退させ、よって第2関節部から揺動支点までの距離を減少させる如く構成したので、上記した効果に加え、第2関節部が利用者の体幹から前方に飛び出す量を一層滑らかに減少させることができる。
請求項6に係る歩行補助装置にあっては、距離減少機構は、スライダに形成されるガイドと、ガイドに移動自在に係合されると共に、連結ロッドに固定される第2のスライダとからなり、第2のスライダをアクチュエータで駆動して連結ロッドを後退させ、よって第2関節部から揺動支点までの距離を減少させる如く構成したので、上記した効果に加え、ギヤを用いないことでフリクションを低減させることができる。
請求項7に係る歩行補助装置にあっては、距離減少機構は、スライダと連結ロッドを移動自在に連結するリンク機構からなり、リンク機構をアクチュエータで駆動して連結ロッドを後退させ、よって第2関節部から揺動支点までの距離を減少させる如く構成したので、上記した効果に加え、同様に、ギヤを用いないことでフリクションを低減させることができる。
この発明の第1実施例に係る歩行補助装置の斜視図である。 図1に示す歩行補助装置の側面図である。 図1に示す歩行補助装置の正面図である。 図1などに示す駆動機構と第1リンクなどの側面断面図である。 図1などに示す距離減少機構を含む歩行補助装置(写真で示す)の側面図である。 図1などに示す第3関節部の屈曲時(膝関節角度の減少時)と伸展時(膝関節角度の増加時)の距離減少機構の動作を示す拡大側面図である。 図6に示す距離減少機構の背面図である。 図6に示す距離減少機構を含む歩行補助装置(写真で示す)の側面図である。 図1に示す歩行補助装置において膝角度に対する第1リンクの長さを示すグラフである。 図6に示す距離減少機構を用いたときの歩行補助装置において脚リンクの長さに対する第3関節部が前方に飛び出す量を示すグラフである。 この発明の第2実施例に係る距離減少機構の第3関節部の屈曲時(膝関節角度の減少時)と伸展時(膝関節角度の増加時)の状態を示す拡大側面図である。 図11に示す第1関節部付近の断面図である。 図12のXIII−XIII線断面図である。 この発明の第3実施例に係る距離減少機構の第3関節部の屈曲時(膝関節角度の減少時)と伸展時(膝関節角度の増加時)の状態を示す拡大側面図である。 この発明の第4実施例に係る距離減少機構の第3関節部の屈曲時(膝関節角度の減少時)と伸展時(膝関節角度の増加時)の状態を示す拡大側面図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る歩行補助装置を実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の第1実施例に係る歩行補助装置の斜視図、図2はその側面図、図3はその正面図である。
図1から図3を参照して説明すると、歩行補助装置Dは、利用者(人)Pが跨ぐように着座(跨座)することで利用者を支持可能な支持部材(荷重伝達部材)10と、利用者の左右の足部に装着される左右一対の靴部12と、支持部材10と左右一対の靴部12との間に設けられる、左右一対の脚リンク14と、駆動機構16を備え、支持部材10に設けられたベルト(図示せず)を介して利用者Pの下半身に装着されてその歩行を補助する。
左右の脚リンク14はアルミ材からなり、それぞれ支持部材10に(人でいえば股関節に相当する)第1関節部20を介して連結される第1リンク(大腿リンク)22と、靴部12に(人でいえば足首関節に相当する)第2関節部24を介して連結される第2リンク(下腿リンク)26と、第1リンク22と第2リンク26とを連結する(人でいえば膝関節に相当する)第3関節部30とを備える。
脚リンク14の第1リンク22と第2リンク26は駆動機構16に連結され、第1リンク22と第2リンク26は駆動機構16により、第3関節部30を中心として、より正確には第3関節部30の関節軸30aを中心として相対変位(駆動)させられる。
支持部材10は、利用者Pが跨座自在なサドル状のシート部10aと、シート部10aに隣接して配置されてシート部10aを支持する支持フレーム10bと、支持フレーム10bにおいてシート部10aの後端(利用者Pから見て)を越えて立ち上がり、利用者Pの腰に当接自在な腰当て部10cとを備える。腰当て部10cには利用者Pの把持可能に把持部(グリップ)10dが取り付けられる。
シート部10aはクッション材から製作されると共に、支持フレーム10bと腰当て部10cは、シート部10aに比して剛性の高い素材から製作される。
各脚リンク14と支持部材10を連結する第1関節部20の揺動機構は、支持部材10に固定される円弧状のガイドレール32と、ガイドレール32に係合されると共に、各脚リンク14の一端に固定されるスライダ34とからなる。図2では左側のガイドレール32のみ示すが、図3に示す如く、ガイドレール32とスライダ34は右側にも設けられる。ガイドレール32とスライダ34もアルミ材からなる。
スライダ34には複数個のローラ36が取り付けられる。ローラ36はガイドレール32に形成された溝内に転動自在に収容され、よってスライダ34は、図2に矢印で示す如く、移動自在にガイドレール32に係合される。
即ち、脚リンク14は、ガイドレール32の曲率中心32aを中心として(揺動支点として)支持部材10の長手方向に揺動自在に構成される。またガイドレール32は支持部材10の腰当て部10cに、支持部材10の長手方向に配置された支軸38に軸支され、支軸38を中心として支持部材10の横方向に揺動自在に構成される。
このように脚リンク14はガイドレール32の曲率中心32aを揺動支点として前後方向(利用者Pの進行において)に揺動自在に構成されることから、支持部材10に対して利用者Pの上半身の体重(荷重)の作用点が揺動支点32aの前方にずれて支持部材10が前下がりに傾斜した場合、揺動支点32aが支持部材10の重力方向において上方に位置するため、体重の作用点は揺動支点32aの下方で後方に変位し、揺動支点32aと体重の作用点との前後方向距離が減少して支持部材10に対する回転モーメントも減少する。
次いで、体重作用点が揺動支点32aの真下まで変位したところで支持部材10に作用する回転モーメントは零になり、支持部材10は安定する。このように支持部材10が自動的に安定状態に収束するため、支持部材10が利用者Pの股下位置で前後方向にずれることがない。
また、ガイドレール32は揺動支点(支軸)38を介して横方向(利用者Pの進行において)に揺動自在に構成されることから、脚リンク14を横方向に揺動させることができ、利用者Pは脚を自由に外転させることができる。
靴部12は、利用者Pの足部が収容自在な靴12aと、靴12aの内部に配置されて利用者Pの足を戴置可能なL字状(利用者Pの進行方向から見たとき)のカーボン材からなる連結部材12bと、連結部材12bの底面に配置されるウレタンゴムなどのゴム状弾性材からなる中敷12cとを備える。連結部材12bには各脚リンク14の第2リンク26が3軸構造の第2関節部24を介して連結される。
図4は駆動機構16と第1リンク22などの側面断面図である。
駆動機構16は、第1リンク22の先端の付近に配置されるアクチュエータ(電動モータ)40と、アクチュエータ40の回転を減速機40a(図3に示す)で減速して出力する出力軸40bと、出力軸40bに固定されるロッカアーム(駆動クランクアーム)42と、第2リンク26に第3関節部30の関節軸30aと同心に固定された従動クランクアーム44と、ロッカアーム42と従動クランクアーム44を連結する、換言すればアクチュエータ40に接続されると共に、第1関節部20と第2リンク26を連結する連結ロッド46で構成される。このように、第1リンク22は具体的には、第1リンク22とロッカアーム42と従動クランクアーム44と連結ロッド46からなる4節機構から構成される。
即ち、第1リンク22は中空構造にされ、その内部に連結ロッド46が収容される。連結ロッド46は、一端がロッカアーム42に枢着部46aで、他端が従動クランクアーム44に枢着部46bで枢着、即ち、回転自在に連結される。
図4に示す如く、第1リンク22において連結ロッド46の駆動クランクアーム42への枢着部46aと従動クランクアーム44への枢着部46bとを結ぶ線が、アクチュエータ40の出力軸40bと第3関節部30の関節軸30aとを結ぶ線に斜交するように配置される。第1リンク22にはバッテリケース22aが添設され、その内部にはバッテリ50が収容され、アクチュエータ40などに動作用の電力を供給する。
次いで、利用者Pの歩行を補助する歩行アシスト制御について説明する。
図2に示す如く、靴部12において中敷12cの下面には前後一対の1軸の力センサ60が設けられ、利用者Pの足部の中趾節関節(MP関節)部分と踵部分とに作用する荷重(圧力)に応じた出力を生じると共に、第2関節部24には2軸の力センサ62が組み込まれ、第2関節部24に作用する力(支持部材10と各脚リンク14の重量による力との合力)に応じた出力を生じる。
上記したセンサ60,62の出力は、支持部材10の支持フレーム10bの内部に収納されたコントローラ64に送られる。コントローラ64はCPU,ROM,RAMおよび入出力I/Oを備えたマイクロコンピュータからなり、利用者Pの歩行を補助するアシスト力を発生するアシスト制御を実行する。
即ち、コントローラ64は、予め設定されるアシスト力の設定値に、力センサ60の出力から算出された利用者Pの両足部に作用する全荷重に対する各足部の荷重の割合を乗算し、よって得た積を各脚リンク14で発生すべきアシスト力の目標値とする。アシスト力の設定値は、例えば、装置Dの荷重(重量)を60[N]、アシスト力を30[N]とすると、90[N]となる。
アシスト力は、図2において第1関節部20における脚リンク14の前後方向の揺動支点32aと第2関節部24における脚リンク14の前後方向の揺動支点とを結ぶ線(以下「基準線」といい、L1で示す)の上に作用することから、コントローラ64は、力センサ62の出力に基づき、基準線L1上に作用する実際のアシスト力を検出し、検出された実際のアシスト力が目標値となるように駆動機構16の動作を制御する。
より具体的にはコントローラ64は、利用者Pが支持部材10のシート部10aに着座して支持されるとき、駆動機構16のアクチュエータ40を駆動して連結ロッド46を介して脚リンク14の第1リンク22と第2リンク26を第3関節部30の関節軸30aを中心として相対変位させ、利用者Pの荷重の少なくとも一部を支持する支持力、即ち、アシスト力を生じさせて利用者Pの歩行を補助する。
脚リンク14で発生されたアシスト力は支持部材10を通じて利用者Pの体幹に伝達され、利用者Pの脚に作用する荷重を軽減して歩行を補助する。利用者Pとしては、工場などで立ち作業する作業者なども予定される。
この実施例に係る歩行補助装置Dにおいて特徴的なことは、第3関節部30を中心として第1リンク22と第2リンク26がなす角度(以下「膝角度」という)が減少するにつれ、第2関節部(第3関節部30。より正確には第3関節部30の関節軸30a)から揺動支点(曲率中心32a)までの距離を減少させる距離減少機構70を備える如く構成したことにある。図示の簡略化のため、図1などで距離減少機構70の図示を省略した。
以下、それについて説明する。
図5は距離減少機構70を含む装置D(写真で示す)の側面図、図6は図1などに示す第3関節部30の屈曲時(膝関節角度の減少時)と伸展時(膝関節角度の増加時)の距離減少機構70の動作を示す拡大側面図、図7はその背面図である。
図示の如く、距離減少機構70は、スライダ34に固定されるスライダ側ギヤ70aと、スライダ側ギヤ70aに噛合すると共に、アクチュエータ40に連結されるリンク側ギヤ70bと、前記したロッカアーム42とからなる。ロッカアーム42は一端がリンク側ギヤ70bに固定されると共に、他端が連結ロッド46に回動自在に連結される。
スライダ側ギヤ70aはセクタ歯車からなり、スライダ34にボルト止めされた三角形状の2枚のプレート70a1に取り付けられ、2枚のプレート70a1を介してスライダ34に固定される。リンク側ギヤ70bは、図7に示す如く、アクチュエータ40、より具体的にはその出力軸40bに固定(連結)される。尚、スライダ側ギヤ70aの歯数はリンク側ギヤ70bの歯数より大きく、例えばスライダ側2:リンク側1などに設定される。
図8から図10を参照して距離減少機構70の動作および作用を説明する。
図8は距離減少機構70を含む歩行補助装置Dの側面図、図9は膝角度に対する第1(大腿)リンク22の長さを示すグラフ、図10は脚リンク14の長さに対する第3関節部(膝関節)30が前方に飛び出す量を示すグラフである。
前記した如く、歩行補助装置Dは第3関節部30が利用者Pの体幹から前方に飛び出すように構成して利用者Pの身長の差異を吸収しているが、その結果、鉛直軸回りの慣性力が増加すると共に、外観上で違和感を与える不都合があった。
そこで、この実施例においては、図6に示すように第3関節部30から揺動支点(曲率中心32a)までの距離を減少させる距離減少機構70を備え、リンク側ギヤ70bをアクチュエータ40で駆動してロッカアーム42を回動させることで、連結ロッド46を後退させるようにした。
それにより、図8に示す如く、膝角度が減少、換言すれば第3関節部30が屈曲するにつれ、第3関節部30(より正確には第3関節部30の関節軸30a)から揺動支点(曲率中心32a)までの距離dを減少、より具体的には最長、長、中、短と減少させるように構成した。
即ち、リンク側ギヤ70bをアクチュエータ40で駆動してロッカアーム42を回動させて連結ロッド46を後退させ、よって第1関節部20を利用者の進行方向において後方に後退させる、換言すれば図9に示す如く、膝角度が減少するにつれ、第1リンク22の長さを実質的に減少させるように構成した。
これにより、図10に示す如く、脚リンク14の長さが減少、即ち、膝角度が減少するにつれ、膝関節が前方に飛び出す量(第3関節部30が利用者Pの進行方向前方に飛び出す量)を、距離減少機構70を設けない場合に比し、矢印で示す量だけ減少することができた。
上記した如く、この実施例にあっては、利用者Pを支持して利用者の荷重を伝達可能な支持部材10と、揺動機構からなる第1関節部20を介して前記支持部材10に揺動支点(曲率中心32a)を中心に揺動自在に連結されると共に、第1リンク22と前記第1リンク22に第2関節部(第3関節部30)を介して連結される第2リンク26を有する脚リンク14と、アクチュエータ40とを備え、前記アクチュエータ40を駆動して前記第1リンク22と第2リンク26を相対変位させて利用者Pの荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じて利用者Pの歩行を補助する歩行補助装置Dにおいて、前記第2関節部(第3関節部30)を中心として前記第1リンク22と第2リンク26がなす角度が減少するにつれ、前記第2関節部(第3関節部30。より正確にはその関節軸30a)から前記揺動支点(曲率中心32a)までの距離dを減少させる距離減少機構70を備える如く構成したので、第2関節部(第3関節部30)を膝関節相当の関節とするとき、その第2関節部(第3関節部30)が利用者Pの体幹から前方に飛び出す量をその分だけ減少させることができ、鉛直軸回りの慣性力を低減できると共に、外観上の違和感も減少させることができる。
また、前記第1関節部20は前記支持部材10に固定されて前記揺動支点を曲率中心32aとする円弧状のガイドレール32と、前記ガイドレール32に移動自在に係合されるスライダ34とからなり、前記脚リンク14が前記ガイドレール32の曲率中心32aを中心として揺動自在に前記支持部材10に連結されると共に、前記アクチュエータ40は、前記第1リンク22において前記第1関節部20と前記第2リンク26を連結する連結ロッド46に接続される如く構成したので、上記した効果に加え、膝関節に相当する第2関節部(第3関節部30)の角度を調整することで利用者Pの身長の差異を効果的に吸収することができる。
また、前記距離減少機構70は、前記スライダ34に固定されるスライダ側ギヤ70aと、前記スライダ側ギヤ70aに噛合すると共に、前記アクチュエータ40に連結されるリンク側ギヤ70bと、一端が前記リンク側ギヤ70bに固定されると共に、他端が前記連結ロッド46に回動自在に連結されるロッカアーム42とからなり、前記リンク側ギヤ70bを前記アクチュエータ40で駆動して前記ロッカアーム42を回動させて前記連結ロッド46を後退させ(第1リンク22の長さを実質的に減少させ)、よって前記第2関節部(第3関節部30)から前記揺動支点までの距離dを減少させる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を簡易にすることができる。
また、前記スライダ側ギヤ70aの歯数が前記リンク側ギヤ70bの歯数より大きい如く構成したので、上記した効果に加え、減速してトルクを増加させることができ、その分だけアクチュエータ40を小型にすることができる。
図11は第2実施例に係る距離減少機構70の第3関節部30の屈曲時(膝関節角度の減少時)と伸展時(膝関節角度の増加時)の状態を示す拡大側面図、図12は図11(a)に示す第1関節部20付近の断面図、図13は図12のXIII―XIII線断面図である。
図示の如く、第2実施例にあっては、駆動機構16のアクチュエータ40の出力軸40bは、連結ロッド46の軸方向と平行に配置されるように構成した。アクチュエータ40は第1実施例と同様に電動モータからなる。
図12と図13を参照して説明すると、第2実施例において駆動機構16は、アクチュエータ(電動モータ)40の出力軸40bからベルトプーリ機構(後述)を介して伝達される回転駆動力を直動軸72の軸方向の並進力に変換するボールネジ機構74を収容した筐体76を備える。筺体76は大略ボックス状の主筐体76aと、その一端に固定された中空の副筐体76bから構成され、それらの内部を直動軸72が挿入される。
図11(a)(b)などに示す如く、第1リンク22には第3関節部30の関節軸30aと平行な軸を有する支軸80が横方向から貫通させられ、筐体76は支軸80の軸回りに揺動可能なように第1リンク22に支持される。主筐体76aの内部にはボールネジ機構74の主要部が収容される。直動軸72はボールネジ機構74のネジ軸として利用され、その外表面には螺旋状のネジ溝72aが刻設される。
ボールネジ機構74は直動軸72に同軸に嵌められた筒状のナット部材74aと、ナット部材74aの内周にネジ溝72aに係合するように保持された複数個のボール74bとを備え、ナット部材74aを直動軸72の軸回りに回転させることにより、ボール74bがネジ溝72aに沿って移動しつつ、直動軸72がナット部材74aに対して軸方向に移動するように構成される。
ナット部材74aの一端には、ナット部材74aと同軸に直動軸72に嵌められる筒状部材82が固定される。筒状部材82は直動軸72との間に間隙を有しつつ、筐体76の内部に収容される。ナット部材74aと筒状部材82は、直動軸72の軸回りに一体に回転するように、筐体76に支承される。
アクチュエータ40の出力軸40bには前記したベルトプーリ機構84の駆動プーリ84aが固定されると共に、筒状部材82には被動プーリ84bが固定され、両者は副筐体76bに穿設された切り欠き部を通って延びるベルト84cで連結される。
これにより、アクチュエータ40が出力軸40bから出力する回転駆動力はベルトプーリ機構84を介して筒状部材82に伝達され、筒状部材82とナット部材74aが一体に回転駆動され、それに伴って直動軸72が軸方向に移動される。
即ち、アクチュエータ40の回転駆動力が、ベルトプーリ機構84とボールネジ機構74を介して直動軸72の軸方向の並進力に変換され、直動軸72によって連結ロッド46が軸方向に移動させられるように構成される。
上記を前提として図11に戻って説明すると、第2実施例の距離減少機構70はウォーム86aとギヤ86bからなるウォームギヤ機構86を備える。ウォームギヤ機構86の一方、具体的にはギヤ86bはスライダ34にボルト86b1を介して固定される。
他方、アクチュエータ40の出力軸40bはベルトプーリ機構84の駆動プーリ84aの先端側で延長させられ、その外表面にウォーム86a、即ち、ウォームギヤ機構86の他方が刻設され、ギヤ86bと噛合する。ウォーム86aはステー86a1を介して主筐体76a、換言すれば連結ロッド46の基端に取り付けられる。尚、残余の構成は第1実施例と異ならない。
かかる構成において、アクチュエータ40が駆動され、減速機40aを介してその出力軸40bが回転されると、ウォーム86aは進退し、それによって連結ロッド46の基端が図11に示すよう後退する。
即ち、図11(a)(b)に示す如く、第3関節部30の屈曲時、ウォーム86aを後退させて連結ロッド46を後退させる(第1リンク22の長さを実質的に減少させる)ことで、第3関節部30から揺動支点(曲率中心32a)までの距離dをaだけ減少させることができ、それによって膝関節が前方に飛び出す量(第3関節部30が利用者Pの進行方向前方に飛び出す量)をその分だけ減少することができる。
上記した如く、第2実施例にあっては、前記距離減少機構70は、前記スライダ34に固定されるウォーム86aとギヤ86bからなるウォームギヤ機構86の一方と、前記連結ロッド46に固定されると共に、前記アクチュエータ40に連結される前記ウォームギヤ機構86の他方とからなり、前記他方を前記アクチュエータ40で駆動して前記連結ロッド46を後退させ、よって前記第2関節部(第3関節部30)から前記揺動支点までの距離dを減少させる如く構成したので、第3関節部30を膝関節相当の関節とするとき、第2関節部(第3関節部30)が利用者Pの体幹から前方に飛び出す量をその分だけ減少させることができ、鉛直軸回りの慣性力を低減できると共に、外観上の違和感も減少させることができる。また、第2関節部(第3関節部30)が利用者の体幹から前方に飛び出す量を一層滑らかに減少させることができる。
図14はこの発明の第3実施例に係る距離減少機構70の第3関節部30の屈曲時(膝関節角度の減少時)と伸展時(膝関節角度の増加時)の状態を示す部分断面側面である。
第3実施例に係る歩行補助装置Dは第2実施例の変形例であり、ウォームギヤ機構に代え、ガイドと第2のスライダを備えるようにした。即ち、図14(a)に示す如く、第3実施例に係る距離減少機構70にあってはスライダ34の先端側が横方向に拡大されて幅広に形成されると共に、そこにガイド90、より具体的には90a、90bが形成される。ガイド90aはスライダ34の先端に穿設されたスロットからなり、ガイド90bはスライダ34に突設されたピンからなる。
第2のスライダ92はガイド90に移動自在に係合され、三角形状の第2のスライダ92aとプレート状の第2のスライダ92bを備える。
第2のスライダの一方92aにはピン92a1が突設されると共に、他方92bにはスロット92b1が穿設される。第2のスライダの一方92aはピン92a1をスロット90aに挿入させると共に、他方92bはスロット92b1にガイド90bのピンを挿入させることで、ガイド90a,90bに移動自在に係合される。
第2のスライダの一方92aは主筐体76a、換言すれば連結ロッド46の基端に取り付けられると共に、他方92bは連結ロッド46の途中に固定される。尚、残余の構成は第1実施例と異ならない。
かかる構成において、アクチュエータ40が駆動され、その出力軸40bが回転されると、第2のスライダの一方92aは進退する。即ち、図14(a)と図14(b)の対比から明らかな如く、第3関節部30の屈曲時、第2のスライダ92aを後退させて連結ロッド46を後退させる(第1リンクの長さを実質的に減少させる)ことで、第3関節部30から揺動支点(曲率中心32a)までの距離dをbだけ減少させ、膝関節が前方に飛び出す量(第3関節部30が利用者Pの進行方向前方に飛び出す量)をその分だけ減少することができる。
尚、第2のスライダの他方92bは、一方92aのガイド90aに対する横方向の移動を案内するために設けられ、アクチュエータ40が駆動されても進退しない。
上記した如く、第3実施例にあっては、前記距離減少機構70は、前記スライダ34に形成されるガイド90と、前記ガイド90に移動自在に係合されると共に、前記連結ロッド46に固定される第2のスライダ92a,92bとからなり、前記第2のスライダ92a,92bを前記アクチュエータ40で駆動して前記連結ロッド46を後退させ、よって前記第2関節部(第3関節部30。より正確にはその関節軸30a)から揺動支点(曲率中心32a)までの距離dを減少させる如く構成したので、第2関節部(第3関節部30)を膝関節相当の関節とするとき、第2関節部(第3関節部30)が利用者Pの体幹から前方に飛び出す量をその分だけ減少させることができ、鉛直軸回りの慣性力を低減できると共に、外観上の違和感も減少させることができる。ギヤを用いないことでフリクションを低減させることができる。
図15はこの発明の第4実施例に係る距離減少機構70の第3関節部30の屈曲時(膝関節角度の減少時)と伸展時(膝関節角度の増加時)の状態を示す部分断面側面である。
第4実施例に係る歩行補助装置Dは第3実施例の変形例であり、第2のスライダに代え、リンク機構を備えるようにした。即ち、図15(a)に示す如く、距離減少機構70にあっては、第3実施例と同様、スライダ34の先端側が横方向に拡大されて幅広に形成されると共に、そこにリンク機構94、より具体的には第3のリンク94a、第4のリンク94bの一端が連結される。
第3のリンク94aの他端は主筐体76a、換言すれば連結ロッド46の基端に取り付けられると共に、第4のリンク94bは連結ロッド46の途中に固定される。尚、残余の構成は第1実施例と異ならない。
かかる構成において、リンク機構94はスライダ34と連結ロッド46を移動自在に連結することから、アクチュエータ40が駆動され、その出力軸40bが回転されると、リンク機構94を介して連結ロッド46はスライダ34に対して進退する。
即ち、図15(a)(b)に示す如く、第3関節部30の屈曲時、リンク機構94を介して連結ロッド46を後退させる(第1リンクの長さを実質的に減少させる)ことで、第3関節部30から揺動支点までの距離dをcだけ減少させ、膝関節が前方に飛び出す量(第3関節部30が利用者Pの進行方向前方に飛び出す量)をその分だけ減少することができる。
上記した如く、第4実施例にあっては、前記距離減少機構70は、前記スライダ34と前記連結ロッド46を移動自在に連結するリンク機構94からなり、前記リンク機構94を前記アクチュエータ40で駆動して前記連結ロッド46を後退させ、よって前記第2関節部(第3関節部30。より正確にはその関節軸30a)から揺動支点(曲率中心32a)までの距離dを減少させる如く構成したので、第2関節部(第3関節部30)を膝関節相当の関節とするとき、その関節部30が利用者Pの体幹から前方に飛び出す量をその分だけ減少させることができ、鉛直軸回りの慣性力を低減できると共に、外観上の違和感も減少させることができる。同様に、ギヤを用いないことでフリクションを低減させることができる。
尚、この発明を実施例から説明したが、この発明は実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、駆動機構として電動モータを例示したが、それに止まるものではない。
D 歩行補助装置、10 支持部材、10a シート部、10b 支持フレーム、10c 腰当て部、10d 把持部、12 靴部、12a 靴、12b 連結部材、12c 中敷、14 脚リンク、16 駆動機構、20 第1関節部、22 第1リンク、24 第2関節部、26 第2リンク、30 第3関節部(第2関節部)、32 ガイドレール、32a 曲率中心(揺動支点)、34 スライダ、36 ローラ、40 アクチュエータ(電動モータ)、40a 減速機、40b 出力軸、42 ロッカアーム(駆動クランクアーム)、44 従動クランクアーム、46 連結ロッド、50 バッテリ、60 圧力センサ、62 力センサ、64 コントローラ、70 距離減少機構、70a スライダ側ギヤ、70b リンク側ギヤ、72 直動軸、72a ネジ溝、74 ボールネジ機構、74a ナット部材、76 筐体、76a 主筐体、76b 副筐体、80 支軸、82 筒状部材、84 ベルトプーリ機構、84a 駆動プーリ、84b 被動プーリ、84c ベルト、86 ウォームギヤ機構、86a ウォーム、86b ギヤ、90 ガイド、92 第2のスライダ、94 リンク機構、94a 第3のリンク、94b 第4のリンク

Claims (7)

  1. 利用者を支持して利用者の荷重を伝達可能な支持部材と、揺動機構からなる第1関節部を介して前記支持部材に揺動支点を中心に揺動自在に連結されると共に、第1リンクと前記第1リンクに第2関節部を介して連結される第2リンクを有する脚リンクと、アクチュエータとを備え、前記アクチュエータを駆動して前記第1リンクと前記第2リンクを相対変位させて利用者の荷重の少なくとも一部を支持するアシスト力を生じさせて利用者の歩行を補助する歩行補助装置において、前記第2関節部を中心として前記第1リンクと第2リンクがなす角度が減少するにつれ、前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させる距離減少機構を備えたことを特徴とする歩行補助装置。
  2. 前記第1関節部は前記支持部材に固定されて前記揺動支点を曲率中心とする円弧状のガイドレールと、前記ガイドレールに移動自在に係合されるスライダとからなり、前記脚リンクが前記ガイドレールの曲率中心を中心として揺動自在に前記支持部材に連結されると共に、前記アクチュエータは、前記第1リンクにおいて前記第1関節部と前記第2リンクを連結する連結ロッドに接続されることを特徴とする請求項1記載の歩行補助装置。
  3. 前記距離減少機構は、前記スライダに固定されるスライダ側ギヤと、前記スライダ側ギヤに噛合すると共に、前記アクチュエータに連結されるリンク側ギヤと、一端が前記リンク側ギヤに固定されると共に、他端が前記連結ロッドに回動自在に連結されるロッカアームとからなり、前記リンク側ギヤを前記アクチュエータで駆動して前記ロッカアームを回動させて前記連結ロッドを後退させ、よって前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させることを特徴とする請求項2記載の歩行補助装置。
  4. 前記スライダ側ギヤの歯数が前記リンク側ギヤの歯数より大きいことを特徴とする請求項3記載の歩行補助装置。
  5. 前記距離減少機構は、前記スライダに固定されるウォームとギヤからなるウォームギヤ機構の一方と、前記連結ロッドに固定されると共に、前記アクチュエータに連結される前記ウォームギヤ機構の他方とからなり、前記他方を前記アクチュエータで駆動して前記連結ロッドを後退させ、よって前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させることを特徴とする請求項2記載の歩行補助装置。
  6. 前記距離減少機構は、前記スライダに形成されるガイドと、前記ガイドに移動自在に係合されると共に、前記連結ロッドに固定される第2のスライダとからなり、前記第2のスライダを前記アクチュエータで駆動して前記連結ロッドを後退させ、よって前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させることを特徴とする請求項2記載の歩行補助装置。
  7. 前記距離減少機構は、前記スライダと前記連結ロッドを移動自在に連結するリンク機構からなり、前記リンク機構を前記アクチュエータで駆動して前記連結ロッドを後退させ、よって前記第2関節部から前記揺動支点までの距離を減少させることを特徴とする請求項2記載の歩行補助装置。
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