JP2010193053A - 撮像装置及びノイズ低減方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】録音時の操作音などの雑音を低減する手段を提供する。
【解決手段】音声を取得する音声取得手段と、音声付動画記録中又は録音中における撮像レンズを駆動するモータの駆動及び/又はユーザからの操作に係わる操作部材の操作と、駆動及び/又は操作の時間と、を検出する検出手段と、検出手段にて検出された駆動及び/又は操作の履歴を、音声付動画記録又は音声録音の時間と関連付けて履歴データとして保存する履歴保存手段と、を備え、履歴データと、音声付動画または音声と、を関連付けて保存する。
【選択図】図3

Description

本発明は、録音の際に生じる、操作音などの雑音を軽減する撮像装置及びノイズ低減方法に関する。
光学ズームを有するデジタルスチルカメラは、レンズの小型化を図るため鏡筒が伸縮する沈胴タイプのレンズを採用している場合が多い。小型化が図れる一方で、このタイプのレンズは、駆動トルクが大きいためモータやギアなどから発生する雑音が大きい。
また、光学ズームを搭載していない場合でも、フォーカスモータを駆動する際にも、同様に雑音が発生する。このように、コンパクトに設計されたデジタルスチルカメラのレンズは、駆動時に発生する雑音が大きい。
また、音声付動画機能を有するデジタルスチルカメラでは、動画像を記録する際、ズームモータ、フォーカスモータからの雑音が入らないように光学ズームやフォーカス動作を禁止してデジタルズームのみにするか、音声に入る雑音を許容して光学ズーム等を動作させるか、のどちらかを採用している場合が多い。しかしながら、ボタン操作によるクリック音においてはそれを許容して、なおかつこれらを考慮したマイクの設置は、構造上の制約から困難である。
デジタルカメラ及びボイスレコーダによる音声録音時の機械的駆動音、クリック音の対策としては、以下のような方法が従来より提案されている。
1.動画撮影時は光学ズームを動かさず、デジタルズームのみ行う。
2.動画撮影時、レンズ、フォーカス等の駆動時、録音レベルを、下げるまたは0にして無音として録音する。
3.複数のマイクロホンを配置し、ズームレンズ駆動モータ又はフォーカスレンズ駆動モータが騒音を発生している期間には、ズームレンズ駆動モータ及びフォーカスレンズ駆動モータの騒音を最も集音しないように配置された第2マイクロホンが集音した音声をメモリに記憶させる。(特許文献1参照)
4.動画撮影時、機械的振動ノイズ発生時にキャンセルさせるような逆位相を掛ける。(特許文献2参照)
5.録音用マイク、雑音集音用マイクを配置し、録音時に録音用マイクのデータから雑音集音用マイクのデータを減算することでレンズ等の雑音低減を実現する。(特許文献3参照)
しかしながら、音声付動画撮影時にフォーカス、ズーム駆動を禁止する撮影方法では撮影シーンが限定されてしまう。また、ズーム駆動、フォーカス駆動時の録音レベルを下げる、0にする等の方法は、収音された音声が不自然になってしまう。
また、特許文献1や特許文献3に記載の技術では、モノラル音声録音でも、複数の収音マイクを有する必要が在り、コスト、実装面積ともに大きくなってしまう。
また、特許文献2のように録音時にフィルタ処理、逆位相を掛ける等の方法では、CPUの性能によってはデータのアンダーフローの危険性や処理が間に合わない等、時間的制約が絶対の音声処理において実現不可能な場合があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、録音時の操作音などの雑音を低減する手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における撮像装置は、音声を取得する音声取得手段と、音声付動画記録中又は録音中における撮像レンズを駆動するモータの駆動及び/又はユーザからの操作に係わる操作部材の操作と、駆動及び/又は操作の時間と、を検出する検出手段と、検出手段にて検出された駆動及び/又は操作の履歴を、音声付動画記録又は音声録音の時間と関連付けて履歴データとして保存する履歴保存手段と、を備え、履歴データと、音声付動画または音声と、を関連付けて保存することを特徴とする。
モータ駆動時及び/又は操作部材の操作時の音のノイズ特性データを保存するノイズ特性データ保存手段と、音声付動画または音声を不揮発性メモリに保存する際に、履歴保存手段にて保存された履歴データと、ノイズ特性データ保存手段にて保存されたノイズ特性データと、を用いて音声取得手段により取得した音声データからノイズ成分を低減するノイズ低減手段と、を備え、ノイズ成分が低減された音声付動画または音声を不揮発性メモリに記録することを特徴とする。
不揮発性メモリに保存された音声付動画または音声を再生する再生手段を備え、ノイズ低減手段は、再生手段により音声付動画または音声を再生する際に、履歴保存手段にて保存された履歴データと、ノイズ特性データ保存手段にて保存されたノイズ特性データと、を用いて音声取得手段により取得した音声データからノイズ成分を低減することを特徴とする。
また、本発明におけるノイズ低減方法は、音声を取得する音声取得ステップと、音声付動画記録中又は録音中における撮像レンズを駆動するモータの駆動及び/又はユーザからの操作に係わる操作部材の操作と、駆動及び/又は操作の時間と、を検出する検出ステップと、検出ステップにて検出された駆動及び/又は操作の履歴を、音声付動画記録又は音声録音の時間と関連付けて履歴データとして保存する履歴保存ステップと、を備え、履歴データと、音声付動画または音声と、を関連付けて不揮発性メモリに保存することを特徴とする。
モータ駆動時及び/又は操作部材の操作時の音のノイズ特性データを保存するノイズ特性データ保存ステップと、音声付動画または音声を不揮発性メモリに保存する際に、履歴保存ステップにて保存された履歴データと、ノイズ特性データ保存ステップにて保存されたノイズ特性データと、を用いて音声取得手段により取得した音声データからノイズ成分を低減するノイズ低減ステップと、ノイズ成分が低減された音声付動画または音声を不揮発性メモリに記録するステップと、を備えることを特徴とする。
不揮発性メモリに保存された音声付動画または音声を再生する再生ステップを備え、ノイズ低減ステップは、再生ステップにより音声付動画または音声を再生する際に、履歴保存ステップにて保存された履歴データと、ノイズ特性データ保存ステップにて保存されたノイズ特性データと、を用いて音声取得ステップにより取得した音声データからノイズ成分を低減することを特徴とする。
本発明により、複数のマイクを備えるなど、特別な部材なしで、録音時の操作音などの雑音を低減する手段を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの操作部材、駆動部材の音声の特性データ登録方法を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの音声付動画撮影時の撮影方法を示すフローチャート図である。 録音データの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの音声付動画再生時のフローチャート図である。 2ch録音(ステレオ録音)の場合における収集データに標本化定理を利用した場合の実施例である。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態は、撮像装置をデジタルスチルカメラシステムとしているが、これに限るものではなく、音声録音、音声付動画撮影が可能な撮像装置について適用可能である。
図1は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラの構成図である。本デジタルカメラは、全体の動作を中央処理装置(CPU)1によって統括制御されている。
CPU1は、操作部24(POWER(電源)ボタン、シャッタボタン、ズームレバー(望遠)/(広角)、モード切替スイッチ、再生ボタン、ADJ.ボタン、削除/セルフタイマーボタン、↑/MODEボタン、→/クイックレビューボタン、MENU/OKボタン、↓/マクロボタン、←/フラッシュボタン、DISP.ボタン20)から入力される操作信号に基き、所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラの全体を統括制御する。
バス2を介してCPU1と接続されたフラッシュROM3には、CPUが実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ、ユーザ設定情報などのデジタルカメラの動作に関する各種設定情報等が格納されている。
メモリ(SDRAM)4は、CPU1の演算作業用領域、画像データ(Raw−RGB画像データ、YUV画像データ、圧縮伸張画像データ)等の一時記憶領域として利用される。
鏡胴ユニット5は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ51と、フォーカスレンズ52と、それらを制御するレンズ駆動部6と、絞り53と、それらを制御する絞り駆動部7と、メカシャッタ54と、メカシャッタを制御するシャッタ駆動部8と、からなる。
シャッタ駆動部6、絞り駆動部7と、レンズ駆動部8とは、CPU1からの駆動指令により駆動制御される。
デジタルカメラの電源がオン状態になると、制御プログラムはメモリ(SDRAM)4にロードされ、CPU1はその制御プログラムに従い、装置各部の動作を制御する。それとともに制御に必要なデータ等を、一時的にメモリ(SDRAM)4に保存する。
フラッシュROM3は、書き換え可能な半不揮発性メモリなので、制御プログラムや制御に必要な各種データ、ユーザ設定情報を変更することが可能となり、機能のバージョンアップが容易に行える。
デジタルカメラは、POWER(電源)ボタンを撮影位置に合わせることで、撮影モードに設定され、撮影が可能になる。そして、撮影モードに設定されることにより、レンズが繰り出され、撮影スタンバイ状態になる。
この撮影モードの下、レンズを通過した被写体光は、絞りを介して固体撮像素子の受光面に結像される。
固体撮像素子は、CCD9で構成されており、その受光面には、所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配列された赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタを介して多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配置されている。
レンズを通過した被写体光は、各フォトダイオードによって受光され、入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、タイミングジェネレータ(TG)から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、アナログ処理部(CDS/AMP)11に加えられる。
アナログ処理部(CDS/AMP)11は、入力された画素ごとのRGB信号をサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)するとともに、増幅し、A/D変換器12に出力する。
A/D変換器12は、アナログ処理部(CDS/AMP)11から出力されたアナログRGB信号をデジタルRGB信号に変換して出力し、このA/D変換器から出力されたデジタルのRGB信号が、センサ入力制御部13を介し、Raw−RGB画像データとしてメモリ(SDRAM)4に取り込まれる。
画像信号処理部14は、メモリに取り込まれたRaw−RGB画像データをCPU1の指令に従って処理し、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb信号)へ変換し、YUV画像データを生成する。
すなわち、画像信号処理部14は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU1からの指令に従って、メモリ(SDRAM)4を活用しながら入力されたRGB信号を信号処理することにより、輝度信号及び色差信号(輝度/色差信号)を生成する。生成された輝度/色差信号は、YUV画像データとしてメモリ(SDRAM)4に格納される。
撮影画像を液晶モニタ17に出力する場合は、YUV画像データが、メモリ(SDRAM)4からOSDMIX部15に送られる。
OSDMIX部15は、入力されたYUV画像データの輝度/色差信号に文字や図形などのオンスクリーンディスプレイデータを重ね合わせて合成され、ビデオエンコーダおよび液晶モニタ信号処理部に出力する。これにより、所要の撮影情報等が画像データに重ねて表示される。
ビデオエンコーダ18は、入力されたYUV画像データの輝度/色差信号を表示用のデジタル表示出力信号(たとえばNTSC方式のカラー複合映像信号)に変換し、D/A変換器19にてデジタル表示出力信号をアナログビデオ出力信号に変換する。
ビデオAMP20は、D/A変換器19から出力されたアナログビデオ信号を、75Ωインピーダンス変換し、テレビなどの外部表示機器と接続するためのAV出力端子21へ出力する。これにより、CCDで撮像された画像がテレビなどの外部表示機器に表示される。
一方、液晶モニタ信号処理部16は、入力されたYUV画像データの輝度/色差信号を液晶モニタ17の入力信号形式であるRGB信号へ変換し、液晶モニタ17へ出力する。これにより、CCDで撮像された画像が液晶モニタ17に表示される。
CCDから画像信号を定期的に取り込み、その画像信号から生成される輝度/色差信号によってメモリ(SDRAM)4内のYUV画像データを定期的に書き換え、液晶モニタ17およびAV出力端子21に出力することにより、CCDで撮像される画像がリアルタイムに表示される。撮影者は、液晶モニタ17にリアルタイムに表示される画像(ライブビュー画像)を見ることにより、撮影画角を確認することができる。
オーディオCODEC23は、ALC(オートレベルコントロール)、PGA(プログラマブルゲインアンプ)、ADCおよびDACを有し、ADC、DACその両方で使用可能なイコライザ、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、デジタルボリュームを有し、それらの機能をCPU1からのシリアル通信により制御が可能である。
マイク25から入力された音声はオーディオCODEC23内でAGC、HPF等の各種アナログフロントエンドブロックを通過後、A/D変換によりデジタルデータに変換されて音声信号処理部22へ送られ、DMAもしくはCPUを介してメモリ(SDRAM)4へ転送される。
音声信号処理部22から送られた音声データは、オーディオCODEC23のDACに送信されアナログデータに変換後、スピーカ26から出力される
図2は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラの機能ブロック図である。本デジタルカメラは、撮像部101と、音声取得部102と、操作検出部103と、記憶部104と、を有して構成される。
撮像部101は、被写体の撮像を行い、音声取得部102とともに動作することで、音声付動画記録が可能となっている。なお音声取得部102は、音声を音声データと取得する。
操作検出部103は、撮像レンズを駆動するモータの駆動やデジタルカメラを操作するための操作部材の操作を検出し、また、そのときの時間を検出する。
記憶部104は、撮像部101及び/又は音声取得部102で取得されたデータや、操作検出部103で検出された操作履歴を関連付けて記憶している。また、モータの駆動や操作音によるノイズ特性のデータを保持する。
次に本発明の実施形態における録音制御について詳細に説明する。まず、操作部材のクリック音、駆動音の特性データの取得に関して説明する。
図3は、本発明の実施形態おける操作部材、駆動部材の音声の特性データの登録方法を示すフローチャート図である。
操作部材のクリック音、駆動部の音声測定において実機で任意の操作部材、駆動部材の動作音、クリック音、をリニアPCM等でサンプリングし、WAVE形式などのファイル形式で録音する。録音したデジタルデータから周波数成分、ピークをスペクトルアナライザ等で抽出する(ステップS201)。
抽出後、表1に示すような測定結果テーブルを作成し、
Figure 2010193053
表1から表2に示すようなプログラム組み込み用のテーブル(操作部材駆動部材音声特性LUT(Look Up Table))を作成する(ステップS202)。
Figure 2010193053
LUTは、データを圧縮するための一手段である。表2に示すデータは、任意の形で不揮発メモリに登録される。ここで、部材IDは任意に決定される。
表1のデータを基に該当する操作部材、駆動部が操作、駆動した際に減衰させる音圧レベルを規定し、表2の減衰量(dB)と減衰量(元データに掛ける係数)とを記録する。撮像装置、録音装置内部では表2における操作部材又は駆動部と、部材IDと、Fc周波数(遮断周波数)と、主要周波数帯域幅と、減衰量(dB)又は減衰量(元データに掛ける係数)と、を不揮発性メモリに記憶させ保持する。
図4は、本発明の実施形態における音声付動画撮影時の撮影方法を示すフローチャート図である。
シャッタボタン押下などにより、音声付動画撮影が開始されると(ステップS301)、操作部、駆動部の操作、動作音などの低減のための同駆動履歴、同操作履歴を記憶するか否か(ノイズ低減録画機能)がユーザにより設定されているか判断を行う(ステップS302)。
ノイズ低減録画機能がONになっていれば、操作部材、駆動部材の動作又は駆動が有るか否かの判断を行う(ステップS303)。
操作部材、駆動部材の動作又は駆動が有れば、駆動ステータスを監視するプログラム、制御からの情報を基に表3に示すような操作部の操作、及び駆動部駆動履歴データを保存する(ステップS304)。
Figure 2010193053
表3は、操作部材の操作履歴、駆動部の駆動履歴として、フレーム数もしくは経過秒数と動作または操作された部材を表2の部材IDに置き換え、SDRAMもしくは不揮発性メモリにデータとして保存される。
表3におけるフレーム数は、差分値を持つことでデータ量を圧縮が可能である。また、表3における現在のフレーム数は、(フレーム数/フレームレート)により秒数に変換可能で余りを切り捨てることで履歴のサンプル数そのものを減らすことが可能である。また、表3の履歴データの取得の間隔は可変で、秒単位、VOP単位、フレーム単位と処理の負荷に応じて選択する。
ユーザによる音声付動画撮影の終了操作、もしくは記憶容量がなくなることによる当該撮像装置、録音装置の自発的な音声付動画撮影完了判定が行われたか否かを判断し(ステップS305)、終了判断がされれば、動画撮影の完了処理を行う(ステップS306)。
完了処理とは、ファイルのクローズ及びトランケート等のファイルの終端処理であり、表3の履歴データを当該動画ファイルに埋め込む場合はその処理を行う。操作部、駆動部、操作駆動履歴を当該動画ファイルと別ファイルとして保存する場合は、そのクローズ処理を行う。
動画撮影中の各部材の操作又は駆動履歴があるか否かを判断し(ステップS307)、無い場合はそのまま終了する。一方、動画撮影中の各部材の操作又は駆動履歴がある場合には、フレーム数から対応する音声データを探索する、部材IDから表2の操作部材駆動部材音声特性LUTの周波数、レベル情報を取り出し、探索した音声データに対して(不自然な音声に為らないようFend−Fstartの期間が1秒未満の場合は、そのフレームを含む前後の1VOP単位で最低でも1秒分の音声データに対し)、バンドリジェクトフィルタ(バンドパスフィルタ)を施す、またはゲインを下げる、又はその両方を施す等、その操作音、駆動音を低減させるような音声データの変換、補正を行う(ステップS308)。
なお、ステップS302、S303、S304において、「ノイズ低減録画機能の設定判断、及びその記憶処理」は、前記操作部材、駆動部材の動作、操作音の主要周波数成分が、録音の際のサンプリングレートfsの1/2を超える周波数である場合は、標本化定理により完全復元不可能であるため前記駆動履歴、操作履歴情報の記憶処理は行わないようにしてもよい。
また、音声付動画撮影中は光学ズームの駆動を禁止し、オートフォーカスのみを許可する(物理的な駆動音が発生しない電子ズームは許可する)ようにしても良い。これにより、オートフォーカス時のフォーカスモータの音のノイズ低減のみに前記実施形態を注力でき、より原データに近い形でノイズ低減が図れる、等の効果を享受できる。
図5は、録音データの一例を示す図である。図5は、表3に示すデータと対応する。
音声付動画撮影時に同時に生成した表3から始めに390フレーム目〜540フレーム目まで部材ID=6が動作していたことが判るため、当該音声付動画ファイルから390〜540フレーム目までの間の音声データをサーチする(図4破線区間)。
次に、表2からID=6が動作した場合に減衰させるべき減衰量を探索する、つまり0.5倍の値を当該音声付動画ファイルにおける390〜540フレーム目までの間の音声データの値を一律0.5倍する(ゲインを下げる)。
または、表2の部材IDとFc周波数を用いて、バンドリジェクトフィルタ等のフィルタリングにより主要成分の音圧レベルをカットまたは減衰させることで、ID=6の駆動音、操作音を減衰させる。
図6は、本発明の実施形態におけるデジタルカメラの音声付動画再生時のフローチャート図である。
ユーザから動画再生の開始要求があると(ステップS501)、表3に示す操作又は駆動履歴データの情報があるかどうかの判断を行う(ステップS502)。このデータは当該動画ファイルのメタデータ部として、もしくは動画ファイルに関するファイルとして、たとえば同名異拡張子のファイルの何れかの形で存在する。存在しない場合はその後通常の動画再生を行う。
xフレーム目の動画フレームの復号化処理を行う(ステップS503)。
表3と同等の当該動画ファイルの埋め込みデータ、もしくは関連する別ファイルに存在する表3相当のデータから現在のフレーム数と同じFstartの値があるか否かを判断する(ステップS504)
現在のフレーム数と同じFstartの値があれば、オーディオコーデックが持つ機能、AGC(オートゲインコントロール)、デジタルボリューム、イコライザ、フィルタ等を利用し、その部材の動作、操作音を低減するように任意の設定をする(ステップS505)。その任意の設定は表3の部材IDから表2の情報を取り出し、その情報を参考に設定を決定する。
表3と同等の当該動画ファイルの埋め込みデータ、もしくは関連する別ファイルに存在する表3相当のデータから現在のフレーム数と同じFendの値があるか否かを判断する(ステップS506)。
現在のフレーム数と同じFendの値があれば、この段階で実行している操作音、駆動音低減処理を停止する(ステップS507)。なお、実行していない場合は何もしない。
ここまでで、xフレーム目の復号化は完了しているので、フレームのカウントをインクリメントする(ステップS508)。なお、音声ビットストリームの再生は映像ビットストリームと平行してリアルタイムにデコードされている。
xが最終フレームの値と同等になるか、停止操作が行われるまで上記操作を繰り返し(ステップS509)、音声付動画の再生は完了となる。
図7は、2ch録音(ステレオ録音)の場合における表3の収集データに標本化定理を利用した場合の実施例である。
ノイズ元の主要周波数fn、サンプリングレートfsとした時に、
fs<2fn
となるように、ch2のオリジナルデータに対して、エンコード時もしくはデコード時にch1のデータからch2のデータに対して定周期でch1のデータを基に算出した値(*1)をコピーすることにより、ノイズ元に寄り近いほうのマイクch2のデータのサンプリングレートを擬似的に変更し、ノイズ元の主要周波数の復元を抑制する方法である。
*1においてコピーする際コピー元のデータのA/D値 ADDAT_SRCとコピー先のデータのA/D値ADDAT_DSTの差
ΔADDAT=|ADDAT_SRC−ADDAT_DST|
がある一定量を超える場合、ADDAT_DST=|ADDAT_SRC−ADDAT_DST|/2として平均化する、もしくはADDAT_DST=(ADDAT_DST±X)と一定量の減算、加算を行う。
図7において、サンプリングレート:8kHz、チャンネル数:2、ch1:ch2とは別の位置に取り付けられたマイクから取得した音声データのA/D出力、ch2:ズームモータ等のノイズ元により近い位置に配置されたマイクから取得した音声データのA/D出力をそれぞれ示す。
ノイズ発生期間Tnにおけるch2のA/D値:ADDDAT_CH2=300、主要周波数成分2kHzとすると、ノイズ発生期間TnのADDAT_CH2のデータをch1のA/D値:ADDAT_CH1のデータを用いて、オリジナルデータのADDAT_CH2のデータに注目した際にサンプリングクロックが擬似的に1/4に成るように(*2参照)定周期で値Yに変換する。
本例では、
ΔADDAT=|ADDAT_CH1−ADDAT_CH2|
z=50とすると、
IF(ΔADDAT>Z)
Y=(ADDAT_CH1+ADDAT_CH2)/2=(300+220)/2=260
ELSE
Y=ADDAT_CH1
これにより、ノイズ元の原信号fn=2kHzのデータの復元に必要なサンプリング周波数fsrは、
fsr=2×fn=4kHz
Tn期間の変換後データイメージのADDAT_CH2のオリジナルデータの出現周期は*2から擬似的にサンプリングクロックの1/4の2kHzになることでTn期間のノイズ発生時の音声データを自然な形で抑制できる。
図7によれば、デジタルカメラなどの小型機器のように比較的二つのマイクが物理的に近い位置に配置されている場合、擬似的にサンプリングレートを下げることにより、原データ(元のオリジナル)を極力残す形でノイズデータの復元を阻止できる。
本発明の実施形態によれば、デジタルカメラの製造の工程もしくは設計段階での各部材のクリック音、駆動音、動作音の特性データを持ち、音声録音中に、どの操作部材が押下されたか、どの駆動部材が動いたか、などの情報を録音中に別のメタデータとしてログを取り、このデータを用いて音声録音完了時もしくは音声再生時に音声データを変換する。
音声、音声付動画の記録中に駆動部、操作部の操作履歴、駆動履歴を同時に記録し、その履歴情報を用いて記録された音声データのゲインや周波数特性を変えてノイズを低減する、または履歴データを下に再生時に音声デバイスの機能を用いてDACのボリュームを変更する等で再生時にその操作音動作のノイズを低減するため、従来の技術のように複数のマイク等本課題を解消するための部品、部材なしで、動画音声、音声録音時にノイズとして認識されるボタンのクリック音を抑制できる。
また、操作音などのノイズの低減により、録音中制限されていた、録音レベルの変更、ズーム操作等の操作が可能になるため仕様上の制限が無くなり仕様の幅が広がる効果が期待できる。
また、録音完了時もしくは再生時に行う処理により実現するため、CPUのスペックによってタイミングがシビアな録音時に従来技術の様な複雑な処理を行わなくて良いためデータのアンダーフロー等を防ぐことが可能である。
以上、実施の形態を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら実施の形態や具体例に様々な修正および変更が可能である。
101 撮像部
102 音声取得部
103 操作検出部
104 記憶部
特開2005−026957号公報 特開2002−344787号公報 特開2005−244613号公報

Claims (12)

  1. 音声を取得する音声取得手段と、
    音声付動画記録中又は録音中における撮像レンズを駆動するモータの駆動及び/又はユーザからの操作に係わる操作部材の操作と、前記駆動及び/又は前記操作の時間と、を検出する検出手段と、
    前記検出手段にて検出された前記駆動及び/又は前記操作の履歴を、前記音声付動画記録又は音声録音の時間と関連付けて履歴データとして保存する履歴保存手段と、を備え、
    前記履歴データと、前記音声付動画または前記音声と、を関連付けて保存することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記モータ駆動時及び/又は前記操作部材の操作時の音のノイズ特性データを保存するノイズ特性データ保存手段と、
    前記音声付動画または前記音声を保存する際に、前記履歴保存手段にて保存された履歴データと、前記ノイズ特性データ保存手段にて保存されたノイズ特性データと、を用いて前記音声取得手段により取得した音声データからノイズ成分を低減するノイズ低減手段と、を備え、
    ノイズ成分が低減された前記音声付動画または前記音声を不揮発性メモリに記録することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記不揮発性メモリに保存された前記音声付動画または前記音声を再生する再生手段を備え、
    前記ノイズ低減手段は、前記再生手段により前記音声付動画または前記音声を再生する際に、前記履歴保存手段にて保存された履歴データと、前記ノイズ特性データ保存手段にて保存されたノイズ特性データと、を用いて前記音声取得手段により取得した音声データからノイズ成分を低減することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記ノイズ特性データは、前記モータ駆動時及び/又は前記操作部材の操作時の音の周波数特性であり、
    前記ノイズ低減手段は、特性にあわせてバンドパスフィルタの周波数特性を切り換えること特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記ノイズ特性データは、前記モータ駆動時及び/又は前記操作部材の操作時の音の音圧レベルであり、
    ノイズ低減手段は、特性にあわせて音圧レベルの減衰量を切り換えること特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 履歴保存手段は、ユーザにより無効化されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 音声付動画撮影中に光学ズームの駆動を禁止する光学ズーム禁止手段を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. AGC(オートゲインコントロール)、イコライザ、デジタルボリューム等の音声処理機能を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記モータ駆動時及び/又は前記操作部材の操作時のノイズ特性を取得するノイズ特性取得手段を備え、
    前記ノイズ特性データ保存手段は、前記モータ及び/又は操作部材の動作操作音の主要周波数成分が録音時のサンプリングレートfsの1/2を超える周波数の場合は、データとして登録しないことを特徴とする請求項2から8のいずれか1項記載の撮像装置。
  10. 音声を取得する音声取得ステップと、
    音声付動画記録中又は録音中における撮像レンズを駆動するモータの駆動及び/又はユーザからの操作に係わる操作部材の操作と、前記駆動及び/又は前記操作の時間と、を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにて検出された前記駆動及び/又は前記操作の履歴を、前記音声付動画記録又は音声録音の時間と関連付けて履歴データとして保存する履歴保存ステップと、を備え、
    前記履歴データと、前記音声付動画または前記音声と、を関連付けて保存することを特徴とするノイズ低減方法。
  11. 前記モータ駆動時及び/又は前記操作部材の操作時の音のノイズ特性データを保存するノイズ特性データ保存ステップと、
    前記音声付動画または前記音声を保存する際に、前記履歴保存ステップにて保存された履歴データと、前記ノイズ特性データ保存ステップにて保存されたノイズ特性データと、を用いて前記音声取得手段により取得した音声データからノイズ成分を低減するノイズ低減ステップと、
    ノイズ成分が低減された前記音声付動画または前記音声を不揮発性メモリに記録するステップと、を備えることを特徴とする請求項10記載のノイズ低減方法。
  12. 前記不揮発性メモリに保存された前記音声付動画または前記音声を再生する再生ステップを備え、
    前記ノイズ低減ステップは、前記再生ステップにより前記音声付動画または前記音声を再生する際に、前記履歴保存ステップにて保存された履歴データと、前記ノイズ特性データ保存ステップにて保存されたノイズ特性データと、を用いて前記音声取得ステップにより取得した音声データからノイズ成分を低減することを特徴とする請求項11記載のノイズ低減方法。
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