JP2010187760A - ミシンの糸調子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソレノイドの最大駆動時での糸の張力を変化させることなく、糸調子皿の開放量を調整する。
【解決手段】接離可能で糸Tを挟持可能な一対の糸調子皿401,402と、X方向へ移動可能で糸調子皿401と当接して当該糸調子皿401を押さえる皿押さえ403と、C方向へ皿押さえ403を付勢する糸調子ばね404と、糸調子皿401,402及び皿押さえ403に挿通され、X方向へ移動可能な駆動軸406と、駆動軸406に螺合され、皿押さえ403と当接してX方向における当該皿押さえ403の位置を決める位置決めナット407と、駆動軸406に連結された出力軸31のストロークに応じた駆動力をD方向へ作用させるソレノイド3と、X方向へ移動可能に設けられ、駆動軸406と当接してC方向への当該駆動軸406の移動を規制する調整ねじ409及び固定ナット410と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ミシンの糸調子装置に関する。
従来、電気的な制御により糸の張力を変更可能なミシンの糸調子装置として、糸を挟持する糸調子器と、この糸調子器に駆動力を作用させるソレノイドとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図6に示すように、糸調子装置100では、ソレノイド110と糸調子器120とがミシンフレーム101の正面から背面にわたって設けられている。ソレノイド110は、ミシンフレーム101の背面側に設けられており、ミシンフレーム101の前後方向に沿って進退可能な出力軸111を有している。このソレノイド110は、常態で出力軸111を突出させており、駆動すると、出力軸111が没入される方向への駆動力(吸引力)を当該出力軸111に作用させるようになっている。ソレノイド110の駆動力は、この出力軸111のストローク(位置)に応じて変化するようになっており、このストロークがエンド(0)に近いほど大きくなる(図7参照)。ソレノイド110の出力軸111は、糸調子器120の駆動軸121の一端部と連結されている。駆動軸121の他端部には、筒状部材122が挿通され、固定されている。筒状部材122には、可動皿123及び固定皿124からなる一対の糸調子皿123,124と皿押さえ125とが挿通されている。また、筒状部材122の先端には、位置決めナット126及び支持ナット127が設けられている。
この糸調子装置100は、ソレノイド110の駆動により駆動軸121が吸引されて軸線方向へ移動すると、位置決めナット126が皿押さえ125に当接し、皿押さえ125が可動皿123に当接して可動皿123を移動させるようになっている。これにより、可動皿123を固定皿124に接離させることができ、糸調子皿123,124で挟持した糸に付与する張力を増減させることができる。
なお、より高い張力を付与したい場合には、高吸引力のソレノイド110を使用する方法のほか、例えば特許文献2に記載のように、ソレノイド110と糸調子器120とをリンク機構を介して連結させ、このリンク機構のリンク比を下げることにより糸調子皿123,124の閉じ力を増加させる方法等を用いることができる。
ところで、このような糸調子装置100においては、縫製時以外では、ソレノイド110は駆動力を作用させず、糸調子皿123,124は開放状態となっている。これは、ミシン停止時では糸交換などの操作を容易にするため、また、糸の空送り時では糸の繰り出し抵抗によって生地が引っ張られないようにするため、そして、糸切り直後では針糸長さを確保するためである。また、例えば鞄などの縫製では広範囲の糸番手(太さ)の糸が使用されるため、開放状態での糸調子皿123,124間の距離(開放量)を太い糸に合わせて広めに設定しておくと、細い糸を使用した際に、糸が糸調子皿123,124の間で暴れて糸調子皿123,124から外れたり、引き始めに糸調子皿123,124が糸を挟むまでの時間が延びて糸が所望量よりも長く引き出されたりする等の不具合が生じる場合がある。したがって、糸調子皿123,124の開放量は、これらの不具合を防止しつつ糸に負荷が加わらないような適切な値に調整できる必要がある。
そこで、糸調子装置100では、駆動軸121上の位置決めナット126の締結位置を変更することにより、糸調子皿123,124の開放量を調整できるように構成されている。
特開2003−326053号公報 特開2006−34341号公報
しかしながら、上記の糸調子装置100においては、位置決めナット126の位置を変えて糸調子皿123,124の開放量を調整すると、糸の張力が変化してしまうという問題があった。この糸の張力の変化は、以下のようにして生じていた。
例えば、図7に示すように、位置決めナット126の位置を変えて糸調子皿123,124の開放量を調整することにより、ソレノイド110の非駆動時(A0点)から最大駆動時(B0点)までの出力軸111のストローク範囲StがΔStだけ縮まる場合、位置決めナット126と駆動軸121との相対的な位置が変化する。そのため、糸調子皿123,124が最も強く糸を挟持している時、つまりソレノイド110の最大駆動時(B0点)での出力軸111のストロークがΔStだけ変わる。こうして、この時のソレノイド110の駆動力がB0点からB1点までのΔFだけ変化してしまい、この変化した駆動力で挟持される糸の張力も変化してしまっていた。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、ソレノイドの最大駆動時での糸の張力を変化させることなく、糸調子皿の開放量を調整することができるミシンの糸調子装置の提供を目的とする。
前記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
一方が他方に対して接離可能とされ、糸を挟持可能な一対の糸調子皿と、
前記糸調子皿の接離方向へ移動可能とされ、一方の前記糸調子皿と当接して当該一方の糸調子皿を押さえる皿押さえと、
前記一方の糸調子皿と前記皿押さえとの間でミシンフレームに固定されたばね支持部材と、
前記皿押さえと前記ばね支持部材との間に装着され、前記皿押さえが前記一方の糸調子皿から離間する離間方向へ当該皿押さえを付勢する糸調子ばねと、
前記糸調子皿及び前記皿押さえに対し前記糸調子皿の接離方向へ挿通されるとともに、当該接離方向へ移動可能な駆動軸と、
前記駆動軸の一端部に螺合され、前記皿押さえと当接して前記糸調子皿の接離方向における当該皿押さえの位置を決める位置決めナットと、
前記駆動軸の他端部に連結された出力軸を有し、当該出力軸のストロークに応じた駆動力を、前記一方の糸調子皿が前記他方の糸調子皿に当接する方向へ作用させるソレノイドと、
を備えるミシンの糸調子装置において、
前記糸調子皿の接離方向へ移動可能に設けられるとともに、前記駆動軸の一端部と当接して前記糸調子ばねによる前記離間方向への当該駆動軸の移動を規制する規制部材を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンの糸調子装置において、
前記駆動軸の一端部を覆うカバー部材を備え、
前記規制部材は、
前記糸調子皿の接離方向に沿って前記カバー部材に螺合され、前記駆動軸の一端部と当接する調整ねじと、
当該調整ねじを前記カバー部材に固定する固定ナットと、
を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、駆動軸は、一方の糸調子皿が他方の糸調子皿から離間する方向への移動を規制部材によって規制され、糸調子ばねに付勢された皿押さえは、駆動軸に螺合された位置決めナットに当接することで位置が決まる。そして、この皿押さえに一方の糸調子皿が当接して押さえられたときの一対の糸調子皿間の距離として、糸調子皿の開放量が決定される。つまり、規制部材を糸調子皿の接離方向へ移動させることにより、糸調子皿の開放量を調整することができる。
このとき、位置決めナットと駆動軸とは糸調子皿の開放量の調整前後で相対的な位置を変えないので、調整された糸調子皿の開放量の変化分だけ駆動軸の位置も変化する。これにより、糸調子皿が最も強く糸を挟持している時、つまりソレノイドの最大駆動時での駆動軸の位置は調整前後で変化することがなく、この時の糸の張力の変化を防止することができる。
したがって、ソレノイドの最大駆動時での糸の張力を変化させることなく、糸調子皿の開放量を調整することができる。
請求項2に記載の発明によれば、調整ねじのカバー部材への螺合深さを調整して固定ナットで調整ねじをカバー部材に固定することにより、糸調子皿の接離方向における調整ねじの位置を調整することができる。したがって、調整ねじと当接して移動が規制される駆動軸の位置を調整して、糸調子皿の開放量を調整することができる。
ミシンの頭部周辺を示す斜視図である。 糸調子装置の要部を示すミシンの縦断面図である。 糸調子器の断面図である。 (a)糸調子皿の開放状態を示す糸調子器の断面図であり、(b)糸調子皿の閉止状態を示す糸調子器の断面図である。 ソレノイドの駆動力の変化を示すグラフである。 従来の糸調子装置の要部を示すミシンの縦断面図である。 従来の糸調子装置でのソレノイドの駆動力の変化を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明に係るミシンの糸調子装置の最良の実施形態について詳細に説明する。
<ミシンの糸調子装置の構成>
図1に示すように、糸調子装置1は、ミシンMのミシン頭部フレーム2の顎部近傍に正
面から背面に貫通するように設けられており、ミシン頭部フレーム2の正面側(縫製時にユーザが対面する側)で、糸供給源から引き出された糸Tに適度な張力を付与して挟持し、天秤21に導くようになっている。天秤21は、ミシンモータ(図示略)に連結された主軸(図示略)の回転に伴って移動し、ミシン頭部フレーム2に形成された溝2aに沿って上下動することにより、被縫製物に通された糸Tを締め上げる。
図2に示すように、糸調子装置1は、通電される電流量に応じて駆動力を発生させるソレノイド3と、糸Tに張力を付与する糸調子器4と、を備えている。
ソレノイド3は、ミシン頭部フレーム2の背面側に突出して設けられ、その出力軸31がミシン頭部フレーム2の前後方向(図中のX方向)に沿って往復移動可能となっている。出力軸31には、板状の連結部材32を介して糸調子器4の駆動軸406が連結されている。出力軸31が突出している側とは反対側のソレノイド3の端部には、ストッパーカラー33が設けられており、このストッパーカラー33の取付位置を変更することにより、出力軸31のストローク(位置)を調整できるようになっている。
また、ソレノイド3は、常態で出力軸31を突出させており、駆動すると、出力軸31が没入される方向への駆動力(吸引力)を当該出力軸31に作用させるようになっている。ソレノイド3の駆動力は、出力軸31のストロークに応じて変化し、このストロークがエンド(0)に近いほど大きくなる特性を有している(図5参照)。このソレノイド3の駆動力は、ソレノイド3と電気的に接続された制御装置(図示略)により、通電される電流量として制御される。
図3に示すように、糸調子器4は、相互間で糸Tを挟持可能な一対の糸調子皿401,402と、一方(図中上側)の糸調子皿401に当接して当該一方の糸調子皿401を押さえる皿押さえ403と、皿押さえ403を付勢する糸調子ばね404と、糸調子ばね404を支持するばね支持部材405と、ソレノイド3に駆動される駆動軸406と、駆動軸406に締結されるとともに皿押さえ403と当接して当該皿押さえを位置決めする位置決めナット407と、駆動軸406の一端部を覆うカバー部材408と、カバー部材408に螺合される調整ねじ409と、調整ねじ409をカバー部材408に固定する固定ナット410と、を備えている。
一対の糸調子皿401,402は、X方向に沿って並設されており、円形の中心孔に挿通された筒状部材411によってX方向へ接離可能に支持されている。
皿押さえ403は、糸調子皿401に隣接するよう配設され、糸調子皿401側の一端が開口した略中空筒状に形成されている。また、皿押さえ403は、X方向へ移動可能なように駆動軸406に支持されており、一端部が糸調子皿401に当接して当該糸調子皿401を他方の糸調子皿402に対して接離可能としている。
ばね支持部材405は、皿押さえ403の中空内部に収納されるようにして糸調子皿401と皿押さえ403との間に配設され、筒状部材411を介してミシンフレーム2に固定されている。
糸調子ばね404は、一端が皿押さえ403の内面に当接し、他端がばね支持部材405に当接するように、皿押さえ403とばね支持部材405との間に装着されている。ここで、皿押さえ403の内面からばね支持部材405までの距離は、常に糸調子ばね404の自然長よりも短くなるように構成されている。そのため、糸調子ばね404は、皿押さえ403が糸調子皿401から離間する方向(図中のC方向)へ当該皿押さえ403を常に付勢した状態となっている。
駆動軸406は、X方向へ延在するように一端部側が筒状部材411に挿入され、筒状部材411を介して糸調子皿401,402に挿通されるとともに、皿押さえ403にも挿通されている。また、駆動軸406は、他端部にソレノイド3の出力軸31が連結されており(図2参照)、ソレノイド3に駆動されてX方向へ移動可能となっている。ここで、駆動軸406とソレノイド3の出力軸31とは、互いの軸線がX方向に沿って一致するように連結されているため、出力軸31のストローク変化量は、駆動軸406の移動量と等しくなる。
位置決めナット407は、駆動軸406の一端部に螺合されるとともに、皿押さえ403の端面と当接可能に構成されている。この位置決めナット407は、回転操作によりX方向へ移動させてからナット412でダブルナット締結することによりX方向の位置を変えることができ、この位置の変更によって、X方向における皿押さえ403の位置を調整可能となっている。
調整ねじ409は、駆動軸406と軸線を一致させてX方向に沿ってカバー部材408に螺合されており、固定ナット410によってダブルナット締結されてカバー部材408に固定される。このとき、調整ねじ409は、端面が駆動軸406の一端部と当接するように固定されており、これにより、駆動軸406は、一端部が調整ねじ409の端面と当接して、C方向への移動を規制されるようになっている。また、調整ねじ409のカバー部材408への螺合深さを調整することにより、X方向における調整ねじ409の端面の位置、ひいては、駆動軸406の移動が規制される位置を調整することができる。これにより調整ねじ409及び固定ナット410は規制部材を構成する。
<糸調子装置の動作>
続いて、上記構成からなる糸調子装置1の動作について説明する。
まず、ソレノイド3に通電されていない状態では、図4(a)に示すように、糸調子ばね404によってC方向へ付勢された皿押さえ403が位置決めナット407に当接し、位置決めナット407と締結された駆動軸406が調整ねじ409に当接することで各部品のX方向の位置が決まっている。これが糸調子皿401,402の開放状態であり、このときの一対の糸調子皿401,402間のX方向の最大距離が開放量である。
次に、制御装置によりソレノイド3に所望の電流量が通電されると、ソレノイド3は、出力軸31を没入する方向へ吸引して、図4(b)に示すように、一方の糸調子皿401が他方の糸調子皿402に当接する方向(図中のD方向)へ駆動軸406を駆動させる。駆動軸406が駆動されると、位置決めナット407が糸調子ばね404の付勢力に抗して皿押さえ403をD方向へ移動させ、皿押さえ403が糸調子皿401をD方向へ移動させる。そして、糸調子皿401,402が最も強く糸Tを挟持する状態となるまで糸調子皿401がD方向へ移動され、糸Tに張力が付与される。
続いて、糸調子皿401,402の開放量を調整する際の糸調子装置1の動作について説明する。
まず、ソレノイド3を駆動していない状態で、固定ナット410を緩めて調整ねじ409を所望量だけX方向へ移動させる。すると、調整ねじ409をC方向へ移動させた場合には、皿押さえ403及び位置決めナット407を介して糸調子ばね404に付勢された駆動軸406が、一端部を調整ねじ409の端面に当接させるまでC方向へ移動され、調整ねじ409をD方向へ移動させた場合には、調整ねじ409の端面が駆動軸406の一端部を押し、駆動軸406に締結された位置決めナット407が皿押さえ403を押してD方向へ移動させる。こうして、調整ねじ409を移動させた分だけ皿押さえ403がX方向へ移動し、糸調子皿401,402の開放量が調整される。
なお、ミシンMの初期状態(例えば、製造時)では、使用予定の糸Tのうち最も太いものに合わせて、位置決めナット407の位置により糸調子皿401,402の開放量を調整しておき、その後、出荷時の標準糸番手に合わせて、あらためて調整ねじ409を移動させて糸調子皿401,402の開放量を調整するのが好ましい。
<作用効果>
以上のように、本実施形態における糸調子装置1によれば、調整ねじ409をX方向へ移動させることにより、糸調子皿401,402の開放量を調整することができる。
このとき、例えば図5に示すように、調整ねじ409を移動させて糸調子皿401,402の開放量を調整することにより、ソレノイド3の非駆動時(A0点)から最大駆動時(B0点)までの出力軸31のストローク範囲StがΔStだけ縮まる場合、位置決めナット407と駆動軸406とは糸調子皿401,402の開放量の調整前後で相対的な位置を変えないので、調整された糸調子皿401,402の開放量の変化分だけ駆動軸406の位置も変化する。これにより、糸調子皿401,402が最も強く糸Tを挟持している時、つまりソレノイド3の最大駆動時(B0点)での駆動軸406の位置、ひいては出力軸31のストロークは変化することがなく、この時の糸Tの張力の変化を防止することができる。
したがって、ソレノイド3の最大駆動時での糸Tの張力を変化させることなく、糸調子皿401,402の開放量を調整することができる。
また、X方向への調整ねじ409の移動は、ミシン頭部フレーム2の正面側に突出した糸調子器4の外側から行うことが可能であるため、ユーザーによる操作が容易である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では調整ねじ409の移動により出力軸31のストロークを調整することとしたが、ソレノイド3の端部に設けられたストッパーカラー33の取付位置を変更することにより、出力軸31のストロークを調整してもよい。
また、前記規制部材として調整ねじ409及び固定ナット410により駆動軸406の移動が規制されることとしたが、規制部材として調整ねじ409及び固定ナット410を用いる構成に限定されず、駆動軸406の一端部と当接してC方向への当該駆動軸406の移動を規制できるとともに、この当接部位がX方向へ移動可能な構成であればよい。
1 糸調子装置
3 ソレノイド
31 出力軸
4 糸調子器
401 糸調子皿(一方の糸調子皿)
402 糸調子皿(他方の糸調子皿)
403 皿押さえ
404 糸調子ばね
405 ばね支持部材
406 駆動軸
407 位置決めナット
408 カバー部材
409 調整ねじ(規制部材)
410 固定ナット(規制部材)
M ミシン
T 糸

Claims (2)

  1. 一方が他方に対して接離可能とされ、糸を挟持可能な一対の糸調子皿と、
    前記糸調子皿の接離方向へ移動可能とされ、一方の前記糸調子皿と当接して当該一方の糸調子皿を押さえる皿押さえと、
    前記一方の糸調子皿と前記皿押さえとの間でミシンフレームに固定されたばね支持部材と、
    前記皿押さえと前記ばね支持部材との間に装着され、前記皿押さえが前記一方の糸調子皿から離間する離間方向へ当該皿押さえを付勢する糸調子ばねと、
    前記糸調子皿及び前記皿押さえに対し前記糸調子皿の接離方向へ挿通されるとともに、当該接離方向へ移動可能な駆動軸と、
    前記駆動軸の一端部に螺合され、前記皿押さえと当接して前記糸調子皿の接離方向における当該皿押さえの位置を決める位置決めナットと、
    前記駆動軸の他端部に連結された出力軸を有し、当該出力軸のストロークに応じた駆動力を、前記一方の糸調子皿が前記他方の糸調子皿に当接する方向へ作用させるソレノイドと、
    を備えるミシンの糸調子装置において、
    前記糸調子皿の接離方向へ移動可能に設けられるとともに、前記駆動軸の一端部と当接して前記糸調子ばねによる前記離間方向への当該駆動軸の移動を規制する規制部材を備えることを特徴とするミシンの糸調子装置。
  2. 前記駆動軸の一端部を覆うカバー部材を備え、
    前記規制部材は、
    前記糸調子皿の接離方向に沿って前記カバー部材に螺合され、前記駆動軸の一端部と当接する調整ねじと、
    当該調整ねじを前記カバー部材に固定する固定ナットと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のミシンの糸調子装置。
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