JP2010185267A

JP2010185267A - ドアクローザ

Info

Publication number: JP2010185267A
Application number: JP2009052658A
Authority: JP
Inventors: Hajime Roppongi; 肇六本木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2009-02-10
Filing date: 2009-02-10
Publication date: 2010-08-26

Abstract

【課題】撤去後のビス跡の穴埋め補修または、建具の取替えをなくすために、挟み込み式の部材を使用することで、ビスにより建具に穴あけすることなく設置することを可能とした、ドアクローザを提供する。
【解決手段】ドア本体上部にドアクローザ取付け用として、引掛け式のドアクローザ本体取付け部材を設け、ドアの上枠にブラケット取付け用として、挟み込み式のブラケット取付け部材を設ける。取付け部材の固定のため、ドアクローザ本体取付け部材とブラケット取付け部材には固定ボルトを設け、それぞれを締め付けることによりドア本体およびドア上枠に定着する。
以上のように取付けに際して、建具の穴あけを必要としない固定ボルトにより設置できることを特徴とするドアクローザ。
【選択図】図１

Description

本発明は、撤去後のビス跡の穴埋め補修または、建具の取替えをなくすために、挟み込み式の部材を使用することで、ビスにより建具に穴あけすることなく設置することを可能とした、ドアクローザに関するものである。

従来のドアクローザは、設置対象となるドア本体にドアクローザ本体を直接または、ドアクローザ本体取付け部材をビスにより定着し、ドア上枠にはブラケットを同様にビスにより定着していた。

そのために、次のような問題点があった。
（イ）ビスによりドアクローザを設置することで、建具のドア本体およびドア上枠に傷が生じる。
（ロ）建具のドアの厚み、材質や強度により、ビス固定の出来ない仕様のドアには設置ができない。
（ハ）ドアクローザ撤去後に、ビス跡の穴埋め補修または、建具の取替えが必要となる。
このような点から、現状復帰を条件に明け渡しを必要とする賃貸物件のドアや、設置するドアの仕様により、設置可能なドアが限定されるなど不都合が生じていた。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。

ドア本体上部にドアクローザ取付け用として、引掛け式のドアクローザ本体取付け部材を設け、ドアの上枠にブラケット取付け用として、挟み込み式のブラケット取付け部材を設ける。取付け部材の固定のため、ドアクローザ本体取付け部材とブラケット取付け部材には固定ボルトを設け、それぞれを締め付けることによりドア本体およびドア上枠に定着する。
以上のように取付けに際して、建具の穴あけを必要としない固定ボルトにより設置できることを特徴とするドアクローザ。

引掛け式および挟み込み式の取付け部材を使用しての取付けのため、設置の際ビスによる建具のドア本体およびドア上枠の傷が生じなくなる。また、ドアの厚み、材質や強度など設置の条件が緩和されることにより、設置可能となるドアの範囲が広がる。

引掛け式のドアクローザ本体取付け部材および、挟み込み式のブラケット取付け部材は、仮付けして位置決めすることが可能となるため、ビスを使用して設置する場合に生じる煩雑な墨だし作業を必要としなくなり、取付け位置の間違いにも対応でき、取付けが簡易かつ確実に行う事ができる。

取付けに際して、ドア本体およびドア上枠に直接ビスを揉み込むことがないため、ドアクローザ撤去後もビス跡の穴埋め補修または、建具であるドア本体の取替えを必要としなくなり、現状復帰を条件に明け渡しを必要とする賃貸物件のドアへの設置が可能となる。

以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）図２に示すようにドア本体（１）の上部に、ドアクローザ本体取付け部材（３）を引掛ける形で係着し、ドア本体（１）とドアクローザ本体取付け部材（３）を図６に示す固定ボルト（１０）により締め付けることで定着する。この時、固定ボルト（１０）は取付け位置の調整が可能なように仮定着とする。
また、図６に示すドアクローザ本体取付け部材（３）のドア本体への係着部（１４）の開口は、多様なドアに対応するため開口幅に余裕を持たせ、固定ボルト（１０）の締め付けにより定着させる。
（ロ）図２に示すようにドア上枠（２）に、ブラケット取付け部材ａ（４）とブラケット（７）の取付けられたブラケット取付け部材ｂ（６）を挟み込む形で取付ける、その際ブラケット取付け部材ａ（４）の係止溝（５）にブラケット（７）の下端を挿入連結し、ドア上枠（２）への取付け位置の幅に合わせた後ブラケット取付け部材連結ボルト（１１）により連結固定し、固定ボルト（１０）によりドア上枠（２）の上方より締め付けることで定着する。この時、固定ボルト（１０）は取付け位置の調整が可能なように仮定着とする。
ブラケット取付け部材ｂ（６）のドア上枠への係着部（１５）開口は、ドアクローザ本体取付け部材（３）と同様に多様なドアに対応するため開口幅に余裕を持たせ、固定ボルト（１０）の締め付けにより定着させる。また、ブラケット取付け部材ａ（４）とブラケット取付け部材ｂ（６）は、ブラケット取付け部材ａ（４）の係止溝（５）をスライドすることでドア上枠（２）の幅に合わせ、ブラケット取付け部材連結ボルト（１１）の締め付けにより固定する。
（ハ）図２に示すように、ドアクローザ本体取付け部材（３）にドアクローザ本体（８）を設置し、連結アーム（９）をブラケット（７）の連結アーム連結部（１３）に連結装着する。
（ニ）図１に示すように前記部品の全てを設置後、ドアの開閉テストの確認調整後、仮定着の状態にあるドアクローザ本体取付け部材（３）およびブラケット取付け部材ｂ（６）に設置の固定ボルト（１０）の本締めを行い強固に定着する。
本発明は以上のような構造でこれを使用するときは、ドアクローザ本体（８）に装備されるドアクローザの調整弁によりドアを閉める速度を調整し使用します。
また、ドア本体（１）の上部に係着する、ドアクローザ本体取付け部材（３）および、ドア上枠（２）に係着する、ブラケット取付け部材ａ（４）と、ブラケット（７）の取付けられたブラケット取付け部材ｂ（６）は、ドアクローザ本体（８）と連結アーム（９）の荷重並びに、ドア開閉時に掛かる応力に耐える必要が有るため、強度を有する亜鉛鍍鉄板、ステンレスまたは、アルミ等の金属を使用することが望ましい。

本発明の組立て設置状態の斜視図本発明の分解斜視図本発明の組立て設置状態の正面図本発明の組立て設置状態の側面図ドアクローザ本体取付け部材正面図ドアクローザ本体取付け部材側面図ドアクローザ本体取付け部材裏面図ブラケット取付け部材およびブラケット正面図ブラケット取付け部材およびブラケット側面図ブラケット取付け部材およびブラケット裏面図

１ドア本体
２ドア上枠
３ドアクローザ本体取付け部材
４ブラケット取付け部材ａ
５係止溝
６ブラケット取付け部材ｂ
７ブラケット
８ドアクローザ本体
９連結アーム
１０固定ボルト
１１ブラケット取付け部材ａ、ｂの連結ボルト
１２ドアクローザ本体取付け用ネジ穴
１３連結アーム接続部
１４ドア本体への係着部
１５ドア上枠への係着部

Claims

ドア本体上部にドアクローザ取付け用として、引掛け式のドアクローザ本体取付け部材を設け、ドアの上枠にブラケット取付け用として、挟み込み式のブラケット取付け部材を設けたことを特徴とする、ドアクローザ。
前記のドアクローザ本体取付け部材に固定ボルトを設け、ブラケット取付け部材に固定ボルトを設け、それぞれを締め付けることによりドア本体およびドア上枠に定着する。以上のように取付けに際して、建具への穴あけを必要としない固定ボルトにより設置できることを特徴とする、請求項１記載のドアクローザ。