JP2010183564A - 画像記録装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means

Abstract

【課題】電子ズームを利用して画像を拡大して撮影する場合、撮影時に記録されたRAW画像から生成されるJPEG画像の画質の劣化を小さくする画像記録技術を実現する。
【解決手段】電子ズームを利用して撮影された画像を記録する画像記録装置であって、前記電子ズームのズーム倍率を設定する電子ズーム設定手段と、前記撮影画像を記録する際の記録モードとして、非圧縮形式と圧縮形式の少なくともいずれかを選択する記録モード選択手段と、前記記録モード各々での記録サイズを設定する記録サイズ設定手段と、前記ズーム倍率が画像を拡大する倍率に設定された場合、前記記録サイズ設定手段により設定できるサイズの範囲の中で、前記非圧縮形式での記録サイズを前記記録サイズ設定手段により設定された記録サイズより大きいサイズに制御する制御手段とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子ズームを利用して撮像した画像を記録する画像記録技術に関する。
デジタルカメラは、被写体像を撮像素子で撮像し、撮像素子から出力される画像データを記録媒体に記録するものである。また、デジタルカメラによっては、撮影した画像データを記録媒体に記録する際に、下記の2種類の記録形式を選択できる機種もある。
(1)画像処理を一通り済ませたJPEG形式(圧縮形式)などの非可逆圧縮データ
(2)撮像素子からの生データ(いわゆるRAW形式(非圧縮形式))
これらのデジタルカメラの中には、1回の撮影操作において、JPEG形式とRAW形式とを同時に記録できる機種もある。また、JPEG画像の記録サイズやRAW画像の記録サイズを複数の選択肢の中から選択できる機種もある。更に、撮像素子の読み出し範囲を本来より狭くすることで、電子的に画像を拡大する電子ズーム機能を有するカメラも多数ある。読み出し範囲の画像の解像度が、選択された記録形式での画像の解像度よりも高い場合には、画質の劣化は小さいが、読み出し範囲の解像度が記録形式での解像度よりも低くなるほどズーム倍率が高くなり、画質の劣化が大きくなる。
特許文献1には、電子ズームを利用して撮影された画像の記録サイズをある程度一定にする技術が記載されている。また、特許文献2には、記録モードが低圧縮率や非圧縮形式の場合には電子ズーム機能の設定を規制する技術が記載されている。
特開2001−061091号公報 特開2002−077715号公報
ところで、電子ズームを利用して画像を拡大して撮影する場合、RAW画像の記録サイズがJPEG画像より小さいと、撮影時に記録されるJPEG画像よりも、撮影時に記録されるRAW画像を現像して生成されるJPEG画像の画質の劣化が大きくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、電子ズームを利用して画像を拡大して撮影する場合、撮影時に記録されたRAW画像から生成されるJPEG画像の画質の劣化を小さくする画像記録技術を実現する。
上記課題を解決するために、本発明の画像記録装置は、電子ズームを利用して撮影された画像を記録する画像記録装置であって、前記電子ズームのズーム倍率を設定する電子ズーム設定手段と、前記撮影された画像を記録する際の記録モードとして、非圧縮形式と圧縮形式の少なくともいずれかを選択する記録モード選択手段と、前記記録モードの各々での記録サイズを設定する記録サイズ設定手段と、前記ズーム倍率が画像を拡大する倍率に設定された場合、前記記録サイズ設定手段により設定できるサイズの範囲の中で、前記非圧縮形式での記録サイズを前記記録サイズ設定手段により設定された記録サイズより大きいサイズに制御する制御手段とを有する。
本発明によれば、電子ズームを利用して画像を拡大して撮影する場合、撮影時に記録されたRAW画像から生成されるJPEG画像の画質の劣化を小さくすることができる。
本発明に係る第1の実施形態の画像記録装置のブロック図。 本実施形態の画像記録装置の主ルーチンのフローチャート。 本実施形態の画像記録装置の主ルーチンのフローチャート。 本実施形態の画像記録装置の測光・測距ルーチンのフローチャート。 本実施形態の画像記録装置の撮影ルーチンのフローチャート。 本実施形態の画像記録装置の記録ルーチンのフローチャート。 本実施形態のRAW画像記録制御ルーチンのフローチャート。 本実施形態のメニュー処理を説明する図。 本実施形態の電子ズームの設定処理を説明する図。 本実施形態の電子ズームについての詳細を説明する図。 本実施形態の記録モードの設定処理を説明する図。 本実施形態のRAW画像記録サイズの設定処理を説明する図。 本実施形態のRAW画像記録サイズについての詳細を説明する図。 本実施形態のJPEG画像記録サイズの設定処理を説明する図。 本実施形態のJPEG画像記録サイズについての詳細を説明する図。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[第1の実施形態]図1は、本発明に係る第1の実施形態の画像記録装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の画像記録装置100は電子カメラとしての機能を有する。10は撮影レンズである。12は絞り機能を備えるシャッターである。14は光学像を電気信号に変換する撮像素子である。16はA/D変換器であり、撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。
18はタイミング発生回路であり、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するもので、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20では、撮像に係る画像データを用いて所定の演算処理を行って、その演算結果をシステム制御回路50に供給する。
システム制御回路50は、その演算結果に基づいて、露光制御部40、測距制御部42を制御して、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を実現する。さらに、画像処理回路20では、撮像に係る画像データを用いてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力されるデータは、画像処理回路20を介してメモリ制御回路22に供給され、或いは直接メモリ制御回路22に供給され、これにより、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリである。26はD/A変換器である。28はTFT−LCD等から成る画像表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28に供給され、これにより画像表示部28に画像が表示される。画像表示部28に撮像に係る画像を逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現することができる。また、画像表示部28を用いて、再生表示機能、各種表示機能を利用することができる。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合は、画像記録装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
30はメモリであり、撮影した静止画像や動画像を格納する。メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。このメモリ30を利用することにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合においても、高速に大量の画像を保存することができる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても利用され得る。
32は圧縮・伸長回路であり、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮し又は伸長する。圧縮・伸長回路32では、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御部であり、フラッシュ装置400と連携してフラッシュ調光を行うこともできる。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部である。露光制御部40及び測距制御部42は、撮像に係る画像データを画像処理回路20が演算した演算結果に基づいて、システム制御回路50によって制御される。これにより、TTL方式の露光制御及び測距制御が実現される。44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部である。
46はバリア(保護部)102の動作を制御するバリア制御部である。48はコネクタであり、アクセサリーシューとも呼ばれる。このコネクタ48には、フラッシュ装置400との電気接点や機械的な固定手段が含まれる。
50はシステム制御回路であり、画像記録装置100全体を制御する。52はメモリであり、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。54は液晶表示装置、スピーカ等の表示部であり、システム制御回路50によるプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する。表示部54は、画像記録装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部が光学ファインダ104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等で表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示等がある。加えて、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等がある。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等で構成される。
60、62、64、66、68及び70は、ユーザがシステム制御回路50へ各種動作を指示するための操作手段であり、例えばスイッチやダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。具体的に説明すると、60はモードダイヤルスイッチであり、電源オフ、プログラムAEモードなどの自動露出モード、全自動モード、マニュアル露出モードを持っている。
62はシャッタースイッチSW1であり、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。64はシャッタースイッチSW2であり、前記シャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理の動作を開始する。更に、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
66は画像表示ON/OFFスイッチであり、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT−LCD等からなる画像表示部への電源供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。68はクイックレビューON/OFFスイッチであり、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部である。操作部70には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。82、84はコネクタである。86は電源であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
90は記録媒体200と接続するためのインタフェースである。92は記録媒体200と接続するためのコネクタである。98は記録媒体着脱検知部であり、コネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知するである。
102は、バリア(保護部)であり、画像記録装置100の撮影レンズ10を含む撮像部を覆う事により、該撮像部の汚れや破損を防止する。104は光学ファインダである。この光学ファインダ104を利用することにより、画像表示部28によって構成される電子ファインダ機能を利用することなく、撮影を行うことができる。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示を行うための素子が配置されている。
200は着脱可能なCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の記録媒体である。400はフラッシュ装置である。402はフラッシュ装置400を画像記録装置100のアクセサリーシュー48と接続するためのコネクタである。404は発光部であり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
次に、図2〜図15を参照して、本実施形態の画像記録装置の動作について説明する。図2及び図3は、本実施形態の画像記録装置100のメインルーチンを示すフローチャートである。図2において、電池交換等の電源投入により、システム制御回路50は、S101において、フラグや制御変数等を初期化する。S101において、電子ズームはOFF、記録モードはJPEG画像、JPEG画像記録サイズはL(ラージ)、RAW画像記録サイズはRAW(ロウ)、に初期化される。
S102では、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する。S103では、システム制御回路50は、モードダイヤル60の設定位置を確認し、モードダイヤル60が「OFF」に設定されている場合はS104に進み、モードダイヤル60が「OFF」以外に設定されている場合はS105に進む。
S104では、システム制御回路50は、各表示部28,54の表示を終了状態に変更し、バリア(保護部)102を閉じて撮像部を保護する。更に、S104では、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により画像表示部28を含む画像記録装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行い、S103に戻る。
S105は、システム制御回路50は、操作部70のメニューボタンの状態を確認し、操作部70のメニューボタンが押されている場合はS106に進み、操作部70のメニューボタンが押されていない場合はS107に進む。S106では、システム制御回路50は、メニュー設定処理を行う。このメニュー設定処理(S106)の詳細は図8で後述する。ここではメニュー項目の変更操作が行われ、処理が終了するとS103に戻る。
S107では、システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチ66の設定状態を確認し、画像表示ONに設定されている場合はS108に進み、画像表示OFFに設定されている場合はS111に進む。S108では、システム制御回路50は、画像表示フラグを設定する。S109では、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をON状態に設定する。
S110では、システム制御回路50は、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定する。スルー表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24に逐次書き込まれたデータを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28により逐次表示する。これにより、電子ファインダ機能を実現している。
S111では、システム制御回路50は、画像表示フラグを解除する。S112では、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定する。画像表示OFFの場合は、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用せず、光学ファインダ104を用いて撮影を行う。この場合、電力消費量の大きい画像表示部28やD/A変換器26等の消費電力を削減することが可能となる。尚、画像表示フラグの状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
S113では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1の状態を確認し、シャッタースイッチSW1がOFFである場合はS103に戻る。一方、シャッタースイッチSW1がONである場合はS114に進む。S114では、システム制御回路50は、画像表示フラグの状態を確認し、画像表示フラグが設定されている場合はS115に進み、画像表示フラグが解除されている場合はS116に進む。
S115では、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態をフリーズ表示状態にする。フリーズ表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介した画像表示メモリ24の画像データの書き換えを禁止する。また、最後に書き込まれた画像データを、メモリ制御回路22、D/A変換器26を介して画像表示部28に表示することにより、フリーズした画像を電子ファインダに表示している。
S116では、システム制御回路50は、測距処理を行って、撮影レンズ10の焦点を被写体までの距離に応じて調整すると共に、測光処理を行って、絞り値及びシャッター時間を決定する。ここで、この測光処理では、必要であればフラッシュの設定も行う。この測距・測光処理(S116)の詳細は図4で後述する。
S117では、システム制御回路50は、画像表示フラグの状態を確認し、画像表示フラグが設定されている場合はS118に進み、画像表示フラグが解除されている場合はS119に進む。S118では、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態を、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定する。このステップでのスルー表示は、S110のスルー表示と同じ動作状態である。
S119では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1の状態を確認し、シャッタースイッチSW1がOFF状態であれば、S103に戻る。シャッタースイッチSW1がON状態であれば、S120で、更にシャッタースイッチSW2の状態を確認し、シャッタースイッチSW2がオフ状態であればS119に戻り、シャッタースイッチSW2がオン状態であればS130に進む。
S130では、システム制御回路50は、画像表示フラグの状態を確認し、画像表示フラグが設定されている場合はS131に進み、画像表示フラグが解除されている場合はS132に進む。S131では、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態を、固定色表示状態に設定する。固定色表示状態においては、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に書き込まれた画像データの代わりに、差し替えた固定色の画像データを画像表示部28に表示する。これにより、固定色の映像を電子ファインダに表示している。
S132では、システム制御回路50は、撮像素子14、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いは、A/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理を実行する。また、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う現像処理からなる撮影処理を実行する。この撮影処理(S132)の詳細は図5で後述する。
S133では、システム制御回路50は、画像表示フラグの状態を確認し、画像表示フラグが設定されている場合はS136に進み、画像表示フラグが解除されている場合はS134に進む。S134では、システム制御回路50は、クイックレビュー表示フラグの状態を確認し、クイックレビューフラグが設定されている場合はS135に進み、クイックレビュー表示フラグが解除されている場合はS137に進む。
S135では、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をON状態に設定する。S136では、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態を、クイックレビュー表示状態に設定する。S137では、システム制御回路50は、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて各種画像処理を実行する。また、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行った後、記録媒体200への画像データの書き込みを行う記録処理(S137)を実行する。この記録処理(S137)の詳細は図6で後述する。
S138では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2の状態を確認し、シャッタースイッチSW2がOFF状態になるまで待機する。S139では、システム制御回路50は、所定のミニマムレビュー時間が経過するまで待機する。S140では、システム制御回路50は、画像表示フラグの状態を確認し、画像表示フラグが設定されている場合はS141に進み、画像表示フラグが解除されている場合はS142に進む。S141では、システム制御回路50は、画像表示部28の表示状態を、撮像した画像データを逐次表示するスルー表示状態に設定する。このステップでのスルー表示は、S110のスルー表示と同じ動作状態である。S142では、システム制御回路50は、画像表示部28の画像表示をOFF状態に設定する。
図4は、図2のS116における測距・測光処理の詳細なフローチャートである。図4において、S201では、システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像データとして画像処理回路20に逐次読み込む。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行う。
尚、上記の各処理では、撮影した全画素数のうちの必要な部分を切り取るようにして抽出して演算に用いる。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モードに適合した最適な演算を行うことできる。
S202では、システム制御回路50は、画像処理回路20での演算結果に基づいて、露出(AE)が適正であるか否かを判定し、適正でないならば、S203に進み、露光制御部40にAE制御を実行させる。S204では、システム制御回路50は、AE制御で得られた測定データを用いて、フラッシュの発光が必要か否かを判定し、フラッシュの発光が必要ならば、S205で、フラッシュフラグをセットしフラッシュ装置400を充電する。
S202で、露出(AE)が適正と判定したならば、測定データ及び/或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。S206では、システム制御回路50は、画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、ホワイトバランス(AWB)が適正であるか否かを判定する。そして、適正でないならば、画像処理回路20に、色処理のパラメータを調節するAWB制御を実行させる。
S206で、ホワイトバランス(AWB)が適正であると判定したならば、測定データ及び/或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。S208では、システム制御回路50は、AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、測距(AF)の結果が合焦であるか否かを判定し、合焦状態でなかったならば、S209で、測距制御部42にAF制御を実行させる。そして、S208で、測距(AF)の結果が合焦であると判定したならば、測定データ及び/或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測距・測光処理ルーチン(S116)を終了する。
図5は、図3のS132における撮影処理の詳細なフローチャートである。図5において、S301、S302では、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される測光データに従い、露光制御部40によってシャッター12を絞り値に応じて開放して撮像素子14を露光する。
S303では、システム制御回路50は、フラッシュ・フラグを参照してフラッシュが必要であるか否かを判定し、必要である場合はフラッシュを発光させる。なお、フラッシュを使用しない場合はS305に進む。S305では、システム制御回路50は、測光データに従った撮像素子14の露光終了を待ち、その後、S306で、露光制御部40によってシャッター12を閉じて、撮像素子14の露光を終了する。
S307では、システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出す。そして、読み出した電荷信号を、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、撮影画像データとしてメモリ30の所定領域に書き込む。S308では、システム制御回路50は、設定された撮影モードに応じて、フレーム処理を行う必要があるか否かを判定し、必要であれば、S309に進み、不要であればS311に進む。
S309では、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して垂直加算処理や(S309)、色処理(S310)を順次行う。その後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。S311では、システム制御回路50は、メモリ30から画像データを読み出し、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24に表示画像データの転送を行う。一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチン(S132)を終了する。
図6は、図3のS138における記録処理の詳細なフローチャートである。図6において、S401では、システム制御回路50は、メモリ制御回路22と必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して撮像素子の縦横画素比率を1対1に補間する画素正方化処理を行う。その後、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。
S402では、システム制御回路50は、電子ズームの設定状態を確認し、電子ズーム機能がONである場合はS403に進み、電子ズーム機能がOFFである場合はS404に進む。S403では、システム制御回路50は、電子ズーム時の切り出し範囲を決定する。詳しくは、図10に示すように、設定されたズーム倍率に応じて切り出し範囲が決まり、電子的な画角の変更が行われる。
S404では、システム制御回路50は、設定されている記録モードの状態を確認する。そして、設定されている記録モードが、RAW画像(非圧縮形式)の場合はS408に進み、設定されている記録モードが、JPEG画像(圧縮形式)、または、RAW画像+JPEG画像(非圧縮形式と圧縮形式の両方)の場合は、S405に進む。
S405では、システム制御回路50は、JPEG画像記録サイズの設定内容に応じて、画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行う。S406では、システム制御回路50は、S403で決定された切り出し範囲と、設定されたJPEG画像記録サイズに従って、拡大・縮小処理が行われる。この処理が、電子的な画角変更処理、いわゆる、電子ズーム処理に相当する。
S407では、システム制御回路50は、インターフェース90、コネクタ92を介して、記録媒体200へJPEG画像を書き込む。S408では、システム制御回路50は、設定されている記録モードの状態を確認する。そして、設定されている記録モードが、JPEG画像の場合は本処理を終了し、設定されている記録モードが、RAW画像、または、RAW画像+JPEG画像の場合は、S409に進む。
S409では、システム制御回路50は、RAW画像記録制御を行う。RAW画像記録制御の詳細は後述する。一連の処理を終えたならば、記録処理ルーチン(S138)を終了する。
図7は、図6のS409におけるRAW画像記録制御の詳細なフローチャートである。図7において、S450では、システム制御回路50は、電子ズームの設定状態を確認し、電子ズーム機能がOFFの場合はS452に進み、電子ズーム機能がONの場合はS451に進む。S451では、システム制御回路50は、設定されている記録モードの状態を確認し、設定されている記録モードが、RAW画像の場合はS453に進み、設定されている記録モードが、RAW画像+JPEG画像の場合は、S454に進む。
S452では、システム制御回路50は、RAW画像記録サイズを次のように決定する。実際のRAW画像記録サイズ←設定されているRAW画像記録サイズ
S453では、システム制御回路50は、RAW画像記録サイズを次のように決定する。実際のRAW画像記録サイズ←設定されているRAW画像記録サイズより1段階高い値
例えば、設定されているRAW画像記録サイズがRAWの場合は、RAWで制御するように決定される。
設定されているRAW画像記録サイズがRAW−M1の場合は、RAWで制御するように決定される。
設定されているRAW画像記録サイズがRAW−M2の場合は、RAW−M1で制御するように決定される。設定されているRAW画像記録サイズがRAW−S1の場合は、RAW−M2で制御するように決定される。
設定されているRAW画像記録サイズがRAW−S2の場合は、RAW−M2で制御するように決定される。
S454では、システム制御回路50は、RAW画像の記録サイズを次のように決定する。実際のRAW画像記録サイズ←設定されているJPEG画像記録サイズ以上の値
例えば、設定されているJPEG画像記録サイズがM1、設定されているRAW画像記録サイズがRAW−M2の場合は、RAW画像記録サイズはRAW−M2で制御されるように決定される。
S455では、システム制御回路50は、警告が必要か否かを判定し、警告が必要な場合はS456に進み、警告が必要ない場合はS457に進む。ここでは、ズーム倍率が最大(8倍)に設定されており、かつ、設定されているRAW画像記録サイズが最低(S2)の場合に、明らかに画質劣化が避けられないとして警告を発するようにしている。
S456では、システム制御回路50は、画質劣化をユーザに知らしめるための警告を発する(電子音を出す)。なお、警告は、音でなくても、設定されているRAW画像記録サイズの表示を点滅表示させても良い。S457では、システム制御回路50は、S403で決定された切り出し範囲と、S452〜S454で決定されたRAW画像記録サイズに従って、拡大・縮小処理が行われる。このS457が、電子的な画角変更処理、いわゆる、電子ズーム処理に相当する。
S458では、システム制御回路50は、前述したS452〜S454で決定されたRAW画像記録サイズに基づいて、インターフェース90、コネクタ92を介して、記録媒体200へRAW画像を書き込む。一連の処理を終えたならば、RAW画像記録制御処理ルーチン(S409)を終了する。
図8は、図2のS106におけるメニュー処理を説明する図である。本実施形態では、操作部70のメニューボタン、セットボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを用いて処理が行われる。また、本実施形態では、メニュー項目は、記録モード、JPEG画像記録サイズ、RAW画像記録サイズ、電子ズームの4項目である。
操作部70のメニュー移動+(プラス)ボタンが押されるたびに、選択される項目が循環する。具体的には、記録モード(図8(a))⇒JPEG画像記録サイズ(図8(b))⇒RAW画像記録サイズ(図8(c))⇒電子ズーム(図8(d))⇒記録モード(図8(a))のように選択項目が循環する。
また、操作部70のメニュー移動−(マイナス)ボタンが押されるたびに、選択される項目が循環する。具体的には、電子ズーム(図8(d))⇒RAW画像記録サイズ(図8(c))⇒JPEG画像記録サイズ(図8(b))⇒記録モード(図8(a))⇒電子ズーム(図8(d))のように選択項目が循環する。
そして、所望の項目のところで、操作部70のセットボタンが押されると、項目が確定する。各項目の処理については、図9〜図15で後述する。また、操作部70のメニューボタンが押されると、メニュー処理を終了する。
図9は、メニュー項目の1つである電子ズーム設定処理を説明する図である。本実施形態では、電子ズーム設定部として操作部70のセットボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを用いて処理が行われる。また、本実施形態では、電子ズームの設定内容として、OFF、2倍、4倍、8倍の4種類の中から1つを選択できる。
操作部70のメニュー移動+(プラス)ボタンが押されるたびに、設定内容が、OFF(図9(a))⇒2倍(図9(b))⇒4倍(図9(c))⇒8倍(図9(d))⇒OFF(図9(a))のように循環する。
また、操作部70のメニュー移動−(マイナス)ボタンが押されるたびに、設定内容が、8倍(図9(d))⇒4倍(図9(c))⇒2倍(図9(b))⇒OFF(図9(a))⇒8倍(図9(d))のように循環する。
そして、所望の設定内容のところで、操作部70のセットボタンが押されると、設定内容が確定する。
ここで、図10を参照して電子ズーム機能について説明する。電子ズームがOFFに設定されている場合は、水平6000画素、垂直4000画素、すなわち、全ての範囲が抽出される。電子ズームが2倍に設定されている場合は、水平3000画素、垂直2000画素の範囲が切り出しされる。電子ズームが4倍に設定されている場合は、水平1500画素、垂直1000画素の範囲が切り出しされる。電子ズームが8倍に設定されている場合は、水平750画素、垂直500画素の範囲が切り出しされる。
図11は、メニュー項目の1つである記録モード選択処理を説明する図である。本実施形態では、記録モード選択部として操作部70のセットボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを用いて処理が行われる。また、本実施形態では、記録モードの設定内容として、JPEG画像、RAW画像、RAW画像+JPEG画像の3種類の中からいずれか1つを選択できる。
操作部70のメニュー移動+(プラス)ボタンが押されるたびに、設定内容が、JPEG画像(図11(a))⇒RAW画像(図11(b))⇒RAW画像+JPEG画像(図11(c))⇒JPEG画像(図11(a))のように循環する。
操作部70のメニュー移動−(マイナス)ボタンが押されるたびに、設定内容が、RAW画像+JPEG画像(図11(c))⇒RAW画像(図11(b))⇒JPEG画像(図11(a))⇒RAW画像+JPEG画像(図11(c))のように循環する。
そして、所望の設定内容のところで、操作部70のセットボタンが押されると、設定内容が確定する。
図12は、メニュー項目の1つであるRAW画像記録サイズ設定処理を説明する図である。本実施形態では、記録サイズ設定部として操作部70のセットボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを用いて処置が行われる。また、本実施の形態では、RAW画像記録サイズの設定内容として、RAW、RAW−M1、RAW−M2、RAW−S1、RAW−S2の5種類の中からいずれか1つを選択できるようにしている。
操作部70のメニュー移動+(プラス)ボタンが押されるたびに、設定内容が循環する。具体的には、RAW(図12(a))⇒RAW−M1(図12(b))⇒RAW−M2(図12(c))⇒RAW−S1(図12(d))⇒RAW−S2(図12(e))⇒RAW(図12(a))のように設定内容が循環する。
また、操作部70のメニュー移動−(マイナス)ボタンが押されるたびに、設定内容が循環する。具体的には、RAW−S2(図12(e))⇒RAW−S1(図12(d))⇒RAW−M2(図12(c))⇒RAW−M1(図12(b))⇒RAW(図12(a))⇒RAW−S2(図12(e))のように設定内容が循環する。
そして、所望の設定内容のところで、操作部70のセットボタンが押されると、設定内容が確定する。
ここで、図13を参照してRAW画像記録サイズについて説明する。RAW(ロウ)の記録画素数は、約2400万画素、水平画素数は6000画素、垂直画素数は4000画素である。RAW−M1(ロウ・ミドル1)の記録画素数は、約1200万画素、水平画素数は4243画素、垂直画素数は2828画素である。RAW−M2(ロウ・ミドル2)の記録画素数は、約600万画素、水平画素数は3000画素、垂直画素数は2000画素である。RAW−S1(ロウ・スモール1)の記録画素数は、約300万画素、水平画素数は2121画素、垂直画素数は1414画素である。RAW−S2(ロウ・スモール2)の記録画素数は、約150万画素、水平画素数は1500画素、垂直画素数は1000画素である。
図14は、メニュー項目の1つであるJPEG画像記録サイズ設定処理を説明する図である。本実施形態では、記録サイズ設定部として操作部70のセットボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを用いて処理が行われる。また、本実施形態では、JPEG画像記録サイズの設定内容として、L、M1、M2、S1、S2の5種類の中から1つを選択できる。
操作部70のメニュー移動+(プラス)ボタンが押されるたびに、設定内容が、L(図14(a))⇒M1(図14(b))⇒M2(図14(c))⇒S1(図14(d))⇒S2(図14(e))⇒L(図14(a))のように循環する。
また、操作部70のメニュー移動−(マイナス)ボタンが押されるたびに、設定内容が、S2(図14(e))⇒S1(図14(d))⇒M2(図14(c))⇒M1(図14(b))⇒L(図14(a))⇒S2(図14(e))のように循環する。
そして、所望の設定内容のところで、操作部70のセットボタンが押されると、設定内容が確定する。
ここに、図15を参照してJPEG画像記録サイズについて説明する。L(ラージ)の記録画素数は、約2400万画素、水平画素数は6000画素、垂直画素数は4000画素である。M1(ミドル1)の記録画素数は、約1200万画素、水平画素数は4243画素、垂直画素数は2828画素である。M2(ミドル2)の記録画素数は、約600万画素、水平画素数は3000画素、垂直画素数は2000画素である。S1(スモール1)の記録画素数は、約300万画素、水平画素数は2121画素、垂直画素数は1414画素である。S2(スモール2)の記録画素数は、約150万画素、水平画素数は1500画素、垂直画素数は1000画素である。
図6で述べたように、電子ズーム時の切り出し範囲は、ズーム倍率によって決定される(S403)。JPEG画像の記録においては、電子ズーム時の切り出し範囲と、設定されたJPEG記録サイズに従って拡大・縮小処理を行い(S406)、記録媒体200に記録される(S407)。また、RAW画像の記録においては、記録モードに応じて、設定されているRAW画像の記録サイズと異なる値で制御される。
・モードがRAW画像の場合は、設定されているRAW画像記録サイズより1段階高い値で制御される。
・記録モードがRAW画像+JPEG画像の場合は、設定されているJPEG画像記録サイズ以上の値で制御される。
上記実施形態によれば、電子ズーム機能を利用して画像を拡大して撮影する場合、撮影時に記録されたRAW画像を現像して生成されたJPEG画像の画質の劣化を低減することができる。
[第2の実施形態]第1の実施形態では、記録モードがRAW画像の場合は、設定されているRAW画像の記録サイズより、1段階高い値で一律に制御することで、画質の劣化を低減していた。これに対して、設定されているズーム倍率(切り出し画素数)と、設定されているRAW画像の記録サイズとから、RAW画像の記録サイズを何段階上げると、画質の劣化を低減できるかを予め算出することにより制御しても有効である。この処理は第1の実施形態と同様に図7のフローチャートの処理中のS453にて実行される。
例えば、RAW画像の記録サイズの設定がRAW−S1であるときに、電子ズーム倍率を3倍にして撮影を行ったとする。図13に示すように、RAW−S1に対してRAW−M2は2倍、RAW−M1は4倍の記録密度を有しているため、現在の記録サイズよりも2段階以上サイズを上げると、画質の劣化を低減できる。ここでは、RAW−M1かRAWに設定を上げると良い。
また、第1の実施形態では、記録モードがRAW画像+JPEG画像の場合は、設定されているJPEG画像の記録サイズ以上の記録サイズで、RAW画像の記録サイズを設定していた。これに対して、設定されているズーム倍率と、設定されているJPEG画像の記録サイズの両方から、RAW画像の記録サイズを何段階上げると、画質の劣化を低減できるかを予め算出することにより制御しても有効である。この処理は第1の実施形態と同様に図7のフローチャートの処理中のS454にて実行される。
例えば、RAW画像の記録サイズの設定がRAW−S1であるときに、電子ズーム倍率を3倍にして撮影を行ったとする。このとき、上述した記録モードがRAW画像のときと同様に、電子ズーム倍率に基づいて算出されるRAW画像の記録サイズは、2段階上のRAW−M1である。ここで、JPEG画像の記録サイズの設定がM2であったとすると、対応するRAW画像の記録サイズはRAW−M2である。このとき、本実施形態では、算出される記録サイズのうち、より上のサイズであるRAW−M1にRAW画像の記録サイズが設定される。また、JPEG画像の記録サイズの設定がLであったとすると、対応するRAW画像の記録サイズはRAWである。このとき、本実施形態では、算出される記録サイズのうち、より上のサイズであるRAWにRAW画像の記録サイズが設定される。
上記実施形態によれば、電子ズーム機能を利用して画像を拡大して撮影する場合、電子ズーム倍率や設定されたJPEG画像の記録サイズに基づいて、RAW画像の記録サイズを設定する。これにより、撮影時に記録されたRAW画像を現像して生成されたJPEG画像の画質の劣化を低減することができる。
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上記実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (8)

  1. 電子ズームを利用して撮影された画像を記録する画像記録装置であって、
    前記電子ズームのズーム倍率を設定する電子ズーム設定手段と、
    前記撮影された画像を記録する際の記録モードとして、非圧縮形式と圧縮形式の少なくともいずれかを選択する記録モード選択手段と、
    前記記録モードの各々での記録サイズを設定する記録サイズ設定手段と、
    前記ズーム倍率が画像を拡大する倍率に設定された場合、前記記録サイズ設定手段により設定できるサイズの範囲の中で、前記非圧縮形式での記録サイズを前記記録サイズ設定手段により設定された記録サイズより大きいサイズに制御する制御手段とを有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記ズーム倍率が画像を拡大する倍率に設定され、かつ前記圧縮形式の記録モードが選択されている場合、前記非圧縮形式での記録サイズを、前記記録サイズ設定手段により設定された前記圧縮形式の記録サイズ以上のサイズに制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像を拡大する倍率に設定されたズーム倍率に基づいて前記非圧縮形式での記録サイズを算出し、前記非圧縮形式での記録サイズを前記算出された記録サイズに制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記ズーム倍率に基づいて前記非圧縮形式での記録サイズを算出し、前記非圧縮形式での記録サイズを、前記算出された記録サイズと前記記録サイズ設定手段により設定された前記圧縮形式の記録サイズのうち、大きいほうの記録サイズに制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  5. 前記電子ズーム設定手段により設定されたズーム倍率と、前記記録サイズ設定手段により設定された記録サイズとから、撮影画像を記録した際に画質が劣化するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により画質が劣化すると判定された場合、警告を発する警告手段とをさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記記録モード選択手段は、前記記録モードとして、前記非圧縮形式と前記圧縮形式のいずれか、又は前記非圧縮形式と前記圧縮形式の両方が選択できることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  7. 電子ズームを利用して撮影された画像を記録する画像記録装置の制御方法であって、
    前記電子ズームのズーム倍率を設定する電子ズーム設定工程と、
    前記撮影された画像を記録する際の記録モードとして、非圧縮形式と圧縮形式の少なくともいずれかを選択する記録モード選択工程と、
    前記記録モードの各々での記録サイズを設定する記録サイズ設定工程と、
    前記ズーム倍率が画像を拡大する倍率に設定された場合、前記記録サイズ設定工程により設定できるサイズの範囲の中で、前記非圧縮形式での記録サイズを前記記録サイズ設定工程により設定された記録サイズより大きいサイズに制御する制御工程とを有することを特徴とする制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法を画像記録装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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