JP2010173650A - ドラム缶用天板及びドラム缶 - Google Patents

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Abstract

【課題】締結具にて缶胴体と天板とが締結された状態におけるドラム缶の耐圧性能を従来に比して向上可能なドラム缶用天板、及びドラム缶用天板を取り付けたドラム缶を提供する。
【解決手段】天板110に対して、内圧上昇状態において天板の周方向における複数の所望箇所に意図的に変形を生じさせる変形誘発部117を形成した。よってドラム缶の内圧が上昇したとき、天板に作用する応力が天板上の一箇所に集中することを回避でき、複数の変形誘発部へ上記応力を分散させることができる。その結果、従来に比べてドラム缶の耐内圧性能を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、オープンドラム缶の缶胴体に取り付けられる天板、及び該天板を取り付けたドラム缶に関する。
缶胴体に対して天板が着脱可能な鋼製のオープンドラム缶では、缶胴体内へ内容物を充填した後、蓋に該当する天板が缶胴体に取り付けられ閉止される。蓋をした後、図9に示すようなU又はV字形の断面を有しドラム缶用締め輪10を構成するバンド部材1が、図10に示すように、缶胴体6と天板7との接合部分に取り付けられ、バンド部材1をボルト4及びナット5にて締め込むことで、缶胴体6と天板7とが締結される。天板7における上記接合部分には、通常パッキンが設けられており、上記締結により内容物の漏洩が防止されるとともに、ある程度までの内圧上昇に対しても気密性が保持される。
又、特許文献1に開示されるように、本出願人は、ドラム缶の胴体と地板との巻締め部を溶接することでドラム缶の耐圧強度を向上させる発明を既に提案している。
特開平08−072871号公報
上述のようなボルト式の締め輪10による缶胴体6と天板7との締結により、従来のオープンドラム缶でも、例えば100kPa程度までの内圧に耐えることができる。よって、オープンドラム缶は、耐内圧用(液体危険物用)ドラム缶としても使用可能である。
しかしながら、ボルト式締め輪10では、図9に示すようにバンド部材1は、円周の一部を切り欠いたC字形にてなり、バンド部材1の両端部には、ボルト4を挿通するための係止部材2,3がそれぞれ溶接されている。ここで、通常、バンド部材1の両端1a、1aと、係止部材2、3の各端2a,3aとが一致するようにして、係止部材2,3はバンド部材1に溶接されている。このような構造から、たとえボルト4及びナット5にてバンド部材1の両端1a、1a、あるいは係止部材2、3の各端2a,3aが当接するまでバンド部材1を締め込んだとしても、バンド部材1の両端1a、1a、あるいは端2a,3aの間には、図11に示すように、物理的に不連続部分8が存在する。
よって、上述の圧力を超えて内圧が作用するようなときには、天板7に作用した内圧による応力が不連続部分8に集中してしまい、不連続部分8が押し広げられる現象が発生する。その結果、図11に示すように、不連続部分8に対応した天板7の部分には、天板7が山状に膨れた状態で塑性変形したシワ、つまり塑性変形部9が発生し、ドラム缶内圧の漏れが発生してしまう。
このように、従来のオープンドラム缶では、従来値を超えて耐内圧性能を向上させることは困難であるという問題がある。
一方、本出願人は、ドラム缶の長距離輸送に伴う長時間の振動に対する耐振動性を向上させることを目的として、地板又は天板において、その周方向の全部又は一部に沿って振動吸収用の成形部を溝状に形成した耐振動鋼製ドラム缶を既に提案している(特開2005−47513号公報)。しかしながら、該ドラム缶は、上述のように耐振動性向上を目的とするものであり、上述のようにドラム缶の周方向の全周にわたり上記溝状の成形部を形成したものであり、耐内圧性能向上が図れるとは限らない。
本発明は、上述したような問題点を解決するためになされたもので、締結具にて缶胴体と天板とが締結された状態におけるドラム缶の耐内圧性能を従来に比して向上可能なドラム缶用天板、及び該ドラム缶用天板を取り付けたドラム缶を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成される。
即ち、本発明の第1態様におけるドラム缶用天板は、耐内圧性能が要求されるオープンドラム缶の缶胴体に対して着脱可能に取り付けられる蓋に相当し、取り付け状態でドラム缶用締め輪にて上記缶胴体と締結される天板であって、
上記天板の直径方向に沿って始端から終端までの間で筋状に膨れて延在し上記天板の周方向における所望の複数箇所に形成され、当該ドラム缶の内圧上昇状態において当該天板の上記所望箇所にて意図的に変形を誘発させる変形誘発部を備え、
上記変形誘発部の上記始端は、上記天板の周囲に形成されたフランジ部から上記直径方向に沿って天板損傷防止距離をあけた位置であり、上記天板損傷防止距離は、密閉された当該ドラム缶の内圧上昇状態において上記フランジ部の立上がり箇所から当該天板が膨れて損傷することを防止するための距離であり、
上記変形誘発部の上記終端は、当該天板の中央部である、
ことを特徴とする。
上記天板はシワ取り部を有し、該シワ取り部は、上記フランジ部に隣接して当該天板の周縁部に全周にわたり上記フランジ部と一体的に形成される溝部と、上記溝部と一体的に形成され上記中央部を含む中央領域を形成する平坦部とを有し、
上記変形誘発部の上記始端は、上記直径方向において上記溝部の中央部分に位置し、上記終端は、上記溝部と上記平坦部との交点より僅かに天板中心側に位置することもできる。
上記変形誘発部は、上記平坦部に対して1〜10mmにて膨れてもよい。
上記天板は、上記フランジ部以外が平坦であり、上記変形誘発部は、上記中央部に対して1〜10mmにて膨れてもよい。
上記変形誘発部は、上記周方向における2箇所以上に形成してもよい。
又、本発明の第2態様におけるドラム缶は、缶胴体に対して天板が着脱可能でありかつ耐内圧性能が要求されるオープン型のドラム缶であって、上記天板は、上記第1態様におけるドラム缶用天板であることを特徴とする。
又、上記第2態様において、上記缶胴体と上記天板とを締結するドラム缶用締め輪は、
周囲の一箇所を切り欠いた不連続な円形状にてなり、上記天板と上記缶胴体とを締結するバンド部材と、
上記バンド部材を締め付ける締付用部材を上記バンド部材に保持する部材であり、上記バンド部材の一端部の一端面より上記バンド部材の周方向に沿って上記バンド部材が露出した重なり領域を空けて上記バンド部材に固定される第1取付部材と、
上記第1取付部材と協働して上記締付用部材を上記バンド部材に保持する部材であり、上記バンド部材の他端部の他端面より上記周方向に突出して上記バンド部材に固定され、上記締めつけ動作によって上記バンド部材の上記重なり領域を覆う第2取付部材とを備えるものであってもよい。
上述した、本発明の第1態様におけるドラム缶用天板、及び第2態様におけるドラム缶によれば、シワ取り部が形成された天板、及び平板状の天板のいずれに対しても、内圧上昇状態において天板の周方向における複数の所望箇所に、意図的に変形を生じさせるための変形誘発部を備えた。よって、天板が取り付けられたオープンドラム缶の内圧が上昇したとき、天板に作用する応力が、従来のように上記ドラム缶用締め輪における上記不連続部分に対応した一箇所に集中することを回避することができ、複数の変形誘発部へ上記応力を分散させることができる。その結果、内圧により天板が変形する場合でも、それぞれの変形箇所の変形量は低減され、内圧漏れを生じさせる程度の変形量に至るまでの変形を遅らせることができる。したがって、当該オープンドラム缶の耐内圧性能を従来に比べて向上させることができる。
又、上記第1態様におけるドラム缶用天板、及び上記第2態様におけるドラム缶によれば、上述のように、変形誘発部は所望箇所に予め形成しておくことから、内圧上昇に伴う応力集中箇所つまり変形箇所を、予め、制御することが可能となる。よって、天板において構造上弱い部分、例えば口金領域、を避けて変形を生じさせることができる。又、ドラム缶用締め輪における上記不連続部分の位置が常時定位置に配置されるような場合には、その位置を避けて変形を生じさせることができる。一方、たとえ上記不連続部分の位置と、変形誘発部の位置とが一致した場合でも、上述のように複数の変形誘発部を形成したことから、変形箇所の変形量は低減可能である。したがって、当該オープンドラム缶の耐内圧性能を従来に比べて向上させることができる。
本発明の実施形態におけるドラム缶用天板の拡大断面図である。 図1に示すドラム缶用天板に備わる変形誘発部を示す斜視図である。 図1に示す天板への変形誘発部の形成箇所の一例を示す天板の平面図である。 図1に示す天板への変形誘発部の形成箇所の他の例を示す天板の平面図である。 図1に示す天板とは異なる天板の平面図であって、変形誘発部の変形例を示す図である。 図1に示すドラム缶用天板を装着した本発明の実施形態におけるドラム缶の側面図である。 図4に示すA部の拡大図である。 シワ取り部の無い天板に変形誘発部を形成した一例を示す天板断面図である。 図6に示す天板に形成された変形誘発部を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるドラム缶に使用可能な改良型の締め輪の構成を示す図である。 図8Aに示す改良型締め輪の動作を説明するための図である。 従来のボルト式締め輪を示す斜視図である。 図9に示す従来のボルト式締め輪をドラム缶に装着した状態を示す図である。 従来のボルト式締め輪を装着したドラム缶に内圧が作用し天板に塑性変形部が生じた状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態であるドラム缶用天板、及び該ドラム缶用天板を備えたドラム缶について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。又、各図では、説明箇所を誇張して図示している場合があり、各構成部分の実際の寸法関係とは一致しない部分が存在する。
第1実施形態;
図4に示すように、本実施形態におけるドラム缶用天板110は、缶胴体120に対して着脱可能なオープンドラム缶100に蓋として取り付けられ、取り付けられた状態で上述した従来のドラム缶用締め輪10にて缶胴体120と締結される。ここで、オープンドラム缶100は、缶胴体120と天板110との係合部分にパッキン116(図1)を設けることで耐内圧用のオープンドラム缶として用いられ、本実施形態では内容量200リットルの鋼製ドラム缶を例に採る。勿論、容量は、200リットルに限定するものではない。
又、ドラム缶用天板110には、図5に示すように、従来の天板7と同様にシワ取り部111が形成されている。ドラム缶用天板110は、鋼製円板からプレス加工にて作製されるが、シワ取り部111は、上記プレス加工時において天板110にシワが発生するのを防止するためのものである。
このようなシワ取り部111は、溝部112と平坦部113とを有する。溝部112は、ドラム缶用天板110の周囲に形成されたフランジ部114に隣接して位置し、天板110の周縁部に全周にわたりフランジ部114と一体的に形成される。尚、図5では、図示の明瞭化のため、溝部112を実際よりも誇張して図示している。平坦部113は、溝部112と一体的に形成され、ドラム缶用天板110の中央領域115(図1)を形成する部分である。尚、平坦部113は、本実施形態では平坦面にてなるが、平坦面ではない場合もある。
さらにドラム缶用天板110は、図1に示すように、本実施形態における一つの特徴的構成部分である変形誘発部117を有する。変形誘発部117は、図3A〜図3C、図2、図1、図6、及び図7に示すように、天板110の直径方向110aに沿って始端117aから終端117bまでの間で筋状で山形に膨れて延在し、天板110の周方向110bにおける所望の複数箇所に形成され、当該ドラム缶100の内圧上昇状態において天板110の上記所望箇所に対して意図的に天板110の変形を誘発させる部分である。変形誘発部117のイメージとしては、例えばラグビーボールをその長さ方向に沿って切断した半楕円球のような形状である。尚、図3A〜図3C、図2、及び図1等は、模式図的に変形誘発部117を図示したもので、実際の形状、大きさとは相違する。
又、変形誘発部117は、天板110にのみ形成され、天板110に対向して配置されるドラム缶100の地板には形成しない。
変形誘発部117の形成開始位置、つまり上記始端117aについて、実施形態にとらわれない上位概念的に説明する。即ち、変形誘発部117の始端117aは、天板の周囲に形成されたフランジ部114から天板110の直径方向110aに沿って天板損傷防止距離110cをあけた位置に対応する。ここで、天板損傷防止距離110cとは、密閉されたドラム缶の内圧上昇状態において、ドラム缶の軸方向100aに沿う、フランジ部114の立上がり箇所114aから当該天板の膨れが始まり、つまり立上がり箇所114aが変形して、天板110が損傷してしまうことを防止するための距離である。尚、一実施例において、天板損傷防止距離110cは、立上がり箇所114aから約10mmの距離である。換言すると、上記直径方向110aにおいて立上がり箇所114aから約10mmの位置が上記始端117aに対応する。
又、変形誘発部117の形成終了位置、つまり上記終端117bは、上位概念的に説明すると、天板の中央部115a(図3C)における位置に対応する。ここで、中央部115aは、上述の中央領域115から天板中心115bを除いた範囲であり、中央領域115にほぼ対応する範囲である。このように終端117bは、天板中心115bには位置しないことから、例えば、天板の直径方向に沿って変形誘発部117を形成する場合には、図3Cに示すように、少なくとも天板中心115bで途切れた、つまり2つの変形誘発部117が形成されることになる。
但し本実施形態、つまりシワ取り部111を形成した天板110では、以下に説明する理由に基づいて、上記始端117a及び終端117bの位置を規定している。
図1を参照して、本実施形態における変形誘発部117について具体的に説明する。
ここで当該ドラム缶100の耐内圧性能は、ドラム缶用天板110と缶胴体120とを締結したドラム缶用締め輪10のボルト4、ナット5による締め付け量と関係することは当然であるが、上記締め付け量を従来値以上に設定した場合でも、変形誘発部117を形成すべき位置、及び高さhによって大きく左右されることが試行錯誤による出願人の実験から明らかとなった。したがって、以下に説明する、変形誘発部117の形成位置、及び高さhは、上記実験に基づき得られたものである。
本実施形態において、変形誘発部117は、天板110の直径方向110aにおいて、溝部112の中央部分112aから形成を開始する。ここで、溝部112の中央部分112aとは、文字通り、溝部112における直径方向110aでの中央位置は勿論であるが、該中央位置のみならず、図示するように上記中央位置を含む一定の領域を意味する。ここで、一定領域とは、溝部112を構成する2つの側面112b、112cにて挟まれる領域である。尚、一実施例において、中央部分112aである上記一定領域は、約23mmである。
本実施形態において、中央部分112aから形成開始された変形誘発部117は、直径方向110aに延在し、溝部112と平坦部113との交点118を僅かに超えて形成が終了される。即ち、本実施形態、つまりシワ取り部111を形成した天板110では、終端117bは、交点118より僅かに天板中心側の位置に相当する。尚、上記交点118を詳しく説明すると、上述の2つの側面112b、112cの内、上記中央領域115側に位置する中央領域側側面112cと、上記平坦部113との交点と言える。
ここで、本実施形態において耐内圧性能向上に大きく貢献する要因は、上記交点118を含んで変形誘発部117を形成する点である。この点に関して、本出願人は、シワ取り部111を形成した天板において、溝部112にのみ変形誘発部を形成した天板、及び平坦部113のみに変形誘発部を形成した天板を用いて耐内圧性能試験を行った。その結果、いずれの場合も、交点118を含む変形誘発部117に比較して、耐内圧性能を向上させる有意義な結果は得られなかった。
このように変形誘発部117には交点118を含ませる必要があるが、天板110の外観上の観点から変形誘発部117は、必要最小限の長さ及び幅に留める必要がある。一方、上述のように変形誘発部117の始端117aは限定されることから、変形誘発部117の終端117bの位置は、交点118の直後とするのが好ましい。一実施例として、交点118から約1mmから数mm程度、天板中心側の位置が終端117bの位置となる。
このように形成される変形誘発部117の直径方向110aにおける長さは、一実施例において約1〜2cmであり、周方向110bにおける幅寸法は、上記実施例において約3〜7mm程度である。尚、各寸法は、天板110の外面における変形誘発部117の大きさである。
さらに変形誘発部117は、ドラム缶100の軸方向100aにおいて平坦部113に対して高さhにて盛り上がって形成される。高さhの値は、上述のように当該ドラム缶100の耐内圧性能に非常に大きな影響を与えるファクターであり、微小値では耐内圧性能向上は得られず、また、一定値以上では耐内圧性能に顕著な変化が生じないことが分かった。このような結果として、高さhは、1〜10mm、一実施例において約3〜5mm程度が好ましいことが分かった。ここで、高さhの上記1mmの値は、耐内圧性能向上効果を有する変形誘発部117を中央領域側側面112cに対して形成するための最低必要な寸法に相当し、上記10mmの値は、該値を超えると天板110に対する変形誘発部117の加工性が劣化することに基づき設定したものである。
以上のような構成を有する変形誘発部117は、周方向110bにおいて以下に説明する位置及び数にて天板110に形成される。即ち、図3A及び図3Bに示すように、天板110には、注入口119a及び換気口119b(両者を総称して「口金119」とする)が設けられている。又、上述したようにドラム缶100の内圧が上昇したとき、天板110及び缶胴体120に取り付けられた、上述のドラム缶用締め輪10におけるバンド部材1の両端1a、1a、あるいは係止部材2,3の各端2a,3aの間に存在する不連続部分8に対応した天板110の領域に変形が生じ易い。よって、天板110の周方向110bにおける不連続部分8の位置が問題となるが、通常、上記位置の指定はできず上記位置は定まらない。さらにまた、上述したように変形誘発部117は、天板110全体から見れば非常に微小な領域に極小さな変形を施したものであり、天板110の外観に支障を来すものではない。とは言うものの、天板110の外観を考慮する必要もある。
以上のような観点に基づくと、変形誘発部117は、実用的には図3A及び図3Bに示すように、口金119の領域を除いた領域に、周方向110bにおいて3又は4箇所に分散して配置するのが好ましい。又、耐内圧性能向上の観点から、内圧が作用する領域が集中することは性能低下につながることから、図示するように、変形誘発部117は、周方向110bにおいて等間隔で配置するのがよい。尚、1箇所に設けることは、上記不連続部分8が変形誘発部117に一致してしまうときがあり避けねばならない。又、5箇所以上に設けることは、上記外観上好ましくないとともに、耐内圧性能向上にも顕著な効果を発揮しない。
一方、図3Cに示すように、口金119を有しない天板も存在する。このような天板では、変形誘発部117は2箇所以上に設けることができる。よって、変形誘発部117の数は、2個以上、好ましくは2〜4個である。
このように本実施形態における天板110によれば、天板110において構造上弱い部分である例えば口金119の領域を避けて変形を生じさせることができる。即ち、変形誘発部117は、所望箇所に予め形成可能であることから、内圧上昇に伴う応力集中箇所つまり変形箇所を、予め、制御することが可能となる。
以上説明したようにして変形誘発部117が形成された天板110は、既に説明したように、缶胴体120に蓋として配置され、従来と同じドラム缶用締め輪10がセットされる。そしてドラム缶用締め輪10のボルト4、ナット5による締結動作により、天板110は缶胴体120と締結され、ドラム缶100は、耐内圧用のドラム缶として機能する。
天板110が締結されたドラム缶100の内圧が上昇し、規定値である例えば100kPaを超えた場合でも、本実施形態における天板110によれば、内圧は上記不連続部分8に対応した天板110上の領域に集中することはなく、複数箇所に形成した変形誘発部117に分散して作用する。したがって、内圧により天板110が変形する場合でも、それぞれの変形箇所の変形量は低減され、内圧漏れを生じさせる程度の変形量に至るまでの変形を遅らせることができる。よって、天板110は、本実施形態のオープンドラム缶100の耐内圧性能を従来に比べて向上させることができる。
本出願人による実験によれば、上述した変形誘発部117を形成した天板110を用いることで、最も過酷な条件である、変形誘発部117と上記不連続部分8とを一致させた条件下でも、UN規格における液体危険物用オープンドラム缶の水圧試験値である100kPaをクリアし、従来の耐内圧性能を約3〜5割程度、向上可能であることが確認された。
又、上述のように、変形誘発部117は、天板110の非常に微小な領域に極小さな変形を施すものであることから、プレス加工により成形して作製される天板110の加工用金型に、変形誘発部117形成用の部材を取り付けるだけで形成することができる。したがって、従来のドラム缶製造工程をそのまま実行することができ、コストアップ、製造時間増加等の問題は一切発生しない。
又、上述のように変形誘発部117は、天板110の非常に微小な領域に極小さな変形を施すものであることから、外観上、従来の天板とほとんど差異は認められない。よって、外観上の大きな変化を与えることなく非常に低コストにて耐内圧性能の向上を図ることができる。
第2実施形態;
上述の第1実施形態では、シワ取り部111を形成した天板110を例に採った。一方、図6及び図7に示すように、シワ取り部111を形成していない、いわゆる平天と呼ばれる天板110−1も存在する。このような天板110−1においても、上述の変形誘発部117と同様に、天板110−1の直径方向110aに沿って始端117aから終端117bまでの間で存在する変形誘発部117−1を形成することができ、上述の第1実施形態の場合と同じ効果を得ることができる。
ここで、変形誘発部117−1の始端117a及び終端117bの位置は、上述した上位概念的な位置であってもよいし、第1実施形態にて説明したような、限定された位置であってもよい。尚、図6及び図7では、限定した位置の場合を図示している。
第3実施形態;
又、本出願人は、従来のドラム缶用締め輪10を改良した、図8A及び図8Bに示す、改良型締め輪200を開発している。該改良型締め輪200では、バンド部材1に対応するバンド部材210の端部への、係止部材2、3に対応する係止部材221,222の取り付け位置を工夫し、上記不連続部分8が生じるのを防止している。即ち、図8Aに示すように、係止部材221について、バンド部材210に重なり領域214を形成するように、バンド部材210の周方向に沿ってバンド部材210の一端面212aよりも係止部材221が離れるようにして係止部材221をバンド部材210に固定し、一方、係止部材222について、バンド部材210の周方向に沿ってバンド部材210の他端面213aよりも係止部材222を突出させて外側に係止部材222を固定した。このように構成した改良型締め輪200では、ボルト、ナットによりバンド部材210を締め込んだときには、図8Bに示すように、係止部材222は、重なり領域214に重なって配置される。したがって、バンド部材210の両端面間、及び係止部材221、222の両端面間には隙間が存在しても、締め輪200全体では、上述の重なりにより、不連続部分は存在しない。
したがって、上述の改良型締め輪200を、従来のドラム缶用締め輪10に代えて、上述の第1及び第2の実施形態によるドラム缶に用いることで、不連続部分8に起因する変形が天板110、110−1に発生しないことから、ドラム缶の耐内圧性能を第1実施形態及び第2実施形態の場合に比べてさらに向上させることが可能である。
尚、上述の各実施形態では、締め輪10、200における締結用部材として、ボルト4、ナット5を用いているが、これに限定するものではなく、バンド部材1,210を締め込むことができる手段であればよい。
本発明は、オープンドラム缶の缶胴体に取り付けられる天板、及び該天板を取り付けたドラム缶に利用可能である。
100…ドラム缶、110、110−1…天板、110a…直径方向、
110b…周方向、111…シワ取り部、112…溝部、112c…中央領域側側面、
113…平坦部、114…フランジ部、115…中央領域、
117、117−1…変形誘発部、117a…始端、117b…終端、118…交点、
119…口金、120…缶胴体、
200…改良型締め輪、210…バンド部材、221、222…係止部材。

Claims (7)

  1. 耐内圧性能が要求されるオープンドラム缶(100)の缶胴体(120)に対して着脱可能に取り付けられる蓋に相当し、取り付け状態でドラム缶用締め輪にて上記缶胴体と締結される天板(110)であって、
    上記天板の直径方向(110a)に沿って始端(117a)から終端(117b)までの間で筋状に膨れて延在し上記天板の周方向(110b)における所望の複数箇所に形成され、当該ドラム缶の内圧上昇状態において当該天板の上記所望箇所にて意図的に変形を誘発させる変形誘発部(117)を備え、
    上記変形誘発部の上記始端は、上記天板の周囲に形成されたフランジ部(114)から上記直径方向に沿って天板損傷防止距離(110c)をあけた位置であり、上記天板損傷防止距離は、密閉された当該ドラム缶の内圧上昇状態において上記フランジ部の立上がり箇所(114a)から当該天板が膨れて損傷することを防止するための距離であり、
    上記変形誘発部の上記終端は、当該天板の中央部(115a)である、
    ことを特徴とするドラム缶用天板。
  2. 上記天板はシワ取り部(111)を有し、該シワ取り部は、上記フランジ部に隣接して当該天板の周縁部に全周にわたり上記フランジ部と一体的に形成される溝部(112)と、上記溝部と一体的に形成され上記中央部を含む中央領域(115)を形成する平坦部(113)とを有し、
    上記変形誘発部の上記始端は、上記直径方向において上記溝部の中央部分に位置し、上記終端は、上記溝部と上記平坦部との交点(118)より僅かに天板中心側に位置する、請求項1記載のドラム缶用天板。
  3. 上記変形誘発部は、上記平坦部に対して1〜10mmにて膨れている、請求項2に記載のドラム缶用天板。
  4. 上記天板は、上記フランジ部以外が平坦であり、上記変形誘発部は、上記中央部に対して1〜10mmにて膨れている、請求項1記載のドラム缶用天板。
  5. 上記変形誘発部は、上記周方向における2箇所以上に形成される、請求項1から4のいずれかに記載のドラム缶用天板。
  6. 缶胴体(120)に対して天板(110)が着脱可能でありかつ耐内圧性能が要求されるオープン型のドラム缶であって、上記天板は、請求項1から5のいずれかに記載の天板であることを特徴とするドラム缶。
  7. 上記缶胴体と上記天板とを締結するドラム缶用締め輪は、
    周囲の一箇所を切り欠いた不連続な円形状にてなり、上記天板と上記缶胴体とを締結するバンド部材(210)と、
    上記バンド部材を締め付ける締付用部材を上記バンド部材に保持する部材であり、上記バンド部材の一端部の一端面(212a)より上記バンド部材の周方向に沿って上記バンド部材が露出した重なり領域(114)を空けて上記バンド部材に固定される第1取付部材(221)と、
    上記第1取付部材と協働して上記締付用部材を上記バンド部材に保持する部材であり、上記バンド部材の他端部の他端面(213a)より上記周方向に突出して上記バンド部材に固定され、上記締めつけ動作によって上記バンド部材の上記重なり領域を覆う第2取付部材(222)とを備えた、請求項6記載のドラム缶。
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