JP2010170861A - 照明ユニット、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気光学パネルと照明ユニットとの相対的な位置ずれの発生を防止する。
【解決手段】照明ユニットは、弾性体からなるフレーム(410)と、フレーム内に収容された導光板(310)とを備える。導光板の少なくとも互いに交わる2辺において、フレームの側壁(411)と導光板の側面との間に少なくとも部分的にスリット(91)が形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】照明ユニットは、弾性体からなるフレーム(410)と、フレーム内に収容された導光板(310)とを備える。導光板の少なくとも互いに交わる2辺において、フレームの側壁(411)と導光板の側面との間に少なくとも部分的にスリット(91)が形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば液晶パネル等の電気光学パネルに設けられる例えばバックライトユニット等の照明ユニット、例えば液晶装置等の電気光学装置、及びこのような電気光学装置を備える電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学装置の一例として、液晶パネルと、この液晶パネルに対して光を照射するバックライトユニットとを備えた液晶装置が知られている(例えば特許文献1、2及び3参照)。バックライトユニットは、典型的には、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源と、この光源から出射された光を平面状の光として液晶パネルに照射する導光板と、この導光板を収容するフレーム或いは枠体とを有している。上述した液晶装置は、液晶パネルがバックライトユニットのフレーム内に導光板と重なるように収容され或いは組み付けられてなる。
しかしながら、上述したような液晶パネルを収容するバックライトユニットにおいて、液晶パネルの収容を可能とするための製造公差に起因して、液晶パネルとバックライトユニットとの相対的な位置ずれが発生してしまうおそれがあるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、例えば、電気光学パネルとの相対的な位置ずれの発生を防止可能な照明ユニット、電気光学装置及びこのような電気光学装置を備える電子機器を提供することを課題とする。
本発明の照明ユニットは上記課題を解決するために、弾性体からなるフレームと、前記フレーム内に収容された導光板とを備え、前記導光板の少なくとも互いに交わる2辺において、前記フレームの側壁と前記導光板の側面との間に少なくとも部分的にスリットが形成されている。
本発明の照明ユニットによれば、例えば液晶パネル等の電気光学パネルが、例えばプラスチック製の枠体である、弾性体からなるフレーム内に導光板と共に収容される。導光板は、その側面に設けられた入光部に入射される例えばLED等の光源からの光を、電気光学パネルが配置される側の板面(即ち、光出射面)から出射して、電気光学パネルへと導く。典型的には、電気光学パネル及び導光板は、平面的に見て矩形状に夫々形成されており、フレームは、平面的に見て矩形枠状に形成されている。
本発明では特に、導光板の少なくとも互いに交わる2辺において、フレームの側壁と導光板の側面との間に少なくとも部分的にスリット(即ち、細隙或いは細い隙間)が形成されている。即ち、フレームの側壁と導光板の側面との間に少なくとも部分的にスリットが構成されている。例えば、矩形状の導光板の4辺のうち互いに交わる2辺における側面と、該2辺における側面に対向するフレームの側壁との間にスリットが構成されている。スリットは、該2辺の各々に沿って延びるように形成されている。或いは、例えば、矩形状の導光板の4辺における側面と、該4辺における側面に対向するフレームの側壁との間にスリットが構成されている。スリットは、該4辺の各々に沿って延びるように形成されている。
よって、弾性体からなるフレーム内に導光板が収容された状態におけるフレームの撓み易さを高めることができる。従って、フレーム内に導光板が収容された状態でフレーム内に電気光学パネルを収容する際、電気光学パネルを収容しやすいようにフレームを外側に撓ませた状態で電気光学パネルをフレーム内に配置した後、フレームの撓みを解除させることで、電気光学パネルとフレームとの隙間を殆ど或いは完全に無くす(即ち、ゼロする)ことができる。これにより、フレームによって電気光学パネルを確実に保持することが可能となり、電気光学パネルと照明ユニットとの相対的な位置ずれ(例えば、照明ユニットに対する電気光学パネルの位置ずれや傾き)が発生してしまうことを低減或いは防止できる。
ここで、フレームは、可撓性を有すればよく、フレームを構成する弾性体は、例えば、金属であってもよいし、プラスチックであってもよい。
尚、スリットは、導光板の一辺に対して一つのみ形成されていてもよいし、複数形成されていてもよい。いずれも場合にも、スリットによってフレームの撓み易さを高めることができる。スリットの数や長さは、製造上要求されるフレームの撓み易さやフレームの強度に応じて適宜定めればよい。
以上説明したように、本発明の照明ユニットによれば、電気光学パネルとの相対的な位置ずれの発生を低減或いは防止できる。
本発明の照明ユニットの一態様では、前記フレームは、前記導光板の係合部と係合するフレーム係合部を備える。
この態様によれば、導光板の係合部は、フレーム係合部と係合固定され、位置決めされる。よって、フレーム係合部によって、導光板を深さ方向にこれ以上入らないよう深さ方向の位置を規定することができる。
本発明の照明ユニットの他の態様では、前記スリット内に配置され、前記導光板の側面に光を出射する光源を更に備える。
この態様によれば、例えばLED等の光源が、フレームの側壁と導光板の側面との間に形成されたスリット内に配置される。よって、フレーム内に光源を、導光板の側面に光を入射可能なように容易に配置することができ、照明ユニットの小型化を図ることが可能となる。
本発明の照明ユニットの他の態様では、前記スリットは、前記導光板の4辺のうち互いに交わる2辺において形成されている。
この態様によれば、スリットは、矩形状の導光板の4辺のうち互いに交わる2辺(例えば、X方向に沿った第1辺及びY方向に沿った第2辺)の各々について形成されており、他の2辺(例えば、前記第1辺に対向する第3辺及び前記第2辺に対向する第4辺)の各々については形成されていない。よって、フレーム内に導光板が収容された状態でフレーム内に電気光学パネルを収容する際、スリットが形成されていない辺(例えば、前記第3辺及び第4辺)側に位置するフレームの側壁に対して電気光学パネルを押し当てるようにしつつ、電気光学パネルをフレーム内に収容することで、フレームに対する電気光学パネルの位置決めを容易に且つ精度良く行うことが可能となる。従って、照明ユニットに電気光学パネルを組み付けることにより電気光学装置を製造する際の歩留りを向上させることが可能であり、電気光学装置の信頼性を高めるこも可能である。
本発明の照明ユニットの他の態様では、前記導光板に重なる光学シートを更に備え、前記光学シートは、前記スリットの少なくとも一部に重なる部分を有する。
この態様によれば、例えば拡散シート、プリズムシート等の光学シートは、スリットの少なくとも一部に重なるように設けられる。よって、外部からスリットを介して照明ユニット内に入射した光が、そのまま電気光学パネルに対して入射されてしまうことを低減或いは防止できる。即ち、導光板から出射される光に加えて、外部からスリットを介して照明ユニット内に入射される光についても光学シートによって制御することが可能である。従って、例えば、電気光学パネルに対して照射する光の均一性を高めることが可能となる。
本発明の照明ユニットの他の態様では、前記フレーム内に収容される電気光学パネルの有効表示領域を規定する遮光部を更に備え、前記遮光部は、前記スリットの少なくとも一部に重なる部分を有する。
この態様によれば、電気光学パネルの有効表示領域(即ち、画像表示に寄与する領域)を規定する遮光部は、スリットの少なくとも一部に重なるように設けられる。よって、外部からスリットを介して照射ユニット内に入射した光が、電気光学パネルの有効表示領域に対して入射されてしまうことを遮光部によって低減或いは防止できる。従って、外部からスリットを介して照射ユニット内に入射した光が、電気光学パネルの有効表示領域における画像表示に悪影響を与えてしまうことを低減或いは防止できる。
本発明に係る第1の電気光学装置は上記課題を解決するために、上述した本発明の照明ユニット(但し、その各種態様を含む)と、前記照明ユニット内に収容された電気光学パネルとを備える。
本発明に係る第1の電気光学装置によれば、上述した本発明の照明ユニット内に、例えば液晶パネル等の電気光学パネルが収容されるので、電気光学パネルと照明ユニットとの相対的な位置ずれの発生が低減或いは防止された例えば液晶装置等の電気光学装置を実現できる。
本発明に係る第1の電気光学装置の一態様では、前記電気光学パネルは、前記フレームの側壁によって押圧された状態で前記フレーム内に収容される。
この態様によれば、電気光学パネルは、その側面がフレームの側壁によって押圧された状態でフレーム内に収容される。よって、電気光学パネルを、その側面側からフレームによって確実に保持することができる。従って、電気光学パネルと照明ユニットとの相対的な位置ずれの発生をより確実に低減或いは防止できる。
尚、フレームの側壁によって押圧された状態は、面接触だけでなく、フレームの側壁に凹部を設け点接触による押圧でもよい。
本発明に係る第1の電気光学装置の他の態様では、前記電気光学パネルの外形は、前記フレームの側壁によって囲まれる領域よりも大きい。
この態様によれば、電気光学パネルをフレームの側壁によって押圧された状態でフレーム内に収容することができる。よって、電気光学パネルを、その側面側からフレームによって確実に保持することができる。従って、電気光学パネルと照明ユニットとの相対的な位置ずれの発生をより確実に低減或いは防止できる。
本発明に係る第1の電気光学装置の他の態様では、前記電気光学パネルは、当該電気光学パネルの有効表示領域が前記スリットに重ならないように設けられる。
この態様によれば、外部からスリットを介して照射ユニット内に入射した光が、電気光学パネルの有効表示領域に対して入射されてしまうことを低減或いは防止できる。従って、外部からスリットを介して照射ユニット内に入射した光が、電気光学パネルのi表示領域における画像表示に悪影響を与えてしまうことを低減或いは防止できる。これにより、電気光学パネルの有効表示領域において、より高品質な画像表示が可能となる。
本発明に係る第2の電気光学装置は上記課題を解決するために、電気光学パネルと、前記電気光学パネルを囲む側壁部と、前記電気光学パネルが重なる底部とを有し、前記電気光学パネルを収容する収容体とを備え、前記底部には、前記側壁部の少なくとも一部に沿って且つ前記電気光学パネルの有効表示領域に重ならないように、スリットが形成されている。
本発明に係る第2の電気光学装置によれば、例えば有機EL(Electro Luminescence)パネル、電気泳動表示パネル等の電気光学パネルが、側壁部及び底部を有する収容体内に収容される。尚、上述した本発明に係る第1の電気光学装置は、例えば、照射光を照射するための光源を必要とする例えば液晶装置等の電気光学装置に適用することが可能であるのに対して、本発明に係る第2の電気光学装置は、例えば、照射光を照射する光源を必要としない、例えば有機EL装置、電気泳動表示装置等に適用することが可能である。
本発明では特に、収容体の底部には、収容体の側壁部の少なくとも一部に沿って且つ電気光学パネルの有効表示領域に重ならないように、スリットが形成されている。よって、上述した本発明に係る第1の電気光学装置と概ね同様に、電気光学パネルと収容体との相対的な位置ずれが発生してしまうことを低減或いは防止できる。更に、外部からスリットを介して収容体内に入射した光が、電気光学パネルの有効表示領域における画像表示に悪影響を与えてしまうことを低減或いは防止できる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態について、図1から図5を参照して説明する。尚、本実施形態では、本発明の照明ユニットが適用された電気光学装置として、液晶装置を例にとる。
本発明の第1実施形態について、図1から図5を参照して説明する。尚、本実施形態では、本発明の照明ユニットが適用された電気光学装置として、液晶装置を例にとる。
先ず、本実施形態に係る液晶装置の全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る液晶装置の全体構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1のA−A’線断面図である。尚、図2は、図1に示した本実施形態に係る液晶装置が組み立てられた状態での断面図である。また、図1では、説明の便宜上、図2に示す遮光テープ51、拡散シート61及びプリズムシート62の図示を省略してある。
図1及び図2において、本実施形態に係る液晶装置は、本発明に係る「電気光学パネル」の一例としての液晶パネル110と、導光板310と、フレーム410とを備えている。尚、導光板310及びフレーム410が、本発明に係る「照明ユニット」の一例を構成する。
液晶パネル110は、TFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子によって液晶素子を駆動するアクティブマトリクス駆動方式の表示パネルであり、本発明に係る「有効表示領域」の一例としての画像表示領域10aにおいて画像を表示することが可能に構成されている。液晶パネル110は、一対の透明基板間に液晶が挟持された構造を有する透過型の液晶パネルとして構成されている。尚、本発明では、液晶パネル110は、特定の構成に限定されず、周知の種々の構成を採り得る。
液晶パネル110には、可撓性を有する基板であるFPC(Flexible Printed Circuit)基板150が接続されている。FPC基板150上には、LEDを含む光源部210が複数設けられている。更に、FPC基板150上には、光源部210及び液晶パネル110を駆動するための各種配線及び各種回路(いずれも図示省略)が設けられている。光源部210は、そのLEDからの光を出射する面が、後述する導光板310の側面に設けられた入光部313に対向するように配置される。本実施形態に係る液晶装置の動作時には、光源部210からの光が導光板310の入光部313に入射される。
導光板310は、その側面に設けられた入光部313に入射される光源部210からの光を、液晶パネル110が配置される側の板面(即ち、光出射面)から出射して、液晶パネル110へと導くライトガイドとして機能する。具体的には、導光板310は、透光性材料から形成されており、矩形状の本体部311と、本体部311の4つの角付近に夫々設けられた係合部312とを有している。本体部311は、上述したライトガイドとして機能する部分である。本体部311の4つの辺のうち1つの辺における側面に入光部313が設けられている。係合部312は、当該導光板310をフレーム410内で固定させるための部分であり、後述するフレーム410の係合部412と係合する。
フレーム410は、液晶パネル110及び導光板310を収容して内部に固定するための本発明に係る「弾性体」の一例としてのプラスチックからなるフレーム(即ち、枠体)である。フレーム410は、液晶パネル110及び導光板310を周囲4方向から囲む側壁部411と、上述した導光板310の係合部312と係合する係合部412とを有している。導光板310の係合部312は、フレーム410の係合部412と係合固定され、位置決めされる。よって、フレーム410の係合部412によって、導光板310を深さ方向にこれ以上入らないよう深さ方向の位置を規定することができる。
尚、フレーム410は、プラスチック製に限定されず、金枠であってもよい。また、係合部412は、本発明に係る「フレーム係合部」の一例である。
フレーム410内には、液晶パネル110及び導光板310に加えて、遮光テープ51、拡散シート61及びプリズムシート62も収容される(図2参照)。尚、遮光テープ51は、本発明に係る「遮光部」の一例であり、拡散シート61及びプリズムシート62は、本発明に係る「光学シート」の一例である。
遮光テープ51は、矩形枠状に形成された遮光性を有する両面テープであり、液晶パネル110とプリズムシート62との間に設けられている。遮光テープ51は、液晶パネル110の画像表示領域10aの額縁を規定する。
拡散シート61は、導光板310を概ね覆うように形成されており、導光板310から出射された光を全方位に拡散する。
プリズムシート62は、拡散シート61に重なるように設けられており、拡散シート61によって拡散された光を集光して液晶パネル110側に出射する。
尚、遮光テープ51、拡散シート61及びプリズムシート62の平面形状については、後に図5を参照して説明を加える。
次に、本実施形態に係る液晶装置の特徴的な構成である、フレームの側壁部と導光板の側面との間に形成されたスリットについて、図1及び図2に加えて図3及び図4を参照して説明する。
図3は、本実施形態に係るフレーム及び導光板を示す平面図であり、図4は、本実施形態に係る液晶装置の組み立て方法を示す模式図である。
図3において、本実施形態では特に、導光板310(より具体的には、その本体部311)の4辺における側面と、該4辺における側面に対向するフレーム410の側壁部411との間にスリット91が形成されている。スリット91は、導光板310の4辺の各々に対して1つずつ設けられており、各辺に沿って延びるように形成されている。
よって、フレーム410内に導光板310が収容された状態におけるフレーム410の撓み易さを高めることができる。
従って、図4に示すように、フレーム410内に導光板310が収容された状態でフレーム410内に液晶パネル110を収容する際、液晶パネル110を収容しやすいようにフレーム410を外側に撓ませた状態(即ち、フレーム410の側壁部411を外側に傾けるように、フレーム410を撓ませた状態)で液晶パネル110をフレーム410内に配置した後、フレーム410の撓みを解除させることで、液晶パネル110とフレーム410との隙間を殆ど或いは完全に無くす(即ち、ゼロする)ことができる。言い換えれば、液晶パネル110の側面110sとフレーム410の側壁部411とが互いに接するように、フレーム410内に液晶パネル110を収容することができる。これにより、フレーム410によって液晶パネル110を確実に保持することが可能となり、液晶パネル110とフレーム410及び導光板310との相対的な位置ずれ(例えば、フレーム410及び導光板310に対する液晶パネル110の位置ずれや傾き)が発生してしまうことを低減或いは防止できる。
ここで、仮に、フレーム410の側壁部411と導光板310との間で構成されるスリット91がなく、側壁部411の下部が導光板310に直接触れる状態である場合には、側壁部411を外側に広げても側壁部411の下部が導光板310側に曲がることができずに導光板310と干渉してぶつかってしまい、うまく撓ませることができなくなってしまう。しかるに本実施形態では、フレーム410の側壁部411と導光板310との間にスリット91が構成されているので、側壁部411の下部が導光板310と干渉することを防止できる。これにより、フレーム410内に導光板310が収容された状態におけるフレーム410の撓み易さを高めることができる。
尚、本実施形態では、スリット91を、導光板310の一辺に対して一つのみ形成されるように構成したが、導光板310の一辺に対して複数形成されてもよい(例えば、スリット91よりも短い複数のスリットが、導光板310の一辺に沿って並ぶように形成されてもよい)。スリット91の数や長さは、製造上要求されるフレーム410の撓み易さやフレーム410の強度に応じて適宜定めればよい。
更に図3において、本実施形態では特に、光源部210は、4つのスリット91のうち一のスリット91(即ち、導光板310の入光部313が設けられた側面に対応する一辺において形成されたスリット91)内に配置される。よって、フレーム410内に光源部210を、導光板310の入光部313(図1参照)に光を入射可能なように容易に配置することができ、フレーム410の小型化を図ることも可能となる。
加えて図1及び図2において、本実施形態では特に、液晶パネル110は、その外形がフレーム410の側壁部411によって囲まれる領域よりも僅かに大きくなるように形成されており、フレーム410の側壁部410によって押圧された状態でフレーム410内に収容されている。よって、液晶パネル110を、その側面側からフレーム410によって確実に保持することができる。従って、液晶パネル110とフレーム410との相対的な位置ずれの発生をより確実に低減或いは防止できる。
更に加えて、本実施形態では特に、液晶パネル110は、当該液晶パネル110の画像表示領域10a(後述する図5も参照)がスリット91に重ならないように設けられている。よって、外部からスリット91を介してフレーム410内に入射した光が、液晶パネル110の画像表示領域10aに対して入射されてしまうことを低減できる。従って、外部からスリット91を介してフレーム410内に入射した光が、液晶パネル110の画像表示領域10aにおける画像表示に悪影響を与えてしまうことを低減できる。これにより、液晶パネル110の画像表示領域10aにおいて、高品質な画像表示が可能となる。
次に、図2を参照して上述した遮光テープ51、拡散シート61及びプリズムシート62の平面形状について、図5を参照して説明を加える。
図5は、本実施形態に係る遮光テープ、プリズムシート及び拡散シートを示す平面図である。尚、拡散シート61及びプリズムシート62の平面形状は概ね同じであるので、図5では、拡散シート61及びプリズムシート62の外形を一つの一点鎖線60aとして示している。
図5において、遮光テープ51は、画像表示領域10aを規定するように矩形枠状に形成されている。本実施形態では特に、遮光テープ51は、スリット91の少なくとも一部に重なるように設けられている。よって、外部からスリット91を介してフレーム410内に入射した光が、液晶パネル110の画像表示領域10aに対して入射されてしまうことを遮光テープ51によって低減できる。従って、外部からスリット91を介してフレーム410内に入射した光が、液晶パネル410の画像表示領域10aにおける画像表示に悪影響を与えてしまうことを低減できる。
拡散シート61及びプリズムシート62は、一点鎖線60aで示すように、導光板310(より具体的には、その本体部311(図1参照))を覆うように矩形状に形成されている。本実施形態では特に、拡散シート61及びプリズムシート62は、スリット91の少なくとも一部に重なるように設けられている。よって、外部からスリット91を介してフレーム410内に入射した光が、そのまま液晶パネル110に対して入射されてしまうことを低減できる。即ち、導光板310から出射される光に加えて、外部からスリット91を介してフレーム410内に入射される光についても拡散シート61及びプリズムシート62によって制御することが可能である。従って、液晶パネル110に対して照射する光の均一性を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る液晶装置によれば、液晶パネル110とフレーム410及び導光板310との相対的な位置ずれの発生を低減でき、高品質な画像表示を行うことが可能である。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について、図6を参照して説明する。尚、本実施形態では、本発明の照明ユニットが適用された電気光学装置として、液晶装置を例にとる。また、図6において、図1から図5に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
本発明の第2実施形態について、図6を参照して説明する。尚、本実施形態では、本発明の照明ユニットが適用された電気光学装置として、液晶装置を例にとる。また、図6において、図1から図5に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
図6は、第2実施形態に係るフレーム及び導光板を示す平面図である。
図6において、第2実施形態に係る液晶装置は、上述した第1実施形態における導光板310及びフレーム410に夫々代えて導光板320及びフレーム420を備える点で、上述した第1実施形態に係る液晶装置と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る液晶装置と概ね同様に構成されている。
図6において、導光板320は、ライトガイドとして機能する本体部321と、当該導光板320をフレーム420内で固定させるための係合部322とを有している。
フレーム420は、液晶パネル110及び導光板320を収容して内部に固定するためのプラスチック製のフレーム(即ち、枠体)である。フレーム420は、液晶パネル110及び導光板320を周囲4方向から囲む側壁部421と、上述した導光板320の係合部322と係合する係合部422とを有している。
本実施形態では特に、導光板320(より具体的には、その本体部321)の4辺のうち互いに交わる2辺のみにおける側面と、該2辺における側面に対向するフレーム420の側壁部420との間にスリット92が形成されている。即ち、スリット92は、導光板320の4辺(即ち、辺s1、s2、s3及びs4)のうち、X方向に沿った第1辺s1及びY方向に沿った第2辺s2の各々について形成されており、第1辺s1に対向する第3辺s3、及び第2辺s2に対向する第4辺s4については形成されていない。
よって、フレーム420内に導光板320が収容された状態でフレーム420内に液晶パネル110を収容する際、スリット92が形成されていない辺(即ち、第3辺s3及び第4辺s4)側に位置するフレーム420の側壁部411に対して液晶パネル110を押し当てるようにしつつ、液晶パネル110をフレーム420内に収容することで、フレーム420に対する液晶パネル110の位置決めを容易に且つ精度良く行うことが可能となる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について、図7を参照して説明する。尚、本実施形態では、本発明に係る第2の電気光学装置の一例について説明する。
本発明の第3実施形態について、図7を参照して説明する。尚、本実施形態では、本発明に係る第2の電気光学装置の一例について説明する。
第3実施形態に係る電気光学装置は、例えば有機ELパネル、電気泳動表示パネル等の電気光学パネルが、本発明に係る「収容体」の一例としてのケース内に収容されてなる。尚、本実施形態は、例えば、照射光を照射する光源を必要としない、例えば有機EL装置、電気泳動表示装置等に適用することが可能である。また、例えば有機ELパネル、電気泳動表示パネル等の電気光学パネルについては、周知の電気光学パネルを用いることができるため、ここでは説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る電気光学装置が備えるケースを示す平面図である。
図7において、本実施形態に係る電気光学装置が備えるケース500は、電気光学パネルを囲む側壁部511と、電気光学パネルが重なる底部512とを有している。尚、電気光学パネルは、底部512に対向する面とは反対側の面において画像表示を行う。
本実施形態では特に、ケース500の底部512には、ケース500の側壁部511の少なくとも一部に沿って且つ電気光学パネルの有効表示領域に重ならないように、スリット93が形成されている。よって、上述した第1及び第2実施形態と概ね同様に、電気光学パネルとケース500との相対的な位置ずれが発生してしまうことを低減できる。即ち、ケース500内に電気光学パネルを収容する際、電気光学パネルを収容しやすいようにケース500を外側に撓ませた状態(即ち、ケース500の側壁部511を外側に傾けるように、ケース500を撓ませた状態)で電気光学パネルをケース500内に配置した後、ケース500の撓みを解除させることで、電気光学パネルとケース500との隙間を殆ど或いは完全に無くす(即ち、ゼロする)ことができる。言い換えれば、電気光学パネルの側面とケース500の側壁部511とが互いに接するように、ケース500内に電気光学パネルを収容することができる。これにより、ケース500によって電気光学パネルを確実に保持することが可能となる。更に、外部からスリット93を介してケース500内に入射した光が、電気光学パネルの有効表示領域における画像表示に悪影響を与えてしまうことを電気光学パネルとケース500との隙間を殆ど或いは完全に無くすことで低減できる。
<電子機器>
次に、上述した各実施形態に係る電気光学装置を適用可能な電子機器の具体例について、図8及び図9を参照して説明する。
次に、上述した各実施形態に係る電気光学装置を適用可能な電子機器の具体例について、図8及び図9を参照して説明する。
先ず、上述した各実施形態に係る電気光学装置を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図8は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ1200は、キーボード1202を備えた本体部1204と、上述した各実施形態に係る電気光学装置を適用した表示部1205とを備えている。
続いて、上述した各実施形態に係る電気光学装置を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図9は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機1300は、複数の操作ボタン1302のほか、受話口1303、送話口1304とともに、上述した各実施形態に係る電気光学装置を適用した表示部1305を備えている。
尚、図8及び図9を参照して説明した電子機器の他にも、プロジェクタや、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う照明ユニット、電気光学装置及び電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
51…遮光テープ、61…拡散シート、62…プリズムシート、91、92、93…スリット、110…液晶パネル、310、320…導光板、311、321…本体部、312、322…係合部、410、420…フレーム、411、421…側壁部、412、422…係合部
Claims (12)
- 弾性体からなるフレームと、
前記フレーム内に収容された導光板と
を備え、
前記導光板の少なくとも互いに交わる2辺において、前記フレームの側壁と前記導光板の側面との間に少なくとも部分的にスリットが形成されている
ことを特徴とする照明ユニット。 - 前記フレームは、前記導光板の係合部と係合するフレーム係合部を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
- 前記スリット内に配置され、前記導光板の側面に光を出射する光源を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明ユニット。
- 前記スリットは、前記導光板の4辺のうち互いに交わる2辺において形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の照明ユニット。
- 前記導光板に重なる光学シートを更に備え、
前記光学シートは、前記スリットの少なくとも一部に重なる部分を有する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の照明ユニット。 - 前記フレーム内に収容される電気光学パネルの有効表示領域を規定する遮光部を更に備え、
前記遮光部は、前記スリットの少なくとも一部に重なる部分を有する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の照明ユニット。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の照明ユニットと、
前記照明ユニット内に収容された電気光学パネルと
を備えることを特徴とする電気光学装置。 - 前記電気光学パネルは、前記フレームの側壁によって押圧された状態で前記フレーム内に収容されることを特徴とする請求項7に記載の電気光学装置。
- 前記電気光学パネルの外形は、前記フレームの側壁によって囲まれる領域よりも大きいことを特徴とする請求項7又は8に記載の電気光学装置。
- 前記電気光学パネルは、当該電気光学パネルの有効表示領域が前記スリットに重ならないように設けられることを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の電気光学装置。
- 電気光学パネルと、
前記電気光学パネルを囲む側壁部と、前記電気光学パネルが重なる底部とを有し、前記電気光学パネルを収容する収容体と
を備え、
前記底部には、前記側壁部の少なくとも一部に沿って且つ前記電気光学パネルの有効表示領域に重ならないように、スリットが形成されている
ことを特徴とする電気光学装置。 - 請求項7から11のいずれか一項に記載の電気光学装置を具備してなることを特徴とする電子機器。
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-
2009
- 2009-01-23 JP JP2009012755A patent/JP2010170861A/ja active Pending
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