JP2010167472A - はんだ、はんだ付け方法及び半導体装置 - Google Patents

はんだ、はんだ付け方法及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高価な元素を含まず、延性が高く且つ融点が低いPbフリーはんだ、そのはんだを用いた半導体装置及びはんだ付け方法を提供する。
【解決手段】Bi含有量が45wt%乃至65wt%、Sb含有量が0.3乃至0.8wt%、残部がSn及び不可避的不純物からなるはんだを使用する。例えば180℃の温度ではんだを溶融して電子部品と基板とを接合した後、50〜100℃の温度まで冷却して0.5分間程度保持する。その後、室温まで冷却する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品の実装に使用されるはんだ、そのはんだを用いた半導体装置及びはんだ付け方法に関する。
従来、電子部品を回路基板に実装する際には、例えばPb(鉛)含有量が37wt%のSn(スズ)−Pb共晶はんだが広く使用されていた。しかし、近年、環境保全の観点からPbを含むはんだの使用が規制され、Pbを含まないいわゆるPbフリーはんだが使用されるようになった。一般的なPbフリーはんだとして、Ag(銀)含有量が3wt%、Cu(銅)含有量が0.5wt%、残部がSnからなるSn−Ag−Cu合金が知られている。以下、合金の組成を示す場合には、元素記号の前に含有率(wt%)を記載する。例えば上記のSn−Ag−Cu合金の場合は、Sn−3wt%Ag−0.5wt%Cuというように記載する。
その他、Pbフリーはんだとして、Sn−3.5wt%Ag合金や、Sn−0.7wt%Cu合金が知られている。
特開平8−252688号公報 特開平2−25533号公報 特開昭62−252693号公報 特開平7−40079号公報 特開2001−334386号公報
FC−BGA (Flip Chip Ball Grid Allay)パッケージ型半導体装置では、パッケージ基板(インターポーザー)の上側に半導体チップ(ダイ)が1次実装用はんだ(はんだバンプ)により実装されている。また、パッケージ基板の下側には、回路基板に接続するための2次実装用はんだ(はんだボール)が設けられている。このFC−BGAパッケージ型半導体装置では、回路基板上に実装するときに1次実装用はんだが溶融しないことが必要であり、そのため2次実装用はんだの融点は1次実装用はんだの融点よりも十分低いことが必要となる。
一般的にPbフリーはんだはSn−Pbはんだ(共晶はんだ)よりも融点が高く、現状では2次実装用はんだとして好適なPbフリーはんだがない。Sn−37wt%Pbはんだの融点が183℃であるのに対し、前述したSn−3wt%Ag−0.5wt%Cu合金の融点は217℃、Sn−3.5wt%Ag合金の融点は221℃、Sn−0.7wt%Cu合金の融点は227℃である。
例えば、1次実装用はんだとしてSn−3wt%Ag−0.5wt%Cu合金を使用し、2次実装用はんだとして、融点が139℃のSn−58wt%Bi(ビスマス)合金や、融点が117℃のSn−52wt%In(インジウム)合金を使用することが考えられる。しかし、Sn−58wt%Bi合金は硬くて脆く、接合後に衝撃や多大なストレスが加わると亀裂が発生するため、電子部品用はんだとしての信頼性が十分ではない。また、Sn−52wt%In合金は、Inが高価であり且つ酸化しやすいという欠点がある。
以上から、Inのように高価な元素を含まず、延性が高く且つ融点が低いPbフリーはんだ、そのはんだを用いた半導体装置及びはんだ付け方法を提供することを目的とする。
一観点によれば、Bi含有量が45乃至65wt%、Sb含有量が0.3乃至0.8wt%、残部がSn及び不可避的不純物からなるはんだが提供される。
他の一観点によれば、電子部品を基板上にはんだ付けするはんだ付け方法において、前記電子部品と前記基板上の導電パターンとの間に融点以上の温度に加熱したはんだを付着させる工程と、前記はんだを所定温度まで冷却する工程と、前記はんだを前記所定温度で一定時間保持する工程と、前記はんだを室温まで冷却する工程とを有し、前記はんだが、Bi含有量が45乃至65wt%、Sb含有量が0.3乃至0.8wt%、残部がSn及び不可避的不純物からなり、前記所定温度が50乃至100℃であるはんだ付け方法が提供される。
更に、他の一観点によれば、半導体チップと、両面にそれぞれ導体パターンが形成されたパッケージ基板と、前記パッケージ基板の一方の面と前記半導体チップとの間に介在して前記半導体チップを前記パッケージ基板に接合する第1のはんだと、前記パッケージ基板の他方の面の前記導体パターンに接合された第2のはんだとを有し、前記第1のはんだは前記第2のはんだよりも融点が高く、前記第2のはんだはBi含有量が45乃至65wt%、Sb含有量が0.3乃至0.8wt%、残部がSn及び不可避的不純物からなる半導体装置が提供される。
図1(a)はSn−58wt%Bi合金の組織を撮影した走査型電子顕微鏡写真をトレースした図、図1(b)はSn−58wt%Bi合金にSbを0.5wt%の割合で添加して得た合金の組織を撮影した走査型電子顕微鏡写真をトレースした図、図1(c)はSnー58wt%Bi合金にSbを3.0wt%の割合で添加して得た合金の組織を撮影した走査型電子顕微鏡写真をトレースした図である。 図2は、引張試験の試験片の形状を示す図である。 図3は、引張試験の結果を示す図である。 図4は、Sn−Bi−Sb合金の破断伸びのSb含有量依存性を示す図である。 図5(a)〜(c)は、3点曲げ試験用試料の作成方法を示す模式図である。 図6は、3点曲げ試験方法を示す模式図である。 図7は、はんだ付け時の温度プロファイルの例を示す図である。 図8は、FC−BGAパッケージ型半導体装置の一例を示す断面図である。
本願発明者らは、FC−BGAパッケージ型半導体装置に適用できる低融点で且つ延性が高いPbフリーはんだを提供すべく、種々実験研究を行った。その結果、以下に示す知見を得た。
従来から、低融点の合金としてSn−Bi系合金が知られており、Sn−Bi系合金をPbフリーはんだとして使用することが提案されている。しかし、単にSnとBiとを合金化しただけでは延性が十分でなく、亀裂などの不具合が発生しやすい。
特許文献1には、Sn−Bi合金にAgを0.1〜1wt%の割合で添加してヤング率を低下させたはんだが記載されている。しかし、このはんだは歪み速度が速い条件で応力が加えられた場合、例えば大きな衝撃が加えられた場合に延性が低下してしまう。
特許文献2には、Sn−Bi合金にSb(アンチモン)を4〜10wt%の割合で添加して耐摩耗性を向上させることが記載されている。しかし、この文献で開示された技術はSn−Bi合金の耐摩耗性の向上を目的としたものであり、Sbを上記のように多量に添加しても十分な延性を得ることはできない。
特許文献3には、Sn−Bi合金にSbを0.1〜3wt%、Zn(亜鉛)を2〜4wt%の割合で添加したはんだが記載されている。しかし、このはんだはセラミック用であり、電子部品の端子に対するはんだ濡れ性が十分でない。
特許文献4には、Sn−Bi合金にSbを0.2〜5wt%、Ga(ガリウム)を0.01〜1wt%の割合で添加したPbフリーはんだが記載されている。しかし、Sn−Bi合金にGaを添加すると、酸化によるはんだ濡れ性の低下が問題となる。
特許文献5には、Sn−Bi合金にSbを0.5〜1.5wt%、Agを0.5〜3wt%の割合で添加したPbフリーはんだが記載されている。しかし、Sn−Bi−Sb合金にAgを添加すると、化合物が析出して延性が低下する。
一方、本願発明者らの実験研究から、Sn−Bi合金に所定量のSbを添加してなるSn−Bi−Sb合金は、融点が135〜150℃程度と低く、凝固後にSnとBiとの微細な共晶組織を有し、電子部品用はんだとして必要な延性を備えていることが判明した。
但し、Sn−Bi−Sb合金中のBi含有量が45wt%未満の場合は、Snの初晶析出が増加して合金(はんだ)の融点が高くなる。一方、Sn−Bi−Sb合金中のBi含有量が65wt%を超えると、融点が高くなるとともに、Biの初晶析出が増加して合金が脆くなる。このため、Sn−Bi−Sb合金中のBi含有量は45wt%以上、65wt%以下とすることが必要である。Sn−Bi−Sb合金中のBi含有量のより好ましい範囲は54wt%以上、60wt%以下である。
また、Sn−Bi−Sb合金中のSb含有量が0.3wt%未満の場合及びSb含有量が0.8wt%を超える場合は、いずれも十分な延性を得ることができない。このため、Sn−Bi−Sb合金中のSb含有量は0.3wt%以上、0.8wt%以下とすることが必要である。
なお、上記組成のSn−Bi−Sb合金を使用する場合、後述する温度プロファイルではんだ付けすることが好ましい。これによりSn−Bi−Sb合金中の共晶組織がより一層微細化して延性が更に向上し、電子部品と回路基板との接合信頼性が更に向上する。
図1(a)はSn−58wt%Bi合金の組織を撮影した走査型電子顕微鏡写真をトレースした図である。また、図1(b)はSn−58wt%Bi合金にSbを0.5wt%の割合で添加して得た合金(Sn−Sb−0.5wt%Sb)の組織を撮影した走査型電子顕微鏡写真をトレースした図である。更に、図1(c)はSnー58wt%Bi合金にSbを3.0wt%の割合で添加して得た合金(Sn−Bi−3.0wt%Sb)の組織を撮影した走査型電子顕微鏡写真をトレースした図である。なお、本願の図中では、「wt%」の記載を省略している。
図1(a)〜(c)において、色の濃い部分はSn、色の薄い部分はBiである。SbはBiに全率固溶する数少ない元素の一つである。また、Sn−Bi合金中に添加されたSbは、Snと結合して金属間化合物SnSbを形成する。更に、Sn−Bi合金の場合、Biは共晶として晶出するものと、Snから析出するものとがある。
図1(a)〜(c)からわかるように、Sn−58wt%Bi合金(図1(a))では共晶組織が最も大きく、Sn−Bi−0.5wt%Sb合金(図1(b))では共晶組織が最も小さい。
Sn−Bi−Sb合金の場合、SnとBiとの共晶組織の大きさが、延性(伸び)に関係すると考えられる。
Sb添加量が3wt%と多い場合(図1(c))は、Snから析出したBiが顕著に観察され、Sn−Bi−0.5wt%Sb合金(図1(b))に比べて共晶組織が大きくなる。Sb含有量が多いと共晶組織が大きくなる現象は、室温におけるSn中へのBiの溶解度限と、融点におけるSn中へのBiの溶解度限との差が起因していると考えられる。つまり、Sbの多量の添加によって合金のSn側の固相線やSn中のBi固溶限が変化したものと考えられる。
(実験1)
Sn−58wt%Bi合金により、図2に示す形状の試験片を作成した。試験片の長さLは90mm、両端の太径部の直径D0は12mm、中央の細径部の直径D1は5mm、評点距離Lhは25mmである。
また、Sn−58wt%Bi合金に対してCuを0.5wt%の割合で添加して、図2に示す形状の試験片(Sn−Bi−0.5wt%Cu)を形成した。更に、Sn−58wt%Bi合金に対しGe(ゲルマニウム)を0.5wt%の割合で添加して図2に示す形状の試験片(Sn−Bi−0.5wt%Ge)を作成した。更にまた、Sn−58wt%Bi合金に対してSbを0.5wt%の割合で添加して図2に示す形状の試験片(Sn−Bi−0.5wt%Sb)を作成した。
更にまた、Sn−58wt%Bi合金に対してZnを0.5wt%の割合で添加して図2に示す形状の試験片(Sn−Bi−0.5wt%Zn)を作成した。更にまた、Sn−58wt%Bi合金に対しAgを0.5wt%及び1wt%の割合で添加して図2に示す形状の試験片(Sn−Bi−0.5wt%Ag,Sn−Bi−1.0wt%Ag)を作成した。
これらの試験片はいずれも180℃の温度で鋳造し、その後80℃まで冷却し、80℃の温度で0.5分間保持した後に室温まで自然冷却した。
これらの試験片に対し、万能材料試験機(INSTRON 5505)を用いて室温で引張試験を実施した。引張試験時の引張速度は3mm/min(歪み速度は2.0×10-3/sec)とし、試験片が完全に破断するまで引張って破断伸びを測定した。その結果を、図3にまとめて示す。
図3からわかるように、Sn−Bi−0.5wt%Sb合金は、Sn−58wt%Bi合金に比べて4倍以上の伸びを示した。また、Sn−Bi−0.5wt%Sb合金は、その他のSn−Bi−0.5wt%Cu合金、Sn−Bi−0.5wt%Ge合金、Sn−Bi−0.5wt%Zn合金、Sn−Bi−0.5wt%Ag合金及びSn−Bi−1.0wt%Ag合金に比べても約2倍以上の伸びを示した。
なお、上記の例では試験片鋳造後、試験片を80℃の温度で0.5分間保持したが、50〜100℃の温度で保持した場合も同様の破断伸びを示した。
(実験2)
Sn−55wt%Bi合金に対してSbを0.5wt%の割合で添加し、実験1と同様の条件で試験片を作成して引張試験を実施した。その結果、このSn−Bi−Sb合金は、Sn−58wt%Bi合金に対し約2倍の伸びを示した。
また、Sn−60wt%Bi合金に対してSbを0.5wt%の割合で添加し、実験1と同様の条件で試験片を作成して引張試験を実施した。その結果、このSn−Bi−Sb合金は、Sn−58wt%Bi合金に対し約2倍の伸びを示した。
(実験3)
Sn−58wt%Bi合金にSbを添加して、Sb含有量が相互に異なる複数のSn−Bi−Sb合金試験片を作成した。各試験片の形状及び作成方法は実験1と同じ(図2参照)である。Sn−Bi−Sb合金中のSb含有量は、0.1wt%、0.5wt%、0.7wt%、1.0wt%、3.0wt%及び5.0wt%である。
これらの試験片に対し、万能材料試験機(INSTRON 5505)を用いて室温で引張試験を実施した。引張試験時の引張速度は3mm/min(歪み速度は2.0×10-3/sec)とし、試験片が完全に破断するまで引張って破断伸びを測定した。
図4は、横軸にSb含有量をとり、縦軸に破断伸びをとって、Sn−Bi−Sb合金の破断伸びのSb含有量依存性を示す図である。この図4からわかるように、Sn−Bi−Sb合金中のSb含有量が0.5wt%以下の場合は、Sb含有量が多くなるほど破断伸びは大きくなる。しかし、Sn−Bi−Sb合金中のSb含有量が0.5wt%を超えると、Sb含有量が多くなるほど破断伸びは小さくなる。図4から、Sb含有量が0.3〜0.8wt%のSn−Bi−Sb合金は、Sn−58wt%Bi合金(Sb含有量が0)よりも破断伸びを確実に大きくできることがわかる。
このように、引張速度が高速の条件(上記の例では3mm/min)、換言すると衝撃的な負荷に対して、Sb含有量が0.3〜0.8wt%のSn−Bi−Sb合金はSn−58wt%Bi合金に比べて良好な伸びを示す。
なお、引張速度を0.5mm/minとして同様の引張試験を行った場合も、Sb含有量が0.3〜0.8wt%のSn−Bi−Sb合金はSn−58wt%Bi合金に比べて良好な伸びを示した。
(3点曲げ試験)
図5(a)〜(c)は、3点曲げ試験用試料の作成方法を示す模式図である。
まず、図5(a)に示すように、所定の導体パターン11が設けられたパッケージ基板10と、所定の導体パターン16が設けられた回路基板15とを用意した。
一方、Sn−58wt%Bi合金にSbを0.5wt%の割合で添加したSn−Bi−Sb合金を用意し、ワイヤーカット法を用いて直径が0.6mmのボール状のはんだを作成した。
次に、図5(b)に示すように、パッケージ基板10の導体パターン11の上(図5(b)では下側)に、ボール状のはんだをフラックスとともに付着させた後、180℃の温度に加熱してはんだボール18を形成した。
次いで、図5(c)に示すように、回路基板15の上にパッケージ基板10を搭載して3点曲げ試験用試料20とした。パッケージ基板10を回路基板15上に搭載するときには、180℃の温度に加熱してはんだボール18を溶融した後、80℃になるまで冷却し、その後80℃の温度で約0.5分間保持した後に室温まで冷却した。このはんだ付けにより、2000個のはんだボール18と、それらのはんだボール18間を直列に接続する導体パターン11,16とからなる抵抗体が形成された。なお、はんだボール18は1.0mmのピッチで配列されている。
この3点曲げ試験用試料20に対して3点曲げ試験を行った。図6は、3点曲げ試験方法を示す模式図である。
3点曲げ試験用試料20を、パッケージ基板10側を下にして配置し、一対の支持部材21により支持した。支持部材21間の間隔は90mmである。そして、回路基板15の上側の中心位置にピン22を押し当て、曲げ速度が120mm/min、変位量が0.5mmの条件でピン22を上下方向に振動させて、抵抗体の抵抗値が初期の20%以上に上昇するまでの振動数(サイクル数)を調べた。
また、比較のために、はんだボールがSn−58wt%Biからなること以外は上記と同様にして3点曲げ試験用試料を作成し、抵抗体の抵抗値が初期の20%以上に上昇するまでの振動数を調べた。
その結果、Sn−Bi−0.5wt%Sb合金によりはんだボールを形成した3点曲げ試験用試料では、振動数が500回を超えても抵抗体の抵抗値が初期の20%まで上昇しなかった。これに対し、Sn−58wt%Bi合金によりはんだボールを形成した3点曲げ試験用試料では、130回程度の振動数で抵抗体の抵抗値が初期の20%以上となった。このことから、本実施形態に係るはんだは、Sn−58wt%Bi合金に比べて延性が高く、FC−BGAパッケージ型半導体装置の2次実装用はんだとして極めて好適であることが確認された。
なお、上記の例ではSn−58wt%Bi合金にSbを0.5wt%の割合で添加した場合について説明したが、Sn−58wt%Bi合金にSbを0.3wt%の割合で添加した場合、及び0.8wt%の割合で添加した場合についても、3点曲げ試験を実施したところ、Sn−Bi−0.5wt%Sb合金の場合と同様の結果が得られた。
また、Sn−45wt%Bi合金にSbを0.3wt%の割合で添加した場合、0.5wt%の割合で添加した場合、及び0.8wt%の割合で添加した場合についても同様に3点曲げ試験を実施したところ、Sn−Bi−0.5wt%Sb合金の場合と同様の結果が得られた。
更に、Sn−65wt%Bi合金にSbを0.3wt%の割合で添加した場合、0.5wt%の割合で添加した場合、及び0.8wt%の割合で添加した場合についても同様に3点曲げ試験を実施したところ、Sn−Bi−0.5wt%Sb合金の場合と同様の結果が得られた。
(温度プロファイル)
図7は、横軸に時間をとり、縦軸に温度をとって、はんだ付け時の温度プロファイルの例を示す図である。前述の3点曲げ試験では、所定量のSbを含有するSn−Bi−Sb合金(はんだ)を例えば180℃の温度で溶融してパッケージ基板と回路基板とを接合した後、80℃の温度まで冷却してこの温度で約0.5分間保持し、その後室温まで冷却している。
本実施形態に係るSn−Bi−Sb合金(はんだ)の融点は135〜150℃程度である。従って、はんだ付け時にはこの温度よりも高い温度に加熱する必要がある。但し、温度が高すぎると電子部品等に悪い影響を与えるので、例えば160〜180℃に加熱すればよい。この場合、図7中に実線で示すように室温からSn−Bi−Sb合金が溶融する温度まで直線的に加熱してもよく、図7中に破線で示すように溶融温度よりも低い温度まで加熱して所定時間保持した後、溶融温度まで加熱してもよい。
前述の3点曲げ試験では、Sn−Bi−Sb合金を溶融した状態でパッケージ基板と回路基板とを接合した後、80℃の温度まで冷却している。この冷却工程では、Sbが固溶したSnの結晶と、Sbが固溶したBiの結晶との共晶組織が生成される。
このときの冷却は自然冷却でもよいが、冷却速度が例えば5℃/secよりも速いと良好な共晶組織を得ることができない。また、冷却速度が遅すぎると工程に時間がかかって製品コストの上昇の原因となる。このため、この工程における冷却速度は0.05〜5℃/secとすることが好ましい。
その後、本実施形態では80℃の温度で約0.5分間保持する保持工程を設けている。この保持工程により、微細な金属間化合物SnSbがSnの結晶とBiの結晶との境界付近に適度に析出し、共晶組織の粗大化が抑制される。
このときの保持温度は例えば50〜100℃とすればよく、保持時間は例えば0.5分以上とすればよい。このように所定の温度で所定の時間保持した後、室温まで自然冷却する。
なお、保持工程における保持温度が50℃よりも低い場合、保持温度が100℃よりも高い場合、及び保持時間が0.5分よりも短い場合は、いずれも保持工程を設けない場合に比べて延性の向上効果が十分でない。このため、保持工程における保持温度は50℃以上、100℃以下とし、保持時間は0.5分以上とすることが好ましい。保持時間の好ましい範囲は0.5〜10分である。
はんだ付け後に80℃の温度に0.5分間保持した場合、前述の3点曲げ試験では振動回数が500回を超えても抵抗体の抵抗値は初期の20%に至らなかった。これに対し、はんだ付け後に室温まで直接冷却した場合(保持工程がない場合)は、3点曲げ試験において振動回数が430回を超えたときに抵抗体の抵抗値が初期の20%を超えてしまった。このことから、図7に示すような温度プロファイル、すなわちSn−Bi−Sb合金を溶融して電子部品を接合した後、50〜100℃の温度で0.5〜10分間程度保持し、その後室温まで冷却することが好ましいことが確認された。
(FC−BGAパッケージ型半導体装置)
図8はFC−BGAパッケージ型半導体装置の一例を示す断面図である。この図8に示すように、FC−BGAパッケージ型半導体装置30においては、半導体チップ32が1次実装用はんだ(はんだバンプ)33によりパッケージ基板31上に実装されている。また、半導体チップ32は封止樹脂35に覆われて封止されている。
パッケージ基板31の上面側及び下面側にはそれぞれ金属箔からなるパッド(導体パターン:図示せず)が形成されている。パッケージ基板31の上面側のパッドと下面側のパッドとは、パケージ基板31内に形成された配線(パターン配線及びビア:図示せず)を介して電気的に接続されている。
パッケージ基板31の下面側のパッドには、回路基板40に実装するための2次実装用はんだ(はんだボール)34が接合されている。この2次実装用はんだ34を介して、半導体チップ32に設けられた電子回路と、回路基板40に設けられた配線とが電気的に接続される。
1次実装用はんだ33は例えば融点が221℃のSn−3.5wt%Ag合金、融点が227℃のSn−0.7wt%Cu合金、又は融点が217℃のSn−3wt%Ag−0.5wt%Cu合金により形成されている。一方、2次実装用はんだ34は、Bi含有量が45〜65wt%、Sb含有量が0.3〜0.8wt%、残部がSn及び不可避的不純物からなるSn−Bi−Sb合金により形成されている。
FC−BGAパッケージ型半導体装置30を回路基板40に実装(はんだ付け)する場合、例えば図7に示す温度プロファイルとなるように加熱・冷却を行う。このようにして回路基板40上に実装されたFC−BGAパッケージ型半導体装置30は、衝撃やストレスが加えられても接合部分に亀裂などの不具合が発生せず、接合部の信頼性が高い。
なお、上記の例では実施形態に係るSn−Bi−Sb合金をFC−BGAパッケージ型半導体装置の2次実装用はんだとして使用する場合について説明したが、実施形態に係るSn−Bi−Sb合金を2次実装用はんだとしてではなく、通常の電子部品と回路基板との接合に使用してもよいことは勿論である。
実施形態に係るSn−Bi−Sb合金は、融点が低いため、はんだ付け工程で消費するエネルギーが削減でき、製造コストを低減することができる。また、はんだ付けする電子部品に対する熱負荷が低いため、はんだ付け時の熱による電子部品の劣化が防止される。これらの理由により、本実施形態に係るSn−Bi−Sb合金は、微細化・高集積化された電子部品の実装に好適である。
また、このような半導体装置は電子機器、例えばパソコン、携帯電話をはじめとするコンシューマ機器や、サーバやルータ、ネットワーク製品に適用する。これにより、極めて信頼性が高い電子機器を提供することができる。
10…パッケージ基板、11,16…導体パターン、15回路基板、18…はんだボール、20…3点曲げ試験用試料、21…支持部材、22…ピン、30…FC−BGAパッケージ型半導体装置、31…パッケージ基板、32…半導体チップ、33…1次実装用はんだ(はんだバンプ)、34…2次実装用はんだ(ハンドボール)、35…封止樹脂、40…回路基板。

Claims (5)

  1. Bi含有量が45乃至65wt%、Sb含有量が0.3乃至0.8wt%、残部がSn及び不可避的不純物からなることを特徴とするはんだ。
  2. 電子部品を基板上にはんだ付けするはんだ付け方法において、
    前記電子部品と前記基板上の導電パターンとの間に融点以上の温度に加熱したはんだを付着させる工程と、
    前記はんだを所定温度まで冷却する工程と、
    前記はんだを前記所定温度で一定時間保持する工程と、
    前記はんだを室温まで冷却する工程とを有し、
    前記はんだが、Bi含有量が45乃至65wt%、Sb含有量が0.3乃至0.8wt%、残部がSn及び不可避的不純物からなり、前記所定温度が50乃至100℃であることを特徴とするはんだ付け方法。
  3. 前記所定温度で保持する時間が0.5分以上であることを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け方法。
  4. 前記はんだを前記所定温度まで冷却する工程において、冷却速度を0.05乃至5℃/secとすることを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け方法。
  5. 半導体チップと、
    両面にそれぞれ導体パターンが形成されたパッケージ基板と、
    前記パッケージ基板の一方の面と前記半導体チップとの間に介在して前記半導体チップを前記パッケージ基板に接合する第1のはんだと、
    前記パッケージ基板の他方の面の前記導体パターンに接合された第2のはんだとを有し、
    前記第1のはんだは前記第2のはんだよりも融点が高く、前記第2のはんだはBi含有量が45乃至65wt%、Sb含有量が0.3乃至0.8wt%、残部がSn及び不可避的不純物からなることを特徴とする半導体装置。
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