JP2010166989A - 遊技機のヒンジ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】悪戯的操作を防止でき、かつ開閉体を基体枠に容易に取り付けることができる。
【解決手段】外枠11に設けたベース部22に軸部材23を突設するとともに、本体枠12には、開口34を経て軸部材23を受け入れる受入れ部を備えた軸受け部材3を設け、軸受け部材3には軸抜け防止部材4が設けられる。軸抜け防止部材4は軸抜け防止状態と軸抜け許容状態に操作可能で、軸抜け防止状態では、受入れ部に位置する軸部材23を当該受け入れ部からの脱出を規制しつつ保持する。開口34は本体枠12の前面に開放しており、本体枠12の閉鎖時に開口34は、軸抜け防止状態の軸抜け防止部材4によって閉鎖される。
【選択図】 図1

Description

本発明は遊技機のヒンジ機構に関し、特に、パチンコ遊技機の外枠に本体枠を開閉可能に軸支する等の用途に好適に使用できる遊技機のヒンジ機構に関する。
パチンコ遊技機において遊技盤を備える本体枠は、日常的なメンテナンスのためにヒンジ機構によって開閉可能に外枠に軸支されているとともに、上記ヒンジ機構は本体枠の本格的な修理等のために、本体枠を外枠から取り外すことができる構造となっている。その一例が特許文献1に開示されており、ここでは、本体枠の一方の側縁下端を外枠の側枠下端に設けた軸部材に開閉回動可能に支持させる一方、外枠の側枠上端にはロック部材(軸抜け防止部材)を設けている。このロック部材に、本体枠の側縁上端に上方へ向けて突設した軸部材を回転可能に係合させてロック状態(軸抜け防止状態)とすることにより、本体枠を外枠に開閉回動可能に支持させている。本体枠を外枠から外す場合はロック部材をロック解除状態(軸抜け許容状態)にして、軸部材とロック部材の係合を解消する。
特開2004−215845
しかし、上記従来のヒンジ機構は、スライド式の上記軸抜け防止部材が上方へ露出しているために悪戯的な操作をされ易く、また軸部材を後方から軸抜け防止部材内に係合させているため開閉体としての本体枠を基体枠としての外枠に取り付ける際や取り外す際に手間取るという問題があった。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、悪戯的操作を防止でき、かつ開閉体を基体枠に容易に取り付けることができる遊技機のヒンジ機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、基体枠(11)に対して開閉体(12)を開閉可能に軸支する遊技機のヒンジ機構において、基体枠(11)に設けたベース部(22)には当該基体枠(11)の枠形成範囲内に軸部材(23)を突設するとともに、開閉体(12)には、開口(34)を経て軸部材(23)を受け入れる受入れ部(372)を備えた軸受け部材(3)を設け、軸受け部材(3)には軸抜け防止部材(4)が設けられて、当該軸抜け防止部材(4)は軸抜け防止状態と軸抜け許容状態に操作可能で、軸抜け防止状態では、受入れ部(372)に位置する軸部材(23)を当該受入れ部(372)からの脱出を規制しつつ保持し、開口(34)は開閉体(12)の前面に開放しており、開閉体(12)の閉鎖時に開口(34)が、軸抜け防止状態の軸抜け防止部材(4)によって閉鎖されることを特徴とする。
本第1発明においては、開口が開閉体の前面に開放しているから、開閉体を基体枠へ取り付ける場合には、開口の位置を軸部材に一致させて、開閉体を軸部材の方向(開閉体における前後方向の前側)に向けて移動させる。これにより、軸部材は開口を経て受入れ部まで相対進入する。そして、軸抜け防止部材が軸抜け防止状態になると、開閉体は開閉回動可能に基体枠に取り付けられる。開閉体を基体枠から取り外す場合には、開閉体を開放させた後、軸抜け防止部材を軸抜け許容状態にして、開閉体を軸部材から離れる方向(開閉体における前後方向の後ろ側)に向けて移動させる。これにより、軸部材が相対的に受入れ部から開口を経て外方へ脱出させられ、開閉体が基体枠から取り外される。このような構成によれば、軸部材に対して前方から軸受け部材を係合させているから、従来のような軸部材を後方から軸受け部材内に係合させるのに比して、基体枠への開閉体の取り付けや取り外しの手間が軽減される。また、開閉体の閉鎖時に、上記開口が、軸抜け防止状態の軸抜け防止部材によって閉鎖されるから、ヒンジ機構への悪戯的操作(ヒンジの係合状態を解除させる行為)が未然に防止される。また、軸抜け防止部材は、軸部材の軸受け部材からの脱出を規制しており、通常時に軸部材を介して発生する開閉体の荷重(負荷)は軸受け部材の受入れ部により受け支えているので、軸抜け防止部材に対して過度な負荷がかかることなく安定したヒンジ機構を形成することができる。
本第2発明では、上記ベース部(22)を基体枠(11)の上端部に設けて、当該ベース部(22)から軸部材(23)を下方へ向けて突設し、軸受け部材(3)を開閉体(12)の上端部に設けて、当該軸受け部材(3)に、開口(34)から受入れ部(372)へと軸部材(23)を案内する案内部(371)を設けるとともに、開口(34)から案内部(371)を経て受入れ部(372)へと到る経路を屈曲状に形成し、かつ軸抜け防止部材(4)を軸抜け防止状態に位置させる付勢部材(41)を設ける。
本第2発明においては、開口から案内部を経て受入れ部へと到る経路を屈曲状に形成するとともに、軸抜け防止部材を軸抜け防止状態に位置させる付勢部材を設けているから、受入れ部に進入した軸部材の脱出が簡易的な構造で確実に規制される。また、開口から案内部を経て受入れ部へと到る経路を屈曲状に形成しているので、開閉体の開放時において、開閉体の荷重によって発生する開閉体の移動(変位)を、軸部材と軸受け部材との係合により適切に受け支えることができ、軸部材が軸受け部材の開口方向へ移動してしまうことを防止することができるので、開閉体の開放時において開閉体が不要に基体枠から外れてしまうことを適切に防止することができ、安定したヒンジ機構を形成することができる。
本第3発明では、上記軸抜け防止部材(4)は回動操作によって軸抜け防止状態と軸抜け許容状態におかれるものであり、軸抜け防止状態で受入れ部(372)に位置する軸部材(23)に当接する軸抜け防止部材(4)の側面を、当該軸抜け防止部材(4)の回動中心(O)を中心とする円弧面に形成する。
本第3発明において、受入れ部からの軸部材の脱出は、当該軸部材に当接する軸抜け防止部材の側面によって阻止されているが、この側面は、軸抜け防止部材の回動中心を中心とする円弧面に形成されているから、軸部材からの荷重が印加しても軸抜け防止部材に軸抜け許容方向への作用力が働くことは無く、軸部材の脱出が確実に防止される。
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明の遊技機のヒンジ機構によれば、悪戯的操作を防止できるとともに、開閉体を基体枠に容易に取り付けることができる。
本発明のヒンジ機構を備えたパチンコ遊技機の正面図である。 本発明の一実施形態におけるヒンジ機構を設けたパチンコ遊技機の側縁上端部の平面図である。 軸受け部材の全体斜視図である。 軸受け部材の全体平面図である。 軸抜け防止部材の全体平面図である。 軸抜け防止部材を内設した軸受け部材の平面図である。 軸抜け防止部材を内設した軸受け部材の正面図である。 本体枠の取り外し工程を示す、ヒンジ機構を設けたパチンコ遊技機の側縁上端部の平面図である。 本体枠の取り外し工程を示す、ヒンジ機構を設けたパチンコ遊技機の側縁上端部の平面図である。
図1にはパチンコ遊技機の正面図を示し、基体枠としての矩形の外枠11に開閉体としての本体枠12が取着されている。本体枠12には下半の上下位置に球皿を備えた前板13が設けられるとともに、上半には遊技盤15とこれを覆うガラス枠14が装着されている。本体枠12は正面左側の側縁下端が、外枠11の側枠下端に設けた軸部材(図示略)に公知の構造で開閉回動可能に支持されるとともに、本体枠12の側縁上端は以下に詳述する本発明のヒンジ機構Hによって着脱可能かつ開閉回動可能に外枠11の側枠上端に結合されている。
図2にはヒンジ機構Hを設けた上記遊技機の側縁上端部の平面図を示す。図2は本体枠12を、外枠11に近接する閉鎖状態としたもので、外枠11の上端に位置する上枠111の一端には金属板で形成されたベース板2が設けてある。ベース板2は略矩形の取付部21が上枠111の一端下面にネジ固定され、取付部21からはベース部22が、やや狭幅となり上方(図2の手前側)へ段付きに屈曲した後、前方(図2の下方)へ延びている。ベース部22の板面には外枠11の枠形成範囲内に位置するように円形状の軸部材23が下方へ向けて突設されている。軸部材23の下端部はやや大径となっている(図7参照)。本実施形態では、ベース板2を外枠11の下面(内側)に設けているから、上面(外側)に設ける場合のように外枠11の一部を削ってベース板2の外面と外枠11の一般部外面を面一にする加工を必要としない。
一方、上記ベース部22に対向する本体枠12の上枠121の一端上面には軸受け部材3が設けられている。軸受け部材3の斜視図を図3に、その平面図を図4に示す。軸受け部材3は全体が金属板を略L字状に屈曲させたもので、その垂直壁31が本体枠12の背面にネジ固定され、水平壁32が上記ベース部22の下方に位置している。水平壁32の前半外周上には一定高さの壁部33が形成されるとともに、壁部33は前側の略中央が切り欠かれて開口34が形成されている。
水平壁32には壁部33に近い位置に、ピン体35が立設され、水平壁32の内周部にはバネ係止片36が切り起しにより形成されている。また、水平壁32の板面には上記開口34に通じる切欠き37(図4)が屈曲形成されて、この切欠き37は、開口34に隣接する案内部371と案内部371に通じる受入れ部372で構成されている。これにより、開口34から案内部371を経て受入れ部372へと到る経路は屈曲状に形成されている。
案内部371は両側面が開口34に向けて延びるとともに、突起部373によってその幅が軸部材23の軸部の外径よりもやや大きい程度まで狭まり、その後ほぼ同幅で突起部373の背後に位置する受入れ部372へ前側から左側へ向けて略L字状に屈曲している。受入れ部372は突起部373の背後にあって軸部材23の軸部外周に倣った半円形の端面372aを備えている。なお、開口34は前側に向けて幅広形状として軸部材23を入れ易くしてある。また、上記突起部373における背面側(軸部材23と対面する側)には若干の直線部が形成されている。ここで、図4中の符号38はガラス枠14の回動軸を差し込む差込孔である。
軸受け部材3の水平壁32上には軸抜け防止部材4が設置される。軸抜け防止部材4の平面図を図5に示す。軸抜け防止部材4は本実施形態ではバネ係数の大きいエンジニアリングプラスチックであるポリオキシメチレン(POM)樹脂の一体成形品である。軸抜け防止部材4は全体が略L字形の板状に形成され、その一端からは付勢部材としての細幅の板バネ部41が弧状に湾曲延出している。このように板バネ部41を軸抜け防止部材4に一体に形成したことにより、部品点数が削減される。
軸抜け防止部材4の左端面にはストッパ面42が、後端面にはストッパ面43が形成されている。また、軸抜け防止部材4の右端面にはストッパ部44が突出形成されている。さらに、軸抜け防止部材4の左端部には円形の取付孔45が貫通形成され、中間位置は切り欠かれて係止凹所46が形成されている。係止凹所46は軸部材23の軸部外周よりやや幅広で(より詳しくは受入れ部372よりもやや幅広で)、軸部外周に倣った半円形の端面46aを備えるとともに、端面46aから延びる側面46bは取付孔45の中心Oを中心とした円弧面に形成されている。
軸抜け防止部材4はその取付孔45がピン体35(図4)に嵌装されてこれの周りに旋回可能に軸受け部材3内に設置される。軸抜け防止部材4がピン体35に嵌装された後、ピン体35の先端を潰す(幅広に加工する)ことで、軸抜け防止部材4が軸受け部材3から外れないように構成されている。これを図6に示す。軸抜け防止部材4は板バネ部41の先端をバネ係止片36に係止させて軸受け部材3内に設置されている。これによって軸抜け防止部材4はピン体35回りに軸抜け防止方向の時計方向へ回動付勢されており、図示の軸抜け防止状態ではストッパ部44が軸受け部材3の壁部33に当接して軸抜け防止部材4が位置決めされている。
外枠11のベース板2のベース部22に設けられた軸部材23は軸受け部材3の受入れ部372(図4)に位置しており、軸部材23の軸部の略半周が受入れ部372の半円形の端面372aと、突起部373の直線部に対面するとともに、残る略半周は軸抜け防止部材4(図5)の係止凹所46の半円形端面46aと、円弧状をなす側面46bに対面している。このようにして、軸部材23は相対回転が可能に受入れ部372内に位置決めされ、この結果、外枠11に対して本体枠12を自由に開閉回動させることができる。
本体枠12が外枠11に対して閉鎖されている状態では、図7に示すように、本実施形態では正面を向いている軸受け部材3の開口34には、軸抜け防止部材4の外周面47が位置して、上記開口34が閉鎖されている。このように開口34が軸抜け防止状態の軸抜け防止部材4によって閉鎖されているので、ヒンジ機構Hへの悪戯的操作(ヒンジの係合状態を解除させる行為)が未然に防止される。また、外周面47を操作して軸抜け防止部材4を軸抜け許容方向へ回動させようとしても、ストッパ面43がベース板2の、取付部21とベース部22の境界の段付面に当接することにより回動は確実に規制され、軸抜け防止状態が解除されることはない。さらに、軸受け部材3上に設けた軸抜け防止部材4は、壁部33とベース部22に覆われて外方から遮蔽されるから、悪戯的な操作がさらに確実に防止される。なお、軸受け部材の差込孔38(図4)に差し込まれたガラス枠14の回動軸も壁部33によって外方から遮蔽されるから、差し込まれた状態が確実に維持され、悪戯的に操作されることが防止される。さらに、軸抜け防止部材4に別途ガラス枠14の回動軸を上方から覆うカバー部(図6内破線表示)を設ければ、壁部33と共に更なる防犯機能を持たせることができる。
本体枠12の裏面側のメンテナンス等を目的として、本体枠12を外枠11に対して開放した場合、軸部材23の受入れ部372からの脱出は軸抜け防止部材4の側面46bにおいても規制されている。この側面46bは、取付孔45の中心(すなわち軸抜け防止部材4の回動中心)Oを中心とする円弧面に形成されているから、軸部材23からの荷重が印加しても軸抜け防止部材4に軸抜け許容方向(ピン体35回りに反時計方向)への作用力が働くことは無く、受入れ部372からの軸部材23の脱出が確実に規制される。さらに、開口34から案内部371を経て受入れ部372へと到る経路を前側から左側へと折れ曲がるように屈曲状に形成しているから、本体枠12の開放時において本体枠12の荷重によって発生する本体枠12の前方への移動(変位)を、受入れ部372の端面372aと軸部材23との係合により適切に受け支えることができ、受入れ部372からの軸部材23の脱出が規制される。また、軸受け部材3の突起部373の背面側に形成された直線部により、本体枠12を開放した際に、仮に本体枠12に対して後ろ方向への負荷がかかったとしても円形状の軸部材23と上記直線部とが当接することで本体枠12の移動が規制され、本体枠12の開放時に本体枠12が不要に外れてしまうことが防止される。
外枠11から本体枠12を取り外す場合には、本体枠12を略90度前方へ開放回動させる(図8)。この状態で、正面方向へ露出した軸抜け防止部材4の右端部を図の矢印で示す方向へ押すと、図9に示すように、板バネ部41を撓ませつつ軸抜け防止部材4が、ピン体35回りに反時計方向、すなわち軸抜け許容方向へ回動させられて軸部材23の位置決め状態が解消される。なお、軸抜け許容方向への軸抜け防止部材4の過度な回動は、ストッパ面42(図6)が壁部33に当接することによって規制される。この状態で、両手で両側を持った本体枠12を実線矢印で示すように本体枠12の前後方向の後ろ側(図9の右方)へ引くと、軸部材23が相対的に受入れ部372(図4)から案内部371および開口34を経て外方へ脱出させられ、本体枠12の側枠上端が外枠11から分離される。この後、本体枠12をやや持ち上げてその側枠下端を本体枠12の側縁下端の軸部材から分離する。
外枠11に本体枠12を装着する場合には、本体枠12の側枠下端を外枠11の軸部材に支持させ、この後、本体枠12の前面に開放する開口34から軸部材23を進入させるべく開口34の位置を軸部材23に一致させて、両手で両側を持った本体枠12を図9の破線矢印で示すように本体枠12の前後方向の前側に押しやる。これにより、軸部材23は開口34内へ相対進入し、開口34を閉鎖する軸抜け防止部材4の外周面を押しやって、板バネ部41を撓ませつつ当該軸抜け防止部材4を一旦軸抜け許容方向へ回動させる。軸部材23を受入れ部372(図4)まで相対進入させると、板バネ部41の原形復帰による付勢力で軸抜け防止部材4は再び軸抜け防止状態へ戻されて(図6の状態)、軸部材23が相対回転可能に位置決めされる。このように本体枠12を外枠11から取り外す場合、または装着する場合には、外枠11に対して本体枠12を略90度の位置に配置して本体枠12を前後方向に移動させることにより脱着することができるので、外枠11への本体枠12の脱着の手間が軽減される。また、本体枠12を外枠11に対して後方から前方に移動させて脱着させていないので、ヒンジ機構を移動させるためのスペースを確保することを目的として、外枠11の上端に位置する上枠111の下面の一部を切削加工することを必要とせず、外枠11の製造を容易にすることができる。
なお、本発明の適用範囲はパチンコ遊技機に限られるものではなく、アレンジボール遊技機やスロットマシン等のその他の遊技機に用いても良い。また、本発明は外枠と本体枠の結合に限られるものではなく、本体枠とガラス枠、または本体枠と球皿パネルのヒンジ機構等、遊技機における様々なヒンジ機構に適用しても良い。さらに、軸部材の突設方向は下方向に限られるものではなく、基体枠(上記実施形態では外枠)の枠形成範囲内であれば上方向でも横方向でも良い。また、本発明のヒンジ機構は、上端部の結合に限られるものではなく、下端部の結合に用いても良い。また、付勢部材(上記実施形態では板バネ部)を用いず、別途、位置保持機構を用いて軸抜け防止部材の軸抜け防止状態と軸抜け許容状態を切換え保持するようにしても良い。軸抜け防止部材の移動操作は回動操作に限られるものではなく、スライド操作等、様々な移動操作を用いることができる。
11…外枠(基体枠)、12…本体枠(開閉体)、22…ベース部、23…軸部材、3…軸受け部材、33…壁部、34…開口、372…受入れ部、4…軸抜け防止部材、O…回動中心。

Claims (3)

  1. 基体枠に対して開閉体を開閉可能に軸支する遊技機のヒンジ機構において、前記基体枠に設けたベース部には当該基体枠の枠形成範囲内に軸部材を突設するとともに、前記開閉体には、開口を経て前記軸部材を受け入れる受入れ部を備えた軸受け部材を設け、前記軸受け部材には軸抜け防止部材が設けられて、当該軸抜け防止部材は軸抜け防止状態と軸抜け許容状態に操作可能で、軸抜け防止状態では、前記受入れ部に位置する前記軸部材を当該受入れ部からの脱出を規制しつつ保持し、前記開口は前記開閉体の前面に開放しており、前記開閉体の閉鎖時に前記開口が、軸抜け防止状態の前記軸抜け防止部材によって閉鎖されることを特徴とする遊技機のヒンジ機構。
  2. 前記ベース部を前記基体枠の上端部に設けて、当該ベース部から前記軸部材を下方へ向けて突設し、前記軸受け部材を前記開閉体の上端部に設けて、当該軸受け部材に、前記開口から前記受入れ部へと前記軸部材を案内する案内部を設けるとともに、前記開口から前記案内部を経て前記受入れ部へと到る経路を屈曲状に形成し、かつ前記軸抜け防止部材を軸抜け防止状態に位置させる付勢部材を設けた請求項1に記載の遊技機のヒンジ構造。
  3. 前記軸抜け防止部材は回動操作によって軸抜け防止状態と軸抜け許容状態におかれるものであり、軸抜け防止状態で前記受入れ部に位置する前記軸部材に当接する前記軸抜け防止部材の側面を、当該軸抜け防止部材の回動中心を中心とする円弧面に形成した請求項1又は2に記載の遊技機のヒンジ機構。
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