JP2010137175A - バイオマス化及び堆肥化に用いる生ゴミ液状化比重別分別方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 図1で、生ゴミを生ゴミ液状化比重別分別装置1に投入し、水を加え、ビニール類の浮遊物を除去装置9で除去し、破砕・粉砕装置11で液状化し、攪拌装置2で攪拌し、比重で分離し、分離装置12でガラス類、金属類を分別することで課題は解決できる。
【選択図】 図1
Description
生ゴミと水を混合したものを流下させ比重にて分別する方法。
生ゴミと水の混合水を流下させ得る樋状の水路に大量の水を使って流下させて、軽比重のものはオーバーフローで分離し、中比重のものはそのまま出口まで流下させて分離し、重比重のものは沈んだ状態で流下し、沈んだ状態を受入れる受入口を底部に設けて出口で水切りして分離する、生ゴミを種類(比重)によって水深方向の上層、中層、下層に分離し得るように設計された比重別分別装置で分別する方法である。
液状化比重別分別方法及び装置を提供することを目的としている。
第1工程において
生ゴミを円筒形の生ゴミ液状化比重別分別装置の本体装置に投入し、水を加えて生ゴミが分離しやすい状態をつくる。
即ち、先ず生ゴミを生ゴミ液状化比重別分別装置に投入する。
次に水を投入する。投入後の水分率は85%から99%まで可能である。
水を加えることで生ゴミ独特の粘りがなくなり生ごみは分離しやすくなる。
生ゴミ液状化比重別分別装置内に空気を送り、生ゴミと水を上下に回転攪拌させる機能を有している、生ゴミ液状化比重別分別装置に既設された攪拌装置で生ゴミ液状化比重別分別装置の中の生ゴミと水を強く攪拌する。
これで軽いものは浮かび、重いものは沈んだ状態がうまれ、さらに生ゴミの中に混ざっている小さなガラス類や金属類が生ゴミから分離しやすくなっている。
この攪拌装置は上下水流を起こすものであればどんな装置でもよい。
浮遊しているビニール類を除去する。
即ち、装置の先端部が畳んだ状態から十字に開いた状態にできて回転できる機能を有している、生ゴミ液状化比重別分別装置に附帯する外部挿入装置である除去装置の先端部の除去棒を畳んだ状態で生ゴミ液状化比重別分別装置の上部からビニール類が浮かんでいるすぐ真下の位置に挿入する。
貯留槽に溜まったビニール類は廃棄する。
この除去装置は浮遊しているビニール類を取り除くものであればどんな装置でも良い。
浮遊しているビニール類を取り除いた後、残った生ゴミを液状化する。
即ち、装置の先端部が高速回転し破砕する破砕刃を有し、破砕刃を畳んだ状態からT字に開いた状態にできる機能を有している、生ゴミ液状化比重別分別装置に附帯する外部挿入装置である破砕・粉砕装置の破砕刃を畳んだ状態で生ゴミ液状化比重別分別装置の上部から最下部に既設のスクリューコンベヤーの上部の位置に挿入する。
水中に空気を送り生ゴミと水を上下に回転攪拌でき、送る空気の強さを変えて水流の強さを強、中、弱に変えられる機能を有している、生ゴミ液状化比重別分別装置に既設されている攪拌装置で生ゴミ液状化比重別分別装置の中の液状化された生ゴミと水を強く攪拌する。
この攪拌を強、中、弱と強さを変えて数度行い、徐々に比重の重い非バイオマス化及び非堆肥化物をより下部に沈ませ、比重の軽いバイオマス化及び堆肥化用生ゴミはより上部に位置させる。
一番重いものが最下部のスクリューコンベヤーの中に入るようにする。
液状化された生ゴミをバイオマス化及び堆肥化用生ゴミと非バイオマス化及び非堆肥化物に分離する。
分離装置を挿入するときは分離装置の先端部を90度の4分の1の扇形に閉じた状態にして軽く回転させながら最下部にあるスクリューコンベヤーの上部に接するぐらいの位置まで挿入する。
スクリューコンベヤーの羽根の間の部分に分離されている比重の重いガラス類、金属類の非バイオマス化及び非堆肥化物を開閉口を開いてスクリューコンベヤーを稼動し排出し廃棄する。
磁石、網、風力、水流、比重だけで生ゴミを分別しようとしても、生ゴミの独特の粘りと
生ゴミの複雑に絡み合う形態のため、生ゴミに付着しているビニール類やガラス類、金属
類は生ゴミから簡単に分離できないが、水を加えて水の中で生ゴミを晒すこの方法であれ
ば生ゴミの粘りを無くし、複雑に絡み合う形態をほぐした状態をつくるので簡単に分離で
きるし、さらに比重の効果でビニール類は軽く浮かび、金属、ガラス類は重く沈むので分
離できる。
水中に空気を送って上下に回転水流を起こす攪拌装置で生ゴミと水の攪拌を行うことに
より、ビニール類に付着している生ゴミや液状化しつつある生ゴミ及び液状化している生
ゴミが水に晒され、粘りが無くなるので分離されやすくなり、軽い物は浮かび、重い物は
沈んだ状態がうまれ、さらに生ゴミの中に混ざっている小さなガラス類や金属類が生
ゴミから分離しやすくなっている。
浮遊している物の内、ビニール類のみを除去できて、同じく浮遊している野菜の塊、肉、魚の塊を残すことができるので、廃棄される非バイオマス化及び非堆肥化物の量が少なくなり、バイオマス化及び堆肥化用生ゴミの実用の範囲を広げることができる。
破砕・粉砕装置により生ゴミを液状化することで生ゴミの中に隠れているガラス類、金属類の小さなものまでが水に晒され分離される大きな効果がある。
液状化した後、ただ攪拌するだけでは比重の重いガラス類、金属類が液状化した生ゴミの下部にくる可能性が絶対ではないが、攪拌装置にて強、中、弱と液状化した生ゴミを攪拌操作することで、比重の重いものはより下部に、比重の軽いものはより上部に分離した状態をつくることができて、比重の重いガラス類、金属類を比重の軽い液状化した生ゴミの下部に位置させることができる。
バイオマス化及び堆肥化用生ゴミは最下部を除いた大きな幅を持つ上層部にまとまり、最
下部のガラス類、金属類を分離装置で完全に分離して取り出せば、簡単にバイオマス化及
び堆肥化用生ゴミと非バイオマス化及び非堆肥化物とに分別できる。
装置の概略説明
図1、全体図
生ゴミと水を投入する生ゴミ液状化比重別分別装置1の本体装置は円筒形で下部が上部より狭くなっていて、最下部はスクリューコンベヤー3の形状に合致した形となっていて最下部のスクリューコンベヤー3に比重の重い非バイオマス化及び非堆肥化物を分離した後、貯留槽6へ導入するための開閉口5とスクリューコンベヤー3が既設され、その上部に生ゴミ液状化比重別分別装置1内の生ゴミと水に空気を送って攪拌する攪拌装置2が既設してあり、分離されたバイオマス化及び堆肥化用生ゴミを貯留槽7へ導入するための開閉口4が既設されていて、貯留槽7からバイオマス化及び堆肥化用生ゴミをバイオマス化及び堆肥化装置に導入するためのポンプ8が既設されている。
生ゴミを生ゴミ液状化比重別分別装置1の本体装置に投入し、水を加えて生ゴミが分離しやすい状態をつくる工程。
生ゴミを生ゴミ液状化比重別分別装置1の生ゴミ投入位置13まで投入する。
次に水を加えた位置14になるまで水を投入する。
水中に空気を送って上下に回転攪拌できる、生ゴミ液状化比重別分別装置1に既設されている攪拌装置2で生ゴミ液状化比重別分別装置1の中の生ゴミと水を強く攪拌する。
浮遊している比重の軽いビニール類を除去する工程。
NO1のごとく、生ゴミ液状化比重別分別装置1に附帯する外部挿入装置である除去装置9の先端部の除去棒を畳んだ状態15にして、生ゴミ液状化比重別分別装置1の上部からビニール類16が浮かんでいるすぐ真下の位置17に挿入する。
浮遊物を除去した後、残った生ゴミを液状化する工程。
NO1のごとく、生ゴミ液状化比重別分別装置1に附帯する外部挿入装置である破砕・粉砕装置11の破砕刃を畳んだ状態20にして生ゴミ液状化比重別分別装置1のスクリューコンベヤー3の上部の位置まで挿入する。
液状化された生ゴミをさらに分離する工程。
水中に空気を送って上下に回転攪拌できる、生ゴミ液状化比重別分別装置1に既設されている攪拌装置2で生ゴミ液状化比重別分別装置1の中の液状化された生ゴミと水を攪拌する。
液状化された生ゴミをバイオマス化及び堆肥化用生ゴミと非バイオマス化及び非堆肥化物に分別する工程。
NO1のごとく、生ゴミ液状化比重別分別装置1に附帯する外部挿入装置である分離装置12の先端部の網目の円盤を4分の1の扇形に閉じた状態22にして、軽く回転させながら生ゴミ液状化比重別分別装置1の上部からスクリューコンベヤー3の上部に接するぐらいの位置23まで挿入する。
これでバイオマス化及び堆肥化用生ゴミはNO2の貯留槽7に水分85%から99%までの水溶物及びドロドロの液状化した物が混在した状態で溜まっている。
(1)生ゴミをビニール袋に入れて収集する場合。この場合は、ビニール袋は破袋して生ゴミを取り出しておく。
(2)生ゴミのみを専用のコンテナ等に集めて収集する場合。
などの方法があるが、そのどちらの場合でも、この生ゴミ液状化比重別分別装置は応用できる。
Claims (8)
- 生ゴミを円筒形の生ゴミ液状化比重別分別装置に投入し、水を加えて生ゴミと生ゴミに含まれるビニール類の浮遊物やガラス類、金属類が分離しやすい状態をつくる第1工程、
攪拌装置にて生ゴミの分離を促進する第2工程、
除去装置にて浮遊するビニール類を除去する第3工程、
残った生ゴミを破砕・粉砕装置で液状化する第4工程、
生ゴミを液状化した後、攪拌装置にて強、中、弱と攪拌の強さを操作することで、比重の重い非バイオマス化及び非堆肥化物はより下部に、比重の軽いバイオマス化及び堆肥化用生ゴミはより上部に分離された状態をつくる第5工程、
液状化され分離されたバイオマス化及び堆肥化用生ゴミと非バイオマス化及び非堆肥化物が再度混ざらないように分離し分別する第6工程、
とからなる、バイオマス化及び堆肥化に用いる生ゴミ液状化比重別分別方法で、生ゴミからビニール類、ガラス類、金属類の非バイオマス化及び非堆肥化物とバイオマス化及び堆肥化用生ゴミとに分別することを特徴とする生ゴミ液状化比重別分別方法。 - 生ゴミを本体装置の円筒形の生ゴミ液状化比重別分別装置に投入し、水を加えて生ゴミと生ゴミに含まれるビニール類の浮遊物や金属類、ガラス類が分離しやすい状態をつくる第1工程の生ゴミ液状化比重別分別装置の本体装置、
攪拌にて分離を促進する生ゴミ液状化比重別分別装置の本体装置に既設された第2工程の攪拌装置、
浮遊するビニール類を除去する生ゴミ液状化比重別分別装置の本体装置に付帯する第3工程の除去装置、
浮遊するビニール類を除去した後、残った生ゴミを破砕・粉砕して液状化する生ゴミ液状化比重別分別装置の本体装置に付帯する第4工程の破砕・粉砕装置、
生ゴミを液状化した後、強、中、弱と攪拌の強さを操作することで、比重の重い非バイオマス化及び非堆肥化物はより下部に、比重の軽いバイオマス化及び堆肥化用生ゴミはより上部に分離された状態をつくる生ゴミ液状化比重別分別装置の本体装置に既設された第5工程の攪拌装置、
液状化されたバイオマス化及び堆肥化用生ゴミと非バイオマス化及び非堆肥化物が再度、混ざらないように分離する生ゴミ液状化比重別分別装置の本体装置に付帯する第6工程の分離装置、
とからなる生ゴミ液状化比重別分別装置で、生ゴミからビニール類、ガラス類、金属類の非バイオマス化及び非堆肥化物とバイオマス化及び堆肥化用生ゴミとに分別することを特徴とする生ゴミ液状化比重別分別装置。 - 生ゴミに水を加えて水分状態を85%から99%にして分離しやすい状態を作る生ゴミ液状化比重別分別装置の本体装置を設けた請求項2記載の生ゴミ液状化比重別分別装置。
- 生ゴミと水からビニール類の浮遊物を除去しやすくするために、水中に空気を送って生ゴミと水を上下に攪拌及び生ゴミを液状化して生ゴミからガラス類、金属類を分離した後、ガラス類、金属類をさらに最下部に分離するために、水中に空気を送る強さを強、中、弱と変えながら生ゴミと水を上下に攪拌する生ゴミ液状化比重別分別装置に既設した攪拌装置を設けた請求項2記載の生ゴミ液状化比重別分別装置。
- 生ゴミと水を攪拌して沈静化させた後、ビニール類の浮遊する非バイオマス化及び非堆肥化物を除去する生ゴミ液状化比重別分別装置に付帯する除去装置を設けた請求項2記載の生ゴミ液状化比重別分別装置。
- ビニール類の浮遊する非バイオマス化及び非堆肥化物を除去した後、残った生ゴミに付着又は入り込んでいるガラス類、金属類を完全に分離するために、生ゴミを液状化する生ゴミ液状化比重別分別装置に付帯する破砕・粉砕装置を設けた請求項2記載の生ゴミ液状化比重別分別装置。
- 生ゴミから生ゴミ液状化比重別分別装置の最下部に分離されたガラス類、金属類の非バイオマス化及び非堆肥化物が再度バイオマス化及び堆肥化用生ゴミの中に入らないように分離する生ゴミ液状化比重別分別装置に付帯する分離装置を設けた請求項2記載の生ゴミ液状化比重別分別装置。
- 生ゴミ液状化比重別分別装置の最下部に分離されたガラス類、金属類の非バイオマス化及び非堆肥化物を排出し分別するために、生ゴミ液状化比重別分別装置の底部にスクリューコンベヤーを既設した請求項2記載の生ゴミ液状化比重別分別装置。
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