JP2010128857A - トレンドグラフ表示方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望のイベントを指定するのみで、簡単に、同一種別のイベントの発生時刻を時間軸上で一致させて、過去トレンドと現在トレンドとの対比を可能とする
【解決手段】過去トレンドTPをグラフG内に表示させる。過去トレンドTPと合わせて表示されているイベントアイコンICの中から、例えばイベントアイコンIC1を選択し、このイベントアイコンIC1によって示されるイベントを開始イベントとして指定する。すると、その開始イベントと同一種別の最新のイベントが同期イベントとされ、この同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との時間軸上における位置を同期させて、過去トレンドTPと現在トレンドTRとがグラフG内に自動的に重ね合わせて表示される。
【選択図】 図7

Description

この発明は、圧力、液量、温度等の計測値の推移をトレンドとしてグラフ内に表示するトレンドグラフ表示方法および装置に関するものである。
従来より、プラント等の運転状態を監視する監視システムでは、プラントにおける圧力、液量、温度等の計測値を収集し、この計測値の推移をトレンドとして運転監視画面に表示するようにしている。この場合、トレンドは、例えば、横軸を経過時間を示す時間軸とし、この時間軸に直交する縦軸を計測値の値を示すデータ軸とし、この時間軸とデータ軸とによって表されるグラフ内に表示される。
一方、計測値の収集中、プラント内ではプロセスアラームやシステムアラーム等のイベントが発生する。例えば、計測値が所定の閾値を越えた時にプロセスアラームが発生し、システムに異常が生じた時にシステムアラームが発生する。また、システムの診断・保守操作が行われたときのイベントとして、システムメンテナンスなどもある。これらのイベントについては、その発生を通知するイベント表示が行われる。
このような計測値とイベントとはそれぞれが重要な上に密接に関係していることが多く、プロセスアラームなどのイベントが発生した原因を調べるには、イベントと計測値とを突き合わせる必要がある。この突き合わせ作業は、イベントの発生時刻を調べて、この発生時刻に対応する計測値をトレンド表示させるといった煩雑な作業が必要になる。この計測値とイベントの両方の比較を容易にするために、特許文献1や特許文献2に示された装置では、トレンドが表示されるグラフ内にイベントの情報も同時に表示するようにしている。
図14にその一例を示す。図14において、Xは時間軸、Yはデータ軸であり、この時間軸Xとデータ軸Yとで表されるグラフG内に、計測値のトレンドT1が表示される。また、このグラフG内には、計測値のトレンドT1と時間軸を同一として、その計測値の収集中に発生したイベントの内容を表すアイコンICが表示される。例えば、アイコンIC1はプロセスアラームが発生したことを示し、アイコンIC2はシステムアラームが発生したことを示し、アイコンIC3はシステムメンテナンスが行われたことを示す。
また、特許文献3には、現在のデータ(計測値)を過去のデータ(計測値)の上にプロットすることにより、より適確な運転支援を行う運転支援装置が示されている。この運転支援装置では、図15に示すように、過去の計測値の推移を示す過去トレンドTP(破線)と現在の計測値の推移を示す現在トレンドTR(実線)を同一のグラフG内に重ね合わせて表示する。この場合、時間軸は現在の時刻を定める時間軸X1と過去の時刻を定める時間軸X2が設けられ、過去の時刻と現在の時刻をそれぞれ任意に指定することにより、現在トレンドTRと過去トレンドTPとを同一画面上に対比表示する。例えば、時間軸X1上で現在の時刻の位置を指定すると、その現在の時刻の位置を終点としてグラフG内に現在のトレンドTRがプロットされ、過去の時刻を指定すると、その過去の時刻の位置を現在の時刻の位置と同期させて、グラフG内に過去のトレンドTPがプロットされる。
上述した特許文献1,2に示された技術と特許文献3に示された技術との組合せ技術として、例えば図16に示すように、現在トレンドTRの計測値の収集中に発生したプロセスアラームの発生時刻と過去トレンドTPの計測値の収集中に発生したプロセスアラームの発生時刻とを指定することにより、これらプロセスアラームの発生時刻を同期させて、現在トレンドTRと過去トレンドTPとを同一画面上に対比表示させることが考えられる。このようにすると、同一種別のプロセスアラームの発生時刻を時間軸上で一致させて、現在トレンドTRと過去トレンドTPとを重ね合わせて対比することができ、より効率的に運転・監視を行うことができるようになる。
特開2005−11170号公報 特開平11−134154号公報 特開2005−148967号公報
しかしながら、上述した特許文献1,2,3の組合せ技術として考えられるトレンドグラフの表示方法によると、現在トレンドTRの計測値の収集中に発生したプロセスアラームの発生時刻と過去トレンドTPの計測値の収集中に発生したプロセスアラームの発生時刻とを手動で指定しなければならず、この発生時刻の手動による指定に手間がかかる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、所望のイベントを指定するのみで、簡単に、同一種別のイベントの発生時刻を時間軸上で一致させて、過去トレンドと現在トレンドとの対比を行うことが可能なトレンドグラフ表示方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、第1の軸を経過時間を示す時間軸とし、この時間軸に直交する第2の軸を計測値の値を示すデータ軸とし、この時間軸とデータ軸とによって表されるグラフ内に過去の計測値の推移を示す過去トレンドと現在の計測値の推移を示す現在トレンドとを表示するトレンドグラフ表示方法において、計測値の収集中に発生した各種のイベントをその発生時刻を付してデータベースに記憶するステップと、データベースに記憶されているイベントの中から所望のイベントが開始イベントとして指定された場合、データベースに記憶されているイベントの中の開始イベントと同一種別の最新のイベントを同期イベントとし、この同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との時間軸上における位置を同期させて、過去トレンドと現在トレンドとをグラフ内に自動的に重ね合わせて表示するステップとを設けたものである。なお、本発明は、この方法を適用したトレンドグラフ表示装置としても構成することができる。
この発明によれば、所望のイベントを開始イベントとして指定すると、その開始イベントと同一種別の最新のイベントが同期イベントとされ、この同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との時間軸上における位置を同期させて、過去トレンドと現在トレンドとが自動的にグラフ内に重ね合わせて表示される。本発明において、開始イベントの指定は、過去トレンドをグラフ内に表示させ、この過去トレンドと合わせて表示されているイベントの中から所望のイベントを指定するものとしてもよいし、事前に開始イベントとして管理されているイベントの中から指定するようにしてもよい。
また、本発明において、時間軸上の同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の過去トレンドと現在トレンドの同一時間におけるデータ軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に現在トレンドを強調表示するようにしてもよい。
また、本発明において、時間軸上の同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の過去トレンドと現在トレンドの同一計測値における時間軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に現在トレンドを強調表示するようにしてもよい。
また、本発明において、時間軸上の同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の過去トレンドと現在トレンドの同一時間におけるデータ軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に過去トレンドに対する時間軸のスケールを拡大又は縮小するようにしてもよい。
本発明によれば、所望のイベントを開始イベントとして指定すると、その開始イベントと同一種別の最新のイベントが同期イベントとされ、この同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との時間軸上における位置を同期させて、過去トレンドと現在トレンドとがグラフ内に自動的に重ね合わせて表示されるものとなり、所望のイベントを指定するのみで、簡単に、同一種別のイベントの発生時刻を時間軸上で一致させて、過去トレンドと現在トレンドとの対比を行うことが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係るトレンドグラフ表示方法の実施に用いるプロセス監視システムのブロック図である。
このプロセス監視システムは、プラント等に設置された不図示のフィールド機器(例えば、スイッチ、バルブ、ポンプ、圧力計、流量計、温度計など)を制御すると共に、フィールド機器から例えば圧力、液量、温度等の計測値(プロセスデータ)を取得するコントローラ1と、コントローラ1から計測値を収集するサーバ装置2と、オペレータの指示に応じてコントローラ1やサーバ装置2に指令を与えると共にプラントの運転監視画面を編集作成する監視装置3と、運転操作やパラメータ設定のためのキーボードやマウス等の入力装置4と、監視装置3からの画像データを受け付けて運転監視画面を表示する表示装置5とから構成される。
図2はサーバ装置2と監視装置3の構成を示すブロック図である。
サーバ装置2は、コントローラ1からフィールド機器の計測値を収集するデータ収集部21と、収集した計測値を記憶するデータ記憶部22とを有する。なお、データ収集部21は、計測値の収集中にプラント内でプロセスアラームやシステムアラーム等のイベントが発生した場合、そのイベントを発生時刻を付してデータ記憶部22に格納する機能も有している。このサーバ装置2におけるデータ記憶部22が本発明でいうデータベースに相当する。
監視装置3は、入力装置4を通じてオペレータの要求を受け付ける要求受付部31と、サーバ装置2のデータ記憶部22からデータを取得するデータ取得部32と、運転監視画面を作成する演算部33と、演算部33で作成された運転監視画面を表示装置5に表示させるデータ表示部34とを有する。
サーバ装置2や監視装置3は、演算装置、記憶装置およびインタフェースを備えたコンピュータとこられハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。なお、本実施の形態では、サーバ装置2と監視装置3とを別々に設けているが、これらを一体化してもよい。
以下、本実施の形態のプロセス監視システムの動作について説明する。
サーバ装置2のデータ収集部21は、一定時間毎にコントローラ1にアクセスし、フィールド機器からの計測値を収集し、データ記憶部22に格納する。また、データ収集部21は、計測値の収集中にプラント内でプロセスアラームやシステムアラーム等のイベントが発生した場合、そのイベントを発生時刻を付してデータ記憶部22に格納する。
〔過去トレンドの表示〕
監視装置3の要求受付部31は、入力装置4を通じてオペレータからの要求を受けると、その要求をデータ取得部32に渡す。ここで、オペレータからの要求として、過去トレンドの表示要求が出されたとする。例えば、計測値と期間を指定して、過去トレンドの表示要求が出されたとする。
データ取得部32は、このオペレータからの過去トレンドの表示要求を受けて(図3:ステップS101のYES)、指定された計測値について、指定された期間のデータ(計測値とイベントデータ)をデータ記憶部22から取得し、この取得したデータとオペレータからの要求を演算部33に送る。
演算部33は、データ取得部32から送られてきたデータとオペレータからの要求とに基づいて、オペレータの要求に対応する運転監視画面を作成し(ステップS102)、この作成した運転監視画面の画像データを表示部34を介して表示装置5に出力する(ステップS103)。
この場合、演算部33は、図5に示すように、指定された計測値について、指定された期間の過去トレンドTPを作成し、この過去トレンドTPを時間軸Xとデータ軸Yとで表されるグラフG内に表示させる。また、このグラフG内に、過去トレンドTPと時間軸を同一として、この過去トレンドTPの計測値の収集中に発生したイベントの内容を表すアイコン(以下、イベントアイコンと呼ぶ)ICを表示させる。
〔現在トレンドの対比表示〕
オペレータは、グラフG内に表示された過去トレンドTPに対して現在トレンドの対比表示を行わせたい場合、過去トレンドTPと合わせて表示されているイベントアイコンICの中から、例えばイベントアイコンIC1を選択し、このイベントアイコンIC1によって示されるイベントを開始イベントとして指定する。この指定は、イベントアイコンIC1上にポインタを移動させ、マウスを右クリックすることによって表示されるポップアップメニューPOM(図6参照)から「開始イベントに指定」を選択することによって行う。
このようにして、開始イベントとして指定されると(図4:ステップS201のYES)、データ取得部32は、データ記憶部22に記憶されているイベント中の開始イベントと同一種別の最新のイベントを同期イベントとし(ステップS202)、この同期イベントのデータおよびこの同期イベントの発生時刻以降の現在までの計測値(過去トレンドTPと同じ計測値)をデータ記憶部22から取得し(ステップS203)、この取得した同期イベントのデータおよび同期イベントの発生時刻以降の現在までの計測値を演算部33に送る。
この例では、イベントアイコンIC1の種別がプロセスアラームであるので、データ記憶部22に記憶されている最新のプロセスアラームが同期イベントとされ、この同期イベントのデータおよび同期イベントの発生時刻以降の現在までの計測値が演算部33に送られる。
演算部33は、データ取得部32から送られてくる同期イベントのデータおよび同期イベントの発生時刻以降の現在までの計測値を受けて、図7に示すように、グラフG内に、同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との時間軸X上における位置を同期させて、過去トレンドTPと現在トレンドTRとを重ね合わせて表示させる(ステップS204)。
なお、この場合、過去トレンドTPは破線で表示し、現在トレンドTRは実線で表示する。また、過去トレンドTPと現在トレンドTRは、時間軸X上の同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点P0とし、この同期開始点P0から後の計測値の推移をプロットする。
このように、本実施の形態では、グラフG内に過去トレンドTPを表示させ、この過去トレンドTPと合わせて表示されているイベントアイコンICを選択し、所望のイベントを開始イベントとして指定するのみで、その開始イベントの発生時刻と同一種別の最新のイベント(同期イベント)の発生時刻とを同期させて過去トレンドTPと現在トレンドTRとを自動的に重ね合わせてグラフG内に表示させることができ、簡単に、同一種別のイベントの発生時刻を時間軸上で一致させて、過去トレンドTPと現在トレンドTRとの対比を行うことができるようになる。
なお、本実施の形態において、過去トレンドTPとしては、所望のイベントが発生した場合の理想的な状態のものを表示させるようにするとよい。この場合、理想的な状態の過去トレンドTPと現在トレンドTRとが、同一種別のイベントの発生時刻を時間軸上で一致させて重ね合わせて表示されるものとなる。これにより、理想的な状態の過去トレンドTPと現在トレンドTRとを対比して、より効率的に運転・監視を行うことができるようになる。
上述した実施の形態では、時間軸X上の同期イベントの発生時刻と開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点P0とし、この同期開始点P0から後の過去トレンドTPと現在トレンドTRの計測値の推移をプロットするようにしたが、図8に示すように、同期開始点P0の前からの計測値の推移も含めてプロットするようにしてもよい。このようにすると、同期開始点P0の後の過去トレンドTPと現在トレンドTRの計測値の推移だけではなく、同期開始点P0の前の過去トレンドTPと現在トレンドTRの計測値の推移も対比することができ、より適確に過去トレンドTPと現在トレンドTRとの対比を行うことが可能となる。
また、上述した実施の形態では、グラフG内に過去トレンドTPを表示させ、この過去トレンドTPと合わせて表示されているイベントアイコンICを選択することによって所望のイベントを開始イベントとして指定するようにしたが、事前に開始イベントとして管理されているイベントの中から指定するようにしてもよい。この場合、例えば、図9に示すように、イベントの選択ウィンドウW1を運転監視画面に表示させ、開始イベントとして管理されているイベントの中から、イベント名称、イベントIDなどで所望の開始イベントを指定するようにすることが考えられる。
〔強調表示:例1〕
また、上述した実施の形態において、同期開始点P0以降の過去トレンドTPと現在トレンドTRの同一時間におけるデータ軸方向(Y軸方向)のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に現在トレンドTRを強調表示するようにしてもよい。
図10にこの場合の例を示す。図10(a)は現在トレンドTRを強調表示する前の状態を示し、図10(b)は現在トレンドTRを強調表示した後の状態を示す。この場合、演算部33は、同期開始点P0以降の過去トレンドTPと現在トレンドTRの同一時間における計測値の差を求め、この差の絶対値が予め定められている許容値ΔDthを越えたことを確認した場合に、現在トレンドTRを太線表示とする。なお、この場合の現在トレンドTRの強調表示は、太線表示に限られるものではなく、色を変えたり、点滅などとしてもよい。
〔強調表示:例2〕
また、上述した実施の形態において、同期開始点P0以降の過去トレンドTPと現在トレンドTRの同一計測値における時間軸方向(X軸方向)のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に現在トレンドTRを強調表示するようにしてもよい
図11にこの場合の例を示す。図11(a)は現在トレンドTRを強調表示する前の状態を示し、図11(b)は現在トレンドTRを強調表示した後の状態を示す。この場合、演算部33は、同期開始点P0以降の過去トレンドTPと現在トレンドTRの同一計測値における時間値の差を求め、この時間値の差の絶対値が予め定められている許容値ΔTthを越えたことを確認した場合に、現在トレンドTRを太線表示とする。なお、この場合の現在トレンドTRの強調表示は、太線表示に限られるものではなく、色を変えたり、点滅などとしてもよい。
〔自動スケール〕
また、上述した実施の形態において、同期開始点P0以降の過去トレンドTPと現在トレンドTRの同一時間におけるデータ軸方向(Y軸方向)のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に過去トレンドTPに対する時間軸Xのスケールを拡大したり、縮小したりしてもよい。
図12にこの場合の例を示す。図12(a),(b)は過去トレンドTRに対する時間軸Xのスケールを拡大表示する前の状態を示し、図12(c)は過去トレンドTRに対する時間軸Xのスケールを拡大表示した後の状態を示す。この場合、演算部33は、同期開始点P0以降の過去トレンドTPと現在トレンドTRの同一時間における計測値の差を求め、現在トレンドTRの計測値が過去トレンドTPの計測値よりも予め定められている許容値ΔDthを越えて下回ったことを確認した場合に(図12(b))、過去トレンドTPに対する時間軸Xのスケールを拡大する(図12(c))。これにより、過去トレンドTPが図示右方向にシフトし、現在トレンドTRと過去トレンドTPとを対比し易くなる。
なお、図12には、現在トレンドTRの計測値が過去トレンドTPの計測値よりも許容値ΔDthを越えて下回ったことを確認した場合の例を示したが、現在トレンドTRの計測値が過去トレンドTPの計測値よりも許容値ΔDthを越えて上回ったことを確認した場合には、過去トレンドTPに対する時間軸Xのスケールを縮小する。これにより、過去トレンドTPが図示左方向にシフトし、現在トレンドTRと過去トレンドTPとを対比し易くなる。
また、図12には上昇トレンドの場合を示したが、下降トレンドの場合には、上昇トレンドの場合とそのロジックが逆となる。すなわち、下降トレンドの場合には、現在トレンドTRの計測値が過去トレンドTPの計測値よりも許容値ΔDthを越えて下回ったことを確認した場合、過去トレンドTPに対する時間軸Xのスケールを縮小し、現在トレンドTRの計測値が過去トレンドTPの計測値よりも許容値ΔDthを越えて上回ったことを確認した場合、過去トレンドTPに対する時間軸Xのスケールを拡大する。
また、上述した実施の形態において、許容値ΔDthやΔTthは、全体で1つとして定めてもよいし、イベントからイベントまでの間毎に定めるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、グラフGを2次元のグラフとしたが、図13に示すようにX,Y,Z軸で表される3次元のグラフG’内に、過去トレンドTPと現在トレンドTRとを重ね合わせて表示するようにしてもよい。
また、自動スケールに加えて、手動で過去トレンドTPを伸縮させ、基準線となる過去トレンドTPを微調整できるようにしてもよい。
本発明に係るトレンドグラフ表示方法の実施に用いるプロセス監視システムのブロック図である。 このプロセス監視システムにおけるサーバ装置と監視装置の構成を示すブロック図である。 このプロセス監視システムにおける監視装置での過去トレンドを表示する際の動作を説明するためのフローチャートである。 このプロセス監視システムにおける監視装置での現在トレンドを対比表示させる際の動作を説明するためのフローチャートである。 過去トレンドの表示例を示す図である。 過去トレンドが表示されたグラフ内において開始イベントを指定する際に表示させるポップアップメニューを例示する図である。 開始イベントを指定した場合にグラフ内に重ね合わせて表示される過去トレンドと現在トレンドの表示例を示す図である。 開始イベントを指定した場合にグラフ内に重ね合わせて表示される過去トレンドと現在トレンドの他の表示例を示す図である。 開始イベントを事前に管理されているイベントの中から指定する場合の一例として運転監視画面に表示するイベントの選択ウィンドウを例示する図である。 現在トレンドの強調表示の第1例(例1)を説明する図である。 現在トレンドの強調表示の第2例(例2)を説明する図である。 過去トレンドに対する時間軸のスケールを自動調整(自動スケール)させる場合の例を説明する図である。 3次元のグラフ内への過去トレンドと現在トレンドとの重ね合わせての表示例を示す図である。 特許文献1,2に示されたトレンドと合わせてイベントの情報も表示するようにした例を説明する図である。 特許文献3に示された過去トレンドと現在トレンドとを重ね合わせて表示するようにした例を説明する図である。 特許文献1,2,3の組合せ技術として考えられる過去トレンドと現在トレンドとの同一種別のイベントの発生時刻を同期させての表示例を説明する図である。
符号の説明
1…コントローラ、2…サーバ装置、3…監視装置、4…入力装置、5…表示装置、21…データ収集部、22…データ記憶部、31…要求受付部、32…データ取得部、33…演算部、34…データ表示部、G…グラフ、X…時間軸、Y…データ軸、TP…過去トレンド、TR…現在トレンド、IC(IC1〜IC3)…イベントアイコン、POM…ポップアップメニュー、W1…イベントの選択ウィンドウ、P0…同期開始点。

Claims (8)

  1. 第1の軸を経過時間を示す時間軸とし、この時間軸に直交する第2の軸を計測値の値を示すデータ軸とし、この時間軸とデータ軸とによって表されるグラフ内に過去の計測値の推移を示す過去トレンドと現在の計測値の推移を示す現在トレンドとを表示するトレンドグラフ表示方法において、
    前記計測値の収集中に発生した各種のイベントをその発生時刻を付してデータベースに記憶するステップと、
    前記データベースに記憶されているイベントの中から所望のイベントが開始イベントとして指定された場合、前記データベースに記憶されているイベントの中の前記開始イベントと同一種別の最新のイベントを同期イベントとし、この同期イベントの発生時刻と前記開始イベントの発生時刻との前記時間軸上における位置を同期させて、前記過去トレンドと前記現在トレンドとを前記グラフ内に自動的に重ね合わせて表示するステップと
    を備えることを特徴とするトレンドグラフ表示方法。
  2. 請求項1に記載されたトレンドグラフ表示方法において、
    前記時間軸上の前記同期イベントの発生時刻と前記開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の前記過去トレンドと前記現在トレンドの同一時間における前記データ軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に前記現在トレンドを強調表示するステップを
    備えることを特徴とするトレンドグラフ表示方法。
  3. 請求項1に記載されたトレンドグラフ表示方法において、
    前記時間軸上の前記同期イベントの発生時刻と前記開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の前記過去トレンドと前記現在トレンドの同一計測値における前記時間軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に前記現在トレンドを強調表示するステップを
    備えることを特徴とするトレンドグラフ表示方法。
  4. 請求項1に記載されたトレンドグラフ表示方法において、
    前記時間軸上の前記同期イベントの発生時刻と前記開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の前記過去トレンドと前記現在トレンドの同一時間における前記データ軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に前記過去トレンドに対する前記時間軸のスケールを拡大又は縮小するステップ
    備えることを特徴とするトレンドグラフ表示方法。
  5. 第1の軸を経過時間を示す時間軸とし、この時間軸に直交する第2の軸を計測値の値を示すデータ軸とし、この時間軸とデータ軸とによって表されるグラフ内に過去の計測値の推移を示す過去トレンドと現在の計測値の推移を示す現在トレンドとを表示するトレンドグラフ表示装置において、
    前記計測値の収集中に発生した各種のイベントをその発生時刻を付してデータベースに記憶する手段と、
    前記データベースに記憶されているイベントの中から所望のイベントが開始イベントとして指定された場合、前記データベースに記憶されているイベントの中の前記開始イベントと同一種別の最新のイベントを同期イベントとし、この同期イベントの発生時刻と前記開始イベントの発生時刻との前記時間軸上における位置を同期させて、前記過去トレンドと前記現在トレンドとを前記グラフ内に自動的に重ね合わせて表示する手段と
    を備えることを特徴とするトレンドグラフ表示装置。
  6. 請求項5に記載されたトレンドグラフ表示装置において、
    前記時間軸上の前記同期イベントの発生時刻と前記開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の前記過去トレンドと前記現在トレンドの同一時間における前記データ軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に前記現在トレンドを強調表示する手段を
    備えることを特徴とするトレンドグラフ表示装置。
  7. 請求項5に記載されたトレンドグラフ表示装置において、
    前記時間軸上の前記同期イベントの発生時刻と前記開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の前記過去トレンドと前記現在トレンドの同一計測値における前記時間軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に前記現在トレンドを強調表示する手段を
    備えることを特徴とするトレンドグラフ表示装置。
  8. 請求項5に記載されたトレンドグラフ表示装置において、
    前記時間軸上の前記同期イベントの発生時刻と前記開始イベントの発生時刻との同期位置を同期開始点とし、この同期開始点以降の前記過去トレンドと前記現在トレンドの同一時間における前記データ軸方向のずれをチェックし、このずれが所定の閾値を越えたことを確認した場合に前記過去トレンドに対する前記時間軸のスケールを拡大又は縮小する手段
    備えることを特徴とするトレンドグラフ表示装置。
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