JP2010117431A5

JP2010117431A5 -

Info

Publication number: JP2010117431A5
Application number: JP2008288944A
Authority: JP
Filing date: 2008-11-11
Publication date: 2012-01-12
Anticipated expiration: 2028-11-11

Description

上記課題を解決するために、本発明の定着装置は、導電性発熱体を含む加熱部材を加熱するための誘導加熱コイルと、交流電源を整流して得られる直流電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路の出力が供給され、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するスイッチ素子と、前記スイッチ素子を駆動する駆動回路と、前記加熱部材の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された温度が目標温度となるように前記昇圧回路の昇圧比と前記駆動回路による前記スイッチ素子の駆動周波数を制御することにより前記誘導加熱コイルへ供給する電力を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、所定周波数以上の範囲で前記スイッチ素子の駆動周波数を変化させる第１の制御モードと、前記昇圧回路の昇圧比を所定昇圧比以上の範囲で変化させる第２の制御モードとを選択的に実行することを特徴とする。

Claims

誘導加熱方式により加熱を行う定着装置であって、
導電性発熱体を含む加熱部材を加熱するための誘導加熱コイルと、
交流電源を整流して得られる直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
前記昇圧回路の出力が供給され、前記誘導加熱コイルに高周波電流を供給するスイッチ素子と、
前記スイッチ素子を駆動する駆動回路と、
前記加熱部材の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出された温度が目標温度となるように前記昇圧回路の昇圧比と前記駆動回路による前記スイッチ素子の駆動周波数を制御することにより前記誘導加熱コイルへ供給する電力を制御する制御部と、
を有し、前記制御部は、所定周波数以上の範囲で前記スイッチ素子の駆動周波数を変化させる第１の制御モードと、前記昇圧回路の昇圧比を所定昇圧比以上の範囲で変化させる第２の制御モードとを選択的に実行することを特徴とする定着装置。
前記制御部は、前記第１の制御モードでは、前記昇圧回路の昇圧比を前記所定昇圧比に固定し、前記第２の制御モードでは、前記スイッチ素子の駆動周波数を前記所定周波数に固定することを特徴とする請求項１記載の定着装置。
前記制御部は、前記誘導加熱コイルへ供給する電力を制御するために、前記昇圧比及び前記駆動周波数と前記温度検出手段により検出された温度とに基づいて前記第１の制御モードと前記第２の制御モードの何れかを選択することを特徴とする請求項１記載の定着装置。
前記制御部は、前記定着装置の動作開始時に前記前記第１の制御モードを実行することを特徴とする請求項１記載の定着装置。
前記第１の制御モードが選択されている状態で、前記温度検出手段により検出された温度が前記目標温度よりも低い場合、該温度が検出された時に設定されている駆動周波数を所定量低くした値が前記所定周波数より低くなるならば、前記制御部は前記第１の制御モードから第２の制御モードへ切り換えることを特徴とする請求項１記載の定着装置。
前記第２の制御モードが選択されている状態で、前記温度検出手段により検出された温度が前記目標温度よりも高い場合、該温度が検出された時に設定されている昇圧比を所定量小さくした値が前記所定昇圧比よりも小さくなるならば、前記制御部は前記第２の制御モードから第１の制御モードへ切り換えることを特徴とする請求項１記載の定着装置。
前記第１の制御モードが選択されている状態で、前記温度検出手段により検出された温度が前記目標温度よりも低い場合で且つ、前記誘導加熱コイルへ供給すべき電力を、前記昇圧回路の昇圧比を所定昇圧比とし前記スイッチ素子の駆動周波数を前記所定周波数としたときの電力よりも小さい第１の所定の電力よりも高くする場合に、前記制御部は前記第１の制御モードから第２の制御モードへ切り換えることを特徴とする請求項１記載の定着装置。
前記第２の制御モードが選択されている状態で、前記温度検出手段により検出された温度が前記目標温度よりも高い場合で且つ、前記誘導加熱コイルへ供給すべき電力を、前記昇圧回路の昇圧比を所定昇圧比とし前記スイッチ素子の駆動周波数を前記所定周波数としたときの電力よりも大きい第２の所定の電力よりも低くする場合、前記制御部は前記第２の制御モードから第１の制御モードへ切り換えることを特徴とする請求項１記載の定着装置。
前記制御部は、前記温度検出手段により検出された温度が前記目標温度よりも低い場合、前記誘導加熱コイルに供給すべき電力を増加させ、前記温度検出手段により検出された温度が前記目標温度よりも高い場合、前記誘導加熱コイルに供給すべき電力を減少させるものであり、且つ前記供給すべき電力が所定の電力より小さければ、前記第１の制御モードを選択し、前記供給すべき電力が所定の電力より大きければ、前記第２の制御モードを選択することを特徴とする請求項１記載の定着装置。
前記所定の電力は、前記昇圧回路の昇圧比を所定昇圧比とし前記スイッチ手段の駆動周波数を前記所定周波数としたときの電力であることを特徴とする請求項９記載の定着装置。
前記供給すべき電力と対応させて、前記昇圧回路の昇圧比と前記スイッチ手段の駆動周波数との関係を表わすデータを記憶したテーブルを有し、前記テーブルのデータは、前記供給すべき電力が前記所定の電力よりも小さい範囲では、前記第１の制御モードに従って前記昇圧比と前記駆動周波数が決められており、前記供給すべき電力が前記所定の電力よりも大きい範囲では、前記第２の制御モードに従って前記昇圧比と前記駆動周波数が決められていることを特徴とする請求項９記載の定着装置。