JP2010115667A - スピニング加工装置及びスピニング加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】手動操作式のローラ移動操作具を操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該ローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに適切かつ簡便に成形し得る技術を提供する。
【解決手段】スピニング加工装置に、維持指令の入力に従って、維持指令の入力時点におけるローラ移動操作具35の操作状態に対応するように、横送り機構Rz及び縦送り機構Rx夫々の作動を維持する加工状態維持手段40を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】スピニング加工装置に、維持指令の入力に従って、維持指令の入力時点におけるローラ移動操作具35の操作状態に対応するように、横送り機構Rz及び縦送り機構Rx夫々の作動を維持する加工状態維持手段40を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転する成形型に板状の被加工材を押し付けてその被加工材を成形型の外周面に沿う形状に加工するローラと、駆動流体の流体圧によりローラを成形型の回転軸心と平行な横方向に移動させる横送り機構と、駆動流体の流体圧によりローラを成形型の回転軸心に交差する縦方向に移動させる縦送り機構と、ローラの横方向及び縦方向夫々での移動方向及び移動速度を指令する手動操作式のローラ移動操作具と、ローラ移動操作具の操作状態に基づいて横送り機構及び縦送り機構夫々の作動を制御する制御手段とを備えたスピニング加工装置及びそのスピニング加工装置を用いた被加工材のスピニング加工方法に関する。
かかるスピニング加工装置は、ローラを被加工材を介在させた状態で成形型の外周面に押し付け、その外周面に沿わせて移動させることで、被加工材を成形型の外周面に沿う形状にスピニング加工(いわゆる絞り加工)するものである(例えば、特許文献1及び2参照。)。この場合には、オペレータ(作業者)が手動操作式のジョイスティック(ローラ移動操作具の一例)を操作してローラの横方向及び縦方向夫々での移動方向及び移動速度を指令することにより、上記のように被加工材をスピニング加工することができる。
ここで、上記被加工材のスピニング加工時におけるオペレータのジョイスティックの操作によるローラの移動軌跡を記憶してプログラム化し、別の被加工材のスピニング加工時に、当該プログラム化された移動軌跡に沿ってローラを自動的に移動させることが行われている。これにより、オペレータがジョイスティックを操作しなくても被加工材のスピニング加工を自動的に行うことが可能となっている。この場合、オペレータがジョイスティックを操作して被加工材をスピニング加工する作業は一度だけでよい。さらに、その後の他の被加工材のスピニング加工は、オペレータによる被加工材のスピニング加工と同様の加工精度であるにもかかわらず、労力を掛けずに簡便に行うことができる。
上記スピニング加工装置においては、一度だけであるにしても、オペレータが実際にジョイスティックを操作して被加工材をスピニング加工することが必要となる。このジョイスティックは、例えば、その倒れ方向や倒れ量に応じてローラを被加工材に押し付ける方向及び押し付ける度合いが変化するように構成されているので、被加工材を目的の形状及び厚さに正確に成形するには非常に熟練した操作技能が要求される。特に、被加工材に対して一定の押圧力を与えて目的の形状及び厚さに成形する際には、ジョイスティックの倒れ方向及び倒れ量が変化しないように一定に保ち続けることが要求される。
しかしながら、オペレータが熟練した操作技能を有するとしても、ジョイスティックの倒れ方向及び倒れ量を所定時間の間、一定に保ち続けることは非常に困難である。例えば、この所定時間が1分間や2分間の長時間にわたる場合や、また、微少な操作状態の変化に対応して押し付ける方向及び押し付ける度合いが変化するようにジョイスティックが感度よく構成されている場合などには、特に困難となる。
仮に、ジョイスティックの倒れ方向及び倒れ量が一定とならない場合には被加工材への押圧力が経時的に変化し、目的とする被加工材の形状や厚みが得られないという問題がある。例えば、被加工材が所望の形状よりも変形した形状の製品が成形されたり、被加工材自体が破損してしまったり、また、被加工材の厚さが所望の厚さよりも変化した製品が成形されてしまう問題がある。
仮に、ジョイスティックの倒れ方向及び倒れ量が一定とならない場合には被加工材への押圧力が経時的に変化し、目的とする被加工材の形状や厚みが得られないという問題がある。例えば、被加工材が所望の形状よりも変形した形状の製品が成形されたり、被加工材自体が破損してしまったり、また、被加工材の厚さが所望の厚さよりも変化した製品が成形されてしまう問題がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、手動操作式のローラ移動操作具を操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該ローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに適切かつ簡便に成形し得るスピニング加工装置及びスピニング加工方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るスピニング加工装置は、回転する成形型に板状の被加工材を押し付けてその被加工材を成形型の外周面に沿う形状に加工するローラと、
駆動流体の流体圧により前記ローラを前記成形型の回転軸心と平行な横方向に移動させる横送り機構と、
駆動流体の流体圧により前記ローラを前記成形型の回転軸心に交差する縦方向に移動させる縦送り機構と、
前記ローラの前記横方向及び前記縦方向夫々での移動方向及び移動速度を指令する手動操作式のローラ移動操作具と、
前記ローラ移動操作具の操作状態に基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御する制御手段とを備えたスピニング加工装置であって、
その第1特徴構成は、維持指令の入力に従って、当該維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を維持する加工状態維持手段が設けられた点にある。
駆動流体の流体圧により前記ローラを前記成形型の回転軸心と平行な横方向に移動させる横送り機構と、
駆動流体の流体圧により前記ローラを前記成形型の回転軸心に交差する縦方向に移動させる縦送り機構と、
前記ローラの前記横方向及び前記縦方向夫々での移動方向及び移動速度を指令する手動操作式のローラ移動操作具と、
前記ローラ移動操作具の操作状態に基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御する制御手段とを備えたスピニング加工装置であって、
その第1特徴構成は、維持指令の入力に従って、当該維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を維持する加工状態維持手段が設けられた点にある。
上記特徴構成によれば、加工状態維持手段が、維持指令の入力に従って、当該維持指令の入力時点における操作状態と同様の作動状態となるように、横送り機構及び縦送り機構夫々の作動を維持する。例えば、この維持指令は、ローラ移動操作具の操作状態の維持が必要な場合に指令される。これにより、手動操作式のローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、維持指令の入力時点におけるローラの横方向及び縦方向夫々での移動方向及び移動速度をそのまま維持して、被加工材に対する押圧力を一定に保ち続けることができる。例えば、ローラ移動操作具の操作状態を一定に維持する必要がある時間が比較的長い時間(例えば、1分間以上)である場合には、オペレータによるローラ移動操作具の操作状態が微少に変化することがある。このような場合であっても、オペレータによるローラ移動操作具の操作状態に関係なく、被加工材に対する押圧力を一定に維持したままスピニング加工を行うことができる。
よって、手動操作式のローラ移動操作具を操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該ローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに適切かつ簡便に成形することができる。
よって、手動操作式のローラ移動操作具を操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該ローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに適切かつ簡便に成形することができる。
本発明に係るスピニング加工装置の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記制御手段が、前記ローラ移動操作具の操作状態に基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御する手動運転モードと、予め記憶している時系列的な制御データに基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御する自動運転モードとを実行可能に構成され、
前記手動運転モードにおいて制御データを記憶するティーチング処理の実行中に、前記ローラ移動操作具の操作状態に基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御するときの制御データに加えて、前記制御手段が前記維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動が維持されるときの制御データも記憶する点にある。
前記手動運転モードにおいて制御データを記憶するティーチング処理の実行中に、前記ローラ移動操作具の操作状態に基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御するときの制御データに加えて、前記制御手段が前記維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動が維持されるときの制御データも記憶する点にある。
上記特徴構成によれば、手動運転モードにおいて制御データを記憶するティーチング処理の実行中に、加工状態維持手段が維持指令の入力時点におけるローラ移動操作具の操作状態に対応する横送り機構及び縦送り機構夫々の作動が維持されるときの制御データをも記憶させることができる。これにより、手動運転モードにおけるティーチング処理の実行中に記憶された両制御データに基づいて、自動運転モードを実行することができる。すなわち、オペレータによるローラ移動操作具の操作状態に基づく横送り機構及び縦送り機構夫々の作動状態を示す制御データに加えて、加工状態維持手段による維持指令の入力時点の横送り機構及び縦送り機構夫々の作動状態を示す制御データに基づいて、自動運転モードを実行することができる。したがって、手動運転モードにおいて、ローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合があっても、その場合には維持指令の入力時点の横送り機構及び縦送り機構夫々の作動状態を示す制御データを用いることで、より正確な制御データに基づいて自動運転を実行することが可能となる。
本発明に係るスピニング加工装置の第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、前記ローラ移動操作具が、中立位置からその周囲への倒れ方向に基づいて前記ローラの前記横方向及び前記縦方向のいずれか一方又は両方での移動方向の指令が可能な操作レバーを備えて、その操作レバーの倒れ量に基づいて前記横送り機構又は前記縦送り機構への駆動流体の流体圧を指令するように構成され、
前記加工状態維持手段が、前記維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態としての前記操作レバーの倒れ方向及び倒れ量に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を維持制御する点にある。
前記加工状態維持手段が、前記維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態としての前記操作レバーの倒れ方向及び倒れ量に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を維持制御する点にある。
上記特徴構成によれば、ローラ移動操作具としての操作レバーの倒れ方向によりローラの移動方向、及び倒れ量により横送り機構及び縦送り機構への駆動流体の流体圧を指令することができる。加えて、加工状態維持手段が、維持指令の入力時点における操作レバーの倒れ方向及び倒れ量に対応するように横送り機構及び縦送り機構の作動状態を維持させる。
これらにより、1個の操作レバーにより、横方向及び縦方向でのローラの移動方向の調整に加えて、成形型の形状に応じて、ローラの移動速度及びローラにより被加工材を成形型に押し付ける押圧力を適切かつ簡便に調整することができる。また、適切かつ簡便に調整されたローラの移動方向、移動速度、押圧力が一定となるように横送り機構及び縦送り機構の作動状態を一定に維持することができる。
よって、手動操作式の操作レバーを操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該操作レバーの操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに、より一層適切かつ簡便に成形することができる。
これらにより、1個の操作レバーにより、横方向及び縦方向でのローラの移動方向の調整に加えて、成形型の形状に応じて、ローラの移動速度及びローラにより被加工材を成形型に押し付ける押圧力を適切かつ簡便に調整することができる。また、適切かつ簡便に調整されたローラの移動方向、移動速度、押圧力が一定となるように横送り機構及び縦送り機構の作動状態を一定に維持することができる。
よって、手動操作式の操作レバーを操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該操作レバーの操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに、より一層適切かつ簡便に成形することができる。
本発明に係るスピニング加工装置の第4特徴構成は、上記第1〜第3特徴構成のいずれか1つに加えて、前記加工状態維持手段の維持指令に基づく維持状態が、維持解除指令の入力、若しくは前記維持指令の入力時点から所定時間経過後における前記ローラ移動操作具の再操作により終了される点にある。
上記特徴構成によれば、加工状態維持手段の維持指令に基づく維持状態は、比較的簡便な操作である維持解除指令の入力、若しくは維持指令の入力時点から所定時間経過後におけるローラ移動操作具の再操作により終了される。これにより、ローラ移動操作具の操作状態の維持(維持状態)が必要ではなくなった場合に、簡便な操作で当該維持状態を解除することができる。なお、維持状態を解除した後に被加工材のスピニング加工を継続したい場合には、解除時にローラ移動操作具の操作を適切に行っておくことが必要である。
よって、ローラ移動操作具の操作状態の維持及びその解除を、簡便かつ確実に行うことができる。
よって、ローラ移動操作具の操作状態の維持及びその解除を、簡便かつ確実に行うことができる。
上記目的を達成するための本発明に係る被加工材のスピニング加工方法は、
前記ローラにより前記被加工材を前記成形型の外周面に沿う形状に加工する加工工程を実行する被加工材のスピニング加工方法であって、その第1特徴構成は、
上記第1から第4特徴構成のいずれか1つのスピニング加工装置を用いて、
前記加工工程において、維持指令の入力に従って、当該維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記ローラの前記横方向及び前記縦方向夫々での移動方向及び移動速度を維持したまま前記被加工材の加工を行う加工状態維持工程を実行する点にある。
前記ローラにより前記被加工材を前記成形型の外周面に沿う形状に加工する加工工程を実行する被加工材のスピニング加工方法であって、その第1特徴構成は、
上記第1から第4特徴構成のいずれか1つのスピニング加工装置を用いて、
前記加工工程において、維持指令の入力に従って、当該維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記ローラの前記横方向及び前記縦方向夫々での移動方向及び移動速度を維持したまま前記被加工材の加工を行う加工状態維持工程を実行する点にある。
上記特徴構成によれば、加工状態維持工程として、維持指令の入力に従って、当該維持指令の入力時点における操作状態と同様の作動状態となるように、横送り機構及び縦送り機構夫々の作動を維持制御することができる。例えば、この維持指令は、ローラ移動操作具の操作状態の維持が必要な場合に指令される。これにより、加工工程において手動操作式のローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、維持指令の入力時点におけるローラの横方向及び縦方向夫々での移動方向及び移動速度をそのまま維持して、被加工材に対する押圧力を一定に保ち続けることができる(加工状態維持工程)。例えば、加工工程において、ローラ移動操作具の操作状態を一定に維持する必要がある時間が比較的長い時間(例えば、1分間以上)である場合には、オペレータによるローラ移動操作具の操作状態が微少に変化することがある。このような場合であっても、加工状態維持工程を実行することでオペレータによるローラ移動操作具の操作状態に関係なく、被加工材に対する押圧力を一定に維持したままスピニング加工を行うことができる。
よって、手動操作式のローラ移動操作具を操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該ローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに適切かつ簡便に成形することができる。
よって、手動操作式のローラ移動操作具を操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該ローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに適切かつ簡便に成形することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、スピニング加工装置は、成形型1を回転駆動する成形型回転駆動部Dと、回転する成形型1に板状の被加工材Wを押し付けるようにローラ2を成形型1の回転軸心Pと平行な横方向(Z方向)及び成形型1の回転軸心Pに交差する縦方向(X方向)に移動駆動するローラ駆動部Rとを備えて構成されている。また、スピニング加工装置は、このスピニング加工装置の運転を制御する制御手段3と、その制御手段3に各種制御指令を指令する操作手段4とを備えて構成されている。
そして、スピニング加工装置は、ローラ2を被加工材Wに押し付けた状態で成形型1の外周面に沿わせて、成形型1の先端E1から基端E2に向けて移動させることにより、被加工材Wを成形型1の外周面に沿う形状にスピニング(絞り)加工するように構成されている。
図1に示すように、スピニング加工装置は、成形型1を回転駆動する成形型回転駆動部Dと、回転する成形型1に板状の被加工材Wを押し付けるようにローラ2を成形型1の回転軸心Pと平行な横方向(Z方向)及び成形型1の回転軸心Pに交差する縦方向(X方向)に移動駆動するローラ駆動部Rとを備えて構成されている。また、スピニング加工装置は、このスピニング加工装置の運転を制御する制御手段3と、その制御手段3に各種制御指令を指令する操作手段4とを備えて構成されている。
そして、スピニング加工装置は、ローラ2を被加工材Wに押し付けた状態で成形型1の外周面に沿わせて、成形型1の先端E1から基端E2に向けて移動させることにより、被加工材Wを成形型1の外周面に沿う形状にスピニング(絞り)加工するように構成されている。
図1に示すように、成形型回転駆動部Dは、モータ(図示省略)により回転駆動される主軸5と、その主軸5に取り付けられる成形型1と、被加工材Wを成形型1の先端E1に押し当てて固定する心押し台6とを備えて構成されている。成形型回転駆動部Dは、被加工材Wを成形型1と心押し台6とにより挟持した状態で、成形型1と一体的に回転させるように構成されている。
図1及び図2に示すように、ローラ駆動部Rは、駆動流体としての作動油の圧力(流体圧に相当する)によりローラ2を横方向Zに移動させる横送り機構Rzと、作動油の圧力によりローラ2を縦方向Xに移動させる縦送り機構Rxとを備えて構成されている。
図1に示すように、基台7上に、横方向Zに沿って移動自在に横方向送り台8が設けられ、その横方向送り台8上に、縦方向Xに沿って移動自在に縦方向送り台9が設けられている。その縦方向送り台9上に、周方向に沿ってローラ2を複数並べて取り付け可能なローラ支持具10が回転操作自在に設けられている。
ローラ2は、それ自体が回転軸心Q周りに回転自在にローラ支持具10に設けられている。
そして、ローラ支持具10を図1中に示す矢印の如く回転させることにより、複数のローラ2から使用するローラ2を選択することができるように構成されている。
図1に示すように、基台7上に、横方向Zに沿って移動自在に横方向送り台8が設けられ、その横方向送り台8上に、縦方向Xに沿って移動自在に縦方向送り台9が設けられている。その縦方向送り台9上に、周方向に沿ってローラ2を複数並べて取り付け可能なローラ支持具10が回転操作自在に設けられている。
ローラ2は、それ自体が回転軸心Q周りに回転自在にローラ支持具10に設けられている。
そして、ローラ支持具10を図1中に示す矢印の如く回転させることにより、複数のローラ2から使用するローラ2を選択することができるように構成されている。
図2に示すように、横送り機構Rzは、横方向送り台8を横方向Zに沿って往復移動させることによりローラ2を横方向Zに往復移動させる横送り用油圧シリンダ11と、その横送り用油圧シリンダ11の作動を制御する横送り用制御弁12とを備えて構成されている。また、横送り機構Rzは、油路13を通して作動油を横送り用油圧シリンダ11に加圧供給するポンプ14と、横送り用油圧シリンダ11から作動油が戻されるタンク15とを備えて構成されている。
縦送り機構Rxは、縦方向送り台9を縦方向Xに沿って往復移動させることにより、ローラ2を縦方向Xに沿って往復移動させる縦送り用油圧シリンダ16と、その縦送り用油圧シリンダ16の作動を制御する縦送り用制御弁17とを備えて構成されている。また、縦送り機構Rxは、油路18を通して作動油を縦送り用油圧シリンダ16に加圧供給するポンプ19と、縦送り用油圧シリンダ16から作動油が戻されるタンク20と、油路18における油圧を所定の圧力に設定するリリーフ弁21とを備えて構成されている。
更に、油路18に対して2系統のバイパス油路24,25が接続されている。一方のバイパス油路24には、後述する手動運転モード時に縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力を減圧調整する手動運転時減圧手段26が設けられている。他方のバイパス油路25には、後述する自動運転モード時に縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力を減圧調整する自動運転時減圧手段29が設けられている。
更に、油路18に対して2系統のバイパス油路24,25が接続されている。一方のバイパス油路24には、後述する手動運転モード時に縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力を減圧調整する手動運転時減圧手段26が設けられている。他方のバイパス油路25には、後述する自動運転モード時に縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力を減圧調整する自動運転時減圧手段29が設けられている。
手動運転時減圧手段26は、作動油の一部をバイパス油路24を通して通流させることにより縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力を減圧する構成であり、バイパス油路24を開閉する開閉弁27と一対の絞り弁28とを備えて構成されている。自動運転時減圧手段29も同様の構成であり、バイパス油路25を開閉する開閉弁30と一対の絞り弁31とを備えて構成されている。
横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17は夫々、電磁式のサーボ弁からなる方向切換弁にて構成されている。これらサーボ弁は、作動油の流れる方向を切り換えて横送り用油圧シリンダ11や縦送り用油圧シリンダ16の伸長収縮を切り換えることに加えて、ソレノイドの励磁電流値を調整して作動油の流量を調整することにより、横送り用油圧シリンダ11や縦送り用油圧シリンダ16より現出される圧力、即ち、ローラ2を被加工材Wに押し付ける押圧力を調整自在に構成されている。ちなみに、横送り用制御弁12や縦送り用制御弁17のソレノイドの励磁電流値が大きくなるほど、横送り用油圧シリンダ11や縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力が高くなって、ローラ2の移動速度が速くなり、ローラ2により被加工材Wを押圧する押圧力も大きくなる。
図1に示すように、本実施形態では、縦方向Xは、横方向Zに直交する方向に対して、成形型1の先端E1から基端E2に向かうローラ2の進行方向と反対側に傾斜する(傾斜角度は例えば30°)方向に設定されている。
更に、ローラ駆動部Rには、横方向送り台8における横方向Zでの位置、即ち、ローラ2の横方向Zでの位置を検出する横方向位置検出器22と、縦方向送り台9における縦方向Xでの位置、即ち、ローラ2の縦方向Xでの位置を検出する縦方向位置検出器23とが設けられている。これら横方向位置検出器22や縦方向位置検出器23は、横方向送り台8や縦方向送り台9の移動に伴って所定のピッチ毎にパルス信号を出力するように構成されたリニアスケールやエンコーダを用いて構成される。
制御手段3は、中央演算処理装置(CPU)、メモリ、記憶部(図示省略)等からなり、当該CPUにより所定のプログラムを実行して情報を処理することができる公知の情報処理手段で構成されている。制御手段3は、後述する操作手段4からの各種指令を受けて、横送り機構Rz及び縦送り機構Rxへ供給される作動油の圧力制御指令等、スピニング加工装置の運転の制御に関する指令を出力することができる。例えば、制御手段3は、手動運転モードと自動運転モードとを実行可能に構成されている。なお、詳細は後述するが、制御手段3は、加工状態維持スイッチ36から出力される維持指令等が入力され、この維持指令の入力時点におけるローラ移動操作具35の操作状態に対応するように、横送り機構Rz及び縦送り機構Rxの作動状態を維持させる加工状態維持手段40を備える。
手動運転モードは、オペレータ(作業者)がローラ2の動きを見ながらそのローラ2を成形型1の外周面に沿わせて移動させるように、ローラ移動操作具35及び加工状態維持スイッチ36を操作する運転モードである。その手動運転モードの実行中は、ティーチング処理が実行可能である。このティーチング処理は、ローラ移動操作具35の操作状態、及び加工状態維持スイッチ36からの制御指令に基づいて横送り機構Rz及び縦送り機構Rx(具体的には、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17)夫々の作動を制御するときの制御データを、時系列的に制御手段3内の記憶部に記憶する処理である。
自動運転モードは、ティーチング処理により得られた制御データ(予め記憶部に記憶されている制御データでもよい)により、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17等が制御されて、ローラ2が手動運転モードにおける軌跡と同様の軌跡で自動的に移動される運転モードである。
自動運転モードは、ティーチング処理により得られた制御データ(予め記憶部に記憶されている制御データでもよい)により、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17等が制御されて、ローラ2が手動運転モードにおける軌跡と同様の軌跡で自動的に移動される運転モードである。
図1及び図2に示すように、操作手段4には、手動運転モードを選択する手動運転スイッチ32、自動運転モードを選択する自動運転スイッチ33、運転開始を指令する運転開始スイッチ34、ローラ2の横方向Z及び縦方向X夫々での移動方向と移動速度を指令する手動操作式のローラ移動操作具35、ティーチング処理の終了を指令するティーチング終了スイッチ37等が設けられている。また、操作手段4には、横送り機構Rz及び縦送り機構Rxの作動状態を、ローラ移動操作具35の操作状態に対応する作動状態に維持するための維持指令を出力する加工状態維持スイッチ36が設けられている。この加工状態維持スイッチ36は、手動運転モードにおいて操作され維持指令を出力した後に、再度操作されると横送り機構Rz及び縦送り機構Rxの作動状態の維持(維持状態)を解除する維持解除指令を出力可能に構成されている。
図1及び図2に示すように、ローラ移動操作具35は、中立位置からその周囲への倒れ方向に基づいてローラ2の横方向Zと縦方向Xとのいずれか一方又は両方での移動方向の指令が可能な操作レバー35aを備えて構成されている。その操作レバー35aの倒れ量に基づいて、その倒れ量が大きくなるほど大きくする状態で横送り機構Rz又は縦送り機構Rx(具体的には、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17)への作動油の圧力を指令するように構成されている。
ローラ移動操作具35について、更に説明を加えると、このローラ移動操作具35の操作レバー35aは、いわゆるジョイスティックにて構成されている。
つまり、操作レバー35aは、中立位置からその周り360°いずれの方向にも傾け操作自在に設けられ、中立位置を中心とする十字状に横方向Zに対応する方向と縦方向Xに対応する方向とが設定されている。操作レバー35aの倒れる方向に基づいて、横方向Zでの移動方向の指令と縦方向Xでの移動方向の指令とを同時にすることを許容する状態で、横方向Zでの移動方向を択一的に指令し、縦方向Xでの移動方向を択一的に指令するように構成されている。
又、横方向Z及び縦方向X夫々に対応する方向での操作レバー35aの倒れ量に基づいて、その倒れ量が大きくなるほど大きくする状態で、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17夫々のソレノイドの励磁電流値を指令するように構成されている。
つまり、操作レバー35aは、中立位置からその周り360°いずれの方向にも傾け操作自在に設けられ、中立位置を中心とする十字状に横方向Zに対応する方向と縦方向Xに対応する方向とが設定されている。操作レバー35aの倒れる方向に基づいて、横方向Zでの移動方向の指令と縦方向Xでの移動方向の指令とを同時にすることを許容する状態で、横方向Zでの移動方向を択一的に指令し、縦方向Xでの移動方向を択一的に指令するように構成されている。
又、横方向Z及び縦方向X夫々に対応する方向での操作レバー35aの倒れ量に基づいて、その倒れ量が大きくなるほど大きくする状態で、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17夫々のソレノイドの励磁電流値を指令するように構成されている。
例えば、操作レバー35aを図1に示す「−X」に向けて真っ直ぐに倒すと、ローラ2を縦方向Xに沿って回転軸心Pに近づく方向に移動させる(以下、前進移動させると記載する場合がある)ことが指令される。操作レバー35aを図1に示す「−Z」に向けて真っ直ぐに倒すと、ローラ2を横方向Zに沿って成形型1の基端方向に移動させる(以下、前進移動させると記載する場合がある)ことが指令される。操作レバー35aを図1に示す「−X」と「−Z」との間に倒すと、ローラ2を縦方向Xに沿って前進移動させ且つ横方向に沿って前進移動させることが指令されることになる。
又、ローラ移動操作具35は、操作レバー35aの「−X」側、「+X」側、「−Z」側及び「+Z」の夫々の側への倒れ量に応じた信号を制御手段3に出力するように構成されている。
又、ローラ移動操作具35は、操作レバー35aの「−X」側、「+X」側、「−Z」側及び「+Z」の夫々の側への倒れ量に応じた信号を制御手段3に出力するように構成されている。
そして、制御手段3は、操作レバー35aの倒れる方向に基づいて、横送り用制御弁12や縦送り用制御弁17により作動油の通流方向を切り換えて横送り用油圧シリンダ11や縦送り用油圧シリンダ16を出退操作する。また、制御手段3は、横送り用制御弁12については、操作レバー35aの「−Z」側又は「+Z」側いずれかの側への倒れ量に応じた励磁電流を流すように構成されている。同様に、制御手段3は、縦送り用制御弁17については、操作レバー35aの「−X」側又は「+X」側いずれかの側への倒れ量に応じた励磁電流を流すように構成されている。
縦送り機構Rxの油路18の圧力は、リリーフ弁21により、縦送り用制御弁17の励磁電流値を最大に設定したときに所定の自動運転用圧力(例えば35kg/cm2)となるように設定されている。
手動運転時減圧手段26は、開閉弁27を開弁することにより作動状態となる。そして、その作動状態において、絞り弁28は、縦送り用制御弁17の励磁電流値を最大に設定した状態のときに、縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力を、例えば3〜7kg/cm2の範囲の手動運転用圧力に低下させるように調整される。
つまり、ローラ移動操作具35によりローラ2を移動操作する手動運転モードでは、自動運転用圧力が縦送り用油圧シリンダ16に印加されると、被加工材Wの反発による逃げや、成形型1に被加工材Wを押し込み過ぎたときの逃げを許容することができないので、縦送り用油圧シリンダ16に手動運転用圧力を印加するように構成されている。
手動運転時減圧手段26は、開閉弁27を開弁することにより作動状態となる。そして、その作動状態において、絞り弁28は、縦送り用制御弁17の励磁電流値を最大に設定した状態のときに、縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力を、例えば3〜7kg/cm2の範囲の手動運転用圧力に低下させるように調整される。
つまり、ローラ移動操作具35によりローラ2を移動操作する手動運転モードでは、自動運転用圧力が縦送り用油圧シリンダ16に印加されると、被加工材Wの反発による逃げや、成形型1に被加工材Wを押し込み過ぎたときの逃げを許容することができないので、縦送り用油圧シリンダ16に手動運転用圧力を印加するように構成されている。
自動運転時減圧手段29は、開閉弁30を開弁することにより作動状態となる。そしてその作動状態において、絞り弁31は、縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力を、例えば1kg/cm2程度低下させるように調整される。
つまり、自動運転モードが継続して行われると、成形型1の温度が上昇することにより成形型1が膨張して、縦送り用油圧シリンダ16に自動運転用圧力が印加されたままでは、ローラ2を被加工材Wに押し付ける押圧力が増大して被加工材Wの肉厚が薄くなる等の不具合が生じる。そこで、成形型1の温度が上昇すると自動運転時減圧手段29を作動させて縦送り用油圧シリンダ16に印加される圧力を低下させることにより、被加工材Wの肉厚が薄くなる等の不具合の発生を防止するように構成されている。
そして、図1に示すように、成形型1の温度を検出する温度検出器38が設けられている。尚、その温度検出器38の温度センサ38aは、成形型1の所定の箇所に設けられている。
つまり、自動運転モードが継続して行われると、成形型1の温度が上昇することにより成形型1が膨張して、縦送り用油圧シリンダ16に自動運転用圧力が印加されたままでは、ローラ2を被加工材Wに押し付ける押圧力が増大して被加工材Wの肉厚が薄くなる等の不具合が生じる。そこで、成形型1の温度が上昇すると自動運転時減圧手段29を作動させて縦送り用油圧シリンダ16に印加される圧力を低下させることにより、被加工材Wの肉厚が薄くなる等の不具合の発生を防止するように構成されている。
そして、図1に示すように、成形型1の温度を検出する温度検出器38が設けられている。尚、その温度検出器38の温度センサ38aは、成形型1の所定の箇所に設けられている。
次に、このスピニング加工装置を用いたスピニング加工方法の手動運転モードを説明する。
本発明に係るスピニング加工方法の手動運転モードは、操作レバー35aの倒れ方向及び倒れ量に基づいてローラ2を移動させて、被加工材Wをスピニング加工する加工工程を実行するように構成されている。そして、当該加工工程において、操作レバー35aの操作状態の維持が必要な場合におけるローラ2の移動方向及び移動速度を維持したまま、被加工材Wの加工を行う加工状態維持工程を実行するように構成されている。すなわち、加工状態維持工程においては、操作レバー35aの操作状態に関係なく、ローラ2の横方向Z及び縦方向X夫々での移動方向及び移動速度を維持したまま、被加工材Wの加工を行うことができる。
本発明に係るスピニング加工方法の手動運転モードは、操作レバー35aの倒れ方向及び倒れ量に基づいてローラ2を移動させて、被加工材Wをスピニング加工する加工工程を実行するように構成されている。そして、当該加工工程において、操作レバー35aの操作状態の維持が必要な場合におけるローラ2の移動方向及び移動速度を維持したまま、被加工材Wの加工を行う加工状態維持工程を実行するように構成されている。すなわち、加工状態維持工程においては、操作レバー35aの操作状態に関係なく、ローラ2の横方向Z及び縦方向X夫々での移動方向及び移動速度を維持したまま、被加工材Wの加工を行うことができる。
オペレータは、操作手段4の手動運転スイッチ32を押して、手動運転モードに設定する。このように手動運転モードに設定されると、制御手段3により、手動運転時減圧手段26の開閉弁27が開弁されて手動運転時減圧手段26が作動状態となるので、縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力が自動運転モード時よりも低くなるように調整される。
続いて、オペレータは、運転開始スイッチ34を押して運転開始を指令して、ティーチング処理の実行を開始し(加工工程に相当する)、成形型1の外周面の形状やローラ2の動きを見ながら、ローラ2を先端E1から基端E2に向けて成形型1の外周面に沿って移動させるようにローラ移動操作具35を操作し、ローラ2が成形型1の基端E2に達すると、ティーチング終了スイッチ37を押してティーチング処理の終了を指令する。
続いて、オペレータは、運転開始スイッチ34を押して運転開始を指令して、ティーチング処理の実行を開始し(加工工程に相当する)、成形型1の外周面の形状やローラ2の動きを見ながら、ローラ2を先端E1から基端E2に向けて成形型1の外周面に沿って移動させるようにローラ移動操作具35を操作し、ローラ2が成形型1の基端E2に達すると、ティーチング終了スイッチ37を押してティーチング処理の終了を指令する。
そして、このようにローラ移動操作具35を操作する手動運転モードにおいて、ローラ移動操作具35の操作状態を維持して、ローラ2の被加工材Wに対する押圧力を一定に維持する必要がある場合には、オペレータは加工状態維持スイッチ36を押して維持指令を指令し、加工状態維持工程を実行してスピニング加工を行う。この状態が、本願にいう維持状態である。
以下、例えば、図3に示すように、手動運転モードのティーチング処理において、成形型1の外周面に沿ってローラ2を移動させ、成形型1の先端E1から基端E2に向かって、平板状の被加工材Wをスピニング加工する場合について説明する。ここで、ローラ2は、A,B,C,Dの順に移動する。
なお、図3では、ローラ2の移動による被加工材Wの加工状態、操作レバー35aとしてのジョイスティックの操作状態、及び被加工材Wに対するローラ2の押圧力付与方向を示している。
なお、図3では、ローラ2の移動による被加工材Wの加工状態、操作レバー35aとしてのジョイスティックの操作状態、及び被加工材Wに対するローラ2の押圧力付与方向を示している。
先ず、図3に示すように、ローラ2が成形型1の先端E1において被加工材Wに当たった状態(図3のA時点)から、成形型1の外周面に沿う状態で、ローラ2を成形型1の基端E2に向かって移動させる。この場合、操作レバー35aとしてのジョイスティックを「−X」側への倒れ量が100%、「−Z」側への倒れ量が約30%になる状態で、「−X」と「−Z」との間に倒す(図3のA時点)。これにより、ローラ2が被加工材Wに対して「−X」と「−Z」との中間の方向(縦方向送り台9の縦方向Xにおける「−X」と横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」との中間の方向)に押圧力を付与する。
この状態では、横送り用油圧シリンダ11に供給される作動油の圧力は最大値の30%に調整されることになり、横方向Zにおけるローラ2の進行速度が最大速度の30%に調整される。
すると、ローラ2は、A時点からB時点の成形型1の外周面の形状に沿って、全体的に「−Z」方向(横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」方向)に移動する。この際、横方向送り台8は「−Z」方向(横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」方向)に移動し、縦方向送り台9は「+X」方向(縦方向送り台9の縦方向Xにおける「+X」方向)に移動する。
尚、本実施形態における倒れ量等の数値については一例であって、本発明を限定するものではない。
この状態では、横送り用油圧シリンダ11に供給される作動油の圧力は最大値の30%に調整されることになり、横方向Zにおけるローラ2の進行速度が最大速度の30%に調整される。
すると、ローラ2は、A時点からB時点の成形型1の外周面の形状に沿って、全体的に「−Z」方向(横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」方向)に移動する。この際、横方向送り台8は「−Z」方向(横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」方向)に移動し、縦方向送り台9は「+X」方向(縦方向送り台9の縦方向Xにおける「+X」方向)に移動する。
尚、本実施形態における倒れ量等の数値については一例であって、本発明を限定するものではない。
次に、ローラ2がB時点に到達すると、成形型1の外周面の形状が、成形型1の回転軸心Pに対して傾斜する角度が比較的小さくなるが、A時点からB時点への移動と同様に、ジョイスティックを「−X」側への倒れ量が100%、「−Z」側への倒れ量が30%になる状態で、「−X」と「−Z」との間に倒す(図3のB時点)。これにより、ローラ2が被加工材Wに対して「−X」と「−Z」との中間の方向(縦方向送り台9の縦方向Xにおける「−X」と横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」との中間の方向)に、押圧力を付与する。
B時点からC時点に至るB→C期間においては、成形型1の外周面の形状が一定の勾配で比較的長く形成されている。このような外周面に沿ってローラ2を移動させて被加工材Wをスピニング加工する際には、ジョイスティックの操作状態を一定に維持することが必要となる。そこで、B→C期間の開始時点であるB時点において、オペレータが加工状態維持スイッチ36を押して、維持指令を加工状態維持手段40に出力する。加工状態維持手段40は維持指令の入力を受け、入力時点におけるジョイスティックの操作状態を示す制御データを制御手段3の記憶部に記憶させ、記憶された制御データに基づいてローラ2の移動方向及び進行速度を維持制御する(加工状態維持工程)。
これにより、B→C期間においては、ジョイスティックの操作状態に関係なく、ローラ2の移動方向及び進行速度を一定に維持したまま、被加工材Wの加工を行うことができる。すなわち、B→C期間が比較的長い時間(例えば、1分間や2分間)であり、オペレータがジョイスティックの操作状態を一定に維持できない場合であっても、確実に被加工材Wに対するローラ2の押圧力を一定に維持することができる。なお、ジョイスティックの倒れ方向が中立位置であるにもかかわらず、B→C期間における押圧力の付与方向は、上記B時点での押圧力付与方向と同一の「−X」と「−Z」との中間の方向(縦方向送り台9の縦方向Xにおける「−X」と横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」との中間の方向)である。
これにより、B→C期間においては、ジョイスティックの操作状態に関係なく、ローラ2の移動方向及び進行速度を一定に維持したまま、被加工材Wの加工を行うことができる。すなわち、B→C期間が比較的長い時間(例えば、1分間や2分間)であり、オペレータがジョイスティックの操作状態を一定に維持できない場合であっても、確実に被加工材Wに対するローラ2の押圧力を一定に維持することができる。なお、ジョイスティックの倒れ方向が中立位置であるにもかかわらず、B→C期間における押圧力の付与方向は、上記B時点での押圧力付与方向と同一の「−X」と「−Z」との中間の方向(縦方向送り台9の縦方向Xにおける「−X」と横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」との中間の方向)である。
ここで、図4(a)に示すように、上記のようにB時点からC時点に至るB→C期間において加工状態維持工程を実行して被加工材Wの加工を行った場合には、被加工材Wの表面の加工状態(図3のL領域の加工表面)を、非常に平滑な状態で成形することができる。これは、被加工材Wに対するローラ2の押圧力を確実に一定に維持することができているため、安定したスピニング加工が実施できているためと考えられる。
一方、図4(b)に示すように、B時点からC時点に至るB→C期間において加工状態維持工程を実行せずに、オペレータがジョイスティックを操作して可能な限り操作状態を一定に維持しようとした場合であっても、被加工材Wの周方向に複数の僅かな溝S(凹凸)が形成されることがある。これは、オペレータがジョイスティックの操作状態を一定に維持できず、被加工材Wに対する押圧力が微妙に変化して、被加工材Wの厚みが微妙に変化した結果であると考えられる。
したがって、上記のように、ジョイスティックの操作状態を比較的長時間一定に維持することが必要な場合には、上記加工状態維持工程を実行するとよいことが判明した。
一方、図4(b)に示すように、B時点からC時点に至るB→C期間において加工状態維持工程を実行せずに、オペレータがジョイスティックを操作して可能な限り操作状態を一定に維持しようとした場合であっても、被加工材Wの周方向に複数の僅かな溝S(凹凸)が形成されることがある。これは、オペレータがジョイスティックの操作状態を一定に維持できず、被加工材Wに対する押圧力が微妙に変化して、被加工材Wの厚みが微妙に変化した結果であると考えられる。
したがって、上記のように、ジョイスティックの操作状態を比較的長時間一定に維持することが必要な場合には、上記加工状態維持工程を実行するとよいことが判明した。
続いて、加工状態維持工程が実行されてローラ2がC時点まで到達した際には、オペレータが加工状態維持スイッチ36を再度押して、維持解除指令を加工状態維持手段40に出力する。加工状態維持手段40は維持解除指令の入力を受けて維持状態を終了させ、加工状態維持工程は終了する。この加工状態維持工程が終了すると、ジョイスティックの操作に対応してローラ2を移動させることが可能となる。
このC時点においては、成形型1の外周面に沿う状態で、ローラ2を成形型1の基端E2に向かって移動させるため、ジョイスティックを「+X」側への倒れ量が100%、「−Z」側への倒れ量が約30%になる状態で、「+X」と「−Z」との間に倒す(図3のC時点)。これにより、ローラ2が被加工材Wに対して「+X」と「−Z」との中間の方向(縦方向送り台9の縦方向Xにおける「+X」と横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」との中間の方向)に、押圧力を付与する。そして、オペレータは、C時点からD時点に至るC→D期間においても同様のジョイスティックの操作を行ない、ティーチング終了スイッチ37を押して被加工材Wの加工工程を終了する。
このC時点においては、成形型1の外周面に沿う状態で、ローラ2を成形型1の基端E2に向かって移動させるため、ジョイスティックを「+X」側への倒れ量が100%、「−Z」側への倒れ量が約30%になる状態で、「+X」と「−Z」との間に倒す(図3のC時点)。これにより、ローラ2が被加工材Wに対して「+X」と「−Z」との中間の方向(縦方向送り台9の縦方向Xにおける「+X」と横方向送り台8の横方向Zにおける「−Z」との中間の方向)に、押圧力を付与する。そして、オペレータは、C時点からD時点に至るC→D期間においても同様のジョイスティックの操作を行ない、ティーチング終了スイッチ37を押して被加工材Wの加工工程を終了する。
なお、成形型1の外周面の形状が一定の勾配で比較的長く形成されている箇所は、運転中にオペレータが成形型1の外周面の形状を見て認定するようにしても良いし、あるいは、成形型1の形状のデータ(例えばCADのデータ)に基づいて、予め決めておいても良い。
制御手段3は、運転開始スイッチ34が押されて運転開始が指令されてから、ティーチング終了スイッチ37が押されてティーチング処理の終了が指令されるまでの間、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17夫々の方向切り換えのデータや励磁電流値のデータや、横方向位置検出器22及び縦方向位置検出器23夫々からの位置データ等からなる制御データを所定のサンプリング時間毎に読み込んで、記憶部に時系列的に記憶する。
次に、自動運転モードにおける制御手段3の制御動作について、説明を加える。
制御手段3は、操作手段4の自動運転スイッチ33が押されて自動運転モードに設定された状態で、運転開始スイッチ34が押されると、記憶している時系列的な制御データに基づいて、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17等の作動を制御する。従って、この自動運転モードでは、ローラ2が手動運転モードにおける軌跡と同様の軌跡で移動するように自動的に移動操作されることになる。
制御手段3は、操作手段4の自動運転スイッチ33が押されて自動運転モードに設定された状態で、運転開始スイッチ34が押されると、記憶している時系列的な制御データに基づいて、横送り用制御弁12及び縦送り用制御弁17等の作動を制御する。従って、この自動運転モードでは、ローラ2が手動運転モードにおける軌跡と同様の軌跡で移動するように自動的に移動操作されることになる。
又、制御手段3は、自動運転モードの実行中に温度検出器38にて検出される成形型1の温度が所定の減圧用設定温度以上になると、自動運転時減圧手段29の開閉弁30を開弁して自動運転時減圧手段29を作動状態にする。すると、縦送り用油圧シリンダ16に供給される作動油の圧力が低下されるので、成形型1が膨張することに起因した被加工材Wの肉厚が薄くなる等の不具合の発生を防止することができる。
尚、成形型1の温度検出を行わないで、自動運転時減圧手段29を作動状態にして自動運転を行ってもよい。
尚、成形型1の温度検出を行わないで、自動運転時減圧手段29を作動状態にして自動運転を行ってもよい。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(A) 上記実施形態では、加工状態維持スイッチ36により指令された維持指令に基づく維持状態を終了させる際に、この加工状態維持スイッチ36を再度押す構成を例示した。しかしながら、確実に維持状態を終了させることができる構成であれば、特にこの構成に限定されない。例えば、加工状態維持手段40の入力した維持指令の入力時点から所定時間経過後(例えば、入力時点から5秒程度経過後)に、オペレータがローラ移動操作具35を再操作することにより終了させる構成としてもよい。
次に別実施形態を説明する。
(A) 上記実施形態では、加工状態維持スイッチ36により指令された維持指令に基づく維持状態を終了させる際に、この加工状態維持スイッチ36を再度押す構成を例示した。しかしながら、確実に維持状態を終了させることができる構成であれば、特にこの構成に限定されない。例えば、加工状態維持手段40の入力した維持指令の入力時点から所定時間経過後(例えば、入力時点から5秒程度経過後)に、オペレータがローラ移動操作具35を再操作することにより終了させる構成としてもよい。
(B) 上記実施形態においては、ティーチング処理時の手動運転モード時に、加工状態維持工程を実行する構成を例示した。しかしながら、オペレータが手動操作でローラ移動操作具35を操作する手動運転モード時に加工状態維持工程を実行する構成であれば、特にこの構成に限定されない。すなわち、ティーチング処理時ではない手動運転モード時においても、加工状態維持工程を実行する構成とすることができる。
(C) 上記実施形態においては、1本の操作レバー35aにより、横方向Z及び縦方向X夫々における移動方向及び移動速度の夫々を指令するようにローラ移動操作具35を構成した。これに代えて、横方向Zに対応する操作レバーと縦方向Xに対応する操作レバーとを各別に設けて、それら各別の操作レバーにより、横方向Zの移動方向及び移動速度と縦方向Xの移動方向及び移動速度とを各別に指令するように構成しても良い。
(D) 手動運転時減圧手段26を、減圧調整する圧力を異ならせる形態で複数系統設けて、被加工材Wの種類や強度に応じて、作動状態とする手動運転時減圧手段26を選択するように構成しても良い。
(E) 手動運転時減圧手段26を、減圧調整する圧力を異ならせる形態で複数系統設けて、被加工材Wの強度に応じて、作動状態とする手動運転時減圧手段26を選択するように構成しても良い。
以上説明したように、手動操作式のローラ移動操作具を操作して被加工材をスピニング加工する際に、当該ローラ移動操作具の操作状態が一定に維持されていない場合であっても、被加工材を所望の形状及び厚さに適切かつ簡便に成形し得るスピニング加工装置及びスピニング加工方法を提供することができる。
1 成形型
2 ローラ
3 制御手段
35 操作レバー(ローラ移動操作具)
36 加工状態維持スイッチ
40 加工状態維持手段
P 成形型の回転軸心
Rx 縦送り機構
Rz 横送り機構
W 被加工材
2 ローラ
3 制御手段
35 操作レバー(ローラ移動操作具)
36 加工状態維持スイッチ
40 加工状態維持手段
P 成形型の回転軸心
Rx 縦送り機構
Rz 横送り機構
W 被加工材
Claims (5)
- 回転する成形型に板状の被加工材を押し付けてその被加工材を成形型の外周面に沿う形状に加工するローラと、
駆動流体の流体圧により前記ローラを前記成形型の回転軸心と平行な横方向に移動させる横送り機構と、
駆動流体の流体圧により前記ローラを前記成形型の回転軸心に交差する縦方向に移動させる縦送り機構と、
前記ローラの前記横方向及び前記縦方向夫々での移動方向及び移動速度を指令する手動操作式のローラ移動操作具と、
前記ローラ移動操作具の操作状態に基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御する制御手段とを備えたスピニング加工装置であって、
維持指令の入力に従って、当該維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を維持する加工状態維持手段が設けられたスピニング加工装置。 - 前記制御手段が、前記ローラ移動操作具の操作状態に基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御する手動運転モードと、予め記憶している時系列的な制御データに基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御する自動運転モードとを実行可能に構成され、
前記手動運転モードにおいて制御データを記憶するティーチング処理の実行中に、前記ローラ移動操作具の操作状態に基づいて前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を制御するときの制御データに加えて、前記制御手段が前記維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動が維持されるときの制御データも記憶する請求項1に記載のスピニング加工装置。 - 前記ローラ移動操作具が、中立位置からその周囲への倒れ方向に基づいて前記ローラの前記横方向及び前記縦方向のいずれか一方又は両方での移動方向の指令が可能な操作レバーを備えて、その操作レバーの倒れ量に基づいて前記横送り機構又は前記縦送り機構への駆動流体の流体圧を指令するように構成され、
前記加工状態維持手段が、前記維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態としての前記操作レバーの倒れ方向及び倒れ量に対応するように、前記横送り機構及び前記縦送り機構夫々の作動を維持制御する請求項1又は2に記載のスピニング加工装置。 - 前記加工状態維持手段の維持指令に基づく維持状態が、維持解除指令の入力、若しくは前記維持指令の入力時点から所定時間経過後における前記ローラ移動操作具の再操作により終了される請求項1から3の何れか一項に記載のスピニング加工装置。
- 前記ローラにより前記被加工材を前記成形型の外周面に沿う形状に加工する加工工程を実行する被加工材のスピニング加工方法であって、
請求項1から4の何れか一項に記載のスピニング加工装置を用いて、
前記加工工程において、維持指令の入力に従って、当該維持指令の入力時点における前記ローラ移動操作具の操作状態に対応するように、前記ローラの前記横方向及び前記縦方向夫々での移動方向及び移動速度を維持したまま前記被加工材の加工を行う加工状態維持工程を実行する被加工材のスピニング加工方法。
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