JP2010113636A - 電子辞書 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】文字列を入力する入力部と、外部電子機器が接続される接続部と、辞書データ、検索用インデックス、および電子辞書で実行可能な第一の検索プログラムを記憶した第一の記憶部と、前記第一の検索プログラムを実行し、前記入力部から入力された文字列に該当する辞書データを、前記検索用インデックスを用いて検索する制御部と、前記制御部が検索した検索結果を表示する表示部と、を有し、前記第一の記憶部に記憶された前記辞書データは、前記外部電子機器で実行される通常のプログラムでは読み取り不可能であり、前記外部電子機器で実行される第二の検索プログラムから読み取り可能な形式で記録されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
このような場合、文章を作成中の電子機器の近傍に電子辞書を置き、電子辞書のキーボードを用いて調べたい単語の読みを別途入力する必要があった。
そこで、電子辞書と電子機器とを赤外線通信で接続し、電子機器上で文字列を選択すると、電子辞書にその文字列を送信し、電子辞書の画面にその訳が表示されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、電子辞書の画面に訳を表示すると、電子辞書で検索した結果を電子機器上で利用する場合に、電子辞書の画面を見て電子機器で改めて打ち直さなければならず、利用者にとって非常に手間であった。
(2)請求項2に記載の発明では、前記第2検索プログラムを記憶した第2記憶部を備え、前記第2記憶部に記憶した第2検索プログラムは、前記外部電子機器から読み取り可能な形式で記録されている、ことを特徴とする請求項1に記載の電子辞書を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記外部電子機器が接続された場合の動作モードを制御する動作モード制御部を有し、前記動作モード制御部は、前記外部電子機器で実行された第2検索プログラムから前記第1記憶部を読み込み可能とする外部電子機器検索モードと、前記第2記憶部を前記外部電子機器の記憶装置として読み込み可能とする記憶装置モードとを切り替えることを特徴とする請求項2記載の電子辞書を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記外部電子機器から読み書き可能な第3記憶部を有し、前記動作モード制御部は、前記外部電子機器が接続された場合、前記記憶装置モードの場合に前記第3記憶部を前記外部電子機器の記憶装置として読み書き可能にすることを特徴とする請求項3記載の電子辞書を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記動作モード制御部は、前記外部電子機器が接続された場合、前記表示部にモード選択画面を表示し、一定時間使用者がモード選択しないと、あらかじめ設定された規定のモードで接続を開始することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の電子辞書を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、前記動作モード制御部は、前記外部電子機器が接続された場合、前記入力部、前記制御部、前記表示部の動作を停止させることを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の電子辞書を提供する。
(7)請求項7に記載の発明では、前記第2検索プログラムは、前記外部電子機器で実行された場合に、当該実行中の第2検索プログラムと前記第2記憶部に記憶された第2検索プログラムのバージョンを比較し、前記第2記憶部に記憶された第2検索プログラムのバージョンの方が新しい場合、当該実行中の第2検索プログラムを、前記第2記憶部に記憶された第2検索プログラムに更新する、バージョン更新機能を備える、ことを特徴とする請求項2記載から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の電子辞書を提供する。
(8)請求項8に記載の発明では、前記第2検索プログラムは、前記外部電子機器で入力された文字列に対する前記辞書データの検索をし、その結果に基づく辞書データを、前記外部電子機器上で実行中の他のアプリケーションでコピーする場合に、一度にコピー可能な文字数を制限する制限機能を備える、ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1の請求項に記載の電子辞書を提供する。
更に、第2検索プログラムは、外部電子機器で入力された文字列から、第1記憶部に記憶された検索用インデックスを用いて、前記辞書データを検索するので、外部電子機器を用いて電子辞書の辞書データを検索することができる。
本実施形態では、電子辞書と接続する外部電子機器としてパソコンを用いる場合を例に説明する。
図1は本実施形態における電子辞書10の機能構成を示すブロック図である。図2は本実施形態における電子辞書10をパソコン20に接続した場合の機能構成を示すブロック図である。図3は電子辞書10をパソコン20に接続した場合の外観構成を示す概略図である。
電子辞書10は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、入力部13、表示部14、接続部15、動作モード制御部16、第一の記憶部17(第1記憶部)、第二の記憶部18(第2記憶部)、第三の記憶部19(第3記憶部)を備えている。
入力部13は、電子辞書10に対して情報をデータとして与える入力装置から構成されている。
本実施形態では、入力部13は、図3に示すようにキーボードによって構成されているが、マイクを用いた音声入力装置やマウスなどによって構成するようにしてもよい。
接続部15は外部電子機器20と接続する際に用い、例えばUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)などである。データの通信が可能であれば、USBに限らず、赤外線、Bluetooth(登録商標)、無線LANなどでもよい。
ここでは同一種類の命令に対応したパソコン20のCPU21向けのプログラムを一つだけ記憶しているが、パソコンであっても異なるオペレーティングシステムに対応する場合など、別の種類のCPU向け検索プログラムを複数記憶しておき、接続したパソコン20に合った検索プログラムを選択できる構成にしてもよい。
なお、本実施形態では、第一の記憶部17、第二の記憶部18、第三の記憶部19の三つに分けているが、物理的には一つのフラッシュROMなどで構成し、三つの領域に分割して管理すればよく、物理的に記憶領域を三つに分割する必要はない。また、第三の記憶部を持たない構成であってもよく、必要であれば四つ以上に記憶領域を分割してもよい。
本実施形態の電子辞書10は一般に、後述する汎用性が高く比較的高価なパソコン等の外部電子機器に比べると、低価格である。そのため、パソコン等の外部機器は、電子辞書10が備えるCPU11よりも、高性能で高速処理が可能なCPUを備えている。
電子辞書10は接続モードとして、PCリンクモード、およびマス・ストレージモードの二種類の接続モードを持つ。
従来から電子辞書10をUSBでパソコンと接続した場合、マス・ストレージモードとして、別途購入した辞書データや、使用者自身が作成した辞書データ、音声データなどを電子辞書の記憶領域に書き込むことが出来たが、本実施形態では、検索ソフトから検索中に書き込みや消去すると検索に不具合が起こる可能性があるため、接続モードを分けて記憶領域へのアクセス制御を行なうことで不具合を回避するようにしている。
動作モード制御部16は、各接続モードに応じた第一記憶部17〜第三記憶部19へのアクセス制御を行う。
一方、マス・ストレージモードで接続された場合は、パソコン用検索プログラム26aは動作しないため、すべての記憶領域にアクセス不可能となる。パソコンの他のプログラムからは第二の記憶部18、および第三の記憶部19はUSBマス・ストレージとしてアクセスすることができる。このとき第一の記憶部17はUSBマス・ストレージとして認識されず、アクセスすることは出来ない。
この画面で一定時間入力がない場合には、予めシステムにされている既定の接続モードで接続される。
なお、既定の接続モードを、使用者が設定できるようにしてもよい。この場合、予めシステムに設定されてる接続モードに優先してユーザが設定した接続モードで接続される。
辞書データ17bは、インデックスデータと辞書データ本体から構成され、インデックスデータは見出し語の検索用目次(検索用インデックス)として機能して、検索時に入力文字列との比較を行う文字列と、辞書データ本体が記憶されている参照メモリ番地が対応付けられている。図6に示した例では、「a」という見出し語に対応する辞書本体データは「0x01」番地に記憶されていることを示す。
パソコン用検索プログラム26aを起動すると(S1)、CPU21は、電子辞書10の動作モードを確認する(S2)。上述したように、電子辞書10がPCリンクモードで動作している場合に、パソコン用検索プログラム18aを実行すると辞書データ17bが検索可能となるので、CPU21は、電子辞書10がPCリンクモードかどうか確認する(S3)。
PCリンクモードでない場合、電子辞書10のCPU11は、図5に示されるように、電子辞書10のモードを選択するように促すメッセージを電子辞書10の表示部14に表示して(S5)、S2に戻る。
また、モードの選択を促すメッセージについては、電子辞書10の表示部14への表示に変えて、又は加えて、パソコン20の表示部21に表示するようにしてもよい。
電子辞書10の第二の記憶部18に記憶されているパソコン用検索プログラム18aの方が新しいバージョンの場合、CPU21は、パソコン20の記憶部26にインストールされているパソコン用検索プログラム26aを更新する(S7)。
なお、検索方法は通常は前方一致検索であるが、場合によっては後方一致検索、部分一致検索などでもよい。この点、電子辞書用検索プログラムと同様である。
このとき、表示部24に表示している辞書データを、パソコン20(外部電子機器)上で実行されている他のアプリケーションにコピーしたり、プリントアウトする場合、CPU21は、実行中のパソコン用検索プログラム18aの制限機能により、コピーやプリント可能な文字数を、例えば100文字までに制限する。これにより、辞書データ17bのデータがむやみにコピーされる事を防止する。制限する文字数の値は任意に設定可能とする。
本実施形態では、外部電子機器としてパソコンを例に挙げたが、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機器などの電子機器であってもよい。その際、パソコン用検索プログラム18aはその電子機器のCPUで実行できる形式で記録しておけばよい。
11 CPU
12 RAM
13 入力部
14 表示部
15 接続部
16 動作モード制御部
17 第一の記憶部
17a 電子辞書用検索プログラム
17b 辞書データ
18 第二の記憶部
18a パソコン用検索プログラム
19 第三の記憶部
19a ユーザ領域
20 パソコン
21 CPU
22 RAM
23 入力部
24 表示部
25 接続部
26 記憶部
26a パソコン用検索プログラム
Claims (8)
- 文字列を入力する入力部と、
外部電子機器が接続される接続部と、
辞書データ、検索用インデックス、および電子辞書で実行可能な第1検索プログラムを記憶した第1記憶部と、
前記第1検索プログラムを実行し、前記入力部から入力された文字列に該当する辞書データを、前記検索用インデックスを用いて検索する制御部と、
前記制御部が検索した検索結果を表示する表示部と、
を有し、
前記第1記憶部に記憶された前記辞書データと検索用インデックスは、前記外部電子機器で実行される所定の第2検索プログラムから読み取り可能で、それ以外のプログラムからは読み取れない形式で記録されており、
前記第2検索プログラムは、前記外部電子機器で入力された文字列から、前記第1記憶部に記憶された検索用インデックスを用いて、前記辞書データを検索する、
ことを特徴とする電子辞書。 - 前記第2検索プログラムを記憶した第2記憶部を備え、
前記第2記憶部に記憶した第2検索プログラムは、前記外部電子機器から読み取り可能な形式で記録されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子辞書。 - 前記外部電子機器が接続された場合の動作モードを制御する動作モード制御部を有し、
前記動作モード制御部は、前記外部電子機器で実行された第2検索プログラムから前記第1記憶部を読み込み可能とする外部電子機器検索モードと、前記第2記憶部を前記外部電子機器の記憶装置として読み込み可能とする記憶装置モードとを切り替えることを特徴とする請求項2記載の電子辞書。 - 前記外部電子機器から読み書き可能な第3記憶部を有し、
前記動作モード制御部は、前記外部電子機器が接続された場合、前記記憶装置モードの場合に前記第3記憶部を前記外部電子機器の記憶装置として読み書き可能にすることを特徴とする請求項3記載の電子辞書。 - 前記動作モード制御部は、前記外部電子機器が接続された場合、前記表示部にモード選択画面を表示し、一定時間使用者がモード選択しないと、あらかじめ設定された規定のモードで接続を開始することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の電子辞書。
- 前記動作モード制御部は、前記外部電子機器が接続された場合、前記入力部、前記制御部、前記表示部の動作を停止させることを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の電子辞書。
- 前記第2検索プログラムは、前記外部電子機器で実行された場合に、当該実行中の第2検索プログラムと前記第2記憶部に記憶された第2検索プログラムのバージョンを比較し、前記第2記憶部に記憶された第2検索プログラムのバージョンの方が新しい場合、当該実行中の第2検索プログラムを、前記第2記憶部に記憶された第2検索プログラムに更新する、バージョン更新機能を備える、
ことを特徴とする請求項2記載から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の電子辞書。 - 前記第2検索プログラムは、
前記外部電子機器で入力された文字列に対する前記辞書データの検索をし、
その結果に基づく辞書データを、前記外部電子機器上で実行中の他のアプリケーションでコピーする場合に、一度にコピー可能な文字数を制限する制限機能を備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1の請求項に記載の電子辞書。
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