JP2010101490A - 密封構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】組付性およびシールの安定性に優れた密封構造を提供する。
【解決手段】軸1と、該軸1が挿入される軸孔20を有するハウジング2と、これら2部材間の環状隙間を密封するシール部材3と、を備える密封構造であって、ハウジング2は、軸方向に略垂直な端面20aと、該端面20aとの間でシール部材3を挟持固定しうるようにハウジング2に着脱可能に取り付けられる蓋部21と、を有しており、シール部材3は、軸1の外周面10に接触する第1シール部31a、31bおよび端面20aに接触する第2シール部31cを有するゴム状弾性体部31と、ゴム状弾性体部31が一体的に固定される金属環30と、を有し、第2シール部31cが金属環30と端面20aとの間で圧縮されるように、端面20aと蓋部21との間で挟持固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、密封構造に関するものである。
建設機械などに用いられる油圧シリンダにおいては、外部からのダスト・異物がシリンダ内部に侵入することを防ぐために、図7や図8に示すようなダストシールが使用される。図7は、従来例に係るダストシールの模式的断面図である。図8は、他の従来例に係るダストシールの模式的断面図である。
ダストシール100は、概略、ゴム材からなるシール部材101に金属製の補強環102を焼き付け固定した構成となっている。図7や図8に示すダストシール100は、補強環102が一体化されるとともに補強環102がハウジング200等の相手部材に対して圧入固定されることでシールの安定性に優れており、建設機械に代表されるダスト環境の厳しい用途において好適に使用されるものである。ダストシール100の取り付けは、図7や図8に示すように、圧入治具300を用いて補強環102を軸孔201に押し込むようにして圧入することにより行われる。
一方、建設機械における用途の中でも、特にブレーカー等のように、ダスト環境が極めて厳しい用途では、シール部材の破損や摩耗等が激しいため長期の使用が困難であり、ダストシールを定期交換部品(消耗品)として取り扱う場合がある。
しかしながら、上記の補強環102を圧入して組み込むタイプのダストシール100は、取り付け・取り外しが容易でなく、また、組込み時にプレスなどの特殊な工具が必要となるため、建設現場や工事現場などでの補修が困難である。したがって、定期交換部品(消耗品)としての用途に対しては組付性に課題があり適用が困難である。
また、補強環とハウジングの金属同士を嵌合して組み付けるため、嵌合部に金属の粗さによる隙間が生じ易く、外周側から液体状の外部ダストが侵入する可能性もある。
なお、関連する技術としては、特許文献1〜4に記載されたものがある。
特開平08−145193号公報 実用新案登録第2591288号公報 特開2002−181198号公報 特開2002−181200号公報
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、組付性およびシールの安定性に優れた密封構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における密封構造は、
軸と、
該軸が挿入される軸孔を有するハウジングと、
これら2部材間の環状隙間を密封するシール部材と、
を備える密封構造であって、
前記2部材のうちの一方の部材は、
軸方向に略垂直な端面と、該端面との間で前記シール部材を挟持固定しうるように前記一方の部材に着脱可能に取り付けられる固定部材と、を有しており、
前記シール部材は、
前記2部材のうちの他方の部材の表面に接触する第1シール部および前記端面または前記固定部材の表面のいずれかに接触する第2シール部を有するゴム状弾性体部と、前記ゴム状弾性体部が一体的に固定される環状の補強部材と、を有し、
前記第2シール部が前記補強部材と前記端面または前記固定部材の表面のいずれかとの間で圧縮されるように、前記端面と前記固定部材との間で挟持固定されることを特徴とする。
本発明によれば、固定部材を着脱することによって、シール部材の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。したがって、シール部材の交換作業を容易に行うことができるので、定期交換部品(消耗品)としての用途にも使用することができる。
また、シール部材は、ゴム状弾性体からなる第2シール部が圧縮されて強固に挟持固定されるので、シール部材の装着姿勢が安定するとともに第2シール部の密着性を確保することができる。したがって、第1シール部がシールする側とは反対側からの外部ダストの侵入を第2シール部によってより確実に防止することができ、安定したシール性を発揮することができる。
上記目的を達成するために、本発明における密封構造は、
軸と、
該軸が挿入される軸孔を有するハウジングと、
これら2部材間の環状隙間を密封するシール部材と、
を備える密封構造であって、
前記2部材のうちの一方の部材が、
軸方向に略垂直な端面と、該端面との間で前記シール部材を挟持固定しうるように前記一方の部材に着脱可能に取り付けられる固定部材と、を有し、
前記シール部材が、前記2部材のうちの他方の部材の表面に接触するシール部を有する密封構造において、
前記端面と前記シール部材との間および/または前記固定部材と前記シール部材との間で圧縮されるように装着されるゴム状弾性体製のシート部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、固定部材を着脱することによって、シール部材の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。したがって、シール部材の交換作業を容易に行うことができるので、定期交換部品としての用途にも使用することができる。
また、シール部材は、シート部材が圧縮されることで、一方の部材の端面と固定部材との間に強固に挟持固定される。これにより、シール部材の装着姿勢が安定するとともに、シール部材と一方の部材の端面との間およびシール部材と固定部材との間が密着される。したがって、シール部材のシール部がシールする側とは反対側からの外部ダストの侵入をシート部材によってより確実に防止することができ、安定したシール性を発揮することができる。
また、本発明の構成によれば、シール部材には特別な構成が要求されないので、従来の種々のシール部材を流用することができる。
前記固定部材は、前記端面との距離を変えることができるように構成されているとよい。
この構成によれば、例えば、ゴム状弾性体からなる第2シール部やシート部材が長期の使用によるヘタリ等によって密着性が低下しても、固定部材と端面との距離が狭くなるように調整して密着性を高めることにより、第2シール部やシート部材のシール性を長期的に維持することができる。
前記一方の部材と前記シール部材との間には径方向に隙間が設けられており、
該隙間の径方向の幅は、前記シール部材における前記他方の部材に対するしめ代よりも小さく設定されているとよい。
このように、シール部材は、一方の部材との間に径方向に隙間が設けられ、従来のように圧入して組み付けられる構成ではないので、一方の部材への取り付け・取り外しが容易となる。また、高い寸法精度が要求されなくなるので、製造コストの低減を図ることができる。さらに、隙間の径方向の幅をシール部材の第1シール部又はシール部における他方の部材に対するしめ代よりも小さく設定することで、他方の部材に対してシール部材が偏心した場合でも、第1シール部又はシール部と他方の部材との間の接触状態が維持される。
なお、上記各構成は、可能な限り互いに組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明により、組付性およびシールの安定性に優れることができる。
図1は、本発明の実施例1に係る密封構造の模式的断面図である。 図2は、変形例1に係るシール部材の模式的断面図である。 図3は、変形例2に係るシール部材の模式的断面図である。 図4は、変形例3に係るシール部材の模式的断面図である。 図5は、本発明の実施例2に係る密封構造の模式的断面図である。 図6は、本発明の実施例3に係る密封構造の模式的断面図である。 図7は、従来例に係るダストシールの模式的断面図である。 図8は、他の従来例に係るダストシールの模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図4を参照して、本発明の実施例1に係る密封構造について説明する。図1は、本発明の実施例1に係る密封構造の模式的断面図である。図2は、変形例1に係るシール部材の模式的断面図である。図3は、変形例2に係るシール部材の模式的断面図である。図4は、変形例3に係るシール部材の模式的断面図である。
図1に示すように、本実施例に係る密封構造は、軸1と、該軸1が挿入される軸孔20を有するハウジング2と、軸1とハウジング2(軸孔20)との間の環状隙間を密封する
シール部材3と、を備えている。
ハウジング2の軸孔20は、開口部近傍に軸方向に略垂直な端面20aを有している。軸孔20は、段差面としての端面20aから開口部側の領域が大径部20bとなっており、開口部側が口の広い構成となっている。
ハウジング2は、ハウジング2の軸孔20の開口端面に、ボルト等の締結部材22によって着脱可能に取り付けられる蓋部21を有している。蓋部21は、固定部材として、軸孔20の端面20aに対向する端面21aを有しており、軸孔20の端面20aとの間でシール部材3を挟持固定しうるように構成されている。
シール部材3は、軸孔20の開口部近傍に装着され、主に大気側からの異物の侵入を防止する、いわゆるダストシールと呼ばれる環状のシール部材である。シール部材3は、概略、環状の補強部材としての金属環30にゴム状弾性体が焼き付け固定された構成となっている。なお、補強部材としては、剛性体であれば、例えば、樹脂等の金属以外のものであってもよい。
金属環30は、筒状部30aと、筒状部30aの一端から径方向に延びるフランジ部30bと、を備えた半断面形状が略L字の部材である。金属環30の内周側の領域、すなわち、筒状部30aの内周面とこれに連なるフランジ部30bの側面にかけての領域には、ゴム状弾性体部31が一体的に焼き付け固定されている。
ゴム状弾性体部31は、フランジ部30bの先端部から大気側である反密封対象領域側A(図1の上方)に向かって軸方向よりも径方向内向きに傾いた方向に突出するシールリップ31aを有している。また、ゴム状弾性体部31は、密封対象領域側O(図1の下方)に向かって軸方向よりも径方向内向きに傾いた方向に突出するシールリップ31bを形成している。本実施例では、これらシールリップ31a、31bが、軸1の外周面に接触する第1シール部を構成している。なお、第1シール部の構成は、必ずしも上記のように一対のシールリップで構成されている必要はなく、図7に示す従来例のように、単独のシールリップで構成されてもよい。すなわち、本実施例ではシールリップ31aまたはシールリップ31bのいずれかが単独で第1シール部を構成してもよい。また、シールリップ31a、31bは、図面においては、しめ代をわかり易くするために変形前の状態で示してある。ゴム状弾性体部31の材料としては、例えば、ポリウレタン、ニトリルゴム(NBR)、水素添加ニトリルゴム(HNBR)、フッ素ゴム(FKM)等を挙げることができる。
また、ゴム状弾性体部31の一部は、金属環30の筒状部30aの密封対象領域側Oの端部にも焼き付けられて端面シール部31cを形成している。この端面シール部31cは、端面20aに接触する第2シール部を構成している。
シール部材3は、金属環30の筒状部30aの外径が軸孔20の大径部20bの径よりも小さく設定されており、従来のダストシールのように、軸孔20に圧入固定されるように構成されていない。また、フランジ部30bの反密封対象領域側Aの側面から端面シール部31cの密封対象領域側Oの端面までにおけるシール部材3の軸方向の幅Hが、蓋部21がハウジング2に取り付けられた状態における蓋部21の端面21aから軸孔20の端面20aまでの軸方向の距離よりも小さく設定されている。
したがって、シール部材3は、蓋部21がハウジング2に取り付けられると、蓋部21の端面21aによって軸孔20の端面20a側に軸方向に押し込められ、金属環30よりも剛性の低い端面シール部31cが、筒状部30aと端面20aとによって軸方向に圧縮
された状態になる。これにより、端面シール部31c(第2シール部)のシール性が高められるとともに、シール部材3が端面21aと端面20aとの間に強固に固定されることになる。
なお、本実施例ではシールリップ31a、31bや端面シール部31cが全て一体的に金属環30に固着される構成となっているが、これに限られず、それぞれ別々に金属環30に固着される構成であってもよい。
また、シール部材3を固定するための固定部材としては、上述のような蓋部21に限られるものではなく、例えば、大径部20bに環状溝を設け、該環状溝に嵌め込まれた止め輪等によって、シール部材3を軸孔20の端面20aとの間に挟み込むようなものであってもよい。
また、端面シール部31cは、上記実施例では、金属環30の密封対象領域側Oに形成されているが、図2に示す変形例1のように、金属環30の反密封対象領域側Aに形成してもよい。すなわち、フランジ部30bの反密封対象領域側Aの側面にゴム状弾性体を一体成形することにより蓋部21の端面21aに接触する端面シール部31dを形成してもよい。この端面シール部31dは、蓋部21の端面21aと金属環30のフランジ部30bとの間で圧縮されることにより、シール性が高められるとともに、シール部材3の固定を強固にする。
また、図3に示す変形例2のように、筒状部30aの外周面にもゴム状弾性体を一体成形し、軸孔20の大径部30bの内周面に接触する外周側シール部31eを形成してもよい。さらに、変形例1と変形例2とを組み合わせて、図4に示す変形例3のように、端面シール部31dと外周側シール部31eとを一体的に形成してもよい。
本実施例によれば、シール部材3が、軸孔20の端面20aと蓋部21の端面21aとによって挟持固定される構成なので、蓋部21を着脱することによって、シール部材3の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。したがって、シール部材3の交換作業を容易に行うことができるので、定期交換部品(消耗品)としての用途にも好適に使用することができる。
また、シール部材3は、ゴム状弾性体からなる端面シール部31cが圧縮されて軸方向に対向する端面間に強固に挟持固定されるので、ダスト環境の厳しい用途であっても、シール部材3の装着姿勢が維持され、安定したシール性を発揮することができる。
また、シール部材3は、上述のように、ハウジング2に対していわゆるすきまばめで取り付けられる構成となっており、大径部20bの周面との間に隙間が形成される。かかる隙間の径方向の幅(大径部20bの径とシール部材3(筒状部30a)の外径との差)は、シールリップ31a、31bの軸1に対するしめ代(シールリップ31a、31bの最内径と軸1の外径との差)よりも小さく設定される。
このように、シール部材3は、従来のように圧入して組み付けられる構成ではないので、ハウジング2に対する高い寸法精度が要求されなくなり、製造コストの低減を図ることができる。さらに、隙間の径方向の幅をシール部材3の第1シール部のしめ代よりも小さく設定することで、軸1に対してシール部材3が偏心した場合でも、第1シール部と軸1との間の接触状態が維持される。
なお、本実施例では、シール部材3がハウジング2に挟持固定される構成となっているが、シール部材3を取り付けるための構成はこれに限られるものではない。例えば、軸1
が複数の部材に分割可能に構成され、それらの部材間にシール部材3が挟持固定されるような構成であってもよい。
(実施例2)
図5を参照して、本発明の実施例2に係る密封構造について説明する。図5は、本発明の実施例2に係る密封構造の模式的断面図である。なお、上記実施例1と同様の構成については同じ符号を付してその説明は省略する。
本実施例では、蓋部21′の端面21aと軸孔20の端面20aとの間の軸方向の距離を変えられるようにした。具体的には、使用当初の組み付け状態において、蓋部21′とハウジング2の軸孔20の開口端面との間に隙間Sが形成されるような構成とし、ボルト等の締結部材22の締め付け具合等を増すことにより、隙間Sの分だけ蓋部21′の端面21aを軸孔20の端面20aに近づけることができるようにした。
この構成によれば、例えば、ゴム状弾性体からなる端面シール部31cが長期の使用によるヘタリ等によって密着性が低下しても、蓋部21′の端面21aと軸孔20の端面20aとの間の距離が狭くなるように締結部材22の締め付け具合を調整することで端面シール部31cの圧縮状態を回復させることができる。これにより、端面シール部31cの密着性を再び高めて、端面シール部31cのシール性を長期的に維持することができる。
(実施例3)
図6を参照して、本発明の実施例3に係る密封構造について説明する。図6は、本発明の実施例3に係る密封構造の模式的断面図である。なお、上記実施例と同様の構成については同じ符号を付してその説明は省略し、上記実施例と異なる点について説明する。ここで説明しない構成については、上記実施例と同様である。
上記実施例では、シール部材における相手部材との接触部位にゴム状弾性体部を設けた構成としているが、本実施例では、相手部材におけるシール部材との接触部位にゴム状弾性体部を設けた構成としている。
図6に示すように、本実施例に係る密封構造は、シール部材として従来のタイプのシール部材、すなわち、実施例1のようにゴム状弾性体部31に第2シール部が設けられていないシール部材3′を用いている。また、軸孔20の端面20aと蓋部21の端面21aには、それぞれ環状のシート部材40、41が接着によって貼り付けられている。シート部材40、41は、ゴム状弾性体であり、シール部材3′と端面20a及び端面21aとの間で軸方向に圧縮される。シート部材40、41の材料としては、例えば、ニトリルゴム(NBR)、水素添加ニトリルゴム(HNBR)、フッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム(VMQ)、アクリルゴム(ACM)等を挙げることができる。
本実施例によれば、シート部材40、41が、シール部材3′と端面20a及び端面21aとの間で圧縮されてシール部を形成する。これにより、シール部材3とハウジング2との間が密封される。また、圧縮されたシート部材40、41を介して、シール部材3′が端面20aと端面21aとの間に強固に固定されることになる。
また、本実施例の構成によれば、現行のダストシールをそのまま使用可能である。すなわち、シール部材自体には特別な構成が要求されないので、従来の種種のシール部材を流用することができる。
なお、シート部材40、41は、いずれか片方のみを用いるようにしてもよい。また、シート部材40、41は、端面20a、21aに接着せずに別部材としてシール部材3′
と軸孔20及び蓋部21との間に装着するようにしてもよい。
上記各実施例の構成は可能な限り互いに組み合わせて採用することができる。
1 軸
10 軸外周面
2 ハウジング
20 軸孔
20a 端面
20b 大径部
21 蓋部
21 端面
22 締結部材
3 シール部材
30 金属環
30a 筒状部
30b フランジ部
31 ゴム状弾性体部
31a、31b シールリップ
31c 端面シール部

Claims (4)

  1. 軸と、
    該軸が挿入される軸孔を有するハウジングと、
    これら2部材間の環状隙間を密封するシール部材と、
    を備える密封構造であって、
    前記2部材のうちの一方の部材は、
    軸方向に略垂直な端面と、該端面との間で前記シール部材を挟持固定しうるように前記一方の部材に着脱可能に取り付けられる固定部材と、を有しており、
    前記シール部材は、
    前記2部材のうちの他方の部材の表面に接触する第1シール部および前記端面または前記固定部材の表面のいずれかに接触する第2シール部を有するゴム状弾性体部と、前記ゴム状弾性体部が一体的に固定される環状の補強部材と、を有し、
    前記第2シール部が前記補強部材と前記端面または前記固定部材の表面のいずれかとの間で圧縮されるように、前記端面と前記固定部材との間で挟持固定されることを特徴とする密封構造。
  2. 軸と、
    該軸が挿入される軸孔を有するハウジングと、
    これら2部材間の環状隙間を密封するシール部材と、
    を備える密封構造であって、
    前記2部材のうちの一方の部材が、
    軸方向に略垂直な端面と、該端面との間で前記シール部材を挟持固定しうるように前記一方の部材に着脱可能に取り付けられる固定部材と、を有し、
    前記シール部材が、前記2部材のうちの他方の部材の表面に接触するシール部を有する密封構造において、
    前記端面と前記シール部材との間および/または前記固定部材と前記シール部材との間で圧縮されるように装着されるゴム状弾性体製のシート部材を備えることを特徴とする密封構造。
  3. 前記固定部材は、前記端面との距離を変えることができるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の密封構造
  4. 前記一方の部材と前記シール部材との間には径方向に隙間が設けられており、
    該隙間の径方向の幅は、前記シール部材における前記他方の部材に対するしめ代よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の密封構造。
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