JP2010100827A - 波長変換部材およびそれを用いた発光装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】波長変換部材70は、蛍光体粒子71の表面側に、微細凹凸構造を有するモスアイ状構造部74とモスアイ状構造部74の先細り状の微細突起75間に入り込んだ透光性媒体73とで構成される反射防止部76を備える。モスアイ状構造部74の各微細突起75は、蛍光体粒子71よりも粒径が小さく且つ透光性媒体73よりも屈折率が大きな微粒子72を蛍光体粒子71の表面側で蛍光体粒子71に複合化することで形成されている。微粒子72の屈折率n2を蛍光体粒子71の屈折率n1と同じにすれば、反射防止部76の有効屈折率は、蛍光体粒子71の表面の法線方向において図1(d)に示すように蛍光体粒子71の屈折率n1と透光性媒体73の屈折率n3との間で連続的に変化する。
【選択図】図1
Description
本実施形態では、図1(a)および図2に示すようにLEDチップ10と波長変換部材70とを備えた発光装置1について説明した後で、波長変換部材70について説明する。
本実施例では、実施形態1の発光装置1において、LEDチップ10として発光ピーク波長が460nmの青色LEDチップを採用し、波長変換部材70に関して、透光性媒体73として、屈折率が1.4のシリコーン樹脂を採用し、蛍光体粒子71に関して、赤色蛍光体粒子として組成がCaAlSiN3:Eu2+で屈折率が2.0、中心粒径d50が10μmの蛍光体粒子、緑色蛍光体粒子として組成がCaSc2O4:Ce3+で屈折率が1.9、中心粒径d50が8μmの蛍光体粒子を採用し、微粒子72として屈折率n2が2.05のZrO2を採用し、蛍光体粒子71を分散した微粒子72の前駆体の水溶液であるオキシ硝酸ジルコニウム水溶液を熱噴霧乾燥することにより、各蛍光体粒子71それぞれに中心粒径d50が100nmの微粒子72を複合化しており、蛍光体粒子71に微粒子72を複合化してない波長変換部材70を用いた比較例1に比べて、発光装置1の光束が約7%向上した。
図4(a)に示す本実施形態の発光装置1の基本構成は実施形態1と同じであり、波長変換部材70に関して、図4(b)〜(d)に示すように、蛍光体粒子71の表面の全体が蛍光体粒子71と略同一の屈折率を有する金属酸化物層77によりコーティングされ、微粒子72が金属酸化物層77を介して蛍光体粒子71に複合化されている点が相違するだけである。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例では実施形態2の発光装置1において、LEDチップ10として発光ピーク波長が460nmの青色LEDチップを採用し、波長変換部材70に関して、透光性媒体73として、屈折率が1.4のシリコーン樹脂を採用し、蛍光体粒子71に関して、緑色蛍光体粒子として組成がCaSc2O4:Ce3+で屈折率が1.9、中心粒径d50が8μmの蛍光体粒子、橙色蛍光体粒子として組成がCa0.7Sr0.3AlSiN3:Eu2+で屈折率が2.1、中心粒径d50が10μmの蛍光体粒子を採用し、金属酸化物層77として屈折率が2.05のZrO2を採用し、微粒子72として屈折率n2が2.05のZrO2を採用している。
本実施例では実施形態2の発光装置1において、LEDチップ10として発光ピーク波長が460nmの青色LEDチップを採用し、波長変換部材70に関して、透光性媒体73として、屈折率が1.4のシリコーン樹脂を採用し、蛍光体粒子71に関して、黄緑色蛍光体粒子として組成が(Ba,Sr)2SiO4:Eu2+で屈折率が1.9、中心粒径d50が10μmの蛍光体粒子、橙色蛍光体粒子として組成がSr3SiO5:Eu2+で屈折率が1.9、中心粒径d50が10μmの蛍光体粒子を採用し、金属酸化物層77として屈折率が1.87のY2O3を採用し、微粒子72として屈折率n2が1.87のY2O3を採用している。
図6(a)に示す本実施形態の発光装置1の基本構成は実施形態1と同じであり、波長変換部材70に関して、図6(b)〜(d)に示すように、透光性媒体73が、微粒子72が表面に複合化された蛍光体粒子71が散在する透光性母材(例えば、シリコーン樹脂、ガラスなど)73aと、透光性母材73aと略同一の屈折率を有し蛍光体粒子71と微粒子72との複合粒子と透光性母材73aとの間に介在して反射防止部76の一部を構成する金属酸化物層73bとからなる点が相違するだけである。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例では実施形態3の発光装置1において、LEDチップ10として発光ピーク波長が460nmの青色LEDチップを採用し、波長変換部材70に関して、透光性母材73aとして、屈折率が1.4のシリコーン樹脂を採用し、蛍光体粒子71に関して、緑色蛍光体粒子として組成がCaSc2O4:Ce3+で屈折率が1.9、中心粒径d50が8μmの蛍光体粒子、赤色蛍光体粒子として組成がCa0.7Sr0.3AlSiN3:Eu2+で屈折率が2.1、中心粒径d50が10μmの蛍光体粒子を採用し、金属酸化物層73bとして屈折率が1.5のSiO2を採用し、微粒子72として屈折率n2が2.05のZrO2を採用している。
本実施例の発光装置1の基本構成は実施形態1と同じであり、金属酸化物層73bを形成していない点のみが実施例4と相違する。
本実施例では実施形態3の発光装置1において、LEDチップ10として発光ピーク波長が460nmの青色LEDチップを採用し、波長変換部材70に関して、透光性母材73aとして、屈折率が1.4のシリコーン樹脂を採用し、蛍光体粒子71に関して、黄緑色蛍光体粒子として組成が(Ba、Sr)2SiO4:Eu2+で屈折率が1.9、中心粒径d50が10μmの蛍光体粒子、橙色蛍光体粒子として組成がSr3SiO5:Eu2+で屈折率が1.9、中心粒径d50が10μmの蛍光体粒子を採用し、金属酸化物層73bとして屈折率が1.5のSiO2を採用し、微粒子72として屈折率n2が1.87のY2O3を採用している。
本実施例の発光装置1の基本構成は実施形態1と同じであり、金属酸化物層73bを形成していない点のみが実施例6と相違する。
10 LEDチップ
70 波長変換部材(色変換部材)
71 蛍光体粒子
72 微粒子
73 透光性媒体
73a 透光性母材
73b 金属酸化物層
74 モスアイ状構造部
75 微細突起
76 反射防止部
77 金属酸化物層
Claims (9)
- 蛍光体粒子が当該蛍光体粒子よりも屈折率が小さな透光性媒体内に散在する波長変換部材であって、蛍光体粒子の表面側に、微細凹凸構造を有するモスアイ状構造部とモスアイ状構造部の先細り状の微細突起間に入り込んだ前記透光性媒体とで構成される反射防止部を備え、モスアイ状構造部の各微細突起は、蛍光体粒子よりも粒径が小さく且つ前記透光性媒体よりも屈折率が大きな微粒子を蛍光体粒子の表面側において蛍光体粒子に複合化することにより形成されてなることを特徴とする波長変換部材。
- 前記微粒子の屈折率が前記蛍光体粒子の屈折率と同じであることを特徴とする請求項1記載の波長変換部材。
- 前記微粒子の屈折率が前記蛍光体粒子の屈折率よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の波長変換部材。
- 前記微粒子は、前記蛍光体粒子への励起光および前記蛍光体粒子からの変換光に対して透明な金属酸化物により形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の波長変換部材。
- 前記蛍光体粒子の前記表面の全体が前記蛍光体粒子と略同一の屈折率を有する金属酸化物層によりコーティングされ、前記微粒子が前記金属酸化物層を介して前記蛍光体粒子に複合化されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の波長変換部材。
- 前記透光性媒体は、前記微粒子が前記表面に複合化された前記蛍光体粒子が散在する透光性母材と、前記透光性母材と略同一の屈折率を有し前記蛍光体粒子と前記微粒子との複合粒子と前記透光性母材との間に介在して前記反射防止部の一部を構成する金属酸化物層とからなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の波長変換部材。
- 前記透光性媒体は、シリコーン樹脂もしくはガラスであることを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか1項に記載の波長変換部材。
- 前記透光性母材は、シリコーン樹脂もしくはガラスであることを特徴とする請求項6記載の波長変換部材。
- LEDチップと、LEDチップから放射される光の一部を当該光よりも長波長の光に変換して放射する色変換部材とを備え、当該色変換部材として請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の波長変換部材を用いてなることを特徴とする発光装置。
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