JP2010099803A - シート材吸着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸着パッドによって吸着したシート材の変形や歪みにより、2枚目以降のシート材まで同時に吸着してしまったり、シート材が破損してしまったりすることがある。
【解決手段】吸着パッド10は、パッド基部11と、外側に円錐状に拡がったパッド先端部12とからなり、吸着パッド10の中央内部には吸着口16へ向かって突出する分離ロッド13を設ける。そして、吸着パッド10がシート材40を吸着する場合は、真空ポンプ機構から通気孔15を介して空気の吸引を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、積層状態にあるシート材を真空吸着するシート材吸着装置に関する。
積層状態にあるシート材を真空吸着して搬送等するときに、比較的柔らかいシート材の場合、吸着したシート材が吸着パッドの形状に倣って変形することがある。その結果、吸着した1枚目のシート材と2枚目のシート材との間に真空が発生し、2枚目以降のシート材まで同時に吸着してしまうことがある。一方、例えば基板などの変形しにくいシート材の場合、吸着力によって変形や歪みが発生してシート材を破損してしまうこともある。これらの対策として、例えば下記の特許文献1に記載されている真空吸着装置では、吸着パッドの内側に、吸着溝が形成された凸形状の支持部を付加することで、吸着したシート材の変形や歪みの発生を防止している。
特開2003−94370号公報
しかしながら、上記した特許文献1のような、吸着溝が形成された凸形状の支持部を内部に付加した吸着パッドでは、その分吸着面積が小さくなる。真空吸着装置における吸着力Fは、F=AP(A:吸着有効面積、P=吸着パッド内到達力)から理解できるように、こういった凸形状の支持部を付加した吸着パッドの場合、付加していない吸着パッドに比べて吸着力が劣ることになる。このため、このタイプの吸着パッドでは吸着力を確保するために吸着パッドの径を大きくすることになり、径の小さな吸着パッドにおいて実用化するのが困難となる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係るシート材吸着装置は、吸着パッドと、前記吸着パッドに設けられて前記吸着パッドの吸着面側に突出する分離ロッドと、負圧発生部と、を備えることを特徴とする。
このシート材吸着装置によれば、負圧発生部によって吸着パッドに吸引力を発生させ、積層状態にあるシート材を真空吸着する。このとき、吸着パッドの吸着面側に突出する分離ロッドにより、吸着に伴うシート材の変形や歪みを抑えることができる。これにより、吸着した1枚目のシート材と2枚目のシート材との間に真空が発生しにくい状態になり、2枚目以降のシート材まで同時に吸着してしまうのを防止できる。また、吸着に伴うシート材の変形や歪みによってシート材を破損してしまうのも防止できる。さらに、吸着パッドに分離ロッドを設けるだけの簡易な構造であることから、径の小さな吸着パッドにおいても吸着力を確保して実用化することが可能になる。
[適用例2]
上記適用例に係るシート材吸着装置において、前記分離ロッドは、前記吸着パッドの吸着時において前記吸着面よりも外方に突出していることが望ましい。
このシート材吸着装置によれば、吸着パッドの吸着時において、分離ロッドが吸着面よりも外方に突出していることにより、比較的柔らかいシート材を真空吸着した場合に、吸着した1枚目のシート材と2枚目のシート材との間の真空の発生を更に抑えることができ、2枚目以降のシート材までも同時に吸着してしまうのを確実に防止できる。
[適用例3]
上記適用例に係るシート材吸着装置において、前記分離ロッドは、滑らかな先端形状を有することが望ましい。
このシート材吸着装置によれば、吸着面側に突出した分離ロッドが滑らかな先端形状を有することにより、真空吸着したシート材の表面を分離ロッドの先端部が損傷するのを防止することができる。
[適用例4]
上記適用例に係るシート材吸着装置において、前記吸着面側に突出する前記分離ロッドの突出量を調整する調整部を更に有することが望ましい。
このシート材吸着装置によれば、負圧発生部における吸引力、吸着パッドの吸着力、シート材の材質・構造・形状等に応じて、調整部によって分離ロッドの最適な突出量を調整することができる。
[適用例5]
上記適用例に係るシート材吸着装置において、前記分離ロッドは、金属又はセラミックスからなるようにしても良い。
以下、本実施形態に係るシート材吸着装置について図面を参照して説明する。
最初に、本実施形態に係るシート材吸着装置の概略について説明する。
図1は、本実施形態に係るシート材吸着装置の例を示す概略図である。同図に示す例では、半導体ウエハーを保護するための複数枚のシート材40が、キャリアケース30内に積層された状態で収納されている。これらのシート材40は、薄く柔らかい樹脂により構成されている。シート材吸着装置1は、キャリアケース30内に収容されたシート材40を1枚1枚取り出して搬送する装置である。
シート材吸着装置1は、4つの吸着パッド10と、それぞれの吸着パッド10を支持して通気用の配管を兼ねる支持部材20と、これらの支持部材20に接続される負圧発生部としての図示しない真空ポンプ機構等により構成されている。また、シート材吸着装置1は、昇降及び水平移動が可能な図示しない移動アームに取り付けられている。
キャリアケース30内からシート材40を取り出す際、移動アームによってシート材吸着装置1が垂直方向に下降し、各吸着パッド10が最上面となる1枚目のシート材40の表面に接触する。そして、真空ポンプ機構が、各支持部材20を介して空気を吸引することによって各吸着パッド10の内部が負圧状態になり、各吸着パッド10が1枚目のシート材40を吸着した状態になる。各吸着パッド10の吸着により、シート材40は各吸着パッド10に分散保持された状態になる。そして、この状態で、移動アームによってシート材吸着装置1が垂直方向に上昇すると、分散保持されたシート材40も共に上昇する。その後、移動アームによってシート材吸着装置1が水平移動し、シート材吸着装置1と共にシート材40が搬送される。なお、シート材40を保持する吸着パッド10の個数及び取り付け位置は、これに限られない。
次に、吸着パッド10の構造について説明する。
図2は、吸着パッド10の構造を示す側断面図である。同図に示すように、吸着パッド10は、パッド基部11と、外側に円錐状に拡がったパッド先端部12とからなり、吸着パッド10の中央内部には吸着口16へ向かって突出する分離ロッド13が設けてある。また、分離ロッド13の吸着口16と反対側の端部には、分離ロッド13の吸着口16側への突出量を調整する調整部としての調整ねじ14が設けてある。図2は、シート材40を吸着していない状態の吸着パッド10を示しており、ここでは、分離ロッド13の先端位置が吸着していない状態の吸着面Sの手前の位置になるように突出量が調整されている。
また、吸着パッド10は、例えばシリコンゴム等の弾性を有した部材により構成されており、パッド先端部12は、吸着の際に変形できるように先端になるほど薄肉に形成されている。また、分離ロッド13は、金属又はセラミックスからなり、シート材40を吸着したときにシート材40の表面を損傷しないように、先端部分が滑らかな形状となっている。
なお、本実施形態では、パッド先端部12の先端における内径を9mm、通気孔15の内径を1mm〜2mm、及び分離ロッド13の直径を0.2mm〜0.3mmとしている。
吸着パッド10がシート材40を吸着する場合は、真空ポンプ機構から通気孔15を介して空気の吸引が行われる。そして、吸着パッド10のパッド先端部12がシート材40に接触すると、吸着パッド10の中空内部に真空が生じ、併せてパッド先端部12が上方に変形してシート材40が吸着パッド10に吸着される。
図3は、吸着パッド10が1枚目のシート材40を吸着しているときの側断面図である。また、図4は、従来の吸着パッドが1枚目のシート材40を吸着しているときの側断面図である。図3に示す吸着パッド10と、図4に示す従来の吸着パッドとの構造の大きな違いは、吸着パッド10に設けられている分離ロッド13が、従来の吸着パッドには設けられていない点である。
図4に示す従来の吸着パッドでは、1枚目のシート材40を吸着した際に、吸着パッドの内側への吸着力に伴い、1枚目のシート材40がパッド先端部12の内部の形状に倣って凹形状に大きく変形する。このとき、凹形状に変形した1枚目のシート材40と2枚目のシート材40との間で新たに真空が発生することになり、今度は2枚目のシート材40が凹形状に変形して1枚目のシート材40に密着することになる。同様に3枚目以降のシート材40についても吸着パッドに吸着されてしまう可能性がある。
一方、図3に示す吸着パッド10では、1枚目のシート材40を吸着した際に、1枚目のシート材40の中央部が吸着パッド10に設けられた分離ロッド13の先端部に接触している。そして、1枚目のシート材40に対して、吸着パッドの内側への吸着力に抗する分離ロッド13の先端部の押圧力が働き、1枚目のシート材40が吸着パッドの内側へ変形するのを避けられるようになっている。
このとき、図3に示すように、パッド先端部12が吸着によって上方に変形することにより、分離ロッド13の先端位置が吸着面Sの位置よりも少しだけ外側へ突出している。この外側への突出により、1枚目のシート材40と2枚目のシート材40との間の真空を更に抑えることができ、それぞれが互いに密着するのを防ぐことができる。
ここで、分離ロッド13の先端位置の吸着面Sから外側への突出量、及び内側への引き込み量は、調整ねじ14を用いることにより、シート材40の材質・構造・形状等に応じて調整できる。なお、吸着パッド10から調整ねじ14を取り除いた構成として、分離ロッド13の先端位置の突出量を固定としても良い。
上記では、薄く柔らかい樹脂により構成されているシート材40の例について説明したが、例えば半導体ウエハーのような固い材質のシート材40にも適用することができる。この場合、吸着パッド10によって固い材質のシート材40を吸着するときに、分離ロッド13の先端部の押圧力により、固い材質のシート材40が吸着パッドの内側へ変形したり歪んだりするのを抑えることができる。これにより、吸着力による変形や歪み等のために固い材質のシート材40を破損してしまうことも防止することができる。
なお、これまで、シート材吸着装置を半導体ウエハーに係る搬送装置に適用する例について説明したが、これに限られず、他の吸着対象物の搬送についても適用することができる。
上述したように、本実施形態に係るシート材吸着装置1では、吸着パッド10の中央内部に吸着口16へ向かって突出する分離ロッド13を設けることにより、薄く柔らかいシート材40の1枚目を吸着したときに、2枚目以降のシート材40についても吸着してしまうのを防止することができる。一方、固い材質のシート材40についても、吸着したときの変形や歪み等の発生による破損を防止することができる。
また、シート材吸着装置1は、吸着パッド10の内部に分離ロッド13を設けた簡易な構造であることから、径の小さな吸着パッドにおいても吸着力を確保して実用化することが可能になる。
本実施形態に係るシート材吸着装置の例を示す概略図。 吸着パッドの構造を示す側断面図。 吸着パッドが1枚目のシート材を吸着しているときの側断面図。 従来の吸着パッドが1枚目のシート材を吸着しているときの側断面図。
符号の説明
1…シート材吸着装置、10…吸着パッド、11…パッド基部、12…パッド先端部、13…分離ロッド、15…通気孔、16…吸着口、20…支持部材、30…キャリアケース、40…シート材。

Claims (5)

  1. 吸着パッドと、
    前記吸着パッドに設けられて前記吸着パッドの吸着面側に突出する分離ロッドと、
    負圧発生部と、を備えることを特徴とするシート材吸着装置。
  2. 前記分離ロッドは、前記吸着パッドの吸着時において前記吸着面よりも外方に突出していることを特徴とする請求項1に記載のシート材吸着装置。
  3. 前記分離ロッドは、滑らかな先端形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート材吸着装置。
  4. 前記吸着面側に突出する前記分離ロッドの突出量を調整する調整部を更に有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシート材吸着装置。
  5. 前記分離ロッドは、金属又はセラミックスからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のシート材吸着装置。
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