JP2010095796A - カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセス - Google Patents

カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセス Download PDF

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Abstract

【課題】電子デバイスの導電素子を製造するのに適した、液体で加工することが可能で安定な銀含有ナノ粒子組成物を調製するための、より低コストの方法を提供する。
【解決手段】カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセスであって、カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、前記懸濁液を加熱するステップと、前記懸濁液に前記溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、前記混合物を反応させて、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を形成させるステップと、を含むプロセスである。
【選択図】なし

Description

各種の実施態様の形で本明細書に開示されているのは、安定で高性能なナノ粒子組成物、さらにはそれを製造および/または使用するためのプロセスおよびデバイスである。
液体析出法(liquid deposition technique)を使用して電子回路素子を製造することが有用となる可能性があるが、その理由は、そのような方法が、薄膜トランジスタ(TFT)、発光ダイオード(LED)、RFIDタグ、光電池などの電子用途においてこれまで主流となっているアモルファスシリコン法に対する、低コストな代替え法となる可能性があるからである。しかしながら、実用化する際の導電性、加工性、およびコストの要求に適合するような、機能性電極、画素パッド、ならびに導電性トレース、ラインおよびトラックを析出および/またはパターン成形させることは、大きな挑戦課題であった。金属である銀は、電子デバイスのための導電性素子として特に関心を持たれているが、その理由は、銀は、金よりもはるかにコストが低く、銅よりもはるかに良好な環境安定性を有しているからである。
銀ナノ粒子を製造するための従来からの実験室スケールの方法では、複数のステップを使用し、また手間も時間もかかるものであった。それに加えて、それにより得られた生成物は、典型的には、粘着性のペーストで得られ、取扱い上でも問題があった。さらに、それらの結果に再現性がなかったり、あるいは容易にはスケールアップすることができなかったりする。たとえば、一つの方法においては、オレイルアミンの存在下に銀ナノ粒子を製造し、次いで配位子交換プロセスによって、オレイン酸を用いてそのオレイルアミンを置換していた。しかしながら、その交換プロセスの効率が100%ではなく、残存するオレイルアミンが不純物とみなされる可能性がある。
米国特許出願公開第2005/0129843号明細書 米国特許出願公開第2007/0099357号明細書 米国特許出願公開第2008/0085594号明細書 米国特許第7,270,694号明細書 米国特許第7,306,969号明細書
従って、本明細書の開示の実施態様で扱っているような、電子デバイスの導電素子を製造するのに適した、液体で加工することが可能で、安定な銀含有ナノ粒子組成物を調製するための、より低コストの方法が、極めて切実に必要とされている。
本発明は、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセスであって、カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、前記懸濁液を加熱するステップと、前記懸濁液に前記溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、前記混合物を反応させて、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を形成させるステップと、を含むプロセスである。
また、本発明は、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセスであって、第一の温度を有する、カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、前記懸濁液に前記溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、前記混合物を撹拌するステップと、前記混合物を第二の温度にまで冷却するステップと、前記混合物に非溶媒を添加して、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を得るステップと、を含むプロセスである。
本明細書に開示のナノ粒子を含む薄膜トランジスタの第一の実施態様を示す図である。 本明細書に開示のナノ粒子を含む薄膜トランジスタの第二の実施態様を示す図である。 本明細書に開示のナノ粒子を含む薄膜トランジスタの第三の実施態様を示す図である。 本明細書に開示のナノ粒子を含む薄膜トランジスタの第四の実施態様を示す図である。 本明細書に開示の方法に従って形成されたナノ粒子の粒子サイズおよび分布を示すグラフである。 従来技術の方法に従って形成されたナノ粒子の粒子サイズおよび分布を示すグラフである。
本出願では、各種の実施態様例の形で、銀含有ナノ粒子組成物を調製するためのプロセス、さらにはそのようにして製造された組成物を開示している。それらナノ粒子組成物を使用するデバイス、たとえば薄膜トランジスタもまた開示されている。
いくつかの実施態様において開示されているのは、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセスであって、
カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、
オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、
その懸濁液を加熱するステップと、
その懸濁液にその溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、
その混合物を反応させて、カルボン酸で安定化された銀ナノ粒子を形成させるステップと、
を含むものである。
銀塩は、酢酸銀、硝酸銀、酸化銀、アセチルアセトナト銀、安息香酸銀、臭素酸銀、臭化銀、炭酸銀、塩化銀、クエン酸銀、フッ化銀、ヨウ素酸銀、ヨウ化銀、乳酸銀、亜硝酸銀、過塩素酸銀、リン酸銀、硫酸銀、硫化銀、およびトリフルオロ酢酸銀からなる群より選択するのがよい。
カルボン酸は、4〜約20個の炭素原子を有していてよい。カルボン酸は、酪酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ノナデカン酸、イコサン酸、エイコサン酸、エライジン酸、リノール酸、およびパルミトレイン酸からなる群より選択することができる。
オルガノヒドラジンは、次式のものであってよい。
N−NR
[式中、R、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、およびアリールから選択され、R、R、RおよびRのうちの少なくとも一つは水素ではない。]
オルガノヒドラジンの一例は、フェニルヒドラジンである。
第一の有機溶媒は、トルエン、ヘプタン、ヘキサン、ベンゼン、シクロヘキサン、ペンタン、ブロモベンゼン、クロロベンゼン、および炭化水素類からなる群より選択することができる。
銀塩のカルボン酸に対するモル比は、約0.01〜約1とすることができる。銀塩のオルガノヒドラジンに対するモル比は、約0.5〜約5とすることができる。カルボン酸のオルガノヒドラジンに対するモル比は、約5〜約30とすることができる。
その混合物は、約50℃〜約100℃の温度で加熱することができる。その混合物は、約30分またはそれ以上の時間かけて加熱することができる。
得られるナノ粒子は、約4ナノメートル〜約10ナノメートルの平均直径を有していてもよい。別な方法では、得られるナノ粒子は、約5ナノメートルからの粒子サイズ分布を有していてもよい。得られるナノ粒子は、80パーセントまたはそれ以上の銀含量を有していてもよい。
そのプロセスには、非溶媒(non−solvent)を用いて、その混合物から銀ナノ粒子を分離させるステップと、その銀ナノ粒子を洗浄するステップをさらに含んでいてもよい。
その非溶媒には、アセトン、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、メチルエチルケトン、アセトニトリル、イソブチルアルコール、およびそれらの組合せが含まれていてよい。
他の実施態様においては、以下のステップ:
第一の温度を有する、カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、
オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、
その懸濁液にその溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、
その混合物を撹拌するステップと、
その混合物を第二の温度にまで冷却するステップと、
その混合物に非溶媒を添加して、カルボン酸安定化された銀ナノ粒子を得るステップ、を含む、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセスが開示されている。
その懸濁液は、オレイン酸の中の酢酸銀粒子を使用して形成させることができる。その第一の温度は約80℃としてもよい。
その溶液は、トルエン中でフェニルヒドラジンを使用することにより形成させることができる。その溶液は、約30分間の時間をかけて懸濁液に添加してもよい。
その混合物を約1時間撹拌してもよい。その撹拌の間は、その混合物は第一の温度に維持してもよい。
その第二の温度は、40℃またはそれ以下としてもよい。その非溶媒は、アセトンとメタノールとの混合物としてもよい。
これら、およびその他の本発明の開示の非限定的な特徴を、より具体的に以下に開示する。
添付の図面を参照することにより、本明細書に開示された構成要素、プロセスおよび装置に対する、より完全な理解が得られるであろう。これらの図面は、本明細書の開示を説明するための利便性および容易さを基準に単に模式的に示したものであり、従って、デバイスまたはその構成要素の相対的なサイズおよび寸法を示したり、および/または例示した実施態様の範囲を画定もしくは限定したりすることを意図したものではない。
以下の記述においては、簡明さを目的として特定の用語を使用しているが、それらの用語は、図面を説明するために選択された実施態様の特定の構造に対してのみ適用するものであって、本開示の範囲を画定または限定することを意図したものではない。それらの図面および以下における記述において、同様の機能を有する構成成分には、同様の数値表示が与えられているものと理解されたい。
たとえば「銀含有ナノ粒子」において使用されているような、「ナノ」という用語は、約1000nm未満の粒子サイズであることを示している。実施態様においては、その銀含有ナノ粒子は、約0.5nm〜約1000nm、約1nm〜約500nm、約1nm〜約100nm、特には、約1nm〜約20nmの粒子サイズを有している。本明細書においては、粒子サイズとは、TEM(透過型電子顕微鏡法)で測定したような、銀含有粒子の平均直径として定義される。
量に関連して使用される修飾語の「約」には、表記された数値も含まれ、その文脈によって叙述された意味合いを有する(たとえば、それには、その特定の量の測定に伴う少なくともある程度の誤差が含まれる)。範囲の文脈において使用された場合、修飾語の「約」は、その両端の絶対値によって決められる範囲を明示しているものと考えるべきである。たとえば、「約2〜約4」という範囲は、「2〜4」という範囲も明示している。
本明細書に開示のプロセスでは、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造する。いくつかの実施態様においては、そのプロセスには以下のステップ:(a)カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、(b)オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、(c)その懸濁液を加熱するステップと、(d)その懸濁液にその溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、(e)その混合物を反応させて、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を形成させるステップが含まれる。他の実施態様においては、そのプロセスには以下のステップ:(a)第一の温度を有する、カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、(b)オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、(c)その懸濁液にその溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、(d)その混合物を撹拌するステップと、(e)その混合物を第二の温度にまで冷却するステップと、(f)その混合物に非溶媒を添加して、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を得るステップが含まれる。
代表的な銀塩としては、酢酸銀、硝酸銀、酸化銀、アセチルアセトナト銀、安息香酸銀、臭素酸銀、臭化銀、炭酸銀、塩化銀、クエン酸銀、フッ化銀、ヨウ素酸銀、ヨウ化銀、乳酸銀、亜硝酸銀、過塩素酸銀、リン酸銀、硫酸銀、硫化銀、およびトリフルオロ酢酸銀などが挙げられる。カルボン酸中で均質に分散させるためには、その銀塩粒子が微細であるのが望ましく、そのことによって効果的な反応が促進される。
その懸濁液中で使用されるカルボン酸は、少なくとも4個の炭素原子を有する。さらに具体的な実施態様においては、そのカルボン酸が、4〜約20個の炭素原子を有する。代表的なカルボン酸としては、酪酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ノナデカン酸、イコサン酸、エイコサン酸、エライジン酸、リノール酸、およびパルミトレイン酸などが挙げられる。望ましい実施態様においては、オレイン酸が使用される。
いくつかの実施態様においては、銀塩のカルボン酸に対するモル比が約0.01〜約10、たとえば約0.01〜約1、約5〜約10である。
そのオルガノヒドラジンは次式の構造を有する。
N−NR
[式中、R、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、およびアリールから選択され、R、R、RおよびRの内の少なくとも一つは水素ではない。]より具体的な実施態様においては、そのオルガノヒドラジンが、式RN−NHである。
代表的なオルガノヒドラジンとしてはフェニルヒドラジンなどが挙げられる。
第一の有機溶媒は、トルエン、ヘプタン、ヘキサン、ベンゼン、シクロヘキサン、ペンタン、ブロモベンゼン、クロロベンゼン、およびその他の炭化水素類などであってよい。代表的な有機溶媒としては、たとえばアイソパール(ISOPAR)(登録商標)の商品名で入手可能な、高純度のイソパラフィン系溶媒が挙げられる。第一の有機溶媒がトルエンであるのが望ましい。
いくつかの実施態様においては、銀塩のオルガノヒドラジンに対するモル比が、約0.5〜約5、たとえば約1〜約3である。他の実施態様においては、カルボン酸のオルガノヒドラジンに対するモル比が、約5〜約30、たとえば約20〜約25である。
懸濁液の温度を上げておいてから、その懸濁液に溶液を添加する。この第一の昇温は、約50℃〜約100℃としてもよい。より具体的な実施態様においては、その懸濁液を、約50℃〜約80℃の温度に加熱する。その懸濁液は、約30分またはそれ以上の時間、加熱してもよい。より具体的な実施態様においては、その懸濁液を、約1時間〜約2時間の間、加熱する。一般的には、懸濁液は大気圧で加熱する。別な方法においては、懸濁液の流体部分を形成するカルボン酸をまず加熱しておき、次いで銀塩粒子をそのカルボン酸に添加して懸濁液を形成させる。
次いでその溶液を懸濁液に添加して、混合物を形成させる。オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液は、昇温させておく必要はない。その添加は、典型的には、還元反応によって生成する泡の量を調節する目的で、徐々に実施する。たとえば、その溶液は、約30分間の時間をかけて、懸濁液に添加してもよい。溶液を添加する際に、その懸濁液をたとえばかき混ぜる(stirring)ことによって、撹拌(agitate)してもよい。
次いでその混合物を反応させて、カルボン酸安定化銀ナノ粒子の生成を完了させる。たとえば、その混合物は、かき混ぜまたはその他類似のプロセスによって撹拌してもよい。いくつかの実施態様においては、その反応/撹拌は、約1時間までの時間をかけて実施してもよい。一般的には、その反応の間、その混合物を最初に上げた温度に維持する。
次いでその混合物を冷却して、第二の温度とする。具体的な実施態様においては、その第二の温度は40℃またはそれ以下としてもよい。次いで、非溶媒を使用することによって、その反応混合物から銀ナノ粒子を分離してもよいが、その非溶媒とは、すなわち、その中に銀ナノ粒子が溶解せずに、ナノ粒子を沈殿させるものである。次いでその銀ナノ粒子を洗浄してもよい。代表的な非溶媒としては、アセトン、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、メチルエチルケトン、アセトニトリル、イソブチルアルコール、その他のケトン類およびアルコール類、ならびにそれらの組合せなどが挙げられる。望ましい実施態様においては、使用される非溶媒が、アセトンとメタノールとの混合物(1:1、v/v)である。
得られるナノ粒子は、15ナノメートル以下の平均直径を有する。より具体的な実施態様においては、そのナノ粒子が、約1ナノメートル〜約10ナノメートル、たとえば約5ナノメートル〜約10ナノメートルの平均直径を有する。このように、最大のナノ粒子の直径と最小のナノ粒子の直径との間が約5〜約10ナノメートルという狭い粒子サイズ分布となっていることが、ある種の状況下では望ましいものとなり得る。比較的大きな粒子サイズであるが、その粒子サイズ分布が狭いこれらの粒子は、溶媒の中に入れたときに、より容易に分散させることができる。
それらのナノ粒子は、80%以上、たとえば80%〜約90%の銀含量を有していてもよい。この含量は、従来からのプロセスによって製造されたものよりは高い。
本明細書に開示のプロセスによって、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するための、安価で、1ステップのプロセスが可能となる。得られるナノ粒子はさらに、純度が高く、粉体の形態であり、トルエン中に容易に分散させることができる。それらがペーストの形態ではないので、それらは、粘着性がなく、取扱いが容易であり、より均質に分散される。
具体的には、これらのプロセスにおいてはオルガノアミンが必要であったり、あるいは使用されたりすることはない。対照的に、従来技術の方法では、アミン安定化された銀ナノ粒子を形成させるステップ、次いでそのアミンをカルボン酸に置き換えるステップなど、複数のステップが必要であった。ここで注意しておきたいのは、ヒドラジンはアミンであるとはみなさないということであるが、その理由は、それらはN−N結合を含むが、それに対して一級、二級および三級アミンはC−N結合を含んでいるからである。
いくつかの実施態様においては、銀含有ナノ粒子は、元素状の銀または銀複合材料を含んでいる。その銀複合材料は、銀に加えて、(i)1種または複数の他の金属および(ii)1種または複数の非金属、の一方または両方を含んでいてよい。好適な他の金属としては、たとえば、Al、Au、Pt、Pd、Cu、Co、Cr、In、およびNi、特に遷移金属、たとえば、Au、Pt、Pd、Cu、Cr、Ni、およびそれらの混合物などが挙げられる。代表的な金属複合材料は、Au−Ag、Ag−Cu、Au−Ag−Cu、およびAu−Ag−Pdである。金属複合材料における好適な非金属としては、たとえばSi、C、およびGeなどが挙げられる。銀複合材料の各種の成分は、たとえば、約0.01%〜約99.9重量%、特に約10%〜約90重量%の範囲の量で存在してもよい。いくつかの実施態様においては、その銀複合材料が、銀と1種、2種またはそれ以上の他の金属とを含む金属アロイであって、銀が、たとえば重量でナノ粒子の少なくとも約20%、特に重量でナノ粒子の約50%を超える量を占める。
いくつかの実施態様においては、たとえば、(たとえば電子デバイスを製造するために)それらを液体析出法に馴染むようにするために、それらの(その表面上にカルボン酸を有する)銀ナノ粒子をさらに処理してもよい。組成物をそのようにさらに処理することが、たとえば、それらの銀含有ナノ粒子を適切な液体の中に溶解または分散させることであってよい。
それらの銀ナノ粒子からの導電性素子の製造は、各種適切な液体析出法を使用した実施態様において実施することが可能であるが、それに含まれるのは、i)たとえば、スクリーン/ステンシル印刷法、スタンプ法、マイクロコンタクト印刷法、インクジェット印刷法などのような印刷法、およびii)たとえば、スピンコーティング法、ディップコーティング法、ブレードコーティング法、キャスティング法、ディッピング法などのような、コーティング法である。この段階で析出した銀ナノ粒子は、導電性を示しても、示さなくてもよい。
その析出したナノ粒子を約300℃未満、好ましくは約250℃以下の温度で加熱すると、それらが合着(coalesce)して、電子デバイス中の導電性素子として使用するのに好適な導電層を形成することになる。その加熱は、たとえば約1分間〜約10時間、特には約5分間〜約1時間の範囲の時間で実施する。その加熱は、約100℃〜約300℃の温度で実施することができる。さらに具体的な実施態様においては、その加熱を約150℃〜約200℃、または約170℃〜約190℃の温度で実施する。
析出した銀ナノ粒子を加熱することにより製造して得られる銀含有素子の導電率は、たとえば、少なくとも1,000S/cmである。他の実施態様においては、その導電率が、4プローブ法(four−probe method)で測定して、少なくとも10,000S/cmである。
得られる導電性素子は、電子デバイス、たとえば薄膜トランジスタ、有機発光ダイオード、RFID(ラジオ周波数認識)タグ、光電池、およびその他の導電性素子または構成要素を必要とする電子デバイスの中の、導電性電極、導電性パッド、導電性ライン、導電性トラックなどとして使用することができる。
図1において、薄膜トランジスタ(「TFT」)構造10が模式的に示されるが、それは、基板およびゲート電極の両方の役割を果たす、重度にn−ドープされたシリコンウェーハ18、熱成長させた酸化ケイ素絶縁誘電層14を含み、その絶縁誘電層の上には二つの金属接点、ソース電極20およびドレイン電極22が析出されている。金属接点20および22の上および間には、本明細書において説明した半導体層12がある。
図2は、また別なTFT構造30を模式的に示しているが、それは、基板36、ゲート電極38、ソース電極40およびドレイン電極42、絶縁誘電層34、ならびに半導体層32を含む。
図3は、さらなるTFT構造50を模式的に示しているが、それは、基板およびゲート電極の両方の役割を果たす、重度にn−ドープされたシリコンウェーハ56、熱成長させた酸化ケイ素絶縁誘電層54、および半導体層52を含み、その半導体層の上に、ソース電極60およびドレイン電極62が析出されている。
図4は、さらなるTFT構造70を模式的に示しているが、それは、基板76、ゲート電極78、ソース電極80、ドレイン電極82、半導体層72、および絶縁誘電層74を含む。
基板は、たとえばシリコン、ガラスプレート、プラスチックフィルムまたはシートなどを含んでよい。構造的に可撓性のあるデバイスとするためには、プラスチック基板、たとえばポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミドのシートなどを使用してもよい。基板の厚みは、約10マイクロメートルから約10ミリメートルを超えるまでであって、代表的な厚みとしては、特に可撓性のプラスチック基板の場合には約50マイクロメートル〜約2ミリメートル、剛直な基板たとえばガラスまたはシリコンの場合には約0.4〜約10ミリメートルとすることができる。
ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極は、本明細書の開示の実施態様により製造される。ゲート電極層の厚みは、たとえば約10〜約2000nmの範囲である。ソース電極およびドレイン電極の厚みは、典型的には、たとえば、約40nm〜約1マイクロメートル、より詳しくは厚みが約60〜約400nmである。
絶縁誘電層は一般に、無機材料膜または有機ポリマ膜とすることができる。絶縁層として好適な無機材料を例示すれば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化アルミニウム、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコニウムバリウムなどが挙げられ、絶縁層のための有機ポリマを例示すれば、ポリエステル類、ポリカーボネート類、ポリ(ビニルフェノール)、ポリイミド類、ポリスチレン、ポリ(メタクリレート)類、ポリ(アクリレート)類、エポキシ樹脂などが挙げられる。絶縁層の厚みは、たとえば約10nm〜約500nmであるが、これは使用する誘電体材料の誘電率によって決まってくる。絶縁層の厚みは、たとえば約100nm〜約500nmである。絶縁層は、たとえば約10−12S/cm未満の導電率を有していてもよい。
半導体層を、たとえば絶縁層とソース/ドレイン電極との間に接触状態で存在させるが、その半導体層の厚みは一般的には、たとえば約10nm〜約1マイクロメートル、または約40〜約100nmである。この層を形成させるためには各種の半導体材料を使用することができる。半導体材料を例示すれば、位置規則性ポリチオフェン、オリゴチオフェン、ペンタセン、ならびに、米国特許第6,621,099号明細書、米国特許第6,770,904号明細書および米国特許第6,949,762号明細書、ならびに「オーガニック・シン・フィルム・トランジスターズ・フォア・ラージ・エリア・エレクトロニクス(Organic Thin Film Transistors for Large Area Electronics)」(C.D.ジミトラコポウロス(C.D.Dimitrakopoulos)およびP.R.L.マレンファント(P.R.L.Malenfant)、アドバンスト・マテリアルズ(Adv.Mater.)、第12巻、第2号、p.99〜117(2002))に開示されている半導体ポリマなどが挙げられるが、それら文献の開示はすべて、参考として引用し本明細書に組み入れたものとする。半導体層を形成させるには、各種好適な方法を使用すればよい。そのような方法の一つでは、基板と、化合物を粉体の形態で保持しているソース容器とを含むチャンバに、約10−5〜10−7トル(torr)の真空をかける。その容器を加熱して、その化合物を基板の上に昇華させる。さらに、その半導体層は一般的には、半導体の溶液または分散液の、たとえばスピンコート法、キャスティング法、スクリーン印刷法、スタンプ法、ジェット印刷法などの溶液プロセスにより製造することも可能である。
特にゲート電極と半導体層の両方が絶縁層に接触しており、そしてソース電極とドレイン電極の両方が半導体層に接触しているような実施態様においては、絶縁誘電層、ゲート電極、半導体層、ソース電極、およびドレイン電極は、いかなる順で形成されてもよい。「いかなる順でもよい」という用語は、順次に形成させていくことと、同時に形成させることの両方を意味している。たとえば、ソース電極とドレイン電極とは、同時に形成させることもできるし、あるいは順次に形成させることもできる。薄膜トランジスタの組成、組立て、および操作については、バオ(Bao)ら、米国特許第6,107,117号明細書に記載がある(その特許のすべてを参考として引用し、本明細書に組み入れたものとする)。それらの銀ナノ粒子は、各種適切な表面、たとえば基板、誘電層または半導体層などの上の層として、析出させることができる。
以下の実施例は、本明細書の開示をさらに説明することを目的としたものである。これらの実施例は単に説明のためのものであり、本明細書に言及された材料、条件、加工パラメータについての開示に従って製造されるデバイスを限定することを意図したものではない。
<実施例1>
178.1グラムのオレイン酸(10倍モル過剰、純度90%)を、窒素ブランケット下、0.5Lのジャケット付き反応器中で予備加熱して、80℃とした。10グラムの酢酸銀(純度99%)を、その反応器に、よりよく溶解させるために少しずつ添加した。その懸濁液を機械式撹拌機で1時間かき混ぜると、均質な白色の懸濁液となった。トルエン5mL中の1.78グラムのフェニルヒドラジン(純度97%)を、30分かけてその反応器に添加した。その反応混合物が暗褐色の液体となったが、金属質の青い表面が、銀ナノ粒子が生成したことを示していた。その溶液をさらに1時間混合して、還元反応を完了させた。反応器を冷却して、40℃未満とした。アセトンとメタノールの混合物(1:1、v/v)300mLを、その反応器に5分かけて添加した。その溶液が、青黒い液体に変化した。さらに5分間撹拌してから、その溶液を反応器から取り出し、真空濾過ユニット(10cmブフナーロート、ホワットマン(Whatman)#5濾紙(ポアサイズ2.5μm))に移した。反応器に150mLのメタノールを仕込んで、後に残っていた残存の反応生成物を全て洗いとって、フィルタに注いだ。換気フード中で一夜、空気乾燥させると、金属質の青色の銀ナノ粒子のケーキが得られた。その最終的な収量は7.51gであり、83%の銀を含んでいた(TGA分析からの推算)。
<比較例1>
トルエンとオレイルアミンとの混合物の中に、酢酸銀を50℃で完全に溶解させた。次いで、トルエン中に希釈させたフェニルヒドラジンを滴下により添加してから、同じ温度で30分間混合した。その反応溶液を冷却して室温とした。次いで、アセトンとメタノールの混合物(1:1、v/v)を撹拌しながら添加すると、オレイルアミン安定化された銀ナノ粒子が沈殿してきた。反応生成物を濾過し、アセトンとメタノールを用いて3回洗浄した。次いでその銀ナノ粒子をトルエン中に溶解させ、その溶液にオレイン酸を添加してから、30分間混合した。オレイン酸安定化された銀ナノ粒子を、アセトンとメタノールの混合物(1:1、v/v)を添加することによって沈殿させ、濾過し、メタノールを用いて3回洗浄し、室温で一夜かけて真空乾燥させた。最終的な生成物は65.6%の銀を含んでいた(TGA分析からの推算)。
<結果>
それらの銀ナノ粒子の粒子サイズを、透過型電子顕微鏡法(TEM)を用いて測定した。イメージプロ(ImagePro)v6.2の画像解析ソフトウェアをそのTEM画像に適用して、平均粒子サイズを求めた。
その銀ナノ粒子から製造した膜の導電率も測定した。銀ナノ粒子の溶液をガラス基板の上にスピンコーティングし、必要によりホットプレート上、空気中で、210℃で(30分まで)アニールして、輝きのある銀の薄膜を得た。その銀の薄膜の導電率は、慣用される4プローブ法を用いて測定した。
結果を表1に示す。
Figure 2010095796
実施例1の粒子サイズ分布を図5に示し、それに対して比較例1の粒子サイズ分布を図6に示す。本明細書に開示の銀ナノ粒子は、従来技術を用いて製造されたものと同等の性能および粒子サイズ分布を有している。
10,30,50,70 薄膜トランジスタ(「TFT」)構造、12,32,52,72 半導体層、14、54 酸化ケイ素絶縁誘電層、18,56 シリコンウェーハ、20,40,60,80 ソース電極、22,42,62,82 ドレイン電極、34,74 絶縁誘電層、36,76 基板、38,78 ゲート電極。

Claims (2)

  1. カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセスであって、
    カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、
    オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、
    前記懸濁液を加熱するステップと、
    前記懸濁液に前記溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、
    前記混合物を反応させて、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を形成させるステップと、
    を含むことを特徴とするカルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセス。
  2. カルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセスであって、
    第一の温度を有する、カルボン酸中の銀塩粒子の懸濁液を形成させるステップと、
    オルガノヒドラジンと第一の有機溶媒との溶液を形成させるステップと、
    前記懸濁液に前記溶液を添加して、混合物を形成させるステップと、
    前記混合物を撹拌するステップと、
    前記混合物を第二の温度にまで冷却するステップと、
    前記混合物に非溶媒を添加して、カルボン酸安定化銀ナノ粒子を得るステップと、
    を含むことを特徴とするカルボン酸安定化銀ナノ粒子を製造するためのプロセス。
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