JP2010082837A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出用マークを記録媒体に印刷することなく、吐出不良が発生していることを検出することができる印刷装置を提供すること。
【解決手段】記録用紙に実際に印刷した1ページ分の画像のうち、吐出不良閾値テーブルにおける4色の各インク濃度の組み合わせで印刷した各画像の印刷位置を、4色の各インク濃度の組み合わせに対応させて、それぞれ測定位置として抽出する。そして、各測定位置において光を照射し、画像に反射し戻ってくる受光量を受光量受光センサ11a3により検出する。検出した受光量が、取得した吐出不良閾値を超えている場合は(S13:Yes)、目詰まりやインク切れなどが発生し、インクの吐出不良が発生した場合であるので、インクの吐出不良が発生したことを、LCD94などにより報知する(S15)。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置に関するものである。
従来より、画像データに基づいて記録媒体にインクを吐出し、記録媒体に画像を印刷するインクジェットプリンタが知られており、このインクジェットプリンタには、マークを記録媒体に印刷してインク切れを判定するマーク印刷方式のインク切れ検出機構が搭載されているものが知られている。
例えば、次の特許文献1には、記録紙に記録したマークおよび記録紙の白地部の反射濃度を光電センサで検出し、マークと白地部の反射濃度差を求め、光電センサの感度のばらつきの影響を軽減することで、単に、マークの有無を検出するよりも正確にインク切れを判定することができるインクジェット記録装置が記載されている。
特開平8−156282(段落第「0043」)
しかしながら、上述した特許文献1に記載されているインクジェット記録装置では、記録紙にインク切れを検出するためのマークを記録しなければならず、インク切れを検出するためとはいえ、記録紙に記録されるマークは目障りであり、無駄にインクを消費しているという印象を与え兼ねなかった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、検出用のマークを記録媒体に印刷することなく、吐出不良が発生していないかを検出することができる印刷装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の印刷装置は、画像データに基づいて記録媒体にインクを吐出し、前記記録媒体に画像を印刷する印刷手段を備えたものであって、基準インク濃度に対応する閾値を記憶する記憶手段と、前記画像データから前記画像の一部である所定領域の前記基準インク濃度を取得する基準濃度取得手段と、その基準濃度取得手段によって取得された前記基準インク濃度に対応する閾値を前記記憶手段に基づいて特定する特定手段と、前記印刷手段によって前記記録媒体上に印刷された前記所定領域のインク濃度を検出する検出手段と、その検出手段によって検出された前記所定領域のインク濃度が、前記特定手段によって特定された閾値よりも薄いかを判断する判断手段と、その判断手段によって薄いと判断された場合に、吐出不良である旨を報知、及び/又は、印刷を中止する制御手段とを備えている。
請求項2記載の印刷装置は、請求項1記載の印刷装置において、前記基準インク濃度は、複数種類設定されており、前記記憶手段は、前記複数種類の基準インク濃度の各々に対応する閾値を記憶し、前記基準濃度取得手段は、前記複数種類の基準インク濃度の中から、少なくとも一以上の基準インク濃度を取得する。
請求項3記載の印刷装置は、請求項2に記載の印刷装置において、前記複数種類の基準インク濃度のうちの一つは、複数インク色の各インク濃度によって設定されており、前記基準濃度取得手段は、前記複数インク色の各インク濃度によって設定されている基準インク濃度を取得する場合には、前記複数インク色の各インク濃度が一致する基準インク濃度を取得する。
請求項4記載の印刷装置は、請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置において、前記検出手段は、前記記録媒体上に印刷された前記所定領域に向けて光を照射し、その反射光量を前記所定領域のインク濃度として検出するものであり、その検出手段によって照射する光の光量を、前記記録媒体の種別に応じて調節する調節手段を備えている。
請求項5記載の印刷装置は、画像データに基づいて記録媒体に記録材料を付着させて画像を印刷する印刷手段を備えたものであって、基準記録材料濃度に対応する閾値を記憶する記憶手段と、前記画像データから前記画像の一部である所定領域の前記基準記録材料濃度を取得する基準濃度取得手段と、その基準濃度取得手段によって取得された前記基準記録材料濃度に対応する閾値を前記記憶手段に基づいて特定する特定手段と、前記印刷手段によって前記記録媒体上に印刷された前記所定領域の記録材料濃度を検出する検出手段と、その検出手段によって検出された前記所定領域の記録材料濃度が、前記特定手段によって特定された閾値よりも薄いかを判断する判断手段と、その判断手段によって薄いと判断された場合に、印刷不良である旨を報知、及び/又は、印刷を中止する制御手段とを備えている。
請求項1記載の印刷装置によれば、画像データから画像の一部である所定領域の基準インク濃度が基準濃度取得手段によって取得され、その取得された基準インク濃度に対応する閾値が、その閾値を記憶する記憶手段に基づいて特定手段によって特定される。一方で、印刷手段によって記録媒体上に印刷された所定領域のインク濃度が検出手段によって検出される。そして、その所定領域のインク濃度が、特定手段によって特定された閾値よりも薄いと判断手段によって判断された場合には、インク切れ、目詰まり等による吐出不良が発生しているとして、制御手段によって吐出不良である旨が報知され、及び/又は、印刷が中止される。よって、吐出不良を検出するための検出用のマークを記録媒体に印刷することなく、吐出不良が発生していないかを判断することができるという効果がある。
請求項2記載の印刷装置によれば、請求項1に記載の印刷装置の奏する効果に加え、基準インク濃度は、複数種類設定されているので、基準濃度取得手段によって基準インク濃度が取得される可能性を高めることができる。そして、その複数種類の基準インク濃度の各々に対応する閾値は記憶手段に記憶されているので、基準インク濃度が取得さえされれば、その取得した基準インク濃度に対応する閾値は特定することができ、吐出不良が発生していないかの判断をすることができる。即ち、如何なる画像データであったとしても、その画像データから基準インク濃度が取得される可能性を高めることで、吐出不良が発生していないかの判断の実行性を確保することができるという効果がある。また、複数の基準インク濃度が取得されることで、吐出不良が発生していないかの判断精度を向上させることができるという効果がある。
請求項3記載の印刷装置によれば、請求項2に記載の印刷装置の奏する効果に加え、基準インク濃度が複数インク色の各インク濃度によって設定されている場合には、複数インク色の各インク濃度が一致する基準インク濃度が、基準濃度取得手段によって取得される。閾値は各インク色毎に異なるので、基準インク濃度を構成する各色のインク濃度が一致しない場合には、仮に、各色のインク濃度の合計値が等しくても、その閾値は異なり、吐出不良が発生していないかの判断を正確にすることができない。そのため、基準インク濃度が複数インク色の各インク濃度によって設定されている場合には、複数インク色の各インク濃度が一致する基準インク濃度を取得することで、正しい閾値を特定でき、正確に吐出不良が発生していないかの判断をすることができるという効果がある。
請求項4記載の印刷装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置の奏する効果に加え、検出手段によって照射する光の光量は、記録媒体の種別に応じて調節手段によって調節されるので、吐出不良が発生していないかの判断精度を向上させることができる。即ち、照射する光の光量に対する反射量は、記録媒体の種別、地色等によって差があるため、例えば、反射量が多い記録媒体については照射する光の光量を少なくし、反射量が少ない記録媒体については照射する光の光量を多くするように調節することで、記録媒体の種別、地色等に関わらず、吐出不良が発生していないかの判断精度を向上させることができるという効果がある。
請求項5記載の印刷装置によれば、画像データから画像の一部である所定領域の基準記録材料濃度が基準濃度取得手段によって取得され、その取得された基準記録材料濃度に対応する閾値が、その閾値を記憶する記憶手段に基づいて特定手段によって特定される。一方で、印刷手段によって記録媒体上に印刷された所定領域の記録材料濃度が検出手段によって検出される。そして、その所定領域の記録材料濃度が、特定手段によって特定された閾値よりも薄いと判断手段によって判断された場合には、記録材料切れが発生しているとして、制御手段によって印刷不良である旨が報知され、及び/又は、印刷が中止される。よって、印刷不良を検出するための検出用のマークを記録媒体に印刷することなく、印刷不良が発生していないかを判断することができるという効果がある。
なお、請求項5における記録材料とは、インク、トナー及び熱転写のリボンカートリッジに使用する色材などが例示される。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の印刷装置の一例である多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)10の外観斜視図である。MFP10は、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種機能を有している。
本実施形態のMFP10は、トンボ(トリムマーク)などの検出用マークを印刷することなく、記録用紙(記録媒体)に実際に印刷した画像からインクの吐出不良が発生していることを検出するものである。
MFP10には、主に、下部に設けられるプリンタ11と、上部に設けられるスキャナ12と、正面上部に設けられる操作パネル92とが設けられている。プリンタ11の正面には、開口13が形成されており、この開口13から一部が露呈するようにして給紙トレイ20及び排紙トレイ21が上下2段に設けられている。給紙トレイ20は、記録用紙を積載するためのものである。この給紙トレイ20に積載された記録用紙は、プリンタ11の内部へ給送され、所望の画像が印刷された後に排紙トレイ21へ排出されるようになっている。
プリンタ11は、インクジェット方式のプリンタで構成されており、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のインクを使用して、カラー印刷を行うものである。プリンタ11は、記録用紙を搬送する記録用紙搬送用モータ(不図示)と、記録用紙へインクを吐出する印刷ヘッド11a1(図2(a)参照)と、記録用紙に光を照射する発光LED11a2(図2(a)参照)と、記録用紙に照射された光のうち、記録用紙に反射して戻ってくる光量(受光量)を検出する受光センサ11a3(図2(a)参照)と、印刷ヘッド11a1、発光LED11a2、及び、受光センサ11a3が搭載されるキャリッジ(不図示)と、キャリッジを主走査方向(図1のX方向)へ往復移動させるキャリッジモータ(不図示)とにより構成されている。
記録用紙に画像が印刷される場合には、まず、給紙トレイ20から記録用紙が給紙され、その給紙された記録用紙は、開口13の奥に向かって進み、下方から上方へUターンするように案内されてキャリッジに至る。そして、画像の印刷開始位置まで記録用紙が副走査方向(図1のY方向)に搬送されると共に、画像の印刷開始位置までキャリッジが主走査方向(図1のX方向)に移動させられる。その後、キャリッジの印刷ヘッド11a1からインクが吐出されつつ、そのキャリッジが主走査方向に移動させられ、記録用紙における主走査方向に1ライン分の画像が印刷される。
そして、主走査方向の画像の印刷が終了したら、記録用紙が副走査方向(図1のY方向)に1ライン分搬送され、次の印刷開始位置までキャリッジが移動させられて、主走査方向に画像が印刷開始される。以後同様に、記録用紙の搬送、および、キャリッジの移動により記録用紙に画像が印刷され、1ページ分の画像が全て印刷されたら、画像の印刷された記録用紙が排紙トレイ21へ排出される。
スキャナ12は、いわゆるフラットベッドスキャナとして構成されている。原稿カバー30は、MFP10の天板として設けられており、その原稿カバー30の下には、図示しないプラテンガラスが配置されている。原稿は、プラテンガラス上に載置され、原稿カバー30に覆われた状態でスキャナ12に読み取られる。操作パネル92は、プリンタ11やスキャナ12を操作するためのものであって、操作キー93と、LCD94とが主に設けられている。
次に、図2(a)を参照して、MFP10の電気的構成について説明する。図2(a)は、MFP10の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、MFP10は、CPU88、ROM89、RAM90、操作キー93、LCD94、プリンタ11、及び、スキャナ12を主に有している。
CPU88、ROM89、及び、RAM90は、バスライン95を介して互いに接続されている。また、操作キー93、LCD94、プリンタ11、スキャナ12、及び、バスライン95は、入出力ポート96を介して互いに接続されている。
CPU88は、ROM89やRAM90に記憶されている固定値やプログラムに従って、MFP10が有している各機能の制御や、入出力ポート96と接続された各部を制御するものである。ROM89は、MFP10で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリである。後述する図4のフローチャートに示す印刷処理、図5のフローチャートに示す色測定位置抽出処理を実行する各プログラムは、このROM89に格納されている。
また、ROM89には、吐出不良閾値テーブルメモリ89aが設けられている。この吐出不良閾値テーブルメモリ89aは、吐出不良閾値テーブルが記憶されるメモリである。
ここで、図2(b)を参照して、吐出不良閾値テーブルについて説明する。図2(b)は、吐出不良閾値テーブルメモリ89aに格納されている吐出不良閾値テーブルの内容の一例を示す概略図である。吐出不良閾値テーブルは、4色(CMYK)の各インク濃度の組み合わせ(基準インク濃度、基準記録材料濃度)と、その組み合わせに対応する一の吐出不良閾値(閾値)とにより構成されたテーブルであり、4色の各インク濃度の組み合わせごとに、それぞれ1つずつ吐出不良閾値が対応づけられている。また、4色の各インク濃度の組み合わせごとに、順番にテーブル番号[n]が付されている。
インク濃度は、印刷ヘッド11a1から吐出されるインクの吐出量に相当する数値であり、記録用紙に印刷されるべき画像のインク濃度である。なお、インク濃度は、最大値が100であり、最小値が0である。吐出されるインク量が多いほど数値が高く、吐出されるインク量が少ないほど数値が小さい。また、この数値が0の場合は、インクが吐出されないこと(画像が印刷されないこと)を示す。
吐出不良閾値は、後述する印刷処理(図4参照)において、印刷ヘッド11a1からインクが正常に吐出されているか、否かを判定するための閾値である。詳細については、図3(a)を参照しつつ後述する。
図2(b)に示すように、吐出不良閾値テーブルには、4色の各インク濃度の組み合わせが20種類設けられており、その20種類の組み合わせにそれぞれ1つずつ吐出不良閾値が対応づけられている。また、その20種類の組み合わせに、テーブル番号[0]からテーブル番号[19]までの番号が、それぞれ1つずつ順番に付されている。なお、これ以降、4色の各インク濃度を分かり易く説明するために、4色の各インク濃度の組み合わせにおいて、Kのインク濃度が「a」、Yのインク濃度が「b」、Cのインク濃度が「c」、Mのインク濃度が「d」である場合は、インク濃度(a,b,c,d)と表記する。
図2(b)に示すように、吐出不良閾値テーブルにおいて、テーブル番号[0]には、インク濃度(100,0,0,0)と、吐出不良閾値「20」とが対応づけられている。また、テーブル番号[1]には、インク濃度(0,100,0,0)と、吐出不良閾値「80」とが対応づけられている。その他の各インク濃度の組み合わせについても、同様な説明となるので、その説明を省略する。
ここで、図3(a)を参照して、インク濃度と、受光量と、吐出不良閾値との関係について説明する。図3(a)は、インク濃度と、受光量と、吐出不良閾値との関係の一例を示す概略図である。
本実施形態では、吐出不良閾値テーブルに含まれている4色(CMYK)の各インク濃度の組み合わせで、記録用紙に画像が印刷された場合、その印刷位置が後述する印刷濃度メモリ90aに記憶される。そして、1ページ分の画像が全て印刷されたら、記憶された印刷位置の画像に対して、発光LED11a2により光が照射され、その画像から反射して戻ってくる光量が受光センサ11a3により検出される。なお、図6に示すように、記録用紙における右上を原点(0,0)とし、原点からの画像までの主走査方向(X方向)の距離がxであり、原点から画像までの副走査方向(Y方向)の距離がyである場合に、その画像の印刷位置を印刷位置(x,y)と表記する。
図3(a)に示すように、記録用紙に印刷されている画像は、その画像のインク濃度が高いほど、発光LED11a2から照射された光が、その画像(インク)に強く吸収される。よって、画像から反射する光の光量が減少し、受光センサ11a3により検出される受光量が減少する。一方、画像のインク濃度が低くなると、発光LED11a2から照射された光は、画像(インク)に吸収されにくくなる。よって、画像から反射する光の光量が増加し、受光センサ11a3により検出される受光量が増加する。
吐出不良閾値は、受光センサ11a3により検出される受光量が、正常な値であるか否かを判定するための値である。より具体的には、正常なインク濃度で印刷されている画像に対して、発光LED11a2により光を照射し、その反射した光の光量を受光センサ11a3により検出した場合の受光量である。
本実施形態では、1ページ分の画像が全て記録用紙に印刷された後、その記録用紙に印刷した画像に光を照射して、その反射光の光量(受光量)を受光センサ11a3により検出している。そして、その受光量が、吐出不良閾値以下である場合は、インク濃度が正常、又は、インク濃度が高い場合であるので、目詰まりなどなく、インクが吐出されていると判断している。一方、受光センサ11a3により検出した受光量が、吐出不良閾値を超えている場合は、インク濃度が低い場合であるので、インクの吐出不良であると判断している。
なお、印刷ヘッド11a1の各インク吐出口から吐出されるインクの量が、印刷ヘッド11a1ごとにバラツクことも考えられるので、そのバラツキを考慮して、吐出不良閾値を若干大きな値に設定しておいても良い。
ここで、図2(b)の説明に戻る。RAM90は、書換可能な揮発性のメモリであり、MFP10の各操作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。RAM90には、印刷濃度メモリ90aと、受光量測定位置テーブルメモリ90bと、受光量検出値メモリ90cとが設けられている。
印刷濃度メモリ90aは、記録用紙おいて画像を印刷した(インクを吐出した)全ての印刷位置と、それぞれの印刷位置に印刷した画像(印刷されているはずの画像)の4色の各インク濃度とを関連づけて記憶するためのメモリである。なお、ここで記憶されるインク濃度は、正常に印刷が行われた場合に、印刷位置に印刷されるべきインク濃度である。
受光量測定位置テーブルメモリ90bは、受光量測定位置テーブルが記憶されるメモリである。詳細については後述するが(図3参照)、受光量測定位置テーブルは、記録用紙に実際に印刷された画像のうち、4色の各インク濃度を測定する画像の測定位置(印刷位置)を記憶するためのテーブルである。
受光量検出値メモリ90cは、記録用紙上の受光量測定位置テーブルの測定位置で測定された4色の各インク濃度が記憶されるメモリである。
次に、図3(b)を参照して、受光量測定位置テーブルについて説明する。図3(b)は、受光量測定位置テーブルメモリ90bに記憶されている受光量測定位置テーブルの内容の一例を示す概略図である。
受光量測定位置テーブルは、記録用紙に実際に印刷された画像のうち、4色の各インク濃度を測定する画像の測定位置(印刷位置)を記憶するためのテーブルである。より具体的には、記録用紙に実際に印刷した画像のうち、吐出不良閾値テーブル(図2(b)参照)における4色(CMYK)の各インク濃度の組み合わせで印刷した画像の印刷位置が測定位置として記憶される。
また、受光量測定位置テーブルは、吐出不良閾値テーブルの各テーブル番号に対応する配列をそれぞれ有しており、吐出不良閾値テーブルにおける4色の各インク濃度の組み合わせで印刷された画像の印刷位置は、その組み合わせに対応する配列に、測定位置として記憶される。なお、受光量測定位置テーブルは、20個の配列で構成されており、各配列には、それぞれ順番に配列番号[0]〜配列番号[19]が付されている。また、受光量測定位置テーブルの配列番号[n]は、吐出不良閾値テーブルのテーブル番号[n]に対応している。
例えば、受光量測定位置テーブルの配列番号[0]は、吐出不良閾値テーブルのテーブル番号[0]に対応しており、そのテーブル番号[0]のインク濃度(100,0,0,0)で印刷された画像の印刷位置(x1,y1)が、測定位置として記憶される。また、受光量測定位置テーブルの配列番号[8]は、吐出不良閾値テーブルのテーブル番号[8]に対応しており、そのテーブル番号[8]のインク濃度(10,10,10,10)で印刷された画像の印刷位置が、測定位置として記憶される。その他の受光量測定位置テーブルの各配列についても、同様な説明となるので、その説明を省略する。
次に、図4を参照して、MFP10のCPU88により実行される印刷処理について説明する。図4は、MFP10の印刷処理を示すフローチャートである。この印刷処理は、特に、1ページ分の画像が記録用紙に印刷される度に、記録用紙に実際に印刷された画像のうち、吐出不良閾値テーブルに対応する画像の4色(CMYK)の各インク濃度を測定し、測定したインク濃度が閾値を超えていれば、印刷を中止するための処理である。また、この印刷処理は、例えば、パーソナルコンピュータから画像データの印刷要求がされた場合に実行される処理である。
印刷処理では、まず、給紙トレイ20から記録用紙を1枚取り込み(S1)、その取り込んだ記録用紙の地色を読み取り、記録用紙に照射する光の光量を補正する(S2)。具体的には、記録用紙に対して発光LED11a2により光を照射し、その反射した光の光量を受光センサ11a3により検出し、その検出した受光量に応じて、後述するS11の処理で照射する光の光量を補正する。
通常、発光LED11a2により照射する光の光量は、白色の普通紙に印刷された画像に照射する場合の光量に設定しており、記録用紙の地色が白以外である場合や、記録用紙が光沢紙である場合などには、反射する光の光量が白色の普通紙の場合と異なるので、照射する光の量を補正しなければならない。
例えば、記録用紙の地色が白以外の色である場合は、地色が白の場合よりも、照射された光が記録用紙に吸収され易くなるので、反射する光量が減少し、受光量も減少する。よって、照射する光量を増加させて、地色が白の場合と同様な光量を受光できるようにする。また、記録用紙が光沢紙である場合は、記録用紙の場合よりも、照射された光が多く反射されるので、受光量が増加する。よって、照射する光量を減少させて、記録用紙の場合と同様な光量を受光できるようにする。
S2の処理を実行することにより、普通紙や光沢紙などの記録用紙の種別に関わらず、インクの吐出不良が発生しているかを検出することができる。また、記録用紙の地色が白以外の色である場合でも、インクの吐出不良が発生しているかを検出することができる。
次に、RAM90の印刷濃度メモリ90aと、受光量測定位置テーブルメモリ90bとをそれぞれ初期化し(S3)、印刷要求されている画像データのうち、1ページ分の画像データを取得して、記録用紙への画像の印刷を開始する(S4)。そして、印刷ヘッド11a1により記録用紙に画像が印刷される度に、画像の印刷位置と、その印刷位置に印刷された画像(印刷されているはずの画像)の4色の各インク濃度とを関連づけて、印刷濃度メモリ90aに記憶する(S5)。
次に、1ページ分の画像の印刷が終了したかを判定し(S6)、1ページ分の画像の印刷が終了していない場合は(S6:No)、S5の処理を繰り返す。一方、1ページ分の画像の印刷が終了した場合は(S6:Yes)、色測定位置抽出処理を実行する(S7)。
ここで、図5を参照して、MFP10のCPU88により実行される色測定位置抽出処理について説明する。図5は、MFP10の色測定位置抽出処理を示すフローチャートである。この色測定位置抽出処理は、記録用紙に実際に印刷した1ページ分の画像のうち、吐出不良閾値テーブルにおける4色の各インク濃度の組み合わせで印刷した各画像の印刷位置を、4色の各インク濃度の組み合わせに対応させて、それぞれ測定位置として抽出するための処理である。
色測定位置抽出処理では、まず、印刷濃度メモリ90aに記憶されている記録用紙に印刷された各画像の印刷位置のうち、1つの印刷位置を取得し(S21)、その取得した印刷位置に関連づけられて、印刷濃度メモリ90aに記憶されている4色の各インク濃度の組み合わせを取得する(S22)。
そして、吐出不良閾値テーブルメモリ89aの吐出不良閾値テーブルの中に、S22の処理で取得した4色の各インク濃度の組み合わせがあるかを判定する(S23)。取得した4色の各インク濃度の組み合わせがある場合は(S23:Yes)、受光量測定位置テーブルメモリ90bにおける受光量測定位置テーブルの各配列のうち、S22の処理で取得した4色の各インク濃度の組み合わせに対応する配列位置に、S21の処理で取得した印刷位置を測定位置として記憶する(S24)。
S23の処理において、吐出不良閾値テーブルの中に、取得した4色の各インク濃度の組み合わせがない場合は(S23:No)、S24の処理をスキップして、S25の処理に移行する。
次に、印刷濃度メモリ90aに記憶されている印刷位置を全て取得したかを判定し(S25)、まだ取得していない印刷位置が残っている場合は(S25:No)、S21の処理に戻り、上述したS21〜S25の各処理を繰り返す。一方、全ての印刷位置を取得した場合は(S25:Yes)、この色測定位置抽出処理を終了する。
ここで、図4の印刷処理の説明に戻る。色測定位置抽出処理(S7)が終了したら、次に、測定位置が1つ以上抽出されたかを判定し(S8)、測定位置が1つも抽出されなかった場合は(S8:No)、S9〜S14の処理をスキップし、S17の処理へ移行する。一方、測定位置が1つ以上抽出された場合は(S8:Yes)、受光量測定位置テーブルメモリ90bの受光量測定位置テーブルに記憶されている測定位置を1つ取得する(S9)。
そして、インク濃度を測定する準備として、キャリッジが移動可能な主走査方向と、測定位置の画像とが交差する位置まで、記録用紙を副走査方向に戻し(搬送方向を反転させ)、受光センサ11a3の検出位置が測定位置と重なるまで、キャリッジを主走査方向に移動させる(S10)。これにより、キャリッジに搭載されている受光センサ11a3が、画像を検出可能な位置にセットされる。
次に、発光LED11a2により補正した光量の光を照射して、画像から反射されてくる光の光量(受光量)を受光センサ11a3により検出し、その検出した値をRAM90の受光量検出値メモリ90cに記憶する(S11)。
そして、吐出不良閾値テーブルメモリ89aの吐出不良閾値テーブルの中から、S9の処理で取得した測定位置に対応する吐出不良閾値を取得する(S12)。具体的には、S9の処理で取得した測定位置が記憶されている受光量測定位置テーブルの配列番号が[n]であれば、吐出不良閾値テーブルのテーブル番号[n]に対応づけられている吐出不良閾値を吐出不良閾値テーブルから取得する。例えば、S9の処理で取得した測定位置が、受光量測定位置テーブルの配列番号[1]に記憶されている場合は、吐出不良閾値テーブルのテーブル番号[1]に対応づけられている吐出不良閾値「80」を取得する。
次に、受光量検出値メモリ90cに記憶されている値が、取得した吐出不良閾値を超えているかを判定し(S13)、受光量検出値メモリ90cに記憶されている値が、取得した吐出不良閾値を超えている場合は(S13:Yes)、目詰まりやインク切れなどが発生し、インクの吐出不良が発生したので、取得した吐出不良閾値に対応する4つの各インク色(CMYK)のうち、少なくとも1つで、インクの吐出不良が発生したことを、LCD94などにより報知する(S15)。
なお、測定位置に印刷されている画像が単色であって、S13の処理において、吐出不良閾値テーブルのテーブル番号[0]からテーブル番号[7]までの何れかの吐出不良閾値が使用された場合に、検出した受光量が吐出不良閾値を超えていれば、その単色のインクで吐出不良が発生したことになる。よって、具体的に、その単色のインクで吐出不良が発生したことを、LCD94などにより報知しても良い。
S15の処理の後は、インクの吐出不良が発生した記録用紙を排紙トレイ21へ排出し、この印刷処理を終了する。即ち、画像データの印刷を中止する。
S13の処理において、受光量検出値メモリ90cに記憶されている値が、取得した吐出不良閾値以下である場合は(S13:No)、この測定位置においては目詰まりなどなくインクが吐出され、画像が正常に印刷されている場合であるので、続けて、他の測定位置のインク濃度の測定に移る。即ち、受光量検出値メモリ90cに記憶されている値が、取得した吐出不良閾値以下である場合は(S13:No)、受光量測定位置テーブルメモリ90bの受光量測定位置テーブルに記憶されている全ての測定位置を取得したかを判定する(S14)。
受光量測定位置テーブルの中に、まだ測定していない測定位置が残っている場合は(S14:No)、S9の処理に戻り、上述したS9〜S14の各処理を繰り返す。一方、受光量測定位置テーブルに記憶されている全ての測定位置を取得した場合は(S14:Yes)、S17の処理に移行する。
S17の処理では、1ページ分の画像の印刷が終了した記録用紙を排紙トレイ21へ排出し(S17)、印刷要求されている画像データに含まれている全ページを印刷したかを判定する(S18)。
印刷要求されている画像データのうち、まだ印刷していないページが残っている場合は(S18:No)、S1の処理に戻り、上述したS1〜S18の各処理を繰り返す。一方、印刷要求されている画像データの全ページを印刷した場合は(S18:Yes)、この印刷処理を終了する。
以上の図4の印刷処理により、1ページ分の画像が記録用紙に印刷される度に、記録用紙に実際に印刷された画像のうち、吐出不良閾値テーブルに対応する画像の4色(CMYK)の各インク濃度を測定し、測定したインク濃度が閾値を超えていれば、印刷を中止することができる。
よって、インクの吐出不良が発生した状態での印刷を抑制でき、プリンタ11で故障が発生することを抑制できる。また、記録用紙に実際に印刷された画像に基づいて、インクの吐出不良が発生したか否かを判定しているので、トンボ(トリムマーク)などの検出用マークを印刷することなく、インクの吐出不良を検出できる。従って、トンボ(トリムマーク)を印刷する場合よりも、インクの消費を抑制できる。
また、トンボ(トリムマーク)などの検出用マークを印刷しなくても、インクの吐出不良を検出できるので、トンボ(トリムマーク)を印刷できない「縁なし印刷」を行う場合に、特に有効である。
次に、図6および図7を参照して、上述した印刷処理が実行された場合の一例について説明する。図6は、画像データの1ページ目の画像が印刷された記録用紙の一例を示すイメージ図であり、図7は、画像データの2ページ目の画像が印刷された記録用紙の一例を示すイメージ図である。なお、図中のX方向は、キャリッジが移動する方向、即ち、画像が印刷される方向(主走査方向)であり、Y方向は、1ライン印刷後に、記録用紙が送られていく方向(副走査方向)である。
上述した通り、例えば、パーソナルコンピュータから画像データの印刷要求がされると、印刷処理が実行される。なお、ここでは、画像データに2ページ分の画像が含まれているものとする。そして、1ページ目の記録用紙には、図6に示すように、印刷位置A(x1,y1)に、インク濃度(100,0,0,0)で画像が印刷され、印刷位置B(x2,y2)に、インク濃度(0,100,0,0)で画像が印刷され、印刷位置C(x5,y5)に、インク濃度(0,0,50,0)で画像が印刷されるものとする。
また、2ページ目の記録用紙には、図7に示すように、記録用紙の印刷位置D(x21,y21)に、インク濃度(100,0,0,0)で画像が印刷され、印刷位置E(x22,y22)に、インク濃度(10,10,10,10)で画像が印刷され、印刷位置F(x23,y23)に、インク濃度(0,0,20,20)で画像が印刷されるものとする。
まず、1ページ目の記録用紙に、図6に示す画像が印刷されたとする。上述した通り、1ページ目の画像が記録用紙に記録されている間は、印刷ヘッド11a1により画像が印刷される度に、それぞれの画像の印刷位置と、その印刷位置に印刷した画像(印刷されているはずの画像)の4色の各インク濃度とが関連づけられて、印刷濃度メモリ90aに記憶される。
つまり、1ページ目の画像が記録用紙に印刷された後は、印刷濃度メモリ90aに、印刷位置A(x1,y1)と、インク濃度(100,0,0,0)とが関連づけられて記憶されている。また同様に、その他の各印刷位置と、その印刷位置のインク濃度とがそれぞれ記憶されている。
そして、印刷濃度メモリ90aに記憶されている4色の各インク濃度の組み合わせのうち、吐出不良閾値テーブルメモリ89aの吐出不良閾値テーブルの中にあるインク濃度の組み合わせが抽出され、その抽出された各インク濃度の組み合わせに関連づけられて、印刷濃度メモリ90aに記憶されている印刷位置が測定位置として、受光量測定位置テーブルメモリ90bの受光量測定位置テーブルに記憶される。
例えば、印刷濃度メモリ90aの中では、インク濃度(100,0,0,0)と、インク濃度(0,100,0,0)と、インク濃度(0,0,50,0)とが、それぞれ吐出不良閾値テーブルの中にあるインク濃度である。よって、それぞれの4色の各インク濃度に対応する印刷位置A(x1,y1)、印刷位置B(x2,y2)、及び、印刷位置C(x5,y5)が測定位置として、受光量測定位置テーブルに記憶される。
なお、4色の各インク濃度の組み合わせが吐出不良閾値テーブルに記憶されている場合に、その組み合わせの記憶されているテーブル番号が[n]であれば、その組み合わせに対応する印刷位置が、受光量測定位置テーブルの配列番号[n]に、測定位置として記憶される。例えば、インク濃度(100,0,0,0)は、吐出不良閾値テーブルのテーブル番号[0]に記憶されているので、インク濃度(100,0,0,0)に対応する印刷位置A(x1,y1)は、受光量測定位置テーブルの配列番号[0]に、測定位置として記憶される。
このようにして、1ページ分の測定位置が、受光量測定位置テーブルに全て記憶されると、各測定位置における受光量が1つずつ受光センサ11a3により検出され、検出された値(受光量)と、測定位置に対応する吐出不良閾値とが比較される。
例えば、1ページ目の記録用紙において、受光量測定位置テーブルの配列番号[0]の測定位置(即ち、印刷位置A(x1,y1))で受光量が検出され、受光量「15」が検出されたとする。なお、受光量測定位置テーブルの配列番号[n]に対応する吐出不良閾値は、吐出不良閾値テーブルのテーブル番号[n]の吐出不良閾値であるので、配列番号[0]の吐出不良閾値は「20」となる。
測定位置(印刷位置A(x1,y1))で検出された受光量「15」は、吐出不良閾値「20」よりも小さいので、インク濃度が正常、又は、インク濃度が高いと判定される。よって、目詰まりなどなく、インクが吐出されているので、この後は、次の測定位置における受光量が検出され、その測定位置に対応する吐出不良閾値との比較が行われる。即ち、印刷位置B(x2,y2)で検出された受光量と、吐出不良閾値「80」(テーブル番号[1]参照)との比較、及び、印刷位置C(x5,y5)で検出された受光量と、吐出不良閾値「15」(テーブル番号[6]参照)との比較が行われる。
そして、受光量測定位置テーブルの中の全ての測定位置において受光量が検出され、各受光量がそれぞれ吐出不良閾値以下であれば、1ページ目の記録用紙が排紙トレイ21に排出され、2ページ目の記録用紙に、図7に示す画像が印刷される。一方、何れかの測定位置で検出された受光量が、吐出不良閾値を超えている場合は、インク濃度が低い場合であり、インクの吐出不良が発生しているので、インクの吐出不良の発生が報知され、1ページ目の記録用紙のみが印刷され、印刷が中止される。本実施形態では、このように、インクの吐出不良が発生した場合には、残りページの印刷が中止されるので、不要なインクの消耗、及び、不要な記録用紙の消耗を抑制できる。
また、本実施形態の吐出不良閾値テーブルでは、4色の各インク濃度の組み合わせを20種類設けており、単色のインク濃度の組み合わせ(テーブル番号[0]〜[7]参照)と、2色以上の混合色のインク濃度の組み合わせ(テーブル番号[8],[9],[19]参照)とを設けている。
よって、記録用紙に印刷される画像が、単色であっても、混合色であっても、インクの吐出不良の発生を検出できる。また、吐出不良閾値テーブルの4色の各インク濃度の組み合わせの種類を増やせば、より多くの種類の画像で、インクの吐出不良の発生を検出することができるので、インクの吐出不良の検出精度を向上させることができる。
また、本実施形態の吐出不良閾値テーブルでは、単色のインク濃度の組み合わせを複数種類設けている。例えば、黒色であれば、インク濃度(100,0,0,0)(テーブル番号[0]参照)と、インク濃度(50,0,0,0)(テーブル番号[4]参照)とを設けている。よって、より多くの種類の画像で、インクの吐出不良の発生を検出することができるので、インクの吐出不良の検出精度を向上させることができる。
2ページ目の記録用紙も、1ページ目の記録用紙の場合と同様に、まず、印刷位置D(x21,y21)、印刷位置E(x22,y22)、及び、印刷位置F(x23,y23)が測定位置として受光量測定位置テーブルに記憶される。
その後、印刷位置D(x21,y21)で検出された受光量と、吐出不良閾値「20」(テーブル番号[0]参照)との比較、印刷位置E(x22,y22)で検出された受光量と、吐出不良閾値「25」(テーブル番号[8]参照)、及び、印刷位置F(x23,y23)で検出された受光量と、吐出不良閾値「20」(テーブル番号[9]参照)との比較が、それぞれ行われる。
そして、各測定位置における各受光量が、それぞれ吐出不良閾値以下であれば、2ページ目の記録用紙が排紙トレイ21に排出され、印刷が完了する。一方、何れかの測定位置で検出された受光量が、吐出不良閾値を超えている場合は、インクの吐出不良が発生しているので、インクの吐出不良の発生が報知され、印刷が中止される。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施形態は、4色のインクを使用して記録用紙に画像を印刷する実施形態であるが、1色のインクしか使用しない場合でも、4色以上のインクを使用する場合でも、本発明を適用することができる。
また、本実施形態は、インクジェット方式のプリンタ11により記録用紙に画像を印刷する実施形態であるが、レーザプリンタや、熱転写方式や、昇華方式のプリンタなどでも、本発明を適用することができる。
また、本実施形態では、印刷ヘッド11a1により画像が印刷される度に、それぞれの画像の印刷位置と、その印刷位置に印刷した画像(印刷されているはずの画像)の4色の各インク濃度とを関連づけて、印刷濃度メモリ90aに記憶しているが、画像データに基づいて、それぞれの画像の印刷位置と、その印刷位置に印刷した画像(印刷されているはずの画像)の4色の各インク濃度とを関連づけて、印刷濃度メモリ90aに記憶するように構成しても良い。
また、本実施形態では、1ページ分の画像が記録用紙に印刷された後に、受光量を測定して、インクの吐出不良が発生しているかを判定しているが、印刷を行いながら受光量を検出して、インクの吐出不良が発生しているかを判定しても良い。このように構成すれば、1ページ分の画像が記録用紙に印刷された後の受光量の検出時間を短縮できるので、印刷開始から終了までの時間を短縮できる。例えば、キャリッジにおいて、印刷ヘッド11a1、発光LED11a2、及び、受光センサ11a3を配置する場合に、画像を印刷する方向(図6のX方向)に向かって、始めに受光センサ11a3を配置し、次に発光LED11a2を、最後に印刷ヘッド11a1を配置する。または、キャリッジにおいて、記録用紙が送られていく方向(図6のY方向)に向かって、始めに受光センサ11a3を配置し、次に発光LED11a2を、最後に印刷ヘッド11a1を配置する。この配置により、画像を印刷したら、続けて、印刷した画像についての受光量を検出できる。
また、本実施形態の色測定位置抽出処理では、記録用紙に実際に印刷された画像のうち、吐出不良閾値テーブルに対応する画像の4色の各インク濃度を抽出しているが、吐出不良閾値テーブルに対応する画像が無い場合は、吐出不良閾値テーブルにおける4色の各インク濃度の組み合わせに、最も近いインク濃度で印刷された画像の各インク濃度を抽出するように構成しても良い。このように構成にすれば、各記録用紙において、少なくとも1以上の測定位置を抽出できるので、インクの吐出不良の検出精度を向上させることができると共に、インクの吐出不良が検出される確率を高めることができる。
また、本実施形態では、吐出不良閾値テーブルを設けて、4色の各インク濃度に対応する吐出不良閾値を記憶しているが、吐出不良閾値を記憶せずに、4色の各インク濃度から吐出不良閾値を算出する計算式を記憶しておくように構成しても良い。例えば、吐出不良閾値テーブルを設けておく場合は、4色の各インク濃度の種類が多くなると、吐出不良閾値を記憶するための領域も多く確保する必要があるが、吐出不良閾値を算出する計算式を記憶するように構成すれば、計算式を記憶する領域のみを確保すれば良いので、記憶領域の消費を抑制することができる。
本発明の印刷装置の一例であるMFPの外観斜視図である。 (a)は、MFPの電気的構成を示すブロック図であり、(b)は、吐出不良閾値テーブルの内容の一例を示す概略図である。 (a)は、インク濃度と、受光量と、吐出不良閾値との関係の一例を示す概略図であり、(b)は、受光量測定位置テーブルの内容の一例を示す概略図である。 MFPの印刷処理を示すフローチャートである MFPの色測定位置抽出処理を示すフローチャートである。 1ページ目の画像が印刷された記録用紙の一例を示すイメージ図であり、 2ページ目の画像が印刷された記録用紙の一例を示すイメージ図である。
符号の説明
10 MFP(印刷装置の一例)
11a1 印刷ヘッド(印刷手段の一例)
11a2 発光LED(検出手段の一部の一例)
11a3 受光センサ(検出手段の一部の一例)
89a 吐出不良閾値テーブルメモリ(記憶手段の一例)
S2 調節手段の一例
S5 基準濃度取得手段の一例
S12 特定手段の一例
S13 判断手段の一例
S15 制御手段の一例

Claims (5)

  1. 画像データに基づいて記録媒体にインクを吐出し、前記記録媒体に画像を印刷する印刷手段を備えた印刷装置において、
    基準インク濃度に対応する閾値を記憶する記憶手段と、
    前記画像データから前記画像の一部である所定領域の前記基準インク濃度を取得する基準濃度取得手段と、
    その基準濃度取得手段によって取得された前記基準インク濃度に対応する閾値を前記記憶手段に基づいて特定する特定手段と、
    前記印刷手段によって前記記録媒体上に印刷された前記所定領域のインク濃度を検出する検出手段と、
    その検出手段によって検出された前記所定領域のインク濃度が、前記特定手段によって特定された閾値よりも薄いかを判断する判断手段と、
    その判断手段によって薄いと判断された場合に、吐出不良である旨を報知、及び/又は、印刷を中止する制御手段とを備えていることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記基準インク濃度は、複数種類設定されており、
    前記記憶手段は、前記複数種類の基準インク濃度の各々に対応する閾値を記憶し、
    前記基準濃度取得手段は、前記複数種類の基準インク濃度の中から、少なくとも一以上の基準インク濃度を取得することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記複数種類の基準インク濃度のうちの一つは、複数インク色の各インク濃度によって設定されており、
    前記基準濃度取得手段は、前記複数インク色の各インク濃度によって設定されている基準インク濃度を取得する場合には、前記複数インク色の各インク濃度が一致する基準インク濃度を取得することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記検出手段は、前記記録媒体上に印刷された前記所定領域に向けて光を照射し、その反射光量を前記所定領域のインク濃度として検出するものであり、
    その検出手段によって照射する光の光量を、前記記録媒体の種別に応じて調節する調節手段を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 画像データに基づいて記録媒体に記録材料を付着させて画像を印刷する印刷手段を備えた印刷装置において、
    基準記録材料濃度に対応する閾値を記憶する記憶手段と、
    前記画像データから前記画像の一部である所定領域の前記基準記録材料濃度を取得する基準濃度取得手段と、
    その基準濃度取得手段によって取得された前記基準記録材料濃度に対応する閾値を前記記憶手段に基づいて特定する特定手段と、
    前記印刷手段によって前記記録媒体上に印刷された前記所定領域の記録材料濃度を検出する検出手段と、
    その検出手段によって検出された前記所定領域の記録材料濃度が、前記特定手段によって特定された閾値よりも薄いかを判断する判断手段と、
    その判断手段によって薄いと判断された場合に、印刷不良である旨を報知、及び/又は、印刷を中止する制御手段とを備えていることを特徴とする印刷装置。
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